最新書き込み20件表示
携帯トップ

1:【花の都の】キャプテン岬2【色物達】
452 名前:キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI [2019/04/23(火) 14:46:49]
人生の岐路に立ったところで、本日はこれまでと致します。
なお、大連休中の投稿については、旅行に出かけるためおそらくは
投稿できないかと思います。文章が書きあがりましたらスマートフォンから
登校したいとは思いますが、どれだけ書き進められるかは分からない以上、
皆様はどうか気にせずに連休を楽しんでいてください。
万一投稿が出来ましたら、Twitterにて報告いたします。
それでは皆様、大連休が良いものとなりますように。

2:【花の都の】キャプテン岬2【色物達】
451 名前:キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI [2019/04/23(火) 14:42:50]
【WARNING!】【WARNING!】【WARNING!】【WARNING!】
【WARNING!】【WARNING!】【WARNING!】【WARNING!】
                                   
今回の選択で重大な事、優君の生命と岬君の進退を決めなければなりません。
この判断次第で今後の護衛そして交流関連の判定に差が発生します。

ミスとなる判定を選択しましてもその後の選択で十分に取り返しはつきます。
ただ、いかに創作の物語であっても人1人の命と多くの人達の将来に影響を及ぼすものであり、
真剣に考えて選択する事を望んでおります。


A 岬「皆さん、どうか僕に命をください」
B 岬「僕1人でも優君を助け出します」
C 岬「正直、逃げ出したくてたまりません」(判定あり)
D 岬「(じっと黙って、3人の反応を探ってから答えよう)」(判定あり)
E 岬「(ただじっと見つめる事で、答えとするしかない)」(判定あり)
F 岬「皆さんの心の整理がつきましたら、無間神社へ来てください。そこで決心を述べます」
G 岬「警察などに通報すべきではないかと、僕達には手が負えません」
H その他、自由回答(要3票)


2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
なお、今回に限り投票開始は平成31年4月23日の午後9時からとなります。
【本日午後9時以前の投票は無効になる】ので、何卒ご了承願います。
議論はそれまでもそれからもよく考え議論して、選択を行ってください。

3:【花の都の】キャプテン岬2【色物達】
450 名前:キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI [2019/04/23(火) 14:39:34]
僕は勾玉に関わる事全てを、包み隠さず話した。
沙織さんの事、無間神社でのやり取りと下されたお告げ、光る勾玉に込められた意味。
あずみは何度も目を丸くし、千早は何回も顔を蒼ざめ、
聖薇はじっと目をつむり口を堅く締めながら、僕の話を聴きいってくれているようだった。

早乙女「それで、いつまでに行動しなければいけません」
岬「遅くとも1年後というところしか、分かりません。もう1度神社に出向いて伺ってこないと」
早乙女「そう」

この段階に至ってもこの母親は、子供の悪ふざけ話をのぞき聞きでもしているかのような
笑みを崩さぬまま、僕の話を聴いている。

岬「(そのくせこの人を見つめるたびに、息が詰まるような、威力を感じる。こんな事は何でもないというのか?)」
早乙女「岬君」
岬「は、はいっ!」
早乙女「そろそろ訊かせてください。あなたはどうすべきと思うか、そしてどうしたいか」

遂に訊かれた。いつかは誰かに問われると考え、それゆえに何日も1人思い考え悩み、
それでいて決意がつかなかった選択を、遂に決めなくてはいけない。

岬「(僕は……こうする)」

4:【花の都の】キャプテン岬2【色物達】
449 名前:キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI [2019/04/23(火) 14:37:22]
友達の家の昔話に、皆すっかり関心が向かっている。母親はニコニコとしながら、再び語り継ぎ始めた。


早乙女「もう1つはこれから一族に試練が訪れる前に、事前に察知し覚悟を固められるようにと渡されたわ。
    玉のように高貴な光沢を放ち、神社の祭具にして生命の象徴、
    そして危機を感ずるや持ち主を照らし出し、覚悟の時を告げる、勾玉をね」



勾玉。



その言葉で僕も皆もハッとした。和気あいあいの空気がピシリと締まる。母親だけは微笑を崩していないが、
その顔から体から、神託時の沙織さんと同じ底知れぬ威圧が発せられていた。

早乙女「岬君」
岬「は、はい」
早乙女「あなたが持っている勾玉について、詳しく教えてください。
    どうしてあなたがこれを持っていたのか、何を告げられたのか、
    そしてあなたがどう行動していきたいかについて」

5:【花の都の】キャプテン岬2【色物達】
448 名前:キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI [2019/04/23(火) 14:36:07]
早乙女「うちの、早乙女家のご先祖様についての話よ。
    昔々、安芸の国、早乙女家が広島の大名だった毛利家に仕えるお侍様だった頃の話。
    関が原で敗者となった毛利家は領地を減らされたうえ、広島から山口へと移るよう命令されたのは知っているわね。
    家来である早乙女家もついていかなければいけなくなった訳だけれども、
    その頃の家中は身分が低く貧しかったから、更に狭くなった見知らぬ領地への移住、
    それ以前にそこまで行くまでの食べ物すらなくて、みんな途方に暮れていたそうね。
    調達の目途もつかず困り果てた一族の当主は、
    早乙女家代々の守り神を祀る鏡山に向かって、これからどうすべきかを伺おうとしたの」

何やら聞き覚えのある地名が耳に入る。既に母親は聖薇だけではなく、僕達全員を見据えるように視点を移していた。

早乙女「巫女の体を借りて現れた神様は当主に、2つの授け物を渡しました。
    1つ目は鎮守の森になる実から作られたトチ餅よ。
    神力のこもった餅を噛み続ける間空腹を感じず、力尽きる事無く歩き続けられると告げられたの。
    お告げに従い一族皆神様の餅を移動中ずっと噛みながら向かったら、
    他の食べ物を一口も入れず1人も欠ける事無く、領地に無事たどり着けたというわ」

聖薇「広島から山口まで。大変だったでしょう」
千早「お餅にそんな力が」
あずみ「あんたのところ、昔は結構苦労してたんだねえ。で、もう1つの授け物って?」
早乙女「ふふふ、それはね」

6:【花の都の】キャプテン岬2【色物達】
447 名前:キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI [2019/04/23(火) 14:34:45]
マロニエ餅の味に満足した僕達を見て、母親は満足げだ。その満ち足りた表情で母親は、娘へと話しかける。

早乙女「おもちね、ふふ、懐かしいわ。聖薇は覚えているかしら」
聖薇「覚えている、とは」
早乙女「あら、忘れた?まだ小さかった頃に、初めて聖薇がおもちを口に入れた時の事。
    食べようとしたはいいけど、いつまでたっても噛み切れなくて、泣いちゃったでしょう」

えっ、と聖薇が軽く声を上げた後、ギクリとした顔つきになる。
案の定、僕の隣にいるきな粉まみれの少女は、仇敵の過去の失態を知ってニヤニヤと意地の悪い笑みを浮かべていた。
とうの母親はそんな事は気づいてもいないという風に話を続ける。

早乙女「昔の事を思い出すわ。母さんもその時の聖薇ぐらいの頃は、
    やっぱりおもちを噛んでも噛んでも噛み切れなくて、泣きそうになったの。
    そんな時におばあ様、聖薇にとってはひいおばあ様が、私を膝に乗せて昔話をしてくれたものね」

心なしか語調がうっとりとしたような気がする。聖薇の方はというと
こちらも初耳だったらしく、興味津々といった顔で母に尋ねていた。

聖薇「ひいおばあ様が。どんな話をしてくださったのですか?」

7:【花の都の】キャプテン岬2【色物達】
446 名前:キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI [2019/04/23(火) 14:32:56]
席についた僕は、色とりどりに彩られた様々なマロニエ料理を見つめていた。
正面に折り目正しく並ぶ箸を共にして、お椀に餡子が入ったぜんざいが鎮座し、そのぜんざいを要とした扇状に、
焼いてきつね色がかった草焼餅、クルミやジャガイモが入っているまぜ餅、
餅の傍らに醤油、すりおろしたゴマにきな粉が添えられたものが、それぞれ小皿により分けられていた。

これだけの説明だと単に雑然とした、洋式空間にそぐわぬ不調和な配膳というだけで終わる。
けれども、この早乙女の母親が食卓を整えると、まるで清潔な前衛芸術とも言うべきものをそっと用意したような、
さり気なくも目が覚める清新な空間が生み出されていた。

千早「はむ、あむ、はむ」

すっかり和やかな雰囲気の中、心底幸せそうな顔をして、箸に2つも餅をつまみながら頬張っている。

あずみ「アクが強いっていうからどんだけ苦いかと思ったけど、結構イケるわ。そう思うでしょ岬君も」

口にゴマときな粉をまぶしたあずみちゃんが、僕に同意を求めてくる。
栗のような実をつぶし、もち米とこね合わせてできたこの餅、
ほのかに青臭みを感じる他は苦みも渋みも無く、かえって単調なもち米餅にクセを与えてくれている。

岬「うん。いくらでも食べられそうだよ」
早乙女「ふふ、よかった」

8:【花の都の】キャプテン岬2【色物達】
445 名前:キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI [2019/04/23(火) 14:31:54]
              第25話『Sub rosa』



洗面所にて身なりを整え食卓に向かいドアを開けると、シャンデリアに赤いバラが爛々と掲げられていた。

あずみ「あっ、バラだ。キレイねー」
千早「いい香り。バラの香りに包まれながらおもちを食べるのも、おいしそう」

あずみちゃんは昼食時に見られなかった、濃いワイン色をたたえた花の色合いに感心している。
千早の方はすっかり元気になったらしく、バラの下で食べる餅の味を思い浮かべているようだ。

聖薇「母さん、これは」

最後の1人は他の2人とは異なり、困惑した顔つきで母親に尋ねる。その母親はくすりとした笑みで問いを受け流し、

早乙女「さあ、皆さんどうぞ」

と、僕達に着席を促していた。あまりにさらりと流され発言の機会を失った聖薇は、
何となく落ち着かない様子で椅子に座らざるを得なくなった。

9:【花の都の】キャプテン岬2【色物達】
444 名前:森崎名無しさん [2019/04/21(日) 23:14:28]
すみません、私事で本日は投稿を休ませてください。
文章自体は書き上がっていますので、こちらの都合により明日か明後日の午後か夜に
投稿いたしますので、何卒もう少しお待ちください。

10:【花の都の】キャプテン岬2【色物達】
443 名前:キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI [2019/04/21(日) 22:16:29]
すみません、私事で本日は投稿を休ませてください。
文章自体は書き上がっていますので、こちらの都合により明日か明後日の午後か夜に
投稿いたしますので、何卒もう少しお待ちください。

11:【選抜の】私の巫女様14【蒼空へ】
71 名前:私の巫女様 ◆Miko/icOEk [2019/04/15(月) 18:35:47]
>>70
いえ「メーッシッシッシ」って鳴くゾンビィが湧きました
死んでも夢を叶えたいし死んでも夢は叶えられる
それは絶望ではなく希望なので
脈がなくても突き進む奴らです

12:【選抜の】私の巫女様14【蒼空へ】
70 名前:森崎名無しさん [2019/04/15(月) 16:06:10]
もしかしてリザベーションですか!?
前半に哩が得点してると後半に姫子が必ず入れるとか?

13:【花の都の】キャプテン岬2【色物達】
442 名前:キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI [2019/04/14(日) 22:52:09]
話が長くなり、選択肢もありませんが、本日はここまでにいたします。

なお、優君の設定については、鈴木貫太郎P様の動画
『【超NovelsM@ster】 ありえたかも知れない未来』の「そのなな」と「そのはち」
での設定を参考にしております。設定利用の許可をくださいました
鈴木貫太郎P様、誠にありがとうございました。

『【超NovelsM@ster】 ありえたかも知れない未来 そのなな』
https://www.nicovideo.jp/watch/sm17543021

『【超NovelsM@ster】 ありえたかも知れない未来 そのはち』
https://www.nicovideo.jp/watch/sm17559429

14:【花の都の】キャプテン岬2【色物達】
441 名前:キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI [2019/04/14(日) 22:48:03]
そうしてしばらく一緒にいて千早の震えも止まった頃に、コホンと1つ、小さな咳が横から聞こえる。
ギョッとして振り向くと、聖薇とあずみが数歩分横に立っていた。
聖薇の顔は憂色深く、あずみは申し訳なさげに顔をそらしている。

聖薇「岬さん、如月さん。料理ができたと母から言伝がありました。一緒に行きましょう」
千早「早乙女さん、早川さん、聞いてたの?」

赤くなった目を2人に向けて、分かり切った事を尋ねる。
聖薇は眼鏡の縁を押さえたまま押し黙る。何と言っていいのか分からないのだ。

呼びかけに答えたのは、あずみだった。

あずみ「あたし達、確かに全部聞いちゃった。でも信じて、あたしは千早の事友達だと思ってる。
    だから私にできる事は何でもするし、悪い事言う奴がいたらブン殴ってやる。
    コイツだってあたしにとってはいけ好かない奴だけど、困っている人がいたら
    その人のためだけに一生懸命頑張ってくれる。だから大丈夫。そうでしょ、聖薇?」

聖薇「はい。私は非力ですが、力があろうがなかろうが苦しむ人悲しむ人を助けるのは
   風紀委員長、いえただの人間としての聖薇として当然のつとめ。痛苦を取り除くのに力を尽くします。
   ですからどうか、私達を信じて、頼ってください」

私心の無いまっすぐな言葉に、千早は目頭を押さえながら体を起こし、ありがとうと小さな声で答え、
2人に連れられてル・エストへと向かって行ったのだった。

15:【花の都の】キャプテン岬2【色物達】
440 名前:キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI [2019/04/14(日) 22:46:19]
千早「フランスに来る少し前、朝早く起きてみると優が自分の部屋で絵を描いていたの。
   尋ねてみると夜から一眠りもせずに描き続けていたって。叱ろうとしたら表情も変えずにこう言ったわ。
  『だってぼく、明日死ぬかもしれないんだよ?1枚でも多く描いて生きてたんだっていうしょうこを残したいんだ』」

岬「明日、死ぬかあ」

あまりの言葉に、ため息と共にうめきに似たつぶやきが出てしまった。

岬「(『雨の予報が出てたから傘持っていくよ』
   そんなレベルで自分の短命を確信してしまっているなんて。これからの事をどうやって伝えれば)」

生還の代償は大きく、僕が背負うべき責任は途方もなく大きいものとなった。だが僕には頭を抱える事すらできなかった。

千早「岬君に優を助けてもらってから、段々怖くなってきたの。
   自分の命なんて長くないからいいやと思って、道路に飛び出したんじゃないかって。
   優にきいたら本当にそう言いそうな気がする。岬君、わたし、どうしよう!怖い、怖い……」

愁声を越えて悲哀極まり、頭を伏し顔を手で覆い震えだす。
そんな千早に対しかける言葉も見つからず、ただ黙って背中をさする事しかできなかった。

16:【花の都の】キャプテン岬2【色物達】
439 名前:キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI [2019/04/14(日) 22:43:53]
千早「昔、まだ日本にいた頃、私と優の2人でお祭りに出かけた事があった。
   その帰り道に落とし物を拾おうとした優へ、車が飛び込んできた」

そう言った後、千早はギュッと堅く目をつぶった。幼い日の惨劇が脳裏を駆けめぐったのだろう。
嫌な記憶を振りちぎるように頭を振った後、話を続ける。

千早「万一の覚悟を、とまで告げられたほどの大怪我だったけど、何とか命は取りとめた。
   動かなくなった腕もリハビリのおかげで動かせるようになった。でも心は」

そこまで語ったところで千早の口が詰まる。僕は千早の袖を軽くつまみ、もう一方の手で通路路肩を指さし、
促すように自分から縁石に腰を下ろす。一連の仕草から意思を察してくれたらしく、
かすかに頭を下げ僕の隣へ寄り添うように座り、切なげに息をついた後、話を続けた。

千早「撥ねられた時の激痛か生死の境をさまよった体験のせいか。
   退院してからも優は苦しい苦しいとうめき続けて、眠る事もできなかった。
   起きている時も時々、カチカチと歯を鳴らしながら金縛りにあったみたいに体が動かなくなった。
   母さんに連れられてアメリカに渡り、PTSDを診てもらえるお医者さんに出会ってから、
   だんだん落ち着いてきて不眠も金縛りも無くなった。これで大丈夫だと思ったのだけど」

17:【花の都の】キャプテン岬2【色物達】
438 名前:キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI [2019/04/14(日) 22:41:45]
千早「そうよ、岬君は優を助けてくれた。大丈夫よ」

しばらくして、自分に言い聞かせる口調でつぶやいた後、僕に触れるか触れないかの距離まで近づき、そっと袖を引く。

千早「ちょっと外へ出て、人がいない所で」

そう言われてチラリと視線を横に動かしてみる。
あずみちゃんと聖薇はにらみ合いに飽きたのか、2人とも椅子から離れ店内をブラブラしている。

岬「(視線がこっちに向く気配もない。それでも外か、よほどデリケートみたいだ)」

どうもただ事ではなさそうだ。そんな気配を悟られぬよう何気ない具合に2人へ外出すると告げ、外に向かう。
マロニエを横に抜けル・エストと大通りの中間まで来たところで千早が立ち止まり、口を開く。

千早「岬君は、PTSDって知ってる?」

聞き慣れない言葉が耳に飛び込む。PTSD。意味を考える間もなく答えが返ってきた。

千早「日本語で『心的外傷後ストレス障害』。強い精神的ショックが心にダメージを与え、
   その後遺症で強い恐怖や緊張を引き起こす症状よ」

そこまで告げてから視線を僕ではなく大通りへと向ける。騒音こそパリにしては静かだが、
車は欧州屈指の大都市らしく引っ切り無しに行き交っている。そんな車の群れを見てから僕の方に向き直し、告白した。


千早「優は昔、車に轢かれたの」

18:【花の都の】キャプテン岬2【色物達】
437 名前:キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI [2019/04/14(日) 22:40:23]
          第24話『事が起こってしまった故に』



B 優の過去について尋ねる
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
岬「(どうも引っかかるな)」

千早とやり取りを交わしていて、フッと違和感が差し込む。

岬「(『関心が外に向かう事もなかった』?
   どういう事だ、何かあったのか?それまでは外の世界に興味が無かったという事になる。訊いてみよう)
   そうか、優君は今色んな事に興味があるんだ」
千早「え、ええ」
岬「昔はそうじゃなかったみたいだけど、そのあたりの事について教えてもらえないかな」
千早「あの、それは」
岬「僕は命を賭けて優君を守る」

目の前の少女はハッとした顔になって、僕に見入る。彼女が次の反応を示す前に、語り続ける。

岬「僕は優君の力になりたい。前に間一髪で助かった時、あの子の口から出た言葉が『カセットは大丈夫ですか!?』
  怖がりも泣きもせず第一にそれ、その次に出たのが『ありがとうございます』だった。
  そう言って僕にお辞儀する姿を見て、優君は本当に優しい子なんだって感じたんだ。
  そんな子に2度と危ない目に遭ってほしくないし、優君の事をもっとよく知って友達になりたいと思っている。
  だからお姉さんの如月さんから、優君について訊きたいんだ」

弟と友達になりたい。誠意を込めた申し出を丁寧に、しかし叩きつけるような勢いで千早に告げる。
僕が語る勢いにたじろいだのか、視線をそらして黙り込んでいた。

19:なんでも雑談スレ7
763 名前:森崎名無しさん [2019/04/14(日) 09:40:59]
客を蔑ろにするような奴は粗が出るもんだね
コネでのし上がるとと尊大になるのかもな

20:なんでも雑談スレ7
762 名前:森崎名無しさん [2019/04/14(日) 09:00:54]
なんでどいつもこいつも自爆しやがるんだ

携帯トップ