キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【三日会わずんば】キャプテン松山10【刮目せよ】

1 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/03(日) 23:25:11 ID:???

キャプテン森崎のスピンアウト作品。東方サッカーネタのキャプテン森崎番外編作品です。
ただし主人公は松山光。何かと不遇な彼の発言や行動を第三者(ロムしている人)が
カードを引いたり、選択の中からひとつを選ぶ事によって進んでいきます。
筆者がわかってないなと思われたところの批判、意見は大歓迎です。雑談もOKです。

やっと厄とか憑き物落とせた!? キャプテン松山もこれで10スレ目! これからもよろしくお願いします。


前スレ

【荒鷲の】キャプテン松山9【巣立ち】
http://capmori.net/test/read.cgi?bbs=morosaki&key=1239541104



登場人物、あらすじ、練習の説明などテンプレは>>2からになります。


365 :森崎名無しさん:2009/05/10(日) 23:49:04 ID:???
狂信元がいなくては宙ぶらりんのような

366 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/10(日) 23:51:12 ID:???
>>365
う〜ん……それはそうですが
元々書いてある通り、>>355の自由選択は、発言はなく、行動のみなので。すみません。

367 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/11(月) 00:01:11 ID:???

再投票を行います。


どうしますか?


A 飛び掛って睡眠薬を嗅がせる
B 救援を求める
C 逃げる!
D その他 行動を併記してください



*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。


今日はここまで。
大金を得る最後の壁が思った以上に高くなっていますね……。


368 :森崎名無しさん:2009/05/11(月) 00:03:24 ID:T2BZpWxs
B

369 :森崎名無しさん:2009/05/11(月) 00:07:39 ID:ZGkEqGac


370 :森崎名無しさん:2009/05/11(月) 00:14:08 ID:XfAvilcE


371 :森崎名無しさん:2009/05/11(月) 02:07:47 ID:r7ZFxNxY
B

372 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/11(月) 15:21:27 ID:???

B 救援を求める


気付かれた。自分だけでは如何ともしがたい。
それだけ先に決めて、松山は誰かの手助けを考えたが……そこでさらに思考を重ねる。

松山「(大声で呼べば必ず助けはくるだろう。けど俺の仕事じゃなくなる……)」

屋根の上から状況と成り行きは見守ってる筈だし、もしかしたら誰か既に援護体勢に入ってるかもしれない。

ヴァニラ・アイス自身は松山を値踏みしてるようで、僅かな時間の猶予はある。
まだ布は手に持ってるし、援護で注意が逸れたら再挑戦もできる。

そこで松山は直接助けを呼ぶか、援護を待つかで選択することにした。


373 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/11(月) 15:21:39 ID:???

どうしますか?


A 誰か呼ぶ
B 援護を待つ
C ランダムに賭ける


*Bの場合、霊夢、萃香、レミリア、(ポブルセン?)の誰かがランダム援護します。低確率で援護なし。
*Cの場合は完全ランダムですが、上記以外(未登場キャラ含め)のキャラの助けがあるかも?

*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。



出かけてきます。続きは後ほど。


374 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/11(月) 15:30:04 ID:???
若干の補足を。

Bの場合、援護してくれたキャラクターに借りができます。
好感度の低い紅魔館のレミリアの貸しは結構高くつくかも。
ポブルセンだったなら……いや、まぁその。

375 :森崎名無しさん:2009/05/11(月) 15:58:51 ID:phQJNZxc


376 :森崎名無しさん:2009/05/11(月) 16:22:12 ID:GSQuUrpM


377 :森崎名無しさん:2009/05/11(月) 16:28:56 ID:JVnRonKo


378 :森崎名無しさん:2009/05/11(月) 16:36:17 ID:VvGqXo5Y


379 :森崎名無しさん:2009/05/11(月) 16:36:28 ID:UIe/uMhY
B
きっと、霊夢が助けてくれる!それに賭けるしかない!

380 :森崎名無しさん:2009/05/11(月) 16:43:28 ID:???
答え@ハンサムの松山は突如反撃のアイデアがひらめく
答えA仲間がきて助けてくれる     
答えBかわせない。 現実は非情である。

381 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/11(月) 21:03:43 ID:???

B 援護を待つ


松山は、動かずチャンスを待つことにした。
ここでむやみに動いたら、援護の機会を潰してしまいかねない。そう冷静に判断してのことだった。

その間にヴァニラ・アイスは、目の前にいる人間、松山に質問を投げかけてきた。

ヴァニラ・アイス「聞こえなかったのか……? きさまはだれで……ここはどこだ?」

故意としか思えない間延びさせた口調は、その裏に、色々と知りたくない感情を抑えつけてる風だった。

松山「……」

プレッシャーを前に、うまく声が出せないので、代わりに喋れないのを示すジェスチャーをする。

それで松山が喋れないと早合点したのか、ヴァニラ・アイスは思案するような素振りを見せた。

その時、援護が……!?


382 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/11(月) 21:03:57 ID:???

先着で


援護の弾は!? → ! card


と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マークと数値で分岐します。


ダイヤ→ 霊夢の光弾がヴァニラ・アイスに!
ハート→ 萃香の炎弾がヴァニラ・アイスに!
スペード・クラブ→ レミリアの紅弾がヴァニラ・アイスに!
各マークのA→ 殺人ショット弾が松山に!
JOKER→ 占い師「YES I AM! C・F・H!」


383 :森崎名無しさん:2009/05/11(月) 21:04:31 ID:???
援護の弾は!? →  ダイヤ2
「私だ!!」

384 :森崎名無しさん:2009/05/11(月) 21:06:09 ID:???
援護の弾は!? →  ハート9

385 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/11(月) 21:28:40 ID:???

援護の弾は!? →  ダイヤ2
ダイヤ→ 霊夢の光弾がヴァニラ・アイスに!


ヴァニラ・アイスが、松山から注意を外した一瞬を狙って、眩い光の弾が飛来した。

ヴァニラ・アイス「ぬっ!?」

不意をつかれて、ヴァニラのガードが間に合わず一発が鳩尾に直撃。
大きくよろめきながらも、咄嗟に顔と頭を庇って追撃を防ぐ。が、大きな隙ができた。

松山「(よし、今だっ!)」

霊夢の援護に示し合わせたように、松山が素早く動く。
ヴァニラ・アイスが、今の襲撃者を探し出そうと、顔のガードを解いた瞬間を狙って飛び掛った!


386 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/11(月) 21:28:51 ID:???

先着で


クリーム捕獲なるか!?(霊夢補正+1) → ! card


と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。数値で分岐します。


*クリーム捕獲なるか!? の数値が6以上で成功。
*5以下で、このアルバイトは失敗になります。


387 :森崎名無しさん:2009/05/11(月) 21:29:42 ID:???
クリーム捕獲なるか!?(霊夢補正+1) →  ダイヤ4

388 :森崎名無しさん:2009/05/11(月) 21:40:31 ID:???
なんだろうこの懐かしい感じ

389 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/11(月) 21:59:53 ID:???

クリーム捕獲なるか!?(霊夢補正+1) →  ダイヤ4 = 5
*5以下で、このアルバイトは失敗になります。


隙をつけた筈だった。が、ヴァニラ・アイスの顔と上半身が突然、消えた。

松山「え……?」

伸ばした右手の布が、何にも触れずに……松山は何が起こったのかわからずにいる。
その間にも、ヴァニラ・アイスの下半身まで、見えない何かに飲み込まれるように消えて……

霊夢「! そこから一歩下がって!!」

らしくない切羽詰った声が飛んで、松山が反射的にそれに従い下がる。
その直後、さっきまで松山がいた場所を何かが高速で横切った。手にしてた布が半分無くなっている。

松山「え、え?」

わけがわからず、ただ恐怖心だけがじわじわ湧いてくる。
その間にも、見えない恐怖の元は、松山を襲おうと、いや飲み込もうとして……


390 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/11(月) 22:00:29 ID:???

紫「ここまで、ですわね」

そこへ突然、涼やかな声が割り込んだ。
松山も、屋根から飛び降りた霊夢と萃香も動きを止める。
構わず紫が、見えない何かと松山との間に、大きなスキマを開いた。

『ウシャーーーーッッ!!?』

一瞬、耳障りな奇声が聴こえて、誰もが顔をしかめるが、紫がスキマを閉ざすとそれも聴こえなくなった。

松山「い、一体何が……っ?」

何が起こったか、よく飲み込めないでいる松山に、傘で紫外線をカットしながら紫が近付いてきた。

紫「はじめに……よく頑張りました。でもアルバイトは失敗ね」

霊夢「えー!?」
萃香「えー!?」

紫が告げた言葉に、松山よりも霊夢と萃香が、大いに落胆の反応をする。

紫「二人がショック受けてどうするの? ……しょうがないわね、もう……」

最後の詰めをしくじったから、大幅ダウンは受け入れなさいと言って、紫は松山に報酬を渡した。


391 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/11(月) 22:01:35 ID:???

先着で


紫の報酬 → ! card


と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マークと数値で分岐します。


ダイヤ→ 金40000
ハート・スペード・クラブ→ 金20000
クラブA→「報酬? ないわよ?」
JOKER→「最初だし大目に見ます」金100000!


392 :森崎名無しさん:2009/05/11(月) 22:01:49 ID:???
紫の報酬 →  クラブ5


393 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/11(月) 22:13:29 ID:???
紆余曲折あったけど、アルバイト失敗かあ。残念です。

紫のスキマで、空間に姿を消したクリームに対処できたのは、ご都合ということで。

394 :森崎名無しさん:2009/05/11(月) 22:41:53 ID:???
むしろ似たような能力だものな
・・・今更だが相手が男でよかったよ、女だったら絵面的にアレすぎるw

395 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/12(火) 00:00:00 ID:???

>>394
最初の忠誠示すところから、あれですからね……まさに狂信者。


紫の報酬 →  クラブ5
ハート・スペード・クラブ→ 金20000


渡されたお金は、大きく減らされ……20000だった。

松山「(しょうがないよな……。貰えるだけありがたいと思わないと!)」

だけど。あと少し幸運が足りてれば、きっと成功させられたと思うだけに……悔しさひとしおだった。
それは手を貸したりしてきた霊夢も同じだったようで、若干の期待を抱いた瞳で、紫に訊ねる。

霊夢「ね、紫。もう仕事ないの? あれば私も手伝うけど」
紫「そうね。……霊夢には仕事より、修行をつけてあげようかしら」

霊夢は、ぶんぶんと首を振り、風のように鳥居まで離れてしまう。
萃香は、しょうがないさと松山を励ましてくれてるが、お酒はやっぱり残念だなぁともこぼした。


396 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/12(火) 00:00:34 ID:???

レミリア「にしたって……何なのさその姿は」
紫「あら、何かおかしい?」

近くにきたレミリアが、自分とも大差のない少女姿の紫を見て、メイド長にお茶を出されたような顔をした。
紫はさらりと流して……それじゃ色々後始末があるので失礼するわ、と皆に告げる。

松山「後始末って……何ですか?」

聞くと何故か、カイロの占い師と誇り高い犬、それに薄暗い館の話をされる。
そんな感じで、皆を煙に巻くような言葉を残して……紫は博麗神社から消えた。


*紫が帰っていきました。
*松山の所持金 3000→23000


397 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/12(火) 00:01:15 ID:???

レミリア「相変わらずよくわからない奴ね。薄暗い館とかには共感を抱くものがあるが」

吸血鬼らしい意見を述べたお嬢様の背後に、神社まで一緒についてきた男が、憮然とした顔して出てきた。

ポブルセン「……(共感とか、自分ンとこの屋敷そのまんまなだけだろ。気味悪い赤色ばっかでよ……)」
レミリア「何か言った?」

答えるかわりに、レミリアに撃たれた向こう脛が痛むと、嫌味っぽいパフォーマンスをする。
レミリアも、そんな嫌味に耐性を持つ気がないので、もう一発撃つわよと脅しをかけて黙らせた。

松山「(なんてギスギスした関係だ……)」

近くで見るのすら倦厭を感じ、アルバイトも終わったし、もうそろそろ解散しようと提案した。

霊夢「そうね。このまんま置いとくと大暴れされそうだし」

巫女にお茶ではなくぶぶ漬けを勧められて、レミリアが気色ばんで霊夢に詰め掛ける。


398 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/12(火) 00:01:43 ID:???

レミリア「ちょっと霊夢! それはあんまりなんじゃない? せっかく日光を我慢してまで来たのに!」
霊夢「面白がって見物に来ただけでしょうが。それとも他に用あるの?」

いつも通りバッサリと言ってのけた霊夢に、レミリアは今度はうふふと喜色満面、笑みを見せた。

レミリア「よくぞ聞いてくれたわ流石霊夢ね! その通り、私には超☆大切な用があるのよ!」

ああ、はいはいと適当に答える霊夢に、気にせず嬉しそうに話しかける。
手振り身振りも大きく……今までのレミリアより格段に幼く見えた。

松山「(それに……同じ東方コンビなのに、霊夢さんと魔理沙さんとで随分接し方が違うような?)」

意外な紅魔嬢の一面に戸惑っていると、その当悪魔の盛り上がりは最高潮に達した。
霊夢も、萃香も、ポブルセンに至っては完全な断絶を示すように背中を向けてる中で、レミリアが宣言する。

レミリア「今日、私が神社にコイツを連れてきたのは他でもない……! 勝負よ霊夢!!」
霊夢「はぁ……勝負ね、うん」
レミリア「前哨戦というやつかしら……守矢イーグルスの貴方達に、私とコイツの力を見せてあげるわ!」
霊夢「そう……前哨戦ね、うん」


399 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/12(火) 00:02:00 ID:???

暖簾に腕押し、糠に釘。
しかし……霊夢はそうでも、松山には、今のレミリアの発言は無視できなかった。
やむなく話に加わり、真意を訊ねると、ようはこの境内で簡単な勝負をしようという事らしい。

松山「(勝負……こちらは俺と霊夢さん、あちらはレミリアさんとアイツでか……)」

ようするに、紅魔館ではなく、当主のレミリアの気紛れなのだろう。付き合う必要はないかもしれない。
しかし……この場で、レミリア・スカーレットとポブルセンの実力を知るチャンスでもある。
松山が悩むのを横目に……さすがに相手をしないとまずいと思ったらしく、霊夢がようやく発言する。

霊夢「……それで帰ってくれるなら構わないけど、ひとつ条件加えさせてくれる?」

レミリア「条件……? 無理な条件ならお断りよ。……キャプテンからも何かあるかしら?」

松山「そうだな、俺は……」


400 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/12(火) 00:02:31 ID:???

どうしますか?


A 勝負を受ける
B 勝負は断る
C 先に霊夢の条件を聞く


*先に「4」票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。


今日はここまで。またアルバイト考えますが、何かネタあれば募集します。


401 :森崎名無しさん:2009/05/12(火) 00:09:09 ID:arJXoY7g


アルバイトか…
ヴァニラ・アイスの件を紫は「簡単な仕事」と言ったが、それを失敗したんだよね
(そりゃさっきの処理され方を見れば、紫の「簡単」は次元が違うが)
それを考えると、紫とて今回より難易度を上げることは差し控えるだろうけど…

402 :森崎名無しさん:2009/05/12(火) 00:16:01 ID:A635af9M
C

403 :森崎名無しさん:2009/05/12(火) 00:16:22 ID:wGKRLrgY
C

404 :森崎名無しさん:2009/05/12(火) 00:16:39 ID:gkdjtzGk
C

405 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/12(火) 12:08:17 ID:???

C 先に霊夢の条件を聞く


松山「俺は……レミリアさん達の力を見たい。けど先に霊夢さんの条件を聞いてからだな」

そう答えたところへ、やはり波風立てずにいられない問題児から余計な一言が入る。

ポブルセン「クク、アマちゃんらしー。彼女の意見が優先か」

逐一、神経を逆撫でしてくるポブルセン。かろうじて松山は (奥歯を噛み締め) 耐えた。

レミリア「(今更だけどコイツ連れ歩くのはもう止めだわ……咲夜に一任しましょう)」

瀟洒なメイド長も、クールな顔を引き攣らせそうなことを決めたレミリアの横で、霊夢が一歩前に出た。

霊夢「じゃあ条件言うわね」

ポブルセン「言ってみろよ嬢ちゃん。負けてくれとかだったら鼻で笑うがな」

もう一発弾を飛ばそうとしたレミリアを、霊夢が牽制した。
言われた霊夢はとくに怒りもしてない。淡泊な顔をしたまま、条件を口にした。

霊夢「あーそんなこと言うわけないでしょ。こっちは二人、そっちはあんた一人の勝負にしようってだけよ」


406 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/12(火) 12:08:35 ID:???

紅白の巫女の発言に、全員の思考が流されて、一瞬の空白が生まれた。

一同『………………は?』

誰が、ではなくその場の全員が揃って同音の発言をする。
最初に自分の時間を動かしたのは、レミリアだった。

レミリア「ちょ、ちょっと待ちなさい霊夢! それはどういうこと!?」

訊き返されたことが逆に疑問な様子で、霊夢がキョトンとする。

霊夢「どういうことって? 2対1でやったほうが早く終わるじゃない」

本人は、自分の出した条件が至極当たり前といった風に、堂々ともう一度同じことを口にした。

そこでポブルセンが……突然大爆笑し、侮蔑を大いに含んだ哄笑を霊夢に浴びせる。
不愉快に感じて、松山が霊夢の前に出たが、構わずポブルセンは呵呵大笑で嘲笑ってきた。


407 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/12(火) 12:09:02 ID:???

ポブルセン「……は! 何かと思えばやっぱ負けてくださいってことじゃねえか! ハッキリそう言えよ!」

霊夢「ハッキリ言うわ。負けるのはあんた。だからさっさと2対1で始めるわよ」

ピタ、と哄笑が止む。代わりにポブルセンの両目が大きく吊り上がった。
そのまま彼が何か言う前に、今度はレミリアが異議を挟んでくる。

レミリア「霊夢……その条件を飲むのは無理よ。それだと私の力が見せられないじゃない!」

そこかよ! とポブルセンが叫ぶ。それには流石に松山や萃香までも同意だった。
言われた霊夢は、レミリアの意見を真摯に汲み取って、短く考え込む。

そして更なる爆弾を放った。

霊夢「なら3対1ね。レミリアもこっちくれば問題ないわ」

一同『………………はあ!!?「……いやいいかもねそれ」』

また全員揃って吃驚したと思ったら、その終わりになんとレミリアがその案に乗るような事を口にした。
そのまま、よしそれに決めたわと言って、ポブルセンに、そういうことだから と真面目な顔で告げる。


408 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/12(火) 12:09:16 ID:???

ポブルセン「な、な、何だと!? ちょっと待て!!」

状況の激変に、さすがのポブルセンも売り言葉を出せなくなる。
そりゃどういうことだ!?と、レミリアに詰め寄るが、簡潔に我侭な陣営変えの理由を語られる。

レミリア「私は力を見せられればいいの。この際相手が誰でも我侭言わないわ」
霊夢「私は早く決着つけたいだけ。光とレミリアも実力を見せて見られる。万々歳じゃない」

霊夢は本当にただ早く、勝負を終わらせ帰したいだけ。
それが解ったポブルセンは、まるで自分を見てない巫女に、高い自尊心を大きく傷つけられた。

ポブルセン「(こ、こ、この女!!)」

松山「えぇと……(あれ? 確かにその通りな気も……あれ?)」

松山は、いつの間にか、自分達が絶対の優位を築いてるのを不思議がる。
それと同じくして、いつの間にか孤立させられてるポブルセンを見ると。

ポブルセン「(………………)」

歯噛みし、表情は赤鬼の如く染まり、双眸で焼き尽くさんとばかりに全員を……とくに霊夢を睨みつけてた。
退屈そうだった萃香は一転して興味津々、酒を煽りながら情況の推移を見守っている。

松山「(どうするこのまま勝負するか?)」


409 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/12(火) 12:09:38 ID:???

どうしますか?


A 勝負に情けは無用。3対1で勝負!
B 武士の情け。試合で決着つけよう!
C その他 発言や行動を併記してください


*『12:20』までの間、自由選択肢の案のみを受けつける時間を取ります。
*それ以前の投票は無効となります。

*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。


出かけてきます。続きは後ほど。


410 :森崎名無しさん:2009/05/12(火) 12:22:12 ID:cWnEOCwo
A

411 :森崎名無しさん:2009/05/12(火) 12:24:41 ID:2Jq/2hcU
C 敢えてポブルセンと組む。

412 :森崎名無しさん:2009/05/12(火) 13:05:01 ID:ND7AdlaU
C 敢えてポブルセンと組む。

413 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/12(火) 13:19:54 ID:MeRw5sQQ


414 :森崎名無しさん:2009/05/12(火) 13:38:46 ID:wGKRLrgY


415 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/12(火) 20:33:43 ID:???

A 勝負に情けは無用。3対1で勝負!



松山「(気にすることないな。実際の試合だって多対一の状況は普通にあるんだ)」

この状況を受け入れた松山は、ミニゲームの概要を思い返した。
ルールは単純。ドリブルかパスで一人を抜くことで、シュート権を得る。そこで決めれば勝ち。
もっともポブルセンは一人なので、抜かれた時点で自動的に敗北が決まる。

松山「よし、それで始めよう。最初の攻撃どちらからか決めないとな」

ポブルセン「(……ぐっ……野郎!)」

ギリギリと歯を噛み合わせるが、この状況は変えようがないと判り、ポブルセンは強い憤怒に拳を握る。
しかし……常時喧嘩を売り歩くような男だが、煮えたぎるばかりではなかった。冷徹に黙考する。

ポブルセン「(チィ……ジャパニーズ野郎と女はともかく、あの吸血鬼だけは手強い。だがよ……)」

すぐにこの状況についてで、下手な情けをかけられるよりゃマシだ と考えを改める。
この不利を奴らごと吹き飛ばせばさぞ爽快だろう。……獰猛な笑みが口元に自然と浮かんだ。

ポブルセン「(ふん……てめえらの未熟を思い知らせてやるぜ……!)」

そして最初の攻撃権を賭けて、松山とポブルセンはジャンケンをした。


416 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/12(火) 20:33:55 ID:???

先着2名様で


松山のジャンケン → ! jan
ポブルセンのジャンケン → ! jan


*あいこの場合、松山から引きなおしてください。


417 :森崎名無しさん:2009/05/12(火) 20:34:37 ID:???
松山のジャンケン →  パー

418 :キャプテン井沢 ◆TR3983VR7s :2009/05/12(火) 20:35:50 ID:???
ポブルセンのジャンケン →  グー


419 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/12(火) 21:07:42 ID:???

松山のジャンケン →  パー
ポブルセンのジャンケン →  グー


松山「よし、最初は俺達の攻撃からだな」

ジャンケンに勝った松山は、そう言って霊夢とレミリアのところへ向かった。
その背中姿を見ながら……ポブルセンはこの肝心要に自分が負けたことが信じられなかった。

ポブルセン「(なんだと……? まさかあのジャパニーズがこのオレより勝負強いってのか!?)」

彼には認め難い事実を認識するのに手間取ってる一方、松山はミーティングを開始した。

松山「じゃあ、鳥居の間がゴールってことでいいのか」

霊夢「二重の結界でフィールドを固定したから、試合と同じで怪我はしない。ボールも弾かれるわよ」

いつもながら、結界って便利な言葉だなぁと感心してる松山に、同じキャプテンとしてレミリアが訊ねる。

レミリア「それで貴方はどう攻めるつもり? あ、彼の情報だけは流さないつもりだから」

それを聞き、答える前に……松山はなぜか自分を凝視してきてるポブルセンを一瞥した。

松山「(アイツが日向と同じタイプなら、タックルよりパスカットが不得意なはずだが……)」

先入観とイメージを大事にするか、逆のことを想定しておくかで、松山は、ひとしきり考えて答えを出した。


420 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/12(火) 21:07:54 ID:???

どうしますか?


A ドリブルで勝負する
B パス、ワンツーで勝負する


*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。


421 :森崎名無しさん:2009/05/12(火) 21:09:02 ID:S392bDRA
A

422 :森崎名無しさん:2009/05/12(火) 21:09:10 ID:arJXoY7g

できるだけ多く能力を探りたい

423 :森崎名無しさん:2009/05/12(火) 21:40:19 ID:AAIjBIa6


424 :森崎名無しさん:2009/05/12(火) 21:40:35 ID:khzswIDw
B

425 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/12(火) 21:50:11 ID:???

B パス、ワンツーで勝負する


松山「突破は……やっぱり単独勝負よりパス回しで」

レミリア「まあ……賢明ね。で、具体的にはどうするの?」

一人を守備に残して、ワンツーで突破するか?
それとも点取り役を鳥居の前に置いて、そこへパスを送るか?

霊夢「後者だと、もしパスをカットされても二人で守れるわね」

レミリア「私は攻撃担当に加えてもらうわよ。守備は貴方か霊夢に任せるわ」

松山「(確かに……1点先取で勝ちなんだから、レミリアさんを守備にしたら情報を得られなくなるかも?)」


426 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/12(火) 21:50:45 ID:???

どうしますか?


A ワンツーで突破する
B レミリアにパスを送る
C その他 パス重視で作戦を併記してください


*Aの場合、ワンツーにレミリアは必ず加わります。もう一名を併記してください。
*Bの場合、パサー役を松山と霊夢のどちらかで選んでください。
*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。


427 :森崎名無しさん:2009/05/12(火) 21:52:30 ID:zFnG5r/c
A 霊夢

428 :森崎名無しさん:2009/05/12(火) 21:53:41 ID:S392bDRA
A 霊夢

429 :森崎名無しさん:2009/05/12(火) 21:54:07 ID:AAIjBIa6
A 霊夢

430 :森崎名無しさん:2009/05/12(火) 21:54:57 ID:eh02xbA2
A 霊夢

431 :森崎名無しさん:2009/05/12(火) 21:55:05 ID:???
C レミリアをポブルセンの前に置き
  ポストプレイの要領で霊夢→レミリア→松山と繋いでシュート

432 :森崎名無しさん:2009/05/12(火) 22:05:15 ID:???
最初からこいつ目掛けて北国シュートぶっ放せば(ry

433 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/12(火) 22:13:01 ID:???

>>432
あ、一人を抜かないとシュート権を獲得できないので、最初からシュートはできません。


A ワンツーで突破する


松山「そういうことなら、この中で守備が得意なのは俺だから……ってレミリアさんの実力は知らないけど」

霊夢「安心しなさい。レミリアはそんな守備は得意じゃないわ」

断言した霊夢に、ガーッと妙に芝居がかった可愛い威嚇してレミリアが食ってかかった。

レミリア「失礼ね! 守備力だって霊夢が怠けてる間に磨いたわよ! (……ちょっとだけ)」

言葉の終わりに自信なさそうになったのを慌てて誤魔化し、レミリアが確認を取る。

レミリア「よし、攻めは私と霊夢のワンツー突破で。フィニッシュは任せてもらうわよ?」

霊夢「はいはい。……そこまで言うならお手並み拝見させてもらうわ」

こうして作戦が決まる。一方、ポブルセンも単独ということで、方策をたてていた。

ポブルセン「(……一人で守備も攻撃もこなすか。クソ! 返す返すも忌々しいあの巫女がぁ!)」

苛立ちをぶつけるように、石畳をストンピングしながら、ポブルセンも出方を読み、守備策をたてた。


434 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/12(火) 22:13:12 ID:???

先着で


ポブルセンの読み → ! card


と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マークと数値で分岐します。


ダイヤ・ハート→ ワンツーと読む!
スペード・クラブ→ ドリブルと読む!
クラブA→ ドイツの殺し屋は勘など頼らぬ!
JOKER→ 実はポブルセンにある才能が……!?


435 :森崎名無しさん:2009/05/12(火) 22:17:20 ID:???
ポブルセンの読み →  ダイヤ5

436 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/12(火) 22:32:20 ID:???

ポブルセンの読み →  ダイヤ5
ダイヤ・ハート→ ワンツーと読む!


ポブルセン「(アイツらはきっと人数差を活かしてワンツーで来る……そうと読んでおけば)」

そして両陣営とも作戦立てが終わったのを確認しあい、布陣を敷く。

ポブルセン「……ん? なんだよジャパニーズ!? 攻撃を女に任せて高みの見物か!?」

松山達の布陣を見た途端に、したり顔で、挑発の意図たっぷりに野次を飛ばしてくる。

松山「(……)」

もはやそう来るだろう事が読めていたので、松山は冷静さを保ち守備に集中した。
反応が返らないのに舌打ちし、ポブルセンも最初の守備に気持ちを傾ける。

レミリア「いくわよ霊夢。……今の私についてこれるかしら?」

霊夢「博麗の巫女なめないでよね。あんたこそ遅れたら承知しないわよ」

赤い装いの二人が、配置につくと……見物の萃香が合図を請け負った。

ひょいと無造作に投げた石ころが地に落ち音をたてた瞬間、紅白と吸血鬼、ドイツの殺し屋が交錯した!


437 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/12(火) 22:32:36 ID:???

先着3名様で


霊夢→ ! card 【ワンツー】 53+(カードの数値)=
レミリア→ ! card 【ワンツー】 54+(カードの数値)=
ポブルセン→ ! card 【パスカット】 50+ (読み補正+3)+ (孤軍-5)+(カードの数値)=


MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→霊夢とレミリアが突破! 勝負あり!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。松山がフォロー!
≦−2→ポブルセンが防ぐ! 松山と一騎打ち!


*霊夢のマークがダイヤかハートの場合、【博麗アミュレット】(*補正+4)が発動します。


438 :森崎名無しさん:2009/05/12(火) 22:34:02 ID:???
霊夢→  スペード2  【ワンツー】 53+(カードの数値)=

439 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/05/12(火) 22:34:31 ID:???
レミリア→  ハート6  【ワンツー】 54+(カードの数値)=

440 :キャプテンレミリア ◆t2UAZ3G5UI :2009/05/12(火) 22:35:14 ID:7v1RTOSk
ポブルセン→  スペード2  【パスカット】 50+ (読み補正+3)+ (孤軍-5)+(カードの数値)=


441 :森崎名無しさん:2009/05/12(火) 22:35:40 ID:???
ポブルセン→  クラブ9  【パスカット】 50+ (読み補正+3)+ (孤軍-5)+(カードの数値)=

442 :森崎名無しさん:2009/05/12(火) 22:37:17 ID:???
流石にポブルセンといえど分が悪かったな
まあ、今はこんなもんだろ

443 :森崎名無しさん:2009/05/12(火) 22:38:19 ID:???
コレやる意味あったのか

444 :森崎名無しさん:2009/05/12(火) 22:40:33 ID:???
そりゃあ、ある…よね?
フラグとかフラグとかフラグとか

あと顔見世とか

445 :森崎名無しさん:2009/05/12(火) 23:04:04 ID:???
まあ、このイベントはそのためだろうな

446 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/12(火) 23:08:27 ID:???

霊夢→  スペード2  【ワンツー】 53+(カードの数値)= 55
レミリア→  ハート6  【ワンツー】 54+(カードの数値)= 60
ポブルセン→  スペード2  【パスカット】 50+ (読み補正+3)+ (孤軍-5)+(カードの数値)= 50
≧2→霊夢とレミリアが突破! 勝負あり!


ポブルセンは決して口だけの男ではない。

素行の悪さからユース大会には出場しなかったが、その実力は折り紙つき……将来を嘱望までされている。

しかし、高すぎるプライドから他者を見下しがちな彼は……今回、相手の実力を見誤っていた。

ポブルセン「届かないだと……く、くそったれ!」

レミリアにばかり注意を傾けていたが、霊夢のパスも予想よりずっと鋭く……。

それでも反応し、パスコースに足を割り込ませたが、やはりボールには掠らなかった。

突破を許し……霊夢のラストパスを受けたレミリアが、大きく足を振り上げる!

松山「(あれは……あの時の……!)」

松山が息の呑み、目を凝らし焼き付けようとする。
以前ゴーグルをつけて助っ人出場した試合で一度だけ見た、レミリア・スカーレットの必殺シュート!

レミリア「よく見ておきなさい霊夢! 松山光! これが今の私の力よ!!」


447 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/12(火) 23:08:40 ID:???

先着2名様で

女主人→ ! card 【マスターオブレッドサン】 65+(カードの数値)=
鳥居 → ! card 【結界強度】 70+(カードの数値)=

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧5→レミリアのマスターオブレッドサンが鳥居を破壊!
≧2→レミリアのマスターオブレッドサンが結界を破壊!


*補足・補正については>>32-33を参照してください。


448 :森崎名無しさん:2009/05/12(火) 23:09:11 ID:???
女主人→  JOKER  【マスターオブレッドサン】 65+(カードの数値)=

449 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/12(火) 23:09:17 ID:???
あ、女主人のままにしてしまいました。

450 :キャプテンレミリア ◆t2UAZ3G5UI :2009/05/12(火) 23:09:23 ID:7v1RTOSk
鳥居 →  クラブK  【結界強度】 70+(カードの数値)=


451 :森崎名無しさん:2009/05/12(火) 23:09:46 ID:???
結界つえええええええええ

452 :448:2009/05/12(火) 23:11:43 ID:???
鳥居さん\(^o^)/オワタ

と思ってたら

/(^o^)\ナンテコッタイ

453 :森崎名無しさん:2009/05/12(火) 23:19:36 ID:???
うー☆

454 :森崎名無しさん:2009/05/12(火) 23:20:40 ID:???
…待てよ、これ簡易とはいえ破れる可能性があっただと?

455 :森崎名無しさん:2009/05/12(火) 23:20:42 ID:???
鳥居「この程度でわたしを倒せるとおもっちゃ困るな」

456 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/12(火) 23:47:43 ID:???

天の声「あ〜……うん。オチつきましたじゃな」


レミリア→  JOKER  【マスターオブレッドサン】 65+(カードの数値)= 80!
鳥居 →  クラブK  【結界強度】 70+(カードの数値)= 83


何かの獲物や、ナイフ、鎌、レーザー、結界……
自らの力に違いなくても、自身最大の必殺シュートに足を使うプレイヤーは実は幻想郷には少ない。

その中で、レミリア・スカーレットは、足を使う希少なプレイヤーの一人だった。
(それも吸血鬼の身体能力あってのことだが……)
サッカー経験が浅いながらも、そのシュートの威力は、西ドイツの皇帝とほぼ同等にまでなっている。

今撃つシュートは、そんな彼女に、会心中の会心の手ごたえを感じさせた。

レミリア「(いける……! 足に力が漲ってる! これなら霊夢の結界だって貫けるわ!)」

バ……シュウウウ!! バリッッッ!!! バチバチバチ!!!

マスターオブレッドサンが鳥居の結界と衝突! 火花を散らして結界を削っていく……! そして……!

ぽてん、ぽてぽて。……ボールは内側に弾かれて、レミリアの足元に転がってきた。
あれだけの衝撃にも、ボールは破裂もせずもとの形を留めたまま。……お嬢様は霊夢に視線を向けた。


457 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/12(火) 23:48:26 ID:???

レミリア「……。……」

霊夢「いやこっち見ないでよ。……念のため結界三重にしといてよかったわー」

ああ疲れた疲れたと言って、「気は済んだでしょ」と、霊夢はレミリアの頭をポンポン叩いて撫でる。
その手の感触にちょっと目を細めたが、レミリアはすぐに柔らかな手を振り払って叫んだ。

レミリア「……納得いかない! 納得いかないわ霊夢! 再戦よ再戦リターンマッチよ!!」

霊夢「そんなのより賽銭を入れてよ。まぁ帰る前にお茶ぐらい出してあげるわ」

お子様をあやすような感じで、霊夢はレミリアを連れて松山のほうへ。
その途中で、霊夢はポブルセンにも声をかけたが……彼は一言たりとも発さなかった。
松山の前に、いつもと変わらぬ笑顔で紅白の巫女が立つ。

霊夢「とりあえず勝ったし。光もお茶でものんでゆっくりしない?」

松山「あ〜、うん……(なんか色々と違う展開になった気するなあ。オレ何もしてないし)」

しかし確かに勝ったのには違いないので、松山は素直に喜び、周りに目を向けた。

松山「(先に誰かと話すか。……それにしてもアイツ突っ立ったままだけど、どうしたんだ?)」


458 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/12(火) 23:48:38 ID:???

どうしますか?


A ポブルセンに話しかける……?
B 誘いに応じて縁側に戻る
C レミリアに話しかける
D 萃香に話しかける
E その他 発言や行動を併記してください


*『00:00』までの間、自由選択肢の案のみを受けつける時間を取ります。
*それ以前の投票は無効となります。

*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。


今日はここまで。


459 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/12(火) 23:53:39 ID:???
この一連のイベントは、>>444さんの言うとおり顔見せ
あとは今まで紅魔館の試合を観戦する機会がなかったので、僅かながら情報公開の意味がありました。

ちょっとだけ予定と違う方向に転んだ気もしますが、問題ないです。

460 :森崎名無しさん:2009/05/13(水) 00:01:13 ID:cu64Sggg


461 :森崎名無しさん:2009/05/13(水) 00:03:17 ID:X/8ILvCw
B

462 :森崎名無しさん:2009/05/13(水) 00:08:07 ID:tOUo4ci2
B

463 :森崎名無しさん:2009/05/13(水) 00:26:55 ID:9YpewtS+


464 :森崎名無しさん:2009/05/13(水) 00:32:01 ID:???

   レミリア「……。……」

そうか、レミリアこんな顔なんだ、なるほど、へー、ふーん

あれ、俺いつ窓を開けt

465 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/13(水) 20:21:02 ID:???

>>464
松山2「今日から君も俺の仲間だ!」


B 誘いに応じて縁側に戻る



松山「(アルバイトにミニゲームと続いたし……)」

俺も少し休むよと答えて、霊夢、レミリアと一緒に休憩を取ることにする。

そこで一瞬だけ、誰とも視線を合わせようとしてないポブルセンを見た。

なし崩しで3対1になり、それでも強気(傲慢)な姿勢を崩さなかった男だが、敗北した今はどうだろうか?

松山「(まさか落ち込んでる? ……すぐの言葉は逆効果かもな)」

黙って彼から視線を外し、霊夢達と共に縁側に戻る。
霊夢が台所へ行ってから、レミリアがからかうように訊ねてきた。

レミリア「貴方の力を見られなかったのは残念ね。……少しは成長したかしら?」

どう答えるか悩むと、その間もなく衝撃音が轟いた。


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