キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
キャプテン森崎まとめ掲示板TOP

■掲示板に戻る■ 全部 1- 101- 201- 301- 401- 501- 601- 701- 801- 901- 最新50


レス数が1000を超えています。残念ながら全部は表示しません。
【最終兵器】キャプテン松山13【シャンハイ】

1 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/22(水) 20:02:48 ID:???

キャプテン森崎のスピンアウト作品。東方サッカーネタのキャプテン森崎番外編作品です。
ただし主人公は松山光。何かと不遇な彼の発言や行動を第三者(ロムしている人)が
カードを引いたり、選択の中からひとつを選ぶ事によって進んでいきます。
筆者がわかってないなと思われたところの批判、意見は大歓迎です。雑談もOKです。

紅魔カップも大詰め! 決勝戦間近なキャプテン松山も13スレ目! またよろしくお願いします。


前スレ

【月は】キャプテン松山12【出てゐるか】
http://capmori.net/test/read.cgi?bbs=morosaki&key=1245670792



登場人物、あらすじ、練習の説明などテンプレは>>2からになります。


95 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/25(土) 00:31:24 ID:???

永琳「どう? しっかり準備はできてる?」
鈴仙「はい。万事抜かりありません」
永琳「そう……なら……心の準備は?」

永琳の瞳が抜き身の鋭さを帯びる。
その瞳の輝きは、弟子が今回の引き抜きに心から従う意思がないのを見通してると物語っている。

鈴仙「……あんまりできてません。……どうして私なんでしょう?」

自分が指名されたと聞いたときは寝耳に水だった。間違いなく、師の永琳が出向すると予想していたからだ。
例え敗れても、幻想郷中に轟く天才プレイヤーを自チームに引き入れるチャンス。
それをふいにする考えが分からなかった。弟子の戸惑いを見て取って永琳が述べる。

永琳「これは憶測だけど、案外あのチームは一枚岩じゃないのかもね」
鈴仙「……と言いますと?」
永琳「例えば今以上に、イーグルスが力を着けることを嫌う人物が中心にいるのかもしれない。
   まぁでも今回の引き抜きは……私達には悪い話じゃないわね」

まさに無残な敗戦で打ちひしがれるチームの建て直しに、柱たる輝夜と永琳が残れたのは大きい。
精鋭兎のE番などは、サッカーをやめかねない消沈振りだったが……それもどうにか持ち直せていた。
それに心の底からホッとしていた鈴仙も同意する。しかし永琳はなお鋭く言い募る。


96 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/25(土) 00:31:44 ID:???

永琳「鈴仙。貴女はよく見ていらっしゃい。イーグルスに不和があるならその元が誰なのか……
   とくに気をつけて見てきてほしいのは、キャプテンを勤める外来人の動向です」
鈴仙「(あのキャプテンを……?)」

鈴仙は二つの記憶を思い出した。
薬売りを手伝ってくれた、人の良さそうな少年の笑顔。真っ向から潰しにきた敵将の烈火の檄。
どうも上手く結びつかないため、顔を曇りがちに引き締めた鈴仙は、最後に師にこう尋ねた。

鈴仙「つまり……私に潜入して……情報を掴んで来いってことですか?」
永琳「天狗や神の目があるから難しいとは思うけど。
   ……ともかくがんばってねうどんげ。永遠亭の一員として、恥じない活躍と成果を期待してるわ」

いつの間にか空になっていたカップを、名無しの因幡が片付けるのを横目に
月の頭脳は最後にそう述べて、いつか倒すべき相手と定めたチームに愛弟子を送り出した。


97 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/25(土) 00:32:05 ID:???

-----------------------------------------------------------------------------
〜回想終了〜
-----------------------------------------------------------------------------

鈴仙「(と師匠は言ってたのよね……)」

そして今、鈴仙の目の前には、薬売りを手伝ってくれた時と同じ笑顔を浮かべた少年がいる。
虚偽も裏もなく見えたが、だからこそ、鈴仙には松山に信頼を寄せることができなかった。
曖昧に薄い感謝の言葉だけ伝えて、そそくさと松山を残して行ってしまう。

松山「……あ、行っちゃった(どう見ても俺のこと警戒してる感じだったな……)」

ひっそりとだが明確に拒絶の意思を見せた鈴仙の態度にちょっぴり傷つきながら
松山もここは追いかけるのを躊躇い、自室へ引き上げた。


*鈴仙 → (信用できない) → 松山
*鈴仙の評価値と好感度が下がりました


98 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/25(土) 00:33:00 ID:???

先着で


鈴仙のマイナスペナルティ → ! num


と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。数値で分岐します。



今日はここまで。ここ数日は時間が取れなく……お疲れ様でした。


99 :森崎名無しさん:2009/07/25(土) 00:33:44 ID:???
鈴仙のマイナスペナルティ →  6


100 :森崎名無しさん:2009/07/25(土) 08:25:20 ID:???
第三部は天才の挑戦だな、これは

うどんげは守矢で常識を養い狂気の瞳に磨きをかけるんだ

101 :森崎名無しさん:2009/07/25(土) 14:34:42 ID:???
このスレの永琳は口だけだからあんま怖くないなw

102 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/25(土) 21:50:23 ID:???

>>100-101
今の天才ではラスボスには貫目が足りないかもしれないです。
違う世界ではあれ程猛威を振るいまくってるのに不思議だ…



鈴仙のマイナスペナルティ →  6



鈴仙「それじゃあ、よろしく。短い間とは思いますけど……」

いかにも他人行儀の口調で松山と別れた鈴仙は、部屋を決めないとならないので、二神の待つ社殿へ。
その態度は拒絶感満載で……短い間とはいえ、チームメイトの一員として打ち解けられそうになく見えた。
それが気掛かりだったが、松山の方も社務所へ戻って自室の前まで来て……より頭の痛い現状にぶつかった。

松山「そうだった。部屋の扉が……」

風通しのよくなったことに頭を押さえて、丸見えの部屋へ入るとシャンハイが何やらしていた。
いつの間にか小さな置き鏡を設置して、その前で手際よく髪を梳いている。

松山「(邪魔しちゃ悪いよな)ただいまシャンハイ。そのまま続けてていいからいいから」

これからは特に何もする気になれなかったので、扉をどうしたものか考えながらぼうっと過ごす。
そして三時を回ったところで、魔理沙が部屋を訪ねてきた。


103 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/25(土) 21:51:28 ID:???

魔理沙「なんだこれ? 見通しよくなったが無用心じゃないか?」

そう言いながらも、魔理沙は遠慮しているのか松山の部屋を見ぬように顔を背けながら、呼びかけてくる。

魔理沙「そろそろ行って済ませようぜ。霊夢は晩飯も食べてくみたいだから時間はあるけどな」
松山「そうだね。ああさっき鈴仙さんが……」

助っ人の鈴仙が合流したよと伝えると、魔理沙は知ってる知ってると笑顔を向けた。
なんでも野暮用というのは、永遠亭にお邪魔してたらしい。泥棒行為を勘繰りかけたがすぐに否定された。

魔理沙「プライベートな事だ。詮索は抜きに願うぜ。
    それより説得だが、先にどちらから向かう?」

そこで松山は黙って正面の部屋を指した。
どちらからも何も、にとりの部屋は真向かいなのだ。順番など最初から決まっている。
頷いてから、さっそく魔理沙が威勢の良い声でに呼ぶと、慌てて何か崩す音がして……にとりが出てきた。

にとり「なんだい魔理沙じゃないか! あれ、光も……ってドアどうしたの!?」

松山の背後の部屋の扉がきれいさっぱりなくなってるのに気づいたにとりが、両目を剥く。
どう説明していいやら悩んだ松山は、魔理沙の目線に気付いて先に本題に触れることにした。

松山「(とはいえ、どうやって切り出すべきか……うう、どうする俺!?)」


104 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/25(土) 21:52:18 ID:???

どうしますか?


A きっぱり通知する
B 回りくどいが、試合の話から流れをもっていく
C さらに回りくどいが、将来の話から流れを作ろう
D もっと回りくどいが、死後の話でも……
E ここだ! ここで魔理沙に丸投げだ!
F その他 説得口上を併記してください。


*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。


105 :森崎名無しさん:2009/07/25(土) 21:56:57 ID:vwHRfCFU


106 :キャプテンレミリア ◆t2UAZ3G5UI :2009/07/25(土) 22:03:44 ID:np2GWTl6


107 :森崎名無しさん:2009/07/25(土) 22:10:26 ID:Zdiq8gTc
B

108 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/25(土) 22:33:27 ID:???

B 回りくどいが、試合の話から流れをもっていく



さっそく扉の修繕をしようと盛り上がり始めたにとりを、ひとまず落ちつかせて
松山は短い呼吸をして、話を切り出した。

松山「にとり」
にとり「うん? どしたの?」

……明日の試合について話があるんだ、それを言うのに重たい口調にならないよう努力を要したが
やはり気持ちは影響を及ぼすもの。松山の語りはにとりに緊張感を与えてしまった。

にとり「明日の試合……決勝戦について? ……な、何の話?」
松山「そ、その前にさ、にとり」

松山はきっぱりと宣告することを避けて、にとりに、明日の試合について不安がないか訊ねる。
昨日の試合ではレティの大車輪もあって、決勝を前に、ろくなセービングをさせてもらえなかったことなど。
明日の相手はレミリアら強シューター尽くめの紅魔館とあって。現在のにとりの心境を聞くことに。

にとり「ああ、そうだね。明日の試合は厳しい展開になると思う。だから私……」


109 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/25(土) 22:34:15 ID:???

先着で



河城にとり、決勝への意欲! → ! card


と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マークで分岐します。


ダイヤ・ハート→「明日の試合も私に任せて!」
スペード・クラブ→ 「やっぱ不安になるよ……」
JOKER→「強化スーツ完成したよ! 決勝期待しててね!」


*ダイヤ・ハートの場合、にとりの意欲が上がって説得には厳しくなります。ただし数値10以上で……?


110 :森崎名無しさん:2009/07/25(土) 22:34:26 ID:???
河城にとり、決勝への意欲! →  ダイヤ6

111 :森崎名無しさん:2009/07/25(土) 22:34:40 ID:???
河城にとり、決勝への意欲! →  スペード10

112 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/25(土) 23:14:47 ID:???

河城にとり、決勝への意欲! →  ダイヤ6
ダイヤ・ハート→「明日の試合も私に任せて!」


そこでにとりは顔を伏せた。
一瞬、松山と魔理沙は、紅魔館の攻撃力と圧し掛かる重圧に耐えかねたのかと思ったが
そうではなかった。すぐ顔を上げたにとりの目には、かつてない闘志が宿っている。

にとり「……でもね! 明日の試合もやるよ私は。だってキーパーは私しかいないんだもの!」

ただ真っ直ぐに、不安を超えて立ち向かおうとする意思は見てて清々しく感じる。
しかし松山は息を呑み、目的のことを考えて気持ちを暗くした。魔理沙も苦い顔をしてる。

にとり「あれ、どしたのさ2人とも。様子変じゃない?」
松山「いや……あのさ。にとり、明日の試合で……」

そこで魔理沙の手が伸びてきて、松山の口をふさいだ。
そのままぐいと顔を引っ張られ、強制的なひそひそ話にもっていかれる。


113 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/25(土) 23:15:57 ID:???

魔理沙「(ちょっと待て光。……あの様子だと心意気に水をさすし、すっごく反発するぜ)」
松山「(……そうだよね。それに頑張らせたくもなってきた。でもやっぱり……)」

いきなり自分そっちのけで話はじめたのを見て、にとりの目に不審と見る色が浮かぶのに気付いて。
松山と魔理沙は手早く結論を出すことにした。

魔理沙「(だから。ここは控えのキーパーを念のため用意しとくって話にもってくんだぜ。いいな?)」
松山「(わ、わかった。よし……それでいこう!)」

そこでひそひそ話すのを止めた松山が、もう一度にとりに向き直って、言った。
そこで魔理沙は大事なことについて目の前の少年の失言もとい自分が失念していたと遅まきに気が付いた。

にとり「こっそり話すなんてよくないよ。何の話してたの?」
松山「今話すよ。にとり。明日の決勝なんだけど……」


114 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/25(土) 23:16:29 ID:???

先着3名様で


松山「明日は霊夢さんとキーパー交代してくれるかな!?」 → ! card
魔理沙「! ! ? 違うにとりが全力セービングできなくなったらって話だぜ! ……多分!」→ ! card
にとり「え!? そ、そんな……!!」(決勝への意欲 + ! dice)→ ! card


*松山か魔理沙どちらかの数値が、にとりの数値を上回った場合納得してもらえます。
*上回っても、にとりのマークがクラブの場合、前半開始からは霊夢は出せません。


拳で机を割る勢いで今日はここまで。


115 :森崎名無しさん:2009/07/25(土) 23:16:57 ID:???
松山「明日は霊夢さんとキーパー交代してくれるかな!?」 →  ハート5

116 :森崎名無しさん:2009/07/25(土) 23:24:00 ID:???
魔理沙「! ! ? 違うにとりが全力セービングできなくなったらって話だぜ! ……多分!」→  スペードA

117 :森崎名無しさん:2009/07/25(土) 23:25:09 ID:???
にとり「え!? そ、そんな……!!」(決勝への意欲 + 5 )→  ハート9

The・ダイス!

118 :森崎名無しさん:2009/07/26(日) 01:00:01 ID:???
ある意味よかった?
職人気質のにとりさんだから
下手したら「机で拳を」割りそうだもんな

119 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/26(日) 14:28:52 ID:???

>>118
にとり「私は博麗霊夢の……かませ河童じゃないんだ!!」
バキッ!! ……プラーン
にとり「あ痛ーーーーーーー!! 私手が伸びちゃったよどうしよう!!?」



それは松山の失言といえたが、単刀直入に本題に入れたから魔理沙はそれに乗ることにした。
しかしにとりの険しい顔を見て、すぐに甘かったことに、軌道修正の必要があることに気が付く。
案の定、にとりは唇を血がにじむかというぐらい噛み締めてから、言った。

にとり「嫌だよ……そんなの」

キッパリと、決然と、にとりは松山達の言葉を拒絶した。

にとり「今までイーグルスのゴールを守り抜いてきたのは誰だい? 私だよね!? それが今更交代!?
    冗談じゃない。どんな手ごわい相手を前にしたって仕事場途中で放り捨てるなんて出来ないよ!」

厳しい面持ちと強い眼差しから分かる。口上を叩きつけたにとりは、これ以上の話し合い自体を拒んでいる。
二の句が告げず押し黙る松山。しかし魔理沙はあえて一歩進み、にとりに負けず劣らず厳しく発言した。


120 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/26(日) 14:29:22 ID:???

魔理沙「だったら……実力行使になるな」

!? あっさり言ってのけた魔理沙だが、松山とにとりは同時に驚きに目を染める。

松山「魔理沙さん!?」
にとり「な、魔理沙何言ってるの……!?」

松山が思わず叫ぶ。咎めるような口調になったが、魔理沙は取り合わなかった。
ただ視線を配るだけして、無言のまま、再び困惑しているにとりに向き直る。

魔理沙「口で言ってもだめなら勝負するしかないよな? にとり。私に勝てたら思うまましていいぜ」
にとり「……本気で言ってる? そんな勝負受けても私にメリットないじゃないか」

呆れた顔で顔を伏せ、冷淡に返したにとりだが、魔理沙はあくまでにとりから目を逸らさず言う。

魔理沙「メリットならあるぜ? 明日の試合、自分の力が通用しないと言われて悔しく思ったんだろ?
    それを晴らすなら明日を待つことはないんだぜ? これから私のシュートを止めて示せばいい」
にとり「……本気なんだね、魔理沙」


121 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/26(日) 14:30:52 ID:???

本気を問われて魔理沙は肩を竦めた。が、厳しい双眸は揺らがない。
いやさらにギラリと輝いた。

魔理沙「ああ本気だぜ。私はいつも勝つ為に本気なんだ。そして明日の試合で勝つには……」
にとり「私じゃ役不足だってんだね!? ……上等だよ魔理沙ぁ!!」

にとりが右足でダンッ!と強く床を踏み鳴らして、背中のリュックサックから擦れた金属音がした。
その激烈な反応に、魔理沙は……一瞬だけ沈痛そうにしたが、すぐ引っ込めて不敵に笑って返して見せた。
双方の間で対決ムードが高まる中、魔理沙は隣の松山に目を向けてから、言った。

魔理沙「そういうわけだぜ光。ここは貸しにしとくから、先に霊夢を説得しといてくれ」

異論は挟ませない語調で言ってから、魔理沙はさっそく練習場に行こうとにとりに催促する。
表情からは魔理沙の心の内は読めないが、一連の態度は、ここから自分を遠ざけるようとしているようだ。
しかし松山は悩む。ここは当事者として、キャプテンとして何をするべきか?

松山「……」


122 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/26(日) 14:31:06 ID:???

どうしますか?


A 勝負を止めさせる
B 霊夢を説得に行く
C 自分がにとりと勝負する
D その他 発言や行動を併記してください


*先に「4」票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。



出かけてきます。続きは後ほど。


123 :森崎名無しさん:2009/07/26(日) 15:44:34 ID:UJN+FcvA
D 霊夢さんと比べないと実力の差はわからないんじゃないか?

124 :キャプテンレミリア ◆t2UAZ3G5UI :2009/07/26(日) 15:59:31 ID:hb0+tOjk
D 霊夢さんと比べないと実力の差はわからないんじゃないか?

125 :森崎名無しさん:2009/07/26(日) 15:59:43 ID:uPje4vVU
B

126 :森崎名無しさん:2009/07/26(日) 16:00:52 ID:n8ZOtlTE
B

127 :森崎名無しさん:2009/07/26(日) 16:34:15 ID:puUcTaRM
D 霊夢さんと比べないと実力の差はわからないんじゃないか?


128 :森崎名無しさん:2009/07/26(日) 18:09:41 ID:saFPCMnY
B

129 :森崎名無しさん:2009/07/26(日) 18:18:28 ID:fQWPA4UU
D 霊夢さんと比べないと実力の差はわからないんじゃないか?

130 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/26(日) 19:32:49 ID:???

D 霊夢さんと比べないと実力の差はわからないんじゃないか?


魔理沙はそうして、にとりを挑発してから、連れ立って練習場へ向かおうとした。
しかしそこで……松山はポツリと2人の耳に届くように呟いた。

松山「霊夢さんと比べないと実力の差はわからないんじゃないか?」

途端。
にとりの進む足が止まる。魔理沙がさっと顔色を変える。
そこでにとりが、松山の存在を思い出したように目を向けてきた。

にとり「……そうだ。そうだよね。私だって比較相手の実力が判れば納得……できるかもしれない」

そうは言いながらも、にとりの眼差しは厳しい。
やはり何が何でも正GKの座は渡さないと強い気持ちが見て取れる。

にとり「光の言うとおりだよ魔理沙。私達だけで決められる問題じゃない。そうでしょ?」
魔理沙「……………………あぁ。そう……だな」

一瞬、冷え冷えとする視線を魔理沙が松山に向けた。
が、一瞬のこと。それを吐息として吐き出すと、さばけた調子でわかったよと返す。

魔理沙「それじゃこうしよう。私達が霊夢に話を通して連れてくるから、にとりは先に練習場行っててくれ
    そこで優劣はっきりつけようぜ。……にとりが納得できるようにな」

わかった、そう言ってにとりは約束をして、練習場へ向かって場を去っていった。
松山がなんとなくでそのリュック背負った後ろ姿を見えなくなるまで目で追ってると……


131 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/26(日) 19:33:16 ID:???

魔理沙「光っ!」

え、と返す間もなく、頬を張られた。いや殴られた。
痛みを理解する間もなく、そのままシャツを掴まれて、魔理沙から罵声を浴びせられる。
剣呑な空気を感じて様子を伺ってたシャンハイが顔色を変えて、魔理沙の腕を掴んで離させた。
シャンハイの力に顔を歪める。しかしそれでも息荒く魔理沙は糾弾してくる。

魔理沙「……前々から思っていたが……もうちょっと空気を読み取れ!
    私がどうして光を遠ざけようとしてたか判らなかったか!?」
松山「え、それは……」

頬を摩りながら、その剣幕の理由を解せない様子の松山を見て、魔理沙が深く息を吐く。

魔理沙「……はぁ〜。まったくどうして私が引き受けてやったのに首突っ込んで来るんだよ」

自分が引導を渡す役を買って出たに関わらず、わざわざ松山が踏み込んだのを……
しかも自分達だけで片付けるべきにとりの問題に、霊夢を巻き込んだ事で、魔理沙は相当に腹を立てていた。
霊夢からすれば、いきなりGK出場を要請されて、実力を見せ付けて座を奪ってくれということになる。

魔理沙「まぁ……こうなっちまったからにはしょうがないな。霊夢をどうにか説得して練習場に行こうぜ」

しかし過ぎたこと、起こったことにいつまでも愚痴をこぼすのは魔理沙の流儀ではない。
思考を切り替えて、霊夢の部屋へ行こうと松山に呼びかける。
黙ったまんまだった松山が、そこで声を発した。


132 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/26(日) 19:33:32 ID:???

松山「でもさ魔理沙さん」
魔理沙「ん?」
松山「まだ俺キャプテンだから。にとりが納得いかないなら納得いく形を提示してやりたかったんだ」

素直に胸の裡を語った松山にきょとんとして、魔理沙がイーグルスのキャプテンの顔を見返す。
それからやっぱり口を尖らせて、しかしやや雰囲気を和らげて、こう応えた。

魔理沙「そっか。……ま、考えてみれば私も余計な口を挟んだことでは人のこと言えなかったしな」

廊下を歩きながら、何か振り返るみたいに、そんなことを言った魔理沙は……
さっき悪かったと松山に打ち身用の薬を投げて渡した。そしてさらに口を開く。

魔理沙「よし。どうせ私らは明日の試合後チームを離れるんだ! 勝手も専横もしようぜ! その代わり……」
松山「イーグルスに優勝を残す?」
魔理沙「そういうこと。じゃ、さっそくもう一人加えにいくとしようぜ!」


133 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/26(日) 19:34:35 ID:???

打って変わって意気を上げて前を歩く魔理沙と共に、松山は霊夢の部屋の前へ着いた。
緊張がちに扉を叩くと、すぐ……暢気な間延びした声が返ってきた。

霊夢「ん〜? 開いてるわよどうぞ〜」

松山が少しまごついたが、魔理沙がさっさとドアを開けて中へ。松山もその後ろをついていく。
霊夢の部屋は6畳の和室。しかし見たところ私物が少なく、松山の部屋に負けず劣らず簡素なものだった。
目立つ物といえば、急須など茶道具、座布団ぐらいか。博麗神社からの持ち込み品だろう。

霊夢「あら魔理沙。……光も? 二人揃って何か用事?」

いつも通り平静そのものな様子の霊夢に用件を問われて
そのいつも通りさに、女の子の部屋に入ってどぎまぎしてた松山も、直ぐさま平常心を取り戻した。
さっきの件があったからか、魔理沙の向けてる目がちょっと恐い。

松山「(うっ)俺達の用事は……」


134 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/26(日) 19:35:09 ID:???

どうしますか?


A 正面から要請する
B 回りくどいが、試合の話から流れをもっていく
C さらに回りくどいが、将来の話から流れを作ろう
D もっと回りくどいが、死後の話でも……
E グス……霊夢さん生まれ変わっても友達になろうね!
F ここだ! ここで魔理沙に丸投げだ!
G その他 説得口上を併記してください。


*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。


続きは後ほど。


135 :森崎名無しさん:2009/07/26(日) 19:36:39 ID:EDtMAlag
A

136 :森崎名無しさん:2009/07/26(日) 19:39:29 ID:fQWPA4UU


137 :森崎名無しさん:2009/07/26(日) 19:42:57 ID:UJN+FcvA
A

138 :森崎名無しさん:2009/07/26(日) 20:18:06 ID:???
一瞬Cの選択肢が
さらに回りくどいが、将来の約束の話から流れを作ろう
に見えた

139 :森崎名無しさん:2009/07/26(日) 20:22:41 ID:???
ところで結界ってGKじゃないと張れないの?

140 :森崎名無しさん:2009/07/26(日) 20:24:52 ID:QnpxmmUE

まりさと松山を見てるとタクティクスオウガLルートを思い出す
か勝ちになりふりかまわない姿勢は好きだぜ ちょいと寂しいが

141 :森崎名無しさん:2009/07/26(日) 20:27:17 ID:???
>>140
てことは早苗さんが突如反転して松山信者に…!

142 :森崎名無しさん:2009/07/26(日) 21:26:08 ID:???
早苗「ようし、お前らにこの男はくれてやる!好きにしろ!」
吸血蝙蝠「さっすが早苗さん!」
クラブA「話がわっかるー!」

松山「や、やめろ…来るな…!」

こうですかわかりません!

143 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/26(日) 22:15:14 ID:???

>>138
セクハラ撲滅の会名誉会長兼記者「はぁっ!? 何やらとても記者心をくすぐる風の便りが届きましたよ!?」
>>139
DF出場でしょうか?
もう少し時間があったら、その選択肢も用意できたかもしれません。
>>140
タクティクスオウガは面白いと話題でしたが
当時ちょうどそのゲームだけは手が出せなかったんですよね。それからもずるずると縁がなく。少し残念。
>>141-142
タクティクスはわかりませんが、その東風谷早苗さんが演じてられる両キャラクターが気になる……!


144 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/26(日) 22:18:00 ID:???

A 正面から要請する


松山「俺達の用事は……」
霊夢「ちょい待ちなさい」

それを言う前に、霊夢は手で制すると、爪先立ちで棚の上から座布団を二つ用意した。
そうして霊夢自身は、最初から置かれてた一際座り心地の良さそうな座布団にちょこんと腰を下ろす。
黒髪に赤いリボンを揺らしながら、ブラウンの瞳が松山達に向けられた。

松山「えっと……」
霊夢「なんだか知らないけど立って話することないでしょ? 座んなさいよ」
魔理沙「それじゃお言葉に甘えるとするぜ」

慣れたもので魔理沙は、窓から遠いほうの座布団を確保してしまう。
松山も遅れて座ると、ちょうど肩の辺りに窓から差し込む陽光が当たりむず痒く感じた。

松山「あの……」
霊夢「お茶なら出さないわよ? 突然押しかけてきたんだし当たり前でしょ」
松山「いや……(う〜ん。どんどんペースに嵌っていく。率直に言ったほうがいいな)」

茶菓子もないと聞いて、魔理沙が何ィと不満げに頬を膨らませてる。
それをよそに、意を決した松山が、あぐらかいてる膝に添えてた手に力を込めた。
魔理沙がその微細な変化を見て取って面を引き締め、霊夢だけが何かと思いつつも、のほんとしている。

松山「霊夢さん、用事なんだけど」
霊夢「はいはい何?」
松山「明日の決勝……GKとして出てもらえないか!?」


145 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/26(日) 22:18:21 ID:???

ここでちょっと交渉のルール投票を行います。
現在の評価値が一定値を越えてるキャラとの交渉時のボーナスについてです。


好きなほうを選んでください。


A 一定の内部数値を超える毎に、松山の判定を増やせる。
B 一定の内部数値を超える毎に、松山の判定にdice補正。
C ボーナス? そんなのいらねえ! 対等の条件でやろうぜ!?
D ようし、交渉相手にこのボーナスはくれてやる!好きにしろ!


*先に「4」票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。


146 :森崎名無しさん:2009/07/26(日) 22:24:30 ID:puUcTaRM


147 :森崎名無しさん:2009/07/26(日) 22:26:22 ID:4MTdgbNE

くそっ、中の人適応力たけえ!w
演じてるキャラは割とどちらも非道い…ゲフン

148 :森崎名無しさん:2009/07/26(日) 22:54:04 ID:vZXLC1Ww


149 :森崎名無しさん:2009/07/26(日) 23:00:16 ID:???
A

150 :森崎名無しさん:2009/07/26(日) 23:40:02 ID:U2MRByfY
A

151 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/26(日) 23:53:36 ID:???

A 一定の内部数値を超える毎に、松山の判定を増やせる。


松山が率直にGKとして出場してほしいと打ち明けたのを皮切りとして。
魔理沙が言葉を継いで、勢い任せににとりと勝負してほしいことまで含めて、筋道たてて説明をする。
過去に例がない程、熱心にキーパーとして出場してもらえないかと頼み込んだ。

そして肝心の霊夢の返答は……?


先着5名様で


松山「明日の決勝……GKとして出てもらえないか!?」→ ! card
松山5「明日の決勝……GKとして出て俺と一緒に燃え尽キナいカ!?」→ ! card
松山9「明日の決勝……GKとして出て……ところでほうちょうと針ってどっちが痛い?」→ ! card
魔理沙「よろしく頼むぜこの通り帽子も下げるから!」
霊夢「キーパー? う〜〜ん……」(にとりと勝負しろって? + ! dice)→ ! card


*松山か魔理沙どちらかの数値が、霊夢の数値を上回った場合、了承してもらえます。
*松山のマークが一致で+1、マークが全員一致で+3されます。


今日はここまで。
勝ちになりふりかまわない姿勢……このままそれを突き詰めるのかカードの運命如何に?
お疲れ様でしたー。


152 :キャプテン井沢 ◆TR3983VR7s :2009/07/27(月) 00:00:58 ID:???
松山「明日の決勝……GKとして出てもらえないか!?」→  クラブ5

さらばだ!!

153 :森崎名無しさん:2009/07/27(月) 00:04:23 ID:???
松山5「明日の決勝……GKとして出て俺と一緒に燃え尽キナいカ!?」→  スペード3

154 :森崎名無しさん:2009/07/27(月) 00:20:51 ID:???
松山9「明日の決勝……GKとして出て……ところでほうちょうと針ってどっちが痛い?」→  ハート2

155 :森崎名無しさん:2009/07/27(月) 00:24:22 ID:???
魔理沙はcardでいいんでしょうか?

156 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/27(月) 00:25:49 ID:???
あ、すみません……すぐ用意します。

157 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/27(月) 00:30:38 ID:???

先着3名様で


松山9「明日の決勝……GKとして出て……ところでほうちょうと針ってどっちが痛い?」→ ! card
魔理沙「よろしく頼むぜこの通り帽子も下げるから!」→ ! card
霊夢「キーパー? う〜〜ん……」(にとりと勝負しろって? + ! dice)→ ! card


*松山か魔理沙どちらかの数値が、霊夢の数値を上回った場合、了承してもらえます。
*松山のマークが一致で+1、マークが全員一致で+3されます。



今度こそ、ここまで。
完全引き直しはバランス悪いと思うので松山9のみということで……
また不手際すみませんでした。


158 :森崎名無しさん:2009/07/27(月) 00:31:07 ID:???

松山9「明日の決勝……GKとして出て……ところでほうちょうと針ってどっちが痛い?」→  ハート6

159 :森崎名無しさん:2009/07/27(月) 00:31:33 ID:???
松山9「明日の決勝……GKとして出て……ところでほうちょうと針ってどっちが痛い?」→  クラブ6

160 :森崎名無しさん:2009/07/27(月) 00:31:59 ID:???
魔理沙「よろしく頼むぜこの通り帽子も下げるから!」→  ダイヤJ

161 :森崎名無しさん:2009/07/27(月) 00:32:01 ID:???
魔理沙「よろしく頼むぜこの通り帽子も下げるから!」→  ダイヤ8

162 :森崎名無しさん:2009/07/27(月) 00:32:22 ID:???
南無三!
霊夢「キーパー? う〜〜ん……」(にとりと勝負しろって? + 6 )→  ハート6

163 :森崎名無しさん:2009/07/27(月) 00:33:07 ID:???
あらら

164 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/27(月) 12:11:40 ID:???

あらら……
ここから魔理沙のターンです。でも二回判定上で失敗してるので、結構厳しい展開になります。



二人がかりでの要請、説得。
松山は、さっきの件が尾を引いてるのかどこかいつもの勢いが見えず歯切れが悪かったが
それを十分補うように、魔理沙が懸命に霊夢を説得し続けた。だが……

霊夢「悪いわね。却下よ」

ピシャリと答え言われて、場の空気が固化する。
松山と魔理沙は、あうあうと言葉にできず口を動かして、霊夢の声だけが続けられる。

霊夢「今から私とにとりで勝負しろって? いくらなんでもそれはないわ」

半眼でお断りと言われてしまい……
魔理沙がよよよと崩れて泣き真似をする。

魔理沙「そ、そんなぁ……! 私がこうして頭まで下げたってのにそりゃないぜれいむぅ……」
霊夢「帽子脱いだだけでしょうがッ! ……はぁ、まったく」

そう言って気を落ち着かせるように、霊夢は正座姿勢を正すと美味しそうにお茶を啜る。

霊夢「用件は済んだ? だったら解散ね。素敵な出入り口はあそ……」


165 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/27(月) 12:12:09 ID:???

そこへ。
今度は一転し、真剣な表情を見せて魔理沙が――動いた。

魔理沙「霊夢! 頼むっ私は明日の試合、どうしても勝ちたいんだ……!」

正座の姿勢を取ってから、黙って"魔理沙が"頭を下げた。
さすがに霊夢も目をぱちくりさせて。そのままの姿勢でいる魔理沙を見ながらぽりぽりと頬を掻く。
しばらく三者とも沈黙して……霊夢がやれやれと湯飲みをお盆に戻して、魔理沙を見て、言った。

霊夢「魔理沙あんた本気なのね。……別にキーパー出場するなら構わないわ」

その言葉に、魔理沙は顔をあげ霊夢を見た。パッと顔を輝かせる。

魔理沙「霊夢! それじゃ……!!」
霊夢「ただし」

しかし鋭く言葉をかぶせた霊夢は、魔理沙に、松山に、妥協せぬ条件をきっぱりと告げた。

霊夢「にとりとの件。そっちはあんた達で何とかしてきなさい。私は一切面倒見ないわ」
魔理沙「……ああ。わかったぜ! 私は最初からそのつもりだったし。……光はともかくな」

とぼけた物言い。松山があいたたって顔をする。それは魔理沙のささやかな仕返しでもあった。
しかし……この場でその発言は、思わぬ波紋となって広がる。
魔理沙の他愛のない付け足しに、耳をピクリとさせた霊夢は、松山に若干厳しい視線を送ってきた。

松山「うっ……確かにそうなる流れは俺が作ったんだ。けど……」
霊夢「光……」


166 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/27(月) 12:12:25 ID:???

キャプテンとして、にとりにも納得のいくようしてやりたかったと松山は霊夢にも話して聞かせる。
嘘偽りのない気持ちをそのまま伝えた。しかし魔理沙と違い、霊夢はそれを真っ向から斬って捨てた。

霊夢「そうやって誰にも彼にも人の好い顔を見せてくつもり? やめなさいよねそういうの」
松山「え……っ!?」

松山が思わず立ち上がりかけ、しかし迷いも揺らぎもない視線でそれを見つめたまま、霊夢は更に言う。

霊夢「よし……こうしましょう。にとりとは、魔理沙じゃなく光が決着つけてきて。
   それができないようなら、私は明日の試合、キーパーでもフィールダーでも出場はお断りよ」

微塵も譲歩の構えを見せない、断固とした巫女の発言に、魔理沙が慌てて口を挟もうとするも

魔理沙「れ、霊夢……そいつは……」
霊夢「酷だ。なんて無しよ。まずにとりと正面から向き合って決着つける。ていうのは最低限でしょ」

やはり上手をいかれてしまい、魔理沙はそれ以上何も言えず口をつぐむ。
場の主導権を完全に掌握した霊夢は、さまざまな意味で空の様に高く澄んだ眼差しを松山に向けた。
じっと……答えを待っている。

松山「俺は……」


167 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/27(月) 12:12:42 ID:???

どうしますか?


A にとりと決着をつけてくる。
B そんなことはしたくないと断る。
C その他 発言や行動を併記してください。


*先に「4」票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。


*霊夢の評価値と好感度が下がりました


出かけてきます。続きは後ほど。


168 :森崎名無しさん:2009/07/27(月) 13:32:00 ID:lpPRCmTQ
A

169 :森崎名無しさん:2009/07/27(月) 13:35:01 ID:O3jIz4dY
C にとりとの勝負に自信がないのかと焚き付ける

170 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/07/27(月) 15:04:44 ID:9XqgntkU


171 :森崎名無しさん:2009/07/27(月) 15:22:35 ID:fnfht9pg
A

172 :森崎名無しさん:2009/07/27(月) 16:27:17 ID:lKDWD2JA


173 :キャプテンレミリア ◆t2UAZ3G5UI :2009/07/27(月) 16:34:19 ID:UNtbzoEA
C にとりとの勝負に自信がないのかと焚き付ける

174 :森崎名無しさん:2009/07/27(月) 16:34:49 ID:+J9S0EUo
A

175 :森崎名無しさん:2009/07/27(月) 20:19:23 ID:???
まあ、全員が納得のいく形なんてなかなか難しいけど
霊夢からしたらそんなに甘ったるい考えなのかね>両者の説得

でも
勝負を避けてなおかつ試合に出たい、なんて風に霊夢の発言を受け取られたりしたら
それこそにとりが「甘ったれんな!文句があるなら実力で奪いに来い!」と余計に怒りかねんからな
にとりの説得はより慎重にならないといかんかな

176 :森崎名無しさん:2009/07/27(月) 20:30:56 ID:???
にとりと霊夢の当事者二人ともが考えもしてなかった事を
いきなり突きつけてるわけだから反発は当然と言えば当然だわな

引き次第で楽な展開だったけど
結局順当なハードルの高さになってるあたりさすが松山

177 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/27(月) 21:12:21 ID:???

A にとりと決着をつけてくる。


答えを待ってくれてる霊夢。憂慮の眼差しを向けてる魔理沙。
計四つの目が注目してる中、松山がゆっくりした動作で立ち上がった。
つらい局面にぶつかった者特有の、悲壮な瞳で霊夢を見つめて、鉛を飲み干したように重い声で伝える。

松山「わかった――やるよ」

それから。迷いを払った眼で練習場のある方角を見やり……そこで待つにとりの姿を幻視する。
この案に乗った者として、けじめをつける腹を決めて、霊夢たちにぺこりとお辞儀して退室しようとする。
慌てた様子で魔理沙も立ち上がった。

魔理沙「待て私も行かせてもらうぜ。霊夢、立ち会うぐらいはかまわないだろ?」

それに対して霊夢は顔だけ向けたまま、応えず沈黙していた。
黙秘は肯定と勝手に認識した魔理沙は、じゃあなと声をかけて、すでに背を向け歩き出した松山を追う。
元通りに。一人でまったりできる空間に残った霊夢は、一度は戻した湯のみを手に、ちびりとお茶を啜る。

霊夢「苦……」


178 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/27(月) 21:13:03 ID:???

先に松山は自室へ戻り、スパイクだけ手にして、社務所の玄関へ向かう。
魔理沙はそこで待っていた。松山は何を話せたものかわからず、ただ黙って横を通って外に出る。
そこで一旦足を止めて……ひとつだけ聞いておかなければならないことを口に出して問うた。

松山「あのさ。もしさ。俺が負けたらどうするんだ?」
魔理沙「負 け る な 。そう言いたいところだが……」

先に自分の望む展開をきっぱり告げて、それから松山の荷を少し減らすように、魔理沙はこう言った。

魔理沙「勝負については……実は負けても気にすることはない。敗北して気にするなってのも変だが……。
    その場合は、にとりに明日の決勝を任せられるってことだ」
松山「……」

明るい口調の裏には、表に出せない苦さが潜んでいる。
しかし魔理沙はそれには言及せず、松山も聞こうとはしなかった。

魔理沙「だからって手は抜くなよ? 負けてもいいけどそれだけは無しだからな」

言われるまでもないと、松山は応える代わりに強く一歩足を踏み出した。


179 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/27(月) 21:13:43 ID:???

それからは会話もなく練習場へ到着。
にとりがいた。備え付けのベンチに腰掛けて落ち着きなく視線を彷徨わせている。目が合った。

にとり「光! 魔理沙! あれ……霊夢がいないね」

努めて冷静に事情を説明する。その途中でにとりが大仰に息を吐いた。

にとり「そっか。じゃあ明日の試合は私が……」
松山「にとり。俺と勝負しよう」

強く握り締め、手のひらに爪を食い込ませて松山は言った。
意図がつかめず、にとりが疑問の眼差しを投げかけて……松山がきちんと答える。

松山「俺と勝負して、勝ったらにとりが明日のスタメン出場。負けたら……」
にとり「待って。ねぇ……待ってよ」

悲しみと驚き。それら二つの感情でごちゃっと綯い交ぜになった瞳で、にとりは松山に聞き返してきた。

にとり「どういうこと? さっき光自身が言ったよね。私が納得できる形を示してくれるってさ」

松山は返答に詰まった。
しばらく言葉を探して……見つからないまま沈黙を貫く。


180 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/27(月) 21:14:43 ID:???

にとりと視線を交錯させるだけの時間が流れて……やがてにとりが、より悲しく沈んだ声を出した。

にとり「そう……結局光も、今の私じゃ力不足って言いたいんだ。だったら最初からそう言ってよ!」
松山「……!」
にとり「ぐっ、うぅ……」

肩を震わせて、にとりが俯く。
好かれと思って取った選択が裏目に出て……思わず優しい言葉をかけてやりたくなって……

霊夢『そうやって誰にも彼にも人の好い顔を見せてくつもり? やめなさいよねそういうの』

寸前で思い留まった。ここで自分が慰めることはできない。
しかしそれでも……にとりを見る松山の心は、茨で心臓を締め上げられるかのように痛んだ。
にとりが顔をあげた。その瞳が充血し僅かに潤んでいる。

にとり「こんなことならさっき魔理沙との勝負に乗っていればよかった。
    いいよやろうよ光。北国シュートでもなんでも私がっちり止めてやる!」
松山「(にとり……)」


*にとりの好感度が物凄く下がりました


181 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/27(月) 21:15:05 ID:???

そして。
勝負は、距離的に厳しくないバイタルエリア、正面からのシュート。それで互いに合意を得た。
あくまで実戦形式。 にとりが、明日の試合で紅魔館の決定機を防げるか否か。

にとり「……」
松山「……」

悲しみも活力に変えて、絶対ゴールは許さないと、そんなにとりの気迫が松山の元まで伝わってくる。
松山は静かに深呼吸をして……永遠亭に引導を渡した時の気持ちを掘り起こした。

松山が助走。シュート体勢に入る。
にとりが光学迷彩を使用。姿を消し更に全身のバネを溜めて、どのコースに飛んでも捕まえると腰を落とす。

松山「いくぞにとり! ……ここで決める!」
にとり「絶対に……止めてやる!」


182 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/27(月) 21:15:26 ID:???

先着2名様で


松山→ ! card 【北国シュート】63 +(カードの数値)=
にとり→ ! card 【光学迷彩のびーるアーム】59 + (カードの数値)=


MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→松山の【北国シュート】が、にとりの守るゴールを割る。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。再勝負。
≦−2→にとりがセービング成功。


*シュートの数値と、DFのブロック数値差が4〜2の場合、数値ぶんの威力減少が発生します。
*【北国シュート】には、吹っ飛び係数5がついています。

*にとりの数値が5の場合、【河童の五色甲羅】が発動し、マークに応じた補正がつきます。
*【河童の五色甲羅】はマークがダイヤの場合に補正+4。ハートの場合に補正+3
* マークがスペードの場合、補正+2、クラブの場合、補正+1となります。


183 :森崎名無しさん:2009/07/27(月) 21:15:45 ID:???
松山→  ダイヤJ  【北国シュート】63 +(カードの数値)=

184 :森崎名無しさん:2009/07/27(月) 21:23:36 ID:???
にとり→  スペード5 【光学迷彩のびーるアーム】59 + (カードの数値)=

185 :森崎名無しさん:2009/07/27(月) 21:33:56 ID:???
何かを得るためには何かを捨てなければいけないんだよ
松山、お前はよく頑張った

186 :森崎名無しさん:2009/07/27(月) 22:05:05 ID:???
鈴仙にこのことを知られたくないな
と言っても不和の種の松山はすぐに抜けるが
…俺達と松山は一体何と戦っているんだ

187 :森崎名無しさん:2009/07/27(月) 22:06:19 ID:???
カードの魔物
もしくは理不尽な世の中

188 :森崎名無しさん:2009/07/27(月) 22:10:39 ID:???
  「世界に、宣戦布告する」
に決まってるじゃないですか、やだなぁ

マジレスすると、スーパー(ryを目指すと決めちゃった時点で
全てを踏み台にしていく覚悟を決めなければいけなかった
だから、試合のために力を出し切ることはあっても
チームのために心を尽くすとか、もはやそういうものは求められていないんではないかと
今回の一件を含め、少なくともそういう方向に向かおうとする節はちょくちょく見られているし
霊夢が敢えて突き放したのも、それを見越してのものだろうし

189 :森崎名無しさん:2009/07/27(月) 23:07:25 ID:???
俺にはイーグルスがラスボス化に向けて着々と成長していく布石に見えるよ

190 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/27(月) 23:07:45 ID:???

>>188さんの言うとおりなのですが、それをカバーできる引きの良さも勝負時だけでしたしね。
今回は松山の不和の種としての一面が強く出ちゃいましたね……



松山→  ダイヤJ  【北国シュート】63 +(カードの数値)= 74
にとり→  スペード5 【光学迷彩のびーるアーム】59 + (+2) + (カードの数値)= 66
≧2→松山の【北国シュート】が、にとりの守るゴールを割る。


にとり「(光の北国シュートは低く地を這う弾道のシュート……それさえわかっていれば)」

GKが捕りにくい左右の下隅。
にとりはチームメイトで練習にも付き合ってきた。松山のフォームと視線からコースを読むことはできる。
そして左に放たれたシュートに向けて、にとりは鋭く反応して横っ飛びで確かにボールを両手で捕まえた。

松山「!」
にとり「え……っな、何この威力!?」

チームメイトならではの読み。現在位置を掴ませない光学迷彩。リーチ差を覆すのびーるアーム。
その三つを活用したにとりは宣言どおりがっちりボールを抑えた。だが計算に入れてないことがあった。
松山のシュート力は、カペロマンとの勝負から更にアップし……にとりの計算も想定も食い破った。

にとり「ぼ、ボールが暴れ……駄目! させないっ!」

それに対抗してにとりの背中が淡く輝く。
五色甲羅。にとりが練習の中で得た能力まで使って全力の全力で松山のシュートの勢いを食い止める。
……食い止めようとした。……両手が弾き飛ばされた。


191 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/27(月) 23:08:35 ID:???

にとり「……ぅわぁぁッ!!」

その衝撃で、にとりの小柄な体が右のポスト近くまで飛ばされる。
そしてボールは……転がり、静かにネットに触れた。
じっと見てた魔理沙が、裁定を下す。

魔理沙「勝負あり。……光の勝ちだぜ、にとり」

その声にはこたえず、にとりはひたすら呆然とした面持ちでボールとゴールネットを見ている。
松山が近づいて……その足音に気付いたにとりが、帽子で顔を隠した。更にその姿がス〜〜ッと消える。

松山「にとり!?」

慌てて駆け寄ろうとするが……その肩を魔理沙が捕まえ、やめとけと鋭く口にした。
そこへ……姿は見えないが、か細いにとりの声が響いた。

にとり「強いね光は……私の負け……だよ。でもごめん……とても今話せる気にならないや……」
松山「にとり……その……」

松山の声の沈み方に、光学迷彩を使ったままのにとりが、元気な声を作って返した。

にとり「だ、大丈夫だよやだな〜! 光は知らないだろうけど弾幕ごっこだって負けはきちんと認めるもんさ!
    心配いらない……から。納得したから。……じゃあねっ光!」

声が終わらぬ内……遠ざかる足音がした。胸を打つ明るい声もしなくなる。


192 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/27(月) 23:09:23 ID:???

松山「……」
魔理沙「大丈夫か?」

勝ったというのに、気の晴れない松山の顔色は、魔理沙が心配するくらいなのかと思い
松山は気持ちを強くもって、幾分か顔色を明るくさせた。

松山「よし。これで俺の本気も見せたよな。霊夢さんに会いにいこう」
魔理沙「ああそっちはいいぜ。私がちゃんっと伝えてやる。それより光は……ちょっと部屋で休め」

精神的なものか、北国シュートを撃って体力を消費したことからか
判断はつかないが……松山は、この場は魔理沙の申し出を有難く受け取ることにした。
霊夢の部屋の前で、手を振って魔理沙と別れる。

松山「……それじゃ霊夢さんによろしく伝えてくれな」

それから松山は部屋に戻って、顔色と様子を心配したシャンハイにかいつまんだ説明をしてから……
ごろんと横になった。すぐにまぶたが重くなる。
ぼやけてきた視界の中、部屋の扉がないため、にとりの部屋の白銀色の扉が見えてしまう。

松山「……。シャンハイ。俺は眠るから」
シャンハイ「はい。……光様。ゆっくりお休みくださいませ」

そんな声を聴いて
松山は……疲れを癒しにしばしの仮眠にまどろんだ。


*松山のガッツが減って回復しました。(550/900)→(350/900)→(650/900)


193 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/27(月) 23:09:45 ID:???

【幻想郷・27日目・夜】



目を覚ますと……すでにどっぷりと日が暮れていた。
窓から見える空も暗色で、松山は二度、三度と首を振って体調、心身の状態を確認する。

松山「よし……大丈夫だ」

起き上がると、シャンハイか誰かが用意してくれたのか夕飯の乗せられたお盆が側に置かれていた。

松山「誰が用意してくれたんだろ?」

ふと気付いて見回すと、部屋にシャンハイの姿も見えない。
どこへ行ったのかと首を傾げながらも、空腹には勝てず レトルトカレー をたいらげて……
松山は、紅魔カップ決勝を前にした最後の夜の行動を決めることにした。


194 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/27(月) 23:11:03 ID:???

行動を選択してください。


A チームメイトと話す(*誰と話すか選択)
B 練習をする(*誰かを誘えます)
C 迷宮探索(*早苗は誘えません)
D アイテムを使ってみる
E 霊夢の資料を読んでみる
F シャンハイを捜しにいく
G 今日はもう休む(*ガッツが全快します)
H その他 したいことを併記してください



*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。


ちょっと早いですが、今日はここまで。
いつもより多く波乱続きのスレです。お疲れ様でした。


195 :森崎名無しさん:2009/07/27(月) 23:13:31 ID:Z5AQNk3M

乙でした

…にしてもレトルトカレーって…
料理担当が手抜きしたか、はたまた誰かの差し金か?

388KB
掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50

0ch BBS 2007-01-24