キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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レス数が1000を超えています。残念ながら全部は表示しません。
【夏はまだ】TSUBASA DUNK11【終わらない】

1 :TSUBASA DUNK:2009/08/27(木) 14:21:22 ID:???
キャプテン森崎のスピンアウト作品で、「SLAM DUNK」の世界で翼がバスケットボール選手
として成長していく物語です。基本は本編と同様に、選択肢の中から第三者(ロムしている人)が
どれかひとつを選ぶ事によって進んでいきます。また必要に応じてトランプを引いてもらったり、
ダイスを転がしてもらったりします。

※ローカルルール
カードを引いたりダイスを転がしたりする際、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。
ご了承ください。なお、行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。

また、中の人はバスケ未経験者です。知識についておかしいところがあったらどんどんご指摘ください。
随時修正いたします。

〜あらすじ〜
中学サッカー界のスター、大空翼は度重なる激戦により「サッカー筋」を損傷してしまう。
2度とサッカーのできない体となった翼は、未練を残しながらも医者の勧めでバスケをすることに。
しかし、超高校級プレーヤー達との出会いから、次第にバスケの面白さ、奥深さに魅せられていく。
進学した海南大付属高校でレギュラーの座を掴み、いよいよ県大会決勝リーグに乗り込むが……

215 :森崎名無しさん:2009/09/10(木) 10:11:46 ID:???
植草のドリブル→  ダイヤ4 +(ドリブル)51

216 :キャプテンレミリア ◆t2UAZ3G5UI :2009/09/10(木) 10:12:23 ID:???
宮益のディフェンス→  ハート8 +(ディフェンス)47


217 :TSUBASA DUNK:2009/09/10(木) 16:43:41 ID:Z/2VP+7c
>植草のドリブル→  ダイヤ4 +(ドリブル)51=55
>宮益のディフェンス→  ハート8 +(ディフェンス)47=55
>(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が0→せりあい

植草(牧さんが相手じゃなければ!)

この前、翔陽の藤真とも対戦してきたこともあり、植草には自分のプレーに自信を持っていた。
相手は海南とは言え、牧ではない。しかも、自分よりも小さく、見た目はヒヨワそう。

植草(これは抜ける!)

対する宮益は必死だった。

宮益(チームの輪を乱してまで出場して、ここまで1ゴール2ファール……このままじゃ!)

後輩やチームメイト、自分を使ってくれた監督に申し訳ないと懸命にプレーする。

ガシッ!!

宮益の手が、植草のドリブルを止める。ただし、ボールはこぼれ球となる。

植草(なにィ!?)

宮益「ナメるな!僕だって、海南で3年間練習を積み重ねてきたんだ!!」

池上「チッ、こぼれ球にした程度でいばってんじゃねえよ!」

池上がこぼれ球を拾いに向かう。

神「だったらこっちがキープすればいいんでしょう?」

師匠と慕う宮益が弾いたボールを絶対にマイボールにしてみせると、神も跳び付く。

218 :TSUBASA DUNK:2009/09/10(木) 16:46:12 ID:Z/2VP+7c
今日も仕事を最低限で切り上げさせてもらって帰ってきました。
皆様もお体には気をつけてくださいね。

ということで続きです。

***
先着2名で
(攻撃側)
池上の競り合い→ ! card+(競り合い)51−(DFにのみ定評)2
(守備側)
神の競り合い→ ! card+(競り合い)50
と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。

なお、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。ご了承ください。
行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。

(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が
≧1→攻撃側がボールをキープ!
≦0→守備側がボールをキープ!

【補足・補正】
接触プレーで両方のマークがクラブで、2人の合計が奇数のとき守備側の反則になります。
偶数の時は攻撃側の反則になります。

219 :森崎名無しさん:2009/09/10(木) 16:46:50 ID:???
池上の競り合い→  ハートA +(競り合い)51−(DFにのみ定評)2

220 :森崎名無しさん:2009/09/10(木) 16:52:29 ID:???
神の競り合い→  ダイヤQ +(競り合い)50

221 :TSUBASA DUNK:2009/09/10(木) 17:07:28 ID:Z/2VP+7c
>池上の競り合い→  ハートA +(競り合い)51−(DFにのみ定評)2=50
>神の競り合い→  ダイヤQ +(競り合い)50=62
>(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が≦0→守備側がボールをキープ!

池上「俺の名前を言ってみろ!」

ボールに向かいながら叫ぶ池上。

神「い、池上さん!?(どうしたの、急に!?)」

池上「おう。俺は池上……守備の時しか頑張らない男」

そうつぶやくと急に失速する。そんな池上を見て、神は顔いっぱいにクエスチョンマークを
浮かべていたが、気を取り直してボールをキープする。

翼「神さん!」

神がボールを拾った瞬間、翼が猛スピードでその横を駆け抜けていく。

神「任せた!」

拾ったボールを翼に渡す。しかし、前に回り込んでいた中山が、翼と距離を保ったまま並走する。
ゴールの近くまで行くが、翼のシュートレンジにはまだ遠い。また、中山の雰囲気が急に変わり、
抜くことも難しそうに感じた。

翼(中山……抜けるもんなら抜いてみろって顔だ。だけど、俺がドリブルしか選択肢がないと
  思っているな)

翼の目の端には神と宮益が3Pラインの外まできているのが映っていた。

222 :TSUBASA DUNK:2009/09/10(木) 17:08:12 ID:Z/2VP+7c
翼(ここは……どうする!?)

【行動選択】
A 神にパスだ! (翼のパス46、中山のパスカット50−2)※その後、池上との勝負
B 宮益にパスだ!(翼のパス46、中山のパスカット50−2)※その後、植草との勝負
C それでもドリブルで抜く(翼のドリブル50、中山のDF52+2)
(先に2票入った選択肢で続行。ageでお願いします。)

223 :森崎名無しさん:2009/09/10(木) 17:13:02 ID:PTSsXPKQ
A

224 :森崎名無しさん:2009/09/10(木) 17:18:00 ID:veV6WFFc
B
少しは監督の顔も立てておかないとな

225 :TSUBASA DUNK:2009/09/10(木) 17:24:35 ID:Z/2VP+7c
すみません、よく考えると上の選択肢はおかしいので下記で再投票お願いします。
>>223-224様、せっかく投票いただいたのにすみません。

だって、翼の前にいるはずの中山がバックパスを取りにいくっておかしいですよね。

【行動選択】
A 神にパスだ! (翼のパス46、池上のパスカット51+2)
B 宮益にパスだ!(翼のパス46、植草のパスカット49)
C それでもドリブルで抜く(翼のドリブル50、中山のDF52+2)
(先に2票入った選択肢で続行。ageでお願いします。)

※翼がパスを選択するまで、中山に対ドリブル+2、対パス−2の補正がつきます。

226 :森崎名無しさん:2009/09/10(木) 17:27:48 ID:PTSsXPKQ
A

227 :森崎名無しさん:2009/09/10(木) 17:28:21 ID:veV6WFFc
B

228 :森崎名無しさん:2009/09/10(木) 17:34:48 ID:Et8WT4yw
B

229 :TSUBASA DUNK:2009/09/10(木) 17:58:00 ID:Z/2VP+7c
>B 宮益にパスだ!(翼のパス46、植草のパスカット49)

翼はニイッと中山の顔を見て笑うと、背を向けながら宮益にパスを出す。

中山「なッ!?翼がパス!!」

中山は驚いた。翼がパスをしたことに。そして、それが1週間前に比べて格段に上手くなって
いたことに。

田岡(やられた!まさか、たった1週間でここまで仕上げてくるとは……さすがは高頭)

高校時代、学年は1つ違うが全国を懸けて闘ったライバルである高頭監督を睨みつける。

植草(彼のパスなら楽にカットできると監督は言ったけど……驚いた。これはなかなかだ)

感心しながら翼と宮益の間に跳び込む。

230 :TSUBASA DUNK:2009/09/10(木) 18:01:03 ID:Z/2VP+7c
先着2名で
(攻撃側)
翼のパス→ ! card+(パス)46
(守備側)
植草のパスカット→ ! card+(パスカット)49
と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。

なお、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。ご了承ください。
行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。

(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が
≧2→攻撃側のパスが通る!
1、0、−1→左から(田辺がフォロー)(せりあい)(魚住がフォロー)
≦−2→守備側がボールを奪う!

***
本来なら植草のマークがダイヤの時、明鏡止水が発動し数値に+4されますが、
不意をつかれたので今回は発動しません。(ただし、マイナス補正はなし)


231 :森崎名無しさん:2009/09/10(木) 18:05:54 ID:???
翼のパス→  ハート7 +(パス)46

232 :キャプテンレミリア ◆t2UAZ3G5UI :2009/09/10(木) 18:07:31 ID:???
植草のパスカット→  ダイヤ6 +(パスカット)49


233 :TSUBASA DUNK:2009/09/10(木) 18:20:18 ID:Z/2VP+7c
>翼のパス→  ハート7 +(パス)46=53
>植草のパスカット→  ダイヤ6 +(パスカット)49=55
>(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が≦0→守備側がボールを奪う!

植草(届かないか?……いや、届かせるんだ!)

パシッ!!

翼のパスは懸命に腕を伸ばした植草にギリギリのところでカットされる。

翼「くっ、ダメか!!」

植草(ふう、危なかった)

田岡「中山、次からはパスも頭に置いて守るんだ!好きにパスさせては危険だ!!」

中山「は、はい!」

***
中山の翼に対する「対ドリブル+2」「対パス−2」の補正が解消されました。

234 :TSUBASA DUNK:2009/09/10(木) 18:29:43 ID:Z/2VP+7c
そして、ボールは植草の手から仙道に渡る。ほとんどの選手が陵南陣内に集まっていたので、
仙道に追いつけるのは牧しかいなかった。

仙道(さすがに速いな。ブロックには間に合われそうだ)

牧(なんとしてでもブロックを決める!)

仙道(ここは……)


先着1名で
仙道のシュート選択→ ! card
と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。

なお、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。ご了承ください。
行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。

カードのマークが……
ダイヤ・ハート→ダブルクラッチだ!
スペード→レイアップシュートだ!
クラブ→ダンクだ!
JOKER→見せてやる、これが俺の「変幻自在ミリオンクラッチ」だ!
(※フェイントをかけすぎて50%の確率で失敗します。)

235 :森崎名無しさん:2009/09/10(木) 18:31:32 ID:???
仙道のシュート選択→  ダイヤ2


236 :森崎名無しさん:2009/09/10(木) 18:35:09 ID:veV6WFFc
>「変幻自在ミリオンクラッチ」
>(※フェイントをかけすぎて50%の確率で失敗します。)

なにそのグルグル棒的マルセイユルーレットw

237 :TSUBASA DUNK:2009/09/10(木) 18:43:24 ID:Z/2VP+7c
>仙道のシュート選択→  ダイヤ2
>カードのマークがダイヤ・ハート→ダブルクラッチだ!

仙道(これでどうだ!?)

仙道がレイアップシュートに跳ぶ。牧もなんとか追いついてブロックに入る。

牧「させん!」


先着3名で
(攻撃側)
仙道のダブルクラッチ1→ ! card+(シュート)56
仙道のダブルクラッチ2→ ! card+(シュート)56
(守備側)
牧のブロック→ ! card+(ブロック)54
と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい

なお、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。ご了承ください。
行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。

MAX(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が
≧0→シュートがブロックを越え、ゴール判定に
=−1→こぼれ球になりせりあいに
≦−2→守備側がブロックに成功

【補足・補正】
攻撃側のマークがダイヤで守備側のマークがクラブだった場合、守備側の反則になります。
両方のマークがクラブだった場合、攻撃側の反則になります。

***
今日はここまでです。

238 :森崎名無しさん:2009/09/10(木) 18:51:41 ID:???
仙道のダブルクラッチ1→  ダイヤ5 +(シュート)56

239 :森崎名無しさん:2009/09/10(木) 19:00:47 ID:???
仙道のダブルクラッチ2→  ダイヤ2 +(シュート)56

240 :森崎名無しさん:2009/09/10(木) 19:01:32 ID:???
牧のブロック→  ダイヤ6 +(ブロック)54
乙でした

241 :TSUBASA DUNK:2009/09/12(土) 16:36:21 ID:xwMwCxmQ
>仙道のダブルクラッチ1→  ダイヤ5 +(シュート)56=61
>仙道のダブルクラッチ2→  ダイヤ2 +(シュート)56=58
>牧のブロック→  ダイヤ6 +(ブロック)54=60
>MAX(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が≧0→シュートがブロックを越え、ゴール判定に

仙道のレイアップシュートに対し絶妙のタイミングでブロックに入る牧。会場にいるほとんどの
人間が「止めた」と思っただろう。

流川「いや……」

観客席で観ていた流川がボソッとつぶやく。入学直後に、練習試合で仙道に高校トップレベルの
オフェンスがどれほどのものか教えられた流川には仙道のシュートがそれで終わりでないことを
分かっていたのだ。

牧(止めた!)

仙道「甘いっす!」

仙道は、ボールの進路を塞ぐように上げられた牧の手の直前まで持っていた自身の腕を下ろす。
そして、体を斜め下に捻るようにし牧の体をかわすと、再び上体を起こしてシュートを放つ。

翼「ダブルクラッチ!!」

自分も得意とする技を仙道が使ったのを見て翼が思わず声を上げる。それは自分のものより
仙道のダブルクラッチが鋭かったからかもしれない。

牧「くっ……!!」

牧をかわし放たれたシュートはそのままリングに向かう。

242 :TSUBASA DUNK:2009/09/12(土) 16:37:32 ID:xwMwCxmQ
先着1名で
仙道のレイアップシュートは入るかな!?→ ! card
と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。

なお、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。ご了承ください。
行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。

数値が
≧2 ゴール!得点に!
≦1 リングに弾かれ、リバウンド勝負に!

243 :森崎名無しさん:2009/09/12(土) 16:37:57 ID:???
仙道のレイアップシュートは入るかな!?→  クラブ3

244 :TSUBASA DUNK:2009/09/12(土) 16:55:59 ID:xwMwCxmQ
>仙道のレイアップシュートは入るかな!?→  クラブ3
>数値が≧2 ゴール!得点に!

ガン……ガン……

牧をかわすために無理をしたせいか、シュートがやや乱れる。リングに数回もてあそばれるが……

スパッ……

最後は無事にリングを通過する。

仙道「ふう……さすがに楽はさせてくれませんね」

牧「キツくなるのはここからだぜ」

仙道「うへえ。勘弁してくださいよ」

軽口をたたくと仙道は自陣に戻っていった。

牧(キツくなるのはここから……か。本当にキツい立場なのはむしろウチだがな)

仙道にボールが渡ってても、牧がなんとかしてくれるという期待を裏切られたことで、こちらに
戻ってくる海南の選手たちの顔は今まで以上に暗く、足取りも重くなっていた。

***
流れ (海南) 10 → 8 : 10 → 12 (陵南)

245 :TSUBASA DUNK:2009/09/12(土) 17:21:04 ID:xwMwCxmQ
牧「すまん。止められなかった。だが、次は必ず止めてみせる。今はまずこの1本に集中しよう」

今のプレーを引きずらないように、牧がチームメイトに声をかける。彼らも力ない声で「おう」と
応える。それ以上は望むまいと牧は気持ちを切り替えて、陵南の選手たちを見る。

牧(相変わらず仙道が先頭。続くように植草、池上。インサイドは魚住とあの中山って奴か)

牧は攻撃のプランを考える。

牧(どうするかな?)


先着1名で
牧の攻撃プラン→ ! card
と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。

なお、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。ご了承ください。
行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。

カードのマークが……
ダイヤ・ハート→仙道と植草を引きつけて宮益にシュートさせるか!
スペード→福田のディフェンスが相手なら翼に勝ち目がある。翼に任せよう!
クラブ→インサイドは魚住さえ気をつければ怖くない。自分で切り込む!
JOKER→それでも田辺なら……田辺ならなんとかしてくれる!!

246 :森崎名無しさん:2009/09/12(土) 17:28:13 ID:???
牧の攻撃プラン→  クラブ7

247 :TSUBASA DUNK:2009/09/12(土) 17:43:38 ID:xwMwCxmQ
>牧の攻撃プラン→  クラブ7
>クラブ→インサイドは魚住さえ気をつければ怖くない。自分で切り込む!

前を走るチームメイトたちをもう一度見回す牧。

牧(みんな表情が硬いし、動きもぎこちない。このままじゃボールを預けられん)

それならば自分で切り込むしかないと牧は考えた。

牧(幸いというか、宮益と神に1人ずつマークがついているからインサイドは密度が低い)

むろん、それは魚住と言う絶対的な大黒柱がゴール下にいるからなのだが、それでもいけると
牧は計算した。

牧(そのためには……)

ドリブルで進んで行った牧に仙道がつく。守備も鍛えられてきたらしく、牧でもなかなか抜く
ことができない。

高頭「オフェンスはともかく、守備は牧が苦戦するような選手ではなかったはずだ!」

海南ベンチで慌てる高頭監督を横目に陵南の田岡監督がニヤリと笑う。

田岡「この1年間、みっちり鍛え上げてきたつもりだ」

仙道を神奈川bPプレーヤーにすること、それは田岡監督にとって陵南の全国大会出場と同じ
くらい大切な目標だった。いや、仙道が神奈川bPプレーヤーになることが全国大会出場の
絶対条件と言っても過言ではないと彼は思っていた。

田岡「今日、ここで神奈川bPプレーヤーの座をもらう!」

248 :TSUBASA DUNK:2009/09/12(土) 17:45:13 ID:xwMwCxmQ
コート上では攻めあぐねたのか、牧のすぐ横まで戻ってきた神に牧がパスを出す。

仙道(ふう……抜きにこないか)

それを見た仙道の集中が一瞬途切れる。しかし、その時には再び牧にボールが戻ってきていた。

牧「甘い」

その隙を見逃さず……いや、そうやって作った隙を衝いて牧がドリブルで仕掛ける。


先着2名で
(攻撃側)
牧のドリブル→ ! card+(ドリブル)57
(守備側)
仙道のディフェンス→ ! card+(ディフェンス)53−(不意を衝かれた)2
と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。

なお、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。ご了承ください。
行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。

(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が
≧2→攻撃側がドリブルで抜き去る!
1、0、−1→左から(神がフォロー)(せりあい)(池上がフォロー)
≦0→守備側がボールを奪う!

【補足・補正】
接触プレーで両方のマークがクラブで、2人の合計が奇数のとき守備側の反則になります。
偶数の時は攻撃側の反則になります。

249 :キャプテンレミリア ◆t2UAZ3G5UI :2009/09/12(土) 17:49:42 ID:???
牧のドリブル→  ダイヤJ +(ドリブル)57


250 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/12(土) 17:49:44 ID:???
牧のドリブル→  ハートA +(ドリブル)57

251 :森崎名無しさん:2009/09/12(土) 17:54:02 ID:???
仙道のディフェンス→  ダイヤK +(ディフェンス)53−(不意を衝かれた)2

252 :TSUBASA DUNK:2009/09/12(土) 18:04:28 ID:???
おお!珍しく2人がいい数字を出したところで今日はここまでです。

これから飲み会に行ってきます。病み上がりなのでさすがに量は控えますが。
それにしても、9月に入るとこの時間だと外はけっこう寒いですね。
みなさんも体調管理には十分お気をつけてくださいね。

253 :森崎名無しさん:2009/09/12(土) 18:14:42 ID:???
乙です。無理せずー

254 :TSUBASA DUNK:2009/09/14(月) 08:53:54 ID:QPaz7ql6
>>253 優しいお言葉ありがとうございます。
***
>牧のドリブル→  ダイヤJ +(ドリブル)57=68
>仙道のディフェンス→  ダイヤK +(ディフェンス)53−(不意を衝かれた)2=64
>(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が≧2→攻撃側がドリブルで抜き去る!

パスを受けた瞬間、全く間をおかずに牧は仕掛けた。

仙道「くっ!?」

仙道の反応も良かった。それは仙道自身も、そして誰よりも彼に期待していた田岡監督でさえ
驚くほどに。

牧「だが、まだ甘い!」

それでも牧の鋭いドライブを止めることは出来ず、突破を許してしまう。

仙道「こりゃ、しんどい……」

田岡「隙がなければ作ればよい、か。神奈川bPの壁はやはり厚い」

仙道に背中を向け、陵南ゴールへとドリブルで進んでいく牧を見ながら田岡監督がつぶやく。

田岡「だが、仙道なら……それでも仙道ならその壁を乗り越えられると俺は信じてる」

仙道を抜いた牧はそのままゴール下の魚住の方に向かっていく。

牧(魚住を抜いてシュートを決めれば流れを取り戻せるはず……分のいい賭けではないが)

魚住「叩き落してくれるわ!」

レイアップシュートに跳んだ牧を、魚住がブロックにいく。

255 :TSUBASA DUNK:2009/09/14(月) 08:54:57 ID:QPaz7ql6
先着2名で
(攻撃側)
牧のレイアップシュート→ ! card+(シュート)56
(守備側)
魚住のブロック→ ! card+(ブロック)55
と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい

なお、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。ご了承ください。
行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。

(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が
≧0→シュートがブロックを越え、ゴール判定に
=−1→こぼれ球になりせりあいに
≦−2→守備側がブロックに成功

【補足・補正】
攻撃側のマークがダイヤで守備側のマークがクラブだった場合、守備側の反則になります。
両方のマークがクラブだった場合、攻撃側の反則になります。

256 :森崎名無しさん:2009/09/14(月) 09:29:48 ID:???
牧のレイアップシュート→  ダイヤ10 +(シュート)56

257 :森崎名無しさん:2009/09/14(月) 10:37:28 ID:???
魚住のブロック→  スペード5 +(ブロック)55

258 :TSUBASA DUNK:2009/09/14(月) 16:28:58 ID:QPaz7ql6
>牧のレイアップシュート→  ダイヤ10 +(シュート)56=66
>魚住のブロック→  スペード5 +(ブロック)55=60
>(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が≧0→シュートがブロックを越え、ゴール判定に

牧のレイアップシュートには仙道のダブルクラッチのような派手さはない。あくまで基本に
忠実で、丁寧なものだった。だからこそ、見ていた選手たちを驚かせた。

仙道「すごい……」

牧を後ろから追いかけていた仙道は、思わず足を止めた。自分が理想としているレイアップ
シュートのフォームがそこにあったからだ。他の選手たちもそれを見て感動に近い感情を抱く。
しかし、最も驚いたのは直接対峙していた魚住だろう。

魚住(と……止められる気がしない!?)

ただただシンプルに。牧がこれまで積み重ねてきた練習はそれが基本にあった。観客を沸かせる
派手さはいらない。難しいプレーに挑戦する必要もない。無駄を省き、いかに合理的に点を
取るか、それが牧の練習テーマだった。

宮益(僕が3Pシュートで極めようとしてきたことを牧はシュート、ドリブル、ディフェンス……
   多くのプレーで実現している。敵わないな、ホント)

少しだけうらめしそうに牧を見つめる宮益。もしバスケを始める時期が早ければ、もう少し
身長が高ければ。牧のプレーを見ていると憧れとともにコンプレックスも感じてしまう。

そして、牧のシンプルなレイアップシュートは魚住のブロックを越える。

259 :TSUBASA DUNK:2009/09/14(月) 16:43:57 ID:QPaz7ql6
牧が魚住に5以上の差をつけて勝利したのでシュート補正に+1されます。
そうするとカードの数値が1以上で成功になるので判定は行いません。

***
牧の手から放たれたボールは、少しの距離だけ緩やかな曲線を描いた後でリングを通過する。

スパッ……

シュートを決めた牧は、相手キャプテンの魚住の方を向く。

牧「魚住、試合前に言ってたな。神奈川bPの看板がどうこうと」

魚住「……」

牧「そんなものは別にどうでもいいんだ。俺が欲しいのは今日、この試合の勝利だけだ」

一度、天井を仰ぐようにして息を吐き、再び魚住を睨みつけるように見て言う。

牧「海南は負けん。俺が負けさせない」

魚住の言葉を待たずに牧は自陣に戻っていった。

魚住「牧……(だが、俺とて負ける訳にはいかんのだ)」

魚住もまた自身に勝利を誓う。牧が魚住に告げることで自分に言い聞かせていたのと同じように。

260 :TSUBASA DUNK:2009/09/14(月) 16:45:15 ID:QPaz7ql6
ここで、5分〜10分までのファールの判定を行います。

先着2名で(翔陽側と陵南側に分けてお引きください)
(海南)
牧→ ! card 宮益→ ! card 神→ ! card 
翼→ ! card 田辺→ ! card
(陵南)
仙道→ ! card 植草→ ! card 池上→ ! card
中山→ ! card 魚住→ ! card
と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。

なお、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。ご了承ください。
行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。

カードがクラブA〜3だと2ファール、クラブ4〜9だと1ファールします。
それ以外のカードならファールはありません。
カード判定で加算されるファールは3つまでです。

***
ファールの確率が高すぎると感じたので少し下げました。

261 :森崎名無しさん:2009/09/14(月) 16:55:42 ID:???
牧→  スペードK  宮益→  スペード2  神→  ハート10  
翼→  スペード7  田辺→  スペード4

262 :森崎名無しさん:2009/09/14(月) 17:03:30 ID:???
仙道→  ダイヤ9  植草→  クラブ3  池上→  ダイヤ6
中山→  ハート7  魚住→  スペードA

263 :TSUBASA DUNK:2009/09/14(月) 17:54:33 ID:QPaz7ql6
(書き忘れ1)
仙道がKを出したのでディフェンスの能力が1上がります。

(書き忘れ2)
流れ (海南) 8 → 10 : 12 → 10 (陵南)

***
>(海南)
>牧→  スペードK  宮益→  スペード2  神→  ハート10  
>翼→  スペード7  田辺→  スペード4
>(陵南)
>仙道→  ダイヤ9  植草→  クラブ3  池上→  ダイヤ6
>中山→  ハート7  魚住→  スペードA
>カードがクラブA〜3だと2ファール、クラブ4〜9だと1ファールします。

それからまた4分。互角の闘いが続く。

守備に重きを置いた陵南であったが、海南のキャプテン・牧を止めることは難しい。マッチ
アップの仙道の守備も牧のオフェンス力に引っ張られるように成長していったが、引っ張られて
いる間はまだ格下ということでもある。そして仙道をフォローしていた植草がファールを2つ
犯してしまう。牧と宮益の2人を相手にするのはさすがに骨が折れるようだ。

だが、そんな植草の献身的な守備もあり、海南に流れを渡すこともなかった。

264 :TSUBASA DUNK:2009/09/14(月) 17:55:13 ID:QPaz7ql6
【県大会 決勝リーグ】 海南 対 陵南

出場メンバー (数字)はファールの数
海南 牧 宮益 神 翼 田辺 (チーム攻撃力 104)
陵南 仙道 植草 池上 中山 魚住 (チーム攻撃力 102)

経過時間 前半10分(前後半20分)
流れ (海南)10 : 10(陵南)
得点 (海南)24 − 24(陵南)

海南の得点者 牧10 翼6 神4 宮益2 田辺2
海南のファール 牧1 宮益2
陵南のファール 池上1 植草2

海南チームのガッツ
翼 300/650 牧 620/950 神 560/800 舘嶋 600/600
田辺 510/750 武藤 900/900 小菅 880/880 馬場 610/610
ドルジ 700/700 高砂 930/930 宮益 460/700 横島 550/550

265 :TSUBASA DUNK:2009/09/14(月) 17:56:47 ID:QPaz7ql6
植草が2つ目のファールを取られたところで田岡監督がタイムアウトを要求する。

プレーが途切れるとタイムアウトが告げられる。

海南の選手たちは恐る恐る自分たちのベンチに戻る。


先着1名で
迷将迷走中2→ ! card
と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。

なお、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。ご了承ください。
行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。

カードのマークが……
ダイヤ・ハート→ようやく冷静になっていた。
スペード・クラブ→先ほどと変わらず。
クラブA・JOKER→高頭?違うな、超タカトウだ。

***
今日はこれだけです。高頭復活なるか!?頼む、復活してくれ!!

266 :森崎名無しさん:2009/09/14(月) 17:57:03 ID:???
迷将迷走中2→  ハート6

267 :森崎名無しさん:2009/09/14(月) 18:31:52 ID:???
高頭復活乙でした

268 :TSUBASA DUNK:2009/09/15(火) 09:58:49 ID:79C4xhUk
>迷将迷走中2→  ハート6
>カードのマークがダイヤ・ハート→ようやく冷静になっていた。

ベンチに戻ってきた海南メンバーを迎えたのは「何をやっているんだ」という高頭監督の言葉
だった。それを聞いて、彼らはまた怒られるのかと肩を落とす。しかし……

高頭「取り乱して、冷静さを失うなんて監督失格だな、全く」

その言葉を監督自身に向けられた言葉だった。そして……

高頭「すまなかった!」

立ち上がると部員たちに深々と頭を下げる。大人に下手に出られた経験がない彼らはなんとなく
居心地の悪い思いになる。

高頭「さて、時間がない。少し作戦を変更するぞ」

顔を上げた高頭監督はテキパキと指示を出す。

高頭「まず、シューターは1枚でいい。宮益、ご苦労だった。少し休んでいなさい。交代で
   入るのは……」

舘嶋(俺だろ!?)

小菅(俺にも出番を!!)

武藤(俺ってことも……)

269 :TSUBASA DUNK:2009/09/15(火) 09:59:44 ID:79C4xhUk
先着1名で
誰が入る?→ ! card
と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。

なお、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。ご了承ください。
行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。

カードのマークが……
ダイヤ・ハート→舘嶋だな。
スペード→小菅、出番だ。
クラブ→武藤でいくか。
JOKER→清田を出すぞ。ん、審判?選手登録ですか?登録用紙を火であぶってみてください。

270 :森崎名無しさん:2009/09/15(火) 10:10:40 ID:???
誰が入る?→  クラブ6

271 :TSUBASA DUNK:2009/09/15(火) 10:51:29 ID:79C4xhUk
>誰が入る?→  クラブ6
>クラブ→武藤でいくか。

高頭「(武藤でいくか)武藤、いけるな?」

高頭監督が名前を挙げたのは舘嶋でも小菅でもなく武藤だった。

武藤「は、はい!」

高頭「攻守に渡り、しっかりゴール下を固める。その分、牧のフォローが薄くなるが仙道には
   負けないよな?」

挑発的に牧に質問する。

牧「ええ。そう言われたらNOとは言えませんよ」

高頭「魚住と仙道を除けば、陵南はそれほど高いチームではない。PGに仙道を置いている限り、
   ゴール下ではウチに分があると思え」

一同「はい!」

高頭「だが、ゴール下一辺倒になるなよ。神を使って外も意識させるんだ」

牧「はい」

高頭「舘嶋、小菅。いつでも出られるようにしておけ。福田が入ってきた時、もしくは仙道が
   フォワードに戻った時にシュートレンジを広くために入ってもらうぞ」

舘嶋・小菅「はい!」

高頭(さすがに魚住に仙道、福田が加わったゴール下は県内最強クラスだからな)

272 :TSUBASA DUNK:2009/09/15(火) 10:52:06 ID:79C4xhUk
タイムアウトを要求した陵南のベンチでは。

植草「……(もうファールが2つ)」

田岡「どうした、植草。動きが鈍いんじゃないか?」

越野(もしかして、植草。昨日もバイトを?)

植草の家の家計は厳しい。父親は某有名私立大学の教授だったのだが、とある事件がきっかけで
職を失った。植草は家計を助けるために複数のバイトを掛け持ちでこなしている。大会中は
バイトを控えるということだったが、どうしても休めない仕事が昨日の深夜に入ってしまった。

***

この物語はフィクションです。実在する人物、大学、力士とは一切関係ありません。

***

越野(中学生と小学生に1人ずつ弟がいるんだよな。無理をしない訳にはいかないのか)

親友のために何もしてやれない自分の力不足に腹が立ちながらも、この場でも監督から植草を
救ってやれないことを越野は悔しく思っていた。

田岡「調子が悪いなら交代するか?」

植草「!!」

273 :TSUBASA DUNK:2009/09/15(火) 10:52:56 ID:79C4xhUk
先着1名で
ミラーマン、ピンチ!?→ ! card
と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。

なお、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。ご了承ください。
行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。

カードのマークが……
ダイヤ→福田を加えて攻撃に厚みを出そう。
ハート・スペード→いや、牧とマッチアップする仙道のフォローが必要だ。交代はしない。
クラブ→越野と交代だ。
JOKER→陵南、第8の男が登場!?

***
これから仕事なのでここまでです。

274 :キャプテンレミリア ◆t2UAZ3G5UI :2009/09/15(火) 10:57:47 ID:???
ミラーマン、ピンチ!?→  ハートJ


275 :TSUBASA DUNK:2009/09/15(火) 22:52:14 ID:cRTdZbRI
>ミラーマン、ピンチ!?→  ハートJ
>マークがハート→いや、牧とマッチアップする仙道のフォローが必要だ。交代はしない。

田岡監督は植草の顔をじっと見ると、落ち着いた口調で告げた。

田岡「植草、お前の調子が悪かろうが、牧とマッチアップしている仙道をフォローできるのは
   PG経験者のお前しかいない。交代はしないからな」

田岡監督の言葉に植草は首を縦に振る。その様子を見て、越野が安堵の表情を見せる。

越野(よかったな、植草。だけど、本当に安心するのは試合で活躍してから……いや、勝って
   からだよな)

田岡(さて、植草はこのままにして他にいじるところは?)


先着1名で
中山か?福田か?→ ! card
と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。

なお、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。ご了承ください。
行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。

カードのマークが……
ダイヤ・ハート→福田を加えて攻撃に厚みを出そう。
スペード・クラブ→まだまだ中山の守備力が必要だ。
JOKER→陵南、第8の男が登場!?

276 :森崎名無しさん:2009/09/15(火) 22:53:21 ID:???
中山か?福田か?→  クラブA

277 :森崎名無しさん:2009/09/15(火) 23:01:37 ID:???
設定してなくてよかったねよかったね

クラブA「よくねえよ・・・」

278 :TSUBASA DUNK:2009/09/15(火) 23:09:15 ID:cRTdZbRI
>>276
ああ、せっかくのクラブAさんがもったいない。ちゃんと分岐を設けないといけませんね。

***
>中山か?福田か?→  クラブA
>カードのマークがクラブ→まだまだ中山の守備力が必要だ。

田岡「今はまだ交代はしない。しっかり守って、チャンスを待つぞ」

福田(ムスッ)

田岡監督の言葉に、自分の出番はまだかとふくれ面になる福田。

田岡(福田の奴め。不機嫌そうな顔をしおって。出番はすぐにくる。集中を切らすなよ)

苦笑しながら選手たちに指示を出す。

田岡「まず、牧をなんとかしないと勝利はないと思え。植草は宮益へのパスに気をつけながら
   仙道をフォローするんだ。万が一、中に入られても慌てるな。今度こそ魚住が落ち着いて
   止めろ。中に入られたら他の選手にパスされるのは仕方ない。だが、牧だけは止めろ」

魚住「キャプテンでPGの牧を止めて海南のリズムを狂わせるってことですね」

田岡「そういうことだ。よく分かっているようだな。よし、お前たちにあとは任せたぞ!」

一同「「「はい!!」」」

選手たちがコートに戻っていく。

279 :TSUBASA DUNK:2009/09/15(火) 23:13:25 ID:cRTdZbRI
【県大会 決勝リーグ】 海南 対 陵南

出場メンバー (数字)はファールの数
海南 牧 神 館嶋 翼 田辺 (チーム攻撃力 104)
陵南 仙道 植草 池上 中山 魚住 (チーム攻撃力 102)

経過時間 前半10分(前後半20分)
流れ (海南)10 : 10(陵南)
得点 (海南)24 − 24(陵南)

海南の得点者 牧10 翼6 神4 宮益2 田辺2
海南のファール 牧1 宮益2
陵南のファール 池上1 植草2

海南チームのガッツ
翼 300/650 牧 620/950 神 560/800 舘嶋 600/600
田辺 510/750 武藤 900/900 小菅 880/880 馬場 610/610
ドルジ 700/700 高砂 930/930 宮益 460/700 横島 550/550

280 :TSUBASA DUNK:2009/09/15(火) 23:15:03 ID:cRTdZbRI
そして、試合が再開する。

先着2名で
どっちのボール?→ ! dice
ボールを持ったのは?→ ! dice
と(!とdiceの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。
ダイスの数字によってボールを持つ選手が変わります。

なお、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。ご了承ください。
行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。

どっちのボール?のダイスが……
1,3,5→海南ボール
2,4,6→陵南ボール

ボールを持ったのは?のダイスが……
1→PG 2→SG 3→SF 4→PF 5→C 6→リバウンド争いから

281 :森崎名無しさん:2009/09/15(火) 23:15:26 ID:???
どっちのボール?→  6

282 :森崎名無しさん:2009/09/15(火) 23:29:47 ID:XoHhuBDU
ボールを持ったのは?→  6

283 :TSUBASA DUNK:2009/09/15(火) 23:43:45 ID:cRTdZbRI
>どっちのボール?→  6
>ボールを持ったのは?→  6
>海南ゴール下でリバウンド争いから再開

試合が再開する。仙道が植草とのパス交換から牧をかわしゴール下に入り込む。レイアップ
シュートを放つが、武藤のブロックが入ったためか、ボールはリングに嫌われる。

仙道「リバウンド!」

魚住「任せろ!」

中山「勝負だ、翼!」

翼「海南のゴール下で好きにさせると思うなよ!!」

1つのボールを争って、4人がゴール下で競り合う。

284 :TSUBASA DUNK:2009/09/15(火) 23:44:47 ID:cRTdZbRI
先着4名で
(攻撃側)
中山のリバウンド→ ! card+(OF・リバウンド)46−(ポジショニング)1
魚住のリバウンド→ ! card+(OF・リバウンド)56−(ポジショニング)0
(守備側)
翼のリバウンド→ ! card+(DF・リバウンド)48+(ポジショニング)1
田辺のリバウンド→ ! card+(DF・リバウンド)54+(ポジショニング)2
と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。

なお、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。ご了承ください。
行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。

MAX(攻撃側の数値)−MAX(守備側の数値)が
≧1→攻撃側がボールをキープ!
≦0→守備側がボールを奪う!

【補足・補正】
接触プレーで両方のマークがクラブで、2人の合計が奇数のとき守備側の反則になります。
偶数の時は攻撃側の反則になります。ただし、今回は中山対翼、魚住対田辺のみの接触です。
全員クラブの時は中山対翼の結果を優先します。

***
今日はここまでです。

285 :森崎名無しさん:2009/09/15(火) 23:45:25 ID:???
中山のリバウンド→  ハートJ +(OF・リバウンド)46−(ポジショニング)1

286 :森崎名無しさん:2009/09/15(火) 23:46:48 ID:???
魚住のリバウンド→  ハートJ +(OF・リバウンド)56−(ポジショニング)0

287 :森崎名無しさん:2009/09/15(火) 23:50:46 ID:???
翼のリバウンド→  スペード2 +(DF・リバウンド)48+(ポジショニング)1

288 :TSUBASA DUNK:2009/09/15(火) 23:50:54 ID:???
【補足・補正の追加です】
田辺が10分以上連続して試合に出ているのでクラブを出すと「YTK」が発動します。
数値に+2され、この判定に参加した他の3人のガッツを著しく削ります。
魚住のマークがダイヤの時、クジラジャンプが発動し数値に+2されます。
田辺のマークがダイヤ・ハートの時、「リバウンド+1」が発動し、数値に+1されます。

289 :森崎名無しさん:2009/09/15(火) 23:54:31 ID:???
田辺のリバウンド→  スペード6 +(DF・リバウンド)54+(ポジショニング)2


290 :森崎名無しさん:2009/09/16(水) 00:27:08 ID:???
乙でしたー
シンクロナイズドリバウンドktkr

291 :TSUBASA DUNK:2009/09/16(水) 17:23:51 ID:???
今日はこれから飲み会で続きを書けません。
試合の途中で割り込ませて読みにくくなるかもしれませんが、書きためておいた
「キャプテン森崎外伝〜もうひとつのキャプテン翼〜」を披露させていただきます。
よろしくお付き合いください。

***
(前スレ最後から)

点を取られた直後に「楽しんでいこう」と叫ぶ翼を見て、南葛高校の選手たちは面食らった。

井沢「翼ってそういうタイプじゃないよな?」

高杉「どっちかって言うと、勝負に拘る奴だろ」

滝「サッカーの楽しさは、相手に勝つ楽しさって感じだったんだけどな」

石崎「でもよ、出会った頃はあんな感じだったぜ。まあ、それでも勝負には拘ってたけどさ」

鳩が豆鉄砲をくらったような顔で自分のことを見てくる南葛メンバーに気付き、翼は苦笑する。

翼(俺が中学時代とキャラが違うとでも思ってるのかな?自分でもまだ違和感があるけどね)

翼にサッカーを楽しむことを教えてくれたのは、いや思い出させてくれたのは熱海温泉高校に
入学した時、つまり翼が1年生の時の3年生部員たちだった。

翼(あの頃は……)

292 :TSUBASA DUNK:2009/09/16(水) 17:24:27 ID:???
(回想〜高校入学当時〜)

中学時代、森崎にキャプテンの座を取られ、また試合での活躍の機会も奪われることが多かった
翼は次第に「勝ち」に貪欲になっていった。相手選手からボールを奪うこと、点を取ること、
試合に勝つこと。時には味方からすらもボールや活躍の機会を奪った。

「自分が活躍して、試合に勝つことがサッカーの楽しさ」

そういう考えに辿り着くのも仕方がないことだった。怪我でまともにサッカーが出来なくなった
ことで、高校入学当時の翼の思考はさらに暗いものになっていた。

翼(それでも、俺はサッカーから離れられない……)

そして、サッカー部の門を叩く。熱海温泉高校サッカー部は県内最弱と言っても過言ではない。
万年1回戦負け……いや、年によっては人数が揃わず大会出場すら出来ないこともあった。

翼(でも、そういうチームだからこそ俺が出場できる可能性もあるんだ)

ボールに触れるだけで激痛が走る翼のような人間を部員として受け入れてくれ、さらに試合に
出場できそうなチームは県内ではここしかなかった。

293 :TSUBASA DUNK:2009/09/16(水) 17:25:52 ID:???
翼が入部した時、サッカー部員は2・3年生の9人しかいなかった。

主将「うちの学校は温泉旅館の関係者が多くてな。みんな家の手伝いだ、修行だで部活なんて
   やってる暇もないって奴が多い。だから、必然的に部活動が寂れる」

翼「でも、9人じゃ試合も出来なかったんじゃ……」

主将「試合なら3月まではたまにやってたよ……まあ、野球のだが」

翼「や、やきゅう!?」

翼は久しぶりに大きな声を出した。こんなに大きな声を出したのは、怪我して以来初めてでは
ないかと、後で思った。

主将「さっきも言ったが、ウチの学校は部活をやる人間が限られている。野球部を作っても、
   サッカー部を作っても人数が足りない。だがら2つを1つにして両方やってるのさ。まあ、
   春先までは9人しかいないから野球が専門になっていたがな」

翼(野球もやらないといけないのか……?)

主将「野球は苦手か?野球はサッカーより選手の数が2人少ない。出たくなかったら出なくても
   平気だ。お前は足が速そうだから代走だけでもやってくれれば助かるかもな」

翼「それくらいならご協力できるかと……」

話を聞いて翼は思った。これは大変な学校にきてしまったものだと。

294 :TSUBASA DUNK:2009/09/16(水) 17:26:33 ID:???
いざ部活が始まってみるとさらに翼はさらに呆気に取られることになる。

翼(練習だって言ってたけど、これがサッカー!?)

そこで繰り広げられていたのは翼の知っている「サッカーの練習」とは全く別のものだった。

翼(技術もさることながら、内容が……)

彼らのサッカーの技術は小学生の時の翼と比べても互角以下だったかもしれない。だが、そんな
ことは問題ではなかった。彼らはそれぞれが思い思いのことをしていた。リフティングばかり
している者。どれくらい遠くから、ゴールにシュートが届くか試す者(しかも枠に入らない)。
なんの効果があるのかという練習に励んでいる者ばかりだった。

翼(これじゃ、上手くなるはずもない。これが……今の「俺がいる場所」なのか)

そんな先輩や自分といっしょにサッカー(野球)部に入った同級生数人を横目に、翼はひたすら
ランニングを続けた。すっかり春らしくなった日差しを浴びて、大量の汗が流れた。頬が濡れて
いたのも、きっと汗のせいだろう。

295 :TSUBASA DUNK:2009/09/16(水) 17:27:46 ID:???
ある日、ひとりの先輩が翼に声をかける。

先輩「なあ、お前って中学時代すごい選手だったんだろ?俺にカッコいいシュート決め方を
   教えてくれないか?」

翼「カッコいい……ですか?」

先輩「そうだ。女にモテそうなのを頼むぜ」

さわやかに言い放つと、お世辞にも整っているとは言えない個性的な顔にかかったサラサラの
前髪を左手でかき上げる。

翼「じゃあ、とりあえず亀田先輩のシュートを見せてもらえますか?」

先輩「おう!あと、俺のことはみんなと同じようにガメラって呼んでいいぜ」

翼(なるほど、そんな顔をしているわ)

先輩「名字が『亀』田だからな」

翼「ははは……じゃあ、シュートを見せてください」

ボールを蹴らせる。その蹴り方はまるで初心者だった。足の甲のど真ん中で蹴ったボールは
軌道が安定せず、同じところを狙っているはずなのに蹴る度に違う方向に飛んで行った。

翼「ボールを蹴る時は、もう少し足の内側で蹴るといいですよ。少し親指を立てぎみにして」

ガメラ「こうか?」

翼「いや、立てるのは手じゃなくて、足の親指です」

296 :TSUBASA DUNK:2009/09/16(水) 17:28:51 ID:???
翼の指導が良かったのか、ガメラは数日でメキメキ上達した。(それでも上手い中学生程度だが)

翼「ガメラ先輩は左利きだし、シュートだけならかなりの武器になりますよ、きっと」

ガメラ「へへっ……そうか?じゃあ、このシュートを決めればモテるかな?」

ガメラが左足のインサイドで蹴ったボールは右に曲がりながらゴールに吸い込まれていく。

翼(ニコッ)

その様子を見ていた先輩たちが翼のところに殺到する。「自分も上手くなり(モテ)たい」と。
翼は先輩達の要望を聞きながら、それぞれに必要な技術を教えていく。きちんとした指導を
受けたことがなかった者ばかりだったのだろう、見る見る上達していった。最初は遠巻きに
見ているだけだった同級生達もその輪に加わり、翼によるサッカー教室状態になっていた。

部員たちは自分たちが上達していることを実感し、素直に喜んだ。

翼(俺もサッカーを始めた頃はこんな風だったよな。新しいことを覚える度に喜んだっけ)

引退する頃、先輩たちは翼に言った。「お前のおかげで上手くなれたよ。ありがとう」と。

翼「いえ……(俺の方こそ)」

今まで出来なかったことが出来るようになる楽しさ、そして、先輩たちとサッカーをすること
そのものの楽しさを思い出させてくれてありがとうございますとは照れくさくて言えなかった。

297 :TSUBASA DUNK:2009/09/16(水) 17:31:55 ID:???
その経験が、こうして県大会決勝に進んできた熱海温泉高校サッカー部の原点だった。

翼(大学生になったガメラ先輩も彼女を連れて応援に来るって言ってたっけ)

大学のサッカー部で数合わせに出してもらった練習試合。得意のシュートで点と彼女を同時に
ゲットしたんだぜと翼に電話してきたのは高校を卒業して間もないゴールデンウィークの少し前
のことだった。それから1年以上になるが、何かある度にガメラは翼に電話をしてきた。

翼(サッカーのことだけならまだしも、彼女の相談とかしてくるのはなぁ。半分はノロケだし)

客席に目をやる。さすがにどこに誰が座っているかまでは分からないが、多くの先輩たちが
会場にきていることだろう。感傷的になりそうなのを振り切り、翼はGKに声をかける。

翼「一之瀬、試合が再開したらいつもどおり自陣でボールをキープして、新田にロングパスを
  出す。キックは任せたからな」

この一之瀬は翼と同じ3年生である。昔はフィールドプレーヤーで、ロングシュートの練習
ばかりしていた。ノーコンだったが、翼がしつこくフォームを矯正したおかげで今では正確な
ロングパスを出すことが出来るようになった。キーパーとしてはイマイチではあったが、翼が
最後列でブロックして、そのボールを一之瀬がクリアーすることで普通のチームのキーパーと
スイーパーの役割を担っていた。

一之瀬「おう、任せてくれよ。それから……」

翼「ああ、チャンスがあったら挑戦してもいいよ」

298 :TSUBASA DUNK:2009/09/16(水) 17:32:49 ID:???
そして試合が再開する。

南葛の選手がチェックに来る前に少しずつバックパスでボールを戻していく。その間に新田が
前線に走る。

翼「さすがに新田の足は速いな。よし、一之瀬」

一之瀬「了解!」

そう言い終わる前にGKの一之瀬は前に走っていく。そして、ペナルティエリアの外でパスを
受けるとなんとそのままドリブルで進んでいく。

長野「なにィ!?」

来生「森崎かよ!?」

その姿は南葛高校の選手たちに今はブラジルでプロとして活躍する、中学時代のチームメイトの
姿を思い出させた。

翼(あそこまで非常識なドリブルレベルはないよ。でも、不意を衝かれてなかなかチェックに
  いけないだろ?1回だけの賭けさ)

ドカッ!!

慌てて南葛の選手がボールを奪いに動いた瞬間、一之瀬はボールを蹴り出す。

翼(そうだ、セーフティにいけばいい)

299 :TSUBASA DUNK:2009/09/16(水) 17:33:57 ID:???
一之瀬のオーバーラップに気を取られ、南葛はディフェンス陣までやや前がかりになっていた。
その裏のスペースに新田が抜け出す。一之瀬のドリブルにはそういう狙いもあった。

翼(マークマンが決まっていないGKのドリブルには相手の守備を前に引っ張り出す効果がある。
  しゃくだけど、森崎から学ばせてもらったよ)

してやったりという顔の翼とは対照的に南葛の守備陣は慌てる。

高杉「しまった!新田に抜けられた!!」

井沢「なんとしてもパスをカットするんだ!!」

ボールの軌道を追いつつ、下がりながら守備の要の2人が叫ぶ。

300 :TSUBASA DUNK:2009/09/16(水) 17:35:09 ID:???
先着3名で
(攻撃側)
一之瀬のパス→ ! card+(パス)14−(30mペナ)0
(守備側)
井沢のパスカット→ ! card+(パスカット)17
高杉のパスカット→ ! card+(競り合い)17
と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。

(攻撃側の数値)−MAX(守備側の数値)が
≧1→攻撃側がボールをキープ!
≦0→守備側がボールをキープ!

【補足・補正】
一之瀬のマークがダイヤ・ハートの時、????パスが発動し数値に+5されます。
一之瀬はロングキックの能力が高いので距離ペナルティがかかりません。

***
では、今日はこれだけです。

301 :森崎名無しさん:2009/09/16(水) 17:48:27 ID:???
一之瀬のパス→  スペードJ +(パス)14−(30mペナ)0

302 :森崎名無しさん:2009/09/16(水) 17:49:29 ID:???
井沢のパスカット→  スペード7 +(パスカット)17

303 :森崎名無しさん:2009/09/16(水) 17:56:31 ID:???
高杉のパスカット→  スペード2 +(競り合い)17

304 :森崎名無しさん:2009/09/16(水) 18:35:30 ID:???
完璧に虚をついた形だな

305 :TSUBASA DUNK:2009/09/16(水) 23:38:59 ID:???
>>304 完全に虚をつけましたね。

飲み会から帰ってきました。本日はこっちがひと段落するところまで進めさせていただきます。
どうぞお付き合いくださいませ。

***
>一之瀬のパス→  スペードJ +(パス)14−(30mペナ)0
>井沢のパスカット→  スペード7 +(パスカット)17
>高杉のパスカット→  スペード2 +(競り合い)17
>(攻撃側の数値)−MAX(守備側の数値)が≧1→攻撃側がボールをキープ!

実況「熱海温泉高校のGK一之瀬君のまさかのオーバーラップからロングパス!南葛高校の
   ディフェンス陣は思い切り虚をつかれているぞ〜!!」

井沢「だからと言って……」

高杉「新田にパスを通す訳にはいかん!!」

抜かれては新田とキーパーの一条が1対1になってしまうとボールに向かってジャンプする。

実況「井沢くんと高杉くんの2人がここは譲れないと懸命にジャンプ!!」

しかし、無情にもボールは彼らの頭のわずかに上を通り過ぎる。

実況「だが、届かない!!ボールはそのままフリーの新田くんの目の前に落ちた〜!!」

高杉「くっ!!」

井沢「すまん、一条!!」

ゴールエリアの手前に落ちたボールは、強烈なバックスピンがかかっており走ってくる新田に
向かって跳ねる。

306 :TSUBASA DUNK:2009/09/16(水) 23:41:19 ID:???
出来ればそのパスで相手キーパーの体勢を崩せればと蹴った一之瀬は思っていたが、南葛の
GK一条は冷静にボールを見送り、新田のシュートに備える。

一条(新田はシュートでくる。間違いなく、隼シュートで!)

小学生時代から同じチームで活躍してきた一条には新田がどう動くか分かっていた。そして、
新田も一条がシュートを読んでいることは分かっていた。

新田(すみません、翼さん。たぶん、ドリブルで仕掛ければ点が取れる確率は高いのは分かって
   いるんです。でも、コイツとは一度でいいからきちんと勝負しておきたいんです!)

翼は新田が熱海温泉高校に入学してきた時のことを思い出していた。

翼(新田は言ってたっけ。「高校では違うチームに入って、一条と勝負がしたい」って)

それを聞いた翼は2人に自分とブラジルで活躍する森崎の姿を重ねた。そして、もう森崎から
ゴールを奪えないかもしれない自分の代わりに新田に一条から点を取らせてやりたいと考える
ようになったいた。

翼「新田!思いっきり、撃てぇええええ!!!」

翼の声が聞こえていたかは分からないが、新田はそのままシュートの体勢に入った。

新田「くらえ、一条!これが俺のノートラップランニングボレー隼シュートだ!!」

一条「こいッ!!」

新田の脚がものすごいスピードでボールを捉える。

307 :TSUBASA DUNK:2009/09/16(水) 23:42:16 ID:???
先着2名で
(攻撃側)
新田のノートラ(ry→ ! card+(ノートラ(ry)25+(フリー)2
(守備側)
一条のパンチング→ ! card+(パンチング)22
と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。

(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が
≧2→新田のシュートが決まる!
−1、0、1→左から(石崎がフォロー)(中山がフォロー)(味方のJ番がフォロー)
≦2→一条がゴールを守る!

【補足・補正】
一条のマークがダイヤ・ハートの時、鋭いパンチングが発動し数値に+2されます。

308 :森崎名無しさん:2009/09/16(水) 23:47:15 ID:???
新田のノートラ(ry→  ダイヤK +(ノートラ(ry)25+(フリー)2

309 :キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2009/09/16(水) 23:47:42 ID:???
新田のノートラ(ry→  スペードQ +(ノートラ(ry)25+(フリー)2
おお、続き来てる! 楽しみにしてましたー

310 :森崎名無しさん:2009/09/16(水) 23:49:15 ID:???
一条のパンチング→  スペード8 +(パンチング)22

311 :森崎名無しさん:2009/09/17(木) 00:00:52 ID:???
に、新田が・・・

312 :TSUBASA DUNK:2009/09/17(木) 00:51:08 ID:???
>>309 楽しみと言ってくださる方の存在が何よりの励みです!ありがとうございます!!

>>311 新田からの伝言です「ピンチの時に頼れる男、新田。この名前を忘れるなよ!」

***
>新田のノートラ(ry→  ダイヤK +(ノートラ(ry)25+(フリー)2=40
>一条のパンチング→  スペード8 +(パンチング)22=30
>(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が≧2→新田のシュートが決まる!

シュィイイイン!!!

一条「は、速いッ!?」

新田のシュートは中学時代とは桁違いの速さだった。それは彼の血の滲むような努力の結晶と
言っても過言ではない。小柄な新田の体では日向のような強力なシュートを目指しても限界が
ある。そこで新田は速さだけを極めたシュートを目指した。脚の振り、インパクトの瞬間からの
足首の使い方、腰や腕の使い方も含めシュートの速度を少しでも上げることに一心不乱に挑戦
してきたのだった。

新田(俺のシュートは高校bPの速さだぜ!)

それに加えて、このノートラップランニング隼シュートでは、前にジャンプする際の推進力を
出来る限りボールに伝える工夫もされている。自分ではボールを蹴れない翼と2人3脚で1年間
研究してきたのがこのシュートなのである。

一条「届け!!(触れさえすれば新田のシュートは軽いから止められるはずだ!!)」

ジャンプした一条が必死に手を伸ばす。

313 :城山正 ◆2veE6wGXw2 :2009/09/17(木) 00:52:00 ID:2obSROBk
新平「それでは早速コメントの発表に行きます。まずは山森正美ちゃんから
    ★ヒーローの女性形の「ヒロイン」というのにぴったり!
    ★5年生から活躍って、実はお兄ちゃんに比べて天才型?主人公要素たっぷりのヒロイン
    ★おにいちゃん子。他外伝で主役も張る存在感!
   というコメントがよせられています」
山森「えへへ。ヒロインだって」
瀬名「よかったね〜」
白鳥「なんたって他の外伝で主役だもんね!」
山森「私の未来の姿を描いてくれているんだけど、そこでもお兄ちゃんと練習できてないの。ぐすん」
新平「ま、まあその内一緒に練習できる日も来るよ。
    そ、それでは続いて白鳥浪美子ちゃんのコメントです。
    ★おっぱいは神聖な授かり物
    ★巨乳幼女だとォ!
    ★おっぱい!おっぱい!5年生だけど!
    ★成長期のおぱーいを見逃すな!!
    ……と、見事なほどおっぱい一辺倒のコメントだけど……」

白鳥「ふーんだ!」
瀬名「ナミちゃん、ほかにもいっぱいいいところあるのにー」
山森「狐狗狸さんやっつけたり、エッチな男子を退治したり。あ、そうだこのコメントを書いた人を退治にいこうよ」
白鳥「ウン!そうしよう!」
新平「待って待って待って、行くのは構わないけど、瀬名ちゃんの発表が終わってからにしてね」
白鳥「はーい。それじゃ準備体操しておかなきゃ」
新平「……書き込んだ人早く逃げておいてください(小声)
    それでは続いて今川瀬名ちゃんに寄せられたコメントです。
   ★森崎2世期待!
   ★快速のゴールキーパー
   ★アホの子かわいいよアホの子
   ★森崎の系譜を継ぐ次期南葛SC正GK。アホの子だっていいじゃない!
   とのことです」

314 :TSUBASA DUNK:2009/09/17(木) 00:53:09 ID:???
翼(新田の隼シュートは速さだけじゃない)

翼と2人で作り上げた今の隼シュートにはもうひとつの武器があった。それはコントロール
である。日向のタイガーショットや翼のドライブシュートはその威力で相手を吹き飛ばすことも
出来る。なので、キーパーに多少触れられても逆に腕を弾き返してしまう。

翼(でも、新田のパワーには限界がある。だから力勝負を一切諦め、キーパーが苦手なコースに
  超スピードでシュートを放つことに専念させた。それが完成した隼シュートの正体さ!)

ズバァッ!!

新田の蹴ったボールは、ゴールの右下隅に突き刺さる。右利きの一条には非常に取りにくい
コースだった。

実況「き、決まったァ!!新田くんのノートラップランニングボレー隼シュートが南葛から
   ゴールを奪いました!!前半5分の南葛の得点からわずか3分足らずで試合は振り出しに
   戻りました。そして、なんとこれが今大会の南葛高校の初失点でもあります」

一条「くっ……くっそぉおおおお!!!!!」

地面を拳で叩きながら悔しがる一条。彼にとって、今までで最も悔しい失点であった。

実況「2年生ながら静岡bPゴールキーパーと呼ばれている一条くん、悔しそうです」

なかなか起き上がれない一条に中山と浦辺が声をかける。

中山「今のは新田のシュートが完璧すぎた。若島津だって止められないさ」

浦辺「永遠にゴールを奪われないキーパーなんていない。失点しても気持ちの切り替えを早く
   出来る奴こそ一流のキーパーだと思うぜ」

315 :TSUBASA DUNK:2009/09/17(木) 00:54:41 ID:???
中学時代から尊敬する2人の先輩に励まされ、一条はようやく立ち上がる。

一条「くっそー。次はこうはいかないからな、新田……って、あれ?」

自分が起き上がるのを待っているかと思っていた新田は、すでに南葛ゴール前にはいなかった。

中山「新田ならゴールが決まった瞬間、ものすごいスピードで戻っていったぜ」

苦笑しながら中山は熱海温泉高校のゴール前を指差す。そこには翼に跳びついて喜ぶ新田の
姿があった。

新田「やったぜ、翼さん!見てくれましたか、俺のシュート!?」

翼「ああ、見たよ。最高のシュートだった」

新田「いつか、森崎さんからもこのシュートでゴールを奪ってみせますよ!」

翼「うん、頼むよ。ほら、そろそろ試合が再開するぞ。早く前に戻れ」

無理矢理に新田を引き離すと、手であっちに行けと指示する。「はぁい」と気の抜けた返事を
して新田はセンターサークルの手前まで走っていった。そのすぐ奥では岬が嬉しそうな顔で
翼の方を見つめている。

岬(楽しいよ、翼くん。本気で僕たちに勝つつもりなんだね。でも、一度見せたプレーはもう
  通用しないよ。次はどんな奇策を見せてくれるんだい?どんな作戦も全力で叩きつぶして
  あげるよ)

ようやく南葛高校の選手たちは翼を、熱海温泉高校を敵として認めたところだった。

***
次の機会に続く。そして、今日はここまでです。

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0ch BBS 2007-01-24