キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【綺麗な花には】幻想のポイズン16【毒がある】
1 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/10/23(金) 20:17:48 ID:???
全日本ジュニアユースのFW(?)、反町一樹が
幻想郷のサッカー界に旋風を巻き起こすというスレです。
この話はキャプテン森崎のパラレル作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
もしかしたら他のアニメや漫画、小説などからもキャラが出たりするかもしれませんがご了承下さい。
本編のように、選択肢を選んだりカードを引いたりして物語が進んでいきます。
あらすじ。
八雲紫に拉致られた反町は、突然幻想郷のサッカー界に混乱を巻き起こせと言われる。
混乱・自己嫌悪をしながらも秋静葉・穣子と知り合った反町は、静葉の活躍によって8人の仲間を得る事に成功する。
11人が集まったところでチーム名を"オータムスカイズ"と決め、キャプテンに就任した反町一樹。
練習を重ねながら、オータムスカイズは小さな大会に出場。一回戦には勝利をしたものの、決勝戦では惜しくも敗退。
その後更に力をつけた後、再び大会に出場し、一回戦、決勝と順調に勝ち進んで若葉杯を制覇したオータムスカイズ。
次の目標を普通の大会に定め、反町はチームメイトを勧誘・練習・散策をして情報を新たに得るなどをして日常を過ごす。
普通の大会――蒲公英杯に出場した反町らオータムスカイズは順調に勝利し決勝へと駒を進め。
決勝の相手、幻想郷トップクラスのゴールキーパーとして名高い伊吹萃香が所属する緋想萃夢格闘一派と対峙。
意気込むオータムスカイズであったが、やはり萃香の守るゴールは厚く0−2で敗退――惜しくも準優勝となる。
その後、表彰式で阿求が宣言をした三大大会の廃止と蒲公英杯主要選手でのオールスター戦に勝利。
更に酒商店ベジータの賭けサッカーに向けて色々と人脈を頼りにして助っ人を探す。
そうして迎えた賭けサッカー当日、酒商店ベジータチームは序盤から激しい攻防を見せる事となる。
ザーボン・フリーザの変身、リクーム・ギニューの成長などかなり不利な状況になりつつも反町らの活躍により見事勝利する。
賭けに勝ち、祝勝会を開こうと一人で買出しに出かけた反町はその折に幻想郷トップクラスの危険人物・風見幽香に出会ってしまう。
そして何と、オータムスカイズに加入させて欲しいと申し出を受けてしまうのだが……。
931 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/10/29(木) 22:04:20 ID:???
反町「よし、それじゃあ今日の練習はここまでにしよう。 お疲れ様!」
冬となり、日が落ちる時間も段々早くなっている。
早めに練習を切り上げる事を宣言すると、一同は揃って帰宅。
その途中、不意にレティがチルノを連れながら反町の傍へと駆け寄り話しかけてくる。
レティ「今日の練習では見せられなかったけど……私とチルノは、合体技を持ってるの」
反町「え? 合体技ですか?」
チルノ「そーよ! あたいったら、がっしんゴー! ね」
言っている意味はよくわからないが、とにかく凄い自信なチルノ。
そんなチルノはさておいて、反町は更にレティから詳細を聞く。
レティ「この子の持ってる顔面ブロックを、私が足で射出してやるのよ。
私もそこそこ疲れるけど、威力は普通の顔面ブロックよりもかなり向上するわ」
反町(足で射出……やっぱり空中サッカーか)
レティ「使いどころを見極めて、私も使うようにするけど……一応報告という事で」
反町「はい、わかりました」
※チルノとレティの合体技【顔面ダイビングアイシクル-Lunatic-】の存在が発覚しました。
必殺合体ブロック チルノの消費ガッツ400 レティの消費ガッツ100 補正+14。
ただし、判定に参加するのはチルノのみ。
※練習をして反町のガッツが減少しました。 380/730→180/730
932 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/10/29(木) 22:04:31 ID:???
その後、家へと帰宅をすると居間では既に戻ってきていたのだろう静葉が夕刊を読んでおり。
メディスンもまた読書、にとりは水道工事が一通り終わったのかタオルで汗を拭きながら反町達にお帰りと声をかけ。
穣子は台所で夕食の支度をしている様子だった。
反町達も練習での疲れを癒そうとそれぞれのんびりしていると……。
先ほどまで読んでいた夕刊を片手に、不意に静葉が傍へと寄ってくる。
反町「? どうしたんですか、静葉さん?」
静葉「一樹君に知らせたい事があって……ほら、これ」
そう言うと静葉は新聞を広げ、大きく取り扱われている記事を指差す。
一体何だろうと怪しみながら目を向けると、そこに書かれていたのは……。
反町「永遠亭・人里主催、竹林カップ――開催の知らせ? これって……」
静葉「ええ、次の大会の事ね。 そろそろだとは思っていたけど……」
前回の蒲公英杯が終わってから、既に一週間以上は経過している。
時期としては妥当な頃だろうと納得している静葉を見ながら、反町は更に詳しい情報を知ろうと読み進めて行く。
反町(受付は……来週の火曜日まで。 開催は来週の水曜日から日曜日、か。
参加チームは12チームを予定……なるほど)
受付場所はやはり人里の阿求邸で、と書かれてある。
記事に飾られている写真には見た事のない看護婦のような姿をした女性と、慧音が握手を交わし。
その後ろでえらく美人な黒髪の女性が笑みを浮かべていた。
933 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/10/29(木) 22:04:42 ID:???
静葉「この看護婦姿の女性が、天才・八意永琳。
後ろの黒髪の女性はその永琳が仕える永遠亭の主・蓬莱山輝夜ね」
反町「え!? 永琳さんって人が主人じゃないんですか!?」
今まで永遠亭といえば八意永琳、と聞いてきた反町。
まさか永琳がただの従者で、その上の存在がいるとは知らなかったと反応。
もしかしてその輝夜という人も凄い実力者なんじゃ……と勘ぐる反町だったが……。
静葉はそれに対し曖昧な笑みを浮かべたまま、首を振って否定する。
静葉「まあ……弱くは無いのだけど、他の勢力の主に比べれば実力は一歩劣るわね。
八意永琳が強すぎるというのもあるにはあるのだけど」
更にそれから静葉は永遠亭には他にも名のある選手がいるのだと説明。
詳しくは聞けなかったものの、それだけを聞いてやはり強敵なのだなと反町は再認識をする。
静葉「それで、どうしましょうか一樹君? この大会に参加する?」
反町(記事によると、永遠亭の人たちと慧音さん達が協力したチームも参加するみたいだな……。
うーん……どうしよう?)
A.ここで行かずにどうする!参加だ!
B.まだ分不相応なんじゃ……不参加だ!
C.副賞が何かをまず調べよう。紅白饅頭はもう嫌だ!
D.その他 自由投票枠
先に3票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
934 :
森崎名無しさん
:2009/10/29(木) 22:06:02 ID:ghBKdDsw
A 副賞は後のお楽しみにしとこうw
935 :
森崎名無しさん
:2009/10/29(木) 22:06:11 ID:SU8TMJT6
C
936 :
森崎名無しさん
:2009/10/29(木) 22:06:14 ID:kAttCiHc
A
937 :
森崎名無しさん
:2009/10/29(木) 22:08:12 ID:SaZts5KM
A
938 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/10/29(木) 22:24:24 ID:???
>A.ここで行かずにどうする!参加だ!
========================================================================
反町「参加しましょう! 俺達の実力を試す、いい機会です」
反町の言葉に、静葉は無言で頷き承諾。
その後、反町は居間で休んでいたほかの者達にも大会に参加する旨を伝え、一同は俄かに騒ぎ立て始める。
大会の開催は水曜日、今から丁度一週間後である。
反町(受付は火曜日までらしいけど……なるべく早めに行った方がいいよな。
大会までに練習、それに練習試合や紅白戦をしてチームの皆の調子を見るのもいい。 色々と大変だぞ)
※竹林カップに出場する事が決定しました。火曜日までに受付に行かなければ参加が出来ません。
一体どういったチームが出てくるのか、大会で活躍が出来るのか。
一同は騒ぎ、幽香ら新参の選手達はそれを見ながら考える。
幽香(私達が加入したから敗退した……なんて言わせないわ)
レティ(少なくとも……最低限の仕事だけは果たさないとね)
穣子が運んできた夕食を食べつつも、やはり上る話題は大会について。
一同は食事を勧めていたが、その折、不意に静葉が反町に問いかける。
静葉「ところで一樹君、明日はどうしましょうか?」
反町「そうですね……」
939 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/10/29(木) 22:24:58 ID:???
【今後一週間の予定】
今ここ
↓
月曜 火曜 水曜 木曜 金曜 土曜 日曜
静葉 ○○ ×× ○○ ○× ○○ ○○ ○○
穣子 ○○ ×× ○○ ○× ○○ ○○ ○○
橙 ×○ ○○ ×○ ○○ ×○ ○○ ○○
にとり ×× ×× ×× ○○ ○× ○○ ○○
椛 ×○ ○○ ×○ ×× ○× ○○ ○○
リグル ○× ○○ ○× ○○ ○× ○○ ○○
大妖精 ○× ○○ ○× ○○ ×○ ○○ ○○
チルノ ○× ○○ ○× ○○ ×○ ○○ ○○
メディスン ○○ ×× ○○ ×○ ○○ ○○ ○○
妖精1 ○○ ○○ ×× ○○ ○× ○○ ○○
サンタナ ○○ ○○ ×× ○○ ○× ○○ ○○
ヒューイ ○○ ○○ ×× ○○ ○× ○○ ○○
幽香 −− ×○ ○× ○○ ×× ○○ ○○
レティ −− ×○ ○× ○○ ×○ ○○ ○○
リリーW −− ×○ ○○ ○○ ×○ ○○ ○○
リリーB −− ×○ ○○ ○○ ×○ ○○ ○○
藍 ×× ○× ○○ ○× ×○ ×× ××
940 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/10/29(木) 22:25:09 ID:???
反町(明日は藍さんが丸一日付きっ切りでコーチしてくれそうだな……。
にとりは明日まで水道工事、明日は妖精トリオも揃って遊びに行ってしまうか……。 うーん、さてどうしよう?)
A.丸一日練習だ! (丸一日練習をする!)
B.午前に練習をして、午後は自由行動だ! (午前に練習、午後がフリータイム)
C.午前を自由行動にして、午後は練習だ! (午前にフリータイム、午後が練習)
D.丸一日休みだ! (丸一日フリータイム)
先に3票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
941 :
森崎名無しさん
:2009/10/29(木) 22:25:37 ID:ghBKdDsw
B
942 :
森崎名無しさん
:2009/10/29(木) 22:26:40 ID:oudbhzx+
C
943 :
森崎名無しさん
:2009/10/29(木) 22:27:57 ID:SU8TMJT6
B
944 :
森崎名無しさん
:2009/10/29(木) 22:51:38 ID:1UlHoWCU
A
945 :
森崎名無しさん
:2009/10/29(木) 22:52:47 ID:0OWPq5Mg
C
946 :
森崎名無しさん
:2009/10/29(木) 22:55:30 ID:4JGOm34s
B
947 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/10/30(金) 00:10:23 ID:???
>B.午前に練習をして、午後は自由行動だ! (午前に練習、午後がフリータイム)
================================================================================
反町「よし、明日は午前に練習。午後は自由行動にしよう!」
橙「あにゃ……私は参加出来ませんね。 それでは、藍様にはコーチに来てくれるようお願いしておきます」
反町「ああ、頼む」
明日の予定を決め、食事を終えると一同は揃って自室へと戻っていく。
橙もまた自室へと戻り、しっかりと扉を閉めると部屋の隅に貼られた札の前に立つと。
静かに念じて気を高め、にゃっ!と一声叫ぶと同時にその札に吸い込まれていく。
ボテン!
橙「にゃー! 藍様、こんばんわ!」
藍「おお、やってきたか橙。 そろそろ来る頃だと思っていたぞ」
自室へと戻った後、術を使って八雲家へと戻り藍へと一日の報告と明日の予定を告げる。
これは橙の毎日の習慣で、藍がコーチに来ると決まった日からの日課であった。
橙は早速役目を果たすべく、と明日の午前に練習をする事を伝えると。
藍はゆっくりと頷いてそれを了解。
藍「わかった、それでは明日の午前はコーチに赴こう」
橙「お願いします! それでは!」
オータムスカイズに身を置いている以上、あまり長居をするのは道理ではないと橙は用件だけ伝え。
すぐに札を通って自室へ戻る。
後に残った藍は明日の予定をしっかりと頭脳にインプットしながら、それでは……とこちらも札を一枚取り出して念じ始めた。
藍「破ッ!!」
948 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/10/30(金) 00:10:34 ID:???
橙とは比べ物にならない正確な詠唱を呟き、札を一枚宙に放る藍。
それと同時に藍の体は瞬時に消えうせ、魔法の森近く――魔法の森ドームの内部へと転移する。
パルスィ「あ、やっと来たわね」
藍「すまない、遅れたか」
ヤマメ「いやいや、時間ピッタリだよ」
ドームで待ち受けていたのは、ご存知ネオ妬ましパルパルズの面々。
今日はこの夜にドームを貸しきっての練習。
そしてアリスが呼び出すと言っていた外界の助っ人との対面の場を設ける事となっていたのだが……。
藍が到着するとパルスィ、そしてヤマメはどことなく疲れたような表情を浮かべていた。
一体何があったのかと問いかけようとすると……。
シェスター「おお! キュービ! 日本のヨーカイだ!!」
藍「む? な、何!?」
突如甲高い歓喜の声が聞こえると同時に、藍の前に現れたのは一人の金髪美青年。
その目はきらきらと輝いており、藍に思い切り向けられている。
思わず困惑する藍であったが、その美青年の後ろにこちらも疲れきった様子のアリスを見つけると。
この青年がアリスの呼び出した外界の助っ人なのだ、と瞬時に判断をした。
アリス「藍、わかってると思うけど一応説明しておくわ。 これが私の呼び出した外界からの助っ人。
ほら、あんたも挨拶しなさい」
シェスター「ブレーメンJrのフランツ・シェスターだ! キュービ! よろしく!」
藍「む、むう……よろしく。 それと、私は確かに九尾の狐だが藍という名前がある」
シェスター「うん、よろしくキュービ!!」
藍「…………」
949 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/10/30(金) 00:10:45 ID:???
どうやらアリスらの話によると、このシェスターという青年はかなりの日本フリークらしい。
藍が来るまではパルスィやヤマメの衣装を見て興奮し、妖夢を見てはサムラーイ!と興奮していたというのだ。
シェスター「これは日本のバケツだね!」
キスメ「!!」←><という表情をしている
藍「……それで、実力は?」
妖夢「かなり高いです。 っていうか、高くなければ送り返してるところです」
キスメを持ってご満悦の表情なシェスターを見つつ、藍と妖夢は密かに会話。
妖夢の話によると藍が来るまでの間のテストでシェスターは予想以上の技術を見せていたのだという。
特にドリブルなどは文句の付け所の無いレベルであり、これでより一層中盤は強化されたという話だ。
パルスィ「パルパルパルパル!! 私、アリス、藍、そしてシェスターで中盤を完全に支配!
妖夢としっとマスクで得点し、ヤマメとキスメが守りきる!
素晴らしい……実に素晴らしいわ!!」
シェスター「助っ人として呼ばれたからには、ちゃんと仕事はするつもりさ! 任せてくれ!」
藍「……ふむ。 これはかなり僥倖だな。 来週に開かれるという大会、優勝を狙えるかもしれん」
パルスィ「狙えるかも、じゃないわ! 狙うのよ! ……いいえ、優勝するの!!」
パルパルパルパル!と高らかに声を上げるパルスィ。
それにどこかお調子者の気があるシェスターも同調し、藍とアリスもやれやれと溜息を吐きながら同意。
ヤマメ、キスメの二人ももしかしたら本当に優勝できるかもしれないと手を取って喜び合う中……。
しっとマスク「おのれシェスター……! 貴様のせいでこの世界(チーム的な意味で)の俺(の立ち位置)が破壊されてしまった!」
妖夢(……変な男がまた増えた)
今までハーレム状態だったしっとマスクは一人滝のような涙を流し。
妖夢はこれからまた気疲れをするのだろうな、と溜息を吐くのだった。
950 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/10/30(金) 00:11:12 ID:???
一方それとは同じ頃、紅魔館の地下図書館では紅魔ルナダイヤルズのキャプテン・十六夜咲夜。
そして参謀であるパチュリーに、メンバーの小悪魔、美鈴。
助っ人として呼び出された、三杉淳の面々が揃って次回の大会に備えての会議をしている。
反町が去った後、この館の主であるレミリアにも顔を会わせた三杉。
今でこそ没落してしまったものの、元はお坊ちゃんだった事もあってかそれなりの立ち振る舞いが出来たらしく。
レミリアにはそこそこ気に入られ、正式にこのチームに助っ人として迎えられたのだった。
美鈴「よろしくお願いします、三杉さん」
小悪魔「是非とも次の大会では勝ちましょう」
三杉「ああ、よろしく。 僕としても尽力させて貰うつもりだ」
紅魔館にも、当然ながら竹林カップの開催の知らせは既に届いている。
永遠亭に住む永琳が心臓病を治す鍵を握っていると知っている三杉としては、大会で活躍をし。
永琳に認められ、気に入られようという思いが当然ながらあった。
パチュリー「相手もそれなりに気難しい奴だしね……それなりの働きをして、アピールしなさい」
三杉「勿論だよ」
咲夜「さて、それでは具体的な今後のチーム運用に関しての方策を検討しましょう」
ホワイトボードの前に立ち、マジックペンでルナダイヤルズの主力選手の名前を書いていく咲夜。
このルナダイヤルズの主戦力といえば、当然ながら圧倒的な力を持つパチュリーと咲夜の二人。
しかし、パチュリーは体の関係上ハーフでしか出場が出来ない。
咲夜「問題はどうやって勝ちに行くか。
今まではパチュリー様を後半に温存、或いは前半で点を取り逃げ切りの戦法を使っていましたが……」
パチュリー「三杉の加入で、取れる戦法の幅が増えたわね」
951 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/10/30(金) 00:11:24 ID:???
パチュリーと同じくハーフでしか戦えない三杉。
しかし、その実力はパチュリーと咲夜も認める程の逸材である。
三杉「僕が先発をし、後半からはパチュリーさんに任せる。 或いはその逆もまた可能、か」
美鈴「お二人を一緒に投入して、一気に攻めるのも出来ますよね」
パチュリー「スーパーサブは、投入して戦局を変える事が出来るからスーパーサブ。
私達は二枚の切り札を持っているという事よ。 そこで、取る戦術も色々と変わる」
そこまで言うとパチュリーはおもむろに立ち上がり。
咲夜からペンを受け取るとホワイトボードに書かれた主力選手の名前の横に、フォーメーション。
そして、そこに入る人物の名前を書き足していく。
はじめは黙ってみていた一同も思わず息を飲んで驚きの色に顔を染めるが……。
それを見てしてやったりの顔をしながら、パチュリーは言う。
パチュリー「これが恐らく、一番勝率のいい戦術。 戦法よ」
美鈴「で、出来るんですか? これ?」
パチュリー「これから一週間、みっちり特訓をするわ。 美鈴、咲夜。
あなた達の動きが、チームの勝敗にかかっているわよ」
咲夜「はっ……!」
美鈴「が、頑張ります……けど……」
小悪魔(……これ、無茶振りじゃないのかなぁ?)
952 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/10/30(金) 00:11:35 ID:???
所変わって、こちらは守矢神社。
アリスやパチュリーと同じく、外界の助っ人を呼び出した早苗はいち早くその助っ人を神社へと連れ帰り。
自身が仕える神奈子、諏訪子の二柱にお披露目をしていた。
比較的温厚で良識的な助っ人の為、神奈子も諏訪子も快くその助っ人を迎え入れたのだが……。
神奈子「……なあ諏訪子、あれって」
諏訪子「どう見ても外国人です。本当にありがとうございました」
そう、早苗が連れ帰った人物は頭も金で眉も金。
何故か爪楊枝を銜えているものの、どこからどう見ても外国人にしか見えない老け顔の少年だったのだ。
しかし、少年はそれを指摘すると怒り狂い、「わしは西尾じゃ!」と叫ぶのである。
神奈子「どうしてこうなった! 早苗は元に戻ったのに、どうしてこうなった!?」
諏訪子「もしかしたら召喚の時のショックで変になっちゃったのかも……。
でも、いいじゃない。 ほら、割と性格とかは普通だしさ……」
神奈子「実力も高いからね……まあ、いいか……。 うん……」
その一点だけに目を瞑れば、性格面でもサッカーの技術面でも申し分ない助っ人。
少々荒っぽい面もあるが、根は悪くない人物だ。
まあ仕方ないかと溜息を吐く二柱を余所に、西尾?は早苗の作った夕食を食べている。
西尾?「美味いのう! やっぱり日本人は米に味噌汁、そして煮物じゃ!」
諏訪子(……突っ込んじゃ駄目だ!)
西尾?「本当に早苗さんはゲルm……大和撫子じゃのう!」
神奈子(ゲルマンって言いそうになった! ゲルマンって絶対言いそうになった!!)
ある意味最大の爆弾を抱えつつ、こうして守矢神社の夜は更けていく。
953 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/10/30(金) 00:11:47 ID:???
そしてこちらは地霊殿。
外界からの助っ人を特に要請していなかった地霊アンダーグラウンドは、次の大会に備えて黙々と練習に励んでいた。
以前の大会では、まだ無名に近かったオータムスカイズに辛酸を舐めさせられた一同。
特に幻想郷トップクラスキーパーとして名を馳せていたさとりは、4失点という屈辱を喫してしまった。
さとり「お空、もう一本です! どんどん撃ってきなさい!」
お空「うにゅ……さとり様、ぼろぼろですよ? もうやめましょうよ」
さとり「この程度で投げ出しては、鬼や隙間妖怪の笑いものです! さぁ、早くしなさい!」
お空「うにゅ……わかりましたよ!」
強力なお空のパワーシュートを受けて、吹き飛ばされながらもセービングの練習に励むさとり。
1vs1、PKでは圧倒的な力を持つものの、セービングだけは身体能力の関係で弱かった。
しかし、この特訓でさとりはややセービングの技術も向上させる事に成功している。
さとり(問題は、パワーシュート……。 あれを止められなければ、私はこの先笑われる事になるでしょう)
素のセービング能力だけでなく、さとりセービングを使った時のパワーシュートの弱さ。
それを克服しなければ、さとりは弱点を克服したという事にならない。
地獄の炎が照らす中、お空との特訓で果たしてさとりは強靭な肉体を持つ事が出来たのか……。
先着1名様で、
復讐に燃えるさとりん→! card
!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。
マークによって下記の表に従い分岐します。
JOKER→さとり「100%中の、100%!!」 なんだかモリモリと筋肉がついてしまった!?
ダイヤ→パワーシュートの弱点を完全に克服! さとりセービングに死角無し!
ハート→パワーシュートの弱点を若干克服! まだ不安は残るが改善された!
スペード→効果が無かった! 先天的な肉体の弱さは一朝一夕では意味が無い…
クラブ→無茶で怪我をしてしまった! なんという事でしょう……
954 :
森崎名無しさん
:2009/10/30(金) 00:15:15 ID:???
復讐に燃えるさとりん→
スペード8
955 :
森崎名無しさん
:2009/10/30(金) 00:15:36 ID:???
だめかー…
956 :
森崎名無しさん
:2009/10/30(金) 00:17:18 ID:???
ダイヤだったらかなり面白くなったのになあ・・・
957 :
森崎名無しさん
:2009/10/30(金) 00:20:35 ID:???
か弱いとか弱点あると面白いしこれはこれでいい。
またカード引けるしな
958 :
森崎名無しさん
:2009/10/30(金) 00:21:23 ID:???
ダメだw西尾?を見てると早苗がいつまた常識を捨ててもおかしくないように思えてきたw
959 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/10/30(金) 00:27:27 ID:???
>復讐に燃えるさとりん→ スペード8 =効果が無かった! 先天的な肉体の弱さは一朝一夕では意味が無い…
==============================================================================================
元々虚弱っぷりではパチュリーとも並ぶほどのさとり。
一朝一夕の特訓では筋肉がつくはずもなく、お空のシュートに散々吹き飛ばされても効果はまるで無い。
悔しそうに歯噛みをするさとりだったが、これ以上の無茶は体を壊すだけだと判断をすると。
キーパーグローブを外し、服についた汚れを払ってお空を呼んで地霊殿へと戻ろうとするが……。
勇儀「おーい、ちょいと待っておくれ」
さとり「? 勇儀……?」
地底に住む元山の四天王、星熊勇儀が手を振りながら駆け寄ってきた。
知らない仲ではない為、さとりは立ち止まって勇儀が近づいてくるのを待つ。
片手に杯を乗せながら疾走し、しかし一度も中身を零さないで勇儀はさとりの傍へと寄ると息切れ一つせずに、その口を開いた。
勇儀「すまんね、帰るとこだったのに。 実は折り入って話があってね」
さとり「ふむ……ああ、なるほど。 そういう事ですか」
勇儀「あー……説明の手間が省けるってのは楽だねぇ」
勇儀が用件を話そうとする直前、さとりはそれを制して勇儀の心を読み用件を知る。
静かに頷くさとりを見て勇儀は感心する一方で、何が何だかわからないお空は頭に?を浮かべるだけだ。
お空「うにゅ! さとり様、鬼さんの用件って何なんですか?」
さとり「ええ、それはですね……」
960 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/10/30(金) 00:27:36 ID:???
先着1名様で、
鬼さんの用事→! card
!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。
マークによって下記の表に従い分岐します。
JOKER→「デュエルの申し込みに来たようです」 勇儀「闇のゲーム!!」
ダイヤ・ハート・スペード→「このチームに加入したいという方を紹介したいようなのです」
クラブ→「このチームに加入をしたいようなのです」
961 :
森崎名無しさん
:2009/10/30(金) 00:28:51 ID:???
鬼さんの用事→
スペード6
962 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/10/30(金) 00:32:03 ID:???
本日はここまで。明日はこの続きと、埋めネタで佐野編をやろうと思います。
そろそろ1000が近づいて参りましたので、よろしければ次スレタイ案など考えて下さい。
【】幻想のポイズン17【】
それでは、お疲れ様でした。
963 :
森崎名無しさん
:2009/10/30(金) 00:32:59 ID:???
乙でした!
【ガラスの】幻想のポイズン17【ダブルエース】
964 :
森崎名無しさん
:2009/10/30(金) 00:35:57 ID:???
乙でした
【佐野バビッチ!】幻想のポイズン17【幻想郷】
佐野はスキマにどうされてしまうのかw
オータムスカイズでなら使い道ありそうだったが
965 :
森崎名無しさん
:2009/10/30(金) 00:41:47 ID:???
乙でした。
カル……西尾? もう黒染めしてしまえww
966 :
965
:2009/10/30(金) 00:44:43 ID:???
スレタイ忘れてた
【輸入者】幻想のポイズン17【スキマで取引!?】
967 :
森崎名無しさん
:2009/10/30(金) 00:44:50 ID:???
【外来人】幻想のポイズン17【旋風】
乙でしたー
968 :
森崎名無しさん
:2009/10/30(金) 00:46:39 ID:???
【激変】幻想のポイズン17【サッカー事情】
969 :
森崎名無しさん
:2009/10/30(金) 01:21:34 ID:???
【西尾?は歴史ある】幻想のポイズン17【守矢のサッカーを!】
970 :
森崎名無しさん
:2009/10/30(金) 10:30:38 ID:???
>>899
バイトに行かないで普通に三杉のことを話しに行くだけでもいいんじゃないかなぁ
971 :
森崎名無しさん
:2009/10/30(金) 16:53:05 ID:???
【異世界の】幻想のポイズン17【戦士たち】
972 :
森崎名無しさん
:2009/10/30(金) 16:58:38 ID:???
【外来人の】幻想のポイズン17【バーゲンセールだな】
973 :
森崎名無しさん
:2009/10/30(金) 17:59:29 ID:???
コーチとしても優秀な三杉が来たことで美鈴のフィールダーにコンバートする
イベント起きたりするかな?ポジションはカードで決まる形で。
それでJOKERを引くとあの伝説のグローバルフットボーラーを目指したりしてw
974 :
森崎名無しさん
:2009/10/30(金) 18:09:58 ID:???
コーチで思い出したけど幽香やレティはコーチ可能なのかな?
できるなら練習の効率があがりそう
975 :
森崎名無しさん
:2009/10/30(金) 18:11:31 ID:???
シェスター生き生きしてるな
976 :
森崎名無しさん
:2009/10/30(金) 18:17:24 ID:???
Jrユースの前だしシェスターの能力は多分こうだよね?
ド パ シ タ カ ブ せ 総 高/低 才
48 48 45 47 47 45 46 326 2 3 4
977 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/10/30(金) 18:46:39 ID:???
>鬼さんの用事→ スペード6 =「このチームに加入したいという方を紹介したいようなのです」
======================================================================================
お空「わぁい! 新しいチームメイトですね!」
勇儀「ああ。 もうここに呼んでるから、直接会って話してみてくれ」
そう言い、後ろを振り返ってその加入者を呼ぶ勇儀。
しばらくすると地霊殿近くのコートの中に一人のゴシック・ロリータ調の衣装を着た少女が入り。
微笑を浮かべながら、恭しくさとりに向けてお辞儀をした。
雛「はじめまして、鍵山雛と申します」
さとり「妖怪の山の厄神様でしたか……。 ……はあ、なるほど。 確かに、それなら私達のチームに入るのも道理ですね」
頭を下げる雛に対し、さとりもまた一礼をしつつ彼女の心を読む――否、読んでしまう。
雛の心にあった地霊アンダーグラウンドに加入をしようとした理由。
それは単純に、この地霊アンダーグラウンドには人間の選手が一人もいないからという理由だ。
人といれば厄を振りまいてしまう雛。人間と同じチームでゲームをする事は出来ず。
必然的に彼女は妖怪、或いは神などといった面々と共にしかサッカーが出来ない。
さとり「ですがよろしいんですか? 妖怪しかいないチームなら、他にもあると思いますが」
雛「……恐らくはここが私に一番合っていると思います」
人に忌み嫌われて地底へと潜り込んだ覚り妖怪である古明寺さとり。
人間とは関わりを持たず、しかし、だからこそ厄神である雛はそんな彼女と共にサッカーをしようと考えた。
人間が嫌いなのではなく、人間に会わない為に地下へと潜ったさとり。
同じく、人間が嫌いではなく。人間に厄をまかない為に山で一人暮らす雛。
雛「上手くやっていけると思います……多分、ですけど」
さとり「……わかりました。 そういう事ならば、お受けしましょう」
雛の心を読んださとりは、微笑を浮かべて雛と握手を交わす。
そんな光景を勇儀はめでたそうに杯の中身を飲みながら眺め、お空はチームメイトが増えたと諸手を上げて喜ぶのだった。
※鍵山雛が地霊アンダーグラウンドに加入をしました。
978 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/10/30(金) 18:46:52 ID:???
一方、そんな次の大会――竹林カップを目指して練習に励むチームとは別に。
その次、そしてさらにその次の大会を見据えて動く者がいた。
その者の名は八雲紫――そう、佐野満を拉致した張本人である。
彼女は今、自分の屋敷で藍が出て行ったのを確認した後、改めて隙間の中から佐野を呼び出して対面をしていた。
佐野「うううう……怖い怖い怖い怖い。 目が襲ってくる……!!」
紫「あら……半日以上スキマの中に入れておいたのはマズかったかしら?」
異次元に半日も置かれて、軽くトラウマになっている佐野。
そんな佐野を楽しそうに眺めつつ、紫はそっとお茶を出しいつか反町を呼び出した時と同じようにその口を開いた。
紫「さて、佐野満君。 この幻想郷についてはそれなりにはわかってくれたかしら?」
佐野「嫌という程わかった……。 だからもう本当、スキマは勘弁してくれ……いや、下さい」
紫「ふむ……。 では、今度は別の質問。 あなたと反町君の実力の差については?」
佐野「……ああ、それもわかったよ。 そりゃ俺もボールキープ以外はそんなに自信ある方じゃないけど。
それでもあそこまで実力差があるとは思わなかったよ」
パチュリーに呼び出された後、反町とやったほんの少しだけの勝負。
その勝負の結果は、佐野にとってはかなり意外なものだった。
反町といえば、可も無く不可も無く。平均的な能力が売りのFWだったはず。
ボールキープに特化した自分が、まさか反町からボールを奪われ、更にはそのボールを取り返せないとは思ってもいなかった。
紫「これは単に、彼がこの幻想郷でそれだけの実力をつけたという事。 あなたの努力次第では、この差を埋める事も可能よ」
佐野「……マジで?」
紫「マジで。 そこで一つ提案があります。 その提案とは……」
979 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/10/30(金) 18:47:05 ID:???
先着1名様で、
佐野外伝、はじまります→! card
!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。
マークによって下記の表に従い分岐します。
JOKER→お好きなものを選べます。
ダイヤ→「あなたも彼と同じ道を辿りなさい」 佐野・立身伝
ハート→「あなたを必要とするチームがあります」 佐野・師匠伝
スペード→「この私があなたを鍛えます」 佐野・修行伝
クラブ→「戦いなさい…!」 佐野・鏡面編
980 :
キャプテンレミリア
◆t2UAZ3G5UI
:2009/10/30(金) 18:52:44 ID:???
佐野外伝、はじまります→
ハートJ
981 :
森崎名無しさん
:2009/10/30(金) 18:57:16 ID:???
>>974
幽香はできるだろうけどレティはムリだと思う
982 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/10/30(金) 19:12:27 ID:???
>佐野外伝、はじまります→ ハートJ =「あなたを必要とするチームがあります」 佐野・師匠伝
===========================================================================================
佐野「俺を必要とするチーム?」
紫「ええ、そのチームはまだ生まれたて。 ……文字通り舵を取る者がいない船なのです。
あなたにはそのチームで、サッカーのイロハを教えて欲しい。
とはいえ、サッカーのズブの素人といえど、元々のポテンシャルはあなたの比ではない」
佐野「……要するにサッカーのセオリーや動き方を教える代わりに」
紫「そのチームで、技術を吸収してきなさい。 はい、それじゃあいってらっしゃーい♪」
佐野「え!? って、うわあああああああああああああああああああ!?」
ニコリと微笑むと同時に、スキマを作り出す紫。
佐野はあっさりとそのスキマに飲み込まれ、絶叫しながら落ちていく。
やはり半日間もスキマの中に閉じ込められたのはかなりのトラウマだった様子だ。
そのまま叫び、思わず涙が浮かびそうになったところで……。
ドテッ!!
???1「お、来た来た」
???2「思っていたよりも小柄ですね。 本当に頼りになる助っ人なのでしょうか?」
???3「あらあら、まあまあ……可愛いお客さんですね」
佐野「!?」
板張りの床にしたたかに顎をぶちつけると同時に、周囲から声が上がる。
思わず起き上がって顔を上げると……なんとそこにはネズミのような耳をつけて、訝しげにこちらを見つめる少女。
尼のような格好をして、得体の知れない奇妙な人の顔をした雲を纏う少女。
セーラー服を着て、何故か柄杓を片手に持った少女。虎柄の服を着込んだ、どこかボーイッシュな女性。
そして、何者をも包み込むような慈愛に満ちた表情でにこりと微笑む女性と、5人もの女性がいた。
佐野(な、なんだ!? なんだこの状況!? くそっ、どうする!?)
983 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/10/30(金) 19:12:36 ID:???
A.「あ、あんたらが俺を必要とするチームメイトか?」 まずは状況確認!
B.「ケケケ、くらえ! 佐野パンチ!」 よくわからんがとにかく先制攻撃!
C.「よーし、サッカーしようぜ!」 なるほど、大体わかった!
D.その他 自由投票枠
先に3票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
984 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/10/30(金) 19:12:56 ID:???
すみません、3票でなく2票でお願いします。
985 :
森崎名無しさん
:2009/10/30(金) 19:18:59 ID:uldOP1fw
B
986 :
森崎名無しさん
:2009/10/30(金) 19:19:15 ID:TLQrVI3Y
A
987 :
森崎名無しさん
:2009/10/30(金) 19:19:28 ID:4+eDcQDI
D 美女ばかりなのでものすごくやる気になって「よーし、サッカーしようぜ!」
どうせなら思いっきり楽しんでやるがいいw
988 :
森崎名無しさん
:2009/10/30(金) 19:20:55 ID:IvB9Mt06
D 美女ばかりなのでものすごくやる気になって「よーし、サッカーしようぜ!」
989 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/10/30(金) 19:47:09 ID:???
D.美女ばかりなのでものすごくやる気になって「よーし、サッカーしようぜ!」
======================================================================================
佐野(あれ? 待てよ……? これ、もしかしてすげぇラッキーなんじゃねぇの?)
よくよく見てみれば、佐野を見つめている5人の女性は皆、揃いも揃って美女ばかり。
思い返せばパチュリーや咲夜、そして紫なども皆、極上級の美女だった。
紫曰く、佐野がこのチームでサッカーを教えれば佐野もまたサッカーの技術が上達すると聞いていたが。
それはつまり、サッカーの技術も高められてこの美女5人にも感謝されるという。
とてつもなく素晴らしい役に抜擢されたのだとすぐさま佐野は判断をした。
佐野「よーし、サッカーしようぜ!!」
虎柄「え? 今からですか? もう既に日が暮れかかっていますが……」
セーラー服「まあ少しくらいならいけるかしら? 確かに、私達もあなたの実力を見たいしね」
ネズミ「師事を扇ぐべきかどうかという事だね……うむ、それでは早速行こう」
佐野(ケケケケ、俺の実力を見せれば一気にメロメロ(死語)だな!)
佐野の言葉に5人の美女は賛同し、揃ってボールを持ち人里近くのコートへと向かう。
ここに来てようやく佐野は気づいたのだが、佐野が先ほどまでいた場所はどうやら寺らしく。
この美女達もその寺に住まう人物らしい。
佐野(まあ、尼さんもいるしな。 でも、虎柄やセーラー服はなんなんだ?)
道すがら、人里についてのあらましや幻想郷での決まり事などを詳しく解説する5人組。
見ていてわかったのだが、この5人の中で一番のお喋りであるのが尼さんの姿をした女性。
セーラー服はどちらかといえばマイペースな性格で、虎柄は真面目、ネズミは皮肉屋なところもあるものの真面目。
そして、おっとりとしてふわふわとした笑みを浮かべるウェーブ髪の女性はとことんなまでに自由な女性だった。
ウェーブ髪「あらあら、綺麗なお花。 冬だというのに元気に咲いているのねぇ」
尼さん「姐さん、立ち止まらないで下さい。 ほら、行きますよ」
ウェーブ髪「あら〜?」
佐野(……やっぱここにもまともな奴ぁいないのか)
990 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/10/30(金) 19:47:26 ID:???
そんなこんなで人里近くのコートへとたどり着いた一同。
佐野は一人ボールを持つと、5人の女性の中からウェーブ髪の女性を指名し。
彼女にゴール前にいてくれるよう説明、ゴールキーパーだという尼の少女を除いた他の3人に自分からボールを奪うように言い放つ。
佐野「こっから俺がドリブルで進むから、ボールを奪いに来てみな。
ケケケ、奪えたらの話だけどな」
虎柄「随分と自信があるようですね。 ですが、確かにそれが一番あなたの実力が試せるでしょう」
ネズミ「ネズミを舐めると痛い目を見るよ? ……まあ、やってみようか」
セーラー服の鳴らした笛の音(何故か船が出港する時のようなぶおー!という音だった)を合図に。
佐野は単身、ボールを持ちながら尼の少女が待ち受けるゴール目指して直進。
そこに立つのは、FW志望だという虎柄の女性である。
虎柄「確かFWはタックルもそれなりに出来ないといけないのでしたね」
佐野「ケケケ、それなりのタックルじゃ俺を止められないぜ!」
先着1名様で、【一気に引いてください】
佐野→ ! cardドリブル 45 +(カードの数値)=
虎柄→ ! cardタックル 40 +(カードの数値)=
!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。数値で勝負します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ドリブル成功! ズブの素人に負けてたまるか!
=1〜−1→ボールはこぼれ球に……。
≦−2→ドリブル阻止! 妖怪のポテンシャルは異常なまでに高かった!
991 :
森崎名無しさん
:2009/10/30(金) 19:48:59 ID:???
佐野→
クラブA
ドリブル 45 +(カードの数値)=
佐野無双!
992 :
森崎名無しさん
:2009/10/30(金) 19:49:04 ID:???
虎柄→
スペード8
タックル 40 +(カードの数値)=
993 :
森崎名無しさん
:2009/10/30(金) 19:49:38 ID:???
\(^o^)/
994 :
森崎名無しさん
:2009/10/30(金) 19:49:44 ID:???
アハハハハ!なんという三枚目っぷり!
995 :
森崎名無しさん
:2009/10/30(金) 19:51:32 ID:???
佐野→
クラブ4
ドリブル 45 +(カードの数値)=
虎柄→
ハート9
タックル 40 +(カードの数値)=
996 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/10/30(金) 19:53:09 ID:???
一応先着1名様のつもりでしたが、レス数もあれですし結果も面白いのでこのままいきます。
997 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/10/30(金) 20:01:48 ID:???
>佐野→ クラブA ドリブル 45 +(カードの数値)=46
>虎柄→ スペード8 タックル 40 +(カードの数値)=48
>≦−2→ドリブル阻止! 妖怪のポテンシャルは異常なまでに高かった!
===================================================================================
虎柄「む? ……舐めているな!」
佐野「え!? ぎょわっ!?」
これくらいなら楽勝だ、と油断をしていた佐野。
ズブの素人とはいえ、身体能力は人間の比ではない妖怪のタックルはそんな思いではかわす事など当然出来ず。
あっさりとスライディングタックルでボールを奪われてしまう。完敗だ。
ネズミ「……私の出番が無いじゃないか。 つまらん」
セーラー服「っていうか思ったより大した事ないわね」
佐野(ま、まずい! このままじゃ俺の立場がねぇ!!)
佐野「も、もう一度だ! 今度はセンタリングを上げてくれ! 俺がシュートを決めてやる!」
虎柄「ふむ……わかりました。 確かに、あなたもFWならシュート力は恐らく高いのでしょう。
今度こそその実力を見せてください」
佐野の必死の懇願に虎柄は了承、ゴール前で見守っていたウェーブ髪にパスを送ると。
佐野はそれを見てゴール前に懸命にダッシュしながら、ウェーブ髪が折り返した高いボールに合わせて飛び上がる。
佐野「見ろ! これが俺のオーバーヘッドキックだ!!」
尼さん(幻想郷じゃ割と普通のシュートなんだけど……何で得意げなのかしら?)
998 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/10/30(金) 20:01:54 ID:???
先着1名様で、【一気に引いてください】
佐野→ ! cardオーバーヘッドキック 44 +(カードの数値)=
尼さん→ ! cardパンチング 44 +(カードの数値)=
!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。数値で勝負します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→シュート成功! なんとか面目躍如!
=1〜−1→ボールはこぼれ球に……。
≦−2→シュート阻止! 佐野涙目。
999 :
森崎名無しさん
:2009/10/30(金) 20:03:02 ID:???
佐野→
クラブ4
オーバーヘッドキック 44 +(カードの数値)=
尼さん→
スペード2
パンチング 44 +(カードの数値)=
1000 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/10/30(金) 20:17:17 ID:???
>佐野→ クラブ4 オーバーヘッドキック 44 +(カードの数値)=48
>尼さん→ スペード2 パンチング 44 +(カードの数値)=46
>≧2→シュート成功! なんとか面目躍如!
=======================================================================================
佐野の決死のオーバーヘッドキックは、何とかゴールネットへと突き刺さった。
尼さんが思いっきり考え事をしていた為なのだが、そこはとやかく言ってはいけないだろう。
ともかく、これでなんとか佐野は先ほどの失敗を帳消しとは言わずとも緩和する事が出来た。
もしも失敗していれば、今頃泣いていただろう。
ネズミ「ふむ、シュートはそれなりに出来るのか」
虎柄(とはいえ、私の方が根本的なシュート力は高そうですがね……)
ウェーブ髪「あら〜。 勝負はついたのかしら? どちらの勝ちなの?」
尼さん「私の負けですよ〜。 うわーん、姐さーん!!」
冷や汗を袖で拭きながら、ボールを拾ってホッと一息つく佐野。
そんな佐野の傍に、5人の美女は詰め寄り代表をするかのようにウェーブ髪の女性がそっと手を差し出す。
白蓮「これからよろしくお願いね。 私は聖白蓮(ひじり びゃくれん)」
星「私は寅丸星(とらまる しょう)です。 これからの指導、期待しています」
ムラサ「私はキャプテン・ムラサ! ああ、因みにこのキャプテンは船長って事ね。
チームのキャプテンじゃないからそこんとこよろしく」
一輪「私は雲居一輪。 で、この子が雲山。 姐さんの素晴らしさを世に知らしめる為にも、必ずサッカーで有名になってやりましょう!」
ナズーリン「そして私がナズーリンだ。 ……少々不安だが、よろしく頼むよ」
佐野「あ……あー、佐野満、です。 まあよろしく。 へへへ」
今更ながらに自己紹介をし合う佐野に、ウェーブ髪の女性――否、白蓮達。
お互い握手を交し合った後、ひとまず今後の事を話し合おうとあの寺へと戻る。
白蓮「ようこそ、命蓮寺(みょうれんじ)へ。うふふ」
佐野満と命蓮寺一行の物語は、まだ始ったばかりである。
佐野満の章 続く
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