キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【強襲!】キャプテン森崎35【ウルグアイ】

1 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/12/30(水) 19:08:49 ID:vrU9GMil
キャプテン森崎は、高橋陽一氏作のサッカー漫画「キャプテン翼」の二次創作です。
大空翼に代わって主人公になった森崎有三を読者の投票によって操作していき、
他のキャラクター達と交流を深めながらサッカー選手として大成するのが目的の
読者参加型企画です。いわゆるゲームブックを想像して頂ければ分かり易いかも。

基本は毎回出る選択肢の中から読者が投票によってどれかひとつを選ぶ事によって
森崎の各数値が上下したり結果が分岐し、その結果によって森崎が活躍したり
しなかったりして物語が進んでいく…といった展開です。例えば敵にシュートを撃たれたら、
森崎の能力値+ある程度のランダム要素によってゴールを守れたり守れなかったりします。

投票や判定では2ch式(注:似ているだけで2chとは別サーバー)の掲示板で
ID付の投票書き込みを行ったりスクリプトでカードやダイスを引いてもらったりします。

過去スレのログはこちらのまとめページで見られます↓
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/11.html

ミス指摘、質問以外の雑談は下のURLの雑談スレでお願いします。
本スレでも更新毎に30レス程度までの反応レスなら問題無しとしています。
尚、30レスを超え雑談スレへの誘導が始まったら速やかに誘導に従って下さい。それがルールです。
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1256045459/l50
2ちゃんねるとは別の場所の板なので、ブラウザによっては外部板登録が必要です。
なんらかの理由で雑談スレが落ちている時は、本スレでも遠慮なく雑談をどうぞ。

【前スレまでの簡単なあらすじ】
第一回フランス国際Jrユース大会でMVPとなった若き日本サッカー界の星、森崎有三!
サッカー王国ブラジルの名門クラブパルメイラスのユースチームのキャプテンとして
プロへの登竜門と言われる大会、リオカップへ挑んだ彼は数々の強敵達を零封するも
決勝の相手、宿敵大空翼率いるサンパウロFCに1−4と言う大敗を喫してしまった。
大会MVPも翼に持っていかれてしまった森崎はリベンジの為に全日本ユースに合流し
ジャパンカップで再起を図った。初戦の相手は強力なツートップ、ラモン・ビクトリーノと
火野竜馬を擁するウルグアイユース。両チームとも中々シュートに持っていけない展開が
続くが得点は0−1でウルグアイがリード。全日本ユースは反撃のチャンスをみつけられるのか?
…こんな感じで話は進んでいます。

263 :創る名無しに見る名無し:2010/01/20(水) 18:14:05 ID:fN4utTaq
±0ですが、ビクトリーノがフォローですよね?(ねじこみに、じゃなくて)

264 :創る名無しに見る名無し:2010/01/20(水) 18:55:33 ID:T6554y2Y
フォローならパンサーストリーム撃てるから実質≧2で負けだけど
ねじこみなら通常シュートかパンサーファング止まりってことで
ねじ込みの方が有利なんじゃない?

265 :創る名無しに見る名無し:2010/01/20(水) 19:05:45 ID:JkF7VyKo
>>264
パンサーストリームはダ・シルバに折り返す形だから位置的に無理じゃね?

266 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/21(木) 00:21:58 ID:SvNbbmzs
ねじこみ=次の判定でシュートに行く(グラウンダーもしくは浮き球どちらもあり)
フォロー=次の判定ではシュートに行けない(シュート以外の行動を取る、もしくは取らざるを得ない)

こういう風に区別して下さい。もしかしたら過去の判定で二つを混同してしまった事もあるかも知れませんが。

267 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/21(木) 00:40:03 ID:SvNbbmzs
★ダ・シルバ パス ( ダイヤQ ) 70+( 2 + 2 )=74★
★三杉 パスカット ( クラブJ ) 72+( 2 + 1 )+(軽傷LV1ペナ-1)=74★

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】=0→ボールはこぼれ球に。そしてビクトリーノがねじこみに。
-----------------------------------------------------------------------------
三杉「(くそっ…また痛む…)」

バチイッ!

放送「おお〜〜っと!三杉くんが足を突き出しビクトリーノくんへのパスを阻止!
ボールは緩い浮き球になりました!…が!」

ダ・シルバの不用意なパスを負傷に苦しめられた三杉が触った結果、
ボールはビクトリーノの前方に浮き上がる事になった。そのままだったら早田がフォローして
お終いだったが、ビクトリーノの反射神経と瞬発力は咄嗟に彼の体を動かしていた。

ダダダダッ!

放送「ビクトリーノくんが強引に飛び込みます!どうしてもシュートを撃つつもりだァ!」

超モリサキ「お、弱いシュートになったか。こりゃ楽出来るな」

超モリサキガッツ:370/835

ビクトリーノのダイビングボレーの威力:77+(ガッツ300以下ペナ-1)

A 普通に飛び出す(79+(人数補正+2))60消費
B 三角飛び出し(83+(人数補正+2))225消費
C 身構える。

      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1262005834/l50にて
            ☆2010/1/21 00:45:00☆ から投票期間を設けます。
    そこから  15  票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は
   その次の票をタイブレーカーに使います。どれか一つに確定した場合はその時点で投票を
         止めて下さい。尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。

268 :創る名無しに見る名無し:2010/01/21(木) 07:46:15 ID:LgEzFT4Y
攻撃側にとってシュートを撃てないフォローの方が上にあるのは何故ですか?

269 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/21(木) 14:13:24 ID:SvNbbmzs
>>268
火野がフォローしてからビクトリーノに渡し、結局パンサーストリームが撃てると
言うケースが有り得ます。ただし、フォローしている間に松山やら中里やらが
戻ってくるかも知れませんのでダ・シルバのパスが普通に通った方が有利なのは間違いありませんが。

270 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/22(金) 00:29:22 ID:N4F2MGPz
>B 三角飛び出し(83+(人数補正+2))225消費

超モリサキ「(ここが最後だ。派手に目立つぜ!)」

バッ!
ガァン!

ビクトリーノ「(届け!届け! と ど け ! )」

ズサァア!

超モリサキの功名心とビクトリーノの底力がぶつかり合った。
-----------------------------------------------------------------------------
【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1262005834/l50にて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、★も含めて一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★ビクトリーノ ダイビングボレー (!card) 77+(!dice + !dice)+(ガッツ300以下ペナ-1)=★
★超モリサキ 三角飛び出し (!card) 83+(!dice + !dice)+(人数補正+2)=★
★早田 低いクリア (!card) 71+(!dice + !dice)+(人数補正+2)=★
★中山 ブロック (!card) 68+(!dice + !dice)+(人数補正+2)=★
★次藤 ブロック (!card) 70+(!dice + !dice)+(人数補正+2)=★
★赤井 ブロック (!card) 70+(!dice + !dice)+(人数補正+2)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ビクトリーノのダイビングボレーが全日本ゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(火野がねじこみに)(ゴールバーを超え、ウルグアイの左CKに)(中里がフォロー)
≦−2→全日本ボールに。

>>5-7に載っているルール以外の補足・補正・備考】
中山:ダイヤで「ソウルブロック(+8&250消費)」が発動
次藤:ダイヤかハートで「パワーブロック(+4&100消費)」が発動
赤井:ダイヤで「顔面ブロック(+6&150消費)」、ハートで「ダイビングブロック(+4&100消費)」が発動

271 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/24(日) 00:02:16 ID:G5tOOsAH
★ビクトリーノ ダイビングボレー ( クラブ8 ) 77+( 5 + 5 )+(ガッツ300以下ペナ-1)=86★
★超モリサキ 三角飛び出し ( スペード9 ) 83+( 3 + 1 )+(人数補正+2)=89★
★早田 低いクリア ( ダイヤK ) 71+( 1 + 1 )+(人数補正+2)=75★

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】≦−2→全日本ボールに。
-----------------------------------------------------------------------------
ガシイッ!

そしてこのぶつかり合いの勝者は超モリサキだった。

バン!

ビクトリーノ「くっ…!」

ビクトリーノの渾身のダイビングボレーがボールを捉えたのはそれが超モリサキの手中に収まった後からだった。
その余裕すら窺わせる鮮やかさはハイスピードな攻防についていけなかった早田を感服させた。

早田「(森崎…本当に何でも出来るキーパーになっちまったなァ)」

ピッ、ピッ、ピィイイイイイイイイイイイイイ!!

ウルグアイメンバー『あ、あ…あああ〜…』

全日本メンバー「試合終了だ!」「やったァ!」「俺達の勝ちだ!」

超モリサキ「フッ…」

直後に試合終了を告げる笛が鳴り渡り、超モリサキが得意満面で立ち上がった時。

ズギィイイイン…

超モリサキ「!?」

彼の腰は鈍い痛みを訴えた。

272 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/24(日) 00:02:32 ID:M+cokMie
森崎ガッツ:370→145

*早田の感情値が1上がりました。更に森崎のチーム内支持率が+1されました。

森崎チーム内支持率:43→44

味方チームガッツ残量(試合に出場した者のみ):
750/750 新田
485/700 三杉
10/900 日向
810/850 松山
615/750 中里
595/900 葵
525/750 中山
795/800 次藤
780/800 早田
585/700 赤井
145/835 森崎

850/850 岬(交代した時点で)

敵チームガッツ残量:
135/850 ビクトリーノ
270/800 ダ・シルバ
155/900 火野
675/700 ミャウザー
695/700 ビルト
635/700 キオソーネ
600/700 クローデル
610/700 チュレビー
560/700 バージェス
675/700 リラダン
600/800 カノーバ

273 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/24(日) 00:02:49 ID:G5tOOsAH
放送「試合終了!2−1!全日本ユース、見事な逆転勝利を収めました!
凄まじい速攻と鉄壁の守りを繰り返すウルグアイユースに相当な苦戦を強いられましたが
諦めずに攻め続け決勝点をもぎ取り、最後の反撃もしっかりと防ぎきって勝ちました!
ジャパンカップのオープニングゲームとして相応しい試合だったと言えるでしょう!」

ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!

観客「よっしゃー!勝ちだ!」「危なかったな〜、最後までヒヤヒヤさせられたぞ」「もうちょっと余裕で勝って欲しかったぜ」
「でも終わり良ければ全て良し、だ!」「俺達の全日本ユースはこれからも期待させてくれそうだな!」
「これだけの強敵に勝てるんだ、当然だぜ」「ウルグアイ!お前らも強かったぞ、良い試合を有難うなーっ!」

ビクトリーノ「やれやれ。アウェイチームってのはブーイングが勝利の杯だってのに…」

火野「ケッ、何が良い試合だ。日本人のこう言う所も好きになれねえ」

接戦の末に納めた劇的な勝利に酔う観客は日本だけでなくウルグアイにも歓声と拍手を送った。
そんな態度に喜べる性格ではないビクトリーノと火野は毒づきながら芝を何度も蹴る。
何時もの森崎なら喜び勇んで相手の傷に塩をすり込みに行く場面だが、今の彼はそれよりも腰が気になっていた。

森崎「(まだじんわりと痛い…ここまで長引く事は無かったのに)」

早田「森崎?どうしたんだ?」

A 「いや、ちょっと腰に痛みが…大した事は無いんだが」正直に打ち明ける。
B 「流石に疲れた。火野に吹っ飛ばされてたしな」有耶無耶にする。
C 「何、ウルグアイの連中をどうからかってやろうか考えていただけさ」誤魔化す。

      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1262005834/l50にて
            ☆2010/1/23 00:20:00☆ から投票期間を設けます。
    そこから  15  票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は
   その次の票をタイブレーカーに使います。どれか一つに確定した場合はその時点で投票を
         止めて下さい。尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。

274 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/24(日) 15:40:34 ID:KrXQwLC6
>A 「いや、ちょっと腰に痛みが…大した事は無いんだが」正直に打ち明ける。

早田「なに!腰だと!」
次藤「そいつはだんじゃなか!」
赤井「腰はシャレにならないっスよ!?」

森崎が隠さずに自分の状態を告げるとたちまちDF達は彼の下に群がった。
その必死さは言い出した森崎自身が慌ててしまう程だった。

森崎「おい、騒ぐなよ!良くある事だ、ケガした訳じゃねーよ!」

松山「良くある事ならますますダメじゃないか!」

中山「早くチームドクターに見せろよ!」

三杉「今は負傷していなくても、将来の負傷に繋がりかねない。試合は終わったんだから早く引き上げよう」

森崎「騒ぐなっつってんだろ!おい、こらやめろ!キャプテンは俺だぞ!」

幸か不幸かこの試合に出ていたフィールダー達はFWを除けば皆森崎を素直に心配出来る
立場の者達だったので、森崎は半ば押し込められる様にベンチに戻されてしまった。
それに加わらなかったのはやはりFWの二人で、その内の一人の新田は所在無さげに頬をかくしかなかった。

新田「(なんだかんだ言って人望あるんだよなあの人。勝てば官軍なだけだけど)」

そしてもう一人のFWの日向は森崎周辺の騒動に気付いてもいなかった。
彼の事など見向きもせず、黙々と遠ざかっていく火野の背中を呆然と見送っていたのだ。

日向「(この程度なのか…俺の力はこの程度だってのか!?)」

この日日向は自分が世界最高峰のストライカーではない事を理解した。せざるを得なかった。

275 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/24(日) 15:40:54 ID:KrXQwLC6
火野竜馬の力に心を揺さぶられていたのは日向だけではなかった。

ストラット「(くそっ、俺は自惚れていた!俺はまだ世界一のFWじゃない!)」

カルツ「ウルグアイがこれ程強くなっていたとはのう。ワールドユースに向けてしっかりマークしないとな」

己の慢心を悟り気を引き締める者達。



チャ「もっとだ!もっと強力なシュートが無いと世界は取れねェ!」

イ「ああ!俺達の潜在能力は底知らずの筈だ!」

李邦内「凄いコンビだった。俺達も負けていられないな」

李邦坤「何時か対戦してみたいね〜」

バルカン「凄かったな〜ウルグアイの二人。俺はどうしたらいいのかな」

オワイラン「そうだな…お前のパワーをダイレクトシュートに活かすのが良いと思うぞ」

刺激を受け更なる力を求める者達。

276 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/24(日) 15:41:33 ID:KrXQwLC6
フライハイト「リョーマ・ヒノか…中々凄い奴だったな」

シュナイダー「ああ。出来ればバイエルンに欲しい位だ」

フライハイト「ビクトリーノはどうだ?ドリブラーとしては申し分無いが」

シュナイダー「FWとしてはシュート力が足りず、MFにしてはパスと守備が出来ない。微妙だ」

感心こそすれど恐れはしなかった者達。

全日本ユース対ウルグアイユースの試合は当事者達だけでなく周囲の者にまで多大なる影響を残す一戦だった。



マチルダ「バカモ〜ン!」

ポコポコポコポコ!

ウルグアイメンバー「ぎゃあ!」「いでえ!」「ひいっ!」

マチルダ「なんたるザマじゃ貴様ら!決して勝てない相手ではなかったのじゃぞ!」

ダ・シルバ「痛い痛い痛い〜っ!」

ビクトリーノ「落ち着いてくれよ監督!」

マチルダ「これが落ち着いておられるか!特に火野、あれ程バカにしていた日本相手にこの体たらくはなんじゃ!」

火野「うぐっ…」

マチルダ「貴様ら全員覚悟しておけよ!合宿のやり直しじゃあ!」

ビクトリーノ「(ゲッ、またあの地獄の日々が!勘弁してくれよ…)」

277 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/24(日) 15:42:04 ID:KrXQwLC6
いったんここまで。ここから次の試合までNPCシーンが多くなります。

278 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/25(月) 10:16:18 ID:mrgf7Wbb
数分後の全日本ユースのロッカールームは静まり返っていた。
苦労して得た勝利に喜ぶのでも無く、切符を掴んだ決勝に向けて兜の緒を締めなおすのでも無く、
試合内容を反省するのでも無く、醜態一歩手前の結果しか出せなかった日向と三杉を責めるのでも無い。
思惑の差こそあれど、皆がチームドクターに手当てと診断を受ける森崎に目を集めていたのだ。

見上「どうですか?」

ドクター「…疲労骨折の前兆が見られます。このままだと腰椎分離症の恐れがあります」

森崎「ようつい…ぶんりしょうって何ですか?」

ドクター「簡単に言えば背骨の腰の部分がグラグラになっていて、その分周りの靭帯や筋肉の
負担が増して腰痛が頻繁に起きる様になる症状だよ。10代前半のスポーツ選手がなりやすいのだが、
君の場合中学時代とその後にどんどんトレーニングを激しくしていったそうだから遅れてやってきたのかも知れない」

森崎「…じゃあ、結論から聞かせて下さい。俺は明後日の決勝戦に出られるんですか?」

ゴクリ…

森崎らしいズバリとした質問に誰かが緊張の余り唾を飲み込んだ。森崎はそれが自分の喉が発した音でない事を願った。

ドクター「…一般人なら安静にして治療に励む事を薦める所だが、君は一般人ではないからね…
お望み通り結論から言おう。『出ようと思えば出られるが、安全は保障しない』。これが私の医者としての答えだ」

見上「つまり、劇的に悪化するかも知れない。あるいは大して悪化しないかも知れないと言う事ですね」

ドクター「はい。我々医者はコンピュータではありませんし、スポーツ医学も万能ではありません。
次の試合に出たら50%の確率で深刻な怪我になる、などと言った都合の良い数字は出せませんよ。
ただ一つ言える事は、昨日のチェックの時点では特に気にしないで良かった程度の腰のダメージが
今は気になるレベルになっていると言う事です。試合で悪くなる事はあっても良くなる事はあり得ませんから」

279 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/25(月) 10:16:42 ID:mrgf7Wbb
医者のため息混じりの言葉によって重い沈黙がもたらされる。普段は騒がしい全日本ユースの面々も
この状況では誰も軽口を叩けず、見上が口を開くまで森崎もじっと黙っていた。

見上「聞いての通りだ森崎。今度はお前の意思を聞かせろ」

森崎「(決勝戦に出るか出ない、か…ぶっちゃけ、今日のザマじゃ俺抜きだったらボロ負け確定だな)」

見上「お前が出場したくないなら、私はその意思を尊重する。決めるのに時間が必要なら…」

森崎「いえ、時間は要りません。俺は出ますよ」

ザワッ…

しかしいざ口を開いた森崎の態度は単純明快だった。

見上「ほう…」

早田「お、おい!良いのかよ森崎!?」

葵「ここで無理をしたら取り返しのつかない事になっちゃうかも知れないんですよ!」

森崎「(しめしめ、キャプテンらしさのアピールチャンスだ)」

そのあまりにもスパッとした決め方に周りが返って慌てだすが、森崎は取り乱さなかった。
むしろあざとい計算を働かせる余裕すらあった。

森崎「何を言ってるんだお前ら。ケガをしないスポーツ選手なんて何処にも居ないぜ?
それに俺はもうじきパルメイラスのプロになる男だ。大事な試合の為には無茶をするのもプロの仕事の内だぜ」

三杉「…まあ、正論だね」

280 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/25(月) 10:18:32 ID:mrgf7Wbb
森崎「何より俺はキャプテンだ。キャプテンがケガを恐れていたら誰も戦えなくなるだろうが」

岬「森崎らしいね」

森崎「お前らは黙って俺についてこい。心配すんな、次の試合が終わったらしばらく休むさ」

松山「お前なあ…はあ。先生、今日と明日だけでも出来る治療はありませんか?」

ドクター「湿布を貼り、コルセットをつけてもらう。それと、明日は絶対安静だ」

森崎「ええ〜、コルセット…変な噂が流れちゃいますよ。敵を勇気付ける様な事は…」

ドクター「大丈夫、上着の中に隠せるタイプだ。それ位はして貰わないと私の医者としての矜持に関わる」

森崎「それなら良いかな…」

気丈に振舞う森崎の態度に誰もが「どうせ言っても聞かないんだし…」と諦め混じりの安堵を得る。
森崎が望んだ様な敬意の視線は生まれなかったが、チームの士気はとりあえず安定した。

見上「(確かに森崎を今欠場させる訳にはいかない。何も起こらぬ事を祈るしかないな)」

それは”悪い可能性ばかり考えていてもしょうがない”と言う気持ちから生まれた安心感だったが。



森崎チーム内支持率:44→45

281 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/25(月) 10:19:18 ID:mrgf7Wbb
いったんここまで。

282 :創る名無しに見る名無し:2010/01/25(月) 12:01:55 ID:SQKQv0+a
どき・・・どき・・・

283 :創る名無しに見る名無し:2010/01/25(月) 23:09:59 ID:R+txB89b
この森崎になら抱かれてもいいw

284 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/26(火) 17:49:46 ID:G9MD5yx7
ちょっと今後の伏線や予定の見直しをしたいので今日〜明日は
更新できないかも知れません。予めご了承下さい。

285 :創る名無しに見る名無し:2010/01/26(火) 21:31:30 ID:is0dE0f3
乙です
再開楽しみにしてます!

286 :創る名無しに見る名無し:2010/01/26(火) 23:19:35 ID:uunLv2h3
休載だとすごい喪失感がある
これだけが楽しみと言うのは言いすぎだけど
マジでそれに近いw

287 :創る名無しに見る名無し:2010/01/27(水) 20:46:16 ID:+iF150MX
ゆっくり待ってます!

288 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/28(木) 20:24:44 ID:xTGDmirf
思った程窮屈ではないがやはり着心地はよくない。そんなコルセットをジャージの下につけた森崎と
全日本ユースが次に向かったのは骨川によって組織された応援団が待っていた観客席だった。

骨川「森崎先輩、こっちです!さ、どうぞどうぞ!」

長野「久しぶりだな、森崎!」
岩見「更に凄いキーパーになったな。あの猛攻をたった1点に抑えるなんて」
小田「お、俺の事覚えていてくれてる…?」

森崎「おう、ポストプレイしか出来ない長見に取り柄無しの岩田に寿司屋の小野じゃないか。久しぶりだな」

長野「…ワザとだよな?そんな器用な間違い方ワザとじゃないと出来ないよな?」
岩見「性格の悪さにも磨きがかかったな…」
小田「(どうしよう。これって喜んで良いんだろうか)」

久美「…どうも」
ゆかり「ナイスゲーム、皆!」
早苗「こんにちは、森崎くん」

森崎「ウッス(相変わらずこのマネージャーどもは翼の事しか考えてないんだろうな。女ってのは分からん)」

浦辺「南葛名物ギャラクシートウフは如何ですかー。赤、青、黄色の三点セットですよー」
岸田「(第二候補も滑っちまった…どうしよう…このままじゃサッカーが出来なくなる…)」
西尾「やった、初セリフ!」

森崎「(なんだあの豆腐、色がすげえ気持ち悪い。所謂ゲテモノ名物って奴か?)」

再会を喜ぶかつてのチームメイト達、別にどうでも良さそうな元マネージャー達、
特に森崎と接点の無い者達。肩に力を入れずに済む交流を森崎はやや面倒臭げにこなしていった。

289 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/28(木) 20:25:04 ID:xTGDmirf
弥生「あ、あの、ごしゅ、淳…」

三杉「うん、なんだい弥生?」

美子「岬様…今日は残念でしたね」

岬「サッカーは交代を前提としたスポーツだからね。チームの為ならしょうがないさ」

山森「あ、ウチの応援団の人ですね。全日本も応援してくれてるんですか、有難う御座います」

琴音「えっ!?あっ、その、わ、私、ファンだから!サッカーの!ええ、サッカーのよ!」

葵「ん?新田くん、あのお姉さんってひょっとして山森くんに…」

新田「おっと、それ以上野暮な事は言うなよ」

次藤「佐野、来てたのか…」

佐野「そんな顔しないで下さいよ。すぐに返り咲いて見せますって」

その他の面々もそれぞれ縁がある者たちと会話を交し合い、サインなどのファンサービスに応える。
ただし日向の周りだけ誰も近づかないのである意味異様な光景ではあった。

ざわっ…

観客「おっ、サンパウロFCとハンブルガーSVが出てきたぞ!」「これはどっちが勝つのかな?」

全日本メンバー「おっと、もうすぐ試合開始か」「どっちが勝つにしても、しっかり見ておかないとな」
「じゃ、俺達これで」「明後日の決勝戦もしっかり応援頼むぜ、皆!」

そんな戦士達の僅かな休息はもう一つの試合の始まりと同時に終わった。

290 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/28(木) 20:25:22 ID:xTGDmirf
放送「間も無く本日の第二試合、ハンブルガーSV対サンパウロFCが始まります。
ハンブルガーSVは西ドイツを代表する名門サッカークラブの一つであり、
今回招待されたこのユースチームは現在国内リーグの1位を独走しています。
特にゴールマウスを守る若林源三くんは連続無失点記録を更新中であり、
一軍への昇格も間近と噂される程の逸材です!更にこのチームはパサーのメッツァくん、
サイドアタッカーのカペロマンくん、シャドウストライカーのポブルセンくん、そして
キャプテンを務めるドリブラーのカルツくんと非常にバラエティ豊かな中盤のタレント軍団を誇ります。
様々な攻撃パターンを駆使して点を取り、それを鉄壁のGKが守る。非常に安定して強いチームと言えるでしょう!」

観客「へえ、ハンブルガーSVってそんなチームなのか」「若林…ああ、そう言えばJrユースで控えGKだったな」
「俺知ってるぜ!このチーム、3年前の全日本Jrユースの欧州遠征の練習試合相手だったんだよ」

放送「迎え撃つのは先日ブラジルのユースチームNo1を決める大会リオカップを圧倒的な戦績で制した
超強豪、サンパウロFC!皆様ご存知、日本が生んだサッカーの天才児大空翼くんが
エース兼キャプテンとして率いるチームです。森崎くんと共に数々の不敗伝説を築いてきた彼は
ブラジルで見事夢を掴み、来月からトップチームでプレイする事が決まっています!
そして彼と共に戦うメンバーも各国代表クラスの実力者達が目白押し!リオカップでぶっちぎりの得点王に輝いた
驚異のイタリア人ストライカーストラットくんを初めとしてマウリシオくん、バビントンくん、アマラウくん、ドトールくん、レナートくんと
恐らく来年のワールドユースでもその雄姿を見せてくれるであろう猛者たちばかりです。
ドイツ一とブラジル一のクラブユースチームの衝突の行方は果たしてどんなドラマとなるのでしょうか?」

ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!

観客「待ってたぞ、翼ー!」「俺は仕事サボッてお前の試合を見に来たんだからな!活躍しろよ!」
「18歳でブラジルのプロだなんて凄すぎるぜ!」「日本一から世界一になってくれ!頼むぞ!」
「翼!翼!翼!翼!翼!翼!翼!翼!翼!翼!翼!翼!翼!翼!翼!翼!」

放送「おーっとここで怒涛の翼コール!満を持して凱旋したスーパースターへの歓迎です!」

森崎「(ケッ。胸糞わりぃ)」

291 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/28(木) 20:25:39 ID:xTGDmirf
どちらかと言えばサンパウロ寄りの実況に対し、観客はこれ以上無い程あからさまに翼贔屓だった。
だがそのどちらも実際にフィールドに立っている当事者達にとっては大して意味は無かった。

若林「フッ…俺が見くびられるのも今日までだ。悪いが引き立て役になってもらうぜ、翼」

翼「…良い目だ。昔の期待外れの虚勢とは全く違う自信を身につけたんだね」

若林「ああ。森崎の首を先に取られた分、しっかりお前から取り立てさせてもらう」

翼「勝負だ、若林くん」

ガシッ!

かつてのライバルの二人が熱い握手をかわす。すると場を取り成す様にカルツが咳払いをした。

カルツ「おいツバサ、俺にも構って欲しいぜ。妬いちゃうよ?」

翼「おっと、ごめん。君を軽視する訳じゃないんだカルツ。ただ若林くんは長い付き合いだから」

カルツ「お暑いねえ。だけど俺もお前に色々借りがあるって事は忘れんでくれよ」

翼「…ああ、それは良いんだけど」

茶化しながら闘志をぶつけてくるカルツに翼も笑顔を零したが、ついで嫌そうな表情で視線を逸らした。

翼「アレ、何とかしてくれない?」

ポブルセン「てめえ…言うに事欠いて”アレ”呼ばわりだと!?」

カペロマン「そりゃ〜嫌な物扱いされるよな」

メッツァ「あ〜あ、また乱闘が起きるのかなあ」

彼の視線の先ではポブルセンが今にも飛びかかりそうな表情で眼光を飛ばしていたのだ。
チームメイトの野次は気にならないが翼の態度は許せないらしい。
その理不尽さにはカルツでさえも苦笑してお手上げのポーズを取った。

292 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/28(木) 20:26:12 ID:xTGDmirf
カルツ「悪いがアレは狂犬だ、ワシの手にゃ負えん」

若林「どうしても何とかしたかったら自分でやりな」

翼「そう…ポブルセン」

ポブルセン「何だ」

翼「君が俺を恨む理由は聞いたよ。俺が入団したタイミングでサンパウロに断られたんだってね」

ポブルセン「だからなんだ。まさか謝るつもりじゃねえだろうな」

翼「そんなつもりは毛頭無いよ。そして君に”その態度が断られた原因じゃないのか”とか言っても
通じそうに無いから、”西ドイツでプレイ出来ているから良いじゃないか”と言う事で納得して欲しい。
プロリーグが無い日本で生まれ育った俺にとっては、それでも羨ましい事だからね」

翼は精一杯ポブルセンが受け入れそうな論理を考え、それを説いた。

ポブルセン「フザけんな!」

結論から言えば、彼はポブルセンの狂気の深さを測り損ねていた。

翼「………何を言ったら納得してくれるんだい?」

ポブルセン「しねえよ、てめえが地獄に落ちる以外はな!日本生まれとしては西ドイツでプレイ出来るのでも羨ましいだと!?
脳みそ腐ってんのか、この平和ボケ民族め!そもそも何で俺がわざわざ南米のクラブに行こうとしたと思っているんだ!
命からがら東から亡命したってのにトラブルを恐れた腰抜けクラブどもに悉く門前払いされた悔しさがてめえに分かるか!」

翼「!………」

293 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/28(木) 20:26:28 ID:xTGDmirf
ポブルセン「俺は許さねえ!てめえだけじゃねえ、俺にサッカーをさせねえこの世の全てをだ!
元々俺はサッカーなんか好きじゃねえんだ、だが金を稼げそうで俺が出来る事はこれしかなかった!
なのに何もかもがそれすら邪魔してきやがる!てめえも、南米のクラブも、西ドイツのクラブもな!
そしてどいつもこいつも俺を見下すか嘲り笑う!ぶっ壊してやるんだよ、俺を怒らせる全てをな!」

翼「(サッカーが出来ない辛さ、か…少し、彼の気持ちが分からなくも無い…)」

ポブルセンの剣幕と身の上話は翼に僅かながら罪悪感を感じさせ、怯ませる事に成功した。
そのままポブルセンは審判にすら口を挟ませない勢いで唾を飛ばし続ける。

だがポブルセンの話がそのまま続くと次第に翼は困惑していった。

ポブルセン「俺がクソみたいなはした金でハンブルグに雇われたのもてめえのせいなんだ!」

翼「………」

ポブルセン「金が足りなくて東ドイツに居る家族を亡命させられなかったのもてめえのせいだ!」

翼「…東ドイツの事情までは責めないで欲しいんだけど…」

ポブルセン「クソみたいな味の西のザウアークラウトを食わねえといけねえのもだ!」

翼「えっ?いや、それはただ単に君の味の好みの問題…」

ポブルセン「女どもに近づくだけで顔が怖いとか抜かされてトラブルになるのもてめえのせいだ!」

翼「ちょっと待ってよ!それはどう考えても君自身の問題だろ!」

ポブルセン「空港で余計な騒ぎになってクラブの偉い豚どもに説教されたのもてめえが悪い!」

翼「………はぁ?」

ストラット「(ただのキチガイじゃねーか…)」

294 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/28(木) 20:27:16 ID:xTGDmirf
最初は逆恨みながら筋は通っていたポブルセンの話は次第に脱線していき、
翼他サンパウロの面々は開いた口が塞がらなくなる。

カルツ「あ〜、ワカバヤシ。やれ」

若林「全く、面倒な…」

ポブルセン「ポストが赤いのも…グブッ!」

若林「その辺にしとけ。いい加減試合始めろ」

そのままだと何時まで続いていたか分からないポブルセンの暴走は若林の手によって打ち切られた。
口を塞がれたままずるずると引きずられていくポブルセンの姿に翼は疲れを込めたため息をつく。

翼「…大変だね、カルツ」

カルツ「まあな…だが」

翼「?」

カルツ「バカとハサミは使いようだ。あんな奴でも武器にはなる。ワカバヤシじゃないが…勝たせてもらうぜよ」

翼「………」



ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!

こうして多少のトラブルはあったものの、ハンブルガーSV対サンパウロFCの火蓋は切って落とされた。

295 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/28(木) 20:27:48 ID:xTGDmirf
今日はここまで。

296 :創る名無しに見る名無し:2010/01/28(木) 21:44:50 ID:OYBCwv3y
おつですぃたー

297 :創る名無しに見る名無し:2010/01/29(金) 01:50:16 ID:9f01njvp
ボブかわいいよボブwwww

298 :創る名無しに見る名無し:2010/01/29(金) 08:41:44 ID:MeoBGaPO
サンパウロ勝利は確定ですか?
それとも判定しだいでハンブルガー勝利もありえますか?

299 :創る名無しに見る名無し:2010/01/29(金) 10:12:57 ID:pSxSfjne
なんかハンブルガーSVが勝ちそうな気がするのは俺だけ・・・?
翼が怪我とか審判の誤審とかがあってだと思うけど・・・

300 :創る名無しに見る名無し:2010/01/29(金) 12:24:05 ID:0nzvXOtN
戦力的にはどちらが勝ってもおかしくないね。
というか読む楽しみがあるのでどちらが勝つかはアナウンスしないで欲しいです。

301 :創る名無しに見る名無し:2010/01/29(金) 13:46:39 ID:kBus7tF4
NPC戦なんだから正座して待ってようぜ。

302 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/29(金) 18:34:59 ID:CWu6lxb6
NPC戦は判定無しで最初から結果は決まっていますが、
ネタバレになってしまいますのでどっちが勝つかは言えません。
辛抱強くお付き合い下さい。

303 :創る名無しに見る名無し:2010/01/29(金) 18:38:25 ID:X9BHXGue
まあ見てからのお楽しみって奴だよね

304 :創る名無しに見る名無し:2010/01/29(金) 18:48:30 ID:s2hZRh+R
>>303
同意
NPC戦は最初から結果が決まっているのに、それで支持率の上下があるならどうかと思うけど

305 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/29(金) 20:28:48 ID:CWu6lxb6
サンパウロFC

−−H−− Hストラット
J−−−F Jプラトン Fジウ
−−I−− I翼
−G−E− Gバビントン Eマウリシオ
−−−−−
−−D−− Dドトール
A−C−B Aリマ Cアマラウ Bマリーニ
−−@−− @レナート

ハンブルガーSV

−J−H− Jヤラ Hクラウス
−−−−−
G−I−F Gメッツァ Iポブルセン Fカペロマン
−−E−− Eカルツ
−−−−−
−−D−− Dマイヤー
−ACB− Aリンツ Cハーネス Bゴンゲルス
−−@−− @若林

306 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/29(金) 20:29:04 ID:CWu6lxb6
放送「ハンブルガーSVのキックオフで試合開始です!メッツァくんが蹴ったボールをポブルセンくんが受け取り…」

試合はポブルセンの暴挙に等しいプレイで開始された。

ギンッ!

ポブルセン「死ねェエエエエ!!」

翼「なっ!?」

ダダダダダダダ!

ドゴオッ!

翼「ぐああっ!」

サンパウロメンバー「ツ、ツバサ!」「てめえよくも!」

わざわざ翼の位置まで一直線に突っ込み、明らかに相手をかわすのではなく吹き飛ばす為のドリブルを食らわせたのだ。
相手を負傷させる事が目的にすら見えるこのドリブルをとある記者が責めた時ポブルセンは
「火遊びした間抜けへの報いだ」とコメントした為、以後彼のドリブルはフレームドリブルと言う称号と共に恐れ忌み嫌われている。

放送「おお〜〜〜っ!?ポ、ポブルセンくんいきなり中央突破…いや、まるで翼くんを狙い撃ちしたかの様に
突撃しボール越しに蹴飛ばしてしまいました!一歩間違えば即反則の危険なドリブルです!」

観客「ちょっと、いきなり何するのよ!」「あれ反則じゃないのか!?」

カルツ「ここまでは良いんだが…」

ポブルセン「ゴチャゴチャうるせえ日本人どもめ!サッカーなんぞ勝てば良いんだよ勝てば!」

ダダーーーッ!!

307 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/29(金) 20:29:24 ID:CWu6lxb6
放送「ポブルセンくんそのままドリブル!まさかこのままいきなり一人でゴールするつもりなのか!?」

カルツ「あいつパスしないんだよなあ…」

ドトール「お前の相手は日本人だけではないぞ」

ズシャシャッ!
バチィッ!

ポブルセン「なっ!?」

カルツ「そんでこうなると。やれやれ」

しかしサンパウロが黙ってやられる訳も無く、ポブルセンの無謀な突撃は失敗に終わった。

放送「しかしセンターバックのドトールくんが彼の行方を阻みました!零されたボールはマウリシオくんがフォロー。
そのまま右サイドを上がっていき…カルツくんとメッツァくんが立ちはだかりました!」

マウリシオ「よーし、ブラジルのテクニックを見せてやるぜドイツ人!」

バババッ、シャッ!

メッツァ「確かに上手いけど…」

カルツ「なんとかなる範囲ぜよ!」

バチッ!

マウリシオ「げっ!…あっ、キャプテン!」

カルツ「ぐっ、もう来やがったか!」

308 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/29(金) 20:29:42 ID:CWu6lxb6
放送「マウリシオくん突破はならず!しかし翼くんがすぐさまこぼれ球を拾い、彼の代わりに右サイドを上がっていきます!」

観客「おおっ、どうやらケガはしていないみたいだ!」「そのままいけー翼!」

翼「(この試合俺は守りをおろそかにする訳にはいかない。つまり攻撃はストラットに任せたい。だが…)」

サンパウロの反撃には一つ問題があった。ストラットがDF4人にガチガチにマークされていたのである。

マイヤー「お前にボールを渡させなければ良いのは調査済だ」

ストラット「ちっ…!」

翼「(あれだけ厳重にマークされているならこうするしかないか)ジウ!ストラットに上げろ!」

バシュッ!

ジウ「偶には俺にも撃たせろよ、ったく…そりゃ!」

バコーン!

放送「ジウくんセンタリングを上げました!早くもサンパウロの得点チャンスです!」

ストラット「マークしたいんなら好きなだけしやがれ!まとめて吹っ飛ばしてやらァ!」

バッ!

若林「何を勘違いしている?吹き飛ばされるのは…」

バッ!

309 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/29(金) 20:29:58 ID:CWu6lxb6
ガスウウッ!!

4人のDFのマークを物ともせず飛びあがるストラットの脚と、勢い良く飛び出した若林の両手が激突する。

吹き飛ばされたのはハンブルグのDF4人。

マイヤー「ぐわあっ!」
ハーネス「がはっ!」
ゴンゲルス「ぎゃっ!」
リンツ「いでえ!」

ストラット「う…わぁあっ!?」

そしてストラットの計5人だった。

放送「あーーーっと、ストラットくんのオーバーヘッドキックを若林くんなんと抜群の飛び出しで押さえ込んだばかりか
勢いで押し返してしまいました!なんと言うパワー!なんと言うスピード!前評判通りの素晴らしい守りです!」

観客「あ〜、決まったと思ったのに」「そう簡単にゴールは出来ないか」「でも凄い飛び出しだったぞ今の」

ストラット「く、くそっ…」

若林「(まだだ。俺の力を見せ付けるにはこんなものでは足りん。もっとガンガン来いサンパウロ!)」

翼「(どうやら、今回はサボッていなかったみたいだね)」

全日本メンバー「す、凄い…」「いきなりなんてハイレベルな攻防だ…」

森崎「(ケッ、こんなのブラジルで見飽きてきたってんだ)」

310 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/29(金) 20:30:47 ID:CWu6lxb6
いったんここまで。

311 :創る名無しに見る名無し:2010/01/29(金) 20:53:35 ID:VlWIYnt1
乙です!

>>304
俺は支持率変動あっても自然だと思うな。強制イベントみたいなものだし。

312 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/29(金) 23:18:27 ID:CWu6lxb6
放送「サンパウロの先制シュートを凌ぎきったハンブルガー、左サイドのメッツァくんに渡して仕切り直しです。
しかしすぐさま翼くんとマウリシオくんがついた!サンパウロのチェックが速い!」

翼「(作戦通りに守るぞ、マウリシオ!)」

マウリシオ「(了解ッス!)」

メッツァ「僕のパス、取れる自信あるの?」

ブンッ…
バシュルル!

マウリシオ「うへっ!?」

翼「…は、速い!」

メッツァ「だめじゃん」

シュルルルル…
バウンッ!

カルツ「(あめえぜサンパウロ。メッツァのパスはまずカット出来ないからこそうちの攻撃の開始役なんだ)」

カペロマン「よし、俺の出番だな!」

ササッ!

バビントン「うっ」

313 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/29(金) 23:19:32 ID:CWu6lxb6
放送「メッツァくん大胆なサイドチェンジ!トップスピンのかかったパスで翼くんとマウリシオくんを翻弄して
カペロマンくんに渡しました!そのカペロマンくんもすぐさまバビントンくんを抜き去りサイドアタック!」

翼「不味い!PAを固めるんだ!」

ドトール「分かっている!」

アマラウ「既にやっているぜ、安心しな!」

サンパウロはカペロマンからボールを奪おうとせずにさっさとPAにDFを集める事を選択した。
そのお陰でカペロマンは邪魔される事無く右サイドを駆け上がり、バビントンが追いつける前にシュート体勢に入る。

グワアッ…

カペロマン「うなれ、サイドワインダー!」

バシュウウウウウウウウウウウウウウッ!!
ギュンギュンギュンギュン…!

そしてジグザグに飛ぶ彼の必殺シュート、サイドワインダーが放たれる。

ドトール「くっ…」
アマラウ「このっ!」
マリーニ「わあ!」
リマ「ひえ〜」

レナート「う、うおぉお〜!」

バチィン!

これをサンパウロは必死にシュートコースを狭める事で対抗し、なんとかレナートに弾かせる事に成功した。

314 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/29(金) 23:19:46 ID:CWu6lxb6
カペロマン「ちっ!」

観客「うおおお、なんじゃありゃあ!?」「なんだよ今のシュート!グネグネ曲がってたぞ!」

放送「カペロマンくんサイドからシューーート!しかしサンパウロなんとか防ぎ…
いや、こぼれ球にヤラくんが飛びつく!レナートくんはまだ体勢が整っていなーい!」

レナート「あーーーっ!」

ヤラ「もらっ…」

翼「そうはさせない!」

バッ!
バコーーーン!

ヤラ「なにィ!」

放送「しかしこれも翼くんが先にクリア!ピンチ脱出です!」

若林「チッ、流石翼。あの程度の攻めじゃ入らないか」

翼「マウリシオ、もう一度仕掛けるんだ!」

マウリシオ「アイアイサー!」

ダダダダッ!

315 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/29(金) 23:20:02 ID:CWu6lxb6
メッツァ「また君なの?」

カルツ「ツバサが上がりたくない以上お前頼りになるよなあ!」

マウリシオ「あんまり俺を舐めるなよーっ!」

シャシャッ!
バッ!
ダダッ!

メッツァ「あっ!」

カルツ「ぬっ…お主やるのォ!」

マウリシオ「(つってもサイド上がってセンタリング出してもさっきと同じ事になっちゃうんだよなあ…となると)」

ダダダダ!

ストラット「来い!俺に持ってこい!」

マウリシオ「考える事は同じってね!いくぜーエースさんよ!」

放送「マウリシオくん右サイドを突破…と思いきや中央に行った?そしてストラットくんに近寄り…
交差してボールを渡しました!クロスオーバー、もしくはスイッチと呼ばれる技術です!」

マイヤー「そんな事でなんとかなると思ったのか!」

ゴンゲルス「ここでお前を止めれば…」

ストラット「止められるもんならな!」

316 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/29(金) 23:20:18 ID:CWu6lxb6
ササッ!
ダダッ!

放送「ストラットくん自力で抜きにかかったー!マイヤーくんとゴンゲルスくんが振り切られました!
しかしリンツくんとハーネスくんはまだ追いすがっている!」

ハーネス「まだだ、行かせん!」

リンツ「お前に撃たせる訳にはいかないんだ!」

ストラット「(チッ、こいつらいざとなったら反則してでも止める気だな!少し遠いがもう撃つしかない!)」

グッ…
グワアッ!

若林「フッ…そうするしかないよな、お前は」

放送「ストラットくん早くも撃つ構えだ!ゴールまで30m程ありますが射程距離なのでしょうか?」

ストラット「行くぜメガロゾーンシュート!」

バッグワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!
ギュォオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!

317 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/29(金) 23:21:19 ID:CWu6lxb6



若林「 と め る ! 」

バッ!
ガシイイッ!

ストラット「な、なにィ!?」



放送「撃ったーーー!!しかし若林くん見事にキャッチ!見るからに威力が伝わってくるシュートを
それ以上の気迫が溢れるセービングで止めてみせました!2連続のファインセーブです!」

観客「お、おいあいつ凄いんじゃないか?」「今のシュート、とんでもない音立ててたのに…」

若林「チェザーレ・ストラット、教えてやる!俺にPA外からのシュートは通用しない!」

ストラット「くそっ…」

翼「(昔以上にPA外からのシュートに強くなっている。これじゃロングやミドルは完封されるかも知れない上に
例えフリーキックのチャンスを得てもあまり意味が無い。俺も積極的に攻撃しないとどうにもならないか?)」

森崎「(要はPA内に入られたら為す術が無いって事だろうが。威張れる事じゃねえよ)」

放送「大技の応酬と共に一進一退の攻防が相次ぎます!これぞ世界レベルの戦いと言えるでしょう!
前半15分、両チーム共にシュートを撃ち合いましたが得点は無し!全く互角の勝負です!」

318 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/29(金) 23:25:08 ID:CWu6lxb6
いったんここまで。

319 :創る名無しに見る名無し:2010/01/30(土) 00:07:51 ID:4kolGZIq
>昔以上に
うわー補正上がってるのか

320 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/30(土) 00:15:45 ID:MbmSk5Xx
観客も記者も大喜び間違いなしの派手な序盤も時が経てば過ぎ去り、
均衡が破られる時がやってくる。そしてそれは大抵どちらかのチームの得点から来る物である。

放送「前半20分、試合は中盤の主導権争いの様相を呈してきました。
おっとここでポブルセンくんがボールを持ち…2回目の中央突破を仕掛けた!」

ポブルセン「くたばれ翼!俺じゃなくててめえを入れたサンパウロを後悔させてやる!」

ダダダダ…!

翼「どういう事情でサッカーをしようと君の勝手だが…」

ヒュッ!
バチイッ!

ポブルセン「な、なんだと!?」

翼「向かってくると分かっている相手を二度も通すと思っているのか!」

放送「翼くん両足のタックルで対抗!ポブルセンくんキープ出来ない!…あっとしかし、
こぼれ球はカルツくんが上がってフォローしました!今度はカルツくんが攻め上がります!」

カルツ「(至極ごもっともだぜ、ツバサ。反論のしようも無い)」

翼「今度はカルツか…!(フォローを頼む、ドトール!)」

ドトール「(任せろ)」

321 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/30(土) 00:16:55 ID:MbmSk5Xx
放送「カルツくんペナルティアークに到達しましたが…ドトールくんと翼くんに挟み撃ちされそうです。
ここはサイドに回すのか、それとも強引に前に行くのか?」

カルツ「(だがなツバサ、そんな理不尽な大馬鹿野郎をなんでわざわざスタメンで使っているか分かるか?)」

翼「(カルツには一対一のロビングシュートがある!ここで止めないと!)」

カルツ「(それはな…)ホイッと」

クルッ。
ポーン!
サッ!

翼「!?」

キッカケを作ったのはカルツだった。あたかも自分で切り込む様に見せかけてから
土壇場で反転してループパスを後方に送り、更に自分はまるで避難する様に横っ飛び。
二重三重に意識と視線を引っ掛けてからポブルセンにボールを提供したのである。

放送「おや?これはバックパス…ポブルセンくんへのバックパスだ!ポブルセンくんが迫っていたァ!」

翼「こういう事か!くっ…」

ズザザザッ!

これに気付いた瞬間素早く反転しポブルセンの足下目掛けたタックルでシュートコースを
塞ごうとした翼の反応速度は大した物だろう。だが結果から言えば無駄な努力だった。

グワアッ…

ポブルセン「遅えよ…俺の力を見せてやる!」

放送「ポブルセンくん振りかぶって…撃ったァアアアアア!!」

322 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/30(土) 00:17:27 ID:MbmSk5Xx
バッギュォオオオオオオオオオオオオオオオオン!!

ドガアッ!

翼「ぐわあーっ!」

ドガアッ!ドガアッ!ドガアッ!ドガアッ!

ドトール「ぶは!」
アマラウ「ぐええっ!」
マリーニ「ぎえええ」
リマ「ひぎゃああ」

ドゴガッ!

レナート「ぐおはああっ!?」

ズバッ!

ピィイイイイイイイイイイイイイ!!

カルツ「(こいつを使うメリットがデメリットを上回るからなんだよ)」

放送「き…決まりました!ゴーーーーール!!ポブルセンくんの放った超威力のシュートが
サンパウロの精鋭達を悉く蹴散らしてゴールネットまで破ってしまいました!
こ、これがマーダーショットと呼ばれブンデスリーガでも恐れられている彼のシュートなのでしょうか?
先制点はハンブルグ!前半22分、ハンブルガーSVが先手を打ちました〜〜〜!」

ハンブルガーSV 1−0 サンパウロFC

323 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/30(土) 00:18:03 ID:MbmSk5Xx
今日はここまで。

324 :創る名無しに見る名無し:2010/01/30(土) 00:35:28 ID:j25p7boS
まーだー乙でしたー

325 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/30(土) 11:51:02 ID:MbmSk5Xx
ウルグアイユースのデータを能力値公開スレに貼っておきました。
更新はまた後ほど。

326 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/31(日) 19:01:09 ID:DHWX9kYG
ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!

観客「ああっ、決まった!」「ま、またとんでもないシュートが飛び出たぞ!」「どーなってるんだこの大会!?」
「強いじゃねーか、ハンブルガーSV!てっきり翼が居るサンパウロが勝つと思ったのに…」「いや試合はまだまだこれからだ!」

フライハイト「流石と言った所か…?」

シュナイダー「あれだけ独りよがりなプレイにこだわるんだ。あれ位出来なければ奴はただのクズだ」

チャ「チッ…あいつも相変わらず良いシュートを撃つ…」

オワイラン「チームワークを乱している感があったが、それに見合う力を持つ選手の様だな」

日向「(まただ…また俺の上を行くシュートが…!)」

森崎「(ハッ、ザマねえぜレ…えっと、名前なんだったっけサンパウロのGK?レ、レナ…そうだ、レナードだ。ザマみろレナード)」

動き出した試合展開に会場中が熱くなる。その反応はポブルセンに大した喜びを齎さなかった。
彼にとっては目の前で倒れている翼の姿の方が何十倍も嬉しい光景だったのだ。

ポブルセン「フッハハハハ!!ざまあみろこのクソ野郎!」

翼「………」

ポブルセン「もっと泥だらけ…いや、血まみれにしてや…おい!?」

スクッ。
スタスタスタ…

だが翼は彼を長く喜ばせてくれはしなかった。翼はほんの短い間彼を睨み返してはいたものの、
すぐに立ち上がって目もくれずにPA内の仲間達の下に向かっていった。

ポブルセン「(クソッ、スカしやがって!もっと苦しませてやる!)」

327 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/31(日) 19:01:38 ID:DHWX9kYG
翼「皆、ケガは無いか?」

ドトール「確認した。大丈夫だ」

アマラウ「この程度で引っ込む俺様じゃないぜ!」

翼「そうか。じゃあ早速指示を出すよ。少々リスクはあるけど、逆転の為だと思って聞いてくれ」

バビントン「どうするんだ?」

翼「まずは…」



ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!

放送「良い時間帯で先制点を取ったハンブルガーSV!サンパウロはここからどうやって
逆転を狙っていくのでしょうか?キックオフから翼くんがドリブルを始めて…ポブルセンくんとのマッチアップだ!」

ポブルセン「ぶっ殺してやる!」

ダダダッ!

翼「………」

ババッ、サッ!

ポブルセン「な…なにィ!?」

カルツ「(この隙にワシが!)」

翼「遅いぞ!」

ガッ!
バッ!
ダダッ!

カルツ「ぬわっ!?」

328 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/31(日) 19:01:56 ID:DHWX9kYG
放送「しかし翼くん一気に二人抜き!素早いフェイントを駆使してからボールを脚で挟んで飛びあがり
ポブルセンくんだけでなくカルツくんも抜いてしまいました!魅せます美技!」

観客「おおっ、翼が上がってきた!」「よーしそのままゴールだァ!」

若林「慌てるな!ストラットのマークさえ外さなければそれでいい!」

ハンブルグメンバー『おう!』

ストラット「(下がってボールを受けに行ってもこいつにロングやミドルは通用しない…ここは大人しくチャンスを待つしかないか)」

翼「(俺にDFを全く割かない!?まさか1対1の勝負を誘っているのか?)」

若林「(フッフフフ、来い翼。俺がディアスに受けた屈辱をバネに手に入れた力を見せてやる!)」

翼「(罠か…それともハッタリか…どちらにせよ、体力を節約する為にも接近戦を挑むしかない!)」

ダダダダーッ!

放送「おお〜っと翼くんそのままパスを出さずPA内に切り込んだ!ハンブルガーのDFは
皆ストラットくんについていて彼を止める事は出来ません!ピンチです!若林くん堪らず飛び出した!」

三杉「(ピンチ…?本当にそうなのか?なんだかわざと一対一に持ち込ませた様に見えたが)」

森崎「(ケッ、若林も翼も相変わらず目立ちたがり屋だ。両方ケガとかしねーかな…ん!?)」

ゾクッ!

翼「(!?なんだこれは!)」

329 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/31(日) 19:02:24 ID:DHWX9kYG
翼が上手く敵の隙をつき、GKと一対一になり絶好のチャンスを作った。
傍目にはそうとしか見えない光景が誕生した時、張本人の翼は突然凄まじいプレッシャーを感じた。

元々大柄な若林がまるで巨人の様に見える。帽子の下の鋭い眼光に射抜かれ、
自分の全てを見透かされている。そんな感覚に捕らわれたのだ。

若林「(ループシュートだ!)」

スッ…
バシュウウッ!

それでも翼の体は自動的に役割を果たした。彼の足はドリブルとほぼ変わらない小さな動作で
ボールにドライブ回転をかけて蹴りだした。ブラジルに渡ってから自力で編み出した至近距離用のドライブシュートである。
中距離から全力で蹴る物程の威力は無いが、通常のループシュートより遥かに速く取り難い妙技だ。

若林「見切っているぞ!」

バッ!
ガシイッ!

次の瞬間さも当然の様にボールは飛びあがった若林の右手に収まっていた。

翼「(馬鹿な…勘だけじゃあんな自信満々の反応は出来ない筈!それなら一体どれだけ早く俺の行動を見切っていたんだ!?)」

森崎「(わ、若林のヤロォ…!生意気な!)」

カルツ「(ホッ。どうなる事かと思ったが、頼もしくなったのう)」

若林「(俺はもうどんな弱点も残っていない。キーパーにとって圧倒的に不利な一対一もだ!)」

330 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/31(日) 19:03:49 ID:DHWX9kYG
一旦ここまで。

331 :創る名無しに見る名無し:2010/01/31(日) 19:16:29 ID:SYRGoc0q
唯一対抗できそうなところはPA内からの必殺シュートか
ストラットにマークをつけまくってることからもミエミエだけど、
ミエミエすぎて必殺セーブか何か持ってそうな気がする

そこまでパワーアップしてたらさすがにバランス悪いか

332 :創る名無しに見る名無し:2010/01/31(日) 19:21:15 ID:Z0p5xxzL
先読みスキルっぽいな
森崎も欲しいところだ

333 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/31(日) 21:24:17 ID:DHWX9kYG
放送「ふ、防ぎましたーーーっ!!大ピンチだった筈なのに若林くんはいともあっさりと翼くんの
ループシュートを防いでしまいました!守備の連携ミスを帳消しにするスーパーセーブです!」

観客「うおお、すげえ!」「おい、あいつ森崎と互角なんじゃ…?」「失点する気配が全くしないぞ!」

フライハイト「…いや、あれは?」

シュナイダー「誘ったのかも知れんな」

翼「(やるね、若林くん。だけど俺も無策で一対一を挑んだ訳じゃないぞ)」

若林は翼が戻る前に攻めさせようとスローイングでメッツァに渡した。
そしてそれはあっさり通ったが、ドリブルでやや上がった所でメッツァは困惑する事になった。

メッツァ「…何あれ」

ザザッ!
ダダッ!

ポブルセン「てめえら、しつこいぞ!ついてくんな!」

ドトール「拒否する」
バビントン「君にこれ以上やらせないよ!」
マリーニ「お、俺だって!」
リマ「数の暴力だ!」

ポブルセンが4人もマークをつけられていたのだ。サンパウロはサイドバックのマリーニとリマを中央に寄せておき、
バビントンとドトールと協力して何時でもポブルセンに殺到出来る体制を整えていた。

334 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/31(日) 21:24:39 ID:DHWX9kYG
メッツァ「(ポブルセンに渡した途端にドドッてやっちゃうつもりか。じゃあ向こう側は…一人。これならいけるかな)」

バシュウウウウッ!
ギュルルルルル!

放送「メッツァくんまたサイドチェンジ!もう一度カペロマンくんに…あ、いやアマラウくんが飛びつき…」

アマラウ「こんだけ距離があれば…なんとかなるんだよォ!」

バッ!
バチィイン!

カペロマン「うへっ、高い!」

メッツァ「げっ…あのノッポ、思ったよりカット上手いや」

放送「弾きましたァー!アマラウくん良い位置を取りカペロマンくんのサイドアタックを未然に防ぎました!
このこぼれ球はカルツくんがフォロー…した所に翼くんが迫ってきています!」

翼「行くぞカルツ!」

カルツ「…くそっ!」

バコッ!

翼「(パスで逃げたか。それでもいい)」

若林「(む…早くも手を打ってきたか。これは2点目は期待しない方が良さそうだ)」

335 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/31(日) 21:24:55 ID:DHWX9kYG
ポブルセンを4人マークでけん制し、カペロマンへのパスはアマラウが遮断。そしてカルツは翼が相手をする。
得点力のある3人を封じ込める為の翼の作戦である。DFラインが高くなりFWのヤラとクラウスが裏を取りやすくなる
危険も伴うが、翼の目論見通りハンブルグは中盤のペースが乱され思う様に攻められなくなってしまった。

放送「前半30分、どうやらハンブルガーは勢いが鈍ってきた模様です。主力のポブルセンくんと
カペロマンくんにボールを上手く回せず、更にカルツくんも翼くんにつかれて思う様にドリブル出来ていません」

ガシイッ!

メッツァ「あっ!」

マウリシオ「よっしゃあ!」

放送「おおっとここでマウリシオくんメッツァくんからボールを奪いました!
そしてメッツァくんのお株を奪うかの様なサイドチェンジ!プラトンくんに渡しました」

プラトン「(あのキーパーが飛び出してこれない位置に上げれば…)」

バコン!

ストラット「よし!おりゃああっ!」

バッ!バシュウウウッ!
ドガガガガッ!

マイヤー・ハーネス・ゴンゲルス・リンツ『ぐああああっ!!』

若林「甘いぞ!」

ガシイッ!

ストラット「くそっ!」

336 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/31(日) 21:25:31 ID:DHWX9kYG
サンパウロの攻撃回数は増え、必然的にハンブルグは攻撃のチャンスを掴めなくなる。

マウリシオ「もいっちょ行くぜー!」

バビントン「マウリシオ危ない!」

マウリシオ「へ?」

ポブルセン「調子に乗るんじゃねえ!」

ズザザザ!
ゴガァ!

マウリシオ「ぐびゃ!」

放送「ここでポブルセンくんが自ら戻ってディフェンス!パワフルなタックルでマウリシオくんから強引にボールを奪い取り…」

グワアアアアッ!

ジウ「えっ?」

ポブルセン「ここから全部吹き飛ばしてやる!」

放送「な、なんとポブルセンくん大きく振りかぶった!こ、これはクリアではなくシュートなのか!?」

バッギュォオオオオオオオオオオオオオオオオン!!

放送「撃った!自陣奥深くから無理やり撃ったーーーーーっ!!」

337 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/31(日) 21:26:17 ID:DHWX9kYG
35分頃、業を煮やしたポブルセンが自力でボールを奪い返した後
翼やドトールに近づかれる前に80mはあろうかと言う距離でマーダーショットを撃った。

ドガアッ!ドガアッ!ドガアッ!ドガアッ!

ドトール「ぐぐぐ…!」
バビントン「いたああ!」
マリーニ「ぶぼばっ!」
リマ「ひぎゃー!」

ギュォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!
ヒュルルルル…

レナート「取るっ!」

バッ!
バシッ!

ポブルセン「な…なにィ!?」

カルツ「バカ!いくらなんでもそんな距離から入るか!」

カペロマン「まあ、ザコGK相手なら入ってただろうが…」

しかし強力なシュートでもあまりに距離があり過ぎれば威力が落ちて防がれる。
ポブルセンの無謀な試みは徐々にサンパウロが波を押し返してきている証だった。

338 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/31(日) 21:27:18 ID:DHWX9kYG
今夜はここまで。また明日お会いしましょう。

339 :創る名無しに見る名無し:2010/01/31(日) 21:29:22 ID:Z0p5xxzL
乙でした〜

340 :創る名無しに見る名無し:2010/01/31(日) 21:38:35 ID:KF7wjS0X
乙でした〜!

341 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/01(月) 10:38:12 ID:0L3eW8+E
そして前半の終盤に転機は訪れた。

ガッ!
ヒュルルル…

ポブルセン「(何故だ!?何故こいつを止められねェ!?)」

カルツ「(ヒールリフトならトラップした際に隙がある筈!そこを狙えば…)」

翼「ここだ!」

ガッ!
ヒュルルル…

カルツ「な、なんだとォ!?(こいつ、こんな非常識な事まで出来る様になったのか!)」

若林「(うちのMFを手玉に取るとはな。だがそれ位はやってもらわんと困る)」

放送「翼くんなんと2連続でヒールリフト!常人には思いついても到底不可能なテクニックを
いとも簡単に使いこなしてまたしても中盤を切り裂きPA内に突入しました!」

翼「(ここが勝負所だ!バビントン!)」

バビントン「(分かってる、任せて!)」

グワアアッ!

放送「翼くん振りかぶった〜!今度は自分で撃ちに行きます!」

342 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/01(月) 10:38:54 ID:0L3eW8+E
若林「(来るなら来い!PA内からでもゴールは許さん!)」

翼「………」

スカッ!
ボコッ!

若林「!」

ハーネス「えっ?」
ゴンゲルス「何を…」
マイヤー「ハッ!」

バビントン「えいっ!」

バコッ!

翼はPA内に切り込んでから自分が撃つと見せかけてからヒールパスで後方にフォローしていたバビントンに渡した。
そしてバビントンはそれをワンツーリターンの様に素早くダイレクトで撃ち返した。翼ではなくストラットの方へ。

マイヤー「し、しまった!」

ハンブルガーSVのディフェンダー達は翼が容易にストラットに渡せない様に、そして至近距離から渡しても
すぐに囲める様に意識してストラットを囲んでいた。その為予想していない角度からのバビントンのパスに
反応出来たのはマイヤー一人だけになってしまい、そのマイヤーもカットに失敗する。

こうしてストラットにボールが渡った。PA内で。

放送「と、と思いきやバビントンくんに…そこからストラットくんに!撃つのはストラットくんだァ!」

343 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/01(月) 10:40:01 ID:0L3eW8+E
ハーネス「ヤバい!」
リンツ「つ、潰せ!」

ストラット「もう遅えよ!メガロゾーンシュート!!」

バッゴゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!
ゴゴゴゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!

ハーネス「ぐわあっ!」
ゴンゲルス「ぎゃああ!」
リンツ「ぐぶっ!」

若林「くっ!」

バッ!

バギィイイイイイン!!

若林はこの距離のメガロゾーンにも飛びつき、右拳を盾として突き出した。

ストラット「………!」

若林「ぐ…お…おおおあ〜!!」

バアン!
バサッ!
ポンポンポン…

だがそれが限界だった。ボールは彼の右上腕を押し退けた末にゴールネットの上部を揺らした。

ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!



ハンブルガーSV 1−1 サンパウロFC

344 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/01(月) 10:41:18 ID:0L3eW8+E
放送「決まった!ゴ〜〜〜〜〜ル!!ストラットくんのメガロゾーンシュートが若林くんの豪腕を力づくで
打ち負かし同点ゴールになりました!前半42分、翼くんが起点になってからバビントンくんのナイスパスで
ストラットくんに渡し、エースストライカーが期待通りに決めて1−1です!サンパウロ、同点!
今まで圧倒的な鉄壁ぶりを誇っていた若林くんもとうとうゴールを許してしまい試合は振り出しに戻りました!」

ウォアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!

観客「決まったァ!同点だ!」「凄いぞあのストラットって奴!」「若林もあの距離からだと防げないのか」

シュナイダー「ほう…凄いキック力だ」

森崎「(へっざまあみろ。お前がストラットを零封しようだなんておこがましいんだよ)」

若林「く…くそーーーっ!!」

カルツ「(やっちまった…貴重なリードが…)」

バビントン「やったねストラット!ナイスゴール!」

ストラット「おう、ギリギリだったが入ったモン勝ちだ。ナイスアシスト」

翼「有難うバビントン、ストラット。よし皆、ここからはキッチリ前半を終わらせて後半に逆転するぞ!」

サンパウロメンバー『おう!』



ピッ!ピィイイイイイイイイイイイイイ!!

その後残り少ない前半は翼の狙い通り無難に終わり、試合はハーフタイムに突入する。

流れは確実にサンパウロに来ていた。

345 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/01(月) 10:43:03 ID:0L3eW8+E
いったんここまで。

346 :創る名無しに見る名無し:2010/02/01(月) 17:35:30 ID:xzAqbAYQ
乙です

どっちが勝つんだろう・・・森崎のリベンジのためにもサンパウロに勝ってほしいけど

347 :創る名無しに見る名無し:2010/02/01(月) 20:17:15 ID:6nBv1vB/
ハンブルガーSVが勝った方が面白そうな展開なので
個人的には期待してる

348 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/02(火) 17:05:25 ID:fo6NVmUA
放送「前半が終了しました。スコアは1−1!全く互角の展開です!
ハンブルガーSVが鉄壁のGKに支えられつつ強烈なミドルシュートで先制するも、
サンパウロFCがアグレッシブにボールを支配し続け再三の攻撃を仕掛ける事で同点に追いつきました。
後半はどちらのチームが主導権を握るのか?この接戦の行方は見逃せません!」

観客「全日本の試合のついでのつもりだったけど、こっちも燃えるな!」「後半は翼のゴールに期待だ!」
「若林って凄いんだな…」「森崎とどっちが上なんだろう?」「それにしてもブラジル人はやっぱり上手いんだなー」

森崎「(ムカつく!イラつく!二人とも目立ちやがって!)」

三杉「翼くん…凄くなったな」

岬「うん。正直、差がかなり開いちゃったね」

松山「昔は良い勝負が出来たが、今は…くっ」

葵「さすが翼さん!」

石崎「やっぱり翼はこうでなくっちゃ!」

日向「(ええい、何故だ!あれ程力を追い求めた筈なのに!)」

井沢「若林さん、Jrユースの時とはまるで別人だな」

滝「昔の凄さを取り戻したっぽいな」

来生「懐かしいよなー。静岡に修哲ありと言われたものだぜ」

高杉「(よし…よしっ!これなら若林さんと翼で森崎を蹴落とせる!)」

若島津「(俺は…俺は出番が全く無い第3キーパーに成り下がるだけなのか…?)」

349 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/02(火) 17:05:40 ID:fo6NVmUA
イ「大空翼と若林源三。奴らも俺達韓国の前に巨大な壁となって立ちはだかるな」
チャ「他人事みたいに言うなイ。俺達はその分強くならなきゃならねえ」

飛「や、やっぱり世界のトップレベルって色んな事が出来て当たり前なんだな…」
王「何言ってんだよ!一芸で活躍している奴らだって一杯居るぞ!」
呉「そうだ、サッカーはチームスポーツだ。足りない部分は皆で補っていけばいいさ」
李邦内「だが、今のウチはまだまだ改善点が多いのも確かだな」
李邦坤「焦ってもしょーがないって。一つ一つコツコツと気楽にやっていこうぜ〜」

オワイラン「実に素晴らしい。ツバサ・オオゾラとは是非とも戦ってみたいな」
バルカン「俺はあのワカバヤシって奴に挑みたいぜ!」

フライハイト「ツバサのテクニックに手を焼いている感があるな」
シュナイダー「ブラジル仕込みの個人技は大した物だと言う事か」

更なる熱戦の期待に誰もが感情を昂らせる間、両チームはハーフタイムをどの様に過ごしていたのか。



〜サンパウロFCのロッカールーム〜

ストラット「よーし!行ける、行けるぞ!」

バビントン「このまま一気に逆転できるよ!」

翼「(大丈夫、この試合も勝てる。若林くん攻略の目処も立った)」

サンパウロの士気は高まっていた。全日本対ウルグアイの試合でもそうだった様に
前半終了間際の同点ゴールはハーフタイムに緊張感と高揚感をバランス良くもたらす。
自分達の力を再確認しつつまだ勝った訳ではないと言う雰囲気が自然と形成されるのだ。

だが、翼だけは熱くなれずにじっと物思いに耽っていた。

350 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/02(火) 17:05:53 ID:fo6NVmUA
翼「(後半の頃合を見計らって逆転して勝つ!そして決勝に…決勝で…また森崎と戦うのか…)」

ロベルト「良いぞ皆、自信を持っていけ。だがストラットが少しバテて見えるな」

翼「(全日本の皆は大分弱くなった印象はあるけど、それでも総合的な戦力は高い。
しっかり対策を考えて、きちんと勝たないと。勝ち続けないと…)」

ストラット「…まあ、確かに。後半最後まで持つかは微妙ですね」

翼「(勝ち続ける…そう、俺は…何時まで勝ち続ければ良いんだろう?
プロになっても…ワールドユースでも…オリンピックでも…ワールドカップでも…)」

ドトール「その分ツバサの体力が十分残っています。問題はありません」

翼「(…出来るんだろうか?ペレもクライフもベッケンバウアーも常勝無敗だった訳じゃない。
俺だって日向くんに負けた事がある。じゃあ…いざ負けた時、どうすれば…)」

アマラウ「前半抑えていた分後半で一気に行けば良いさ、なあツバサ!…ツバサ?」

翼「(何を考えているんだ俺は。常識で考えて一度も負けないサッカー選手なんて有り得ない。
そもそもこんな事試合中に考える事じゃない。まずは今日の試合にしっかりと勝って…
その次の試合もまた勝たないと…なんでまた俺はこんな事を考えているんだ!)」

マウリシオ「…あの〜…キャプテ〜ン?」

翼「えっ?………あっ!?」

351 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/02(火) 17:06:40 ID:fo6NVmUA
周囲とはかけ離れた程苛立った表情で黙り込む翼の姿にロッカールームは
何時の間にか静かになっていた。マウリシオに声をかけられてようやく翼は
自分が周りの雰囲気を乱している事に気付き、慌てて眉間の皺を解く。

翼「ゴ、ゴメン。後半のゲームプランを考えていたんだ」

ロベルト「そこまで思いつめた顔になる程危機的な状況じゃないだろう?(…だよな?そうだよな?)」

翼「い、いえ!油断は出来ません。カルツはスロースターターです、後半から一段上の選手になってくるんです」

ストラット「そういえばそんな事言ってたな。でもビデオだとそんな様子無かったぞ?」

翼「それはどれもハンブルグが勝っていた試合だったからだよ。彼は追い詰められてから本気を出すクセがある筈なんだ」

ドトール「確かにそういうタイプの選手も居るな」

アマラウ「じゃあ、作戦に変更が必要なのか?」

翼「…いや、基本的な戦い方はこのままで良いと思う。ただ、一段と気をつけておきたいって事だよ」

バビントン「(ツバサ…また張り詰めている…)」

ロベルト「(えーと、こういう時の監督っぽいセリフは…そうだ、これだ)確かに油断大敵だ。
自信と慢心を間違える者は簡単に負けてしまう。後半も気を引き締めてかかれよ、皆」

サンパウロメンバー『はい!』

翼「(皆は…負ける事が怖くないのかな。俺は何故かこんなに怖いのに…)」

サンパウロのハーフタイムは一部意識の乖離はあったものの、チーム全体の空気は良好なまま過ぎていった。

352 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/02(火) 17:07:45 ID:fo6NVmUA
一旦ここまで。

353 :創る名無しに見る名無し:2010/02/02(火) 17:38:47 ID:NTwx7MRb
ロベルトw

354 :創る名無しに見る名無し:2010/02/02(火) 17:47:54 ID:hfGp4aPS
ロベルトがんばれw

355 :創る名無しに見る名無し:2010/02/02(火) 18:20:11 ID:lM0mwEId
ロベルトなんだかんだで良い事は言ってるw

356 :創る名無しに見る名無し:2010/02/03(水) 08:29:52 ID:zpngeoSB
高杉はもっと危機感持てよw
翼と若林が森崎をキャプテンとレギュラーの座から蹴落とす代償に
自分がメンバーから蹴落とされる可能性あるのにw

357 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/03(水) 16:59:25 ID:o5HAFBkX
〜ハンブルガーSVのロッカールーム〜

ガスッ!ガスッ!

カペロマン「もうやめろよポブルセン。ロッカー壊れちまうぞ?」

ポブルセン「うるせえ!金でブクブク太った日本人の物がどうなろうと知った事か!」

若林「(なんて事だ。最大でも1失点に抑えるつもりだったのに、もう余裕が…クソッ!)」

メッツァ「(メッツァですが、控え室の雰囲気が最悪です)」

サンパウロとは対照的にハンブルグの士気は落ちていた。先制点を取りこそしたものの
その後は全く良い所が無いポブルセンが荒れてロッカーに八つ当たりし、
嫌な形で失点してしまった若林も歯軋りしながら黙りこくっていたのだ。

ハンブルグ監督「(全く…うちの連中はどうしてこうなんだ。一番マシなカルツでさえ無精者だしな…)」

問題児達が絶対に外せない主力でもあるチームの監督としては堪った物ではない。
しかし彼とチームには幸いな事に一つ計算外の事が起きた。

プッ!
カランカランカラン…

ハンブルグ監督「(ん?)」

カルツ「………」

ここでカルツが楊枝を吐き出したのである。
大きな音を立てる金属製のゴミ箱をじっと見つめるカルツの表情は彼らしく無い程真剣で、
ポブルセンと若林も含めチーム全員の注目が否応無く集まった。

358 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/03(水) 16:59:51 ID:o5HAFBkX
若林「…カルツ?」

カルツ「勝負はこれからぜよ…」

メッツァ「へえ、珍しいね。カルツが闘志を燃やしているなんて」

カルツ「似合わんのは分かっているが、ワシは勝ちたいんだよ」

ハンブルグ監督「!」

その時ハンブルガーSVの監督は密かに稲妻の様な衝撃を受けた。
彼はカルツをシュナイダーと共に常勝伝説を築き上げた頃から見守り続け、
その功績を受けて上の年代のチームの監督になれた人物である。
彼は今、カルツの内面の成長をはっきりと感じ取った。

ハンブルグ監督「(今カルツは確かに言った!”負けたくない”ではなく”勝ちたい”と!)」

ポブルセン「何を今更な事を言ってやがる。今まで手を抜いていたのか?」

カペロマン「底力があるのか常に全力を出せないのか微妙な奴だなー」

カルツ「こればっかりは生まれつきな性分なんでのう。だが…こっからの俺はマジだ。
サンパウロは強い。だが弱点や勝機が無い訳では無い。必ず勝つぞ、皆」

ハンブルグメンバー『………』

カルツ「返事はどうしたァ!」

ハンブルグメンバー『お、おおっ!』

ハンブルグ監督「(まさかカルツがこんな精神力を見せてくれるとは…この試合、まだ行けるかも知れん)」

何時に無く勝利への執着心を見せるキャプテンにハンブルグの選手達は戸惑いつつも気を取り直していった。

両チーム共気力を補充し仕切り直した後、後半戦が始まる…

359 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/03(水) 17:00:13 ID:o5HAFBkX
いったんここまで。

360 :創る名無しに見る名無し:2010/02/03(水) 22:40:14 ID:kHWjMHpi
西尾顔だが男前だなカルツ

361 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/04(木) 17:18:44 ID:iPDTSbXv
ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!

観客「待ちくたびれたぜ!早く始めろー!」「後半も良いゲームを見せてくれよー!」

放送「選手達が後半戦の為に入場してきました。それに伴い観客席の熱も復活!
どちらのチームが最終的に勝利を得るのか全く予想がつきません!」

森崎「(フン、どっちが勝っても面白くねえ)」

シュナイダー「(古巣が押されているのは見ていて良い気分ではないな)」

賀茂「片桐ィ、どっちが勝つか賭けないか?」

片桐「遠慮しておきます。勝つ自信の無い賭けはしないもので」

翼「(不思議だな。フィールドに立つと雑念が無くなる…有難い事だ)」

カルツ「(向こうで消耗しているのはストラットだけか…我慢を強いられそうだな)」



ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!

放送「サンパウロボールでキックオフ!ボールを受けた翼くんにポブルセンくんが早速向かいます。
しかし翼くん落ち着いてバビントンくんに回しました」

ポブルセン「てめえ、逃げるんじゃねえ!」

翼「焦らなくても勝負どころで相手してあげるよ」

362 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/04(木) 17:19:02 ID:iPDTSbXv
後半はポブルセンではなくカルツの気迫で始まった。

バビントン「(カペロマンの守備は大した事無い、ここはドリブル突破だ!)」

バババッ、ダッ!

カペロマン「くっ!…え?」

バビントン「な!?」

カルツ「ハッ!」

ボゴォ!

バビントン「うわああ!」

放送「おお〜っと、バビントンくんカルツくんに吹っ飛ばされてボールを奪われた!
小柄な体格にも関わらず巧みに接触プレイをこなすカルツくんの本領発揮です!
カルツくんそのまま右サイドを自力で上がっていきます!」

翼「やっぱり本気を出してきたな!アマラウ、カペロマンのマークを続けてくれ!彼は俺が!」

アマラウ「おう!」

カルツ「…翼、勝負ぜよ!」

翼「!」

ガチィイイイッ!

363 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/04(木) 17:19:18 ID:iPDTSbXv
翼「く…し、しまっ…!」

ドカアッ!

放送「つ、翼くんまで吹っ飛ばされたァ!カルツくんの腕に巻かれたキャプテンマークは伊達ではありません!」

観客「わーーー、翼がーーー!!」「あのカルツって奴こんなに強かったのか!?」

カルツは得意のハリネズミドリブルで翼を抜き、そのままサンパウロ陣内に攻め入った。
しかしポブルセンとカペロマンがしっかりとマークされている状態ではそれが精一杯だった。
かと言って彼自身が無理やりPA内に切り込めばポブルセンについている4人を抜かなければならない。
最終的に彼が取った苦肉の策はサンパウロのDFライン上で隙を窺っていたFWを使う事だった。

カルツ「…クラウス!」

バシュッ!
ボコッ!

クラウス「ナイスパスカルツ!これで同点ゴールだ!」

放送「そして絶好のスルーパス!クラウスくんがGKと一対一になりました!サンパウロ、ピンチだァ!」

レナート「甘いぞ!俺がどんなバケモノどもを日常的に相手していると思ってやがる!」

ダダッ、ガシイッ!

クラウス「な、なにィ!?」

放送「し、しかしレナートくんのファインプレイ!止めた!素早くボールを確保して止めました!」

しかしハンブルグのツートップはどちらも一対一を得意とするタイプではなく、
逆にレナートは個人技に優れた選手達に鍛えられていた事が災いしゴールはならなかった。

364 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/04(木) 17:19:47 ID:iPDTSbXv
レナート「フッ…リオカップナンバー1GKナメんな!」

翼「(ホッ…)」

ストラット「(ま、あれ位はやってくれなくっちゃ日頃いびっている甲斐がねえしな)」

若林「(クソッ、あの程度のGKも攻略出来ないのかうちのFWは!これなら来生の方がまだマシだ!)」

カルツ「(やっぱりのう…ヤラとクラウスには悪いが、シュナイダーちゃんが居てくれたらと思わずには居られん)」

そしてカルツは恐れていた現実を確認させられる事になる。

レナート「ツバサーッ!」

バッコォオン!

放送「レナートくん大きくキック!これは翼くんに向けたロングキックです!ポブルセンくんも追いすがる!」

ポブルセン「つかまえたぞ!もう逃がさねえ!」

翼「それはどうかな?」

バッ!バッ!
ポンッ。

ポブルセン「な、なにィ!?」

翼「やっぱりね…君は浮き球勝負で俺に勝てる様な選手じゃない」

365 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/04(木) 17:20:05 ID:iPDTSbXv
放送「翼くん競り勝ってトラップ!そしてドリブル開始…した所にカルツくんが来た!」

カルツ「うおおおお!」

翼「そして俺は君にも負けない、カルツ!」

ダダッ、ガチッ!
バッ!

カルツ「な…なんだとォ!?」

放送「抜いた!翼くん抜いたァアアアアア!!」

カルツ「(ぐっ…全力でもツバサには勝てんと言うのか!?)」

シュナイダー「(カルツ…)」

翼にクリップジャンプで抜かれた時カルツは気持ちが挫けかけた。スロースターターの自分の本気なら
翼も格上の相手ではなくなる。そんな願望はやはり甘かった事を思い知らされたのだ。

翼「ストラット!」

バギュン!

マイヤー「そんな無理やりのパス!」

リンツ「通して堪るかよ!」

若林「バカ出るな、それは罠だ!」

366 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/04(木) 17:20:20 ID:iPDTSbXv
ギュルルルン!

マイヤー「えっ?」

リンツ「そ、そんなァ!」

放送「更にドライブパスが炸裂ゥ!ストラットくんにPA内でボールが渡った!
またしてもサンパウロのビッグチャンスだーーーっ!!」

観客「おおっ、2点目か!?」「あいつのシュートは凄いぞ!」

ストラット「決めておくぜ!俺のメガロゾーンを食らえーーーっ!!」

グワアアッ…
バッギャァアアアアアアアアアアアアアアアン!!

ゴンゲルス・ハーネス『ぎゃああああ!!』

ドガア!ドガアッ!

若林「フザけるな!二度も同じシュートで失点すると思っているのか!」

バッ!
バゴォオオオオオオオオオン!!

ストラット「な、なにィ!」

翼「(くっ、流石若林くん。今ので決まっていれば楽になっていたんだが)」

放送「しかし若林くんもファインセーブ!早くも後半10分になりましたが両チームとも一歩も譲りません!」

367 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/04(木) 17:20:38 ID:iPDTSbXv
いったんここまで。

368 :創る名無しに見る名無し:2010/02/04(木) 17:24:13 ID:Mut2AiTG
来生以下はひどすぎるwwwwww
実際に来生のが上なんだろうけどひどいw

369 :創る名無しに見る名無し:2010/02/04(木) 22:20:37 ID:2EGmGmYN
来生は実力は高いからな・・・
しかし、来生は森崎に対しての印象が低いというハンデを背負いながら大活躍してるよなw

370 :創る名無しに見る名無し:2010/02/05(金) 00:14:41 ID:gDKT3M09
運気は来生からファルコンに移ってるかもよ

371 :創る名無しに見る名無し:2010/02/05(金) 04:28:31 ID:2TcUFYBT
来生は伸び悩まなければなんとか使えたんだが

372 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/05(金) 19:35:16 ID:8snrEXnp
その後ハンブルグは次第に若林の粘り頼りになっていった。
彼らはフィールダーの主力が全員MFと言うチーム構造の弱みを突かれたのだ。


ポブルセン「メッツァ!ハイボールで寄越せ、こんな奴ら俺の敵じゃねえ!」

メッツァ「良いの〜?どうなっても知らないよ」

バシュウン!

放送「メッツァくん高く蹴り上げた!これはポブルセンくんの上空へ向けたループパスだ!」

ドトール「愚かな…」

バビントン「4人がかりなら僕だって!」

バッ!
バッバッバッバッ!

バチィ!

ポブルセン「な、なにィ!?」

メッツァ「だめじゃん」

放送「しかしこれは多勢に無勢!トラップ失敗です!」

若林「あのバカ…無理やり翼の真似なんかしやがって!」

フライハイト「やはり視野が狭いMFだな。勿体無い…」

シュナイダー「己の可能性を己の思考で閉ざしている愚物だな」

373 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/05(金) 19:35:31 ID:8snrEXnp
カペロマン「まだだ!俺も居るんだぞ!」

アマラウ「それはこっちのセリフだ!」

ザザァ!
バシイ!

カペロマン「くっ、やるな!」

放送「このこぼれ球をフォローしたカペロマンくんもすぐさまアマラウくんにこぼされキープ出来ません!
ハンブルグは後半開始から段々と中盤で押されている印象があります」



攻撃では頼れるFWが居ないからどうしてもMFを経由しないと攻められず、速攻を仕掛けられない。
そしてそのMF達の攻め方が封じられると攻撃権利を確保出来なくなる。



メッツァ「(何処にパスを出しても意味が無い。それじゃ自分で仕掛けるか…嫌だなあ)」

ダダダダッ。

放送「メッツァくん左サイドを走り始めました。パサーの彼ですが展開が開けない事に業を煮やして
自らのドリブルで切り込む算段でしょうか?しかしこのサイドにはマウリシオくんが居ます!」

マウリシオ「(ディフェンスは得意じゃないが…)これ位ならなんとかなるぜ!」

バチッ!

メッツァ「(やっぱりだめだァ〜)」

バビントン「良いよマウリシオ!」

374 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/05(金) 19:35:45 ID:8snrEXnp
カルツ「(このままではダメだ!ズルズル時間が過ぎて流れが固定してしまう!
ワシが…ワシがなんとかするしか無い!そしてそれにはとにかくツバサを抜かねば話にならん!)」

ダダダダダ!

カルツ「勝負だ、ツバサ!」

翼「カルツ…!」

数分後、焦るカルツはドリブルで翼に勝負を挑んだ。

翼「(ここだっ!)」

カルツ「!?」

ヒュッ…
ガシィ!
ドタッ…

ハンブルグメンバー「カ、カルツ〜!!」「そんな!あのカルツがこうまでも…!」

そして彼のハリネズミドリブルは翼のクリップタックルに破られた。
ボールを奪われながら前に倒れこむカルツの表情は驚愕と絶望に歪んでいた。
彼の肉体だけでなく、自信とプライドまで地面に叩きつけられて。

カルツ「(…勝てん。ワシではツバサに勝てん!)」

そんなカルツを造作も無く振り切った翼はハンブルグゴールと若林をひたすら見つめていた。
彼の全てが今こそ絶好の得点チャンスだと告げていた。

翼「(このタイミングだ!ここで決めれば俺達の勝ちだ!)」

375 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/05(金) 19:36:05 ID:8snrEXnp
ポブルセン「この日本人が!良い気になってんじゃ…」

ササッ!
ヒュッ!

ポブルセン「な…なんでだよ!?」

ハンブルグメンバー「あ、あわわ…」「どうなってるんだよあいつは!?」

戻ってきたポブルセンが止めようとしても今の翼には障害足り得なかった。
ポブルセンをさも当然の様に素早いフェイントで抜き去りあっと言う間にPA内に入ってきた
翼の姿はハンブルグの選手達に多大な畏怖を与え、彼らの精神力を奪った。

この時比較的冷静で居られたのは若林だけだった。

若林「(落ち着け…ここで俺が防げば試合の流れは変わる!そして俺なら防げる!
翼のフライングドライブもミラクルドライブも研究済だ!ストラットのメガロゾーンにももう目が慣れた!
なにより奴はもう足を引きずっている!次の一発を防げばサンパウロの戦力はガタ落ちだ!
そしてその為には…)マイヤー、翼に向かえ!考える前に動け!」

マイヤー「お、おおっ!」

ダダダ…!

翼「(来たな!ここは…)」

ストラット「(ツバサ!)」

若林はあえてストラットのマークから一人DFを翼に割り当て、翼に三択を迫った。
マイヤーを抜き去り、若林と一対一になる。
マイヤーが追いつく前にフライングドライブなどで撃つ。
マイヤーが追いつく前にストラットに渡す。

翼「ストラット!」

バコオッ!

376 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/05(金) 19:36:20 ID:8snrEXnp
翼が選んだのは三番目の選択肢だった。
ストラットがマイヤーの動きを見た瞬間に他のDF3人を振り切る為にダッシュしたのを予測し、
彼に一旦PA外でボールを持たせる。この時翼に引きつけられたマイヤーとパスカットを失敗したリンツを無力化させる。

ストラット「ここで試合を決めるぜ!」

バババッ、ダッ!

ハーネス「く、くそーーーっ!」

ゴンゲルス「ワカバヤシィ!」

グワアアッ!!

そしてストラットは翼の期待通りにハーネスとゴンゲルスを突破してPA内に入り、間髪入れずに利き脚を振り上げた。

放送「またしてもサンパウロのビッグチャンス到来ーーーっ!!ストラットくんのメガロゾーンシュートが火を吹く!」

観客「おおおおおおおおおお!!」「いけーーーっ!!」「いや、今度も止められるだろう!」

森崎「………」ゴクリ

                     ストラット「行くぜメガロゾーンシュート!!」

                 バッギャァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!

                   若林「(威力が落ちているぞ!) と め る !」

                               バッ!

                       バゴォオオオオオオオオオオオオオン!!

                         ストラット「な…なにィイイ!?」

                      若林「(止めた!これで流れが…ハッ!?)」

377 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/05(金) 19:36:43 ID:8snrEXnp
                               バッ!
                              グルンッ!
                             グワアアッ!!

                             翼「行くぞ…」

             バッシュゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウン!!!

                        若林「く…う、ぉおおおおおおおおおお!!」

                                バッ!

               若林は目論見通りストラットのメガロゾーンシュートを止める事に成功した。
                しかし直後に翼がオーバーヘッドキックでこぼれ球に飛びついていた。

                  若林「(届く!ただのオーバーヘッドキックなら届…馬鹿な!?)」

                     ギュルルルルルルゥウウウウウウウウウウウウウウン!!

                  若林「(これは…翼が3年前俺との特訓で編み出した…!)」

                        翼「ドライブオーバーヘッド!!」

                 ただのオーバーヘッドキックならセービングの直後でも防げただろう。
                       若林はそこまでの実力を手に入れていた。
                だが翼のオーバーヘッドキックは逆さまのドライブ回転をかけていた。

                        ズッバァアアアアアアアアアアアアアアン!

                      ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!

         若林の手を潜り抜けたボールがゴールネット上部を突き破り、直後に審判の笛が高々と鳴り響いた。



                       ハンブルガーSV 1−2 サンパウロFC

378 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/05(金) 19:38:07 ID:8snrEXnp
いったんここまで。

379 :創る名無しに見る名無し:2010/02/05(金) 21:02:13 ID:3tv30dYO
あの若林さんがここまでカッコよくなって帰ってくるとはw

380 :創る名無しに見る名無し:2010/02/05(金) 21:33:29 ID:/dYw/+9S
味方になると頼りなくなる法則ですね

381 :創る名無しに見る名無し:2010/02/06(土) 09:54:24 ID:XRnZRIqt
若林が本来の実力を取り戻しつつあるな
個人的には若島津に期待してたりする

382 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/07(日) 12:45:15 ID:y+V7lW+9
放送「ゴール!ゴールゴールゴォオオオオオオオオルゥウウ!!!後半23分、サンパウロが逆転!
決めたのは翼くん!メガロゾーンシュートが弾かれた所をオーバーヘッドキックで見事にねじ込みました!
それもただのオーバーヘッドキックではありません、なんと逆さまのドライブ回転をかけた
言わばドライブオーバーヘッドです!翼くんの18番であるオーバーヘッドキックとドライブシュートを
組み合わせた超大技がここ一番で炸裂し、若林くんの牙城を崩しました〜〜〜!!」

ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!

観客「す、す、すげえええええええっ!!」「ドライブオーバーヘッドだって!?そんなの可能なのか!?」
「下に向かって撃たれたのにギューンって上に行ったぞ!」「もう誰にも止められねえよ!」
「翼!」「翼!」「翼!」「翼!」「翼!」「翼!」「翼!」「翼!」「翼!」「翼!」「翼!」「翼!」「翼!」

イ「こ、これが…大空翼…!」
チャ「ぐ…な、なんで日本なんかにこんな化け物が!」

呉「(とんでもないシュートだ…陸と肖に徹底的に研究させないと)」

オワイラン「し、信じられない…なんて技だ!これなら僅か18歳でブラジルのプロになれたのも納得だ」
バルカン「…どうやってあんな回転かけたんだろう…」

三杉「(森崎を利用して力を取り戻したつもりだったが…やはりまだまだ差は大きいみたいだな)」

岬「(凄いや。やっぱり翼くんは正真正銘の天才だ)」

日向「(フザけるな…認めねえ!この俺があんな奴に負けて堪るか!)」

翼のブラジル留学の成果を象徴する様な壮絶な技に観客席は興奮の坩堝に包まれた。
特に森崎はとてつもない衝撃と激情を味わっていた。

森崎「(あ、あんな技リオカップでは見せなかったぞ!まさかリオカップの後に開発したって言うのか?
それともただ単に今まで使う必要が無かっただけなのか?…畜生!畜生!翼めぇえええ!!)」

自分をあれだけ徹底的に打ち負かした翼が更に強くなっているのか、もしくは全力を出していなかったのか。
面白くない現実の二択を迫られた森崎は歯軋りをせずには居られなかった。

383 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/07(日) 12:45:46 ID:y+V7lW+9
また彼とは別の理由で歯を軋ませていた男が居た。

シュナイダー「……………」

かつてハンブルガーSVで無敵のストライカーとして鳴らしたシュナイダーである。

フライハイト「不快か、シュナイダー?」

シュナイダー「…カルツ達がこのまま何も出来ずに負ければな」



観客席からかつてのチームメイトでありキャプテンであった男の視線が注がれているとは
露とも知らないカルツ。彼は今地に手と膝をつき己の無力さに震えていた。

翼との直接対決に何度も破れた上に自分には到底出来ない絶技を連発され、カルツの心は砕けかけていた。

カルツ「(勝てん…こんなに勝ちたいのに勝てん!俺ではツバサに勝てん!サンパウロに勝てん!
俺はシュナイダーが居ないと勝てないのか?所詮シュナイダーの添え物に過ぎんのか…?)」

シュナイダーの跡を継ぎハンブルガーSVのキャプテンになった彼は必然的にシュナイダーと比べられ続け、
本人もその期待と圧力に応えるべく力をつけていった。そんな彼にとってジャパンカップは
願っても無いチャンスだった。かつてハンブルガーSVと西ドイツJrユースの選手として2回ぶつかったが
勝つ事が出来なかった全日本だけでなく、ブラジルナンバー1のサンパウロFCと南米の古豪ウルグアイと言う
強豪チームが数多く参加するこの大会をシュナイダーの力無しで戦う事は大きな意義があった。

だが現実は厳しかった。彼自身は翼に圧倒され、彼だけでなくチームの主力フィールダー達も全員
翼率いるサンパウロに押されてしまい若林一人の守備力に頼った情けない試合展開。
そしてその若林すらも無敵ではないと証明される形になった逆転劇。

384 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/07(日) 12:46:13 ID:y+V7lW+9
この時サンパウロの選手達が彼の近くを通りがからなければ彼の闘志はそのまま消えていたかも知れない。

マウリシオ「やったッスね!これで勝ちですよ!」

翼「ああ、後はこのまま試合をきっちりコントロールし続ければこれが決勝点になる」

ストラット「絶対そうしなくっちゃな。正直俺はもうクタクタだ」

カルツ「(クタクタ…)」

カルツはストラットのセリフを聞き、絶望で下げていた頭を上げた。

カルツ「(そうか、ストラットはもう限界なんだ…だが、今となってはもう意味が…何!?あ、あれは!)」

そして見た。

息が荒くなっており本人の言う通り疲れていそうなストラットの側に立つ翼を。

翼の顔に流れる汗の筋を。

わずかながら震えている翼の脚を。

カルツ「(疲れている…ストラットだけではない、ツバサも疲れている!どんなに強くても
人間である以上スタミナは有限だ!ツバサだってシュナイダーだってそうだ!)」

次にカルツは見た。競技場に備え付けられた電光掲示板とそこにある時計を。

時計は後半23分を示していた。

カルツ「(まだ20分以上残っている…そして俺の体はまだまだ動く!俺は…いや、俺達はまだ負けていない!)」

カルツは立ち上がりキャプテンマークの位置を直してから歩き始めた。自陣ゴール前の仲間達の所へ。

385 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/07(日) 12:46:34 ID:y+V7lW+9
カルツ以外のハンブルグの選手達も打ちのめされていた。

メッツァ「(だめじゃん。この試合勝てないよ)」

カペロマン「(くっ…なんて事だ。俺はまだ何もしていないのに、このまま負けるのか?)」

ポブルセン「ゥググガギギィィィ…!!」

闘志に欠けるメッツァは早々と諦めの表情を浮かべ、活躍らしい活躍をしていないカペロマンは焦り、
カルツ以上に翼相手に敗北を繰り返しているポブルセンは顔を真っ赤に染めてブルブルと震えていた。

若林「(俺は…俺は強くなった筈だ!怠け心を全て殺して力を蓄え続けた!それでも翼には勝てないのか!?)」

そして若林はカルツがそうして居た様に地に手をつき項垂れていた。
このままでは翼に負けてしまう。そして森崎以上のGKであると証明出来なくなる。
そうなったら心を入れ替え自分を鍛えぬいたこの過去数年間は一体何だったのか…?

カルツ「………」

そんな共通点の多い葛藤に苦しんでいる彼の背後にカルツがつかつかと歩み寄り…

ブン…
ゴツッ!

若林「ぐわっ!?」

カルツ「でけえ図体している癖にそんなに縮こまっているんじゃねえよ」

彼の尻をつま先で小突いた。

386 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/07(日) 12:49:08 ID:y+V7lW+9
若林「貴様、いきなり何をしやがる!」

カルツ「お、なんだ元気じゃないか。体力の限界だと思って交代させてやろうと思ったんだが、余計なお世話だったか?」

若林「当たり前だ!体力も気力もまだまだ有り余っているぞ!」

カルツ「それなら良い。それなら勝てるぜよ」

メッツァ「えっ?本気?」

落ち込んでいるGKへの挑発の直後に大胆な勝利宣言と言うパフォーマンスで
ハンブルグの選手達は皆呆気に取られた。カルツはそれを満足そうに眺め回してから力強く頷いた。

カルツ「ストラットはもうヘロヘロだ。そしてツバサも限界が近い。もう奴らは攻める事は出来ん」

カペロマン「…なるほど!確かにあれだけ強力なシュートを連発していたら足に来る!」

ポブルセン「それなら残りの20分強で俺達がゴール出来るかどうかの勝負って訳か…上等だ」

ハンブルグメンバー「そうか、それなら行ける!」「俺達はまだやれるぞ!」

若林「(カルツの奴…さっきまで俺以上に落ち込んでいたじゃないか。何時の間にこんな不屈の力を手に入れたんだ?)」

そしてカルツは追い詰められているのは自分達だけではなくサンパウロもそうだと指摘する事で
味方を鼓舞す事に成功した。闘志と自信を取り戻すチームメイト達の姿はカルツ自身も勇気付けた。

カルツ「(俺がダメでもこいつらが居る。こいつらの力を発揮させてやれば良い。
それが出来るのは俺しか居ない。ツバサ…恐らく俺はお前に全てで負けている。
いくら時間をかけても差が縮まらん程にのう。だが…ハンブルグは負けんぞ。
ツバサはツバサ、俺は俺だ。お前の方が上だとしても…ハンブルグは負けんぞ。負けん!)」

シュナイダー「カルツ…」

ハンブルガーSVはまだ終わっていない。

387 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/07(日) 12:50:00 ID:y+V7lW+9
いったんここまで。

388 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/10(水) 15:44:52 ID:Hi2IffyT
放送「遂に逆転されてしまったハンブルガーSV、逆転の秘策はあるのでしょうか?
それともこのまま為す術無く敗れ去るのでしょうか?」

カルツ「(逆転の秘策か…そんな便利な物になるかどうかは分からんが、チャンスはある)
ポブルセン、キックオフしたらすぐさまツバサに突っ込むぜよ」

ポブルセン「何だと?どういう風の吹き回しだ?」

カルツ「ツバサは消耗している、今ここで奴を吹っ飛ばせばそれが明らかになり
サンパウロは動揺する。それが出来るのはお前しか居ないんだよ」

ポブルセン「…フン、おべっかなんか使いやがって。まあいい、やってやる」

カルツ「頼むぞ(本当に頼む…なんとか突破させてくれ!)」

ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!

放送「ハンブルガーSVキックオフ!そしてポブルセンくんがすかさず翼くんに向かっていく!」

ダダダダッ!

ポブルセン「ツバサァアアアアアアア!!良い気になるんじゃねェエエ!!」

翼「良い加減…」

ヒュッ!
バチイッ!

翼「五月蝿いぞ!」

ポブルセン「!!(何故だ!何故俺はこいつに勝てねェ!?)」

389 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/10(水) 15:45:22 ID:Hi2IffyT
カルツ「(こぼれ球だ!それで十分だ!)」

翼「!」

ダダダダ、バシッ!

放送「この勝負は互角!しかしこぼれ球はカルツくんがフォローしました!
あっとカルツくん、そのまま中央突破ではなく右サイドに走り出しました?」

カペロマン「(そういう事か!)」

アマラウ「ヘッ、カペロマンに渡そうったってそうは…」

カルツ「甘いぞ!ワシの狙いは…お主じゃあ!!」

ダダダッ!
ボゴォ!

アマラウ「ぐわっ…!?」

ドトール「アマラウ!」

カルツ「ジャマなノッポは片付けた!行けェ、カペロマン!」

バコッ!

カペロマン「やってくれるぜ!期待には応えなくちゃな!」

放送「おお〜っと!カルツくんアマラウくんを自らのドリブルで吹き飛ばしてから
カペロマンくんに渡しました!これはハンブルグ、久々の右サイドアタックだァ!」

390 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/10(水) 15:45:40 ID:Hi2IffyT
カルツの作戦はキックオフの直後だけはポブルセンがフリーでドリブルを始められる事を利用した物だった。
まずはポブルセンを翼にぶつけ、突破できればそれで良し。突破出来なかった場合でも自分がフォローして翼の無効化を狙う。
その次は翼が立ち直れる前、及びドトール達が彼に追いつける前に右サイドに移動しアマラウを己のドリブルで蹴散らしてから
カペロマンに渡す。今までボールが渡らず試合から消えていたカペロマンは体力が有り余っていたのだった。

翼「そ、そういう事か!皆戻れ!」

カペロマン「わざわざ追いつかせる時間はやらんぞ!そらっ、サイドワインダーだァ!!」

グワアッ…
バシュウウウウウウウウウウウウウウッ!!
ギュンギュンギュンギュン…!

ドトール「…!!」
バビントン「こ、このォ!」
マリーニ「うわわーっ!」
リマ「じ、ジグザグが来たー!」

レナート「一度止めたシュートだ、今度も止められる!」

バッ!バチッ…ゴン!
ポンポンポン…

放送「カペロマンくんのサイドワインダー!しかしサンパウロもチームワークで対抗して防ぐ!
カペロマンくんまたしても得点出来ませんでした!そしてボールはバーに跳ね返されハンブルガーSVの右CKに!」

サンパウロメンバー「やったァ!」「ナイスディフェンスだ、みん…」

ハンブルグメンバー「よっしゃぁあああ!!」「コーナーキックだァ!」「同点に出来る、同点に出来るぞ!」

カペロマン「しめた!とうとうツキが俺に回ってきたぞ!」

ダダダダーッ!!

391 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/10(水) 15:46:12 ID:Hi2IffyT
翼「え…?ああっ!?」

そしてカルツにはもう一つ狙いがあった。コーナーキックに最適なサイドワインダーの性能である。

カルツ「決めろ!カペロマン!」

カペロマン「俺のサイドワインダーはコーナーキックから真価を発揮する!うなれェエエエ!!」

グワアアッ!
バジュウウウウウウウウウオオオオオオオオオオン!!
ギュルギュルギュルギュル!

アマラウ「バ、バカな!?」
ドトール「し、しまったァ!」
翼「そ、そんな…!」

レナート「ボ、ボールが…!」

ガッコォオオオオン!!
ヒューン…パサッ。

うねうねと曲がりながらブロッカー達をかわしたボールがゴール右隅の内側に当たって跳ね返り、
逆側のサイドネットを揺らす。その様は由来の通りジグザグに飛びかかる毒蛇を連想させた。

ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!

放送「き、決まったァ!ゴーーーーーールゥ!!カペロマンくんのサイドワインダーが三度目の正直で
コーナーキックからゴールイン!後半28分、ハンブルガーSVが同点に追いつきました!
2−2!まさかのあっと言う間の同点劇で試合はまたしても分からなくなってしまいました〜!!」



ハンブルガーSV 2−2 サンパウロFC

392 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/10(水) 15:46:53 ID:Hi2IffyT
いったんここまで。

393 :創る名無しに見る名無し:2010/02/10(水) 22:51:33 ID:swp2cW72
要望なんですけど
セービングを選ぶときに+2で勝ってもCKになる場合は注意書きを付けてもらえませんか

394 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/10(水) 23:07:15 ID:Hi2IffyT
>>393
それは出来ません。いざセービングするまで分からない事もあるのがこのゲームの仕様です。

395 :創る名無しに見る名無し:2010/02/10(水) 23:21:46 ID:swp2cW72
分かりました

396 :創る名無しに見る名無し:2010/02/11(木) 00:25:06 ID:u+kSlUto
ゲームマスターとはいえ言い方というものが・・・

397 :創る名無しに見る名無し:2010/02/11(木) 00:29:27 ID:lnTbA4bT
どう考えても失礼な要望に、わざわざ答えてくれてるじゃないか。
これ以上を望むのは我侭というものに他ならんよ。

398 :創る名無しに見る名無し:2010/02/11(木) 00:35:32 ID:u+kSlUto
あ、というかNPC戦じゃないか・・・
失礼した、マジゴメン ROMに戻るわ

399 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/11(木) 00:58:55 ID:wTTsNljM
むーん…続きが間に合わなかった。
また明日お会いしましょう。

400 :創る名無しに見る名無し:2010/02/11(木) 01:00:01 ID:8rYh5l/N
サイド乙!

401 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/11(木) 16:55:02 ID:wTTsNljM
ザワザワザワ…

観客「え?え?こんなにあっさり決まっちゃうもんなの?」「また同点…一体どうなるんだ?」

シュナイダー「…奇襲が上手く行ったか」

フライハイト「今のが決まらなかったらもうチャンスは無かったかも知れんな」

森崎「(ケッ、あっさり決められやがって。油断なんかしてんじゃねーよ)」

サンパウロ有利かと思われた矢先のハンブルグの逆襲に観客に動揺が走った。
1点の重みが非常に大きいサッカーでは試合の流れや雰囲気はゴールと共にあっさり変わってしまう。

カペロマン「よし!やったぜ!」

メッツァ「へー、やるじゃん」

ヤラ「凄い、見事に決めてくれたな!」

クラウス「これでなんとか首の皮が繋がったぞ!」

当然の事だが、ハンブルガーSVは喜びに沸いた。
値千金のゴールを決めたカペロマンにチームメイト達が群がり祝福する。

ポブルセン「(チッ、でしゃばりやがって)」

カルツ「(フゥ…上手く行ってくれたか。さて、ここからサンパウロが打ってくる手は…)」

若林「(ようやく仕事をしやがったか。遅いんだよ全く)」

中には声に出せない思いが故に彼に近づかなかった者も居たが、この同点ゴールを喜ばなかったハンブルグの選手は居なかった。

402 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/11(木) 16:55:20 ID:wTTsNljM
当然の事だが、サンパウロFCは落胆していた。
苦労して奪ったリードをあっと言う間に失ってしまったショックは大きかった。

レナート「くそっ!俺とした事が…!」

ドトール「…不覚」

アマラウ「畜生!カルツの狙いに最初から気付いていたら…!」

バビントン「絶対にやっちゃいけない点だった…」

マウリシオ「ど、どうするんだ?このままじゃ…」

ザッ。

翼「諦めるな皆!まだ同点なんだぞ!」

サンパウロメンバー「ツ、ツバサ…」「だけど、お前もストラットももう…」

翼「そうだ。確かに俺もストラットも消耗している。だからと言って諦めちゃいけない。
諦めたら勝てる時も勝てない、諦めたら負けるかも知れない時は必ず負けてしまう!
最後まで勝利を目指して最善を尽くす者だけが栄光を手に入れられるんだ!」

ドトール「…正論だな(だが…)」

アマラウ「そうだな…こんなにあっさり諦めるなんてゴメンだな」

バビントン「(ツバサ…そう言っている君が一番追い詰められている様に見えるよ…)」

マウリシオ「そりゃそうスけど…具体的にはどうするんですか?」

403 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/11(木) 16:55:37 ID:wTTsNljM
この時ゲキを飛ばした翼の姿にある者はキャプテンシーを見、ある者は危うさを見た。
正論で気力を振り絞り弱気から心を守る。その行為の対象はチームメイトか、それとも自分自身か?
翼の必死な表情と声からそれを判断出来る者は居ない。

翼「ストラット!試合終了間際までに回復できそうか?」

ストラット「オーバーヘッドキックならなんとか…メガロゾーンはもう無理だ」

翼「そうか、なら…皆、時間を稼ぎに行くぞ。ボールを回して終了直前に速攻を仕掛ける。
俺がもう一発ドライブオーバーヘッドを撃ちに行く!それまでなんとか踏ん張ってくれ」

サンパウロメンバー『お、おう!』

ただ一つ言えるのは翼もサンパウロも追い詰められていた事だった。



ピィイイイイイイイイイイイイイイ!!

放送「苦労して奪った逆転リードを油断故か一瞬にフイにされてしまったサンパウロ、
今度のキックオフではどう攻めるのか?…おっと、これは今までとは一転したゆっくりなパス回し!
残り少ない後半のチャンスは慎重に決めに行くつもりなのでしょうか?」

フライハイト「時間稼ぎだろうな」

シュナイダー「当然の判断だ。この時間帯でわざわざマイボールのアドバンテージを安易に消費する手は無い」

森崎「(ったく、どっちかが圧勝すればそいつを倒して俺の株を上げられたのに。なんで接戦になってやがるんだ)」

404 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/11(木) 16:55:52 ID:wTTsNljM
カルツ「走れ!走りまくるんじゃあ!さっさと奪わないと俺達の攻撃チャンスは無い!」

ハンブルグメンバー「分かってるよ!」「うぉおおおおお!」「ボールを寄越せーーーっ!!」

ドドドドドドドド!!

サンパウロメンバー「渡すな!」「もっと速く回せ!」「そっち、後ろに来てるぞ!」

バシッ!ポーン!ダダダッ!バコォ!

放送「ハンブルガーSV、地響きが聞こえてきそうな勢いで走る!サンパウロのボールを
なんとしてでも奪い返し、3点目をサンパウロゴールに叩き込もうとしています!
サンパウロもボール回しのスピードを上げて対抗!終盤の両陣の力比べです!」



数分後、サンパウロFCとハンブルガーSVの根競べはハンブルガーSVの勝利に終わった。

ダダッ、パシッ!

ジウ「ああっ!」

メッツァ「もらったよ!」

放送「これはジウくん不用意だったか!?バックパスをメッツァくんに奪われてしまった!」

マウリシオ「何やってんスかもう!くそーっ!」

メッツァ「もう遅いよ〜」

バシュッ!
ギュルルルルルル…

マウリシオ「や、ヤベえ!」

405 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/11(木) 16:56:44 ID:wTTsNljM
放送「更にマウリシオくんを得意のパスで出し抜いて…おおおーーーっと、これはァ!ポブルセンくんに渡ったァ!」

ポブルセン「…フハハハハハ!!」

サンパウロメンバー「し、しまったァ!」「つけ、早くあいつのマークにつけェ!」

メッツァのパスカットからトップスピンパスでポブルセンにボールが渡り、サンパウロの選手達が悲鳴を上げる。
ボール回しに専念していた彼らにはとてもポブルセンを密着し続ける余裕など無かったのだ。

ドトール「いかん!俺が奴を…」

ポブルセン「よくも今まで好き勝手にやってくれやがったなァ!」

ダダダダ!
ドガァ!

ドトール「ぐわああ!!」

バビントン「くっ…だったら僕が!」

ポブルセン「だがそれもここまでだァ!」

ドガァア!

バビントン「あがぁあっ…!」

放送「ポブルセンくんの中央突破が決まったァ!ドトールくんとバビントンくんを派手に蹴散らし
一気にバイタルエリアに突入しました!サンパウロ絶対絶命ーーーーっ!!」

観客「あーーーっ!?」「あ、あいつが撃つぞ!」「マーダーショットが来る!」

406 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/11(木) 16:57:12 ID:wTTsNljM
                               グワアアアッ!!

              ポブルセンが絶好の位置で右足を振り上げた時誰もが「決まった」と思った。

                                 ヒュンッ!

                  疾風の様に彼の目の前に駆け込む人影を見るまでは。

               ポブルセン「!?…上等だァアアア!!俺の力を思い知れェエエエ!!!」

                  翼「負けない!俺は…負けない!勝つんだァアアアア!!」

                それはポブルセンのマーダーショットを打ち返しに行った翼の姿だった。

                    バッギュォオオオオオオオオオオオオオオオオン!!
                      バッギィイイイイイイイイイイイイイイン!!

                      ポブルセン「…ウソだ!こんな事が…!!」

                  翼「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

                  ドッグゥォワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!

                    ポブルセン「俺は認めね…ぎゃああああああっ!!」

            ポブルセンは己の暴力を倍返しで叩きつけられ、大型車に跳ねられたかの様に宙を舞った。

                  ギュゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴォオオオオオオオ!!

      ボールは彼の体と言う障害など最初から無かったかの様に爆音を立ててフィールドの反対側に向かって飛んでいった。

                 殆どの観客は何が起きたか咄嗟には分からなかっただろう。

           だが打ち返されたボールが空気とフィールドを切り裂く光と化した事はかろうじて分かった。

                   彼らは皆思った。「これが決まらない訳が無い」と。

407 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/11(木) 16:57:54 ID:wTTsNljM
                       森崎「(これは…このシュートは!)」

                 そして森崎に取ってこれ程忌まわしいシュートも無かった。

               このシュートで翼に打ち負かされたのはつい先月の事なのだから。

          森崎だけではない。全日本の選手達も、他国のライバル達も思った。「サンパウロの勝ちだ」と。

               フィールドで今正に戦っている22人もそのうち20人が決着を予期した。

                    カルツ「ワ…ワカバヤシィイイイイイイイイッ!!」

             例外の二人のうち一人はキャプテンが故に諦める事が許されないカルツ。



           若林「甘いぞ翼!忘れたか?俺はどんなシュートもペナルティエリア外からなら…」



                               バッ!
                               ブンッ…
                    バッゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!

                   翼・森崎『な…な…なにィイイイイイイイイイイ!?』

                         若林「 と め る ! 」

               そしてもう一人はこのシュートに絶対の確信を持って立ち向かい、
                その豪腕を全力で打ちつける事で跳ね返した若林だった。

408 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/11(木) 16:58:53 ID:wTTsNljM
いったんここまで。

409 :創る名無しに見る名無し:2010/02/11(木) 17:11:56 ID:1/eSrhRp
な…

410 :創る名無しに見る名無し:2010/02/11(木) 17:20:52 ID:yxT/CDyJ
なにィ!?

411 :創る名無しに見る名無し:2010/02/11(木) 17:30:55 ID:19oPv0R+
決勝は日本の攻撃力じゃ点入る気がしねぇw
日向に高乱数&若林の低乱数を期待するしかないなw

412 :創る名無しに見る名無し:2010/02/11(木) 17:32:10 ID:8rYh5l/N
一回限りだけどスルーという手もあるはず…絶対勝つぞー!

413 :創る名無しに見る名無し:2010/02/11(木) 19:14:08 ID:c2KqjvA7
凄い、NPCの試合なのに盛り上がりが違う…
片方としか戦えないのが惜しいな、本当に

414 :創る名無しに見る名無し:2010/02/11(木) 19:23:27 ID:ypq0h2L+
しかし若林はどんな補正が入ってるんだw

415 :創る名無しに見る名無し:2010/02/11(木) 20:47:27 ID:7F7HdRKn
翼がいろいろ悩んでたのはやはり負けフラグだたのか

416 :創る名無しに見る名無し:2010/02/11(木) 20:55:50 ID:zrr3LmIR
ストラットがいるよ

417 :創る名無しに見る名無し:2010/02/11(木) 21:04:13 ID:mPwQnbcC
翼も若林も申し分ない活躍してるのに森崎と日向がパッとしない
日本にいた日向はともかく森崎・・・

418 :創る名無しに見る名無し:2010/02/11(木) 21:54:00 ID:oWucgVRb
トルネード完封は評価されてると思うが
倍速はまあ・・・仕方ない

419 :創る名無しに見る名無し:2010/02/11(木) 21:59:16 ID:mPwQnbcC
いや一回はポストになったけどパンサーストリームに実質二度とも負けてることね

420 :創る名無しに見る名無し:2010/02/12(金) 02:17:49 ID:kvBl9yVW
まだストラットが居る。

421 :創る名無しに見る名無し:2010/02/12(金) 05:05:51 ID:vH91Zwla
キャプ翼の若林だったら台詞はともかく実力は今のままで普通なのだが
ここまで若林が確変するとなんか違和感がある
今後の展開が気になって仕方ない

422 :創る名無しに見る名無し:2010/02/12(金) 09:04:30 ID:1uEEsTC/
わかった!サイボーグ化だ

423 :創る名無しに見る名無し:2010/02/12(金) 09:49:54 ID:J+gNkoCe
本気で真面目に取り組めば若林だってここまでできるって事なのかも
例の件で序盤で退場したけど永遠のライバルの一角なんだから

424 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/12(金) 15:42:33 ID:B1N3p1Oo
放送「こ…これは…これはあっ!?し、失礼しました!どうやらポブルセンくんのシュートを
翼くんが撃ち返し、更にその撃ち返されたシュートを若林くんが利き腕を叩きつけて防いだ様です!
あまりにもダイナミックな攻防があまりにも瞬時に行われた為私は言葉を失ってしまいました!」

ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!

観客「なんだあれ!なんだあれ!?」「サ、サッカーってこんな事が起きるのか?」
「ボ、ボールが目で見えなかった…音だけ聞こえた…」「今のどうやって防いだんだよおい!?」

シュナイダー「(ワカバヤシ…そんな力があるのなら俺が居た内に発揮して欲しかった物だ。全く)」

片桐「な、なんたるシュートだ…!」

賀茂「そしてあれを防いだ若林…とんでもねえな」

三杉「…ハイレベル過ぎる。攻撃も、守備も…」

石崎「さ、流石は翼と若林ってか…?」

葵「凄い!凄いです、凄すぎます!日本が世界に誇る二大巨頭ですね!」

日向「(………畜生………)」

森崎「(なんで…なんで若林なんかがアレを防げるんだよ!クソッタレ!)」

想像を絶するプレイの応酬に観客席は素人選手問わず半ばパニックじみた熱狂に陥った。
だが彼らが騒ぐ事に集中出来た時間は長くなかった。

カルツ「良くやったァワカバヤシーーーーッ!!」

試合はまだ終わっていなかったからだ。

425 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/12(金) 15:43:05 ID:B1N3p1Oo
放送「そして弾き返されたボールはカルツくんがフォロー!すぐさまストラットくんがチェックに行きます!」

ポブルセン「ぐ…ぐぉおおお…う、動け!動きやがれェ!」

翼「あ、足が…皆、なんとかしてくれ!守りきってくれ!」

体力が尽きた上に利き脚が痺れて立てないポブルセンと翼を他所に試合はクライマックスに向かう。

ストラット「まだだァ!そのボールを寄越せ!」

カルツ「そいつは…」

ドガアッ!

ストラット「ぐあっ!?」

カルツ「虫が良すぎるお願いだっての!」

放送「ストラットくん止められない!カルツくんの独走を許してしまいます!
あっと言う間にセンターサークルへ来ましたが…ここでドトールくんとバビントンくんがやってきた!」

ドトール「これ以上お前の独走は許さん!」

バビントン「ここで止める!」

カルツ「………」

ガコッ!

ドトール「何!?」

バビントン「あっ!」

426 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/12(金) 15:43:20 ID:B1N3p1Oo
メッツァ「カペロマン、後は任せたよー」

バシュウウッ!!
ギュルルルン!

放送「カルツくんここで勝負を避け、メッツァくんにパス!すかさずメッツァくんのサイドチェンジ!
これが上手くカペロマンくんに渡ったーっ!サンパウロの陣形はズタズタだーっ!!」

カペロマン「よし、美味しい所を貰うぜ!ラストサイドワインダーだ!」

放送「カペロマンくん振りかぶる!出た〜、サイドワインダーだァ!今度こそサンパウロ絶対絶命ーーーっ!!」

グワアッ…
バシュウウウウウウウウウウウウウウッ!!
ギュンギュンギュンギュン…!

翼「く…うああっ!」

ポブルセン「あっ、てめえ!待て!」

アマラウ「(大丈夫だ…奴のシュートはブロッカーを避ける様に狙って撃たれる!
リマ、マリーニ、マウリシオの立ち方をイメージして…後は山勘で!)ここだああっ!!」

バッ!
バチッ!

カペロマン「なにィ!?」

放送「おーーーっと、これはアマラウくんの大ファインプレイ!目一杯高く飛び
サイドワインダーを頭頂部で受け流しました!ハンブルグ、3点目はならず…いや!?」

427 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/12(金) 15:43:38 ID:B1N3p1Oo
両チームの死力の絞りあいは最終的にボールをカルツに託した。
そして彼の前には震える脚を叱咤しながら走る翼が立ちはだかっていた。

放送「カルツくんだ!カルツくんがつめている!そして翼くんが側に居る!
試合終了間際、両チームのキャプテンの激突だーーーっ!!」

翼「ハァ…ハァ…最後の勝負だカルツ!」

カルツ「…ツバサーーーーーッ!!」

ダダッ!
ダダッ!

サンパウロメンバー『ツバサ!』
ハンブルグメンバー『カルツ!』

翼「(俺は…負けない!負けたくないんだァ!)」
カルツ「(俺は…勝つ!勝つんじゃあ!)」

森崎・シュナイダー『………!』

ガチィイイイッ!!

翼「!?………〜〜〜〜っ!!」

ドガアッ!
ドサッ…

そして軍配はカルツに上がった。皮肉にも今まで思う様に活躍できていなかった事で、彼の体力は有り余っていたのだ。

放送「つ、翼くん吹っ飛ばされたーーーっ!!カルツくん誰も止められないままPAに侵入ーーーっ!」

428 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/12(金) 15:44:00 ID:B1N3p1Oo
サンパウロメンバー「そ、そんな!ツバサが!?」「レナートなんとかしろー!」

レナート「分かっている!うぉおおおおおおお〜っ!!」

カルツ「………」

ニヤア。

そしてレナートと一対一になった時カルツは笑った。ハリネズミドリブルに負けまいと全力で突進する姿に笑った。

ブンッ…
ガスッ。

レナート「え…?」
サンパウロメンバー『あ…』
ハンブルグメンバー『おお…』

ポーン…
ヒュゥウウウン…
ポン…コロコロ…ピタ。

全力と見せかけた大きな振り足から放たれたとは思えない緩く大人しいシュートがまるで夜空の満月の様に
儚げにゆっくりと宙を舞い、ゴールバーの下を名残惜しむ様に潜り抜けてからゴールラインを割った。

ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!

ピッ!ピッ!ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!

カルツ「…よっしゃぁああああああああああああああああああああああ!!!」



ハンブルガーSV 3−2 サンパウロFC

429 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/12(金) 15:44:19 ID:B1N3p1Oo
翼「え…?」

立て続けに鳴った二つの笛が二つの事実を告げる。

カルツのゴール。
試合終了。

そしてそれらが意味する事も二つ。
ハンブルガーSVの勝利。即ち、サンパウロFCの敗北である。

放送「…ゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオルゥウウウウウ!!!?
そ、そしてなんとここで試合終了!何時の間にか試合時間は後半ロスタイムに突入していたのです!
3−2!サンパウロFCが、大空翼くんが破れました!彼らを打ち破ったのは西ドイツのハンブルガーSV!
そして決勝点を決めたのが今諸手を天に突き上げ喜びに叫んでいるキャプテンのヘルマン・カルツくんです!!」

観客「な…なんだってーっ!?」「な、何がどうなったんだよ!」「訳が分からない程凄いプレイばっかりでもう何がなんだか…」
「決まったんだ!あのカルツって奴がゴールしたんだ!」「マジかよ…あんなに強い翼が、サンパウロが負けたのか…」

カルツ「(やった…俺はやったんだ!やったんだぜ、シュナイダーちゃん!)」

カペロマン「くそーっ、美味しい所持って行きやがって!」
ヤラ「珍しくキャプテンらしい仕事をしやがったな!」
クラウス「何時もこうしておけよ全く!」

ポブルセン「チッ…つまんねー勝ち方だ…」
若林「…やった。俺はやったぞ」

サンパウロメンバー「そ、そんなあ…」「後ちょっとだったのに…」「なんでだよ、くそっ!」

実況と観客の狂った様な叫びも、勝利の美酒の蓋を開けるカルツ達の歓喜も、崩れ落ちる仲間達の悲哀も
翼には何処か非現実的な物にしか映らなかった。それらに向ける意識等残っていなかった。

翼「負けた…?俺が、負けた…?」

大空翼18歳。2度目の公式戦での敗北だった。

430 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/12(金) 15:46:25 ID:B1N3p1Oo
いったんここまで。

431 :創る名無しに見る名無し:2010/02/12(金) 16:07:07 ID:uA8WBRvz
やべええ、すげえ名試合を見てしまった!
2ねいさん、お疲れ様です!

432 :創る名無しに見る名無し:2010/02/12(金) 16:15:57 ID:LeY+aqtk
熱い戦いでした。
お疲れ様です!

433 :創る名無しに見る名無し:2010/02/12(金) 16:29:35 ID:TyD+CiDM
おもしれえええええ!!乙!乙!

434 :創る名無しに見る名無し:2010/02/12(金) 18:16:19 ID:DjY6wuTc
よくサンパウロ負けさせたな・・・
こっちのほうが面白いと思ってたけど、意外だった

435 :創る名無しに見る名無し:2010/02/12(金) 18:35:12 ID:J+gNkoCe
宿命のライバル翼と実力を取り戻した若林の対決を観客席で…複雑
今度は翼が観客席か、もっと大きくなるといいな
両方と戦えないのが残念だったけど凄い試合で満足、さすが2さんだ

436 :創る名無しに見る名無し:2010/02/12(金) 20:41:00 ID:6oZFzdB3
翼にリベンジさせないのは予想してた
それよりシュナイダーが若林を評価してるのがショックだ…


437 :創る名無しに見る名無し:2010/02/12(金) 21:23:00 ID:1sxGolt2
決勝戦はキーパー対決ですな

438 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/13(土) 15:32:26 ID:GXxy+1Jx
フライハイト「嬉しそうだな、シュナイダー」

シュナイダー「嬉しいさ。幼馴染が得意技で決勝ゴールを決めたのだから」

フライハイト「確かに。ただのループシュートだが、タイミング、高さ、軌道、コントロール、スピード、
シュートフォーム…全てが無駄なく完成されたループシュートだった。正に職人芸だな」

シュナイダー「…あれは、俺がケガをして出場出来なかったシーズンにあいつが編み出した技だ」

フライハイト「ほう」

シュナイダー「俺が出場出来なくなってチームの得点はガタッと落ちた。そして非難は
中盤の要でありながら得点力の無いカルツに降り注いだ…俺も奴を責めた者の一人だった。
だがあいつは腐らずに、自分が得点出来る方法を…自分にしか出来ない方法を編み出した。大した奴だよ」

フライハイト「………」

カルツのロビングシュート開発の経緯を嬉しそうに語るシュナイダーと、そんなシュナイダーを
無表情で見守るフライハイト。この二人は純粋にハンブルガーSVの勝利を喜ぶ事が出来た。

この二人以外はそうは行かなかった。

観客「なんてこった…とんでもないモンみちゃったよ…」「ブラジルでナンバー1になった翼が負けるなんて…」
「翼は先月森崎に勝っているんだろ?じゃあ…あの若林って奴が一番強い事になるのか?」

観客の大多数はサンパウロの、ひいては翼の敗北を目の前で見せられてショックを受けていた。
森崎達の世代の選手達に惚れこんだ者にとって翼は森崎と並んで国内最強の象徴だった。
日向も高校サッカーの頂点に立つ存在ではあったが、その日向を倒し続けた翼と森崎は特別な存在である。
更に翼はごく最近森崎を大差で下しており、この大会を見に来た者達は森崎が翼に
リベンジを挑むと言う構図を期待する余り無意識にそれが予定された未来の様に思い込んでいたのだ。

439 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/13(土) 15:33:58 ID:GXxy+1Jx
だが現実として翼は破れ、森崎のリベンジのチャンスは失われた。
この現実は観客達を大いに動揺させたが、それ以上に動揺したのは全日本ユースの選手達だった。

三杉「…負けた。翼くんが、サンパウロが、破れた…」

岬「(これがサッカーの恐ろしさって奴だね。最強でも勝利の保障は無い)」

松山「あれだけ強いサンパウロよりハンブルガーは更に強いと言うのか…」

葵「え…ウソ…そんな…」

日向「若林の野郎、何時の間にこんなに強く…」

中山「(勝てるのか?こんな強敵に本当に…勝てるのか?)」

石崎「つ、翼が…負けた。相手が若林とは言え、あいつが負けるなんて…」

来生「ヒャッホウ!流石若林さんだぜ!」

井沢「(翼は良い気味だが…少し複雑な気分だな)」

滝「これが本来の若林さんの力なのか…」

高杉「(翼と若林さんが潰しあったのは少々残念だが…若林さんが森崎より上な事を証明すれば問題ない!)」

日本の高校サッカーを3年間に渡って制し最強の名を欲しいままにした日向。
その日向を合宿開始早々に力で捻じ伏せ国内組の自信を粉々に砕いた森崎。
その森崎とブラジルのユースレベルの頂点を競い合い大差で勝った翼。
その翼のスーパープレイの連発をスーパーセーブで跳ね返し勝利を掴んだ若林。

実力と実績による全日本ユース内の暗黙の権力ヒエラルキーが目まぐるしく変わった事で
ある者は喜び、ある者は驚き、ある者は混乱し、ある者は恐怖した。
だが立場や感情の違いはあれど、彼らは皆一つの概念に置いては共通していた。

若林の評価の急上昇である。

440 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/13(土) 15:34:22 ID:GXxy+1Jx
*翼を破った事で若林の支持率が+10され、また彼に対するメンバー全員の感情値が+1されます。
滝と高杉は既に+5だったのでその分支持率に更に+2されます。

若林チーム内支持率:12→24

-------------------------------------------
☆現在のキャプテン候補に対する各選手感情値☆
名前 || 森崎 || 大空 || 若林 || 日向
−− ++ −− ++ −− ++ −− ++ −−
政夫 || − 2 || + 3 || + 1 || − 2
和夫 || − 2 || + 3 || + 1 || − 2
新田 || − 3 || + 1 || + 1 || + 1
反町 || + 3 || + 4 || + 2 || − 2
来生 || − 2 || + 3 || + 5 || − 1
  滝 || + 4 || + 2 || + 5 || − 1
  岬 || + 2 || + 5 || + 2 || + 3
三杉 || + 4 || + 2 || ± 0 || + 1
松山 || + 1 || + 5 || + 2 || ± 0
沢田 || + 1 || + 2 || + 2 || + 5
山森 || + 4 || + 4 || + 2 || − 1
井沢 || + 1 || − 1 || + 5 || − 1
  葵 || + 4 || + 5 || + 2 || + 2
次藤 || + 4 || + 3 || + 2 || + 2
早田 || + 4 || + 4 || + 2 || + 1
中里 || + 5 || + 3 || + 1 || + 3
石崎 || − 4 || + 5 || + 3 || ± 0
高杉 || − 4 || + 3 || + 5 || − 1
赤井 || + 3 || + 2 || + 1 || ± 0
中山 || + 4 || + 4 || + 3 || ± 0
若島 || ± 0 || + 1 || + 1 || + 5
−− ++ −− ++ −− ++ −− ++ −−
総合 || 2 7 || 6 3 || 4 8 ||  1 1
-------------------------------------------
−5〜+5まであります。+5で全面的支持、−5で明確な敵意と言う状態です。

441 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/13(土) 15:34:47 ID:GXxy+1Jx
そして森崎はこの現実に対し、以下の反応を示した。

A 「俺に勝った翼を倒すとはな…若林もやるじゃないか」余裕を装う。
B 「翼対若林は引き分けだが、チームとしてハンブルグが勝ったな」戦力分析を行う。
C 「翼!何故負けやがった、バカヤローーーッ!!」激昂してフィールドに駆け込む。
D 「若林がマグレで勝ったか!こりゃ良い、決勝が楽だぜ!」大声で挑発する。

      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1262005834/l50にて
            ☆2010/2/13 16:30:00☆ から投票期間を設けます。
    そこから  15  票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は
   その次の票をタイブレーカーに使います。どれか一つに確定した場合はその時点で投票を
         止めて下さい。尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。

442 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/14(日) 21:29:43 ID:6Sm6RTG+
>B 「翼対若林は引き分けだが、チームとしてハンブルグが勝ったな」戦力分析を行う。

葵「えっ?」

早田「そりゃどういう事だ?」

突然両チームの戦力分析を始める森崎にそう言った思考が得意ではない者達が怪訝な声を上げる。
こういう時に言われてみれば当たり前の事を述べて場の空気を落ち着かせ、信頼を勝ち取るのは森崎の18番である。

森崎「翼は若林相手に1ゴールしか上げられなかった。フィールダーとGKの勝負としては引き分けってのが妥当だろう。
だがチーム対チームではそうじゃなかった。チームの総合戦力では僅かながらハンブルグが勝っていたんだ」

岬「…そうだね。付け加えるのなら、両チームの特徴の違いがそのまま戦況の流れになっていったと思う」

松山「そう言えば、ハンブルグはMFは凄いけどFWとDFは平凡な感じが拒めなかったな…」

中山「逆にサンパウロはFW、MF、DFにそれぞれ中心選手が居た。GKは若林に比べると大分見劣りしたが」

三杉「そうだ。ハンブルグが序盤と終盤以外はサンパウロにペースを握られていたのがその証拠だ。
サンパウロはFWのストラットの体力が尽きた時点で攻め続ける事が出来なくなった。
そして翼くんがカウンターシュートで体力を使い果たした時…彼らの負けは決まっていたのかも知れない」

次藤「なるほどのう。そいぎんた、ワシらのハンブルグ攻略のヒントにもなりそうじゃな」

山森「ええ。この総力戦を徹底的に分析する事が決勝戦を制する鍵になるかも知れません」

そして戦術議論が好きな者達が後に続き、目の前で行われた激戦の衝撃が建設的な意見交換に
変わっていく。森崎の目論見通りチームの雰囲気が変わったと言う功績は彼の物になった。

森崎「(…翼の首を横取りしやがって…若林め)」

ただ、その行動自体が若林に対する危機感の表れだったのかは森崎自身にも分からなかった。

森崎チーム内支持率:45→46

443 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/14(日) 21:29:59 ID:6Sm6RTG+
ここで負けたサンパウロにもう一度スポットライトを当てておこう。
彼らは皆敗戦により落ち込んでいたが、その心境には個人差があった。

ストラット「(たった1点…たった1点か)」

ストラットはチーム全体の敗北以上に自分がエースストライカーとして最低限の結果しか出せなかった事に打ちのめされていた。
敗戦の責任を一人で被るつもりは無くても、自分がもう1点決めていれば…そう思わずには居られなかったのだ。

ストラット「(俺はウルグアイのヒノや西ドイツのシュナイダーの様な万能タイプのFWじゃない。
ウルグアイのビクトリーノやブラジルのカルロスの様に自力で切り込める程の突破力も無い。
あくまで味方から受けたパスで確実にゴールする純粋な点取り屋なんだ。このままではいけない…)」

イタリアの主砲を目指すチェザーレ・ストラット。彼は今自らの力を高める必要をひしひしと感じていた。



ドトール「3点…か」

アマラウ「くそっ!プライドがズタズタだぜ…」

一方守備側では今まで堅守を誇ってきた筈のDFコンビが過酷な現実に猛省を迫られていた。
リオカップでは6試合通じてたった1失点しなかった。そんな実績も今となっては空しい。

ドトール「この結果は謙虚に受け止めなければならない。俺達が更なる高みを目指すならな」

アマラウ「当たり前だ!この試合で俺達の弱点はハッキリしたんだ。ここで立ち止まっていられるかよ!」

ブラジルユース選出は間違いなしと言われるワグネル・ソアレス・アマラウとマグノ・ヴィエイラ・デ・オリヴェイラ(ドトール)。
この二人もこの試合から自分の至らぬ所を思い知り、再起と躍進の為の教訓にしようと誓い合っていた。

444 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/14(日) 21:30:28 ID:6Sm6RTG+
彼らを含むサンパウロの選手達はベンチに向かいながら口々と反省と後悔を口にする事で互いを励ましあっていた。
友情で一丸となっているとは言い難いチームだが、それでも彼らの間には数々の激戦を共に潜り抜けてきた絆があった。

しかし翼だけはこの輪に加わろうとせず、俯いたまま無言で歩いていた。

翼「(なんなんだよこれは…なんでこんなに気持ち悪いんだ!これが負けるって言う事なのか?)」

バビントン「(ツバサ…)」

敗北がどうにも否定できない事実となった今、翼の顔は衝撃と落胆ではない別の感情で歪んでいた。
それは悔しさや後悔ではなく翼にも何と呼べば良いか分からない不快感の賜物。
リオカップの頃から少しずつ膨れ上がっていた不快感が膨大な波となって翼を襲っていた。その影響で
翼は凄まじい程の焦りと苛立ちに顔を歪ませており、チームメイトはおろか監督のロベルトですら彼に声をかける事ができない。

ロベルト「(ど、どうしたんだ翼、確かに負けはしたが試合内容は決して悪くなかった…よな?
お前がそんな調子だったらチームの雰囲気まで暗くなってしまうのに…)」

サンパウロメンバー「監督…」「申し訳ありません監督」「負けてしまいました…」

ロベルト「(むむっいかん、俺がここで黙っている訳にはいかない。よし、とっておきの
”監督らしいセリフ:敗戦バージョン”だ!)皆…今日、我々は負けた。それはもう永遠に変わらない。
だが君達のサッカーはここで終わりじゃない。それどころかプロデビューと言うスタートが目の前にあるんだ。
今日の敗北は紙一重の差だった。その紙一重を乗り越えるにはどうすればいいのか?
それを考え、答えを出せばこの遠征試合は決して無駄にはならない筈。それを心がけてくれ」

サンパウロメンバー『…はい!』

翼「(そうだ…これで今までの全てを失う訳じゃない。取り返しがつかない訳じゃない。負けたのなら次に勝つ為に
更に努力すればいい。言うまでもなく当たり前の事だ!…なのに、何故…何故その当たり前の事が…怖いんだ…)」

参加者と観察者達に多大な影響を与え続けるジャパンカップも残るは決勝戦のみ…

445 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/14(日) 21:32:22 ID:6Sm6RTG+
今日はちょっと早めに寝たいのでここまで。
また明日お会いしましょう。

446 :創る名無しに見る名無し:2010/02/14(日) 21:38:36 ID:E3QWG22s
ロベルト乙でしたww

447 :創る名無しに見る名無し:2010/02/14(日) 21:44:47 ID:KjBgD9Ub
結構勉強していると思われるロベルトは実は名監督なのでは?w

448 :創る名無しに見る名無し:2010/02/14(日) 21:45:15 ID:ZcALnmzP
言う事だけはいいなロベルト
そして翼はサッカーを楽しむっていう根本的なトコが欠落しちゃってるっぽいな

449 :創る名無しに見る名無し:2010/02/14(日) 21:50:14 ID:m9+4gJ/4
キャプ森でサッカーを楽しんでる奴僅かしかいないけどなw

450 :創る名無しに見る名無し:2010/02/14(日) 22:12:11 ID:vf7G8kPO
>>448
カルロスに会ったら
「お前にサッカーの楽しさを教えてやる!アーサーと一緒に!」
って言われるかもしれん

451 :創る名無しに見る名無し:2010/02/14(日) 22:47:38 ID:9zJqBowE
>>447
>>448
「名選手は名監督になれない」と言う皮肉めいた言葉があるから
あながち間違いじゃないね
でもこのロベルトは凡人になってしまったからこそ
こういう対応ができるようになったとも言えるね

452 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/15(月) 16:02:36 ID:wmMqi5TA
『衝撃!大空翼率いるサンパウロFC破れる!』

『突如現れた凄腕GK、その名は若林源三』

『大空翼へのリベンジの機会が失われた森崎有三、若林源三にも負けたら全日本ユース正GKの座は危うい?』

翌日の新聞やテレビにはこんなフレーズが飛び交っていた。
メキシコ五輪以来低迷し続けていた日本サッカーにとって希望の星であるこの世代の注目度は高く、
またプロリーグ設立やワールドカップ招致の噂などタイムリーな話題が日本に置けるサッカー熱を今までにない程高めており、
スポーツ関連の新聞や番組だけでなく全国紙や一般ニュース番組まで森崎と若林の対決を煽りに煽っていた。

練習を禁じられ(ただし、他の選手達もコンディション調整以外は許可されなかった)部屋に
閉じこもるしか無かった森崎にとって不愉快な一日だったのは言うまでもない。

三杉「機嫌悪そうだね?」

森崎「…ケッ。マスコミなんぞ騒いでナンボの商売だろ」

三杉「ああそうだ。ただ、正GKの座を賭けた戦いだと言うのはあながち間違いじゃないだろうね」

森崎「どいつもこいつも五月蝿いんだよ。ちょっと活躍したからってサブキーパーを褒め称えやがって」

苛立たしげに新聞をゴミ箱に捨てテレビまで消す森崎を見て三杉は苦笑いを抑え切れなかった。
その傍らで葵はベッドに腰掛けたまま壁をぼんやりと見つめている。

三杉「しかしハンブルガーSVは紛れも無く強い。主力以外の選手達のレベルではウルグアイユースが
勝っている感もあったが、若林の存在がそれを補って余りあるだろうな。苦戦は必至だ」

森崎「…丁度良いじゃないか。前にやった時は乱打戦の末に引き分けになったんだ。
今回キッチリ勝っておけば、全日本ユースにとって大きな手柄になるぜ」

三杉「前向きと言うか、貪欲と言うか…だが、確かに決して勝てない相手ではないな」

453 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/15(月) 16:03:35 ID:wmMqi5TA
葵「…あの」

森崎「ん?」

三杉「どうした?」

そのまま二人が戦術談義に明け暮れていると途中で葵が口を挟んできた。
そして葵は森崎の顔をじっと見つめると、何時に無く真剣な表情で質問をぶつけてきた。

葵「森崎さんに質問があるんです」

森崎「なんだ?ドリブルテクでも知りたいのか?」

葵「いえ、違います…翼さんの事です」

森崎「………」

葵「同じGKの若林さんとは立場上親しくは出来ないって言うのは何となく分かるんですけど…
翼さんとまで仲が悪いって言うのは本当ですか?どうしてそうなっちゃったんですか?」

三杉「(へえ…気付いた、と言うよりは誰かから教えられたのかな?)」

森崎「(コイツ、バカかと思ってたら一応そう言う事も理解出来るのか。さて、どう答えるべきか…)」

A 「ああ、本当だ。理由は…長い間に色々あってなあ」
B 「なんだ、ようやく気付いたのか。だがお前には関係無いだろ?」
C 「さて、どうだかな。どうしても知りたきゃ、自分で観察しな」
D 「誰の入れ知恵だ?お前が自分で思い当たるとは思えねーな」
E 「いや、別にそんな事は無いぜ。サッカー選手としては認め合っている」

      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1262005834/l50にて
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454 :創る名無しに見る名無し:2010/02/15(月) 18:29:36 ID:Er6p2Y60
森崎板死んでる?

455 :創る名無しに見る名無し:2010/02/15(月) 18:33:24 ID:bzJGFpnX
移転したから正確なアドレスはこっちなのでは?
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1262005834/l50

456 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/16(火) 00:51:52 ID:8aZtiVfu
>A 「ああ、本当だ。理由は…長い間に色々あってなあ」

葵「色々…?どんな事ですか?」

森崎「ガキの頃からキャプテンの座を争っていたのが一つ。それから…あいつの態度だな。
あいつがさも自分は選ばれた天才でござい、お前ら凡人どもをワールドカップに連れてってやるよって
言わんばかりの振る舞いをしておきながら口ではサッカーはチームスポーツだの何だのほざきやがる。
俺はそういう奇麗事を言いながら内面他者を見下している奴が大嫌いなんだよ。
他者を見下すんなら建前なんか使わずに堂々としている日向とかの方がまだマシだ」

森崎は己の翼に対する嫌悪感の理由を(その才能に対する劣等感だけは隠して)
葵に包み隠さず教えた。歯に衣を着せない物言いに葵は顔を顰めていったが、
反論が思い浮かばなかったのか何も言い返さないでいると代わりに三杉が口を挟んだ。

三杉「そして翼くんは恐らく、自分の夢の実現に横槍を入れようとする森崎の存在が気に入らないんだろうね。
特に森崎は彼のサッカーの真面目さに対して茶々を入れる様な奇行を取る事も多いから」

森崎「うるせえよ。俺は俺の哲学に基づいて真面目にやってるんだ、文句は言わせないぜ」

三杉「フフッ、そうだったね」

葵「(昔からこうだったのか…俺は翼さんも森崎さんも尊敬していたのに、それは勝手な幻想だったのかな…?)」

*葵の森崎・翼両者に対する感情値が1ずつ下がりました。

457 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/16(火) 00:52:53 ID:8aZtiVfu
短いですが今夜はここまで。また明日お会いしましょう。

>>455
有難うございます、訂正を忘れていました。URLを全部張り替えなくっちゃ…

458 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/16(火) 14:50:05 ID:8aZtiVfu
森崎「さて…」

話が一段落したと見た森崎はベッドから立ち上がった。

三杉「そろそろ行くのかい?」

森崎「ああ、これ以上遅くなったら悪いしな」

葵「へ?何処か行くんですか?」

森崎「キャプテンらしくしに行くんだよ」

葵「???」

三杉「それじゃ森崎、僕から一つリクエストを」

森崎「あん?図々しい奴だな」

三杉「承知の上さ。次の試合、僕はFWで出たいな」

森崎「FWだァ?」

葵「えっ、三杉さんFWも出来るんですか?」

彼の行方に葵が首を傾げる中、目的を察している三杉はこれ幸いとばかりに次の試合の希望ポジションを遠慮無く述べた。
あからさまな口添えの依頼に森崎は顔を顰めたが、三杉は開き直っているのか気にする様子は無い。

三杉「出来なくは無いよ。色々計算したけど、やっぱりそれが一番勝ち易そうなんでね。それじゃ、また後でね」

459 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/16(火) 14:50:27 ID:8aZtiVfu
こうして森崎は悪びれない三杉と疑問符を顔に貼り付けた葵に見送られて部屋を出た。
当然目的地は見上の部屋である。

コンコン。

森崎「森崎です。今よろしいですか?」

見上「入れ。ちゃんとカギをかけろよ」

森崎「有難うございます。お邪魔します」

見上の部屋は彼らしく様々な書類やノートが程ほどに散乱したデスクとその上に置かれたタバコの灰皿以外は
目を引く物が無い殺風景な部屋だった。寝室は別に用意してあるらしくベッドは置いていない。

見上「そろそろ来るだろうと思っていた。明日のスタメンの事だな?」

森崎「ズバリその通りです。って言っても何でもホイホイ言う事聞いてくれる訳じゃないんでしょ?」

見上「当たり前だ。私は私の戦術とその意図が滞り無く遂行される為に現場指揮官の
お前と意識の共有を図っているだけに過ぎない。そうでなければ私がここに居る必要等無いからな」

森崎「至極ごもっともで…(やっぱり保身に長けた食えねえおっさんだぜ)それでは、監督はどんなプランを考えているんですか?」

見上「…ハッキリ言おう。お前と若林、どちらがより優れたGKかで勝負が決まる」

森崎「!」

ゴクリ…

そしていざ話し始めた見上はこの上無くストレートだった。
森崎は知らず知らずの内に唾を飲み込んでいた。

460 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/16(火) 14:50:55 ID:8aZtiVfu
見上「今の若林から点を取る事はかなり難しい。今のこのチームの戦力では1点が精々、2点取れれば大当たりだろう。
下手をすれば零封も十分有り得る。つまり…お前がどれだけ失点を無くせるかの戦いになるのだ」

森崎「…それなら何の問題もありませんね。俺は元々失点するつもりで試合に挑む気なんかありませんよ」

見上「強がれば良いと言う訳ではないぞ。お前の腰の状態もあるが、それが無くても元々お前は
体力が切れる危険性のあるGKだ。マーダーショットとサイドワインダー、更にロビングシュートを連発されれば
堪った物ではあるまい。物量戦になれば向こうが有利なのが明らかだぞ」

森崎「(何時も何時も人が気にしている事をズケズケと言いやがって)じゃあ、その物量戦にさせない作戦が必要ですね」

見上「うむ。攻撃面と守備面両方で綿密な作戦が必要だ」

森崎「(どっちを先に話題にしようかな?)」

A 攻撃面の作戦を先に話題にする。
B 守備面の作戦を先に話題にする。
C 三杉のリクエストを話しておく。

      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1262005834/l50にて
            ☆2010/2/16 16:00:00☆ から投票期間を設けます。
    そこから  15  票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は
   その次の票をタイブレーカーに使います。どれか一つに確定した場合はその時点で投票を
         止めて下さい。尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。

461 :創る名無しに見る名無し:2010/02/16(火) 18:35:15 ID:KjqmYkxJ
お前ら本当に三杉に下剤飲ませるの好きなんだなwwwwww

462 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/17(水) 00:04:00 ID:Lbs+zOxw
>C 三杉のリクエストを話しておく。

森崎「(とりあえずこれから片付けておくか)その事なんですが、実は三杉がFWで出たいって言ってたんですよ」

見上「ほう…」

見上は森崎の言葉に眉を動かし、手元のノートブックを見直してから唸った。

見上「三杉もその発想に到ったか。私も選択肢の一つとして考えていた事ではある」

森崎「あいつが日向と組めば得点力はかなり上がるでしょうね。ただし、そうしたら中盤は…」

見上「そう、三杉抜きではただでさえ不利な中盤の守りは最早放棄するに等しいだろう。
葵は守備型の選手では無いし、松山と中山が頼れん以上ボールは最終ラインで奪い返す事になる。
つまりカウンターをメインにして戦う事になるが…ハンブルグの得点源がMFに集中している分、正解かも知れん」

森崎「確かに…ヤラとクラウスでしたっけ?あのツートップ。あの二人は全然怖くないですからね。
これがシュナイダーだったら話はまるで違ってくるんですが」

見上「今のハンブルグにシュナイダーが残っていたら勝ち目はゼロに近いだろうよ。
だが幸いな事にそうではない…よし、本人も希望しているなら三杉FW案を使うとしよう」

森崎「(トントン拍子に話が進んだな。三杉、今度こそしっかり活躍しやがれよ)」

森崎との議論の効果もあり、三杉の希望は無事聞き入れられた。
見上はノートブックに何かを書き込んでからコーヒー缶を一口啜り、それから森崎に向き直った。

463 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/17(水) 00:05:59 ID:Lbs+zOxw
見上「得点力の目処はついた。次は守備だ」

森崎「物量戦に持ち込ませない作戦…ですか」

A 「5バックで徹底的にカウンターを狙いましょうよ」
B 「ポブルセンにマークをつけるって言うのはどうでしょう?」
C 「パスを回しまくって時間を稼ぎながら戦うのもアリじゃ?」
D 「カペロマンにマークをつけるのが良いと思います」
E 「監督はどんな作戦を考えているんですか?」

      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1262005834/l50にて
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464 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/17(水) 08:17:52 ID:Lbs+zOxw
>A 「5バックで徹底的にカウンターを狙いましょうよ」

見上「5バックか。中盤の守備を放棄すると言うコンセプトにも適っているな」

森崎「相手のMFをひきつけてから最終ラインできっちり止めて、一気にカウンター。
これならハンブルグもやり難くなる筈です。ブロッカーとストッパー両方を増やせますからね」

見上「良かろう。カペロマンの右サイドアタックに備えて…左SBに早田。左CBに赤井。
ボール奪取力が高いこの二人で奴のサイドワインダーを封じるとしよう」

森崎「それじゃ、残りのDFは?」

見上「中央のCBは何時も通り次藤。右CBは…石崎だな」

森崎「ええっ!?石崎ですか!」

見上「…かつてのチームメイトに対して身も蓋も無い反応だな」

森崎「かつてのチームメイトだからですよ!国内ならともかく、世界レベルであいつが役に立った事なんか無いじゃないですか!」

見上「中学生時代はな。今の石崎は日向に対抗しようとした為か、シュートブロックだけはかなりの物になっている。
あくまでブロックだけは、だが明日の試合ではそれだけで十分だ。ハンブルグの主砲は全てミドルかロングのシュートだからな」

見上はこれ以上意見を聞き入れるつもりは無いとばかりにノートにDFの配置を埋めていった。
こうなった時はもう何を言っても無駄だと経験で知っている森崎は諦めるしかない。

森崎「(ホントに大丈夫なのか、石崎なんかで…?)それじゃあ右SBは誰にするんです?」

465 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/17(水) 08:18:23 ID:Lbs+zOxw
見上「…中山だな。ただしハンブルグの左サイドはメッツァだから左サイドアタックを警戒する必要は無い。
あるとしたらカルツのドリブルか、ポブルセンのサイドチェンジ位だろう。実質的にはCBの様な働きをしてもらおう」

森崎「(中山なら何処でも出来るだろうから安心だな)はい。残りは…MFの三人ですね」

見上「うむ。軸にすべきは葵だが、他の二人をどうするかに寄って葵の使い方も変わってくる」

森崎「(葵の使い方か…OMFか、DMFか、CMFか、それともSMFか?)」

A 「葵はOMFとして使うべきだと思います」
B 「葵はDMFとして使うべきだと思います」
C 「葵はCMFとして使うべきだと思います」
D 「葵はSMFとして使うべきだと思います」

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466 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/17(水) 12:16:40 ID:Lbs+zOxw
>D 「葵はSMFとして使うべきだと思います」

見上「SMFか」

森崎「葵の武器は何と言ってもドリブル突破です。更にハンブルグの中盤はダイヤモンド型です。
そうなれば、薄くなったサイドから切り込むのが速攻への近道になるかと」

見上「その場合、逆サイドにもドリブラーが必要だな。残った選手でSMF向けのドリブラー…
中里だな。左SMFとして起用すればカペロマンに対する守備にも使えそうだ」

森崎「右に葵、左に中里ですね。では最後の一人が中央に来る訳ですが…」

見上「葵も中里も攻撃的な選手である以上、バランスを取って守備力があるMFが欲しい所だな。
カウンターをメインの戦法にするのなら、攻守の繋ぎ役も出来る者が望ましいが…
該当するのは三杉、松山、山森、葵、中山と言った所か。残っている中だと松山と山森の二択だな」

森崎「(今回はやけに選ぶチャンスをくれている気がするな…さて、松山か山森か?)」

A 「松山が良いと思います。山森より守備力が高いです」
B 「山森が良いと思います。正確なパスで一気に前に繋げられます」

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467 :創る名無しに見る名無し:2010/02/17(水) 12:25:48 ID:MmubL0nf
まさかこの二人を天秤にかける日がくるとは
滝川一と佐久間くらいの差があったというのに

468 :創る名無しに見る名無し:2010/02/17(水) 17:00:00 ID:cYRSKMZ9
>>462
なぜここで戦国武将なのかと小一時間(ry

469 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/18(木) 21:01:42 ID:cT1zv6Kl
>A 「松山が良いと思います。山森より守備力が高いです」

見上「ポブルセンとカルツのドリブルを牽制するつもりか?」

森崎「はい。山森では一対一のディフェンスでは役に立ちませんが
松山ならある程度は止めてくれるかと(今のあいつじゃそこまで期待できんが)」

見上「良かろう。では松山のワンボランチだ」

見上は最後の一枠に松山の名前を書き込み、それからじっと森崎の目を見据えた。

森崎「…何ですか?」

見上「監督のせいで負けた、と言う言い訳は無くしてやったぞ。後はお前次第だ」

森崎「(げっ!ホイホイ言う事聞いてくれてると思ったらやっぱりそういう事か!)」

見上「ではもう帰れ。私はまだ片付けねばならん書類がある」

森崎「はい…(くそっ、古狸め!…って呼ぶにはちょっと若いか?何歳なんだろこの人?)」

この夜森崎は要望を大部分聞き入れて貰えたがその分責任を背負わされた自覚と共に眠りについた。



そして夜が明け、決戦の日になった!




470 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/18(木) 21:02:01 ID:cT1zv6Kl
〜東京都新宿区、国立霞ヶ丘陸上競技場〜

放送「2月の冷気を吹き飛ばさんばかりの熱に満ち溢れたここ国立霞ヶ丘陸上競技場は
試合開始30分前にして既に超満員!我らが全日本ユースの相手はブラジルの青年部門で
トップに輝いた大空翼くん率いるサンパウロFC…ではなく、そのサンパウロFCを彗星の如く現れ
打ち破った西ドイツの強豪チーム、ハンブルガーSV!この強敵相手にどんな戦いを見せてくれるのでしょうか?」

観客「全日本ユースには是非とも翼たちの仇を討ってもらわなくちゃな!」「森崎が居るんだ、大丈夫さ!」
「でもあの若林って奴も相当腕利きのGKだぞ」「今日の相手はウルグアイユースよりも強いのかな…」

翼VS森崎と言う夢の対決を目の前で拝むチャンスを逃したファン達は代わりに
翼の弔い合戦及び森崎VS若林と言うテーマに注目し盛り上がっていた。
ただし全日本ユースを応援する者達全てが無邪気に試合を待ち望めた訳ではなかった。

早苗「さあ皆!今日もしっかり応援しましょう!」

ゆかり「(早苗…カラ元気が痛々しいわ…)」

骨川「(ちゃんと勝って下さいよ森崎先輩〜、若林さんは取り入れそうにも無いし)」

長野「なあ岩見、この試合どんな展開になると思う?」

岩見「1点勝負になるんじゃないだろうか?両チーム共凄いGKが居るからな」

小田「先制点を取られた方が一気に不利になりそうだね…」

例えば『全日本ユースを応援する友の会』の発起人の中沢早苗は愛しの翼が敗退した事で気を落としていた。
同じ会の中核を成す骨川は今まで森崎に注いできた忠誠がフイにならない事を祈り、
森崎のかつてのチームメイト達は逆立ちしても楽観できない激戦の予感に戦慄していた。

471 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/18(木) 21:02:18 ID:cT1zv6Kl
更に今後を大きく左右する試合の行方をじっと見守る者達も居た。
日本サッカー協会に勤める二人、そして偵察に来た各国のライバル達である。

賀茂「翼に勝ったGKと翼に負けたGKの対決か…この試合はこれだけじゃないが、やっぱりメインの見所はこれだな」

片桐「同時に全日本とハンブルガーSVの再戦でもあります。プロジェクト・カウンターウィングの仕上げとしてはうってつけでしょう」



チャ「この試合で全日本ユースを丸裸にしてやるぜ…」

イ「ああ。総力戦を2回続けて見られるなんてまたとないチャンスだ」



李邦内「アジア予選に向けてしっかりと研究だ!」

李邦坤「先憂後楽って奴だな、フフン」

呉「飛、ちゃんとビデオはついているか?」

飛「大丈夫。王の方はどうだ?」

王「お前じゃないんだから安心しろって」



オワイラン「どちらが勝っても見る者にとっては堪らない試合になりそうだ。これを機に我が国と日本の友好関係を深め…」

バルカン「ストーップ!オワイランそりゃ不味いって!」



シュナイダー「…見ているだけと言うのはストレスが溜まる物だな」

フライハイト「全くだ」

472 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/18(木) 21:02:37 ID:cT1zv6Kl
だが一人だけここに居るべきなのに居らず、見ているべきなのに見ていない者も居た。



〜静岡県南葛市、大空家〜

奈津子「翼、もうそろそろ試合の時間よ?テレビつけないで良いの?」

翼「…うん、良いんだ」

奈津子「(なんでこんなに暗くなっちゃったのかしら、この子…)」

大地「(兄タンこわい)」

負けたサンパウロFCは翌日の便でブラジルに帰っていたが、翼はこれまでの功績の報酬に
クラブ側から実家で骨休みをする許可が与えられ日本に残っていた。それは決勝戦を生で見たいだろうと言う
配慮も含まれていたが、当の翼は母と弟が憂う程陰鬱な表情で時を浪費していた。



〜全日本ユース控え室〜

見上「よし皆聞け。今日のフォーメーションは5−3−2だ」

ざわっ…

松山「ご、5−3−2ですか?」

岬「と言う事は…カウンター狙いですか?」

三杉「(僕の要望は聞き入れられたみたいだな)」

473 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/18(木) 21:02:56 ID:cT1zv6Kl
見上「そうだ。ハンブルグの主力はMFに集中している。ならばそれを逆手に取るまでだ。
ではスタメンを発表する。まずはFW。左に日向、右に三杉!」

どよどよ…

日向「…はい(俺一人じゃ点を取れねえって事かよ。くそっ!)」

三杉「はい(計画通り)」

新田「え…ええええええっ!?」

まさかの三杉のFW起用と新田のスタメン落ちに多くの選手達が目に見える程狼狽する。
そして納得が行かなかった新田はすぐさま反応した。

新田「ちょ、ちょっと待って下さいよ!一昨日俺はゴールしたじゃないですか、なのに何で!」

山森「新田…」

見上「静かにしろ!…新田、今のお前のセリフが正にお前が起用されない理由だ」

新田「なっ…!?」

見上「続けてMFを発表する。右のサイドハーフに葵、左のサイドハーフに中里、ボランチに松山!」

葵「は、はい!(ホントになんで新田くんを使わないんだろ?)」

中里「はい(ぬう、またしてもMFでゴザルか)」

松山「はい(ワンボランチ…と言っても5バックか。実質的にはDFみたいな役割になりそうだ)」

しかし見上がこの程度で怯む訳もなく、スタメン発表は滞りなく行われていく。

474 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/18(木) 21:03:44 ID:cT1zv6Kl
岬「(とうとうスタメン落ちか。僕が監督でもそうするけど…このままじゃいけないな)」

山森「(実力不足と言う事か。何を鍛えれば試合に出られるんだろう…)」

見上「DFは左サイドバックに早田、右サイドバックに中山!センターバックは左から赤井、次藤、石崎!」

早田「はい(逆サイド…っつー事はカペロマン対策か。よっしゃ、やってやるぜ!)」

中山「はい(サイドバックか。でもメッツァにミドルシュートは無い…恐らく中央に居る時間帯が多いだろうな)」

赤井「はい!(今日はミドルシュートが多くなる。体を張らなっきゃな!)」

次藤「はい!(ワシは何時もどおりじゃのう)」

石崎「は…はい!(で、出番だ!やっと出番が来た!)」

高杉「(イシザキガデラレテオレガデラレナイイシザキガデラレテオレガデラレナイイシザキガデラレテオレガデラレナイ)」

見上「GKは森崎!」

森崎「はい(さて…正念場だ)」

見上「先ほども言ったが、今日はカウンター狙いで戦う。ハンブルグのMFを引きつけてから止め、
葵か中里のサイドアタックから一気に前線に持ち込め。三杉はセカンドトップとして日向のサポートをし、
二人がかりでなんとしてでもゴールを奪え。守備面ではカペロマンは撃たせる前に止めろ。
ポブルセンはブロックの人数を多くして防げ。カルツの突進も数の暴力で止めろ。
言うまでもない事だが、カウンターを主戦術にするからには先制点を与えたら全てが終わりだ。そのつもりで戦え!」

全日本メンバー『はい!!』

475 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/18(木) 21:04:01 ID:cT1zv6Kl
〜ハンブルガーSV控え室〜

同時刻、ハンブルガーSVのロッカールームではスタメン発表の終了と同時にドアが開き誰かが入ってきた。

ガチャリ。

席を外していた若林である。

ハンブルグ監督「戻ってきたか。お前はスタメンだぞ」

若林「はい」

メッツァ「誰だったのあの人達?なんかやたら金持ちっぽそうだったけど」

若林「…親父と兄貴達だよ。奴らのあんなに機嫌が良さそうな顔は初めて見たぜ」

自嘲気味に笑う若林の見るからに苦々しい表情にチーム全体にもどかしい雰囲気が漂う。
それを破ったのはカペロマンの一言だった。

カペロマン「なあ、前々から思っていたんだが…お前の家柄ってやっぱり、
跡継ぎじゃない次男や三男はスポーツや芸術で名を上げろってクチか?」

若林「………フン」

ポブルセン「ケッ。裏を返せば遊んでいても生活は保障されるって事だろ」

カルツ「(金持ちには金持ちの苦労があるって事だな。だが)そんな事はどうでも良いぜよ。
ワシらハンブルガーSVは今日、全日本を倒しこの大会で優勝する。それだけ考えて戦おうぜ」

ハンブルグメンバー『おう!』

若林「(そうだ。今日こそ俺の力を示し、森崎にトドメを差す!翼に勝った俺にもう怖い物は無い!)」

476 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/18(木) 21:04:25 ID:cT1zv6Kl

初音「皆さんお待たせしました!作者の代理にしてチーム戦力紹介担当の塩田初音です!
いよいよ若林くんと雌雄を決する時がやってきました!怠け心を克服し原作通りの強さを手に入れた彼は
キャプ森ワールドでも5本の指に入る強大な守護神よ!覚悟を決めて挑んでね!」

全日本ユース 5−3−2
−H−−− H日向
−−−J− J三杉
−−−−−
G−−−F G中里 F葵
−−I−− I松山
A−−−B A早田 B中山
−CDE− C赤井 D次藤 E石崎
−−@−− @森崎

ハンブルガーSV 4−4−2
−J−H− Jヤラ Hクラウス
−−−−−
G−I−F Gメッツァ Iポブルセン Fカペロマン
−−E−− Eカルツ
−−−−−
−−D−− Dマイヤー
−ACB− Aリンツ Cハーネス Bゴンゲルス
−−@−− @若林

477 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/18(木) 21:04:40 ID:cT1zv6Kl
初音「中盤の強さは世界屈指ね。彼らにどれ位対抗出来るかで試合の流れが左右されるわ。
ポブルセンくんのマーダーショット、カペロマンくんのサイドワインダー、カルツくんの一対一…
どれもとても得点力が高いけれど、それさえ凌ぎきれば後は若林くんから得点するだけよ!
その若林くんから得点するのがまた大変なんだけどね…それでは、恒例の味方チームのカッツと感情値発表です!」

残り/最大
700/700 三杉
850/850 松山
900/900 日向
750/750 中里
900/900 葵
700/700 石崎
800/800 次藤
700/700 赤井
750/750 中山
800/800 早田
835/835 森崎

850/850 山森
800/800 政夫、和夫、若島津
750/750 新田、沢田
700/700 反町、井沢
650/650 滝、高杉
600/600 来生

478 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/18(木) 21:05:54 ID:cT1zv6Kl
-------------------------------------------
☆現在のキャプテン候補に対する各選手感情値☆
名前 || 森崎 || 大空 || 若林 || 日向
−− ++ −− ++ −− ++ −− ++ −−
政夫 || − 2 || + 3 || + 1 || − 2
和夫 || − 2 || + 3 || + 1 || − 2
新田 || − 3 || + 1 || + 1 || + 1
反町 || + 3 || + 4 || + 2 || − 2
来生 || − 2 || + 3 || + 5 || − 1
  滝 || + 4 || + 2 || + 5 || − 1
  岬 || + 2 || + 5 || + 2 || + 3
三杉 || + 4 || + 2 || ± 0 || + 1
松山 || + 1 || + 5 || + 2 || ± 0
沢田 || + 1 || + 2 || + 2 || + 5
山森 || + 4 || + 4 || + 2 || − 1
井沢 || + 1 || − 1 || + 5 || − 1
  葵 || + 3 || + 4 || + 2 || + 2
次藤 || + 4 || + 3 || + 2 || + 2
早田 || + 4 || + 4 || + 2 || + 1
中里 || + 5 || + 3 || + 1 || + 3
石崎 || − 4 || + 5 || + 3 || ± 0
高杉 || − 4 || + 3 || + 5 || − 1
赤井 || + 3 || + 2 || + 1 || ± 0
中山 || + 4 || + 4 || + 3 || ± 0
若島 || ± 0 || + 1 || + 1 || + 5
−− ++ −− ++ −− ++ −− ++ −−
総合 || 2 6 || 6 2 || 4 8 ||  1 1
-------------------------------------------
−5〜+5まであります。+5で全面的支持、−5で明確な敵意と言う状態です。

初音「最後に…

                              WARNING!!

     この試合はボス戦です!負けてもゲームオーバーにならず、そのまま敗北を背負って物語が続きます!
   今後の展開は勝つか負けるかで大きく分岐します!当然勝った場合と負けた場合では全日本ユースにおける
     森崎くんと若林くんの評価が大きく異なってきますので、勝った方が有利になるのは言うまでもありません!
    やり直しは効かない超真剣試合ですので選択肢も真面目な物が多くなります。全力を尽くして下さい!

                              WARNING!!

以上、塩田初音でした!」


479 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/18(木) 21:06:26 ID:cT1zv6Kl
いったんここまで。

480 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/18(木) 21:37:27 ID:cT1zv6Kl
おっといけない。これを書き加えておくのを忘れていました。

三杉は状態”なおりかけ”です。

481 :創る名無しに見る名無し:2010/02/18(木) 22:48:25 ID:AltyZWLr
松山岬が国際戦で活躍するフラグが
三杉も本当だったら岬と同じ位置だったんだろうけど

482 :創る名無しに見る名無し:2010/02/19(金) 01:01:45 ID:3o4IR7WR
カッツってなんか気合はいるナー

483 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/19(金) 09:16:37 ID:OXiAEArZ
両チームの選手達が入場する時、森崎はどうしてもハンブルグ側を見ずには居られなかった。
キャプテンであるカルツは目が会うと彼らしい飄々とした笑みを返してきたが、
森崎にとって一番気になる相手である若林は一瞬フッと笑っただけでさっさと横を向いた。

森崎「(野郎…無視するつもりか?それにしても…)」

そしてもう一人、森崎の気を引く存在が居た。目に見えそうな程殺気を込めた視線をぶつけてくるポブルセンである。

ポブルセン「……………」

森崎「(なんなんだコイツは?初対面なのにまるで親の仇みたいに睨んで来やがる)」

全く心当たりの無い敵意をぶつけられた森崎の疑問が氷解するまで時間はかからなかった。
いざフィールドに立って後はコイントスを待つのみ、と言う時間帯にポブルセンの方から話しかけてきたのである。

ポブルセン「おい、モリサキとやら」

森崎「なんだ?ポブルセンとやら」

ポブルセン「今すぐベンチに戻って遺書を書け。その程度の慈悲はくれてやる」

森崎「(はあ?ホントになんなんだこいつは?)」

A 「何だ、ただのストライカーからの挑発か。長年GKやってきて聞き飽きたぜ」受け流す。
B 「いきなり穏やかじゃないな。親善大会なんだからスポーツマンらしくしようぜ?」正論を説く。
C 「お前俺に恨みでもあるのか?俺の方にはさっぱり心当たりが無いんだが」意図を問う。
D 「それにしてもお前と戦うのは3度目か。何か奇妙な縁だな、カルツ?」無視する。
E 「すまん、俺はそこのサブキーパーに挨拶しないといけないから後にしてくれ」ポブルセンと若林両方を挑発する。

      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1262005834/l50にて
            ☆2010/2/19 10:00:00☆ から投票期間を設けます。
    そこから  15  票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は
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484 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/19(金) 11:11:02 ID:OXiAEArZ
>D 「それにしてもお前と戦うのは3度目か。何か奇妙な縁だな、カルツ?」無視する。

カルツ「…まあ、確かにそうだが」

ポブルセン「おい!聞こえてないフリなんかするんじゃねえこのXXX!!」

森崎「シュナイダーがここに居ないのは残念だが…今度は引き分けにはしないぜ」

カルツ「同感なんだけどな。少しはそいつの相手でもしてやってくれよ」

ポブルセン「この腐れXXX野郎が!てめえは楽には死なせねえぞ!」

森崎「やだ。うちにだって問題児は居るんだ、他所に迷惑かけんな」

カルツ「やれやれ…ポブルセン、カードを貰う前に止めとけ。
試合が始まってからは好きなだけマーダーショットをぶち込んで良いから」

ポブルセン「…フシュルルル…!」

あくまでもポブルセンとの会話を拒否する森崎にカルツはため息をつきポブルセンをなだめた。
その甲斐あってポブルセンは軋んだ歯の間から怒気を漏らしながらも引き下がっていった。

森崎「シュナイダーを売った金であいつを買ったのか?なんか割に合ってないんじゃないか?」

カルツ「あいつは亡命した東ドイツ人でな、その分安くて済んだんだよ。あいつの性格からしたら安くないがな…
ところでそろそろコイントスをした方が良いんじゃないか?審判がもじもじしてるぜ?」

森崎「おっとそうだ。さっさと始めるか」

485 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/19(金) 11:11:48 ID:OXiAEArZ
カルツに促された審判はホッとした表情でコインを取り出した。
-----------------------------------------------------------------------------
【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1262005834/l50にて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、★も含めて一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★コイントスの行方→(!dice + !dice)★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

丁→全日本ユースボールでキックオフ。
半→ハンブルガーSVボールでキックオフ。

486 :創る名無しに見る名無し:2010/02/19(金) 11:12:22 ID:UpAMZ/Un
凄い勢いで決定してるなw

487 :創る名無しに見る名無し:2010/02/19(金) 11:16:01 ID:UpAMZ/Un

更新の邪魔したみたいで申し訳ありませんでした

488 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/19(金) 13:41:09 ID:OXiAEArZ
>>487
いえいえ、大丈夫ですよ。お気にせず。

489 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/19(金) 13:42:08 ID:OXiAEArZ
★コイントスの行方→( 2 + 6 )★

丁→全日本ユースボールでキックオフ。
-----------------------------------------------------------------------------
審判「全日本ユースの指名権だ」

森崎「じゃ、ボールを下さい」

カルツ「それじゃ俺達はこっちの陣地にするぜよ」

キックオフ権と陣地が決まった事で両チームの選手達が適切な配置を求めて散り散りになる。
薄笑いをしながら腕組みをしていた若林も、無言の怒りで顔を赤くしていたポブルセンも、
見るからにストレスが溜まっていそうな日向も下がっていき森崎とカルツだけがセンターサークルに残った。

カルツ「良いのか?ワカバヤシと話さなくて」

森崎「あん?挨拶に来るならサブキーパーがそうすべきだろうが」

カルツ「なるほどな、お前らしいのう。しかし奴さんはお前さんに勝って日本代表の正GKになるつもりの様だぜ」

森崎「安心しな、返り討ちにしてやるよ。シュナイダーと再戦する為にもな」

同じキャプテンとして苦労話で盛り上がり、森崎は珍しく楽しい時間を過ごしていた。
しかしこの二人が友好的に会話出来たのはそこまでだった。

カルツ「そうか…そうだったな。シュナイダーちゃんに謝らんと」

森崎「あん?」

カルツ「ワシらハンブルガーSVは今日、全日本ユースを倒す。そうすればお前は恐らく日本代表の
正GKでは居られなくなるんだろう?だからシュナイダーちゃんには悪いと思ったんだ」

森崎「…面白え。出来るモンならやってみな」

490 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/19(金) 13:42:28 ID:OXiAEArZ
そして数十秒後、決戦の火蓋は切って落とされた。

ピィイイイイイイイイイイイイイイイイ!!

放送「全日本ユースボールでキックオフ!3年半越しの因縁を持つ2チームの再戦です!
既にご存知の方も多いでしょうが、このカードは以前練習試合で引き分けに終わっているのです。
しかし今回は公式の大会であり、延長戦とPK戦があり引き分けは有り得ません!彼らの運命は如何に?」

ヤラ「行くぞ!」

クラウス「勝たせてもらう!」

ポブルセン「命が惜しければボールを寄越せェ!」

カルツ「(んん…?良く見てみたら奴ら、5バックじゃないか!しかもミスギのあの位置、まさかFWかァ!?)」

三杉「(お生憎様、わざわざ中央突破する気はないよ)葵!」

バシュ!

葵「ナイスパス三杉さん!」

放送「まずは三杉くん右サイドの葵くんに渡しました。葵くんここからドリブル開始!」

葵「(翼さんを倒したハンブルガーSV…俺の力は通用するか?)」

メッツァ「(こいつすばしっこいんだよね。止められるかなあ)」

491 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/19(金) 13:42:43 ID:OXiAEArZ
【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1262005834/l50にて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、★も含めて一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★葵 ドリブル (!card) 71+(!dice + !dice)=★
★メッツァ タックル (!card) 68+(!dice + !dice)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→葵、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(サイドラインを割り、全日本のスローインに)(カルツがフォロー)(ポブルセンがフォロー)
≦−2→ハンブルグボールに。

>>5-7に載っているルール以外の補足・補正・備考】
葵:ダイヤで「富士山大爆発(+2)」

492 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/19(金) 14:07:29 ID:OXiAEArZ
★葵 ドリブル ( クラブ6 ) 71+( 6 + 2 )=79★ *負傷発生!*
★メッツァ タックル ( クラブ2 ) 68+( 4 + 3 )=75★ *反則発生!*

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】≧2→葵、ドリブル突破。
-----------------------------------------------------------------------------
それは何の運命の悪戯か。

ヒュン!バババババッ!

メッツァ「(うわっ、めっちゃ速っ!)」

葵「行ける!ここだァッ!」

ダダッ!
ガシュッ!

メッツァ「えっ?」

葵「あぐあっ!?」

ドタッ!

森崎「何っ!?いきなりかよ!」

試合開始早々葵のスピーディなドリブルに翻弄されたメッツァはうっかり足を最悪の位置に突き出してしまった。

ピピィイイイイイイイイイ!!

審判もいきなりの事に動揺したかの様に笛を吹き、反則が取られた。

493 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/19(金) 14:07:46 ID:OXiAEArZ
放送「あーーーっ!?い、いきなり反則!試合開始まだ1分も経っていない内に
メッツァくんが葵くんの脚を削りました!葵くんは大丈夫でしょうか?そして審判の裁定は?」

メッツァ「(や、やばいよコレ!)」
-----------------------------------------------------------------------------
【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1262005834/l50にて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、★も含めて一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★メッツァの運命→!card★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

JOKER→なにィ葵のシミュレーションだとォ!?血が出てるじゃねーか!
12〜13→お咎めなしで済んだ。
7〜11→注意だけで済んだ。
2〜6→イエローカードが出た!メッツァに警告!
1→レッドカードが出た!メッツァ、退場処分だ!

494 :創る名無しに見る名無し:2010/02/19(金) 19:56:49 ID:Cnpj19n1
惜しい、マークで判定が決まる方式だったらイエローくらいは出ていたのに!

495 :創る名無しに見る名無し:2010/02/19(金) 20:02:06 ID:9vp4A9IT
それより開始1分で主力がケガって笑えなくね…ボス戦で…

496 :創る名無しに見る名無し:2010/02/19(金) 21:29:42 ID:HVKi59li
そういや、まだJOKERでのシミュレーションってみた事ないよな
どんな展開になるんだろう

497 :創る名無しに見る名無し:2010/02/20(土) 00:36:58 ID:vFaDIz18
判定がぜんぜんホーム仕様じゃないな・・・・
グレミオ戦のダ・シルバと全く同じだ

498 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/20(土) 00:41:11 ID:mJIaDVGj
★メッツァの運命→ クラブ9 ★

7〜11→注意だけで済んだ。
-----------------------------------------------------------------------------
メッツァ「すみません!事故なんです!試合開始早々全然大事じゃない場面でわざと反則なんかしませんよホントです!」

審判「…分かっているのなら良いが、ラフプレイは避ける様に!次はわざとじゃなかったじゃ済まされないぞ!」

メッツァ「はいもうしません!」

メッツァは顔を青くして審判が口を開く前に謝り倒した。
見ている者が呆れてしまう程の必死さに審判もカードを与えるのを諦め、メッツァは注意だけで解放された。
一方葵の方は血が滲み出した脚を抑えながら起き上がったが、苦痛の呻きを抑える事は出来なかった。

葵「う…くく…!くそっ!」

三杉「出血しているな。応急処置が必要だ」

中山「監督、お願いします!」

放送「どうやらメッツァくんはカード無しで済んだ模様。そして葵くんは治療の為に外に出されました。
全日本ユース、いきなり一時的に10人になってしまいました!これは幸先が悪い!」

観客「なんだよ、イエローすら無しか?」「ちょっと甘いんじゃないのか?」「わざとじゃなかったにしてもよ〜」

*葵が状態「軽傷LV1治療済」になりました。数分後に戻ってきます。

499 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/20(土) 00:41:33 ID:mJIaDVGj
ピィッ!

後味の悪いファーストプレイから得たフリーキックは三杉が蹴り後方の中山に戻した。
中山はすかさず中央の松山に渡し、そこから松山は中里に繋げようとする。

松山「中里!」

バコッ!

クラウス「通すか!」
-----------------------------------------------------------------------------
【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1262005834/l50にて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、★も含めて一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★松山 パス (!card) 66+(!dice + !dice)=★
★クラウス パスカット (!card) 67+(!dice + !dice)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→中里、パスキャッチ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(早田がフォロー)(次藤がフォロー)(ポブルセンがフォロー)
≦−2→ハンブルグボールに。

500 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/20(土) 00:42:08 ID:mJIaDVGj
今日はここまで。またお会いしましょう。

501 :創る名無しに見る名無し:2010/02/20(土) 00:43:57 ID:dyl65uhk
>>497
サッカー後進国の日本じゃそんなもんじゃない?
ホームだから判定が有利とかあんまりない気がする。

502 :創る名無しに見る名無し:2010/02/20(土) 00:44:10 ID:GLY9QWe8
乙でしたー

503 :創る名無しに見る名無し:2010/02/20(土) 01:32:44 ID:Tsw2G8sS
乙でした
しかし、パスやドリブルは苦手な次藤か・・・
ボール奪われそうな予感・・・
バックパスとかないのかな?

504 :創る名無しに見る名無し:2010/02/20(土) 09:57:01 ID:Mq5djGuC
>>501
そういう点はむしろ長所だよなあ
ホーム・アウェイでの有利不利があまりにも大きいってのはサッカーの悪い所のひとつだと思う
応援が凄いから有利なんだ!とかならまだいいんだが…

505 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/20(土) 11:35:32 ID:mJIaDVGj
★松山 パス ( スペードK ) 66+( 1 + 3 )=70★
★クラウス パスカット ( ハート4 ) 67+( 1 + 2 )=70★

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】=0→ボールはこぼれ球に。そして次藤がフォロー。
-----------------------------------------------------------------------------
バチイッ!

松山「あっ!」

放送「全日本ボールを前に戻せない!弾かれたボールは次藤くんの足下へ!」

次藤「何やっちょるばい松山!ええい、こうなったら…日向!何とかするタイ!」

バコォオオン!!

放送「次藤くん大きくクリア!一気に日向くんの所まで飛ばしたーっ!!」

キープ力の無い自分がゴール前でボールを持ち続けていたらあっと言う間にピンチになりかねない。
そう判断した次藤はとりあえず大きくボールを蹴りだし願わくば日向がそれを確保してくれる事を願った。
この状況と彼の能力を考えれば決して悪くない判断だったが、苦肉の選択でもあった。

日向「チッ…!」

バッ!ポンッ。ズサッ。

ドドドドドッ!

カルツ「飛んで火に入るなんとやら、って奴だな!」
カペロマン「頂きだぜ!」
ポブルセン「クズが!俺にボールを献上しろ!」
ゴンゲルス「お前には何もやらせん!」

日向「あのデブが…クソみたいなパスしやがって!」

506 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/20(土) 11:35:51 ID:mJIaDVGj
【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1262005834/l50にて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、★も含めて一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★日向 ドリブル (!card) 69+(!dice + !dice)=★
★カルツ タックル (!card) 69+(!dice + !dice)+(人数補正+2)=★
★カペロマン タックル (!card) 68+(!dice + !dice)+(人数補正+2)=★
★ポブルセン タックル (!card) 70+(!dice + !dice)+(人数補正+2)=★
★ゴンゲルス タックル (!card) 66+(!dice + !dice)+(人数補正+2)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→日向、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(中里がフォロー)(サイドラインを割り、全日本のスローインに)(マイヤーがフォロー)
≦−2→ハンブルグボールに。

>>5-7に載っているルール以外の補足・補正・備考】
日向:ダイヤで「猛虎の暴走(+4&吹飛係数2)」、ハートかスペードで「強引なドリブル(+2&吹飛係数2)」
カルツ:ダイヤかハートで「ハリネズミチャージ(+2&吹飛係数4)」
ポブルセン:ダイヤで「ブラッディタックル(+2&吹飛係数1)」

507 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/20(土) 12:28:14 ID:mJIaDVGj
★日向 ドリブル ( スペードA ) 69+( 1 + 5 )+(強引なドリブル+2)=77★
★カルツ タックル ( クラブJ ) 69+( 5 + 4 )+(人数補正+2)=80★

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】≦−2→ハンブルグボールに。
-----------------------------------------------------------------------------
日向「どきやがれーっ!」

ダダッ!

カルツ「んじゃ、そうしよっかな」

スッ。
バシッ!

あれこれ考えるより気迫で上回るしか無いと判断し勢い良くドリブルする日向。
残念な事にそんな彼の心境は見透かされており、抜群のタイミングで懐に飛び込んだカルツに難無くボールを奪われてしまった。

日向「…クソが!」

次藤「ぬぅ、やっぱりダメかのう」

葵「(早く、早く戻らないと!)監督、まだですか!」

見上「焦るな!お前抜きで数分も耐えられないのならどの道勝ち目は無い」

放送「しかし日向くん着地の際に囲まれあっと言う間にボールを奪われてしまいました!
全日本ユース、序盤から苦しい展開を強いられています!」

508 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/20(土) 12:28:40 ID:mJIaDVGj
森崎「くっ、早速流れを奪われたか。こっからどう守るか…っつってもカウンター狙いだから
指示出来る事なんて特に無いな。超モリサキモードを使うか否かくらいか…」

A 超モリサキになっておく。
B 今は温存しておく。

      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1262005834/l50にて
            ☆2010/2/20 13:00:00☆ から投票期間を設けます。
    そこから  10  票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は
   その次の票をタイブレーカーに使います。どれか一つに確定した場合はその時点で投票を
         止めて下さい。尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。

509 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/20(土) 13:41:34 ID:mJIaDVGj
>B 今は温存しておく。

森崎「(…まだ我慢だ。この試合、相手の得点パターンが3つもある。
最初から飛ばしていたら大事な所で何もできなくなるかも知れん…ここはまだ我慢だ)」

森崎は超化はまだしない事に決め、ボールの行方を目で追った。
中盤では丁度カルツが松山と中里を適度にひきつけてからカペロマンにパスした所だった。

カルツ「行け、カペロマン!(さて、ソーダを突破してくれりゃ良いんだが)」

カペロマン「任せろ!」

ダダダダーッ!

放送「カペロマンくんの右サイドアタックが始まりました!それを迎え撃つのは今日は左サイドで起用されている
関西が誇るカミソリファイター早田くん!ハンブルガーSVの必勝パターンの一つを防げるのか!?」

観客「いけー早田!奴を止めろー!」「関西人の恐ろしさを西ドイツ人に教えてやれーっ!」

カペロマン「へえ、人気者じゃないか。大したものだぞ」

早田「ありがとよ。礼に人気の秘訣を教えてやるぜ!」

510 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/20(土) 13:41:55 ID:mJIaDVGj
【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1262005834/l50にて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、★も含めて一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★カペロマン ドリブル (!card) 70+(!dice + !dice)=★
★早田 タックル (!card) 70+(!dice + !dice)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→カペロマン、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(サイドラインを割り、ハンブルグのスローインに)(赤井がフォロー)(中里がフォロー)
≦−2→全日本ボールに。

>>5-7に載っているルール以外の補足・補正・備考】
早田:ダイヤかハートで「カミソリタックル(+2)」

511 :創る名無しに見る名無し:2010/02/20(土) 13:57:10 ID:Vl5fXDud
らめえ

512 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/20(土) 14:51:47 ID:mJIaDVGj
★カペロマン ドリブル ( ダイヤK ) 70+( 6 + 5 )=81★
★早田 タックル ( ハートJ ) 70+( 4 + 3 )+(カミソリタックル+2)=79★

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】≧2→カペロマン、ドリブル突破。
-----------------------------------------------------------------------------
カペロマンと早田の視線が空中でぶつかり合い、目に見えない火花が飛び散った直後。

カペロマン「!」

ズザザアーッ!

早田「カミソリタックルだァ!」

ダッ!
バチッ!
バコッ!

早田「な…なにィ!?」

カペロマン「(危なかった!後コンマ1秒反応が遅れていたら…)」

カルツ「(ヒヤヒヤさせるね、全く!キッツいなァ)」

鋭く突き出された早田の足はカペロマンの足下のボールに触れていたが、
弾かれたボールはそれを守る位置にあった足に跳ね返され結局は前に駆け出すカペロマンの足下に戻った。

放送「そ、早田くん奪え…ない〜!多少もたついたもののカペロマンくんは無事突破してしまいました!」

観客「なにィ!早田のタックルが通用しないなんて!」「わ〜っ、なんでこんなに早くピンチになっているんだよ!」

カペロマン「(さて…ブロッカーは多いが、構わん!)」

グワアアッ!

513 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/20(土) 14:52:08 ID:mJIaDVGj
放送「そしてカペロマンくん遠慮なく足を振り上げたァ!得意のサイドワインダーの構えです!」

赤井「来る!」
次藤「止めるタイ!」
石崎「俺の出番だ!」
中山「森崎まで届かせないぞ!」

森崎「(チッ、いきなりゴールされて堪るか!)」
-----------------------------------------------------------------------------
☆どのセービング方法でいきますか? 2010/2/20 15:30:00 から
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1262005834/l50にて
投票期間を設けます。そこから  10  票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。
どれか一つに過半数の票が集まった場合はその時点で投票を止めて下さい。引き分けが
生じた場合11票目をタイブレーカーとします。尚、投票の際はage進行でお願いします。)

A がんばりダイビング (セーブ力に固定で+8します。) ガッツ消費150
必殺パンチングです。通常のパンチングよりは味方のフォロー率が高いです。

B がんばりセービング・改 (セーブ力に固定で+10します。) ガッツ消費200
必殺キャッチです。ただし成功しても相手のシュート値との差が小さいと弾いてしまう事も。

C パンチング (セーブ力に固定で+5します。)  ガッツ消費80
ランダムで「するどいパンチング」が発動し、さらに(+3)される可能性もあります。
ただし味方がフォローしてくれないと 続けてピンチを招く可能性もあります。

D キャッチング (セーブ力に固定で+2します。) ガッツ消費40
上手く行けばキャッチできます。相手のシュート値との差が小さいと弾いてしまう事も。
キャッチング経験値・2/5(経験値が溜まってレベルアップすると鋭いキャッチングを習得します)
-----------------------------------------------------------------------------
森崎セーブ力:73
カペロマンのサイドワインダーの威力:78
森崎ガッツ 835/835

※成功もしくは失敗による支持率の変動幅は、この項目の上の方が小さく下の方が大きくなります。
強力なシュートをリスクの高いセービングで止めれば、注目度も上がるという事です。

514 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/20(土) 15:54:24 ID:mJIaDVGj
>A がんばりダイビング (セーブ力に固定で+8します。) ガッツ消費150

森崎「かかってこーい!」

バッ!

カペロマン「サイドワインダーだ!」

バシュウウウウウウッ!!
-----------------------------------------------------------------------------
【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1262005834/l50にて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、★も含めて一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★カペロマン サイドワインダー (!card) 78+(!dice + !dice)=★
★赤井 ブロック (!card) 70+(!dice + !dice)+(人数補正+2)=★
★次藤 ブロック (!card) 70+(!dice + !dice)+(人数補正+2)=★
★石崎 ブロック (!card) 65+(!dice + !dice)+(人数補正+2)=★
★中山 ブロック (!card) 68+(!dice + !dice)+(人数補正+2)=★
★森崎 がんばりダイビング (!card) 81+(!dice + !dice)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−MAX【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ポブルセンがフォロー)(ヤラがねじこみに)(松山がフォロー)
≦−2→全日本ボールに。

【シューター】−【キーパー】
≧2→カペロマンのサイドワインダーが全日本ゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ポブルセンがフォロー)(ゴールラインを割り、ハンブルグの右CKに)(松山がフォロー)
≦−2→中里がフォロー。

>>5-7に載っているルール以外の補足・補正・備考】
赤井:ダイヤで「顔面ブロック(+6&150消費)」、ハートで「ダイビングブロック(+4&100消費)」
次藤:ダイヤかハートで「パワーブロック(+4&100消費)」
石崎:ダイヤかハートで「元祖顔面ブロック(+13&400消費&成功してもこぼれ球)」
中山:ダイヤで「ソウルブロック(+8&250消費)」

515 :創る名無しに見る名無し:2010/02/20(土) 16:27:02 ID:uD+qGyXi
赤井で止まってるから次藤以下はキャンセル?

516 :創る名無しに見る名無し:2010/02/20(土) 16:41:52 ID:y3Ubqwmd
そのはず
なので石崎が無駄に顔面ブロックでガッツを消費することもない

517 :創る名無しに見る名無し:2010/02/20(土) 19:55:56 ID:Tsw2G8sS
サイドワインダーって
サイド際補正(サイド際とかコーナーから撃つと+2とか)や
ブロック回避の特殊効果・スキル(ダイヤが出るとブロックを回避できる)とか
無いんですかね?無ければ無いで良いんですが。
ゲームとかこれまでの描写だとあっても良さそうな気がしたので。

518 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/21(日) 18:02:08 ID:ge8wodBk
>>517
スキルはともかく、必殺技に処理や管理が複雑になる特徴は
なるべくつけない様にしています。ただでさえ見落としが起こりがちなので…

519 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/21(日) 18:18:23 ID:ge8wodBk
★カペロマン サイドワインダー ( クラブQ ) 78+( 6 + 3 )=87★
★赤井 ブロック ( ダイヤ5 ) 70+( 6 + 6 )+(人数補正+2)+(顔面ブロック+6)=90★

【シューター】−MAX【ブロッカー】≦−2→全日本ボールに。
-----------------------------------------------------------------------------
ギュンギュンギュン…!

バッ!

赤井「(大丈夫だ…ビデオでフォームもコースも研究済だ!合わせるのはタイミングだけ!)」

サイドワインダーがまるで生き物の様にジグザグ飛行を開始するとほぼ同時に赤井は飛び込んでいた。

バコン!
ポトッ。

カペロマン「な…なにィ!」

赤井「っててて…へへ、どーよ!」

そして彼の勘は会心の冴えを見せ、顔面で捉えたボールは完全に勢いを吸収された後彼の足下に転がった。

*赤井にフラグFが立ちました。

*暫定的ではあるものの森崎派の赤井がファインプレイを見せた事で森崎のチーム内支持率が1上がりました。

森崎チーム内支持率:46→47

520 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/21(日) 18:18:38 ID:ge8wodBk
放送「おおおっ!?サイドワインダーが放たれた直後に止められました!勢い良く飛び込んで
顔面から受け止めると言う気合溢れるナイスプレイをしたのはDFの赤井くんです!」

観客「おおっ、今のは上手いぞ!」「良いぞ良いぞ赤井!」

若林「フン、腕の良いDFに救われたか」

ポブルセン「何やってやがるバカ野郎!」

カルツ「(あのDFやるのう。ウチに欲しいくらいだ)」

森崎「(お?こりゃラッキー。そして…)」

予想していなかった好守に森崎は喜び、次いで今正に葵がサイドラインからフィールドに入りなおした事を確認した。
腕をブンブンと振って「ボールをくれ」とアピールしているその姿は今の所ハンブルグの選手達からは注目されていない様である。

森崎「(葵が復帰したか。ここはいっちょ赤井に指示を出そうかな?)」

A 「直接葵につなげろ!」
B 「逆側の中山に回せ!」
C 「すぐに中里に預けろ!」
D 「俺だ、俺に寄越せ!」
E いや、別に何も言わなくて良いか。

      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1262005834/l50にて
            ☆2010/2/21 18:30:00☆ から投票期間を設けます。
    そこから  15  票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は
   その次の票をタイブレーカーに使います。どれか一つに確定した場合はその時点で投票を
         止めて下さい。尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。

521 :創る名無しに見る名無し:2010/02/21(日) 18:41:44 ID:hyLgPhsm
批判じゃないけど自分は外伝が>>518だなあ
特殊効果ゴテゴテでよく分からない

522 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/21(日) 18:58:28 ID:ge8wodBk
>A 「直接葵につなげろ!」

森崎はまだハンブルグが気付いていないうちに葵にボールを渡す事を指示した。

赤井「…え゛」

だが赤井の反応は「マジっすか」とでも言いたげな表情と奇声だった。

森崎「どうした、早くしろ!」

赤井「わ、分かりましたよもう!」

森崎「…ん?」

ザッ。
ブンッ…
バコォオオ〜ン…

そして赤井は葵に向けてロングパスを出した。
わざわざ体勢を整えなおし、必要以上に足を大きく振ってからの高さも精度もスピードも無いロングパスを。

全日本メンバー『…はァ?』

三杉「(うっ、まさかとは思っていたが!)」

ポブルセン「ん?なんだこの腑抜けたパスは?」

523 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/21(日) 18:59:00 ID:ge8wodBk
【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1262005834/l50にて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、★も含めて一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★赤井 パス (!card) 62+(!dice + !dice)=★
★ポブルセン パスカット (!card) 69+(!dice + !dice)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→葵、パスキャッチ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(松山がフォロー)(中山とヤラが競り合いに)(メッツァがフォロー)
≦−2→ハンブルグボールに。

524 :創る名無しに見る名無し:2010/02/21(日) 19:16:24 ID:6ZXyImKx
腑抜けた云々言いつつ自分はピンゾロとかw
ピンチは続くけど互いに珍プレーを見せてくれちゃったな

525 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/21(日) 20:02:20 ID:ge8wodBk
★赤井 パス ( クラブ5 ) 62+( 3 + 5 )=70★
★ポブルセン パスカット ( スペード7 ) 69+( 1 + 1 )=71★

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】=−1→ボールはこぼれ球に。そしてメッツァがフォロー。
-----------------------------------------------------------------------------
赤井止也。
イタリアのサッカークラブサンプドリアに所属するDFであり、マンマーク限定ならMFも出来る。
イタリア人も認める程の守備力の持ち主で、パワーが無い為フィジカルの強さが求められる
クリアだけは苦手だがそれ以外ならどんな攻撃にも対処出来る万能DFである。
これ程の実力者が日本で今まで無名だったのは、一重に彼の致命的な弱点のせいである。

ヒューン…
バチッ!

ポブルセン「(何?ほんとにただこれだけか?急にカーブしたりしないのか?)」

カルツ「なんだありゃ?凄いディフェンスを見せたかと思ったら…」

赤井「(あ、ああ…やっぱりダメだった〜)」

彼は攻撃に置けるプレイ全般が異常な程下手だったのである。いくら練習しても。

全日本メンバー『お、おぃい!?』

森崎「な、何やってやがる赤井!」

見上「れ、練習時でもヘタだとは思っていたが、実戦になると更に酷いとは…」

三杉「(これは…技術や経験云々よりも、センスの問題か?攻撃面の才能が無さ過ぎる)」

526 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/21(日) 20:02:34 ID:ge8wodBk
放送「おおっとこれはミスキックか?赤井くんのパスはポブルセンくんに弾かれてしまいメッツァくんの下へ!」

メッツァ「(なんだか知らないけどラッキー)」

ダダダダッ!

葵「そのボール、返してもらうぞーっ!」

メッツァ「やだよ。じゃあね」

グンッ。
バシュルルルッ!
-----------------------------------------------------------------------------
【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1262005834/l50にて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、★も含めて一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★メッツァ トップスピンパス (!card) 73+(!dice + !dice)=★
★葵 パスカット (!card) 68+(!dice + !dice)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ポブルセン、パスキャッチ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(サイドラインを割り、ハンブルグのスローインに)(ヤラがフォロー)(中山がフォロー)
≦−2→全日本ボールに。

>>5-7に載っているルール以外の補足・補正・備考】
葵:ダイヤで「クイックダッシュカット(+2)」

527 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/21(日) 20:04:35 ID:ge8wodBk
おっといけない。葵は軽傷LV1で−1ペナがつきます。

528 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/21(日) 21:07:34 ID:ge8wodBk
★メッツァ トップスピンパス ( ダイヤ7 ) 73+( 4 + 6 )=83★
★葵 パスカット ( スペードK ) 68+( 2 + 5 )+(軽傷LV1ペナ-1)=74★

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】≦−2→全日本ボールに。
-----------------------------------------------------------------------------
葵「あ…」

ヒュ…ルルルル!
バウンッ!
コロコロコロ…

葵の頭上を軽やかに越えたボールが急速に落ち、地面を蹴る様に跳ねて更に前に進み
ポブルセンに扱いやすい地点で程よくスローダウンする。巧みとしか言い様が無いコントロールに葵は思わず呟いていた。

葵「う…上手い!なんだあれ…」

放送「すかさずメッツァくんの鋭いパス!何時の間にか復帰していた葵くんが手も足も出ません!」

メッツァ「後は自分でどうにかしなよ〜」

ポブルセン「うるせえ、黙ってみてろ!モリサキは俺が血祭りに上げる!」

松山「(想像はしていたけど、本当に日向みたいな奴だ。こんな奴に好き勝手にされて堪るか!)」

ダダッ!

ポブルセン「ん?」

放送「絶妙な位置でボールを受け取ったポブルセンくんに松山くんの洗礼だ!」

529 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/21(日) 21:09:11 ID:ge8wodBk
【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1262005834/l50にて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、★も含めて一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★ポブルセン ドリブル (!card) 71+(!dice + !dice)=★
★松山 タックル (!card) 68+(!dice + !dice)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ポブルセン、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(クラウスがフォロー)(石崎がフォロー)(中里がフォロー)
≦−2→全日本ボールに。

>>5-7に載っているルール以外の補足・補正・備考】
ポブルセン:ダイヤかハートで「フレームドリブル(+4&吹飛係数1)」
松山:ダイヤかハートで「鉄砲水タックル(+3&吹飛係数4)」

530 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/21(日) 21:28:46 ID:ge8wodBk
★ポブルセン ドリブル ( クラブ8 ) 71+( 5 + 5 )=81★
★松山 タックル ( ダイヤJ ) 68+( 3 + 4 )+(鉄砲水タックル+3)=78★

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】≧2→ポブルセン、ドリブル突破。
-----------------------------------------------------------------------------
松山「鉄砲水タックルだーっ!」

ズザザザーッ!!

ポブルセン「…てめえなんかメじゃねえよ」

ヒョイ。
ダッ!

松山「くっ!(こんなテクニックがあるんなら力任せのプレイに頼るなよ!)」

放送「松山くんのタックル!しかしポブルセンくんかわしたーっ!これでシュートチャンスだ!」

グワアアッ!

ポブルセン「モリサキ!俺より貴様を評価しやがったパルメイラスの奴らを後悔させてやるぜ!」

森崎「…ん?パルメイラスだと?」

放送「当然ポブルセンくん振りかぶりました!ハンブルグ早くも二本目のシュート!」

531 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/21(日) 21:28:58 ID:ge8wodBk
☆どのセービング方法でいきますか? 2010/2/21 21:45:00 から
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1262005834/l50にて
投票期間を設けます。そこから  10  票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。
どれか一つに過半数の票が集まった場合はその時点で投票を止めて下さい。引き分けが
生じた場合11票目をタイブレーカーとします。尚、投票の際はage進行でお願いします。)

A がんばりダイビング (セーブ力に固定で+8します。) ガッツ消費150
必殺パンチングです。通常のパンチングよりは味方のフォロー率が高いです。

B がんばりセービング・改 (セーブ力に固定で+10します。) ガッツ消費200
必殺キャッチです。ただし成功しても相手のシュート値との差が小さいと弾いてしまう事も。

C パンチング (セーブ力に固定で+5します。)  ガッツ消費80
ランダムで「するどいパンチング」が発動し、さらに(+3)される可能性もあります。
ただし味方がフォローしてくれないと 続けてピンチを招く可能性もあります。

D キャッチング (セーブ力に固定で+2します。) ガッツ消費40
上手く行けばキャッチできます。相手のシュート値との差が小さいと弾いてしまう事も。
キャッチング経験値・2/5(経験値が溜まってレベルアップすると鋭いキャッチングを習得します)
-----------------------------------------------------------------------------
森崎セーブ力:73
ポブルセンのマーダーショットの威力:81
森崎ガッツ 835/835

※成功もしくは失敗による支持率の変動幅は、この項目の上の方が小さく下の方が大きくなります。
強力なシュートをリスクの高いセービングで止めれば、注目度も上がるという事です。

532 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/21(日) 22:03:11 ID:ge8wodBk
>B がんばりセービング・改 (セーブ力に固定で+10します。) ガッツ消費200

森崎「何の事か知らんが…点はやらんぜ!」

森崎は全身に力を込め集中力を研ぎ澄ませた。その彼の前でDF達が必死にシュートコースに群がる。

石崎「(こいつ、そう言えば翼にもつっかかって…)」

次藤「森崎の前にワシらが相手タイ!」

中山「簡単には抜かせないぞ!」

赤井「今日は忙しいな!」



ポブルセン「死ねェエエエエエエエエエエエエ!!!」

バッギャァアアアアアアアアアアアアアン!!!!

533 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/21(日) 22:03:30 ID:ge8wodBk
【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1262005834/l50にて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、★も含めて一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★ポブルセン マーダーショット (!card) 81+(!dice + !dice)=★
★石崎 ブロック (!card) 65+(!dice + !dice)+(人数補正+2)=★
★次藤 ブロック (!card) 70+(!dice + !dice)+(人数補正+2)=★
★中山 ブロック (!card) 68+(!dice + !dice)+(人数補正+2)=★
★赤井 ブロック (!card) 70+(!dice + !dice)+(人数補正+2)=★
★森崎 がんばりセービング・改 (!card) 83+(!dice + !dice)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−MAX【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ヤラがねじこみに)(早田がフォロー)(中里がフォロー)
≦−2→全日本ボールに。

【シューター】−【キーパー】
≧2→ポブルセンのマーダーショットが全日本ゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(クラウスがねじこみに)(ゴールラインを割り、ハンブルグの右CKに)(早田がフォロー)
≦−2→全日本ボールに。

>>5-7に載っているルール以外の補足・補正・備考】
石崎:ダイヤかハートで「元祖顔面ブロック(+13&400消費&成功してもこぼれ球)」
次藤:ダイヤかハートで「パワーブロック(+4&100消費)」
中山:ダイヤで「ソウルブロック(+8&250消費)」
赤井:ダイヤで「顔面ブロック(+6&150消費)」、ハートで「ダイビングブロック(+4&100消費)」

534 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/21(日) 22:04:12 ID:ge8wodBk
おっといけない。
ポブルセンのマーダーショットの吹飛係数は1です。

535 :創る名無しに見る名無し:2010/02/21(日) 22:11:10 ID:1qr8puBe
くそ、元祖顔面ブロックさえ発動していれば威力が落ちてギリギリ触れたのに…

536 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/21(日) 22:13:16 ID:ge8wodBk
これはまた運が悪い…ブロックが全部無意味でも得点率は15%以下だったのに。
しかしこんなに早い段階で諦めてはいけませんよ。
失点シーンは長くなるので明日に回します。今夜はお休みなさいませ。

537 :創る名無しに見る名無し:2010/02/21(日) 22:15:07 ID:1qr8puBe
乙でしたー
そういえばしかしぶっ飛び係数が1とはまた凄いシュートだw

538 :創る名無しに見る名無し:2010/02/21(日) 23:16:06 ID:NAV4kLLQ
準決勝で敗退か…orz

539 :創る名無しに見る名無し:2010/02/22(月) 01:57:53 ID:i2yLEmxM
>>538
翼「それは俺たちのことを言ってるのかな(ニッコリ」

540 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/22(月) 10:36:04 ID:qkZ9nPfg
★ポブルセン マーダーショット ( スペード4 ) 81+( 4 + 5 )=90★
★石崎 ブロック ( スペード2 ) 65+( 2 + 6 )+(人数補正+2)=★
★次藤 ブロック ( スペードK ) 70+( 5 + 1 )+(人数補正+2)=★
★中山 ブロック ( スペード3 ) 68+( 4 + 5 )+(人数補正+2)=★
★赤井 ブロック ( スペードK ) 70+( 6 + 1 )+(人数補正+2)=★

【シューター】−MAX【ブロッカー】≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。

★ポブルセン マーダーショット ( スペード4 ) 81+( 4 + 5 )=90★
★森崎 がんばりセービング・改 ( スペード9 ) 83+( 1 + 4 )=88★

【シューター】−【キーパー】≧2→ポブルセンのマーダーショットが全日本ゴールに突き刺さる!
-----------------------------------------------------------------------------
ギュゴゴゴゴゴゴゴゴゴォ!!

ドガドガドガドガッ!!

石崎「ぐべえっ!」
次藤「ぐふおっ!」
中山「ぎゃあっ!」
赤井「うげえっ!」

森崎「…!?」

コースなど全く狙わず立ちはだかる物は全て破壊すると言わんばかりの弾丸シュートが
DFを次々と蹴散らし、目前に迫った時森崎の両手は反射的に自分の顔の前に上がっていた。
それ自体は超反応と言って良かったが、弾道を見切るのが遅れてから突き出された盾は脆かった。

バシッ…
ボゴオッ!

森崎「ふべああっ!」

541 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/22(月) 10:36:41 ID:qkZ9nPfg
ドサッ!
バリイッ!
ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!

ガードを破られ顔面を打たれた森崎が背中から倒れる音、ゴールネットが突き破られる音、
そしてハンブルガーSVの先制ゴールを告げる音がたて続けに鳴った。



全日本ユース 0−1 ハンブルガーSV

森崎ガッツ:835→585

森崎チーム内支持率:47→46



放送「き…決まった!決まってしまいました!ポブルセンくんのマーダーショットがその名に相応しく
全日本ユースの守備網を悉く破壊してゴール!前半11分、早くもハンブルガーSVがリード!
守備を重視し5バックで挑んだ全日本があっさり失点!強い、ハンブルガーSVは強いです…!!」

ギャァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!

観客「な、なんだと!なんでこんなにあっさり点を取られてるんだよ?」「ウソだろ、おい!」
「こらーモリサキ何やってるんだ!」「いやまだ試合は始まったばっかりだ!気を取り直して応援だ!」

早苗「あ…」

琴音「う、うそー…つよ〜い」

骨川「(うわー、しっかりしてくださいよ森崎先輩ー!)」

シュナイダー「………」

フライハイト「ポブルセンは流石だな」

542 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/22(月) 10:37:00 ID:qkZ9nPfg
ハンブルグ監督「よし!絶好調だ!」

見上「(バカな…無失点は難しいと思っていたが、こんなに早いタイミングで!?)」

若林「フッ、良いザマだぞ森崎」

カペロマン「へえ、一昨日ツバサに圧倒されていた分ストレスが溜まっていたのか」

カルツ「超問題児が起用されるにはそれだけの理由があるってね」

ゴールシーンの直後にはフィールドの内外両方が蜂の巣を叩いた様な騒ぎになる。



ポブルセン「フフフ…グフフフ…ハーッハッハハハハハァ!!」



この当たり前の光景をポブルセンの高笑いが切り刻んだ。

森崎「ぐ…ぐぐ、しまった…ん?」

ポブルセン「見たかモリサキ!もっと地べたを這い蹲れ!苦しみに悶えろ!」

早田「…な、なんだこいつは?」

ポブルセン「血反吐と内臓をぶちまけろ!まだまだこんなモンじゃ済まさねえぞ!」

543 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/22(月) 10:37:19 ID:qkZ9nPfg
中里「(こやつ…森崎に憎しみだけではない、殺意すら抱いている!一体何者?)」

松山「(な、なんだよ…日向みたいな悪人かと思っていたが、それだけじゃないのか!?)」

日向「(なるほど、ただのキチガイか。しかし力はありやがる)」

そのままポブルセンの問題発言のオンパレードが続き、観客も含めて周囲の者が重い沈黙に包まれる。
その敵意の標的となった森崎は唇を噛み締めながら立ち上がり、口を開いた。

A 「さっきから一体なんなんだてめえは!何故俺を目の仇にしやがる!」
B 「たった1ゴールで良い気になってんじゃねえよ。試合はこれからだ!」
C 「皆すまん。こうなってしまったら逆転狙いで戦うしかない」
D 「審判さん。これって非紳士的行為って奴じゃないんですか?」

      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1262005834/l50にて
            ☆2010/2/22 11:00:00☆ から投票期間を設けます。
    そこから  15  票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は
   その次の票をタイブレーカーに使います。どれか一つに確定した場合はその時点で投票を
         止めて下さい。尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。

544 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/22(月) 12:33:25 ID:qkZ9nPfg
>D 「審判さん。これって非紳士的行為って奴じゃないんですか?」

森崎はポブルセンから顔を背け審判に声をかけた。いきなり話しかけられた審判は一回瞬きし…
-----------------------------------------------------------------------------
【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1262005834/l50にて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、★も含めて一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★フェアプレイ大国日本→!card★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

JOKER→イエローカードがポブルセンに出され…あれ、ポブルセンが拳を振りかぶったぞ?
ダイヤ→ピイイイイイイイッ!ポブルセンにイエローカードを与えた!
ハート→「確かに…君、いい加減口を慎みたまえ!」ポブルセンに注意した。
スペード→「いや、これ位ならスポーツの範囲内だろう」スルーした。
クラブ→「問題児として歴史が長い君が言ってもなあ…」森崎に冷たい視線を注いだ…

545 :創る名無しに見る名無し:2010/02/22(月) 12:54:20 ID:TyiBcRRK
紳士のスポーツ(笑)

546 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/22(月) 13:08:08 ID:qkZ9nPfg
★フェアプレイ大国日本→ スペード5 ★

スペード→「いや、これ位ならスポーツの範囲内だろう」スルーした。
-----------------------------------------------------------------------------
森崎「え〜〜〜っ」

審判「ホームだからと言って贔屓する訳にもいかないし、プレイ自体は反則じゃないからね」

ポブルセン「へっ、やるに事欠いて審判に泣きついた挙句このザマか。愉快愉快!」

森崎「(この野郎…関わりたくないが、ムカつくな)」

カルツ「(ホッ。暴言に寛容な審判で助かったぜ)」

全日本メンバー「(ええっ、あれが許されるのか?)」「(審判ビビッてるんじゃないの?)」

残念ながら森崎の抗議は軽く流され、ポブルセンはお咎め無しで自陣に戻っていった。
止むを得ず森崎の下に集まる全日本ユースの選手達は皆不満が溜まった表情になっていた。

松山「ガラ悪いな、向こう…」

三杉「審判が裁定した以上もうどうしようもない。それよりこの失点をどう返すかだが…」

中山「普通にDFラインを上げてアグレッシブになるしか無いだろ。5バックじゃやり難いが、しょうがない」

日向「グダグダ考えてんじゃねえよ。取られたら取り返すしかねえだろうが」

次藤「てんで当たり前の事ばってん勝つにはそれをせんばけん、きばるばい」

森崎「このまま無抵抗でやられるなんて御免だからな。よし、早い内に同点にしておくぞ!」

全日本メンバー『おう!』

547 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/22(月) 13:08:49 ID:qkZ9nPfg
ピィイイイイイイイ!

観客「頑張れ日本!」「これ位で怯むなよ!」「ウルグアイ戦だって逆転しただろ?いけいけーっ!」

放送「再び全日本ボールからキックオフです!気を落とさずに攻めなおして欲しい所ですが…
まずは三杉くんが中里くんにパス!中里くんそのまま左サイドを上がっていきます!」

カペロマン「(やたら速い奴だな。スキは無いのか?)」

中里「ニンニン」
-----------------------------------------------------------------------------
【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1262005834/l50にて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、★も含めて一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★中里 ドリブル (!card) 70+(!dice + !dice)=★
★カペロマン タックル (!card) 68+(!dice + !dice)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→中里、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(早田がフォロー)(サイドラインを割り、全日本のスローインに)(ヤラがフォロー)
≦−2→ハンブルグボールに。

>>5-7に載っているルール以外の補足・補正・備考】
中里:ダイヤかハートで「分身ドリブル(+4)」

548 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/22(月) 13:31:33 ID:qkZ9nPfg
★中里 ドリブル ( スペード8 ) 70+( 4 + 5 )=79★
★カペロマン タックル ( クラブ7 ) 68+( 3 + 5 )=76★

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】≧2→中里、ドリブル突破。
-----------------------------------------------------------------------------
バババッ、ヒュッ!

カペロマン「(くっ、足が速いだけじゃなくちゃんとボールを制御してやがる!)」

三杉「(よし、最低でもシュートで終わるぞ!)」

見上「(願わくばこのキックオフで同点に追いつきたいが…)」

若林「(フッ、問題無い。警戒すべきは日向くらいのもんだ)」

放送「中里くんカペロマンくんを抜いた!上手く敵陣内にボールを運び込みました!
しかしハンブルガーSVもしっかりと守りを固めております。これをどう崩すのか?」

中里「(日向か三杉に渡したいが…二人ともDFにマークされておる。日向に渡したら
そのまま奪われるかも知れんし、三杉は地上からのシュートは不得手。しからば!)」

ダダダダーッ!

放送「中里くんそのままどんどんサイドを切り裂く!このままセンタリングを狙いに行くのか?」

カルツ「これはワシがケアする!FWをフリーにするなよ!」

ハンブルグメンバー『おう!』

549 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/22(月) 13:32:08 ID:qkZ9nPfg
放送「しかしすんなりと行かせて貰える訳が無い!カルツくんが来た!」

カルツ「さて、ワシを抜けるかなナカザト?」

中里「いざ尋常に勝負!」
-----------------------------------------------------------------------------
【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1262005834/l50にて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、★も含めて一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★中里 ドリブル (!card) 70+(!dice + !dice)=★
★カルツ タックル (!card) 69+(!dice + !dice)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→中里、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(早田がフォロー)(ゴールラインを割り、全日本の左CKに)(ゴンゲルスがフォロー)
≦−2→ハンブルグボールに。

>>5-7に載っているルール以外の補足・補正・備考】
中里:ダイヤかハートで「分身ドリブル(+4)」
カルツ:ダイヤかハートで「ハリネズミチャージ(+2&吹飛係数4)」

550 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/22(月) 13:52:15 ID:qkZ9nPfg
★中里 ドリブル ( スペード2 ) 70+( 5 + 5 )=80★
★カルツ タックル ( クラブ5 ) 69+( 3 + 5 )=77★

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】≧2→中里、ドリブル突破。
-----------------------------------------------------------------------------
カルツ「(得意の高速の横フェイントか?それとも純粋なスピードか?)」

中里「…忍!」

ダダダッ!

カルツ「(く、後者だったか!)」

中里「日向、頼むでゴザル!」

バコォン!

放送「中里くんカルツくんを振り切ってセンタリングーッ!日向くんにチャンスボールだァ!」

若林「(しっかり止めて、さっさと反撃だ)」

森崎「(頼む、マグレでも良いから決まってくれ!)」

日向「(奴らにこれ以上余裕な顔をさせるか!)うぉおおおおおおおおおおおおお!!」

ゴンゲルス「怯むな!」

マイヤー「飛び込めェ!」

バッ!バッ!バッ!

551 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/22(月) 13:52:52 ID:qkZ9nPfg
【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1262005834/l50にて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、★も含めて一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★日向 タイガーオーバーヘッド (!card) 79+(!dice + !dice)=★
★ゴンゲルス 高いクリア (!card) 71+(!dice + !dice)+(人数補正+1)=★
★マイヤー 高いクリア (!card) 73+(!dice + !dice)+(人数補正+1)=★
★若林 パンチング (!card) 80+(!dice + !dice)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−MAX【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(三杉がねじこみに)(葵がねじこみに)(リンツがフォロー)
≦−2→ハンブルグボールに。

【シューター】−【キーパー】
≧2→日向のタイガーオーバーヘッドがハンブルグゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(三杉がねじこみに)(葵がねじこみに)(ゴールラインを割り、全日本の右CKに)
≦−2→メッツァがフォロー

>>5-7に載っているルール以外の補足・補正・備考】
日向:タイガーオーバーヘッドの吹飛係数=2
若林:ダイヤかハートで「とめる!(+3)」

552 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/22(月) 14:40:27 ID:qkZ9nPfg
★日向 タイガーオーバーヘッド ( ハート3 ) 79+( 5 + 6 )=90★
★ゴンゲルス 高いクリア ( ハートQ ) 71+( 2 + 5 )+(人数補正+1)=79★
★マイヤー 高いクリア ( ダイヤ2 ) 73+( 3 + 4 )+(人数補正+1)=81★

【シューター】−MAX【ブロッカー】≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。

★日向 タイガーオーバーヘッド ( ハート3 ) 79+( 5 + 6 )=90★
★若林 パンチング ( ダイヤ8 ) 80+( 6 + 6 )+(とめる!+3)=95★

【シューター】−【キーパー】≦−2→メッツァがフォロー。
-----------------------------------------------------------------------------
バッギャァアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!
ドゴドゴォッ!!

ゴンゲルス・マイヤー『ぎゃあああっ!!』

日向「(決まった!)」

ギュゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウン!!

森崎「おおっ!」
三杉「これなら…!」
見上「よし!」

自他共に認める会心の手応えで放たれたタイガーオーバーヘッドがハンブルグゴールを襲う。
その威力を見た者は思わずには居られなかった。「これは決まった」と。

だが次の瞬間、その幻想は若林が繰り出した完璧と言って良いパンチングに粉砕された。

553 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/22(月) 14:40:51 ID:qkZ9nPfg



若林「とめる!」



バッ!
バコォオオオオオオオオオオオオン!!

日向「な…」

三杉「何だって…!」

森崎「…なにィイ!?」

カルツ「(うお、ヒヤッとしたが…今日はワカバヤシも絶好調らしい!)」

若林「まあまあのシュートだな!だがこれが限界か?」

日向「こ、この野郎…!!Jrユースではクソの役にも立たなかったクセに!」

放送「ふ、防がれたーーーっ!!日向くんの爆音付のオーバーヘッドキックがいともあっさりと弾かれました!
しかも弾いた方向はメッツァくんの足下!余裕すら窺わせる超ファインセービングを若林くんがみせつけました!」

メッツァ「ホッ。さてさて、僕の仕事をしましょうかね」

バコォオン!

葵「くっ!」

554 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/22(月) 14:41:19 ID:qkZ9nPfg
【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1262005834/l50にて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、★も含めて一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★メッツァ トップスピンパス (!card) 73+(!dice + !dice)=★
★葵 パスカット (!card) 68+(!dice + !dice)+(軽傷LV1ペナ-1)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ポブルセン、パスキャッチ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ゴールラインを割り、ハンブルグのゴールキックに)(ポブルセンと松山がせりあいに)(松山がフォロー)
≦−2→全日本ボールに。

>>5-7に載っているルール以外の補足・補正・備考】
葵:ダイヤで「クイックダッシュカット(+2)」

555 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/22(月) 15:03:34 ID:qkZ9nPfg
書きそびれましたが、若林の支持率が2上がりました。

若林チーム内支持率:24→26

556 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/22(月) 16:26:14 ID:qkZ9nPfg
★メッツァ トップスピンパス ( ハート10 ) 73+( 2 + 4 )=79★
★葵 パスカット ( クラブ9 ) 68+( 5 + 5 )+(軽傷LV1ペナ-1)=77★ *負傷悪化!*

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】≧2→ポブルセン、パスキャッチ。
-----------------------------------------------------------------------------
一度悪い事が起きると連鎖的に更に酷い事になる事がある。なんとかしてトップスピンパスをカットしようと
苦痛に耐えながら目いっぱい跳んだ葵に起きたアクシデントは正にそれだった。

チィッ…

葵「(あ、後3センチだったのに…)」

ダッ!
ズギイッ!

葵「いぎぎがっ!?」

メッツァ「わっ!?」

ドタッ。

*葵の負傷が悪化し「軽傷LV2未治療」になりました。



見上「(何!?あの倒れ方…間違いない!止むを得ん、ただの親善大会でこれ以上続けさせる理由は無い)」

着地を誤り、痛めた足を更に傷つけてメッツァの体に倒れこむ葵。
その姿を見た見上は即座に葵を交代させる決意を固め代わりの選手を脳内で選んだ。

557 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/22(月) 16:26:44 ID:qkZ9nPfg
【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1262005834/l50にて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、★も含めて一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★葵の代わりは?→!card★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

JOKER→「(いや待て、痛み止めの注射を使えば…)」
ダイヤかハート→「山森、今すぐアップしろ!」
スペード→「岬、今すぐアップしろ!」
クラブ→「滝、今すぐアップしろ!」

558 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/23(火) 00:26:30 ID:8ZdqSRXR
★葵の代わりは?→ スペード7 ★

スペード→「岬、今すぐアップしろ!」
-----------------------------------------------------------------------------
岬「…はい!」

見上「住友くん、交代の申請を!ドクターも準備して下さい!」

葵を襲った不運の対処でベンチがにわかに慌しくなる間にも
試合は着々と進み、ポブルセンが中央突破を試みていた。

ダダダダッ!

ポブルセン「どけ!死にたい奴だけかかってこい!」

松山「くそっ!」

石崎「うるせー、このキチガイ!」

次藤「たいがいぶりにせい!」

559 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/23(火) 00:26:53 ID:8ZdqSRXR
【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1262005834/l50にて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、★も含めて一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★ポブルセン ドリブル (!card) 71+(!dice + !dice)=★
★松山 タックル (!card) 68+(!dice + !dice)+(人数補正+1)=★
★石崎 タックル (!card) 62+(!dice + !dice)+(人数補正+1)=★
★次藤 タックル (!card) 67+(!dice + !dice)+(人数補正+1)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ポブルセン、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(カペロマンがフォロー)(クラウスがフォロー)(中山がフォロー)
≦−2→全日本ボールに。

>>5-7に載っているルール以外の補足・補正・備考】
ポブルセン:ダイヤかハートで「フレームドリブル(+4&吹飛係数1)」
松山:ダイヤかハートで「鉄砲水タックル(+3&吹飛係数4)」
石崎:ダイヤかハートで「ヤマザルタックル(+2)」
次藤:ダイヤかハートで「パワータックル(+2&吹飛係数4)」

560 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/23(火) 00:37:41 ID:8ZdqSRXR
石崎がポブルセンに反則をした所で今日はここまで。
また明日お会いしましょう。

561 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/23(火) 01:09:51 ID:8ZdqSRXR
描写で分かり難い場所があった様なので追記。
この反則が行われたのはセンターサークルより少し先の
日本陣内浅めです(DFラインが上がっていた為)。

562 :創る名無しに見る名無し:2010/02/23(火) 01:15:25 ID:GmK04Gl1
乙でしたー!

563 :創る名無しに見る名無し:2010/02/23(火) 01:31:11 ID:j5dXOPae
乙です
殺人を撃たれるかと思ったけど、中央付近なら間接フリーになるね

564 :創る名無しに見る名無し:2010/02/23(火) 08:34:19 ID:b2Z6dMx6
乙です!
松山が先にこぼしてるようにも見えますが
@描写的に同時タックルなので石崎反則
A石崎の反則の方がよりよい結果なので採用
のどちらかってことなのかな?

565 :創る名無しに見る名無し:2010/02/23(火) 08:41:55 ID:O4iHuJ/U
同時ならもっとよりよい結果を出してる次藤が反則になるんじゃないかな?

566 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/23(火) 12:03:35 ID:8ZdqSRXR
>>564&565
この場合、松山が≧2で奪っていたら石崎と次藤のファウルは
発生しなかったのですが=1〜−1だったので
・反則が発生するか
・後に控える守備側の選手が≧2で勝つ
まで判定が続き、結果石崎のプレイでファウルになります。

567 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/23(火) 12:03:58 ID:8ZdqSRXR
★ポブルセン ドリブル ( クラブK ) 71+( 4 + 1 )=76★
★松山 タックル ( スペードA ) 68+( 4 + 2 )+(人数補正+1)=75★
★石崎 タックル ( クラブJ ) 62+( 3 + 6 )+(人数補正+1)=72★ *反則発生!*

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】=1→ボールはこぼれ球に。そしてカペロマンがフォロー。
-----------------------------------------------------------------------------
放送「ポブルセンくん強気なドリブルを挑んだ!日本は彼を止められるか?」

松山「何時までも好き勝手に出来ると思うなよーっ!」

ポブルセン「!?」

ズザザッ!
チッ!

ポブルセン「くっ!…あ?」

石崎「えっ?」

ガコッ!

ポブルセン・石崎『いでっ!』

ピィイイイイイイイイイイイイ!!

放送「あーっとこれはクロスプレイ!そしてファウル!ポブルセンくんに石崎くんが体当たりしてしまった様です!」

石崎「げっ!?」

568 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/23(火) 12:04:15 ID:8ZdqSRXR
【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1262005834/l50にて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、★も含めて一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★石崎の運命→!card★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

JOKER→なんとポブルセンがシミュレーションを取られた!?
10〜13→お咎めなしで済んだ。
6〜9→注意だけで済んだ。
1〜5→イエローカードが出た!石崎に警告!

569 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/23(火) 14:47:13 ID:8ZdqSRXR
★石崎の運命→ スペードA ★

1〜5→イエローカードが出た!石崎に警告!
-----------------------------------------------------------------------------
ビッ!

放送「ああ〜っと!?イエローだ!イエローカードが出ました!石崎くんに警告!これは厳しい!」

審判「抜かれそうになったからと言ってクロスプレイに持ち込むのは感心しないな。反省したまえ!」

石崎「う…ぐぐぐ…す、すみません…(なんだよこれ、向こうの方がラフプレイ多いのに!?)」

ポブルセン「(あん?…良い気味だが、なんでホームチームに厳しくしているんだ?)」

カルツ「(なんだこりゃ?また一つ日本の訳分からん所を発見したぞ)」

若林「(行き過ぎたアマチュアリズムって奴かな…)」

どちらかと言えばハンブルグ寄りではないかと思わせる様な判定を繰り返す審判にポブルセンですら
怒りを納めて首を捻る。当然日本側は不満が溜まっていくが、差し当たってはそれどころではなかった。

森崎「チッ、石崎にイエローは構わんがヤブ審判に当たっちまったぜ。しかも…」

葵「ま、まだやれますよ!やらせてくだ…うぐっ!」

中山「そのケガじゃもう無理だろ。今まで良くやった、後は俺達に任せろ」

三杉「そうだ葵。君は間違いなく主力だが、ケガを重ねてでも欠かせない絶対エースではないぞ」

葵が負傷交代せざるを得なかったのである。

森崎「葵が抜けちまうのかよ…折角目をかけてやったのになあ」

570 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/23(火) 14:47:52 ID:8ZdqSRXR
放送「おっと、全日本ユースなんとここで選手交代?交代するのは…葵くんです!
先ほどのケガが悪化してしまった模様!これは無念としか言い様が無いでしょう。
変わって入るのは岬くん。定評のある技術力とセンスでなんとか流れを変えてもらいたい物です」

葵「ちくしょう…お願いします、岬さん!」

岬「うん、なんとかしてみるよ(この試合、負けると森崎の影響力のかなりの部分が若林くんに移る。
そうなったら全日本ユース内の権力構造は複雑でとても読み難くなる…それは避けたい)」

観客「岬だ!岬が出てきたぞ!」「頼む岬!悪い流れを断ち切ってくれーっ!」

美子「キャー、岬さま!頑張ってー!(…それにしてもこの年増女、鬱陶しいわね)」

あずみ「(う〜ん、どうやったら妹だってバラさずにこの小娘を追い払えるのかしら)」

ゆかり「(く、空気が重い…岬くん早い内に何とかしてよー!この流れを変えてー!)」



葵が出、岬が入る頃には既に両チーム共選手達の配置が整い、後はポブルセンが
フリーキックで試合を再開するだけだった。全日本ゴールまでの距離は精々40mと言った所である。

森崎「むう…流石にあの距離から直接FKは無い…よな?どうしておこう?」

A 臨機応変に対応すべきだ。特に何もしないでおこう。
B ポブルセンなら十分あり得る。DFラインを下げておこう。
C カペロマンに渡してきそうだ。早田と赤井にサインを出しておこう。
D ここからは本気だ!超モリサキモードON!

      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1262005834/l50にて
            ☆2010/2/23 16:00:00☆ から投票期間を設けます。
    そこから  15  票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は
   その次の票をタイブレーカーに使います。どれか一つに確定した場合はその時点で投票を
         止めて下さい。尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。

571 :創る名無しに見る名無し:2010/02/24(水) 11:09:55 ID:d6J4hL1p
>>566
補足ありがとうございます。

>>563
スライディングの反則だから、距離に関係なく直接フリーキックじゃない?
「遠いから直接は狙ってこないだろう」って意味ならわかるけど。

572 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/24(水) 12:59:42 ID:H3fCJFd9
>A 臨機応変に対応すべきだ。特に何もしないでおこう。

森崎「(あのヤローなら本当に撃ってくるかも知れんが、そればっかりを警戒するのも良くない。ここは各自の判断に任せるか)」

森崎は今回は特に守備の指示を出さない事に決めた。一方キッカーのポブルセンは…
-----------------------------------------------------------------------------
【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1262005834/l50にて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、★も含めて一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★ポブルセンの判断→!card★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

JOKER→「(ん?このまま中盤でボールキープするのが日本に対する最大の嫌がらせじゃねえか!)」
ダイヤ→「(ここからじゃしょうがねえな。たまにはカルツにパスするか)」
ハートかスペード→「(距離があってもFKなら関係ねえ!俺の力を見せてやる!)」
クラブ→「(カペロマンに渡してやるか。多分失敗するだろうが)」

573 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/24(水) 13:58:08 ID:H3fCJFd9
★ポブルセンの判断→ ダイヤ8 ★

ダイヤ→「(ここからじゃしょうがねえな。たまにはカルツにパスするか)」
-----------------------------------------------------------------------------
ポブルセン「(流石に遠すぎるな。体力を無駄遣いするのもシャクだし、カルツに戻そう)」

ポブルセンはあくまで自分の利害を考えた上で無茶を自重する事にした。
だが今回はその殊勝な選択が裏目に出る事になる。

ピィイイッ!

ポブルセン「ホラよ!」

タタッ、バコッ!

カルツ「なぬ?」

まさかのバックパスを受け取ったカルツは普段細い目を丸くし…すぐに悲鳴を上げた。

カルツ「バ、バカ野郎!今俺の近くには…」

ポブルセン「は?」

ダダダダッ!!

日向「わはははは!棚からぼた餅だぜ!」

三杉「これは貰わない手は無いな!」

カルツ「この二人が居るんだよォ〜〜!!」

放送「試合再開!ポブルセンくんカルツくんに一旦戻し…おおっ、日向くんと三杉くんが殺到した!」

574 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/24(水) 13:58:31 ID:H3fCJFd9
【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1262005834/l50にて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、★も含めて一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★カルツ ドリブル (!card) 71+(!dice + !dice)=★
★日向 タックル (!card) 71+(!dice + !dice)+(人数補正+1)=★
★三杉 タックル (!card) 71+(!dice + !dice)+(人数補正+1)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→カルツ、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(マイヤーがフォロー)(岬がフォロー)(中里がフォロー)
≦−2→全日本ボールに。

>>5-7に載っているルール以外の補足・補正・備考】
カルツ:ダイヤかハートで「ハリネズミドリブル(+3&吹飛係数2)」
日向:ダイヤかハートで「タイガータックル(+3&吹飛係数2)」
三杉:「スキル・フィジカル不足(全接触プレイで≦−2で負けると吹っ飛ばされる)」

575 :創る名無しに見る名無し:2010/02/24(水) 14:01:56 ID:iKenHJv6
★三杉 タックル (!card) 71+(!dice + !dice)+(人数補正+1)=★

576 :創る名無しに見る名無し:2010/02/24(水) 14:03:00 ID:iKenHJv6
すいません、投稿場所間違えました

577 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/25(木) 01:00:31 ID:BW68HuYB
★カルツ ドリブル ( クラブJ ) 71+( 2 + 3 )=76★
★日向 タックル ( ハート7 ) 71+( 2 + 1 )+(人数補正+1)+(タイガータックル+3)=78★

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】≦−2→全日本ボールに。
-----------------------------------------------------------------------------
ズシャアアアアアアアアアアア!!
ドゴオッ!

カルツ「ぐぎゃあっ…(ポブルセンのアホー!)」

ポブルセン「バ、バカ野郎!何をあっさり奪われてやがる!」

カペロマン「いやどう見てもあんな所にパスしたお前が悪いぞ」

メッツァ「(居るよね、判断力も観察力も無いのにパス出す奴)」

若林「…全く、なんてブザマな」



シュナイダー「フライハイト」

フライハイト「なんだ?」

シュナイダー「ポブルセンはパスが出来ないからパスをしないのか?それともパスをしないからパスが出来ないのか?」

フライハイト「哲学的な問答だな。俺が推測出来るのはポブルセンがあれだけ個人プレイに
走るのを許されているのはそうさせている方がマシだから、と言う事だな」

578 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/25(木) 01:01:11 ID:BW68HuYB
放送「日向くん得意のタックルでカルツくんを吹き飛ばしたー!思わぬ速攻のチャンスです!」

日向「さっさとボールを運べ、三杉!」

三杉「そうさせてもらうよ」

味方や同胞ですら呆れ返ってしまうポブルセンの珍プレーの結果、全日本ユースは予期せぬチャンスを得た。
この機を逃すまいと日向はボールを三杉に託し、自らも駆け上がり始める。

マイヤー「くっ、くそっ!」

リンツ「行かせて堪るか!」

三杉「抜く」
-----------------------------------------------------------------------------
【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1262005834/l50にて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、★も含めて一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★三杉 ドリブル (!card) 72+(!dice + !dice)=★
★マイヤー タックル (!card) 67+(!dice + !dice)+(人数補正+1)=★
★リンツ タックル (!card) 66+(!dice + !dice)+(人数補正+1)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→三杉、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(日向がフォロー)(岬がフォロー)(メッツァがフォロー)
≦−2→ハンブルグボールに。

>>5-7に載っているルール以外の補足・補正・備考】
三杉:ダイヤで「やや華麗なドリブル(+2)」
「スキル・フィジカル不足(全接触プレイで≦−2で負けると吹っ飛ばされる)」

579 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/25(木) 01:04:51 ID:BW68HuYB
一時をちょっとオーバーしてしまいましたが、今日はここまで。
また明日お会いしましょう。

>>576
お気にせず。これからもガンガン参加して下さい。



今日のキャプ森に関係ない話題。
エストポリス伝記をやり直したいなあ。
でもプレイしたら確実に泣いちゃうから…

580 :創る名無しに見る名無し:2010/02/25(木) 01:08:49 ID:cC5X01Py
乙でしたー!エストポリス伝記は友達と一緒によくやったなあ…
内容知らないんですけど新作でるらしいですね

581 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/25(木) 12:19:31 ID:BW68HuYB
>>580
新作は2がアクションRPGにリメイクされるそうで…
リメイク自体は良いのですが、ティアがエラい事に(笑)

582 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/25(木) 12:20:06 ID:BW68HuYB
★三杉 ドリブル ( スペード2 ) 72+( 2 + 4 )=78★
★マイヤー タックル ( ダイヤ2 ) 67+( 3 + 3 )+(人数補正+1)=74★
★リンツ タックル ( クラブ2 ) 66+( 3 + 3 )+(人数補正+1)=73★

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】≧2→三杉、ドリブル突破。
-----------------------------------------------------------------------------
シュシュッ!
バッ!
ダダッ!

マイヤー「あっ!」

リンツ「しまったァ!」

放送「三杉くん二人抜き!ドリブルしているとは思えないスピードでぐんぐんハンブルグ陣内を駆け上がります!」

観客「うおーいけー三杉ー!」「フィールドの貴公子よ、復活を見せてくれーっ!!」

三杉「(ここで決められれば大きい!僕の最大の技で挑むぞ!)岬くん、頼む!」

パンッ!
ダダッ!

岬「うん!アシストさせてもらうよ!」

放送「ワンツーリターンでボールをPA浅めに上げたーっ!こ、これは出るか出るか…」

ダダッ!
バッ!
グルン!

583 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/25(木) 12:20:27 ID:BW68HuYB
放送「出たーーーっ!!三杉くんの大技、ハイパーオーバーヘッド!!」

森崎「(よし!今度こそ俺の使った時間の分は働けよ!)」

弥生「(ご主人様…!)」

全日本メンバー「頼む、三杉ィ!」「決めてくれーっ!!」

若林「(来た!神経を研ぎ済ませろ…!)」
-----------------------------------------------------------------------------
【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1262005834/l50にて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、★も含めて一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★三杉 ハイパーオーバーヘッド (!card) 79+(!dice + !dice)=★
★ハーネス 高いクリア (!card) 71+(!dice + !dice)=★
★若林 パンチング (!card) 80+(!dice + !dice)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−MAX【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(日向がねじこみに)(日向がフォロー)(若林がフォロー)
≦−2→ハンブルグボールに。

【シューター】−【キーパー】
≧2→三杉のハイパーオーバーヘッドがハンブルグゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(日向がねじこみに)(中里がフォロー)(ゴンゲルスと日向がせりあいに)
≦−2→ゴールラインを割り、全日本の右CKに。

>>5-7に載っているルール以外の補足・補正・備考】
若林:ダイヤかハートで「とめる!(+3)」

584 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/25(木) 13:09:13 ID:BW68HuYB
★三杉 ハイパーオーバーヘッド ( クラブ3 ) 79+( 2 + 1 )=82★
★ハーネス 高いクリア ( ダイヤ8 ) 71+( 6 + 6 )=83★

【シューター】−MAX【ブロッカー】=−1→ボールはこぼれ球に。そして若林がフォロー。
-----------------------------------------------------------------------------
三杉「(ここで決める!決めないと苦しい。こんなラッキーチャンスは二度と回ってこない!)」

三杉の頭脳が常人より速く回転し、刹那の間に数々の思考を駆け巡らせる。
だが今回それは雑念となり、彼のプレイの精度を鈍らせていた。

バキャッ!

三杉「!?」

ハーネス「ぐおおおおおああっ!!」

バコォオオオオン!

実力で言えば勝って当然のDFにシュートを防がれてしまい、キーパーに届かせる事すら出来ない。
FWとしてこれ以上屈辱的な事は無いかもしれない出来事が起きてしまった。

若林「…なんだ、ウルグアイ戦と同じショボいオーバーヘッドか」

ガチッ!

三杉「そ…そんな…!」

森崎「な、何ィ!?三杉のアホー!」

日向「バカ野郎三杉!なんだそのザマは!」

585 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/25(木) 13:09:46 ID:BW68HuYB
放送「あああ〜っ!?こ、これは…三杉くんのミスキックか、それともハーネスくんのファインプレイか?
いずれにせよ三杉くんのオーバーヘッドキックはハーネスくんの頭に弾かれてしまい
上空に舞い上がったボールは若林くんが楽々キャッチしました!」

観客「あああああ〜っ!?何だよそれ!」「わざわざFWで出ていてそれしか出来ないのかよ!」

早田「三杉のアホゥ!いてこますぞワレ!」

岬「(何をやっているんだか…段々利用価値が落ちてきたな)」

期待が大きければその分落胆も大きい。この状況を覆す所かチャンスをフイにしてしまった事で
数々の批判が三杉に降り注いだが、当の本人は誰よりも厳しく自分を責めていた為殆ど耳に入らなかった。

三杉「(何を…何をしているんだ僕は!何故練習通りに出来ない!?何故実力が出せないんだ!!)」

見上「(くっ、不運な失点に葵の退場と来て次は三杉の不調か…どんどん流れが悪くなっていくな)」



三杉の失態から数分後、試合は小康状態に陥っていた。
焦って攻める必要が無いハンブルグが中盤で落ち着いてパスを回し全日本のスキをじっと窺っていたのだ。
最初から中盤での勝負を放棄したに等しい全日本のフォーメーションでは中々ボールが奪えず、時間がじりじりと過ぎていく。

森崎「くっそ〜、なんでやる事なす事全部裏目に出るんだ!いい加減良い事が
起きても良い筈だろ!…愚痴っていても始まらないな。今はどうするかが重要だ」

A 何も言わずに皆がボールを取り返してくれるのを待つ。
B 早田と赤井を中盤に上がらせ、DFを3バックにする。
C 三杉を思い切り罵りながら馬車馬の様に働けと命じる。
D PAを飛び出し守備参加!…のフリをする。
E PAを飛び出し守備参加!頼れるのは自分の身のみ!
F とりあえず超モリサキになっておく。

      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1262005834/l50にて
            ☆2010/2/25 14:00:00☆ から投票期間を設けます。
    そこから  15  票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は
   その次の票をタイブレーカーに使います。どれか一つに確定した場合はその時点で投票を
         止めて下さい。尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。

586 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/26(金) 13:35:20 ID:8SUMRTS0
>D PAを飛び出し守備参加!…のフリをする。

森崎「(このまま一番不味いのは中盤で好き勝手にやられて時間を潰され、こっちが分の悪い賭けを挑まされる事だ。それなら…)」



パンッ!
ダダッ!

全日本メンバー「くそーっ!カットできねえ!」「愚痴っている暇があったらもっと走れ!」

ハンブルグメンバー「そっち、後ろから来てるぞ!」「こっちだ!逆サイド!」

放送「前半28分!中盤で素早くパスを繋ぐハンブルグが依然としてボールをキープしています!
全日本の選手達も必死に走っているのですが、余裕の差で上を行かれているのか奪えません!」

観客「頑張れ!諦めるんじゃない!」「まだ焦る時間帯じゃないんだ、確実に奪いにいけーっ!」

時間を順調に消化していくハンブルグと徐々に焦りだす全日本。

ダダダーッ!!

森崎「うおおおおお!!俺も守備参加するぞーっ!」

全日本メンバー「!?」「ちょっと待て森崎ィ!」「何やってんだーっ!」

放送「おおおおっ!?も、森崎くんです!業を煮やした森崎くんが守備参加しようとしています!」

観客「何!?本気かよ?」「いくらなんでも今はそんな必要無いだろ!」「失敗したらタダじゃ置かないぞ森崎ーっ!」

シュナイダー「モ、モリサキ…?」

587 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/26(金) 13:35:50 ID:8SUMRTS0
森崎が割り込んだのはそんな構図だった。大声と共にPAを飛び出し自陣の中程に
走りこんできた森崎の姿に大混乱が巻き起こる。そして肝心のハンブルグの反応は…
-----------------------------------------------------------------------------
【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1262005834/l50にて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、★も含めて一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★釣れますか?→!card★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

JOKER→なんとポブルセンが森崎に向かってシュート!…ではなくパス!?
ダイヤ→「フザけんなバカヤローッ!」ポブルセン突撃開始!
ハート→「ラッキー!ここから撃ってやるぜ!」カペロマン速射!
スペード→「ま、また日本人が変な事を…」カルツ困惑!
クラブ→「引っかかるな!パス回しを継続しろォ!」若林冷静!

588 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/26(金) 13:56:05 ID:8SUMRTS0
★釣れますか?→ ハート5 ★

ハート→「ラッキー!ここから撃ってやるぜ!」カペロマン速射!
-----------------------------------------------------------------------------
ポブルセン「フ…フ…フザけんなバカヤローッ!」

ポブルセンは森崎の奇行に彼らしく怒り狂った。しかしその時ボールを回されていたのは彼ではなかった。

カペロマン「ラッキー!ここから撃ってやるぜ!」

グワアアッ!

森崎「うお、早速か!」

ダダダダーッ!

カペロマンは森崎の奇行をチャンスと捉え、すぐさま足を振り上げた。
彼は今全日本ゴールまで40m強の距離に居たが、DFラインが高くなっている為ブロッカー達は構える時間が少ない。
また森崎がPAに戻ってセーブしてもシュートコースをじっくり見切る余裕は無いと踏んでの判断である。

早田「どわっ、来たか!」

赤井「と、止めなきゃ!」

次藤「ぬうっ!」

バシュウウウウウウッ!!

放送「これをチャンスと見たカペロマンくんが足を振り上げて…撃ったーっ!!」

589 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/26(金) 13:56:49 ID:8SUMRTS0
☆どのセービング方法でいきますか? 2010/2/26 14:30:00 から
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1262005834/l50にて
投票期間を設けます。そこから  10  票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。
どれか一つに過半数の票が集まった場合はその時点で投票を止めて下さい。引き分けが
生じた場合11票目をタイブレーカーとします。尚、投票の際はage進行でお願いします。)

A がんばりダイビング (セーブ力に固定で+8します。) ガッツ消費150
必殺パンチングです。通常のパンチングよりは味方のフォロー率が高いです。

B がんばりセービング・改 (セーブ力に固定で+10します。) ガッツ消費200
必殺キャッチです。ただし成功しても相手のシュート値との差が小さいと弾いてしまう事も。

C パンチング (セーブ力に固定で+5します。)  ガッツ消費80
ランダムで「するどいパンチング」が発動し、さらに(+3)される可能性もあります。
ただし味方がフォローしてくれないと 続けてピンチを招く可能性もあります。

D キャッチング (セーブ力に固定で+2します。) ガッツ消費40
上手く行けばキャッチできます。相手のシュート値との差が小さいと弾いてしまう事も。
キャッチング経験値・2/5(経験値が溜まってレベルアップすると鋭いキャッチングを習得します)
-----------------------------------------------------------------------------
森崎セーブ力:73
カペロマンのサイドワインダーの威力:78
森崎ガッツ 675/835

※成功もしくは失敗による支持率の変動幅は、この項目の上の方が小さく下の方が大きくなります。
強力なシュートをリスクの高いセービングで止めれば、注目度も上がるという事です。

590 :創る名無しに見る名無し:2010/02/26(金) 14:22:09 ID:cl2wkI/j
40メートルとありますが
距離ペナはつきますでしょうか?

591 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/26(金) 14:57:17 ID:8SUMRTS0
>A がんばりダイビング (セーブ力に固定で+8します。) ガッツ消費150

森崎「(へへっ、後はこのボールを弾いてカウンターだ!)」
-----------------------------------------------------------------------------
【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1262005834/l50にて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、★も含めて一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★カペロマン サイドワインダー (!card) 78+(!dice + !dice)=★
★早田 ブロック (!card) 66+(!dice + !dice)+(人数補正+1)=★
★赤井 ブロック (!card) 70+(!dice + !dice)+(人数補正+1)=★
★次藤 ブロック (!card) 70+(!dice + !dice)+(人数補正+1)=★
★森崎 がんばりダイビング (!card) 81+(!dice + !dice)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−MAX【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ポブルセンがフォロー)(ヤラがねじこみに)(石崎がフォロー)
≦−2→全日本ボールに。

【シューター】−【キーパー】
≧2→カペロマンのサイドワインダーが全日本ゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ヤラがねじこみに)(ゴールラインを割り、ハンブルグの右CKに)(石崎がフォロー)
≦−2→中山がフォロー。

>>5-7に載っているルール以外の補足・補正・備考】
赤井:ダイヤで「顔面ブロック(+6&150消費)」、ハートで「ダイビングブロック(+4&100消費)」
次藤:ダイヤかハートで「パワーブロック(+4&100消費)」

592 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/26(金) 15:11:14 ID:8SUMRTS0
>>590
ご覧の通りです。
DFラインの位置が上がっていた事と森崎は駈け戻るのに時間がとられた為距離ペナはつきませんでした。

593 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/26(金) 16:06:28 ID:8SUMRTS0
★カペロマン サイドワインダー ( クラブJ ) 78+( 1 + 1 )=80★
★早田 ブロック ( クラブ10 ) 66+( 2 + 5 )+(人数補正+1)=74★
★赤井 ブロック ( スペード6 ) 70+( 5 + 1 )+(人数補正+1)=77★
★次藤 ブロック ( クラブ8 ) 70+( 3 + 3 )+(人数補正+1)=77★

【シューター】−MAX【ブロッカー】=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。

★カペロマン サイドワインダー ( クラブJ ) 78+( 1 + 1 )+(ブロック効果-2)=78★
★森崎 がんばりダイビング ( クラブ10 ) 81+( 5 + 5 )=91★

【シューター】−【キーパー】≦−2→中山がフォロー。
-----------------------------------------------------------------------------
ブブブブブ…

早田「なんや?」
赤井「あれっ?」
次藤「なんば…」

カペロマン「(やばっ、蹴り損なった!)」

森崎「(お、ラッキー!)そりゃあ!」

バッ!
バコォオオオオオン!!



森崎ガッツ:675→525/835

森崎チーム内支持率:46→47

594 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/26(金) 16:06:59 ID:8SUMRTS0
放送「これは…カペロマンくん得意のサイドワインダーと見せかけほぼ直線のシュート!
裏をかいてDFのブロックの隙間を通しましたが、素早く戻った森崎くんには通用せず!こぼれ球は中山くんがフォロー!」

シュナイダー「いや、あれはただの蹴り損ないだな」

フライハイト「皮肉にもDFを戸惑わせる効果はあったが、GKに防がれては意味が無いな」

見上「(ホッ…いきなり森崎が飛び出た時はどうなるかと思ったが、ただのフェイクだったか)」

中山「(やっとボールが奪えた…今度こそ得点チャンスに繋げたい!)岬!」

バムッ!

岬「ナイスパス中山くん(さて、サイドチェンジして中里に渡したいんだけど…案の定警戒されているな。
あまり分の良い勝負じゃないけれど、メッツァを自力で抜くしかないか)」

ダダダダッ!

放送「そして始まる岬くんの右サイドアタック!迎え撃つのは当然メッツァくんです!」

メッツァ「(こいつどんな選手だっけ?)」

595 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/26(金) 16:07:19 ID:8SUMRTS0
【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1262005834/l50にて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、★も含めて一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★岬 ドリブル (!card) 68+(!dice + !dice)=★
★メッツァ タックル (!card) 68+(!dice + !dice)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→岬、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(サイドラインを割り、全日本のスローインに)(クラウスがフォロー)(ポブルセンがフォロー)
≦−2→ハンブルグボールに。

>>5-7に載っているルール以外の補足・補正・備考】
岬:ダイヤで「華麗なドリブル(+3)」

596 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/26(金) 16:39:05 ID:8SUMRTS0
★岬 ドリブル ( スペード7 ) 68+( 5 + 6 )=79★
★メッツァ タックル ( ダイヤA ) 68+( 4 + 3 )=75★

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】≧2→岬、ドリブル突破。
-----------------------------------------------------------------------------
岬「(今まで見てきた限り、彼は積極性や闘争心とは程遠いタイプみたいだ。
守備意識もそれ程高くない…それなら、気迫とテクニックで押し返すか)はああっ!」

ヒュバババッ!

メッツァ「うっ!?」

岬「そこだっ!」

バコッ!
ダダダッ!

メッツァ「…結構上手い」

放送「岬くん上体揺らしから股抜き!見事メッツァくんを抜き去りました!」

*岬にフラグAが立ちました。



岬「(よし、なんとかなったぞ。後は…)」

日向「寄越せ岬!」

597 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/26(金) 16:39:25 ID:8SUMRTS0
岬「(やっぱり小次郎に渡すべきだ。だけど恐らくカルツがカットに来る…出来れば博打は避けたいんだけど、さて)」
-----------------------------------------------------------------------------
【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1262005834/l50にて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、★も含めて一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★岬のゲームメイク→!card
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

JOKER→…そうだ。ブーメランシュートをパスに応用すれば…!
ダイヤかハート→折角セカンドトップとして出ているんだから三杉くんを経由しよう。
スペードかクラブ→この場合は止むを得ない。カルツのパスカット覚悟でパスだ。

598 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/26(金) 16:47:23 ID:8SUMRTS0
★岬のゲームメイク→ クラブK

スペードかクラブ→この場合は止むを得ない。カルツのパスカット覚悟でパスだ。
-----------------------------------------------------------------------------
岬「(ゼロリスクの選択肢なんて滅多に無い。ここはカットされないパスを出すんだ!)」

バシュウッ!

カルツ「予想通りぜよ!」

放送「岬くんここでパスを出した!日向くんにボールが向かっていくが、カルツくんがインターセプトに走っている!」
-----------------------------------------------------------------------------
【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1262005834/l50にて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、★も含めて一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★岬 パス (!card) 68+(!dice + !dice)=★
★カルツ パスカット (!card) 69+(!dice + !dice)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→日向、パスキャッチ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(三杉がフォロー)(リンツがフォロー)(ポブルセンがフォロー)
≦−2→ハンブルグボールに。

599 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/26(金) 16:57:15 ID:8SUMRTS0
む〜ん、キリの良い所で終えたかったですが…ちょっと無理っぽいですね。
ここから630レスまで次スレのスレタイを募集します。
1レスにつき1案で以下の形式でお願いします。
【】キャプテン森崎35【】

600 :創る名無しに見る名無し:2010/02/26(金) 17:01:08 ID:nADlacB7
【3年半越しの】キャプテン森崎36【決着】

ここが35スレなので、こうでいいですよね?乙でしたー!

601 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/26(金) 17:01:42 ID:8SUMRTS0
あっといけない!そうです、36です。有難うございます。

【】キャプテン森崎36【】

602 :創る名無しに見る名無し:2010/02/26(金) 17:04:34 ID:9YPVt7zR
【決着】キャプテン森崎35【スーパーゴールキーパー】

603 :創る名無しに見る名無し:2010/02/26(金) 17:05:18 ID:c/GjRRUj
【キャプテン戦線】キャプテン森崎36【赤信号】

604 :創る名無しに見る名無し:2010/02/26(金) 17:17:54 ID:nADlacB7
【正GKは】キャプテン森崎36【誰だ!?】

605 :創る名無しに見る名無し:2010/02/26(金) 17:34:56 ID:ZSsKzyTq
【2人の】キャプテン森崎36【SGGK】

606 :創る名無しに見る名無し:2010/02/26(金) 17:45:42 ID:Bru1syos
【若林と翼と】キャプテン森崎36【森崎と選手生命】


607 :創る名無しに見る名無し:2010/02/26(金) 18:17:05 ID:VKtELlRm
【NOSTOP】キャプテン森崎36【カルツくん】


608 :創る名無しに見る名無し:2010/02/26(金) 18:38:47 ID:H8hwTpY2
【心臓病が】キャプテン森崎36【治るとヘタレ】

609 :創る名無しに見る名無し:2010/02/26(金) 18:40:27 ID:zwtXHEC4
【ずっと待ってた】キャプテン森崎36【この対決を】

610 :創る名無しに見る名無し:2010/02/26(金) 18:43:21 ID:9z77iy0R
【ケンカの】キャプテン森崎36【汚名返上?】

611 :創る名無しに見る名無し:2010/02/26(金) 18:43:41 ID:y+n8Xshk
【カード林とは】キャプテン森崎36【違うのだよ!】


612 :創る名無しに見る名無し:2010/02/26(金) 18:50:04 ID:9z77iy0R
ダイスは
【若林さんの】キャプテン森崎36【フィールド】

613 :創る名無しに見る名無し:2010/02/26(金) 19:08:19 ID:iVBIjU2b
【復活!】キャプテン森崎36【ガラスの貴公子】

614 :創る名無しに見る名無し:2010/02/26(金) 19:10:03 ID:RvL9lCDO
【逆襲の】キャプテン森崎36【若林U】

615 :創る名無しに見る名無し:2010/02/26(金) 19:55:40 ID:iZbvEsXo
【真・東洋の】キャプテン森崎36【守護神】


616 :創る名無しに見る名無し:2010/02/26(金) 20:19:06 ID:z2UfvHrG
【1番は】キャプテン森崎36【俺のもんだ!】

617 :創る名無しに見る名無し:2010/02/26(金) 21:24:13 ID:VS/rini7
【劇場版】キャプテン森崎36【猿ブロック】



618 :創る名無しに見る名無し:2010/02/26(金) 21:39:05 ID:zuTR++HB
【逆襲の若林】キャプテン森崎36【劇場版】

619 :創る名無しに見る名無し:2010/02/26(金) 21:39:26 ID:9z77iy0R
猿ブロックw

620 :創る名無しに見る名無し:2010/02/26(金) 21:48:04 ID:r62cPX/t
【真の】キャプテン森崎36【SGGK】

621 :創る名無しに見る名無し:2010/02/26(金) 22:15:21 ID:mTAh5N9/
【若林源三を】キャプテン森崎36【なめるな!!】

622 :創る名無しに見る名無し:2010/02/26(金) 22:22:33 ID:nADlacB7
【皇帝様が】キャプテン森崎36【見てる】

623 :創る名無しに見る名無し:2010/02/26(金) 22:28:12 ID:+CW1WvTw
【赤く染まる】キャプテン森崎36【決勝戦】

624 :創る名無しに見る名無し:2010/02/26(金) 22:34:32 ID:nADlacB7
【炎のカウンター】キャプテン森崎36【アタック】

625 :創る名無しに見る名無し:2010/02/26(金) 22:52:28 ID:MkcTPiCd
【若島津】キャプテン森崎36【噛ませ犬にもなれず】

626 :創る名無しに見る名無し:2010/02/26(金) 22:58:38 ID:cR28R6Ag
【そろそろ】キャプテン森崎36【本気出す】

627 :創る名無しに見る名無し:2010/02/26(金) 23:42:20 ID:CCeSY6OL
【イクゾ】キャプテン森崎36【ワカバヤシ】

628 :創る名無しに見る名無し:2010/02/27(土) 00:19:29 ID:2oN0T77n
【点を取れなければ】キャプテン森崎36【下剤だ!】

629 :創る名無しに見る名無し:2010/02/27(土) 01:00:45 ID:uqodP4Wk
【鉄壁の壁を】キャプテン森崎36【ブチ破れ】

630 :創る名無しに見る名無し:2010/02/27(土) 01:19:29 ID:2oN0T77n
【燃えて】キャプテン森崎36【ヒーロー】

631 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/27(土) 12:23:02 ID:thPpn4g/
次スレのサブタイトルは説明不要の説得力を放つコレに大決定!
【真・東洋の】キャプテン森崎36【守護神】
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1267240628/

どなたか支援カキコお願いしまーす。



尚、ツインシュートのポスト・枠外判定を少し修正したのでお知らせします。
今までの仕様だとツインシュートはポストは発生しやすいが枠外の
発生条件が設定されていなかった事に気付いたので以下の様に設定しました。

☆シュート時ポストに当たったり枠外に行く確率☆
シューターとキーパーのカードの数字の和が14の場合シュートはゴールポストに当たり、
更にカードのマークまで一致した場合は枠外になります。ただしツインシュートの場合は例外で、
シューター同士のマークが一致した場合ポストとし、更にカードの数字の和が14の場合枠外になります。

632 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/27(土) 12:25:30 ID:thPpn4g/
支援有難うございました。このスレの残りは何に使いましょうか…
どなたか何かリクエストがあればどうぞご遠慮なく。
無ければ…登場キャラが読者の質問に答えちゃうよコーナーでも開こうかしら。



このスレは、ご覧のスポンサーの提供でお送りしました。

2ちゃんねる
ヒューガー(株)
若林財閥
片桐総合グループ
すしおだチェーン
大空マリンカンパニー
若堂流空手
メンズアパレル・バルバス
ピエールファミリー

次スレもよろしくお願いします。

633 :創る名無しに見る名無し:2010/02/27(土) 12:45:00 ID:uqodP4Wk
乙です!
久し振りにパルメイラスのメンバーに会いたいでふ

634 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/27(土) 12:49:09 ID:thPpn4g/
>>633

ネイ「呼ばれて飛び出てじゃじゃんじゃーん!いやあ〜嬉しいね。
君、可愛い女の子?勿論綺麗なお姉さんもセクシーなおば様も大歓迎!」

トニーニョ「これで相手が男だったらどうする気だ?」

リンコン「ケッ。いっその事男に惚れられちまえば良いのに」

キーガン「…おえっ!想像するんじゃなかった」

635 :創る名無しに見る名無し:2010/02/27(土) 13:22:48 ID:uqodP4Wk
ありがとうございます!
もうすっかりブラジルの敵や味方に首っ丈になってまして…

「みんな元気で何よりだ、俺も新天地で頑張ってるよ」

     パイサンドゥ サルサノ

636 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/27(土) 13:31:20 ID:thPpn4g/
>>635
パイサンドゥ監督「よし みんなきけ
つぎのしあいのあいては フラメンゴだ
そのつぎのしあいは サンパウロとたたかう

なおその2しあいがおわったら
サルサノをかいこする」


637 :創る名無しに見る名無し:2010/02/27(土) 18:23:02 ID:uqodP4Wk
サルサノ「それは皆と一緒に見たから楽しかったんだよ…」

悲劇は繰り返されるのか…監督、御慈悲を!
でも実際あの2チームと連戦になったら失点の嵐だorz

638 :創る名無しに見る名無し:2010/02/28(日) 00:29:37 ID:6ilgHeEJ
サルサノw
せっかくスレタイになった事だしウルグアイのトリオにも最後の挨拶があると嬉しいな

639 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/28(日) 14:41:33 ID:KFfq/eCq
>>638

ビクトリーノ「ご氏名ありがとよ。だが最後とは聞き捨てならないな、ベイビー」

火野「俺達の戦いはこれからだ。南米予選を1位で突破してワールドユースに殴りこんでやるぜ」

ダ・シルバ「しばらく出番はなくなっちゃうけど、忘れないでいてくれよーっ!!」

640 :創る名無しに見る名無し:2010/02/28(日) 16:17:09 ID:6ilgHeEJ
「おぅいぇー!絶対、来てくれよな!」

このスレで最後、という意味に取ってくれると嬉しいです
テクモ版だと南米予選で落ちる設定だけど、現実設定を無視してでもブラジル・アルゼンチンともども上がってくれると嬉しいな

641 :創る名無しに見る名無し:2010/02/28(日) 16:40:26 ID:XfRvIDZ/
もしもキャプ森世界に2chがあったら、琴音さんはどんなスレを立てますか?

642 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/28(日) 17:19:22 ID:KFfq/eCq
>>641

カタカタカタカタ…

琴音「

【年下】現役男子高生を落としたい【大好き】
食堂のおばちゃんやってるけど質問ある?
サッカー素人の20代女にサッカーを教えて欲しい
山森正吾非公式ファンスレッド

…もう!どのスレも下品なレスや荒らしばっかりだわ!」



初音「琴音ー、せめてAHOO知恵袋にでもしておきなさいよ…」

643 :創る名無しに見る名無し:2010/02/28(日) 17:53:58 ID:awqdKXQJ
ありそうですごく嫌だw

644 :創る名無しに見る名無し:2010/02/28(日) 21:29:16 ID:FnFvLYp+
ネタバレっぽい質問で恐縮なのですが

もし前回のハンブルク戦で負けてたら?
日向に喧嘩で負けてたら?
ジョーカー引いて松山が女の子になってたら?

といったIfの展開が気になります。

645 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/03/01(月) 09:48:34 ID:H4vZi1D9
>>644

ハンブルグ戦で負けていたらその分若林の支持率や感情値が高くなっていました。
ただし1−5で負けるか4−5で負けるかでは大きな違いがあったでしょうから
一概には言い切れませんが…

日向に喧嘩で負けていたらその分キャプテン立候補に不利になっていたでしょうね。
KOの悪影響で練習に参加できなくなったりと色々デメリットを作る予定でした。

松山光ちゃんは…「JOKER来ないよね?大丈夫だよね?」と思いながら
書いていたので、万が一実現していたらゲームオーバーにしていたかも知れません。
下手するとヒロインになっていたかも知れないので(爆)

646 :創る名無しに見る名無し:2010/03/02(火) 21:41:31 ID:xwJhtpTq
ありがとうございます!
たまに読み返すと色々気になっちゃうんですよね。

647 :創る名無しに見る名無し:2010/03/03(水) 17:54:21 ID:5SzhePg8
たしかまだ未登場のスカイラブツインて補正どのくらいあるんでしょうか? とんでも空中サッカー好きとしては気になります。
弾丸は双子ジャナクテモイイヨネ…

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