キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
キャプテン森崎まとめ掲示板TOP

■掲示板に戻る■ 全部 1- 101- 201- 301- 401- 501- 601- 701- 801- 901- 最新50


レス数が1000を超えています。残念ながら全部は表示しません。
【どん底からの】キャプテンEDIT2【出発】

1 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/07(日) 18:30:02 ID:GE+4f6OQ
このスレはキャプテン森崎のスピンアウト作品に当たる、キャプテンEDITのスレです
森崎くんと同世代に生まれたサッカー少年・大前くん(オリキャラ)を操作し、彼を名選手に育てたり育てなかったりします
現在の目標は全国中学校サッカー大会出場
読者の皆さんに引いて頂いたカードや、投票していただいた選択肢に従い、物語が展開します

前スレ
【サッカー少年】キャプテンEDIT【奮闘記】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1266151951/

〜前回までのあらすじ〜
鳴紋中学サッカー部に入部してから、メキメキと実力を付け、練習試合ではスタメンに選ばれた大前
だが、試合では功名心からくるミスで途中交代を宣告され、更にそれを拒んだためにチームメイトからの信頼も失ってしまう
このことが原因で、入部以来の友人である雪村とも絶交状態に
失意のどん底に陥るが、マネージャー・菱野の叱咤を受け大前はなんとか自分を取り戻す
全国大会優勝を目指す先輩・早瀬、1年に残った最後の友人・比良山、何故か肩入れしてくる長池らに支えられ、再起を目指すことになった
そんな大前をよそに始まった県大会決勝戦。対戦相手のライバル校・清栄学園の奇策と大型新人・金成の実力に先制を許す鳴紋中
部長・小豆沢たちの奮闘ですぐさま同点に追いつくも、金成にはまだ秘策が……?

〜前スレのできごと〜
大前「能力と補正合わせて6〜7差なのに、シュートが入らない件」
国岡「大前の不幸でメシがウマい!」
長池「大前……俺の弟になれ……」
雪村「いっしょに帰って、友達に噂とかされると恥ずかしいし……」
菱野「私は一向に構わん!」
やす子「そんなことより特訓しようぜ!」
早瀬「ゲームオーバー寸前の大前くんに、『教えて! 早瀬さん』のコーナー!」
比良山「ラーメン屋の皮を被った悪魔め!」
金成「ねぇねぇ、今どんな気持ち? 1年生一人に先制されて今どんな気持ち?」
小豆沢「このかりは、かならずかえす!」
瀬川「ヒャア、がまんできねぇ、シュートだ!」

468 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/14(日) 00:49:46 ID:/RNtMLCQ
〜合宿5日目・夕食〜

菱野「――さん。大前さん? 起きて下さいまし」

菱野の声と、肩をゆすられる感覚。それで大前はやっと目を覚ました

大前「……ん? 菱野さん? あれ、何で俺の家に菱野さんが?」

菱野「くすっ。少し寝ぼけておいでですのね。ここは合宿所ですよ。晩御飯の時間になりましたので、起こしに参りましたわ」

大前「げっ。ひと眠りのはずが、そんなに経っていたのか……」

頭を振って眠気を払う。

大前「わかった、すぐ行く。先に戻っていてもいいよ」

菱野「はい。分かりましたわ」

菱野は肯くと、部屋を後にした。

大前「寝ぼけて宿と自分の家を間違えるなんて、漫画みたいなボケだったな……っと、いけない。晩飯に遅れちまう」

  … … …

食堂に降りると、何やら落田が騒いでいた。

落田「えーっ!? 今晩で菱野さんのご飯は最後って、どういうことなんですか!?」

やす子「どうもこうも、しょうがないじゃない。明日は部の練習じゃなくて、息抜きの海水浴をする日なの。
落田くん、あなたそんな日にまで菱野ちゃんを働かせる気?」

落田「うっ……お、俺は……そんなつもりじゃ……」

469 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/14(日) 00:51:40 ID:/RNtMLCQ
菱野「まあまあ、落田さん。私もその分、腕を振るってお造りいたしましたから、ご機嫌を直してくださいな」

落田「わかりました!!」

やす子「うわっ、立ち直り早っ!?」

大前「へえ、菱野さんの料理を食べれるのも、今日が最後なのか……そう思うと、少し感慨深いな」

さて、菱野の手による最後の晩餐の出来はというと――


先着1名様で以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。

★ラストディナー→ ! card=★


カードの絵柄で結果が変化します
ダイヤ→これは美味い! 美味しい食事でガッツ100回復&Kで追加効果発動
ハート・スペード・クラブのJ以上→うん、普通だ。食事を取ってガッツ50回復
クラブの10以下→なんだこれは!? 不味い料理でガッツ50消費
JOKER→うーまーいーぞー! 究極にして至高の料理でガッツ全快+最大ガッツが50上昇

470 :森崎名無しさん:2010/03/14(日) 00:52:09 ID:???
★ラストディナー→  スペード10 =★

471 :森崎名無しさん:2010/03/14(日) 00:52:13 ID:???
★ラストディナー→  ダイヤ4 =★

472 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/14(日) 01:08:55 ID:/RNtMLCQ
★ラストディナー→  スペード10 =★
ハート・スペード・クラブのJ以上→うん、普通だ。食事を取ってガッツ50回復
------------------------------------------------------------------------
落田「いいか、末松。これが合宿で食える、最後の菱野さんの手料理だ。こころして――」

末松「ガツガツ、ムシャムシャ、バクバク……」

落田「――って、人の話を聞けーっ!?」

比良山「末松は食えれば何でもいいらしいな」

大前「なんというコンビ解消劇」

早瀬「そもそもコンビだったのか、あいつら」

長池「……さてな」

瀬川「気持ちは分かるぞ、落合くん! やはり、美人の手料理とは別れがたいよなあ!」

落田「お、俺の理解者がこんな所にいるなんて!」

比良山「先輩、そいつは落田です。……というか落田は、自分の名前を憶えられない人を、理解者と言い切って大丈夫なんだろうか?」

大前「さあ?」

473 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/14(日) 01:10:33 ID:/RNtMLCQ
菱野「うーん……頑張ったつもりだったのですが、いつもの料理と変わりませんわ……」

やす子「ま、料理もサッカーも、一朝一夕ではものにならないわよ。それより、失敗を一度に押えこめたのは大きいと思うわ」

菱野「……監督」

やす子「菱野ちゃんは若いし、勉強熱心なんだから、料理くらいはいくらでも上手くなるわよ! もっと胸を張りなさいな」

菱野「はいっ」

大前「ところで、監督の料理の腕はどれくらいなんです?」

やす子「………………」

大前「なんで無言で目を逸らすんですか……」


※ 夕食を食べてガッツが50回復しました。現在のガッツ:320/620 ※
※ 合宿中に炊事を一手に引き受けていたことで、菱野の料理スキルが成長しました。失敗率が低下します ※

474 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/14(日) 01:11:46 ID:/RNtMLCQ
〜合宿5日目・夜〜

大前「さて、夜だ。最終日は明日だけど、実質これが最後の自由行動だな。
一回休んで体力を回復したことだし、ここは練習かな。まあ、誰かと会うのも悪くは無いとは思うけど……」


|   部屋@   |   部屋A   |   部屋B   |   部屋C   | 
   本条・国岡      本多・雪村     渡会・篠田     末松・落田
―――――――――――――――――――――――――――――――――
   廊下
―――――――――――――――――――――――――――――――――
    大前・豊原     長池・瀬川     比良山・早瀬  飯地監督・菱野
|   部屋D   |   部屋E   |   部屋F   |部屋G(女部屋)| 


先に2票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

A.練習だ!(ガッツ200消費:何を練習するか分岐します)
B.同じ部屋の豊原さんと会話しよう!
C.違う部屋に行ってみよう!(行く場所も併記してください)
D.静かな夜だ……瞑想にはうってつけだな(通常の瞑想と同じく、必殺フラグか幻想ポイントか分岐します)
E.明日に備えて、もう寝よう……(ガッツ100回復・自然回復と合わせて300回復となります)

475 :森崎名無しさん:2010/03/14(日) 01:12:44 ID:J0/Y9bYI


476 :森崎名無しさん:2010/03/14(日) 01:13:51 ID:VMqefoH2
A

477 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/14(日) 01:15:42 ID:/RNtMLCQ
>>A.練習だ!(ガッツ200消費:何を練習するか分岐します)
-------------------------------------------------------
大前「合宿最後の練習だ。無駄にしないように、慎重に選びたいな……」



先に2票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

A.必殺技の練習だ!(どの必殺技の経験値を稼ぐか選択します)
B.地道に能力値を上げよう!(どの能力値を上げるか選択します)

478 :森崎名無しさん:2010/03/14(日) 01:18:11 ID:J0/Y9bYI


479 :森崎名無しさん:2010/03/14(日) 01:19:31 ID:1WCacCqY



480 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/14(日) 01:22:56 ID:/RNtMLCQ
>>A.必殺技の練習だ!
-------------------------------------------------------
大前「この合宿では必殺技の完成度が伸びやすいからな。最後にもう一度、必殺技の練習だ!
さて、どの必殺技にする?」


先に2票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
A.ドリブル
B.パス(フラグあり)
C.シュート(フラグあり)
D.タックル
E.パスカット
F.ブロック
G.せりあい


浮き球シュートフラグ(現在経験値:11)で習得できる技
※ オーバーヘッドキック:威力2、消費ガッツ120、高い浮き球、必要必殺シュート経験値15(発展性:高) ※
※ ダイビングボレー:威力3、消費ガッツ160、低い浮き球、必要必殺シュート経験値15(発展性:有) ※
※ ジャンピングボレー:威力4、消費ガッツ200、低い浮き球、必要必殺シュート経験値20(発展性:有) ※
※ クリアボム:威力6(吹っ飛び係数3)、消費ガッツ250、高い浮き球、必要必殺シュート経験値30(発展性:有) ※
※ 前転シュート:威力5、消費ガッツ250、低い浮き球、必要必殺シュート経験値30(発展性:有) ※

パスフラグ(現在経験値:12)で習得できる技
※ ピンポイントパス:威力2、消費ガッツ60、地上パス、必要パス経験値20(発展性:有) ※
※ トップスピンパス:威力3、消費ガッツ60、地上パス、必要パス経験値25(発展性:有) ※
※ レインボーパス:威力3、消費ガッツ60、空中使用可能パス、必要パス経験値70(発展性:無) ※

481 :森崎名無しさん:2010/03/14(日) 01:25:02 ID:S9DMQ8VI
C

482 :森崎名無しさん:2010/03/14(日) 01:26:47 ID:1WCacCqY
C

483 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/14(日) 01:29:45 ID:/RNtMLCQ
>>C.シュート(フラグあり)
-----------------------------------------------------
大前「よし、シュートだ! ここで良い結果を出せば、秋の大会までに必殺シュートを完成させる目もある。
……最後の練習は、シュートの特訓だ!」


先着1名様で以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。
★ファイナル練習の成果→ ! card=★

K→必殺シュート経験値+10
10〜Q→必殺シュート経験値+5
6〜9→必殺シュート経験値+3
それ以外→必殺シュート経験値+1
クラブのA→成果無し……
JOKER→シュートが+2。必殺シュート経験値+20

484 :森崎名無しさん:2010/03/14(日) 01:30:32 ID:???
★ファイナル練習の成果→ ! card=★

485 :TSUBASA DUNK:2010/03/14(日) 01:30:32 ID:???
★ファイナル練習の成果→  ダイヤ10 =★

486 :森崎名無しさん:2010/03/14(日) 01:31:07 ID:???
★ファイナル練習の成果→  ダイヤ7 =★

最後に絵札以上こいやーッ!!!

487 :森崎名無しさん:2010/03/14(日) 01:32:12 ID:???
ツバダンさん、ナイス!

488 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/14(日) 01:41:27 ID:/RNtMLCQ
★ファイナル練習の成果→  ダイヤ10 =★
10〜Q→必殺シュート経験値+5
---------------------------------------------------
手に持ったボールを上に放り投げ、落ちてきたところを様々な打点からダイレクトシュートへ持っていく。
そんな訓練を繰り返すうちに、やがて大前には閃くものがあった。

大前(……撃てる。今の俺なら、必殺のダイレクトシュートを撃てる!)

脳裏に、決め球を放つ自分のビジョンが浮かんだ。

※ 必殺シュート経験値が+5され、16になりました ※
※ オーバーヘッドキック、ダイビングボレーを習得可能な経験値を得ました ※
※ どちらかを習得できますが、必要分の経験値と、現在持つ浮き球シュートフラグを失います ※


先に『4票』入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

A.オーバーヘッドキックを習得する:威力2、消費ガッツ120、高い浮き球、必要必殺シュート経験値15(発展性:高)
B.ダイビングボレーを習得する:威力3、消費ガッツ160、低い浮き球、必要必殺シュート経験値15(発展性:有)
C.まだだ、まだ上のクラスの技を習得したい! 今回は何も習得しない

489 :森崎名無しさん:2010/03/14(日) 01:43:41 ID:VMqefoH2
C

490 :森崎名無しさん:2010/03/14(日) 01:45:09 ID:F9YWQ/BU


491 :森崎名無しさん:2010/03/14(日) 01:45:56 ID:???
クリアボムまであと14か……

492 :森崎名無しさん:2010/03/14(日) 01:46:43 ID:LKuLbJYk
C

493 :森崎名無しさん:2010/03/14(日) 01:52:42 ID:GIfgn8NU
C

494 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/14(日) 02:01:09 ID:/RNtMLCQ
>>C.まだだ、まだ上のクラスの技を習得したい! 今回は習得しない
------------------------------------------------------------------
高い打点から、足が頭を超えるようにして打ち下ろすオーバーヘッドキック。
低い打点から、前方へ飛びこむようにして撃ち放つダイビングボレー。
そんな技が思い浮かんだが――

大前「……いや、駄目だ」

――地に落ちるボールを、微動だにせず見送った。

大前「俺が必要としているダイレクトシュートの必殺技は、もっと違う形のものの気がする。
……ここで構想を完全に固めてしまう、っていうのは時期尚早だな」

そう考え、ボールを片づけて夜のグラウンドを後にする。

大前「俺の、本当の必殺技……今はまだ形さえ見えないけれど、いつか必ずモノにしてみせる!」


※ 今回は必殺技を習得しませんでした ※
※ 練習をしたことでガッツが200減りました。現在のガッツ:120/620 ※

495 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/14(日) 02:04:23 ID:/RNtMLCQ
大前がオーバーヘッドとダイビングボレーを、華麗に隼したところで今回はここまでです
途中、判定の不具合のせいで投下が中断してしまったりして、申し訳ありませんでした。今後はこのようなことが無いよう努力します
次回は、順調にいけば夏合宿編終了までいけると思います
では、深夜までのお付き合い、ありがとうございました

496 :森崎名無しさん:2010/03/14(日) 02:06:21 ID:???
華麗なる隼スルースキルGET乙でした!

497 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/16(火) 22:19:45 ID:6PWV8nDY
どうも投下期間が開いてしまってすいません
合宿最終日の展開に詰まったのと、気分転換に書いたちょっと先のNPCパートの執筆で時間を取られるという、
バカみたいなコンボを発動してしまいました……
今回、いつも以上に頭の悪い話なのでご注意

-------------------------------------------------------------------------------------------
〜合宿最終日・海水浴〜

落田「海だーっ!!」

雪村「広いぞー! 大きいぞー!」

瀬川「イヤッホー!!」

真夏の青い海に目がけて、快哉を叫ぶ落田たち。

早瀬「やれやれ。興奮しすぎだろあいつら」

比良山「まあ、俺たちは内陸育ちですからね。あの二人が羽目を外す気持ちも、少しは分かります」

末松「あれ? 海の家は無いの? 浜茶屋は? 焼きそばとかき氷は?」

長池「輝く太陽。青い海。白い雲。……どれも今の俺には眩しすぎる……」

大前「なんでも眩しがりますね、長池さん」

やす子「ふっふーん♪ ここって結構田舎だから、この時期でも砂浜が空いてるのよねー。
海水浴場っていうにはちょっと狭いけど、この人数なら問題ないでしょう? 今日は思う存分羽を伸ばしなさいっ!」

498 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/16(火) 22:20:53 ID:6PWV8nDY
大前「……」

早瀬「……」

比良山「……」

そう言う飯地の姿を見た瞬間、部員一同は思わず黙り込んだ。

やす子「ん? どしたの、みんな?」

大前「監督……あなた、なんて格好しているんです?」

やす子「観ての通りの水着姿よ! どう? 似合ってる?」

髪を掻き上げながら、腰をくねらせてポーズを決める飯地。彼女が着ている水着は、なんというか……大変に際どい。
ストラップを兼ねた二本の布地だけで上半身を覆い、ボトムが切れあがった構造のY字型のワンピース。
――いわゆるスリングショットである。
当然、露出度は異様に高い。

大前「痴女の一歩手前って感じですよ……」

比良山「その……青少年を引率する立場であられる方としては、いかがなものかと思いますが……」

499 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/16(火) 22:21:57 ID:6PWV8nDY
目を泳がせながら苦言を呈する大前と比良山。

やす子「二人とも固いわね〜。早瀬くんたちはどう? 大人の魅力が分かるかな〜?」

早瀬「……」


先着1名様で以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。

★やす子「魅力ビ〜ムっ☆」→ ! card=★


カードの絵柄で結果が変化します
ハート→年上趣味の早瀬を直撃した!?
ダイヤ・スペード→早瀬は呆れている……
クラブ→早瀬「大人の魅力(笑)」 身体の一部に、憐れみの視線を寄越しながら失笑
JOKER→ポロリもあるよ! お色気アクシデント発生で、お子様な雪村と色気より食い気の末松以外、全員の低い浮き球が上がった!

500 :森崎名無しさん:2010/03/16(火) 22:23:47 ID:???
★やす子「魅力ビ〜ムっ☆」→  クラブ10 =★

501 :森崎名無しさん:2010/03/16(火) 22:23:53 ID:???
★やす子「魅力ビ〜ムっ☆」→  スペード6 =★

502 :森崎名無しさん:2010/03/16(火) 22:31:20 ID:???
胸無しスリングショット水着女教師……我々の世界ではご褒美です!

503 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/16(火) 22:34:37 ID:6PWV8nDY
>>502
ご褒美になりましたかw あ、蛇足ですが飯地監督はあくまで外から雇った監督ですので、教師じゃないです

★やす子「魅力ビ〜ムっ☆」→  クラブ10 =★
クラブ→早瀬「大人の魅力(笑)」 身体の一部に、憐れみの視線を寄越しながら失笑
----------------------------------------------------------------------------------------------
早瀬「大人の魅力、って言われてもなあ……」

可哀そうなものを見る目を飯地に寄越す早瀬。

やす子「な、なによう、その目は!?」

早瀬「いや、別に……大人と言い張るにはちょっと足りないなあ、とか思っただけッスよ」

やす子「なにィ!?」

早瀬は飯地の胸元に視線を寄越し、軽く鼻を鳴らした。
10歳近く年上の女性にしては、あまりにもささやかなふくらみに、憐れみすら催しているようだった。

やす子「お、おのれェ〜。貧乳はステータスよ! 希少価値よ!」

瀬川「フッ、早瀬も若いな……大きいだけが価値ではない。ささやかさこそが美しい女性もいるのさ……」

やす子「おおっ!? 流石は百戦錬磨の瀬川くん! 話が分かるっ!!」

大前「監督……それよりも着替えた方がいいですよ。その、なんというか、布地を押し留める物が無いから、ズレそうですし」

やす子「……は〜い。ついでに、菱野ちゃんも呼んでくるわね」

渋々と着替えに戻る飯地。

504 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/16(火) 22:35:38 ID:6PWV8nDY
落田「はっ!? そうだ! それよりも菱野さんだ! 今日は待ちに待った海水浴。当然、菱野さんも水着姿のはず!
その麗しい姿を、是非ともこの目に焼き付けねば!」

やす子「それよりも、って言い方はないでしょうがーっ!!」

比良山「落田もぶれないヤツだな」

本多「その熱意を、もっとサッカーに向けて欲しいものだ」

渡会「無理じゃね? 落田だし」

はしゃぐ落田を、呆れかえった表情で眺める一同。だが、大前の心境は複雑だった。

大前(菱野さんの水着姿、か。きっと綺麗なんだろうな。ちょっと楽しみな気がする。けど、このモヤモヤした感覚はなんだ?
すごく、胸がザワザワする……)

思わず胸を押さえる。

大前(今日、ここで菱野さんが水着姿を見せるってことは、俺以外のみんなも見るってことで……。
それを考えると、落ち着かないような、苛々するような気分だ。俺は菱野さんに、俺以外にそんな格好を見せて欲しくないのか?
……何を馬鹿なことを考えているんだ。俺と菱野さんは、ただの部員とマネージャー、それだけの関係じゃないか。
ただ、それだけの――)

そこを考えると、不思議に気分が沈むものを感じた。

大前(――くそっ、何を考えているんだ、俺は? ……きっと、合宿の疲れが溜まって、妙なことを考えやすくなっているんだ。
今日はゆっくり羽を伸ばして、そんなことは忘れよう……)

葛藤を払うように頭を振る大前。
それを見て、早瀬は考え深げに頬を掻く。

早瀬(あの様子だと、大前の方もちょっぴりだが意識し始めたっぽいな。さてはてどうなるものやら――お? 来た来た)

505 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/16(火) 22:36:41 ID:6PWV8nDY
菱野「か、監督っ! やはりこのような姿を殿方の目に晒すのは恥ずかしいですわ!」

やす子「大丈夫よ〜♪ 菱野ちゃん、スタイル良いんだから恥ずかしがるなってば〜」

菱野「そういう問題ではございません〜っ!」

などと抵抗しながら、飯地に引っ張られてくる菱野。
肩から羽織った、大きめのタオルの前をきつく合わせているため、一体どんな水着を着ているのかはわからない。

やす子「抵抗するんじゃない、いっちゃえよ! よいではないかよいではないか〜♪」

飯地が、菱野の身を隠すタオルを強引に引っ張る。

菱野「きゃっ!」

やす子「そ〜れ、御開帳!!」

夏の太陽の下、露わになった菱野の水着は――


先着1名様で以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。

★菱野「み、魅力ビームっ!! で、いいんですの?」→ ! card=★


カードの絵柄で結果が変化します
ダイヤ・ハート→ちょっと冒険して、ストラップレスでローライズのセパレートタイプ ダイヤのKで追加イベントあり?
スペード・クラブ→慎ましく可愛らしい花柄のワンピースタイプ。
JOKER→やす子「すりかえておいたのさ! 私と同じタイプだ!」 菱野「いやああああああああっ!!」

506 :森崎名無しさん:2010/03/16(火) 22:37:10 ID:???
ポロリもあるよ!?

507 :森崎名無しさん:2010/03/16(火) 22:38:23 ID:???
★菱野「み、魅力ビームっ!! で、いいんですの?」→  ダイヤK =★

508 :森崎名無しさん:2010/03/16(火) 22:38:51 ID:???
507! 507!

509 :森崎名無しさん:2010/03/16(火) 22:39:54 ID:???
俺は、俺は……やってやったでぇえええええええ!!!!!11

510 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/03/16(火) 22:43:19 ID:???
507氏を私は讃えたい

511 :森崎名無しさん:2010/03/16(火) 22:59:01 ID:???
ここぞ、という特殊イベントにダイヤK様は光臨なさるようです

512 :南葛vs幻想 ◆W.No10nvrU :2010/03/16(火) 22:59:58 ID:???
良くぞやったとは思うが何もおかしい所は無い。

きょぬぅ! きょぬぅ!(手拍子つきで)

513 :森崎名無しさん:2010/03/16(火) 23:01:09 ID:???
いっっやっほーう!!

514 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/16(火) 23:05:26 ID:6PWV8nDY
>>512
1スレ目をご覧になればお分かりいただけますが、カードの判定では『ある』けど『大きくはない』です。申し訳ありません
……むしろ、このくらいの方がいいですよね?

★菱野「み、魅力ビームっ!! で、いいんですの?」→  ダイヤK =★
ダイヤ・ハート→ちょっと冒険して、ストラップレスでローライズのセパレートタイプ ダイヤのKで追加イベントあり?
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------
菱野(うぅ……監督の口車に乗せられて買ってしまいましたけど、この水着、やっぱり恥ずかしいです……)

彼女の選んだ水着は、保持するのに肩紐を使わないストラップレスのツーピース。必然、その肩は大きく露出されることになる。
加えてボトムは股上を浅くしているため、菱野の柳腰を隠すものは無かった。
こうした処理は着るものの足が短く見える恐れがあるが、元よりスタイルに秀でている菱野には何ら問題ない
しかも色は、艶めかしい白い肌を引き立たせる黒だった。
ビキニのような媚びは無いが、充分に扇情的なものである。

落田「ヒャッホー!!」

瀬川「ビューティフル……」

雪村「うわー、格好いいー」

大前「す、げえ……」

部員一同からは惜しげもない賛辞が寄せられる。

国岡「……何考えてんだか。中学生の着る水着じゃねーだろ」

本条「国岡、前見て言え、前」

国岡「けっ」

515 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/16(火) 23:06:30 ID:6PWV8nDY
あの斜に構えた国岡さえ、少しばかりたじろいでいた。

菱野「あ、あのですね、これはその――」

やす子「どうだー! 私の選んだ水着はーっ!? すごいだろー、カッコいいだろー!?」

部員一同「「はいっ! すごいですっ!」」

声を合わせる部員たち。この中で下心に無縁なのは、何も考えていない雪村くらいだろう。

早瀬「アホだ……俺の鳴紋中サッカー部が、アホの集団になった……」

比良山「ドンマイです、早瀬先輩」

早瀬「なんでそんなにいい顔しているんだよ、比良山。お前もか? お前も染まったのか?」

などと寸劇が始まったりもする。

やす子(ほれほれ、菱野ちゃん。有象無象はほっといて、肝心の本命から感想を聞き出さなきゃ!)

菱野(え? え?)

やす子(ほら、大前くんを見てごらんなさいな。あ〜んなに赤くなっちゃって、ウブなんだからもう♪)

そう言い、菱野を大前の方に押しやる。

菱野「きゃっ!?」

大前「え? あ? 菱野さん!?」

516 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/16(火) 23:07:32 ID:6PWV8nDY
菱野の思いがけぬ大胆な水着姿に硬直していた大前だったが、当の本人が目の前まで近づいてきて素っ頓狂な声を上げた。

菱野「あの、あの、……大前さん、この水着、ど、どうでしょう?」

大前(ど、どうと言われても、俺、女の子の水着をどう褒めればいいかなんて、知らないぞ!?
けど、黙ってるわけにもいかないし、なんか言わないと……)


先に2票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

A.「すごく綺麗だと思う」
B.「すごくセクシーだと思う」
C.「すごく可愛いと思う」
D.「すごく大人っぽいと思う」
E.自由選択です。大前に言わせたいことなどをご自由にお書き下さい

517 :森崎名無しさん:2010/03/16(火) 23:08:37 ID:Ifb2XWh+
A

いやあもうほんとに

    _  ∩
  ( ゚∀゚)彡 507!507!
  (  ⊂彡
   |   | 
   し ⌒J

518 :森崎名無しさん:2010/03/16(火) 23:09:11 ID:Gd7TDND6


519 :森崎名無しさん:2010/03/16(火) 23:10:48 ID:eqyyTczk


520 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/16(火) 23:40:47 ID:6PWV8nDY
>>A.「すごく綺麗だと思う」
----------------------------------------------------------------------
大前「なんて言っていいか分からないけど……すごく、綺麗だと思う」

のぼせ上がった頭のまま、そんな言葉を口にする。

菱野「い、いやらしいとか、変だ、とかお思いになりませんの?」

おずおずと問いを重ねる菱野。

大前「そ、そんなことないさ。菱野さん、元が美人だから……ちょっと大胆な着こなしの方が、格好良くて似合うよ」

菱野「……ありがとうございますっ!」

答えを聞いて、満面の笑みを浮かべる菱野。
対する大前は

大前「ど、どういたしまして(うわ……すごく胸がバクバクいってる……)」

ドギマギしたまま、情けない表情でそう言うのが精一杯だった。

やす子(大前くんにしては、気の利いた返事ね。下手に『可愛い』とか着こなしにあってない褒め方したら、大変なとこだったわ。
何はともあれ、よかったわね菱野ちゃん♪)


※ 菱野の好感度が上がりました ※
※ ダイヤのKを引いたので、追加イベントに移ります ※

521 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/16(火) 23:42:28 ID:6PWV8nDY
水着にまつわる諸々のハプニングはあったものの、その後はみな思い思いに夏の海を楽しんでいた。

早瀬「へへっ、そーれっ!」

瀬川「わーっ! また早瀬が来た! 豊橋、ブロックブロック!」

豊原「俺は豊原だ! くっ、サッカーとは勝手が――」

ビーチバレーに興じる者。

雪村「よーし、あのブイを目指して競争だーっ!」

渡会「雪村も元気だねー。よーし、お兄さんも頑張っちゃう」

本多「ふっ、ハードワークが信条のボランチに勝てるかな?」

泳ぎを満喫する者。

末松「ハムッハフハフッハムッ!」

落田「十二人前のバーベキューが全滅だと!? 三分も持たずにか!?」

やす子「はいはい、追加はまだあるから〜。夏はこれからよ〜?(グビグビっ)」

比良山「監督、引率中のアルコールは――うぐっ!?」

やす子「きゃはははっ! 比良山くんも飲めーっ!!」

食い気(?)に走る者。
十人十色だった。

522 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/16(火) 23:43:29 ID:6PWV8nDY
大前「みんな楽しそうにしてるな。俺もそろそろ、どこかに混じ――」

菱野「あの……」

大前「――え、あ、菱野さん?」

レジャーシートから起き上がろうとした大前を、菱野が呼び止める。

菱野「あの、よろしければ大前さんと一緒にいても、いいでしょうか?」

大前「お、俺と?」

菱野「はい。私、運動が苦手でビーチバレーや泳ぎにも混ざれませんし、かといってそれほど物も食べませんし……」

大前「そういえば、そうだったっけ」

菱野が部に加入する時、運動が苦手だからマネージャーを目指したというようなことを小豆沢から聞かされている。
それに、この細い体では大食漢の末松と大虎の飯地の陣取るバーベキューには混ざれないだろう。

大前「わかった。じゃあ、一緒にいようか(この水着姿にも、大分慣れてきたしな……って、意識するとまだドキドキが――)」

菱野「本当ですの!?」

飛び上がらんばかりに、無邪気に喜ぶ菱野。

523 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/16(火) 23:44:30 ID:6PWV8nDY
大前(大胆な水着で目を奪ったと思いきや、子どもみたいに喜んだりする……うーん、女の子って不思議だ。
さて、菱野さんと行動することになったけど、どうしよう?)



追加イベントの内容を決めて下さい
先に2票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

A.「じゃあ、泳ぎの練習でもしないか? みんなに混ざるのは無理でも、上達を目指すくらいなら問題ないよね?」
B.「あそこに貸しボート屋さんがあるな。行ってみようか?」
C.「せっかくの砂浜だし、童心に帰って二人で何か作ってみよう! 砂のお城とか」

524 :小田ジュニア:2010/03/16(火) 23:46:42 ID:3CfYr9V2
B


525 :森崎名無しさん:2010/03/16(火) 23:47:26 ID:fegQwJS6

お約束

526 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/17(水) 00:08:23 ID:2QeLakXg
>>B.「あそこに貸しボート屋さんがあるな。行ってみようか?」
------------------------------------------------------------------
大前「(といっても、海で出来て運動の苦手な女の子でも喜べるものか……お?)あれは、貸しボートかな?」

菱野「ああ、釣りに行かれる方が、よく使うようなものですわね」

大前と菱野の目に留まったのは、いかにも流行ってなさそうな貸しボート屋だった。
この一帯は交通の便が悪く、このあたりに好んで釣りに来る観光客がいるとは思えない。
おそらく、地元の釣り人を相手にしている、ささやかな商売なのだろう。

大前「そうだな、ちょっと借りて、海に漕ぎだしてみようか?」

菱野「ええっ!?(ふ、二人っきりで夏の海の上……ロマンチックかもしれませんけど、だ、大胆ですわ)」

自分の水着が中学生にしては大胆過ぎることを棚に上げる菱野だった。
もっとも、水着を選んだのは飯地なのだが。

大前「嫌かな?」

菱野「いいえ、お、お願いしますわ……」

大前「じゃ、決まりだね。すいませーん! 一艘借りてみたいんですがー!」

ボート屋のおやじ「あいよー……二時間で1000円ね」

大前(安っ。経営成り立ってるのかな、この店……)

ともあれ、ボートを借りることには成功した。
オールを持ち、ボートを海へ浮かべると、不思議とワクワクするものがこみあげてくる
おまけに、その同乗者が見目麗しい美少女となると、まるで自分が冒険小説の主人公にでもなった気分だ。

527 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/17(水) 00:09:23 ID:2QeLakXg
大前「それじゃあ、大海原へ出発進行ーっ!」

菱野「お、おーっ! ……で、いいんですの?」

二人っきりの、小航海が始まった。



先着1名様で以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。

★船長(キャプテン)・EDIT→ ! card=★


カードの絵柄で結果が変化します

ダイヤ→沖合の無人島まで辿り着いた! 長時間ボートを漕いで最大ガッツ+50、せりあい+2
     ……まさかここでもKはでないよね?
ハート→気が付いたら、日が沈みかけていた。
     長時間ボートを漕いで最大ガッツ+30、せりあい+1 & 海の上でロマンチックな気分に
スペード→二人で海の上ではしゃいだ! 楽しい気分に
クラブ→落田「菱野さんとなにしてやがる大前ェェェェッ!!」 落 田 乱 入 !
JOKER→沖合の無人島で海賊の財宝を見つけた!?

528 :森崎名無しさん:2010/03/17(水) 00:10:38 ID:???
★船長(キャプテン)・EDIT→  ダイヤ2 =★

529 :森崎名無しさん:2010/03/17(水) 00:14:38 ID:???
無人島……だと…

530 :TSUBASA DUNK:2010/03/17(水) 00:18:06 ID:???
突然の雨→「あんなところに洞窟が!」→雨宿り→「寒いね」→「くっついてもいい?」

こうですか、わかりません><

531 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/17(水) 01:03:10 ID:2QeLakXg
>>530
ダイヤのK「そうなるといいね」 JOKER「うんうん」 クラブのA「ククク……させるものか」

ダイヤ→沖合の無人島まで辿り着いた! 長時間ボートを漕いで最大ガッツ+50、せりあい+2
------------------------------------------------------------------------------------
大前「そーれっ! ほいっ! ほいっと!」

声を上げてリズムを取りながら、オールを漕ぐ大前。
せりあいに備えて筋力を鍛えた賜物か、ボートは波にも負けずスイスイと進む。

菱野「うわぁ……大前さん、すごいですっ!」

菱野も、二人っきりで海の上というシチュエーションのせいか、いつもよりはしゃいでいる。
そして、少女の歓声というものは、男の馬鹿な意地に火を点けるものだった。

大前「(へへへっ、菱野さんも喜んでるみたいだな。よーしっ、ここは一丁――)なぁ、菱野さん!」

オールを漕ぎながら声を出したので、自然と大声になる。

菱野「なんですの?」

大前「前に――俺から見たら後ろなんだけど――島みたいなのが見えるだろう?」

水平線近くに、ぽつんと見える黒い点。それを肩越しに確認して、聞いてみる。

菱野「はい。ちょっと大きいけど、人は住んでいなさそうですわ」

大前「じゃあ、ちょっとそこまで行ってみようか!」

菱野「――はい?」

菱野が小首を傾げた思った瞬間、大前は漕ぎ手に一層力を込めた。

532 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/17(水) 01:04:13 ID:2QeLakXg
菱野「きゃ……大前さん!?」

突然速度を上げたボートに、菱野が小さく悲鳴を上げる。

大前「しっかり捕まっていてくれよ!」

菱野「そ、それを早く言ってくださいまし……もうっ、強引ですのね」

大前「ごめんごめん」

そんなやり取りを菱野とかわしながら、大海原を行く。

大前(不思議だな……普段だったら、とてもじゃないけどここまで菱野さんに気安くは出来ないのに、今日は何だか違うや。
もっと驚かしたり、喜ばせたりして、色んな顔の菱野さんを見てみたい。……まったくどうかしてるよ、俺)

菱野(大前さん、今日はなんだか積極的ですのね。二人っきりでこうやって海に漕ぎだしてはしゃいだりして。
まるで、こ、恋人同士みたいじゃないですか。……私、自惚れてしまってもいいのでしょうか?
貴方が、私をただのマネージャーとして見ているのではなく、一人の女の子として見て下さっていると……)

遠いような近いような互いへの思いを抱く二人。そんな彼らを乗せたボートは、ゆっくりと沖合の島へ近付いていった。

533 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/17(水) 01:05:22 ID:2QeLakXg
〜無人島〜

大前「……よし、到着っと。流石に、この距離をボートで漕ぎ続けるのは骨だな」

菱野「もうっ。……無理をなさらないでくださいまし。大事なお身体なんですから」

大前「へへへっ、マネージャーには敵わないな。じゃ、帰りは少し加減しながら漕ぐかな」

菱野「そうですわね。ぜひ、そうしてくださいな」

互いに軽口をたたき合いながら、島に降り立つ。
合宿の前は、こんな気軽な会話が出来るとは思いも寄らなかった。
菱野にとって大前は片思いの相手であるし、大前から見た菱野は近づくのが躊躇われるほどの美人である。
それが今ほど気安く接していられるのは、この合宿中、一つ屋根の下で寝食を共にした時間のお陰だろうか。

大前「それじゃあ、無人島についたことだし、早速何かを探してみようか」

菱野「探検ですのね? 昔読んだご本を思い出しますわ。ロビンソン・クルーソーとか十五少年漂流記とか」

大前「そうそう、そんな感じ! 後でボートの前で落ち合って、お互いに見つけたものを見せ合おう!」

菱野「はいっ!」

二人とも、まるで子どもの頃に帰ったような気持ちで無人島の中に分け入っていった。

534 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/17(水) 01:06:23 ID:2QeLakXg
先着1名様で以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。

★無人島物探し→ ! card=★


カードの絵柄で結果が変化します
ダイヤ→ヤシの木を発見! 流れてきた実が育ったのかな?
ハート→瓶に詰められたラブレターを発見! こ、こっ恥ずかしいっ!
スペード→きれいな魚が群れる磯を発見!
クラブ→???「あれ? 泳いでいたらこんな所まで来ちゃった」 サッカー部員乱入!?
ダイヤのK・JOKER→アクシデント発生! イベント延長

535 :森崎名無しさん:2010/03/17(水) 01:07:16 ID:???
★無人島物探し→  ハート5 =★

536 :森崎名無しさん:2010/03/17(水) 01:07:29 ID:???
★無人島物探し→  スペードA =★

雨雨降れ降れ

537 :森崎名無しさん:2010/03/17(水) 01:10:17 ID:???
さあこっ恥ずかしがってる顔を見せてもらおうか

538 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/17(水) 01:14:40 ID:2QeLakXg
またまた妙な雰囲気になりそうなものを見つけたところで、今回はここまでです
忘れられないうちに言っておきますが、このスレは大前くんがサッカーで全国大会を目指す、スポ根物語のスレです
断じてラブコメもののスレではありません。本当なんです、山○隊員、信じて下さいよぉ!
いや、ほんと今日の一連の流れは大変でした。ジンマシンで身体のアチコチがかゆいです
……次回こそは、合宿を終了してサッカー物らしい展開を書きたいですね
それでは、今回も深夜までのお付き合い、ありがとうございました

539 :森崎名無しさん:2010/03/17(水) 01:26:20 ID:???
大前と菱野さんのラブコメは始まったばかりだ・・乙でしたー

540 :森崎名無しさん:2010/03/17(水) 01:26:48 ID:???
菱野「私は一向に構わん!」

541 :森崎名無しさん:2010/03/17(水) 01:33:03 ID:???
というわけで
これよりこのスレは
スポ根物語のスレから
ラブコメもののスレになりm

542 :森崎名無しさん:2010/03/17(水) 11:50:17 ID:???
うーむ、菱野さんとのイベントは怖いほどうまく行っているが・・・
あまりにうまく行き過ぎている
信頼関係が高ければ高いほど壊れた時が怖いと言うシステムだし、
落とし穴の予感を感じるぞ

543 :森崎名無しさん:2010/03/17(水) 19:04:28 ID:???
確かに感情面の選択は慎重に行った方がいいかもな
もうすでに大前舞い上がっちゃってちょっと別の人になってるし

でもなそれが青春だと思うんだ

544 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/18(木) 00:23:43 ID:HdLKyJYM
>>539-541
サッカーのスレです。スポ根物のスレです。ラブコメスレじゃないです。信じて下さいw
>>542-543
壊れた時が怖いですが、同時に壊れにくくもあるので、安心してください。4票選択肢で地雷を踏まない限り問題ないと思います
関係がブレイク寸前になったらアナウンスも出ますので、リカバリーの機会もありますし

★無人島物探し→  ハート5 =★
ハート→瓶に詰められたラブレターを発見! こ、こっ恥ずかしいっ!
----------------------------------------------------------------------
大前「海水パンツ一丁じゃ、島の奥には進めないな。浜辺の方を捜してみるか」

そう考え、海岸沿いに移動する。
打ち寄せる波に足裏を浸しながら、歩き続ける大前。
人手の入っていない無人島の海岸は、ノスタルジーを刺激する漁村といった合宿所近辺とは、まったく趣を異にしている。
白い砂。海の青さ。茂る草花。どれをとっても日本離れしている気がした。

大前「そういえば、この無人島の砂ってすごく白っぽいな。本土の方の浜辺は黒っぽかったんだけど。
聞いた話だけど、本州の砂浜は川伝いに山から流れてきた砂が溜まったから黒くて、
沖縄とかの砂浜は、貝や珊瑚の欠片から砂が出来るから白っぽいっらしいな。ここも本土から離れているから砂が白いんだろうか?
……ってなんでこんな時に、理科の先生のヨタ話を思い出してるんだろ。それより、何か面白いものが無いか探そう」

  … … …

元々が地図に載っているかも怪しい、小さな島である。
少し歩き回るうちに、たちまち海岸線を一周してしまう。
大前はそこそこに捜索を打ち切り、ボートへ戻ることにした。

大前「ま、成果は一応出たんだし、これ以上粘っても意味ないか。……お?」

菱野「あっ、大前さ〜んっ!」

ボートの傍では、既に菱野が大前を待っていた。

545 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/18(木) 00:24:48 ID:HdLKyJYM
大前「ありゃ、遅れちゃったかな」

菱野「いえいえ、私も今来たところですわ」

大前「(なんだか、漫画みたいなやり取りだな。俺が読んだヤツとは、男女が逆な気がするけど)そうか、じゃあ菱野さんの方にも、
成果はあったんだ」

菱野「はいっ! とても珍しそうなものを見つけましたの。無人島にこんなものがあるなんて、きっと大前さんも驚きますわよ」

よくよく見ると、菱野は収穫らしき物を、後ろ手に庇って隠している。
余程珍しいものを見つけたのだろう。大前を驚かせたくて、うずうずしているようだった。

大前(菱野さん、見つけたものの珍しさに自信があるみたいだな。
けどその体勢、手を後ろにしているせいで、水着姿を全開にしている気が……)

ボートに同乗している時は腕を前にしたりして隠していた肢体が、惜しげも無く晒されている格好である。
年頃の男子である大前としては、大変目に毒な姿勢だった。

菱野「? どうしましたの?」

思わず凝視してしまったせいか、小首を傾げる菱野。

大前「い、いやっ! 何でもない。それより、俺の方も結構珍しいと思うものを見つけたからさ。『せーのっ』で見せ合おっか」

菱野「……変な大前さん。まあ、いいですわ。では、いきますよ?」

一度、軽く肯きあってから、二人で声を張り上げる。

大前・菱野「「せーのっ!」」

546 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/18(木) 00:26:49 ID:HdLKyJYM
そして、同時に探し当てた品物を頭上に掲げ……二人して目を瞠る羽目になった。

大前「これは……」

菱野「同じ、ものですの?」

折り畳んだ便箋を詰め、コルクで蓋をしたガラス瓶。
二人の手には、そっくり同じものがあった。

大前「……こんなことって、あるのかな」

菱野「不思議なこともあるのですのね……」

瓶の中身を検めた二人は、再び仰天することになる。
中の便箋は、ともに地元の漁村の若者同士のラブレターだった。
それも、どういうわけか大前の方が男性の、菱野が拾ったものは女性の手によるものの様である。
内容も似たり寄ったりのものだった。

――通っていた学校の廃校による別れ。
――その前にこの恋心を形にして残したい。
――しかし、こうしてしたためた手紙を直接渡す勇気も無く……

大体、その様なものだった。

大前「どうやら、俺たちが拾った手紙の送り主と宛先は、互いに一対になってるみたいだな」

菱野「お互いに、相手に気持ちを伝えられないまま、自分の思いを手紙にして海に流したのですね……」

おそらく、文中にある廃校の決まった学校とは、合宿で練習に使ったグラウンドのある、あの廃校のことだろう

547 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/18(木) 00:28:22 ID:HdLKyJYM
大前「……」

菱野「……」

二人とも、何とはなしに押し黙ってしまう。
思いがけず、見知らぬ誰かの秘密を暴いてしまった後ろめたさ。
それが二つともこの島に流れ着き、自分たちに拾われるという、ありえない偶然に対する驚き。
手紙の内容から受けた幾ばくかの切なさ。
そんなものが、ないまぜになった沈黙だった。
……たっぷり五分ほどそのままでいただろうか。
やがて菱野が口を開いた。

菱野「あの、この手紙なんですが」

大前「え?」

菱野「……これは、私たちが手を出していいものではないと思います」

何年も前に村を去っただろう人々が残した、化石のような思いの残滓。
それは確かに、二人の手には余る代物だった。

大前「そうだな……今更送り主に届けるのも、宛先に送るのも、妙な感じだしな」

548 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/18(木) 00:29:24 ID:HdLKyJYM
菱野「ええ。きっと、この二通の手紙は、書いた人たちにとっては、自分の気持ちにケジメをつけるために書いたものなんですわ。
諦めきれない想いを、諦めるための儀式。その名残なんです」

大前「それを俺たちが暴き立てても……無粋なだけか」

菱野「はい」

菱野は肯くと、自分の拾った手紙を手に取り、丁寧に折り畳んでいく。
そうして出来あがったのは、瓶に詰められていた元の形ではなかった。
白い両翼を備えた、小さな紙飛行機。

菱野「――えいっ」

指先を離れたそれは、夏の潮風に乗って遠く運ばれていく。
大前も菱野に倣って便箋を折ると、無言でそれを飛ばした。
――二枚の白い翼が、青い海と空の間に溶けていく。
いつかは海に落ち、波に浚われ、この浜辺の一握の砂になるだろう。
何年も前の誰かが書き上げた、恋を忘れるための忘れ物は、そうしてこの世から消えていった。

549 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/18(木) 00:30:29 ID:HdLKyJYM
〜夕方〜

貸しボート屋にボートを返却して浜辺に戻ると――そこには混沌とした情景が広がっていた。

やす子「にゃはははははははっ♪ そ〜れっ、いっき! いっき!」

比良山「ング……ング……美味い……」

瀬川「ふっ、俺は酒の女神にも愛されている男だ! ゴキュ……ゴキュ……」

長池「世界が揺れている……足元の感覚が無い……俺は地獄へ落ちるのか……どぉせ俺なんか……」

篠田「ちくしょう〜! 誰だよ、俺のことを落ち目って言ってるヤツは〜!?」

国岡「オオマエシネオオマエシネオオマエシネオオマエシネオオマエシネオオマエシネオオマエシネオオマエシネツイデニユキムラモシネオオマエシネオオマエシネ」

本条「国岡ァ! 帰ってこい! そっちは踏み込んではいけない領域だぞ!?」

豊原「本条ォ……それ国岡じゃなくて郵便ポストだぞォ? ふははははっ!」

雪村「あはははははっ! 楽しい〜♪」

落田「菱野さんの手、スベスベしてて可愛いねっ。クックックーン♪」

末松「落田〜、それビール缶だよ〜……ヒック」

早瀬「どうしてこうなった……俺たちの鳴紋中サッカー部が……どうしてこうなった!?」

日が沈みいく浜辺に、酔漢たちの嬌声と早瀬の悲痛な叫びがこだまする。
散乱するビール缶。ブスブスと焦げるバーベキュー。スルメを炙るいい匂い。
色々と末期状態な宴会場がそこにはあった。

550 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/18(木) 00:31:32 ID:HdLKyJYM
大前「なんなんだこれ……」

菱野「一体、どうなっていますの……」

たった今戻ったばかりの大前と菱野には、なにがなにやら分からなかった。
ふと、大前たちが帰りついたのに気付いた早瀬が、力無く顔を上げた。

早瀬「お前ら……戻ったのか……」

大前「早瀬さん、どうなってるんですこれは?」

早瀬「見ての通りだ……あのバカントクが、やりやがったんだ」

そう言って目尻を擦る早瀬。

早瀬「最初に比良山があの馬鹿にとっ捕まって、飲まされた。それからだよ、地獄だったのは……。
比良山のヤツ、急に目が据わったと思ったら、瀬川に飛びかかって無理やりビールを口に流し込みやがった。
そしたら今度は瀬川は長池に、長池は篠田に無理やり飲ませ始めたんだよ。
飲んだヤツは別のヤツに飲ませ、そして、またそれを繰り返すんだ。それで残ったのは俺一人だ……ちくしょうっ!」

大前・菱野((うわぁ……))

早瀬の哀哭に、コメントのしようも無く立ち尽くす二人。
その背後に――ゆらりと影が立った。

やす子「おやぁ〜? ここにもまだ素面の子がいるじゃな〜い?」

この惨事の元凶・飯地やす子である。

551 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/18(木) 00:32:35 ID:HdLKyJYM
大前「ひいっ!?」

菱野「か、監督!?」

やす子「うふふふふ……誰かと思ったら、大前くんと菱野ちゃんじゃないのぉ〜。
さっきまでいなかったけど、二人してどっかにしけこんでたのぉ〜? もうパツイチかましたかぁ〜?」

ん? と握りこぶしの人差し指と中指の間に親指を挟んで、下品なジェスチャーを示す飯地。

大前「何言ってるんですかアンタは!? 酔っぱらうのも大概にしてくださいよ!」

菱野「お、大前さん! 私、監督が何を言っているのかサッパリ分かりませんわ!?」

大前「菱野さんはどうか分からないままでいてくれっ! と、とにかく、ここは逃げ――――」

やす子「ヒャッハー! 逃がすものかよぉ!」

大前「――――うわぁ!? 追ってきたァ!?」

552 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/18(木) 00:33:49 ID:HdLKyJYM
菱野「お、大前さんは逃げて下さい! 足の遅い私では、足手まといになりますわ!」

大前「駄目だ駄目だ! 菱野さんがここに残ったら、絶対になにか取り返しのつかないものを失くしてしまう!
逃げるなら、二人一緒だ!」

菱野「は、はいっ!」

やす子「最初っからどっちも逃がす気は無いわよぉ〜? うひゃひゃひゃひゃあっ!!」

手を取り合って逃げ出す二人。女として大切な何かを捨てながら追いかける飯地。
この果てしなくリアルな鬼ごっこは、早瀬の怒号によって止められた。

早瀬「 い い 加 減 に し ろ  っ ! ! 」



※ 合宿6日目が終了しました ※
※ 二人きりの時間を過ごし、菱野の好感度が凄く上がりました ※
※ 長時間のボート漕ぎでスタミナと筋力が付き、大前のガッツに+50、せりあいに+2されました ※
※ 貸しボート代に1000円消費しました。残る所持金は10000円です ※
※ 監督はこの後、早瀬に朝まで正座させられました ※

553 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/18(木) 00:34:53 ID:HdLKyJYM
〜翌日、帰りのバス〜

比良山「うぅ……頭がガンガンする……」

瀬川「昨日の記憶が無いんだけど、一体何があったんだ?」

大前「瀬川先輩は、昨日のことの前にまずチームメイトの名前から憶えていて下さい。それと、昨日のことは思い出さなくていいですから」

瀬川「ええ〜っ? 樽前くんのケチ〜。じゃ、早瀬が教えてよ」

早瀬「思い出すな。その方がお前の身のためだ」

長池「早瀬の目の中に闇が見える……お前も地獄を覗いたのか……?」

早瀬「思い出させるな。その方が俺の胃のためだ」

国岡「あ、頭が割れる……」

本条「み、水を飲め国岡。少しは楽になるみたいだ……それにしても、この頭痛は一体……」

雪村「みんな元気ないな〜? 僕、昨日はすごく楽しかった覚えしかないのに」

末松「俺も俺も〜」

554 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/18(木) 00:36:24 ID:HdLKyJYM
本多(←うっすらと記憶がある)「……嫌な事件だったな」

渡会(上に同じく)「そーだね……」

菱野「あの、少しぬるくなってますけど、お水ならありますわ。気分の悪い方は飲んで下さいまし」

落田「はいっ! とても気分が悪いです、菱野さん!」

篠田「元気じゃないか、落田……」

やす子「うえ〜んっ! 足がしびれるよぉ、膝が痛いよぉ……」

早瀬「『うえ〜んっ!』じゃねえ! それでもいい年した大人か!?」

行きの時以上にぐったりとした部員の多い車内。
ある程度元気なのは難を逃れた大前と菱野、早瀬、それと幾人かの上戸らしい部員。それと一番飲んでいたはずの飯地だった。

大前(やれやれ……最後の最後でとんでもないことになったな……けど、色々といいこともあったよな。
長池さんはスランプを脱出したし、チームメイトとの仲直りも大分進んだ。必殺技の完成にも大幅に近づいたぞ。
それと……菱野さんとも、いい思い出が出来た、かな?)

窓外の景色を眺めながら、そう振り返る。

大前(他に合宿の成果といえば――)

555 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/18(木) 00:37:27 ID:HdLKyJYM
先着5名様1ブロックずつで以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。
【ブロック1】
★国岡→ ! card=★
★本条→ ! card=★
★雪村→ ! card=★
【ブロック2】
★本多→ ! card=★
★渡会→ ! card=★
★篠田→ ! card=★
【ブロック3】
★末松→ ! card=★
★豊原→ ! card=★
★落田→ ! card=★
【ブロック4】
★瀬川→ ! card=★
★長池→ ! card=★
★比良山→ ! card=★
【ブロック5】
★早瀬→ ! card=★
★大前→ ! card=★

カードの数字で結果が分岐します
【チームメイト】
K→全能力+2
10〜Q→全能力+1
9以下→成果無し……
JOKER→全能力が+3。更に必殺技習得!
【大前】
K→高低の浮き球+1
10〜Q→低い浮き球+1
9以下→成果無し……
JOKER→高低の浮き球が+2

556 :森崎名無しさん:2010/03/18(木) 00:38:15 ID:???
【ブロック1】
★国岡→  クラブJ =★
★本条→  スペード2 =★
★雪村→  クラブ4 =★

557 :森崎名無しさん:2010/03/18(木) 00:39:09 ID:???
【ブロック2】
★本多→  クラブ8 =★
★渡会→  ダイヤJ =★
★篠田→  クラブK =★

558 :森崎名無しさん:2010/03/18(木) 00:39:51 ID:???
【ブロック3】
★末松→  スペード10 =★
★豊原→  ダイヤK =★
★落田→  ハート5 =★

559 :森崎名無しさん:2010/03/18(木) 00:40:17 ID:???
【ブロック4】
★瀬川→  ハート2 =★
★長池→  スペード4 =★
★比良山→  スペードQ =★

560 :森崎名無しさん:2010/03/18(木) 00:40:42 ID:???
【ブロック5】
★早瀬→  ハート4 =★
★大前→  ハート4 =★

561 :森崎名無しさん:2010/03/18(木) 00:40:52 ID:???
【ブロック5】
★早瀬→  ハート6 =★
★大前→  ハートJ =★


562 :森崎名無しさん:2010/03/18(木) 00:40:55 ID:???
【ブロック5】
★早瀬→  クラブK =★
★大前→  ダイヤ6 =★

563 :森崎名無しさん:2010/03/18(木) 00:43:36 ID:???
どのブロックも絵札があるな

…と思ったらブロック5だけ無かった
ってハートのカードで一致ですか

564 :森崎名無しさん:2010/03/18(木) 00:45:01 ID:???
菱野さんのイベントで大前の感情の変化はなかったんですか?

565 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/18(木) 01:22:31 ID:HdLKyJYM
>>564
大前は鈍感ですからね。まだ『一番気になる異性』というレベルは超えられていません
よって今回は変化無しです

★国岡→  クラブJ =全能力+1!★
★本条→  スペード2 =★
★雪村→  クラブ4 =★
★本多→  クラブ8 =★
★渡会→  ダイヤJ =全能力+1!★
★篠田→  クラブK =全能力+2!★
★末松→  スペード10 =全能力+1!★
★豊原→  ダイヤK =全能力+2!★
★落田→  ハート5 =★
★瀬川→  ハート2 =★
★長池→  スペード4 =★
★比良山→  スペードQ =全能力+1!★
★早瀬→  ハート4 =★
★大前→  ハート4 =★
国岡、渡会、末松、比良山が全能力+1! 篠田と豊原が全能力+2!
-------------------------------------------------------------

566 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/18(木) 01:23:33 ID:HdLKyJYM
国岡(へへへっ……この合宿でかつてないほど能力の高まりを感じたぜ! もう大前の野郎に出番は無ェ!)

渡会(メンタルを磨ける環境は好都合だったなー。キーパーとして、一皮剥けた気分だ)

篠田(かなりのレベルアップをすることが出来た。秋には、フォワードとして定着してみせる!)

末松(なんだか、凄く上達したような気がするな〜。そのうち、俺が鳴紋のストライカーになれる日も近いかも……)

豊原(ディフェンスに磨きをかけ、オフェンスもある程度向上した。ウチに守備のタレントは少ないし……秋も気張るぞ)

比良山(あらゆるテクニックに伸びを感じる……今回の合宿は成功の様だな……)

幾人か、合宿での成果に自信ありげな顔をする者たちがいる。

大前(みんな、すごく上達したみたいだな。特に同じフォワードの比良山と末松、篠田さんは要チェックだ。
これからポジションを争う相手だしな。……比良山と争うってのは気が進まないけど)

そうして、大前がチームメイトの実力向上を実感しているとき、

落田「あれ? 菱野さん、その瓶は何?」

落田が、菱野の荷物の中にガラスの瓶を目敏く見つける。

菱野「これですか? ……砂浜の砂を詰めたものですわ。この夏の記念に、と思いまして」

言いながら、愛おしそうに瓶を撫でる菱野。

落田「ふーん……なんでまた?」

567 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/18(木) 01:24:51 ID:HdLKyJYM
菱野「この合宿所、もしかしたら二度と来ることが無いかもしれないでしょう?
みなさん、来年の今頃には、全国の舞台で試合をしているでしょうから」

早瀬「へぇ……分かってんじゃん、マネージャー」

落田「な、なるほど! よ〜しっ、菱野さんを全国に連れていくために、俺、頑張るよ!」

本多「落田じゃ無理だろ」

渡会「ですよねー」

落田「何をぅ!?」

ギャーギャーと騒ぎ立てる落田たち。それを後目に、長池が怪訝そうに眉をひそめる。

長池「ん? マネージャー、その砂は少し変じゃないか?」

菱野「え?」

長池「合宿所近くの砂浜は、黒い砂ばかりだ。そんなに白い砂は無かったと思うが――」

菱野「あったのですわ」

躊躇いも無く言い切る菱野に、長池も引き下がらざるをえなかった。

長池「――そうか。まあ、マネージャーが嘘を言う必要も無いしな。……どぉせ俺の観察力なんか(ry」

568 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/18(木) 01:26:09 ID:HdLKyJYM
早瀬(はは〜ん……? さては昨日、二人っきりになった時の――)

早瀬が、何かを察したかのように口元に笑みを浮かべる。だが、その彼さえも菱野の心情を正確に察したとは言えなかった。

菱野(あったのですわ……私と、大前さんだけの秘密の場所が)

さも大事そうに、砂の詰まったガラス瓶を胸に抱く菱野。

菱野(その証があれば、きっと大丈夫。我慢できます。あの人に我儘を言ったり、困らせたりせずに、支えて上げられるんです。
マネージャーとして、サッカー選手の大前さんを――)

バスはやがて、慣れ親しんだ街へと帰り着こうとしていた。
短い旅は終わり、また日常が始まる。

498KB
掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50

0ch BBS 2007-01-24