キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【勝利者と】幻想のポイズン40【敗者たち】

1 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/08/16(月) 21:36:38 ID:???
全日本ジュニアユースのFW(?)、反町一樹が幻想郷のサッカー界に旋風を巻き起こすというスレです。
この話はキャプテン森崎のパラレル作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
もしかしたら他のアニメや漫画、小説などからもキャラが出たりするかもしれませんがご了承下さい。

本編のように、選択肢を選んだりカードを引いたりして物語が進んでいきます。

【前スレ】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1279537390/l50

[前スレのわかりやすいあらすじ。]
紅魔館主催で開催される不夜城カップに出場をしたオータムスカイズ。
初戦の地霊アンダーグラウンド戦を4−2で勝利し、2回戦のネオ妬ましパルパルズ戦も1−0で辛勝。
試合後、うどんげとてゐの二人を加え、更に波に乗ったオータムスカイズの次の相手は守矢フルーツズ。
苦戦の末とうとう延長戦でVゴールを決められてしまい、オータムスカイズは準々決勝で敗退してしまう。
オータムスカイズに勝利をした守矢フルーツズは、準決勝の博麗連合戦で3−2で辛勝。
決勝戦は守矢フルーツズvs紅魔スカーレットムーンズとなり、前半は両者決定打に欠け0−0で折り返すのだが……。

反町「俺は全幻想郷で戦うぞ三杉ィ―――ッ!! そして練習試合で全日本をボッコボコにしてやる!!」
リグル「これが私のライトニングリグルキックだ! ハッハァー!!」
穣子「穣子です……なんだか全然成長できないとです」
リグル「ポストプレイもしちゃうよ! ハッハァー!! 私がエースだー!!」
妹紅「温泉楽しすぎワロタwww」
反町「女湯を覗こうかと思ったが、そんなことはなかったぜ!!」
ヒューイ(師匠面うぜぇ……)
レミリア「くらえ! これが私のダイレクトレッドサンだ!」
早苗「と め る !!」

特訓で格差が開いたり縮まったり、リグルがなんかとんでもない事になったり、早苗さんが意外と耐えたり!
果たして不夜城カップの結末はどうなるのか! そして、全幻想郷には誰が選ばれるのか!?
そんな幻想のポイズン40スレ目、このスレでもよろしくお願いします。

462 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/08/31(火) 00:15:40 ID:???
例え4回コーチをしてもらい、その全てで平均以上の成果を出せたとしても……。
ヒューイの今の実力では、咲夜と文字通り天と地程の差がある為。
その差というものはそう簡単には埋まらない。

ヒューイ「マシにはなるかもしれないけど、それでも私の方が劣る……それくらい、私でもわかるわ」
反町(……なんだか、いつもと雰囲気が違うな。 これが……ヒューイの本質、本性……本当の性格なのか?)

いつものぽやぽやとした能天気なヒューイはなりを潜め。
ただここにいるのは、反町に真剣な眼差しを向けながら素直な疑問を問いかけている一人の子供がいるのみ。
その雰囲気に思わず押されてしまいそうになりながら、それでも反町はヒューイのもらす言葉一言一言を熱心に聴き……。
自分の中で繰り返しながら、自分なりの答えを用意しようとする。

ヒューイ「なんで私なの? 弟子だから? 弟子って言っても……私が人間にしてもらった事は、そんなに多くないよ?
     勿論、全然してもらわなかったなんていうつもりは無いけど……。
     それでも、他の皆とそんなに変わらなかったと思う。 特別弟子だから多かったって事無かった。
     それなのに、どうして"今更"明日と明後日を練習に使ってくれるの?
     合宿が始まる前の……最後の自由な時間だよ?」
反町(もう一度聞かれた、「どうして、"今更"練習を見てくれるのか……」か……。
   これはさっきの質問とは、似てるようで、まるっきり違う。
   さっきのは、「どうしてコーチをしてくれるのか」っていう漠然的な問い……だけど、これは違う。
   これは、「どうして私(ヒューイ)なのか?」っていう事だ……。 どうして、ヒューイなのか……どうして、ヒューイなのか……)

A.「お前には才能がある。それが開花するのを見てみたい」 才能があるからだと答える
B.「お前を強くすると、約束したからだ」 約束したからだと答える
C.「お前が俺の弟子だからだ! 理由はそれだけで十分だ!」 師弟だからだと答える
D.「愛しているからだ!」 あなたが! 好きだからー!!
E.「……やっぱりやめとこうか」 やっぱり練習の予定をキャンセルする
F.その他 自由投票枠

先に3票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

463 :森崎名無しさん:2010/08/31(火) 00:25:01 ID:SBTesOf+


464 :森崎名無しさん:2010/08/31(火) 00:25:53 ID:wf1yQsbg
D ロリマチ誕生

465 :森崎名無しさん:2010/08/31(火) 00:28:52 ID:dpfud25c


466 :森崎名無しさん:2010/08/31(火) 00:28:53 ID:MWSYBSWE


467 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/08/31(火) 00:33:31 ID:???
まだ決定していませんが本日はひとまずここまで……。
なんだか最近上手く文章が書けない気がします……うーむ。
それでは、お疲れ様でしたー。

468 :森崎名無しさん:2010/08/31(火) 00:35:45 ID:ToUJ610s
B

469 :森崎名無しさん:2010/08/31(火) 00:36:30 ID:???
Bは義務で仕方なくかよ…とか思われるのでは?

470 :森崎名無しさん:2010/08/31(火) 00:37:58 ID:???
Aもそれじゃあ他の奴らは才能無いのかって話になりそうだし

471 :森崎名無しさん:2010/08/31(火) 00:39:02 ID:???
自分の才能に疑問もってるぽいし、実際不安そうですし…
Aは効果あるのでは?

472 :森崎名無しさん:2010/08/31(火) 00:43:54 ID:glePXCC6
D

473 :森崎名無しさん:2010/08/31(火) 00:50:12 ID:SBTesOf+
Bに変更お願いします

474 :森崎名無しさん:2010/08/31(火) 00:58:07 ID:???
咲夜さんばりに鍛えるなら時間は必要だろうし、合宿でも練習見ないと多分また再発する
自分の練習もしないといけないし芋神様やらも鍛える……のは時間的に無理なのかね


475 :森崎名無しさん:2010/08/31(火) 07:02:44 ID:???
時間というか>>457の選択肢Dでも触れられてるけど
FWの反町にどこまで鍛えられるか?というのが根本的にあるからなあ
すんなり特訓OKがスペード・クラブだったりするし

476 :森崎名無しさん:2010/08/31(火) 08:11:50 ID:???
>>475
だけどあそこで黒マークが出てたら更に事態がひどくなったと思うな

それこそにとりと妖精1の時のダイヤ以外の時みたいに反町に対して自分を押し殺してたと思う

そもそもシュートとドリブルはある程度は鍛えれるんだからやってあげないと

477 :森崎名無しさん:2010/08/31(火) 10:07:16 ID:???
信頼を失いかけている状況
そんな時って会話じゃなくて行動で示さなきゃね
言葉のテクニックより正直な気持ちをぶつけて、とにかく共に行動する機会を作る
その間にまた真剣に向き合ってくれる時が来るのを期待して
で、とことん向き合う気がないなら終わるのも一つの選択

ヒューイって気付いたらいなくなってるタイプだよね、ちょっとトラウマw

478 :森崎名無しさん:2010/08/31(火) 18:10:07 ID:???
ヒューイはベストイレブンで選考漏れしたときにやっぱり攻撃も出来ないと駄目みたいな事考えてたし

需要はある

その辺の亀裂は、妖精1とにとりに聞くとアドバイスくれるんじゃないかな

479 :森崎名無しさん:2010/08/31(火) 21:21:19 ID:???
>>476
二分の一判定だったし地道に相手してまずは信頼を回復させる狙いなら黒で良かったんじゃないか、
話的にはこの場で不信感をどうこうするハイリスクハイリターン方向に向かってるようだし。

480 :476:2010/08/31(火) 21:36:48 ID:???
>>479
今まで赤マークの方が良結果になっているのにいまさら黒マークの方が良結果になることはないと思う


その前の選択でヒューイの笑顔の違和感には感づいてるんだから黒マークはわざと明るく振る舞ってるようにしか見えない

仮にその状態で練習してもにとりと妖精1のような関係にはもうなれないだろうね

481 :森崎名無しさん:2010/08/31(火) 22:30:23 ID:???
怒らない人って腹に一物抱えてるから怖いよなあ

482 :森崎名無しさん:2010/08/31(火) 22:32:03 ID:???
妖精1の時ににとりがやらかしたのとほぼ同じ失敗なんだけど、
問題なのは反町に師匠適性がない(単純にサッカーの能力傾向として)ことだよねー。

483 :森崎名無しさん:2010/08/31(火) 22:43:52 ID:???
>>480
今までの判定を見ても別に一度赤が出てもその後の選択と判定次第なんだから
黒だと絶対今より悪化するというもんでもないぞ。
少なくともこの場で何故今更?何故私?はじっくり作戦とは逆の方向なんだし。

>>454も素直に承諾で4Tつぎ込む上に状況も悪化しましたって程厳しい判定だったとも思えない。

484 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/08/31(火) 22:55:58 ID:???
>B.「お前を強くすると、約束したからだ」 約束したからだと答える
=========================================================================
一体どうしてヒューイを鍛えたいのか……どうしてヒューイを弟子にし、世話をしたいと思ったのか。
考えてみれば……その答えはすぐに見つかった。
反町がヒューイをどうして鍛えたいと思ったのか……その発端は、この幻想郷に来てすぐに参加をした大会――若葉杯。
その大会の決勝戦において敗退をし、リザーブ要因兼戦力の補強という名目の元メンバーを補充しようとした際。
ヒューイがそれでは全員がサッカーに出られないのではないか、と不安を露にした事。
その時の不安そうにしていたヒューイの姿に、反町が全日本Jrユースでの自分の姿を見たからである。

反町(そうだよ……こいつは、元々俺と同じだったんだ。
   レギュラーが取れるのかどうか、不安がっていた俺と同じだったんだよ。
   そして、今回こいつを鍛えたいと思ったのだって……)

ヒューイが全幻想郷代表でポジションを争う十六夜咲夜は、間違いなくヒューイより上の選手。
そのポジションを争う姿が、またもかつての自分とダブって見えたのだろう。
そう納得をしながら、反町はヒューイにお前を強くすると約束をしたからお前を鍛えたいのだ……と。
ヒューイに言い聞かせるように、重々しくもやさしげに伝える。

反町「お前はこのチームでレギュラーを取れるような実力は手に入れる事が出来たけど……。
   このままじゃ全幻想郷でレギュラーを取るのは、かなり厳しい。
   でも、俺は約束は守りたい。 だから、今回も守らせてくれ。
   お前を強くする……絶対に強くしてみせるから、お前を鍛えさせてくれ……」
ヒューイ「………………」

反町のその言葉を聞いて、ヒューイも反町の思いの強さを実感したのか頷き……。
しかし、それでもまだ懐疑的な目を反町に対して向ける。

485 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/08/31(火) 22:57:00 ID:???
反町(まあ……仕方ないよな。 これまで放ったらかしにしたのは事実なんだし……。
   ヒューイが俺の言葉を完全に信じる訳が無い……。
   でも、それでも何とか了承はしてくれた……。 こいつがこうやって俺に不信感を募らせているのは、俺の責任なんだ。
   その責任は、甘んじて受け入れないとな……)
ヒューイ(……本当にどうしてここまでするんだろう? 人間って不思議だなぁ……)

双方、未だに温度差はあるものの、それでも何とか約束を取り付け……。
反町はその後、ヒューイの部屋を後にしようとするのだが……。

反町(しかし、ただコーチをするってのも少し効率が悪いかな?
   明日で3回、明後日で1回の合計4回練習が出来る訳だけど、その4回全てでそれなりの成果が出せても……。
   何度も言ってるけど、咲夜さんには遠く及ばないんだ。
   練習の方針をよく練ってみるか、誰かに一緒にコーチしてくれるよう頼んでみるか……。
   ヒューイに目指す選手像を聞いてみるか……? それともこのまま寝ようか?)

A.練習方針を練ってみる(更に分岐します)
B.誰かにコーチをしてくれるよう頼んでみる(更に分岐します・人によっては断られる可能性もあります)
C.ヒューイに目指す選手像を聞いてみる
D.別にいいや、このまま寝よう
E.その他 自由投票枠

先に3票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

486 :森崎名無しさん:2010/08/31(火) 23:03:46 ID:ToUJ610s
C

487 :森崎名無しさん:2010/08/31(火) 23:03:59 ID:SBTesOf+


488 :森崎名無しさん:2010/08/31(火) 23:14:33 ID:zVtEcjH6
C

489 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/08/31(火) 23:21:52 ID:???
>C.ヒューイに目指す選手像を聞いてみる
====================================================================
反町(そうだな……やっぱり、当人にどういう選手になりたいのかを聞くのが一番だな。
   それによって、練習方針も変わってくるだろうし……)

そう判断をした反町は、出ようとしていた扉の前で立ち止まると振り向き。
反町を見送り、明日の練習の為にと早めに就寝しようとしていたヒューイにどういう選手になりたいのか……。
ヒューイの目指す選手像について聞く。
ナイトキャップをかぶり、布団に包まろうとしていたヒューイは……既に眠そうに瞼を擦っていたものの。
それでも、反町の問いに答えようと欠伸をしながら返答をするのだが……。

先着1名様で、
ヒューイの目指す選手像→! card

!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。
マークによって下記の表に従い分岐します。

JOKER→ヒューイ「最近はFWになってみたいな〜って」 反町「なにィ!?」
ダイヤ・ハート→ヒューイ「ある程度の得点力が欲しいな〜」 今の自分には得点力が足りない!
スペード・クラブ→ヒューイ「あのメイドに勝つには、パスを鍛えたいな〜」 パスを鍛えたい!

490 :森崎名無しさん:2010/08/31(火) 23:22:40 ID:???
ヒューイの目指す選手像→ ハート10

491 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/08/31(火) 23:43:15 ID:???
>ヒューイの目指す選手像→ ハート10 =ヒューイ「ある程度の得点力が欲しいな〜」 今の自分には得点力が足りない!
===============================================================================================
反町「得点力か……」
ヒューイ「別に人間や、あの虫みたいなFWクラスのシュート力とは言わないけど……。
     いざという時、意表を突いて打てるようなシュートが打ちたいな〜」
反町「なるほどな……うん、わかった」

確かにヒューイの言うように、ボランチにもいざという時にゴールを狙えるシュート力は必要となり……。
また、ポジションを争う十六夜咲夜が日々のメイド仕事で足腰を鍛えた末に開発をする事に成功したロングシュート――。
「霧の湖シュート」を持つ以上、それに匹敵する程のシュートを持っていなければ……。
全幻想郷でのレギュラー争いは苦しくなるだろうとヒューイは判断したのである。
これには反町も納得し、自室に帰ってからも反町はヒューイのシュート力の強化について考え始めるのだが……。

反町(基礎的なシュート力の向上はもとより、必殺技の開発も後々の為には必要になってくるかな……。
   ただ、どうしても脚力や筋力は少ないみたいだから咲夜さんや神奈子さんみたいなロングシュートを開発するのは難しそうだ。
   ヒューイはカーブ回転をかけるパスが上手いから、それをシュートに応用して……。
   それこそ、早田のカミソリシュートみたいなシュートを開発した方がいいのかな?
   うーん……さて、どうしよう? シュートだけなら俺だけでも教えられるが……。
   4回分の練習全てをシュートに注ぐならこのままでいいけど、それ以外も鍛えるなら練習法とかも考えないといけないけど……)

A.練習方針を練ってみる(更に分岐します)
B.誰かにコーチをしてくれるよう頼んでみる(更に分岐します・人によっては断られる可能性もあります)
C.別にいいや、このまま寝よう
D.その他 自由投票枠

先に3票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

492 :森崎名無しさん:2010/08/31(火) 23:46:02 ID:tX5d++BY
B

493 :森崎名無しさん:2010/08/31(火) 23:47:28 ID:SBTesOf+


494 :森崎名無しさん:2010/08/31(火) 23:48:20 ID:7fSBb8rI
B

もしコーチ手伝ってもらえたら
にとり+もこたんの時みたいに
判定で少し有利になると思っていいですか?

495 :森崎名無しさん:2010/08/31(火) 23:49:16 ID:???
うん?このBってのは、【誰かにヒューイをコーチしてもらう】ってこと?
【ヒューイに誰かをコーチしてもらう】じゃなくて?

496 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/08/31(火) 23:50:49 ID:???
>>494
そうです。
ただ、誰もが完全に4回も時間を使ってくれるという訳ではないので、その点はご了承下さい。

>>495
「誰かにヒューイをコーチしてもらう」です。

497 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/08/31(火) 23:58:10 ID:???
>B.誰かにコーチをしてくれるよう頼んでみる(更に分岐します・人によっては断られる可能性もあります)
===========================================================================================
反町(俺一人じゃ、やっぱりヒューイに急成長をさせるのは無理がある。
   誰かに手伝ってもらうと、効率よくヒューイの成長を促せそうだけど……)

しかし、明日・明後日と合宿が始まる前最後の自由な時間は、貴重な時間でもある。
仕事がある者や何かあいさつ回りなどをしなければならない者などは予定を崩せないだろうと考え……。
反町は、果たして誰に頼んだものかと頭を悩ませる。

反町(コーチをしてもらう以上はその道のスペシャリストじゃないと駄目だし……。
   ある程度時間的に都合がつく人じゃないと駄目だな。 とすると、誰に頼んだらいいのか……うーん……)

A.穣子
B.静葉
C.にとり
D.リグル
E.橙
F.チルノ
G.大妖精
H.幽香
I.妹紅
J.メディスン
K.レティ
L.リリーW
M.リリーB
N.妖精1
O.サンタナ
P.うどんげ
Q.てゐ

先に3票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

498 :森崎名無しさん:2010/08/31(火) 23:59:28 ID:wf1yQsbg
H

499 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/09/01(水) 00:00:57 ID:???
>>498
すみません……日付の変わり目でしたので、申し訳ありませんがもう一度再投票をお願いします。

500 :森崎名無しさん:2010/09/01(水) 00:04:04 ID:vd763mPQ


501 :森崎名無しさん:2010/09/01(水) 00:05:33 ID:dN3Ki8ng
H

502 :森崎名無しさん:2010/09/01(水) 00:07:30 ID:zm6DQcmE


503 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/09/01(水) 00:16:04 ID:???
本日はひとまずここまで……続きは明日以降書かせていただきます。
それでは、お疲れ様でした。

504 :森崎名無しさん:2010/09/01(水) 00:18:08 ID:Wscb26v+


お疲れ様でしたー

505 :森崎名無しさん:2010/09/01(水) 00:20:39 ID:???
乙でしたー

506 :森崎名無しさん:2010/09/01(水) 00:22:37 ID:???
反町でシュート、ゆうかりんでパスを鍛えられれば完璧だな

507 :森崎名無しさん:2010/09/01(水) 00:24:46 ID:???
いや、そもそも敵になる選手を喜んで鍛えるか?
代表落ちで少し暇そうな猫でドリブルという手もあったけど

508 :森崎名無しさん:2010/09/01(水) 00:32:39 ID:???
>>507
ネコの存在自体を忘れてたw
考えてみるとそれもアリだったな

509 :森崎名無しさん:2010/09/01(水) 00:33:32 ID:???
時々でいいから猫のことも思い出してあげてね…

510 :森崎名無しさん:2010/09/01(水) 01:01:36 ID:???
確か…お燐という名前だったか……

511 :森崎名無しさん:2010/09/01(水) 01:04:47 ID:???
実際にその猫もドリブル型なのが色々涙を誘うな…w

512 :森崎名無しさん:2010/09/01(水) 01:07:27 ID:???
なんかこう猫たちのコーチはドリブルじゃなくてダイスを引き継ぎそうだw

513 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/09/01(水) 18:55:11 ID:???
>H.幽香
=========================================================================
反町(……幽香さんは、この後特に予定なんて無さそうだよな)

橙やうどんげ達のように本来はどこかの組織に所属をしていた選手という訳でもなく。
また、全幻想郷に召集を受けた訳ではない為、幽香には特に予定は無いだろうと判断をした反町。
コーチを頼むにしてもドリブル・パス・シュートと総じてオフェンス力が高い幽香ならば問題は全く無いと考え。
反町はヒューイの部屋を出たその足で、幽香の部屋の前まで移動しノックをする。
既に就寝時間となっていた為、出てくるかどうかは不安だったのだが……。
ノックをしてから数秒、中から返事が聞こえるとすぐに扉はひらき。
中からはピンクのナイトキャップにピンクのパジャマを着た、就寝モードの幽香が出てくる。

幽香「あら……キャプテン、どうしたの? 何か用かしら?」
反町(いつ見てもこのパジャマ姿は普段の姿とのギャップが激しいな……。
   さて、それはともかく、コーチの件を頼まないと)

反町の姿を見て幽香は眉を顰めながらも、何用かと反町に問いかけ。
反町はそれに対して、明日と明後日――。
ヒューイのコーチをするのを手伝ってくれないかと率直に頼み込むのだが……。

先着1名様で、
割とヒマな幽香さん→! card

!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。
マークによって下記の表に従い分岐します。

JOKER→幽香「ふ……そう言うと思って、既に準備はしておいたわ!」 ゲェー、なんだこの完璧超人!?
ダイヤ→幽香「……まあ、別にいいわよ。 暇だし、丸々明日明後日と付き合ってあげるわ」 なんと4回付き合ってくれるぞ!
ハート→幽香「明日一日くらいなら付き合ってあげてもいいわ」 明日一日分のコーチを引き受けてくれる!
スペード→幽香「明日の午前一杯ならいいわよ」 明日の午前、早朝の練習に付き合ってくれる!
クラブ→幽香「……眠いし早朝は無理。明日の午前だけ付き合ってあげる」 明日の午前1回だけ付き合ってくれる!

514 :森崎名無しさん:2010/09/01(水) 19:06:21 ID:???
割とヒマな幽香さん→ ハートJ

515 :森崎名無しさん:2010/09/01(水) 19:17:34 ID:???
ナイス

516 :森崎名無しさん:2010/09/01(水) 23:16:29 ID:???
ポロリ

517 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/09/01(水) 23:59:22 ID:???
>割とヒマな幽香さん→ ハートJ =幽香「明日一日くらいなら付き合ってあげてもいいわ」 明日一日分のコーチを引き受けてくれる!
==================================================================================================
幽香から返ってきた答えは、明日一日ならば練習を見る事が出来るというもの。
4回全てを見てもらうという事は了承して貰えなかったものの……。
しかし、それでもヒューイに対して縁もゆかりも無い幽香が丸々一日を使って練習を見てくれるというのはありがたく。
反町は感謝の意を伝えながら、明日はよろしくお願いしますと挨拶をしてから自室へと戻る。
一方、それを見送った幽香はといえば、再度自分の部屋の中へと戻り、布団の中に潜り込むと……。
不意に微笑を浮かべながら、何やら楽しげな表情をして考え事を始める。

幽香(まあ、現段階でもそれなりにはボールカット能力があるけれど……。
   その上にオフェンス力が備われば、今以上に強力になる。
   ふふふ……そして、その強くなったという気持ちを持った彼女を叩き潰すと……。
   はてさて、どんな顔をして絶望してくれるのかしらね?)

全幻想郷には選出されず、しかし、別の代表チーム――魔界代表に行く事を既に決断している幽香。
そんな彼女が、どうして敵となるヒューイの面倒を見る事を決断したのか。
それは純粋に、弱者よりも強者と戦いたいという欲求――。
そして、それ以上にその強者となった者を蹂躙してやりたいという残虐な感情が働いたが故だった。

518 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/09/02(木) 00:00:36 ID:???
反町(今日で大会も終わって……明日からはいよいよ次の大会――。
   オータムスカイズとしてではなく、全幻想郷代表としての大会の準備が始まる。
   明日、明後日はヒューイに付きっ切りになるし、明後日は守矢神社にも行かないと……。
   明々後日は……全日本との練習試合もあるし、実際に自由に使える時間なんて殆ど無さそうだな。
   まあ……それはそれで仕方ない。 明日、明後日の時間をヒューイの為に使うと決めたのは……俺なんだから)

そして、反町はそんな幽香の思惑など気づく事もなく。
ただ、ヒューイの事――そして、明日から始まる新たな戦いに対して胸を高鳴らせ……そのまま就寝していくのだった。

反町(……そういえば、西尾?……じゃなくて、カルツは明日、シェスターや三杉と一緒に帰るとか言ってたな。
   見送りに行けないのは残念だけど……あの3人は、今頃最後の幻想郷でのひと時をどう過ごしているんだろう?)

519 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/09/02(木) 00:01:50 ID:???
〜守矢神社〜

反町がこうして寝床についていた頃、一方で今日の試合――不夜城カップ決勝戦にして勝利し。
悲願の初優勝を果たした守矢フルーツズの面々は、守矢神社にて宴会中。
今日の優勝の立役者と言っても過言ではない伊吹萃香は上機嫌のまま文を相手に祝杯を飲みあさり。
天子もまた、今日勝てたのは自分が決勝点を挙げたからだと何度も言いながら真っ赤な顔で笑みを振りまきつつ。
衣玖はそんな天子にお酌をしながら、しかし、無茶をしないように天子の様子をしきりに見守っている。

そして、キャプテンである早苗や神奈子、諏訪子という守矢フルーツズ初期からのメンバーもまた。
これまで応援をしてくれた者達の祝福の言葉を受け、それに答えたりなどしつつ……。
しかし、それもある程度落ち着くと……西尾?――もとい、カルツに呼び出され、彼からの衝撃の告白を受けていた。

神奈子「ふぅむ……とすると、西尾?君……。 いや、カルツ君は西ドイツに戻るって事だね?」
カルツ「そうじゃ……今まで、言い出せんですまんかった。
    しかし、これまでの守矢の皆さんからのご厚意――それに、静岡県人会の皆さんからの沢山の声援を考えると……。
    中々言い出せんかったのじゃ」
諏訪子「静岡県人会がなんの事かよくわからないけど、言い出しにくかったのはわかるよ」

西尾?――ではなく、カルツの自分は本当は日本人の静岡県民ではなく、西ドイツの人間であるという言葉。
そして、フランス国際Jrユースでは西ドイツJrユースの一員として戦うという言葉を聞き。
神奈子や諏訪子といった面々は、多少面食らいながらも……それでも、一応は受け止めてみせる。
確かにカルツの言う通り、いきなり訳のわからない場所に呼び出されて本名を出せというのも難しい話。
本名、そして本性を偽っていたカルツの判断は正しいだろうと考え……早苗もまた、その考えに納得を示すのだが……。

520 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/09/02(木) 00:03:21 ID:???
早苗「そうなると……国際大会では、敵同士となりますね」
カルツ「うむ……。 幾ら世話になったとはいえ、ワシらも国を代表して戦う身じゃ。
    早苗さんが相手じゃろうと……手加減はせんし、負けはせんぞ」
早苗「それは私達も同じです。 私の奇跡のゴールキーパーとしての誇りにかけて……。
   国際Jrユース大会でも、優勝をしてみせます」

一瞬、悲しそうな顔をしながらも……しかし、早苗はすぐにカルツに真剣な眼差しを向けながら言葉を吐き。
それに対してカルツもまた負けるつもりは無いとあくまで強気な発言をしながら、両者は握手を交わすのだった。

カルツ(早苗さん……悪いが、ウチにシュナイダーちゃんがいる限り……早苗さんが無失点で終わる可能性は無い。
    こんな事になったのは正直言って悲しいが……国際Jrユース大会では、泣きを見てもらうぞ)
早苗(西尾?君……いえ、カルツ君には悪いですが、私がいる限り――どこが開いてだろうと、失点は絶対に許早苗。
   私の奇跡の力で……必ずや西ドイツも打ち砕いてみせます)

521 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/09/02(木) 00:05:02 ID:???
〜地底の入り口 洞穴の中で〜

一方その頃、今日の試合を見にやってきていた地底の面々――黒谷ヤマメやキスメ、水橋パルスィといった者達は。
ネオ妬ましパルパルズメンバーであるアリスや藍、妖夢、しっとマスク、シェスター……そして、監督の松岡に見送られつつ。
合宿に参加する前に地底で遣り残した事、やっておきたい事などをやりに地底に戻る最中であった。

しっとマスク「しかし……これで、しばらくは我らもバラバラになるのだな……」
妖夢「そうなりますね。 私とパルスィ、ヤマメにキスメは全幻想郷に選ばれましたが……」
アリス「私は魔界に戻るし」
シェスター「僕は西ドイツに戻るしね! ああ、とうとうこの日本文化が染み付いた幻想郷ともお別れかぁ……」

洞穴の中、不意にしっとマスクが発言した一言を契機に、一同はしばらくメンバーが別々の陣営に別れ。
それぞれが敵対をしてしまうという事にどことなく寂しさを覚えつつ……。
それでも、それもまたサッカーをやる者の宿命であると割り切ったような様子でいる。
そんな中、日本文化を愛し、日本の古き良き風景などをそのまま再現したような幻想郷との別れに。
万感の思いを感じていたシェスターは涙ぐみつつ、ネオ妬ましパルパルズのメンバー全員を見つめる。

シェスター「今度会う時は、敵同士になっちゃうんだね、パルシー、アリス……」
アリス「出身地が違う以上、ナショナルチームの所属が違うものになるというのもまた当然でしょう。
    それに、貴方だって西ドイツを見捨てられる訳ではないんでしょう?」
シェスター「そりゃそうさ! 幾ら日本を愛しているからって……西ドイツを捨てる事なんて出来ない」

アリスの言葉に声を荒げつつ反論をするシェスター。
日本を愛するシェスターではあるものの、その心の奥底にはしっかりとした愛国心があり。
西ドイツの為に戦うという気持ちは、当然ながら強い。
しかしながら、それでも――同じチームの一員としてここまで戦ってきたパルスィらと戦うのには抵抗があるのか。
中学生という、世間一般ではまだ子供とされる彼の年齢を考えればこれもまた仕方の無い葛藤をする。

522 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/09/02(木) 00:06:36 ID:???
だが、そんなシェスターを見て小さくため息を吐きつつ……。
パルパルパル……と呟きながら、恨めしそうな目でシェスターに向けて言葉を吐いたのは――。
ネオ妬ましパルパルズキャプテン――ドリブルだけならばこの幻想郷でも間違いなくNo.1となった、不屈の戦士。
オータムスカイズを目の仇とする、元裏主人公――水橋パルスィであった。

パルスィ「パルパル……妬ましい、国際Jrユース大会で全てが終わると思っている貴方が妬ましい」
シェスター「え?」

パルスィの言葉に、それは一体どういう意味なのかと目を丸くしながらシェスターは驚き……。
しかし、パルスィはあくまで爪を噛んで心底妬ましそうにしながら、更に呟く。

パルスィ「嫉妬の魂がある限り、ネオ妬ましパルパルズは永久に不滅なのよ。
     何? あなたはこの国際Jrユースが終わったら、もうネオ妬ましパルパルズには帰ってこないの?」
シェスター「それは……!」

勿論、シェスターにも元いた世界――西ドイツで所属をしていたクラブチーム、ブレーメンJrがある。
だが、既にシェスターはこのネオ妬ましパルパルズの独特の空気――。
実力はある筈なのに活躍出来ないウイング。頼りになるけどどことなく抜けている、九尾の狐。
基本的にいつも実力以上の活躍を見せる人形師に、守りのパルパルズを支えてきたDFとGK。
そして、嫉妬の権化と言えるキャプテンとそのパートナーに対して愛着を持っており……もはやここを出るという考えは無くしていた。
だからこそ、そんな事は無いとパルスィに返答をするのだが……。

523 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/09/02(木) 00:08:16 ID:???
パルスィ「ならばこれはあくまでも通過点よ。 だというのに、勝手に最後の戦いと決める貴方が妬ましい……!
     いい? 私達の最終目標は、あくまでも――『オータムスカイズ打倒』なのよ。
     あいつらを完璧に、完膚なきまでにボッコボコにしない限り。 私達の戦いは終わらないのよ!」
シェスター「そうだね……! わかったよ、パルスィ! この国際Jrユース大会は、あくまでも通過点。
      僕達は……もう一度、必ずここに戻ってくる」
藍「我々が加入をしてからの戦績は1勝1敗。 これでは完勝をしたとは言い難い」
妖夢「2勝1敗にして、勝ち越さないと――」
アリス「オータムスカイズに勝った事にはならないものね」
ヤマメ「今度こそは、あの馬鹿みたいなシュート力を持った反町って人間に負けないように鍛えとかないと! ね、キスメ!」
キスメ「………………」←コクコク頷いている
しっとマスク「それまではこの俺様がこのチームを守っておいてやる!」
松岡「体も心も熱くなってきた!」

こうしてパルスィの言葉を契機に、一同は改めてオータムスカイズ打倒の気持ちを強めていく。
これから離れ、バラバラになって戦いを始める一同は――。
しかし、それでも――否、バラバラになるこそ、今まで以上に結束力を高めてゆくのであった。

524 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/09/02(木) 00:09:25 ID:???
〜紅魔館 地下図書館〜

パチュリー「……まだ起きているの、三杉?」
三杉「今日の試合の反省点を、ちょっと書いておこうと思ってね」
パチュリー「いい事ね。 見せてくれるかしら?」

紅魔館の奥深く――地下の図書館では、この深夜においても三杉が蝋燭の火を頼りに何かをノートに記しており。
それをパチュリーが目敏く見つけ、見せてくれないかと要求。
それに対して三杉は快く応え、ノートをパチュリーに手渡し……。
数時間前、書き物をしていた三杉を労い小悪魔が淹れた、冷めてしまった紅茶を飲み始める。
それからしばらく、静かな時間が二人の間に流れるのだが……。

パチュリー「それで……全日本というチームは、今日貴方が聞いた全幻想郷代表に勝てるようなチームなのかしら?」
三杉「今のままなら無理だね。 悲しい事だけど、断言せざるを得ない」
パチュリー「すると……将来的には、全幻想郷に勝てると?」
三杉「勝てる。 現段階でのレベルは幻想郷が圧倒的だが……その差を縮め、練習に励めば……十二分に勝てる筈だ」
パチュリー「……それは、私にも勝てるという事かしら?」
三杉「勝つさ。 僕が勝つ」

あくまでも両者淡々とした言葉を吐きながら――それでも、片方は相手を試すような物言いで問いかけ。
そして、片方はそれに対して確信を持ったような物言いで答える。
しばし言葉の応酬を続けた両者は無表情のまま顔を向け合うが……やがて、どちらともなく、ふっと笑みを浮かべた。

パチュリー「50年早い」
三杉「君達みたいな化け物と同じ基準で考えないで欲しいな……人間は50年も生きればまともに動く事すら難しくなるというのに」
パチュリー「ふ……まあいいわ。 楽しみにしておいてあげる。
      精々、頑張ってみなさい。 あなたが本当に私に勝てるのか――ただの人間が、私に勝てるのか。
      実に、興味深い。 本当に……本当に、面白いわ」
三杉「僕も今から楽しみさ。 その余裕にまみれた表情が、どのような歪むのか……」

525 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/09/02(木) 00:10:57 ID:???
軽口を叩き合う、パチュリー=ノーレッジと三杉淳。
彼らの間にはしばしの離別の為の悲しみというものはまるで無く。
三杉の成長を――自身の教育の成果を見て、しかし、それでも勝ちたいというパチュリーの欲。
そして、ここまで自分の面倒を見、鍛えてくれたパチュリーに――密かに目標としていたパチュリーに、勝ってみせたいという三杉の欲。
そんな両者の欲望――ただ相手に勝ちたいという欲望が、そこにただあるのみであった。

パチュリー(人間は本当に面白いわね……。 ……さぁ、本当に私の期待、そして信頼に応えてくれるかしら?
      戦うその日の事……楽しみにしていいのよね、三杉?)
三杉(君を倒す事もまた、反町と戦う事と同じ――いや、もしかしたらそれ以上の楽しみなんだ。
   ……喘息を悪くして、出場不能などという事態には陥らないでくれよ)

526 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/09/02(木) 00:12:48 ID:???
この幻想郷に、"現在は"4人いる外来人。

カルツ(素性も知らん、どう考えても怪しい人間のワシをここまで世話してくれた……。
    本当に守矢の皆さんはええ人ばっかじゃ。
    じゃが、次に戦う時は敵同士――遠慮はせん!)

ある者は世話になったチームへの恩義と感謝の気持ちを感じ入り。

シェスター(ネオ妬ましパルパルズでのサッカーは本当に楽しい!
      今回は西ドイツに戻るけど……国際Jrユース大会が終わったら、その時は……)

またある者は、新たな自分の居場所を見つけ、その場所に帰ってくると誓い――。

三杉(ああ、楽しみだ……。 本当に、楽しみだ。
   思う存分体が動かせて……その上、強敵たちと戦う事が出来る。
   相手はパチュリー、そして反町……そして、今日僕達を完封してみせた東風谷早苗さん。
   相手にとって不足はない……!)

そして、ある者は自分を導いてくれた恩師と戦う事を望んだ。

こうして三者三様の夜を過ごしつつ、幻想郷の夜は更けてゆくのだった。


                                       七十七日目 木曜日 終了

※普通の時間に寝たので反町のガッツが回復しました。 880/880
※カルツの守矢フルーツズに対する感情が カルツ→(恩義)→守矢フルーツズ になりました。
※シェスターのネオ妬ましパルパルズに対する感情が シェスター→(帰る場所)→ネオ妬ましパルパルズ になりました。
※パチュリーと三杉の感情が パチュリー→(強い信頼)←三杉 になりました。

527 :森崎名無しさん:2010/09/02(木) 00:13:44 ID:???
どう考えてもシェスターとパルパルズの関係こそが主人公ポジである点について

528 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/09/02(木) 00:14:08 ID:???
七十八日目 早朝

明くる朝、不夜城カップが終了した翌日の早朝。
鳥達のさえずりを聞きながら起きだした反町は大きな欠伸をしながらも顔を洗い、着替えを済ませ。
大きく伸びをして体調を調べると、居間へと向かう。
居間には既にヒューイと幽香が起きてきており、反町は二人に挨拶をするとすぐさま人里近くのコートへ移動し……。
まだ若干辺りが薄暗い中、練習を開始しようとするのだった。

反町「よし、それじゃあ早速練習をしていこう! ヒューイ、もう幽香さんから聞いてると思うけど……。
   今日一日は幽香さんも俺と一緒にコーチをしてくれるから、そのつもりでな!」
ヒューイ「はーい♪」
反町(返事はいい……。 ……うーん、いつものヒューイだな)
幽香(さて、それなりに強くなってくれりゃ面白いんだけど……)

昨夜の真剣さ、そしてどことなく黒い印象を受けていたヒューイから一転。
今日はいつものような驚きの白さを発揮しながら明るい笑みを見せており……。
反町はそのギャップに苦しみながら、さて今日はどんな練習をしようかと考える。

反町(うーん……今日一日は幽香さんが見てくれる。 つまり、3回分は幽香さんが練習に付き合ってくれるって事だ。
   早めに幽香さんが教えてくれそうな事をコーチするか……それとも、ヒューイの希望通り得点力を上げるのを優先するか。
   どうしたらいいかな……?)

529 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/09/02(木) 00:15:19 ID:???
A.ドリブルをコーチしよう (コーチ:幽香 上がりやすさ:とても上がりやすい◎)
B.パスをコーチしよう (コーチ:幽香 上がりやすさ:上がりやすい○)
C.シュートをコーチしよう (コーチ:反町 上がりやすさ:とても上がりやすい◎)
D.タックルをコーチしよう (教える事が無い……)
E.パスカットをコーチしよう (コーチ:幽香 上がりやすさ:とても上がりにくい△)
F.ブロックをコーチしよう (コーチ:幽香 上がりやすさ:とても上がりやすい◎)
G.せりあいをコーチしよう (コーチ:幽香 上がりやすさ:とても上がりやすい◎)
H.必殺技の開発をしよう!

先に3票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

530 :森崎名無しさん:2010/09/02(木) 00:16:04 ID:Er2daQNg
B まずはこれから

531 :森崎名無しさん:2010/09/02(木) 00:16:50 ID:WI4jUo0M

本人の希望が『得点力』なんだから、まずはこっちじゃない?

532 :森崎名無しさん:2010/09/02(木) 00:18:11 ID:9ac4MOuk
A
キープ力は欲しい

533 :森崎名無しさん:2010/09/02(木) 00:20:16 ID:Er2daQNg
Aに変更お願いします

534 :森崎名無しさん:2010/09/02(木) 00:20:41 ID:+wWhvOfE


535 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/09/02(木) 00:22:38 ID:???
>>533
変更受け付けました〜

536 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/09/02(木) 00:32:55 ID:???
>A.ドリブルをコーチしよう (コーチ:幽香 上がりやすさ:とても上がりやすい◎)
==================================================================================
反町「よし……それじゃあ、この時間はドリブルを鍛える事にしよう。
   ボランチなら当然キープ力は必要になってくるし……。
   お前の場合、ゴールを狙うならある程度の位置まで上がる必要が出てくる。
   そうすると、やっぱり突破力も必要になってくるぞ」
ヒューイ「んー、わかった〜」
幽香「とすると、私の出番ね……それじゃ、準備はいいかしら?」

反町の説明に納得をしたのか、ヒューイは素直に頷き……。
オータムスカイズ内でもトップクラスのドリブル技術を持つ幽香の元へと移動。
幽香は日傘を振り回しながら笑みを浮かべ、早速ヒューイにドリブルを教えようと準備を始める。

反町(俺も出来るだけ手伝わないとな……今回の練習で、ある程度モノになってくれると後々楽なんだけど……)

537 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/09/02(木) 00:33:58 ID:???
先着3名様で、
ヒューイのがんばり→! card=
反町の応援→! card/2=
幽香のコーチング→! card=

!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。

三人の数字の合計値が…。

1〜2→効果なし…。
3〜6→+1
7〜12→+2
13〜18→+3
19〜24→+4
25〜28→+5
29以上→+5・更に必殺技取得

※コーチングと練習のマークが同じ場合、合計値に+5の補正が付きます。3人一緒の場合+10の補正。
※反町のカードは小数点切捨てです。

538 :森崎名無しさん:2010/09/02(木) 00:34:22 ID:???
ヒューイのがんばり→ ダイヤ3 =


539 :森崎名無しさん:2010/09/02(木) 00:34:41 ID:???
反町の応援→ クラブ7 /2=


540 :森崎名無しさん:2010/09/02(木) 00:35:29 ID:???
幽香のコーチング→ ダイヤA =

541 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/09/02(木) 00:36:28 ID:???
本日はひとまずここまで……続きは明日以降書かせていただきます。
それでは、お疲れ様でしたー。

542 :森崎名無しさん:2010/09/02(木) 00:37:20 ID:???
マーク一致したけど意味なかったな

543 :森崎名無しさん:2010/09/02(木) 00:52:01 ID:???
乙でしたQ

やはり腹の中では納得してないんじゃないかと思いたくなる引きですな、ヒューイ

544 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/09/02(木) 22:58:14 ID:???
>ヒューイのがんばり→ ダイヤ3 =3
>反町の応援→ クラブ7 /2=3
>幽香のコーチング→ ダイヤA =1
>3+3+1+(マーク一致+5)=12=ドリブル+2
>ヒューイの選手としての格が「強豪」から「名門」になりました。
================================================================================
練習を開始してから数時間、幽香がヒューイのドリブルに逐一指摘を入れ。
反町はコーンを立てたりなどの雑用をしつつヒューイの練習を見守るという行動が延々続き。
反町はそろそろヒューイのドリブルも幾分かレベルが上昇をしただろうかと成果を見るのだが……。
確かにヒューイのドリブル力――キープ力は向上をしていたものの、しかし、期待していた程の成果は出ていなかった。

幽香(こりゃ駄目ね……下手とは言わないけれど、特別上手い訳でもない。
   キープ力に関しては、パス程の才覚はないわ)
ヒューイ(ドリブル難しい……。 DFならあんまり考えなくてもいいのに、ボランチって面倒だなぁ……。
     クリアーもブロックも苦手だから、ボランチしか出来ないんだけどね)

ヒューイにドリブルの才能はないと見抜いた幽香は途中から基礎的なコーチングを開始し。
それにヒューイもそれに習い、地道にキープ力を伸ばし始めたのだった。
こうして、早朝の練習は大幅なレベルアップはならなかったものの、それでもそこそこの成果は出し。
反町はどことなく不満そうなヒューイの顔を見ながら、次の練習を頑張ろうと励ましつつ。
コーチをしてくれた幽香にヒューイと共に感謝の意を伝えつつ、家路へとつきはじめる。

反町(劇的な上昇はしなかったけど、それでも成果は出ているんだ……。
   ……ただ、それでもヒューイはやっぱり納得が出来てないんだろうなぁ)
ヒューイ(ドリブルはやっぱりあのメイドには負けちゃうなぁ……。
     うーん、どうすれば勝てるんだろう……?)

545 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/09/02(木) 22:59:15 ID:???
その後、自宅へと帰った反町達は既に起きてきていた他のメンバーらと朝の挨拶を交わしつつ。
穣子とうどんげが作った朝食を取った後、しばしの食休みをする。
そんな中でうどんげとてゐは一旦永遠亭に帰り、永琳らに今大会の結果などについて報告。
また、秋姉妹やにとりらは妖怪の山の知人らに挨拶周りに出かけ……。
反町達はそれらを見送った後、午前の練習をしに、再び人里近くのコートへと移動をする。

反町「それじゃあ午前の練習も頑張ろうか!」
ヒューイ「おー!」
幽香「で、午前はどの練習をするのかしら? 言っておくけれど、私が手伝えるのもあと2回が限度よ」
反町(この午前の練習、そして午後の練習で幽香さんの手伝いは終了しちゃうんだよな……。
   それを考えた上で、練習メニューも考えないと。 さて、午前中の練習はどうするか……うーん……)

A.ドリブルをコーチしよう (コーチ:幽香 上がりやすさ:上がりやすい○)
B.パスをコーチしよう (コーチ:幽香 上がりやすさ:上がりやすい○)
C.シュートをコーチしよう (コーチ:反町 上がりやすさ:とても上がりやすい◎)
D.タックルをコーチしよう (教える事が無い……)
E.パスカットをコーチしよう (コーチ:幽香 上がりやすさ:とても上がりにくい△)
F.ブロックをコーチしよう (コーチ:幽香 上がりやすさ:とても上がりやすい◎)
G.せりあいをコーチしよう (コーチ:幽香 上がりやすさ:とても上がりやすい◎)
H.必殺技の開発をしよう!

先に3票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

546 :森崎名無しさん:2010/09/02(木) 22:59:59 ID:Er2daQNg


547 :森崎名無しさん:2010/09/02(木) 23:03:30 ID:baPDaKBM
B

548 :森崎名無しさん:2010/09/02(木) 23:03:55 ID:+wWhvOfE


549 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/09/02(木) 23:15:10 ID:???
>B.パスをコーチしよう (コーチ:幽香 上がりやすさ:上がりやすい○)
=======================================================================
反町「よし、次はパス力を上げる練習をしよう」
幽香「……となると、また私の出番かしら? ま、いいわ。 それじゃ、早速いきましょうか」
ヒューイ「はーい」

パスを得意とする幽香が日傘をくるくる回しながらヒューイを呼ぶと……。
ヒューイは笑みを浮かべながら、ててて、と音を立てて幽香の元へと急ぎ走り。
それを見て反町も慌てて続きながら、またもやコーンを立てたりなどの雑用に回り始める。

反町(早朝の練習では成果が思っていた程出せなかったけど……パスならきっと大丈夫……な筈。
   ここでしっかり成果を上げて、昨夜さんとの差別化を図りたいけど……)

先着3名様で、
ヒューイのがんばり→! card=
反町の応援→! card/2=
幽香のコーチング→! card=

!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。

三人の数字の合計値が…。

1〜4→効果なし…。
5〜8→+1
9〜14→+2
15〜20→+3
21〜28→+4
29以上→+4・更に必殺技取得

※コーチングと練習のマークが同じ場合、合計値に+5の補正が付きます。3人一緒の場合+10の補正。
※反町のカードは小数点切捨てです。

550 :森崎名無しさん:2010/09/02(木) 23:15:32 ID:???
ヒューイのがんばり→ ダイヤQ =

551 :森崎名無しさん:2010/09/02(木) 23:16:35 ID:???
反町の応援→ ハート10 /2=

552 :森崎名無しさん:2010/09/02(木) 23:16:45 ID:???
幽香のコーチング→ ダイヤK =


553 :森崎名無しさん:2010/09/02(木) 23:17:32 ID:???
おおおおおおおお!!!!

554 :森崎名無しさん:2010/09/02(木) 23:18:17 ID:???
ちょw
こっちはえらい才能開花してるなw

555 :森崎名無しさん:2010/09/02(木) 23:18:54 ID:???
なにが向いてるのかわかりやすいw

556 :森崎名無しさん:2010/09/02(木) 23:20:12 ID:???
ブーメランパスかな?サイドワインダーパスかな?楽しみだ

557 :森崎名無しさん:2010/09/02(木) 23:20:18 ID:???
幽香のおっぱいのように・・・ボヨヨンパスだ!

558 :森崎名無しさん:2010/09/02(木) 23:20:30 ID:???
ヒューイさん意外とわがまま説がw

559 :森崎名無しさん:2010/09/02(木) 23:23:01 ID:???
ヒューイに隠されていた高い浮き球補正の才能が開花するようです

560 :森崎名無しさん:2010/09/02(木) 23:25:20 ID:???
ここはぺたふにパスがいいんじゃないかな(主に俺の好みで)!

561 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/09/02(木) 23:57:00 ID:???
>ヒューイのがんばり→ ダイヤQ =12
>反町の応援→ ハート10 /2=5
>幽香のコーチング→ ダイヤK =13
>12+5+13+(マーク一致+5)=35=パス+4・更に必殺技取得
=====================================================================
今ひとつ本調子が出なかった早朝のドリブル練習とは打って変わり。
午前中のパスの練習は、幽香とヒューイの息がピッタリ合ったという点もあってか。
期待通り――否、期待以上の成果を上げる事に成功をした。

幽香(思っていた以上にパスの才覚はあるわね……静葉と同等ってトコロなんじゃないかしら?
   静葉程の広い視野はないけれど……)
ヒューイ「えいっ!」

ぎゅるぎゅるぅぅぅっ!!

幽香(この狙い済ましたかのようなパス精度はどう考えても静葉以上。 パサーとしての才覚はトントンでしょうけど……。
   馬鹿みたいな回転をかけるパスがある以上、その点ではこの子の方が一歩リードかしらね。
   ただ、このカーブをかけたパスにはまだ伸びしろがあるわ)

562 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/09/02(木) 23:58:25 ID:???
ヒューイの才能の片鱗に触れ、同じパサーとしての血が高ぶったのか……。
幽香はヒューイによりカーブ回転をかけられるように足の振り方を気をつけるよう指示を出しつつ。
その上で今のパス精度を落とさないよう、気をつけるようにと注意をする。
中々の無理難題に思える幽香の注文ではあったが、しかし、幽香の見込んだ通りパスの才能があったのか。
それとも、咲夜に絶対に負けないと言えるような大きな長所が欲しいと強く願ったのが実を結んだのか。
やがて、ヒューイは今までの「ぎゅるぎゅるパス」以上の鋭いカーブをかけたパスを打つ事に成功し始め……。

ヒューイ「えーいっ!!」

ぶぎゅるるううううううっ!!

反町「っ!?」

バゴッ! バシュウウウウッ!!

ヒューイ「やったー! 出来たよー!!」
反町(……俺の欲しいトコロ、一番打ちやすい場所にボールが飛んできた……。
   凄い……凄いぞ、ヒューイ! カーブをかけて狙った場所にパスを送るなんて……)

ぎゅるぎゅるパス以上の回転をかけたパスをゴール前にいる反町に渡し。
それを反町が直接ボレーシュートに持っていくという実戦形式の練習において。
ヒューイは反町すらも驚く程の精度を持ってぎゅるぎゅるパス以上にカットしにくいパスを送り、両手を上げて喜ぶ。
その後、ヒューイはこのパスの名を――。

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0ch BBS 2007-01-24