キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【井の中の虎】幻想のポイズン41【幻想を知らず】
1 :
幻想のポイズン
:2010/09/13(月) 18:58:58 ID:???
全幻想郷JrユースのFW、反町一樹が幻想郷・外の世界のサッカー界に旋風を巻き起こすというスレです。
この話はキャプテン森崎のパラレル作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
もしかしたら他のアニメや漫画、小説などからもキャラが出たりするかもしれませんがご了承下さい。
本編のように、選択肢を選んだりカードを引いたりして物語が進んでいきます。
【前スレ】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1279537390/l50
[前スレのわかりやすいあらすじ。]
紅魔館主催で開催される不夜城カップに出場をしたオータムスカイズ。
3回戦までは順調に勝ち進むも、あえなく守矢の粘りに押し負け敗北。
オータムスカイズに勝利をした守矢フルーツズは、準決勝の博麗連合戦で3−2で辛勝。
決勝では紅魔スカーレットムーンズを零封で抑え、見事に念願の初優勝!
その後全幻想郷代表のメンバーが発表され、反町は合宿までの日を準備で過ごしてゆくのだった!
早苗「ゴールは絶対に許早苗! 絶対に許早苗と言ったら、許早苗!!」
咲夜「早苗、I LOVE YOU」
三杉「駄目だこのメイド長、早くなんとかしないと……」
カルツ「実は西尾浩司はワシの腹違いの兄弟で、ワシは本当はヘルマン=カルツじゃったんじゃよ!!」
静岡県人会「「「審議中……」」」
シェスター「さらば幻想郷! また会う日まで!!」
リグル「トクシックチャドクガだ!」
ヒューイ「ドリブルはカーブつけられないからヤダ。パスとシュートはやる気出た」
早苗「反町君、I LOVE YOU」
佐なんとか「出番……」
守矢フルーツズが見事に不夜城カップを制覇!だが、息つくヒマなく新たな戦いはもうすぐ始まる!
刻一刻と迫ってくる全日本との練習試合、その試合で反町は一体どれだけ成長を見せ付けられるのか!?
そんな幻想のポイズン41スレ目、このスレでもよろしくお願いします。
127 :
キャプテンレミリア
◆t2UAZ3G5UI
:2010/09/16(木) 09:53:10 ID:???
新スレ乙です。
不夜城カップでの活躍、そして、反町との恋。
最近の早苗さんは絶好調ですね。
代表戦でのキャプテン争いでは
なかなか反町としては簡単にはいかなそうですが、
上手くいく事を願っています。
これからも、応援しています。
128 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/09/16(木) 17:28:49 ID:???
>>127
どうもレミリアさん、乙ありがとうございます。
最近の早苗さんの好調ぶりは、中の人としても完全に予想外ですね。
代表でのキャプテン争いは確かにちょっと厳しい位置からのスタートになりますが。
それでも頑張ればキャプテンになる事も出来る筈ですので、反町の行動次第ですね。
129 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/09/16(木) 19:24:10 ID:???
>A.このまま寝る(ガッツ回復大)
============================================================================
反町(そうだな……全日本との練習試合に備えて、今の内に体力を回復しておこう)
今の反町、そして全日本の選手達の戦力差というのもは圧倒的だが……。
しかし、それでも準備を怠る事は出来ないと判断をした反町。
ここは早めに寝る事が何よりも重要不可欠だと考え、布団を被るとすぐさま眼を閉じ眠る体勢に移行をする。
反町(今日は…………色々な意味で、日常というものが変化をした日だ。
まず……さ、早苗さんとは、両思いになれたし……)
思いを伝え合った妖怪の山に住まう巫女の姿を思い浮かべ、思わず頬を朱に染める反町。
しかし、そんな表情も顔をぷるぷると振るい落ち着きを取り戻すと……。
気を引き締めなおし、明日からの新たな戦いについて思いを馳せる。
反町(文字通り、明日はまた新しい戦いの幕開けの開始の日になる。
オータムスカイズとして、全日本Jrユースと戦う……。
全日本Jrユースに、幻想郷のサッカーのレベルの高さというものを知らしめないと……)
ハンブルグとの練習試合で、世界とのサッカーのレベルの違いを今頃は全日本の面々も認識している頃だろう。
だが、それでも全日本が幻想郷の者達と戦うには……まだ、足りない。
もっと危機感を持ち、そして、自分達が幻想郷の者達に大きく劣るという事を認識させなければ。
全日本の選手達――そして、外の世界のサッカー選手たちの更なる成長というものはないのだ。
反町(俺は確かめたいんだ……。 あいつらが本気になって、力をつけて……。
その時、俺と日向、どちらがより強いのか……。 俺の力が、あの森崎に通用をするのか。
そして……心臓病が治った三杉と、フルタイムで戦った時……最後に笑っていられるのは、どちらなのか)
全日本にいる、数多のライバル――幻想郷に来るまでは、恐れ多くてそう思う事すら出来なかったライバル達について思いを馳せ……。
反町一樹は、やがて小さな寝息を立てて眠り始める。
大きく心身共に成長を遂げた彼が……その成長の証をかつての仲間達に見せ付ける時は、刻一刻と迫ってきていた。
130 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/09/16(木) 19:25:12 ID:???
〜ハンブルグ市 ハンブルグJrユース練習場〜
こうして反町が眠りについていた頃。
外の世界にて――全日本Jrユースの面々は、西ドイツ、ハンブルグへと来訪。
ヨーロッパNo.1の実力を持つ現地のクラブチームであるハンブルグJrユースの面々と練習試合を行っていた。
前評判においては、例えナショナルチームとはいえ、東洋のサッカー後進国――全日本が。
ヨーロッパNo.1の実力を持つクラブチーム、ハンブルグに敵う筈はないと予想をされていたものの……。
しかし、その予想はあっさりと覆されてしまっていた。
溢れんばかりの才能とそれを鍛えるだけの環境を得ておきながら、練習を怠けていたSGGK――若林源三。
彼の守るゴールに、全日本の誇る強力な攻撃陣が執拗な攻めで攻撃を続け。
猛虎――日向小次郎のタイガーオーバーヘッドで先制点。
その後、西ドイツの若き皇帝――カール=ハインツ=シュナイダーの本気のプレイで同点にされるものの。
それでも、全日本Jrユースキャプテン、森崎有三(反町や佐野の票を失っても、選挙には辛うじて勝てたらしい)のセービングは凄まじく。
しばらくは一進一退。
しかし、北海の荒鷲松山光の活躍や、(自称)点取り屋の来生哲兵のドリブルゴールで3−1へと突き放し。
このまま2点差で後半を迎えようかという直前、皇帝としての意地をみせたシュナイダーのボレーで3−2へと差を縮められてしまう。
若林(どうしてこうなった……どうしてこうなった?)
こうして、森崎の予想外の粘りと成長、そして自身の3失点という屈辱に若林源三が目を虚ろにしている横で。
ハンブルグの仕事師――ヘルマン=カルツはやれやれと首を振りながら、全日本のベンチに眼を向けた。
カルツ(三杉の奴……一体どうしたんじゃ? 試合に出ておらんどころか、ベンチにすら入っておらんとは)
131 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/09/16(木) 19:26:12 ID:???
この試合、幻想郷で実力を鍛えに鍛え抜いてきたカルツは、しかし、まるで本気を出してはいなかった。
その理由の一つとして、三杉淳の不在が上げられる。
今のこの状況の中、カルツの成長をしすぎた実力は、正に化け物染みており。
もしもワンプレイだけでも本気を出してしまえば、その時点で試合が崩壊してしまう可能性がある。
だが、それでも相手チームにカルツと同程度の実力を持つ選手――カルツと同じく幻想郷で成長を遂げた選手がいるのなら。
心おきなく、全力のプレイが出来るだろうと考えていたのである。
しかし、現実には三杉は見上が指示をしたように心臓病が本当に完治したのかの検査に病院に行っており。
この練習試合にも、間に合うかどうかは定かではない。
シュナイダー「どうしたカルツ。 ……お前の言っていた全日本のエースとやらの姿が見えないようだが」
カルツ「それがワシにもわからんのじゃよ。 確かにあいつは全日本に帰ると言っておった筈なんじゃが」
そんなカルツに声をかけたのは、皇帝――シュナイダー。
彼は既にカルツより幻想郷の話、そして三杉の話を聞き及んでおり。
更には全日本の面々とは違い、既にカルツの大幅なレベルアップに対しても目の当たりにしていたのである。
だからこそ、カルツがこれまで殆ど手を抜いて戦っているという事にもある程度の理解を示していたのだが……。
シュナイダー「……何か事情があるにせよ、その三杉という奴がここにいないのは事実だ。
お前が三杉がいない以上、燃える事が出来ない……。
反則紛いな実力を発揮するというのに気が引けるというのも理解が出来るが……」
そこで言葉を切ると、シュナイダーは不意にスコアボードへと目を向け、カルツもそれに習い視線を移す。
スコアボードに書かれている数字は3−2。……自分達、ヨーロッパNo.1であるハンブルグが。
サッカー後進国のチームに1点ビハインドで負けているという事実を嫌でも認識させられるものである。
132 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/09/16(木) 19:27:12 ID:???
シュナイダー「……そんなことを言っていられるような状況でもない。 そうだろう、カルツ」
カルツ「うむ……若林も、あの通りまるで頼りにならんからのう……。
この調子じゃ後半も何点取られるかわからん……」
ハンブルグの一員としてのプライドに賭けても、この試合は負ける訳にはいかない。
東洋の島国を相手に、無様な試合をする訳にはいかないのである。
何より、この試合はシュナイダーがハンブルグメンバーとして戦う最後の試合。
その試合を敗北ではなく勝利で飾りたいという気持ちを、彼の親友であるカルツは当然ながら持っていた。
カルツ(確かに、手を抜くのは相手に対する礼儀を欠く行為にもなるしのう……。
……全日本。 悪いが後半からのワシは……)
先着1名様で、
助けて三杉!→! card=
!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。
マークによって下記の表に従い分岐します。
JOKER→西尾「カルツは俺が抑える!」 駄目だ…勝てっこない……!
ダイヤ・ハート→三杉「後半には間に合ったか……!」 検査を終えた三杉が試合会場に駆けつけた!
スペード・クラブ→カルツ「本気ぜよ!!」 カルツ、爪楊枝を吐き捨て本気モードに!全日本オワタ
133 :
森崎名無しさん
:2010/09/16(木) 19:28:18 ID:???
助けて三杉!→
クラブ9
=
134 :
森崎名無しさん
:2010/09/16(木) 19:29:20 ID:???
助けて三杉!→
スペード8
=
135 :
森崎名無しさん
:2010/09/16(木) 19:30:38 ID:???
名誉静岡人無双はっじまるよー!
136 :
森崎名無しさん
:2010/09/16(木) 19:36:26 ID:???
JOKER誰得だよwww
137 :
森崎名無しさん
:2010/09/16(木) 20:01:40 ID:???
運命はどうしても全日本に辛酸を嘗めさせたいようだ…w
138 :
森崎名無しさん
:2010/09/16(木) 20:22:52 ID:???
幻想帰りの反町らの力で、全日本の面々に大会に出たくないと思わせる位に大勝したいな。
主力の能力がどれだけあるかにかかっているが。
139 :
森崎名無しさん
:2010/09/16(木) 20:35:47 ID:???
1.日向をふっとばしつつキックオフオータム
2.普通のシュートでゴール
3.フリーキックを得たら、味方全員自陣に下げさせて1対11オータムドライブ
4.寝る。寝てる間に点差を広げてもらう。
5.2桁得点で勝利
これぐらい陵辱したいなw
まだほかに陵辱案有る?
140 :
森崎名無しさん
:2010/09/16(木) 20:36:54 ID:???
OK
はしゃぐ気持ちはわかるがほどほどにな
参加してる全員が反町無双だけを見たいとは限らないんだから
141 :
森崎名無しさん
:2010/09/16(木) 20:40:41 ID:???
まあ、キックオフオータムは是非やりたいが今回は反町がキャプテンというわけじゃないだろうから
そう好き勝手に指示はできんだろ
どっちにせよDF陣や早苗さんにとっては暇ーな試合になりそうだ
142 :
森崎名無しさん
:2010/09/16(木) 20:41:39 ID:???
ん?
なんで早苗さんの名前が出てくるの?
オータムスカイズの試合だったと思うんだけど記憶違い?
143 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/09/16(木) 20:42:28 ID:???
全日本との練習試合はオータムスカイズの試合ですよ〜。
144 :
森崎名無しさん
:2010/09/16(木) 20:43:45 ID:???
おう、勘違いすまん
145 :
森崎名無しさん
:2010/09/16(木) 20:49:23 ID:???
秋空1 1-2 全日本
予想スコア
146 :
森崎名無しさん
:2010/09/16(木) 21:04:43 ID:???
ところで交代枠は何人なんだろう?6人なら層の厚さを見せ付けるのもあり?
147 :
森崎名無しさん
:2010/09/16(木) 21:05:49 ID:???
練習試合での全日本メンバーの能力値は、本編ハンブルグ戦から流用するんですか?
148 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/09/16(木) 21:07:26 ID:???
>>146
交代枠は練習試合なので6人です
>>147
基本的にそのつもりです
149 :
147
:2010/09/16(木) 21:09:59 ID:???
>>148
どうもです。
とすると、森崎のセーブ値は頑張りでも大ちゃん以下か?
150 :
森崎名無しさん
:2010/09/16(木) 21:15:28 ID:???
幻想勢の能力値はどうなるんでしょうか
151 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/09/16(木) 21:17:59 ID:???
>>150
そのままです。反町の能力も
>>2
の通りです。
この時点での幻想勢と全日本の能力はそれほどまでに差が開いています。
152 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/09/16(木) 21:22:21 ID:???
助けて三杉!→ クラブ9 =カルツ「本気ぜよ!!」 カルツ、爪楊枝を吐き捨て本気モードに!全日本オワタ
==============================================================================================
プッ! カランカラン……
カルツ「目が覚めたぜよ、シュナイダーちゃん」
シュナイダー「カルツ……よし、後半からは頼むぞ!」
爪楊枝をゴミ箱に吐き捨て、その細い目を全日本Jrユースメンバーへと向けるカルツ。
1点差のリードを得ているとあってその表情にはちらほらと余裕も伺えるが……。
それを見てカルツは小さくため息を吐きつつ、薄くではあるが口元に笑みを浮かべる。
カルツ(精々今のうちにいい気になっちょるとええ……。
後半からは、その余裕の表情が凍り付いてしまうんじゃからの)
もしも三杉がいれば、或いは拮抗した勝負になっていただろうが……。
しかし、カルツに対抗できるだけの選手が今の全日本には存在をしない以上。
まず間違いなく、後半からの試合はハンブルグが中盤を完全に制してしまうだろう。
敵チームのいい動きをするGKも、シュナイダーの読みによれば既に疲労困憊の状態。
ならば十分、勝てる要素はある。
こうしてカルツが後半からの戦いに闘志を燃やしている頃。
一方で全日本ベンチにいる監督――見上辰夫は、果たしてどうやってこの試合に勝ったものかと頭を悩ませていた。
若林源三が大きな失態を見せている事に対して多少の情けなさを感じているとはいえ。
真剣勝負である以上は監督として勝てるように采配をしなければならない。
……端的に言えば、この試合。前半は見上の予想以上に全日本のメンバーは善戦をしていた。
見上(ヨーロッパのNo.1クラブチームを相手に3−2……結果だけを見れば、十分すぎる成果だ。
しかし……まだ相手は、本気ではない、筈だ)
153 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/09/16(木) 21:23:31 ID:???
三杉が検査に向かう前、見上に告白をした幻想郷の話。
三杉や反町、佐野以外に幻想郷へと来訪をした外来人の話もその中には当然あり。
そして、その中にはこの試合に出場をしている西尾浩司?――否、ヘルマン=カルツの名前があったのである。
見上(しかし、ここまでの彼はあくまでのシュナイダーの補佐役をただ勤めているかのような仕事しかしていない。
……三杉の話を信じるならば、彼の実力はこの程度のものではないはずなのだが)
不安を残しながらも、見上はひとまず後半最後にハンブルグがみせたポストプレイに対抗する為。
前半戦まるで役に立っていなかった石崎と高杉に代えて立花兄弟を投入。
更に早田をボランチの位置へと上げ、カルツのマンツーマンマークに当たらせようとするのだが……。
見上(……本音を言えば、ここで三杉も投入してより中盤の守備を強固にしたかったが)
しかし、今現在三杉は見上自身の命令により日本に残り検査を受けている最中。
見上はひとまず疲れの見え始めている日向、森崎の代えとして若島津、新田に準備をしておくよう告げつつ。
こうして、全日本JrユースとハンブルグJrユースの後半戦は開始されるのだが……。
先着1名様で、
名誉静岡県人無双→! card=
!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。
マークによって下記の表に従い分岐します。
JOKER→なんとカルツ、後半開始早々に反則で退場してしまう!? カルツ「どうしてこうなった!?」
ダイヤ→カルツ、獅子奮迅の大活躍で全日本に大勝利!
ハート→カルツ、レベルの違いを見せ付けて全日本に勝利!
スペード→カルツ、シュナイダー以上の活躍を見せるも全日本とは引き分け!
クラブ→カルツは大活躍をするが……。 若林「もうだめだ……おしまいだ……!」 若林さんの失点が多すぎて敗北、だと?
154 :
森崎名無しさん
:2010/09/16(木) 21:24:19 ID:???
名誉静岡県人無双→
ハート5
=
ここだ!ここでバヤシに引導だ!
155 :
森崎名無しさん
:2010/09/16(木) 22:50:42 ID:???
クラブひでぇwwwwwwwww
そしてさすが名誉静岡県人w
156 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/09/16(木) 23:03:01 ID:???
>名誉静岡県人無双→ ハート5 =カルツ、レベルの違いを見せ付けて全日本に勝利!
==============================================================================
後半戦開始の時点から、前半の時とは打って変わり。
試合は正にハンブルグJrユースのワンサイドゲームに近い形となって進んでいった。
無論、全日本の方にも1点のリードがあるという安心が油断に繋がった可能性もある。
しかし、それ以上に後半戦、ハンブルグJrユースが試合を有利に運び続けた理由の一つは……。
ズシャーッ!!
早田「くらえぇ! カミソリタックルだァ!!」
カルツ「確かに鋭いタックルじゃ……じゃがのう!!」
ドガァッ!
早田「ぐおおっ!?」
カルツ(オータムスカイズのヒューイや、スカーレットムーンズの咲夜さん……。
あの二人のタックルに比べたら、なまくらもええところじゃ!!)
前半戦は殆ど試合に絡んでこなかったヘルマン=カルツの大活躍が大きかった。
見上の采配により、全日本で随一のボールカット力を持つ早田がマークにつくも。
カルツはただの一度もボールを零す事すらなくボールを運び、チャンスを作り続け。
翼(くっ……ここはヒールリフトで……)
カルツ「甘いぞ、10番!」
翼「なっ、何ィ!? うわああっ!?」
ガシャーッ!!
157 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/09/16(木) 23:04:13 ID:???
守っては全日本の誇る大エース、大空翼たちを封じ込め、チャンスを作らせない。
そして、カルツを避けるようにして前線にボールが向かい、全日本のチャンスとなっても……。
日向「うおおおおおおお、タイガーショットォォォォ!!!」
若林「これ以上失点してたまるか、止めるといったら……と め る!!!」
バキャオッ!
来生「ハッハァ! 零れ球をねじ込みだー!」
若林(来生……こいつだけはいつか絶対に殺す!)
若林「うおおおおっ!!」
バキッ!!
カルツ(ふう……やれやれ、ようやく調子を上げてきてくれたかい。
さて、これで全日本の9番は退場かのう)
若林がこれ以上の失点は許せないと意地のセーブを見せ、ボールを弾き返す。
この時、既に何本もシュートを打っていた日向は疲労の為に動けなくなり。
こうして全日本は大きな攻めの大黒柱を失ってしまう事となってしまう。
158 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/09/16(木) 23:05:26 ID:???
翼はカルツに封じられ、日向は既に体力切れ。
こうなってしまえば全日本もそう簡単に攻め入る事が出来なくなり、防戦を強いられる事になってしまう。
そして、カルツの奮闘の甲斐もあってか徐々にハンブルグ優勢の流れとなり……。
シュナイダー「HA!」
超モリサキ(クソッ! クソッ! クソッ!! 早田も翼もあの老け顔一人にいいようにされちまってるじゃねぇか!!
だが負けん! 俺が……俺がゴールを守り続ければ!!)
超モリサキ「負けることは……ねぇんだよォッ!!」
バコォッ!!
超モリサキ「ぐっ……う……」
シュウウ……
森崎(俺は守ったぞ、畜生……! 後はてめぇらが何とかしやがれ……!!)
超化をした森崎がファインセーブで何度もピンチを防ぐも、スタミナ切れの末、とうとう倒れる。
これにより全日本は絶対的な守護神をも失うこととなってしまう。
そして、この森崎の弾いたボールを得た山森が望みを託してカルツの攻めあがった隙を突いて翼へとパス。
絶好のチャンスだと判断した翼は一気にPA内へと進入し、自身の最大の必殺技――ミラクルドライブを打ち放った。
これには若林の本気のセービングも通用せず、スコアは再び4−2に。
このタイミングで、見上は体力の切れた森崎と日向の代わりに若島津と新田を投入するのだが……。
若林「お、俺が……この俺が、よ、四失点……?」
カルツ(控えの奴らがどれだけの能力をもっとるのかはわからんが……スタメンより上という事は無いじゃろう。
残り時間はまだある……この試合、もらったぜよ!!)
159 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/09/16(木) 23:06:31 ID:???
カルツの予想通り、若島津と新田の二人は森崎や日向に比べると、どうしても見劣りをする選手でしかなかった。
2点差となっていた事で気落ちしていたチームメイトにシュナイダーが奮起を促し、すぐさま試合再開。
翼「くっ、くそっ!」
早田(こいつ……前半とは動きが全然違うぞ!? どうなってやがんだ!?)
松山(これが欧州と日本のレベルの違い? いや、こいつの動きは他のメンバーとも群を抜いて凄いぞ!?)
カルツ「ほれほれ、ボールはこっちじゃ……ぞっ、と!!」
ドガァッ!!
カルツさえ止めれば……ピンチを未然に防げばこのリードを守って勝てる。
そう考えて殺到した翼や早田を、カルツはあっさりと吹き飛ばして中央突破。
その後、ヤラのポストプレイを立花兄弟のスカイラブで弾かれるというアクシデントはあったものの。
それでも、失点をしてからすぐ……5分後にはシュナイダーのオーバーヘッドキックが若島津の浴びせ蹴りを掻い潜り得点。
これでスコアを4−3とし、まずは点差を縮める事に成功をする。
そして今度は全日本からのキックオフ。
攻撃こそが最大の防御だと攻め込んできた全日本の面々を、しかし、カルツが再び塞き止め。
一気にシュナイダーにボールを出し、このパスは誰も止めることが出来ず綺麗にシュナイダーに渡り……。
前半に見せた、次籐という巨大な壁を使って相手を霍乱しゴールを狙うシュート――ブラインドシュートを放つシュナイダー。
これには若島津は反応する事すら出来ず、これでスコアは4−4の同点。
その後もカルツの獅子奮迅の活躍で短い残り時間をほぼ終始ハンブルグのペースで進め。
シュナイダーのファイヤーショットで更に追加点を取ってゆくハンブルグ。
シュナイダーはダブルハットトリックを達成し、点差も2点差へとひらいたのだが……。
160 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/09/16(木) 23:07:33 ID:???
山森「新田、走れ!」
新田「おうっ!」
このままでは終われないとばかりに全日本も猛攻撃を仕掛け、何とかチャンスを作る。
そして、山森はゴール前に走りこむ新田へとラストパスを送り、これを受けて新田が得意の隼シュートを放つのだが……。
若林(……いや、これは俺をちょっと舐めすぎだろ)
新田「なにィ!?」
流石にこれは若林には通用せず、あっさりとパンチングで跳ね返される。
しかし、この零れ球に目掛けてオーバーヘッドの体勢を取りながら飛び込むのは……。
全日本Jrユースのエース、中学サッカー大会MVPの稀代の天才――大空翼。
翼「はァッ!」
若林「げっ、し、しまっ……!?」
新田のシュートを見て緊張感が一気に抜けてしまったのか。
翼のオーバーヘッドキックに反応が遅れ、得点を許してしまう若林。
翼(……ただのオーバーヘッドですら点を取れちゃうのか。 若林君……)
若林(ち、違う! こ、これは罠だ! 森崎が俺を陥れる為に仕組んだ罠……!!)
カルツ(はぁ……とうとう5失点かい。 ……まあええわい、それ以上の得点をとりゃあ、全ては済む話じゃからの)
試合は全日本が負けているものの、それでも翼他、全日本のメンバーは若林の大失態に冷たい視線を投げかけ。
カルツはカルツでため息をつきながらも、失点以上の得点をすればいいのだともはや若林には微塵の期待もしていない。
一方で若林は地面に大きく手をついて項垂れながら、5失点の屈辱に呆然としていた。
161 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/09/16(木) 23:08:39 ID:???
しかし、全日本の反撃もここまでだった。
というのも、既に日向が退き、更に三杉が存在しないことで、ほぼ一人で中盤を守ってきた翼に。
この時点でようやく疲労が溜まり始めていたのである。
更に、前半からドリブルを連発して無駄に体力を消耗していた来生も肩で息をはじめ……。
攻撃メンバーの軸となるべき者達が疲弊したことで、全日本はこれ以上攻めいる事が出来なくなったのである。
松山「くそっ! 諦めてたまるか!」
新田(折角試合に起用されてんだ、アピールしなくちゃ! アピールを!!)
沢田(あわわわわ、こ、このままじゃ負けちゃうよう!)
山森(翼先輩が動けない今、俺がしっかりしないと! とにかく、とにかく動き回るんだ!!)
それでも、残る中盤やFWのメンバーが懸命に戦い続けようとするも……。
松山を除けば、その殆どのメンバーは翼に比べて一歩も二歩も劣るような能力しか持っておらず。
彼らではカルツやシュナイダーどころか、ハンブルグの無名選手ですら相手をする事が難しい。
こうして再び劣勢に押し込まれた全日本は結局その後、最後までチャンスらしいチャンスを作ることが出来ず。
むしろ防戦を余儀なくさせられ……。
ダダダダッ!!
シュナイダー「いけっ、カルツ!」
次籐「ぐっ、ぐぬおおおおっ!?」
和夫「ち、畜生っ! こちとら守備は専門外だってのに……うわああっ!?」
政夫「和夫! く、うわあーっ!?」
若島津「くっ……! キエエエエエエエエエエエエエエエエエッ!!」
カルツ「これで……終わりじゃあっ!!」
ドガァッ!!
若島津「ギエエエエエエエエエエエエエッ!?」
162 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/09/16(木) 23:09:39 ID:???
最後の最後、ロスタイムにはこの試合大活躍をしていたカルツにドリブルゴールまで決められ。
終わってみれば、7−5でハンブルグの快勝。
両チーム大量得点という正に乱打戦となり……両チームのゴールキーパーが項垂れる中。
ドリブルゴールを決めたカルツはメンバー達の手荒い祝福を受けながら、その老け顔に目一杯の笑みを浮かべているのだった。
ヤラ「わはははは! 最初はどうなることかと思っていたけど、とりあえず勝ててよかったぜ!」
マイヤー「DFとしちゃ、これだけの大量失点は恥ずべき事だけどな」
インメル「いや、全日本の連中も攻撃力は中々のもんだったからなぁ。
特に9番と10番……いい動きをしてたぜ! 東洋の島国と舐めてかかってたけど、中々どうして……」
クラウス「向こうの守備陣だって悪くはなかったさ。 ただ、それ以上に……」
ゴンゲルス「ウチの攻撃陣が強かった、って事だな!」
ハーネス「ははは、違いない!」
シュナイダー「カルツ、ナイスゴールだったな」
カルツ「よせやい、シュナイダーちゃん。 ダブルハットトリックを遂げた奴に言われても、嫌味にしか聞こえんぜよ」
若林(ご、5失点……この俺が、5失点……。 勝てたのは、カルツやシュナイダーの活躍のお陰だ。
これが普通のチームなら……普通の試合なら……。 5失点をしている段階で、負けは濃厚だ……!)
思いもよらぬ接戦となった事にハンブルグのメンバーは冷や汗をかいたと言いつつも。
それでも、何とか勝利を収める事が出来た事に対して満足をしている様子。
シュナイダーはこのチーム、最後となる試合を勝利で終えられた事が嬉しいのか満足そうに笑みを浮かべ。
しかし、どこか落ち着きない様子で観客席を見回している。
そして、カルツはそんなシュナイダーを見て肩を竦めつつ……悲嘆に暮れる全日本の面々に目を向けた。
163 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/09/16(木) 23:10:46 ID:???
カルツ(確かに大したチームじゃよ……幻想郷で力を手に入れたワシがおらんかったら……。
この勝利も、もしかしたらなかったのかもしれん。
じゃが、勝ちは勝ちじゃ。 ……それにしても、三杉よ。 お主はどこに行ったんじゃ?)
結局、不夜城カップの決勝で実現出来なかった対戦――三杉との戦いを出来なかった、とため息を吐くカルツ。
カルツ(まあええ……お主との対決は大会までお預けじゃ……。
……全日本、この程度で打ちのめされちょったら困るぞ? お主らは……まだまだ、井の中の蛙。
西ドイツの強さ、欧州の強さ、世界の強さはようやく理解出来たじゃろうが……。
まだ、"幻想"の強さは完全に理解出来ておらんのじゃろうからのう……)
松山「く、くそっ……! 俺達の実力は……欧州では、通用しないのか!?」
森崎「……しかも、俺達は4人も交代しててこのザマだ」
翼「それに対して、あちらはただの1人も交代していない……」
日向「公式戦なら、木偶になった俺か役立たずになった森崎、どちらかがまだフィールドに残っていたって事かよ」
次籐「くっ……ふ、ふがいなかっ!!」
早田「それに、なんだよあのカルツって奴は……! あいつだけ、他の奴ともまるっきり格が違ったぞ!!」
若島津「わからん……まるで理解が出来ん……」
見上(ようやくこいつらも欧州と日本のレベルの違いについて、ようやく理解が及んだ……。
……そして、あのカルツの実力の違いを見て、少しずつ幻想の強さを理解し始めている。
……私自身、まだこの目で見ていない以上、真偽は定かではないが……)
164 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/09/16(木) 23:11:47 ID:???
この後、いくつかの練習試合を経験し、若林や岬、中里らと合流をして……。
大会開催の地、フランスにて最後に行われる予定の練習試合――オータムスカイズとの試合。
そこで全日本が受けることになる幻想の洗礼は、果たして如何ほどのものなのか……。
今日の試合、カルツただ一人だけに殆どいいようにやられてしまった全日本が、どこまで対抗を出来るのか。
絶望に打ちひしがれるメンバー達を見ながら、見上はただ一人冷静に考えていたのだった。
七十九日目 土曜日 終了
※早めの時間に寝たので反町のガッツが回復しました。 530/880→830/880
※ひとまずここまで。
165 :
森崎名無しさん
:2010/09/16(木) 23:15:37 ID:???
乙でした!
まずは全日本、
「ドキッ女性だらけの超強豪」と言うギャップと戦わなきゃならんな。
166 :
森崎名無しさん
:2010/09/16(木) 23:16:20 ID:???
ポロリもあるよ!
(ゆうかりんの怒りを買った虎さんの首が、とか
167 :
森崎名無しさん
:2010/09/16(木) 23:23:02 ID:???
カルツさんの活躍を見た静岡県人会が来期予算にハンブルグへのスポンサー料をねじ込もうと画策しているようです
168 :
森崎名無しさん
:2010/09/16(木) 23:36:41 ID:???
日本からしてみたら全幻想ってゲームでいうEXボスみたいなもんだよねw
169 :
森崎名無しさん
:2010/09/16(木) 23:38:57 ID:U/Q4soEs
さしずめ秋空はEXステージ中ボスか
170 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/09/16(木) 23:52:14 ID:???
八十日目 日曜日 朝
反町「……いよいよ、か」
その日の朝、反町一樹は静かに起床をした。
特に何も予定はないというのに目は冴えてしまい、早朝と呼ばれる時間に起きてしまったのである。
彼はしばらく布団を被りながらも、それでも高ぶる気持ちの為に眠れず。
ただ、自分がここまで来るに辿ってきた道のり――東邦学園での事、幻想郷にやってきてからの事。
その両方の事について、ただ思いを馳せていた。
東邦学園でも、全日本でも、いないよりはマシ……程度の認識しか受けていなかった反町。
彼がこの幻想郷でその認識とは180度違う活躍を遂げた裏には……。
或いは、彼がかつての自分と同じような人間にはなりたくなかった、という思いがあったのかもしれない。
いい意味でも悪い意味でも、一から成長が出来た幻想郷でのサッカー。
反町(それを俺は……今度は、全日本の奴らに見せ付ける……)
恨まれるかもしれない、妬まれるかもしれない。
何よりも、反町がここで時間を止めて成長したことを、卑怯だと罵る者が出てくる可能性だってある。
しかし、それでも反町はあえて全日本に帰らず、全幻想郷として戦う覚悟を決め。
紫に頼まれた幻想郷のレベルの高さを知らせるという憎まれ仕事を、請けた。
反町(……森崎、日向、翼、三杉。 あいつらに見せるんだ、俺の成長と強さを。
知らせてやるんだ、幻想郷のレベルの高さを。 そして……勝つんだ。
悔しさをバネにして成長してきたあいつらに……この俺が、日向小次郎や三杉淳、森崎有三に)
171 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/09/16(木) 23:53:57 ID:???
その為の第一歩が、今日の練習試合なのだ――と、反町は考えつつ。
やがて布団を跳ね除けながら起きると、顔を洗って居間へと向かった。
居間には既に他のメンバーが起床してきており、反町は朝の挨拶を一同と交わすと……。
試合に備えて、と穣子が作った朝食を取りつつ、一同と今日の練習試合についてもう一度話し合う。
反町「今日の試合は全日本との練習試合だ。
練習試合とはいえ、下手なサッカーは出来ないから、皆も気合を引き締めてくれよ?」
妹紅「なんだかワクワクしてきたねぇ! サッカーの試合は本当に久しぶりだし!」
リグル「練習試合って事は、交代枠も多いのかな?」
反町「そうだな……公式戦じゃないから、交代枠も6人までOKだろうな」
橙(そんだけ交代枠があるなら、流石に試合に出れる……かにゃあ?)
穣子「いずれ大会で戦うかもしれない奴らなんだもんね、今日の試合で選手達の特徴とか見ておけば……」
静葉「大会で再戦する時、きっと有利に働くでしょうね」
こうして賑やかに試合について話し合いながら食べ進め。
食事が終わると、しばらく反町達は食休めをしていたのだが……。
にゅにゅにゅっ
紫「はーい、おはようございまーす!」
反町「うわああああああああっ!?」
橙「あ、紫様! おはようございます!」
今日、朝目覚めるのが早かっただけにまだ少しだけ眠気が残っていた反町がうとうとし始めた瞬間。
そんな反町の目の前の空間が不意に裂け……その「スキマ」から飛び出してきたのは。
幻想郷と外の世界を繋ぐ能力を持つ、最近ようやく表舞台に頻繁に出てきてくれるようになった八雲の大妖――八雲紫。
172 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/09/16(木) 23:55:07 ID:???
紫が現れた瞬間、橙は主人の主人が現れたとあって礼儀正しく朝の挨拶をし……。
一方で秋姉妹やリグル、にとりといった者達は「いやな奴が現れたなぁ」と言いたげな表情を浮かべ。
幽香はちらりと紫の方へ視線を向けるも、特に気にする素振りも見せずに無言を貫く。
反町「えっと……紫さんが来たって事は……そ、そろそろ練習試合の会場に向かうって事でいいんですか?」
紫「ええ、準備はいいかしら?」
反町「ええ、まあ、大丈夫です」
ようやく落ち着きを取り戻した反町は、紫が突如現れた理由を察しつつ……。
一同に確認を取った後、試合会場に向かう準備は出来ていると返答。
それを聞いて紫はにこりと笑みを浮かべながら首を縦に振り……しかし、その前に皆にしてもらう事がある……と。
新たなスキマをひらくと、その中から何やら赤みがかった茶色の服を数着取り出し部屋の中に並べ始める。
反町「えっと、これは……? あれ……?」
レティ「これは……ユニフォーム、かしら?」
紫「ええ、オータムスカイズのユニフォームですわ」
一体何なのだろうかと一同が恐る恐るその服を手に取ってみてみれば……。
その服の背中に当たる部分には大きく数字が刺繍をされており。
更に、胸の部分には紅葉のエンブレムとオータムスカイズという文字が刺繍をされている。
どこからどう見てもオータムスカイズのユニフォームであるそれを見て、反町は少しだけ興奮をしつつ……。
どうしてこんなものを用意したのかと、紫に問いかければ……。
紫「流石にその格好で試合をするというのは……色々と考え物でしょう?
相手チームは全員が男の子なんだし……」
反町「……それもそうですねぇ」
173 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/09/16(木) 23:56:16 ID:???
考えてみれば、今までユニフォームというものを着用していなかった幻想郷の文化も大概であるが。
それを抜きにしても、スカート姿の多いオータムスカイズのメンバーを、このまま試合に出すというのは……。
思春期の少年達だけで構成されたチームを相手にするにあたって、色々とマズイだろうと紫は判断したのだという。
これに対して反町は納得をしつつ、紫にユニフォームを用意してくれた事に感謝をし……。
それじゃあ今日の試合はこのユニフォームを着て出場しよう、といきまくのだが……。
リグル「でもこれ、名前は刺繍されてないよ? どれが誰のユニフォームなの?」
紫「ああ、それは仕様よ。 誰が背番号何番がいいのか私はわからなかったから……。
あなた達がどの番号がいいのか言ってくれれば、その場でちょちょいと名前も入れてあげる」
リグル「え、本当に!? どの番号でも選んでいいの!?」
あくまでユニフォームは用意したものの、しかし、まだ名前は刺繍していないという紫。
選手達各々が、望む番号を言ってくれればすぐさま「スキマ能力」で名前を付け足すと説明し。
一同に好きな番号のユニフォームを手に取るように、と言うのだが……。
反町(背番号か……うーん、どうしよう? 特に拘りが無いなら余ったものでいいけれど……。
さて……)
A.キャプテンなら、「10」番だな!
B.ストライカーなら、「9」番だろ!
C.あえてセカンドストライカーな、「11」番だ!
D.全日本Jr時代と同じ、「19」番でいいかな
E.その他 好きな番号を
先に3票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
※投票は0時からお願いします。
174 :
森崎名無しさん
:2010/09/16(木) 23:57:44 ID:jMB3X3HI
B
さすがにいまさらリグルがストライカー番号をほしがりはしないだろう、
「ダブルエース」で納得してるんだから。
175 :
森崎名無しさん
:2010/09/17(金) 00:00:08 ID:EYp7zaIM
A 主役は当然反町に決まっておろう!
176 :
森崎名無しさん
:2010/09/17(金) 00:01:11 ID:Zdg52JeU
A
177 :
森崎名無しさん
:2010/09/17(金) 00:03:39 ID:CCL6isHA
A
178 :
森崎名無しさん
:2010/09/17(金) 00:03:42 ID:JzlgKVeM
C
リグルに9番上げたいな・・・
シュナイダーも11だし
179 :
森崎名無しさん
:2010/09/17(金) 00:04:41 ID:???
ドロワーズ乱舞に心おどることもなくなった反町…純なのかスれたのかw
180 :
森崎名無しさん
:2010/09/17(金) 00:08:30 ID:???
背番号の習慣がないならエースなら1番だろう的なリグルクオリティに期待したい
181 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/09/17(金) 00:47:45 ID:???
>A.キャプテンなら、「10」番だな!
=============================================================
反町(そうだな……やっぱり、俺がキャプテンなんだし、10番を貰おう!)
そう判断をすると、反町は背番号10のユニフォームを探し始め……見つけると紫に頼んで名前を入れてもらい。
他の者達もその光景を見ながら、それぞれがお目当ての番号のついたユニフォームを手に取り始める。
こうしてオータムスカイズメンバーの背番号は、以下のように決定したのだった。
1:大妖精
2:サンタナ
3:ヒューイ
4:穣子
5:にとり
6:レティ
7:橙
8:メディスン
9:チルノ
10:反町
11:妖精1
12:静葉
13:妹紅
14:幽香
15:リリーW
16:リリーB
17:うどんげ
18:てゐ
19:リグル
182 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/09/17(金) 00:48:46 ID:???
大妖精(わ、私が本当に1番なんてつけてもいいのかなぁ?)
サンタナ(んー……妖精1が1番で、私とヒューイ、3人連なりたかったんだけどなぁ)
妖精1(……1番はキーパーの番号だし、これが妥当よね。
というか、秋のお姉ちゃんの方や風見幽香辺りがこの番号は狙ってくると思ったんだけど……)
橙(俊足アタッカーの7番は誰にも渡せないにゃ!)
静葉(今の私はスタメンになれるかどうかすらわからない瀬戸際の位置……。
11人に入れない、"12"番を得る事で、その意識をいつも持っておくようにしとかないと……)
幽香(背番号ねぇ……ぶっちゃけ、何番だろうがどうだっていいんだけど)
チルノ「あたいってばきゅーばんね!!」
リグル(ストライカーナンバーの9と攻撃の軸が持つ10。
両方を備えたエースになる為には、やっぱり19番だよね!!)
うどんげ(私達みたいな新参が、こんな立派なユニフォーム貰っていいのかなぁ……)
自身の戒めの為に選ぶもの、自身の拘りの為に選ぶもの、或いはその拘りすらないもの。
その背番号に対して、プレッシャーを感じ取ってしまうもの。
大小さまざまながらも一同は初めて手にしたユニフォームというものに感じ入りながらも……。
紫に促されるままそれぞれの部屋で着替えを済ませた後、いよいよ練習試合の会場へと出立する事となる。
紫「もう一度言っておくけれど……あくまでも、外の世界では大人しくするように。
サッカーでいいように屠るのはよいけれど、喧嘩はもってのほか。 ……よろしいかしら?」
幽香「……なんでこっち見て言うのよ」
反町(……まあ、幽香さんだし)
紫の言葉に苛立ちながらも幽香は頷き、それを見て紫は小さくため息をつきながら……。
反町達19人のオータムスカイズメンバー、全員を包み込めるのような巨大なスキマを作り出すと。
それを反町達の頭からかけるようにして、一気に下ろし反町達を異空間へと誘う。
反町はこの幻想郷に来た当初感じた、奇妙な感覚に苛まれ、一瞬まごつくのだが……。
183 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/09/17(金) 00:49:48 ID:???
スウウウウッ……
反町「うっ……わぁ!?」
紫「はい、到着〜」
それも数秒の事で、次に目を開けた時は既に反町一樹は見知らぬサッカーフィールド――。
全日本Jrユースが滞在をするフランスに存在をする、小さなスタジアムのフィールドに立ち尽くしていたのだった。
リグル「へぇー、ここが外の世界かー……」
穣子「何よ、スタジアムったって幻想郷のとそれほど設備に違い無いじゃない」
反町(外の世界……。 そうか、俺は……俺は、帰ってきたんだな……)
町並みを見た訳ではないために実感はわかないが……。
それでも、久しぶりに戻ってきた外の世界――自分が存在していた世界に足を踏み入れ。
反町は何とも言えぬ感慨に浸りながらも……徐々に近づいてくるかつての仲間達との会合を前にし。
緩やかにではあるが、何故か奇妙に気持ちが落ち着き始めているのを感じていた。
反町(なんだろう……余裕がある、というのとは違う。 けど、怖くない……。
日向達に会うことが、これっぽっちも怖くない……)
それは果たしてオータムスカイズのメンバーが共にいてくれる事に対する安心なのか。
それとも、反町がそれほどまでに幻想郷で成長を出来たという事なのか。
自分でもよくわからないと思いつつ、反町は外の世界に来てはしゃぐ仲間達を諌め……。
ザッザッザッ
反町「!!」
反対側の通路から、今日の対戦相手のチームの者達が出てくる音を……確かに聞いた。
184 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/09/17(金) 00:50:51 ID:???
幽香「さて……いよいよ、全日本チームのお出ましという訳ね」
妹紅「話によると男の子ばっかりのチームなんだよね? 珍しいなぁ……」
反町「外の世界じゃそれが普通ですよ。 むしろ男女混合でサッカーをするなんて……ありえないんです」
チルノ「へんっ、おとこだろーがおんなだろーが、あたいがてんけてきてきにぼっこぼこにしてやるわよ!」
大妖精「て、徹底的に、だよ、チルノちゃん!」
愛用の日傘を肩にかけ、足音のする方向へと顔を向けて笑みを浮かべる幽香に……。
果たしてどんな者達が出てくるのだろうかと、ワクワクしている様子の妹紅。
その他の者達も、外の世界のサッカー選手たちに興味津々といった様子であり。
反町はそんな彼女らを見ながら苦笑しつつ、それでも、真剣な眼差しで足音の方向へと視線を向けた。
それから数秒後――やがて、薄暗い通路の中から、現れた者達は……。
先着1名様で、
早くしろー、間に(ry→! card=
!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。
マークによって下記の表に従い分岐します。
JOKER→カルツ「やはりワシは静岡を捨てられん……」 なんと西ドイツを裏切り日本人に帰化したカルツだー!!
ダイヤ・ハート→三杉「やぁ、今日はよろしく」 三杉さんを先頭にした全日本のメンバーだ!
スペード・クラブ→見上「今日はよろしく頼む……」 見上さんを先頭にした全日本のメンバーだ!三杉はいない…
185 :
森崎名無しさん
:2010/09/17(金) 00:51:12 ID:???
早くしろー、間に(ry→
ダイヤ5
=
186 :
森崎名無しさん
:2010/09/17(金) 00:51:36 ID:???
早くしろー、間に(ry→
スペード7
=
187 :
森崎名無しさん
:2010/09/17(金) 00:51:46 ID:???
JOKERwww
一個くらい実現しないかのう、面白いのばかりだw
188 :
森崎名無しさん
:2010/09/17(金) 00:52:15 ID:???
JwOwKwEwRwwww
189 :
森崎名無しさん
:2010/09/17(金) 01:26:42 ID:???
これは静岡県人会涙目w
190 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/09/17(金) 01:32:31 ID:???
>早くしろー、間に(ry→ ダイヤ5 =三杉「やぁ、今日はよろしく」 三杉さんを先頭にした全日本のメンバーだ!
===============================================================================================
幽香「あん? ……スカーレットムーンズにいた外来人じゃない」
反町「三杉……ああ、今日はよろしく」
通路から出てきたのは、この日――ようやく精密検査を終え、無事に心臓病が完治したとのお墨付きを貰い。
急いでフランスへと来国し、全日本Jrユースに合流をした三杉淳である。
反町は三杉の言葉を受けて笑みを浮かべつつ、握手をするのだが……。
幽香たちオータムスカイズのメンバーは、てっきり外の世界の選手に会えるものと思っていた所を。
既に幻想郷で見知っている者が出てきた事に、少しばかり落胆をしている。
しかし、それも僅か数秒だけの事であり、三杉が通路から出てきてすぐ……。
今度は三杉が通ってきた通路から、他の全日本のメンバー達が出てくる。
反町(……なんだろう、まだ、2ヶ月とちょっとしか幻想郷に来てから経ってない。
経ってないのに……なんだか凄く、懐かしい感じがする……)
その通路から出てくるメンバーを見て、反町は思わず感慨深い思いになり。
オータムスカイズの面々も、これが今日戦う相手なのかとジロジロと全日本の選手達に視線を向けるのだが……。
ざわ… ざわ… ざわ…
井沢「お、女の子……? ちょ、ちょっと待てよ! 会場間違えているんじゃないのか!?」
見上「いや……あれが今日戦う練習試合の相手、オータムスカイズのメンバーだ……」
滝「そんな馬鹿な……」
高杉「いや待て、でも確かにあっちのチームの先頭に立ってるのは……反町だぞ!?」
191 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/09/17(金) 01:33:34 ID:???
一方で全日本Jrユースのメンバーからは、大きな動揺の声が広がり始める。
それも当然といえば当然。
彼らが今日の試合で戦うと事前に聞かされていたのは、幻想郷という土地で大きく成長をしたという反町。
そんな反町が一から作り、幻想郷の名門チームとなったオータムスカイズという名前だけ。
あくまでも彼らが想像をしていたのは、どこかの辺境で反町がサッカーチームを作ったのだろうというものだけであり。
まさかそのチームメンバーが、反町を除いて全員女性だとは予想をしていなかったのである。
だからこそ、こうして全日本の選手達は大きくうろたえるのだが……。
日向「ハーッハッハッハッハ!!」
反町「!」
そんな全日本のメンバーの中、突如、大きな声を立てて快笑をする者がいた。
その声を聞いて、全日本のメンバーは一瞬、囁きあうのを止め……。
逆に、反町はその瞳を大きく見開き、声を上げた者をじっと見つめる。
反町(日向……)
日向「いいご身分じゃねぇか、えぇ? 反町ィ?」
浅黒い肌に、袖を限界まで捲り上げて腕を露出させる独特のスタイル。
ワイルドな印象を見る者に与える黒くざんばらに切られた髪に、常に自信を伴っているような余裕の表情。
その表情に、明らかな侮蔑と嘲笑の色を立て……その男。
反町にとって、忘れられない――決して忘れられるような存在ではない、男。
日向小次郎は高らかに嘲り笑いながら、反町へと見下すような視線を投げかけるのだった。
192 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/09/17(金) 01:34:34 ID:???
日向「そうだよなぁ、女子サッカーのチームのキャプテンくらいなら、お前にだって務まるよなぁ?」
幽香「あァ?」
穣子(何こいつ……? やけに反町に突っかかるじゃない)
リグル(よかった……ちゃんと私も女子って見られてる……)
一部の者は日向のその物言いに何故か安堵を感じていたものの……。
しかし、その者を除く全てのオータムスカイズのメンバーは、にやにやと嫌らしい笑みを浮かべ。
反町に対して罵言雑言を吐くその男に対して、あまりいい印象は抱かない。
むしろ強い嫌悪の気持ちを持ちながら、その男をにらみつけるのだが……。
それでも男は口を閉じず、むしろその視線を受けてより罵言の熾烈さを増す。
日向「ま、今日は精々楽しませてもらうぜ?
幾ら俺でも女を甚振る趣味は無いからな……」
反町(……暗に、俺にタイガーショットをぶち込むって言ってるな)
かつて男が失踪し帰ってきた際、反町が反発をした時。
その反町の反発を、「タイガーショットを受ける側になるか?」という脅しで一蹴してみせた目の前の男。
その言葉を実行に移そうとしていると判断した反町は、目の前の男に視線を向けた。
日向「ふん……」
反町「…………」
にやにやと、何かいいたい事があるなら言ってみろとばかりの表情を浮かべている目の前の男――。
反町が今まで言いたい事も言えないような政権を強いてきた、暴君――日向小次郎。
反町と日向がお互いに視線を交わすのを、全日本のメンバーも、オータムスカイズのメンバーも。
ただ何も言わず、じっと見守っていたのだが……。
193 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/09/17(金) 01:35:42 ID:???
A.「やれるもんならやってみろよ。 出来るなら、だけどな」 真正面から笑みを返してやる
B.「で、お前は俺のシュートを食らう覚悟は出来てるのか?」 俺のシュートを食らう準備はよろしいか?
C.「す、すみませんでした……もう逆らいません……」 やっぱり日向怖いし土下座!
D.「先手必勝! くらえ、これまでの恨み辛み!!」 日向の股間にシュート力67の足が襲い掛かる!
E.「幽香さん、GO!」 ここだ、ここで幽香さんだ!
F.「ところであいつら誰?」 見知らぬ二人(若林・岬)を指差して問いかける
G.「よう早田、久しぶり!」 こんな虎さんは無視してまこっちゃんと話をしよう!
H.その他 自由投票枠
先に3票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
本日はひとまずここまで。
続きは明日以降書かせていただきます。それでは、お疲れ様でした。
194 :
森崎名無しさん
:2010/09/17(金) 01:36:17 ID:aD6PbScI
F
195 :
森崎名無しさん
:2010/09/17(金) 01:36:53 ID:KQvwxszM
G
虎さんとの話はこの試合の後にしよう。
殺人未遂シュート(実績アリ)で心を折ってから、ね
196 :
森崎名無しさん
:2010/09/17(金) 01:37:50 ID:ztNyvkZo
B
197 :
森崎名無しさん
:2010/09/17(金) 01:39:32 ID:i66UjHRU
>>195
乗った。
G
因縁より友情を優先する反町って事で
198 :
森崎名無しさん
:2010/09/17(金) 01:39:58 ID:EYp7zaIM
F 虎なんぞ無視ー♪
199 :
森崎名無しさん
:2010/09/17(金) 01:40:14 ID:JsWN/G82
F
反町強くはなったけど、ブロックだけはまるで成長してないから、
実際タイガーショット喰らうと高確率で死ねるんだよね
200 :
森崎名無しさん
:2010/09/17(金) 01:43:17 ID:???
ちょっと待て、Fは誰に話しかけているんだ?
日向だとまともな答えは返ってこないぞ?
201 :
森崎名無しさん
:2010/09/17(金) 01:43:39 ID:???
その辺にいる三杉あたりが答えてくれるでしょ
202 :
森崎名無しさん
:2010/09/17(金) 01:44:22 ID:???
俺はF投票じゃないけど、問いかけてるのは日向でしょ?
「お前なんか眼中に入ってない」をGとは別の形でやってるんだと思う。
203 :
200
:2010/09/17(金) 01:45:39 ID:???
ああ、そういうことか。ありがとう。
204 :
森崎名無しさん
:2010/09/17(金) 02:05:51 ID:???
もしもカウンターシュート食らったらカッコ悪い
205 :
森崎名無しさん
:2010/09/17(金) 05:35:06 ID:???
今の実力差だと、よほどのことがない限りは打ち返せないと思うよ
206 :
森崎名無しさん
:2010/09/17(金) 06:59:14 ID:???
ブロック50程度、カウンターシュート+10でも、ポイゾナスドライブとは2桁の差があるしな。
207 :
森崎名無しさん
:2010/09/17(金) 10:41:04 ID:???
池上さんどうする→
ダイヤK
208 :
森崎名無しさん
:2010/09/17(金) 10:46:19 ID:???
誤爆すいません、誤爆にも定評のある池上にしちまったw
209 :
森崎名無しさん
:2010/09/17(金) 19:08:28 ID:???
いよいよ虐殺キックオフ森崎と翼が折れないかは心配だなー
日向は反町にやり込められるよりか
大妖精に完封されるのが効くと思うのだぜ
210 :
森崎名無しさん
:2010/09/17(金) 19:11:22 ID:???
西ドイツ勝ったから若林がGKってことはないのかな?
211 :
森崎名無しさん
:2010/09/17(金) 19:12:48 ID:???
結局若林さんは5失点だし多分森崎じゃない?
カード判定かもしれないけど
212 :
森崎名無しさん
:2010/09/17(金) 23:03:13 ID:???
森崎「こんなこともあろうかと、フィールダーのユニフォームも持って来ています!」
とか言うかもしれないしね。
213 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/09/17(金) 23:54:22 ID:???
>F.「ところであいつら誰?」 見知らぬ二人(若林・岬)を指差して問いかける
===========================================================================
日向「……あ?」
反町「いや、だから、あいつら誰だって聞いてるんだよ」
反町がその口を開いた瞬間、先ほどまで高笑いをしていた日向は一瞬にして表情を強張らせ。
その他の全日本のメンバーも、しんと静まり返りながら反町に向けて信じられないものを見たと言わんばかりの視線を向ける。
三杉に一応、反町は成長を遂げたという話を聞かされていたとはいえ……。
それでも、全日本メンバーの大多数の反町に対する認識は、あくまでも日向の腰巾着風情というもの。
全日本の者達は、言いたい事も言えない、ヘタレ気質のかつての反町しか知らなかったのである。
しかし、或いはそれでも……反町がここで強気に言い返していたのだとしたら、辛うじて理解は出来たかもしれない。
日向の支配下から逃れた事で良く言えば度胸をつけた……悪く言えば、破れかぶれになって言いたい事も言えるようになったのかもと。
反町がここで日向を相手にしていたならば、そう理解をする事は出来ただろう。
だが、反町が取った行動は日向に強気に言い返すのでも、ましてや下手に出ておべっかを使うわけでもない。
完全に日向の挑発を「無視」した、挑発返しのような言葉を吐いたのである。
しばらくは誰もが動かず、ただしんと静まり返ったまま反町と日向の睨み合いが続いたのだが……。
それでも時間が経つと日向は我に返り、あからさまに顔を憤怒の色に染めながら反町を強烈に睨みつけ。
怒気の篭った言葉を呟き始める。しかし……。
日向「てめぇ……!」
反町(……駄目だ。 全然怖くない……日向がまるで怖くないぞ?)
地霊アンダーグラウンド戦で日向の幻影に打ち勝つ事が出来た為なのか。
それとも、幻想郷で日向とは比べ物にならない程強い者達、凶暴な者達と戦ってきた為なのか。
その言葉を受けても、まるで反町は涼しい顔をしたまま平然としている。
そして、やがて日向がいよいよ暴力に訴えようかとした寸前……。
214 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/09/17(金) 23:55:49 ID:???
見上「彼らは大会の直前、緊急に召集し全日本に合流をしてくれた岬太郎と若林源三だ。
合宿以前話した事もあったから、名前くらいは覚えているだろう」
反町「あ……そういえば……」
日向「ちっ……!」
幽香(あら……残念。 向こうから仕掛けてくれればこちらも思う存分暴れる事が出来たのに……)
にとり(……なんだかあのおいちゃんが間に入ってくれて本当によかった気がする。 本当に……)
ここしかないというタイミングで見上が口を開いて二人の間に入り。
日向は周囲の者達に聞こえる程大きな舌打ちをし、反町はそれをまるで気にする事なく見上の言葉に納得をする。
そして、名前を紹介された二人は前に進み出て反町に対して改めて自己紹介をするのだが……。
反町(ん……?)
反町の前に歩み出た二人の内の一人――薄い茶髪の少年は誰にでも好かれるような人懐っこい笑みを浮かべていたものの。
しかし、それとは対照的にその横にいたアディダス帽を被った大柄な少年は、何故かあまり浮かない表情をしている。
岬「今日はよろしく。 僕は岬太郎。
父の仕事の都合で今はフランスに住んでいるけど、昔は翼君や森崎達と一緒のチームでプレイをしていたんだ」
反町「ん……あ、ああ、俺は反町一樹。 よろしく」
岬(話によるとかなりのヘタレって聞いてたけど……なんだか印象が全然違うな。
……それに、何だか酷く嫌な予感がしてきたぞ。 この反町もそうだけど、その後ろにいる選手達……。
確かに外見こそは絶世の美女、美少女ばっかりだけど……体から出ているオーラが普通とは違う)
一瞬反町はその大柄な少年が気になってしまうものの……しかし、岬ににこやかに挨拶をされ。
それに対しては今度は礼儀正しく返答し、握手を交わす。
一方で岬は目敏く、反町達の纏う雰囲気などを確認し、嫌な予感を覚え……。
215 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/09/17(金) 23:56:53 ID:???
若林「……若林だ」
それが終わると、今度はその隣にいた浮かない表情の少年――若林源三が重々しく口を開き。
反町に対して愛想も無くただ淡々と自身の名前を告げるのだが……。
反町「…………」
A.「ああ、よろしくな」 無難に挨拶しておくか
B.「な、なにィ!? お前があの有名な若林源三か!?」 適当に知ったかぶってみる
C.「どうしたんだお前、表情暗いな」 表情の暗さを指摘する
D.「で、今日はお前と森崎どっちが出てくるんだ?」 若島津に喧嘩を売ってみる
E.その他 自由投票枠
先に3票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
※0時から投票をお願いします。
216 :
森崎名無しさん
:2010/09/17(金) 23:58:10 ID:i66UjHRU
A
まぁ初対面だし…
217 :
森崎名無しさん
:2010/09/17(金) 23:58:36 ID:???
0時からだよ〜
218 :
森崎名無しさん
:2010/09/17(金) 23:58:49 ID:???
>>216
※0時から投票をお願いします。
219 :
森崎名無しさん
:2010/09/18(土) 00:00:58 ID:9E+EpSnE
D
220 :
森崎名無しさん
:2010/09/18(土) 00:01:35 ID:En5ZJkmw
>>217-218
す、すまねぇ…
A
221 :
森崎名無しさん
:2010/09/18(土) 00:01:47 ID:pqU4h4Yo
Bw
222 :
森崎名無しさん
:2010/09/18(土) 00:02:22 ID:GF7iTVJ6
D
223 :
森崎名無しさん
:2010/09/18(土) 00:03:05 ID:sDuEcMo2
A
Bってすごい挑発のような気がw
224 :
森崎名無しさん
:2010/09/18(土) 00:03:38 ID:zRiNiQng
E「ああ、GKなのか。森崎と若島津相手じゃGK争いも大変だろ? がんばりなよ」
(ナチュラルに第三GKとして扱ってみる)
ほら、やっぱ若島津はもとチームメイトで、悪いやつじゃないし。
225 :
森崎名無しさん
:2010/09/18(土) 00:04:25 ID:l9NSvrNo
A
226 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/09/18(土) 00:38:08 ID:???
>A.「ああ、よろしくな」 無難に挨拶しておくか
=================================================================
反町(何か嫌な事があったんだろうけど……一々指摘する事も無いしな)
そう判断をした反町は無難に若林と挨拶を交わし、おざなりな握手をする。
その後、改めて見上監督から中里も合流をしたという事を聞き。
反町は一旦、久しぶりに会った全日本のメンバーと別れ……オータムスカイズのメンバーと共に控え室へ。
この時、当然のように日向は反町に睨みを効かせ、そして早田は何か言いたげな表情で反町の背中を見送るも……。
しかし、何事も無く。こうしてオータムスカイズの者達は控え室で今日の練習試合に向けての準備を始めていく。
反町「よし、みんなきけ! 今日の練習試合は全日本の奴らとの戦いだ。
はっきり言って……正直な話をして、負けることはありえないけど……」
レティ「……本当にそんなに弱いの?」
反町「……幻想郷に来た当初の俺と同じくらいの能力、といえば……最初の頃からいてくれてる皆ならわかるよな?」
穣子「ま……最初っからあんたは私達に比べたら強かったけど……。
……それでも、あの時のあんたと大差ないレベルなら、確かに怖くはないわね」
メディスン「じゃあ何? 気をつけるべきは、あの外来人だけ?」
反町「そうだな。 だが、手加減の必要は無いぞ。
俺達の持てる力、全部をぶつけないと、あいつらは幻想郷と外の世界のサッカーのレベルの違いがわからないんだからな」
メンバー達に改めて全日本のレベルの低さ……というよりも、むしろ幻想郷のレベルの高さを説明し。
反町はホワイトボードの前に立つと、まずは全日本の予想されるフォーメーションとスタメンについて話し始める。
227 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/09/18(土) 00:39:22 ID:???
反町「FWは多分日向と来生のツートップだろうな……立花兄弟は二人いなきゃ意味ないし。
新田も……日向の相棒として使われるにはちょっと小粒すぎる。 だからここは多分間違いない」
穣子「あの黒い日焼けの坊やがあんたの言ってた日向?」
反町「そうだよ。 ……にしても、坊やってお前」
穣子「私から見りゃ、あの程度のがきんちょ、ただの坊やよ」
反町「はぁ……」
穣子(さてと……そんじゃ、今日は精々あの坊やには地獄を見て貰いましょうかね。
昔は舎弟だったかもしんないけど、今じゃ反町もうちの大将。 大将を馬鹿にされたままじゃ腹の虫が治まらないって)
リグル(来生……あの天然パーマの人だっけ。 うーん……なんだか妙なシンパシー)
反町「FWは三杉と翼、松山は確定だろうな。 残るメンバーはわからないけど……」
紫「ああ、そこにあの岬君が入る可能性は高いわよ」
反町「え? あいつ、そんなに上手いんですか?」
橙(っていうか、紫様まだいたんですかにゃ……)
対面上はオータムスカイズの引率役であるらしく。
オータムスカイズメンバーが集まる控え室にちゃっかり腰を下ろしていた紫が反町の言葉に付け足す。
これを聞いて、反町はあの優男に本当にそんな実力があるのかと一瞬疑うのだが……。
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