キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【そんなタイトルで】アナザー カンピオーネ1【大丈夫か?】
1 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/10/22(金) 19:35:21 ID:PrCX1H7o
この物語はフィクションです。
史実や実在の人物を連想する場面があるとしても、物語とは関係がありません。
風土、名称については文献を参考としていますが、想像のウェイトも大きく、事実と異なります。
そして……この物語はキャプテン森崎のフィクションで…
とある貴公子と仲間達のサッカーに賭けた青春を描いたストーリーです。
624 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/22(水) 00:12:48 ID:???
おや、バラけて昨日中に決まらなかったようですね。
けれども再投票ではなく継続とします。
実質二票目OKて事です。
どんな選択肢でもスレ主が悩んで更新を滞らせる事はありませんので、
皆様お好みの選択肢をぜひどうぞ、ただし楽しませてあげられる保証はゼロです☆彡
625 :
森崎名無しさん
:2010/12/22(水) 00:13:36 ID:N7vKSpNI
C
626 :
森崎名無しさん
:2010/12/22(水) 00:22:49 ID:SYuct0u2
E はしたないな!そんないけない娘にはお 仕 置 き の時間だ
みんな大好きドSな三杉さん(中の人殺し)
627 :
森崎名無しさん
:2010/12/22(水) 10:03:40 ID:???
三杉の方から誘うってのは大きいね
628 :
森崎名無しさん
:2010/12/22(水) 19:27:33 ID:???
展開次第では説明役の交代もあり得るか?
629 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/22(水) 19:32:05 ID:???
今回の結果を以って
>>607
の描写に少し改訂を入れたいと思います。
>>606
からの続きという流れでご覧下さると幸いです。
===============================================
>C 小声で夕食に誘う(ごめん弥生、恨むならJokerを恨んでくれ・・・)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
レントゥルス(いやー、眼福だねぇロマーノ)
ダラピッコラ(神様・・・今日の試合活躍したオレへの御褒美なんだよな、これ)
マルコ(ご、ごめんねナッちゃん・・・)
ラムカーネ(戦闘レベル・・・平均的な殺傷力と判断される。)
色めきだつ男性陣、彼等は今まさに血流を下方に滾らせていた。
だが話はこれで終わらない。
モニカは立ち上がり、三杉の方へと歩み寄り・・・
そして、事もあろうに隣の席へと腰掛けたのだ。
モニカ「あの・・・ミスギさん。」
三杉「え・・・えっ?」
少しだけ屈み込み、斜め下から覗き込むように話しかけてきたモニカに三杉は驚いた。
過去、黄色い声を浴び、遠くから騒がれる事は事実としてしょっちゅうだったが…
しかしこんな風に、甘えるような態度で近付かれた経験は意外と三杉の記憶にはなかった。
630 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/22(水) 19:33:33 ID:???
>>628
皆さん次第ですが、あると思います。
===============================================
これについては三杉を取り囲んでいたファンクラブと呼ばれる存在が大きな意味を持っていた。
三杉に本気で近付きたい女子がいたとして、まずこの組織のせいで大概の女子は萎縮させられ、
諦めるか、それともファンクラブの傘下に下るかの2択を余儀なくされるのが実情…
またメンバー達は組織内で互いに目を光らせて牽制し合っており、この事からも三杉への
個人的なアピールは事実上不可能とされていた。
これに当てはまらなかった例外が青葉弥生なのだが、そもそも彼女はマネージャーとして
日々行動を共にしていたが、積極的なアピールを三杉に対して行なったわけではない。
稀にアピールのような物をした時も、それに対する三杉の反応は冷やかなのは誰の目にも明らかだった。
(これは下剤事件が尾を引いていた事が原因だが、それをファンクラブの人間は知らない。)
だが逆に見れば、三杉は弥生にだけは裸の心で接していたとも言える。
三杉は他の女子とは違い、冷たい態度、キツイ言葉を弥生に対して遠慮なく投げかけた。
一方弥生は、その行為に対して決して平然としておらずショックを受けて悲しむが、
それでも三杉から離れる事なく、何かと献身を続けてきた。
この緩やかな化学反応の結果、三杉は自身の隠された性癖に気付く事となり、
また同時に自らのパートナーを心に決める事となった。
そして弥生が三杉を最後まで拒絶しなかった(出来なかった)事から二人の関係は決定的となり、
通常踏む筈の階段をすっ飛ばして一線を踏み外…越える事となったのである。
631 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/22(水) 19:34:53 ID:???
モニカ「もし良かったら…そのスプレムータ(ジュース)、少しだけ頂けませんか?
あの…恥ずかしいんですけど、ちょっと喉がカラカラで…。」
三杉「あ、ああ、そんな事ならどうz…」
ズキュウゥゥゥゥゥゥゥゥン!!
モニカの方に顔を向け、レモネードを差し出した三杉に衝撃が走った。
その時 彼の視界に入りこんできたのはモニカの胸元。
即ち、そう迫力があるわけではないが弥生以上とは思われるモニカの谷間。
大きく開いたキャミソールトップで、更に身を屈めた事で発生した4次元空間がクッキリと見えていた。
三杉(…落ち着こう、見た事がないわけじゃないんだ。 僕は女性の身体の全てを既に見ている。
こんなチョッと見えただけでどうという事もある筈がない。 1,2,3,5,7,11,13…)
三杉は努めて冷静に、自然に振る舞おうと考えていた。
だが青天の霹靂とも言えるTo Loveる、2年程見ていなかった女性の胸。
意思に反し、三杉の視線は目のやり場に困る事を正直に訴えてしまっていた。
そう、実は彼は解っていなかった。
女性を愛し、可愛がる時に目にする時の刺激と、フした瞬間ウッカリ目にした時の刺激・・・
これらが男にとっては異なるベクトルで同一点を目指す魅力であるという事実を。
幼い時機から不特定多数の女性に目を向ける事なく(むしろ目を背けて)、
ある意味ストイックに生きすぎてきた三杉だからこそ解っていなかった。
632 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/22(水) 19:36:07 ID:???
モニカはこの三杉の目線の不自然さに気付くと、密かに顔を赤らめて直ぐにドリンクを受け取った。
そして今度は背筋を伸ばして姿勢正しく座り直したのである。
モニカ「どうもありがとうございますね。」
三杉「いや、それよりとても酸味が強いから一気に喉に入れると痛いよ。」
モニカ「ええ、大丈夫ですよ。」
何事もなかったかの様に互いに笑顔を投げ合う二人。
モニカはストローに唇を着けると、ゆっくりと吸い込んだ。
激しい酸味と強い香りのレモネード、だが今の彼女にはそれがよくわかっていない。
モニカ(ああ・・・やっぱりこんな露出の大きなトップスだと恥ずかしいな・・・・・。
どうしたら見えちゃうかもよく判ってないし、スタイルも良くないし…
初めて会ったのに変な女って思われてるかも知れない…。
でも、次にこうやって話せる機会がくる保証なんてないし…あーもー…)
三杉(おかしい、思った以上に冷静に振る舞えていない・・・・・・どうしたんだ僕は・・・?
こんな風に急接近された経験がないから・・・?
いや、でも僕は女性についてはもっと先まで経験しているんだ、これくらいの事・・・)
三杉は体重を後方に投げ、ただし両足の脇から座面を掴む事で身体を支え、少し上の空間を眺めていた。
眺める姿勢を取りつつ、その実は前述のような考え事をしていたのが正しいのだが。
633 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/22(水) 19:37:34 ID:???
・・・と、ここで三杉は何となくモニカの様子が気になった。
これほど積極的な接近の仕方をしてきたのに、それ以上は何も言ってこない・・・少々不自然だった。
モニカに軽く視線を向けると、彼女は視線を落とし、両手に包んだドリンクをジっと見ていた。
三杉(・・・どんな面白い事が書いてあるんだろう・・・なんて筈はないか。
きっとモニカも何か頭の中で考えているんだろうな。)
(『・・・何を考えているんだろう?』)
不意に浮かんだ疑問に対して三杉は驚いた。
相手が何を考えているか・・・サッカーでライバルに対した時、その疑問はよく浮かんでいた。
けれども、女性を前にしてそんな疑問が浮かんだのはこれが初めてである。
三杉(これは一体どうした事だ?)
考えてみても解らなかった。
ロジックで大概の事は解き明かせると思っていた彼が、今は何故か無力であった。
・・・第3者的に言えば、三杉はモニカに恋をしたわけではない。
積極的なアピールに驚き、不意のTo Loveるで心が乱れただけである。
けれど、この程度の切っ掛けが人と人との関係性を変える上では大きな意味を持つ。
そして三杉はモニカに対して少なくとも興味を持った、それだけは確かな事実であった。
634 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/22(水) 19:40:09 ID:???
観客「お、選手達が出てきたぞ!」
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!
間もなく両チームの選手達が再入場してきた、後半開始の時間が迫っているのだ。
ナディア「よーし! 後半も頑張れーー!!」
小柄な体躯にそぐわない、ナディアの大きな声援が聞こえた。
モニカはハッとしたような仕草をし、もう一度三杉に向き合った。
モニカ「あ、私 席に戻りますね。 ドリンクありがとうございました。」
三杉「ああ、どう致しまして。」
三杉はドリンクを受け取るために手を伸ばし、それを受け取った。
その時 彼は同時に小さく口を動かしていた。
三杉「良かったら今度、2人で食事でもどうだい?」
声が小さかったのは、ただ単に恥ずかしかったのか、それとも弥生への罪悪感がそうさせたのか・・・
今の三杉にはよく分かっていなかった。
635 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/22(水) 19:41:38 ID:???
モニカ「―――!」
この三杉の誘いを受けたモニカは、何故か下を向いて席へ戻っていった。
OKなのかNOなのか、絶句したきりちゃんと返事をしないままに。
当然今の三杉にとっては訳が解らない。
だが彼は同時に自分が何故あんな事を言ったのかも解らなかった。
目の前のショックよりも疑問の方が彼の中に渦巻いていた。
三杉(待て待て、ちょっと整理しよう・・・・・・出来るか解らないけど・・・。
・・・何故、僕はモニカの事を食事に誘ったんだろう?)
A もしかして・・・僕は恋をしてしまったのか?
B 無粋だが性欲を催しただけなんだろうな・・・まぁそれもいいか、同意の上ならば。
C 解らないけれど・・・少なくとももう少しモニカの事を知りたいとは思ったかな。
D いやー、気の迷いだ、何かの間違いだ。 僕は弥生一筋だった筈だ。(既に誘ってるので要5票)
3票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
636 :
森崎名無しさん
:2010/12/22(水) 19:44:52 ID:Fhfr8tP+
C
三杉、落ち着こう。1は素数じゃないw
637 :
森崎名無しさん
:2010/12/22(水) 19:50:03 ID:htur5Akg
b
638 :
森崎名無しさん
:2010/12/22(水) 20:05:24 ID:T6VIcrlM
C
639 :
森崎名無しさん
:2010/12/22(水) 20:05:37 ID:Khx1Tw2Y
C
640 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/22(水) 20:15:20 ID:???
ヒロインの座が混沌としたところで本日は終了です、カードって怖いですね。
何となくイメージしていた展開の斜め上に行き過ぎて困る(笑)
明日はミランvsローマの後半をお送り致します。
関係ないけれどWiiイレが超面白いです。
レッドスター・ベオグラードを伝説のメンバーにしてニヨニヨしてます。
641 :
森崎名無しさん
:2010/12/22(水) 22:16:16 ID:???
おおお知らない間に新たな化学反応が起きていた乙でしたー
これはこれで三杉の別の一面が見られそうですな(ある意味年相応の)
642 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/23(木) 14:46:59 ID:???
>>641
乙感謝です。 テンパってるんで文章メチャクチャですが雰囲気を感じて下さると嬉しす。
考えるんじゃない、感じるんだ。
===============================================
>C 解らないけれど・・・少なくとももう少しモニカの事を知りたいとは思ったかな。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉(やっぱり考えても解らない。 解らないけど…)
三杉は離れた席のモニカをチラ見した。
…と、こちらを見ていたのか、当のモニカと目が合った。
モニカは慌てたように顔を下に向ける。
三杉(ふふ、やっぱりどこか変な子だな。
………少なくとも僕はもう少し彼女の事を知りたいと思っているらしい。)
モニカの様子がおかしく、三杉は軽く笑ってしまうが…それはすぐに治まった。
そして彼は、自分が彼女に興味を持っている事は間違いないと判断するに至った。
その事に彼は取り敢えずの満足を得、試合へと意識を向ける事にしたのである。
643 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/23(木) 14:48:30 ID:???
ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!
実況「さあ後半戦、ミランのキックオフで始まりました!
前半は両者共にチャンスを演出しましたが、結局0-0…
両者一歩も譲らないこの試合、先にリードを奪うのはどちらだ!?」
ミランはまずショートパスでローマの様子を窺った。
ローマ本来の積極的なチェックが後半から見られるのではと警戒していたからだ。
だがその懸念は空振り、ローマは前半と同じくゾーンで堅実に守っていた。
バンビーノ「ローマは後半も守り方を変えないみたいだな…」
マルコ「うん、でも…実質守りは手薄になっているよ、フォーメーションが4-4-2だ。
それにフィッツウォルタの位置取りが高くなっている。」
中山「決定力を上げる意図なのか?」
バンビーノ「恐らく…。 だがそれは、守備にも穴が生じやすくなる事も意味する。
644 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/23(木) 14:53:21 ID:???
アイツが黙っている筈がない、バンビーノは自分の確信をそう告げた。
試合は序盤の小康状態が継続していた。
しかしショートパスの連携により、ミランはラインを上げる事が出来ていた。
またFWの位置も手頃であり、そして今 ボールはファルコーニの元へと送られたところ…。
誰もが試合が動き始める事を予感していた。
ファルコーニ(前線の配置は悪くない…だが相手もゾーンで守っていて崩れていない、か。)
先着で
★ミランの攻め方→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
ダイヤ→どこか嫌な空気だ…ここは速攻で相手の心臓に釘を刺すぞ。
ハート、スペード、クラブ→当然、セオリー通りに遅攻で崩すぞ。
JOKER→フィッツウォルタの位置が前半に比べて高すぎる…故に、その意図は明らかだ。
645 :
森崎名無しさん
:2010/12/23(木) 15:03:43 ID:???
★ミランの攻め方→
ハート3
646 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/23(木) 15:47:31 ID:???
>ハート→当然、セオリー通りに遅攻で崩すぞ。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ファルコーニ(ならば当然このまま遅攻で崩すのが先決だ…デヤン!)
デヤン(判ってる!)
ここでファルコーニは意表を突いて右前方へドリブルを開始。
それに呼応してデヤンは中央へと移動、2人のポジションが入れ替わった。
ヘルマー「チィっ! ヤルニ、二人で追い込むぞ!」
ヤルニ「OK、前線には出させない!」
ファルコーニ(そう、そしてデヤンも無視できないお前達は陣形を崩さざるを得ない。)
ヘルマーも右辺へと動いたため、中央にはスペースが生まれる。
ローマの選手はそのスペースをフォロー出来る位置取りが必要となってしまう。
ここで動いたのが後半はSHとなっていたシニーシャだった。
彼は自分のサイドよりも中央に寄って走り出す。
その隙をファルコーニは待っていた。
647 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/23(木) 15:51:00 ID:???
ザシュッ!
スパァァァァァン!
ファルコーニ「ディミトリオ!!」
進行方向から鋭角に切り返し、一気に逆サイドへとボールを放つファルコーニ。
前線へのスルーパスとドリブル突破を警戒していたヘルマーらは、これを阻止できない。
そして、パスの着地点にはミランの10番、ディミトリオが走り込んだ。
先着で
★逆サイドの攻防→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
ダイヤ→ディミトリオに綺麗にボールが渡った。
ハート奇数→シニーシャがディミトリオと競り合い、ディミトリオの勝利。
ハート偶数、スペード→シニーシャがディミトリオと競り合い、シニーシャの勝利。
クラブ→パスカットされた。
JOKER→ディミトリオがヘッドで直接WGのロデオに回した。
648 :
森崎名無しさん
:2010/12/23(木) 15:53:06 ID:???
★逆サイドの攻防→
クラブ10
649 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/23(木) 16:26:12 ID:???
>クラブ→パスカット
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ファルコーニのパス出しは、彼の狙い通り完璧だった。
シニーシャが中央に寄る事を見越し、彼が動き出してトップスピードに乗った時を狙った。
それは、逆サイドへのパスに気付いても、切り返しの負担で間に合わないタイミングだった。
このタイミングの意図にいち早く気付いた三杉が唸る。
シニーシャ「グッ…こいつは!」
三杉「巧い…!」
実況「おーーっと! ファルコーニくん、絶妙なタイミングでサイドチェンジ!
しかもスペースの空白をピタリと狙った、完璧なパスだ!」
ディミトリオ(よし、このままサイドアタックに!……って!?)
マルコ「あ!」
パシィ!
しかしこのパスは、ディミトリオがボールを受け取るよりも前の位置でカットされた。
このパスを読んでいたのは勿論フィッツウォルタだった。
650 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/23(木) 16:28:16 ID:???
ファルコーニ「クッ、今のタイミングでカットされるのか…!」
フィッツウォルタ(遅攻と速攻の見極めをファルコーニが誤るはずがない。
…『だからこそ次のプレイを読むのは簡単だ』。)
トラップして体勢を整えたフィッツウォルタは、そのままドリブルを開始する。
ローマにとっては前線でボールを奪った、絶好のショートカウンターである。
アントニオ「チィっ! ランピオンだ、ランピオンをマークだ!」
ミラン守備陣「「 任せろー! 」」
前半と同じようにGKアントニオはロケットヘッドへの警戒を指示した。
後半に入ってローマのFWは一人増えていたが、そちらにパスが行ったとしても
アントニオは止められる自信があった。
フィッツウォルタ(前半と全く変化ないのか…ならば!)
先着で
★ラストパス?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
ダイヤ→ランピオンにセンタリングを上げた。
ハート→トトにセンタリングを上げた。
スペード→そのままドリブル。
クラブ→PA内まで走り込み…
JOKER→なんとシュートを放った。
651 :
逆襲の若島津
◆.0brsTst7A
:2010/12/23(木) 17:00:47 ID:agaWtTyg
★ラストパス?→
ハート6
652 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/24(金) 17:08:18 ID:???
>ハート→トトにセンタリングを上げた。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ダニエラ「あう!?」
ポジション的にトトのマーカーだったダニエラとアレッサンドロは、GKアントニオの指示で
ランピオンを相手に競る体勢を取りつつも、万が一の場合にトトをケアするつもりでいた。
この辺りはイタリアDFの責任感と警戒心の賜物である。
そして実際にランピオンがPA内に入り、彼等は位置取り調整の為そちらへ意識の大半を向けた。
それはホンの僅か 刹那の時間と言えたが、振り返り トトの姿を確認しようとして彼等は絶句する。
まるで幽霊のようにトトの姿は消え失せていたのだ。
ダニエラ達がトトを見失う直前、フィッツウォルタの狙いは
タイミングも含めて完全にトトと繋がっていた。
クルッ・・・! トト(今だ、来たまえ!)
フィッツウォルタ(いいタイミングだ。)
スパアァァァァァン!!!
アレッサンドロ「こいつ、一瞬目を離した隙を!?」
ダニエラ「バカな!」
653 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/24(金) 17:10:05 ID:???
実況「さあフィッツウォルタくんのセンタリングが上がった!
さあ出るかロケットヘッ・・・っと、このパスは違うぞ!?
ニアのランピオンくんを飛び越えてファーサイドに流れていく!」
フィリッポ「ゲゲッ!」
アントニオ「心配無用!」
絶対的なエース、前半にゴール寸前の場面を作ったランピオンへのパス・・・
それだけを想定していたミランDFは、意外なラストパスに慌てふためいた。
しかもトトは一瞬でダニエラとアレッサンドロを振り切っており、防げるDFは誰も居ない。
GKのアントニオも虚を突かれたのだが、彼はロケットヘッドでなければ止められる自信があった為、
DFに比べて冷静にポジション調整をする事が可能であった。
アントニオ「抜かせるかー!!!」
トト(へぇ、良い反応じゃないか。)
アントニオは素早く飛び出してシュートコースを塞ぎに行く・・・が。
だがしかし、トトの表情からは幾分も余裕が失われていなかった。
654 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/24(金) 17:11:11 ID:???
先着で
★生粋のストライカー?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
ダイヤ10以上→アントニオの闘魂ロケットが火を噴いた。
ダイヤ9以下、ハート→ファルコーニがPK覚悟で後ろからタックルに行っていた。
スペード、クラブ→残念、アントニオは呆気なく避けられた。
JOKER→トトが惜しげもなく最終奥義を出しやがった。
655 :
森崎名無しさん
:2010/12/24(金) 17:14:24 ID:???
★生粋のストライカー?→
スペードJ
656 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/24(金) 18:12:51 ID:???
>スペード、クラブ→残念、アントニオは呆気なく避けられた。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
トト「しかし残念ながらキミは顔が悪い。」
トンッッッッ!!!
アントニオ「なにぃっ!?」
アントニオがシュートコースを塞ぎきるよりも早く、トトは爪先でボールを蹴りこんでいた。
非常に小さい予備動作で放たれたそのシュートは、アントニオの大きな身体を避ける、
呆気なくゴールに吸い込まれていった。
ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!
ミラン 0−1 ローマ
657 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/24(金) 18:13:55 ID:???
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!
実況「決まったぁぁぁぁぁ!! 後半開始僅か5分、ローマが先取点を上げました!
決めたのは後半から入ったサルバトーレ・ビアンキ、若干15歳!
DFの隙を突いて見事に裏へ抜け出し、冷静に決めました!!」
観客「ゲェェェェッ!!」「ランピオンじゃない奴に決められただと!?」「誰だアイツは!」
観客席のミランサポーターによる悲鳴がスタジアムを劈(つんざ)く。
膠着していた試合が動き出し、ミランのチャンスが訪れると思った矢先、
それから2、3分もせずに ローマから逆に先制点を奪われるとは思っていなかったのだろう。
ダーーー!
ゴールを決めたトトはそのままガッツポーズで観客席に走って行った。
そしてコーナーフラッグでポーズを決め、両腕を上げて歓声に酔っていた。
トト(さあ、ボクのゴールを讃えたまえ!
遠慮する事はない、甘美なる称賛を! それこそがボクの活力!)
ミランのホームスタジアムなので当然ブーイングの方が圧倒的に多かった。
しかしトトはそれを気にした様子も気付いた様子も無く、ひたすら自らのゴールをアピールしていた。
658 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/24(金) 18:14:57 ID:???
あまりのアピールっぷりにフィオレンティーナ選手達は呆れ気味だった。
だがその中には、このトトのプレイに脅威を感じている者もいた。
バティンのバティゴールやブンナークのアトミックショットのようなインパクトはない、
一見地味に見えてしまうこのビアンキのゴールシーンに。
先着で
★その選手は→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
ダイヤ→中山さん
ハート→ミュラー
スペード、クラブ→新田
JOKER→ブンナーク。 あれ、お前いつの間に戻った?
659 :
森崎名無しさん
:2010/12/24(金) 18:21:05 ID:???
★その選手は→
スペード4
660 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/24(金) 20:06:08 ID:???
>スペード→新田
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ダラピッコラ「ハハッ、何だろうなあの全力アピール。」
レントゥルス「そりゃもう嬉しいんだろうねぇー、まだ15歳だもん。
もしかしてプリマのデビュー戦なんじゃない?」
ダラピッコラとレントゥルスはトトの事を微笑ましく見ていたが。
その隣では冷や汗を掻いている選手がいた・・・新田である。
中山「どうした新田? 顔が強張っているが・・・。」
新田「あ・・・だ、大丈夫です。 それよりアイツ・・・ビアンキとか言いましたっけ。
アイツとんでもない奴かも知れませんよ、マグレなのかも知れないですけど・・・。」
同じくFWである新田は、今トトがやって見せたプレイに脅威を感じているようだった。
それが何なのか、当然三杉は気になった。 また他の選手達も首を傾げている。
彼等にとって、今のビアンキのプレイは1対1を上手く決めただけにしか見えていなかった。
三杉「・・・何故そう思う?」
661 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/24(金) 20:07:11 ID:???
新田「えっと・・・アイツのシュートはトーキックだったんです。 皆は多分そうそう使わないと思うけど、
小さい予備動作で強いシュートを撃てる代わりに、コントロールが難しいのは知っていますよね?」
マルコ「え・・・うん、確かにそう言われてるよね。」
新田「あんなスピードで走り込んでいて、尚且つGKがちゃんと飛び出して来ている状況・・・
それなのにほとんど予備動作もなく、正確にゴールを狙えるのは尋常じゃありません。
今のがマグレじゃないとしたら、あいつのキック技術はメチャメチャ高いですよ。」
この新田の言葉には同じFWのポジションとしての説得力があり、聞き流し難いものだった。
彼の言葉を鵜呑み出来るとしたら、ビアンキは1対1に相当強い事が窺えるのであった。
中山「だが、うちのGKはラムカーネだ。 奴が今のを自在に使えるとしても・・・
前半ならば心配は要らない、後半だったら絶望的なのはいつもの事だ。
それに1対1は元々GKには絶対不利、俺達がそんな状況を作らせなければいい。」
三杉「そうだな、今までゴール前においてはランピオンだけを警戒すれば良いと思っていたが、
どうやらあのビアンキも確実にケアする必要があるようだ。
しかしそれが判っていれば対策の立てようもある、今はそれで十分だ。」
DF陣はそれぞれ頷いた。 高いキック技術を持っていても、それを出させなければ無力。
フィオレンティーナの守備陣が後半にこそ堅いのは、彼等一人一人に「自分が守らなければ」
という自覚があるからなのであった。
662 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/24(金) 20:09:27 ID:???
試合の膠着は終了した。
ローマの得点はショートカウンター、ミランの起点となるファルコーニのプレイを抑えての・・・である。
ミランの攻撃はファルコーニのレジスタとしての能力を基盤としており、
それがローマの守備を度々翻弄し、時にはパスを受けた選手に実力以上の物を出させていた。
故にファルコーニを通さない攻撃はローマに対して無力と言え、
通した時も 今回のような止められ方をすれば失点のリスクはあまりに大きかった。
ミランの弱みはこの時点で白日の下に晒された。 前半にミランが先取点を奪っていれば、
ファルコーニも点を奪うでなく、相手の焦りを誘う選択肢もあったろう。
そして今暫くはローマが撹乱されたかも知れない。
だが残念ながら先取点を奪ったのはローマ、しかもランピオンの得点源を見せての得点。
主導権はローマの物となり、ミランには逆転の目はほぼ失われたと言って良かった。
その後の試合展開はと言うと・・・
663 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/24(金) 20:10:44 ID:???
先着3名様で
★ランピオンの活躍→! card(! dice+! dice)
トトの活躍→! card(! dice+! dice)
シニーシャの活躍→! card(! dice+! dice)
ヘルマーの活躍→! card(! dice+! dice)★
★フィッツウォルタの活躍→! card(! dice+! dice)
ヤルニの活躍→! card(! dice+! dice)
モンドニコの活躍→! card(! dice+! dice)
ムッシの活躍→! card(! dice+! dice)★
★レビタンの活躍→! card(! dice+! dice)
ムッシの活躍→! card(! dice+! dice)
アンノーニの活躍→! card(! dice+! dice)
ジョバンニの活躍→! card(! dice+! dice)★
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
ダイヤ→超活躍
ハート→大活躍
スペード→普通
クラブ→空気
JOKER→奇跡的活躍、技取得覚醒かよ!
※カードの結果に関わらず、ランピオンの1得点、ヘルマーの1アシストだけは保障されています。
ランピオン、トト、ヘルマー、フィッツウォルタ、レビタンの5人以外は覚醒判定も兼ねます。
Joker、K、6ゾロなどで強くなってしまい嫌な感じです。
664 :
森崎名無しさん
:2010/12/24(金) 20:14:22 ID:???
★ランピオンの活躍→
クラブ2
(
4
+
5
)
トトの活躍→
クラブ6
(
4
+
1
)
シニーシャの活躍→
ダイヤK
(
4
+
1
)
ヘルマーの活躍→
スペードA
(
6
+
6
)★
665 :
森崎名無しさん
:2010/12/24(金) 20:28:00 ID:???
★フィッツウォルタの活躍→
ダイヤA
(
1
+
4
)
ヤルニの活躍→
ダイヤ4
(
2
+
4
)
モンドニコの活躍→
クラブ9
(
4
+
1
)
ムッシの活躍→
ダイヤ10
(
4
+
5
)★
666 :
森崎名無しさん
:2010/12/24(金) 20:34:53 ID:???
★レビタンの活躍→
スペード9
(
5
+
6
)
ムッシの活躍→
クラブ5
(
6
+
6
)
アンノーニの活躍→
クラブA
(
4
+
1
)
ジョバンニの活躍→
ハート4
(
1
+
6
)★
667 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/24(金) 20:47:30 ID:???
シニーシャとムッシがちょっと強くなってしまったところで、本日は更新を終了します。
すっかり夜になりましたし、それでは皆さんHAPPY Merry Christmas!!
良い聖夜をお過ごしください。
668 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/25(土) 15:52:42 ID:???
>判定の中でムッシが2人居ますが、2番目のポットのムッシはグレグッチの誤りでした。
>なのでムッシの6ゾロ覚醒は変わりません、御了承ください。
超活躍→シニーシャ(CMF)、フィッツウォルタ(DMF)、ヤルニ(CMF)、グレグッチ(SB)
大活躍→ジョバンニ(GK)
普通→ヘルマー(CMF)、レビタン(CB)
空気?→ランピオン(CF)、トト(ST)、ムッシ(CB)、アンノーニ(SB)、モンドニコ(ベンチ)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
実況「さあ試合再開から5分経過、ミランは慎重にボールを回しています。
だがしかしローマの中盤は安定しています、中々攻め込む機会を得られません。」
バンビーノ「見事だな・・・ゾーン守備のなかでもヤルニはチェックが早く、パスをよく阻止している。
通してもカバーがしっかりしているからリスクは見た目以上に少ない。」
三杉「見た通りのチャレンジ&カバーだね。 元々ストッパーとスイーパーの連携を、中盤でやるとは。」
ミランはショートパスを回して撹乱を図るが、ローマは全く崩れていなかった。
それどころか低めのCMFであるヤルニの攻撃的な守備により、逃げのパス回しになっていた。
何とかパス通っても、フィッツウォルタのカバーにより前線に送ることは出来ない。
また、大きな展開でスペースを作ろうとしても、やはりフィッツウォルタにバランスを取られていた。
ファルコーニ(マズイな・・・これでは隙を作り出す事が出来ない。
スルーパスで一気に展開するより他にない・・か?)
669 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/25(土) 15:54:16 ID:???
相手の中盤の重厚さに対し、ファルコーニも徐々に焦燥に駆られていった。
止むを得ず、彼はWGのピエトロに対してスルーパスを放つ。
ファルコーニ「走れ、ピエトロ!」
シュパァァァン!
ピエトロ「ようやくボールが回ってきた! よーし、掻き回してやるぜ!」
ここぞとばかりにサイドを駆け上がっていくピエトロ。
だがローマのDFは、彼のクセをすでに知っている。
グレグッチ「そうはいきませぬな。」
ピエトロ「オレに近付くな、大変な事になる・・・早くこのオレから離れろォォォ」
スピードに乗ったドリブルとトラッシュトークで敵を翻弄にかかるピエトロ。
グレグッチはこれを意に返さず、冷静にボールを掠め取った。
ピエトロ「くっ、まだ目覚めないのか!?」
グレグッチ「出直してくるが良い・・・・・・では行け、シニーシャ!」
670 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/25(土) 15:55:23 ID:???
ポーーーン!
グレグッチから逆サイド側のシニーシャへとロングフィードが出された。
長身のマッシモがパスカットに行ったが、これは残念ながらカットできない。
ボールは見事にシニーシャまで通ったが・・・。
ポフッ
シニーシャ「ナイス、グレグッチ!」
ディミトリオ「何がナイスだって!?」
ロデオ「カウンターはさせないよ!」
MFのディミトリオだけでなく、WGのロデオもここまで戻って速攻を阻止に来ていた。
しかしシニーシャはローマ(の名無し)の中でも中々のテクニシャンである。
またディミトリオに対してはクセを熟知しており、彼は自信を持って相対していた。
先着で
★シニーシャの技取得→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
ダイヤ→必殺ドリブルフラグ
ハート→必殺ドリブルフラグ、必殺パスフラグ
スペード→必殺ドリブル
クラブ→必殺ドリブル、必殺パス
JOKER、クラブA→必殺ドリブル、必殺パス(各発動50%)
671 :
森崎名無しさん
:2010/12/25(土) 15:58:18 ID:???
★シニーシャの技取得→
ダイヤ5
672 :
森崎名無しさん
:2010/12/25(土) 16:17:08 ID:???
中二病がいる…15歳だからなにもおかしくはない
673 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/25(土) 16:42:23 ID:???
>>672
ちょっと頭の弱い子なんです。
===============================================
>ダイヤ→必殺ドリブルフラグ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ササッ・・・ クルッ
トンッ
ポーン!
ロデオ「ボ、ボールは!」
ディミトリオ「頭上を通したのか!」
迫ってきた2人とぶつかり合う直前で反転し、直後にボールを軽く浮かせたシニーシャ。
二蹴り目では相手の頭上を越す半円軌道のライナーを出した。
ロデオ達はボールどころかシニーシャを追い越してしまうが、当のシニーシャは当然ボールを追い、
そのままスピードに乗って2人との距離を離していった。
シニーシャ(よっし、咄嗟の思い付きだが上手く行った!)
マルコ(今の技、ボクが練習しているターンと同じか・・・)
※シニーシャがドリブルフラグAを取得。
674 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/25(土) 16:43:27 ID:???
ポーン!
シニーシャ「ヘルマー、前半の借りを返してやれ!!」
ヘルマー「おう! 悪いなシニーシャ!」
ボールを受けたヘルマーは当然ファルコーニの位置を確認する。
彼は前半と同じようにランピオンへのパスコースを塞ぎ、腰を落としてジリジリと間合いを計っていた。
迂闊なドリブル突破をさせるつもりはなく、またランピオンへのラストパスも断つ意図・・・。
ヘルマーにとっては、距離を空けたドライブシュートを選びたくなる守られ方であった。
しかし・・・。
ヘルマー「おっと、それでいいのか? 既にウチの得点源は一人じゃないんだぜ?」
ファルコーニ「グッ・・・」 チラリ
この言葉に、ファルコーニは一瞬 後方のトトの位置を目で追ってしまう。
ヘルマーはその隙を狙って素早くサイドステップ、そしてドライブパスを放った。
ギュイィィィィン!!
ファルコーニ「しまっ・・・!!」
ヘルマー「自慢じゃないがペテンにはめるのは得意なんでね。」
ファルコーニは今度は焦りを隠す事が出来なかった。
逆にヘルマーは意地の悪い笑みでファルコーニを見ていた。
675 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/25(土) 16:45:45 ID:???
そして・・・
ランピオン「吹き飛べ!!!」
バキイィィィィィィ!!!
アントニオ「くそがぁぁぁぁ!!」
ミランDF一同「あーーれーー」
このヘルマーのクロスにはランピオンが確実に合わせ、再びミランゴール前を蹂躙した。
放たれたロケットヘッドは今度は確(しっか)りと枠内を捉え、ローマの追加点となったのである。
ピィィィィィィィィィィ!!!
ミラン 0−2 ローマ
※一旦ここまでっす、今日これでお終いかもっす
676 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/27(月) 15:56:22 ID:???
ワアアアアアアアアアアアアアアアア
実況「入ってしまったぁぁぁ! ミラン、許してはいけない追加点・・・!
いやー、先制点が入るまでの時間に比べ、何とも呆気ない2点目となってしまいました。
これはミラン、緊張の糸が切れてしまったのか?」
これまで互角に戦っていたミランの相次いでの失点であった。
集中力の欠如によるものではないかと実況は話すが、フィオレンティーナの選手の見解は違う。
中山「いや、迷ったな・・・。」
新田「ええ、前半 ミランはランピオンだけをマークしていれば、水際でなんとか失点を免れられた。
けれども後半からはビアンキが居る。 あいつに得点能力が十分あるとなると・・・。」
バンビーノ「どうしてもランピオンへのマークが甘くなる・・・
いや、ランピオンへのパスの供給源すら抑えられなくなる。」
マルコ「ヘルマーだね・・・。」
ナディア「えっ、つ、つまりどういう事だってのよ?」
選手達は最低限の言葉で納得しあうが、聞いてる者は中々そうもいかない。
ナディアはポカンとした顔で言葉の意図を尋ねた。
マルコはナディアの方を振り向くと、その呆けた顔に微笑んで説明する。
677 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/27(月) 16:03:40 ID:???
マルコ「ヘルマーをマンマークするとして・・・警戒するラインが1つ、つまりランピオンと決まって
いるならば、それを妨害するのは難しくない。 ワンサイドカットでヘルマーを誘導し、
限定されたコースへドライブシュートを撃たせれば、あのGKなら止められる。」
バンビーノ「だが・・・そこにもう一人手強いFWが入ると、途端にケアの負担が激増する。
目の前の敵とフィニッシャーの二人ならば、それを結ぶラインへのパスを警戒
すれば良いが、一人増えればラインが増えてトライアングルが出来てしまう。」
ナディア「そっか、それをファルコーニただ一人で何とかしろと言うのは酷な話だわ。」
モニカ「なるほど…他のMFもシニーシャの相手や攻撃だってあるし、
守備のフォローにはなかなか手が回らないのよね。」
中山「守る側にとって、強力なフィニッシャーが2人存在するのは本当に厄介な話なんだ・・・
そう考えれば、ウチとやってきた相手もブンナークと新田の2人を相手にするのは
相当難しかったと思うぜ。 レッチェもユヴェントスも後半から大崩れしたのは
仕方なかった事なのかも知れないな。」
ヤレヤレ・・・と大きな溜息を吐く中山、彼にとってビアンキの登場は頭痛の種となったようだ。
どう守ったものかとブツブツ呟いている。
678 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/27(月) 16:13:48 ID:???
先着で
★皆でどうしたら良いか考えた結果がこれだよ→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
ダイヤ→クラウディア「兄さん、次の試合 大丈夫?」 シンパイ・・・
ハート→モニカ「ミスギさん、どうしたらいいですか?」 ジッ・・・
スペード→ブンナーク「ランピオンのマークは任せろ!」 バリバリ
クラブ→レントゥルス「そうだ、中山も一緒に白旗振ればいいんだよ!」 パタパタパタ
JOKER→中山「閃いた!」 ピキーン!
679 :
森崎名無しさん
:2010/12/27(月) 16:17:14 ID:???
★皆でどうしたら良いか考えた結果がこれだよ→
スペード6
680 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/27(月) 18:26:25 ID:???
>スペード→ブンナーク「ランピオンのマークは任せろ!」 バリバリ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
思った以上に守り難そうなローマの攻撃陣に皆が頭を悩ませていた時・・・
天を揺るがすような声が響き渡った! そう、アイツが帰ってきた!
ブンナーク「ランピオンのマークは任せろ!」 バリバリ
三杉「ブンナーク・・・! おま・・・」
スペルマン「ブンナーク? あれ、居なかった?」
ブンナーク「なにィ!? オレが居ない事に気付かなかったのかお前達!」
ミュラー「ええ、てっきり空気になる術を心得たのかと思いました。」
ブンナーク「え・・・マジ・・・? ホントにホント・・・・・・?」
スペルマンとミュラーの洗礼に出鼻を挫かれるブンナーク。
待ちわびられて登場したつもりでこの扱いは彼にとって予想外・・・その表情は茫然自失となっていた。
よく空気になっているスペルマンらにとって、空気になるのは既に何でもないような事である。
だがメンタル×(←パワプロ的表現)の彼にとっては馴染みない扱い、恐怖そのものであった。
三杉(ふむ・・・次の試合に向けて全員で観戦をするのに、無断で居なくなったのは許し難い。
だがどうやらミュラーとスペルマンが既に灸を据えてくれたようだ。)
681 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/27(月) 18:28:01 ID:???
叱責しようと声を張り上げるより早く、ミュラーとスペルマンがブンナークを凹ませてしまっていた。
もしかしたら、これは彼等にとってフォローなのかも知れないと三杉は疑った。
事実 涙目のブンナークを見ていると「これ以上の叱責しても・・・」という気になってくる。
そんな状況において三杉の口から出た言葉はと言うと・・・
A 三杉「ブンナーク、チームの団体行動を乱すのは許さない!」
B 三杉「ブンナーク、キミは何処へ行っていたんだ!」
C 三杉「ブンナーク、バリバリって何の音だ!」
D 三杉「ブンナーク、ランピオンのマークを任せろって・・・本気か!?」
E 三杉(今は特に何も言わなくてもいいか。)
F 自由記述選択 三杉「そんな事よりローマの攻撃陣への対策が思いついたぞ! ええと・・・」
G 自由記述選択 三杉「そ の 他」
2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
682 :
森崎名無しさん
:2010/12/27(月) 18:39:51 ID:CavJvUWs
C
683 :
森崎名無しさん
:2010/12/27(月) 19:36:25 ID:VfvoDmFw
C
684 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/27(月) 20:04:10 ID:???
>C 三杉「ブンナーク、バリバリって何の音だ!」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
『バリバリ』
ブンナークが戻ってきて発言したのと時を同じくして、三杉の耳に入ってきた擬音。
普通に生活していて、そんな音はなかなか発生するものではない。
この聞き覚えの無い音の正体は何だったのか・・・何よりも先ず三杉は疑問に思い、そして叫んでいた。
三杉「ブンナーク、バリバリって何の音だ!」
バンビーノ「!?」
マルコ「!?」
ブンナーク「・・・・・・」
先着で
★音の正体→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
ダイヤ→ブンナーク「オレのやる気がみなぎっている時に聞こえる音さ!」 な、なんだってー
ハート→ブンナーク「いや、このマジックテープ式の財布をな・・・」 女性陣「やめて!」
スペード、クラブ→一同(何を言ってるんだろうミスギさん・・・)(大丈夫か・・・?)
クラブA→ブンナーク「いや、このマジックテープ式の財布をな・・・」 モニカ「素敵!」
JOKER→マルコ「あれを見て!」 大変だ!スタジアムの電気系統が大暴走している!
685 :
森崎名無しさん
:2010/12/27(月) 20:05:52 ID:???
★音の正体→
ハートQ
686 :
森崎名無しさん
:2010/12/27(月) 20:05:56 ID:fhcTFtIk
F
前半のうちにトトが出てきたらミュラーにビエルコウッド(コーラーでもおk)して貰って中山さんはランピオンを対応。
後半、フィッツウォルタは間違いなくラムカーネの弱点を読んでるので前線の枚数を増やすまたは後ろから撃ってくる。
そしたらブンブンを最終ラインに起き、マンマーク作戦で外からのシュートを封じる。
中山さんはフリーにして最終ラインの後ろに置く。
或いは全員下がって引きこもりチキンサッカーを敢行する。
または…、スペルマンをヘルマーに当ててエグい挑発を続けキレさせて退場を狙うと言う
マテ…げふん、外道な戦法もあるけどお勧めはしませんよw
687 :
森崎名無しさん
:2010/12/27(月) 20:11:12 ID:???
可哀想なブンブン
688 :
森崎名無しさん
:2010/12/27(月) 20:12:07 ID:???
ブンブン「でもこれがポーターの財布だとしたら?」
まさかゲームプランを考えてるうちにストーリーが進んでるとは…鬱だ('A`)。
689 :
森崎名無しさん
:2010/12/27(月) 20:14:12 ID:???
バリバリ元気出せよー
690 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/27(月) 21:56:02 ID:???
>>687
,
>>689
ブンナークは大丈夫です、強い子なので負けません、スレ主も応援してますw
>>688
ゲームプラン感謝です、いずれ選択肢に使わせて頂きますね!
===============================================
>ハート→ブンナーク「いや、このマジックテープ式の財布をな・・・」 女性陣「やめて!」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ブンナークはゴソゴソとポケットを漁り・・・そして『その物体』を取り出した。
ブンナーク「いや、このマジックテープ式の財布をな・・・」
ブンナークがポケットから取り出したのは財布・・・それもマジックテープ式の財布だった。
それを目にした皆の顔に驚愕の色が走り・・・そして次の瞬間、彼等の共通した思いが爆発した。
_人人人人人人人人人人人人人人人_
> な、なんだってー!! <
 ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
∩___∩ ∩____∩
| ノ u ヽ / u u └| ∩____∩
/ # ● ● | | ● ● # .ヽ/ u └|
| u ( _●_) ミ 彡 (_●_ ) u |● ● # ヽ
彡、 |∪| 、`\ / |∪| 彡 (_●_) u |
/ __ ヽノ /´> ) ( く ヽ ノ / u |∪| ミ
(___) / (_/ \_ ) ( く ヽ ノ ヽ
みゅらー ばんびー まるこ
(注・精神的イメージです)
691 :
森崎名無しさん
:2010/12/27(月) 21:58:32 ID:???
くまー
692 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/27(月) 22:01:23 ID:???
ダラピッコラ(有り得ねぇ・・・!)
レントゥルス(・・・・)
スペルマン(まさか・・・まさか伝説のマジックテープ使いが・・・)
新田(ブンナーク・・・ダセェ!!!)
中山「新田! それは大声で言ってやっていい!」
ラムカーネ(戦闘レベル確認・・・)
チームメイトだけではない、この財布に衝撃を受けたのは・・・。
それは当然ながら女性、クラウディアをはじめとした3人の女の子であった。
ナディア「やめて!!」
モニカ「も、もしも自分の彼氏の財布がマジックテープ式だったら・・・」 クラリ・・・
クラウディア「ダメよモニカ! 考えたら死にたくなるから・・・それは想像しちゃダメ!!」
ナディアが顔を手で塞いで絶叫した。
青い顔をしたモニカは、考えてはいけない事を考えようとして意識を失いかける。
そのモニカを慌てて支え、意識が戻ってくるように呼びかけを続けるクラウディア・・・。
693 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/27(月) 22:03:39 ID:???
ブンナーク「お・・・お前達・・・・・・?」
ブンナークはこの悲惨な光景に目を疑った。
一体自分は何をしたのだろう、悪い事をしたのか、マジックテープ式の財布の何が悪いのか・・・と。
心が折れそうになり、ガックリと膝をつくブンナーク。
全てが取り返しのつかない事態になってしまった・・・誰もがそう思った時である。
三杉「マジックテープの何がおかしいんだい?」
ナ ゝ ナ ゝ / 十_" ー;=‐ |! |!
cト cト /^、_ノ | 、.__ つ (.__  ̄ ̄ ̄ ̄ ・ ・
ミ/ J ゙`ー、 " ;, ;;; ,;; ゙ u ヾi ,,./ , ,、ヾヾ | '-- 、..,,ヽ j ! | Nヾ|
'" _,,.. -─ゝ.、 ;, " ;; _,,..._ゞイ__//〃 i.! ilヾゞヽ | 、 .r. ヾ-、;;ノ,.:-一'"i
j / ,.- 、 ヾヽ、 ;; ;; _,-< //_,,\' "' !| :l ゙i !_,,ヽ.l `ー─-- エィ' (. 7 /
: ' ・丿  ̄≠Ξイ´,-、 ヽ /イ´ r. `ー-'メ ,.-´、 i u ヾ``ー' イ
\_ _,,......:: ´゙i、 `¨ / i ヽ.__,,... ' u ゙l´.i・j.冫,イ゙l / ``-、..- ノ :u l
u  ̄ ̄ 彡" 、ヾ ̄``ミ::.l u j i、`ー' .i / /、._ `'y /
u `ヽ ゙:l ,.::- 、,, ,. ノ ゙ u ! /_  ̄ ー/ u /
_,,..,,_ ,.ィ、 / | /__ ``- 、_ l l ``ーt、_ / /
゙ u ,./´ " ``- 、_J r'´ u 丿 .l,... `ー一''/ ノ ト 、,,_____ ゙/ /
./__ ー7 /、 l '゙ ヽ/ ,. '" \`ー--- ",.::く、
/;;;''"  ̄ ̄ ───/ ゙ ,::' \ヾニ==='"/ `- 、 ゙ー┬ '´ / \..,,__
、 .i:⌒`─-、_,.... l / `ー┬一' ヽ :l / , ' `ソヽ
みゅら にった なかや
(注・精神的イメージです)
694 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/27(月) 22:05:48 ID:???
先程以上に驚愕を露(あら)わにする仲間達と女性陣。
特に日本人であり三杉の貴公子っぷりを以前から知っている中山、新田。
三杉がカフェで優雅にエスプレッソを嗜む姿を知っているミュラー。
そして・・・
/\ /!
/ヽ-一^ーへ-┐ _/\/ \/\/ |_
┌/ ⌒ 'ー┐ \ /
_r:/ u' ヽ ∪ /⌒'ぐ! > 理 解 不 能! /_
>ノ { v'T7X′ {ヽ〈 }<`⌒/ /
'Yィ!lヽ) { ・ / ∪ u' Y }! j| \ 理 解 不 能! く
l L',/_ ,.)`'゙ '"´´ {__ノ | / \
ヽ'"゙「rェUテ-、 J v i / く .理 解 不 能! /
| } _r'フ^\. U ! / \ \
| l し'‐,'二ニ´ ' / ,′ / 理 解 不 能! __\
. \`ー'´ u _,,. / / / \
`丶.__,,/´ ____,,/_∠  ̄ ̄| /\/\ / ̄ ̄
`丁lT"´\ |/ \/
L ||
女性陣(注・精神的イメージです)
そして、三杉のその滲み出る貴公子オーラを感じ取っていた女性陣3人である。
※この6人の驚きを筆で表現するのはスレ主の力不足で不可能であった事をお詫び申し上げます。
695 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/27(月) 22:06:59 ID:???
ブンナーク「み・・・ミスギ!!」
ブンナークは砂漠の中でオアシスを見た気がした。
それはまさに希望の光、命の泉、生きるための希望であった。
三杉「皆が驚く意味がボクには解らないな。」
中山「いや・・・だって17、8歳にもなってマジックテープ式の財布なんて・・・」
新田「そうそう、そうですよ。 “ダサすぎ”ですよ!」
中山と新田が口を揃えて反論した。
一応彼等も人並みかつ歳相応のセンスは有しており、そのため当然出てくる反応だった。
しかし三杉はこの反論に対して全く取り乱さず、むしろ平素な様子で答えるのだった。
三杉「そもそもマジックテープはスイスのジョルジュ・デ・メストラル が1941年にアルプスを
登山したとき、自分の服や愛犬に貼り付いた野生ゴボウの実にヒントを得て発明した物だ。」
マルコ「えっ!?」
三杉「フック状の起毛部とループ状の密集起毛部とを押し付けるだけで貼り付くようになっており、
貼り付けたり剥がしたりすることが自在にできる。また、マッシュルーム状に起毛されて
結合力が強いクリックタイプ、鋸歯状のシャークバイトタイプなどバリエーションがある。
市場は年間で○×億円、日本でもイタリアでもマジックテープにより数万、数十万の雇用
を確保している・・・ ハッキリ言わせて貰うと『人類の叡智』だ。」
696 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/27(月) 22:07:59 ID:???
を確保している・・・ ハッキリ言わせて貰うと『人類の叡智』だ。」
ミュラー「ミスギ・・・」
クラウディア「な・・・何を言っているのか解らないんだけど・・・」
モニカ「す、素敵・・・」
ナディア(えっ!? どういうことなの!?)
ブンナーク「そう、そうだ・・・マジックテープは悪くなんか無い。
故郷(くに)の爺ちゃんがイタリアに来る前に買ってくれた大事な物なんだ・・・
このマジックテープはオレにもっと貼り付けと輝き叫んでいるんだ・・・!」
三杉の熱弁に騒いでいた者達も徐々に圧倒されていく。
ブンナークも涙を浮かべて喜んでいた。
大事な財布を恥ずかしく思わなくていい、これほど嬉しい事はなかったのだ。
そしてこの騒ぎにトドメを“彼”が撃ち抜く。
ラムカーネ「加えて・・・」
バンビーノ「なにぃぃぃぃぃぃ!!!」
スペルマン「ラムカーネが!」
ダラピッコラ「マジックテープを!」
レントゥルス「弁護するのぉーー!?」
三杉(ほう・・・?)
697 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/27(月) 22:09:36 ID:???
ラムカーネ「何を驚いているのか理解不能、構わずターゲットについて説明を補足する・・・。
マジックテープは非常にユーティリティ及びコストパフォーマンスに優れた素材だ。
世界中の軍属の戦闘服に採用されている事からもそれは証明可能・・・
従来、国籍章、階級章、部隊章、名前などのワッペンはミシンで縫い付けられていたが、
戦闘服は当然ながら頻繁に洗濯される。 丈夫な戦闘服は頻繁な洗濯に耐えるが、
ワッペンや縫い目は当然ながら傷みやすく、取り替える手間とコストは大きいものだった。
そのコストを削減したのがマジックテープ、洗濯時にワッペンだけを取り外せるので
ワッペンの老朽化は格段に遅くなった。日本でも自衛隊の戦闘服に多用されている筈だ。
またNASAにおいても宇宙用のマジックテープが開発され、アポロ宇宙船では無重量の
宇宙空間で物を壁や計器板に固定しておくのに使われり、無人機の外側を覆う断熱シート
などを留めるためにも使われている。 」
つまり・・・と最後に締める言葉を前置いて瞳を閉じるラムカーネ
そして一拍置いて三杉の方にチラリと目を向けた。
2人は頷きあい、そして同時に口にした。
ラムカーネ&三杉「人類の叡智だ。」
パチパチパチパチ!!!!
皆思わず拍手した、そうせざるを得ない気になった。
感動すら覚えていた。
ブンナーク(サンキュー、心の友よ。
そう、フック面に舞い、ループ面に酔う・・・それが男のロマンだ。)
698 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/27(月) 22:10:39 ID:???
フィオレンティーナの面々は心底恥じていた。
彼(女)等の心にあったのは敗北感である。
自分達がダサいと笑った物は、実に人類の叡智であった。
その事を全く知らず、ただバカにしていた事を彼(女)達は恥じたのである。
ただしクラウディアだけはこれに当てはまらなかった。
モニカ(何物にも偏見を持たず、表には見えない偉大さを先ず知ろうとする姿勢・・・
ああ、これが本当の貴公子なのね・・・! やっぱりこの人 素敵!)
クラウディア(結局よく解らないけど・・・でも、傷つき孤立してしまいそうな人を
救ったのよね。 本気かどうかはともかく、やっぱり優しい人なんだわ。)
クラウディアは先程ドリンクを買った時にしっかりと見ていたのだ。
三杉の財布がフィレンツェの伝統工芸、歴史ある革細工の製品だったのを。
※ブンナークからの評価が3上昇、モニカとクラウディアからの評価が1上昇しました。
※貴公子ポイントが3上昇し、77+3=80となりました。
699 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/27(月) 22:13:03 ID:???
なんだかよく分からない事を書きまくってしまいましたが、これは一応社会人が書いた文章です。
悪ノリするとよくわかんなくなってしまいますね、ホホホ。
では本日はここまで、それではー
700 :
森崎名無しさん
:2010/12/27(月) 22:13:46 ID:???
バリバリ乙でしたー
701 :
森崎名無しさん
:2010/12/27(月) 22:16:05 ID:???
マジックテープにそんな秘密が…
ホントにマジックなテープだったのか
702 :
森崎名無しさん
:2010/12/27(月) 22:57:25 ID:???
さすが貴公子とゼロシステムは、凡人の隼とは格が違ったww
703 :
森崎名無しさん
:2010/12/28(火) 04:37:02 ID:???
ブンブン→∧_∧
( ゚ω゚ ) 支払いは任せろー
バリバリC□l丶l丶
/ ( ) やめて!
(ノ ̄と、 i
しーJ
∧_∧
( ゚ω゚ ) でもこれがポーターの財布だとしたら?
C□l丶l丶
/ ( ) ・・・
(ノ ̄と、 i
しーJ
∧_∧
( ゚ω^ )
バリバリC□l丶l丶
/ ( ) ふしぎ!抱いて!
(ノ ̄と、 i
しーJ
704 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/28(火) 19:35:31 ID:???
>>700
バリバリ感謝なんよ!
>>701
マジックテープを笑う者はマジックテープに泣く・・・意外な物が意外な使われ方をしてるんですね。
>>702
貴公子とゼロシステムは禁断の組み合わせですからね、正直コロニーが吹っ飛びます。
>>703
ナイスAA! これでブンナークもモテモテにw
===============================================
そんな阿呆な事件が裏では起こっていたが、試合はキッチリと進行していた。
弱みの明らかになったミランは中盤の守備が立ち回らなくなり、止む無くMFのラインを下げた。
シニーシャとヘルマーからのラストパスをどうにか阻止しようとしたのである。
攻撃についてはSBがオーバーラップし、短時間だがパス回しに参加した。
最終的に前線のWGあるいはCFへのパスだと判り切っている為、ラストパスは何度も防がれ・・・
その度に戦線を前後に移動させられるSBの疲弊は早く、ミランとしてはジリ貧だった。
ナディア「あー・・・頑張れミランー・・・」
モニカ「どう見ても攻める手立てがないわ・・・残念だけど相手に隙が無さすぎるのよ。
MFが2人とも守備に忙殺される以上、隙を作らせる展開も無理だし・・・。」
ナディア「うー・・・ボランチに専門のハードワーカーが居たらなぁ・・・・・・。」
モニカ「それを言ったらファルコーニとCFの間を繋ぐセコンダプンタ(セカンドトップ)が居たらね・・・。」
クラウディア(よく解んない・・・)
705 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/28(火) 19:36:34 ID:???
ナディアとモニカも、ミランの明らかな劣勢に肩を落とすしかなかった。
彼女達の目からも必要だと思われた人材・・・ハードワーカーと、そして“ファンタジスタ”。
その2人はいまだ何処かの島国で旅立ちの日を待っていた。
そしてもう一人、最強の矛とも言うべき生粋のストライカー・・・彼は今、このスタジアムの中に居た。
彼はこれから幾つものチームを転々とし、不遇の時代を過ごす事となる。
彼等が集い・・・そしてミラン・ユースに全ての人材が揃った時、暗黒時代は完全に幕を下ろす。
それは新たなグランデ・ミランの序章になるのだが・・・それはまた違う物語である。
・・・後半30分、試合も大詰めを迎えていた。
ほとんどの攻撃をローマの強固な中盤にシャットウアウトされていたミランだが・・・。
ここでようやくチャンスと呼べる物が彼等に訪れた。
その切っ掛けを作ったのはルーキー、自信なさげに怖じ怖じした態度が印象的な少年、
左WGを任されていたロデオ・ストラーロである。
ロデオ(やらなきゃ・・・何か変えなきゃ・・・! このまま黙って終わるのは嫌だ!!)
ディミトリオ「バッ・・・! お前、何やって!!」
ピエトロ「なん・・・・・・だと・・・?」
706 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/28(火) 19:38:14 ID:???
ナディア「あれーーー!? いつの間に・・・!」
マルコ「あの位置は1.5列目、間違いなくWGのポジション放棄だけど・・・でもこれはアリだ。
攻撃を展開出来なくなくなっているミランにとって、CFまでの中継が出来る
あのポジションの存在は有効だよ。」
三杉「そうだな、SBの消耗が致命的になる前によく気がついたよ。 技術は甘いしプレイに思い切りが
足りないと思っていたけど、プレイは献身的だし、思ったよりも良いセンスをしているかもね。」
見た通り、ロデオはWGではなくST(セカンドトップ)のポジションに来ていた。
グレグッチと違い、今日は動きの悪いアンノーニはこれに戸惑う。
それはミランのSBが上がって来た時にCMFシニーシャとの連携を狂わせ、これ以上にない隙となった。
ギイィィィィン!!!
ファルコーニ(今だ・・・! ようやく見えた!!)
ロデオ(アンドレア!!)
シニーシャとアンノーニの動揺の隙を突き、アンドレアのキラーパスがスペースに入った。
SBのステファノは残り少ない体力を使い切るつもりでそこに走りこみ・・・
見事にボールをトラップし、時間を空けずにマイナスで折り返した。
707 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/28(火) 19:39:46 ID:???
ステファノ「こんなに走らせやがって・・・責任取れ、マンモーニ(ママっ子)!」
ロデオ「うえぇぇぇ・・・で、でもナイスです、ステファノさん!」
ステファノ「へっ・・・意地を見せようぜ!」
ロデオ「ハイ!!」
ステファノの言葉に勇気を貰ったロデオはドリブルを開始した。
ボールキープを得意とする彼のプレイスタイルとは違う、強行突破。
いつもの彼を知っている人は無茶しすぎと言うかも知れない。
だが、今のミランに必要なのは、その“無茶”なのである。
ザッ・・・グィン!
アンノーニ「あっ!」
ロデオ「やった! やれた! 後は頼むマッシモオォォォォ!!」
スパァァァァン!!
アンノーニを抜き去り、遂にミランは待望の決定機を得た。
もう逆転は不可能かも知れない・・・それでもこのまま終われない・・・
そんなミランの意地が具現化されたような1本のクロスがようやく上がったのだ。
708 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/28(火) 19:41:23 ID:???
マッシモ「おおおおおぉぉぉっ!」
CFのマッシモが吼えた。
この試合でようやく見せられる自分のヘディング。
長身を生かしたヘディングには自信があった。
・・・あった筈だった。
先着で
★ミラン最後の意地→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
JOKER→なんとここでポストプレイ! ファルコーニが走り込んでシュート、決まった、やった!
ダイヤK→ピィィィィィィ!
クラブA→ピィィィィィィ!
それ以外→現実は非常、マッシモはレビタンに全力で吹っ飛ばされた。
709 :
森崎名無しさん
:2010/12/28(火) 19:48:41 ID:???
★ミラン最後の意地→
JOKER
710 :
709
:2010/12/28(火) 19:49:51 ID:???
やったぜ!
711 :
森崎名無しさん
:2010/12/28(火) 20:01:08 ID:???
なにィ!?
712 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/28(火) 20:01:42 ID:???
うは、すげっ
ほとんど希望的観測だったのにロデオさんが運命を変えおった!
不遇キャラの復讐劇はまだ続いていると言うのか…。
そんなこんなで短いですがここで中断します。
スレ主的には劇的なんですが、ファンタジスタ知らない人はますます置いてけぼりサーセン(o_ _)o
713 :
森崎名無しさん
:2010/12/28(火) 20:05:43 ID:???
なんとまあ…
邪気眼くんなにもしてねえ
714 :
森崎名無しさん
:2010/12/28(火) 21:39:38 ID:???
ポストプレイはまかせろー
715 :
森崎名無しさん
:2010/12/28(火) 22:53:08 ID:???
ダイヤKだったらローマのファウルでPK、クラブAだったら
ミランのファウルで後は試合終了まで一直線とかだったのかな。
716 :
森崎名無しさん
:2010/12/28(火) 23:14:14 ID:???
空中ポストプレイの擬音とはいったい…
717 :
森崎名無しさん
:2010/12/28(火) 23:18:05 ID:???
マッシモ「ポストプレイはまかせろー」ポンポン
フィッツウォルタ「やめて!」
718 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/29(水) 13:00:41 ID:???
>>709
いや、ホントすげっす
>>713
まあ仕方ないっすよ、マッチアップの相手も好調でした。
>>715
それぞれ展開が少しありましたー。
>>713
,716,717 バリバリがこんな波及の仕方をするなんて…!
===============================================
>JOKER→なんとここでポストプレイ! ファルコーニが走り込んでシュート、決まった、やった!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
そう、マッシモが持っていた筈の自信はすでに絶対では無かった。
前半からマッチアップしている目の前の黒人選手…リゴベル・レビタン。
その当たりの強さ、身体能力は自分の遥か上をいっている事は思い知らされていた。
ダイレクトシュートで競った所で、到底敵う物ではない事は判っていた。
マッシモ「(クソッ…けど、ここは覚悟を決めるしかない! 勝負に絶対は無い!)
…おおおおおおおぉぉぉっ!」
マッシモは自分の闘志を奮い立たせるために雄叫びを上げ…そしてポジショニングを取った。
その先には怪物のようなCBが手ぐすねを引いて待っており、ここでパワー勝負になる。
レビタン「オマエニハ前ヲ向ク事スラサセナイ…。」
マッシモ(グァっ…なんて圧力だよ!? けど! こんなやられっ放しで終われるか…!)
絶望的なポジショニング争いで、どうにか前を向こうとするマッシモ。
その争いの中で、彼の視界に後方から上がってくる選手の姿がチラリと見えた。
…誰の姿なのかまでは確認出来ていない、だがマッシモには何となく判っていた。
そう、こんなギリギリのチャンスで来て欲しいタイミングに顔を出してくる奴はアイツしか居ない。
719 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/29(水) 13:01:54 ID:???
スゥ… タッ!
レビタン「!?」
タッ!
マッシモは跳躍の直前で前を向こうとする力を抜いた。
レビタンは一瞬バランスを崩し、そのせいで跳躍が一歩遅れる。
レビタン「舐メタ真似を…! ダガ、ソノ角度カラしゅーとヲ撃ッテモごーるニハ届カン!」
マッシモ「知るかぁぁぁ!!!」
マッシモはジャンプのアドバンテージにより、ギリギリ先にボールを触る事が出来そうだった。
それで十分だった。
マッシモ(お前ならきっとあそこに走り込む…PA右斜め45°20mぅぅぅっ!)
バシュゥゥゥゥ!!
レビタン「ナニィィッ!?」
咄嗟のポストプレイだった。 狙いすました一連のプレイという訳ではない。
だがこのボールは、猛然と走り込んできていたファルコーニの脚にピタリと合った。
まるでそれが約束事だったかのように、奇跡的にタイミングがバッチリだった。
720 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/29(水) 13:03:40 ID:???
ファルコーニ「グラッツェ、マッシモ。 そして……ロデオ!」
シュパァァァァァァン!!!
ファルコーニはこのボールをノートラップでミドルシュートにいった。
シュートは枠の内側を捉えており、このプレイを予想していなかったGKは全く反応出来なかった。
唯一このプレイを見切って反応していたのはもう一人のCBムッシ。
ムッシ「うおぉぉぉぉ!!」
ファルコーニ(頼む…!!)
パシュっ!
ボールは彼の足に当たり、弾かれたと思われた。
だがそのままゴールの中にへと吸い込まれ、遂にミランの1点が記録されたのである。
ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!
ミラン 1−2 ローマ
721 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/29(水) 13:06:10 ID:???
ワアアアアアアアアアアアアアアアア
実況「決まったぁぁぁ! ミラン! 遂に、遂に1点を返しました・・・!
後半立て続けに失点してから、良い所が無く時間が過ぎていましたが…
ここで素晴らしいインスピレーション、完璧な連携を見せてくれました!」
観客「よくやった、流石ファルコーニ!」「マッシモとロデオもナイス!!」「ロデオGJ!!」
サンシーロが歓喜の悲鳴で揺れた。
ミランサポーターが立ちあがって選手達に賞賛を浴びせたのだ。
劣勢一色で、このまま終わると思われた今日の試合…
やっぱり暗黒時代だからな…という落胆を吹き飛ばした重い重い1点だった。
ナディア「すっごーーーーい!! やった! やったよ!」
モニカ「うん! ファルコーニが決めてくれたね!」
バンビーノ「マッシモも上手くやったな…あの判断はベストだった。」
手を握り合って大喜びの女子、そして古巣が見せた意地に感慨深く呟くバンビーノ。
マルコと三杉もそこまでミランに思い入れは無いが、このプレイには感じ入っていた。
マルコ「でも、あのロデオって子がやっぱり良かったね。」
三杉「ああ、彼の思い切った行動がこの得点を生んだんだ。
袋小路に陥っていた中でよくこんな流れを作れた物だ、これは賞賛に値する。」
722 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/29(水) 13:08:56 ID:???
そしてフィオレンティーナとは離れたスタンドの一角において…。
黒いジャージに身を包んだ男が、このプレイにニヤリとしていた。
ヴァレンティノ「ふぅん…面白いプレイを見せてくれるもんじゃないか。」
彼はACミラン トップチームの一軍コーチ、ヴァレンティノ・ダミアーニ。
6年前まではトップチームで10番を背負っていた程の男であった。
ヴァレンティノ(ファルコーニのパスくらいしか見所ないと思ってたが…。
なかなかどうして…骨がある奴が何人か居る。 特に……。)
ヴァレンティノの視線の先は、ロデオ・ストラーロ。
無邪気な顔で仲間達と喜び合っている少年の姿があった。
ヴァレンティノ(悪い空気が凝り固まっている時に思い切ったプレイで打開したのは大きいな。
あの野郎、オドオドした風に見せて“ハートが強ぇ”じゃねえか。)
ヴァレンティノはもう一度 ニッと笑うと、姿を翻した。
もうこの試合を見るつもりはないらしく、一直線に出口へと向かっていく。
その顔に生気が溢れかえっている事に、彼を知る者は驚くであろう。
ヴァレンティノ(オレの人生…もう面白い事はないと思ってたんだがな…。
プリマの監督ライセンスでも取っておくとするか。)
※ロデオが「スキル・ハートが強い」を取得しました。
この物語に大きな影響は無いと思いますが、ロデオや松山さんにとっては大事な事なのですw
一旦ここまでっす
723 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/29(水) 14:45:45 ID:???
トト「最っっ低のデビュー戦だ!!」
ローマの陣営ではトトが喚いていた。
悪くなりかけているチームの雰囲気に拍車をかけるようにである。
当然、チームメイト達は青筋を浮かべてトトの事を睨みつける。
しかしトトは止めない。
トト「ボクがたったの1点だとか有り得ないんだが!
しかも決勝点だった筈のボクの1点を守りきれないで…
このボクのデビュー戦が台無しだ、どうしてくれる!!」
ランピオン「少し黙ってろ、テメェ1点取った後は何もやってねぇじゃねぇか…!」
トト「それはパスが悪い。」
ブチっ
トトの止まらぬ暴言がランピオンの敏感な堪忍袋を一刀両断した。
激しく怒気をはらんだ目でトトに詰め寄ろうとするが…。
724 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/29(水) 14:48:08 ID:???
ランピオン「このガキ!! だいたい…」
ヘルマー「はい、そこまで。」
ランピオン「止めんなヘルマー!」
ヘルマー「わりーけど、そういう訳にはいかないよな。」
トト「そうそう、逆ギレは困るよ。 子供じゃないんだ。」
このトトの言葉には流石にヘルマーもカチンと来た。
いっつも調停役を買って出ている彼も、思わず語調が荒くなってしまう。
ヘルマー「テメーもいい加減にしろよ、皆お前と違って疲労が溜まっているんだ。」
トト「ふん、何故疲れる?」
」
ヘルマー「テメーが全然守備しねぇからだろうが!
ランピオンとオレががテメーのゾーンを埋める為にどんだけ奔走してると思ってる!」
フィッツウォルタ「そういう事だ…積極的に当たる必要はないが、せめてスペースを埋めろ。」
トト「断る、ボクは生粋のストライカーだからね。」
ランピオン「そんな道理が…!」
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