キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【読み合い競り合い】Another-C_3【騙しあい】
1 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/19(土) 19:22:55 ID:4GFE1H0M
この物語はフィクションです。
史実や実在の人物を連想する場面があるとしても、物語とは関係がありません。
風土、名称については文献を参考としていますが、想像のウェイトも大きく、事実と異なります。
そして……この物語はキャプテン森崎のフィクションであり…
とある貴公子と仲間達の サッカーに賭けた青春を描いたストーリーです。
…恋愛は二の次の筈だったのに…おかしいなあ。
65 :
森崎名無しさん
:2011/02/22(火) 20:22:09 ID:53Beap2E
B
66 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/22(火) 20:34:51 ID:???
> B 近くまで彼女を送っていくか。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉「ねえモニカ?」
モニカ「え…?」
三杉「もう時間も遅い…良かったら家まで送らせてくれないか?
もし迷惑だったら近くまででいいんだ。」
モニカ「あ……」
先着で
★モニカの返事→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ、ハート》 それじゃあ…お願いしちゃっていいですか?
《スペード、クラブ》 大丈夫です、私そんなにか弱くないですから。
《クラブA》 一緒に帰って……誰かに見られたら恥ずかしいですから…。
《JOKER》 ダイヤ、ハートの結果+モニカさんテンションだだ上がり
67 :
森崎名無しさん
:2011/02/22(火) 20:35:51 ID:???
★モニカの返事→
スペード7
駄目だ…赤札が出る気がしねえ…(ブンブン風に
68 :
森崎名無しさん
:2011/02/22(火) 20:36:04 ID:???
★モニカの返事→
スペード4
貴公子パワー
69 :
森崎名無しさん
:2011/02/22(火) 20:37:14 ID:???
呪い超怖いッス!
70 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/22(火) 20:50:18 ID:???
> モニカの返事→ スペード7
>《スペード、クラブ》 大丈夫です、私そんなにか弱くないですから。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
こういう時、女性は送られるものだ…という事をモニカは知らない。
男性への甘え方をハッキリ言って全然解っていないのだ。
モニカ「大丈夫です、私そんなにか弱くないですから。」
三杉「えっ?」
ニコッと笑ってモニカは後ろに走りだした。
呆気に取られてしまった三杉はそれをすぐに追う事が出来ない。
少しお酒が残っていた事もあるかも知れなかった。
いずれにせよ、ハッと気がついた時にはモニカはすでに人混みに紛れてしまっていた。
三杉「しまった…。」
口に出して自らの迂闊さを呪う三杉。
A 追う。
B 帰る。
C バールでエスプレッソを飲んで、目を覚ましてから帰る。
2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
71 :
森崎名無しさん
:2011/02/22(火) 20:53:34 ID:giLbnm22
A 送り貴公子
72 :
森崎名無しさん
:2011/02/22(火) 20:57:32 ID:dQP5HKD6
B
73 :
森崎名無しさん
:2011/02/22(火) 20:58:24 ID:DQlykuGw
A
74 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/22(火) 21:10:49 ID:???
> A 追う。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉にとっては痛恨と言って良かった。
今の状況、彼は絶対に送らなければならなかったのだ。
ミニチャイナという過剰に露出した姿、時に迂闊すぎるくらいの所がある彼女、そして今の時間帯。
南部の危険な地域ではない物の…日本ではないのだ、ここは。
無事に送り返す、それはディナーに誘った男の義務に近い。
三杉「全く…! どこまで迂闊なんだ、今日の僕は!?」
三杉はモニカが曲がった角に全力疾走していた。
ミュラーから借りたタキシードを痛めてしまうのではと心配になったが、それもすぐに消え失せる。
人を掻き分けるようにしてモニカを追い、その後ろ姿を捜した。
先着で
★見つかりますか?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ハート》 見つけた。 …と次の瞬間、彼女は偶然振り向いた。
《ダイヤ、スペード》 見つけた。 …と次の瞬間、彼女は直ぐ側の建物に入って行った。
《クラブ》 見つかりません。 三杉自己嫌悪。
《JOKER》 ガレーラを出てから暫く走ると、路地裏で…
75 :
森崎名無しさん
:2011/02/22(火) 21:11:36 ID:???
★見つかりますか?→
ハート7
76 :
森崎名無しさん
:2011/02/22(火) 21:11:44 ID:???
★見つかりますか?→
スペードA
77 :
森崎名無しさん
:2011/02/22(火) 21:12:51 ID:???
ホントここぞという時の引きが貴公子だなw
78 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/22(火) 21:15:58 ID:???
なんだかマジで90年代トレンディードラマっぽいなと思いつつ…
本日は終了します、どうもありがとうございました。
意外にも前スレの容量が埋まりきらず外伝2本目に突入…
多分あと10スレくらいかな…
もう少ししっかり計算してから外伝に移行すれば良かったぁぁぁ
79 :
森崎名無しさん
:2011/02/22(火) 21:24:02 ID:???
前スレからの一連の流れを見てると本当にドラマそのものだ。
三杉は既に彼女持ちという点も含めてw
80 :
森崎名無しさん
:2011/02/22(火) 22:07:57 ID:???
頭の中で小田和正のアレが流れてるんだがw
81 :
森崎名無しさん
:2011/02/22(火) 22:15:20 ID:???
あなたぁ〜にぃ あ えぇ〜てぇ
ほんとぉ〜にぃ よかあぁ〜たぁ
Fresh goodday Fresh goodday
こっとぉ〜ばにぃ でっきなぁあ〜い
82 :
80
:2011/02/22(火) 22:22:03 ID:???
東ラブの方のつもりで言ったけど
そっちもしっくり来るな!
83 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/23(水) 20:13:30 ID:???
ちょっとだけ更新しまーーーー
>>81
ぶっちゃけ深イイ話の三行ラブレターを思い出しましたw
羽鳥「次の投稿はフィレンツェ在住のMさんからです。」
『ちょっと隙のあるキミと 初めて2人で行ったディナーの後
こんな時だけ「か弱くないよ」って、君は送らせてくれなかったね
でも気付いたら追っていた…見つけたとk
うーーーーーん
島田「ちょっと青葉さん、うーん早いですって」
羽鳥「せめて最後までVTR観てください」」
弥生「そうですか? でもこれ…相手が違うじゃないですか」 ニコッ
>>82
私もそっちを想像してましたw
再放送で観ましたけど鈴木保奈美はキレイやったw
84 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/23(水) 20:16:50 ID:???
> 見つかりますか?→ ハート7
>《ハート》 見つけた。 …と次の瞬間、彼女は偶然振り向いた。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
モニカが見つからぬままガレーラの外にまで来てしまっていた。
こんなシチュエーションである、三杉の息は既に切れている。
三杉(この時間、ガレーラの外はこんなにも人通りが少ない…くそっ、頼むから何もないでくれよ…!)
ミラノの街の治安がどれほどのものかは知らないが、夜で人通りが無ければどんな場所でも同じだ。
10人中7、8人は振り返るような少女が露出の多い服で一人歩きなんて…
襲ってくれと言っているような物だ。
何本かに別れた道を片っ端から辿っているが、彼女はまだ見つけられない。
嫌な想像から、三杉の鼓動は必要以上に早くなってしまう。
…だが、結果として彼の努力は報われた。
三杉(あの後ろ姿…!)
紺色のミニチャイナと長めのボレロ、黒髪をアップにしたあの姿は間違いない…モニカである。
どうやら三杉の心配には及ばず、モニカの身には何も起こっていなかった。
安堵から息を大きく吐き、脚を止める三杉。
それとモニカが後ろを振り返ったのはほぼ同時であった。
85 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/23(水) 20:17:59 ID:???
モニカ「あ、あれっ…ミスギさん!? じゃ、じゃないよね…人違いだよ…」
驚いた表情でとぼけたような事を言っている。
まさか僕が追いかけてくるとは思ってなかったんだろう。
かなり真剣に心配していただけに、力が抜けるな…
三杉は心の中で饒舌であった。
自分がなんだか道化を演じているようで笑いたいような気分だったのだ。
けれど自身がここまでしてるのに、何だかとぼけた様子のモニカにも
少し悔しいような憎たらしいような気分も生まれている。
(モニカが振り向いてからここまで3.2秒)
三杉(さてと…なんて言ってやろうかな……。)
息を整えながら、三杉は次に発する言葉を選ぶのだった。
86 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/23(水) 20:19:46 ID:???
A 「このバカっ! 自分の今の格好と容姿を自覚しろっ、何かあってからじゃ遅いんだ!」<怒>
B 「…人違いじゃない、正真正銘の三杉淳だ。」<脱力>
C 「や、やぁ…偶然だね。」<苦笑>
D 「ようやく……追いついた…」<タメ息>
E 「結構…足、速いんだな。」<苦笑>
F 言葉はいい、おもむろにデコピンだ。
G そ の 他
2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
87 :
森崎名無しさん
:2011/02/23(水) 20:25:38 ID:sDvqbm/s
B
88 :
森崎名無しさん
:2011/02/23(水) 20:27:42 ID:4m2P5OBQ
A
89 :
森崎名無しさん
:2011/02/23(水) 20:29:53 ID:MMi94mnA
G スーツを脱ぎモニカの肩にかける
90 :
森崎名無しさん
:2011/02/23(水) 20:51:22 ID:IuSKN+Yw
B
91 :
森崎名無しさん
:2011/02/23(水) 20:51:55 ID:ZcVwuGkc
F
92 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/23(水) 21:29:00 ID:???
> B 「…人違いじゃない、正真正銘の三杉淳だ。」<脱力>
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉「…人違いじゃない、正真正銘の三杉淳だ。」
迷ったが、結局のところ脱力しながら無難な言葉しか出ない三杉…
だがシチュエーションとしてはおかしな物だ。
モニカとしては、つい先ほど笑顔で別れた相手である。
彼女にとっては送ってくれると言うのを気を遣って断ったつもりなのだ。
…断ったのに、相手は走って追いかけて来たのだ。
嬉しさよりも不審に思う気持ちが先に立ってもおかしくなかった。
それが『断った事を怒っているんじゃないか』ならばまだ良い。
『送る振りをして何処かに連れ込むつもりだったんじゃないか』という事だってある。
そしてこの場は人気の無い道、街灯だけが2人を薄く照らしている。
ロマンチックに感じるか、警戒心が勝るかはまさに紙一重であった。
先着で
★モニカは…→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ》 モニカ「ど、どうしたんですか…?」 ちょっと声を震わせながら訊ねてきた。
《ハート》 モニカ「ホントの…ミスギさん…」 ダァッ…! 乙女回路フルドライブ デッドエンドシュート
《スペード、クラブ》 そのまま後ろを向いて走り出し、建物の中に入って行った。
《JOKER》 モニカ(……ミスギさんだったら………いっか…。) スレ主「勘弁してください」
93 :
森崎名無しさん
:2011/02/23(水) 21:30:35 ID:???
★モニカは…→
スペードJ
94 :
森崎名無しさん
:2011/02/23(水) 21:33:00 ID:???
逃げたー!
95 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/23(水) 21:59:15 ID:???
> モニカは…→ スペードJ
>《スペード、クラブ》 そのまま後ろを向いて走り出し、建物の中に入って行った。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
取り敢えず無事だった事に安心し、三杉は再び気を抜いた。
相手の言葉を待って、改めて送る事を告げようと思っていたのだ。
だがモニカが言葉を発する気配は無かった。
仕方なくこちらから…と思った瞬間である。
ダッ…!
三杉(なにっ!!!?)
モニカは後ろに向かって一目散に走り出し、そしてすぐ奥の大きな建物に入って行った。
どうやら皮肉な事に、モニカの警戒心は今この場で芽を出してしまったようだ。
モニカが入って行った建て物に近付くと、それが何なのかはすぐ判った。
『国立ロンバルディアスクール 女子寮』
…即ちここはもうモニカの帰るべき其の場所だったのだ。
三杉「なんだ…そういう事か。 取り敢えず無事に送り届けたんだ、これで良しとしよう。」
当然ながら、何かしら誤解を与えたのではという懸念も三杉の頭にあった。
だが今はどうしようもない、彼女が無事に帰れたという事だけで満足するしかなかった。
また三杉は「誤解が生まれたならば解けばいい」と…、そうやって簡単に考えていた。
三杉「走ったお陰で酔いが醒めたな…身体を冷やす前に帰ろう。」
足をホテルの方向へと向け、三杉はユッタリと帰路に立つのだった。
96 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/23(水) 22:03:20 ID:???
本日はここまでです、次回も宜しくお願い致します。
しかし…なんとなく近付いてはすれ違ってく二人だなー。
97 :
森崎名無しさん
:2011/02/23(水) 22:40:04 ID:???
タキシード姿の貴公子を息が上がるまで走らせるとは恐ろしい子乙でした…!
98 :
森崎名無しさん
:2011/02/24(木) 03:43:06 ID:???
結局は「三杉に女は要らぬ」な結果になってしまったなぁ……
女性陣はこのままフェードアウトしてしまいそうだな
99 :
森崎名無しさん
:2011/02/24(木) 07:42:51 ID:???
それは流石に諦めが早かろう…
100 :
キャプテン霧雨
◆2pV1gRdG.o
:2011/02/24(木) 16:04:13 ID:???
遅ればせながら新スレ乙です!
前スレではイスラスたちが負けてしまうかとヒヤヒヤものでした。
ですが、ディッテンさんのおかげで何とか勝ててよかった……!
カード神様のお導きとはいえ、クライフォートの話は出て欲しかったですが、勝った上にそれは望みすぎですかねw
恋愛沙汰のほうは……ええっと、呪い怖いですね!
何はともあれ、三杉たちのこれからの戦いを楽しみにしておりますです。
事後になってしまいましたが、フレンド申請お送りいたしましたー
101 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/24(木) 19:51:59 ID:???
>>97
乙感謝です、なんだかモニカは天然振り回し系って事で固まってきたようなww
>>98
まあこれくらいのすれ違いなんてよくある事じゃないですか。
リカバリーは全然可能な筈ですよ。 …三杉にその気があればですけど。
>>99
諦めなければどうという事はない…! チュドーン
>>100
霧雨さん乙感謝です。
いやあ、本当にイスラスの勝ちは紙一重でしたよー。 カード神は私の心臓を止めたいようです。
クライフォートの話は語られる事はなかったですね、まあエッセンスだけという事で。
(…本当はラストシュートはフライングボレーのつもりで話を考えていたのは黙っておこう…)
陽一神の介入があるように、弥生神の介入も今の私には信じられる。
…が、俗人はついつい恋愛ごとを神様や運のせいにしてしまうものさ…私のようにね。
フレンド申請感謝でしたー、良ければ遠慮なく陵辱してやって下さいw
102 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/24(木) 20:18:27 ID:???
熱帯夜…汗がシャツの下に滲み出し貼りついて来る。
タキシードを着ている事が恨めしく思えてくるくらいだ。
時折そよぐ風だけが心地よかった。
三杉(ミュラーには感謝しているけれど…こればっかりはね。)
久し振りの革靴のせいで少し重たくなった足を引き摺り…ホテルに到着した。
態度の悪いフロントボーイから鍵を受け取ると、部屋まではもう何も目に入らなかった。
ガチャンッ……
三杉「ふぅ……ここのルームサービスはタキシードの洗濯もやってくれるんだろうか?」
スケールの小さな悩みをわざわざ口にしながらタキシードを脱いだ。
エアコンの風が汗ばんだ箇所をよく冷やしてくれるのを実感する。
三杉(……シャワーを浴びて寝よう。)
既に時間は22時手前である…明日の練習に備えて早く寝なければならない。
…その時三杉の耳に、思考停止を邪魔する音が聞こえてきた。
103 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/24(木) 20:20:42 ID:???
先着で
★なんの音だろう…?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ》 ガンガン… ノックの音だ。 バンビーノ「ミスギ、戻ったのか?」
《ハート》 コンコン… ノックの音だ。 マルコ「ミスギー、帰ったー?」
《スペード》 コンコン… ノックの音だ。 ミュラー「ミスギ、戻ったのか?」
《クラブ》 プーーーーーーーン… 蚊……だな… イライラするじゃないか。
《JOKER》 prrrrrrr… 電話……だな… フロントからか?
104 :
森崎名無しさん
:2011/02/24(木) 20:22:21 ID:???
★なんの音だろう…?→
ハート8
105 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/24(木) 20:32:30 ID:???
> なんの音だろう…?→ ハート8
>《ハート》 コンコン… ノックの音だ。 マルコ「ミスギー、帰ったー?」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
コンコン…と、それは扉をノックする音だった。
誰だろう、と三杉が考える間もなく向こうから声も聞こえてくる。
マルコ「ミスギー、帰ったー?」
監督の指示で練習と試合観戦をキャンセルしたマルコ・オジオである。
この時間でも体力が残っていても何ら不思議ではない相手だ。
三杉「……」
A 「帰ってるよ…入ってきなよ。」
B 「帰ってるが……すまない、今夜は疲れているんだ。」
C 「……」 何も言わずシャワールームに入る。
D そ の た
2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
106 :
森崎名無しさん
:2011/02/24(木) 20:39:37 ID:VL+iRZbQ
A
107 :
森崎名無しさん
:2011/02/24(木) 20:45:07 ID:kQ4iw/So
A
108 :
森崎名無しさん
:2011/02/24(木) 20:45:23 ID:wvjz1BYk
A
109 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/24(木) 21:00:52 ID:???
>A 「帰ってるよ…入ってきなよ。」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉「(…そう言えば鍵をかけていなかったな。) 帰ってるよ…入ってきなよ。」
そう言って三杉はマルコを部屋に招き入れた。
すぐにドアは開かれ、少し童顔なマルコの顔が確認される。
そして開口一番にこう来たもんだ。
マルコ「やっ、デートはどうだった?」
三杉「…以外に野次馬根性があるんだね。 と言うか君に食事の事を話していたかな…?」
三杉は思い出そうと考えたが、億劫なのでやめた。
それに、そんな事は重要じゃないような気もしていた。
マルコ「ハハ、ナディアから聞いたんだよ。
隅に置けない…って、そんな言葉はキミには相応しくないか。」
三杉「ハハ…」
マルコ「それでどうだったんだい? ちょっと聞かせて欲しいな。」
三杉(ふむ………)
110 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/24(木) 21:03:06 ID:???
A 悪くない雰囲気だったよ。 うん、楽しかった。
B
92
点…ってところかな? …1000点満点でね。
C そういう話はまた今度にしてくれないかな。
D そ の 他
2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
111 :
森崎名無しさん
:2011/02/24(木) 21:04:19 ID:2mjUggLk
A
だっておいらは楽しかったもの
また逢いたいんだもの
112 :
森崎名無しさん
:2011/02/24(木) 21:14:10 ID:wvjz1BYk
D 自分の未熟さを思い知らされたよ。
113 :
111
:2011/02/24(木) 21:17:57 ID:2mjUggLk
あ、いいなそれ
すみませんD
>>112
に変更お願いします
114 :
森崎名無しさん
:2011/02/24(木) 21:17:59 ID:VL+iRZbQ
D 自分の未熟さを思い知らされたよ。
115 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/24(木) 21:38:32 ID:???
>>D 自分の未熟さを思い知らされたよ。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
確かに楽しかった…だが三杉は言葉に出すのを躊躇う。
本当に悪くない雰囲気だったのか…と。
結果、三杉は虚勢を張ること無く素直な気持ちを述べていた。
三杉「自分の未熟さを思い知らされたよ。」
マルコ「そっか……それってどういう意味?」
三杉「迂闊な事に、相手の事を二度も怯えさせてしまったんだ。
もしかしたら傷ついているかも知れない…情けないと言うより申し訳ないね。」
サッカーの話題でのミスと送る時のミスを思い出し、気落ちするように三杉は零した。
泣きそうになったモニカの顔が今も鮮明に思い出されるのだ。
…マルコはその三杉の答えを聞いてホッと溜め息をついた。
三杉「え…?」
マルコ「良かった、やっぱりミスギは優しい人なんだね。
モニカ程度を落とせなくて未熟とか言い出したら殴ろうかと思ってたんだ。
それにちゃんと相手が傷ついた事も解ってる、思った通りだ。」
三杉「マルコ…?」
116 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/24(木) 22:09:18 ID:???
半端ですみませんが一旦ここまで。
ちなみに回答は120点です。 100点満点で
117 :
森崎名無しさん
:2011/02/24(木) 22:23:32 ID:???
>>112
は貴公子ポイント120点の男ってことだな
118 :
森崎名無しさん
:2011/02/24(木) 22:24:09 ID:???
お疲れさまでした。
トレンディードラマから一転して青春ものに
119 :
森崎名無しさん
:2011/02/24(木) 23:16:13 ID:???
続き気になるー
112さんお見事でした!
120 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/25(金) 11:25:02 ID:???
>>117
その評価…イエスだね!
>>118
青春物なんてそんなに爽やかじゃないですよw
色恋ごとは時に天国と地獄…今回は天国でしたけどw
>>119
乙感謝であります!
今回はD(
>>112
)>B>>A>>>>>>Cって所でした。
Bの後の質問を112さんが先読みで正答した感じですねw
121 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/25(金) 11:26:30 ID:???
ちょっと修正を加えて
>>110
の続きの描写から
=============================================
>>D 自分の未熟さを思い知らされたよ。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
確かに楽しかった…だが三杉は言葉に出すのを躊躇う。
本当に悪くない雰囲気だったのか…と一連の出来事を省みる。
脳裏に浮かんだのは、今にも泣き出しそうに怯えたモニカの顔…。
…三杉は虚勢を張ることも憤慨する事もなかった。
そして彼はマルコの質問に対し、素直な気持ちを述べるのだった。
三杉「…自分の未熟さを思い知らされたよ。」
マルコ「ふぅん……そっか、それってどういう意味?」
三杉「迂闊な事に、モニカの事を二度も怯えさせてしまったんだ。
もしかしたら傷つけたかも知れない…情けないと言うより申し訳なく思うよ。」
サッカーの話題でのミス…そして帰りの時のミスを思い出し、気落ちするように三杉は零した。
どちらも自分がもう少し迂闊さを排していれば防げたかも知れなかったこと。
彼の心の中は言葉に出したとおりの申し訳なさで満たされていた。
…こうして恋愛ごとで一憂する今の三杉は、かつて天才や貴公子と呼ばれた彼とは違うように思われた。
マナー違反としてではなく、相手の気持ちを思い遣る事で悩む今の彼は、紛れも無く等身大の少年だった。
そして…マルコはその三杉の答えを聞いてホッと溜め息をつくのだった。
122 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/25(金) 11:28:08 ID:???
マルコ「良かった、やっぱりミスギは優しい人なんだね。
ちゃんとモニカが傷ついた事を解って心配してる、思った通りの人だ。
三杉「え…?」
マルコ「ふふ、モニカ程度を落とせなくて未熟とか言い出したら殴ろうかと思ってたんだ。
もうそこそこ長い付き合いだし、絶対にそんな事はないって信じていたけどね。
でもナディアは華麗で煌びやかなキミの事しか知らないから、少し疑ってたみたいだよ?」
三杉「マルコ…?」
マルコ「電話…借りるね。」
受話器を取ってピッポッパとダイヤルするマルコの背中を、呆気に取られながら見ていた。
どうやら一杯食わされたらしかった…この三杉淳が。
マルコ「ただの誤解なら、きっとナディアが解いてくれるよ。
こういう時、一人だけで解決するのはすごく難しいと思うし、頼ってあげて?
あと…彼女も親友を心配しての事だから、あまり気を悪くしないでね。」
そう言ってマルコは受話器を手渡し、部屋を出て行った。
これは彼なりの気遣いと思うべきだろう。
123 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/25(金) 11:29:36 ID:???
呆れというか自嘲というか…こういうフォローを受ける事には慣れていない為、
三杉の心の中には自尊心による反発も決して無くはない。
だがこれはモニカの傷をすぐにでも癒せる特効薬にもなり得る話だった。
三杉は受話器を耳に当て、回線の向こうの相手に思い切って『こんばんわ』と告げる。
すると相手からも同じように挨拶の言葉が返ってきた。
ナディア『こんばんは、疲れている時なのに本当ごめんなさい。
あの…先に言っておきたいんですけれど、モニカが何か言った訳じゃないですからね。
さっき電話した時 何だか様子がおかしかったから、私が勝手にやってる事です。
だから…もし不愉快に思ってても、それは私のせいだって理解して欲しいんです。』
三杉「………」
A 「分かった、そう思うよ。」
B 「分かった、心配しないで。」(正直少し不愉快…)
C 「分かった、心配しないで。」(不愉快に思うわけがない)
D 「ごめん、僕は自分の力で解決したいんだ。」 (要4票)
E そ の 他
2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
124 :
森崎名無しさん
:2011/02/25(金) 11:33:27 ID:868oWI+g
B
紳士、いや貴公子としてはCを選ぶべきなんだろうが正直な気持ちはこっちかな?
125 :
森崎名無しさん
:2011/02/25(金) 12:03:00 ID:m4uo9oIs
C
126 :
森崎名無しさん
:2011/02/25(金) 12:15:31 ID:pziQjvy2
C
127 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/25(金) 19:00:54 ID:???
> C 「分かった、心配しないで。」(不愉快に思うわけがない)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉「分かった、心配しないで。」
実際にナディアの言葉を聞いてみて分かった事がある。
不愉快に感じることなど全くなかったのだ。
打算や自尊心は消え失せ、いま頭の中にあるのはモニカの為に…という思い。
…即ち献身、女性に対して三杉が一度として持つ事の無かったものだ。
三杉(………もう、後に戻れない所に来ているのかも知れない。)
献身を受ける側である筈だった自身の心境の変化に、三杉も薄々と気付いていた。
それは当然ながら彼を戸惑わせるが……しかし今はその事に思考を使う時ではない。
三杉はナディアの言葉にだけ意識を集中させる。
ナディア『良かったー…これ、本当に約束ですからね。
それで、えっと…正直なところ私は何があったかは知らないんです。
でもマーくんがミスギさんを信じていて、それが正しかったと言っていました。
だから私もミスギさんの言葉を信じる事にします。』
三杉「そっか…ありがとう。」
ナディア『い、いえ…彼女も2人きりでの食事は初体験ですし、至らない部分もあったと思います。
ともかく、先ずはミスギさんがモニカにしてしまった事を教えて下さい。』
三杉「分かった、それじゃあ…。」
128 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/25(金) 19:02:38 ID:???
デートで起こったトラブルを三杉はナディアに説明した。
一つはサッカーに関する話をしていた時、無意識に苛立ちを露わにしてしまったことだ。
これに対し、モニカが何か不味い事を口にしたのかとナディアは確認してきた。
事実としてモニカは別段悪い事は言っておらず、自身がナーバスになったのだと言うしかなかった。
(この時の話題は三杉自身もいまだ考える事を本能的に拒否しており、ここは端的に伝えた。)
そしてもう一つ、帰り際に送ろうとして断られた時の話である。
これについては……まあ完ッッ全に誤解である。
話を聞いてナディアの方が大きな溜め息をつき、三杉が内心苦笑したくらいだ。
ナディア『それで………露出の多い格好って、あの子 具体的にどんなドレスを…?』
三杉「紺色のミニチャイナだよ。」
ナディア『げぇっ! 本当ですか!? あ、あのモニカが………俄かに信じられないですよ…。』
三杉「そ、そうなのかい?」
ナディア『あの子よっぽど………あ、いやコッチの話です。
大丈夫…ミスギさんは悪くないです、むしろよくぞ追いかけてくれました。
最初に目を離しちゃったのは減点ですけれど、でも私でも呆気に取られますよ。
だって、そんな、ミニチャイナで一人夜道とか…あああああああ自殺行為だあああ。』
三杉「本当に……襲われたりしなかったのが不幸中の幸いだったと思ってるよ。」
129 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/25(金) 19:04:13 ID:???
ナディア『全くもう……分かりました、その事は私の方から誤解を解いておきますね。
ホントに心配かけて…叱り付けてやるんだから…!』
三杉「フフ、済まないけれど今回は宜しくお願いする。」
ナディア「ついでに一つアドバイス…これは男性には解らないかも知れないので。
送るのを断ったのに、知らない間に付いて来られてたら、女性は恐怖を感じます。
だって正直なところ、やっている事だけ考えればストーカーですからね…』
三杉「ス…ストーカー!?」
ナディア『止むを得ない、後ろめたい気持ちが無いほどの理由があるなら、
考える暇を与えずに伝えなきゃダメですよ、今回なんか叱り付けて良いくらいです。
たとえ怒られても、それが心から自分を心配してくれての事なら、
仮にその場で一悶着あったとしても、後で必ず解ってくれます。
それで解らないようなのは只の高慢ちきです、関わらない方が無難でしょう。』
三杉「む……な、なるほど。」
ナディア『怒らなければいけないところでは、ちゃんと怒ってあげて下さいね。
それが出来ない男性は、イタリアではヘタリアと言って蔑まれるんですよ。(←嘘です)』
三杉「うん把握した、参考になったよ。」
130 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/25(金) 19:06:00 ID:???
あまりに熱弁が過ぎたのか、いつの間にかナディアは息を切らしていた。
なんだかんだ言っても、ここまで友人に親身なって動ける彼女は三杉を感心させるのに十分だった。
マルコは素敵な恋人を持った…と三杉は素直に思えた。
ナディア『それじゃ、こんなところですか?』
三杉「そうだね…僕の気付くところでは、これくらいだ。」
ナディア『じゃあ後は私に任せて、心配せず試合に備えて下さいね。』
三杉「うん、感謝するよ。 それじゃあ、お休み……。」
ナディア『ええ、お休みなさ…………あ、待って下さい!』
受話器を置こうとした三杉に、ナディアは何か思い出したかのように制止した。
まだ何かあったかと三杉は首を傾げたが…ナディアの次の言葉は三杉の身体を硬直させるものだった。
131 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/25(金) 19:07:31 ID:???
ナディア『モニカの事………本気ですよね?
ミスギさんを信じて大丈夫って、伝えて良いんですよね?』
心臓病だった頃ならば、そのまま発作が出てもおかしくないくらい、三杉の心臓は音を立てた。
この問いに対してどう答えるべきなのか…何も言わないわけにはいかない。
三杉は突如として決断を迫られる事になったのであった。
132 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/25(金) 19:09:52 ID:???
【☢INFORMATION!☢】【☢INFORMATION!☢】【☢INFORMATION!☢】【☢INFORMATION!☢】
【☢INFORMATION!☢】【☢INFORMATION!☢】【☢INFORMATION!☢】【☢INFORMATION!☢】
※霧雨さんサーセン
今回の選択で重大な事を決めなければなりません。
弥生かモニカか、ヒロインとするべき女性を選んで下さい。
この決断によるゲーム的なペナルティは一切ありません。
最終的にどちらの女性も前向きに歩いていけるよう描写を頑張るつもりです。
しかし、ノーペナルティなのはこれがゲームだからです。
現実においては、今回のように火遊びのつもりで本気になってしまう事は大変な事です。
結局どちらも不幸になります、誰も幸せになれません。
大きなペナルティを支払う羽目になる事だって十分有り得ます。
言うまでも無いことですが、弥生への申し訳なさゆえ敢えて書いた事をお許し下さい。
三杉「僕の気持ちは……」
A もちろん…本気だとも。
B 正直言うと彼女の内面は子供過ぎる、これ以上仲を深めるつもりはない。
C 実は…自分の気持ちがまだハッキリしていない。
(※決断を先送りできますが、ぶっちゃけ非推奨です。)
『5』票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
133 :
森崎名無しさん
:2011/02/25(金) 19:12:44 ID:qIv2Bjcc
C
♪かぁ〜なぁ〜しぃ〜みのぉ〜 むぅ〜こおぉ〜へとぉ〜
たどり〜 つ〜け〜る〜なぁ〜らぁ〜
ないすぼうとの予感!
134 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/25(金) 19:13:49 ID:???
すぐには決まらないでしょうし、本日の更新はここまでとします。
どうかゆっくり考えて決めて下さい。
ただし締切を設けまして、これは明朝10時までとします。
決まっていない場合、その時点で最多の票で進めるつもりです、どうぞ御了承下さい。
135 :
森崎名無しさん
:2011/02/25(金) 19:14:50 ID:m4uo9oIs
A
136 :
森崎名無しさん
:2011/02/25(金) 19:15:21 ID:wQhAcJhQ
B
137 :
森崎名無しさん
:2011/02/25(金) 19:16:44 ID:???
遅かれ早かれ求められる決断だけど、このタイミングで来るとは。
まあ、誰にとっても傷が深くならないうちのほうがいいか…
138 :
森崎名無しさん
:2011/02/25(金) 19:17:35 ID:G688sc9E
A
139 :
森崎名無しさん
:2011/02/25(金) 19:18:15 ID:pziQjvy2
B
140 :
森崎名無しさん
:2011/02/25(金) 19:20:46 ID:37Ok1ZxI
B
141 :
森崎名無しさん
:2011/02/25(金) 19:21:15 ID:G8jKQkw2
A
142 :
森崎名無しさん
:2011/02/25(金) 19:22:26 ID:???
割れてるな…
143 :
森崎名無しさん
:2011/02/25(金) 19:23:58 ID:aIMhcI0E
B
弥生さんの呪いマジ怖いっす
144 :
森崎名無しさん
:2011/02/25(金) 19:38:42 ID:luZnUGUA
A
145 :
森崎名無しさん
:2011/02/25(金) 19:42:53 ID:YfzOxg9I
B
146 :
森崎名無しさん
:2011/02/25(金) 20:21:32 ID:???
乗り遅れた…
147 :
森崎名無しさん
:2011/02/25(金) 20:37:13 ID:???
正直弥生ともきっちり別れて、身軽になってしまいたいと思う自分がいる。
ここの三杉は、サッカーに一途に生きるのが美しいのではないだろうか?
148 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/25(金) 20:38:52 ID:???
ヒロインの下克上ならずでしたか。
いや、まさか30minで決まるとは砂粒程も思ってませんでした…。
>>137
これ以上は本当に戻れないと思いまして・・・。
行って戻っても最低ですしね。
ホントすみません。
>>143
いや、実にカードによる擦れ違いがハンパなかったですね。
弥生がヒロインとして登場しても皆さんは畏怖しか抱かないのでは…w
>>146
すみませんでした、見積りが甘々でした。
149 :
森崎名無しさん
:2011/02/25(金) 20:51:44 ID:???
時間帯によってはAが巻き返す可能性もありそうですね。
この三杉さんはみそぎさんになるべき。
150 :
森崎名無しさん
:2011/02/25(金) 21:34:01 ID:???
公式彼女を相手にオリジナルがよく健闘したと見るか
出番無しにも関わらずよく守ったと見るか
151 :
森崎名無しさん
:2011/02/25(金) 21:38:30 ID:???
モニカには信頼できる友人たちがいるけど弥生はひとりだからなあ。
152 :
森崎名無しさん
:2011/02/25(金) 21:41:17 ID:???
弥生「お帰りなさい、ジュ…御主人様!」
三杉「ただいま弥生。 良い子にしていた御褒美に、キミのお友達を連れて来てあげたよ」
弥生「えっ」
モニカ・その他「「「「「「はじめまして」」」」」」
弥生「 」
俺がこんな大団円を期待してたことは内緒な
153 :
森崎名無しさん
:2011/02/25(金) 21:41:25 ID:???
弥生ちゃんストーカー被害あってるかんな
ご主人様が守ってやらんとねw
154 :
森崎名無しさん
:2011/02/25(金) 21:51:50 ID:???
>>153
この先もかなりの長期間守りようが無いというのが
今回のあわやモニカ下克上に影響したような気もする
後発でも積極的ヒロインて強いよね
155 :
森崎名無しさん
:2011/02/25(金) 21:52:44 ID:???
最後で消極的になったのが敗因かw
156 :
森崎名無しさん
:2011/02/25(金) 22:02:42 ID:???
>>151
弥生ちゃんてあねごとか松山の彼女と友達なんじゃないの?
157 :
森崎名無しさん
:2011/02/26(土) 20:09:12 ID:???
>>156
すぐ相談できるほど近くにはいないだろう。
地元から動いてなければ、
弥生は東京
早苗は静岡
藤沢は北海道だ
時代を考えるとまだ携帯電話は一般的とは言えないだろうし。
158 :
森崎名無しさん
:2011/02/26(土) 20:19:08 ID:???
あーそっか
…地元で友達はいないのか?
引っ越してからずっと東京だろうに
159 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/27(日) 13:35:01 ID:???
>>147
最初はサッカーだけで人間ドラマをと思ったんですけどね。
でも、色恋ごとも物語に必然性を与えてくれるので良い物です。
>>152
バロスwwww
>>156-158
すぐ近くで、しかも自分の為に動いてくれる親友なんてなかなかねぇ…
あとなんだかんだで三杉というアイドル的存在の傍に唯一居られた少女ですからねえ
他の女子からはいい顔されていなかった気はしますよね
まあモニカは積極的アプローチで健闘しましたよね。
スレ主的には贔屓目でも褒めてやりたいと思います。
160 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/27(日) 13:36:06 ID:???
> B 正直言うと彼女の内面は子供過ぎる、これ以上仲を深めるつもりはない。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
弥生かモニカか…1人の男としてけじめを付けなければならない場面に来ていた。
当然簡単に決められる話ではない。
弥生はあれだけ厳しい仕打ち(と、今は思える)をされながら、それでも自分の傍に居てくれた女性だ。
三杉自身も彼女を利用し、打算的な経緯はあったが彼女の気持ちに応えていた。
イタリアへの出発の朝など“次に会った時は本当の御主人様になる”と、暗に将来の事も言及している。
「そんな彼女を裏切るのが貴公子のやる事か?」と、理性の自分が叱りつけてくる。
モニカという女は三杉が接した事がないタイプの人間だった。
最初は興味本位で、何年かりに女性と食事でも楽しみたいからと、その程度の気持ちで近付いた。
だが会う度に違う表情を見せる彼女と…大胆で臆病で純粋な彼女と接している時間は楽しかった。
女性と2人で居てこんなに穏やかで優しい気持ちになった事は人生の中で一度たりと無かった。
別れた後…モニカが傷ついているかも知れないと思うと胸が痛み、苛々が止まらなかった。
しかもその原因が自分にあるというのが堪らなく苦痛だった。
三杉(だから…すぐにでも誤解が解けるなら、と……情けないと思う選択も敢えて選んだんだ。
それなのに、話し始めればそんな自尊心すら消え失せてしまった…。)
モニカの為という口実があれば、我慢が我慢ですらなくなるということ…
これは即ち(程度は違うが)弥生が自分に対して持っていた物と同じではないのか?
そう考えが至った三杉は……自分がモニカに対して『恋』をしたのだと、今明確に意識した。
恐らくこれが三杉にとって、初めての恋であっただろう。
(この間0.5秒)
161 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/27(日) 13:38:47 ID:???
1秒半の思考を終え、三杉は自分の言うべき答えを手に入れた。
彼の中にはもう迷いはない……
汗ばんだ右手から、左手へと受話器を持ち直し……そして吐息を当てた。
三杉「 」
ナディアが息を呑んだ音が聞こえた。
まさかそんな答えが返ってくるなんて、考えてもみなかったのだろう。
親友として、心配だから一応釘を刺しておこう…とか、そんなつもりだったに違いなかった。
ナディア『そ…そうですか、分かりました…。 ハハ…弱っちゃったなぁ………。
モニカになんて言ったら良いのか……判んないや。』
三杉「言い辛いようならば僕が直接言うつもりだが。」
ナディア『そ、それは…! ダメです、直接なんて…。
そんなの…あの子、多分立ち直れない……。』
三杉「そんな事ない、モニカは強い。 きっとこれをバネに…」
確信に近い……だが自分の願望でもある事を言おうとして、途中で三杉は口ごもった。
モニカがこの先どんどん魅力的になっていくのは当然の事だが、
これから傷つけようという自分が言って良いような言葉などではなく…
そして当然ながらこれはナディアを激昂させてしまう。
162 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/27(日) 13:39:59 ID:???
ナディア『知ったような事を言わないで下さい!!!』
三杉(バカ野郎…! なにを言っているんだ! シャンとしろ、三杉淳!)
三杉は自らを叱咤する。
平静な演技をしてはいても、こんな失言をするほど今の自分は悲しいのだ。
だが今の三杉はこれを通すしかない。
三杉「無責任な事を言って済まない……そうであれば、やはりキミか他の誰かに託すしかない。」
ナディア『言われなくったって私が伝えます! 彼女が泣いたら一緒に泣いてあげるんからっ!!
今からモニカを振ろうって人が、中途半端に彼女の事を考えないで下さい!!!』
本来は他人から疎まれる事も恨まれる事も意に介さない三杉だが、今は違っていた。
刺さるような言葉を受けながら、必死に三杉は平静を装い続けた。
口から出す言葉が震えないよう、精神を最後まで奮い立たせた。
そして…
受話器の向こう側からツーーー、ツーーーと機械音が鳴り始めたのが判った。
ようやく訪れた安堵…とは決して言えないこの時、三杉の涙腺は崩壊を迎えた。
三杉「(……クゥっ…)」
声を押し殺して三杉は泣いた。
初めて知った恋、そして初めて知った失恋。
そこに居たのは貴公子でもガラスのエースでもない、不器用な1人の少年だった。
163 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/27(日) 13:41:19 ID:???
生まれついたハンデと、努力と才能によって得た力は三杉に打算と傲慢を与えてきた。
だがイタリアでの挑戦の日々は、そんな三杉の内面を緩やかに変えてゆき…
そして最後に彼は献身を手に入れ…その意味を知った。
それはピエタと呼ぶべき物だったかも知れない。
今だからこそ、三杉は弥生の献身を真実に理解できた。
そんな献身を捧げてくれていた弥生を三杉は裏切る事は出来なかった。
感情と理性…そして感情と、その正反対の感情が未だ頭の中を駆け廻るまま…
三杉はタキシードを脱ぎすて、シャワー室に飛び込み、そして頭からシャワーを被った。
垢も涙も感情も、その全てを洗い流したかった。
三杉(明日も朝から練習がある……切り替えて寝なくちゃいけない。)
シャワーを止め、わざと丁寧に身体から水を切り…そしてローブに身を包んだ。
時計を見ると、その針は23時30分を示している。
三杉「・・・・・・」
その視線を、先程まで自分が握っていた受話器に向け…
そして頭を振って、三杉はベッドに潜り込んだ。
長い一日がようやく終わったのだ……今この瞬間だけは彼は何もかもから自由になれたのだった。
164 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/27(日) 13:43:09 ID:???
一旦ここまでです。
花粉つれぇーーっすね。
165 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/27(日) 17:38:17 ID:???
パチリ
三杉(……朝…か。)
目を開くと、窓からは既に柔らかな太陽の光が入りこんでおり、今が朝である事を告げていた。
あれから三杉は深い眠りに落ち、夢の一つも見る事なく今の時間を迎えていた。
ベッドから身体を起こし、三杉は洗面台へ顔を洗いに行った。
三杉(痛っ……)
ほんの少し頭が痛んだが、冷たい水の心地良い感触がすぐにそれを消してくれた。
8割がた覚醒した三杉は再びベッドに戻って、腰かけた。
そして昨夜の事を思い出し……自嘲した。
三杉(失恋……ね。 普通は順番が逆なんだろうなぁ…。)
モニカとの出来事、ナディアとの会話を思い出してみる。
一晩が経ち、三杉もある程度は冷静を取り戻していた。
まだ胸も痛むし、モニカの事を考えればモヤモヤもするが…それでも大丈夫だった。
モニカは未完成の今の時点であれだけの魅力を持っているし、辛い時一緒に泣いてくれる親友が居る。
自分の選択は正しかったのだと、三杉は改めて頷いた。
三杉は今一度受話器を見つめ…そして時計へ視線を移す。
その針は7時00分を指していた。
三杉「だいたい8時間……ってとこか…。」
誰へともなく三杉は口に出して呟いた。
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