キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【ゆかりん】キャプテン松山26【参戦か】
1 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/03/04(金) 21:51:36 ID:???
キャプテン森崎のスピンアウト作品。東方サッカーネタのキャプテン森崎番外編作品です。
ただし主人公は松山光。何かと不遇な彼の発言や行動を第三者(ロムしている人)が
カードを引いたり、選択の中からひとつを選ぶ事によって進んでいきます。
筆者がわかってないなと思われたところの批判、意見は大歓迎です。雑談もOKです。
前スレ
【そして猫は】キャプテン松山26【途方にくれる】
http://capmori.net/test/read.cgi?bbs=morosaki&key=1280592193
登場人物、あらすじ、練習の説明などテンプレは>>2からになります。
420 :
忍法名無しの術さん
:2011/04/01(金) 21:18:09 ID:???
不安だ…
本スレ松山本当に友達ボールだけだな
421 :
忍法名無しの術さん
:2011/04/01(金) 21:25:43 ID:???
【友達が多い/人望のあるキャラ】のキャプ翼松山の反転としてのキャプ森松山だからなあ。
強く生きてくれ、としかいいようがない。
422 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/01(金) 23:21:14 ID:???
>>420-421
|
|
|友達\/|
| ▼ |/
| 皿 / ……
| /
|⊂
|
423 :
忍法名無しの術さん
:2011/04/01(金) 23:28:11 ID:???
それはこのスレの松山の友達でしょw
424 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/01(金) 23:42:34 ID:???
ちょっと体調面も悪く続きが難航している為、本日は多分お休みします。
とか言いつつ書き上がるかもしれないらしいよ Σ(゚Д゚;エーッ
425 :
森崎名無しさん
:2011/04/02(土) 01:38:12 ID:???
フライハイト「トモダチィィィィ
426 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/02(土) 09:20:47 ID:???
D サッカーの楽しさ――個人の活躍もチームの勝利も含めた楽しさを知ってほしい。
チームに入ってくれたら最高だけど、でもサッカーってそれだけじゃないさ。
松山「俺は……勇儀さんにトラウム・アドラーズに加入してもらい、活躍してほしい。
だけど……望むのはそれだけじゃあない」
萃香「んぐっんぐ……っぷへぁ〜〜〜〜! というと?」
話の最中にもぐびぐびいってる萃香の酒癖は段々気にならなくなってきた松山は、素直に先を続けた。
松山「サッカーの……世界中で、って言っても俺のいた外の世界でなんだけどさ。
世界中で愛されて広く普及してるスポーツの楽しさってやつを、勇儀さんに理解してもらいたい。
俺が打ち込んできたスポーツはこんなにも自由で楽しいんだってことを!!!
幻想郷でも、こんな地の底まで流行ってるのは、楽しいって理由が根底にあるから皆やってるんだろう?」
萃香「まぁね。 楽しくなきゃやんないよ。 球技っていうのもやってみたら奥が深い。
みんなで勝った時の宴会の酒の味は格別だしね。 でも……」
酔ってばかりの萃香の口調の中に、真剣味が出てきた。
萃香「光は、この試合の中で、勇儀に解ってもらえると思うのか?
試合残り時間は半分、敗北しかけてるチームの無失点のストライカーが、楽しさを味わえるとでも?」
松山「……それは……だけど!」
萃香「ちょいと意地悪いこと言っちゃったか。
光の言うこと、わからんでもない。 だがね……私は嘘は言わないからはっきり言う。厳しいよ?
勇儀が活躍するということは、このまま光に勝利し、私からハットトリック奪うってことだ。
なぁ……光はそんなつもり? 私にも故意に手を抜いてゴールを許せと言うかい?」
427 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/02(土) 09:22:56 ID:???
とんでもないことを言われ……どこにもそんな気のなかった松山は激しく反論する。
松山「そんなわけないだろ!? 偽って手を抜いた奴が、誰かに楽しさなんて教えられるもんか!」
萃香「あれだけ挑発されて光に、勇儀を受け入れる気がまだあって。
伊吹萃香が見初めた『おもしろい人間』松山光。
その人間のチームと起こした騒動に乗って、勇儀と一緒に大暴れをすることが萃香の地底来訪の目的と明かされる。
最後までその吐露を聞いてから、松山は言質とか責任とかを放り投げてこう言った。
松山「その目的……達成が、望み薄いなんてことはないさ。
俺だって元々、地底に優秀な選手を求めてきたんだ! 俺は……絶対諦めない!」
石にでも砂にでも噛り付いてでも、誰かに何を言われようとも諦めないと、松山は萃香に改めて誓いを立てた。
萃香は一瞬眩しそうな顔を浮かべたが―――
すぐにいらだたしい事を思い出した顔になって、ほころびかけた口元をキュッと引き締める。
萃香「ん〜にゃ! あんまり光が言われっぱなしになんのも勘弁してほしいなぁ!?
勇儀の奴じゃなかったら! 旧都の外れまで殴り飛ばしてたかもしんないんだからね!」
ぐるんっと腕を回しながら。 体のサイズと顔立ち的に、豪腕を誇示してるというより愛らしく映る。
だが誇張抜きで山を砕ける腕力。 しかと合わせてる萃香の両目も結構マジに見えた。
松山「……覚えとくよ。ん、そろそろ後半が始まる時間か」
萃香「おっと、もうそんな時間か」
428 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/02(土) 09:24:32 ID:???
椅子でプラプラさせてた足を床につけ、萃香は松山の横を通り過ぎて……振り向き笑顔で。
萃香「よしっ! それじゃ光は格好いいところ見せとくれ! そしたら勇儀だって目の色変わるさ!」
松山「ああ! 任せてくれ!!! よし行こう行こうぜみんな!!!」
松山の号令で、メンバーがどんどん我先にとピッチに向かって控え室を出ていく。
示し合わせた風に最後まで残っていたのは、お互いとも野良妖怪とは格の違う、大妖怪の二人だった。
萃香「紫〜行かないのかい?」
紫「ちょっと出るタイミングを計ってるのよ。
効果的なタイミングで登場して、さとり妖怪の端整な顔が引きつりまくるの見たくない?」
萃香「はいはい良い趣味なこって。 紫……さっきの話だけど私の心はやっぱり変わんないよ」
紫「そう残念袖にされちゃったわ。 それじゃ45分間だけの呉越同舟、楽しむとしましょうか。
……松山君が言ったことは、実現可能かしら?」
萃香「少なくとも嘘はないよ。 光は本気で言ってくれてた。
嬉しいけど、難しいね。 意固地になってる奴を、させてる奴が解そうなんて星に祈るみたいなもんだ」
そう返した時には、既に萃香は一人だった。
急に愉快な用事でも出来たか、悪口でもキャッチしたのか、紫は早々に消えていた。
今に始まったことではないので、萃香も意に介さずポツリと呟く。
萃香「だけど、ま……期待するのは勝手だよね。
私を見つけて、人と遊ぶ楽しさをもう一度教えてくれた霊夢の様なことができるんなら……。
光は、主人公に一歩近づくんだからさ」
*萃香の好感度が上がりました。
429 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/02(土) 09:27:33 ID:???
〜地霊殿・控え室〜
松山チームと同時刻、こちらでは緊迫をはらんだ空気が流れていた。
その源は、無得点に終わった地底最強ストライカーと、地底でも堅固と言わしめながら2失点喫したGKとの間で。
さとり「……」
勇儀「……何か言ったらどうなんだい? 主人のあんたが言わないと傅いてるペット達も納得しない」
さとり「何も。 言われたがってる御仁にそのままを叱責を送る程暇ではありません」
クールな態度を崩さず、さとりは今は勇儀に構うよりすべきことがあると、ボード前に立ち皆の注意を呼び集めた。
さとり「みんな聞いて。 後半はとにかく早い段階で1点差に追いつかないといけないわ」
はーい、とこいしが手を挙げる。
こいし「こっちはそーだけど、あちらさんは時間を使って逃げ切り図ってくるんじゃない?
ただでさえ金城鉄壁な鬼さんGKがいるのに、そう都合よくいくかなー?」
さとり「それをこれから説明します。……とにかく先ず攻撃の手札を惜しまず投入すること。
FWはツートップに変更。 勇儀さんとギズモ君でプレッシャーをかけ松山さんの攻め上がりを防ぐ。
ギズモ君は消耗が早いけれどハーフ出場なら保つし、前の試合の事から萃香さんも無視できないでしょう」
お燐「ということは……守備の枚数を減らすの? 大丈夫かなぁ」
交代するならガメゴンということになる。
タレントが揃ってる反面、いざ交代する場合真っ先に上がってしまうのはやはり名無し。
それでも可愛がってるペットに違いなく、さとりはガメゴンの働きを労った。
430 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/02(土) 09:29:16 ID:???
さとり「ガメゴン君よく頑張ってくれました。
DFを減らしても、警戒すべきシューターもドリブラーも封じ込める目処が立ってます。 そこで後は……」
さとりが、ボードに描かれた両チームの中盤の、右ボランチのところをトントンと指先で突付く。
さとり「松山さんのチームの弱点は、前線と中盤と最終ラインの間に脆弱性があることよ。そこを突きます。
具体的に名前を出せば、前線のパルスィ、右ボランチの選手1、萃香さんの前の名無しDF。
ヒー君の突破を抑え、勇儀さんにゴールを許さなかったのは、松山さんと萃香さんの働きあってこそです」
ヒーバード「(シュ……デモキャプテンヤオニニハガタタナカッタ……オレシャマ゙マダマダシュギョーカタリニャイ……)」
さとり「そこで打った布石が生きてくる。
後半からはヒー君は積極性は失わず、???君とワンツーも選択肢に入れてちょうだい。
とにかく優勢ペースに持ち込ませない事。 後半早々から私の奥の手で一点差に詰め寄り……。
キャプテンでボランチの松山さん一人では、対応しきれない状況に落とし込めば必ず綻びも見出せます」
印象付けたサイドアタックに、???の雷光の如きパスを絡めれば、中盤全体に働きかけるのは難しくなる筈。
名無しのボランチなどボールに触れもせず、勇儀の警戒も必要な松山はどんどんと試合から消えていくだろう。
点差を詰め寄られた状況でそうなれば、巫女や天狗も焦れて判断ミスをしやすくなる。
希望的観測を含めた綱渡り的要素はあっても、現時点のさとりには落ちない自信があった。
431 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/02(土) 09:30:17 ID:???
こいし「奥の手? って事は……お姉ちゃんアレ使うの?
体力消耗するから貧弱チェックメイトなお姉ちゃんは使いたくない助けて〜って零してたのに」
さとり「そんな情けない泣き言まで言った覚えはありませんっ!
大丈夫。 一発限りなら撃ったところで、後半セービングのための体力も残せるから。 その後は……」
さとりが言葉を切って、無言で勇儀と視線を絡め合う。
何を望んでるかなど問うまでもなかった。(ペット達はこぞって不信の目だったが)
さとり「元々、勇儀さんは地霊殿の選手ではない。 この試合限りの助っ人の立場です。
馴れ合う必要はなく、攻撃判断も自由にして構いませんが……せめて結果を出してください」
かつて自分に徹底的な敗北の烙印を押した以上、無様なまま終わらないでほしいとさとりは言外に語っている。
勇儀「ああやってやるともさ……このまま無得点で終わったら」
さとり「終わったら、その時は何でも言うことを一つ聞いてもらう……いかが?」
勇儀「っ!? ……上等さ! そん時は地霊殿で下働きでも奉仕でも何でもやってやるさ!」
さとり「はぁ……。(度を越して誇り高いというのも考え物ですね……。
ただし私としても、地霊殿を率いる立場として、おめおめと敗北を甘受する訳にはいかない。
例え敗れても一矢報いねば、トラウム・アドラーズ内での発言力は著しく減少するでしょうしね……)」
そのためには、前半の頭から思い切った手段も行使しなくてはならなくなる。
最後に、システムや細かなところの修正指示を出して、さとりも再び後半のフィールドに戻っていった。
432 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/02(土) 09:31:50 ID:???
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァ!!!!!!!!
観客「まさかこんな一方的な展開とはな。大穴くるぜ!?」「馬鹿言え! さとり様や星熊がこのまま終わるか!」
実況「選手達が戻ってまいりました……まもなく後半開始です!
失礼ここで情報が入りました……地霊殿チーム、選手の交代のお知らせ……松山チームからもですね」
松山の目の先に、仄暗い赤色の雲状モンスターが漂っている。
自分と一緒に出場した……ヒーバードやマッキーと同じ覚醒組のヒートギズモだ。
攻撃力に関してだけなら、そこらの名有り選手を凌駕する。
松山「あっちは、ギズモを出してきたか。
攻撃をより重視してくるみたいだからボランチとして気を引き締めないとな!
(しかし……紫さんが出てくると知ったら……吃驚するだろうな……)」
さとり「(え……? はて……?
松山さんのチームに、この状況で交代させて貢献ができる……
そんな選手がいるなんて松山さんの心からも情報は入ってないし、いると思えませんが……?)」
両キャプテンが、片方はまぁ予測の通り。もう片方がまるで不意打ちとばかりに両極端な反応を示す。
さとりに静かに飢え付けられたパニックの芽。
それに構わず、ただ交代の詳細を読み上げるだけの、実況の声が響き渡る。
433 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/02(土) 09:32:50 ID:???
実況「選手の交代をお知らせします。
地霊殿チーム、ガメゴンb選手に変えてヒ−トギズモ選手。 松山チーム……」
松山が放送を黙って聴いてると、無意識の狭間で行動できるポジションの近い少女が左頬をつまんで引っ張ってきた
こいし「ねぇねぇ交代する人ってそこの胡散臭い子? 私より年下ぐらいだけどなんかババくさくない?」
松山「(こいしちゃん……君の言動は確かにひどい。トラブルメーカーとして完成されつつあるようだ。だが……)」
組んだ腕に力が入るが黙然と無視していると、左のそれより強い力で右頬まで引っ張られた。
初デート前のように浮かれながらも緊張した仕草をしながら、いつの間にか隣にいた八雲紫嬢の仕業だった。
紫「ねぇねぇババくさいって私のこと? こういう時どんな反応すればいいかわからないの……。
悪びれた様子もない覚妖怪の妹を微粒子ナノサイズに分解しちゃっていいのかしら」
松山「(いるんだ……こちらのチームには……)
ガカァッ!!!!!!!!
完成されたスーバートラブルメーカーが!!!!!!!!」
実況「選手10に代わって……背番号4……八雲紫選手!!!」
さとり「!?!?!?!?!?」
434 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/02(土) 09:33:50 ID:???
先着で
どうするさとりん → ! card
と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マークで分岐します。
ダイヤ→ さとり「そ、想定の範囲内でしゅ!」精一杯虚勢を張った!
ハート→ さとり「…………」あまりの予想外に固まってしまった!
スペード・クラブ→ さとり「どどどどどどうゆうことですかぁー!!!?」松山に掴みかかってきた!
クラブA→ お燐「さ、さとり様!? ……息してないにゃ……!?」
JOKER→ さとり「想定の範囲内です。こちらも秘密兵器を投入する時!」○○○「任せろ!」
続きは後ほど。
435 :
森崎名無しさん
:2011/04/02(土) 09:35:17 ID:???
どうするさとりん →
ダイヤQ
436 :
412
:2011/04/02(土) 10:15:33 ID:???
まあ、無理な話だよなあ……Suicaが評価してくれただけマシか
437 :
森崎名無しさん
:2011/04/02(土) 10:33:18 ID:???
難しいってだけで無理と言ってない
諦めたらそこで試合終了たよ
438 :
森崎名無しさん
:2011/04/02(土) 10:45:50 ID:???
ところで427、何行か落ちてない?
439 :
森崎名無しさん
:2011/04/02(土) 13:38:02 ID:???
さとりに聞かれてもこっちだって答えられんw
440 :
森崎名無しさん
:2011/04/02(土) 14:22:56 ID:???
松山「だから、完成されたスーパートラブルメイカーだって言ってるじゃないですか」
441 :
森崎名無しさん
:2011/04/02(土) 16:17:25 ID:???
さとりんは犠牲になったのだ…
442 :
森崎名無しさん
:2011/04/02(土) 19:05:17 ID:???
さとりんには、これから松山スレに付き合ってもらうことになる。
ほんの手始めだ・・・。
来週もさとりには地獄を見てもらう(キリッ
443 :
森崎名無しさん
:2011/04/02(土) 21:59:20 ID:???
さとりん。北海道はいつでも君を歓迎するぞ
444 :
森崎名無しさん
:2011/04/02(土) 22:08:23 ID:???
某魔王様の所でも地獄に落ちてたし、さとりんはこういう運命にあるのだろうか
445 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/02(土) 23:40:12 ID:???
>>438
ちょっと改行ミスあって消えちゃったみたいです。ごめんなさい。
>>439-444
次の判定でもしもの場合……さとりの地獄はこれからだ! 未完!
どうするさとりん → ダイヤQ
ダイヤ→ さとり「そ、想定の範囲内でしゅ!」精一杯虚勢を張った!
もうすぐホイッスルが鳴ろうというのに、両チームにある種の動揺が走ってるのを見て審判は躊躇ってしまう。
その中でも、最も混乱を極めてたのは地霊殿の主・古明寺さとりだ。
俄かに信じ難い松山チームの交代と、八雲紫の電撃参戦……混乱を極めながらも必死に自己を立て直そうとする。
さとり「(ど、どういうことなの……っ……ここで崩れては駄目です!
私は主人。地霊殿の主人……! うろたえる姿を安々と衆目にさらせないんですから……!)」
そんな努力をするさとりだが、冷静になるだけ内なる声がしきりに、決定的な事実を訴えていた。
前半の終わり際から、控え室で体を休めてる最中にも考案し続けたゲームプランは、八雲紫の参入により瓦解。
松山達の知らぬ秘密裏に、紫から『ある取引』をもちかけられた時、既に幻想郷名うての選手達の情報は得ている。
即ち八意永琳、風見幽香など。 この試合に参加してる萃香や、個人的な交流のある四季映姫も含まれている。
そして勿論、八雲紫の実力についても抜かりなく情報を得ていた。
さとり「(で、でもやっぱり一体どういう……っ!? まさか私は、地霊殿は、松山さんとスキマ妖怪に謀られ……?
根拠もなしに動揺しすぎです。 私には誰よりも正確に事態を推し量れる能力があるのですから……)」
自己を落ち着かせようと懸命なさとりは、第三の目を松山に向けて、思考を読み取る。
446 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/02(土) 23:41:25 ID:???
松山「(な、何なんだ? 俺だってあれだけ驚いたんだし、さとりさんも、まぁ驚くとは思ってたけど……。
それを通り越して、異様に睨まれてるような……? うわすっごい顔してる!)」
さとり「(っぷふぅっ!? よ、余裕っ……! 余裕と悧巧さの表情を作るんです私!
すぅ、はぁ〜……シロです。彼はシロ……この状況、思いも至らなかったのは私と同じ……!
と、いうことは……)」
さとりの、両目と第三の目が、矢のように松山のすぐ側の八雲紫に向けて飛ぶ。
その視線を見た紫は、くるんと華麗にターンし服の構造から半分ほど覗けた背中を見せながら……
思いっきり笑いを堪えていた。 それを見た瞬間、プチン、と、さとりは何か切れる音を確かに聞いた。
さとり「(そういえば四季映姫様から伝え聞いてました……あのスキマ妖怪の最近の行いについて。
月の姫や頭脳を、驚かせ気味悪がらせる為に、月の古酒を盗んだりまでしたとか。
……ふ、ふふふっ……そういうことでしたか。 これも同じく悪企みと。
これだけ大勢の観客が見届ける中、苦境の私達にわざわざトドメを刺しに……そういうことですか……)」
さとりは、だらんと、両腕を垂らした姿勢で目を伏せて、見るからに背筋に寒気が走る含み笑いを唇から零す。
そんな姉の様子に気付いて、こいしが目を真ん丸くして、驚きのあまり口元を手で覆う。
447 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/02(土) 23:42:25 ID:???
こいし「あれれ? めっずらしい〜!!!」
松山「ど、どうしたんだ!? (こいしちゃんが、こんな驚きをするなんて初めて見たぞ?)」
こいし「うん、あのねあのね! お姉ちゃんが……マジギレしてる」
松山「へ!!?」
霊夢「…………あ〜……そういうことか……紫……あんた最初からこういうつもりだったのね?」
紫「〜〜〜っくっく〜〜〜ぷぷぷ。 さてどうでしょう/////?」
紫の朗らかな笑いと、絶対零度的なさとりの暗いオーラが拮抗し……
間にいる松山達はとことん迷惑を蒙るが、両者共そんなことはおかまいなしに駄々漏れにさせたまま。
そしていよいよキックオフが近づいて……さすがに見かねたお燐が声をかける。
お燐「さ、さとりさま〜? もう始まりますよ?」
さとり「お燐」
お燐「ニャ゛ッ!?」
さとり「キックオフと同時に私にボールを」
お燐「にゃ……は、はい畏まりまくりましたにゃ!!」
そして審判に促され……うっくくと笑いを断続的に零す紫以外は誰もが無言でフィールドに散らばる。
松山はそこで奇妙なことに気がついた。
松山「何? さとりさんがセンターサークルに……残ってる? 一体どういうつも―――」
GKを空にしたままのさとりの姿に疑問を抱いた瞬間。
ビリビリッと……!
過去に味わった一流選手をオーラを前にした時のような強い圧迫感が松山の鼻先まで届いてきた。
448 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/02(土) 23:44:02 ID:???
松山「(っう!? この―――尋常じゃないプレッシャー……!
まるでネオタイガーを引っさげた日向や、シュナイダーがシュートを撃つ直前のような!?)」
外の世界においては、ボールを焼き焦がす程のシューターである猛虎と皇帝。
幻想郷においては、吸血鬼の二人の姉妹。そして普通の魔法使い。
彼らだけが可能とする弾丸を超えた大砲が、ゴール目掛けて飛んでくる恐るべき気配がありありと伝わってきた。
息を呑み驚く松山の様子に気付いて、さとりがゆったりと告げる。
さとり「怒りに心を委ねるのも悪くはありませんが……よくよく考えれば。
2失点を喫してる以上……幻想郷No1.GKと名高いスキマ妖怪から侮りを受けるのも無理ありませんね……。
ですが、腐っても地霊殿を預かる身。 失点の借りは自らきちんとお返しします……!」
そしてさとりはゆったりと、華奢に見える脚を振り上げた。
松山「まさか、でも、そこから直接狙うつもりなのか!?
シュナイダー並のシュートだって、それだけ離れてれば萃香さんなら止めるぞ!!?」
さとり「講釈をしましょうか。 私は見ての通り、生まれつきの筋力は低く華奢な身です。
ですが貴方達がトラウマとは、距離で減衰されたシュートによって植え付けられましたか?
私が再現するトラウマは、他ならぬ貴方達の奥底の心理的外傷によって補強されます。
そこに―――減衰など起こる筈がないでしょう!? 想起―――」
449 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/02(土) 23:45:03 ID:???
先着で
想起【????】 → ! card
と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マークで分岐します。
ダイヤ→「マスターオブ……レッドサン!!!」
ハート→「(この狂気は)……十六爪炎壁!!!」
スペード・クラブ→「 F I R E ! 」 ハンブルグ戦のファイヤーショット!
クラブA・JOKER→ さとり「褌けっか―――ピシィ!
*スペード・クラブの場合、若島津がキーパー、松山がブロック参加時のファイヤーショットです。
450 :
森崎名無しさん
:2011/04/02(土) 23:46:36 ID:???
想起【????】 →
クラブ9
出でよマモノ!
451 :
森崎名無しさん
:2011/04/02(土) 23:46:42 ID:???
想起【????】 →
クラブA
452 :
森崎名無しさん
:2011/04/02(土) 23:47:54 ID:???
惜しかった?
453 :
森崎名無しさん
:2011/04/02(土) 23:47:55 ID:???
おしいw
454 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/02(土) 23:48:09 ID:???
_, ._
( ゚ Д゚)
( つ旦O
と_)_)
_, ._
( ゚ Д゚) ガシャ
( つ O. __
と_)_) (__()、;.o:。
゚*・:.。
455 :
450
:2011/04/02(土) 23:49:20 ID:???
……これはアレか、俺の召喚は成功したのか?w
456 :
451
:2011/04/02(土) 23:58:50 ID:???
みんなの念的な物が通じたか・・・出遅れだし俺も書いときゃorz
457 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/03(日) 00:21:33 ID:???
想起【????】 → クラブ9
スペード・クラブ→「 F I R E ! 」 ハンブルグ戦のファイヤーショット!
さとり「さあ、これからが本番よ!
ゴールネットを揺らしボールを焼き焦がす炎の記憶(トラウマ)で眠るがいい!」
松山「ま、まさか本当に!? ……! 錯覚、じゃない!? あそこにいるのはさとりさんの筈なのに!?」
ホイッスルが鳴り、お燐がチョンと出したボールに向かい駆けるさとり。
その動作を前に、松山は目を疑う光景に囚われた。
たおやかで、普通の深窓の令嬢と言われても納得のいく古明寺さとりの姿が違って見えてくる。
闘志と気位と威風を兼ね備えた佇まいの―――欧州の若手No.1と目される若き皇帝と異名を取る少年に見えてくる。
想起【ファイヤーショット】
松山が知る限り、外の世界で最強のシュートが、着火されるその瞬間を待っている。
ワイルドなシュートモーションも、威圧感も全く同じ。
ハンブルグ戦で見えたカール・ハインツ・シュナイダーの、ヨーロッパ中の若手に恐れられたファイヤーショット!
萃香「そんな手を持ってるとはね……たいしたタマじゃないか! いいさ―――来なさとり!
私の無失点の壁を、あんた自ら破ろうってんなら受けてやろうじゃないか!!」
松山「萃香さんだけに頼るな!
ファイヤーショットの軌道は直線だ! ブロックにいける奴は飛べえええ!!!!!!!!」
さとり「 F I R E ! 」
458 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/03(日) 00:22:39 ID:???
先着7名様で
さとり→ ! card +【ファイヤーショット】 56 + (想起トラウマ補正+11) +(! dice + ! dice)=
松山→ ! card【ブロック】 52 + (霊夢萃香支援補正+2) +(人数差+4) +(! dice + ! dice)=
霊夢→ ! card 【ブロック】 51 + (松山支援補正+1) + (人数差+4) +(! dice + ! dice)=
ルイージ→ ! card 【ブロック】 53 + (人数差+4) +(! dice + ! dice)=
選手5→ ! card 【ブロック】 48 + (人数差+4) +(! dice + ! dice)=
選手1→ ! card 【ブロック】 48 + (人数差+4) +(! dice + ! dice)=
萃香→ ! card【パンチング】 59 + (はじめの一歩+3) + (相互支援???人数差+6) +(! dice + ! dice)=
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ さとりの想起【ファイヤーショット】が地霊殿反撃の狼煙に!?
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(勇儀がねじこみに!)(ギズモが高い位置でボールキープ!)(ブロックに参加しなかった紫がフォロー)
≦−2→ 萃香がファイヤーショットを食い止める!
補足・補正については>>25を参照してください。
*松山のマークがダイヤの場合、【氷壁ブロック】が発動し補正+2されます。
*霊夢のマークがダイヤで相手シュート値を上回った場合、【カウンターシュート】で打ち返します。
*ルイージのマークがダイヤの場合、【顔面ブロック】が発動し補正+10されます。
*萃香の【パンチング】は、【怪力】スキルによりハーフウェイラインまで届きます。
*距離の関係上、ノンファイヤーは発動できません。
459 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/03(日) 00:24:17 ID:???
今日はここまで。
はー驚いた。 ジョブ召喚師さんが参加してらしたとは……!
さとり「九死に一生を得た気分です……」
またもブランクのためか
控え室でワイルドイーグルとスタミナ∞のチェンジ選択肢をスルーしてました。
特例でこの後盛り込みます。申し訳ありません。
お疲れ様でした。
460 :
森崎名無しさん
:2011/04/03(日) 00:25:01 ID:???
さとり→
クラブA
+【ファイヤーショット】 56 + (想起トラウマ補正+11) +(
5
+
2
)=
461 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/03(日) 00:26:27 ID:???
>>460
「 F I R E ! ? 」
462 :
森崎名無しさん
:2011/04/03(日) 00:27:27 ID:???
松山→
ハート8
【ブロック】 52 + (霊夢萃香支援補正+2) +(人数差+4) +(
6
+
4
)=
463 :
森崎名無しさん
:2011/04/03(日) 00:28:27 ID:???
松山→
ダイヤ5
【ブロック】 52 + (霊夢萃香支援補正+2) +(人数差+4) +(
3
+
2
)=
JOKER出てもヒーローにはなれないがなー
464 :
森崎名無しさん
:2011/04/03(日) 00:29:29 ID:???
霊夢→
スペード8
【ブロック】 51 + (松山支援補正+1) + (人数差+4) +(
2
+
4
)=
465 :
森崎名無しさん
:2011/04/03(日) 00:29:46 ID:???
霊夢→
スペードQ
【ブロック】 51 + (松山支援補正+1) + (人数差+4) +(
6
+
2
)=
466 :
森崎名無しさん
:2011/04/03(日) 00:32:37 ID:???
ルイージ→
ハート8
【ブロック】 53 + (人数差+4) +(
4
+
6
)=
ヒーローになってやるー!
467 :
466
:2011/04/03(日) 00:34:26 ID:???
無念……ダイヤが出なかった……
468 :
森崎名無しさん
:2011/04/03(日) 00:38:42 ID:???
選手5→
ハートQ
【ブロック】 48 + (人数差+4) +(
5
+
5
)=
469 :
森崎名無しさん
:2011/04/03(日) 00:40:08 ID:???
選手1→
ダイヤ6
【ブロック】 48 + (人数差+4) +(
4
+
2
)=
470 :
森崎名無しさん
:2011/04/03(日) 00:40:45 ID:???
萃香→
ダイヤ10
【パンチング】 59 + (はじめの一歩+3) + (相互支援???人数差+6) +(
6
+
5
)=
471 :
森崎名無しさん
:2011/04/03(日) 00:41:12 ID:???
萃香→
ハート7
【パンチング】 59 + (はじめの一歩+3) + (相互支援???人数差+6) +(
6
+
6
)=
472 :
森崎名無しさん
:2011/04/03(日) 00:41:30 ID:???
Suicaちゃん最高や!ババアなんていらんかったんや!
473 :
森崎名無しさん
:2011/04/03(日) 00:45:29 ID:???
さとりんのプライドがパキンと砕ける音がしたぜ……
しかもこれ、本来ならボールのかえる中盤には吹っ飛びのせいでろくな選手がいないはずなのに
今はゆかりんがいるんだよな……せめて安らかに眠れ
474 :
森崎名無しさん
:2011/04/03(日) 00:49:09 ID:???
始まる前からさとりん終わったな
475 :
森崎名無しさん
:2011/04/03(日) 01:05:22 ID:???
さとりんは犠牲になったのだ
476 :
森崎名無しさん
:2011/04/03(日) 08:10:51 ID:???
クラブA2連だと…
このスレに松山がいる!
477 :
森崎名無しさん
:2011/04/03(日) 09:29:19 ID:???
さとりが厄を引き受けてくれる
478 :
森崎名無しさん
:2011/04/03(日) 11:09:07 ID:???
このまま5−0くらいで完勝したいな
松山・ゆかりん・霊夢で一点ずつ取って
479 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/03(日) 21:56:01 ID:???
さとりの地獄始まる前にふいんきを変える小ネタ。
>>439で問い詰められた場合の選択肢
A 「俺にだって……わからない事ぐらいある!」MMR!MMR!
B 「さとりさん……こんな大勢が見てるところで、いきなりそんな激しく……」言いつつ目を逸らしてみる
C 「ふっ……」意味ありげに微笑する
D 「こんな問い詰めに付き合っていられるか! 紫さんに聞いてくれ!」ペンション風
E その他
*先にホウ酸票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
480 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/03(日) 21:57:50 ID:???
さとり→ クラブA +【ファイヤーショット】 56 + (想起トラウマ補正+11) +( 5 + 2 )= 74
松山→ ハート8 【ブロック】 52 + (霊夢萃香支援補正+2) +(人数差+4) +( 6 + 4 )= 68
霊夢→ スペード8 【ブロック】 51 + (松山支援補正+1) + (人数差+4) +( 2 + 4 )= 62
ルイージ→ ハート8 【ブロック】 53 + (人数差+4) +( 4 + 6 )= 67
選手5→ ハートQ 【ブロック】 48 + (人数差+4) +( 5 + 5 )= 62
選手1→ ダイヤ6 【ブロック】 48 + (人数差+4) +( 4 + 2 )= 58
萃香→ ダイヤ10 【パンチング】 59 + (はじめの一歩+3) + (相互支援???人数差+6) +( 6 + 5 )= 79!
≦−2→ 萃香がファイヤーショットを食い止める!
バッギャァアアアアアアアアアアアアアッ!!!
放たれたさとりの奥の手を目の当たりにして、松山の意識は遠いハンブルグの試合の日に回帰した。
森崎が魂も命も燃やすかのようなセービングを連発して、やっと防ぐことができたファイヤーショット。
今と同じく、キックオフシュートでブロックに参加した松山の記憶にも文字通り焼き刻まれている最強のショット。
松山「(だけど……ああ同じだ……あの時と全く同じ……! それなら今の俺なら!!!)」
空気を切り裂き、翼や三杉を蹴散らして飛んで来た火の玉は、当時の松山も紙のように吹き飛ばして直進した。
独りよがりと断じながら、その突出した個に蹂躙された苦い思い出。
ブロックの新技を身につけ、基本的な能力を上げた今ここで是正してみせると松山は意気込む。
軌道の読める弾丸シュートの威力を殺ぐなら、とにかく至近距離からブロックすること。
霊夢を追い越し、最も間近でファイヤーショットを堰き止める壁になろうとした松山だったが……
481 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/03(日) 21:59:22 ID:???
ゴッ―――ガアアアァンッ!!!!!
松山「なっ……く、ぐあ……っ!!!!?」
衝突と同時に悟る。 自分の下した判断は的を外れていたことに。
吹き飛び倒れ伏す松山に、心を読む覚りの第三の目が向けられる。
さとり「(試練の時同様、トラウマを前にして折れない心力は見上げたものですが……。
私の見た目に若干の油断を抱いていましたね。 無理からぬことですが……)」
小柄な体の中に大力無双を秘める萃香と違い、さとりの身体能力や脚力は見た目とほとんど変わりがない。
傑出したサッカー選手であるシュナイダーのハンブルグ時代と比べてさえ下回る。
ドガッ! ドガッ!! ドガアァァァッ!!!
霊夢「ぐっ!? 何よこの馬鹿げた威力……レミリア並じゃない!?」
選手1「うがああああっ!!!?」
だが、さとりの再現した想起ファイヤーショットの威力の源とは、脚力以上に松山の抱えるトラウマである。
即ち当時の差を、他ならぬ松山が克明に覚えていたぶんだけ、このファイヤーショットにも同じ力が加えられる。
482 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/03(日) 22:01:06 ID:???
さとり「―――っ!?」
ビキィッ
さとり「くはぁっ!? (な、なんて強烈な負荷ですか……!?
信じられない、吸血鬼でもないただの人間それも少年に蹴り出せるシュートだとはとても……!
ですがこれなら!)」
GKとしての着眼から、判る。
この【ファイヤーショット】 は、自分が想起技を繰り出しても阻めるか知れない程の威力溢れるシュートだと。
得点を確信して、【ファイヤーショット】がゴールネットを揺らすか破る瞬間を見逃すまいとして……。
さとりは、萃香のはちきれそうに楽しげで、痛快といった表情を見て凍りつく。
萃香「コレが……光がいた世界で、光が最強と認識しているストライカーのシュートか!
確かに桁外れのシュートだねこりゃ……こんなに昂ぶるのはいつ以来だっけ……
光、あんたのトラウマだろうが何だろうが私がここで止めてやる!!!
今こそ鬼が嘘はつかないって証明してみせるからさ!!!」
ハンブルグの時と同じく、最後の砦として残った萃香が、空気摩擦で燃えながら進むボールに拳を突き入れる。
激突は一瞬。 轟音と衝撃。 強力な力同士が真正面から激突し……
萃香は拳を繰り出したまま微動だにせず、炎のシュートが全て燃え尽きたように、高々と宙に舞っていた。
さとり「そ、そんなァ!!」
萃香「見たかァ光!!!」
*萃香のセーブ値が1上昇しました。
483 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/03(日) 22:02:16 ID:???
実況「ふ、ふ! 防いだァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!
GKである筈の、古明地さとり選手が放ったまさかの大技!!!
それすらも、松山チームのGK伊吹萃香の鉄拳が跳ね返したぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!
一体どうすればこのGKから得点できるんだァ!!!?」
観客「す、凄ぇ……どっちもマジ凄ぇ!!」「おいおい……っ前の試合であの外来人に点取られてなかったか!?」
「そ、そうだ! 最後にあわや決勝点ってとこだった……」「あのGKと五分にやるとかどんだけだよ……!?」
客席からでも、破壊力がありありと見てとれたさとりのファイヤーショットと、萃香のセービング対決。
後半開始早々からの大勝負に、観客達の熱狂と目の色が興奮、加熱し加速する。
その中、萃香の強烈なクリアボールは、焦げた匂いをさせながら中盤まで折り返される。
ほとんどが吹き飛ばされた松山チームの中盤は総崩れに近く、こいし達が再攻撃の為素早く確保しようと動く。
お燐「ま、だまだ! あっちは全員倒れてて、今なら鬼にすんなりラストパス通る……!?」
紫「やれやれ色んな意味でお熱いことで。 客席で熱狂にあてられるよりは、やっぱり参加しといて良かったわ」
すんなり確保できると動いた地霊殿の中盤……それを嘲笑うかのように、鈴を転がす声が降ってきた。
傘を広げた……この世の者とは思えない胡散臭い美貌の少女が、優雅に空中をたゆたいながらボールを横取りする。
そしてあくまで優雅に、洗練された動きで、紫は茫然自失なさとりの真横にタンッと降り立った。
さとり「……」
紫「あら……もう折れちゃった? ま、いいわ。 ところで貴女面白いご高説を述べてたわね?」
紫はいつも笑顔だが、さとりに向けるのは、弱った獲物を弄ぶような、猫科の動物を連想させるような笑顔だった。
紫「距離減衰がないシュート……随分得意げに言ってたけど、それ、幻想郷の上の方では珍しくもないのよ?
別に私が参加したのは、ツンツンどんな気持ち?したいとか、除け者にされて寂しかったとかそういうんじゃないの本当よ?
松山君も貴女もよく見ておきなさい。 これから貴方達が参加する大会のレベルというものを」
ボールから、ふわっと無重力バックステップし……紫はお返し再現とばかりに、中央からシュート体勢に入る。
484 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/03(日) 22:03:16 ID:???
さとり「あ……ぁ」
紫「罔両・【ストレートとカーブの夢郷】」
先着6名様で
紫→ ! card +【ストレートとカーブの夢郷】 65 +(! dice + ! dice)=
こいし→ ! card【ブロック】 47 + (人数差+3) +(! dice + ! dice)=
ブレインウォッシュフェアリー→ ! card 【ブロック】 45 + (人数差+3) +(! dice + ! dice)=
お空→ ! card 【ブロック】 59 + (人数差+3) +(! dice + ! dice)=
マッキー→ ! card 【ブロック】 55 + (人数差+3) +(! dice + ! dice)=
ギード→ ! card 【ブロック】 50 + (人数差+3) +(! dice + ! dice)=
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ 地霊殿メンバー「守ったぞォ!」紫「……(ひくっ)」
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(射命丸が神速でフォローし空のゴールへ!)(誰も追いつけない)(誰も追いつけない)
≦−2→ 紫の【ストレートとカーブの夢郷】が地霊殿ゴールに突き刺さり三点目!
補足・補正については>>25を参照してください。
485 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/03(日) 22:04:17 ID:???
*紫の【ストレートとカーブの夢郷】にはポスト判定が発生しません。
*紫の全判定は【???】の効果で距離減衰が発生しません。
*マッキーのカードがダイヤで【シルバースキン】が発動します。
自分の数値の半分(端数切り捨て)を、相手のシュート数値から減少させます。
*さとり→(劣等感)→萃香、紫
486 :
森崎名無しさん
:2011/04/03(日) 22:04:48 ID:???
紫→
ダイヤ2
+【ストレートとカーブの夢郷】 65 +(
3
+
6
)=
ポスらないのか……
487 :
森崎名無しさん
:2011/04/03(日) 22:05:58 ID:???
こいし→
ダイヤK
【ブロック】 47 + (人数差+3) +(
4
+
5
)=
488 :
森崎名無しさん
:2011/04/03(日) 22:06:31 ID:???
ブレインウォッシュフェアリー→
ダイヤJ
【ブロック】 45 + (人数差+3) +(
1
+
6
)=
489 :
森崎名無しさん
:2011/04/03(日) 22:07:49 ID:???
お空→
クラブ5
【ブロック】 59 + (人数差+3) +(
5
+
4
)=
490 :
森崎名無しさん
:2011/04/03(日) 22:10:11 ID:DwdWMRi6
マッキー→
クラブK
【ブロック】 55 + (人数差+3) +(
5
+
1
)=
491 :
森崎名無しさん
:2011/04/03(日) 22:14:23 ID:???
おのれスキマさとりんのプライドも破壊されてしまった!
492 :
森崎名無しさん
:2011/04/03(日) 22:15:53 ID:???
カードだったら止まってたなあw
493 :
森崎名無しさん
:2011/04/03(日) 22:16:43 ID:???
ギード→
ハート4
【ブロック】 50 + (人数差+3) +(
3
+
4
)=
引くだけ引いとこう
494 :
森崎名無しさん
:2011/04/03(日) 22:27:51 ID:???
小ネタのBえらんでみてえwシュート同じ数値でとどめとか…あ、あくまたん…
495 :
森崎名無しさん
:2011/04/03(日) 22:43:47 ID:???
しかしゆかりん、【減衰のないシュート】持ちのGKって酷いな。
奪った瞬間から0分でカウンターもできるってわけだ。
数値自体はそこまででもない(今の時点でこの数字だし)のだけが幸いか。
あと、GKとシューターを両立することの難しさは本スレ森崎で明白だし。
496 :
森崎名無しさん
:2011/04/03(日) 22:44:37 ID:???
トラウマは威力じゃなくて当時の差を再現か
497 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/03(日) 23:07:04 ID:???
>>495
こういう特異な状況での出場でなければ、紫がフィールダー出場でもない限り撃つ余裕はないですね。
ただ、これが使えなくてもラスボス級に強いです。
>>496
さとりの想起シュートは、本来の威力+トラウマです。
ただしガッツ消費は、想起セービングと違い本来の消費量に加えて、フィールダーとしての位置からしか使えません
紫→ ダイヤ2 +【ストレートとカーブの夢郷】 65 +( 3 + 6 )= 74
こいし→ ダイヤK 【ブロック】 47 + (人数差+3) +( 4 + 5 )= 59
ブレインウォッシュフェアリー→ ダイヤJ 【ブロック】 45 + (人数差+3) +( 1 + 6 )= 52
お空→ クラブ5 【ブロック】 59 + (人数差+3) +( 5 + 4 )= 71
マッキー→ クラブK 【ブロック】 55 + (人数差+3) +( 5 + 1 )= 64
ギード→ ハート4 【ブロック】 50 + (人数差+3) +( 3 + 4 )= 60
≦−2→ 紫の【ストレートとカーブの夢郷】が地霊殿ゴールに突き刺さり三点目!
498 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/03(日) 23:08:04 ID:???
結論として。
紫が撃ったシュート、【ストレートとカーブの夢郷】を前に、要のGKを欠く地霊殿のDF陣は脆くも崩れ去った。
お空「ま、負っけるもんか! さとり様をこのまま負けさせてたまるもんかあああ!!!!!
なっ、何でっ!? ボールが遠くに逃げてっちゃうよ!? うにゅううううう!!!!!?」
悲壮感すら漂わせて、三点目を阻止しようと体を張るお空。
だがそんなお空の想いを空振りさせるかのように、紫の回転をかけたシュートは大きく軌道を変える。
シュパァッ! クククッ……!
松山「あ、あの切れ味鋭いスライスカーブは、まるで早田のカミソリシュートだ……!?」
ゴールエリアまで飛来し、薄く切断するかのような横の曲がりを見せた紫のシュート。
それは東一中と全日本の誇るエースキラーにしてカミソリファイター・早田誠の得意とするシュートだ。
シュナイダーのファイヤーショットに続いての、懐かしく感じるシュートの大判振る舞いと松山は感じたが……。
松山「だ、だけど曲がりが大きすぎる! あのままの軌道だと、枠を大きく外す……何ィ!?」
ギュッ……ゴシュウウウウウウウゥゥゥッ!!!!
ポストすら越えてラインを割ると思えたシュートの軌道は、突然直角の曲がりに変化した。
ありえない軌道の変化に、松山は、三点目が決まる場面を見ながらも棒立ちになってしまう。
*松山チーム 3−0 地霊殿チーム
499 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/03(日) 23:09:29 ID:???
もはや勝ちは不動となる、紫のシュートを目にして……
だが松山の心には、さっきの霊夢のオーバーヘッドに感じたのとは別の、不穏な感情が湧き出す。
松山「(な、何て出鱈目な……!?
サイドからあんなシュート撃たれたら、ポストに当たる事すら期待できないぞ……!?)」
テクニカルなカーブの軌道、力強い直線の軌道の融合……いいとこ取りをさせてなお減衰のないシュート。
低い弾道で空気抵抗を少なくする工夫や、ゴールキーパーが弾きやすい回転、二倍の回転を加え威力を上げる着想。
それら足りない力を補おうとする苦心や想像を、軽々飛び越えるような反則的なシュートだった。
松山「(それに……紫さんは、気紛れに味方についただけ……。
守矢神社の妖怪の山に建設中のスタジアムで開かれる大会では、強敵の一人なんだ……)」
悲嘆に暮れる地霊殿メンバーの姿が、とても他人事には思えなかった。
それ程規格外のシュートを、軽く見せられる程度のものと仮定した場合……
幾度か対決し、多少知ってたと思っていた八雲紫の実力は、まさに氷山の一角程度なのではと疑念が渦を巻く。
松山「(っ! 前半の終わりから……変だぞ!? とにかく三点目を決めて、もう逆転される可能性はほぼない!
これからのゲームプランを考え指示しなくちゃ……!)」
500 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/03(日) 23:10:32 ID:???
どうしますか?
A 紫の三点目を祝福する
B 萃香のナイスセービングを褒める
C ファイヤーショットで吹き飛ばされたメンバーを気遣う
D さとりと話してみる
E 勇儀と話してみる
F もういい、もういいだろ……!?(*ダイジェストになります・要4票)
G その他
*先に2票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
今日はここまで。 お疲れ様でした。
某スレ主さん、間違えてフレンド登録消しちゃって再登録の手間ごめんなさい。
501 :
森崎名無しさん
:2011/04/03(日) 23:11:18 ID:V6SWLoKk
B
502 :
森崎名無しさん
:2011/04/03(日) 23:11:31 ID:AsQxkX/w
C
乙です
氷川君…
503 :
森崎名無しさん
:2011/04/03(日) 23:11:51 ID:v4KUNH6E
E
主人公に近づけるか否か
504 :
森崎名無しさん
:2011/04/03(日) 23:13:14 ID:???
今相手チームに話しかけるのって嫌がらせじゃない?
当人にその気がないにしても
505 :
森崎名無しさん
:2011/04/03(日) 23:15:04 ID:h91yDgF2
B
506 :
森崎名無しさん
:2011/04/03(日) 23:15:44 ID:???
氷川君?
507 :
森崎名無しさん
:2011/04/03(日) 23:20:20 ID:BUc78B+Y
誰もゆかりん選ばないでござるw
A
508 :
森崎名無しさん
:2011/04/03(日) 23:26:57 ID:???
相手がストライカー紫でも最強GK紫でも松山がボランチだと色々盛り上がらない気がしてきた
509 :
森崎名無しさん
:2011/04/03(日) 23:33:06 ID:???
今後はこいしも入るから、ボランチは足りてるんだよねー
霊夢と並んでOMFやる?
510 :
森崎名無しさん
:2011/04/03(日) 23:34:42 ID:???
ラスボス早苗さんだからもりあがるさー
511 :
森崎名無しさん
:2011/04/03(日) 23:37:40 ID:???
FW あやや、ルーミア
OMF 霊夢
SMF ひーくん、おりんりん
DMF こいし
DF おくう、ギード、マッキー
GK 小鬼
恐らく松山を抜いてベストな布陣はこう(ルーミアはやや疑問だが)
ぶっちゃけ松山はどこでもやれる能力だから、相手にあわせてポジション変えればいいと思う
512 :
森崎名無しさん
:2011/04/04(月) 13:45:17 ID:???
さとりんにも活躍してほしくなってきたなー
513 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/04(月) 22:29:20 ID:???
>>502
氷川君……???
>>507-511
紫「これを機にグローバルフットボーラーを目指すのよ!」松山「だが断る!」
>>509
このままの勢いだと、褌が有効でなくてもさとりがサッカーやめてしまいゲフゲフ
大丈夫です。よほどの運命神の悪戯がない限り大丈夫です。
さとり「いいんです気遣わなくたって……私には携帯ゲ(ry」
514 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/04(月) 22:30:27 ID:???
B 萃香のナイスセービングを褒める
変更の指示を出そうとし、松山はそれを止めた。
勝っている時にペースを乱す変更はしないことが定石。 このままの流れで勝利を掴もうと思い直す。
そして……松山は、もっと大切なこと。 前半後半と……ゴールを守り抜いてくれている萃香の方へと目をやる。
松山「(す、凄い……萃香さんは、本当に凄い!!!
どんなストライカーの圧力にも物怖じしない胆力! ドリブラーとの一対一にも競り負けない身体能力!
前半を終えても、プレイの質を落とさない高いスタミナと安定感……!!
全ての基本のセービングが、必殺技と同等なんだ……! まるでオランダのあのプロ選手みたいな……!)」
守護神、否、後方を守る護鬼と讃えるに相応しい活躍。
鮮烈で大きな――感動と言い換えてもいい感情の波が松山の胸を満たす。
松山「萃香さんっっ!!!!! 本当に、本当に―――! よく守ってくれた!!!!!
何度だって言う……! 萃香さんが味方でいてくれて、GKをやってくれて本当に良かった!!!!!!!」
恥も外聞もなく、大きな声で賞賛を届けると、萃香が拳を天に突き上げて、清清しく誇らしい笑みを浮かべた。
強敵として、分厚い鋼鉄の壁として立ち塞がり、自信を持って臨んだ自分のシュートを何度も防いだ。
味方として、勇儀の強力なシュートや、全日本メンバー総て燃やし崩したファイヤーショットすらも防いだ。
一緒に地底をここまで旅して、時に敵として、今は味方として……その頼もしさと実力を認識してきた。
その認識が、ここでやっと、大きな信頼として結実しようとし――――
515 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/04(月) 22:31:48 ID:???
紫「歓喜に浸ってピッチの中央で信頼を叫んでるところに悪いんですが」
松山「ぶっ!? な、何だ紫さんかよ……っ!?」
紫「なんっか得点したのに、除け者にされてるみたいね……。
松山君、貴方、対象によって接し方を変えたりしすぎると余計な火傷を招くわよ?」
松山「うぐっ……」
いつの間にやら、(といってもシュートを撃った地点が間近な為、距離は離れていなかった) 紫が忍び寄っていた。
紫は、色々と気分を台無しにされた気がしてる松山の全身を遠慮なく見回す。
紫「……『使ってないのね』。 代わりに……特殊な疲労抑制法を使用してるみたいね?」
妙なことを言われるが、松山には思い当たる節がありすぐ理解する。
松山「(……? もしかして【ワイルドイーグル】と【スタミナ∞】のことを言ってるのか?)」
紫「ふぅ〜、む。
能力を与えてから、松山君にどれだけ馴染んだかと、定着度合いを計りたかったのだけれど……」
その言い方は、まるで……実験動物を上から俯瞰するような研究者の物言いに近く感じた。
紫「一つ提案なのだけれど。
もうこの試合は決したと言っていいでしょう?
松山君も、運動量の多いボランチとして時間を潰すよりも。
残る時間は……折れかけでも、覚妖怪とぶつかったほうが得るものが多い筈よ」
松山「それは、つまり俺に【ワイルドイーグル】を使って攻め上がれって……命令ですか?」
紫「違うわ。 純粋なギブアンドテイクの要求よ。
三点目を決めた働きに、キャプテンとして応えてほしいの。
ねぇ……、恥ずかしい思いをしてまで手の内をさらしたご褒美……いただけないかしら……?」
何とも器用に、つま先を浮かせ上目遣いになった紫は、目元までがウルウルと潤んでいる。
その色香を前に、松山は意識できないまま生唾を飲み込んでしまい、その音で強烈な羞恥と同時に自分を取り戻す。
516 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/04(月) 22:32:48 ID:???
松山「(たっ、たっ……! 性質悪……っ!
てか、何かいくつも視線を感じる!? 何か刺々しいのも混ざってる気がする!
こうなったらハッキリと……!)」
どうしますか?
A 【ワイルドイーグル】に切り替える
B 【スタミナ∞】のまま試合続行する
*先に2票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
*萃香の評価値が上がりました。好感度が大きく上がりました。
*松山→(信頼)←萃香
517 :
森崎名無しさん
:2011/04/04(月) 22:35:11 ID:ENJyOayU
A
518 :
森崎名無しさん
:2011/04/04(月) 22:35:27 ID:M7K4b5AA
A
まあ実際、もうスタミナ使ってもしょうがない品
519 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/04(月) 23:04:42 ID:???
A 【ワイルドイーグル】に切り替える
紫の言ってること……本人が隠す気もないのだろう。
この試合に力を貸す代わりに、松山達の今の力量をできるだけ計りたいというのは察しがついた。
それでも別に隠し探るような腹芸は、松山のもっとも不得意とする分野だ。
松山「わかったよ。 ボランチは紫さんがいて、ゴール前には萃香さんがいてくれてる。
心配することは何もないしな。 ここからは俺も攻撃に専念する!」
紫「素直なのは美徳よ。 (評価が萃香>私なのが少し引っかかるけど)
そろそろ再開するみたいね……でも」
あちらさん(地霊殿)立ち直ってるのかしら? 松山の横のポジションに向かいながら、そんな呟きを残した紫。
すぐ松山も気になり見ると、三点という予想もつかなかった大差をつけられた地霊殿のメンバー達は……
520 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/04(月) 23:05:42 ID:???
先着で
まだだ! まだ地霊殿はいきている! → ! card
と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マークで分岐します。
ダイヤ→ 勇儀「こんな無力感を味わうなんてね……だがこのまま終われないっ!」
ハート→ お空「さとり様、ごめんね。何としても一点取ってくるから!」
スペード・クラブ6以上→ ヒーバード「コノマママケルモノカ! オレシャマノドリブルハ キセキ ! ヲオコスドリブルダニャーーーーーーーーーー!!!!!!!」
クラブ5以下→ ギード「万策尽きたという感じじゃなぁ……」
JOKER→ さとり「みんな顔を上げなさい。勝負は終わってませんよ?」
*松山が 【ワイルドイーグル】に切り替えました。
【ワイルドイーグル】
*常時任意で発動可能。発動後からは消費ガッツ2倍
*高/低の浮き球に+3【カウンターシュート】使用可能。
*相手の補正-させる決死結界、1vs1時の決死結界、必殺ドリブル、必殺タックル無効。
少なめですが、今日はここまで。 地霊殿に明日を戦う活力はあるのか!?
ボソッG松山いいなー
お疲れ様でした。 明日以降は風向きに注意してください……。
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(08:00PM - 02:00AM の間一気に全部は読めません)
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