キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【ゆかりん】キャプテン松山26【参戦か】
584 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/07(木) 00:08:22 ID:???
駆け去りながらの泣き声で、松山は先に側頭部を打たれた以上に、ガツンとお見舞いされた気になる。
考えての行動ではなく、衝動に突き動かされるように松山が一歩、お空のいるゲートの向こうへと足を動かした時。
射命丸「どこへ行くのかしら?
まさか退場者が泣きじゃくったからって励ましにいこうとか……
あの鴉よりも、始末の悪い無知蒙昧な行動に出るおつもりですか?」
そっけない口調で、後ろから天狗が松山の背中に言葉を浴びせてきた。
カッと発熱した頭で振り返ると、松山と射命丸の間に、ヘアバンドを身につけた紫紺色の少女が割り込んでいた。
さとり「天狗さんの……言う通りですよ」
松山「……」
さとり「いずれ同じチームになるとはいえ、この試合は真剣勝負です。
そんな場で、私が不甲斐ない不様を見せ、指揮を放棄した代償にあの子を悲しませた……。
これは私の責任です。 終わってお空と向き合うのも、私の果たすべき責任です」
お空の退場が薬となったのか、余りに苦く状況を悪化させる辛苦の味のする薬であったが
さとりは元の毅然とした顔を取り戻していた。
さとり「私達を心配してる余裕などありませんよ。 私も腹を括りました。
このPKを防いで……必ず貴方方に一矢報いてご覧に入れます」
松山「さとりさん……!(そうか、そうだよな。 もしかしたら逆の立場だったかもしれない。
そこで相手が情けをかけるなんて、逆に屈辱に感じるだけだ……)」
松山も、これ以上思い煩うのは止め、元の戦う顔になって思考を切り替える。
松山「そうなると、PKを誰に蹴らせるべきか……」
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0ch BBS 2007-01-24