キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【ゆかりん】キャプテン松山26【参戦か】
1 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/03/04(金) 21:51:36 ID:???
キャプテン森崎のスピンアウト作品。東方サッカーネタのキャプテン森崎番外編作品です。
ただし主人公は松山光。何かと不遇な彼の発言や行動を第三者(ロムしている人)が
カードを引いたり、選択の中からひとつを選ぶ事によって進んでいきます。
筆者がわかってないなと思われたところの批判、意見は大歓迎です。雑談もOKです。
前スレ
【そして猫は】キャプテン松山26【途方にくれる】
http://capmori.net/test/read.cgi?bbs=morosaki&key=1280592193
登場人物、あらすじ、練習の説明などテンプレは
>>2
からになります。
836 :
森崎名無しさん
:2011/04/17(日) 12:34:57 ID:???
引き抜きがあるとしたら守矢の大会の次だろうな。
その時はチンピラ妖怪を無視して鬼さんと交流すれば良いんだからむしろ気分的に楽だw
837 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/17(日) 21:18:22 ID:???
>>832
それ誰の死亡フラグデス!?
>>833-834
華麗なる変身と顛末はいつか縁が向いたら……?
>>835-836
とりあえず今は
それどころではなくなった勇儀さんですが、その尊い犠牲のおかげでさとり達に自由が増えました。
最終的に吉と出るか凶と出るかは、いつも通り運命神に祈りましょう。 な〜む〜。
星熊☆とらばーゆ → クラブQ
クラブ→ さとり「私達が不在の間、地霊殿の管理を代行できるメイド長が必要なんです」
大敗した地霊殿――しかし彼女達の休む控え室では、面白がる歓声や陽気な笑い声が壁を叩いていた。
その中心には、長身・抜群のプロポーションを、タイガーストライプの特別メイド衣装に包んでいる女性がいた。
ヘッドドレスを着けたまま、プルプルと肩を震わせている彼女の今後については……後に語られるかもしれない。
838 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/17(日) 21:23:55 ID:???
〜松山チーム・控え室〜
松山が休んでると、控え室の片隅でガタッと音がした。
射命丸「むむむ? あ、やややっ!?
美味しい! とても美味しいネタがこの瞬間に発生しています……!
が、が……哀しいかな上下関係に縛られて駆けつけられないこの美脚が恨めしい……!」
松山「(なんか射命丸さんが身悶えしてるが……誰もスルーしてるし俺も触れないでおくか)」
ベンチに座り、シャンハイから受け取ったタオルを肩に掛けた松山は、既に別室で着替えを済ませていた。
相変わらずの、白と青の上下の装いで開放感を満喫していた。
松山「(振り返れば地底くんだりやってきて、得たものは大きかったな……萃香さんの話に乗ってよかった。
色んな仲間も出来て……勇儀さんとは……一緒にサッカーできないのは残念だけど……。
サッカーを続けるんなら、守矢神社の大会にきっと出てくる筈だしな)」
二試合連続してぶつかりあって、勇儀のパワーサッカーの威力はよくわかっている。
幻想郷のどのチームだろうと、あの攻撃力なら引く手数多だろう。 松山はそう確信している。
この試合でチームとしては大差だったが、一対一ではほぼドロー。 うかうかしてられないと闘志を燃やす。
松山「(今度の大会は、予選はグループリーグ総当り戦だって話だ。
どこに所属するかわからないけど、もう一度勝負する約束は遠くない内に果たせる……
今度こそ決着をつけるぞ――――!?)」
またガタタッ、と、物音。
気を取られて見ると、笑い声を必死に抑えお腹を押さえて抱腹絶倒一歩手前と、判りやすい紫の姿が目に映った。
松山「なんか紫さんが痙攣して壁ドンしてるが……誰もスルーしてるし俺も触れないでおくか)」
紫「〜〜〜! #$%〜〜〜〜゛!!!(ドンドン)」
839 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/17(日) 21:24:57 ID:???
松山「さて、これから……」
紫「ハー……く、ク……ふぅ〜、ちょ、ちょっと待ってくれないかし、ら゛!?」
そろそろ、どう帰還するかも含めた今後の予定を、さとり達地霊殿と相談に行こうかと考えた矢先。
何かが、あまりに笑いツボに入った様子で、苦しげになったままの紫が話しかけてきた。
松山「(あんまり聞きたくないが……)ど、どうしたんです?」
紫「き、気にしないで……っ? そ、そうよ。 ま、松山君が……ッキュ……気にしたってしょうのないことだから。
そ、それより今は……地霊殿の控え室に行ったりしちゃ駄目よ……?」
松山「な、何で考えてることわかったんです? いや、でもさとりさん達と話をしないと……」
今の松山には、時とは何より貴重なもの。
地底で費やした時間は決して無駄ではないが、地上に戻れば戻ったらで先送りにしてた約束や
遅延している練習をして、幻想郷の強豪チームとの差を少しでも埋めていかなければならないのだ。
紫「い、いいから! それが、な、情けというものよ……。
ハァ……ッハァ……それとも鬼の目にも涙かしら?
他の行動なら構わないから。 そうね……二、三回行動したら、ピッチまで皆連れてきてくれないかしら?」
松山「(急にそんなこと言われてもなぁ……どうする?)」
840 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/17(日) 21:25:58 ID:???
どうしますか?
A 誰かと話す(*後で選択できます)
B 地霊殿控え室に行く! 選ぶなよ! 絶対選ぶなよ!?
C スタジアムをぶらついてみる
D アイテムを使ってみる
E 必殺技の名前を真剣に考えてみよう
F その他
*先に2票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
*後3回まで選択できます。
841 :
森崎名無しさん
:2011/04/17(日) 21:28:03 ID:K4RgVBhc
C
842 :
森崎名無しさん
:2011/04/17(日) 21:28:23 ID:7IoY5IlI
A
そのダチョウ倶楽部は美味しすぎるが・・・くぅっ!
843 :
森崎名無しさん
:2011/04/17(日) 21:30:53 ID:4d+7mDGc
A
844 :
森崎名無しさん
:2011/04/17(日) 21:37:24 ID:???
とりあえず松山さんにお願い。
無視のいい話だとは思うんだけど、一区切りついたら地上の事情もろもろ
(守矢の大会関係、地上組の現状、先送りしていた約束など)をもう一度整理してくれない?
具体的な記述でなくても、過去ログのここに書いてある、でもいいんだけど。
とにかくすげー前のことだから、きちんと覚えてないんだw
845 :
森崎名無しさん
:2011/04/17(日) 21:45:02 ID:???
見える、クラブAかJOKERで虎メイドと遭遇する松山が
846 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/17(日) 22:11:38 ID:???
>>844
了解しました。 わかりやすくできるか不安ですが……
まずはじめに、このスレの松山の目標は、スーパーシューティングプレイヤーになることです。
守矢所属時代の選択肢〜信仰を集める〜と二択で、もし過去に信仰を選んでいたら全く別の松山になってました。
具体的にどうすればなれる? 認められる? かについては実は具体的に明かされてません。
紫「だってカードの事誰も聞かないし」松山「だって状況悪化ばかりで大変だったし」GM「だって構成ゴホゴホ」
二つ目に、目下の目標です。
松山がキャプテンとして出場した大会で優勝したチーム・守矢イーグルス。
その母体である守矢神社が、次回大会の開催や、細かなルール規定に言及する権限を持っています。
そしてその大会が、8月10日に迫っていて、松山達はその大会に出場して優勝しようと動いています。
現在は、7月26日 〜水曜日〜。 7月の末日は31日です。
三つ目に、地上のチームメイト達の現状について。
松山は、稗田阿求を試合に出場できるレベルまで、サッカー技術を教えるコーチを引き受けています。
地底に来る前に『薬』フラグをたてたことで、病弱による練習制限は、今はほぼ撤廃されています。
トラウム・アドラーズには、地底、地霊殿で見つけたメンバーの他に
宵闇のルーミアと、名有り昇格したお虎が中心になっている妖精達初期メンバーが所属しています。
弱小出身故に、トッププレイヤー揃い踏みの、幻想郷最大規模の大会には及び腰になってます。
四つ目に、地底から地上へ戻る方法ですが、これについては松山がある物を探し当てたことで解決してます。
更にこの試合前に、紫とさとりが結んだ密約が、松山チームの勝利と勇儀メイド長誕生で良い結果が増えてます。
847 :
森崎名無しさん
:2011/04/17(日) 22:16:04 ID:???
ありです…あ、カードの設定生きてたのか。正直もう死んでると(ry
たしか、前に引いたカードがボランチの「相手のエースに仕事をさせない」じゃなかったっけ?
それを考えると、今回の試合で条件達成してるような…うろおぼだけど。
848 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/17(日) 22:24:02 ID:???
>>847
懐かしいですね……いやいや私も覚えてますとも!
ただ、その時点でのカードの設定をいくらか修正するつもりです。
ちょうどキャプ森でも流行のアレがありますし。
松山「地霊殿の控え室に行くつもりだったけど……」
紫があんな風に、端麗なスタンスを取り繕う前に急ぎ止めてきたということは……
すぐ訪ねると、よほどまずい展開でも待ってるのかと、勘繰ってしまう。
松山「ニ、三回行動跡なら大丈夫とも言ってたな。 それなら適当に時間をかけるために誰かと話そうか」
どうしますか?
A 霊夢
B 萃香
C 射命丸
D 紫
E パルスィ
F ルイージ
G 裁判官
H 羽目玉
I. 選手1
J 選手5
K シャンハイ
*先に2票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
849 :
森崎名無しさん
:2011/04/17(日) 22:26:02 ID:7IoY5IlI
A
850 :
森崎名無しさん
:2011/04/17(日) 22:27:04 ID:uTvdDUFg
B
851 :
森崎名無しさん
:2011/04/17(日) 22:28:42 ID:DbKA3uB+
A
852 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/17(日) 22:54:14 ID:???
A 霊夢
松山「(そうだ、まだハーフタイムの時のこと、霊夢さんときちんと話してなかったな)」
射命丸の煽りを真に受けて、霊夢を褒めるべく後を追いかけたまでは、まだいいが。
重たい気持ちのまま、一言も発せず、霊夢を怪訝な顔にさせたことはやはり尾を引いてないといえば嘘になる。
気にする性質とも思えないが、松山の性格上か、放置もどうかと悩みが沸いてきてしまう。
松山「(だけど、なぁ。 そもそも……。
俺はこの先、霊夢さんとどう接していけばいいんだ? 俺は話しかけて、どうしたいんだろうか……)」
恩義あるチームメイトとして接していけばいいと、冷静な部分で答えは出ている。
だが、紫に仄めかされた、それ以外の何らかの感情……また、二点目を叩き込んだ霊夢に感じた異質な感情。
それらが妙な混ざり合いをし、壁となって霊夢と距離を隔てている気さえしてきていた。
松山「(えぇい、ぐちゃぐちゃ思い悩んでもしょうがない!)」
話があるんだが! そう踏み込んで言った松山に、霊夢が返した言葉は……暴投そのものだった。
霊夢「私、すごくお腹すいてるんだけど」
松山「あ、あのさ! あのな!? さっ……き……お、なか? あ、何?」
霊夢「一回言ったらわかるでしょ?
光の大切な試合とやらは終わったんだし、後はおゆはん食べて寝るだけじゃない?
もう……沢山動いてお腹ぺこぺこだってば……私動けなくなったら博麗もおしまいだって……」
松山「(いやいやあまり動いてなかった気がしてならにぃ……そんな突っ込みいれても仕方ないか。さて……)」
853 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/17(日) 22:56:45 ID:???
どうしますか?
A 地上に帰ったらどうするか聞いてみる
B 地霊殿控え室に行くとご馳走あるかもよ!?
C ちょっと売店いってみようかと誘う(*残りの行動回数を全消費します)
D 「必殺技の名前を一緒に考えないか?」
E ハーフタイムで呼び止めた時のことで話をする
F 「この試合、俺はキャプテンとして動けてたか?」
G その他
*先に2票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
今日はここまで。
MORIYAでクラブAとか引けなかったことは機体を裏切ってしまったんだろうか……!?
アプリでひそかにふらの中全員育成しております。 お疲れ様でしたー。
854 :
森崎名無しさん
:2011/04/17(日) 23:00:47 ID:K4RgVBhc
F
Eはなあ・・天狗いるし。【大事なことは他人のいないところで】は教訓だよね。
855 :
森崎名無しさん
:2011/04/17(日) 23:02:17 ID:SqXdrXZA
C
856 :
森崎名無しさん
:2011/04/17(日) 23:38:39 ID:+ZRec7KI
C
857 :
森崎名無しさん
:2011/04/17(日) 23:50:35 ID:???
お疲れさま
危機?回避が確定したところで一言
>>848
で
「射命丸→地霊殿控え室の話を振る」
を一瞬とはいえ考えた私は鬼より鬼畜と実感した
858 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/18(月) 23:11:37 ID:???
>>857
ありがとうございます。
そうか昔からメイド撮りがメイドになるって諺が……ないない。
C ちょっと売店いってみようかと誘う
859 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/18(月) 23:12:38 ID:???
霊夢「う〜ん……売店? 光と一緒に?」
松山「じっとしてたって腹は膨れないだろ?
紫さんの話だと、まだ俺達はスタジアムに残ってなくちゃいけないようだし」
説きながら周囲を見て。
気付くと、いつの間にやらルイージに、裁判官と羽目玉、選手1と選手5までいなくなっていた。
紫の仕業かと思って探すと、彼女の姿も忽然と消えている。
残っているのは……松山、霊夢、萃香、射命丸と……鍵山雛を除いたトラウム・アドラーズの地底組のみ。
そう思ってると(無意識に目を合わせないようにしていた) 水橋パルスィが松山に詰め寄ってきた。
パルスィ「一寸待てやこの人間がァ! 堂々別の女誘うとかパルパルしすぎて見てらんない呪怨念(ちゅーねん)!
この橋姫の目の前でね大体試合でもっと私にボール回しなさいよその巫女と共謀して暴力勧誘しといて
いったい何させるつもりだったかをお腹の空きなんて後にして誠心誠意説明するのが先であたりまえ!
ああ控え室に嫉妬の情念が満ちる胸いっぱいで飯も喉通らないのに浮かれて買出しなんて言語道グベ」
萃香「首をギュッとね。 紫がなんか小細工してるみたいだし、早いとこ行って戻っといで。
今更いちいち言わんでもわかると思うけど、お土産よろしく〜」
背後からつま先立ちで、萃香がパルスィの首に両腕を絡めた途端、パルスィの緑の目が白目になった。
首を極めたまま催促を忘れない萃香に急かされて、霊夢が先に、無言で控え室の扉を開けて出ていこうとする。
霊夢「しょーがないわね。 確かに地底のお茶なんて怪しいし。 自分で目利きしたほうがよさそうだし」
萃香「ひっどいなぁ。お酒のツマミや珍味なら、幻想郷のどの食処より上質揃いだってのに」
萃香が頬を膨らませると共に、パルスィの口元からぶくぶくと泡が見え隠れしはじめた。
見かねた松山が慌てて叫ぶと、するりと絞めから解かれたパルスィが、ぐたっと床に倒れこんでしまう。
萃香「まったくもう。 足しにもならなくて絡まれるんじゃ何のために勧誘したか、私も疑問だね」
松山「(戦力集めに必死だったから……としか言えないな……)」
霊夢「置いてくわよ? いーやもう置いてくから」
松山「ま、待ったァ!? シャンハイ、ほら!」
860 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/18(月) 23:16:35 ID:???
〜地霊殿・スタジアム〜
静かな無人の通路を、霊夢と歩きながら、松山はひたすら気まずさを感じていた。
松山「(うう、くそ。 いろいろと気にしなければ可愛い女の子と歩いてるのに、何の話題も出せないのか!)
……ん? でも考えてみると俺がついてくる必要なかったんじゃないか?」
つい独り言をしてしまい、聞こえた霊夢が、横目を一瞬だけ向けて返答をした。
霊夢「別に……光を妖怪しかいない控え室に残してきたって、あとで私に面倒が回る結果になりそうだし」
ツンとつれなく答えて、先を歩く霊夢。
なんとなく横並びにならないように、歩調を合わせて遅れないようにはしながら、松山は軽くぼやいた。
松山「身を守る手段を指摘されると弱いよな……なぁシャンハイ?」
シャンハイ「えっ? ん、んーと……いえっ何でもありません。
あ、ああああそれよりも、光様に説明しなければならないことがっ」
松山「?」
どうやら松山のぼやいた言葉に異論ある感じだったが、シャンハイは誤魔化しかぶせるようにして
861 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/18(月) 23:17:59 ID:???
シャンハイ「今回から、光様のお食事に関する問題解消や、それに伴う金銭管理についてお話があるんです」
松山「へっ? あ、ああわかった言ってみてくれ」
シャンハイ『ハイ。 光様のお財布には、現在18540円があります。
今度から、〜朝昼夜一回のお食事(food)につき、1000円を消費していく形式〜 になります。
選択肢を選ばなくても、自動で何か召し上がることに……』
松山「待て待ってくれシャンハイ! それは危険だメタ視点から見過ごすわけにいかないぞ!?」
シャンハイ『どうか聞き入れてください。
光様がお食事も取れないまま多忙な日々を過ごすのは、見てるだけでとっても苦しくて……。
それにご安心ください。 人里のお店で買い置きをしておいたら、food判定は起こりません。
今回の買い物から、実施しようと思います。
もし光様が、売店で食べ物を買われない場合、私が代理でfood購入していきます』
松山「そ、そうか? そう言うなら仕方ない……?
(面倒がなくなるのはいいんだが……過去のトラウマが疼く……)」
そうこうと、説明くさい会話を繰り広げてると、目当ての売店が見えてきた。
松山「(売ってる物は……うん、外の世界のスタジアムで見られるような軽食から、パンフレットに新聞もあるな。
グッズとかそういうのは……無くて当たり前か。 さてせっかくきたことだし……)」
862 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/18(月) 23:19:00 ID:???
どうしますか?
A 食べ物を購入する(*
4
0000)
B 酒、飲み物を購入する(*
4
0000)
C 霊夢の買い物を盗み見する
D 新聞を購読する(*
9
000)
E 古ぼけた地図を購入する(*
2
0000)
F 顔見知りがいないか探してみる
G その他
*松山の所持金18540
*先に2票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
今日はこれだけです。 お疲れ様でした。
863 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/18(月) 23:21:33 ID:???
すみません桁を間違えました
お詫びとして、先着数名様で
A 食べ物を購入する(→ ! num000)
B 酒、飲み物を購入する(→ ! num000)
C 霊夢の買い物を盗み見する
D 新聞を購読する(→ ! num00)
E 古ぼけた地図を購入する(→ ! num0000)
初歩的なミスすみません。 お疲れ様でした。
864 :
森崎名無しさん
:2011/04/18(月) 23:22:12 ID:???
A 食べ物を購入する(→
4
000)
B 酒、飲み物を購入する(→
6
000)
865 :
森崎名無しさん
:2011/04/18(月) 23:26:40 ID:???
D 新聞を購読する(→
9
00)
E 古ぼけた地図を購入する(→
3
0000)
866 :
森崎名無しさん
:2011/04/18(月) 23:29:46 ID:Z6t3jR0s
D
たけぇw
867 :
森崎名無しさん
:2011/04/19(火) 00:03:08 ID:CyusNNfQ
G霊夢に食べ物をおごる
868 :
森崎名無しさん
:2011/04/19(火) 00:54:19 ID:1NrBH00g
A
869 :
森崎名無しさん
:2011/04/19(火) 01:03:11 ID:FUrih4Q2
B
870 :
森崎名無しさん
:2011/04/19(火) 01:06:07 ID:???
パルパルなんとかしたげてよぉ!
某スレだとドリブルラーなんだか
871 :
森崎名無しさん
:2011/04/19(火) 12:10:16 ID:RA6xkHqQ
F
872 :
森崎名無しさん
:2011/04/19(火) 17:33:32 ID:pYEhfHLU
F
873 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/19(火) 21:40:22 ID:???
F 顔見知りがいないか探してみる
松山「(さてひとまず簡単に見回してみて……応援の片手間に食べられそうな燻製にしたものが多いなやっぱり)」
他には夏場ということで冷やした酒が売れ筋らしく、値も高めに設定してある。
松山「(紅魔カップスタジアムの売店といい、案外、競技場の売店と変わらないな」
とりあえず自分が買わなくても、シャンハイが食べられるものを適当に買ってくれるそうなので
それに甘えることにした松山は、今度は売店の詳細を興味が向くまま調べることにした。
しかしすぐ気付いたのは……
松山「(試合終わったのもあるんだろうが……いまいち客足が売店に向いてない?
ポツポツくるけど、観戦客の入りからすると……。
う〜〜〜ん? このスタジアムが、サッカーを観戦する場所として歴史が浅いせいか……?)」
考えてみれば、ここは元は賭けサッカー場だった施設。
急場拵えでスタジアムに大胆に改修したのであって歴史や背景はゼロに近い。
松山「(あ、あ……そうだよ! 俺達がこの生まれ変わったスタジアムを最初に使ったんだ……)」
そう考えると、急に愛着が芽生えてきてしまってると、誰か新しい客が真っ直ぐ歩いてきた。
松山「ん? あれって……」
874 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/19(火) 21:43:28 ID:???
>>866
高いのは、食べ物の場合は買い置き4回ぶん、飲み物で6回ぶんストックになるからです。
>>870
急すぎて友好的になれる状況でなかったのが痛いですね。
試合ではミューラーやヘルナンデスを前にしたゲーム版新田君のごとし憂き目でしたし……
先着で
売店遭遇戦 → ! card
と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マークで分岐します。
ダイヤ→ ヤマメと……桶から顔だけ出してる少女だ!
ハート→ ブレインウォッシュフェアリーがふらふらやってきた
スペード→ 裁判官と羽目玉だ!
クラブ6以上→ 選手1と選手5だ!
クラブ5以下→ 選手10だ……賭けに負けて殺気だった連中に追われているぞ! コマンド!
ダイヤ・ハートJ以上→ ピルロ「よくよく貴様とは縁があるらしい」
JOKER→ 注連縄を背にした女性とカエルみたいな帽子の……って何ィ!?
875 :
森崎名無しさん
:2011/04/19(火) 21:45:43 ID:???
売店遭遇戦 →
ダイヤ5
876 :
森崎名無しさん
:2011/04/19(火) 21:47:25 ID:???
ふーむ、微妙。ヤマメはともかく(何人目だ、GK!w)キスメは味方にできれば助かる。
人材であと必要なのはDFくらいだもんなー。
877 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/19(火) 22:11:41 ID:???
売店遭遇戦 → ダイヤ5
ダイヤ→ ヤマメと……桶から顔だけ出してる少女だ!
松山が気配に気付くと、向こうから連れ添い歩く二人組……とするには変わったシルエットの二人が歩いてきた。
足音にしては硬い物音をたてて、やがて誰か判別できる距離までやってきたのは……
松山「あ……たしか、土ぐっ!?」
強い勢いで右腕を引かれた松山がバランスを崩して尻餅をつくと、透明感のある澄んだ光の中に置かれていた。
すぐ近くには霊夢が立っており、いつものま〜た面倒に巻き込んでくれてといった表情をしている。
松山「これって……結界? あ、そうだダンボール……はいらないか。霊夢さんがいるんだし」
霊夢「……?(そーいえば、ダンボールなんかに病気祓いの神霊つけて……どう身を守ってたのかしら?)」
うんうんと納得する松山と、怪訝な顔になる霊夢。
しかし結界の気配を感知したヤマメは緊張を滲ませ、桶に入った少女を庇うように前に進んで近づいてきた。
ヤマメ「貴方……達。 試合に出てた人間の選手……ね?
けど匂うわ。妖怪退治を生業にする凄腕の退妖人の気配が。 キスメはとりあえず私の後ろにいなさい」
松山「(思いっきり警戒されてるんだが……えーと)
フシュー」
ヤマメ「(ビクッ)っ!?」
キスメ「(キョトン)……?」
878 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/19(火) 22:12:51 ID:???
どうしますか?
A キスメもいるし改めて自己紹介だけする
B 手近なダンボールを引っつかんでかぶるぜ!
C こんなんじゃ俺……勧誘したくなっちまうよ
D 霊夢に話を振ってみる
E この売店のことを聞いてみる
F その他
*先に2票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
何だか森崎板からスレが消えてる? 調子悪いんでしょうか。
879 :
森崎名無しさん
:2011/04/19(火) 22:14:34 ID:QExhsCBM
A
880 :
森崎名無しさん
:2011/04/19(火) 22:21:09 ID:+cZRYuNM
D
ログが有れば、スレに直接ならこれるようですが……。
881 :
森崎名無しさん
:2011/04/19(火) 22:25:16 ID:???
「最新20件」からも普通に飛んでこれます。
単純にトップの表示機能が死んでいるだけなのかな?という感じですね
882 :
森崎名無しさん
:2011/04/19(火) 23:00:10 ID:+4V6N1rY
A
そりゃ松山はともかく霊夢は警戒される罠
883 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/20(水) 00:32:08 ID:???
>>880-881
復旧したみたいですね。流石クライフォート氏の仕事よ……
>>882
松山「フシュゴー! ヒュゴー!!(そうだ全くその通り!)」
884 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/20(水) 00:33:14 ID:???
A キスメもいるし改めて自己紹介だけする
とにかくやっと大きな山場を越えたばかりで余計な騒動を起こしたくない松山は、霊夢より先に行動を起こした。
宥める口調で、ヤマメと桶の妖怪少女キスメに話しかける。
松山「大丈夫だよ。 霊夢さんいきなり襲い掛かるような人じゃない(よな……?)から。
そ、そう! それより俺達はさ――」
ヤマメの先程の発言から、松山達の試合を観戦してたことは解る。
それならその解釈に沿った自己紹介をしようと思い、それこそ本分だろうと思い直して苦笑した。
松山「俺達は地上の幻想郷で、今度から本格的に活動予定の新興チーム・トラウムアドラーズのメンバーなんだ」
松山がそう言うと、対話が可能と判ったからか、ヤマメの顔から緊張が薄れる。
サッカー選手がスタジアムにいるのは何の不思議もないし、控え室から買出しに出てきたのもわかる。
妖怪退治の専門家の存在だって、妖怪だらけの中を歩くなら護身として身につけるのは必然と考えるだろう。
ヤマメ「ふぅん。 それで……無名だから対戦を組むのに困って、わざわざこんな地の底まできたの?」
松山「そういうわけでもないんだけど……実は、地霊殿チームのみんなも今度から同じ仲間になるんだ」
正直に答えた松山。だが、大々的に宣伝をして賭け試合をしながら、実は同じチームメンバー同士。
しかも地獄を管理する地霊殿の妖怪達と、地上の人間が同じチームという不可解さがヤマメの疑念を復活させる。
ヤマメ「……」
松山「(しまった……真正面から行きすぎたか! こういう時は場を和ませるもんだが話術に自信ないし……)」
困った松山は、言葉を重ねるよりも、敵意がない証にと笑いかけてみることにした。
スマイルスマイル・スポーツスマイル♪と念じながら、爽やかに微笑みかけてみる。
松山「(ニコッ☆)」
885 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/20(水) 00:34:14 ID:???
先着で
プラチナ中学松山爽やかスマイルをくらえ! → ! card
と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マークで分岐します。
ダイヤ→ ヤマメ「うん、よろしくね」キスメ「……(コクンッ)」
ハート→ ヤマメ「……」ヤマメは警戒したままだがキスメが好感をもってくれた!
スペード→ ヤマメ「(初対面……いやこの声と息遣いどこかで)」
クラブ→ 霊夢「人間に近寄る悪い妖怪はどんどん退治しちゃおうねぇ」松山シャンハイ「ストップストーップ!」
JOKER→ ???「(こそっと物陰から)うらめしやぁ〜っ!」
今日はここまで。 お疲れ様でした。
886 :
森崎名無しさん
:2011/04/20(水) 00:35:05 ID:???
プラチナ中学松山爽やかスマイルをくらえ! →
スペード9
お疲れさま〜
887 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/20(水) 23:45:12 ID:???
>>896
ありがとうございます〜
プラチナ中学松山爽やかスマイルをくらえ! → スペード9
スペード→ ヤマメ「(初対面……いやこの声と息遣いどこかで)」
888 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/21(木) 00:35:27 ID:???
松山「ニコ、ニ……(あれ顔が険しいぞどうしたんだ?)」
,,.. -――- 、 .,,.:''´::::::::::::::::::〈
i^'''ー-、、,,_ .,. ´ >:''"::::::::::::::::::::::::::ヽ
j:::::::::::::::::::::::::::::::::`'''ァァ∠,,,___,,,ィ=テ´:::::::::::::::::::::::::::::::::ノ
___l___ /、`二//-‐''"´::l|::l l! ';!u ';/:::l ', ';::::::l ';:::::i:::::
ノ l Jヽ レ/::/ /:イ:\/l:l l::l u !. l / ';:::l ', ';:::::l. ';::::l:::::
ノヌ レ /:l l:::::lヽ|l l:l し !/ ';:l,、-‐、::::l ';::::l::::
/ ヽ、_ /::l l:::::l l\l ヽ-' / ';!-ー 、';::ト、';::::l:::
ム ヒ /::::l/l::::lニ‐-、`` / /;;;;;;;;;;;;;ヽ! i::::l:::
月 ヒ /i::/ l::l;;;;;ヽ \ i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l l::l:::
ノ l ヽヽノ /:::l/:l /;;l:!;;;;;;;;;', ';;;;;;;;;;;;;;;;;ノ l:l::
 ̄ ̄ /::::;ィ::l. l;;;;!;;;;;;;;;;;l `‐--‐'´.....:::::::::!l
__|_ ヽヽ /イ//l::l ヽ、;;;;;;;ノ.... し :::::::::::::::::::::ヽ /!リ l
| ー /::::l';!:::::::::::::::::::: u ', i ノ l
| ヽー /イ';::l ’ し u. i l l
松山「何ィ!?!?!?」
889 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/21(木) 00:36:28 ID:???
突然叫んだヤマメの、辺り一帯に聞こえるほどの大声と内容に、松山は即座に反論した。
松山「な、なんだって挨拶して変態と言われなきゃなんないんだ!?
さっき説明したし君も認めてたじゃないか!? 俺達は地底にやってきた清く正しいサッカー選手で……!」
ヤマメ「KI☆SU☆ME!!! 桶逆さまにして、あの人間の頭めがけて投下しなさい!」
妖怪の力を用いたのは頭上に出現させる迄。
落ちてきたのは単純に重力作用だからか、霊夢の結界を抜けガポッと松山の頭にすっぽり嵌まってしまう。
松山「フシュ!? ヒューゴシュー!!?(ぐわ何するんだ前が見えない!!?)」
ヤマメ「ほら見なさい謎は全て解けた!
逃げるよキスメ!
妖怪退治屋の巫女と怪奇ダンボール男が相手なんじゃ、地底の妖怪でも旗色が悪いってものだよ!」
キスメ「……><!」
ダダダダダッッ! ピュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
890 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/21(木) 00:37:30 ID:???
言うだけ言って、ヤマメは、キスメを連れて何も買わぬままやってきた通路を逆走し消えていった。
松山が、ガタガタとこめかみや頬の擦れる痛みを無視して、ガランと桶を取り外すと、事の次第を見てた霊夢が。
霊夢「……変態?」
松山「違う!!!!!」
霊夢「別にムキになって隠さなくていーわよ。
豹変して褌を女子に広めようとする人や変態じみて食に拘る亀もいるんだし。 私は別に気にしないから」
ひらりと紅白のスカートを翻し、売店で既に支払いを済ませた食物を胸の前に抱えた霊夢はさくさく歩いていく。
何か認められる前に、変態と烙印を押され認定されてしまってはかなわないと
松山はあらん限り、全力で否定の声を出した。
松山「ちっ、ち……違うっつってんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
霊夢「……」
シャンハイ「(あっ……笑ってる。 ハァ、お人が悪いなぁ……)」
*ヤマメ→ (変態ダンボールマン) → 松山
*ヤマメがさらに警戒を深めて評価値が下がりました
*キスメが怖がって好感度が下がりました
891 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/21(木) 00:38:58 ID:???
〜松山チーム・控え室〜
松山「(違うんだ……俺は変な趣味があってダンボールかぶってたわけじゃない病気対策と割り切ったんだ
女の子びっくりさせて喜んだり楽しんだりとか奇特な趣味思考に染まったわけじゃないんだぶつぶつぶつ)」
萃香「どうしたんだいこれ。 なんで買出し行っただけで、こちらまで酒が不味くなる位どんよりしてんのさ」
霊夢「さぁ? 頑丈なんだし、いつも通り時間おけばケロッと立ち直るでしょ」
松山は沈んではいても空腹感には勝てず
シャンハイが買っておいてくれた
たけのこの里
と
芋の煮っ転がし
をガツガツ食べていた。
お腹が膨れる頃には、目の光も元に戻っていて、雰囲気もシャッキリとしていた。
松山「あぁ、でもさ。 地底の妖怪達が、俺達の地元応援団になるかもしれないんだ。
ヤマメさん達によくない感情もたれたままってのもどうかと思うんだ……あと俺は変態じゃない」
霊夢「土蜘蛛の妖怪に応援旗振り回されたら、疫病も一緒に撒かれそうで私はごめんだわ。
それに応援なんて勝手にやってればいつの間にか集まってくるわよ」
射命丸「さすが暴れまわった後には懐かれてる人望の持ち主は言うこと違いますねぇ」
機を見て会話に混ざってきた射命丸が、くいくいと時計を指して。
射命丸「そろそろ時間じゃないですか?
スキマ妖怪が何考えてるか知りませんが、面白いものは見られそうですしピッチに行ってみませんか?」
売店から行って帰りで、飯も食って丁度そんな時間になったかと、松山もヤマメ達の事はかき消して立ち上がる。
松山「じゃ、行こうか。 でも一体何の用事なんだろう?」
霊夢「行ってみれば判ることを推測したってしょうがないでしょ。ほらほら早く行く」
萃香「競い合った芝の上で宴会だったら御の字なんだがね〜」
ひょこひょこと、軽口の応酬をしながら、松山達は再度控え室を後にした。
892 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/21(木) 00:40:27 ID:???
〜地霊殿スタジアム・フィールド〜
観客も、試合の熱も、ドリブルする駆け音も、ボールを蹴る音もなく……
闇夜そのもののフィールドに松山達が出てくると。
カッ! カカッ!
とタイミングよく全ての照明が稼動する。
そしてその下……照らされて佇んでいる者達を一目見て、松山は絶句した。
ルーミア「あ〜人間のキャプテン! どういうことか早く! せ、説明ほしいの〜!」
いつも飄々とした舌ったらずな声も久しぶりに聞く。 若干怯えも見えるのは、横に並ぶ錚々たる面子のせいか。
ともかく地上で松山達を待ってた筈のルーミアはじめ妖精達が、何故かこの地底のピッチに立っていたのだ。
勿論、松山達を待っていたのは彼女達だけではない。 地霊殿のさとり達妖怪姉妹と、飼っているペット達の姿も。
そして―――
阿求「松山さん、久しぶりです」
雛「次に会うのは地上……なんて言いましたけど、早くなっちゃいましたね」
肝が据わってるのか松山より場慣れしてるのか……
丁寧に挨拶してきたのは、稗田家今代の当主、稗田阿求。そして厄神様の鍵山雛。
彼女達のすぐ後ろには、紫が意味深な、悪戯っぽい笑顔を浮かべて立っている。
この状況の仕掛け人が誰かなんて、火を見るより明らかだったが、意図が掴めず松山が行動に困っていると。
893 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/21(木) 00:41:33 ID:???
さとり「どうも。キャプテン。先程の試合ではお世話になりました」
さとりが目の前までやってきて、棘をあえて覗かせるような発言を皮切りにして、説明を始める。
さとり「混乱してますね。 少し長くなりますが、順次説明します。
そもそもこの試合……松山さんが私達に実力を示す舞台の用意を発案したのは、私ではなくそこの……」
紫のほうを見て、松山の理解が進んだのを第三の目で読んでから、先を続ける。
さとり「スキマ妖怪と、地底と旧都を代表してこの古明地さとりと、何人かの有力妖怪とで会議を開きました。
主題は当然、この地底から発祥し、幻想郷で活動する新チームの運営について。
折衝は無論ありましたが……つまらない横道なので省略します。
最終的に残った問題は、地底を代表するチームのキャプテンを誰にするか。
私か松山さんか、試合に勝ったほうのキャプテンが、そのまま繰り上げで担うことで落ち着きました」
そこまで言い終え、さとりはCマークが刻まれた腕章を、そっと松山に差し出してきた。
触れた瞬間、電流が体中を駆け巡ったのは、幻覚と知りつつもリアルさを伝えてきた。
松山「これは……トラウム・アドラーズのキャプテンマークか……!?」
さとり「えぇその通り。 松山さんが戦って勝ち取ったキャプテンの印です。 そしてこちらも」
次に渡されたのは、幾人かの名前が記された用紙だった。
名残惜しくもキャプテンマークをひとまずシャンハイに預けて、目を通すと……
894 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/21(木) 00:42:36 ID:???
GK
伊吹萃香
古明地さとり
DF
霊烏路空
マッキー
ギード
ガメゴンb
ガメゴンC
DMF
松山光
古明地こいし
鍵山雛
妖精A
妖精C
SMF
ヒーバード
火焔猫燐
お虎
OMF
博麗霊夢
???
妖精D
FW
ルーミア
射命丸文
ダースギズモ
895 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/21(木) 00:44:08 ID:???
松山「これは……トラウム・アドラーズメンバー表?」
さとり「適正を考え、本人達の希望にも照らし合わせて作成しました。
微修正する箇所がある場合、大会の一週間前迄お願いします」
松山は答えることができなかった。 震える手で用紙を掴んだまま、震える声でこう絞り出す。
松山「これが……トラウムア・アドラーズ……! 俺が指揮し、共に戦い抜いていくチーム……!」
さとり「…………。はい。
部外者が一人いますが、ここにいる全員が松山さん率いるトラウム・アドラーズです。
私達を率いて、守矢神社の開催する大会に出場する――そのキャプテンとしてスピーチをお願いします」
そう言われ、顔を上げるも、そこに立ってる者達の視線を前に、松山は震えから声を出せなかった。
苦難を人の倍以上重ねて、やっとここまできた感動か、彼女らを率いて待ち受ける熾烈な戦いへの武者震いか。
バンと同時に左右から背中を叩かれる。
萃香「ほらほら何してるんだ! 男なら、景気よく派手に、酒より燃え上がらせるような檄飛ばしてやりな!」
霊夢「こいつら揃えたのも、試合に勝てたのも、私がここにいるのだって、あんたが頑張ってきたからでしょ。
遠慮なんて誰にもいらないわよ。好きなように喋ればいいわ」
シャンハイ「光様。 みなさん、光様の言葉を待っていますよ」
松山「――……ああ! よし、みんな聞け!!!」
896 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/21(木) 00:45:15 ID:???
どうしますか?
A 俺についてこい! 俺達トラウム・アドラーズが必ず優勝する!
B ここにいる皆の力を合わせればどこが相手でも恐れる事はないさ!
C これからが本当の始まりだ! 俺達の力を地上で存分に見せてやろう!
D 俺達トラウム・アドラーズで守矢カップ(仮)を陵辱してやるぞ!
E ○○さん、お願いします!
F その他
*先に「3」票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
今日はここまで。
AA修正にずっと手間取ってたら最後ずれてた始末。おや北海道召集の話が。
お疲れ様でした。
897 :
森崎名無しさん
:2011/04/21(木) 00:48:36 ID:sjgMXh1+
B
理想的とはとても言わんが、なんとかなる戦力にはなったはず
898 :
森崎名無しさん
:2011/04/21(木) 00:50:52 ID:/GcifqlI
A
899 :
森崎名無しさん
:2011/04/21(木) 00:53:29 ID:F98jPWDA
A
900 :
森崎名無しさん
:2011/04/21(木) 01:01:57 ID:wxZSAB5+
染まれば変態も悪くないぜD
901 :
森崎名無しさん
:2011/04/21(木) 01:03:32 ID:1CqhMYP2
B
902 :
森崎名無しさん
:2011/04/21(木) 01:08:20 ID:???
新たな異名ワイルドダンボール
あると思います
903 :
森崎名無しさん
:2011/04/21(木) 04:42:34 ID:rmUaPubU
B
904 :
森崎名無しさん
:2011/04/21(木) 12:37:18 ID:???
それぞれで感情変化する?
905 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/21(木) 23:42:25 ID:???
>>902
ダンボールをかぶってる間だけ、髪の毛が金髪になって逆立つんですね!
906 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/21(木) 23:43:46 ID:???
B ここにいる皆の力を合わせればどこが相手でも恐れる事はないさ!
試合の終わったフィールドに、人知れず密やかに集まった……トラウム・アドラーズ一同。
松山がゴクリとつばを飲み込み、胸の高鳴りを意識しながら、一歩前に踏み出した。
キャプテンとしての第一声。
初めての経験でないが、ぼろぼろになりながら繋ぎ集めた『成果』を前にして、声が詰まるのも無理はなかった。
トラウムアドラーズメンバー『……………………』
地上のメンバーには、守矢カップ(仮)に出場し、目標は高く優勝まで定めたことを既に伝えてある。
地底で集めたメンバーには、出会った時から松山の目標と望みを知るさとりが、ペット達に伝えてあるだろう。
松山「(だからここで俺が言わなきゃならないことは〜……よし!)」
907 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/21(木) 23:44:47 ID:???
松山「みんな、聞け!!
きっと――突然地上から呼び集められた奴は戸惑ってるだろう。
また、外来人で人間の俺がキャプテンで、大会を勝ち抜けるのかを疑問視してる奴だっているだろう!」
これから自分が為さなければならないことは一つ。
個性溢れるメンバーの能力を十二分に引き出し、まとめて、試合本番で最大の力を発揮させることだ。
勿論容易くはない。 高揚してる今は見えないだけの問題が浮上してくることもある。 だが松山は激しく続けた。
松山「だが俺は知っている! ここに集まったみんなの意思と力を!
貪欲に勝利を目指そうと言った時に、ルーミアちゃんやお虎に灯った瞳の奥の炎を!!
一度は味方メンバーとして、二度目は相手チームとして戦った地底の妖怪達の力も誰より解っている!」
数回の練習や気持ちの確認。 時に衝突しながらの二度の試合。
それら理解を重ねたからこそ、松山はここに居て、憚ることなく言えた。
松山「だから俺は、確かに高らかに言えるんだ!!!
ここに集ったみんなの力を合わせれば、どんな強敵にだって打ち克てると! 優勝だって出来るんだと!!
だから――――恐れず信じて! 俺に力を貸してほしいっっ!!!!!」
908 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/21(木) 23:46:48 ID:???
言い終えた松山は、目は閉じずただ黙してた。
……。
……パチ
パチパチ……パチパチパチ!!
最初は小さく。 そして確かに聞こえた。
キャプテン松山のスピーチに代わって、静寂を破ったのは、誰が先導して始めたかはわからないが皆の拍手の音。
紫「(熱いスピーチで大変結構だったわ。 チーム全体に火を点すことにも成功したわね。
ただし……トラウム・アドラーズには、大別して三つのグループが混同している。
それぞれの根っこの思惑は果たしてどうかしら?)」
先着3名様で
博麗神社組の反応 → ! card
宵闇メンバーの反応 → ! card
地底メンバーの反応 → ! card
と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マークで分岐します。
909 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/21(木) 23:47:51 ID:???
博麗神社組の反応が…
ダイヤ・ハート→ 萃香「任せとき! 私の力でしっかりゴール守ってやるさ!」
スペード→ シャンハイ「(良いスピーチでした。でも……私、サッカーでお力になれるのかな)」
クラブ→ 霊夢「(地上と、封印された妖怪同士で和を結ぶ……神社にたむろされないか不安だわ……)」
JOKER→ 阿求「松山さん、私から新チーム本格始動を記念して贈り物があります」
宵闇メンバーの反応が…
ダイヤ・ハート→ ルーミア「(ほんとに私達の力も必要なのか〜……じゃぁ頑張ってみようかな?)」
スペード→ お虎「(戦力に不安はなくなったけれど……試合、出られるのかな)」
クラブ→ 妖精ADC「(ガタガタブルブルガタガタブルブル)」
クラブA→ ヒーバード「ギャオース!!! オレシャマオマエラマルカジリィー!!!!」なんと妖精達は逃げ出した!
JOKER→ 妖精ADC「私達も動く時がきた!」「妖精トリオと恐れられた」「伝説の力を見せる時がきたようね!」
地底メンバーの反応が…
ダイヤ→ さとり「心の中と一言一句違わぬ、気持ちの入った良いスピーチでした」
ハート→ ヒーバード「オレシャマノチカラガヒツヨウナニョカァ〜! オレシャマトキャプテンハ ソウルメイトナラヌ ソックスメイトダカラナッ☆」
スペード・クラブ→ お燐「(さとり様が言うから従うけど……お空泣かせてさとり様に恥かかせたの忘れない!)」
JOKER→ ???「(どうしよう驚かせ甲斐がある人間だよ……どうしよう)」松山「(何か観察するみたいな視線が?)」
今日はここまで。
スレタイも募集しようと思います。
【】キャプテン松山27【】
お疲れ様でした。
910 :
森崎名無しさん
:2011/04/21(木) 23:48:32 ID:???
博麗神社組の反応 →
ハート8
お疲れさま〜
911 :
森崎名無しさん
:2011/04/21(木) 23:50:14 ID:???
宵闇メンバーの反応 →
ハート6
912 :
森崎名無しさん
:2011/04/21(木) 23:51:53 ID:???
地底メンバーの反応 →
ダイヤA
913 :
森崎名無しさん
:2011/04/21(木) 23:52:45 ID:???
どこぞのパーフェクトGKと違って人望があるね……
914 :
森崎名無しさん
:2011/04/21(木) 23:53:28 ID:???
うわ、最良の結果とは。珍しいこともあるもんだ。
915 :
森崎名無しさん
:2011/04/21(木) 23:53:51 ID:???
JOKER除けば最良だね乙でした
916 :
森崎名無しさん
:2011/04/21(木) 23:54:02 ID:???
すっげえ幸先いい見事な引き
厄くない厄くないぞ
917 :
森崎転生
◆9eJgQP7yOM
:2011/04/21(木) 23:54:18 ID:???
おお、皆反応が良かった〜
乙でした
【再始動】キャプテン松山27【漢・松山】
918 :
森崎名無しさん
:2011/04/22(金) 00:06:48 ID:???
【地の底より】キャプテン松山27【トラウムを叫ぶ】
【スマイル☆の】キャプテン松山27【特訓から】
【地獄から】キャプテン松山27【生き地獄へ】
919 :
森崎名無しさん
:2011/04/22(金) 02:28:25 ID:???
【本格始動】キャプテン松山27【トラウムアドラーズ】
【守矢の頂を】キャプテン松山27【目指す荒鷲】
【さとりベンチで】キャプテン松山27【体育座り】
920 :
森崎名無しさん
:2011/04/22(金) 07:48:51 ID:???
【戦士】キャプテン松山27【集結】
【再び栄光へ】キャプテン松山27【羽撃く時】
【力強く】キャプテン松山27【進もう】
921 :
森崎名無しさん
:2011/04/22(金) 19:06:17 ID:???
覚悟を見せつけられたのは嬉しいな
さあ、今こそ地底から空に羽ばたく時だ!
922 :
森崎名無しさん
:2011/04/22(金) 20:32:25 ID:???
ろくに考慮せんかったけど三派閥あるんだね
たぃへんなのはこれからかもな
923 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/23(土) 00:14:42 ID:???
>>913
君のチームの守護神になろう!(ルーミア達を磁石のように視線ロックオンしながら)
>>910
>>915
乙感謝でした!
>>914
対人関係でオール良好とはどれくらい振りか……
>>916
厄を憂う時代は終わった! 逆襲の時到来!
>>917
転生さんありがとうございますー
今回の引きで大会まで練習だけに集中できる確率グンとアップです!
>>921-922
三派閥といっても、寄せ集めではなく松山が中心にいる限りそうそう分解しません。
ただドリブル技術を教え込むのも含めて猫さんには微注意?
924 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/23(土) 00:48:00 ID:???
博麗神社組の反応 → ハート8
ダイヤ・ハート→ 萃香「任せとき! 私の力でしっかりゴール守ってやるさ!」
宵闇メンバーの反応 → ハート6
ダイヤ・ハート→ ルーミア「(ほんとに私達の力も必要なのか〜……じゃぁ頑張ってみようかな?)」
地底メンバーの反応 → ダイヤA
ダイヤ→ さとり「心の中と一言一句違わぬ、気持ちの入った良いスピーチでした」
松山のスピーチが終わって、拍手も鳴り止んでから……。
誰より真っ先に反応したのは、すぐ脇にいた小さな小さな……しかし鋼鉄の壁より頼れる、明るくと笑う鬼の娘。
萃香「今更よろしくもないし、大層な台詞も必要ないよね。
ただ約束に賭けて、私がゴール前に立ってる限りは、どんなシュートがきても守ってやるさ!」
そして次に、おずおずと周囲の気配を窺いながらだが、行動を起こしたのは地上の肉屋を縁に出会ったルーミア。
ルーミア「うっ、うぅ〜……」
宵闇ダークフライトを代表して前に出てきて……ちょっと青白い感じもするが意を決した表情を松山に向けた。
松山「だ、大丈夫か?(これはやっぱり地底の妖怪達のプレッシャーに当てられたとかか……?)」
ルーミア「へ、平気〜……。 キャプテン言ったよね。 私達の力も地底の妖怪の力も知ってるって。
それで私達の力も必要だって。 そんな風に言われちゃぐずってられないのか〜」
えへへ、と少し力の戻った笑みを浮かべたルーミアの発言に……
後ろで控える宵闇のメンバーも、それぞれの表情を確認しあって、頷き合っていた。
そこで、静かな足取りでさとりが近づいてくると、ルーミアは松山の後ろに引っ込んでしまう。
925 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/23(土) 00:50:39 ID:???
松山「あっ!? さとりさん、その……」
さとり「気にしませんよ慣れたことです。
それより……論法は兎も角、気概を感じさせる良いスピーチでしたよ松山さん。
今後から、トラウム・アドラーズの活動とバックアップは、私達、地霊殿に存分に任せてください」
お空「うにゅ……」
お燐「(さとり様がそんな保障するんじゃ……私の個人的感情が逆に足引っ張っちゃうかなぁ〜)」
ペット達が、どれだけ松山に不穏な気持ちを抱こうとも、その気持ちの生まれるところはさとりへの忠誠心。
さとり本人が、明らかな協力姿勢を見せたとあっては、ペットであるお空もお燐もそれに倣い従う他なかった。
それを見て、情報に精通し裏事情まで明るいブン屋・射命丸が、ひっそりと感嘆と僅かな賞賛の念を抱いた。
射命丸「(へぇ……ほぉ〜……たった一度の発言で、若干の敵意もあった曲者達を全員纏めるとはなかなか。
これは……人心掌握力の評価、上方修正せねばなりませんね)」
*トラウム・アドラーズメンバー全員の評価値と好感度が上がりました。
926 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/23(土) 00:52:26 ID:???
松山「どうやらみんな……俺を正式なキャプテンとして認めてくれた……ようだな」
霊夢「そうみたいね。 だけど……」
松山「? どうしたんだよ霊夢さん、奥歯に何か挟まったみたいな言い方して」
松山が不思議そうに聞くと、霊夢は片目を瞑って、未だ未解決の懸念事項を指摘してきた。
霊夢「別に、単純なことよ。
私達は地上にいて、地霊殿の連中は基本地底で暮らしてるわけで、旧地獄の管理とかしてるわけでしょ?
練習や試合をしに、地底と幻想郷を何度も往復なんてやってられるかしらね……。
それが可能としても、地上に出てきてどこに住居を構えるか、問題山積みじゃないかしら」
松山がそれを聞いて、盛大に頭を痛めて苦った表情をすると同時に、紫が口を挟んできた。
紫「そのことに関してお話があります。 ついでに帰途の問題についても、ね」
すい、と、気品ある動作で人差し指で虚空を撫でると、その線がパクリと開いて見る間に裂け目が大きくなる。
そして開いたスキマ空間の中から、青白い不健康な光の渦を木材で固定した様な、不可思議な何かが現れる。
松山「な、な、な!? 何ですかそれ!?」
紫「これが幻想郷に何人かの稀人を引きずり込んだ――向こう風に言うなら【旅の扉】よ。
松山君は、ターバンを巻いた高貴な旅人さんから探してほしいと頼まれてたんじゃないかしら?」
勿論思い当たる節が松山にはあった。
地底の道中、旧都まで共にやってきた魔理沙が突然翻意して、ドラゴンを模した杖を持ち去ってしまったことで
多大な迷惑をかけてしまった青年が、松山に頼んできたことが【旅の扉】の捜索だった。
927 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/23(土) 00:55:08 ID:???
紫「そこの……火車の猫ちゃんが旧都を駈けずり回って発見したのよね。
これはいわば異界と繋がってしまったワームホールみたいなもの。 幻想郷が何でも受け入れるとはいえ……
無制限に異界から客を招いてしまうこの扉は、発見が遅れたら未曾有の災禍に繋がったかもしれないわ」
言われた瞬間、松山が、焼け付くみたいな幻痛をこめかみに感じてよろめく。
松山「(うっ……!? 何だ今のフラッシュバック!? いつか巨大な腕が扉を突き破る光景見たような……)」
紫「とりあえずこの扉は既に境界を弄って、稀人が通る際には帰り道だけの、一方通行にしておきました。
そして折角あるんだから、これを活用しない手はないわよ……ね?」
紫の言葉は最後はさとりに向けられていた。
コクンと頷いたさとりが、後を引き継いですぐ側の松山に説明を始める。
さとり「私が出資、宣伝をこなして松山さんと地霊殿チームの試合をセッティングする見返りとして。
スキマ妖怪が提示したのは、地底と地上を一瞬で行き来の可能なこの……【旅の扉】の所有権利でした」
松山「…………な、何だって? すまない、理解が追いつかない……!」
紫「ようするにね。この旅の扉を潜れば、このスタジアムから一瞬の内に、地上に戻れるということよ。
地点は定めてないから、もう片方がある妖怪の山の麓に出ることになるけど」
そこまで聞いて、ワープ装置みたいなものなんだと、松山がようやく納得する。
松山「(て、ワープ!? ……霊夢さんとか瞬間移動したりと感覚麻痺しまくりだが……
とんでもないオーバーテクノロジーだ……)」
しかし驚嘆だけではなく、少年心を多いにくすぐられる神秘の結晶を前に、松山はフラッと自然に足を向ける。
あと一歩で足を踏み入れる矢先に、にゅうっと紫の開いたスキマ空間から出現した多数の腕が松山を止めた。
928 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2011/04/23(土) 00:56:39 ID:???
紫「まだ待ちなさい。
これは流石に用途を絞るでもしないと、他者に管理を委ねるには過ぎた玩具なのよ。
弄くられてどんな場所でも好きに行けるようにされては敵わないから、固定してしまうつもりなの。
オーナーの覚妖怪は、地霊殿のエントランスホールに設定すると言ったわ。
松山君はどこにするの? 自宅に設定でいいのかしら?」
松山「え、えぇ、と……(急にどこに決めろ何て言われても……。
だけど地霊殿と一瞬で行き来が出来るなら、凄く便利になるのは間違いない。どこに設定するべきだ……)」
どうしますか?
A 幻想郷の自宅近くに!(*練習用コートのベンチ脇になります)
B 博麗神社に!
C 博麗神社の裏の池のほとりに!
D 守矢神社なんていかがかな!?
E その他(*幻想郷の主要な場所に設定する場合はこちら)
*今後の変更は行えません。
*先に「4」票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
今日はここまで。
私信:どさんこイーグル出現するならダンボールだって! え……駄目?
お疲れ様でした。
929 :
森崎名無しさん
:2011/04/23(土) 01:00:17 ID:FZYwBAbQ
A
930 :
森崎名無しさん
:2011/04/23(土) 01:12:53 ID:mj+T7cJs
B
931 :
森崎名無しさん
:2011/04/23(土) 01:50:46 ID:???
これで外に帰れません?
932 :
森崎名無しさん
:2011/04/23(土) 02:41:06 ID:mj+T7cJs
あげ
933 :
森崎名無しさん
:2011/04/23(土) 02:51:13 ID:3T0T7lWI
A
934 :
森崎名無しさん
:2011/04/23(土) 11:52:00 ID:f+X74Bbs
A
935 :
森崎名無しさん
:2011/04/23(土) 12:03:02 ID:bTOqj3Bg
A
936 :
森崎名無しさん
:2011/04/23(土) 12:55:04 ID:???
懸案だった移動の問題が一気に解決したな
後は皆で練習して、チームをまとめていくだけだ
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