キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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レス数が950を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。
【楽な戦い】Another-C_4【なんて無い】

1 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/04(月) 19:14:38 ID:VciPDMqw


この物語はフィクションです。
史実や実在の人物を連想する場面があるとしても、物語とは関係がありません。
風土、名称については文献を参考としていますが、想像のウェイトも大きく、事実と異なります。


そして……この物語はキャプテン森崎のフィクションであり…
  とある貴公子と仲間達の サッカーに賭けた青春を描いたストーリーです。





…恋愛は二の次に皆サッカーに命を削って頑張ります。(何かに誓う)







665 :森崎名無しさん:2011/04/22(金) 10:03:36 ID:???
★瞬間フリーパワーヘッドvsミラクルウォール→ スペードA

666 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/22(金) 11:56:07 ID:???

> 瞬間フリーパワーヘッドvsミラクルウォール→ スペードA
> 《スペード》 シューマッハがガッチリとキャッチ。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

競り合う者もコースを遮る者もない、フリーの状態でシュートを撃てるということ。
試合においてそのような状況になど、そうそうなる物ではない。
ゆえにストライカーにとっては天禄とも言える幸運な瞬間であろう。
レッチェのパワーストライカー、ベニート・カルネバーレは味方の支援によって
この稀なる機会を与えられて・・・・・・そしてゴールを奪えなかった。


ガシィィッ!!

カルネバーレ「なっ・・・」 マンチーニ「にいっ!?」 

実況「な、なーーーんと!! シューマッハくん、カルネバーレくんのパワーヘッドをキャッチ!
    フリーで撃たれたというのに何という反応! 何というパワー!」

ディッテンベルガ「クッ!(あれでも無理なのか・・・!)」

カルネバーレのパワーが込められたボールを、シューマッハは両手に収めていた。
自分の自慢のパワーがさらに強い力で押さえつけられたよう、カルネバーレには見えた。
彼は着地した後も茫然自失で立ち竦んでしまう。


667 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/22(金) 11:58:17 ID:???

カルネバーレ「う・・・嘘だ・・・・・・」

シューマッハ「フッ、なかなかの威力だったぜ。 そらっ!」

グワアァァァァッ!!!


実況「おっと!? シューマッハくん、時間を置かずにここはワンハンドスロー!
    凄い飛距離だ、ボールはグングン距離を伸ばしてコンティくんに今届いた!」

コンティ「ははっ、たまるか! 流石はウチの守護神じゃ!
      さあここらで儂らもエエとこ見せちょうぞ!!」

パルマとしては当然狙うカウンターアタック。
ボールを持ったコンティはそのままギアを上げてドリブルを開始した。
彼とマッチアップするマンチーニはここには居ない。

マンチーニ「しまった、戻れ戻れ!!」

慌てて戻るレッチェの攻め手達、だがそうそう間に合うものではない。
人数をかけて攻めていたからには守備は薄手となり、敵の攻撃速度もそれだけ速いのだ。
頼みのジャシント・リベリはシニョーリのマークを放棄するわけにはいかず・・・
やはり門番であるディッテンベルガが何とかするより他に無かった。


668 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/22(金) 11:59:26 ID:???

ポンッ!

コンティ「そりゃディモス、サイドじゃ! そんで・・・」

ディッテンベルガ(サイド!? マズイな・・・!) サササッ

ボールは中央のコンティから左サイドのディモスに渡った。
レッチェのサイドバック、チェーザレがこれに当たらねばならないが、このサイドにはタルデリも居る。
2対1は危険と判断し、ディッテンベルガがフォローに行くが・・・

タルデリ「さあ決めて来ようぜ!」
ディモス「おお、やってやるぜ!!」
シル「オレも居るんだぜ!!」

ディッテンベルガ「さ、3対2か・・・!!」
チェーザレ「げげげぇー!!」

レッチェは左サイド、180度の世界において人数差を作られ・・・さらに中央にはコンティも居た。
チェーザレの弱さを考えれば実質1対3、ディッテンベルガにとって最大の危機が訪れた。


669 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/22(金) 12:00:41 ID:???

先着で
 ★サイドで1対3(実質)→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ》 ディッテンベルガが貫禄の守備を見せた
《ハート、スペード》 ボールをこぼされ、それをコンティがフォロー
《クラブ》 タルデリに抜け出されてさあ大変
《JOKER》 すげぇ、ディッテンベルガさんがマジであの皇帝に見えるぜ!!


670 :森崎名無しさん:2011/04/22(金) 12:03:59 ID:???
 ★サイドで1対3(実質)→ ハートK


671 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/22(金) 13:33:39 ID:???

> サイドで1対3(実質)→ ハートK
> 《ハート、スペード》 ボールをこぼされ、それをコンティがフォロー
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ディッテンベルガのマーク技術があれば、1対1で抜かれる事はまず考えられなかった。
足を出さずに相手の動きをけん制し、抜くコースも他の行動も抑え込む事が出来るから。
しかし攻め手3枚であればこの技術は役に立たない・・・
タイミングを測って足を出す以外、ここを守る方法はなかった。

ディッテンベルガ「退けぇっ!!」

ズサアァァァァァッ!!! ガシュッ!

             ディモス「痛えぇぇぇぇぇぇっ!!!」

ディッテンベルガは暴力的なタックルでボールホルダーを吹き飛ばし、ドリブルを止めてみせた。
だが彼が立ち上がるよりも早く、シルがこのボールを掠め取ろうと駆け寄る。

シル「貰ったぜ!!」

ディッテンベルガ「グゥっ!!」
チェーザレ「さ、させるかっ!!」

ボールを足で挟み込もうとするディッテンベルガ、掻き出そうとするシル
それからクリアを狙うチェーザレの3者が重なり合った。 その結果・・・・・・

672 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/22(金) 13:34:47 ID:???

ポーーーン!


実況「あっと、上だあぁぁぁぁ! ボールは上に跳ね上げられました!
    この混戦の中、タルデリくんがボールに飛びつく!!」

タルデリ「これで頂きだ!」

ディッテンベルガ「・・・っせるかぁ!!」

倒れこんだ体勢にも構わず、ディッテンベルガはタルデリに遅れて跳んだ。
諦めることのないボールへの執念が見られたプレイだが・・・
いくら彼でもこれは無理だと観客の誰もが思っていた。

ガッ!!

タルデリ「!?」
ディッテンベルガ「!!」

しかしこのボールもディッテンベルガは敵の手にやらなかった。
競り負ける事なくボールをこぼして見せたのだった。

673 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/22(金) 13:35:54 ID:???

不運か必然か・・・このボールを拾ったのがコンティでなければ、
今のディッテンベルガのプレイによってレッチェのモチベーションは跳ね上がっていただろう。

実況「ああーーっと、これは不運!! こぼれたボールがコンティくんの元に!?」

コンティ「しゃっはぁ! 2点目はもろうたのぉ!!」

ジャシント「クッ、限界だぜリベリ!!」
リベリ「ああ、行けジャシント! オレはこいつへのボールを全力でシャットアウトする!!」

シニョーリ(キラーン)

この事態になり、遂にマークの一人がシニョーリの側を離れた。
最早そうせざるを得ない状況に陥ってしまっていた。

ジャシント「うおおおっ!! 止まりやがれえっ!!」

コンティ「はっはぁー、まっことおもろい試合じゃのお! じゃけんど・・・!」


674 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/22(金) 13:37:38 ID:???

先着で
 ★コンティのフィニッシュメイキング→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ》 ドリブル
《ハート、スペード》 ロングパス
《クラブ》 パス
《JOKER》 ロングパス、そして


675 :森崎名無しさん:2011/04/22(金) 13:37:55 ID:???
 ★コンティのフィニッシュメイキング→ スペード6


676 :森崎名無しさん:2011/04/22(金) 13:38:13 ID:???
★コンティのフィニッシュメイキング→ クラブ6

677 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/22(金) 17:54:06 ID:???

> コンティのフィニッシュメイキング→ スペード6
> 《スペード》 ロングパス
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

シニョーリ「コンティッ、こっちだ!」

コンティとの勝負に賭けようとしているジャシントの耳に雑音が入る。
さっきまでマークしていた、最も警戒しなければならないシニョーリの声だ。

ジャシント(ギッ、あのガキ・・・! 頼むぜリベリ・・・)

ヤツへのパスは冷静なる相棒リベリが阻んでくれると信じ、ジャシントは必死に集中した。
目の前の相手からボールを奪取すべく、意識と視野をググッと狭めた。

コンティ「そうれ、パスを要求されちょうからな!」

ジャシント「クッ・・・!!」


ダッ・・・!  シュパァァァァン!!

コンティがパス狙いで蹴り出す様に気付き、ジャシントは反射的にシニョーリへのコースを塞いでいた。
そのままドリブルに来られていたら、そのままに振り切られていただろう。
だがコンティのプレイはジャシントの反射の通りにパスだった・・・ だった筈だが・・・
彼の蹴ったボールはジャシントの跳んだ先とは、まるで見当違いの方向を飛んで行くのだった。


678 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/22(金) 17:56:17 ID:???

ジャシント(あ!? 何処へ蹴ってやがる・・・ミスキック・・・?)

シニョーリとコンティ、その2人しか意識の中に居なかったジャシントは理解に到らなかった。
このボールが右サイドを走るジャンカルロ・フェラーリの前方に出されたパスだったとは。


トンッ

フェラーリ「ナイスパス、コンティさん!」

コンティ「しゃっしゃ、この混乱の中じゃオフサイドトラップもなんも無理かぁらん!!」

ジャシント「!!!」
リベリ「まさか!?」

シニョーリ「どこ蹴ってんだバカヤロー!」
コンティ「ほたえな姫さん! ざんじこじゃんちパス出しちゃるきに!!!」

レッチェボランチの2人は驚愕によって呻いていた。
どういう選択であろうとも、自分達を分断して中央で勝負するのがパルマの狙いだと・・・
そう思い込まされていたところで第3の選択、更にもう一つ煙に撒かれてしまったのである。
手玉に取った2人(?)のやり取りも彼等の耳に忌々しく突き刺さった。


679 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/22(金) 17:57:17 ID:???

だが残酷にもフェラーリは抜け出してゴールへと一直線だった。
スルーパス気味のボールはオテッロをフェラーリから引き離し、残るはブルノただ一人。
レッチェの運命は最早風前の灯だった。


先着で
 ★奇跡起こりますか→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ絵柄》 ブルノさん抜かれども、寸前でイスラスが追いついてカバー
《それ以外》 敢え無くブルノさん2失点目
《JOKER》 ブルノさんが超ウルトラグレートファインプレイ


680 :森崎名無しさん:2011/04/22(金) 18:00:22 ID:???
 ★奇跡起こりますか→ ハート3
相変わらずブルノさん関連の判定は鬼畜だw

681 :森崎名無しさん:2011/04/22(金) 18:01:26 ID:???
★奇跡起こりますか→ スペードA


682 :森崎名無しさん:2011/04/22(金) 18:01:34 ID:???
レッチェがかわいそうだ。

683 :森崎名無しさん:2011/04/22(金) 18:01:48 ID:???
もうだめだー

684 :森崎名無しさん:2011/04/22(金) 18:04:19 ID:???
もうGK交代じゃ!おめえの出番だ!ポスト!

685 :森崎名無しさん:2011/04/23(土) 09:10:24 ID:???
人気投票始まったばかりだけどポストの健闘すげえw

686 :森崎名無しさん:2011/04/23(土) 19:41:18 ID:???
>>685
今見てきた
票数もコメント数も最多かよ

687 :森崎名無しさん:2011/04/23(土) 22:09:14 ID:???
まずいwこの調子だとポストとブルノにワンツーフィニッシュされかねんwww

688 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 09:16:17 ID:???
そういえばファケッティさんの項目ってあります?

689 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/24(日) 13:01:33 ID:???

ちょっと昨日は体調不良で死んでました。
その間に人気投票が始まり、当事者の癖に祭りに乗り遅れた感・・・
そしてこの順位は一体・・・まあ更新を始めましょうか・・・・・・

>>682-684
今回はレッチェに対してスレ主がドS炸裂しています。
皆さんにとっては結構な思い入れがありインパクト大だったチームかと思いますが・・・
流石にGKの差は巨大ですね。


>>685-687
どういう事なの・・・
これはまさにブルノさんへのアンチテーゼなんでしょうか?
しかしブルノにも票が入ってる驚愕の事実
理解不能理解不能

>>688
おっと、ファケッティさんもしかして抜けてたかもです。
ユーべのキャプテンなのに忘れちゃったよファケッティさん!


690 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/24(日) 13:05:14 ID:???

> 奇跡起こりますか→ ハート3
> 《それ以外》 敢え無くブルノさん2失点目
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ゴールに迫りくるドリブラーを確認し、ブルノは久々にシリアスになっていた。
前半もうすぐ30分になろうという時、イスラスが止められディッテンベルガも突破された。
この流れの中で失点する事はレッチェというチームの幹が折られるほどの危険があった。
ゆえに・・・

ブルノ「仕方ねえ・・・オレも形振り構ってらんねーぜ!!!」


三杉(あの目・・・何かをやらかす人間の目だ・・・・・・。
    そしてこの予感、ミハエルの時のような悲劇が起きる・・・!?)

只ならぬ気配を三杉も感じていた。
奇跡や悲劇が起こる時の雰囲気の異様、覚悟をした人間の目・・・
そういった物事に敏感な三杉はヘソの辺りをギュッと締めてゴール前を注視した。


691 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/24(日) 13:06:33 ID:???

ズダダダダダダダダ!!!

実況「さあゴール前にフェラーリくんが迫る! 1対1、レッチェは絶体100%絶命だーーー!
    −−−−っとぉ!? 後方からイスラスくんが猛然と追っている、走っている!
    これはフェラーリくんが撃つ前に間に合うかぁ!?」

三杉「イスラス!!」

イスラス(・・・・・・)

ボールを奪われた時、パルマのPA内にいた筈のイスラスが自陣まで戻ってきていた。
もの凄い脚で失点を防ぐために必死の形相で走っていた。
ここで失点するか否かが、この試合の大きなターニングポイントになる事は彼も理解していたのだ。
亀裂骨折しているアバラ骨が悲鳴をあげるが、今はそんな事は関係なかった。
しかし・・・現実は残酷だる。

イスラス(・・・間に合わんか・・・・・!?)

距離が離れすぎていたし、フェラーリ自身も俊足・・・
そして何よりパルマのカウンターは、ここまで持ってくるのが憎らしいほど早かった。


692 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/24(日) 13:08:29 ID:???

フェラーリ「1点貰うぞっ・・・!」

イスラス「クッ・・・」
ディッテンベルガ「なんと言う事だっ・・・!」

ブルノ「させるかぁぁぁぁぁっ!!!」

実況「おーーっと、ブルノくん飛び出した! これは珍しく好判断か!?」

まさにフェラーリがPA内に侵入しようという、その直前・・・ブルノは飛び出していた。
相手のシュートコースを可能な限り失くし、あわよくば枠外を誘発させるつもりだ。

フェラーリ「そんな手が通用するかっ!」

フェラーリはそんなブルノをキッと睨み、シュートを放とうとする。
だがブルノの尋常ならぬ気迫はまだ若い彼を一瞬にして呑みこんだ。

フェラーリ(うっ・・・! こ、これは!?)

ブルノ(止める止める止める止める絶対に止める、これくらいカットイン出せば違うだろう。
     あと雷鳴とか鳴ると完璧なんだけどこの際仕方ねえ止める止める止める・・・)


693 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/24(日) 13:10:14 ID:???

絶対に守ってみせるという意思をここまで押し出す相手を見るのはフェラーリにとって初めてだった。
だが彼も選手としてフィールドに立っている、これを越えてゴールを奪わなければならない。
気に圧されながらも彼はシュートを放った。

フェラーリ「儘よ・・・!」

バシュッ!






ブルノ「うおぉぉぉぉ!!! 身体のどこかに当たってくれえぇぇぇぇぇ!!!」





イスラス「!」
ディッテンベルガ「!?」
三杉「むっ!」
クスタ「なにぃっ!?」

実況「おーーーっとブルノくん、全身をボールに向けて投げ出した! こ、これはぁっ!!!」


694 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/24(日) 13:12:09 ID:???
                | |
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          ,.r-、 ,ry | |  ヒ;;;::}
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    ,;'"'" ̄ヾ´,.., r::';;〃l'l::::;;:::::::f'_ ヾ'〃) `ヾ::::::/
   〈::::::::/ノ ヾ,jヽ='. ,,ヽへ-(ヾ::゙、 ゞ',.,.、 //::::/
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     ゙ー' /:::::;}}`",.,rt:、゙´ //::::/ ゙ー',.r::::、  _`'’
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695 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/24(日) 13:14:06 ID:???

カキーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン・・・・・・

     //                //
.    / /                //
   / /  _.. 〜'::""::''ヽ、      / /
  // /:;r‐、:::::::__:::::::::::\    / /
// /:::ノ ・ _)( ・_`つ、::::::ヽ、  l l
/ /::r(__ ノ´(:;;:)´__ノ〃ヽ:::::::} | |
  /:::::ノ二ニ彡 ノ 三彡-、 )::ノ | |    ←ブルノ
 {::::(  -_二 -‐'' ̄     )(::/ ノ ノ
 ヽ:::ヽ(    ,r'' " ''‐-‐′ノl//
   ヽ )`― ''′_ .... __ノ//
    ゞニニ二 -(/∂-‐//


ブルノ「あんぎゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

ボールはブルノの望み通り身体のどこかに当たり・・・そして彼は悶え苦しんだ。
ブルノの大事なところを『ギャリック砲!!!』したボールはそのまま・・・
バウンドしてゴールに転がっていった・・・

三杉「・・・」


レッチェ  0−2  パルマ

=============================================
前半3分  シニョーリ ドリブル→シュート (通算15得点)
前半27分 フェラーリ ドリブル→シュート (通算2得点)


696 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/24(日) 13:15:38 ID:???

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア

観客「マジか―――!」「やられた・・・」「まさかイスラスが止められるなんて・・・」
  「さすがクスタ!」「シューマッハもな!」「フェラーリもよくやったぜ!」

実況「決まったーーー! ここで追加点、レッチェにとって絶望的な追加点が入ってしまった!
    そして、おっと・・・GKのブルノくんがうずくまっています・・・」


          トv'Z -‐z__ノ!_
        . ,.'ニ.V _,-─ ,==、、く`
      ,. /ァ'┴' ゞ !,.-`ニヽ、トl、:. ,
    rュ. .:{_ '' ヾ 、_カ-‐'¨ ̄フヽ`'|:::  ,.、
    、  ,ェr<`iァ'^´ 〃 lヽ   ミ ∧!::: .´
      ゞ'-''ス. ゛=、、、、 " _/ノf::::  ~
    r_;.   ::Y ''/_, ゝァナ=ニ、 メノ::: ` ;.  ←ブルノ
       _  ::\,!ィ'TV =ー-、_メ::::  r、
       ゙ ::,ィl l. レト,ミ _/L `ヽ:::  ._´
       ;.   :ゞLレ':: \ `ー’,ィァト.::  ,.
       ~ ,.  ,:ュ. `ヽニj/l |/::
          _  .. ,、 :l !レ'::: ,. "
              `’ `´   ~


697 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/24(日) 13:16:41 ID:???

レッチェの選手達が慌ててブルノに駆け寄った。
選手全員、非常に心配そうにブルノの症状を問い質す。

マンチーニ「大丈夫かブルノ!」
リベリ「怪我したか!?」
ミケーレ「交代か!?」
カルネバーレ「無理すんじゃねえぞ!」

ブルノ「うう・・・・・・皆・・・」

弱弱しくうめき声をあげながら、ブルノがゆっくりと立ち上がった。
そして彼は仲間達にこう答えた。


先着で
 ★→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ絵柄》 ブルノ「とうとう限界みてえだ・・・」
《その他》 ブルノ「大丈夫だ、問題ない。」
《JOKER》 ポスト「お前はもう限界だ、大人しく控えに任せろ」 ブルノ「なにぃっ!?」


698 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 13:22:43 ID:???
 ★→ クラブ4

699 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 14:06:30 ID:???
無茶しやがって…

700 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/24(日) 14:18:33 ID:???

> ★→ クラブ4
> 《その他》 ブルノ「大丈夫だ、問題ない。」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ブルノ「大丈夫だ、問題ない。」

重苦しい下腹部を押さえつつ、だがそれが何でもないかのようにブルノは言ってのけた。
皆に心配をかけてはいけないという思いから、自分がゴールを守らず誰が守るんだという思いから。

リベリ「あっそ」
ジャシント「チッ!」
マンチーニ「はぁーあ・・・」

ブルノ「あれ? なにこの反応?」

レッチェのメンバーは再びキックオフをする為にセンターサークルへボールを送った。
彼らの士気は当然の如く低下している。
中盤でボールは繋がり、攻撃の筋道は悪くない・・・いや、むしろ良い。
だが最終ライン・・・強力なDFと奇跡のGKを越える事は相当に厳しかった。

マンチーニ(・・・どうにかする為に攻撃の枚数を増やせば、一転カウンターの餌食か・・・。
       ディッテンベルガのシステムもあんな形で崩されるとは思わなかった。
       これは本格的にヤバい、どう手を打ったら良いか判らないぜ・・・)

どうにもこうにも最後の一撃をブチ込むビジョンが見えぬまま、マンチーニはキックオフをした。
迷うマンチーニの様子を察したか、パルマFWの二人がすぐさま襲いかかる。


701 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/24(日) 14:19:41 ID:???

タルデリ「そらそら、余所見してていいのか!?」
フェラーリ「貰います!」

マンチーニ「クッ・・・!」

スパンっ!


なんとかパスで逃げたマンチーニだが、彼の1プレイが今のレッチェを象徴していた。
迷いのあるままでのプレイは弱気を加速する・・・
レッチェ自慢のパスワークも、攻めるためでなくキープするためにしか働かなかった。
前半残りの15分・・・


先着で
 ★前半残りの出来事→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ》 前半終盤、ディッテンベルガが攻撃参加
《スペード、ハート》 そのまま大きく試合は動かず前半終了
《クラブ》 一瞬の隙をついてシニョーリがボランチのマークを外した
《JOKER》 リベリ「ホーミングショットを見せる時が来たな」 オテッロ「アップはじめました」


702 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 14:31:22 ID:???
 ★前半残りの出来事→ ダイヤ9


703 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/24(日) 17:02:48 ID:???

> 前半残りの出来事→ ダイヤ9
> 《ダイヤ》 前半終盤、ディッテンベルガが攻撃参加
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

・・・それでもボールをキープし続けるレッチェのポゼッションサッカーの価値は大であった。
レッチェにとってはユルリと落ち着く時間を、パルマにとっては苛々を募らせる時間を過ごさせたのだから。

リベリ「ジャシント、少し縦に距離を空けるぞ!」
ジャシント「オーライ・・・よし、右だ!」
ミケーレ「ナイス、中央へ戻すぞ!」

シニョーリ「うぎゃー、もう! みみっちい事しやがって!」
コンティ「いやー、困ったの。 こりゃあ本気で中盤は敵わんぜよ。」
ガリバルディ「くっそイスラス・・・勝負しろよ! オレじゃ相手になんねえってのか!?」

この様子はスタンドから客観的に見ていても、どちらがリードしているか判らない程であった。
レッチェの方が2点のビハインドで圧倒的に不利な状況にも関わらず。

バンビーノ「中盤はレッチェの物・・・なんだがな。」
ブンナーク「相手に点をやらず、自分達が点を取りゃ勝ちって事だろ。」
中山「身も蓋もないな・・・」

三杉「だが実際そういう事だろう・・・パルマはシンプルな強さを持つチームだ。
    明確な弱点を持つレッチェにとっては相性が悪いのは否定できない事実だ。(チラッ)
   (残りはもう4分とロスタイムか・・・そろそろ来るな。)」

メンバー達と状況を論じ合いながら・・・
三杉は時計を確認し、前半最後の見せ場を心待ちにしていた。
そろそろ来る筈なのだ・・・ディッテンベルガがゲームメイクをする時間が。


704 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/24(日) 17:04:20 ID:???

実況「さあ前半も残すところあと2分、攻めきれないレッチェとボールを奪えないパルマ・・・
    このまま何も起こらずにハーフタイムを迎えるのでしょうか・・・?」

シニョーリ(ヘンっ、そんなわけないだろ!?)

目をキランと光らせ、シニョーリが一瞬のチャンスを待っていた。
前半終盤、気が緩みパスコースが甘くなる時間を。

ミケーレ(もうハーフタイムかぁ・・・後半逆転できるンかこれ?)

マンチーニ「ミケーレ、いったぞ!」

ミケーレ「ふえ!?」

トーーンッ


絵に描いたように集中を切らしていたミケーレが、トラップを僅かに大きくしてしまった。
これを見逃さんとシル、ディモスがプレスに走る。

ミケーレ「(ゲッ、ショートパス無理だ・・・! 後ろに大きく・・)ジャシント!」

ポーーーン!


山なりのパスでシルの頭を越し、ボールはジャシントへと向かう・・・
だがこの緩いパスをそのまま通させる程パルマは甘くなかった。


705 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/24(日) 17:05:34 ID:???

シニョーリ「へへッ、そらぁっ!」

クルンッ・・・
    ダダダァッ!!

ミケーレ「あばばっ!?」
ジャシント「ゲェッ!!」

実況「おっと、放物を描いたこのパスをシニョーリくんがアクロバティックにカット!
    そして着地直後に当然ドリブルダッシュ! 最後の最後でパルマのチャンッ・・・」

三杉(いや、甘い!)

ズザァァァァァァッ!!!
  ガシッ!!    シニョーリ「うぎっ・・・!!」


実況「・・・スではありません! ディッテンベルガくんが直後にクリークタックル!
    シニョーリくんを豪快に吹き飛ばしました! 危険の臭いを察知していたか!?」

レッチェにとってピンチになりそうな状況だったが、見事に防いでみせた。
そして時間帯的にもリスクを負わずにこの男が攻撃に参加できるタイミングが来ていた。


706 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/24(日) 17:07:24 ID:???

ディッテンベルガ(ミケーレのミスのお陰で、敵が片サイドに寄っている。
          このフォーメーションの崩壊を利用しない手は無い・・・)

スパァァァァァン!!!


彼はここで大きくパスを出した。
クリア・・・ではない、敢えてミケーレの側のサイドに振ったのだ。
だが狙ったのは更に上のライン、モゼに対してだ。

コンティ「ぬぉ!?」
トリノ「なにやってんだ!」

意表を突かれたコンティはそのまま素通りさせてしまう。
これを見たトリノが慌ててモゼに対するフォローとしてサイド側へ走るが・・・
肝心のパスを受けたモゼはと言えば、冷静に次の処理を準備していた。

モゼ(サインは・・・OK、了解!)

ポーン!


ノータイムでマンチーニへと戻すマイナスのパスである。
ワンプレイでトリノが釣り出され、シル、ディモス、コンティが動きを縛られてしまった。

ディッテンベルガ「マンチーニ、こっちだ!」

マンチーニ「頼む・・・!」

改めてボールを受け取り、ディッテンベルガのプロデュースによる前半最後の攻めが始まった。

707 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/24(日) 17:08:27 ID:???

三杉(あの強力な最終ラインを前に・・・君はどう攻める、ディッテンベルガ?)

中央やや左をドリブルで駆け抜けながら、ディッテンベルガは最終ラインを睨みつけた。
クスタが守る最終ラインを突き破るにはどうすればいいか・・・
当のクスタもディッテンベルガがどうのように攻めてくるか、万全に待ち受けていた。

クスタ(ディッテンベルガ、ゲームメイクの力も流石に一流ですか・・・だが来るなら来い!)

ディッテンベルガ(クスタを抜く事はオレには出来ない、ならばどうする・・・?)


先着で
 ★どうするディッテンベルガ?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ》 クスタと当たる直前にイスラスとクロスオーバー・・・と見せかけて
《ハート》 クスタと当たる直前にイスラスとクロスオーバー
《スペード、クラブ》 クスタと当たる前にテイクオフシュート&FWに捻じ込みを狙わせる
《JOKER》 ???


708 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 17:08:49 ID:???
 ★どうするディッテンベルガ?→ ダイヤK


709 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/24(日) 17:23:43 ID:???

> どうするディッテンベルガ?→ ダイヤK
> 《ダイヤ》 クスタと当たる直前にイスラスとクロスオーバー・・・と見せかけて
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ディッテンベルガ(イスラス・・・!)

イスラス(・・・クック・・・・・・)

ここで二人の視線が交わった。
互いに信頼し合える二人・・・その眼は全く同じゴールの絵を見ていた。

シュビッ
  シュビッ・・・!


実況「おっと、ここで並走していたイスラスくんがディッテンベルガくんとの距離を詰め・・・
    そして二人の進む道程が今、交差し合うぞ!!」

ファビオ「ゲッ!」

ストッパー役のファビオが急激な状況の変化に驚きの声を上げた。
クスタはこの状況を鑑み、先の先まで筋を読もうとしていた。
この二人の考えるフィニッシュは何なのか・・・その最も効果的な手を探った。


710 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/24(日) 17:25:34 ID:???

クスタ(位置取りからしてイスラスが中央、ディッテンベルガがサイドに広がる・・・
     ボールはどちらが持つ? そしてフィニッシュは?)


先着で
 ★クスタの洞察→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ》 サイドに広がり切る前にディッテンベルガがシュートと読む
《ハート、スペード》 イスラスが中央から切り込むと読む
《クラブ》 イスラスのフライングボレー狙いと読む
《JOKER》 二人は囮、ブルノのオーバーラップ狙いと読む


711 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 17:26:43 ID:???
 ★クスタの洞察→ クラブJ

712 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 17:28:03 ID:???
どうやったらJOKERの考えになるんだwww

713 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 17:29:02 ID:???
くそう、ここはJOKER出て欲しかったwww
しかしクスタ厳しいなぁ。

714 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 17:30:10 ID:???
もちろんJOKERだから引けば読みが当たるんですね、わかります。

715 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/24(日) 18:01:43 ID:???

>>712 ここまでのブルノの奇行を考えれば、全て計算づくの罠だったと考えるのは確定的に明らか


>>713 残念、運命神はどこまでもパルマの味方! きたないな


>>714 ブルノさんは確実にオーバーラップしてましたね。
=============================================

> クスタの洞察→ クラブJ
> 《クラブ》 イスラスのフライングボレー狙いと読む
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

考察に与えられた時間はほんのごく僅か・・・にも関わらずクスタは不敵に笑った。
クスタの冷徹な頭脳はディッテンベルガの思考を読み解いたのである。

クスタ「ファビオ、イスラスを追って離れるな!」

カステッリーニ「ハイっ!!」

クスタ(よし、私はディッテンベルガへの牽制を!)

カステッリーニに指示を出し、自身は位置を僅かに動かす程度にディッテンベルガを追った。
ボールホルダーがディッテンベルガである事をクスタは完璧に読んでいた。


716 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/24(日) 18:04:03 ID:???

クスタ(後は彼に万が一のシュートを撃たれぬようコースを阻めば・・・)

ディッテンベルガ(まさか読まれた・・・!? だがこれ以上の手は他に無い・・・ええいっ!)

クスタに自分達の狙いを読まれた事に気付いても、ディッテンベルガは動きを止めなかった。
迷って最適なタイミングを逸すれば、そればゴールを奪える確率いたずらに下げるだけだからである。

シュパァァァァン!


実況「おっと、ボールを持っていたのはディッテンベルガくんだ!
    そしてサイドに回ってからのセンタリングを放ちましたっ!!
    イスラスくんにはカステッリーニくんが着いている、さあどうなる!?」

カステッリーニ「PA内で好きにさせるかよっ!」
シューマッハ「フン、無駄な足掻きだ!」

イスラス(決める・・・決めるぞ・・・!)

ザッ・・! ザッ、ザッ・・・!


717 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/24(日) 18:05:18 ID:???

先着2名様で
 ★vsファビオ、シューマッハ→! card★
 ★vsクスタ→! card★
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

・vsファビオ、シューマッハ
 《ダイヤ、ハート》 シュートは邪魔されずに放たれた
 《スペード》 ボールは弾かれて・・・
 《クラブ》 ボールを奪われた
 《JOKER》 ゴール確定

・vsクスタ→! card
 《ダイヤ、ハート》 ゴールが決まった
 《スペード》 ボールは弾かれて・・・
 《クラブ》 シュートを止められた
 《JOKER》 ゴール確定


718 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 18:05:37 ID:???
★vsファビオ、シューマッハ→ クラブ5


719 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 18:07:05 ID:???
もうだめだぁ…おしまいだぁ…!

720 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 18:10:17 ID:???
 ★vsクスタ→ クラブJ
無失点宣言のシューマッハぱねえ

721 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 18:13:58 ID:???
パルマの守備が堅すぎるw

722 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 18:16:43 ID:???
次フィオはこれと戦いますw

723 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 18:22:20 ID:???
かなり厳しいけどまだわからんぜ?
人気NO.1候補のポストさんが鬼のような守備を見せつけて流れを変え
まさかのレッチェの逆転サヨナラ勝利かもしれんぜ?

724 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/24(日) 19:26:25 ID:???

>>719-721 このパルマ容赦せん! ・・・とでも言わんばかりだ、この悪魔鬼!
>>722 頑張って勝って下さい!
>>723 そうそう、何が起こるかはまだ・・・って、流石にそれはww
=============================================

> vsファビオ、シューマッハ→  《クラブ》 ボールを奪われた
> vsクスタ→  《クラブ》 シュートを止められた
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ファビオ「おーらぁぁぁぁっ!!」

イスラス(こいつ・・・! 急に動きが鋭く・・・・・・!?)

先程まで眼中になかった筈のルーキーが、突如としてこれまでと違う次元の動きをしてきていた。
こちらの動きをしっかりと読み、ついてくる・・・その上自身のポジショニングも確かだ。
眠っていた獅子を目覚めさせてしまったかと、イスラスは内心舌を打った。

イスラス「だが・・・!!」

グワア・・・・・・


カステッリーニ「な、なんだとぅ!? そ、底なしかよアンタ・・・!!」

イスラスが易々とルーキーに後れを取ることなど有り得なかった。
ベストなポジショニングこそ確保できなかった物の、そのスピードと跳躍力で一気にマークを抜けだした。
ここまでを見て、レッチェサポーターは安堵した。
ようやく1点、後半に向けて反撃の狼煙となる1点が入ったと・・・


725 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/24(日) 19:27:38 ID:???

シューマッハ「だが、そうはいかん!!!」

ガシッ! バシュッ!!!


イスラス「な・・・!」

フライングボレーの蹴り足が途中までで振り切れず、イスラスは驚愕した。
勿論、ミラクルキーパーと呼ばれたピーター・シューマッハがボールを抑えていたからだ。
そう、シューマッハはフライングボレーのスピード、高さに完璧に対応して見せたのである。

実況「止めたあぁぁぁぁぁ!! シューマッハくん、ここも完全に抑えました!
    何という判断力、何という身体能力!! そして・・・」


ピイィィィィィィィィィィ!!!

実況「今ここで前半終了の笛が鳴りました! 2−0、パルマのリードでハーフタイムを迎えます!」


シューマッハ「ナイスシュート。 お前スゲェな、ヒヤリとしたぜ。」

イスラス(グッ・・・ゴール前でこれほど無力感を味わわされるか・・・・・・
      このままでは勝てんな・・・このままでは。)


726 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/24(日) 19:28:40 ID:???

笛が鳴り、アナウンサーが前半終了を告げてもイスラス達はなかなか動き出せなかった。
前半終了間際の速攻は、これまでの試合の中でもベストな選択、ベストなタイミングに近く・・・
それにも関わらず、ゴールを脅かす事も出来なかったからである。

ディッテンベルガ(それだけじゃない。 クスタ・・・アイツはオレの狙いを読み、動きを牽制し・・・
          その上で、あいつはイスラスのシュートをも確実に止めていた。
          あれ程のDFだったとは、想像もしてなかった・・・。)

クスタのブロックへと繋げるフォローの動きの無駄のなさをディッテンベルガは確認していた。
彼は悔しがりながら確信していた。 イスラスがあのまま競り勝ってシュートを放っていたとしても・・・
後ろに構えていたクスタがそのシュートを100%完璧にブロックしていただろうと。

レッチェは前半戦を終え、勝利への道筋を失っていた。

無論パルマもレッチェに対して思うように戦えていない。
イスラス、ディッテンベルガに煮え湯を飲まされているし、中盤もやられている。
シニョーリも思ったより抑えられており、彼がまだ1得点しか上げられていないのは驚くべき事態だ。

だが、それでもレッチェが今感じている絶望感とは全く違う。
レッチェはまさに状況を打開する手がない、勝ちの目が見えない状態であった。


727 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/24(日) 19:30:09 ID:???

ゴクリ・・・
仲間の誰かが唾を呑みこんだ音で、三杉もようやく現実に引き戻された。
あまりに明晰なクスタの読みと、DF、GKの守備力の高さに三杉は一時茫然としていた。

三杉(ディッテンベルガとイスラスの攻撃は間違いのない最良手だった・・・
    しかしそれを読み切り、シュートを撃つ前に止めさせたクスタ・・・なんてヤツだ。)

周囲を見れば、新田は信じられないといった様子でグラウンドに今も釘付けにされていた。
そしてブンナークでさえも難しそうに腕を組みながら汗を垂らしている。

三杉(彼らがショックを受けるのも当然か・・・だがこのままいけば僕らと当たるのはパルマだ。
    あの最終ラインをどうにかしなければ、フィオレンティーナも同じ目を見る・・・)

早急に対策を考えなければならないところだったが、どうにも頭がうまく回らなかった。
どうやら三杉もまだショックが抜けきっていないようである。
検討するならば、少し気分を転換して頭をクリアにしてからが良いかと考える。

三杉(・・・と言ったところで一体どうしようというんだ僕は?)


728 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/24(日) 19:31:43 ID:???

A ちょっとその辺りを散歩してくるか
B 中山とツレションだな・・・
C 新田と売店で買い食いするか
D マルコがナディアとどこまでいってるか聞きだそう
E ブンナークに金のベッドの話をしてやろう
F 弥生とモニカの事を考えて賢者モードになるんだ、そうすれば頭もスッキリする!(要10票)
G いいや、僕は何が何でも今考える!(要4票)

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


729 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 19:32:59 ID:9JleMy6k


730 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/24(日) 19:45:26 ID:???
Aに1票・・・というとこで本日はここまでにします。



春の人気投票祭が開催中であります!
先輩方に混じって弊スレも参加中です、皆さまのご参加を奮って焚きつけますぜ!
現在の1位は・・・げぇ、ポスト!なのは置いといて・・・

霧雨さん・・・ぬえが超人気、さすがはヒロインだぜペロペロ
滝さん・・・地獄の兄貴が当然人気だが、私はデビルねこさんを応援してるぜ!
モリブレムさん・・・新田いかすぜーーー!(あと森崎ガンバレー)


投票所はこちら!

第三回キャプテン霧雨キャラクター人気投票
http://capmori.net/vote/vote2n/bbs.cgi

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第二回ファイアーモリブレムキャラクター人気投票
http://capmori.net/vote/vote2q/bbs.cgi

アナザーカンピオーネキャラクター人気投票
http://capmori.net/vote/vote2p/bbs.cgi


731 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 20:21:34 ID:zT/wFn5w


732 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 22:37:55 ID:???
ポスト乙でしたー……なんで着実に票伸ばしてるのwww

733 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/25(月) 13:42:41 ID:???

>>732 乙あざーーす、なんか祭りが始まった予感ですw
=============================================

>A ちょっとその辺りを散歩してくるか
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉(少しばかりその辺りを散歩してくるか・・・空気を吸えば気分も変わるかも知れない。)

特に目的もなく歩き回るのも良いだろうと、三杉は一人椅子から立ち上がる。
チームメイト達はトイレか何かかと行く先を気にしたが、散歩だと答えるとそれ以上は何も言ってこなかった。
そのまま三杉はスタンドの裏手、スタジアムの外の木々が臨める場所へと向かって行った。


先着で
 ★誰かと会うかな?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ》 其処には身なりの良い若紳士風の男性が居た
《ハート》 途中で50〜60歳くらいのチョイ悪オヤジ風がナンパしているのを見かけた
《スペード》 黒い服を着た男に声をかけられた
《クラブ》 野心を四方八方に醸し出す金持ち風の中年男性に声をかけられた
《JOKER》 ジョアンと遭遇した


734 :森崎名無しさん:2011/04/25(月) 13:54:39 ID:???
 ★誰かと会うかな?→ ハートA

735 :森崎名無しさん:2011/04/25(月) 16:26:11 ID:???
スナッチャー窃www404懐かしいですw
もしやアナカンさんはデジタリアン…!?
いや…もう少し様子を見よう。俺の予感だけでみんなを混乱させたくない

736 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/25(月) 19:03:03 ID:???

>>735 いえいえ、スレ主がデジタリアンなんて事あるわけがないじゃないですか。
     デジタリアンが居るとしたらそれはブルノさんです。ヤツはサイコー
=============================================

> 誰かと会うかな?→ ハートA
> 《ハート》 50〜60歳くらいのチョイ悪オヤジ風がナンパしていた
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

脅威という言葉に相応したパルマの最終ラインのこと・・・
監督に指摘された、今後の自分が歩んで行く道、成し遂げようとする何か・・・
これらが三杉の思考に順に現れては消えていき・・・全てはスタート地点に戻る。
答えのない知恵の輪と向い合っているかのように、頭の中はグルグルと回っていた。

三杉(気分転換に出て来たというのにこの体たらく・・・参ったものだな。)

そんな彼に周囲の景色など目に入ろう筈が無い。
気付けば、彼はスタジアムの最裏手・・・人気のほとんど無い場所に辿り着いていた。
ここまで来れば人々の声もそこまで騒がしくなく、木々の吐き出す酸素が彼の頭をリフレッシュしてくれる。

三杉(・・・の筈だったけど、先客か。)

三杉は一組の男女の存在に気付いた。
周囲が静かな分、2人の語らう声が耳に入ってきてしまうから気付くのも当然と言えば当然だ。

737 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/25(月) 19:05:17 ID:???
普通なら三杉でも誰でも、そんな男女の会話が耳に入らぬようにする程度は無意識のうちに出来る。
しかしこの会話がその人物に嫌悪感を抱かせるような内容だと、途端に鼓膜への振動を始める物だ。
耳障りな物ほど聞こえてしまうのは皮肉な話だが、今まさにその現象が起こってしまっていた。

女「からかわないでよ・・・貴方、私の父様くらいでしょ? 」

男「恋に年齢を口に出すなんてバカバカしいぜ。
   キミという美しい花が咲いていて、私がその存在に気付いてしまった・・・十分じゃないか?
   それに・・・私はキミの父親なんて年齢じゃあない。」

女「もっと若い・・・とでも言うんでしょ?」

男「とんでもないね、私はもうとっくに80を越えている。 言うならばお爺さんくらいだろうさ。」

女「ふふ、そういう冗談は下手なのね。」

三杉(ナンパか・・・イタリアではよくあること。 とは言え・・・)

女の方はまだ学生くらいであろうか? 三杉と同じくらいか、少し上のようにも思えた。 
見た目については・・・カードで10かJくらいはある、三杉の目から見ても美人と言えるだろう。

問題はナンパしている男の方である。
50〜60歳くらい(恐らく後半)であろうか? タレ目気味で両目尻の下に奇妙な痣がミステリアスだ。
白いジャケットに赤のパンツという趣味の悪い組み合わせにも関わらず、不思議と似合っていた。
また頭には大きな羽飾りの刺さった赤と黒のチェック柄のシルクハットが嫌でも視線を吸い寄せる・・・。


738 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/25(月) 19:09:43 ID:???

三杉(着こなされた個性的なファッション、端整な顔立ち、手馴れた女性の扱い・・・
    若い頃はさぞ浮き名を流した事だろうが、流石に年甲斐という物を考えて欲しいものだ。)

みっともないと思ってしまうのは三杉が若いからだろうか、それとも日本人だからであろうか?
ともかく、老人一歩手前の男が女性に纏わり着いて口説く様は、三杉の嫌悪感を少なからず刺激した。

・・・しかし歯の浮くような会話は途切れる事なく続く。

男「美しい貴女・・・だけど一つだけ不完全なところがある。」

女「・・・なあに?」

男「そのネックレス・・・キミにはちっとも似合ってない。 キミに似合うのこんな色のネックレスさ。」

そう言って男は、高そうではないが造型の美しいネックレスを取り出した。
そのネックレスは、確かに女性の服装とは色といい雰囲気といいコーディネイトが完璧と言える。

女「わぁ・・・確かにこのネックレスよりも全然素敵ね・・・。」

そう言って思わず伸びた女性の手を男が制した。

男「まあ待って、ネックレスにおまじないをするよ。 君に愛の魔法がかかるように・・・。」

男はネックレスのポイントに口づけて、女性の後ろに回ると・・・
髪を撫でる様に手を這わせてから、女性のネックレスを付け替えてやったのだ。

739 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/25(月) 19:11:12 ID:???

そしてドサクサで相手の耳に何事かを呟くと、男が紙切れを女性の手に持たせるのが見えた。
そのまま流れるような動きで女性から離れ、男はスタンドの方へと去って行った。
女はと言うと、その男の去っていった方向をボーっと見つめている。

それを見て、三杉は何とも言えぬ気持ち悪さを覚えていた。

三杉(はぁ・・・胸焼けがする・・・ リラックスしに来て、まさかこんな気分になるとは。
    しかも最後まで見てしまって・・・これじゃあまるで出歯亀みたいだ。)

他人のやる事だし、別に乱暴も無い・・・文句をつける筋合いも何もない。
だが不愉快な気分になってしまったのは事実である。
とんだ公害に遭遇してしまったものだと、三杉は自身の運の悪さを呪った。

だが、この出来事は意外にも三杉にとって旨く回った。
彼の思考はこのナンパシーンによって僅かな時間で置換されきってしまったのだ。
ナンパオヤジを見て内心軽蔑する事で、頭が物凄く冷め切って冷静になれた。
これならば、少なくとも戦術を考えるくらいは出来そうなのである。

三杉(なんだかなぁ・・・)


740 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/25(月) 19:12:16 ID:???

溜め息を深々と吐きながら、三杉は自分の席へと歩き出した。
トボトボと歩くその帰路の中、不運にも先程のナンパオヤジの姿がまたも目に留まってしまった。
嬉しくない偶然に三杉は内心もう一度溜め息を吐き、そして・・・

三杉「・・・・・・」


A 知らん振りして通り過ぎよう・・・
B 遠回りして席に戻ろう・・・
C 何となく・・・声をかけてみようかな
D そ の 他

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


741 :森崎名無しさん:2011/04/25(月) 19:16:47 ID:5TtJc8Os


742 :森崎名無しさん:2011/04/25(月) 19:33:24 ID:pCR1puRc
C

どう展開するんだw

743 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/25(月) 20:02:54 ID:???

> C 何となく・・・声をかけてみようかな
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

何故そんな事を思ったか? そんな事は三杉自身にも判らない。
だが三杉はこのナンパオヤジに声をかける気になってしまった。

三杉(・・・って、何て話しかければいいんだ? まさかさっきのナンパ見てましたとか言うのか?)

先程のストレスもあり、なんだかヤケクソな気分になってきた三杉・・・
どうせ行きずり、もう二度と会う事のないヤツだろうと考え始めた。
そして冷静とヤケクソの間で彼が弾き出した声かけ文句は、こーんな感じになってしまった。


A パンチを効かせるぜ!「もしもーし。 ボクの名はジュン・ミスギ、トウキョウから来た!
   初対面でぶしつけだけどねェ〜〜〜 オッサン、1分以内に年金持ってこい! いいなッ!」
B 養豚場のブタを見るような目つきで言ってやろうか! 「気持ち悪かったぜ、色気づいたオッサン」
C 経験値の高さは間違いない! 「僕にひとつナンパをご指導願えませんか?」 
D 穏便に話しかけるかな・・・嫌だけど 「へいミスター、サッカー楽しんでるかい?
E 因縁を吹っかけてみるか 「こっち見んな!」
F ここだ、ここだ聖職者だ! 「ヘイユー! アナタは10点です! 神を信じてますか!?」
G そ の 他

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


744 :森崎名無しさん:2011/04/25(月) 20:04:33 ID:wbIiKJUc


745 :森崎名無しさん:2011/04/25(月) 20:04:53 ID:qE6HdHTg
D
はっちゃけすぎw

746 :森崎名無しさん:2011/04/25(月) 20:23:25 ID:???
そりゃあ人気投票でポストがトップなんだぜ……はっちゃけたくもなるわw

747 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/25(月) 20:41:19 ID:???

>D 穏便に話しかけるかな・・・嫌だけど 「へいミスター、サッカー楽しんでるかい?」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉(ま・・・貴公子たる者、行きずりの下卑たナンパオヤジでもそれなりの対応をしなければならないか。)

どれほどハッチャケてやろうかと考えていた三杉だが、そこはギリギリで思い留まった。
貴公子を目指す人種としては言ってはいけない言葉というのがあるのだ。
彼はメンタルをなるべくニュートラルにし、陽気な感じで声をかける。

三杉「へいミスター、サッカー楽しんでるかい?」

男「ん・・・?」

三杉の声に反応し、男がこちらを振り向いた。
マジマジと見ると、元々の端整な容姿に熟年の魅力が顔に刻まれているのが判る。

男「ああ、サッカーの事はよく判らないがそれなりに楽しんでるぜ。」

三杉(意外にも魅力的な雰囲気を持っているじゃないか。
    少なくとも下心以外に何も持ち合わせていない下衆な人間ではないように思える。)

三杉の声に対し、男は陽気な笑顔で返してきた。
そのニカッとした笑顔には一定の気品と野性味が感じられる。
また紳士的と奇抜の狭間にありそうなファッションは、ミラノでは良い趣味なのかも知れない。

748 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/25(月) 20:42:35 ID:???

・・・とは言え、三杉はその言葉に少しひっかかりを感じた点がある。
その点を今度は率直に問い質してみることにした。

三杉「サッカーの事がよく判らない・・・? なのにスタジアムへ?」

男「ちょっと、人と会う用事があったものでね。
   ・・・ところで少年、キミはさっきの試合に出ていた奴だろ?」

三杉「えっ? ああ、はい。(そう言えばボクの方が顔を知られていて当然か・・・)」

男「オレは素人だが、オレでも判るくらい良いプレイしていたじゃないか。
   ちょっとだけワクワクしたぜ、ちょっとだけな。」

三杉「それはどうも・・・喜んで頂けたなら良かった。(まあ大抵の女性はこんなノリにホイホイ
    やられてしまうのかも知れないな、僕には関係のない話だけど。)」

ノリの良い男だ・・・と三杉は感心した。
少々呆れているが、男性的な魅力は確かに感じられる人物だった。

男「ところで少年、ちょっと聞きたい事があるんだが?」

三杉「はい?」

男「“Play for win” OR “Play for team”・・・キミにとってサッカーはどちらだい?」


749 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/25(月) 20:43:47 ID:???

三杉(はあっ・・・? 勝つ為にプレイしているのか、チームのためにプレイしているのか・・・
    って事を聞いているのだろうか? 何を言いだすんだ、この男?)


A 「それはもちろんPlay for winですね。」
B 「それはもちろんPlay for teamですね。」
C 「それはもちろんPlay for meですね。」
D 「それはもちろんPlay for youですね。」
E 「どちらかと言えば・・・Play for winですかね。」
F 「どちらかと言えば・・・Play for teamですかね。」
G 「どちらかと言えば・・・Play for Yayoiですかね。」
H 「何を言っているんだお前は?」
F そ の 他

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


750 :森崎名無しさん:2011/04/25(月) 20:45:36 ID:jq3YXAns


751 :森崎名無しさん:2011/04/25(月) 20:46:27 ID:Ikn2s87c


752 :森崎名無しさん:2011/04/25(月) 20:47:13 ID:wbIiKJUc


753 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/25(月) 20:49:30 ID:???
本日はここまでとします。
次回もハッチャけて宜しくっすよもしもぉ〜し。
あ、春の人気投票祭に誘導しちゃいますね。



第三回キャプテン霧雨キャラクター人気投票
http://capmori.net/vote/vote2n/bbs.cgi

第二回ラインライダー滝キャラクター人気投票
http://capmori.net/vote/vote2o/bbs.cgi

第二回ファイアーモリブレムキャラクター人気投票
http://capmori.net/vote/vote2q/bbs.cgi

アナザーカンピオーネキャラクター人気投票
http://capmori.net/vote/vote2p/bbs.cgi



べ、べつにポストが一位取ったって悔しくなんかないんだからね!

754 :森崎名無しさん:2011/04/25(月) 21:34:03 ID:mPflSyfE


755 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 00:15:55 ID:???
ポスト<くやしいのう、くやしいのうw
はいはいフォメフォメ

−−−H−−− Hブンナーク
−−−−−−− 
−F−I−J− Fバンビーノ I三杉 J新田
−−−−−−− 
−E−G−B− Eレントゥルス Gマルコ Bダラピッコラ
−−−−−−−
−A−D−C− Aスペルマン Dミュラー C中山
−−−−−ー− 
−−−@−−− @ラムカーネ
※三杉と新田は場所交代してもいいかも

シニョーリを止めようとは思わず消耗させる陣形
サイドを比較的固くすることで中央突破を誘導する
必殺作戦の7人攻撃対策もかねて
失点するかどうかはラムカーネの頑張り次第。

ブンナークと新田頼りにセンタリングしてもクスタとシューマッハに対処される
得点するにはゴール前に3人目が必要になってくるはず

756 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 00:32:38 ID:???
この調子だとポスト100票行くね

757 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/26(火) 15:27:45 ID:???

>>755
そんなポスト、猫に全力で爪を研がれろー
っとと、フォメ案感謝です。 オランダやアヤックスの3-3-3-1を基本にサイドを下げた感じですかねぇ。

>>756
本当にそんな勢いですね、これは流石に想像の斜め上でしたw
=============================================

> F 「どちらかと言えば・・・Play for teamですかね。」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


サッカーをよく知らないと言う男が聞いてくるような質問なのかと訝しむ三杉だが・・・
よくよく考えれば、事はサッカーに限る物ではないと判断できる。
そう自分の中で納得すると、三杉は自身が臨むサッカーへの取り組み方を今一度考えてみた。

三杉(僕はサッカーが好きだ・・・それは原初に孵っての理由だろう。
    今はプロを目指して大会に臨み、プレイしている。
    僕自身が活躍しなければトップからも声がかからない・・・そういう意味では
    僕は自分の為に、自分の目的のためにプレイをしている。 だが・・・)

そう考える三杉だが、前者はともかく後者については自身の行動との矛盾を孕んでいた事に気付く。
それが最も顕著だったのはユヴェントス戦である。
あの試合はPlay for winにすら矛盾しつつあった特殊な状況だった。


758 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/26(火) 15:29:34 ID:???

三杉(あの試合・・・不利になる事が判っていながら、ダラピッコラのボランチ起用を監督に進言した。
    そして、その不利を埋める為にと自分が縁の下で汗掻き役をやる事にしたんだ。
    自分が活躍する事を最優先に考えていれば、こんな選択は有り得なかった筈・・・。)

そう・・・結果的に試合には勝ち、ダラピッコラは壁を越えて大きく成長した。
しかし試合に勝つ事だけを考えた戦術なら、より有利に闘える道もあった筈である。
自分が活躍して勝つ、という選択だってあった筈である。

またレッチェ戦では勝利への戦術として、味方の足りない経験を補う為に
バンビーノと共に複数のコーチングをしながらプレイをしていた。
ローマ戦では戦術上の敗北を覆すため、メンバーの力を最大限に引き出すような・・・
パスに意志を込めて交わす事の重要性と改めて向き合っていた。

三杉(僕は勝つためのプレイを選んでいる・・・けれどそれは僕だけが勝つようなやり方じゃない。
    チームの弱い部分を補い、強い部分を引き出すようなやり方を選んできた気がする。
    何故か・・・・・・? それは・・つまり・・・・・・。)

男「どうした少年? 迷わせるような事を聞いてしまったか?」

考えにのめり込んでい三杉に対して男が言葉をかけた。
2、30秒ほどは思考の渦の中に居たであろうか?
ハッと現実に戻った三杉は少々慌てながらこう答えた。


759 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/26(火) 15:31:37 ID:???

三杉「・・・え? ああ・・・そうですね、ちょっと色々と自問自答していました。」

男「そうか・・・ で、答えは出たのかい?」

三杉「まあ・・・はい。 どちらかと言えばPlay for teamですかね。」

男「ほう・・・? 少々キレの悪い答えだが、何か理由が?」

三杉「・・・『Play for win』、『Play for team』、僕はどちらも持っています。
    それにもう一つ、『Play for me』と言う考えもあります。」

男「Play for me・・・ね。」

新たに出された質問外の答えを噛み締めるように反芻し、男は苦笑をしてみせた。
恐らく何を意図した言葉なのか判らないのだろう・・・
いや、もしかしたら言葉そのままにある程度予想をし、呆れたのかも知れない。
三杉は自らの言葉の意味を男に対して説明する。

760 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/26(火) 15:33:27 ID:???

三杉「僕はプロとして一人立ちする事を求めている、自らが強く在る事を求めています・・・
    だから自分の為にプレイをするという要素は当然あるけれど、
    プレイ中の思考においては、それは決して最優先事項じゃなかった。」

これが三杉のPlay for meだが、その真意はここではないと男に主張した。

三杉「強くなる為に高いステージを求め・・・でもその為には勝っていかなければならない。
    勝っていく為に何をすべきかを考えてプレイをするけれど・・・
    それは全てチームの弱い部分を補い、強い部分を引き出す事に帰結していました。」

男「・・・」

三杉「・・・仲間達の勝ちたいという気持ちを紡ぎ合わせる為に、僕はパスを発しています。
    仲間の意志を感じ取るためにトラップをして・・・意志を絶やさない為に守備をしています。」
    ・・・僕のプレイは勝つ為に在るけれど、それは全てチームの為に在る。
    だから、どちらかと言えば『Play for team』に近いんじゃないかと思っていますよ。」

男「なるほどな、面白い答えだ・・・・・・ああ悪くない、実に面白い。」

男は三杉の答えに頷き、どうやら関心と感心の両方を示しているようだった。
そして彼は一頻り満足すると、続けてこのような言葉を繋げた。


761 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/26(火) 15:34:58 ID:???

先着で
 ★その男の真意(・・・なんて物があるのか?)→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ》 男「お礼に一つ面白い逸話を聞かせてやろう」
《ハート》 男「キミのサッカーは、さっきのあのパルマってチームのサッカーとはどうやら対極だな。」
《スペード、クラブ》 男「おっと、そろそろ待ち合わせ場所に行かなきゃならない、それじゃあな。」
《JOKER》 ??「カエサルさん・・・?」 男を呼ぶ声? そう言えば人と会う用事があると言っていたか?


762 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 15:36:38 ID:???
 ★その男の真意(・・・なんて物があるのか?)→ ダイヤ8

763 :755:2011/04/26(火) 17:16:22 ID:???
>>755の別パターン失礼をば

−−−H−−− Hブンナーク
−−−−−−− 
−F−I−J− Fバンビーノ I三杉 J新田
−−−−−−− 
−G−E−B− Gマルコ Eレントゥルス Bダラピッコラ
−−−−−−−
−A−D−C− Aスペルマン Dミュラー C中山
−−−−−ー− 
−−−@−−− @ラムカーネ

EレントゥルスとGマルコの位置チェンジ
レントゥルス→シニョーリにマーク行動
成功すればそれでよし失敗しても気にしない
消耗策なら徹底してこうということで。
…うーんでも中央にパサーのマルコがいることも意味あるし
どうすれば、助けてアンザーニ監督!

764 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/26(火) 17:58:50 ID:???

>>763 おっと、別パターンまで・・・いつもいつもありがとうございます。
=============================================

> その男の真意(・・・なんて物があるのか?)→ ダイヤ8
> 《ダイヤ》 男「お礼に一つ面白い逸話を聞かせてやろう」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

男「気紛れな質問に真剣に答えてくれた事に敬意を表すよ。
   そうだなぁ・・・お礼に一つ面白い逸話を聞かせてやろう」

三杉「はあ・・・(なんだかなぁ・・・変なのに声をかけてしまったもんだ。)」

男は勝手質問してきて勝手に納得し、尚且つ唐突に話を聞かせようとしてきた。
三杉は呆れを通り越してお手上げな気分になったが、こうなればもうトコトン付き合ってやろうとも思った。
一度ヤケクソな気持ちになってしまうと、割ともう何でも良くなってくるから不思議だ。

男「逸話ってのは、チームのためにプレイをするキミとは対極な選手の話だ。
   サッカーの事はよく知らんが、事情があってこの選手の事だけは知っている・・・」

三杉(胡散くさっ)


765 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/26(火) 17:59:58 ID:???

男「その選手はチームの中において、フィールドの中において一人だった。
   誰も彼にパスは出さない、誰も彼に活躍させない・・・チームを勝たせる為に呼ばれた選手なのに。」

三杉「妬まれていたんですか?」

男「少し違う・・・差別されていたんだ。 その選手はフィールドでたった一人、黒人だったから。」

ヨーロッパに移籍した南米の選手の話だろうか、と三杉の頭には浮かんだ。
勝たせる為に呼ばれた、白人の中に置かれたたった一人の黒人というとそんな印象だ。
しかしどうやらそういう事ではないと、話を聞いていくうちに判った。

男「その選手はそんな環境でも、誰よりもゴールを挙げたそうだ。
   通算じゃ1000ゴールを軽く越えてたという話だが、正直な数はよく判らんらしい。」

三杉「1000ゴール超!? そんなゴール数、ペレくらいしか・・・。
    (いや、チームでペレが孤立していたなんて話は知らない・・・じゃあ誰だ?)」

男「フッ、ペレか・・・残念だがそんな華やかな英雄の話じゃあない。
   そいつはペレよりももっと昔、サッカーが白人上流階級のスポーツだった頃の選手さ。」

三杉(そんな昔の・・・)


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