キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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レス数が950を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。
【楽な戦い】Another-C_4【なんて無い】

1 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/04(月) 19:14:38 ID:VciPDMqw


この物語はフィクションです。
史実や実在の人物を連想する場面があるとしても、物語とは関係がありません。
風土、名称については文献を参考としていますが、想像のウェイトも大きく、事実と異なります。


そして……この物語はキャプテン森崎のフィクションであり…
  とある貴公子と仲間達の サッカーに賭けた青春を描いたストーリーです。





…恋愛は二の次に皆サッカーに命を削って頑張ります。(何かに誓う)







732 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 22:37:55 ID:???
ポスト乙でしたー……なんで着実に票伸ばしてるのwww

733 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/25(月) 13:42:41 ID:???

>>732 乙あざーーす、なんか祭りが始まった予感ですw
=============================================

>A ちょっとその辺りを散歩してくるか
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉(少しばかりその辺りを散歩してくるか・・・空気を吸えば気分も変わるかも知れない。)

特に目的もなく歩き回るのも良いだろうと、三杉は一人椅子から立ち上がる。
チームメイト達はトイレか何かかと行く先を気にしたが、散歩だと答えるとそれ以上は何も言ってこなかった。
そのまま三杉はスタンドの裏手、スタジアムの外の木々が臨める場所へと向かって行った。


先着で
 ★誰かと会うかな?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ》 其処には身なりの良い若紳士風の男性が居た
《ハート》 途中で50〜60歳くらいのチョイ悪オヤジ風がナンパしているのを見かけた
《スペード》 黒い服を着た男に声をかけられた
《クラブ》 野心を四方八方に醸し出す金持ち風の中年男性に声をかけられた
《JOKER》 ジョアンと遭遇した


734 :森崎名無しさん:2011/04/25(月) 13:54:39 ID:???
 ★誰かと会うかな?→ ハートA

735 :森崎名無しさん:2011/04/25(月) 16:26:11 ID:???
スナッチャー窃www404懐かしいですw
もしやアナカンさんはデジタリアン…!?
いや…もう少し様子を見よう。俺の予感だけでみんなを混乱させたくない

736 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/25(月) 19:03:03 ID:???

>>735 いえいえ、スレ主がデジタリアンなんて事あるわけがないじゃないですか。
     デジタリアンが居るとしたらそれはブルノさんです。ヤツはサイコー
=============================================

> 誰かと会うかな?→ ハートA
> 《ハート》 50〜60歳くらいのチョイ悪オヤジ風がナンパしていた
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

脅威という言葉に相応したパルマの最終ラインのこと・・・
監督に指摘された、今後の自分が歩んで行く道、成し遂げようとする何か・・・
これらが三杉の思考に順に現れては消えていき・・・全てはスタート地点に戻る。
答えのない知恵の輪と向い合っているかのように、頭の中はグルグルと回っていた。

三杉(気分転換に出て来たというのにこの体たらく・・・参ったものだな。)

そんな彼に周囲の景色など目に入ろう筈が無い。
気付けば、彼はスタジアムの最裏手・・・人気のほとんど無い場所に辿り着いていた。
ここまで来れば人々の声もそこまで騒がしくなく、木々の吐き出す酸素が彼の頭をリフレッシュしてくれる。

三杉(・・・の筈だったけど、先客か。)

三杉は一組の男女の存在に気付いた。
周囲が静かな分、2人の語らう声が耳に入ってきてしまうから気付くのも当然と言えば当然だ。

737 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/25(月) 19:05:17 ID:???
普通なら三杉でも誰でも、そんな男女の会話が耳に入らぬようにする程度は無意識のうちに出来る。
しかしこの会話がその人物に嫌悪感を抱かせるような内容だと、途端に鼓膜への振動を始める物だ。
耳障りな物ほど聞こえてしまうのは皮肉な話だが、今まさにその現象が起こってしまっていた。

女「からかわないでよ・・・貴方、私の父様くらいでしょ? 」

男「恋に年齢を口に出すなんてバカバカしいぜ。
   キミという美しい花が咲いていて、私がその存在に気付いてしまった・・・十分じゃないか?
   それに・・・私はキミの父親なんて年齢じゃあない。」

女「もっと若い・・・とでも言うんでしょ?」

男「とんでもないね、私はもうとっくに80を越えている。 言うならばお爺さんくらいだろうさ。」

女「ふふ、そういう冗談は下手なのね。」

三杉(ナンパか・・・イタリアではよくあること。 とは言え・・・)

女の方はまだ学生くらいであろうか? 三杉と同じくらいか、少し上のようにも思えた。 
見た目については・・・カードで10かJくらいはある、三杉の目から見ても美人と言えるだろう。

問題はナンパしている男の方である。
50〜60歳くらい(恐らく後半)であろうか? タレ目気味で両目尻の下に奇妙な痣がミステリアスだ。
白いジャケットに赤のパンツという趣味の悪い組み合わせにも関わらず、不思議と似合っていた。
また頭には大きな羽飾りの刺さった赤と黒のチェック柄のシルクハットが嫌でも視線を吸い寄せる・・・。


738 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/25(月) 19:09:43 ID:???

三杉(着こなされた個性的なファッション、端整な顔立ち、手馴れた女性の扱い・・・
    若い頃はさぞ浮き名を流した事だろうが、流石に年甲斐という物を考えて欲しいものだ。)

みっともないと思ってしまうのは三杉が若いからだろうか、それとも日本人だからであろうか?
ともかく、老人一歩手前の男が女性に纏わり着いて口説く様は、三杉の嫌悪感を少なからず刺激した。

・・・しかし歯の浮くような会話は途切れる事なく続く。

男「美しい貴女・・・だけど一つだけ不完全なところがある。」

女「・・・なあに?」

男「そのネックレス・・・キミにはちっとも似合ってない。 キミに似合うのこんな色のネックレスさ。」

そう言って男は、高そうではないが造型の美しいネックレスを取り出した。
そのネックレスは、確かに女性の服装とは色といい雰囲気といいコーディネイトが完璧と言える。

女「わぁ・・・確かにこのネックレスよりも全然素敵ね・・・。」

そう言って思わず伸びた女性の手を男が制した。

男「まあ待って、ネックレスにおまじないをするよ。 君に愛の魔法がかかるように・・・。」

男はネックレスのポイントに口づけて、女性の後ろに回ると・・・
髪を撫でる様に手を這わせてから、女性のネックレスを付け替えてやったのだ。

739 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/25(月) 19:11:12 ID:???

そしてドサクサで相手の耳に何事かを呟くと、男が紙切れを女性の手に持たせるのが見えた。
そのまま流れるような動きで女性から離れ、男はスタンドの方へと去って行った。
女はと言うと、その男の去っていった方向をボーっと見つめている。

それを見て、三杉は何とも言えぬ気持ち悪さを覚えていた。

三杉(はぁ・・・胸焼けがする・・・ リラックスしに来て、まさかこんな気分になるとは。
    しかも最後まで見てしまって・・・これじゃあまるで出歯亀みたいだ。)

他人のやる事だし、別に乱暴も無い・・・文句をつける筋合いも何もない。
だが不愉快な気分になってしまったのは事実である。
とんだ公害に遭遇してしまったものだと、三杉は自身の運の悪さを呪った。

だが、この出来事は意外にも三杉にとって旨く回った。
彼の思考はこのナンパシーンによって僅かな時間で置換されきってしまったのだ。
ナンパオヤジを見て内心軽蔑する事で、頭が物凄く冷め切って冷静になれた。
これならば、少なくとも戦術を考えるくらいは出来そうなのである。

三杉(なんだかなぁ・・・)


740 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/25(月) 19:12:16 ID:???

溜め息を深々と吐きながら、三杉は自分の席へと歩き出した。
トボトボと歩くその帰路の中、不運にも先程のナンパオヤジの姿がまたも目に留まってしまった。
嬉しくない偶然に三杉は内心もう一度溜め息を吐き、そして・・・

三杉「・・・・・・」


A 知らん振りして通り過ぎよう・・・
B 遠回りして席に戻ろう・・・
C 何となく・・・声をかけてみようかな
D そ の 他

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


741 :森崎名無しさん:2011/04/25(月) 19:16:47 ID:5TtJc8Os


742 :森崎名無しさん:2011/04/25(月) 19:33:24 ID:pCR1puRc
C

どう展開するんだw

743 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/25(月) 20:02:54 ID:???

> C 何となく・・・声をかけてみようかな
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

何故そんな事を思ったか? そんな事は三杉自身にも判らない。
だが三杉はこのナンパオヤジに声をかける気になってしまった。

三杉(・・・って、何て話しかければいいんだ? まさかさっきのナンパ見てましたとか言うのか?)

先程のストレスもあり、なんだかヤケクソな気分になってきた三杉・・・
どうせ行きずり、もう二度と会う事のないヤツだろうと考え始めた。
そして冷静とヤケクソの間で彼が弾き出した声かけ文句は、こーんな感じになってしまった。


A パンチを効かせるぜ!「もしもーし。 ボクの名はジュン・ミスギ、トウキョウから来た!
   初対面でぶしつけだけどねェ〜〜〜 オッサン、1分以内に年金持ってこい! いいなッ!」
B 養豚場のブタを見るような目つきで言ってやろうか! 「気持ち悪かったぜ、色気づいたオッサン」
C 経験値の高さは間違いない! 「僕にひとつナンパをご指導願えませんか?」 
D 穏便に話しかけるかな・・・嫌だけど 「へいミスター、サッカー楽しんでるかい?
E 因縁を吹っかけてみるか 「こっち見んな!」
F ここだ、ここだ聖職者だ! 「ヘイユー! アナタは10点です! 神を信じてますか!?」
G そ の 他

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


744 :森崎名無しさん:2011/04/25(月) 20:04:33 ID:wbIiKJUc


745 :森崎名無しさん:2011/04/25(月) 20:04:53 ID:qE6HdHTg
D
はっちゃけすぎw

746 :森崎名無しさん:2011/04/25(月) 20:23:25 ID:???
そりゃあ人気投票でポストがトップなんだぜ……はっちゃけたくもなるわw

747 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/25(月) 20:41:19 ID:???

>D 穏便に話しかけるかな・・・嫌だけど 「へいミスター、サッカー楽しんでるかい?」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉(ま・・・貴公子たる者、行きずりの下卑たナンパオヤジでもそれなりの対応をしなければならないか。)

どれほどハッチャケてやろうかと考えていた三杉だが、そこはギリギリで思い留まった。
貴公子を目指す人種としては言ってはいけない言葉というのがあるのだ。
彼はメンタルをなるべくニュートラルにし、陽気な感じで声をかける。

三杉「へいミスター、サッカー楽しんでるかい?」

男「ん・・・?」

三杉の声に反応し、男がこちらを振り向いた。
マジマジと見ると、元々の端整な容姿に熟年の魅力が顔に刻まれているのが判る。

男「ああ、サッカーの事はよく判らないがそれなりに楽しんでるぜ。」

三杉(意外にも魅力的な雰囲気を持っているじゃないか。
    少なくとも下心以外に何も持ち合わせていない下衆な人間ではないように思える。)

三杉の声に対し、男は陽気な笑顔で返してきた。
そのニカッとした笑顔には一定の気品と野性味が感じられる。
また紳士的と奇抜の狭間にありそうなファッションは、ミラノでは良い趣味なのかも知れない。

748 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/25(月) 20:42:35 ID:???

・・・とは言え、三杉はその言葉に少しひっかかりを感じた点がある。
その点を今度は率直に問い質してみることにした。

三杉「サッカーの事がよく判らない・・・? なのにスタジアムへ?」

男「ちょっと、人と会う用事があったものでね。
   ・・・ところで少年、キミはさっきの試合に出ていた奴だろ?」

三杉「えっ? ああ、はい。(そう言えばボクの方が顔を知られていて当然か・・・)」

男「オレは素人だが、オレでも判るくらい良いプレイしていたじゃないか。
   ちょっとだけワクワクしたぜ、ちょっとだけな。」

三杉「それはどうも・・・喜んで頂けたなら良かった。(まあ大抵の女性はこんなノリにホイホイ
    やられてしまうのかも知れないな、僕には関係のない話だけど。)」

ノリの良い男だ・・・と三杉は感心した。
少々呆れているが、男性的な魅力は確かに感じられる人物だった。

男「ところで少年、ちょっと聞きたい事があるんだが?」

三杉「はい?」

男「“Play for win” OR “Play for team”・・・キミにとってサッカーはどちらだい?」


749 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/25(月) 20:43:47 ID:???

三杉(はあっ・・・? 勝つ為にプレイしているのか、チームのためにプレイしているのか・・・
    って事を聞いているのだろうか? 何を言いだすんだ、この男?)


A 「それはもちろんPlay for winですね。」
B 「それはもちろんPlay for teamですね。」
C 「それはもちろんPlay for meですね。」
D 「それはもちろんPlay for youですね。」
E 「どちらかと言えば・・・Play for winですかね。」
F 「どちらかと言えば・・・Play for teamですかね。」
G 「どちらかと言えば・・・Play for Yayoiですかね。」
H 「何を言っているんだお前は?」
F そ の 他

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


750 :森崎名無しさん:2011/04/25(月) 20:45:36 ID:jq3YXAns


751 :森崎名無しさん:2011/04/25(月) 20:46:27 ID:Ikn2s87c


752 :森崎名無しさん:2011/04/25(月) 20:47:13 ID:wbIiKJUc


753 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/25(月) 20:49:30 ID:???
本日はここまでとします。
次回もハッチャけて宜しくっすよもしもぉ〜し。
あ、春の人気投票祭に誘導しちゃいますね。



第三回キャプテン霧雨キャラクター人気投票
http://capmori.net/vote/vote2n/bbs.cgi

第二回ラインライダー滝キャラクター人気投票
http://capmori.net/vote/vote2o/bbs.cgi

第二回ファイアーモリブレムキャラクター人気投票
http://capmori.net/vote/vote2q/bbs.cgi

アナザーカンピオーネキャラクター人気投票
http://capmori.net/vote/vote2p/bbs.cgi



べ、べつにポストが一位取ったって悔しくなんかないんだからね!

754 :森崎名無しさん:2011/04/25(月) 21:34:03 ID:mPflSyfE


755 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 00:15:55 ID:???
ポスト<くやしいのう、くやしいのうw
はいはいフォメフォメ

−−−H−−− Hブンナーク
−−−−−−− 
−F−I−J− Fバンビーノ I三杉 J新田
−−−−−−− 
−E−G−B− Eレントゥルス Gマルコ Bダラピッコラ
−−−−−−−
−A−D−C− Aスペルマン Dミュラー C中山
−−−−−ー− 
−−−@−−− @ラムカーネ
※三杉と新田は場所交代してもいいかも

シニョーリを止めようとは思わず消耗させる陣形
サイドを比較的固くすることで中央突破を誘導する
必殺作戦の7人攻撃対策もかねて
失点するかどうかはラムカーネの頑張り次第。

ブンナークと新田頼りにセンタリングしてもクスタとシューマッハに対処される
得点するにはゴール前に3人目が必要になってくるはず

756 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 00:32:38 ID:???
この調子だとポスト100票行くね

757 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/26(火) 15:27:45 ID:???

>>755
そんなポスト、猫に全力で爪を研がれろー
っとと、フォメ案感謝です。 オランダやアヤックスの3-3-3-1を基本にサイドを下げた感じですかねぇ。

>>756
本当にそんな勢いですね、これは流石に想像の斜め上でしたw
=============================================

> F 「どちらかと言えば・・・Play for teamですかね。」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


サッカーをよく知らないと言う男が聞いてくるような質問なのかと訝しむ三杉だが・・・
よくよく考えれば、事はサッカーに限る物ではないと判断できる。
そう自分の中で納得すると、三杉は自身が臨むサッカーへの取り組み方を今一度考えてみた。

三杉(僕はサッカーが好きだ・・・それは原初に孵っての理由だろう。
    今はプロを目指して大会に臨み、プレイしている。
    僕自身が活躍しなければトップからも声がかからない・・・そういう意味では
    僕は自分の為に、自分の目的のためにプレイをしている。 だが・・・)

そう考える三杉だが、前者はともかく後者については自身の行動との矛盾を孕んでいた事に気付く。
それが最も顕著だったのはユヴェントス戦である。
あの試合はPlay for winにすら矛盾しつつあった特殊な状況だった。


758 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/26(火) 15:29:34 ID:???

三杉(あの試合・・・不利になる事が判っていながら、ダラピッコラのボランチ起用を監督に進言した。
    そして、その不利を埋める為にと自分が縁の下で汗掻き役をやる事にしたんだ。
    自分が活躍する事を最優先に考えていれば、こんな選択は有り得なかった筈・・・。)

そう・・・結果的に試合には勝ち、ダラピッコラは壁を越えて大きく成長した。
しかし試合に勝つ事だけを考えた戦術なら、より有利に闘える道もあった筈である。
自分が活躍して勝つ、という選択だってあった筈である。

またレッチェ戦では勝利への戦術として、味方の足りない経験を補う為に
バンビーノと共に複数のコーチングをしながらプレイをしていた。
ローマ戦では戦術上の敗北を覆すため、メンバーの力を最大限に引き出すような・・・
パスに意志を込めて交わす事の重要性と改めて向き合っていた。

三杉(僕は勝つためのプレイを選んでいる・・・けれどそれは僕だけが勝つようなやり方じゃない。
    チームの弱い部分を補い、強い部分を引き出すようなやり方を選んできた気がする。
    何故か・・・・・・? それは・・つまり・・・・・・。)

男「どうした少年? 迷わせるような事を聞いてしまったか?」

考えにのめり込んでい三杉に対して男が言葉をかけた。
2、30秒ほどは思考の渦の中に居たであろうか?
ハッと現実に戻った三杉は少々慌てながらこう答えた。


759 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/26(火) 15:31:37 ID:???

三杉「・・・え? ああ・・・そうですね、ちょっと色々と自問自答していました。」

男「そうか・・・ で、答えは出たのかい?」

三杉「まあ・・・はい。 どちらかと言えばPlay for teamですかね。」

男「ほう・・・? 少々キレの悪い答えだが、何か理由が?」

三杉「・・・『Play for win』、『Play for team』、僕はどちらも持っています。
    それにもう一つ、『Play for me』と言う考えもあります。」

男「Play for me・・・ね。」

新たに出された質問外の答えを噛み締めるように反芻し、男は苦笑をしてみせた。
恐らく何を意図した言葉なのか判らないのだろう・・・
いや、もしかしたら言葉そのままにある程度予想をし、呆れたのかも知れない。
三杉は自らの言葉の意味を男に対して説明する。

760 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/26(火) 15:33:27 ID:???

三杉「僕はプロとして一人立ちする事を求めている、自らが強く在る事を求めています・・・
    だから自分の為にプレイをするという要素は当然あるけれど、
    プレイ中の思考においては、それは決して最優先事項じゃなかった。」

これが三杉のPlay for meだが、その真意はここではないと男に主張した。

三杉「強くなる為に高いステージを求め・・・でもその為には勝っていかなければならない。
    勝っていく為に何をすべきかを考えてプレイをするけれど・・・
    それは全てチームの弱い部分を補い、強い部分を引き出す事に帰結していました。」

男「・・・」

三杉「・・・仲間達の勝ちたいという気持ちを紡ぎ合わせる為に、僕はパスを発しています。
    仲間の意志を感じ取るためにトラップをして・・・意志を絶やさない為に守備をしています。」
    ・・・僕のプレイは勝つ為に在るけれど、それは全てチームの為に在る。
    だから、どちらかと言えば『Play for team』に近いんじゃないかと思っていますよ。」

男「なるほどな、面白い答えだ・・・・・・ああ悪くない、実に面白い。」

男は三杉の答えに頷き、どうやら関心と感心の両方を示しているようだった。
そして彼は一頻り満足すると、続けてこのような言葉を繋げた。


761 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/26(火) 15:34:58 ID:???

先着で
 ★その男の真意(・・・なんて物があるのか?)→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ》 男「お礼に一つ面白い逸話を聞かせてやろう」
《ハート》 男「キミのサッカーは、さっきのあのパルマってチームのサッカーとはどうやら対極だな。」
《スペード、クラブ》 男「おっと、そろそろ待ち合わせ場所に行かなきゃならない、それじゃあな。」
《JOKER》 ??「カエサルさん・・・?」 男を呼ぶ声? そう言えば人と会う用事があると言っていたか?


762 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 15:36:38 ID:???
 ★その男の真意(・・・なんて物があるのか?)→ ダイヤ8

763 :755:2011/04/26(火) 17:16:22 ID:???
>>755の別パターン失礼をば

−−−H−−− Hブンナーク
−−−−−−− 
−F−I−J− Fバンビーノ I三杉 J新田
−−−−−−− 
−G−E−B− Gマルコ Eレントゥルス Bダラピッコラ
−−−−−−−
−A−D−C− Aスペルマン Dミュラー C中山
−−−−−ー− 
−−−@−−− @ラムカーネ

EレントゥルスとGマルコの位置チェンジ
レントゥルス→シニョーリにマーク行動
成功すればそれでよし失敗しても気にしない
消耗策なら徹底してこうということで。
…うーんでも中央にパサーのマルコがいることも意味あるし
どうすれば、助けてアンザーニ監督!

764 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/26(火) 17:58:50 ID:???

>>763 おっと、別パターンまで・・・いつもいつもありがとうございます。
=============================================

> その男の真意(・・・なんて物があるのか?)→ ダイヤ8
> 《ダイヤ》 男「お礼に一つ面白い逸話を聞かせてやろう」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

男「気紛れな質問に真剣に答えてくれた事に敬意を表すよ。
   そうだなぁ・・・お礼に一つ面白い逸話を聞かせてやろう」

三杉「はあ・・・(なんだかなぁ・・・変なのに声をかけてしまったもんだ。)」

男は勝手質問してきて勝手に納得し、尚且つ唐突に話を聞かせようとしてきた。
三杉は呆れを通り越してお手上げな気分になったが、こうなればもうトコトン付き合ってやろうとも思った。
一度ヤケクソな気持ちになってしまうと、割ともう何でも良くなってくるから不思議だ。

男「逸話ってのは、チームのためにプレイをするキミとは対極な選手の話だ。
   サッカーの事はよく知らんが、事情があってこの選手の事だけは知っている・・・」

三杉(胡散くさっ)


765 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/26(火) 17:59:58 ID:???

男「その選手はチームの中において、フィールドの中において一人だった。
   誰も彼にパスは出さない、誰も彼に活躍させない・・・チームを勝たせる為に呼ばれた選手なのに。」

三杉「妬まれていたんですか?」

男「少し違う・・・差別されていたんだ。 その選手はフィールドでたった一人、黒人だったから。」

ヨーロッパに移籍した南米の選手の話だろうか、と三杉の頭には浮かんだ。
勝たせる為に呼ばれた、白人の中に置かれたたった一人の黒人というとそんな印象だ。
しかしどうやらそういう事ではないと、話を聞いていくうちに判った。

男「その選手はそんな環境でも、誰よりもゴールを挙げたそうだ。
   通算じゃ1000ゴールを軽く越えてたという話だが、正直な数はよく判らんらしい。」

三杉「1000ゴール超!? そんなゴール数、ペレくらいしか・・・。
    (いや、チームでペレが孤立していたなんて話は知らない・・・じゃあ誰だ?)」

男「フッ、ペレか・・・残念だがそんな華やかな英雄の話じゃあない。
   そいつはペレよりももっと昔、サッカーが白人上流階級のスポーツだった頃の選手さ。」

三杉(そんな昔の・・・)


766 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/26(火) 18:01:30 ID:???

男「そいつはパスされなくとも点を取れるよう、誰よりも速く走った。
   ゴール前で浮き球など貰えないから、誰にも止められないシュートを編み出した。
   ヘディングやボレーシュートに頼る事なくゴールを量産したそいつの事を、
   奴の母国ブラジルではスーパーストライカー、ジャイロと伝説のように語り継いでいる。」

三杉「スーパーストライカー・・・・・・ジャイロ・・・?」

男「ま、伝説は色々と捻じ曲がってヘディングが苦手な選手だったとか、そんな話になってるそうだ。
   だが本当のところはヘディングを撃たせて貰える機会が一度もなかったからって悲しい理由さ。」

三杉「えっと・・・」


A スーパーストライカーって(笑) 中二病ですかそれ?
B あの、何故そんな話を僕に・・・?
C あの・・・ジャイロって? なんと言うかブラジル人っぽくない名前ですけど・・・
D 誰にも止められないシュートって、どんなシュートだったんですか?
E なんでそんな事を知っているんですか?

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


767 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 18:06:11 ID:/tahaPCs


768 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 18:06:49 ID:BkQaYD3c


769 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 18:07:15 ID:PwB58NQo

というか、この男はまさか?

770 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/26(火) 18:34:06 ID:???

> E なんでそんな事を知っているんですか?
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「なんでそんな事を知っているんですか?」

男「逸話って言っただろ、少年? 何処かの誰かに聞いた話ってやつさ。」

三杉「でも伝説が捻じ曲がる前の話なんて、普通はそんな事まで知らない。
    ましてサッカーをよく判らないと言う人間なら尚のこと・・・
    何より、貴方の口振りにはリアリティがあり過ぎる。」

三杉の疑問を軽く掃おうとした男だったが、その言葉は疑問に油を注ぐだけだった。
三杉は湧き出る矛盾点と、疑問点を続け様に指摘してみせた。
男は少々弱った顔になって顎をなでる。

男「参ったね、どーも・・・ま、頭のイイ奴は嫌いじゃあないけどな。
   少なくともイイ加減な性格した奴よりはよっぽどな・・・。」

三杉「僕は貴方の質問を真剣に考えて答えました。
    貴方も真剣に答えてくれないと割に合わないと思いますが?」


771 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/26(火) 18:35:18 ID:???

話を脱線させようとする男に対して三杉は厳しく追及した。
最初は眉唾で胡散臭い話を聞かされると思っていたが、どうやらこの話は三杉の知識欲を刺激した。
知識欲というかマニアの欲求に位置するあれだが、そこはまあ置いておく。

男「『しつこい奴はモテナイぜ』と言いたいが、そんな容姿をしてる奴には無意味かな。
   ま、全部は話せないがそこは事情だと納得してくれよ少年、でなければこの話はお開きだ。」

三杉「・・・」


A 納得する
B 納得しない
C 殴ってでも聞き出す

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


772 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 18:35:54 ID:BkQaYD3c


773 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 18:39:40 ID:jh9uF+MM
A

774 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/26(火) 20:15:56 ID:???

>A 納得する
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

今度は男の言葉に嘘はないものと三杉は判断した。
嘘はなく話せない事情があると言うならば、そこを追求するわけにはいかなかった。
好奇心がつい湧き出てしまうような状況だが、それに任せて良い事がある例などそうは無い。

三杉「判りました、納得します。 ここで話を打ち切られたら中途半端で気持ちが悪いですから。」

男「聞き訳が良くて助かるね。」

三杉「では改めて続きを、話せる事だけ・・・」

男「マンマミーア・・・あいあい。
   そのジャイロと呼ばれた選手だがな、どーもオレと同じ血統らしいんだな、コレが。
   だが血縁にあろうが、どうでもいい奴の事なんざオレは知ったことじゃあない。
   その男の事をよく知っているのは、そしつが血統の誇りに値する人間だったから・・・さ。」

三杉「血統・・・」

男「なんでそれが判明したか、ってのは話せない事情の世界だぜ。
   そんな事よりも、ジャイロがチームの為でなく何の為にサッカーをしたかってのが話の主旨だ。」


775 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/26(火) 20:16:58 ID:???

そう言えばそうだった。
チームの為にプレイをしていると言った自分とは対極として話を出された事を思い出した。
確かにチームの中に居て差別を受けるような人間がチームの為にプレイする筈がない。
そしてプレイスタイルも確かに対極だ。 チームの弱点を補い長所を引き出したい三杉に対し、
スパーストライカーと呼ばれた男は独力だけで1000ゴール以上を上げたという。

男「その男はサッカーをするためにサッカーをしていたんじゃあない。
   まして自分の名誉や金のためにサッカーをしていたわけでもない。
   ジャイロは全ての黒人のため、差別と戦ったのさ。」

三杉「全ての黒人のため・・・差別と・・・・・・」

男「1888年、ブラジルでは奴隷制度が廃止されたが、社会体制は尚もって変わりなかった。
   貧困と労働に晒され、娯楽などは与えられない・・・サッカーも白人の玩具だった。
   当時のブラジル代表が全員白人だったと言えば、少しは想像がつくだろう。」

三杉(確かに・・・今では白人の代表選手の方が珍しいくらいだ。)

男「だがそんな中でも黒人は彼等なりに豊かな文化や伝統を築いて明るく生きてきた。
   ジャイロが立ち上がったのは、北米で発祥したKKKが弾圧を受け、
   南米・・・ブラジルにまで逃げてきたからだ。」

三杉「KKK・・・!」


776 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/26(火) 20:18:16 ID:???

KKK:ケー・クラックス・クラン・・・つまりは白人至上主義者である。
元奴隷商人や、南北戦争終結後に自由を得た黒人達への反感を募らせていた人間達に結成された組織・・・
初めは愛国目的でのデモでしかなかったKKKの活動は、いつしか過激な物に変わっていった。
黒人への脅迫、暴行事件が起こりはじめ・・・更にこれに批判的な白人までもが敵として暴力を振るわれ、
投票権を行使しようとした黒人が殺害される事件まで発生したのである。
KKKは1870年代にテロ集団と認定され、その規模は次第に縮小していった。

※ブラジルに逃げてきた・・・というのは当スレの創作設定です。


男「その反応ならば想像もついているだろう・・・黒人の少ない希望を打ちのめす事件が幾つも起こったと。
   これによってネガティブに、卑屈なっていく黒人を変える為にジャイロは立った。
   彼の活躍はブラジルに生きる黒人の希望となったものさ。
   何しろ自分よりも遥か上流の白人達が、誰一人ジャイロに敵わないのだからな。」

三杉「・・・」

男「彼の活躍は黒人のメンタリティに大きな変革をもたらした。
   黒人の中で子供達はサッカーに夢中になり、自らもその夢を抱き・・・
   大人の中には、白人に与えられたパターナリスティックな観念に疑問を抱く物が現れた。
   それはブラジルの黒人運動となって息吹をあげたのさ。」

三杉「そんな話が・・・」


777 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 20:19:12 ID:???
この人の正体が判った気がするw

778 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/26(火) 20:19:52 ID:???

男「ジャイロの活動時期は、黒人運動の発祥の前に始まり・・・揺籠期の終焉と共に終えている。
   その間、彼がサッカー活動によって得た報酬は一軒の家のみ・・・
   1000ゴール以上の結果を残して、たった一軒の家しか得られない・・・想像がつくか?」

三杉「いえ・・・信じられる話ではありません。」

男「しかし事実だ・・・。 そして黒人の目覚めを促したジャイロを白人達は逆恨みした。
   彼の偉業を歴史のページから切り取ったのさ・・・。
   ・・・ゆえに、ジャイロの事を語る人間はブラジルでも数少ない。
   その知識も正確でなく捻じ曲がっている部分があるのはそういう理由さ。」

三杉「・・・ジャイロはそれで満足だったんでしょうか・・・・・・」

ジャイロの身の上を真実とした上で、三杉はその心情を推し量った。
どれだけ誇りに溢れたメンタルを持ち、そしてどれだけ報われなかったのだろうかと。
1000ゴールがどれだけの偉業かを考えれば、1軒の家だけが報酬とはあまりに酷い。
だがそんな三杉に対し、男は言った。

男「大満足だったろうな。」

三杉「えっ・・・!」


779 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/26(火) 20:21:25 ID:???

三杉は男の言葉に驚いた。
悲惨な生涯と考えた三杉を笑い飛ばすかのように、男は気持ちよく言い放ったのだ。

男「ジャイロは誇り高き血統を持つ男だ。
   自分とは血の繋がらない他人の為、自らの命を犠牲にして救う・・・そういう血統の中に在った男だ。」
   ジャイロは黒人達に魂(ソウル)を与えた、代々受け継いできた魂を未来に託す事が出来た。
   なんの不満もなく笑って死んでいっただろうな。
   ま、言ってみればジャイロにとってサッカーとは“Play for you”だったんだろう。」

三杉(誇りを・・・魂を未来に託す・・・。 Play for you・・・か。)

男「ジャイロの苦難は…どこかの誰かに希望として伝わっていった。
   今のブラジルサッカーはジャイロによって啓かれたと言っても良いだろう。」

三杉「何故・・・・・・僕にそんな話を・・・?」

男「さてね・・・」

三杉「・・・・・・」

男「話す価値がありそうだ、そう思ったのさ。 これでも80年間、人間を見てきた。」

三杉「80年間・・・・・・それなら確かに・・・   ん・・・?  80年・・・?」

男「じゃあな少年! 男だったら苦難の道を生きて見せろ、人に希望を与えて見せろ!
   『友を大切に想う気持』や『自分の信じた道を突き進む勇気』があればまた会う事もあるだろう!」

そう言って男は三杉に背を向けて歩き出した。

780 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/26(火) 20:24:17 ID:???

三杉は男に聞きたい事が沢山あった。
話を全て聞き終えて、さらに聞きたい事は増えていた。
だが彼が最後に投げた問いは、第三者が聞けばどうでもいい様な事だった。
それでも三杉は聞きたかった、今聞いたこの話を忘れないようにと。

三杉「待って、貴方の名は!?」

男「シーザーだ・・・!(ま、偽名だけどもな。)」

シーザーと名乗った男の背中から三杉は目を離せなかった。
そしてジャイロ・・・スーパーストライカーの話は三杉に刻み込まれた。
たとえそれがホラ話だったとしても、彼にとっては関係がなかった。

そのままシーザーの姿が消え去るまで・・・三杉は立ち尽くしたままだった。


※今日はここまでです。

781 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 20:24:58 ID:???
ジャイロじゃねえかw

782 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 20:25:25 ID:???
サイクロンは黄金の回転だったのかー

783 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 20:27:42 ID:???
愛馬に乗って帰ったのかー?

784 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 20:28:17 ID:???
まあ、この世界にはパッショーネもいるからなあw

785 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/26(火) 20:37:40 ID:???
ひっひっひ

※ネタバレ
ジャイロ≠ジャイロ


何を言ってるかわかんねーと思うが(ry

786 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 20:38:56 ID:???
カエサルという時点でシーザーかと思ってたんだ偽名なんだよな、ジャイロ本人でもないとすると誰だ

787 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 20:42:29 ID:???
ニョホホの近くにいた黒人さんといえばア○ドゥルさんだろっ!

788 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 20:44:04 ID:???
>そんなポスト、猫に全力で爪を研がれろー

霧雨さんのところでは
八雲一家の猫

滝さんのところでは
2位辺りの猫

モリブレムさんのところでは
「にゃーん」や「ネコさん!」コメの猫

このスレだと…誰だろう?

789 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/26(火) 20:47:04 ID:???
ああ、なるほど。
ジャイロがジャイロで生きてイタリアに戻ってシーザーだった。
その方がにゅるーん、するりーんと納得いくぜ!
みんなすごいや!
今からでもそうしようかな!www

790 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 20:50:37 ID:???
>>788
アバさんことアーバックル監督で如何か

791 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 20:59:38 ID:???
この世界での猫監督はミハエルに飼われてたりしてw

792 :森崎名無しさん:2011/04/27(水) 00:28:15 ID:???
そういえば次は杜王町なんだよなぁ

793 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/27(水) 14:38:34 ID:???

>>788
うちのスレでのネコさん・・・獅子王バティンさんですかねえ。
まあライオンも所詮はネコ科ですからね!

>>790-791
ミハエルとアバ監督がアップを始めました。

>>792
ジョジョリオン、楽しみです。
ノリスケさんの子孫っつー話じゃあないですか。
=============================================

三杉はシーザーと名乗った男と別れ、何かを思いながら自分の席へと戻った。

中山「あれっ、三杉。 随分と長い散歩だったな?」

三杉「ああ、ゆっくりして来てしまったよ。」

ちょっとした気分転換のつもりの散歩が予想以上に長引いてしまった・・・
とは言え、それでもシーザーと話した時間を無駄にしたとは思っていない。
スーパーストライカー、ジャイロの偉業は三杉の心に爽やかな風を吹かせたのだった。


794 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/27(水) 14:40:05 ID:???

三杉(さてと、一応頭はクリアになった・・・・・・この試合、残念だけどレッチェに勝ち目はないな。
    パルマの強さはシンプル、ゴール前での守備力が抜群に強くてシニョーリの決定力が高い。
    守備力は特に浮き球に対して強力だ、グラウンダーの決定力が不足したレッチェには厳しい。
    そしてシニョーリはモチベーションをそのままドリブルやシュートに乗っけてくる奴だ。
    一度調子に乗せればディッテンベルガでも止められない・・・。)

試合開始直後にシニョーリの速攻を許し、1点を失った事が勝負の大勢を決めていた事になる。
シニョーリの特徴を知らなかった事がレッチェにとって大きな敗因の一つと言えよう。

三杉(だが僕等は違う。 シニョーリの弱点・・・とは言わないまでも、特徴は既に掴んでいる。
    それに従ってシニョーリを抑えるか・・・または孤立させる対策を最初から立てられるんだ。
    後の問題は・・・パルマのシニョーリ以外の得点方法、そしてあの鉄壁の守備だ。)

三杉は腕を組んで思案を始めた。


先着で
 ★それからそれから?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ》 パルマのシニョーリ以外の攻撃方法を推察
《ハート、スペード、クラブ》 おっと、もう後半が始まる。 結構時間くったからね!
《JOKER》 マルコが話しかけてきた


795 :森崎名無しさん:2011/04/27(水) 14:48:22 ID:???
 ★それからそれから?→ スペード9
そりゃ攻め手が一つのはずがないわな

796 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/27(水) 15:30:25 ID:???

> それからそれから?→ スペード9
> 《スペード》 おっと、もう後半が始まる。 結構時間くったからね!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ピィィィィィィィィ!!

三杉「おっと・・・?」

三杉がパルマの攻撃手段を推察し始めるや否や、後半戦開始の笛が鳴った。
どうやら思っていたよりも時間を消費してしまっていたらしい。
思考に集中しすぎて選手の入場にすら気付かないとはどういう事かと思ったが、考えても仕方が無い。
後半のキックオフはレッチェからである。

三杉(おそらくレッチェは中盤の有利を後半も譲らないだろう・・・
    けれどビハインドの2点を返すには到らない、返せて精々1点だ。
    守備の堅さもあるが、何より相性が悪い。)

三杉は後半の結果を予測した・・・パルマが勝つであろうと。
展開は色々とあるやも知れないが、結果に誤差を生じさせる事はない考えられた。

この後半戦をスキップ(描写最小限のダイジェストに)しますか?


A スキップする
B しない、全部見る

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


797 :森崎名無しさん:2011/04/27(水) 15:46:30 ID:peGVxxfE
B

798 :森崎名無しさん:2011/04/27(水) 16:22:32 ID:YNVRUrlE


799 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/27(水) 17:49:45 ID:???

> B しない、全部見る
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ウオオォォォォォォォォォ!!

観客「いけいけー!」「中盤は勝ってんだ!まだいける!」「イスラスに賭けるぜ!」
  「よーしよしよし、いつも通り!」「シニョーリ、あと2点はいけるぜ!」「パルマー!」

実況「さあ後半のキックオフからレッチェのボールキープが続いています。
    素早く正確なショートパスが面白いように繋がる! この展開は変わりません!」


ポン ポン!
 ポーン・・・ ポン!

マンチーニ(キープ出来ていてもダメなんだ・・・!)
カルネバーレ(ゴールを奪わねぇとッ!!)

ボールを回しながら徐々にラインを上げる攻撃陣、しかしそこに余裕は無い。
クスタとシューマッハが最後尾から発する圧力とカウンターへの恐怖と・・・
この戦況ではレッチェは迂闊に攻撃を仕掛ける事が躊躇われていた。

ディッテンベルガ(・・・とは言え、仕掛けなければスコアも動くことはない。
          何処かでリスクを負ってゴールを狙わなければならないが・・・。)


800 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/27(水) 17:50:51 ID:???

先着で
 ★レッチェに秘策は・・・→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ、ハート》 ディッテンベルガとイスラスのポジションチェンジ、イスラスの全力プレイ
《スペード、クラブ》 イスラスの全力プレイのみ
《JOKER》 ダイヤ、ハートの結果+??


801 :森崎名無しさん:2011/04/27(水) 17:53:30 ID:???
 ★レッチェに秘策は・・・→ スペード7

802 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/27(水) 18:31:30 ID:???

> レッチェに秘策は・・・→ スペード7
> 《スペード》 イスラスの全力プレイのみ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ディッテンベルガ(・・・残念ながらイスラスに頼る以外に点を取る術はない。
          だが、全力でのプレイは体力の消耗が激しすぎる・・・後半の45分持つまい。
          ましてナポリ戦での負傷が尾を引いている今、どれだけ出来るか・・・)

レッチェが勝利を勝ち取るとすれば、まずパルマに追加点を与えない事が最低条件である。
その上で、イスラスの身体が彼の全力に耐えられている間に2点を奪う。
あと1点は・・・試合の終盤、カウンターの心配がない状況でディッテンベルガが決めるしかない。

ディッテンベルガ(これが全て上手くいけばレッチェは勝てる。
          だがこれは長い薄氷の川を渡るようなものだ・・・。)

それでもやらなければならない・・・そうディッテンベルガは呟いた。
そして前線に向けて叫ぶようなコーチングを発した。

ディッテンベルガ「マンチーニ、パスが弱々しいぞ! 縮こまったパスでは相手は崩せない!」

マンチーニ「ディッテンベルガ・・・!」


803 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/27(水) 18:32:50 ID:???

ディッテンベルガ「オレは必ず守りきる、皇帝の再来の呼名に恥じないようにな!
         (なんてな、名前に頼るようになったら終わりだ・・・。 そうだろ、イスラス?)」

イスラス(フッ、ディッテンベルガめ・・・そんなに“らしくない事”をするなよ・・・)


ダァッ!!

マンチーニ(イスラス・・・!? よ、よし!)

イスラスの要求に気付いてマンチーニはパスを出した。
ボール受け取ったイスラスは口許を僅かに上げ・・・そして珍しく吠えた。

イスラス「期待に応えたくなるだろうっ!!!」

  ズダダダダダダ!!!!
     ・・・ダダダダダ!!!!


驚くべきスピードのドリブルが始まった。
イスラスが全力を搾り出したスピード、そのドリブルがである。

シニョーリ「ゲッ!?」
フェラーリ「なっ・・・!!」
タルデリ「んだ、そりゃっ!!!」


804 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/27(水) 18:36:36 ID:???

目の前で見せられた速度にパルマの選手達が言葉を失った。
しかし何もせずに通すわけにはいかない。
まずはコンティとガリバルディが急ぎプレスをかけた。

コンティ「こらめった! てんごうみちゅうなスピードしぬるぞ・・・!」
ガリバルディ「く、くそっ・・・こんなの・・・・・・!!」

イスラス「退けよ・・・!」


先着で
 ★しかし現実は非常である→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ》 高速ドリブルにキリキリ舞いにされた。
《ハート》 クライフターンの緩急に着いて行けず転倒。
《スペード》 強引なドリブルにスッ飛ばされた。
《クラブ》 抜かれた、つまらないね。
《クラブA》 イスラスの脚を削った。 しかしイスラスは構わず突き進んだ。
《JOKER》 イスラス(見せてやるさ・・・ディッテンベルガも知らないオレの必殺シュートをな!!)


805 :森崎名無しさん:2011/04/27(水) 18:38:41 ID:???
 ★しかし現実は非常である→ ハート5

806 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/27(水) 19:10:25 ID:???

> しかし現実は非常である→ ハート5
> 《ハート》 クライフターンの緩急に着いて行けず転倒。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

目の前に迫ってくる高速のドリブル。
これを追い切るなんて、ハリポッターに登場するスニッチを捕まえるくらい難しいだろう。

ガリバルディ「うおおおぉっ!」

イスラス(・・・・・・)

ザッ! クルン!!
   ダダダダダダ!!!!


ガリバルディ「うおおおおぉっ!?」

トップスピードからのクライフターン。
まずボールを見失い、イスラスが急角度にターンするのを見て自分も追おうとする。
だが目の動きも身体の体重移動も最初からギリギリで追っている彼等が、この変化についていける筈がない。
脳から四肢へと送られた指令はミスと交雑を経由し、彼等の足を縺(もつ)れさせるに到る。


807 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/27(水) 19:12:02 ID:???

コンティ「う・・・! わ・・・! た・・・!」
ガリバルディ「ちくしょおぉぉぉぉ!!!」

スガガッシャーン!!


それらに目を送る事なく駆け抜けるイスラス・・・
彼は間も無くバイタルエリアに到着しようとしていた。

イスラス「クスタ・・・!!」

クスタ「(速い・・・!!)トリノ、ファビオ! 間の距離を詰めて!」

トリノ「くそっ、わぁってら!!」
カステッリーニ(さ、さっきより速いんじゃねーか!?)


先着で
 ★チャレンジ&・・・→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《クラブ5以下》 はんそーく 
《その他》 ぬいたー
《JOKER》 おっとPKだ、イスラスの気迫に後退してたのかー


808 :森崎名無しさん:2011/04/27(水) 19:12:52 ID:???
★チャレンジ&・・・→ スペード6


809 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/27(水) 19:42:23 ID:???

> チャレンジ&・・・→ スペード6
> 《スペード》 ぬいたー
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

トリノ「オラァッ、来い!!」
カステッリーニ「上等だっての!!」

イスラス(クスタの前の露払い露払いか・・・・・・)

間の距離を詰め、侵入コース前に立ちはだかろうとする2人を睨みつけた。
この2人の体に遮られ、後方のクスタの動きが見えない・・・
その事がイスラスを苛立たせた。

イスラス「邪魔者は端に寄っていろ!!」

ズドドドドドッ!!
     ガシィッ!!
            トリノ「げぇっ!!(これが噂のコーメーの罠・・・?)」

ズドドドドドッ!!
     ドゴォッ!!
             カステッリーニ「つ、つえっ!」

高速を僅かに緩め、しっかりと大地を踏み締めるドリブルへの変化。
どんなチャージも受け付けない、彼自身は直線を突き進む強引なドリブルだ。
言葉通りにトリノとカステッリーニを視界の端にまで吹き飛ばしたイスラス・・・

810 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/27(水) 19:44:02 ID:???

拓けた視界の先に見える忌々しい敵、クスタの存在をイスラスは睨みつけ、叫んだ。

イスラス「クスタ・・・・・・オレは負けんっ!」

クスタ「クッ・・・! 勝負だイスラス!!」


先着で
 ★・・・カバー!→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ、ハート、スペード絵柄》 イスラスがクスタを抜き去った!
《スペード数字》 全くの互角、両者吹っ飛んだ!
《クラブ》 クスタの芸術的なディフェンス技術に隙はなかったお・・・
《JOKER》 ???


811 :森崎名無しさん:2011/04/27(水) 19:44:14 ID:???
 ★・・・カバー!→ スペードA

812 :森崎名無しさん:2011/04/27(水) 19:44:19 ID:???
 ★・・・カバー!→ ダイヤ8


813 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/27(水) 20:02:21 ID:???

> ・・・カバー!→ スペードA
> 《スペード数字》 全くの互角、両者吹っ飛んだ!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

圧倒的な力と技術の結晶、それがクスタのパワーチャージ
常識を超えた速さと剛脚の融合、それがイスラスの強引なドリブル

その二つが真正面から、何の小細工もなく激突した。

ガシイィィィィィッ!!!!

      イスラス「!!!!」
    クスタ「なにっ!!!!!」

三杉「・・・・・・!!」

ディッテンベルガ「イスラス!!」

実況「な、なんと両者ともに後方へ吹き飛んだ!
    2人の力と力が互いへと反転したかぁー!!!?」

最強の矛と無敵の盾・・・両者はぶつかり合って、いずれも砕けた。
足の痺れを伴なって2人は後方へと投げ出され・・・そして。


814 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/27(水) 20:03:40 ID:???

シューマッハ「クリアだっ!!!」
カルネバーレ「シュートだ!!!」

当然このボールを大きく蹴りだそうとシューマッハが飛び出し・・・
ゴールへと蹴り入れようとするカルネバーレが走りこんだ。 しかし・・・

ギュルギュルギュル!!
 グォゴゴゴゴゴゴゴ!!!

シューマッハ「な、なんだこれは!!」
カルネバーレ「ぼ、ボールが・・・」

実況「こ、これは!!! イスラスくんとクスタくんのぶつかり合った衝撃が残っているのか・・・!
    ボールが激しく回転したまま・・・しかも一箇所にとどまっていません!!!
    こ、これはどうなってしまうんだーーーーーー!」

ザッ・・・!
   イスラス(ボールは・・・)

ザァっ・・・!
   クスタ(友達!!)


815 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/27(水) 20:04:46 ID:???

先着で
 ★ボールに愛された男・・・→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ、ハート》 イスラス
《スペード、クラブ》 クスタ
《クラブA》 ブルノ
《JOKER》 イスラスとディッテンベルガ


816 :森崎名無しさん:2011/04/27(水) 20:05:06 ID:???
 ★ボールに愛された男・・・→ ハートA


817 :森崎名無しさん:2011/04/27(水) 20:06:11 ID:???
ここでのクラブAは絶対ブルノだと思ってましたよw

818 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/27(水) 20:21:23 ID:???
>>817 バレバレだー!


…という、興奮してイスラスに原作翼をイスパイアさせてしまった所で本日はお終いー
次回も宜しくです!

819 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/27(水) 20:22:34 ID:???

第三回キャプテン霧雨キャラクター人気投票
http://capmori.net/vote/vote2n/bbs.cgi

第二回ラインライダー滝キャラクター人気投票
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第二回ファイアーモリブレムキャラクター人気投票
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アナザーカンピオーネキャラクター人気投票
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モニカ「えっと…春の人気投票祭開催中です。」
ナディア「みんなこぞって参加するといいですよっ!」
クラウディア「意外な人が意外に人気な波乱の途中経過…どうなっちゃうんだろうね?」

ナディア「わかんないけど…取り敢えずモニカはずるい!」
モニカ「え…?」
クラウディア「だよねぇー…、ちゃっかり抜け駆けしちゃってさ。」
モニカ「えっ?えっ?そ、そんなつもりないのに…」
ナディア「またまたぁ…そういう天然な態度が人気の秘訣なのぉ?」
クラウディア「あーあ、デビルねこさんに投票してこよっと。」
ナディア「あたしは岡山姉かな…ヒュー!」

モニカ「あ…えっと2人共……。
     あ、あたしはモリブレムのミスギさんに投票しよっかな…なんて…」コソコソ

820 :森崎名無しさん:2011/04/27(水) 22:54:24 ID:???
遅レスだけど、サイクロンと黄金の回転をかけてくるとはw
ナポリの件があったから、ジョジョネタが盛り込まれることは予想してしかるべきだったのに完全に予想外。
今後もどこでジョジョネタを絡めてくるか楽しみ。

821 :森崎名無しさん:2011/04/27(水) 23:48:40 ID:???
乙でしたー!

822 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/28(木) 12:52:38 ID:???

>>821
ヒュー! 乙感謝ー!
=============================================

> ボールに愛された男・・・→ ハートA
> 《ダイヤ、ハート》 イスラス
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

クスタとイスラスは同時に立ち上がって、生き物のように暴れまわるボールへと向かった。
一つのボールを求めて走る二人・・・
シューマッハもカルネバーレも、このボールを自分の物とする事は出来なかった。

イスラス「うおおおおおぉっ!!」
クスタ「うおおおおっ!!」

アルシオン(これは・・・)
三杉(・・・・・・!)
ジョアン(よりボールと心を通わせている方が勝つ・・・)

選手たちも観客も・・・実況ですら、事の行方を黙って見守っていた。
イスラスとクスタ・・・2人が渦中へと飛び込んだ、その一瞬の後――

823 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/28(木) 12:53:58 ID:???

ズダダダッ・・・!

実況「イスラスくんだ!! イスラスくんの足にボールは大人しく収まっている!!」

ディッテンベルガ「イスラス!」
新田(凄ぇっ!!!)
三杉(やったな、イスラス・・・!)

よりボールと共に在ったのは・・・よりボールと語り合っていたのはイスラスだった。
あれほど暴れまわっていたボールを、イスラスはいとも易く操っていた。
そして・・・

シューマッハ「ゴールさせるかぁぁぁぁ!!!」

タッ・・・!!


PK覚悟でシューマッハはイスラスのボールにダイビングで飛びついた。
しかしそれでもイスラスは止まらなかった。


824 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/28(木) 12:54:58 ID:???

トンッ・・・

ボールを浮かすと共に跳躍し、シューマッハのダイブを見事に避けた。
そしてそのまま空っぽのゴールへ向けて、反撃のシュートを撃ち込んだのであった。

イスラス「決める・・・」

バシュウッ!!


ピイィィィィィィィィィ!!!




レッチェ  1−2  パルマ

=============================================
前半3分  シニョーリ ドリブル→シュート (通算15得点)
前半27分 フェラーリ ドリブル→シュート (通算2得点)
後半8分  イスラス  こぼれ球→シュート (通算5得点)


825 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/28(木) 12:57:18 ID:???

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!

観客「やったやった!!」「1点差!!」「行けるぞーー!!」
  「す、すげえじゃんアイツ・・・!」「おお、ちょっと感動したぜ・・・」

実況「決まったー!! イスラスくんがここで決めました!
    ドリブル突破からこぼれたボールを自ら拾って決めました!
    いやしかし、クスタくんとのぶつかり合いによってボールが複雑に暴れ回る珍事・・・!
    カルネバーレくんもシューマッハくんも処理する事が出来ないような状態でしたが・・・
    これを素早くキープして見事にゴールを決めました、いや実に見事!!」

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!
 レッチェ! レッチェ! レッチェ! レッチェ!

イスラスが演出したこのゴールシーンはあまりにもドラマチックだった。
パルマの勝ちは決まったと、観客達も半ば思っていただけに・・・これは効いた。
レッチェは勝負を捨ててない、まだ勝負は判らない、まだまだワクワクさせてくれそうだ・・・と。
何より、あのイスラスという選手が見せたプレイは観客の心を鷲掴みにしていた。

・・・クスタという最高峰のDFが居たからこそ起こった状況というのは皮肉な話だが・・・
ともかく、ここに来てスタジアムの歓声はレッチェ一色になった。
マンチーニやミケーレ、モゼなど、少々心が折られかけていた選手達は、
戸惑いながら周りをスタンドを見渡して、この心強い声援をその身に受けていた。
さっきまで体に重く圧し掛かっていた疲労も軽く感じる程に心強い声援を。


826 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/28(木) 12:58:20 ID:???

バンビーノ「流石のドリブルだったが…何かそれ以上の物を感じた気がするぜ・・・。」

三杉「ああ、今のプレイは彼のサッカーに対する信念や夢が見えたような気がする。」

ブンナーク「ともかくだ・・・難しい事は知らねーが、これで試合もわかんなくなったな。」

ダラピッコラ「そうだな、サンシーロがすっかりレッチェのホームみたいになっちまってる・・・」

地力や状況は変わってはいない・・・依然パルマの圧倒的有利はそのままであろう。
しかし流れは確実にレッチェに移っていた。
パルマの選手達が今の雰囲気に呑まれてイージーミスを増やすような事があれば・・・
緊張や圧力は疲労にまで影響し、勝負にあやをつける事になるかも知れなかった。
・・・少なくともこのスタジアムは今、それを期待する雰囲気に包まれている。

この雰囲気の中、イスラスは仲間に祝福されながら自陣へとゆっくり戻っていた。
珍しい笑顔をチームメイトに返しながら、その内心で別の表情をしている事は誰も知らなかった。
ただし、ディッテンベルガだけは例外である・・・

イスラス(思ったより苦しい・・・・・・全力を出せるのはあと1プレイという所か・・・・・・)

ディッテンベルガ(ありがとうイスラス・・・・・・そして・・・すまない。)


827 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/28(木) 12:59:33 ID:???

・・・・・・

それから再びのパルマのキックオフで試合が再開された。
試合開始直後のように、今度もシニョーリの中央突破から始まったが・・・。
当然これを読んでいたディッテンベルガは、リベリらを最初から高いラインに置いていた。
シニョーリのドリブルは凄まじかったが、マンチーニとダブルボランチによる囲みは厚かった。
リベリらは完全に止めるまではいかなかったが、シニョーリからボールを弾く事に成功する。
そして・・・


先着で
 ★展開はどーですか→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ、ハート》 こぼれ球はレッチェが拾ってキープした。
《スペード》 膠着がしばらく続いた
《クラブ》 こぼれ球をパルマが拾って攻めてきた。
《クラブA》 レッチェの反則を告げる笛が鳴った・・・しかも
《JOKER》 レッチェの反則を告げる笛が鳴った・・・?


828 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/28(木) 13:06:45 ID:???



おっと、レスをコピペし損なってました

>>820
クロスオーバーを喜んで頂けて良かったですw
こんなに早くジャイロ伝説の片鱗を語る予定では正直なかったですが、これもまた好しですかね。
ジョジョとのクロスオーバーは大中小気付かれないとこにも散りばめていきたいなと思っています。


829 :森崎名無しさん:2011/04/28(木) 13:09:03 ID:???
★展開はどーですか→ クラブ7


830 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/28(木) 17:49:46 ID:???

> 展開はどーですか→ クラブ7
> 《クラブ》 こぼれ球をパルマが拾って攻めてきた。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

このセカンドボールをを拾ったのはパルマのタルデリであった。
左のウイングに位置する彼だが、キックオフ直後でパルマはほとんどラインは上がっていない。
この位置で彼がボールを貰っても仕方ないように思えた。
すぐに中盤のコンティ辺りに渡すだろうと観客は想像したが・・・

実況「おっとレッチェ、こぼれ球を拾ったタルデリくんにフォアチェックをかけにいく!
    押せ押せムードとなっている今、ここぞとばかりに攻めの姿勢だ!」

モゼ「ミケーレ、チェックだ!」
ミケーレ「よし、すぐにボールを奪う!」

タルデリ(おっと、舐めてくれるじゃないか。 だが甘い・・・!)

ザッ! ザッ・・・!


実況「おっとぉ!? タルデリくん、これは見事なボールキープだ!
    2人を相手に粘り強くボールを持ち続ける・・・!」


831 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/28(木) 17:51:05 ID:???

2人がかりで取り囲んだモゼとミケーレだが、彼等はタルデリからボールを奪えなかった。
ウイングに位置する選手としてはそぐわないボールキープ技術で溜めを稼いだのである。
その間に中盤の選手達はググッとラインを上げており・・・

タルデリ「そら、走れシル!」

ポンッ!


隙を突いて左サイドにハーフポジションのディモスを走らせた。
そして先のスペースに向けて意外なほどテクニカルにボールを蹴り出す。
モゼとミケーレがタルデリに吸い付いて居ただけに、ディモスはほぼフリーで上がっていける状態だ。

ディモス「ナイスパス、流石だね!」

ミケーレ「ゲエッ!」
モゼ「や、ヤバっ・・・」

ディッテンベルガ(やはりサイドを狙われているか・・・。
          リベリ達に流動性が許されないだけに、対応が厳しい。)


832 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/28(木) 17:52:08 ID:???

どうしても左右のいずれかは薄くなりやすいレッチェのサイド。
フォーメーション的にサイドへ人数をかけられるパルマは積極的に攻めて来ていた。
これをどうにか守らなければ、レッチェはどう足掻いてもパルマには勝てない・・・

三杉(この苦しい状況を・・・ディッテンベルガはどう守る?)


先着で
 ★苦渋の決断→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ、ハート》 最終ラインをゴール前まで下げた
《スペード、クラブ》 ディッテンベルガが再びサイドをケア
《JOKER》 イスラスを下げた急造の4バックでゴール前を固める


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