キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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レス数が950を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。
【楽な戦い】Another-C_4【なんて無い】
1 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/04/04(月) 19:14:38 ID:VciPDMqw
この物語はフィクションです。
史実や実在の人物を連想する場面があるとしても、物語とは関係がありません。
風土、名称については文献を参考としていますが、想像のウェイトも大きく、事実と異なります。
そして……この物語はキャプテン森崎のフィクションであり…
とある貴公子と仲間達の サッカーに賭けた青春を描いたストーリーです。
…恋愛は二の次に皆サッカーに命を削って頑張ります。(何かに誓う)
773 :
森崎名無しさん
:2011/04/26(火) 18:39:40 ID:jh9uF+MM
A
774 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/04/26(火) 20:15:56 ID:???
>A 納得する
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
今度は男の言葉に嘘はないものと三杉は判断した。
嘘はなく話せない事情があると言うならば、そこを追求するわけにはいかなかった。
好奇心がつい湧き出てしまうような状況だが、それに任せて良い事がある例などそうは無い。
三杉「判りました、納得します。 ここで話を打ち切られたら中途半端で気持ちが悪いですから。」
男「聞き訳が良くて助かるね。」
三杉「では改めて続きを、話せる事だけ・・・」
男「マンマミーア・・・あいあい。
そのジャイロと呼ばれた選手だがな、どーもオレと同じ血統らしいんだな、コレが。
だが血縁にあろうが、どうでもいい奴の事なんざオレは知ったことじゃあない。
その男の事をよく知っているのは、そしつが血統の誇りに値する人間だったから・・・さ。」
三杉「血統・・・」
男「なんでそれが判明したか、ってのは話せない事情の世界だぜ。
そんな事よりも、ジャイロがチームの為でなく何の為にサッカーをしたかってのが話の主旨だ。」
775 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/04/26(火) 20:16:58 ID:???
そう言えばそうだった。
チームの為にプレイをしていると言った自分とは対極として話を出された事を思い出した。
確かにチームの中に居て差別を受けるような人間がチームの為にプレイする筈がない。
そしてプレイスタイルも確かに対極だ。 チームの弱点を補い長所を引き出したい三杉に対し、
スパーストライカーと呼ばれた男は独力だけで1000ゴール以上を上げたという。
男「その男はサッカーをするためにサッカーをしていたんじゃあない。
まして自分の名誉や金のためにサッカーをしていたわけでもない。
ジャイロは全ての黒人のため、差別と戦ったのさ。」
三杉「全ての黒人のため・・・差別と・・・・・・」
男「1888年、ブラジルでは奴隷制度が廃止されたが、社会体制は尚もって変わりなかった。
貧困と労働に晒され、娯楽などは与えられない・・・サッカーも白人の玩具だった。
当時のブラジル代表が全員白人だったと言えば、少しは想像がつくだろう。」
三杉(確かに・・・今では白人の代表選手の方が珍しいくらいだ。)
男「だがそんな中でも黒人は彼等なりに豊かな文化や伝統を築いて明るく生きてきた。
ジャイロが立ち上がったのは、北米で発祥したKKKが弾圧を受け、
南米・・・ブラジルにまで逃げてきたからだ。」
三杉「KKK・・・!」
776 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/04/26(火) 20:18:16 ID:???
KKK:ケー・クラックス・クラン・・・つまりは白人至上主義者である。
元奴隷商人や、南北戦争終結後に自由を得た黒人達への反感を募らせていた人間達に結成された組織・・・
初めは愛国目的でのデモでしかなかったKKKの活動は、いつしか過激な物に変わっていった。
黒人への脅迫、暴行事件が起こりはじめ・・・更にこれに批判的な白人までもが敵として暴力を振るわれ、
投票権を行使しようとした黒人が殺害される事件まで発生したのである。
KKKは1870年代にテロ集団と認定され、その規模は次第に縮小していった。
※ブラジルに逃げてきた・・・というのは当スレの創作設定です。
男「その反応ならば想像もついているだろう・・・黒人の少ない希望を打ちのめす事件が幾つも起こったと。
これによってネガティブに、卑屈なっていく黒人を変える為にジャイロは立った。
彼の活躍はブラジルに生きる黒人の希望となったものさ。
何しろ自分よりも遥か上流の白人達が、誰一人ジャイロに敵わないのだからな。」
三杉「・・・」
男「彼の活躍は黒人のメンタリティに大きな変革をもたらした。
黒人の中で子供達はサッカーに夢中になり、自らもその夢を抱き・・・
大人の中には、白人に与えられたパターナリスティックな観念に疑問を抱く物が現れた。
それはブラジルの黒人運動となって息吹をあげたのさ。」
三杉「そんな話が・・・」
777 :
森崎名無しさん
:2011/04/26(火) 20:19:12 ID:???
この人の正体が判った気がするw
778 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/04/26(火) 20:19:52 ID:???
男「ジャイロの活動時期は、黒人運動の発祥の前に始まり・・・揺籠期の終焉と共に終えている。
その間、彼がサッカー活動によって得た報酬は一軒の家のみ・・・
1000ゴール以上の結果を残して、たった一軒の家しか得られない・・・想像がつくか?」
三杉「いえ・・・信じられる話ではありません。」
男「しかし事実だ・・・。 そして黒人の目覚めを促したジャイロを白人達は逆恨みした。
彼の偉業を歴史のページから切り取ったのさ・・・。
・・・ゆえに、ジャイロの事を語る人間はブラジルでも数少ない。
その知識も正確でなく捻じ曲がっている部分があるのはそういう理由さ。」
三杉「・・・ジャイロはそれで満足だったんでしょうか・・・・・・」
ジャイロの身の上を真実とした上で、三杉はその心情を推し量った。
どれだけ誇りに溢れたメンタルを持ち、そしてどれだけ報われなかったのだろうかと。
1000ゴールがどれだけの偉業かを考えれば、1軒の家だけが報酬とはあまりに酷い。
だがそんな三杉に対し、男は言った。
男「大満足だったろうな。」
三杉「えっ・・・!」
779 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/04/26(火) 20:21:25 ID:???
三杉は男の言葉に驚いた。
悲惨な生涯と考えた三杉を笑い飛ばすかのように、男は気持ちよく言い放ったのだ。
男「ジャイロは誇り高き血統を持つ男だ。
自分とは血の繋がらない他人の為、自らの命を犠牲にして救う・・・そういう血統の中に在った男だ。」
ジャイロは黒人達に魂(ソウル)を与えた、代々受け継いできた魂を未来に託す事が出来た。
なんの不満もなく笑って死んでいっただろうな。
ま、言ってみればジャイロにとってサッカーとは“Play for you”だったんだろう。」
三杉(誇りを・・・魂を未来に託す・・・。 Play for you・・・か。)
男「ジャイロの苦難は…どこかの誰かに希望として伝わっていった。
今のブラジルサッカーはジャイロによって啓かれたと言っても良いだろう。」
三杉「何故・・・・・・僕にそんな話を・・・?」
男「さてね・・・」
三杉「・・・・・・」
男「話す価値がありそうだ、そう思ったのさ。 これでも80年間、人間を見てきた。」
三杉「80年間・・・・・・それなら確かに・・・ ん・・・? 80年・・・?」
男「じゃあな少年! 男だったら苦難の道を生きて見せろ、人に希望を与えて見せろ!
『友を大切に想う気持』や『自分の信じた道を突き進む勇気』があればまた会う事もあるだろう!」
そう言って男は三杉に背を向けて歩き出した。
780 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/04/26(火) 20:24:17 ID:???
三杉は男に聞きたい事が沢山あった。
話を全て聞き終えて、さらに聞きたい事は増えていた。
だが彼が最後に投げた問いは、第三者が聞けばどうでもいい様な事だった。
それでも三杉は聞きたかった、今聞いたこの話を忘れないようにと。
三杉「待って、貴方の名は!?」
男「シーザーだ・・・!(ま、偽名だけどもな。)」
シーザーと名乗った男の背中から三杉は目を離せなかった。
そしてジャイロ・・・スーパーストライカーの話は三杉に刻み込まれた。
たとえそれがホラ話だったとしても、彼にとっては関係がなかった。
そのままシーザーの姿が消え去るまで・・・三杉は立ち尽くしたままだった。
※今日はここまでです。
781 :
森崎名無しさん
:2011/04/26(火) 20:24:58 ID:???
ジャイロじゃねえかw
782 :
森崎名無しさん
:2011/04/26(火) 20:25:25 ID:???
サイクロンは黄金の回転だったのかー
783 :
森崎名無しさん
:2011/04/26(火) 20:27:42 ID:???
愛馬に乗って帰ったのかー?
784 :
森崎名無しさん
:2011/04/26(火) 20:28:17 ID:???
まあ、この世界にはパッショーネもいるからなあw
785 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/04/26(火) 20:37:40 ID:???
ひっひっひ
※ネタバレ
ジャイロ≠ジャイロ
何を言ってるかわかんねーと思うが(ry
786 :
森崎名無しさん
:2011/04/26(火) 20:38:56 ID:???
カエサルという時点でシーザーかと思ってたんだ偽名なんだよな、ジャイロ本人でもないとすると誰だ
787 :
森崎名無しさん
:2011/04/26(火) 20:42:29 ID:???
ニョホホの近くにいた黒人さんといえばア○ドゥルさんだろっ!
788 :
森崎名無しさん
:2011/04/26(火) 20:44:04 ID:???
>そんなポスト、猫に全力で爪を研がれろー
霧雨さんのところでは
八雲一家の猫
滝さんのところでは
2位辺りの猫
モリブレムさんのところでは
「にゃーん」や「ネコさん!」コメの猫
このスレだと…誰だろう?
789 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/04/26(火) 20:47:04 ID:???
ああ、なるほど。
ジャイロがジャイロで生きてイタリアに戻ってシーザーだった。
その方がにゅるーん、するりーんと納得いくぜ!
みんなすごいや!
今からでもそうしようかな!www
790 :
森崎名無しさん
:2011/04/26(火) 20:50:37 ID:???
>>788
アバさんことアーバックル監督で如何か
791 :
森崎名無しさん
:2011/04/26(火) 20:59:38 ID:???
この世界での猫監督はミハエルに飼われてたりしてw
792 :
森崎名無しさん
:2011/04/27(水) 00:28:15 ID:???
そういえば次は杜王町なんだよなぁ
793 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/04/27(水) 14:38:34 ID:???
>>788
うちのスレでのネコさん・・・獅子王バティンさんですかねえ。
まあライオンも所詮はネコ科ですからね!
>>790-791
ミハエルとアバ監督がアップを始めました。
>>792
ジョジョリオン、楽しみです。
ノリスケさんの子孫っつー話じゃあないですか。
=============================================
三杉はシーザーと名乗った男と別れ、何かを思いながら自分の席へと戻った。
中山「あれっ、三杉。 随分と長い散歩だったな?」
三杉「ああ、ゆっくりして来てしまったよ。」
ちょっとした気分転換のつもりの散歩が予想以上に長引いてしまった・・・
とは言え、それでもシーザーと話した時間を無駄にしたとは思っていない。
スーパーストライカー、ジャイロの偉業は三杉の心に爽やかな風を吹かせたのだった。
794 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/04/27(水) 14:40:05 ID:???
三杉(さてと、一応頭はクリアになった・・・・・・この試合、残念だけどレッチェに勝ち目はないな。
パルマの強さはシンプル、ゴール前での守備力が抜群に強くてシニョーリの決定力が高い。
守備力は特に浮き球に対して強力だ、グラウンダーの決定力が不足したレッチェには厳しい。
そしてシニョーリはモチベーションをそのままドリブルやシュートに乗っけてくる奴だ。
一度調子に乗せればディッテンベルガでも止められない・・・。)
試合開始直後にシニョーリの速攻を許し、1点を失った事が勝負の大勢を決めていた事になる。
シニョーリの特徴を知らなかった事がレッチェにとって大きな敗因の一つと言えよう。
三杉(だが僕等は違う。 シニョーリの弱点・・・とは言わないまでも、特徴は既に掴んでいる。
それに従ってシニョーリを抑えるか・・・または孤立させる対策を最初から立てられるんだ。
後の問題は・・・パルマのシニョーリ以外の得点方法、そしてあの鉄壁の守備だ。)
三杉は腕を組んで思案を始めた。
先着で
★それからそれから?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ》 パルマのシニョーリ以外の攻撃方法を推察
《ハート、スペード、クラブ》 おっと、もう後半が始まる。 結構時間くったからね!
《JOKER》 マルコが話しかけてきた
795 :
森崎名無しさん
:2011/04/27(水) 14:48:22 ID:???
★それからそれから?→
スペード9
そりゃ攻め手が一つのはずがないわな
796 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/04/27(水) 15:30:25 ID:???
> それからそれから?→ スペード9
> 《スペード》 おっと、もう後半が始まる。 結構時間くったからね!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ピィィィィィィィィ!!
三杉「おっと・・・?」
三杉がパルマの攻撃手段を推察し始めるや否や、後半戦開始の笛が鳴った。
どうやら思っていたよりも時間を消費してしまっていたらしい。
思考に集中しすぎて選手の入場にすら気付かないとはどういう事かと思ったが、考えても仕方が無い。
後半のキックオフはレッチェからである。
三杉(おそらくレッチェは中盤の有利を後半も譲らないだろう・・・
けれどビハインドの2点を返すには到らない、返せて精々1点だ。
守備の堅さもあるが、何より相性が悪い。)
三杉は後半の結果を予測した・・・パルマが勝つであろうと。
展開は色々とあるやも知れないが、結果に誤差を生じさせる事はない考えられた。
この後半戦をスキップ(描写最小限のダイジェストに)しますか?
A スキップする
B しない、全部見る
2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
797 :
森崎名無しさん
:2011/04/27(水) 15:46:30 ID:peGVxxfE
B
798 :
森崎名無しさん
:2011/04/27(水) 16:22:32 ID:YNVRUrlE
B
799 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/04/27(水) 17:49:45 ID:???
> B しない、全部見る
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ウオオォォォォォォォォォ!!
観客「いけいけー!」「中盤は勝ってんだ!まだいける!」「イスラスに賭けるぜ!」
「よーしよしよし、いつも通り!」「シニョーリ、あと2点はいけるぜ!」「パルマー!」
実況「さあ後半のキックオフからレッチェのボールキープが続いています。
素早く正確なショートパスが面白いように繋がる! この展開は変わりません!」
ポン ポン!
ポーン・・・ ポン!
マンチーニ(キープ出来ていてもダメなんだ・・・!)
カルネバーレ(ゴールを奪わねぇとッ!!)
ボールを回しながら徐々にラインを上げる攻撃陣、しかしそこに余裕は無い。
クスタとシューマッハが最後尾から発する圧力とカウンターへの恐怖と・・・
この戦況ではレッチェは迂闊に攻撃を仕掛ける事が躊躇われていた。
ディッテンベルガ(・・・とは言え、仕掛けなければスコアも動くことはない。
何処かでリスクを負ってゴールを狙わなければならないが・・・。)
800 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/04/27(水) 17:50:51 ID:???
先着で
★レッチェに秘策は・・・→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ、ハート》 ディッテンベルガとイスラスのポジションチェンジ、イスラスの全力プレイ
《スペード、クラブ》 イスラスの全力プレイのみ
《JOKER》 ダイヤ、ハートの結果+??
801 :
森崎名無しさん
:2011/04/27(水) 17:53:30 ID:???
★レッチェに秘策は・・・→
スペード7
802 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/04/27(水) 18:31:30 ID:???
> レッチェに秘策は・・・→ スペード7
> 《スペード》 イスラスの全力プレイのみ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ディッテンベルガ(・・・残念ながらイスラスに頼る以外に点を取る術はない。
だが、全力でのプレイは体力の消耗が激しすぎる・・・後半の45分持つまい。
ましてナポリ戦での負傷が尾を引いている今、どれだけ出来るか・・・)
レッチェが勝利を勝ち取るとすれば、まずパルマに追加点を与えない事が最低条件である。
その上で、イスラスの身体が彼の全力に耐えられている間に2点を奪う。
あと1点は・・・試合の終盤、カウンターの心配がない状況でディッテンベルガが決めるしかない。
ディッテンベルガ(これが全て上手くいけばレッチェは勝てる。
だがこれは長い薄氷の川を渡るようなものだ・・・。)
それでもやらなければならない・・・そうディッテンベルガは呟いた。
そして前線に向けて叫ぶようなコーチングを発した。
ディッテンベルガ「マンチーニ、パスが弱々しいぞ! 縮こまったパスでは相手は崩せない!」
マンチーニ「ディッテンベルガ・・・!」
803 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/04/27(水) 18:32:50 ID:???
ディッテンベルガ「オレは必ず守りきる、皇帝の再来の呼名に恥じないようにな!
(なんてな、名前に頼るようになったら終わりだ・・・。 そうだろ、イスラス?)」
イスラス(フッ、ディッテンベルガめ・・・そんなに“らしくない事”をするなよ・・・)
ダァッ!!
マンチーニ(イスラス・・・!? よ、よし!)
イスラスの要求に気付いてマンチーニはパスを出した。
ボール受け取ったイスラスは口許を僅かに上げ・・・そして珍しく吠えた。
イスラス「期待に応えたくなるだろうっ!!!」
ズダダダダダダ!!!!
・・・ダダダダダ!!!!
驚くべきスピードのドリブルが始まった。
イスラスが全力を搾り出したスピード、そのドリブルがである。
シニョーリ「ゲッ!?」
フェラーリ「なっ・・・!!」
タルデリ「んだ、そりゃっ!!!」
804 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/04/27(水) 18:36:36 ID:???
目の前で見せられた速度にパルマの選手達が言葉を失った。
しかし何もせずに通すわけにはいかない。
まずはコンティとガリバルディが急ぎプレスをかけた。
コンティ「こらめった! てんごうみちゅうなスピードしぬるぞ・・・!」
ガリバルディ「く、くそっ・・・こんなの・・・・・・!!」
イスラス「退けよ・・・!」
先着で
★しかし現実は非常である→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ》 高速ドリブルにキリキリ舞いにされた。
《ハート》 クライフターンの緩急に着いて行けず転倒。
《スペード》 強引なドリブルにスッ飛ばされた。
《クラブ》 抜かれた、つまらないね。
《クラブA》 イスラスの脚を削った。 しかしイスラスは構わず突き進んだ。
《JOKER》 イスラス(見せてやるさ・・・ディッテンベルガも知らないオレの必殺シュートをな!!)
805 :
森崎名無しさん
:2011/04/27(水) 18:38:41 ID:???
★しかし現実は非常である→
ハート5
806 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/04/27(水) 19:10:25 ID:???
> しかし現実は非常である→ ハート5
> 《ハート》 クライフターンの緩急に着いて行けず転倒。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
目の前に迫ってくる高速のドリブル。
これを追い切るなんて、ハリポッターに登場するスニッチを捕まえるくらい難しいだろう。
ガリバルディ「うおおおぉっ!」
イスラス(・・・・・・)
ザッ! クルン!!
ダダダダダダ!!!!
ガリバルディ「うおおおおぉっ!?」
トップスピードからのクライフターン。
まずボールを見失い、イスラスが急角度にターンするのを見て自分も追おうとする。
だが目の動きも身体の体重移動も最初からギリギリで追っている彼等が、この変化についていける筈がない。
脳から四肢へと送られた指令はミスと交雑を経由し、彼等の足を縺(もつ)れさせるに到る。
807 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/04/27(水) 19:12:02 ID:???
コンティ「う・・・! わ・・・! た・・・!」
ガリバルディ「ちくしょおぉぉぉぉ!!!」
スガガッシャーン!!
それらに目を送る事なく駆け抜けるイスラス・・・
彼は間も無くバイタルエリアに到着しようとしていた。
イスラス「クスタ・・・!!」
クスタ「(速い・・・!!)トリノ、ファビオ! 間の距離を詰めて!」
トリノ「くそっ、わぁってら!!」
カステッリーニ(さ、さっきより速いんじゃねーか!?)
先着で
★チャレンジ&・・・→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《クラブ5以下》 はんそーく
《その他》 ぬいたー
《JOKER》 おっとPKだ、イスラスの気迫に後退してたのかー
808 :
森崎名無しさん
:2011/04/27(水) 19:12:52 ID:???
★チャレンジ&・・・→
スペード6
809 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/04/27(水) 19:42:23 ID:???
> チャレンジ&・・・→ スペード6
> 《スペード》 ぬいたー
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
トリノ「オラァッ、来い!!」
カステッリーニ「上等だっての!!」
イスラス(クスタの前の露払い露払いか・・・・・・)
間の距離を詰め、侵入コース前に立ちはだかろうとする2人を睨みつけた。
この2人の体に遮られ、後方のクスタの動きが見えない・・・
その事がイスラスを苛立たせた。
イスラス「邪魔者は端に寄っていろ!!」
ズドドドドドッ!!
ガシィッ!!
トリノ「げぇっ!!(これが噂のコーメーの罠・・・?)」
ズドドドドドッ!!
ドゴォッ!!
カステッリーニ「つ、つえっ!」
高速を僅かに緩め、しっかりと大地を踏み締めるドリブルへの変化。
どんなチャージも受け付けない、彼自身は直線を突き進む強引なドリブルだ。
言葉通りにトリノとカステッリーニを視界の端にまで吹き飛ばしたイスラス・・・
810 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/04/27(水) 19:44:02 ID:???
拓けた視界の先に見える忌々しい敵、クスタの存在をイスラスは睨みつけ、叫んだ。
イスラス「クスタ・・・・・・オレは負けんっ!」
クスタ「クッ・・・! 勝負だイスラス!!」
先着で
★・・・カバー!→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ、ハート、スペード絵柄》 イスラスがクスタを抜き去った!
《スペード数字》 全くの互角、両者吹っ飛んだ!
《クラブ》 クスタの芸術的なディフェンス技術に隙はなかったお・・・
《JOKER》 ???
811 :
森崎名無しさん
:2011/04/27(水) 19:44:14 ID:???
★・・・カバー!→
スペードA
812 :
森崎名無しさん
:2011/04/27(水) 19:44:19 ID:???
★・・・カバー!→
ダイヤ8
813 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/04/27(水) 20:02:21 ID:???
> ・・・カバー!→ スペードA
> 《スペード数字》 全くの互角、両者吹っ飛んだ!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
圧倒的な力と技術の結晶、それがクスタのパワーチャージ
常識を超えた速さと剛脚の融合、それがイスラスの強引なドリブル
その二つが真正面から、何の小細工もなく激突した。
ガシイィィィィィッ!!!!
イスラス「!!!!」
クスタ「なにっ!!!!!」
三杉「・・・・・・!!」
ディッテンベルガ「イスラス!!」
実況「な、なんと両者ともに後方へ吹き飛んだ!
2人の力と力が互いへと反転したかぁー!!!?」
最強の矛と無敵の盾・・・両者はぶつかり合って、いずれも砕けた。
足の痺れを伴なって2人は後方へと投げ出され・・・そして。
814 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/04/27(水) 20:03:40 ID:???
シューマッハ「クリアだっ!!!」
カルネバーレ「シュートだ!!!」
当然このボールを大きく蹴りだそうとシューマッハが飛び出し・・・
ゴールへと蹴り入れようとするカルネバーレが走りこんだ。 しかし・・・
ギュルギュルギュル!!
グォゴゴゴゴゴゴゴ!!!
シューマッハ「な、なんだこれは!!」
カルネバーレ「ぼ、ボールが・・・」
実況「こ、これは!!! イスラスくんとクスタくんのぶつかり合った衝撃が残っているのか・・・!
ボールが激しく回転したまま・・・しかも一箇所にとどまっていません!!!
こ、これはどうなってしまうんだーーーーーー!」
ザッ・・・!
イスラス(ボールは・・・)
ザァっ・・・!
クスタ(友達!!)
815 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/04/27(水) 20:04:46 ID:???
先着で
★ボールに愛された男・・・→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ、ハート》 イスラス
《スペード、クラブ》 クスタ
《クラブA》 ブルノ
《JOKER》 イスラスとディッテンベルガ
816 :
森崎名無しさん
:2011/04/27(水) 20:05:06 ID:???
★ボールに愛された男・・・→
ハートA
817 :
森崎名無しさん
:2011/04/27(水) 20:06:11 ID:???
ここでのクラブAは絶対ブルノだと思ってましたよw
818 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/04/27(水) 20:21:23 ID:???
>>817
バレバレだー!
…という、興奮してイスラスに原作翼をイスパイアさせてしまった所で本日はお終いー
次回も宜しくです!
819 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/04/27(水) 20:22:34 ID:???
第三回キャプテン霧雨キャラクター人気投票
http://capmori.net/vote/vote2n/bbs.cgi
第二回ラインライダー滝キャラクター人気投票
http://capmori.net/vote/vote2o/bbs.cgi
第二回ファイアーモリブレムキャラクター人気投票
http://capmori.net/vote/vote2q/bbs.cgi
アナザーカンピオーネキャラクター人気投票
http://capmori.net/vote/vote2p/bbs.cgi
モニカ「えっと…春の人気投票祭開催中です。」
ナディア「みんなこぞって参加するといいですよっ!」
クラウディア「意外な人が意外に人気な波乱の途中経過…どうなっちゃうんだろうね?」
ナディア「わかんないけど…取り敢えずモニカはずるい!」
モニカ「え…?」
クラウディア「だよねぇー…、ちゃっかり抜け駆けしちゃってさ。」
モニカ「えっ?えっ?そ、そんなつもりないのに…」
ナディア「またまたぁ…そういう天然な態度が人気の秘訣なのぉ?」
クラウディア「あーあ、デビルねこさんに投票してこよっと。」
ナディア「あたしは岡山姉かな…ヒュー!」
モニカ「あ…えっと2人共……。
あ、あたしはモリブレムのミスギさんに投票しよっかな…なんて…」コソコソ
820 :
森崎名無しさん
:2011/04/27(水) 22:54:24 ID:???
遅レスだけど、サイクロンと黄金の回転をかけてくるとはw
ナポリの件があったから、ジョジョネタが盛り込まれることは予想してしかるべきだったのに完全に予想外。
今後もどこでジョジョネタを絡めてくるか楽しみ。
821 :
森崎名無しさん
:2011/04/27(水) 23:48:40 ID:???
乙でしたー!
822 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/04/28(木) 12:52:38 ID:???
>>821
ヒュー! 乙感謝ー!
=============================================
> ボールに愛された男・・・→ ハートA
> 《ダイヤ、ハート》 イスラス
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
クスタとイスラスは同時に立ち上がって、生き物のように暴れまわるボールへと向かった。
一つのボールを求めて走る二人・・・
シューマッハもカルネバーレも、このボールを自分の物とする事は出来なかった。
イスラス「うおおおおおぉっ!!」
クスタ「うおおおおっ!!」
アルシオン(これは・・・)
三杉(・・・・・・!)
ジョアン(よりボールと心を通わせている方が勝つ・・・)
選手たちも観客も・・・実況ですら、事の行方を黙って見守っていた。
イスラスとクスタ・・・2人が渦中へと飛び込んだ、その一瞬の後――
823 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/04/28(木) 12:53:58 ID:???
ズダダダッ・・・!
実況「イスラスくんだ!! イスラスくんの足にボールは大人しく収まっている!!」
ディッテンベルガ「イスラス!」
新田(凄ぇっ!!!)
三杉(やったな、イスラス・・・!)
よりボールと共に在ったのは・・・よりボールと語り合っていたのはイスラスだった。
あれほど暴れまわっていたボールを、イスラスはいとも易く操っていた。
そして・・・
シューマッハ「ゴールさせるかぁぁぁぁ!!!」
タッ・・・!!
PK覚悟でシューマッハはイスラスのボールにダイビングで飛びついた。
しかしそれでもイスラスは止まらなかった。
824 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/04/28(木) 12:54:58 ID:???
トンッ・・・
ボールを浮かすと共に跳躍し、シューマッハのダイブを見事に避けた。
そしてそのまま空っぽのゴールへ向けて、反撃のシュートを撃ち込んだのであった。
イスラス「決める・・・」
バシュウッ!!
ピイィィィィィィィィィ!!!
レッチェ 1−2 パルマ
=============================================
前半3分 シニョーリ ドリブル→シュート (通算15得点)
前半27分 フェラーリ ドリブル→シュート (通算2得点)
後半8分 イスラス こぼれ球→シュート (通算5得点)
825 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/04/28(木) 12:57:18 ID:???
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!
観客「やったやった!!」「1点差!!」「行けるぞーー!!」
「す、すげえじゃんアイツ・・・!」「おお、ちょっと感動したぜ・・・」
実況「決まったー!! イスラスくんがここで決めました!
ドリブル突破からこぼれたボールを自ら拾って決めました!
いやしかし、クスタくんとのぶつかり合いによってボールが複雑に暴れ回る珍事・・・!
カルネバーレくんもシューマッハくんも処理する事が出来ないような状態でしたが・・・
これを素早くキープして見事にゴールを決めました、いや実に見事!!」
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!
レッチェ! レッチェ! レッチェ! レッチェ!
イスラスが演出したこのゴールシーンはあまりにもドラマチックだった。
パルマの勝ちは決まったと、観客達も半ば思っていただけに・・・これは効いた。
レッチェは勝負を捨ててない、まだ勝負は判らない、まだまだワクワクさせてくれそうだ・・・と。
何より、あのイスラスという選手が見せたプレイは観客の心を鷲掴みにしていた。
・・・クスタという最高峰のDFが居たからこそ起こった状況というのは皮肉な話だが・・・
ともかく、ここに来てスタジアムの歓声はレッチェ一色になった。
マンチーニやミケーレ、モゼなど、少々心が折られかけていた選手達は、
戸惑いながら周りをスタンドを見渡して、この心強い声援をその身に受けていた。
さっきまで体に重く圧し掛かっていた疲労も軽く感じる程に心強い声援を。
826 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/04/28(木) 12:58:20 ID:???
バンビーノ「流石のドリブルだったが…何かそれ以上の物を感じた気がするぜ・・・。」
三杉「ああ、今のプレイは彼のサッカーに対する信念や夢が見えたような気がする。」
ブンナーク「ともかくだ・・・難しい事は知らねーが、これで試合もわかんなくなったな。」
ダラピッコラ「そうだな、サンシーロがすっかりレッチェのホームみたいになっちまってる・・・」
地力や状況は変わってはいない・・・依然パルマの圧倒的有利はそのままであろう。
しかし流れは確実にレッチェに移っていた。
パルマの選手達が今の雰囲気に呑まれてイージーミスを増やすような事があれば・・・
緊張や圧力は疲労にまで影響し、勝負にあやをつける事になるかも知れなかった。
・・・少なくともこのスタジアムは今、それを期待する雰囲気に包まれている。
この雰囲気の中、イスラスは仲間に祝福されながら自陣へとゆっくり戻っていた。
珍しい笑顔をチームメイトに返しながら、その内心で別の表情をしている事は誰も知らなかった。
ただし、ディッテンベルガだけは例外である・・・
イスラス(思ったより苦しい・・・・・・全力を出せるのはあと1プレイという所か・・・・・・)
ディッテンベルガ(ありがとうイスラス・・・・・・そして・・・すまない。)
827 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/04/28(木) 12:59:33 ID:???
・・・・・・
それから再びのパルマのキックオフで試合が再開された。
試合開始直後のように、今度もシニョーリの中央突破から始まったが・・・。
当然これを読んでいたディッテンベルガは、リベリらを最初から高いラインに置いていた。
シニョーリのドリブルは凄まじかったが、マンチーニとダブルボランチによる囲みは厚かった。
リベリらは完全に止めるまではいかなかったが、シニョーリからボールを弾く事に成功する。
そして・・・
先着で
★展開はどーですか→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ、ハート》 こぼれ球はレッチェが拾ってキープした。
《スペード》 膠着がしばらく続いた
《クラブ》 こぼれ球をパルマが拾って攻めてきた。
《クラブA》 レッチェの反則を告げる笛が鳴った・・・しかも
《JOKER》 レッチェの反則を告げる笛が鳴った・・・?
828 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/04/28(木) 13:06:45 ID:???
おっと、レスをコピペし損なってました
>>820
クロスオーバーを喜んで頂けて良かったですw
こんなに早くジャイロ伝説の片鱗を語る予定では正直なかったですが、これもまた好しですかね。
ジョジョとのクロスオーバーは大中小気付かれないとこにも散りばめていきたいなと思っています。
829 :
森崎名無しさん
:2011/04/28(木) 13:09:03 ID:???
★展開はどーですか→
クラブ7
830 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/04/28(木) 17:49:46 ID:???
> 展開はどーですか→ クラブ7
> 《クラブ》 こぼれ球をパルマが拾って攻めてきた。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
このセカンドボールをを拾ったのはパルマのタルデリであった。
左のウイングに位置する彼だが、キックオフ直後でパルマはほとんどラインは上がっていない。
この位置で彼がボールを貰っても仕方ないように思えた。
すぐに中盤のコンティ辺りに渡すだろうと観客は想像したが・・・
実況「おっとレッチェ、こぼれ球を拾ったタルデリくんにフォアチェックをかけにいく!
押せ押せムードとなっている今、ここぞとばかりに攻めの姿勢だ!」
モゼ「ミケーレ、チェックだ!」
ミケーレ「よし、すぐにボールを奪う!」
タルデリ(おっと、舐めてくれるじゃないか。 だが甘い・・・!)
ザッ! ザッ・・・!
実況「おっとぉ!? タルデリくん、これは見事なボールキープだ!
2人を相手に粘り強くボールを持ち続ける・・・!」
831 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/04/28(木) 17:51:05 ID:???
2人がかりで取り囲んだモゼとミケーレだが、彼等はタルデリからボールを奪えなかった。
ウイングに位置する選手としてはそぐわないボールキープ技術で溜めを稼いだのである。
その間に中盤の選手達はググッとラインを上げており・・・
タルデリ「そら、走れシル!」
ポンッ!
隙を突いて左サイドにハーフポジションのディモスを走らせた。
そして先のスペースに向けて意外なほどテクニカルにボールを蹴り出す。
モゼとミケーレがタルデリに吸い付いて居ただけに、ディモスはほぼフリーで上がっていける状態だ。
ディモス「ナイスパス、流石だね!」
ミケーレ「ゲエッ!」
モゼ「や、ヤバっ・・・」
ディッテンベルガ(やはりサイドを狙われているか・・・。
リベリ達に流動性が許されないだけに、対応が厳しい。)
832 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/04/28(木) 17:52:08 ID:???
どうしても左右のいずれかは薄くなりやすいレッチェのサイド。
フォーメーション的にサイドへ人数をかけられるパルマは積極的に攻めて来ていた。
これをどうにか守らなければ、レッチェはどう足掻いてもパルマには勝てない・・・
三杉(この苦しい状況を・・・ディッテンベルガはどう守る?)
先着で
★苦渋の決断→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ、ハート》 最終ラインをゴール前まで下げた
《スペード、クラブ》 ディッテンベルガが再びサイドをケア
《JOKER》 イスラスを下げた急造の4バックでゴール前を固める
833 :
森崎名無しさん
:2011/04/28(木) 17:57:48 ID:???
★苦渋の決断→
ハート4
834 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/04/28(木) 18:02:00 ID:???
短いですが一旦ここで切ります。
色々予定が立て込みましてGW中は更新が停滞しがちになりそうです。
人気投票中で盛り上げていくべきところなのに申し訳ありません。
ではまたー
835 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/04/29(金) 18:06:11 ID:???
> 苦渋の決断→ ハート4
> 《ハート》 最終ラインをゴール前まで下げた
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ディモスの突破力を推量し、ディッテンベルガは打つべき手のリスクを評価した。
ここからはリスク軽減がどれほど出来るかの選択しか彼には残されていない。
ディッテンベルガ(オレがチェックに向かうとしよう…勝負してくれば良し、まずいのは逃げられる手だ。
逆サイドを抜けだされよう物なら失点は確実、それだけは避けなければならない。
奴(ディモス)にそれだけのパス技術がない保証はないからな…)
苦渋の選択になるが、彼に出来る事は一つしかなかった。
それはディフェンスラインを最後尾まで下げる事である。
ディッテンベルガ「チェーザレ、ドメーニコ、ゴール前を固めるぞ!」
チェーザレ「わかった!」
ドメーニコ(クッ、大丈夫なのか…!?)
836 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/04/29(金) 18:07:44 ID:???
三杉(なるほど…確かにフリーで抜けだされるよりはゴールを固めた方がまだマシだ…
後はシニョーリのダイレクトシュートをDFが止められるか…かな。)
状況は三杉が予測した事態へと正しく進行していった。
レッチェが最終ラインを下げた事でディモスはそのままサイドを走り切り…
そして当たり前のようにクロスボールを蹴り込んだ。
ディモス「それ、追加点を決めてやれ!」
バシュッ…!
ディッテンベルガ(当然そう来るだろうな… だがシニョーリへのマークはガッチリと着いている…!)
実況「さあレッチェゴール前にクロスボールが上がります! これをシニョーリくんが待ち構えますが…
リベリくん、ジャシントくん、チェーザレくんの3人が彼を自由にはしていません!!」
ジャシント「大人しくしてやがれ、このガキ!」
リベリ「ジャシント、チェーザレもこっちにくる! お前はクロスのコースへ!」
中々の連携でシニョーリを取り囲むレッチェの3名…
しかしシニョーリは、こんな状態で尚も余裕で笑って見せていた。
シニョーリ(へへっ、こーゆーのって何て言ったかなあ…?)
837 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/04/29(金) 18:09:26 ID:???
先着で
★シニョーリvsクリア要員→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ絵柄》 シュートは威力を大きく減衰された
《ダイヤ数字、ハート》 シュートは威力を少し減衰された
《スペード、クラブ》 シュートは邪魔される事なく放たれた
《クラブ5以下》 シニョーリ(スルーとかしちゃったりして…?)
《JOKER》 レッチェボールになった
838 :
森崎名無しさん
:2011/04/29(金) 18:12:51 ID:???
★シニョーリvsクリア要員→
スペード3
839 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/04/29(金) 18:37:31 ID:???
> シニョーリvsクリア要員→ スペード3
> 《スペード、クラブ》 シュートは邪魔される事なく放たれた
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
シニョーリ(こーゆーの…オレがちょっと本気でジャンプすると、
だーれも競り合って来れないこの感じ… そうそう、確か…!)
高々と上がったクロスボール…これに対してシニョーリとクリア要員3名は飛び上がる。
しかしリベリ達は驚愕させられる事となった。
身体の小さなこの少年の異常なまでの跳躍力に…
リベリ「なんだその高さは…!」
ジャシント「さ、サルかよお前は!?」
チェーザレ「と…ともかく競り合えないよ、こんなの!」
シニョーリ「鎧袖一触とかって言ったかな!」
バシュウゥゥゥゥゥゥゥッ!!!!
840 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/04/29(金) 18:38:37 ID:???
実況「おおっと! これはシニョーリくんの得意技! オーバーヘッド、バイシクルシュート!!
レッチェの3人による囲みを物ともしないで放ちました!! これは凄い!!」
ディッテンベルガ「チイッ、止める!!!」
先着で
★ディッテンベルガvs高い必殺シュート→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ絵柄》 シュートを止めた
《ダイヤ数字、ハート》 ボールをこぼれ球にした…セカンドボールはレッチェ有利にランダムだ
《スペード》 ボールをこぼれ球にした…セカンドボールはパルマ有利にランダムだ
《クラブ》 シュートを止められない…これはゴールだね、うんゴールだ
《JOKER》 ディッテンベルガ「オレにはもう弱点は無い、そんなシュートが通用するか!」
841 :
森崎名無しさん
:2011/04/29(金) 18:38:58 ID:???
★ディッテンベルガvs高い必殺シュート→
ダイヤQ
842 :
森崎名無しさん
:2011/04/29(金) 18:41:44 ID:???
ディッテンベルガさんマジイケメン
843 :
森崎名無しさん
:2011/04/29(金) 18:43:09 ID:???
粘ります!
844 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/04/29(金) 19:07:40 ID:???
> ディッテンベルガvs高い必殺シュート→ ダイヤQ
> 《ダイヤ絵柄》 シュートを止めた
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
シニョーリのシュートは足を交差させたバイシクルシュート…
ただのオーバーヘッドとは威力が違った。
おまけに高度から撃ち降ろされるシュートはディッテンベルガにとって鬼門である。
しかしディッテンベルガはこの場面で無様を晒すわけにはいかなかった。
それは、ただシュートを防げなければ失点確率133%だからという理由ではない。
ディッテンベルガ(イスラスが意地を貫いて縮めた点差だ…
オレも意地を、ゲルマン魂を貫かぬわけにはいかないんだよ!!)
スッ…
ガシィッ…!!!
実況「おおっと、止めた! ディッテンベルガくん、この急角度のシュートを見事なダイビングで抑えました!
絶体絶命のレッチェ、しかしまだ勝負を決めさせなーーい!」
シニョーリ「ゲッ! ま、マジでぇー!?」
ディッテンベルガ「(どうだイスラス、オレも止めたぞ…! お前だけ孤軍奮闘なんてさせやしない…)
そして右サイドの裏がスカスカだ! いけミケーレ!!」
845 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/04/29(金) 19:08:53 ID:???
シュパァァァン!!
すかさずディモスの裏へとロングフィードを放つディッテンベルガ。
守備でのピンチは一転して攻撃のチャンスとなる…この表裏一体がサッカーの醍醐味である。
観客達はこのスピーディーな展開に酔い痴れようとしていた。
シル「…なんて甘いぜ! 悪酔いにさせてやるよ!!」
ミケーレ「っとと、そりゃあフォローに来るよな…だが!」
モゼ「今度はこっちが2対1なんだよ!」
先着で
★逆の人数差→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ》 モゼとミケーレが二人で抜けだした
《ハート》 モゼが一人で抜けだした
《スペード》 ボールをこぼされてマンチーニとコンティが競り合う
《クラブ》 ボールをこぼされてスローイン、カウンターならず
《JOKER》 シル「オレって結構パスカットが得意だったりするんだぜ!」 ボールは奪われた。
846 :
森崎名無しさん
:2011/04/29(金) 19:12:35 ID:???
★逆の人数差→
スペード4
847 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/04/29(金) 19:16:19 ID:???
どうにもイスラス、ディッテンベルガvsパルマの感が強い試合。
カウンターになりそうになく…というとこで一旦ここまでです。
848 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/04/29(金) 19:38:14 ID:???
第三回キャプテン霧雨キャラクター人気投票
http://capmori.net/vote/vote2n/bbs.cgi
第二回ラインライダー滝キャラクター人気投票
http://capmori.net/vote/vote2o/bbs.cgi
第二回ファイアーモリブレムキャラクター人気投票
http://capmori.net/vote/vote2q/bbs.cgi
アナザーカンピオーネキャラクター人気投票
http://capmori.net/vote/vote2p/bbs.cgi
ブルノ「やっほーみんな! キミ達のブルノさんだよ!
沢山の投票マジで感謝だってばよ、まさにオレのための人気投票だよな!」
ブルノ「まあね、オレも昔からスター街道突っ走ってきた身だけど…
やっぱり人気が一目で分かるってのは嬉しいもんだわ。
分身の術でポストの票もオレの物…合計既に80票オーバー!
スゴい、流石はブルノの兄貴! オレ達に出来ないことをやってのける!
そこに痺れる憧れるぅー!って、オレだけどねぇー!!」
ブルノ「そんなオレは霧雨スレのサルバトーレ、滝スレのシャドームーン、
それからモリブレムスレの若島津を応援してるんだぜ!みんなも応援してやってくれよな!」
サルバトーレ、シャドームーン、若島津「おい、反感買うから余計な事しないでくれ。」
849 :
森崎名無しさん
:2011/04/29(金) 19:42:14 ID:???
ポスト乙でしたwww
850 :
森崎名無しさん
:2011/04/30(土) 13:16:15 ID:???
シャークの人気も意外に高いw
851 :
森崎名無しさん
:2011/05/01(日) 23:14:02 ID:???
書き込み時点でポストとブルノ合わせて全投票数の8分の1か
なんという人気者
852 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/05/02(月) 12:01:45 ID:???
>>849
SGGP乙感謝でしたー!
>>850
シャークは全日本ユースで活躍する予定ですよw
>>851
ブルノさんとポストさんは完全にメインキャラを食いにきましたねw
=============================================
> 逆の人数差→ スペード4
> 《スペード》 ボールをこぼされてマンチーニとコンティが競り合う
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ディッテンベルガのフィードによって2対1の有利な勝負をしかける事が出来たミケーレ達。
ここを抜ければカウンターはほぼ成功、サイドを畳み込んだ得点チャンスが広がっていた・・・
しかし不運に依るものか、実力が不足していたのか、パルマのシルは2人を先に進ませなかった。
ポーン
ミケーレ「そら、ワンツーだ!」
モゼ「よしミケーレ、奴等のお株を奪ってお前が抜け出せ!」
シル「甘々のソゥスイーツ(笑)だ、存在が20年早いんだよ!」
パシィッ!
実況「おっとシルくん見事な反応、素早い展開を許しません! そして中央にこぼれたボールが・・・
さあこれはマンチーニくんとコンティくんが同時に走り込む!」
853 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/05/02(月) 12:02:57 ID:???
マンチーニ(これをキープすればまだ望みはある・・・!)
コンティ(・・・と思っちゅうがやろが、その様にゃさせんきに!)
先着で
★確率現象→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ、ハート》 マンチーニがキープ
《スペード、クラブ》 コンティがキープ
《JOKER》 マンチーニ(日本の漫画を見て編み出した必殺の競り合い技を見せてやる・・・!)
854 :
森崎名無しさん
:2011/05/02(月) 12:04:17 ID:???
★確率現象→
スペード2
855 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/05/02(月) 13:55:31 ID:???
> 確率現象→ スペード2
> 《スペード》 コンティがキープ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
マンチーニ「うおぉぉぉぉっ!!」
コンティ「負けちゃるかい!」
両者のフィジカルはほぼ互角だった。
貧しい南イタリア特有の泥臭さ、執念を考えればマンチーニの方がやや有利だったかも知れない。
しかし運命は残酷だ・・・芝のギャップがボールをコンティに有利な位置へバウンドさせるとは。
実況「さあ、中盤の骨子となる2人がセカンドボールを競り合う!
このタイミングだとワンバウンドした後にぶつかり合うかー!?」
ボスッ・・・
マンチーニ「ぼ、ボールが遠く・・・!?」
コンティ「おうおう・・・まっこと運がしょうえい!」
実況「ああっと、バウンドの軌道がややズレた!? 芝目のイタズラか・・・!!
これはポジショニング的にコンティに有利に働きそうだが・・・」
856 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/05/02(月) 13:56:49 ID:???
マンチーニ(な、何でだよ!? クソクソッ・・・!)
実力が近い者同士の競り合い・・・ポジショニングの有利という項目を覆す要素は他になかった。
レッチェの泥臭さを嘲笑うかのように、残酷なボールはパルマへ尻尾を振ったのだ。
コンティ「っしゃあ! おまんら、ココからはユルリと攻めるがぜよ!」
そしてコンティはレッチェが最も嫌がる選択をした。
このままリードを保ったまま、リスクを負うような攻め方をせず時間をかけて崩すという方法だ。
決勝に向けて手の内を晒さずに勝ちたいという意図が明白だった。
またこれは、無理にでも攻めなければならないレッチェのメンタル面からも有効な手となる。
レッチェとしては無理矢理にでもボールを奪わなければ話にならず、その為に体力を消耗させられ・・・
早くボールを奪わなければならないという観念に駆られれば駆られるほど動きは単調に陥るのである。
このままの展開では、最後の最後で時間と体力が不足する怖れもあった。
・・・パルマの中盤はコンティを中心としてよく纏まった崩しを見せていた。
レッチェはこれに抗うが、どうしてもボールが奪えない。
やはりシニョーリにジャシントとリベリを割かれている人数の不利が効いていたのだった。
そして時間はゆっくりと、だが着実に積み重ねられて行き・・・後半も早30分を迎えようとしている時。
857 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/05/02(月) 13:57:49 ID:???
先着で
★どっちがボールを持って何がどうなった?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ》 レッチェの見せ場
《ハート》 レッチェがボールを奪った所から
《スペード》 パルマがレッチェを崩し始めた所から
《クラブ》 パルマの見せ場
《Joker》 レッチェが同点ゴール
858 :
森崎名無しさん
:2011/05/02(月) 13:58:01 ID:???
★どっちがボールを持って何がどうなった?→
クラブQ
859 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/05/02(月) 16:55:01 ID:???
> どっちがボールを持って何がどうなった?→ クラブQ
> 《クラブ》 パルマの見せ場
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
イスラス「遅い・・・!」
ザザァァァァァ!!
フェラーリ「嘘だろ・・・!?」
スルー気味のパスから抜け出そうとしたフェラーリだったが、これはイスラスが良しとしなかった。
フェラーリの足を完璧に上回るイスラスの高速タックルがここで飛び出したのだ。
イスラス「・・・」
ポーン
イスラスはすかさず前線へとボールを回した。
フェラーリへとパスを流したコンティの裏手、隙が出来たスペースをマンチーニは抜け出す・・・
860 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/05/02(月) 16:56:03 ID:???
マンチーニ(サイドに広がってもう一度カルネバーレに出す!
そして上がってきたイスラスにボールを落とせれば・・・!)
数手をかけた崩しを頭の中で練りつつ、マンチーニはサイドへと広がっていった。
シルとディモスが当然プレスに詰めてくるが、絶妙なタイミングで・・・
マンチーニ「スライドパスだ!」
スパァァァァン
実況「おっと、マンチーニくん上手いぞ! 回転によって地表を飛び石のように少しずつ曲がるパスだ!
これは中盤を越えてモゼくんに渡るぞ・・・!?」
マンチーニ(出せ、トラップしないで直接上げるんだ!)
モゼ(オーライ!!)
ポーン!!
マンチーニの期待通りにカルネバーレへと出された浮き球・・・
飛び出せそうで飛び出せない、判断が難しい位置・タイミングで上がった。
当然この位置からパワーヘッドを撃ってもシューマッハからゴールを奪える可能性は低い・・・
ならば狙いはポストプレイである。
861 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/05/02(月) 16:57:06 ID:???
カルネバーレ「うおぉぉぉぉぉ!!!」
トリノ「させるかよ!」 スルスル・・・
ガシィ!
カルネバーレ「な、なにぃっ!?」
実況「おおっと、これは滑らかなポジション取り・・・そして長い脚でガッチリとボールを挟んだ!
トリノくんがカルネバーレくんに競り勝っ・・・たと言えるのでしょうかこれは!?」
力に力で対抗せず、トリノは撃たせる前のポジショニングで勝負を決めた。
そしてクリップタックルに似たような体勢でボールを確保すると、着地もキレイに決めて叫んだ。
トリノ「ようし、TC2だ!」
スパァァァァァァン!!
イスラス「!!」
号令と同時に大きく放たれたフィード・・・
これは前線の右サイド、深い位置に蹴り込まれた。
イスラスがボールを受ける為に上がった隙・・・戻らせる前にその裏を突く。
862 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/05/02(月) 16:58:16 ID:???
実況「おぉーーっと! またユックリした展開が始まるかと思えば、ここでカウンター!
一瞬でボールは前線の逆サイドへと走る! そしてこれを受けるのが・・・何故かコンティくん!」
ディッテンベルガ(な、なんて事だ! このカウンターは・・・!)
中央のコンティが右サイドでボールを受けた・・・
攻めている時は良いが、万が一通らなかったら守備に大きな穴を空ける筈のこの一手。
だがパルマには中央に穴は空いていなかった・・・このスペースを埋める選手が居たのだ。
シニョーリ「ヘヘッ・・・お前等こんな所に居ていいの?」
ジャシント「い、いつの間にこんな位置に・・・!」
シニョーリがジワジワと位置を下げていたのである。
マーカーとゾーンの混乱がここに来て起こった・・・いや、起こされた。
トルシア(シニョーリはピッチに存在しているだけで価値がある、そういう選手だ。
向こうのイスラスくんも同種の価値を持つ存在だが・・・残念だったね、その怪我は。)
パルマは守備に穴を空けず、レッチェは守備に穴を開けさせられる・・・
このような理不尽な現象が起こってしまうのは、シニョーリという選手を上手く使いこなしている結果だろう。
ともかくレッチェにはボランチと最終ラインの間にぽっかりと距離が空いてしまった。
863 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/05/02(月) 17:00:32 ID:???
ガリバルディやディモスがそのスペースに走りこむとすれば、ディッテンベルガは無視できない。
しかしボールはサイドにあり、それを受け取ったのはコンティである・・・。
ディッテンベルガはサイドも無視する事が出来ないのだった。
ディッテンベルガ(またゴール前で勝負するしかないのか・・・!)
全ての隙を埋める方法は無く、苦渋の選択を再度強いられるディッテンベルガ。
それを確認し、コンティは悠々とフィニッシュを考える余裕を得た。
先着で
★どうしますか?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ》 イスラス「おめーに余裕とかねえがら!」
《ハート》 フェラーリにパスしましょうか
《スペード》 自分で行きましょうか
《クラブ》 タルデリにパスしましょうか
《クラブA》 おっと、シニョーリのマークが外れたようなのでパスしましょう
《JOKER》 ブルノ「コンティ! オレだ、オレにもってこい!」 ブルノが裏切った!
864 :
森崎名無しさん
:2011/05/02(月) 17:04:25 ID:???
★どうしますか?→
クラブJ
865 :
森崎名無しさん
:2011/05/02(月) 17:05:48 ID:???
カードが黒ばっかだね…
866 :
森崎名無しさん
:2011/05/02(月) 17:28:46 ID:???
データが揃っているとはいえあれだけ苦戦したレッチェをこうも容易く…
867 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/05/02(月) 18:20:46 ID:???
>>866
容易くと言うより本当に相性最悪なんですよね・・・シニョーリ、クスタ、シューマッハと。
=============================================
> どうしますか?→ クラブJ
> 《クラブ》 タルデリにパスしましょうか
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
コンティ(ま、わのFWもちくとは点を取っとくげな・・・)
ポーン!
実況「おっと、コンティくんのパスが通る! これはタルデリくんへのラストパスか!?」
どの攻め方でも、結局は最後にディッテンベルガとの勝負が待っている。
だがその中でも相性というのがある・・・コンティはそれを見定めたフィニッシュ選択をしていた。
適当に決めているようで、確(しっか)りと焦点が合っているのが不思議なところではあるが・・・
タルデリ「よし、この時間帯で1点突き放せば勝負は決まりだ・・・
ならばここは出し惜しみ無しだ、必殺シュートで決めてやる!!」
先着で
★タルデリの必殺シュートは何かな→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ、ハート》 キャプ翼VSでジェディーノが使っていたショットガンシュートだ!
《スペード、クラブ》 5でエドゥアルドが使っていたローリングヘッドだ!
《Joker》 どうやら両方使えるぜ、だがここはショットガンシュートでいく!
《クラブA》 どうやら両方使えるぜ、だがここはローリングヘッドでいく!
868 :
森崎名無しさん
:2011/05/02(月) 18:26:23 ID:???
★タルデリの必殺シュートは何かな→
ハートK
869 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/05/02(月) 18:54:46 ID:???
> タルデリの必殺シュートは何かな→ ハートK
> 《ハート》 キャプ翼VSでジェディーノが使っていたショットガンシュートだ!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
実況「さあバイタルエリアでパスを受け取ったタルデリくん、ここは絶好のシュートチャンス!」
コンティのパスはサイドを抉りきる前に出されたパスだった。
レッチェの最終ラインがゴール前まで下がっているので、これは易々と通るが・・・
ディッテンベルガはこのパス種から、自身の考えた最悪の想定よりもマシだと判断する。
ディッテンベルガ(高度から撃ち下ろす類のシュートではない・・・と。
・・・ならばまだ望みはある、ここを守り切って再度!)
グォォォォォ・・・
タルデリ「さあ行くぜ、ショットガンシュートだぁっ!!」
先着で
★ディッテンベルガ(達)vs地上シュート→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ、ハート》 シュートを止めたぜ!
《スペード》 ボールがこぼれた…! セカンドボールはブルノがクリア!
《クラブ6以上》 ボールがこぼれた…! セカンドボールにはフェラーリが・・・!
《クラブ5以下》 ゴールを決められました
《JOKER》 ブルノが見事な飛び出し! 勿論ハンド!
870 :
森崎名無しさん
:2011/05/02(月) 18:56:41 ID:???
★ディッテンベルガ(達)vs地上シュート→
クラブ4
871 :
森崎名無しさん
:2011/05/02(月) 18:58:52 ID:???
この判定でピンポイントでゴールを決められちゃうのかw
レッチェ……無念……。
872 :
森崎名無しさん
:2011/05/02(月) 18:59:16 ID:???
こりゃ……もう逆転の目はなさそうだな
ブルノが超覚醒してドリブル王にでもならん限りは
873 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/05/02(月) 19:01:26 ID:???
これにて終戦確定・・・! と言ったところで本日は終了です。
散発的な更新が暫く続くかと思いますが、どうぞ御勘弁をー。
見事に低確率シュートを決めたタルデリはシュート力が少し上がります。
ディッテンベルガのブローーックを越えたシューターなので。
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