キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【群雄割拠】ツバダンUH【始まりました】
1 :
TSUBASA DUNK
◆lZDB0C.cMg
:2011/05/08(日) 00:48:23 ID:???
キャプテン森崎のスピンアウト作品で、「SLAM DUNK」の世界で翼がバスケットボール選手
として成長していく物語です。基本は本編と同様に、選択肢の中から第三者(ロムしている人)が
どれかひとつを選ぶ事によって進んでいきます。また必要に応じてトランプを引いてもらったり、
ダイスを転がしてもらったりします。
〜あらすじ〜
2年生になった翼は今年も海南大附属高校バスケ部の正PFに選ばれる。県大会を勝ち抜いた
海南大附属高校バスケ部と翼はついにインターハイに望む。
前スレ【エース決定戦】ツバダンUD【はじめました】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1296736449/
過去スレ【第2部】
【第2部】TSUBASA DUNKU@【はじめました】
http://morosaki.s344.xrea.com/test/read.cgi/morosaki/1262590431/
【ラブコメ】TSUBASA DUNKUA【しちゃいました】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1265026530/
【凌辱】ツバダンUB【はじめました】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1268061226/
【春のダイス祭】ツバダンUC【始まりました】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1271424502/
【マモノさん】ツバダンUD【帰って来ました】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1284909509/
【交代すりゅのは】ツバダンUE【作戦でした】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1288716703/
【ミサンガ】ツバダンUF【入荷しました】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1292936838/
987 :
TSUBASA DUNK
◆lZDB0C.cMg
:2011/08/19(金) 16:32:17 ID:???
>>986 猪狩(の家)は金持ちですからね!おこずかいどれくらいもらってるんだろう?
***
>B+D(吉田と猪狩)
横島「じゃあ、いっしょにいくか……吉田と猪狩」
吉田「ヨッシー、ボクのことは王子と呼んでくれたまえ。みんながそうするようにね」
猪狩「だっしゃあッ!!(今日は凉子も部活の合宿で近くにいないし、羽目を外せるぜ)」
横島「じゃあ、残りのメンバーは翼に任せる。くれぐれも勝手な行動は許すなよ」
翼「了解です!(ニコッ)」
一同(((お前が『勝手な行動は許すな』とか言うか!?)))
こうして、俺は海南バスケ部、いや構内でもトップレベルの美男子2人を連れて、ナンパに
繰り出した。この時はまだこの選択が完全な失敗だとは気付いていなかった。
吉田「さて、どの美女に声をかけようか?」
猪狩「あの2人組とかいいんじゃないか?」
なぜかビーチには2人組が多い。猪狩と吉田が目をつけた2人は確かにかわいい。
横島「よし、いくか……おっと!?」
くいっ!どしん!!「だぁっしゃっ!!」ぼすっ!!!
俺は先陣を切ろうとするが、吉田の足に躓き、砂浜に倒れる。さらにその上を猪狩が踏みつける。
そして、目の前が真っ暗になっていく……
988 :
TSUBASA DUNK
◆lZDB0C.cMg
:2011/08/19(金) 16:33:49 ID:???
猪狩「おっと、横島。いきなり進路に倒れたら危ないだろう?」
吉田「大丈夫だよ、イギー(猪狩)。ヨッシーはもうお休みのようだ」
猪狩「そうか。……悪く思うなよ、横島。昔からナンパは2人でするものだと決まってるんだよ」
吉田「なかなか3人組の女の子っていないしさ」
猪狩「役に立たなければ(顔が悪ければ)キャプテンだろうと容赦なく切る……俺たちって
非情だな」
吉田「常に冷静にゲームメイクをするPGは、これくらいじゃないと務められないと思うけどね」
猪狩「ハハッ、違いねえ。おっと、こうしている間にも女の子たちが遠くにいっちまうな」
吉田「ヘイ、彼女たち……」
BADEND5「虎の威を借る狐は食われる」
***
お知らせ。次スレのタイトルを募集するタイミングを逸してしまったので次回に限り自分で
付けさせていただきます。【スレタイ】【募集し忘れました】とかで。
最後に本編を更新してから結構な時間が経ってしまっていますし……
989 :
森崎名無しさん
:2011/08/19(金) 17:11:41 ID:???
もう横島は諦めて『おキヌちゃん「でもー」「いーや」』と悟ってしまえw
990 :
TSUBASA DUNK
◆lZDB0C.cMg
:2011/08/19(金) 17:18:42 ID:???
>>989 そんなこと言ってるとおキヌちゃん派の城●さんとか私に怒られますよ!!
***
>>980に戻ります。
横島(なんか、ナンパも嫌な予感がするなあ)
俺は荷物番をしている1年を翼たちに合流させ、自分が荷物番をすることにした。大人しく
美神さんとおキヌちゃんを待とう。荷物番を押し付けられていた1年からも感謝されたし。
横島「いいことすると気持ちいいなあ」
??「何がいいことなのよ?」
また独り言をつぶやいていると、ついに美神さんとおキヌちゃんがやってきた。
横島「ぶっ!!」
おキヌちゃんはワンピースだったが、美神さんはビキニだった。おキヌちゃんのワンピースは
紺色でシンプルなデザインだったが、(幽霊のように)白い肌とのコントラストが見事で、彼女の
可憐さを一層際立たせていた。対する(別に敵対しているわけではないのだが)美神さんは、
真っ黒なビキニだが、よく見ると黒いラインストーンでハイビスカスか何かの花が書いてある。
高校生にはいくらか早い、大人びたデザインだが、スタイルの良さで十二分にカバーされており、
さらにまだ幼さが残る顔とのギャップが逆に彼女の美貌を引き立てていた。
横島「……さ……」
美神・おキヌ「「さ??」」
横島「サンオイル塗らしてくださーい!!」
気がつくと俺はどこからともなくオイルを取り出し、ルパンダイブしていた。
991 :
TSUBASA DUNK
◆lZDB0C.cMg
:2011/08/19(金) 17:22:43 ID:???
美神「はぁ、いつもどおりの横島クンね。……極楽へ行かしてあげるわ!!」
シュッ……バコォォォッ!!
スイカ割りでもするつもりだったのだろうか?美神さんは何やら細長い棒で、俺を正面から叩く!
横島「ひでぶっ!!」
砂浜に落ちると同時に俺は意識を失った。こうして、俺の海の思い出は幕を閉じた……
??「まったく、しょうがないわね。キャプテンになってもバカは治らないか」
??「まあまあ、健全な男の子なんだからしょうがないですよ」
??「健全な男の子の定義に入らないわよ、横島クンの場合は」
まだ覚醒しきらない頭に入ってきた会話とともに、後頭部に柔らかい感触があったのだが、あれは
もしかして誰かの膝枕だったのだろうか?
??「さあ、どうだろうね(ニコッ)」
GAME OVER
***
予定どおり>>990まで埋まったぞっと。これにて『キャプテン横島』は終わりです。
私のストレス発散?にお付き合いいただきありがとうございました。このあとは引き続き
『キャプテン高杉』をお楽しみください。……といったところで今日はここまで。
992 :
森崎名無しさん
:2011/08/19(金) 21:01:36 ID:???
乙でしたー
おキヌちゃんは生き返った途端にキャラが薄くなってしまったのはなぜなんだぜ?
993 :
TSUBASA DUNK
◆lZDB0C.cMg
:2011/09/09(金) 23:28:06 ID:???
>>992 幽霊という個性と、特技(飛ぶ、すり抜け等)がなくなったからでしょうかね
***
若林に捨てられた高杉は、全日本に若林の居場所をなくすための権力を掴むべく、行動を開始する。
ユーティリティプレーヤー(笑)になるために猛練習に励むはずが、いつの間にか彼女(容姿A)を
作っていた高杉。初デートの最中、彼女の親が静岡県経済界の重鎮だと知った高杉は……
>A 若林が憎い!菱野家に取り入って、若林財閥を潰してもらうぞ!!
高杉の心に芽生えた感情は、真っ黒で、本来は高校生の男子が抱く類のものではなく、なんとも
情けないものだった。
高杉(俺は……若林が憎い!菱野家に取り入って、若林財閥を潰してもらうぞ!!)
高杉は決心した。この菱野英子という女性になんとしても取り入り、父親の権力をもってして
若林家をぶっ潰すことを。他力本願で、情けないことと分かってはいたが、復讐という感情に
心を征服された高杉は、目の前のチャンスに手をつけずにいられなかった。
高杉(だけど、いきなり『お父さんに会わせてくれ」とは言えないよな)
さすがに高杉でも、そこら辺の良識は持ち合わせていた。まあ、ここまでの発想からしてすでに
良識があるとは言えないとも思うのだが……
高杉(よし、近い将来、きっと英子さんのお父さんに会いに行く。そのために今は経済のこと、
彼女の父親に気に入られる方法を勉強しておくんだ。もちろん、英子さんもきちんと捕まえて
おかないといけないな)
英子「ど、どうしたの?難しそうな顔したり、笑ったり」
高杉「ん?いや、なんでもないよ。それより、どこでデートしようか?」
こうして、高杉は英子との恋人関係を続けていくことになった。
994 :
TSUBASA DUNK
◆lZDB0C.cMg
:2011/09/09(金) 23:30:35 ID:???
そして、月日が流れ、いつの間にか卒業式……
高杉(高校時代か。色々あったな)
高杉はサッカー部員として、努力を積み重ね、3年間レギュラーの座に座り続けた。その傍ら、
勉強も手を抜かず、校内トップレベルの成績をキープしていた。それもこれも全ては若林への
復讐のためだった。
高杉(ふっふっふっ。まさか、若林への復讐心が俺をここまで押し上げてくれるとはな)
高杉は全国大会での活躍と、学業での努力が認められ、早○田大学への推薦入学が決まった。
高杉(早○田は英子さんの父親の母校でもあるんだよな。これで話題が増えたぜ)
そして、英子も大学を卒業し、4月から東京でOLになる。
高杉(さすがにいきなり同棲とはいかないが、東京に行く前に彼女のご両親に挨拶に行くことに
なっているんだよな。緊張するぜ)
卒業式の翌日、高杉は英子と外で待ち合わせてから彼女の家に向かう。
英子「緊張してる?」
高杉「そりゃあ、緊張するさ」
英子「大丈夫。私が選んだ人だもの。絶対にお父様もお母様も気に入ってくださるわ」
高杉「そうだといいんだけどな」
***
とりあえず、これだけです。おやすみなさーい。
995 :
TSUBASA DUNK
◆lZDB0C.cMg
:2011/09/10(土) 23:59:27 ID:???
そして、いよいよ菱野家に到着する。高杉もある程度は予想していたのだが、菱野家はそれを
上回る大きさだった。
高杉(ちょっとした学校レベルの敷地面積だぞ、これは……)
敷地を囲む塀の端に立つと、反対側の角がようやく見える程度だった。想像以上の菱野家の大きさに
高杉は軽い目眩を覚えながらかろうじて入り口に辿り着く。
英子「さあ、入って」
英子はすでにこの広さに慣れてしまっているのだろう。全く自然な感じで高杉を敷地内へと
導いていく。その姿がいつもより凛として見えるのは、自分の家にいるという安心感が彼女の
気持ちをリラックスさせているためだろうか。
高杉(もしくは俺が緊張しているからか?……後者だろうな)
庭師(という職業が本当にあるのかは知らないが)により、見事に手入れされた庭を通って
広い敷地に見合った、相当な大きさの建物に到着する。
高杉(何もかもが規模が大きすぎて、現実味がなくなってきたな。その分、緊張が解けてきたかも)
玄関の前に立った時、高杉は自分が冷静になっていることに気がつく。
英子「さあ、どうぞ」
高杉「ああ……」
大きく息を吸い込んで、高杉はいよいよ菱野家に入っていく。
996 :
TSUBASA DUNK
◆lZDB0C.cMg
:2011/09/11(日) 00:25:53 ID:???
リビングに入るとすでに英子の両親がソファーに腰掛けていた。
母親「いらっしゃい。英子がいつもお世話になっております」
英子の母親が立ち上がり、高杉に向かって挨拶をする。高杉も慌てて返事を返す。
高杉「は、はじめまして。英子さんとお付き合いさせていただいております、高杉と申します!」
父親「まあ、掛けたまえ」
英子の父は高杉にソファーに座るように勧める。その表情からは感情を窺うことは出来ない。
高杉(座れということは悪い感情は抱いていないってことだよな?そう思い込んでおこう)
高杉は「失礼します」と言ってソファーに座る。その横には英子がピタリと腰掛ける。
父親「キミはサッカーをやっているんだろう?」
高杉「あっ、はい!南葛高校で3年間レギュラーでした!」
父親「小学校の頃からやっているだろう?」
高杉「はい!英子さんに聞いたんですか?」
父親「いや、知り合いの息子さんがキミと同じ年でサッカーをやっていてね。昔、付き合いで試合を
観に行った時、キミもいたことを思い出してね」
高杉「え!?」
小学生の頃から老け顔だったことが、英子の父親の記憶と現在の高杉をつないでいた。
997 :
TSUBASA DUNK
◆lZDB0C.cMg
:2011/09/11(日) 00:39:27 ID:???
高杉「知り合いの息子さんっていうのは俺……じゃなかった、僕のチームメイトですか?」
父親「そうだよ。GKの若林くんだよ」
高杉「!?」
この瞬間、高杉には自分の計画が崩れていく音がハッキリと聞いた。憎き若林を、菱野家の権力で
実家ごとどん底に叩き落すという計画が。
高杉(まさか、英子さんの父親が若林の親父さんと顔見知りだったなんて。しかも、仲がいいとは)
これでは、若林家をぶっ潰してくださいなんてとても言えない。完全に高杉は手詰まりとなった。
父親「実は、英子は若林くんと結婚させたいと考えていたんだ」
英子「そんな話はやめてください、お父様」
父親「はっはっはっ。昔の話だよ。今の英子には高杉くんがいる。英子が見初めた人なら安心だ。
私は英子を信頼している。それに、大学の後輩になるというのも嬉しいことだ。いいかい、
高杉くん。英子を泣かしたらただじゃおかんよ。菱野家の権力をフル稼働して、日本に
いられないようにしてやるからな」
英子「やだ、お父様ったら。高杉くんが本気にしちゃうじゃない」
父親「おや、私は本気だが?」
この後、高杉は菱野家でどのような会話をし、いつ、どうやって家に帰ってきたのか憶えていない。
ただ分かっていたことは、自分の計画が完全にダメになったこと。そして、英子とは絶対に別れる
ことが出来なくなったということだ。
998 :
TSUBASA DUNK
◆lZDB0C.cMg
:2011/09/11(日) 00:51:12 ID:???
数年後、高杉は英子(容姿レベル:ダイヤA)と結婚した。その彼の元に1通の手紙が届いた。
高杉(手紙……若林からだ!?)
若林からの手紙には、高杉への溢れんばかりの感謝の気持ちが書かれていた。英子の父が言った
とおり、若林は英子の許婚候補だったらしい。若林がドイツにサッカー留学したのは英子から
逃げるためでもあったのだった。
高杉(それが本当だとしても、それをその女の旦那に言うか?)
若林は本当に高杉に感謝しているらしく、これからは日本代表に参加した時は高杉の下に就き、
言うことに従うとまで書いてあった。
高杉(う〜ん……最初の予定からはだいぶ狂ったけど、若林が俺の下に就くということで復讐は
完了したってことだよな)
そして、高杉もまた若林に感謝していた。
高杉(若林への復讐心から、英子さんを利用しようとし、サッカーも勉強も努力した。おかげで
学歴もついたし、今ではJリーグのチームに入ることも出来た。そして、何より……)
今では高杉は英子を心から愛していた。ちょっと個性的な顔つきだが、見慣れれば愛嬌があるし、
とても優しい。何より、感覚が合うらしく、いっしょにしてとても楽しいのだ。
高杉「まあ、最後に愛は勝つってことだな」
〜HAPPY END〜
999 :
TSUBASA DUNK
◆lZDB0C.cMg
:2011/09/11(日) 00:59:41 ID:???
ということで、キャプテン高杉はこれで終了です。
見切り発車だったため、プロットも設定も何もなく、さすがに難しかったです。
完全に手詰まりになってしまい、このように中途半端な終わり方になってしまったこと、
私の未熟さ、不手際さと反省しております。
キャプテン高杉を応援してくださったみなさま、申し訳ありません。
『もうひとつの〜』や『キャプテン羽田共』はコンセプトのようなものがあり、
スラスラ書けたんですが、今回のは高杉を主役にってだけだったので厳しかったです。
今後は、きちんとしたものが書けそうにない時はスレ末連載なしで、ギリギリまで本編を
更新しようと思います。
では、このスレも最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
みなさんの応援が私の元気の源です!!
1000 :
森崎名無しさん
:2011/09/11(日) 01:22:41 ID:???
乙でした!
KIYOTA DUNK 次スレ…
…じゃなくて TSUBASA DUNK 次スレ
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1313857254/l50
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