キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
キャプテン森崎まとめ掲示板TOP
■掲示板に戻る■
全部
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
最新50
レス数が1000を超えています。残念ながら全部は表示しません。
【群雄割拠】ツバダンUH【始まりました】
1 :
TSUBASA DUNK
◆lZDB0C.cMg
:2011/05/08(日) 00:48:23 ID:???
キャプテン森崎のスピンアウト作品で、「SLAM DUNK」の世界で翼がバスケットボール選手
として成長していく物語です。基本は本編と同様に、選択肢の中から第三者(ロムしている人)が
どれかひとつを選ぶ事によって進んでいきます。また必要に応じてトランプを引いてもらったり、
ダイスを転がしてもらったりします。
〜あらすじ〜
2年生になった翼は今年も海南大附属高校バスケ部の正PFに選ばれる。県大会を勝ち抜いた
海南大附属高校バスケ部と翼はついにインターハイに望む。
前スレ【エース決定戦】ツバダンUD【はじめました】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1296736449/
過去スレ【第2部】
【第2部】TSUBASA DUNKU@【はじめました】
http://morosaki.s344.xrea.com/test/read.cgi/morosaki/1262590431/
【ラブコメ】TSUBASA DUNKUA【しちゃいました】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1265026530/
【凌辱】ツバダンUB【はじめました】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1268061226/
【春のダイス祭】ツバダンUC【始まりました】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1271424502/
【マモノさん】ツバダンUD【帰って来ました】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1284909509/
【交代すりゅのは】ツバダンUE【作戦でした】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1288716703/
【ミサンガ】ツバダンUF【入荷しました】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1292936838/
995 :
TSUBASA DUNK
◆lZDB0C.cMg
:2011/09/10(土) 23:59:27 ID:???
そして、いよいよ菱野家に到着する。高杉もある程度は予想していたのだが、菱野家はそれを
上回る大きさだった。
高杉(ちょっとした学校レベルの敷地面積だぞ、これは……)
敷地を囲む塀の端に立つと、反対側の角がようやく見える程度だった。想像以上の菱野家の大きさに
高杉は軽い目眩を覚えながらかろうじて入り口に辿り着く。
英子「さあ、入って」
英子はすでにこの広さに慣れてしまっているのだろう。全く自然な感じで高杉を敷地内へと
導いていく。その姿がいつもより凛として見えるのは、自分の家にいるという安心感が彼女の
気持ちをリラックスさせているためだろうか。
高杉(もしくは俺が緊張しているからか?……後者だろうな)
庭師(という職業が本当にあるのかは知らないが)により、見事に手入れされた庭を通って
広い敷地に見合った、相当な大きさの建物に到着する。
高杉(何もかもが規模が大きすぎて、現実味がなくなってきたな。その分、緊張が解けてきたかも)
玄関の前に立った時、高杉は自分が冷静になっていることに気がつく。
英子「さあ、どうぞ」
高杉「ああ……」
大きく息を吸い込んで、高杉はいよいよ菱野家に入っていく。
996 :
TSUBASA DUNK
◆lZDB0C.cMg
:2011/09/11(日) 00:25:53 ID:???
リビングに入るとすでに英子の両親がソファーに腰掛けていた。
母親「いらっしゃい。英子がいつもお世話になっております」
英子の母親が立ち上がり、高杉に向かって挨拶をする。高杉も慌てて返事を返す。
高杉「は、はじめまして。英子さんとお付き合いさせていただいております、高杉と申します!」
父親「まあ、掛けたまえ」
英子の父は高杉にソファーに座るように勧める。その表情からは感情を窺うことは出来ない。
高杉(座れということは悪い感情は抱いていないってことだよな?そう思い込んでおこう)
高杉は「失礼します」と言ってソファーに座る。その横には英子がピタリと腰掛ける。
父親「キミはサッカーをやっているんだろう?」
高杉「あっ、はい!南葛高校で3年間レギュラーでした!」
父親「小学校の頃からやっているだろう?」
高杉「はい!英子さんに聞いたんですか?」
父親「いや、知り合いの息子さんがキミと同じ年でサッカーをやっていてね。昔、付き合いで試合を
観に行った時、キミもいたことを思い出してね」
高杉「え!?」
小学生の頃から老け顔だったことが、英子の父親の記憶と現在の高杉をつないでいた。
997 :
TSUBASA DUNK
◆lZDB0C.cMg
:2011/09/11(日) 00:39:27 ID:???
高杉「知り合いの息子さんっていうのは俺……じゃなかった、僕のチームメイトですか?」
父親「そうだよ。GKの若林くんだよ」
高杉「!?」
この瞬間、高杉には自分の計画が崩れていく音がハッキリと聞いた。憎き若林を、菱野家の権力で
実家ごとどん底に叩き落すという計画が。
高杉(まさか、英子さんの父親が若林の親父さんと顔見知りだったなんて。しかも、仲がいいとは)
これでは、若林家をぶっ潰してくださいなんてとても言えない。完全に高杉は手詰まりとなった。
父親「実は、英子は若林くんと結婚させたいと考えていたんだ」
英子「そんな話はやめてください、お父様」
父親「はっはっはっ。昔の話だよ。今の英子には高杉くんがいる。英子が見初めた人なら安心だ。
私は英子を信頼している。それに、大学の後輩になるというのも嬉しいことだ。いいかい、
高杉くん。英子を泣かしたらただじゃおかんよ。菱野家の権力をフル稼働して、日本に
いられないようにしてやるからな」
英子「やだ、お父様ったら。高杉くんが本気にしちゃうじゃない」
父親「おや、私は本気だが?」
この後、高杉は菱野家でどのような会話をし、いつ、どうやって家に帰ってきたのか憶えていない。
ただ分かっていたことは、自分の計画が完全にダメになったこと。そして、英子とは絶対に別れる
ことが出来なくなったということだ。
998 :
TSUBASA DUNK
◆lZDB0C.cMg
:2011/09/11(日) 00:51:12 ID:???
数年後、高杉は英子(容姿レベル:ダイヤA)と結婚した。その彼の元に1通の手紙が届いた。
高杉(手紙……若林からだ!?)
若林からの手紙には、高杉への溢れんばかりの感謝の気持ちが書かれていた。英子の父が言った
とおり、若林は英子の許婚候補だったらしい。若林がドイツにサッカー留学したのは英子から
逃げるためでもあったのだった。
高杉(それが本当だとしても、それをその女の旦那に言うか?)
若林は本当に高杉に感謝しているらしく、これからは日本代表に参加した時は高杉の下に就き、
言うことに従うとまで書いてあった。
高杉(う〜ん……最初の予定からはだいぶ狂ったけど、若林が俺の下に就くということで復讐は
完了したってことだよな)
そして、高杉もまた若林に感謝していた。
高杉(若林への復讐心から、英子さんを利用しようとし、サッカーも勉強も努力した。おかげで
学歴もついたし、今ではJリーグのチームに入ることも出来た。そして、何より……)
今では高杉は英子を心から愛していた。ちょっと個性的な顔つきだが、見慣れれば愛嬌があるし、
とても優しい。何より、感覚が合うらしく、いっしょにしてとても楽しいのだ。
高杉「まあ、最後に愛は勝つってことだな」
〜HAPPY END〜
999 :
TSUBASA DUNK
◆lZDB0C.cMg
:2011/09/11(日) 00:59:41 ID:???
ということで、キャプテン高杉はこれで終了です。
見切り発車だったため、プロットも設定も何もなく、さすがに難しかったです。
完全に手詰まりになってしまい、このように中途半端な終わり方になってしまったこと、
私の未熟さ、不手際さと反省しております。
キャプテン高杉を応援してくださったみなさま、申し訳ありません。
『もうひとつの〜』や『キャプテン羽田共』はコンセプトのようなものがあり、
スラスラ書けたんですが、今回のは高杉を主役にってだけだったので厳しかったです。
今後は、きちんとしたものが書けそうにない時はスレ末連載なしで、ギリギリまで本編を
更新しようと思います。
では、このスレも最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
みなさんの応援が私の元気の源です!!
1000 :
森崎名無しさん
:2011/09/11(日) 01:22:41 ID:???
乙でした!
KIYOTA DUNK 次スレ…
…じゃなくて TSUBASA DUNK 次スレ
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1313857254/l50
403KB
掲示板に戻る
全部
前100
次100
最新50
0ch BBS 2007-01-24