キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
キャプテン森崎まとめ掲示板TOP

■掲示板に戻る■ 全部 1- 101- 201- 301- 401- 501- 601- 701- 801- 901- 最新50


レス数が1000を超えています。残念ながら全部は表示しません。
【Forza】Another-C_7【FIORENTINA!!】

653 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/07(水) 19:10:36 ID:???

>>647>>651
三杉の本編風味は、これまでの経緯でまっさらにしてきました。
もちろん奥底というか根っ子には存在する性癖でしょうが、それを出す出さないかは好みですね。
弥生がどう思うかは別として、三杉として“これは言える、言えない”というのは無いでしょう。

・・・と、そんなつもりで考えていたのはスレ主だけでしたー(ガーン
=============================================

> G>>648
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

弥生「ご主人様…本当にご主人様なんですね…。」

言葉尻だけを捉えれば、それは確認の言葉だった。
目の前の物事に対し、大小は別として疑いが有る事を意味している。

しかし弥生は目の前の三杉が偽者だなどとは欠片も思っていない。
この再開は確かに何度も夢に見ており、“夢のよう”と比喩するに相応しい出来事だ。
けれども弥生がこれを実際に夢と疑っているかと問えば、そんな訳はない。
これが現実だって事を弥生はちゃんと理解し、その上で幸せを言葉にしているのである。

そして当然三杉もそんな事は判っている。
だからこそ三杉の行動も決まっていた。
足を半歩前に出し、弥生に向けて優しく、暖かく、美しい微笑を見せると・・・


654 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/07(水) 19:12:12 ID:???

チュッ

電光石火とも言うべき速度で、迷いも躊躇いもない非常に自然な動作で・・・
自分の唇を弥生の唇に合わせたのだった。
柔らかい感触と体温の温かさ、そしてリップの香りが三杉の感覚を擽(くすぐ)る。

弥生「(・・・・・・・・・)  ・・・!!」

弥生はと言うと、僅かな時間は呆けたように止まっていたが・・・
自分が何をされているのかに気付くと、不意に喉を鳴らして肩をビクッと動かした。

そのタイミングを見計らって三杉は唇を離し、弥生に対してこう言うのだ。

三杉「これで本物だと理解(わか)ってくれたかな?」

弥生「え・・・あ・・・えーと・・・」 カァァァー

pH試験紙に弱酸を浸したように、弥生の顔は薄い桃色となっていた。
そしてしどろもどろと意味の無い言葉を言い、終いには目を伏せてしまった。

三杉(・・・少々やりすぎたかな? けれどこの反応、間違いなく弥生だ。)

自らがその事を実感し、三杉は十分な満足を得た。
2年前と変わらない、青葉弥生が目の前に居るのは紛れも無い現実なのだと。
そして弥生の方も、三杉の唇の感触が2年前と変わらぬ事を思い出した事であろう。
それを裏付けるかのように、目を伏せた弥生は恥ずかしそうに微笑んでいた。


655 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/07(水) 19:13:31 ID:???

三杉「さてと、それじゃあ早速ティータイムと行こうか。」

弥生「えと・・・はい。」

いきなりキスをしておいて早速とは何事かと思うが、三杉はそれをシレっと優雅に言ってのけた。
流石貴公子、オレ達の出来ない事をやってのける、そこに痺れる憧れるぅ。

弥生の案内で2人は場所を移動し始めた。
電話での会話から、これから弥生のお気に入りのカフェに連れて行かれる筈である。
歩いている間、三杉は敢えてここでは何も話さずに手だけを握るのだった。

道は弥生に任せ、三杉は目聡く本日の弥生の服装をチェック。
・・・していると、間もなく自由が丘のカフェに到着した。


471KB
掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50

0ch BBS 2007-01-24