キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【Forza】Another-C_7【FIORENTINA!!】

1 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/08/17(水) 14:48:58 ID:DsYKOYu6


この物語はフィクションです。
史実や実在の人物を連想する場面があるとしても、物語とは関係がありません。
風土、名称については文献を参考としていますが、想像のウェイトも大きく、事実と異なります。


そして……この物語はキャプテン森崎のフィクションであり…
  とある貴公子と仲間達の サッカーに賭けた青春を描いたストーリーです。





…恋愛は二の次に皆サッカーに命を削って頑張ります。(何かに誓う)




836 :森崎名無しさん:2011/09/16(金) 18:41:17 ID:Wa8fCSQs


837 :森崎名無しさん:2011/09/16(金) 18:53:21 ID:Pd3tQVq+


838 :森崎名無しさん:2011/09/16(金) 18:56:48 ID:3dERL1CE
H ほっぺぷにぷに

839 :森崎名無しさん:2011/09/16(金) 19:01:46 ID:cjvXNN7s

「……精一杯甘えてくれて構わない」

840 :森崎名無しさん:2011/09/16(金) 20:01:12 ID:eSdrKii2


841 :森崎名無しさん:2011/09/16(金) 20:17:32 ID:jusxP9IA
H838で

842 :森崎名無しさん:2011/09/16(金) 20:18:18 ID:4z9JZni+
G

843 :森崎名無しさん:2011/09/16(金) 21:25:25 ID:???
やよいちゃんのほっぺはとてもやわらかい

844 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/17(土) 01:14:58 ID:???

> H ほっぺぷにぷに
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

世辞でなく美人な部類に入る女性の肩を抱き、相手は腕に頬を摺り寄せて甘えている状況。
しかもいつも側に…隣にいられる相手ではなく、数年ぶりに逢った女性。
…にも関わらず、三杉はムードを壊す行動に走っていた。
それは遠慮がちに甘える相手の気持ちを楽にしようと思ったのかも知れない。
しかし…


プニプニ

弥生「ふえっ?」

三杉「……」


プニプニ

弥生「は…はにふるんでふか?」

三杉「…いや、弥生の頬が柔らかそうだと思ってね。」

そう答えながら三杉は実際に柔らかい弥生の頬を弄り続ける。
それは確かにフニフニと弾力があり、触っていて気持ちの良い感覚だった。

845 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/17(土) 01:17:12 ID:???

弥生「酷いです、もう知らない。」

あまりにフニフニし過ぎてしまったか、遂に弥生が口を尖らせてしまった。
芝居がかった態度で頬を膨らませ、やや恨みがましそうな目でこちらを見ている。
見え見えの拗ねたフリの態度が逆に可愛らしく見えた。

三杉「フフ、ごめんごめん。 悪かった、怒らないでくれ。」

弥生「ウフフ、嘘です。 怒ってなんていませんよーだ。」

2人はそんな風に年齢に相応なやり取りをして微笑み合った。
ムードは失われてしまったが、それは柔らかく優しい空気であった。

※弥生の従順度が大きく減少しました。
※弥生の友情度が大きく増大しました。
※結果的に大人のムードを壊してしまったので、弥生の尊敬度と貴公子ポイントが小さく減少しました。

846 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/17(土) 01:19:01 ID:???

そうこうしている内に日は落ちて、まばらに星が見え始める。
また遠くに見えるコスモクロックは19時を過ぎた事を教えていた。

弥生「そろそろ軽く何か食べて帰りましょうか? 中華街がすぐそこですし。」

まだ少しお腹に残っているからコース料理は無理かも知れない、と弥生は付け加えて微笑んだ。
三杉の方も同様にコース料理、特に中華のコースが入る程の空腹感はない。
それを込みで考えて、三杉はこう答える。


A 適当な店でアラカルトを頼めば良かろうなのだ。
B いや、中華街の名店でコース料理を堪能するぞ。
C いや、もう少しゆっくりしていこう。
D そんな事よりコスモクロックに乗りたい。
E その他

二票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白でお願い致します。)

847 :森崎名無しさん:2011/09/17(土) 01:19:54 ID:PDZIqluw


848 :森崎名無しさん:2011/09/17(土) 01:54:50 ID:5hbjX76U
A

849 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/17(土) 23:44:19 ID:???

> A 適当な店でアラカルトを頼めば良かろうなのだ。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「それならば適当な店に入って、アラカルトでオーダーすれば良いだろう。
    中華街だったらハズレの店を探す方が難しいだろうしね。」

今の胃袋の状態や中華街の店舗の知見と相談し、三杉はその様に答えた。
そして顔を向け、弥生の方を見ると…彼女は動きを止め下を向いていた。
だがその直後、こちらの方を振り向いて微笑みを返してくる。

弥生「了解です、それじゃあ行きましょう。」

そう言うと、弥生はパッと三杉の腕から頭を離して歩き始める。
三杉もそれを追うように大桟橋の入口に向けて歩くのだった。

850 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/17(土) 23:49:09 ID:???

三杉「流石に中華街は人が多いな。」

弥生「そうですね…今日は人足の多くない場所ばかりでしたから。」

中華街に到着した2人が真っ先に話したのはコレだった。
流石の人混みであり、メインストリートは歩くのを躊躇う程である。
こんな事で疲れても仕方がないと、一つ外れた通りにある店の中から一軒決めて入る事にした。

2人は小籠包とスープ、それから互いに一品を選んで注文を済ませ…お冷やと言う名のジャスミン茶で一息ついた。
それから…

☆弥生に話したい事、言いたい事、聞きたい事はありますか?


A ある(要・記述)
B 特にない

二票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白でお願い致します。)
投票は24時を過ぎてから開始して下さい、それ以前の物は無効です。
ただしAの記述案については先に書いて下さってくれても構いません。(投票は改めて行って下さい。)

851 :森崎名無しさん:2011/09/18(日) 01:35:01 ID:zx8zr+bw

弥生の将来の展望について


夢や職の希望などによっては、10年単位で離れることになりそうだし

852 :森崎名無しさん:2011/09/18(日) 01:35:55 ID:???
ヤンデレ展開ですっかり忘れてたけどネックレスは……別れのときでいいですよね?

853 :森崎名無しさん:2011/09/18(日) 02:01:24 ID:6UHENuyQ

弥生の将来の展望について


854 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/18(日) 21:43:22 ID:???
記述と投票ありがとうございました。
更新は明日からになりますが、それなりの量の更新が再開出来る予定です。

あと少しだけアドバイスを…
弥生ちゃんの精神状態が徐々に不安に変わって来ています。
三杉の優しい態度に幸せと喜びを感じていたのは確かですが、
選択の数々から女心的に処理しきれない葛藤が生まれています。
エヴァ破パロのアレによって、三杉を信じる気持ちが最も強いですが、
選択をこの先誤り続ければ、三杉に女は要らぬにならないとは言い切れません。

今後の選択には上記の内容を思い出して下さると良いかと思います。
アドバイスは書かないつもりでしたが、このスレはサッカーで苦しませるのがメインなので、
人間関係で苦しむのは最低限にするのが良いかと思いまして。

855 :森崎名無しさん:2011/09/18(日) 21:55:56 ID:???
おつかれさまです
思うように描いてほしいと思っとります

856 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/19(月) 17:34:56 ID:???

>>855
乙感謝です、そう言って下さると安心します。
何だかんだ言いましても、こんなの面白くないんじゃないかと不安との隣り合わせで書いてますゆえ…
=========================================

> A 弥生の将来の展望について
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「そう言えば弥生は進路はどうするんだい?」

スープを小さな器に移しながら、三杉はそう問いかけてみた。
少々唐突な話題に弥生の首が斜めに傾げる。

弥生「…進路ですか?」

三杉「ああ、もう学校では散々話し合っているだろう?」

弥生「ええ、確かに…。」

時期的に…そして学校の程度から考えれば、既に進学希望の大学を第一〜第三希望まで出しているだろう。
本当に三杉が知りたいのはその先…彼女の夢なのだが、折角なのでここは順序を追って聞いてみる事にしていた。

857 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/19(月) 17:36:15 ID:???

弥生「…一応、H大学の推薦を貰えそうです。」

三杉「ほう、凄いじゃないか。 学業は随分と頑張ったようだね?」

弥生「そうでもないです…部活のマネージャーとか、そういう活動をしませんでしたから。
    余った時間が自然と勉強に向かっただけなんです。」

三杉「理由や動機はどうあれ立派な成果だよ。 時間があっても勉強などしない人間の方が多いだろうしね。」

弥生「そう言って貰えると……嬉しいです、フフ。」
三杉の賞賛を弥生は照れ笑いで受け取った。
三杉としてもお世辞ではなく本当に感心しているため、その言葉に嫌みはなく爽やかである。

三杉「けれど、それだけの大学に行けるならば将来の選択肢も多いだろうね。
    どうだい、将来の夢とか…展望の方も良ければ話してくれないか?」

弥生「将来の…展望……」

三杉の言葉を反芻する弥生。
その口からどんな夢が飛び出すのか、三杉は少々期待して弥生の回答を待つ。

858 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/19(月) 17:37:50 ID:???

先着で
 ★弥生の夢→ ダイヤ2
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ》 アナウンサーやスポーツレポーターなど、マスコミ関係
《ハート》 看護師の資格だけは取っておきたい
《スペード》 栄養士の資格を取りたい
《クラブ》 ???
《JOKER》 弥生「淳のお父様の会社を再上場させたいの。」

859 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/19(月) 17:39:13 ID:???
すみません、ケータイからなので失敗しました。
こちらでお願い致します。


先着で
 ★弥生の夢→ ! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ》 アナウンサーやスポーツレポーターなど、マスコミ関係
《ハート》 看護師の資格だけは取っておきたい
《スペード》 栄養士の資格を取りたい
《クラブ》 ???
《JOKER》 弥生「淳のお父様の会社を再上場させたいの。」

860 :森崎名無しさん:2011/09/19(月) 17:41:22 ID:???
★弥生の夢→ クラブQ

861 :森崎名無しさん:2011/09/19(月) 17:43:17 ID:???
忠告を受けた先から不安になるような引きだ……

862 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/19(月) 21:25:09 ID:???

ううー、無性にシャンパンが飲みたいのに売ってないー

>>861
そんな>>861さんへヒントプラスー
弥生は二年間放置された事は既に気にしていません。(と言うか納得済みです。)
問題は今の三杉がどう在り、自分は三杉にとってどう写っているかという事への疑問ですね。
解消されるまで、その疑問は弥生の中でどんどん膨れ上がっていきます。
========================================

> 弥生の夢→ クラブQ
> 《クラブ》 ???
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉は弥生の回答を楽しみに待った。
しかし弥生からは一向にそれが返って来ない。
それどころか、彼女は口をつぐんで視線を落としてしまったのだ。

三杉「弥生…?」

弥生の様子がおかしい事にここで気がついた三杉。
彼としては特にマズい事を聞いたつもりは無い。
談笑を交えながらするような軽い話の筈だった。

863 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/19(月) 21:26:44 ID:???

弥生「……さん…」

三杉「え……なんだい?」

弥生「三年前までは…看護師になりたいと思ってました。
    ごしゅ…淳がいつ(心臓病の)発作を出した時でも、正しい応急処置が出来るようにって。」

三杉「そうか…ありがとう、嬉しいよ。」

弥生が看護師を目指していた事とその動機は、三杉をいじらしい気持ちに駆り立てる。
しかしその気持ちに浸っていられるかは、どうやら怪しい感じである。

弥生「でも淳の病気はもう完治したので…どうしても目指したい夢からは違えてしまいました。
    それに…」

三杉「うん?」


先着で
 ★沈黙の弥生→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスで分岐します。

《ダイヤ、ハート通常、スペード》 弥生「ううん、何でもないです。」
《クラブ》 弥生「あの…淳……」
《JOKER、ハート絵柄》 弥生「淳、私は…」

864 :森崎名無しさん:2011/09/19(月) 21:28:20 ID:???
 ★沈黙の弥生→ ダイヤ5

865 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/19(月) 23:13:41 ID:???

> 沈黙の弥生→ ダイヤ5
> 《ダイヤ》 弥生「ううん、何でもないです。」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

弥生「でも淳の病気はもう完治したので…どうしても目指したい夢からは違えてしまいました。
    それに…」

三杉「うん?」

言いかけて口籠る弥生。
何を言うつもりなのかと、三杉は促すような相槌を打つが…

弥生「いえ、何でもないんです。 看護師の夢が空振りになった気がして以来…
    情けない話ですけど、他に夢は見つけられていません。」

そう言った弥生の表情は、悲しげな自嘲に満ちていた。
何か言わなければと三杉は思うが、弥生の真意が判らぬ儘に下手な事を言うのは…と躊躇われた。
また言いかけた事を無理に追及しても、それは弥生を傷つけるだけのような気がした。
三杉は今は取り敢えず『そうか。』と頷くしかなかったのである。


866 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/19(月) 23:14:42 ID:???

出された皿の料理が徐々に減っていく中、2人は笑顔で会話を重ねていく。
一見和やかだが、空気は少なからず強張っている矛盾。
三杉としては弥生を傷つけるような言動をしたつもりは一切なく、
むしろ以前と比べて格段に優しく接したつもりなのだが。

三杉(ふむ…これはどうした事だろうか?
    こんな空気になるとは予想もしなかったが…)

弥生「御馳走様。 とっても美味しかったわ、今日は本当にありがとう淳。」

三杉「いや、お安い御用さ。」

そう言いつつも三杉は弥生の言葉と表情を観察してみる。
いずれにも偽りのない純粋な物以外には受け取りようがない。
弥生は本心でそう思っているようだ…なのにこの空気は何ななのか?

兎にも角にも食事は終わってしまった。
後は小さな杏仁豆腐とお茶を楽しむ僅かな時間しかない。
三杉は何か言うべきか検討する。


A 三杉「さっきの話だけど…」 弥生の夢の話にもう一度触れてみる。
B 三杉「弥生はやっぱりスリムだね。」 スタイルの良さを褒めてみる。
C 三杉「そう言えば、今夜は門限ってどうなってるんだい?」 門限を聞く。
D 三杉「それじゃ、家まで送るよ。」 送り届ける宣言。
E 三杉「元町に良い雰囲気のバーを知っているんだ。」 日本の飲酒可能年齢は…そんなの関係ねえ
F そ の 他

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


867 :森崎名無しさん:2011/09/19(月) 23:17:18 ID:G9jCoUos


868 :森崎名無しさん:2011/09/19(月) 23:23:27 ID:2/Dzasbs


869 :森崎名無しさん:2011/09/19(月) 23:25:44 ID:wBUHR8nc
C

870 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/20(火) 00:12:47 ID:???

> C 三杉「そう言えば、今夜は門限ってどうなってるんだい?」 門限を聞く。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

この後も突き詰めて話すにせよ、他の事で時間を使うにせよ…
いずれにしても、どれだけの時間があるのかを知っておかなければならない。
それ故に三杉はこれを弥生に問いかけたのだ。

三杉「そう言えば、今夜は門限ってどうなってるんだい?」

弥生「……えっ…?」

ハッと顔を上げる弥生。
三杉の目を見つめ、戸惑いがちに言葉を紡ごうとする。

弥生「あ、あの…それって……?」

三杉の真意を探るように、声を上ずらせながら聞き返してくる弥生。
これに対して三杉は…


A 三杉「質問に質問を返すなあぁぁぁぁ!!!」
B 三杉「い、いや…そういうつもりじゃないんだ。」
C 三杉「まあどうするかはともかく、時間のリミットは知っておきたいんだ。」
D 三杉「問題がなければ、お泊りとかそういう事も考えてるが何か?」
E その他

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


871 :森崎名無しさん:2011/09/20(火) 00:23:46 ID:0P+PlL0A


872 :森崎名無しさん:2011/09/20(火) 00:38:00 ID:Nk1VPAkY
E 無言で貴公子スマイルを貫く

873 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/20(火) 01:10:19 ID:???
投票途中ですが本日はここまでとします、お付き合い下さりありがとうございました。
恐らく明日も似たような時間帯での更新となるかと…また宜しくお願い致します。
それでは。

874 :森崎名無しさん:2011/09/20(火) 01:12:30 ID:9UMr8vYI
C

875 :森崎名無しさん:2011/09/20(火) 04:13:46 ID:6IynwlDE


876 :森崎名無しさん:2011/09/20(火) 19:09:51 ID:???
乙でしたー

877 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/20(火) 20:34:11 ID:???

>>876 オツカンシャです!
=============================================

> D 三杉「問題がなければ、お泊りとかそういう事も考えてるが何か?」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

門限を聞く理由…?
二年も前に一線を越えた男女の関係において、それを意味する所は決まりきっている筈だ。
なのにワザワザ聞き返してきた弥生に、三杉の疑問はいよいよ高まる。
しかし、だからと言って本来の意図と違う事を口にする無為な行為…。
故に三杉は隠す事も憶す事もなく弥生に告げた。

三杉「問題がなければ、朝まで一緒にと…それくらいの事を考えているが。 ……何か?」

弥生「ッ……!」

これを受けた弥生は、まるで時を止めたかのような振る舞いであった。
息を急激に吸う音が聞こえ、目は普段よりも見開いている。
また、その視線は三杉を捉えて逸らす事はなかった。


878 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/20(火) 20:35:36 ID:???

弥生「あっ…ああぁ……」 ポロポロ…

三杉(なにぃっ!?)

驚いた事に、弥生はそのまま涙をぽろぽろと零し始めた。
これは三杉としても本当に想定外…。
これまでの2人の関係、そして今日の遣り取りを考えて、このような反応が返ってくるとは考えもしなかった。

三杉(僕は…僕は何を間違えた? 何処でボタンを掛け違えたのか、本当に分からない…)

呆然となりながらも、必死に自らの言動を思い返す三杉。
しかしその記憶の中でも、到底弥生を傷つけるような事は言ったように思えない。
困り果てた三杉は、気付けば縋るように弥生へと問いかけていた。

三杉「弥生…。」

弥生「あ……やだ、ごべんださい、これ、違う、違うの…」 スンスン…

鼻を小さく啜りながら、弥生はこちらへ訴えかけてくる。
しかし何が違うのか、三杉にはさっぱり判らない。
三杉は弥生が落ち着いて話してくれるのを待った。


879 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/20(火) 20:37:34 ID:???

暫くの後、ようやく弥生は続く言葉を話してくれた。
話してくれたが…

弥生「私…私ね……てっきり淳が私に魅力を感じてくれなくなっちゃったのかなって…
    私もう魅力が無くなっちゃったのかなって思ったの…」

三杉「へっ?」

意味が判らなかった。
弥生に魅力がない、魅力を感じない……? いやいやいや!
どちらかと言えば間逆のつもりであった、そういう言動を取って来たつもりだった。
故に弥生が何故そう思ったのか、三杉としては真剣に意味不明である。

三杉「いや…そんな訳ないんだが……何故そう思ったんだい?」

弥生「さっき……すごく素敵な場所で、ムードもとってもあって… でも淳はキスもしてくれなかった。
    離れる前の淳だったら、あんな時にはもっともっと凄い事をして来たのに…。」

三杉(うっ…)


880 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/20(火) 20:39:25 ID:???

弥生「その後に私が『何か食べて“帰りましょうか”』って言っても、何も反論してくれないし…
    あの頃と違って、今の私程度じゃ淳は魅力を感じてくれないのかなって…
    2年間の間にもっと他に素敵な女性を沢山見てきたからかなって…
    そんな事ばかりがずっと頭をグルグルとしてたの…」

三杉(………(汗))

言われてみれば、そういう意図があったのかと理解は出来た。
しかしそれをあの場で理解し、正しく対応しろと言われても難しい話である。
キスや過激な行為をしなかったのも、三杉としては精一杯イチャイチャしたつもりであった訳であるし…

弥生「将来の事も……淳が本当のご主人様になるって言ってくれたのをずっと信じて…
    でも寂しくって、それ以外はどうしても考えられなかったの…
    どうなっても無駄にはならないからって、勉強は頑張ったけど…でも……。」

三杉(僕と同じような自立心が当然弥生にもあると思って聞いたが…そんな訳がなかったと言う事か。
    寂しがりな年代の普通の女の子で…しかも僕は言う事は言っていた訳だからな…)

三杉は三杉自身も反省すべき所があると考えた。
今回心が擦れ違う事に居なった、その下地を作ったのは2年前の三杉自身であり…
結果として今の自分の言動が弥生に対して不安を与える事になったのは事実である。
ただ、それを抜きにしても弥生の心は難解極まりなかった気もしている。


881 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/20(火) 20:42:28 ID:???

弥生「ごめんなさい淳、勝手に勘違いして……でも、怖くて…」

三杉「……」

兎も角として、弥生の涙は安堵から来る涙であったという訳だ。
その事を知って、三杉の方も一応の安堵を得ていた。
最後にここを上手くまとめれば、2年間分の擦れ違いは全て解消すると思われるが…


A 三杉(こんな重い女はもうこりごりだ。)
B 三杉「まあ確かにこの2年間で素敵な女性は何人か見たな。」
C 三杉「まあ確かにこの2年間で素敵な女性は何人か見たな。 …でも、」
D 三杉「いいよ、僕も悪かっただから、もう泣きやみなよ。」
E 三杉「ふふ、いけない子だな…弥生は。」
F その他

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


882 :森崎名無しさん:2011/09/20(火) 20:56:37 ID:sFKE63Lw


883 :森崎名無しさん:2011/09/20(火) 21:01:02 ID:0PJK/wrQ


884 :森崎名無しさん:2011/09/20(火) 21:01:59 ID:F/oaScbk
C

885 :森崎名無しさん:2011/09/20(火) 21:16:49 ID:???
女性心理描写すげえええ

886 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/20(火) 22:47:47 ID:???

三杉(面倒…それに判らない。 厄介な物だな、女心というのは。)

三杉は内心で呆れ気味の溜息をついていた。
予想も計算も立たぬとはこの事である。

三杉(優しく恋愛をするよりも…これならむしろ支配した方が余程簡単だ。)

…と、そんな考えまでもが脳をよぎる。
しかし三杉は、フッと湧いて出たその考えを軽く笑い飛ばした。
元はといえば全ては自分の行動の結果、自業自得だからである。
それを忘れて相手の事だけを悪く考えるなんて、到底良い男とは言えない。

三杉(ま、これが面倒な男女の恋愛模様という物なんだろうな。
    その面倒な物に付き合ってもいいと、僕はもう決めているんだし・・
    それに、思い込んでパニックになりかけるなんて、実に弥生らしいじゃないか。)

子犬のようにこちらをジッと見つめて来る弥生。
その瞳を可愛らしいと思いながら、三杉はフッと笑い返し…こう言った。


887 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/20(火) 22:49:41 ID:???
すみません、コピペミスです…


>>885 お褒め頂き光栄の極み。
=============================================

> C 三杉「まあ確かにこの2年間で素敵な女性は何人か見たな。 …でも、」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉(面倒…それに判らない。 厄介な物だな、女心というのは。)

三杉は内心で呆れ気味の溜息をついていた。
予想も計算も立たぬとはこの事である。

三杉(優しく恋愛をするよりも…これならむしろ支配した方が余程簡単だ。)

…と、そんな考えまでもが脳をよぎる。
しかし三杉は、フッと湧いて出たその考えを軽く笑い飛ばした。
元はといえば全ては自分の行動の結果、自業自得だからである。
それを忘れて相手の事だけを悪く考えるなんて、到底良い男とは言えない。

三杉(ま、これが面倒な男女の恋愛模様という物なんだろうな。
    その面倒な物に付き合ってもいいと、僕はもう決めているんだし・・
    それに、思い込んでパニックになりかけるなんて、実に弥生らしいじゃないか。)

子犬のようにこちらをジッと見つめて来る弥生。
その瞳を可愛らしいと思いながら、三杉はフッと笑い返し…こう言った。


888 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/20(火) 22:50:52 ID:???

三杉「まあ確かにこの2年間で素敵な女性は何人か見たかな。」

弥生「ぇ…」 ガガーン

消え入るようなか細い声が漏れ、その表情は悲しみと恐怖の色で包まれた。
だがそれは一瞬のこと。

三杉「でも、僕にとって君より可愛い女の子は居なかったよ。」

弥生「…………うぅ〜……いじわるぅ〜……」 スンスン

三杉(…たまにはこういうのも忘れないようにしなければね。
    弥生の顔の中でも、この顔は1、2を争うくらいに可愛いのだから。)

泣きながら笑う弥生の顔は、三杉にとって心の底から可愛いと思える物だった。
面倒だと思っていた気持ちが吹き飛んだみたいに、その顔を見る三杉も満面の笑顔になっていたのである。


889 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/20(火) 22:53:50 ID:???

弥生は直に泣きやむと、曇りの無い笑顔を取り戻していた。
薄化粧なのか、泣いた後でも顔がほとんど崩れていないのは称賛に値する。
そんな弥生がおずおずと小声で囁いてきた。

弥生「あの、淳?」

三杉「なんだい?」

弥生「今日はお父さんとお母さんは結婚記念日で旅行に行ってるの…
    …………だから……門限ないよ?」

三杉「…そっか。」

わざと素っ気なく返すが、今度は弥生はへこたれなかった。
ちゃんと言葉を交わし合った結果、2人の心は通じ合っていると理解したのであろう。


890 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/20(火) 22:57:04 ID:???

しかして喋りながら、ドンドン下の方を向いていく弥生。
それも仕方がなかった…この内容では。

弥生「あの…だから……今日はどんな事でもしていい、かも……」

三杉「えっ?」

弥生「本当は恥ずかしいし、あんまりにも凄い事はチョットだけヤだけど…
    でも…今日は何をしてもいいの…。 淳にだったら何されてもいい…。」

流石の三杉もこれには驚いた。
2年前まで、関係している時の弥生は必ず抵抗の意志を示していた。
それが表面上だけの物かどうかはともかく、三杉はその抵抗を支配して行為を行ってきたのだ。

なのに…弥生が耳まで真っ赤にしてまで、必死に口にした今の言葉はどういう事か。
こんな弥生を三杉は初めて見る。
恥じらいを必死に押し殺そうとしている弥生の様子は、三杉の中の異様な衝動に火を点けつつあった。
こういうのも、また男のロマンと言う物なのであろうか?
そして…


891 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/20(火) 22:58:43 ID:???

☆描写の限界を決定して下さい。基本的には次は翌朝まで選択肢は出さないつもりです。


A スキップ(朝です。)
B キスまで
C 脱がせるとこまで
D オパーイまで(これ以上はスレ主には無理そうです)
E A〜Dのどこまでかはともかく、色々選択してシチュエーション楽しみたいぜ!
   取り敢えずは弥生の家に行くか、近場の宿に泊まるかを考えたい! 本気ですか!?

3票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


892 :森崎名無しさん:2011/09/20(火) 23:01:40 ID:MJgIf6X2


893 :森崎名無しさん:2011/09/20(火) 23:05:18 ID:KicPDEC+
D
スレ主の限度いっぱいまで行く……

894 :森崎名無しさん:2011/09/20(火) 23:26:23 ID:qZjuy9gI

でも刺激的だぜキャプ森なら

895 :森崎名無しさん:2011/09/20(火) 23:28:37 ID:ErlKdio2
C
限度の一歩手前が一番えr…書きやすいと勝手に思った

896 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/20(火) 23:37:29 ID:???
ちなみに今夜はシャンパンと生ハムげっとだぜー
うまし

897 :森崎名無しさん:2011/09/20(火) 23:37:31 ID:Nk1VPAkY
B

898 :森崎名無しさん:2011/09/20(火) 23:42:19 ID:r3VXMeIs


899 :森崎名無しさん:2011/09/20(火) 23:44:02 ID:F/oaScbk
C

900 :森崎名無しさん:2011/09/20(火) 23:45:36 ID:ptOmK/a+
A

901 :森崎名無しさん:2011/09/20(火) 23:45:56 ID:???
3票目頼んだ↓!

902 :森崎名無しさん:2011/09/20(火) 23:46:13 ID:vNhVp2JE


903 :森崎名無しさん:2011/09/20(火) 23:49:22 ID:???
よく言われる朝チュンですか

904 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/20(火) 23:57:31 ID:???
ま、特にニーズは無かったということですね。
欲されなかった事についてはスレ主の文章力の弱さのせいと反省しつつ…
何事もなかったかのように翌朝からリスタートさせて頂きます。
今夜はもう夜の勢いが必要無くなったので寝る事に致します、おやすみなさい。


905 :森崎名無しさん:2011/09/20(火) 23:59:26 ID:???
乙でしたー

906 :森崎名無しさん:2011/09/21(水) 00:05:42 ID:???
いやいやニーズがなかったわけじゃないと思いますよー
ただ……きっと勇気が足りなかっただけなんだ!

907 :森崎名無しさん:2011/09/21(水) 00:07:54 ID:???
まあ実際BCD合わせて6票入っていますしね

908 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/21(水) 21:35:54 ID:???

>>905
乙感謝なのぜ!

>>906
ふふ、お気使い感謝。 とは言え、ああいう場面で誰もが一歩踏み出したく
なるようなエr…臨場感のある文章を書ける力が身に付けば…とも思うのです。

>>907
お気使いの言葉有りがたく頂戴いたします。
確かにそのとおりですw
=============================================

> A スキップ(朝です。)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

チュンチュン…

三杉「ん……」

雀の鳴く声が告げる朝……
右腕に圧し掛かる重み、痺れを伴う痛みと共に三杉は目を覚ました。
この腕の痛みの理由は判っている。
三杉の腕に頭を乗せて、胸に寄り添いながら小さな寝息を立てている
この少女の重みを一晩中受け止めていたのが原因だ。


909 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/21(水) 21:37:24 ID:???

三杉(しかしスヤスヤと気持ち良さそうに寝ているものだな…)

往き過ぎた時間を取り戻すための、熔ける様な熱い行為。
2年という隔日を埋めるための、溶けるような甘い時間。
夜もまだ早い時間に始まったソレは、一度で終わる事なく繰り返し求められた。
自慰行為を知らない三杉はそれに足るだけの物を溜めこんでいたし、
弥生の長期に渡った寂しさと、その反動から来る喜びも濃厚な想いとなっていた故であろう。

日を跨ぎ、真夜中になってようやくまどろんだ2人は心地良く夢魔に囚われたのである。

三杉(……疲れさせてしまったんだろうなあ。
    …が、少しばかり体勢を変えたいところだぞ。)

腕の中で気持ち良さそうに眠っている弥生をそっとしておいてやりたい気持ちもあるが、
流石に右腕の痺れも笑い話を超えそうな様相を見せている。
ここをどう対処すべきか…下らない事ではあるが、寝起きの三杉は考え込む。


910 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/21(水) 21:38:38 ID:???

A 無言…ひたすら我慢する
B ストレートに声で起こす
C グイッと頭を抱き寄せるような感じで腕を動かし、痛い部分を逃がす。
D グイッと頭を抱き寄せるような感じで腕を動かし、そのまま起こす。
E 腕枕が一晩持つ事なんて事もあるんだな…と、関係ない事を考えて痛みを忘れる。
F その他

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


911 :森崎名無しさん:2011/09/21(水) 21:39:35 ID:S7jph6+w


912 :森崎名無しさん:2011/09/21(水) 21:52:18 ID:TJEraDXU


913 :森崎名無しさん:2011/09/21(水) 22:03:04 ID:7jKxe0Yk


914 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/22(木) 07:22:00 ID:???

> D グイッと頭を抱き寄せるような感じで腕を動かし、そのまま起こす。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉(ま、仕方が無いかな。)


ギュウッ

弥生「ふにゃっ」

別に胸を掴んだりしたわけではない、グイッと弥生の頭を抱き寄せただけである。
弥生が起きても構わないように、やや強引に頭を動かし…
心地よい夢の中に在った弥生に変な声を上げさせた。
そして寝惚け眼をパチクリさせながら頭上に“?”を掲げる弥生…

三杉「(ププ…)おはよう、好く眠れていたようだね。」

弥生「ふえ〜…………………(ハッ」

起きたら目の前に三杉の顔。
夢と現の区別がハッキリしたようで、弥生は恥ずかしそうにはにかんでから三杉の胸に顔を埋める。

弥生「おはようございます、ご主人様。」 ニコニコ

上手いこと弥生の頭は腕から離れ、三杉の右腕は楽になった。
弥生も寝起きからご機嫌というかイチャイチャパラダイスで、男としては非常に巧みだったと言える。
貴公子。

※貴公子ポイントが上がりました。


915 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/22(木) 07:23:04 ID:???

弥生「…もう起きますか?」

三杉の胸の中で弥生が尋ねてきた。
首を動かして時計を見ると…短針は7と8の中間に位置している。

自分は一旦滞在ホテルに戻り、着替えるなど準備をしたいところ。
また弥生は弥生で女性特有の長い準備がある。
簡易的に時間のシュミレーションの結果、三杉は弥生に起きる意志を告げた。

弥生「それじゃあモーニングコーヒーを淹れますね。」 ピョン

三杉「あっ」

弥生「きゃっ」

瞬間的に腕で胸を隠す弥生。
そう言えば2人は下着以外に何も身に着けていない。
夜の間は暗がりで見え辛かったが、今は朝日も入って部屋は明るくなっている。

三杉「いい眺めだったんだが?」

弥生「ご主人様のバカ。」

弥生は掛け布団を奪い、身体を隠して寝室を出ていった。

916 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/22(木) 07:25:44 ID:???

三杉は部屋の隅で折りたたんだ服を手に取り、ズボンから順に身に付けた。
それから頭を触ってみたが、少しボサッとしている感じがある。
後でドライヤーを借りる事にして、取り敢えずはリビングに降りる事にした。

リビングではコーヒーの香ばしい匂い、クロワッサンを焼く電子オーブンの音。
充実した朝を感じる思いであった。


クロワッサンとコーヒーを平らげると、三杉は一旦ホテルに戻る旨を弥生に告げた。
後ほどIHの開会式会場で待ち合せるという事になるが…弥生は少々顔を曇らせ、寂しそうな目をする。

三杉(やれやれ、女の子というのは寂しがり屋だな。)

☆どうしますか?


A 仕方ない、ずっと一緒に行動する。
B 頭を撫でてどうにか理解して貰う。
C 軽くチュッてしてどうにか理解して貰う。
D 別に何もしないしホテルにも戻る
E 笑いかける(ドSの笑みで)
F その他

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)

※昨夜はお酒飲んでたらいつの間にか寝てました。すみません。
 投票お願い致します、次の更新は夜か来週です。

917 :森崎名無しさん:2011/09/22(木) 08:43:23 ID:JQpJuZvo

乙でした。

ご主人様に戻ってるという事は……ゴクリ。

918 :森崎名無しさん:2011/09/22(木) 10:19:56 ID:8kXsFKGU


919 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/22(木) 20:10:29 ID:???

>>917 ふひひ、さーせん
=========================================

> C 軽くチュッてしてどうにか理解して貰う。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉(寂しさを埋めてやれるのは…安心感だけだろうな。) スクッ

三杉は椅子から立ち上がり、弥生の方へ近寄った。
近付くと弥生の眉は少し下がっているのが判り、彼女の物憂げな心境がより伝わってくる。

三杉「後ですぐ合流出来るんだけどな…それでも寂しいかい?」

弥生「うん……だって、明日になればまた居なくなってしまうから…」

三杉「そうだったね…」

弥生の言いたい事は三杉もよく理解できた。
こうやって甘く優しい時間を過ごせるのは後1日。
三杉は明後日にはイタリアに戻らなければならないのである。
残された有限の時間を、出来る限り長く一緒に過ごしたいというのは当然の感情だろう。

三杉「弥生。」 スッ

弥生「ん…?」

三杉は弥生の頬に掌を当て、ゆっくりとさすった。
また桃色の唇を親指で優しく撫でる。

920 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/22(木) 20:30:21 ID:???

弥生「……どうしたの?」
三杉「…確かに明日からまた暫く離れ離れになるが…それでも僕らは一緒だ。
    その事を判っておいて貰いたいと思っている。」

弥生「ホントかな…」

三杉「証拠…あげるよ?」

そう言って、三杉は弥生の唇に自分の唇を合わせた。口づけている時間はほんの僅かな、ささやかなキスで。
けれども弥生は嬉しそうに恥ずかしそうに目を逸らすのだった。

三杉「信じて貰えたかい?」

弥生「うん、信じる…。 あ、でも…」

三杉「なんだい?」

弥生「もう一回…」

三杉「仕方のない子だな。」

唇を指差しておねだりする弥生に、三杉は苦笑混じりに応えた。
今度のキスはさっきよりも少しだけ長かった。

921 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/22(木) 20:32:50 ID:???

三杉「さて、それじゃ僕は一旦ホテルに戻るよ。」

弥生「はい、待ち合わせは競技場で良いですか?」

三杉「ああ、11時にそこで。 しっかりとおめかししておいで。」

弥生「もちろん。」

さっきの寂しげな顔が嘘みたいに弥生は朗らかに笑った。
これを見て三杉も一安心である。

三杉「それじゃ…(っと? そう言えば…)」


A お土産のネックレスを今渡す。(合流時に身に着けてきてくれます。)
B 今じゃなくて良い、別れ際に渡そう。
C 他に言う事がある(記述お願い致します。)

2票選ばれた選択肢で続行します(投票はメル欄空白でお願い致します。)

922 :森崎名無しさん:2011/09/22(木) 20:34:19 ID:h17qs9Ts


923 :森崎名無しさん:2011/09/22(木) 20:45:56 ID:dx51Pido


924 :森崎名無しさん:2011/09/22(木) 20:47:31 ID:TyUWrn66


925 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/23(金) 23:46:08 ID:???

> B 今じゃなくて良い、別れ際に渡そう。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉(いや、今よりも最後の別れ際に渡す方が良さそうだな。
    一番寂しくなる時に、それを埋められる物があるかどうか…これは大きな違いになる筈だ。)

不意の思いつきを吟味したところ、どうやら他にベストなタイミングがあると考えられた。
鞄の口に入れかけた手を慌てて引っ込める三杉であった。

そのまま今度は立ち止まる事なく青葉宅を後にし、三杉は荷物を置いてあるホテルへ向かった。
部屋に戻った三杉はまずシャワーを浴び直し、下着と服を新しい物に着替え…
濡れた髪を手櫛とドライヤーで簡単にセットする。

三杉(あ、そう言えば弥生の家ではドライヤーを借りなかったな。
    あんなボサボサの頭で外を出歩くとは、貴公子失格じゃないか。)

…などと詰まらない事を考えている内に、必要な準備と言える物は完了していた。
ちなみにその頃の弥生はまだ全力で入浴後に髪を乾かし終えた所。
これから可愛いワンピースを着ていくか動き易い服かで大いに悩むわけであった。

926 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/23(金) 23:49:11 ID:???

〜AM10:40 国立競技場〜

約束の時間よりも早くに、三杉は競技場へと到着した。
当然ながらまだ弥生の姿はない。
代わりに、周囲ではフーリガンが物騒な声を上げている。

「今年こそ東邦の天下も終わりだ!」「日向の野郎…目に物を見せてやらあ」「喉が潰れてもいい、叫び倒すぞ!」
 「そうだっ!そして巫女世界を…」「いや、それはいい。」「なにぃ!?日本じゃダメなのかっ!?」

三杉(東邦は東京代表の筈なんだがなあ…)

3年前から何ら変わる事ない東邦(と言うより日向)の嫌われっぷりに三杉は呆れ果てた。
弥生の到着までこの場に留まり、口汚い言葉を聞き続けるのは正直避けたい気分になるが…。

三杉(待ち合わせ時間まで、他の場所を散歩してくるかな…)

927 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/23(金) 23:50:52 ID:???

A いや、別に実害はないのだ。この場で弥生を待って最速合流を果たすぞ。
B 選手達の入場口(大型バス駐車場)に行っていよう。
C お偉いさん方の通用玄関の方に行っていよう。
D 女の子に声をかけて喫茶店に入ろう。
E この場でリフティングショーの開催だ!(要4票)

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白でお願い致します。)

928 :森崎名無しさん:2011/09/23(金) 23:51:48 ID:ZkgrrybI


929 :森崎名無しさん:2011/09/23(金) 23:56:16 ID:m5hNMM5c
B

930 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/24(土) 00:00:42 ID:???
投票ありがとうございました。
この三連休はまとまった時間が取れませんので、散発的な更新を何回かやろうと思っています。
次の更新も時間未定ですが、出来る限り一日一回以上を目標に頑張ります。
それでは皆さんお休みなさい。(o_ _)o

931 :森崎名無しさん:2011/09/24(土) 00:15:17 ID:???
ラ・オツデシター

932 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/24(土) 13:03:28 ID:???

>>831 オツカンシャー!
==============================

> B 選手達の入場口(大型バス駐車場)に行っていよう。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉(知っている人間に会えるかも知れないし…選手の入場口に行っていよう。)

弥生の事だから遅刻という事はそうあるまい、20分後に戻って来れば良いだろうと…
喧しいフーリガンから逃れる為、サッサと移動を決める三杉。

「今年の南葛はどうだ?」「中盤は間違い無く全国一だがなあ…」「決定力と守備力に決め手が足りないかー。」
 「岡山姉は可愛すなあ…」「ああっ、だが我等は崇めるだけだぞ?」「判ってるさ、歴史の修正力に消されたくはない。」

三杉(……) スタスタ

右から聞こえてくる言葉を左に受け流しながら、三杉は目的の場所に向かった。

933 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/24(土) 13:05:34 ID:???

選手達の入場口…一般入口の裏手にある大型バス駐車場には、既にバスが何台か停まっていた。

三杉(さて、知っている顔は居るかな?)


先着で
 ★駐車場の様子→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスで分岐します。

《ダイヤ》 日向が南葛にちょっかいを出していた。
《ハート》 次籐と早田がガハハと笑い合っている。
《スペード》 松山「今年こそ食堂での借りを返させて貰うぜ!」 日向「( ゚Д゚)ハァ?」
《クラブ6以上》 マスコミが多すぎて様子を窺う事も儘ならぬ。
《クラブ5以下》 マスコミ「あれ…あそこに居るのは三杉淳?」 三杉(嫌な予感がする…)
《JOKER》 主要な選手達がちょうど一カ所に集まっていた。

934 :森崎名無しさん:2011/09/24(土) 13:06:07 ID:???
 ★駐車場の様子→ クラブ7

935 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/25(日) 00:09:01 ID:???

> 駐車場の様子→ クラブ7
> 《クラブ6以上》 マスコミが多すぎて様子を窺う事も儘ならぬ。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

駐車場の入口に立った三杉はここでもウンザリな気分にさせられてしまった。
人、人、人……兎にも角にも人だかり。

三杉(こ、れは…? マスコミ…だよなぁ……)

マイクや大きなカメラの存在感から、バスを取り囲む輩がマスコミである事は想像がつく。
三杉も多少はそう言った人種が待ち受けている事を予想していたが、まさかこれ程とは考えられなかった。
「お、国見のバスが来たぞ!」「次籐と佐野は撮っておけよ!」「名門国見、今年はどうだ!?」
「南葛のバスもそろそろ到着するってよ!」「カメラはバッテリー大丈夫か!?」「ここは外せないからな!」

三杉(出来れば会話でもと思ったが…これは遠目から見る事すら難しそうだな。)

熱狂的とも見えるマスコミは、バスから降りてくる選手達を覗き見る隙間も与えてくれそうにない。
日本の高校サッカーがこれ程まで注目されているのは確かに嬉しい事だが…
出場選手達との交流は到底難しいと判断し、残念ながら三杉はその場を立ち去るしかなかった。

936 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/25(日) 00:14:21 ID:???

…その後、三杉は元々約束していた一般入場口に戻って弥生を待った。
幸運にもフーリガンのような連中は姿を消していた(←東邦のバスを襲撃に行った)ので、ストレスはなく…
そして約束より5分早く弥生は現れ、待つ事のストレスも溜める事なく済んだのである。

弥生「お待たせしましたー、約束の5分前に来ましたのに…早いですね?」

三杉「ああ、イベントの関係でね…って、まあそれはいいや。」

弥生(?)

三杉「それよりも今日の服は…」


先着で
 ★弥生のファッション→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスで分岐します。

《ダイヤ》 膝上10センチ、花柄のサマーワンピースに敬礼!
《ハート》 敢えて学校指定のブレザーミニスカートか! マニアにはたまるまい!
《クラブ》 膝上30センチ…!? なんだ、下に短パンか。 居るよな、こーゆー奴。
《スペード》 少し裾の短いショートパンツ、靴はスニーカーで詰まらないが活動的だぜ。

《JOKER》 なんと巫女服で現れただと!?

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