キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【待ち受ける】幻想のポイズン54【天才たち】

1 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/23(日) 23:20:43 ID:???
全幻想郷JrユースのFW、反町一樹が幻想郷・外の世界のサッカー界に旋風を巻き起こすというスレです。
この話はキャプテン森崎のパラレル作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
もしかしたら他のアニメや漫画、小説などからもキャラが出たりするかもしれませんがご了承下さい。

本編のように、選択肢を選んだりカードを引いたりして物語が進んでいきます。

【前スレ】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1309872386/l50

[前スレのわかりやすいあらすじ。]
博麗霊夢・霧雨魔理沙・東風谷早苗・十六夜咲夜・魂魄妖夢という主力選手たちが離脱し戦力に不安の残っていた幻想郷Jrユース。
初戦のウルグアイを2−1で下し、次なる相手は堅固な守備と爆発的な得点力を売りにしたイタリアJrユース。
閻魔様の堅固な守備力、ヘルナンデスの意地のセービングに何度もチャンスを阻まれ苦戦を強いられるも。
フランドールの退場から流れを取戻し、パルスィのアシストの効果もあって3−2と辛うじて勝利を収める幻想郷だったが。
その後、アルゼンチンvsウルグアイ戦を見て天才のプレーに戦慄をするのだった。

パチュリー「もう駄目だ……おしまいだぁ……(威厳的に考えて)」
リグル「MFたちが使えない。もっと私にパスを出すべき。それなら10−0くらいになってた」
フラン「私はロッカールームで体育座り」
パルスィ「オータムスカイズへの評価が±0になったけど、すぐ−1になる予定。妬ましいから」
ヘルナンデス「ハットトリックされたけど、そんな事よりフランちゃん可愛い! 退場は気にしなくていいよ! ちゅっちゅ!」
ディアス「天才だから1試合6ゴールとか余裕。 15分で3ゴールも超余裕」
???「穣子さんルート? そんなのある訳ないじゃないですか。 浮気は絶対許早苗ですよ(ニコッ」
うどんげ「新シュートの名前? 『幻の月(インビジブルハーフムーン)』かな(キリッ」

ロリっこパラダイスなイタリアを相手に辛くも勝利をする事が出来た幻想郷。
しかし、第三戦のアルゼンチン戦はあらゆる意味でここまでの試合とスケールが違いそうだぞ!
大丈夫か!?大丈夫なのか!?ゲームバランス的に考えて!
そんな幻想のポイズン54スレ目、これからもよろしくお願いします。

212 :森崎名無しさん:2011/10/29(土) 00:02:39 ID:???
ワロタ

213 :森崎名無しさん:2011/10/29(土) 00:02:45 ID:???
期待値7なのに6回やって8がでないw

214 :森崎名無しさん:2011/10/29(土) 00:04:09 ID:???
これは反町は攻撃以外認めないという神の思し召しか……

215 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/29(土) 00:06:30 ID:???
         ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
         (.___,,,... -ァァフ|          あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
          |i i|    }! }} //|
         |l、{   j} /,,ィ//|       『2回ディフェンス練習をやったと
        i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ        思ったら成果も出ず終わってた』
        |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |
       /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人        な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
     /'   ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ        おれも何をされたのかわからなかった…
    ,゙  / )ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉
     |/_/  ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ        頭がどうにかなりそうだった…
    // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
   /'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐  \    妖怪いちたりないだとか猫の呪いだとか
   / //   广¨´  /'   /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ    そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
  ノ ' /  ノ:::::`ー-、___/::::://       ヽ  }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::...       イ  もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…

216 :森崎名無しさん:2011/10/29(土) 00:12:10 ID:???
>>211
! cardと! diceでクラブAでのピンゾロが起こる確率よりちょっと高いくらいかな

217 :森崎名無しさん:2011/10/29(土) 00:12:48 ID:???
正直上がるまで守備練やりたいところだけど
能力値は上がりやすくなるまで少し待って今は技覚えに行くのはどうですか?
ポストプレイとかツインタックルとか

218 :森崎名無しさん:2011/10/29(土) 00:19:35 ID:???
もうだめだ…おしまいだぁ…!

219 :森崎名無しさん:2011/10/29(土) 00:36:21 ID:???
大丈夫だ……気持ちを切り替えるために技に磨きを掛けよう……

こりぁヤマメとパルシィ誘ってドリブル
うどんげに練習の時に会話があったらポストプレイを持ちかけてみるか
競り合いは美鈴が一番得意だったな
部屋行ったらイベント起こるかな……どうしよう

220 :森崎名無しさん:2011/10/29(土) 00:38:10 ID:???
穣子とエロイことしたかったが、そんなわけにもいかなくなったか

221 :森崎名無しさん:2011/10/29(土) 00:38:21 ID:???
えっちなのはいけません

222 :森崎名無しさん:2011/10/29(土) 00:39:51 ID:???
早苗「ハレンチです!!」

223 :森崎名無しさん:2011/10/29(土) 00:40:07 ID:???
なんかすげーショック…

224 :森崎名無しさん:2011/10/29(土) 00:42:51 ID:???
翼「練習しても全然伸びない反町なんかじゃなくて
  リグルこそエースだね」

225 :森崎名無しさん:2011/10/29(土) 00:43:24 ID:???
三杉『君は何を言ってるんだ』

226 :森崎名無しさん:2011/10/29(土) 00:43:47 ID:???
三杉「えーっと…なんだっけ。
   そうそう、『きみはなにをいっているんだ』」

227 :森崎名無しさん:2011/10/29(土) 00:45:44 ID:???
相変わらず三杉くんは1分以内で突っ込むな

228 :森崎名無しさん:2011/10/29(土) 00:48:57 ID:???
えっちなのがいけないならのぞきもだめですか

229 :森崎名無しさん:2011/10/29(土) 00:49:54 ID:???
中里乙

230 :森崎名無しさん:2011/10/29(土) 00:50:05 ID:???
忍者乙

231 :森崎名無しさん:2011/10/29(土) 00:51:44 ID:???
じゃあ穣子と だ!

232 :森崎名無しさん:2011/10/29(土) 00:55:04 ID:???
森崎と松山も乙

233 :森崎名無しさん:2011/10/29(土) 00:57:59 ID:???
あえて輝夜と 練習 だ!

234 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/29(土) 01:46:38 ID:???
>★反町のタックル練習→( 6 + 1 )=成果なし★
>★反町のパスカット練習→( 3 + 1 )=成果なし★
>★反町のブロック練習→( 5 + 1 )=成果なし★
===============================================================
しかし、どれだけ気合を入れてやっても成果が出るとは限らない。
午前中が駄目だったのだから、そろそろ運勢が傾くかといえば、それだってそうとは限らない。
午前中がどうであれ、反町が練習をしているのは"今"なのだ。
"今"どうあるかが肝要なので、過去の練習結果などは何の参考にもならないのだ。
……つまるところ、結果から言えば、反町一樹は午後の練習でも成果を得られなかった。

反町「……大丈夫、明日があるさ」

そう呟く彼の背中は寂しそうだった。

………

……



235 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/29(土) 01:47:45 ID:???
こうして反町が無為に時間を過ごしていた頃も、大会は常に進んでいる。
ここでは幻想郷Jrユースが配置されたDグループではなく。
西ドイツ、そして全日本Jrユースが配置されたBグループを見てみよう。
この日、午後からあったBグループの試合は全日本Jrユース対イヌカマッセ。
下馬評は圧倒的な全日本有利とされており、そして試合展開もその下馬評通りの流れとなっていた。

ヤムーチャ「くらえー! 俺は意外にブロックもそこそこ強いぞー!!」
日向「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」

ブギャギャギャギャギャギャギャギャアアアアアアアアアアアアアアッ!! バシュウウッ!! ピピィーッ!

攻撃では日本が誇るエースストライカー、野性味溢れる猛虎、日向小次郎が雄叫びを上げ。
ハットトリックには僅かに及ばないまでも2ゴールを上げる事に成功。

クロコダイーン「獣王会心げ……」
天子「もう勝負ついてるから!」
クロコダイーン「グォオオオオオオッ!」
ヤムーチャ「クッ、クロコダイーン!!」

そして、今大会で全日本のウィークポイントであった第2FWの位置を掴んだ派遣選手、比那名居天子。
彼女は日向に負けず劣らずのパワーシュートで、こちらも2ゴール。

翼「(話ではリグルはイタリア戦でノーゴールノーアシストみたいだったけど……。
   きっと調子が悪かったか、誰もパスを出さなかったんだろうな。
   いや、そもそも、リグルは自分がゴールを決めなくても勝てると最初から読んでいたのかもしれない。
   なるほど……実力だけでなく、リグルは試合の展開を見る目もあるという事か! 俺も……俺も負けていられない!!)
   いっけぇー! ドライブシュートだァァァア〜ッ!!」

何かが完全に壊れてしまった全日本の大エース、大空翼は1ゴール1アシスト。
普段の彼から考えれば、格下相手にしては非常に大人しい結果であるが……。
この試合、意外にも彼はゴールもアシストもつける為ではなく、チームの為に献身的に動いていたという。

236 :森崎名無しさん:2011/10/29(土) 01:48:29 ID:???
三杉「君は何を言ってるんだ」

237 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/29(土) 01:48:46 ID:???
岬「(どうしよう……相変わらず翼君の様子がおかしい……。 このままじゃ僕の計画が……。
   かといって、小次郎はチーム内で嫌われているから取り入ったら僕まで巻き込まれる。
   森崎も同様――というか、僕の思惑を超える行動を時々するからまず論外。
   若林君は……どう考えても立てられないな。 うん、彼はもはや全日本に居場所がない。
   ……やっぱり翼君に正気に戻ってもらわないと困るんだけどなぁ)」
松山「岬、来たぞ!」
ランス「この至近距離からのボルテッカを受けては……!」
岬「わっ……とと。(危ない危ない、試合でヘマこけないよね。 適度に活躍しないと〜)」

パシッ

ランス「なにィ!?」
岬「(こんな格下に負けてちゃ話にならないよ、っと)藍さん!」
藍「うむ、ナイスカットだ岬君! よし、得失点差を稼いでおくぞ皆!」
三杉「(そろそろ僕が撃っておくかな……)藍さん、こっちだ!」
藍「うむ!」

バシュッ! バギュルルルルルッ!!

三杉「たァァァッ!!」

バシュウッ! ピピィーッ!!

翼と共に中盤を固めるのは、その大空翼のパートナーである岬太郎に、名ボランチとして縁の下の力持ちをやる松山光。
そして、その松山とコンビを組む形でボランチに入る派遣選手八雲藍に、フルタイムでの出場が可能となった三杉淳。
あまりにも敵が弱すぎる為に、逆に前線メンバーさえいれば問題が無いと言えるこの試合で彼らの出番は少なかったが。
それでも彼らはよく動き、ピンチを未然に防ぎ、三杉は1ゴール1アシストを遂げていた。

238 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/29(土) 01:49:46 ID:???
森崎「おうおう、前の方は楽しそうでいいねぇ。 こちとら暇で暇で仕方ないってのに」
次籐「DFに仕事が無いのはよかこっタイ」
中里「とはいえ、これでは腕も鈍るというものでゴザル……。
   大会が始まってからこちら、バイタルエリアまで運ばれた回数など片手で数えられる程ナリ」
早田「しかたねーだろ、このリーグで派遣選手が派遣されたのはうちと西ドイツだけなんだからな」
森崎「(あー、やってらんねー。 オーバーラップしても騒がれないしなぁ。 もうこうなりゃ……)ZZZ……」
早田「おっ、寝釈迦のポーズか! 久しぶりだな!」

この試合――というよりこの大会が始まってからここまでずっと暇をしていたのは守備陣である。
全日本の壁、次籐洋。カミソリファイター、早田誠。俊足が売りの攻撃的サイドバック、中里正人。
そして、全日本の守護神――森崎雄三。
時折オーバーラップをする中里を抜けば、彼らは全員が全員暇を持て余していた。
故に、森崎雄三は眠りこけた。奇行である。

本来ならば全日本メンバーが頭を抱えるこの行為……実際、これを目にして頭を抱えていた選手は複数人いたが……。
試合展開は変わらず、全日本ゴールは一度もネットを揺らされる事が無いまま試合を終えた。
同グループでありながらグループリーグ最終日に試合が行われる西ドイツと当たるまで、全日本が負ける事は無いだろう。

森崎「ZZZ……ん? もう試合終わったのか……?」
松山「お前なぁ……試合中に熟睡するなよ……」
藍「(まるで以前の守矢の巫女を見ているようだな……)」
翼「(リグルは今頃何をしているんだろう……きっとアルゼンチン戦に向けて、猛特訓に励んでいるんだろうな……。
   くそっ、俺も負けてられない! 早くアレを完成させないと!!)」
日向「(足りねぇ……! こんなもんじゃ足りねぇ……!! 反町を……リグル=ナイトバグを……風見幽香を蹂躙するには……!
    ネオタイガー程度じゃ足りねぇ!! もっと力が必要だ……もっと強力な……!!)」
中里「(試合を駆けずり回り、汗に塗れた女人たちを見るのは眼福でゴザルな^^)」
天子「汚いなさすが忍者きたない」

終わってみれば、6−0の圧勝。こうして全日本はまた一つ白星を挙げたのだった。
彼らの躍進は止まらない。

239 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/29(土) 01:51:01 ID:???
視点を戻し、幻想郷Jrユース宿舎へ。
ここでは偵察を終えて戻ってきた松岡コーチが、早速今日見てきた試合の展望を選手達に説明していた。

松岡「Dグループで今日行われた試合は、イタリアvsアルゼンチンだったZO!」
反町「それで、試合結果は?」
松岡「慌てない慌てない……見てくださいよ、これ! 試合のビデオですよ全部!!」
うどんげ「(全部って1個しかないよ……?)」

結果を知りたがる一同を後目に、マイペースに話を続ける松岡コーチ。
彼が手に持ちだしたのは、今日の試合を収めたビデオテープだった。
それをデッキに入れ、再生をしながら松岡コーチは状況について解説をしていく。

松岡「今日の試合では、やっぱりイタリアはフランドールの不在が問題とされたZO!
   はっきり言って、イタリアはFWが不作! だから今日の試合、イタリアは5−4−1の形で諏訪子のワントップを敷いてる!」
輝夜「これにはきっとディアス君の対策も含まれてるわね。 それで、試合は?」
松岡「まず前半、18分。 ディアスがフィールド中央、センターサークル付近でボールを持ち。
   やはり超個人技でヘルナンデスを抜き去り、1ゴールを挙げたZO!」

言いながら松岡コーチが早送りをすると、丁度ディアスがボールを持ち。
守備陣をごぼう抜きしてからヘルナンデスを飛び越え、ゴールを奪い取った場面が映像で流される。

反町「……映姫さんでも止められないのか」
穣子「アルゼンチンがパスワークで中盤を乱してたから、守備もあんま整ってなかったわね。
   カテェナチオだっけ? それをパスで狂わされてるわ」
反町「……穣子、カティナチオな。 確かに守備はカテェけど、カティだ、カティ」

反町と穣子の指摘通り、永琳を主軸としたパスワークで中盤の守備を崩壊されていたイタリアは、
その一瞬を突いたディアスの手で崩壊していた。
そうなってしまっては、如何に四季映姫、ヘルナンデスといえどゴールを守りきるのは難しいという事なのだろう。

240 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/29(土) 01:52:07 ID:???
松岡「ただ、イタリアも負けてはいないZO! 前半35分にオーバーラップをした映姫が、停滞していた中盤での競り合いを有利に進めた。
   ボールを奪った映姫はそのままサイドにボールを預け、センタリングから諏訪子がヘディング。
   ガルバンもがんばったが一歩届かず、これで1−1のふりだしになって前半終了だ」
静葉「見ている限り……やはりアルゼンチンのGKは世界レベルとは言い難いようね」
松岡「はっきり言って、アルゼンチンの最後の砦と言えるのはDFのガルバンだ!
   そこさえかわせれば、点は取り放題って言っても過言じゃないZO!」
うどんげ「(う、うどんチャンスだ!!)」

松岡「ハーフタイムをはさんで後半戦。 この後半戦が始まってすぐ、映姫のロングシュートが炸裂して2−1までイタリアは持っていく。
   しかし、イタリアはここまでだった。
   何せこの試合、映姫はフランドールが欠けた分、前半から攻撃に顔を出していたんだZO!
   それが得点に結びついたのは、さっき見た諏訪子のヘディングでのゴールのみ。 それ以外は全て、永琳とガルバン。
   そして、守備に意欲的に参加をするパスカルによって止められていた」
反町「(守備に走るFWか……何故だか妙に親近感が沸く……俺、そんな事ないのにどうしてだろう?)」
松岡「映姫はその結果、後半シュートを撃ってから攻め入る数が減った。
   それはイコール、攻められる回数を増やすという事でもあるZO!」
静葉「イタリアはフランドールがいない……だからどうしても諏訪子様を主体とした攻撃となってしまう……」
輝夜「そういう事ね。 どんな優れた攻撃パターンでも読まれてしまえば対策を打たれる。
   イタリアはそれが原因でこれから攻める事が出来なくなってしまったという事ね」

241 : 幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/29(土) 01:53:07 ID:???
松岡「逆にアルゼンチンはやりたい放題だZO! ディアス、パスカルを中心として攻め入り、どんどんイタリアを崩そうとする。
   ただ、イタリアも意地があったZO! 無くなりかけの体力を必死に振り絞り映姫が奮闘。 ヘルナンデスもゴールを許さない。
   しかし、後半30分――ディアスとパスカルのワンツーコンビネーションからPA内にディアスが侵入。
   ブロックに入る映姫、セーブに向かうヘルナンデスを笑いながらディアスはそれをそのまま横に流し……。
   永琳がバク宙アポロをゴールに決めて2−2。 これで、イタリアとアルゼンチンは分けとなったZO!」

     GNK ITA FRA ALZ ULG 勝ち点 得失点差 順位
GNK     n/a 3-2 --- --- 2-1  6点  +2  1位
ITA    2-3 n/a 1-0 2-2 ---  4点  ±0  3位
FRA     --- 0-1 n/a --- ---  0点  −1  4位
ALZ     --- 2-2 --- n/a 7-3  4点  +4  2位
ULG     1-2 --- --- 3-7 n/a  0点  −5  5位

得点ランキング
7ゴール ディアス、日向
6ゴール 天子
5ゴール シュナイダー、レミリア、魅魔
4ゴール 反町、翼、映姫
3ゴール 勇儀、三杉、幽香、神綺
2ゴール 永琳
1ゴール リグル、森崎、ビクトリーノ、カルツ、幽々子、諏訪子、神奈子、佐野

アシストランキング
5アシスト 佐野、三杉
4アシスト 翼、マーガス
3アシスト パスカル、白蓮、アリス
2アシスト 静葉、文、幽香、カルツ、シェスター、岬
1アシスト パルスィ、ディアス、森崎、椛


242 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/29(土) 01:54:24 ID:???
リグル「なーんだ……ディアスってのも大した事ないじゃん。
    昨日は6ゴール上げてたのに、今日はたった1ゴールでしょ? 昨日のはマグレだよマグレ」
輝夜「違うわよリグル。 これはイタリアが守備を重視した布陣で、かつ、ヘルナンデス君という守護神。
   四季映姫という優れたリベロ。 そして、事前にアルゼンチン戦への対策が出来ていたから。
   ……昨日のウルグアイのように、事前情報が殆ど無い状況ではどうなっていたかわからないわ」

結果だけを見れば2−2の引き分けというのは、ファン=ディアスのインパクトを崩すに足るものかもしれない。
しかし、イタリアというチームはそもそもが守備を主体としたチームである。
特に今日の試合、フォーメーションは5−4−1とイタリアはガチガチに守りに来ていたのだ。
それを、ビデオを見る限りではディアスを中心としてアルゼンチンは攻略をした。
幻想郷があれだけ攻めあぐねた、イタリアから2点を取ったのである。

輝夜「うちには四季映姫程優れたDFはいないわ」
にとり「…………」
輝夜「そして、ヘルナンデス君のような守護神もいない」
ヤマメ「…………」
輝夜「甘く見ていると、何点取られるかわからないわよ。
   忘れないで、アルゼンチンはあのウルグアイから7点を取ったという事を」

にとりやレティ、穣子、妹紅は映姫には遠く及ばない。
大妖精もヤマメも、ヘルナンデスには遠く及ばない。
それを考えれば、油断など出来る筈もない。

反町「(……俺たちはイタリアに3−2で勝ったけど……その1点はPKで取ったものだった。
    純粋な攻撃力だけなら互角か……? いや、あっちはこっちと違って選手層は薄いんだ。
    それだけ、ファン=ディアスの実力が高いって事になる……)」
輝夜「今日のミーティングは以上よ。 明日もまた練習日……明後日のアルゼンチン戦に向けて、目一杯頑張りなさい!」
幻想郷メンバー「「「はい!」」」
お空「(さとり様……大丈夫かな……)」

メンバー全員に厳しい言葉をかけつつ、輝夜は解散を命じ、一同は散り散りとなって部屋へと戻っていく。
そんな中、唯一、霊烏路空は考えていた――己の主人の運命を。アルゼンチンとフランス――その1戦の結果を。

243 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/29(土) 01:55:24 ID:???
………

……



妹紅「いやぁ、アルゼンチンは強敵みたいだね。 うん、楽しみだ! あの子とも友達になれるかな!」
穣子「(……うーん。 こいつは焦りとか危機感とか無いのよねぇ……ある意味、一番幸せ者だわ)」
リグル「ハッハァー! この私がいればあんな天パ、コテンパンだよ!」
反町「(リグルはいつも通りだな……)」

その後、反町もまた自室へと戻り同室メンバーと夜を共にしていた。
ここ2日間はうどんげの練習に付き合っていた為に中々部屋にはいれなかったが。
今日からはまた晴れて自由の身である。

反町「(さて、今日はどうしようかな?
    アルゼンチン戦は明日もはさむ。 輝夜さんとアルゼンチン戦についての意思疎通もある程度したし……。
    相談に行く必要は特にないか? それとも、更に微に入り細を穿ち詰めるべきだろうか?
    同じ部屋のメンバーと話もしたいし、どこかの部屋にいくのもありだぞ? うーん、どうしよう?)」

A.同室のメンバーに話を振ってみる
B.部屋でじっとしている
C.施設の中を歩き回ってみる
D.他の部屋に遊びに行く
E.個人練習をする
F.輝夜の部屋に行く

先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

244 :森崎名無しさん:2011/10/29(土) 01:55:56 ID:f1IVMPnA


245 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/29(土) 01:57:46 ID:???
全日本では絶賛翼君がおかしい。という所で本日はひとまずここまでです。
それでは、お疲れ様でした〜。

246 :森崎名無しさん:2011/10/29(土) 01:57:54 ID:iat7PoXo


247 :森崎名無しさん:2011/10/29(土) 01:58:07 ID:l7DfopA2
A

248 :森崎名無しさん:2011/10/29(土) 02:00:25 ID:t9mXJi6U
C

249 :森崎名無しさん:2011/10/29(土) 02:00:46 ID:???
乙でしたー
日本の試合ツッコミどころ多すぎでしょww

250 :森崎名無しさん:2011/10/29(土) 10:32:23 ID:???
何話そうか……
もしかしたら夜練習誘えるかな
話し合って対策出来るような相手ではないし

251 :森崎名無しさん:2011/10/29(土) 10:42:14 ID:???
翼「何を話さそうかだって?とりあえずリグルの素晴らしさを語り合うべきだよ」

252 :森崎名無しさん:2011/10/29(土) 11:22:28 ID:???
三杉「キミは何を言っているんだ」

253 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/29(土) 22:35:21 ID:???
>>249 乙感謝です。 イヌカマッセにはまだまだ名有りキャラがいるぞー!
>>250 練習に誘えるか否かは話の持っていき方やキャラの性格によりますね。
>>251-252 三杉君の安定感は異常。

>A.同室のメンバーに話を振ってみる
====================================================================
反町「(そうだな。 久しぶりに部屋にいるんだし、ここは同部屋の皆と話をしよう。
    さて、どんな話をしようかな?)」

A.穣子の話(更に分岐)
B.リグルの話(更に分岐)
C.妹紅の話(更に分岐)
D.反町の話(更に分岐)
E.前回のイタリア戦について
F.次回のアルゼンチン戦について
G.チーム内の情勢について
H.他国のチームについて(更に分岐)
I.その他 自由投票枠

先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

254 :森崎名無しさん:2011/10/29(土) 22:37:02 ID:XUxCbfZk


255 :森崎名無しさん:2011/10/29(土) 22:38:57 ID:TuWwtUXc
F
今更だけどクロコダインは結構頑張ってると思うの

256 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/29(土) 23:15:42 ID:???
>>255 男の価値は〜の下りは名セリフですね。

>F.次回のアルゼンチン戦について
=================================================================
反町「(そうだな。 やっぱりここで話題に出しやすいのはアルゼンチン戦の事か)」

各々の話題を振っても良かったが、やはりここで一番議題として取り上げやすいのは次回のアルゼンチン戦の件について。
特にあのディアスに対してなぜか対抗意識を持っているらしいリグルならばこの話題にすぐに乗ってくるだろうと考え。
反町はまったりとくつろいでいる一同に話しかける。

反町「ところで皆、アルゼンチン戦について思う所ってあるか?」
穣子「んー……そうね。 正直な感想を言えば……なんつーの?
   外の世界の選手がメインとチームと戦う……っていうのが初めてで、いまいち勝手がつかみにくいってのがあるかな」
反町「んん? どういう事だ?」

しかし、反町の予想とは裏腹に、この話題に即座に食いついたのは穣子だった。
その穣子の言葉がいまいち理解できていない反町、そして他の同室メンバーは首を傾げ……。
それを見ながら、穣子は頭をかきながら説明をする。

穣子「例えばウルグアイもイタリアも、確かに強い外界の選手がキャプテンで主軸だった。
   でも、ウルグアイは鬼の2人。 イタリアは四季映姫がどっちかっつったら強敵ってイメージ強いでしょ?」
妹紅「あーあーあー……そっか、確かに言われてみればその通りだね!」
リグル「アルゼンチンには永遠亭の薬師もいるけど、どっちかっていうとあのもじゃもじゃの方が目立ってたもんね」
穣子「そうそう。 そういう事なのよ」
反町「なるほど……そうか、そういう意味ではこのチームにとっては初めてのタイプの敵なのかもな」

穣子の言うように、ウルグアイはビクトリーノをキャプテンとしたチームであるが……。
その中心となっているのは、星熊勇儀と伊吹萃香という鬼コンビ。
イタリアにしても、ヘルナンデスは確かに実力者ではあったが四季映姫の強烈なカウンターシュートの方がインパクトはあったと言える。
それに対して、アルゼンチンは完全にディアスが主役の、ディアスの為のチームと言えた。
ディアスのインパクトは、あの八意永琳の活躍すらも霞む程である。

257 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/29(土) 23:16:42 ID:???
妹紅「今までは大なり小なり見知った相手が主軸だったから、こっちもやりやすかった部分はあったけど……」
穣子「今度は完全に初見だもんね。 ……いや、試合とかも観戦してある程度実力は把握してるけどさ」
反町「(そうか……幻想郷サッカーは、なんだかんだ言って狭いもんな。
    実力者の手の内とかもある程度わかっていたけど……今度はそれが通じないっていう事か)」

穣子の言うような不安は、恐らくこのチーム内。
今は他の部屋で寛いでいるだろうチームメイトたちの中にも、抱いている者はいるだろう。
合宿中、スウェーデンJrユース、サンパウロFCと練習試合で外の世界の選手達と戦う機会は得ていたものの。
それはあくまでも練習試合。
正式な試合で外界の選手が主軸となったチームと戦うのは、アルゼンチン戦が初めてとなるのだから。

リグル「ハッハァー! 何も問題はなーい!
    幻想郷を代表するこのエース様がいるからには、あんなもじゃもじゃ怖くないよ!」
反町「(そして安定のリグル。 うーん、しかし、ここはなんて言っておこうかな?)」

A.「外の世界のチームだっていつでも見知った敵と戦える訳じゃないんだ。 その不安は甘えだよ」 あえて厳しく諭す
B.「対策をしっかり練れば怖いものなんてないさ。 幸い試合まで時間はあるんだ」 不安を無くすよう諭す
C.「リグルの言う通りだ! リグルさえいれば怖い者なんてないぞ!」 やっぱりリグルは格が違った!
D.「いや、アルゼンチンはディアスが主軸と見せかけて永琳さんが一番怖いぞ」 永琳の危険性を指摘する
E.「リグル、相手の力量をしっかり見極める事もエースにとって必要な事だぞ」 リグルを注意する
F.「ふふふ、ファン=ディアス如きはこの俺の踏み台だ。 あんなもん怖いもんか」 キャプテンの頼もしさをアピールする
G.その他 自由投票枠

先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

258 :森崎名無しさん:2011/10/29(土) 23:17:36 ID:l7DfopA2
G なぁ・・・スケベしようや・・・・

259 :森崎名無しさん:2011/10/29(土) 23:18:39 ID:f1IVMPnA


260 :森崎名無しさん:2011/10/29(土) 23:18:41 ID:TuWwtUXc
B

261 :森崎名無しさん:2011/10/29(土) 23:20:17 ID:iat7PoXo


262 :森崎名無しさん:2011/10/29(土) 23:21:08 ID:???
>反町「(そして安定のリグル。

そして安定の翼君と三杉君↓

263 :森崎名無しさん:2011/10/29(土) 23:22:23 ID:???
C.翼「リグルの言う通りだ! リグルさえいれば怖い者なんてないぞ!」

264 :森崎名無しさん:2011/10/29(土) 23:22:37 ID:???
三杉「君は何を言ってるんだ」

265 :森崎名無しさん:2011/10/29(土) 23:26:01 ID:???
ついに20秒切ったか

266 :森崎名無しさん:2011/10/29(土) 23:33:19 ID:???
なんか別のゲームになってきたな

267 :森崎名無しさん:2011/10/30(日) 00:16:17 ID:???
イヌカマッセの名有りメンバーには「サーノ」とか「ラモーン」とかもいるのかな?

268 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/30(日) 00:59:54 ID:???
>A.「外の世界のチームだっていつでも見知った敵と戦える訳じゃないんだ。 その不安は甘えだよ」 あえて厳しく諭す
================================================================================================================
穣子「……むぅ」

普段は柔和な反町も、しかし、ことサッカーに対しては真摯である。
その点をよく穣子らからは超がつく程のサッカー馬鹿としてからかわれたりもするのだが……。
とにもかくにも、反町は今回の穣子の弱気な発言を甘えだと断定し厳しく注意した。

反町「俺は外の世界でもサッカーをしてたけど、大会に出れば毎試合を見知った敵と戦える訳じゃない。
   大会に初出場する無名のダークホースだっているし、
   遠くの地方で予選を勝ち抜いてきたからロクな偵察も出来ず、戦う羽目になる場合だってある。
   それを考えれば実際に目で見て主力プレイヤーの実力を見れた分、今回のアルゼンチン戦はずっとマシだ」
妹紅「そっか、外の世界は広いんだもんねぇ……。 ……ところで、ロクな偵察も出来ない場合ってどう戦うの?」
反町「試合の中で相手の特徴を把握していってそれに合わせる方法もあれば、
   自分たちのスタイルを貫いて戦う方法もあります。 戦い方は監督の方針やチームの特色次第ですよ」

269 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/30(日) 01:01:07 ID:???
無論、反町もまだ中学生。
そんなに多くの場数を踏んだ選手とは言えないが、それでも幻想郷の選手達よりはずっとずっと経験豊富である。
特に強豪中学である東邦学園の主力選手(3年生の大会途中まで)だったのだから、その経験たるや穣子らでは到底及ばない。

穣子「んー……確かに……あんたの言う通りかもね。 偵察も出来なかったってよりはずっとマシだわ」
反町「それにこの先、トーナメントに進出すればアルゼンチン以外にも外界の選手を主軸にしたチームがある筈だ。
   そのたびに泣き言言ってたら仕方ないぞ?」
穣子「はいはい、わかりました。 (ほーんと……サッカーに関しては厳しいというかなんというか……いい顔すんのよねぇ。
   普段はヘタレなのに。 いや、最近は変わってきたかしら?)」

厳しい口調で鼓舞して〆る反町に、その言葉を素直に受け取る穣子。
真剣なまなざしをして語る反町を、穣子は少しだけ頬を染めて苦笑しつつ眺め、こうして夜は更けていくのだった。

※穣子の反町への評価値が+1されましたが、既に限界なので反町の支持率が上昇します。
 反町支持率:50→51

270 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/30(日) 01:02:14 ID:???
早苗「(反町君は今頃何をしているでしょう……もうお休み中でしょうか?)」
魔理沙「何ぼけ〜っとしてんだ早苗、霊夢じゃあるまいし」
早苗「あっ、いえいえ、何も……ちょっとした考え事です」

そして視点は切り替わり、再び幻想郷へと舞台は移り変わる。
完全復活を果たした魔理沙に祝!自機復活を果たし感無量の咲夜を加えた総勢5人(一部半人含む)は、
EXステージも速攻で攻略。
というか5人がかりでボスを取り囲んで雨あられの弾幕を浴びせるとかマジ鬼畜。
何? ボスが可哀想だって? 問題ない、妖怪は退治するものだ。

そんなこんなで無事に異変も解決した一同は、ひとまず永遠亭へと戻ってきていた。
既に体調は万全となった魔理沙がここにいる理由は無いのだが、
置いて行ったみまノートを回収しにくる為にここまでわざわざ戻ってきたのである。
そして、無事に回収をした一同は全快をした魔理沙の快気祝いとして酒盛り中。
用事が全て済んだ以上、早めに戻った方がいいのではないかという考えもあったにはあったのだが……。
何せ外界に行くには紫の力が必要。
しかし、紫を呼んでも一向に現れないのだから、霊夢達としても外界に向かう手段が無い為、
完全に幻想郷で足止めされている状況だったのだ。

咲夜「まぁ、うちのチームは私たちが抜けても強いし問題は無いでしょう。 リーグ突破くらいは」
妖夢「そうですね。 まさかリーグが超強豪ばかりで埋め尽くされるという事も無いでしょうし」
霊夢「(……何かしらねぇ。 すっごい嫌な予感がするんだけど……)」

因みに、リーグの組み合わせが決まる以前にこちらへと戻ってきていた一同は、
予選突破くらいは楽勝だろうと一部を除き気楽に考えていたという。
……現実にはこれなんて無理ゲ?と言ってもおかしくないリーグに配置されたとは知らずに。

271 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/30(日) 01:03:25 ID:???
さて、こうして酒盛りをし始めてから一刻ほど。
普段は騒がしく宴会をするのが通例である幻想郷の乙女達も、
今日は和気藹々と年頃の女の子らしく(一部年頃からかなりいってるっぽい人もいるけど)ゆっくりとしたペースで談笑しながら飲んでいた。
しかし、この5人の中で未だに不和である者たちがいる――東風谷早苗と十六夜咲夜である。
酒盛り中もお互いそれなりに言葉は交わすものの、それはやはり他人行儀に近いもの。
数少ない人間同士の友人としてそれなりに付き合ってきた2人の関係を考えれば、やはり違和感を感じるものであった。

咲夜「……ねぇ早苗」
早苗「うひぃっ、は、はい、なんでしょう?」

そして、この状況を打破する為に――十六夜咲夜は動いた。
大人な女である彼女は、如何に早苗に同性愛者的扱いをされようと、歩み寄れるだけの心の余裕があったのである。
逆に早苗といえば、歩み寄られては引っ込んでしまう程咲夜の接触を恐れていた。
常識が戻り反町という美男子(早苗フィルター通し済み)と相思相愛になった今、女に言い寄られるなんて考えたくもない事だったのである。

咲夜「……どうしてそうも私を避けるのよ」
早苗「いえ、あの、咲夜さんは一人の人間としては尊敬もしていますけれど、その、私はそういう趣味もありませんので……。
   ……ええ、別に差別をしている訳ではありません。 ただ、趣味ではないんです。 ごめんなさい、ごめんなさい……」
魔理沙「……おい、なんなのぜこの空気。 いくらお前、私らの間で男が少ないからって……」
霊夢「(何かしらねぇ……魔理沙は言うなって空気を感じるわ。 二次創作的に考えて)」
妖夢「えっ……咲夜ってそういう人だったんですか?」
咲夜「違うわよ! だから、どうして早苗はそうも私を同性愛者に仕立て上げようとするのよ?」

こうして勃発するのは女同士の言い争いである。
咲夜としてはただ単に早苗と以前の関係に戻りたいという思いがあるが故の行為が。
やはり早苗から見ればどうしても言い寄られているように見えてしまう。
というか、なんかもう生理的に無理という感じになってしまう。
だが、この言い争いは結果から見ればいい方向へと向かった――。
2人は言いあいをする事によって、ようやく真実を知る事が出来たからである。

272 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/30(日) 01:04:26 ID:???
早苗「だって咲夜さん! 私に愛の告白をしたじゃないですか!!」
霊夢「……うわぁ」
咲夜「ちょっ……!? い、いつよ!? してないわよそんな……そ、そんな目で見ないでよ霊夢、魔理沙、妖夢!!
   してないしてない!! 告白なんてしてないわよ!!」
魔理沙「おい早苗、その告白っていつされたんだよ? 咲夜めっちゃ否定してんぞ」
早苗「いつって不夜城カップの決勝の後ですよ! 私のキャプテンマークと鉢巻を交換して……。
   あの鉢巻で愛の告白してきたじゃないですか! 他の人に見つからないようにか知らないですけど、白い糸で丁寧に刺繍して!!」

……… ……… ………

咲夜「は? ……鉢巻? 不夜城カップの後の……刺繍なんてついてたの、あれ?」
早苗「……咲夜さんが作ったんじゃないんですか、あの鉢巻?」
咲夜「え……い、いいえ、違うわよ?」
妖夢「そういえば決勝戦で鉢巻してましたっけ、咲夜さん。 私もあれを作ったのは咲夜さんだと思ってましたが……」
霊夢「そうねぇ……だって、紅魔館でそういう細かい仕事するのってあんたの役目だし」
咲夜「確かにそうだけど……あの鉢巻は違うわよ。 あれは小悪魔が作ったもの。
   私だけは特別にお嬢様から直々に鉢巻を受け取ったけれどね」
魔理沙「……おい、それって……」
早苗「もしかして……レミリアさんが送ったんですか? あの……鉢巻は……」
咲夜「そ、そうよ? で、だからなんなのよその刺繍って。 何が縫ってあったの?」

………

……



273 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/30(日) 01:05:26 ID:???
早苗の説明から30分後。
そこには泣き崩れ酒を浴びるように飲む咲夜と、いたたまれない表情でそれを慰める4人がいた。

魔理沙「な、今日は飲もう。 飲んで忘れようぜ、咲夜……」
咲夜「だから次の日に美鈴に昼食を持っていった時に盛大なため息を吐かれたんだ!
   だからパチュリー様にも蔑んだ目で5日くらい見られ続けたんだ! だから小悪魔に悲しそうな笑顔で肩を優しくたたかれたんだ!
   だからしばらくお嬢様が私が日頃つくのを拒んで霊夢の所にばかり行っていたんだ! だから三杉にも冷笑されたんだ!
   だから妹様にも有無を言わさず弾幕ごっこを仕掛けられたんだ! だから……」
霊夢「あー……そういやあの決勝戦が終わってしばらく、ずっとレミリアうちに遊びに来てたっけ。 えらい機嫌悪いと思ったけど……」
妖夢「これは……同じ従者として、凄く咲夜さんの気持ちがわかります。 なんというかもう、見てられない……!」
早苗「……いや、あの、なんかごめんなさい。 本当ごめんなさい。 黙ってた方がよかったでしょうか……」
魔理沙「遅かれ早かれわかってた事だろ。 早苗が気にするこっちゃねぇよ」
咲夜「うぅぅ……おっ、お嬢様ァ〜……」

従者として優れ、忠誠心も高い事で知られる十六夜咲夜は、しかし、どこか抜けている少女(?)だった。
レミリアから思いの籠った鉢巻を送られて、それを早苗と交換してしまう程度には、抜けていた。
そして、その結果としてレミリアからの施しを無為にしてしまったと知った咲夜は、それはもう泣いた。
もう瀟洒とか完璧とかパーフェクトとかそんな事いってられる次元じゃないくらい泣いた。
でも誰も引かなかった。それだけ咲夜は傍目から見ても痛々しく、弱弱しかった。

274 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/30(日) 01:06:27 ID:???
早苗「ま、まあまあ咲夜さん……私が言うのもなんですけど、その後もレミリアさん、咲夜さんの練習に付き合って下さったんでしょう?
   レミリアさんももう許してますよ」
咲夜「グスッ……ほ、本当? なんだかこの展開だとこの後私は凄く不幸になりそうな気がするんだけど……」
魔理沙「許して貰えてないんなら練習にも付き合わんだろうに……。
    まぁ、大会が終わって紅魔館に帰ってから謝って今まで以上に尽くしゃなんとかなるんじゃねーか?」
咲夜「そうかしら……うぅぅ……」
霊夢「……なんなら私からも言っておくわよ。 つーか、気づきなさいよ幾ら白い糸で刺繍されてたからって!!
   あんたにだけレミリアは手渡ししたんでしょ!?」
早苗「それに気づけないのが咲夜さんの咲夜さんたるゆえんですね……」
妖夢「こ……こういう時は体を動かすに限ります! サッカーしましょう、サッカー! さあ、咲夜さん!」
魔理沙「そうだな、丁度酒も抜けてきた。 咲夜、やるぞ!
    外の世界に行ってヒューイにポジション奪われましたってんじゃレミリアに合わす顔もねーだろ!」
咲夜「うぅっ……そ、そうね……体を動かして……う、うぅっ……お、お嬢様ァァ〜ッ!!」
霊夢「(……無理やり特訓パートに持っていったわね)」

275 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/30(日) 01:07:31 ID:???
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、

★新自機カルテット「4人コーチだけどカードは1枚」→! card★
★咲夜「ここでクラブA出たらどうしよう」→! card★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

咲夜のカードのマークが

JOKER→???「兄弟……お前に日なたの道は似合わない……」 地獄からの住人がやってきた……
ダイヤ→咲夜「やはりタックルで負けてられないわ」  ハート→咲夜「キープ力を上げればヒューイと差別化できるわよね」
スペード→咲夜「パスカットが出来れば万能になるわ」  クラブ→咲夜「ううう…お、お嬢様ァ〜、咲夜は悪い子です〜」

二人の特訓カードのマーク・数字が一致した場合、数値の合計に+5されます。
JOKERの場合は、自動的に相手のマークと一致になります。
二つのカードの合計値が、

35→自責の念が咲夜さんの力となる……! マークに応じた技、更にドリブル技・パスカット技・新スキルを取得し全能力+3。
31〜33→パーフェクト咲夜さん! マークに応じた技、更にドリブル技・パスカット技を取得し全能力+2。
26〜30→咲夜さん十六夜! マークに応じた技、更にドリブル技・パスカット技を取得し全能力+1。
22〜25→咲夜さん従者! マークに応じた技、更にパスカット技を取得。
18〜21→咲夜さん瀟洒! マークに応じた技、更にパスカットフラグを取得。
11〜17→咲夜さん感謝! マークに応じた技を取得(クラブの場合は何もなし)
2〜10→まるで効果無し。 咲夜「おっ、お嬢様ァ〜……!」

276 :森崎名無しさん:2011/10/30(日) 01:07:57 ID:???
★新自機カルテット「4人コーチだけどカードは1枚」→ ハート6

277 :森崎名無しさん:2011/10/30(日) 01:08:06 ID:???
★新自機カルテット「4人コーチだけどカードは1枚」→ クラブ3

278 :森崎名無しさん:2011/10/30(日) 01:09:04 ID:dvafX5So
★咲夜「ここでクラブA出たらどうしよう」→ JOKER

279 :森崎名無しさん:2011/10/30(日) 01:09:10 ID:???
★咲夜「ここでクラブA出たらどうしよう」→ ハート6

280 :森崎名無しさん:2011/10/30(日) 01:09:15 ID:???
なにィ!?

281 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/30(日) 01:09:26 ID:???
なん……だと……?

282 :森崎名無しさん:2011/10/30(日) 01:10:04 ID:dvafX5So
勝ったな

283 :森崎名無しさん:2011/10/30(日) 01:10:27 ID:???
キックホッパー!

284 :森崎名無しさん:2011/10/30(日) 01:11:51 ID:???
地獄兄弟の2人がチームに加入するのかー?

285 :森崎名無しさん:2011/10/30(日) 01:28:21 ID:???
勝った!第一部完ッ!!w

286 :森崎名無しさん:2011/10/30(日) 01:31:49 ID:???
仮面ライダーPADホッパーの誕生だった

287 :森崎名無しさん:2011/10/30(日) 01:44:55 ID:???
こりゃ勝ったわ
チェーンジ キック ホッパ

288 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/30(日) 01:56:29 ID:???
>★新自機カルテット「4人コーチだけどカードは1枚」→ ハート6 ★
>★咲夜「ここでクラブA出たらどうしよう」→ JOKER ★
>咲夜さん十六夜! マークに応じた技、更にドリブル技・パスカット技を取得し全能力+1。
>※咲夜さんがJOKERを出したので追加イベントが発生します。
========================================================================================
咲夜「(そ、そうよ……お嬢様のご厚意を無駄にしない為にも……嘆いている暇なんて無い……!
    今の私に必要な事……それは、お嬢様の顔に泥を塗らぬよう、ただ努力を重ねる事!
    紅魔館の一員として、恥じないプレーを出来るようにする……! それこそが私にいま出来る事なのよ……!)」

咲夜は怒った。己自身を恥じ、怒った。
レミリアの厚意に気づかず、それどころかそれを蔑ろにした己を恥じた。
それに気づかぬまま鉢巻を交換し、早苗にいらぬ誤解を与えてしまった己を恥じた。
そして、ただそれに対して泣くだけだった己すらも恥じ、怒った。
基本的に何をやっているのか職を持っているのかよくわかんないうやむやな者たちが多い幻想郷の中で。
際立って職業意識が高く、レミリアの従者である事を誇りとする十六夜咲夜は。
その自身の無神経さと甘さ、軽率さを恥じ、怒った。
その思いは、練習の成果として見る間に現れていった。

289 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/30(日) 01:57:29 ID:???
キュッ……グッ……!

妖夢「と、取れない……!」
咲夜「これが私のパーフェクトキープよ!」

粘り強いキープ力は一層増し。

シュパパンッ! ダダッ! バッ!!

咲夜「そしてこれが私のパスカット――チェックメイドよ!!」
魔理沙「ありゃ……私と霊夢のワンツーをカットできるようになっちまったか」
霊夢「(……どうでもいいけど、レミリアがいなくても大概なネーミングセンスよね)」

更にはパスカットでは機敏な動きを見せるようになった。
しかし、こうして咲夜が着実に成長を続け、日なたの道を歩くのを否定する男がいた。

290 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/30(日) 01:58:29 ID:???
???A「いいよなぁ……所詮ただの互換キャラは……どうせ俺なんか……」
???B「やっちゃおうよ、兄貴!」
咲夜「!? な、何者!?」
妖夢「曲者ですか!? よし、斬る!」
霊夢「待ちなさい妖夢、相手は人間よ」

練習を続ける咲夜たちの前に突如現れたのは、マスクをつけた奇妙な男たちであった。
どこからどう見ても不審者全開なこの男たちを目にして妖夢はすかさず斬りかかろうとするのだが、
霊夢がそれを寸での所で止め、男たちを睨み付ける。

霊夢「誰、あんたら? 人里とかでも見かけた事が無いんだけど?」
???A「俺たちは所詮地獄の住人……日なたを歩く巫女なんかの目にかかる筈が無い……」
???B「兄貴、やっちゃおうよこんな奴! 性的な意味で!」
魔理沙「つーかなんの用だ? 事と次第によっちゃ力づくで帰ってもらうぜ?」

警戒をする魔理沙達を前にしても男たちは涼しい顔(マスクをしているのでわからないが多分そう)で笑み。
そのマスクに手をかけながら言う。

???A「そんなに知りたければ教えてやろう……俺たちは……」

先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、

★地獄からの使者→! card★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

JOKER→佐野「俺だァ!」 ビクトリーノ「俺だァ!!」 何やってんスかイヌカマッセ
ダイヤ→矢車「地獄の住人だよ……」 影山「穢してやる、太陽なんて!」 本家本元!
ハート→○池「パーフェクトも瀟洒も無いんだよ……」 ○前「兄貴はやっぱり最高だよ……」 早苗さんの地元からの刺客!
スペード→阿部瑠「いいのかい、俺はノンケでも……女しかいねぇ!?」 呂出井「私はどうせ駄目なんだ……」 異世界からの刺客!
クラブ→慈円手入「カルチョはジャポネーゼがやるスポーツじゃないぜ」
    マッケンジー「俺の手の届かない所でNo.1争いするなよ……」 おい1人目、お前もうスレで出てただろ

291 :森崎名無しさん:2011/10/30(日) 01:58:48 ID:???
★地獄からの使者→ スペード7

292 :森崎名無しさん:2011/10/30(日) 01:59:15 ID:???
★地獄からの使者→ ダイヤ8

293 :森崎名無しさん:2011/10/30(日) 01:59:53 ID:???
JOKERwww

294 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/30(日) 02:00:25 ID:???
モリブレムさん、滝さん、事後承諾の形ですがキャラお借りします。

それでは地獄からの使者がやってきた所で本日はここまで。
お疲れ様でした〜。

295 :森崎名無しさん:2011/10/30(日) 02:00:26 ID:???
惜しい。

296 :森崎名無しさん:2011/10/30(日) 02:02:23 ID:???
オツデシター

とりあえずJOKER見て腹筋崩壊しましたわw

297 :森崎名無しさん:2011/10/30(日) 02:03:27 ID:???
ハートが見たかったw
というか反町のいる時空に○前はやばいww

298 :森崎名無しさん:2011/10/30(日) 02:05:16 ID:???
というか全員出て欲しかったw

299 :森崎名無しさん:2011/10/30(日) 02:19:58 ID:???
乙でしたー
咲夜さんが成長する
ヒューイが落ち込む
反町が助ける
師匠だーい好き!ちゅっちゅ!

大 勝 利

300 :森崎名無しさん:2011/10/30(日) 02:40:55 ID:???
この二人なら万一リアルファイトになっても一方的に虐殺はされなさそうだな



…所でこれもしハートだったら
>???B「兄貴、やっちゃおうよこんな奴! 性的な意味で!」
を○前が言ってたんだよな
ハートじゃなくて良かったぜw

301 :森崎名無しさん:2011/10/30(日) 03:26:46 ID:???
今回は叶わなかったが、いつか「反●と○前、二人は魔王」を見てみたくはあるw

302 :森崎名無しさん:2011/10/30(日) 14:02:16 ID:???
そういやキャプテンとしての評価値しかないけど大会前での評価値も残ってるんだったっけ
もしあったらキャプテン評価がMaxでも支持率も上がるし良いかもな

303 :森崎名無しさん:2011/10/30(日) 15:42:31 ID:???
地獄からきたあの松山とここの早苗さん出会ったらどうなってしまうんだ

304 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/30(日) 23:32:38 ID:???
>>295
???「兄弟……お前も北海道に来い……」

>>296
乙感謝です。ビクトリーノが幻想入り。

>>297 >>301
○前さんと反町が合わさり魔理沙が泣きを見る事になる。

>>298
収集つかなくなっちゃうYO!

>>299
乙感謝です。
反町「ヒューイペロペロ(^ω^)」
???「許早苗ですよ(ニコッ」

>>300
ハートが出てたら……
ダイヤのQさん「に、逃げるんだぁ……勝てっこない……奴は伝説のスーパーKさんなんだぞ……」

>>302
はい、大会前の評価値……感情値のようなものは残ってますね。

>>303
ここの早苗さんは松山とは全然面識ないです。

305 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/30(日) 23:33:39 ID:???
>★地獄からの使者→ スペード7 =★
>阿部瑠「いいのかい、俺はノンケでも……女しかいねぇ!?」 呂出井「私はどうせ駄目なんだ……」 異世界からの刺客!
===================================================================================================================
マスクを剥がし現れたその顔を見せた男たち。
一人は屈強な肉体を持った緑の髪をした美男子。
そして、もう一人はこれまた鍛え上げた肉体を持つ茶髪の美男子であった。

霊夢「……ウホッ、いい男」
魔理沙「霊夢ェ……」

この美男子の登場を前に、面食いである霊夢は少しだけ喜色ばんだ声を上げ、これを魔理沙が突っ込む。
一方で姿を現した男たちの片方――緑髪の男、阿部瑠は何故か肩を下げて落ち込んでいた。

阿部瑠「何故女しかいないんだ……おかしいだろ……男女比率的に考えて……」
早苗「そうは言われましても……そもそもこのシリーズ、男性キャラクターは少ないですし……」
妖夢「パプワくんに何故女が登場しないんだと言っているようなもんですよね」

何故かこの場に女性しかいない事を嘆く阿部瑠。
突っ込みたい衝動にどこかかられる一同だが、突っ込んだらいろんな意味で危険な気がした為にスルーしつつ。
結局の所、一体全体何をしにここにやってきたのかと問いかける。

咲夜「それで? 阿部瑠と……呂出井だっけ? 貴方達は一体何の用があってここに来たの」
阿部瑠「うむ、よくぞ聞いてくれた。 それというのも……十六夜咲夜。
    君を我が地獄イレブンに加入させる為にやってきたのだ!」
妖夢「なにィ!?」
早苗「地獄イレブン……ってなんでしょう?」
呂出井「日なたの道を歩けない闇に落ちた住人の安住の地……それが地獄イレブン……。
    さぁ、貴女も一緒に行こう……ピリオドの向こう側へ……」
妖夢「……なんかパルスィに似てる」
霊夢「うん、それは私も思った」

306 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/30(日) 23:34:43 ID:???
阿部瑠と呂出井の目的――それは、咲夜を自分たちのチームへと加入させるというものだった。
地獄に落ちる――即ち、なんかこう大口をたたいた割には大活躍が出来なかったり。
或いは強い筈の設定なのに引きのせいで格下相手にも負けちゃったりポストっちゃったりしたキャラを。
阿部瑠と呂出井がいるチームは探し続けていたらしい。

咲夜「ちょっと待ちなさい。 私は別に試合で大ポカとかはしてないわよ」
阿部瑠「しかしお前は地獄を見た筈だ……主君の厚意を捨て去るという、従者として許されざる行為をした為にな」
咲夜「うぐぅっ!?」
呂出井「私に本当に騎士としての資格があるのか……ふふ、どうせ私なんか……」
魔理沙「おい……なんかあっちの方勝手に落ち込んでるぞ」
霊夢「放っておきなさい。 元スレの方ではとっくに立ち直ってるわ。 突破にも成功してるし」

咲夜は試合で大ポカこそしていないものの、しかし、地獄を一度見た為に。
地獄イレブンへの加入資格は十分にあると2人は判断した。
その指摘を受けて咲夜は一瞬呻くものの……即座に首を振り、断固として断る。

咲夜「冗談じゃないわ……悪いけれど、他を当たってくれないかしら?
   外の世界ではお嬢様が待っているの……お嬢様を満足させるべくお嬢様と戦う為にも……。
   あんた達みたいなのに構っている暇なんて無いのよ」
阿部瑠「……まあ、そう簡単についてきてくれるわけはないよな。 なら、一つ勝負でもしようじゃないか」
咲夜「勝負ですって?」
阿部瑠「そうだ……俺たちが今からサッカーでお前と勝負をする。 その中でお前さんが一勝でも出来ればこの話は無しにしようじゃないか。
    だが……勝てなければ俺たちについてきてもらう。 それでどうだ?」
早苗「待ってください! そんなの咲夜さんに何のメリットも無いじゃないですか! 賭けになってませんよ!」
咲夜「……いいわよ。 その勝負、乗ってあげる」
早苗「!? 咲夜さん!?」

307 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/30(日) 23:36:29 ID:???
阿部瑠の無茶苦茶とも思える勝負の提案に、早苗は反論をするが……。
咲夜は涼しい微笑を浮かべつつ、今度は首を縦に振りいとも簡単に承諾をする。

早苗「な……い、いいんですか咲夜さん!?」
咲夜「実力でねじ伏せてしまえば何の問題も無いのでしょう? いい事、2人とも。 私が勝ったら何も言わず速やかに帰りなさい。
   無論、負けたら素直についていきましょう」
阿部瑠「嬉しい事言ってくれるじゃないの。 それじゃ、トコトン喜ばせてやるからな。
    よし……まずはお前からいけ、呂出井。 俺たちの力を見せつけるんだ!」
呂出井「わかりましたよ、阿部瑠さん……」
魔理沙「(咲夜も大概負けず嫌いだよなぁ……。 ……しかし、どの程度の実力者なんだこいつら?)」
霊夢「(幻想郷界隈での実力者なら、私たちが知らない筈が無いんだけど……)」

紅魔館の一員として、挑まれた勝負から逃げ出す訳にはいかない。
更に言えば、話し合いで拒否をしようとも付きまとわれる可能性を加味すれば、ここで実力を行使し有無を言わせず帰ってもらった方がいい。
そういった考えを持って咲夜は勝負を肯定し、約束を取り付け、勝負は始まる。
まず最初は、阿部瑠の後輩的立ち位置――自らに自信が持てない青年、呂出井との勝負となる。

トトトトッ……

呂出井「いいよなぁ……自分に自信がある人は……。 どうせ私なんか……」
咲夜「貴方の世界も私のもの……。 ボールは貰うわ!」

308 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/30(日) 23:37:34 ID:???
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、
★呂出井→ ! cardドリブル 52 +(カードの数値)=★
★咲夜→ ! cardタックル 57 +(カードの数値)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→呂出井が抜いた! やっぱり呂出井さんは復活したんや!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。勝負は引き分け。
≦−2→咲夜さんは鬼だった……。

【補正・備考】
呂出井:ダイヤで「華麗なドリブル(+3)」
咲夜:ダイヤかハートで「切れたナイフタックル(+3&吹っ飛び係数4)」

309 :森崎名無しさん:2011/10/30(日) 23:37:55 ID:???
★呂出井→  ダイヤ2 ドリブル 52 +(カードの数値)=★

妖夢にはスカウトないの?立派なPK地獄の住人だし

310 :森崎名無しさん:2011/10/30(日) 23:38:00 ID:???
★呂出井→  ダイヤA ドリブル 52 +(カードの数値)=★

311 :森崎名無しさん:2011/10/30(日) 23:38:02 ID:???
★呂出井→  ハート9 ドリブル 52 +(カードの数値)=★

312 :森崎名無しさん:2011/10/30(日) 23:39:36 ID:???
★咲夜→  クラブ7 タックル 57 +(カードの数値)=★

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