キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【待ち受ける】幻想のポイズン54【天才たち】
1 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/10/23(日) 23:20:43 ID:???
全幻想郷JrユースのFW、反町一樹が幻想郷・外の世界のサッカー界に旋風を巻き起こすというスレです。
この話はキャプテン森崎のパラレル作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
もしかしたら他のアニメや漫画、小説などからもキャラが出たりするかもしれませんがご了承下さい。
本編のように、選択肢を選んだりカードを引いたりして物語が進んでいきます。
【前スレ】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1309872386/l50
[前スレのわかりやすいあらすじ。]
博麗霊夢・霧雨魔理沙・東風谷早苗・十六夜咲夜・魂魄妖夢という主力選手たちが離脱し戦力に不安の残っていた幻想郷Jrユース。
初戦のウルグアイを2−1で下し、次なる相手は堅固な守備と爆発的な得点力を売りにしたイタリアJrユース。
閻魔様の堅固な守備力、ヘルナンデスの意地のセービングに何度もチャンスを阻まれ苦戦を強いられるも。
フランドールの退場から流れを取戻し、パルスィのアシストの効果もあって3−2と辛うじて勝利を収める幻想郷だったが。
その後、アルゼンチンvsウルグアイ戦を見て天才のプレーに戦慄をするのだった。
パチュリー「もう駄目だ……おしまいだぁ……(威厳的に考えて)」
リグル「MFたちが使えない。もっと私にパスを出すべき。それなら10−0くらいになってた」
フラン「私はロッカールームで体育座り」
パルスィ「オータムスカイズへの評価が±0になったけど、すぐ−1になる予定。妬ましいから」
ヘルナンデス「ハットトリックされたけど、そんな事よりフランちゃん可愛い! 退場は気にしなくていいよ! ちゅっちゅ!」
ディアス「天才だから1試合6ゴールとか余裕。 15分で3ゴールも超余裕」
???「穣子さんルート? そんなのある訳ないじゃないですか。 浮気は絶対許早苗ですよ(ニコッ」
うどんげ「新シュートの名前? 『幻の月(インビジブルハーフムーン)』かな(キリッ」
ロリっこパラダイスなイタリアを相手に辛くも勝利をする事が出来た幻想郷。
しかし、第三戦のアルゼンチン戦はあらゆる意味でここまでの試合とスケールが違いそうだぞ!
大丈夫か!?大丈夫なのか!?ゲームバランス的に考えて!
そんな幻想のポイズン54スレ目、これからもよろしくお願いします。
333 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/10/31(月) 01:51:03 ID:???
>★阿部瑠→ ハート8 ドリブル 55 +(カードの数値)+(高速ドリブル+4)=67★
>★咲夜→ JOKER タックル 57 +(カードの数値)+(切れたナイフタックル+3)=75★
>≦−2→咲夜さんマジ瀟洒。
>※咲夜がJOKERを出して勝利した為全能力+1、更に「切れたナイフタックル」の発動率が3/4に!
=============================================================================================
ズダダダダッ! シャシャシャーッ!!
魔理沙「へぇ……」
霊夢「ふーん……」
早苗「これは……中々……」
妖夢「上手い……!」
霊夢、早苗、魔理沙、妖夢――いずれも幻想郷界隈では、言わずと知れたドリブルの名手として知られる選手達である。
そんな彼女たちが息をのみ関心をする程には、阿部瑠のドリブルは上手く、巧みで、速かった。
それは選手のタイプとしては、小手先のテクニックで翻弄する霊夢や早苗。
持ち前のパワーで強引に突破をする魔理沙と違い、どちらかと言えばスピードを生かす妖夢のそれに近い。
妖夢の芸術的なドリブルには及ばないまでも、それでも高速で繰り出されるフェイントは読みにくく。
如何な咲夜でも、このボールをカットするのは難しいかと思われた。
咲夜「(確かに上手く速い――しかし……!)」
ギュッ! ズバァァァァアアアアアッ!!
咲夜「たァァァァァアアアッ!!」
阿部瑠「アオ――――――――ッ!!」
バシィィ―――ッ!!
しかし、十六夜咲夜はその阿部瑠のドリブルを完璧に堰き止めた。
ボールをこぼれ球にするのではない、完全なる勝利。
それは正しくパーフェクトメイドと言うにふさわしいまでの、完全なる勝利だった。
334 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/10/31(月) 01:52:12 ID:???
咲夜「……ふぅ」
霊夢「へぇ……随分気合入ってるわね。 今なら私でも抜くのはちょっと厳しいかな?」
咲夜「今も昔も抜けないわよ……私は紅魔スカーレットムーンズの守備を担うボランチ。
バイタルエリア以下は全て私の世界――あらゆるボールは私のものよ」
妖夢「(私じゃ相手にもならないですね……パルスィなら……。 いや、パルスィでも厳しい……?)」
ボールを奪い、立ち上がった咲夜に浴びせられるは仲間たちからの勝利を喜ぶ声。
それに対して咲夜は瀟洒に笑みを見せ、片手をひらひらと振りながら喜びを分かち合う。
先ほどまで泣いていた少女(?)と同一人物とは、とても思えない振る舞いである。
そして、一方で立つ瀬が無いのは阿部瑠と呂出井の2人である。
勝負の結果はいずれも惨敗、悔しい程にまで咲夜に対して彼らは歯が立たなかったのだ。
阿部瑠「悔しい事やってくれるじゃないの……やれやれ、イイ男がこんな結果じゃ示しがつかないな」
早苗「どちらかといえば咲夜さんが絶好調だった……という感じですから、気にされる事ではないと思いますよ?」
呂出井「いいよなぁ……人を慰める余裕がある人は……。 どうせ私なんか……」
咲夜「貴方達にも貴方達の使命があったのでしょうけれど……私にも私の誇りと矜持がある。
紅魔館の一員、レミリア=スカーレットの従者としての矜持がね……。
見ず知らずの選手にそう簡単にやられる訳にはいかないのよ」
阿部瑠「その主君の厚意を裏切ったのに……まだ主君の為に戦えると信じているのかい?」
咲夜「当然でしょう。 ……先ほどまでは私は確かに落ち込んでいたわ。
けれど、それを悔いている間は無い……時は金なり、ただ悔悟をして時間を浪費するよりも、私はお嬢様の為に懸命に動く。
それこそが私がここに今いる意味なのよ」
阿部瑠「なるほどね……それがお前さんの強さの秘訣って事か……」
完全で瀟洒な従者――十六夜咲夜。
彼女は誰よりもレミリアに尽くし、レミリアを慕い、レミリアの為に存在していた。
その従者としてのプライドこそが彼女の強さの源であり、生きる意味でもある。
咲夜の言葉に阿部瑠と呂出井は感慨深げにため息を吐き、頬をかいて頭を下げる。
335 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/10/31(月) 01:53:24 ID:???
呂出井「主君の為に常にあり続ける……それこそが騎士の役目……それなのに私ときたら……」
阿部瑠「やめておけ呂出井……俺たちはもはや、日なたの道を歩けない……」
咲夜「……貴方達の事情は聴かないわ。 聞いても意味が無いしね」
阿部瑠「そうしてくれると助かる。 約束通り、勧誘はもうしない……俺たちはもう、お前の前に姿は現さんよ」
魔理沙「そういやお前ら、結局何者だったんだ? 幻想郷の奴らじゃねぇよな?」
呂出井の肩を抱きながら、そのまま背を向けて歩き出す阿部瑠。
恐らくはもう今後、会う事は無いだろうという予感を誰もが持つ中。
不意に魔理沙が問いかけると、阿部瑠はくるりと振り返り呟いた。
阿部瑠「言ったろう? 俺たちは……地獄からの使者さ。
日なたの道を歩く者たちに俺達の姿は見えない……俺達に幻想郷も外の世界も関係ない……」
咲夜「………………」
阿部瑠「十六夜咲夜。 友を、仲間を――主君をお前のその力で守ってやれ。 ……俺の分まで」
咲夜「…………ええ。 さようなら、阿部瑠」
そうしてまた、阿部瑠は歩き出した。
彼はもう振り返らず、咲夜ももう声をかけなかった。
………
……
…
336 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/10/31(月) 01:54:36 ID:???
魔理沙「なんつーか変な奴らだったな……パルスィが可愛く見えるぜ」
早苗「まあ……確かに、個性的でしたね」
霊夢「でも顔だけは良かったわね」
妖夢「霊夢……いくら顔が良くても……」
霊夢「あれで金もってりゃ最高だったわね」
魔理沙「霊夢、お前にはロマンが足りんぜ」
阿部瑠達が立ち去ってから10分後、5人組はサッカー道具などを片付けながら先ほどまでいた男たちについて話し合っていた。
よくも悪くも、インパクトが強すぎた阿部瑠達。
霊夢らはああでもないこうでもないと和気藹々と談笑していたのだが……。
その輪から1人外れていた咲夜は、不意に物陰であるものを見つけていた。
チャリッ……カタ
咲夜「これは……?」
木に立て掛けるようにして置かれていたのは、巨大な一本の槍。
そして、その傍らに寄り添うようにして置かれた奇怪な形をしたブレスレット。
それらを拾い上げた咲夜は、まずはしげしげとその一本の槍を観察する。
ナイフなど小型の刀剣類にはある程度の造詣がある咲夜も、ことそれ以外の武器類には詳しい訳ではない。
しかし、そんな咲夜にもわかる程の――いわゆる"本物"だけが持つオーラを、その槍からは確かに感じ取れた。
咲夜「な、何よこれ……!?」
妖夢「咲夜さん……な、なんですその槍は!?」
咲夜「わ、わからないわ。 いつの間にかそこの木に立て掛けられていたのよ……」
妖夢「そんな……!? だ、だってこれ……ちょっと見ただけでもかなりの業物だってわかりますよ!?」
咲夜「やっぱりそうなの?」
妖夢「私の楼観剣や白楼剣にも負けず劣らない……い、いや……もしかしたらそれ以上……? な、なんですこれ……。
こんな凄い槍、見た事が無い……!」
魔理沙「なんだなんだ? どうした?」
337 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/10/31(月) 01:55:38 ID:???
そして、刀剣類マニアと言って差し支えない程の戦闘オタク――魂魄妖夢はこの槍にいち早く反応した。
やはり彼女の見解でも、この槍は国宝級の業物であるらしく。
そんなものがどうしてこんな木に立てかけてあったのか、と一同は首を傾げ……。
やがて霊夢は一つの結論を出す。
霊夢「あの阿部瑠と呂出井とか言うのが置いてったんじゃない?」
咲夜「えぇっ!? な、なんで……!?」
霊夢「賭けの代償とか。 ほら、あいつらが勝てば咲夜がチームに加入する……って事になってたけど。
逆にあいつらが負けても何も無かったでしょ?
まあ、実際それならそれであいつらが『こっちが負けてもなんにもなしよ、はいさいなら』つって帰っても不思議じゃないけど……」
早苗「なるほど……阿部瑠さんたちはそれを好しとせず、代価を置いて行ったという事ですか……」
妖夢「そんな!? こんな業物、代価としては高すぎます!!」
霊夢「それを決めるのはあんたじゃないわよ、妖夢」
妖夢「うぐっ……!」
咲夜「阿部瑠……」
真実はどうなのかは、阿部瑠達がいなくなった今、わからない。
しかし、ここにこの槍が存在する理由はそう考えるよりほかに無い。
妖夢の言うように賭けの代償として払うには、些か駄賃が多すぎるような気がしないでもないが……。
霊夢「こちらが負ければ咲夜自身を差し出していた。 つまり、阿部瑠は咲夜とその槍を同等として考えたという事でしょ」
咲夜「………………」
魔理沙「過大評価――にしちまう訳にはいかんよな、咲夜?」
咲夜「ええ……もちろんよ」
そう、阿部瑠は恐らく……咲夜の対価とするならば、この槍が相応しいと考えたのだろう。
ならば、咲夜はこの槍の価値に見合うような結果を残し続けなければならない。
サッカーでも、そして……レミリアの従者としても。
それがおそらく、阿部瑠の望む事なのだろうから。
338 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/10/31(月) 01:56:41 ID:???
ブブブブブブ……
早苗「えっ……ハ、ハチ!?」
妖夢「でも……なんかこのハチ……形が変なような……」
魔理沙「にとりが見たら喜びそうだな……機械か何かか?」
そして、不意に一同の目の前に現れたのは巨大なハチ――の形をした、何かの機械だった。
それは何もない上空から突如飛来し、辺りを旋回しながら咲夜の周囲を飛び回り始める。
これには一同も目を丸くして驚いていたのだが……咲夜は特に何も驚かず、槍の他に置かれていたもう一つの阿部瑠の置き土産。
"ライダーブレス"をその左腕に装着し、右手を広げてそっとその場へとハチ――"ザビーゼクター"を誘導する。
霊夢「……それもまた、あいつらが置いてったの?」
咲夜「多分ね……」
妖夢「そ、それは一体どんな道具なんです……?」
咲夜「わからないわ。 多分、だけど……私にはきっと不要なものなんだと思う。 これは本来、力を持たない人間の為の道具だから。
けれど……これが……このザビーゼクターがここに来た理由は、私にはなんとなくわかるわ」
言いながら、咲夜はザビーゼクターをライダーブレスへと取り付け、正面になるよう回転させる。
……何も起こらない。
ブレスレットから音が聞こえる訳でもなく、当然、咲夜の体が変質する訳でもない。
ただ、その瞬間、咲夜の中で何かの声が聞こえた。
かつて栄光を求め、しかし、地獄へと落ちて行った男たちの悔恨の声を……。
咲夜「………………」
霊夢「咲夜?」
咲夜「霊夢、魔理沙、妖夢、早苗。 外の世界へと行けるようになったら……必ずすぐに戻り、チームに合流するわよ」
魔理沙「言われるまでもないぜ。 ……しかし、どうしたんだ咲夜? 今更そんな事言うなんて」
咲夜「そうね……ただ、早く戻らなければ……組織としての立ち位置もすぐに失われてしまう。 そう思っただけ。
それに、早く戻らなければ……折角合宿で掴んだ味方とのコンビネーションの感覚が薄れてしまうでしょう?」
339 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/10/31(月) 01:57:46 ID:???
ザビーゼクターを装着した瞬間、十六夜咲夜の中で何かが変わった。
いや、それは変わったというよりも――もともとあるものが、より一層研ぎ澄まされたと表現した方が近いかもしれない。
十六夜咲夜は、しばしば完全で瀟洒な従者として表現をされる事がある。
それは偏に、彼女の働きぶりが完璧――パーフェクトと呼ぶに相応しいものだったからだ。
しかし、普段のレミリアの従者としての彼女がパーフェクトと呼ぶに相応しい働きをしていたからといって、
サッカーをする彼女が同義という訳ではない。
幻想郷の名ボランチとして知られていた彼女であったが、そんな彼女にも勝てない相手は山ほどいたのだから。
だが、彼女はこの時、ザビーゼクターの声を聴く事によって理解をした。
個人としての完璧さというものもあるが、それと同時に、組織としての完璧さというものもあるのだという事を。
そして、それはサッカーにも活用が出来るという事に。
咲夜「私のいる中盤の底は、必ず抜かせない。 仲間と協力をし、組織として最高のプレーをし守る。
完全調和(パーフェクトハーモニー)を目指すわよ、皆!」
十六夜咲夜はこの時、ボランチとしての完全なる才能を開花させた。
誰もが認める幻想郷No.1ボランチとなる為のステップを、5段飛ばしくらいで上った。
霊夢「……でも私博麗の巫女だし(スキル無効化能力)。 あれ、味方のスキルは無効化しないんだったかしら? どうだっけ?」
魔理沙「私FWだぜ」
早苗「GKですしおすし」
妖夢「……試合に出れるかどうかすら」
咲夜「ギャフン!?」
ただし、残念ながら彼女の熱い宣言は軽く流されて終わってしまった。
咲夜「……あれ? なんか私ギャグキャラになってない? こんなに瀟洒なのに」
魔理沙「20スレくらい前からそうだよ」
※咲夜がスキル「完全調和」を習得しました。更に謎の槍を入手しました……。
340 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/10/31(月) 01:58:46 ID:???
〜大会4日目 幻想郷Jrユース 宿舎〜
こうして咲夜が大幅なパワーアップを果たしているとは露知らず。
外界の幻想郷Jrユースの面々は、今日もまた練習に精を出していた。
アルゼンチン戦を明日に控えたこの日、流石に一同の練習もいつにもまして苛烈である。
輝夜「(いい調子ね……特にうどんげがまた伸びてくれたのが何よりありがたい……。
未だに得点力としては数えにくいけれど……選択肢が増えるだけで十分。
……アルゼンチン戦のスタメン、練り直した方がいいかしらね)」
輝夜はそんな一同を見ながら笑みを浮かべ、頭の中で明日のスタメンについて再構築をし始める。
実際に見たディアスの凄まじさ、そして、伸びてきた味方選手達。
勝つにはどのように戦術を練り、誰を起用するのか――それを考えるのが、彼女の仕事である。
そして、監督が考えるのが仕事ならば選手達は強くなるのが仕事。
幻想郷Jrユースキャプテン、反町一樹もまた、午前の練習に向かおうとしていた。
反町「今日はDグループの試合はイタリア対ウルグアイ、アルゼンチン対フランスだったっけな。
どっちも松岡さんが見てくれてるから、今は練習に集中しよう。
なんだか昨日全然成果が出なかったし……今日は特に頑張らないとな。 さて、今日はどうしよう?」
341 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/10/31(月) 01:59:54 ID:???
どの練習をしますか?
もう上がらない:シュート(59)
やや上がり難い:ドリブル(55)、パス(53)、タックル(54)、ブロック(53)
普通:パスカット(52)、せりあい(52)
持ってるフラグ:ドリブル・パス・せりあい
A.個人練習
B.他者の練習を補助
C.他者に練習を補助してもらう
D.他者と一緒に練習する
先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
342 :
森崎名無しさん
:2011/10/31(月) 02:01:08 ID:+sT0b/Qc
C
343 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/10/31(月) 02:02:47 ID:???
咲夜さんがたくさんかけてうれしかったけれどぶっちゃけネタもなんもなかった行き当たりばったりだったので難産でした。
時間かかってごめんなさいです。
それでは、本日はここまで。お疲れ様でした。
344 :
森崎名無しさん
:2011/10/31(月) 02:04:56 ID:HqLc7T32
C 乙でした
345 :
森崎名無しさん
:2011/10/31(月) 02:08:14 ID:???
乙でしたー
完全調和な咲夜さんか。ヒューイにあんたは不協和音だなんて言われんように頑張ってくれ
346 :
森崎名無しさん
:2011/10/31(月) 02:21:42 ID:???
乙でした
冗談で言ったがまさか本当にグラディウスを手に入れてしまうとは……
新スキルは味方補助だろうか、穣子と組んでドイツコンビっぽくしたらかなり強そうだ
咲夜さん達が戻ってきたら早苗さんから事情を聞いておかないと
347 :
森崎名無しさん
:2011/10/31(月) 02:36:19 ID:???
咲夜
「私が参加するプレーでは、
人数補正が多く掛かるチームスキル!
それが"パーフェクト・ハーモニー"よ!」
霊夢
「ごめん、私チームスキルも無効化するんだわ」
咲夜
「どうせ私なんか・・・」
348 :
森崎名無しさん
:2011/10/31(月) 11:40:29 ID:???
というか阿部さんが意外にかっこよかった
349 :
森崎名無しさん
:2011/10/31(月) 11:58:16 ID:???
だが金は持ってないから霊夢さん的には結局アウトやね
350 :
森崎名無しさん
:2011/10/31(月) 18:53:46 ID:???
顔よくて金持ち……もうこたんだ!
351 :
森崎名無しさん
:2011/10/31(月) 19:42:48 ID:???
Mなもうこにはゆうかりんがおるではないか
352 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/10/31(月) 20:23:29 ID:???
>>344
どうも乙感謝ですー。
>>345
ヒューイ「姉貴ぃ……麻婆豆腐が食べたいよぅ……」
>>346
新スキルの効果については試合で披露してからのお楽しみです。
>>347
霊夢さんはほんまに鬼畜巫女やで……。
>>348
阿部瑠さんはいい男です。
>>349-351
霊夢さんは男の趣味もいい感じにリアリストですねw
そして、忘れていましたが……。
※双方の誤解が解けた事で早苗と咲夜の関係が改善されました。
咲夜の早苗に対する評価が+4されました。
咲夜→(大嫌い)→早苗 早苗→(NO THANK YOU)→咲夜 が消滅しました。
>C.他者に練習を補助してもらう
===================================================================
反町「(そうだな……昨日に続いてディフェンス練習をするのもありだけど……。
……いや、ここは一旦他の練習をしてみた方がいいかも?
うん、そうだな……よし、午前中は誰かに練習を補助してもらおう)」
先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
持ってるフラグ:ドリブル・パス・せりあい
※練習を手伝ってもらう選手の名前を明記して下さい。
「パチュリー」「輝夜」も選択出来ます。
※右記のメンバーは指名出来ません。「霊夢」「魔理沙」「早苗」「咲夜」「妖夢」「松岡」
353 :
森崎名無しさん
:2011/10/31(月) 20:26:06 ID:vTofIr8+
パルスィ
354 :
森崎名無しさん
:2011/10/31(月) 20:28:13 ID:HqLc7T32
妹紅
355 :
森崎名無しさん
:2011/10/31(月) 20:29:58 ID:uOpvdCbo
妹紅
356 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/10/31(月) 20:43:04 ID:???
>妹紅
====================================================================
反町「(そうだな……ここは妹紅さんに頼んでみるか)」
誰かに練習を補助してもらうには、まず、そもそも素直に自分に教えてくれる人に補助を頼まなければならない。
これは簡単そうに見えて意外に難しい問題でもある。
反町を高く評価してくれていても自分の練習を優先させる人もいれば、そのまた逆もいるのだから。
しかし、今回反町が練習を補助してもらう事を頼んだ相手――藤原妹紅に関しては、そういう点では当たりの人材であったと言える。
妹紅「え? 練習手伝ってほしい? うん、いいよ! やろうやろう! 友情タッグトレーニングだね!!」
反町「(タッグ……とは少し違うんだけどなぁ)」
自らがチームで活躍をするのは二の次三の次であり、試合を通して相手と友情を培う事を何より重視する妹紅。
そんな彼女は自主練習もそれなりにこなしはするが、それ以上に仲間の力になれる事を嬉しく思う性格をしていたのである。
反町「えっと……それで、妹紅さんが俺に教えられる技ってどんな感じですか?」
妹紅「そうだねー……反町もだいぶ技が増えてサッカー上手くなったし、結構やれる事も限られてるかな。
うん、こんな感じ!」
覚えやすい:タックル技、クリアー技
普通:ダイレクトシュート技、パスカット技、ブロック技
覚えられない:ドリブル技、パス技、地上シュート技、トラップ技
反町「(……オールラウンダーとはいえ、もうほぼDFの位置が固定だしな。
教えてもらえるのは基本的にディフェンス技か。 さてどうしよう……?)」
357 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/10/31(月) 20:44:05 ID:???
A.タックル技
B.クリアー技
C.ダイレクトシュート技
D.パスカット技
E.ブロック技
先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
358 :
森崎名無しさん
:2011/10/31(月) 20:45:36 ID:HqLc7T32
A
359 :
森崎名無しさん
:2011/10/31(月) 20:45:55 ID:???
A
クリアー覚えても仕方ないしな
360 :
森崎名無しさん
:2011/10/31(月) 20:47:04 ID:RnDLaVOY
A
sageてた
361 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/10/31(月) 20:56:22 ID:???
>A.タックル技
============================================================
反町「(クリアー……は、すぐに覚えられそうだけどする機会が少なそうだ……。 俺、FWだし。
それを考えると……うん、タックルを教えてもらった方がいいかもな。
ディアスと戦う事を想定すれば、タックルを鍛えておかないと……)妹紅さん、タックルを鍛えてください!」
妹紅「オッケーオッケー! よし、それじゃ頑張ろうね反町!」
反町「はい!」
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、
★反町のタックル練習→(! dice+! dice)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
※反町のタックル経験値は「0/10」です。
5到達でフラグ、10到達で技を取得できます。
362 :
森崎名無しさん
:2011/10/31(月) 20:56:46 ID:???
★反町のタックル練習→(
4
+
2
)=★
363 :
森崎名無しさん
:2011/10/31(月) 22:11:18 ID:???
そういえばポイズンさんは
一輪さんに人気投票で票を入れる程度の好みだったな
(投稿日にマイリスト登録した動画を見つつ)
364 :
森崎名無しさん
:2011/10/31(月) 23:46:44 ID:???
さて次は穣子かな
ここで(技の)フラグ立てといて少しでも反町強化イベを強大にするためにも
365 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/11/01(火) 00:06:04 ID:???
>>363
一輪さんはもっと評価されるべき。
>>364
穣子「何? スベスベマンジュウガニカットを更に鍛えたいですって!?」
>★反町のタックル練習→( 4 + 2 )=反町のタックル経験値が「6」に!タックルフラグ取得!★
=========================================================================================
かつては幻想郷きってのオールラウンダーとして、八雲藍と共に高みにいた藤原妹紅。
強力なミドルシュートとダイレクトシュートに、ボールカット能力を併せ持ち。
更にフィールドを縦横無尽に動き回れる驚異的なスタミナと競り合い能力はその中でも突出をしていたと言えるだろう。
全盛期と言えるその時期から、永遠亭への憎しみを捨て去ってしまったが為にやや能力的に落ちた妹紅も。
それでも反町を鍛えるにはまだ十分な実力を持っていた。
ズザザザッ!
反町「たァーッ!!」
妹紅「うん、よしよし! いいね! やっぱり反町は凄いよ。 DFとかもやってみる気はない?」
反町「……いや、俺、基本的に前目のポジションが好きですし」
妹紅「面白いと思うけどね〜、DFも」
気楽にDFへのコンバートを進めてくる妹紅に苦笑を浮かべながらも。
反町はとりあえず妹紅に感謝を告げ、こうして午前中の練習は終了する。
反町「(なんとか成果が出せた、かな……。 これなら試合中の閃きとかでモノに出来そうだ。
午後の練習で完成させるのもありっちゃありだけど……どうしようかな?)」
………
……
…
366 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/11/01(火) 00:07:11 ID:???
〜 フランス国際Jrユース大会 Bグループ 試合会場 〜
こうして反町が練習に勤しんでいた頃、フランス国際Jrユース大会Bグループの会場では西ドイツJrユースが。
今日もまた強敵に当たってしまったイヌカマッセとの試合を繰り広げていた。
昨日の敗戦後、自分たちの駄目だった点を改めて反省し今日の試合に挑んだイヌカマッセの面々。
なんとかしてこの試合に勝ち、決勝トーナメントに進出してやると意気込んでいたのだが……。
ブンッ! グワァァアアアアアアアアアアアアアアアアギャッ!!
シュナイダー「 F I R E !」
セシリア「つ つよすぎる…」
一朝一夕の反省会程度で強くなれれば、誰でも苦労はしない。
今日もイヌカマッセの者たちは、西ドイツのメンバーに思う存分フルボッコされていた。
まず、西ドイツの皇帝という異名を持つキャプテン――。
エースストライカー、カール=ハインツ=シュナイダーには3得点のハットトリックを遂げられ。
レミリア「血と汗と涙を流せッ! H A !」
ブギュウッ! ドガガガガガガアアアアアアッ!!
幻想郷きってのストライカー、紅魔館のレミリア=スカーレットもまた3ゴールのハットトリック。
西ドイツの凶悪過ぎるストライカーは、しかし、上手く共存をし互いにゴールを大量生産していた。
マーガス「(今まではシュナイダーしか落とす相手はいなかったけど……レミリアさんが来てくれて選択肢が増えた。
これでアシスト王を取れなかったら俺は無能だな……。 ここでたくさん稼いどかないと!)」
そして、このレミリアとシュナイダーへボールを渡らせる為の繋ぎ役。
ポストプレイヤーであるマンフレート=マーガスは今日だけでなんと4アシストを稼ぐ大車輪の活躍。
自らが得点を奪いに行けるだけの実力もあるが、彼はこの試合終始アシストに徹していた。
367 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/11/01(火) 00:08:12 ID:???
ダイナソー「いくでぇ! これがワイのワイルドワイバーンや!」
カルツ「その台詞は実は本編では言った事が無いんぜよ!」
シェスター「というかそもそも君のセリフでもないよね!」
神奈子「(……ボランチの私までボールが届かんねぇ。 うぅん……)」
前日の試合でも大いに活躍をしていた全日本の中盤勢と比較し、西ドイツもまた豪華なメンバーで中盤をそろえている。
全日本が基本的に5人で中盤を固めているのに対し、こちらは3人と少ない人数ではあるがそれでも実力では負けていない。
共に幻想郷に召喚され、幻想郷でその技を磨いてきたヘルマン=カルツとフランツ=シェスター。
そして、守矢フルーツズで中盤の守備を担う八坂神奈子。
特にカルツと神奈子、共にチームで過ごしてきた両者の連携はピカイチであると言え、この試合、ゴール・アシストを付ける事はなくとも。
ボールカットから攻撃の組み立てにと数字に残らない形で大きく貢献をした。
368 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/11/01(火) 00:09:12 ID:???
幽々子「うぅん……やっぱりこのクラスの敵だとあまり私たちの出番はないわねぇ……」
ミューラー「…………」
幽々子「私、FWも出来るんだし。 やっぱりFWにしてもらえるよう監督さんにお願いしようかしら〜」
ミューラー「…………」
幽々子「ミューラー君、そこは『FWが4人体制あるわけないやろが〜い』って突っ込む所よ〜?」
ミューラー「…………」
幽々子「(う〜ん、かなりのムッツリさんね〜。 折角なんだから仲良くしたいんだけど……)」
ミューラー「…………」
一方、守備陣はこれまた昨日の試合の全日本と同じように暇をしていた。
因みに試合中、幽々子が幾ら話しかけてもミューラーは頑として返答をしなかったという。
鋼鉄の巨人の異名を持つ巨漢GKは、目の前でぷるぷる震える大きなメロンにもまるで動じない鋼鉄の精神を持っていた。
ピッピッピィ〜ッ!!
カルツ「よっしゃあ! これで全日本と当たるまでの試合、全部で全勝じゃの!」
レミリア「ふん、この程度のザコ相手に何点取れようが自慢にもならん。 ……早く強敵と当たりたいものだ」
神奈子「願うまでもなく、6日目になりゃ嫌でも全日本と戦う事になるさ」
レミリア「……わかっている(……パチェ、悪いけれどあなたと戦う前に三杉を倒させてもらうわよ)」
シュナイダー「(モリサキ……勝つのは俺達西ドイツだ。 今度は引き分けにはしない……全力で勝ちに行くぞ!)」
こうして西ドイツ対イヌカマッセの試合は、西ドイツの圧勝で幕を閉じた。
彼らの脳裏にあったのはこの試合での歓喜よりも、リーグ最終戦の全日本戦の事だったという。
369 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/11/01(火) 00:10:29 ID:???
〜 フランス国際Jrユース大会 会場 パルク・デ・フランススタジアム 〜
そして西ドイツ対イヌカマッセの試合が終わっていた頃、Dグループの試合が行われたパルク・デ・フランススタジアムでも。
午前中のウルグアイ対イタリアの試合が終了していた。
ピッピッピィィィィ〜ッ!!
ジョン「試合終了〜ッ!! ウルグアイッ! イタリアJrユースに3−1で勝利したァァァアアアッ!!
フランドール選手が出場停止から開け、復帰したイタリア!
再三にわたって攻めましたが、結局、獲得できた点数はフランドール選手のヘディング1点のみ!!
逆にウルグアイはイタリアのカティナチオを粉砕! 山の四天王、星熊勇儀選手と伊吹萃香選手!
アルゼンチン戦での惨敗を払拭する、見事な勝利だァァァッ!!」
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!
ビクトリーノ「ぃよっしゃあああああああああああああ! 勝ったぞー!!」
勇儀「わはははは! うん、これでようやっと祝杯が挙げられるってもんだ!」
萃香「ふんっ! 真正面から来て、鬼の力に勝てるもんか!」
文「(ふぅ……これでなんとか勝ち点3……。 ですけど……決勝に上がれるかは微妙ですねぇ)」
この試合を制したのは、ここまで勝ち星が無かったウルグアイJrユースであった。
アルゼンチン戦での惨敗が選手達の奮起を促したのか、この試合、前半でフランにゴールを奪われた以外。
萃香は後半の間、完璧にゴールを死守し勝利に大きく貢献。
星熊勇儀はカウンターシュートへやってきた映姫を弾き飛ばし、2ゴールを挙げ。
ビクトリーノもまた文からのアシストで辛うじてヘルナンデスの守るゴールを破っていた。
前2戦で敗戦をしていながらも諦めないその姿勢がもぎ取った勝利と言っていいだろう。
ヘルナンデス「くっ……!」
映姫「(白黒ハッキリついた……のは、いいですが……)」
諏訪子「あーうー……(負けちゃったか……。 くそっ、鬼どもめ……能天気な脳筋が……!!)」
逆にこの敗戦で落胆し、絶望をしていたのはイタリアJrユースである。
370 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/11/01(火) 00:11:29 ID:???
今日この試合で、イタリアはこのリーグ全ての試合を終えた。
結果として、イタリアは1勝1分け2敗。勝ち点4の、得失点差−2という数字を残した。
まだ他のチームが試合が残っている中で、である。
ヘルナンデス「(残りの試合は……ウルグアイがフランスとの1戦。 アルゼンチンはこの後のフランス戦と幻想郷戦。
フランスはウルグアイとアルゼンチン、幻想郷の3戦。 幻想郷はアルゼンチン、フランスの2戦だ。
そして、それぞれは勝ち点が3・4・0・6……。 他のチームで、既に4以上が2チームいる中でこの勝ち点。
イタリアが決勝に上がるには……今、トップの幻想郷が全戦全勝して、
アルゼンチンが大敗をして勝ち点4のまま得失点差を下げる事。
あとは……ウルグアイがフランスに勝たない事が条件となるんだが……)」
それはどうやっても不可能である、とヘルナンデスは理解していた。
上記の計算の場合、重要な役割を果たすのはこの後3戦を控えているフランスである。
しかし、仮にフランスがアルゼンチンを下し、ウルグアイと同点で終わった場合――アルゼンチンを大敗させ。
ウルグアイと引き分けた場合、その時点でフランスが勝ち点4の得失点差で+になるのは明白。
フランスの決勝トーナメント進出が決定してしまうのである。
いずれにせよ、イタリアの予選敗退はここで決定してしまったのだ。
フラン「ヘルナンデス……」
ヘルナンデス「……気にするな、フランちゃんのせいじゃない。 3失点をしたのは僕の責任だ」
映姫「そして、私の責任でもあります。 ……申し訳ありません、ヘルナンデス君」
ヘルナンデス「謝るんじゃないよ、エーキ。 君たちは確かにこのチームに入る事を義務付けられた派遣選手だ。
僕たちを勝たせるのが目的、それが君たちの役目なんだろう。
だけど……それ以前に僕たちは仲間だ。 少なくとも、僕はそう思う。 なら、謝る事は無い。
だってそうだろう? 勝つつもりで全力で戦った仲間をどうして非難出来る?」
映姫「……そうですね。 仰る通りです」
371 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/11/01(火) 00:12:42 ID:???
ヘルナンデス「……さぁ、引き上げよう。 (……すまなかったジェンティーレ、ランピオン……そして、ストラット。 ……無念だ)」
フラン「(私が昨日の試合に出れたらよかったのに……謝るなって言うけど……本当にごめんね、ヘルナンデス)」
勝利者がいれば敗者もいる。
そして、イタリアJrユースは敗者であった。
敗者は何も言わず、ただ立ち去るのみである。
不幸中の幸いは、彼らが地元のフランスJrユースに勝利をしていたという点であろう。
もしも1勝も出来なかった場合、国に帰った後のイタリアメンバーがどう国中から非難されるか……想像は難くない。
諏訪子「(ヘルナンデス君……なんか本当に変わったなぁ)」
ヘルナンデス「(しかし、泣きそうな顔するエーキとフランちゃん本当にかわいい。ぺろぺろしたい)」
諏訪子「(あ……そうでもなかったかも)」
パーフェクトゴールキーパー、ジノ=ヘルナンデス率いるイタリアJrユースはこうしてこのリーグを脱落した。
しかし、この敗戦は――この大会は決して無意味なものではなかったとのちに彼らは気づくだろう。
ジノ=ヘルナンデスは、仲間の手綱をしっかりと握り鼓舞をするというキャプテンシーを得。
フランドール=スカーレットは初めて自身の身内以外のものと共にサッカーをする事により、
責任感と罪悪感というものを覚える事が出来たのだから。
彼ら、彼女らはこれからも……この先も、きっとより強くなる事であろう。
ビクトリーノ「ふっ……ヘルナンデス! なーにがヨーロッパNo.1キーパーだ! 見たか俺達の実力をォ!」
文「……キャプテンさん、もうイタリアは退場していますよ?」
ビクトリーノ「ギャフン!?」
372 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/11/01(火) 00:14:01 ID:???
ピエール「……いくぞみんな! まずはこの1戦……勝って……勝って決勝トーナメントへの道筋を立てる!」
ボッシ「お……おう!」
ジョルジュ「大陸一の私に任せたまえ」
ブラボー「おお……ブラボー……!」
ナポレオン「(しっかりやりやがれよ……もう蟻が象に勝てなくても仕方ないなんて言わん!
その蟻が少しでも役に立ってもらわなきゃ勝てねぇんだからな……!)」
こいし「(大丈夫……練習通りにやれば絶対に大丈夫……! 勝つんだ……! 勝つんだ……! 絶対に!!)」
ポジションに散らばるメンバーに、大声で喝を入れるピエール。
このピエールの声に一部はびくつきながら、一部はやけに自信満々に。そしてまた一部はよくわからない返答を返す。
ただ、びくつくものはいるものの……それでも一同の面構えは1戦目のイタリア戦とはまるで違う程に精悍になっていた。
覚悟が出来ている者だけが出来る表情へと変貌をしていた。
さとり「………………」
ディアス「(あれが永琳さんの言う一対一に特化したっていうキーパーか。 どんな実力かねぇ……?)」
この試合の勝者は果たしてどちらなのか――答えが出るのは、90分後である。
373 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/11/01(火) 00:15:06 ID:???
ごめんなさい!
>>372
の前にこの一文が入ります!
=====================================================================================================
それから1時間後――再びこのパルク・デ・フランススタジアムで2試合目が開始される。
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!
ジョン「さぁ〜! 本日第二試合、カードは南米の強豪、アルゼンチンJrユース。
そして、地元開催国であるフランスJrユース!!
今日も爆発するか、ファン=ディアスの超個人技! 魅せるか、八意永琳の英知!
果たしてそれにフランスはどのように対抗し、勝利するのか!? 実に楽しみな試合ですッ!」
観客「うおおおお! 頼む、勝ってくれフランス〜!!」「ピエール、お前ならディアスを止められるぞ〜!!」
「ナポレオン! アルゼンチンの守備はザルだ〜! ハットトリック狙っていけ〜!!」
「さとりん! さとりん! 助けてさとりん!!」「ディ・ア・ス! ディ・ア・ス!! ディ・ア・ス!!!」
ピエール「(ディアスを止めるか……気楽に言ってくれる。 だが……やるしかない)」
ナポレオン「ふん……言われるまでもねぇよ。 今日の試合こそ……ゴールを奪いつくしてやる!」
ディアス「ちぇっ、流石に開催国だけあって俺よりもあっちの方が歓声は多いか」
永琳「このムードに飲まれないようにしないとね……とはいえ、そういうのはディアス君たちの方が慣れていると思うけれど」
パスカル「野次程度に飲まれやしないよ。 任せてくれ」
永琳「(あと気を付けるべきはホームタウンディシジョンね……主審は……ふむ……)」
入場をした両チームに浴びせられる熱狂した観客たちの歓声。
フランス主将、エル=シド=ピエールは堅い表情を浮かべながらも懸命に心を落ち着け、ディアスを観察するように見やり。
一方でアルゼンチン主将、ファン=ディアスはつまらなそうな表情を浮かべながら頭をガリガリと掻き毟る。
そして、両陣営はコイントス後、互いのコートに分かれてポジションにつき始めた。
374 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/11/01(火) 00:16:20 ID:???
そして、場面は再び移り変わり幻想郷Jrユース宿舎へ。
午前中の練習を終えた一同は昼食を取る為に一旦休憩へと入り、それを終えた反町は大きく伸びをしながらフィールドへとあらわれる。
反町「ふぅ……さて、昼食も食べ終わったし。 午後も張り切って練習しよう。
試合も気になるけど、今はこっちに集中しないとな。
午前中はタックルの練習をしたけど……午後はどうしようかな?」
どの練習をしますか?
もう上がらない:シュート(59)
やや上がり難い:ドリブル(55)、パス(53)、タックル(54)、ブロック(53)
普通:パスカット(52)、せりあい(52)
持ってるフラグ:ドリブル・パス・タックル・せりあい
A.個人練習
B.他者の練習を補助
C.他者に練習を補助してもらう
D.他者と一緒に練習する
先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
375 :
森崎名無しさん
:2011/11/01(火) 00:16:59 ID:DdYwwWJ+
D
376 :
森崎名無しさん
:2011/11/01(火) 00:19:43 ID:AnyY4Ujk
C
377 :
森崎名無しさん
:2011/11/01(火) 00:20:23 ID:wrO7yFKI
B
378 :
森崎名無しさん
:2011/11/01(火) 00:20:45 ID:ZVoPVJ5+
D
379 :
森崎名無しさん
:2011/11/01(火) 00:22:11 ID:???
>>365
で試合中の閃きというのは、要するにK勝利すれば覚えられるってことですか?覚醒廃止したと聞いてましたけど
380 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/11/01(火) 00:22:36 ID:???
>D.他者と一緒に練習する
======================================================
反町「(……そうだな。 午後は誰かと一緒に練習しようかな。
でも、誰と練習をしよう? うーん……)」
先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
持ってるフラグ:ドリブル・パス・タックル・せりあい
※練習をする選手の名前を明記して下さい。
「パチュリー」も選択出来ます。
※右記のメンバーは指名出来ません。「霊夢」「魔理沙」「早苗」「咲夜」「妖夢」「松岡」「輝夜」
381 :
森崎名無しさん
:2011/11/01(火) 00:23:13 ID:ZVoPVJ5+
妹紅
382 :
森崎名無しさん
:2011/11/01(火) 00:23:19 ID:???
反町のブロック値ってあってる?
383 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/11/01(火) 00:23:41 ID:???
>>379
……すみません、覚醒廃止したの忘れていました。
という事で
>>365
の試合中の閃き云々は無視して下さい。
誤解を与えてしまって申し訳ありません。
384 :
森崎名無しさん
:2011/11/01(火) 00:24:30 ID:DdYwwWJ+
妹紅
385 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/11/01(火) 00:25:30 ID:???
>>382
ごめんなさい、改めて確認したら正しくは52でした。53はミスです。
ミスが多くて本当に申し訳ありません。
なお、数値は違っていますが前日の練習での判定は間違っていませんのでこのまま続行とさせていただきます。
386 :
森崎名無しさん
:2011/11/01(火) 00:26:40 ID:???
練習ルール変えたせいなのかちょっと混乱してるね…
387 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/11/01(火) 00:36:30 ID:???
>妹紅
====================================================================================
反町「(そうだな。 午前中も妹紅さんと練習して上手くなれたし、午後も妹紅さんと練習しよう。
あと、試合中の閃きでものにできそうな気がしたがそんなことはなかったぜ!)」
午前中に引き続き、午後も妹紅と練習をしようと考えた反町。
昼食を食べ終えてコートに戻ってきた妹紅を早速誘うと、妹紅は満面の笑みで快諾をする。
妹紅「よし、友情タッグトレーニングだね! うんうん、頑張ろう! それで、どんな練習しようか?」
反町「? 何か妹紅さん、やりたい事とかは?」
妹紅「別に無いよ。 反町に全部任せる。
あ、因みに私、ちょっと頑張って練習すればタックルで何かひらめくような気がする!」
反町「(との事だけど……? うーん……)」
A.反町がドリブル/妹紅がタックル
B.反町がタックル/妹紅がドリブル
C.反町がパス/妹紅がパスカット
D.反町がパスカット/妹紅がパス
E.反町がトラップ/妹紅がクリアー
F.反町がクリアー/妹紅がトラップ
G.互いの能力を向上させる練習
先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
388 :
森崎名無しさん
:2011/11/01(火) 00:36:52 ID:ZVoPVJ5+
A
389 :
森崎名無しさん
:2011/11/01(火) 00:39:14 ID:akI5wBmI
A
390 :
森崎名無しさん
:2011/11/01(火) 00:40:15 ID:???
試合で活躍出来るかな……
ドリブルとシュートがあれば大丈夫だと思うけど
幸いタックル値の高いFWがいるから奥の手としてガルバンにパスして奪わせりゃ良いし
391 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/11/01(火) 00:47:13 ID:???
>A.反町がドリブル/妹紅がタックル
===================================================================
反町「よし……それじゃあ俺がドリブル、妹紅さんがタックルで練習しましょう」
妹紅「そっか! うん、よし、それじゃあ頑張ろう!」
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、
★反町のドリブル練習→(! dice)=★
★妹紅のタックル練習→(! dice)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
※反町のドリブル経験値は「5/10」です。 10到達で技を取得できます。
※妹紅のタックル経験値は「5/10」です。 10到達で技を取得できます。
392 :
森崎名無しさん
:2011/11/01(火) 00:48:04 ID:???
反町と妹紅の経験値って5でしたっけ?
393 :
森崎名無しさん
:2011/11/01(火) 00:48:51 ID:???
★反町のドリブル練習→(
2
)=★
394 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/11/01(火) 00:49:45 ID:???
>>392
経験値、というより両者共にフラグがあるので5として扱っています。
妹紅は以前タックル練習をして2を得ていましたが、その後覚醒してフラグを立てたので5になりました。
395 :
森崎名無しさん
:2011/11/01(火) 00:50:15 ID:???
★妹紅のタックル練習→(
3
)=★
396 :
森崎名無しさん
:2011/11/01(火) 00:51:54 ID:???
タックルフラグ得た後に練習したんじゃありませんでしたっけ?
397 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/11/01(火) 00:52:19 ID:???
>>396
ちょっと待ってください、確認してきます。
398 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/11/01(火) 00:54:25 ID:???
ども。確認してきた所、仰る通り妹紅は練習前にタックルフラグを持ってましたね。
なので今回の練習で回収となります。ご指摘ありがとうございました。
399 :
森崎名無しさん
:2011/11/01(火) 00:58:28 ID:???
経験値2の状態でKを引いても2+5になるわけじゃなく単純に5になるだけなんですか
なんかすっごい勘違いしてたな…
400 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/11/01(火) 01:05:52 ID:???
>>399
そちらの方が計算や整理が難しくなくて処理が簡単というのが大きな理由ではありますね。
401 :
森崎名無しさん
:2011/11/01(火) 01:25:26 ID:???
他にそうなるのは美鈴のシュートだけか、どうしようもないが美鈴ェ……
402 :
森崎名無しさん
:2011/11/01(火) 01:26:06 ID:???
モンゴルェ…
403 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/11/01(火) 01:38:53 ID:???
>★反町のドリブル練習→( 2 )=反町のドリブル経験値が7に★
>★妹紅のタックル練習→( 3 )=妹紅のタックル経験値が10に★
>※妹紅がタックルフラグを回収し、スキル・タックル+1を取得!
==========================================================================
反町「(よし、ここは俺のちょっとだけ華麗なドリブルで……)」
ズザザザザーッ!
妹紅「それっ!」
反町「うわっ!?」
反町がドリブル突破を挑み、妹紅がそれを止めるという練習が続いた午後の時間。
反町はこの練習でいまいち閃きを得る事が出来ず、技を習得するには至らなかったものの。
妹紅は逆にこの練習でタックルの鋭さを増し、磨きをかける事に成功をする。
無論、その精度はこの幻想郷Jrユースのボランチ――ヒューイには及ばず。
幻想郷で異常なパワーアップを果たしてしまった十六夜咲夜にも劣るものだったのだが……。
妹紅「うん、汗を流すって気持ちいいね!」
反町「(……うぅん、あまりこの2日の練習で成果は出せなかったなぁ。
いや、悔いても仕方ない! フランス戦が終われば練習できる日もあるんだし、その日に頑張ろう!)」
快活な笑みを見せる妹紅に対し、反町の表情は浮かないもの。
しかし、明日にはまたアルゼンチン戦があるのだ。
これ以上のオーバーワークで体を壊しては本末転倒だと反町は己に言い聞かせつつ。
こうして幻想郷Jrユース、2日間の練習は終わったのだった。
※2日間の練習を通じて、反町を除く全幻想郷メンバーの全能力が+1されました。
404 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/11/01(火) 01:39:54 ID:???
そして練習終了後、反町たちは夕食を終えた後、それぞれ汗を流し、ミーティングルームへと集まっていた。
昨日に引き続き、偵察に行っていた松岡コーチに今日の試合結果を教えてもらう為である。
メディスン「今日あったのは……ウルグアイとイタリア。 アルゼンチンとフランス……だっけ?」
レティ「もう戦ったウルグアイとイタリアはともかく……後者の2チームの試合については、よく聞いておかないとね」
輝夜「いえ、前に戦った2チームも決勝トーナメントに上がってくる可能性があるわ。
戦法などが短期間で変わるとも思えないけれど、聞いておいて損は無い。
ま、目下、気にすべきはレティの言う通りアルゼンチンとフランスだけどね」
穣子「しっかし遅いわねあのコーチ」
輝夜「もうそろそろ帰ってくると思うんだけど……」
ドタドタドタドタドタ バタンッ!!
松岡「ハァッ! ハァッ! ハァッ……!!」
輝夜「うわぁぉっ!? び、びっくりした……」
噂をすればなんとやら……丁度松岡コーチの事を話していた時、ミーティングルームの扉は強引に開かれ。
中に入ってきたのは、何やら慌てた様子の松岡コーチである。
いきなり飛び込んできた松岡コーチに一同は驚くものの、しかし、すぐに気を取り直し。
どうしてそんなに慌てているのか、と松岡コーチに問いかける。
パチュリー「……何か、あったのかしら?」
松岡「なななな、何か……どころじゃないZO!?」
輝夜「ちょっ……お、落ち着きなさいよ。 ほら、まず、順序だてて話しなさい。
イタリアとウルグアイの試合はどうだったの?」
松岡「そ、そっちはウルグアイが3−1でイタリアを下したZO! これでイタリアは予選リーグ敗退決定!
逆にウルグアイはようやく勝ち点3を獲得だZO!」
反町「(ヘルナンデス……)」
405 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/11/01(火) 01:40:57 ID:???
まず松岡の口から説明されたのは、今日行われた第一試合、イタリアvsウルグアイの試合結果である。
イタリア敗戦の悲報を聞いて反町はヘルナンデスと再戦が出来なくなった事について一瞬暗い表情を浮かべたが……。
しかし、周囲の反応は多少ざわめいているもののそこまで驚いた印象は無い。
確かにイタリアの強さはわかっていたが、ウルグアイもまた鬼の勇儀・萃香と実力者を有するチーム。
イタリアが敗退しても不思議ではなく、松岡がここまで慌てる事ではないだろうと考えていたからである。
輝夜「とすると……問題はアルゼンチンとフランスかしら? ……そっちの結果は?」
松岡「そ、そうだZO! それが問題だ! こっちは……5−0だったんだZO!」
ざわ……!!
その松岡の言葉を聞いて、ミーティングルームに集まったメンバーは今度こそ驚いた。
前日のイタリア戦でアルゼンチンが引き分けに終わった事もあり、
ディアスを相手にしても完全に負けた訳ではないのだと考えていたからである。
だが、5−0でアルゼンチンがフランスに勝利したとなれば――やはりディアスの実力は本物なのだと、認めざるを得ない。
如何にフランスが弱小国だとしても、ホームタウンディシジョンがある以上はそこまでの点差をつける事など土台不可能なのだから。
美鈴「やっぱりアルゼンチンさんは強敵みたいですね……(咲夜さんがいてくれればなぁ……)」
静葉「(これは点の取り合いになるかしらね……一樹君とリグルちゃんの出来次第だわ……)」
改めてアルゼンチンの驚異を知った一同は、緊張感に満ちた表情で話し始める。
本当に明日勝てるのか、いや、それでも、やるしかない……。
半ば決死隊の覚悟になるものもいる中、懸命に闘志を失わぬようにする一同を見て……輝夜は満足そうに笑む。
だが、松岡コーチだけは珍しく暗い表情をしたまま……静かに首を横に振った。
松岡「違うんだZO……」
輝夜「? 何が違うの?」
松岡「勝ったのは……アルゼンチンじゃない……」
チルノ「……はァ?」
松岡「勝ったのはフランス……。 フランスJrユースが、5−0でアルゼンチンに完封勝利。 大差で下したんだZO!!」
406 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/11/01(火) 01:41:58 ID:???
_,,.. -─- 、.,__
(ゝ、..,_,. '"´ `ヽ. /|
,> '" _,,,......,.,,_ (` '⌒; ∨ |
/ ./ '"´ / `\/、 /
/ / / | | ー- /| \ ハ
</ / /イ | |ヽ.__ / ! \ }
,{ ∠、 ' |__∧ /|ァtテ=ァ } `' iー- 、
八 , |rテ=ァr\| ゞ-゚'´| / | '、 }
´ \ \| ゞ-゚' ""レ' / ヽ./ なんか逆に幻想と当たる時の凌辱フラグな気がします……
,>、,__,ゝ" ' ∠,. イ! }
/ ソ ハ r‐、 ,| 八 , ,ハ
/ ∠、 人 / ! /-- 、 /レ' |
.{ レヘ、 `l.7ァーr,イr/レ' ヽ. '
、 \/∨\_r} // ./ / ∨
\ , -‐─l7| |/ /|/ ト、
ヽ / /| l/| ,r{/! /| \
} / (`'⌒ソ´ | __ ' ; ',
/ | , --、 |,'ヽ/` ー ァ'"´ `ヽ/ ./___.ノ
;' 、/ r-、j |{ } ; く_()) ; /{
、 /  ̄ ヽr!| (') 人 ノ .' '、
,r{ r、ン´}ハ| { .// `''ー '" ム ヽ
という所で判定はありませんが本日はここまでです。それでは、お疲れ様でしたー。
407 :
森崎名無しさん
:2011/11/01(火) 01:44:06 ID:???
乙でしたー
フランスって反町とリグルだけ集中マークしてれば完封できそうだからなー…
408 :
森崎名無しさん
:2011/11/01(火) 01:44:47 ID:???
乙でした。
予想通りでしたが…5-0は考えなかったですねえ。
2-1或いは3-1くらいかと…
409 :
森崎名無しさん
:2011/11/01(火) 01:45:44 ID:???
やっぱりパルスィって以前の反町のようにトラウマ攻撃されるんだろうか?
410 :
森崎名無しさん
:2011/11/01(火) 02:29:18 ID:???
乙
ディアスのドリブルでもさとりは抜けなかったか
411 :
森崎名無しさん
:2011/11/01(火) 02:30:28 ID:???
アルゼンチンの無得点は予想したけどフランスの5点は伏兵も決めたということか
412 :
森崎名無しさん
:2011/11/01(火) 02:44:37 ID:???
ぷるんぷるん乙でした
試合内容が気になるわ…特にフランスの攻め方。
413 :
森崎名無しさん
:2011/11/01(火) 02:48:24 ID:???
そういえばさとりセービングって落葉シュートみたいなブレ球には使えないはずだよね?
隠しておけばPA内フリーででらくらく発射できるかな?
414 :
森崎名無しさん
:2011/11/01(火) 07:13:47 ID:???
イヌカマッセの精鋭に
雑魚ヴァルキュリアより弱い魔道軍将がいるとはw
415 :
森崎名無しさん
:2011/11/01(火) 07:39:20 ID:???
そして腐乱す審判は月の天才の人体実験の犠牲者となったのであった
416 :
森崎名無しさん
:2011/11/01(火) 08:30:59 ID:???
そうかフランスは来生とディアスをすり替えておいたのか
417 :
森崎名無しさん
:2011/11/01(火) 08:32:12 ID:???
>輝夜「とすると……問題はアルゼンチンとフランスかしら? ……そっちの結果は?」
そもそもどういう結果になったらイタリアとウルグアイが問題になるんだよ
418 :
森崎名無しさん
:2011/11/01(火) 12:07:27 ID:???
イタリア10-0くらいだと得失点差勝負になったとき辛い、とかw
419 :
森崎名無しさん
:2011/11/01(火) 12:23:22 ID:???
能力上がったからリグルがスキル込みで67か
一点入れた後はエースに頑張ってもらうか
シーソーゲームにして味方の判定増やすためにワンツーで上がり最後にオータムを2、3発入れれば……
420 :
森崎名無しさん
:2011/11/01(火) 12:26:44 ID:???
イヌカマッセの残りのメンバーが気になるZE
421 :
森崎名無しさん
:2011/11/01(火) 12:27:17 ID:???
一番困るのはシューターのレッドカードだな
ってあれ?反町退場の場合ってその時点でゲームオーバーだっけ?
(点が取れなくなるという意味ではほぼ確実にゲームオーバーだけどね)
422 :
森崎名無しさん
:2011/11/01(火) 12:29:11 ID:???
翼「リグルが退場? 不正をしてまで勝ちたいのか!」
423 :
森崎名無しさん
:2011/11/01(火) 12:29:15 ID:???
翼「秘密兵器のEXリグルが10点とるから問題なし」
424 :
森崎名無しさん
:2011/11/01(火) 12:31:55 ID:???
>>420
ジェリドとか加賀美辺りだな
425 :
森崎名無しさん
:2011/11/01(火) 12:31:57 ID:???
三杉「もうどうでもいいよ…」
426 :
森崎名無しさん
:2011/11/01(火) 12:32:11 ID:???
三杉「君たちは何を言っているんだ」
427 :
森崎名無しさん
:2011/11/01(火) 12:51:13 ID:???
まぁ問題ないんじゃない?
アルゼンチンから五点も取ったんなら、隠してるものも最早ないはずだし
428 :
森崎名無しさん
:2011/11/01(火) 12:57:16 ID:???
翼は相変わらずだな
もしかしたらリグルの技を覚えてしまったために基礎が鍛えられてないんじゃないか?
429 :
森崎名無しさん
:2011/11/01(火) 14:06:23 ID:???
反町の相対的弱体化が止まらねぇw
430 :
森崎名無しさん
:2011/11/01(火) 15:13:15 ID:???
反町の成長よりもイヌカマッセの全メンバーのほうが
少しだけ気になり始めたのは内緒だw
431 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/11/01(火) 18:27:09 ID:???
輝夜「フ……フ、フランスが……アルゼンチンに……」
妖精1「5−0……? う、うそ……!?」
ざわ……! ざわ……!
松岡の衝撃発言を受けてから数秒間、ミーティングルームの時間が停止したように静寂が訪れ……。
しかし、やがて輝夜が驚きの声を上げたのと同時に室内は騒然とし始める。
それ程までに、松岡の発言は一同にとって予想の範疇を超えるものだったのだ。
リグル「やっぱりあの天パは大したことないんじゃないか! フランスなんかに負けちゃってさ!」
パチュリー「……コーチ。 今日の試合、ディアスと八意永琳は出ていたの? 怪我か何かで欠場とか……」
松岡「ディアスも永琳もスタメン出場。 アルゼンチンはベストの状態で試合に臨んでるZO」
パチュリー「……とりあえず、ビデオを見せて頂戴。 実際に見た方が早いわ」
輝夜「そ、そうね! 松岡コーチ、お願い」
松岡「わかったZO!」
ディアスたちに何かのアクシデントがあり出場していなかったのかと思えば、それも違うと松岡コーチが否定。
ならば一体どのようにしてフランスJrユースが勝利をしたのか……。
当然ながらこの場にいる大部分の選手達は、それが気になる。
それを確認するには、やはりこの目で試合を見てみなければならない。
松岡コーチはパチュリー、輝夜に促されるままそそくさとビデオデッキに持ってきたビデオを入れ、再生ボタンを押す。
すぐにテレビにはフランスvsアルゼンチンの試合――試合開始からの様子が映り始めるのだった。
反町「(確かにさとりさんは一対一の名手だ……だけど……それだけであのディアスを完封出来るのか?)」
てゐ「(……つーか問題はどうやって5点も取ったかウサ。 話によりゃフランスは攻撃力も不足って話だったのに)」
432 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/11/01(火) 18:28:10 ID:???
………
……
…
パスカル「よし……まずは1点取っておくか! ディアス!」
ディアス「オッケー!」
フランスvsアルゼンチンの試合は、まずアルゼンチンのキックオフで始まった。
アルゼンチンはこのキックオフでまずは1点を取る為、ディアスにボールを預け。
ディアスの超個人技でフランスの意気を殺ぎつつこちらのペースに持ち込もうという腹積もりで攻撃を開始する。
ドダダダダダダッ!
ナポレオン「うおおおおおおおりゃああああああああっ!」
ディアス「おっと」
ボッシ「う、うわあああああああああっ!」
ディアス「ほいほい」
サササッ
ピエール「……止める!」
ディアス「とまらねぇよ〜、っと」
ババッ! ダンッ!!
ピエール「くっ……!(なんてデタラメなドリブルセンスだ……!)」
そして、ディアスはあっさりと中央を突破していった。
フランスのFW、ナポレオンとボッシをあっという間に高速ドリブルで抜き去り。
守備力に定評のあるキャプテン、ピエールをクリップジャンプで飛び越えた。
その一連の動きは正に華麗――これはこのまま早くも1点入ってしまうかと、アルゼンチンサポーターからは歓喜の声が沸き上がり。
一方でフランスサポーターからは悲鳴が漏れ始めるのだが……。
433 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/11/01(火) 18:30:22 ID:???
こいし「(やらせるもんか……! えいっ!)」
ディアス「うおっ!?」
むんずっ ガガガッ!!
しかし、ここでボランチのこいしがディアスにプレスをかけ、ディアスの動きが一瞬止まった。
誰にも見えないようにではあるが、こいしはディアスと接触をした瞬間。
片腕でディアスのユニフォームを掴み、引っ張り、ディアスのバランスを崩させたのである。
それは審判が見ていれば確実にファウルを取られていた行為であったが、笛は吹かれなかった。
単純に審判が見ていなかったのか……はたまたこいしが上手く審判から見えないようにやったのか。
それとも審判が見ていたとしても、吹かなかったのか――憶測はいくらでも出来るが、とにかく結論として、ディアスの動きは止まった。
ディアス「(ちっ……狡い真似してくれるぜ! でもそれなら……)そらっ!」
パスカル「(? ディアス、何を手間取っているんだ……? ……まあいい、ここは俺が運ぶか)よし!」
こいし「(ちぇっ、ボール奪えなかったか〜)」
だが、ディアスもただでボールを奪われるような真似はしなかった。
こいしに奪われるよりも早く、素早くボールを捨て、このボールは相棒――パスカルがトラップ。
こいしがディアスについている間に速く中盤を突破しようと、そのままパスカルは単身上がり始めたのだが……。
タタタッ!
パスカル「(よし、あのコイシとかいうボランチがいなくなれば後は楽勝だ。 ディアスがあいつを振り切ってからパスを出して……)」
ドゴール「フンガーッ!!」
パスカル「な……!? ぎゃ、ぎゃああああああっ!?」
バゴォォンッ!!
パスカルはボールを奪われ、ここでアルゼンチンの攻撃は終了してしまった。
そのダイナミックかつ強力なパワータックルでパスカルを弾き飛ばし、ボールを奪ったのはフランスDF――ドゴール。
彼のタックルの鋭さ、破壊力は、少なくとも見ている限りではキャプテンであるピエールに負けず劣らずの威力だった。
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