キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【待ち受ける】幻想のポイズン54【天才たち】

1 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/23(日) 23:20:43 ID:???
全幻想郷JrユースのFW、反町一樹が幻想郷・外の世界のサッカー界に旋風を巻き起こすというスレです。
この話はキャプテン森崎のパラレル作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
もしかしたら他のアニメや漫画、小説などからもキャラが出たりするかもしれませんがご了承下さい。

本編のように、選択肢を選んだりカードを引いたりして物語が進んでいきます。

【前スレ】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1309872386/l50

[前スレのわかりやすいあらすじ。]
博麗霊夢・霧雨魔理沙・東風谷早苗・十六夜咲夜・魂魄妖夢という主力選手たちが離脱し戦力に不安の残っていた幻想郷Jrユース。
初戦のウルグアイを2−1で下し、次なる相手は堅固な守備と爆発的な得点力を売りにしたイタリアJrユース。
閻魔様の堅固な守備力、ヘルナンデスの意地のセービングに何度もチャンスを阻まれ苦戦を強いられるも。
フランドールの退場から流れを取戻し、パルスィのアシストの効果もあって3−2と辛うじて勝利を収める幻想郷だったが。
その後、アルゼンチンvsウルグアイ戦を見て天才のプレーに戦慄をするのだった。

パチュリー「もう駄目だ……おしまいだぁ……(威厳的に考えて)」
リグル「MFたちが使えない。もっと私にパスを出すべき。それなら10−0くらいになってた」
フラン「私はロッカールームで体育座り」
パルスィ「オータムスカイズへの評価が±0になったけど、すぐ−1になる予定。妬ましいから」
ヘルナンデス「ハットトリックされたけど、そんな事よりフランちゃん可愛い! 退場は気にしなくていいよ! ちゅっちゅ!」
ディアス「天才だから1試合6ゴールとか余裕。 15分で3ゴールも超余裕」
???「穣子さんルート? そんなのある訳ないじゃないですか。 浮気は絶対許早苗ですよ(ニコッ」
うどんげ「新シュートの名前? 『幻の月(インビジブルハーフムーン)』かな(キリッ」

ロリっこパラダイスなイタリアを相手に辛くも勝利をする事が出来た幻想郷。
しかし、第三戦のアルゼンチン戦はあらゆる意味でここまでの試合とスケールが違いそうだぞ!
大丈夫か!?大丈夫なのか!?ゲームバランス的に考えて!
そんな幻想のポイズン54スレ目、これからもよろしくお願いします。

361 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/31(月) 20:56:22 ID:???
>A.タックル技
============================================================
反町「(クリアー……は、すぐに覚えられそうだけどする機会が少なそうだ……。 俺、FWだし。
    それを考えると……うん、タックルを教えてもらった方がいいかもな。
    ディアスと戦う事を想定すれば、タックルを鍛えておかないと……)妹紅さん、タックルを鍛えてください!」
妹紅「オッケーオッケー! よし、それじゃ頑張ろうね反町!」
反町「はい!」

先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、

★反町のタックル練習→(! dice+! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

※反町のタックル経験値は「0/10」です。
 5到達でフラグ、10到達で技を取得できます。

362 :森崎名無しさん:2011/10/31(月) 20:56:46 ID:???
★反町のタックル練習→( 4 + 2 )=★

363 :森崎名無しさん:2011/10/31(月) 22:11:18 ID:???
そういえばポイズンさんは
一輪さんに人気投票で票を入れる程度の好みだったな
(投稿日にマイリスト登録した動画を見つつ)

364 :森崎名無しさん:2011/10/31(月) 23:46:44 ID:???
さて次は穣子かな
ここで(技の)フラグ立てといて少しでも反町強化イベを強大にするためにも

365 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 00:06:04 ID:???
>>363 一輪さんはもっと評価されるべき。
>>364 穣子「何? スベスベマンジュウガニカットを更に鍛えたいですって!?」

>★反町のタックル練習→( 4 + 2 )=反町のタックル経験値が「6」に!タックルフラグ取得!★
=========================================================================================
かつては幻想郷きってのオールラウンダーとして、八雲藍と共に高みにいた藤原妹紅。
強力なミドルシュートとダイレクトシュートに、ボールカット能力を併せ持ち。
更にフィールドを縦横無尽に動き回れる驚異的なスタミナと競り合い能力はその中でも突出をしていたと言えるだろう。
全盛期と言えるその時期から、永遠亭への憎しみを捨て去ってしまったが為にやや能力的に落ちた妹紅も。
それでも反町を鍛えるにはまだ十分な実力を持っていた。

ズザザザッ!

反町「たァーッ!!」
妹紅「うん、よしよし! いいね! やっぱり反町は凄いよ。 DFとかもやってみる気はない?」
反町「……いや、俺、基本的に前目のポジションが好きですし」
妹紅「面白いと思うけどね〜、DFも」

気楽にDFへのコンバートを進めてくる妹紅に苦笑を浮かべながらも。
反町はとりあえず妹紅に感謝を告げ、こうして午前中の練習は終了する。

反町「(なんとか成果が出せた、かな……。 これなら試合中の閃きとかでモノに出来そうだ。
    午後の練習で完成させるのもありっちゃありだけど……どうしようかな?)」

………

……



366 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 00:07:11 ID:???
〜 フランス国際Jrユース大会 Bグループ 試合会場 〜

こうして反町が練習に勤しんでいた頃、フランス国際Jrユース大会Bグループの会場では西ドイツJrユースが。
今日もまた強敵に当たってしまったイヌカマッセとの試合を繰り広げていた。
昨日の敗戦後、自分たちの駄目だった点を改めて反省し今日の試合に挑んだイヌカマッセの面々。
なんとかしてこの試合に勝ち、決勝トーナメントに進出してやると意気込んでいたのだが……。

ブンッ! グワァァアアアアアアアアアアアアアアアアギャッ!!

シュナイダー「 F I R E !」
セシリア「つ つよすぎる…」

一朝一夕の反省会程度で強くなれれば、誰でも苦労はしない。
今日もイヌカマッセの者たちは、西ドイツのメンバーに思う存分フルボッコされていた。
まず、西ドイツの皇帝という異名を持つキャプテン――。
エースストライカー、カール=ハインツ=シュナイダーには3得点のハットトリックを遂げられ。

レミリア「血と汗と涙を流せッ! H A !」

ブギュウッ! ドガガガガガガアアアアアアッ!!

幻想郷きってのストライカー、紅魔館のレミリア=スカーレットもまた3ゴールのハットトリック。
西ドイツの凶悪過ぎるストライカーは、しかし、上手く共存をし互いにゴールを大量生産していた。

マーガス「(今まではシュナイダーしか落とす相手はいなかったけど……レミリアさんが来てくれて選択肢が増えた。
      これでアシスト王を取れなかったら俺は無能だな……。 ここでたくさん稼いどかないと!)」

そして、このレミリアとシュナイダーへボールを渡らせる為の繋ぎ役。
ポストプレイヤーであるマンフレート=マーガスは今日だけでなんと4アシストを稼ぐ大車輪の活躍。
自らが得点を奪いに行けるだけの実力もあるが、彼はこの試合終始アシストに徹していた。

367 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 00:08:12 ID:???
ダイナソー「いくでぇ! これがワイのワイルドワイバーンや!」
カルツ「その台詞は実は本編では言った事が無いんぜよ!」
シェスター「というかそもそも君のセリフでもないよね!」
神奈子「(……ボランチの私までボールが届かんねぇ。 うぅん……)」

前日の試合でも大いに活躍をしていた全日本の中盤勢と比較し、西ドイツもまた豪華なメンバーで中盤をそろえている。
全日本が基本的に5人で中盤を固めているのに対し、こちらは3人と少ない人数ではあるがそれでも実力では負けていない。
共に幻想郷に召喚され、幻想郷でその技を磨いてきたヘルマン=カルツとフランツ=シェスター。
そして、守矢フルーツズで中盤の守備を担う八坂神奈子。
特にカルツと神奈子、共にチームで過ごしてきた両者の連携はピカイチであると言え、この試合、ゴール・アシストを付ける事はなくとも。
ボールカットから攻撃の組み立てにと数字に残らない形で大きく貢献をした。

368 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 00:09:12 ID:???
幽々子「うぅん……やっぱりこのクラスの敵だとあまり私たちの出番はないわねぇ……」
ミューラー「…………」
幽々子「私、FWも出来るんだし。 やっぱりFWにしてもらえるよう監督さんにお願いしようかしら〜」
ミューラー「…………」
幽々子「ミューラー君、そこは『FWが4人体制あるわけないやろが〜い』って突っ込む所よ〜?」
ミューラー「…………」
幽々子「(う〜ん、かなりのムッツリさんね〜。 折角なんだから仲良くしたいんだけど……)」
ミューラー「…………」

一方、守備陣はこれまた昨日の試合の全日本と同じように暇をしていた。
因みに試合中、幽々子が幾ら話しかけてもミューラーは頑として返答をしなかったという。
鋼鉄の巨人の異名を持つ巨漢GKは、目の前でぷるぷる震える大きなメロンにもまるで動じない鋼鉄の精神を持っていた。

ピッピッピィ〜ッ!!

カルツ「よっしゃあ! これで全日本と当たるまでの試合、全部で全勝じゃの!」
レミリア「ふん、この程度のザコ相手に何点取れようが自慢にもならん。 ……早く強敵と当たりたいものだ」
神奈子「願うまでもなく、6日目になりゃ嫌でも全日本と戦う事になるさ」
レミリア「……わかっている(……パチェ、悪いけれどあなたと戦う前に三杉を倒させてもらうわよ)」
シュナイダー「(モリサキ……勝つのは俺達西ドイツだ。 今度は引き分けにはしない……全力で勝ちに行くぞ!)」

こうして西ドイツ対イヌカマッセの試合は、西ドイツの圧勝で幕を閉じた。
彼らの脳裏にあったのはこの試合での歓喜よりも、リーグ最終戦の全日本戦の事だったという。

369 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 00:10:29 ID:???
〜 フランス国際Jrユース大会 会場 パルク・デ・フランススタジアム 〜

そして西ドイツ対イヌカマッセの試合が終わっていた頃、Dグループの試合が行われたパルク・デ・フランススタジアムでも。
午前中のウルグアイ対イタリアの試合が終了していた。

ピッピッピィィィィ〜ッ!!

ジョン「試合終了〜ッ!! ウルグアイッ! イタリアJrユースに3−1で勝利したァァァアアアッ!!
    フランドール選手が出場停止から開け、復帰したイタリア!
    再三にわたって攻めましたが、結局、獲得できた点数はフランドール選手のヘディング1点のみ!!
    逆にウルグアイはイタリアのカティナチオを粉砕! 山の四天王、星熊勇儀選手と伊吹萃香選手!
    アルゼンチン戦での惨敗を払拭する、見事な勝利だァァァッ!!」

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

ビクトリーノ「ぃよっしゃあああああああああああああ! 勝ったぞー!!」
勇儀「わはははは! うん、これでようやっと祝杯が挙げられるってもんだ!」
萃香「ふんっ! 真正面から来て、鬼の力に勝てるもんか!」
文「(ふぅ……これでなんとか勝ち点3……。 ですけど……決勝に上がれるかは微妙ですねぇ)」

この試合を制したのは、ここまで勝ち星が無かったウルグアイJrユースであった。
アルゼンチン戦での惨敗が選手達の奮起を促したのか、この試合、前半でフランにゴールを奪われた以外。
萃香は後半の間、完璧にゴールを死守し勝利に大きく貢献。
星熊勇儀はカウンターシュートへやってきた映姫を弾き飛ばし、2ゴールを挙げ。
ビクトリーノもまた文からのアシストで辛うじてヘルナンデスの守るゴールを破っていた。
前2戦で敗戦をしていながらも諦めないその姿勢がもぎ取った勝利と言っていいだろう。

ヘルナンデス「くっ……!」
映姫「(白黒ハッキリついた……のは、いいですが……)」
諏訪子「あーうー……(負けちゃったか……。 くそっ、鬼どもめ……能天気な脳筋が……!!)」

逆にこの敗戦で落胆し、絶望をしていたのはイタリアJrユースである。

370 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 00:11:29 ID:???
今日この試合で、イタリアはこのリーグ全ての試合を終えた。
結果として、イタリアは1勝1分け2敗。勝ち点4の、得失点差−2という数字を残した。
まだ他のチームが試合が残っている中で、である。

ヘルナンデス「(残りの試合は……ウルグアイがフランスとの1戦。 アルゼンチンはこの後のフランス戦と幻想郷戦。
        フランスはウルグアイとアルゼンチン、幻想郷の3戦。 幻想郷はアルゼンチン、フランスの2戦だ。
        そして、それぞれは勝ち点が3・4・0・6……。 他のチームで、既に4以上が2チームいる中でこの勝ち点。
        イタリアが決勝に上がるには……今、トップの幻想郷が全戦全勝して、
        アルゼンチンが大敗をして勝ち点4のまま得失点差を下げる事。
        あとは……ウルグアイがフランスに勝たない事が条件となるんだが……)」

それはどうやっても不可能である、とヘルナンデスは理解していた。
上記の計算の場合、重要な役割を果たすのはこの後3戦を控えているフランスである。
しかし、仮にフランスがアルゼンチンを下し、ウルグアイと同点で終わった場合――アルゼンチンを大敗させ。
ウルグアイと引き分けた場合、その時点でフランスが勝ち点4の得失点差で+になるのは明白。
フランスの決勝トーナメント進出が決定してしまうのである。
いずれにせよ、イタリアの予選敗退はここで決定してしまったのだ。

フラン「ヘルナンデス……」
ヘルナンデス「……気にするな、フランちゃんのせいじゃない。 3失点をしたのは僕の責任だ」
映姫「そして、私の責任でもあります。 ……申し訳ありません、ヘルナンデス君」
ヘルナンデス「謝るんじゃないよ、エーキ。 君たちは確かにこのチームに入る事を義務付けられた派遣選手だ。
       僕たちを勝たせるのが目的、それが君たちの役目なんだろう。
       だけど……それ以前に僕たちは仲間だ。 少なくとも、僕はそう思う。 なら、謝る事は無い。
       だってそうだろう? 勝つつもりで全力で戦った仲間をどうして非難出来る?」
映姫「……そうですね。 仰る通りです」

371 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 00:12:42 ID:???
ヘルナンデス「……さぁ、引き上げよう。 (……すまなかったジェンティーレ、ランピオン……そして、ストラット。 ……無念だ)」
フラン「(私が昨日の試合に出れたらよかったのに……謝るなって言うけど……本当にごめんね、ヘルナンデス)」

勝利者がいれば敗者もいる。
そして、イタリアJrユースは敗者であった。
敗者は何も言わず、ただ立ち去るのみである。
不幸中の幸いは、彼らが地元のフランスJrユースに勝利をしていたという点であろう。
もしも1勝も出来なかった場合、国に帰った後のイタリアメンバーがどう国中から非難されるか……想像は難くない。

諏訪子「(ヘルナンデス君……なんか本当に変わったなぁ)」
ヘルナンデス「(しかし、泣きそうな顔するエーキとフランちゃん本当にかわいい。ぺろぺろしたい)」
諏訪子「(あ……そうでもなかったかも)」

パーフェクトゴールキーパー、ジノ=ヘルナンデス率いるイタリアJrユースはこうしてこのリーグを脱落した。
しかし、この敗戦は――この大会は決して無意味なものではなかったとのちに彼らは気づくだろう。
ジノ=ヘルナンデスは、仲間の手綱をしっかりと握り鼓舞をするというキャプテンシーを得。
フランドール=スカーレットは初めて自身の身内以外のものと共にサッカーをする事により、
責任感と罪悪感というものを覚える事が出来たのだから。
彼ら、彼女らはこれからも……この先も、きっとより強くなる事であろう。

ビクトリーノ「ふっ……ヘルナンデス! なーにがヨーロッパNo.1キーパーだ! 見たか俺達の実力をォ!」
文「……キャプテンさん、もうイタリアは退場していますよ?」
ビクトリーノ「ギャフン!?」

372 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 00:14:01 ID:???
ピエール「……いくぞみんな! まずはこの1戦……勝って……勝って決勝トーナメントへの道筋を立てる!」
ボッシ「お……おう!」
ジョルジュ「大陸一の私に任せたまえ」
ブラボー「おお……ブラボー……!」
ナポレオン「(しっかりやりやがれよ……もう蟻が象に勝てなくても仕方ないなんて言わん!
        その蟻が少しでも役に立ってもらわなきゃ勝てねぇんだからな……!)」
こいし「(大丈夫……練習通りにやれば絶対に大丈夫……! 勝つんだ……! 勝つんだ……! 絶対に!!)」

ポジションに散らばるメンバーに、大声で喝を入れるピエール。
このピエールの声に一部はびくつきながら、一部はやけに自信満々に。そしてまた一部はよくわからない返答を返す。
ただ、びくつくものはいるものの……それでも一同の面構えは1戦目のイタリア戦とはまるで違う程に精悍になっていた。
覚悟が出来ている者だけが出来る表情へと変貌をしていた。

さとり「………………」
ディアス「(あれが永琳さんの言う一対一に特化したっていうキーパーか。 どんな実力かねぇ……?)」

この試合の勝者は果たしてどちらなのか――答えが出るのは、90分後である。

373 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 00:15:06 ID:???
ごめんなさい! >>372の前にこの一文が入ります!
=====================================================================================================
それから1時間後――再びこのパルク・デ・フランススタジアムで2試合目が開始される。

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

ジョン「さぁ〜! 本日第二試合、カードは南米の強豪、アルゼンチンJrユース。
    そして、地元開催国であるフランスJrユース!!
    今日も爆発するか、ファン=ディアスの超個人技! 魅せるか、八意永琳の英知!
    果たしてそれにフランスはどのように対抗し、勝利するのか!? 実に楽しみな試合ですッ!」

観客「うおおおお! 頼む、勝ってくれフランス〜!!」「ピエール、お前ならディアスを止められるぞ〜!!」
  「ナポレオン! アルゼンチンの守備はザルだ〜! ハットトリック狙っていけ〜!!」
  「さとりん! さとりん! 助けてさとりん!!」「ディ・ア・ス! ディ・ア・ス!! ディ・ア・ス!!!」

ピエール「(ディアスを止めるか……気楽に言ってくれる。 だが……やるしかない)」
ナポレオン「ふん……言われるまでもねぇよ。 今日の試合こそ……ゴールを奪いつくしてやる!」
ディアス「ちぇっ、流石に開催国だけあって俺よりもあっちの方が歓声は多いか」
永琳「このムードに飲まれないようにしないとね……とはいえ、そういうのはディアス君たちの方が慣れていると思うけれど」
パスカル「野次程度に飲まれやしないよ。 任せてくれ」
永琳「(あと気を付けるべきはホームタウンディシジョンね……主審は……ふむ……)」

入場をした両チームに浴びせられる熱狂した観客たちの歓声。
フランス主将、エル=シド=ピエールは堅い表情を浮かべながらも懸命に心を落ち着け、ディアスを観察するように見やり。
一方でアルゼンチン主将、ファン=ディアスはつまらなそうな表情を浮かべながら頭をガリガリと掻き毟る。
そして、両陣営はコイントス後、互いのコートに分かれてポジションにつき始めた。

374 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 00:16:20 ID:???
そして、場面は再び移り変わり幻想郷Jrユース宿舎へ。
午前中の練習を終えた一同は昼食を取る為に一旦休憩へと入り、それを終えた反町は大きく伸びをしながらフィールドへとあらわれる。

反町「ふぅ……さて、昼食も食べ終わったし。 午後も張り切って練習しよう。
   試合も気になるけど、今はこっちに集中しないとな。
   午前中はタックルの練習をしたけど……午後はどうしようかな?」

どの練習をしますか?

もう上がらない:シュート(59)
やや上がり難い:ドリブル(55)、パス(53)、タックル(54)、ブロック(53)
普通:パスカット(52)、せりあい(52)

持ってるフラグ:ドリブル・パス・タックル・せりあい

A.個人練習
B.他者の練習を補助
C.他者に練習を補助してもらう
D.他者と一緒に練習する

先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

375 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 00:16:59 ID:DdYwwWJ+


376 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 00:19:43 ID:AnyY4Ujk


377 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 00:20:23 ID:wrO7yFKI


378 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 00:20:45 ID:ZVoPVJ5+


379 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 00:22:11 ID:???
>>365で試合中の閃きというのは、要するにK勝利すれば覚えられるってことですか?覚醒廃止したと聞いてましたけど

380 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 00:22:36 ID:???
>D.他者と一緒に練習する
======================================================
反町「(……そうだな。 午後は誰かと一緒に練習しようかな。
    でも、誰と練習をしよう? うーん……)」

先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

持ってるフラグ:ドリブル・パス・タックル・せりあい

※練習をする選手の名前を明記して下さい。
 「パチュリー」も選択出来ます。
※右記のメンバーは指名出来ません。「霊夢」「魔理沙」「早苗」「咲夜」「妖夢」「松岡」「輝夜」

381 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 00:23:13 ID:ZVoPVJ5+
妹紅

382 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 00:23:19 ID:???
反町のブロック値ってあってる?

383 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 00:23:41 ID:???
>>379
……すみません、覚醒廃止したの忘れていました。
という事で>>365の試合中の閃き云々は無視して下さい。
誤解を与えてしまって申し訳ありません。

384 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 00:24:30 ID:DdYwwWJ+
妹紅

385 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 00:25:30 ID:???
>>382
ごめんなさい、改めて確認したら正しくは52でした。53はミスです。
ミスが多くて本当に申し訳ありません。
なお、数値は違っていますが前日の練習での判定は間違っていませんのでこのまま続行とさせていただきます。

386 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 00:26:40 ID:???
練習ルール変えたせいなのかちょっと混乱してるね…

387 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 00:36:30 ID:???
>妹紅
====================================================================================
反町「(そうだな。 午前中も妹紅さんと練習して上手くなれたし、午後も妹紅さんと練習しよう。
    あと、試合中の閃きでものにできそうな気がしたがそんなことはなかったぜ!)」

午前中に引き続き、午後も妹紅と練習をしようと考えた反町。
昼食を食べ終えてコートに戻ってきた妹紅を早速誘うと、妹紅は満面の笑みで快諾をする。

妹紅「よし、友情タッグトレーニングだね! うんうん、頑張ろう! それで、どんな練習しようか?」
反町「? 何か妹紅さん、やりたい事とかは?」
妹紅「別に無いよ。 反町に全部任せる。
   あ、因みに私、ちょっと頑張って練習すればタックルで何かひらめくような気がする!」
反町「(との事だけど……? うーん……)」

A.反町がドリブル/妹紅がタックル
B.反町がタックル/妹紅がドリブル
C.反町がパス/妹紅がパスカット
D.反町がパスカット/妹紅がパス
E.反町がトラップ/妹紅がクリアー
F.反町がクリアー/妹紅がトラップ
G.互いの能力を向上させる練習

先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

388 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 00:36:52 ID:ZVoPVJ5+


389 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 00:39:14 ID:akI5wBmI
A

390 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 00:40:15 ID:???
試合で活躍出来るかな……
ドリブルとシュートがあれば大丈夫だと思うけど

幸いタックル値の高いFWがいるから奥の手としてガルバンにパスして奪わせりゃ良いし

391 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 00:47:13 ID:???
>A.反町がドリブル/妹紅がタックル
===================================================================
反町「よし……それじゃあ俺がドリブル、妹紅さんがタックルで練習しましょう」
妹紅「そっか! うん、よし、それじゃあ頑張ろう!」

先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、

★反町のドリブル練習→(! dice)=★
★妹紅のタックル練習→(! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

※反町のドリブル経験値は「5/10」です。 10到達で技を取得できます。
※妹紅のタックル経験値は「5/10」です。 10到達で技を取得できます。

392 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 00:48:04 ID:???
反町と妹紅の経験値って5でしたっけ?

393 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 00:48:51 ID:???
★反町のドリブル練習→( 2 )=★

394 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 00:49:45 ID:???
>>392
経験値、というより両者共にフラグがあるので5として扱っています。
妹紅は以前タックル練習をして2を得ていましたが、その後覚醒してフラグを立てたので5になりました。

395 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 00:50:15 ID:???
★妹紅のタックル練習→( 3 )=★

396 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 00:51:54 ID:???
タックルフラグ得た後に練習したんじゃありませんでしたっけ?

397 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 00:52:19 ID:???
>>396
ちょっと待ってください、確認してきます。

398 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 00:54:25 ID:???
ども。確認してきた所、仰る通り妹紅は練習前にタックルフラグを持ってましたね。
なので今回の練習で回収となります。ご指摘ありがとうございました。

399 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 00:58:28 ID:???
経験値2の状態でKを引いても2+5になるわけじゃなく単純に5になるだけなんですか
なんかすっごい勘違いしてたな…

400 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 01:05:52 ID:???
>>399
そちらの方が計算や整理が難しくなくて処理が簡単というのが大きな理由ではありますね。

401 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 01:25:26 ID:???
他にそうなるのは美鈴のシュートだけか、どうしようもないが美鈴ェ……


402 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 01:26:06 ID:???
モンゴルェ…

403 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 01:38:53 ID:???
>★反町のドリブル練習→( 2 )=反町のドリブル経験値が7に★
>★妹紅のタックル練習→( 3 )=妹紅のタックル経験値が10に★
>※妹紅がタックルフラグを回収し、スキル・タックル+1を取得!
==========================================================================
反町「(よし、ここは俺のちょっとだけ華麗なドリブルで……)」

ズザザザザーッ!

妹紅「それっ!」
反町「うわっ!?」

反町がドリブル突破を挑み、妹紅がそれを止めるという練習が続いた午後の時間。
反町はこの練習でいまいち閃きを得る事が出来ず、技を習得するには至らなかったものの。
妹紅は逆にこの練習でタックルの鋭さを増し、磨きをかける事に成功をする。
無論、その精度はこの幻想郷Jrユースのボランチ――ヒューイには及ばず。
幻想郷で異常なパワーアップを果たしてしまった十六夜咲夜にも劣るものだったのだが……。

妹紅「うん、汗を流すって気持ちいいね!」
反町「(……うぅん、あまりこの2日の練習で成果は出せなかったなぁ。
    いや、悔いても仕方ない! フランス戦が終われば練習できる日もあるんだし、その日に頑張ろう!)」

快活な笑みを見せる妹紅に対し、反町の表情は浮かないもの。
しかし、明日にはまたアルゼンチン戦があるのだ。
これ以上のオーバーワークで体を壊しては本末転倒だと反町は己に言い聞かせつつ。
こうして幻想郷Jrユース、2日間の練習は終わったのだった。

※2日間の練習を通じて、反町を除く全幻想郷メンバーの全能力が+1されました。

404 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 01:39:54 ID:???
そして練習終了後、反町たちは夕食を終えた後、それぞれ汗を流し、ミーティングルームへと集まっていた。
昨日に引き続き、偵察に行っていた松岡コーチに今日の試合結果を教えてもらう為である。

メディスン「今日あったのは……ウルグアイとイタリア。 アルゼンチンとフランス……だっけ?」
レティ「もう戦ったウルグアイとイタリアはともかく……後者の2チームの試合については、よく聞いておかないとね」
輝夜「いえ、前に戦った2チームも決勝トーナメントに上がってくる可能性があるわ。
   戦法などが短期間で変わるとも思えないけれど、聞いておいて損は無い。
   ま、目下、気にすべきはレティの言う通りアルゼンチンとフランスだけどね」
穣子「しっかし遅いわねあのコーチ」
輝夜「もうそろそろ帰ってくると思うんだけど……」

ドタドタドタドタドタ バタンッ!!

松岡「ハァッ! ハァッ! ハァッ……!!」
輝夜「うわぁぉっ!? び、びっくりした……」

噂をすればなんとやら……丁度松岡コーチの事を話していた時、ミーティングルームの扉は強引に開かれ。
中に入ってきたのは、何やら慌てた様子の松岡コーチである。
いきなり飛び込んできた松岡コーチに一同は驚くものの、しかし、すぐに気を取り直し。
どうしてそんなに慌てているのか、と松岡コーチに問いかける。

パチュリー「……何か、あったのかしら?」
松岡「なななな、何か……どころじゃないZO!?」
輝夜「ちょっ……お、落ち着きなさいよ。 ほら、まず、順序だてて話しなさい。
   イタリアとウルグアイの試合はどうだったの?」
松岡「そ、そっちはウルグアイが3−1でイタリアを下したZO! これでイタリアは予選リーグ敗退決定!
   逆にウルグアイはようやく勝ち点3を獲得だZO!」
反町「(ヘルナンデス……)」

405 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 01:40:57 ID:???
まず松岡の口から説明されたのは、今日行われた第一試合、イタリアvsウルグアイの試合結果である。
イタリア敗戦の悲報を聞いて反町はヘルナンデスと再戦が出来なくなった事について一瞬暗い表情を浮かべたが……。
しかし、周囲の反応は多少ざわめいているもののそこまで驚いた印象は無い。
確かにイタリアの強さはわかっていたが、ウルグアイもまた鬼の勇儀・萃香と実力者を有するチーム。
イタリアが敗退しても不思議ではなく、松岡がここまで慌てる事ではないだろうと考えていたからである。

輝夜「とすると……問題はアルゼンチンとフランスかしら? ……そっちの結果は?」
松岡「そ、そうだZO! それが問題だ! こっちは……5−0だったんだZO!」

ざわ……!!

その松岡の言葉を聞いて、ミーティングルームに集まったメンバーは今度こそ驚いた。
前日のイタリア戦でアルゼンチンが引き分けに終わった事もあり、
ディアスを相手にしても完全に負けた訳ではないのだと考えていたからである。
だが、5−0でアルゼンチンがフランスに勝利したとなれば――やはりディアスの実力は本物なのだと、認めざるを得ない。
如何にフランスが弱小国だとしても、ホームタウンディシジョンがある以上はそこまでの点差をつける事など土台不可能なのだから。

美鈴「やっぱりアルゼンチンさんは強敵みたいですね……(咲夜さんがいてくれればなぁ……)」
静葉「(これは点の取り合いになるかしらね……一樹君とリグルちゃんの出来次第だわ……)」

改めてアルゼンチンの驚異を知った一同は、緊張感に満ちた表情で話し始める。
本当に明日勝てるのか、いや、それでも、やるしかない……。
半ば決死隊の覚悟になるものもいる中、懸命に闘志を失わぬようにする一同を見て……輝夜は満足そうに笑む。
だが、松岡コーチだけは珍しく暗い表情をしたまま……静かに首を横に振った。

松岡「違うんだZO……」
輝夜「? 何が違うの?」
松岡「勝ったのは……アルゼンチンじゃない……」
チルノ「……はァ?」

松岡「勝ったのはフランス……。 フランスJrユースが、5−0でアルゼンチンに完封勝利。 大差で下したんだZO!!」

406 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 01:41:58 ID:???
              _,,.. -─- 、.,__
       (ゝ、..,_,. '"´         `ヽ. /|
        ,> '"   _,,,......,.,,_ (` '⌒;   ∨ |
      / ./ '"´ /     `\/、   /
     /  /   /  |   | ー-  /| \   ハ
   </  /   /イ |   |ヽ.__ / !  \  }
    ,{  ∠、  '  |__∧  /|ァtテ=ァ  }  `' iー- 、
    八     ,  |rテ=ァr\|  ゞ-゚'´| /  |   '、  }
   ´  \   \| ゞ-゚'      ""レ'  /    ヽ./  なんか逆に幻想と当たる時の凌辱フラグな気がします……
      ,>、,__,ゝ"   '      ∠,. イ!     }
     /  ソ  ハ     r‐、   ,|  八  ,  ,ハ
    /   ∠、  人       / ! /-- 、 /レ' |
   .{     レヘ、  `l.7ァーr,イr/レ'     ヽ.  '
     、      \/∨\_r} // ./ /    ∨
     \     , -‐─l7| |/   /|/        ト、
      ヽ  /     /| l/|   ,r{/!        /| \
       } /      (`'⌒ソ´   | __    '  ;    ',
        / |  , --、 |,'ヽ/` ー ァ'"´  `ヽ/ ./___.ノ
       ;'  、/ r-、j |{  }     ;  く_()) ; /{
        、 /  ̄ ヽr!| (')   人     ノ .'  '、
        ,r{  r、ン´}ハ|  { .// `''ー '" ム  ヽ

という所で判定はありませんが本日はここまでです。それでは、お疲れ様でしたー。

407 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 01:44:06 ID:???
乙でしたー

フランスって反町とリグルだけ集中マークしてれば完封できそうだからなー…

408 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 01:44:47 ID:???
乙でした。
予想通りでしたが…5-0は考えなかったですねえ。
2-1或いは3-1くらいかと…

409 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 01:45:44 ID:???
やっぱりパルスィって以前の反町のようにトラウマ攻撃されるんだろうか?

410 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 02:29:18 ID:???

ディアスのドリブルでもさとりは抜けなかったか

411 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 02:30:28 ID:???
アルゼンチンの無得点は予想したけどフランスの5点は伏兵も決めたということか

412 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 02:44:37 ID:???
ぷるんぷるん乙でした
試合内容が気になるわ…特にフランスの攻め方。

413 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 02:48:24 ID:???
そういえばさとりセービングって落葉シュートみたいなブレ球には使えないはずだよね?
隠しておけばPA内フリーででらくらく発射できるかな?

414 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 07:13:47 ID:???
イヌカマッセの精鋭に
雑魚ヴァルキュリアより弱い魔道軍将がいるとはw

415 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 07:39:20 ID:???
そして腐乱す審判は月の天才の人体実験の犠牲者となったのであった

416 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 08:30:59 ID:???
そうかフランスは来生とディアスをすり替えておいたのか

417 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 08:32:12 ID:???
>輝夜「とすると……問題はアルゼンチンとフランスかしら? ……そっちの結果は?」

そもそもどういう結果になったらイタリアとウルグアイが問題になるんだよ

418 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 12:07:27 ID:???
イタリア10-0くらいだと得失点差勝負になったとき辛い、とかw

419 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 12:23:22 ID:???
能力上がったからリグルがスキル込みで67か
一点入れた後はエースに頑張ってもらうか
シーソーゲームにして味方の判定増やすためにワンツーで上がり最後にオータムを2、3発入れれば……

420 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 12:26:44 ID:???
イヌカマッセの残りのメンバーが気になるZE

421 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 12:27:17 ID:???
一番困るのはシューターのレッドカードだな
ってあれ?反町退場の場合ってその時点でゲームオーバーだっけ?
(点が取れなくなるという意味ではほぼ確実にゲームオーバーだけどね)

422 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 12:29:11 ID:???
翼「リグルが退場? 不正をしてまで勝ちたいのか!」

423 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 12:29:15 ID:???
翼「秘密兵器のEXリグルが10点とるから問題なし」

424 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 12:31:55 ID:???
>>420
ジェリドとか加賀美辺りだな

425 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 12:31:57 ID:???
三杉「もうどうでもいいよ…」

426 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 12:32:11 ID:???
三杉「君たちは何を言っているんだ」

427 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 12:51:13 ID:???
まぁ問題ないんじゃない?
アルゼンチンから五点も取ったんなら、隠してるものも最早ないはずだし

428 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 12:57:16 ID:???
翼は相変わらずだな

もしかしたらリグルの技を覚えてしまったために基礎が鍛えられてないんじゃないか?

429 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 14:06:23 ID:???
反町の相対的弱体化が止まらねぇw

430 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 15:13:15 ID:???
反町の成長よりもイヌカマッセの全メンバーのほうが
少しだけ気になり始めたのは内緒だw

431 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 18:27:09 ID:???
輝夜「フ……フ、フランスが……アルゼンチンに……」
妖精1「5−0……? う、うそ……!?」

ざわ……! ざわ……!

松岡の衝撃発言を受けてから数秒間、ミーティングルームの時間が停止したように静寂が訪れ……。
しかし、やがて輝夜が驚きの声を上げたのと同時に室内は騒然とし始める。
それ程までに、松岡の発言は一同にとって予想の範疇を超えるものだったのだ。

リグル「やっぱりあの天パは大したことないんじゃないか! フランスなんかに負けちゃってさ!」
パチュリー「……コーチ。 今日の試合、ディアスと八意永琳は出ていたの? 怪我か何かで欠場とか……」
松岡「ディアスも永琳もスタメン出場。 アルゼンチンはベストの状態で試合に臨んでるZO」
パチュリー「……とりあえず、ビデオを見せて頂戴。 実際に見た方が早いわ」
輝夜「そ、そうね! 松岡コーチ、お願い」
松岡「わかったZO!」

ディアスたちに何かのアクシデントがあり出場していなかったのかと思えば、それも違うと松岡コーチが否定。
ならば一体どのようにしてフランスJrユースが勝利をしたのか……。
当然ながらこの場にいる大部分の選手達は、それが気になる。
それを確認するには、やはりこの目で試合を見てみなければならない。
松岡コーチはパチュリー、輝夜に促されるままそそくさとビデオデッキに持ってきたビデオを入れ、再生ボタンを押す。
すぐにテレビにはフランスvsアルゼンチンの試合――試合開始からの様子が映り始めるのだった。

反町「(確かにさとりさんは一対一の名手だ……だけど……それだけであのディアスを完封出来るのか?)」
てゐ「(……つーか問題はどうやって5点も取ったかウサ。 話によりゃフランスは攻撃力も不足って話だったのに)」

432 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 18:28:10 ID:???
………
……


パスカル「よし……まずは1点取っておくか! ディアス!」
ディアス「オッケー!」

フランスvsアルゼンチンの試合は、まずアルゼンチンのキックオフで始まった。
アルゼンチンはこのキックオフでまずは1点を取る為、ディアスにボールを預け。
ディアスの超個人技でフランスの意気を殺ぎつつこちらのペースに持ち込もうという腹積もりで攻撃を開始する。

ドダダダダダダッ!

ナポレオン「うおおおおおおおりゃああああああああっ!」
ディアス「おっと」
ボッシ「う、うわあああああああああっ!」
ディアス「ほいほい」

サササッ

ピエール「……止める!」
ディアス「とまらねぇよ〜、っと」

ババッ! ダンッ!!

ピエール「くっ……!(なんてデタラメなドリブルセンスだ……!)」

そして、ディアスはあっさりと中央を突破していった。
フランスのFW、ナポレオンとボッシをあっという間に高速ドリブルで抜き去り。
守備力に定評のあるキャプテン、ピエールをクリップジャンプで飛び越えた。
その一連の動きは正に華麗――これはこのまま早くも1点入ってしまうかと、アルゼンチンサポーターからは歓喜の声が沸き上がり。
一方でフランスサポーターからは悲鳴が漏れ始めるのだが……。

433 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 18:30:22 ID:???
こいし「(やらせるもんか……! えいっ!)」
ディアス「うおっ!?」

むんずっ ガガガッ!!

しかし、ここでボランチのこいしがディアスにプレスをかけ、ディアスの動きが一瞬止まった。
誰にも見えないようにではあるが、こいしはディアスと接触をした瞬間。
片腕でディアスのユニフォームを掴み、引っ張り、ディアスのバランスを崩させたのである。
それは審判が見ていれば確実にファウルを取られていた行為であったが、笛は吹かれなかった。
単純に審判が見ていなかったのか……はたまたこいしが上手く審判から見えないようにやったのか。
それとも審判が見ていたとしても、吹かなかったのか――憶測はいくらでも出来るが、とにかく結論として、ディアスの動きは止まった。

ディアス「(ちっ……狡い真似してくれるぜ! でもそれなら……)そらっ!」
パスカル「(? ディアス、何を手間取っているんだ……? ……まあいい、ここは俺が運ぶか)よし!」
こいし「(ちぇっ、ボール奪えなかったか〜)」

だが、ディアスもただでボールを奪われるような真似はしなかった。
こいしに奪われるよりも早く、素早くボールを捨て、このボールは相棒――パスカルがトラップ。
こいしがディアスについている間に速く中盤を突破しようと、そのままパスカルは単身上がり始めたのだが……。

タタタッ!

パスカル「(よし、あのコイシとかいうボランチがいなくなれば後は楽勝だ。 ディアスがあいつを振り切ってからパスを出して……)」
ドゴール「フンガーッ!!」
パスカル「な……!? ぎゃ、ぎゃああああああっ!?」

バゴォォンッ!!

パスカルはボールを奪われ、ここでアルゼンチンの攻撃は終了してしまった。
そのダイナミックかつ強力なパワータックルでパスカルを弾き飛ばし、ボールを奪ったのはフランスDF――ドゴール。
彼のタックルの鋭さ、破壊力は、少なくとも見ている限りではキャプテンであるピエールに負けず劣らずの威力だった。

434 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 18:31:38 ID:???
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!?

ジョン「あ……あ……あっとぉ!? これはフランス……アルゼンチンの攻撃を阻みましたァ!!
    ボールを奪ったのはドゴール選手! これは凄い! そのパワータックルにパスカル選手弾き飛ばされましたァ!!」

観客「お……おおお! い、いいぞドゴール!」「ドゴール! ドゴール! ドゴール!」
  「あれ? ピエールとナポレオン以外が活躍してる……」「どういう事なの……」

パスカル「ぐぐっ……い……いたた……」
ディアス「(……俺なら抜けた、が、パスカルだと少し厳しいな。 ……しかし、なんだったんだ今のは?
      フランスってのは数少ない主力しか見る所の無いチームじゃなかったのか?)」
永琳「(これは……)」
こいし「やったー! ドゴちゃん最高! よし、こっちの反撃だよ〜!」
ドゴール「マッ!」

このドゴールの守備に驚いたのは、攻撃をしていたアルゼンチン。
そして、実況席と観客たちである。
事前情報でもイタリア戦の様子を見る限りでも、フランスJrユースの中心選手以外はただの数合わせ程度という認識しかなかったのだから。
パスカルのドリブルを中心選手ではないドゴールが止めた事に驚愕をしても仕方がないと言えるだろう。
だが、アルゼンチンJrユースはここから更にフランスの実力に驚き続ける事となる。

バシッ! バムッ!

ジョルジュ「ふ……よくやったドゴール。 後は大陸一のこの私に任せておきたまえ」
パルス「いいからそのボールを寄越したまえ! いい子だから!」
ジョルジュ「いいや渡さんさ。 そら……走れ、フェレーリッ!」
パルス「うわぁ〜、目がぁ〜、目がぁ〜……!」

バシュッ! シュピィイイイイイイイインッ!!

435 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 18:32:38 ID:???
ドゴールからボールを受け取った左サイドハーフ、ジョルジュ。
自称・大陸一のサッカー選手と豪語する彼は、しかし、そう大した実力を持たない選手であった。
だが、彼にはなぜか異常なまでに上手いパスコースを探す能力とそこに通すだけのキックコントロールの実力があった。
まるでパス以外の才能をどこかに置いてきたかのような彼のパスは、アルゼンチンのカットを縫うようにして逆サイドのフェレーリへと届く。

フェレーリ「うおおおおおお! 俺はスーパーカー! 俺はスーパーカー! 俺はスーパーカァァァァァァアアアアア!!」

ズダダダダダダダダダダダダダダッ! シュバァァァァアアアアアアアアッ!!

ガレヤ「な……こ、こんな……!?」
バサロ「う……ウソだろ……!?」

そして、ボールを受け取った右サイドハーフ、フェレーリは走った。
彼は守備力も無かった。得点力も無かった。パスセンスも無かった。ただし、脚だけは速かった。
その瞬発力、加速力、最高速度を生かす為の練習を合宿で積んできた彼の高速ドリブルは――。
ディアスや永琳との練習でドリブラーと相対する経験が多かったアルゼンチンのDF達すらも奪えない程に速く、鋭かった。

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!?

ジョン「こ、これは凄いッ! フランス……フランスJrユースがアルゼンチンを押しているッ!!
    フェレーリ選手、速い速い! 一気にサイドを駆け上がってしまったァ!!
    なんという突破力! こんなドリブラーがフランスにもいたのかァ!? フランス、いきなりの得点チャンスですッ!」

永琳「(……イタリア戦とは見違えるような動き。 一体これはどういう事かしら……?
    ……疑問は尽きないけれど、とにかく……今は守りきる事が肝要!)
   ガルバン君、止めに向かって! PA内は私がフォローをする!」
ガルバン「了解!」
フェレーリ「(よし……ボールを運べた! 後は……)ナポレオンッ!!」
ナポレオン「おっしゃあっ!!」
ガルバン「ぐっ……くそっ!」
永琳「(……パスは平凡もいい所、か。 ふむ……)」

436 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 18:33:40 ID:???
サイドを突破したフェレーリは、ガルバンが襲い掛かる前にボールを素早くゴール前に駆けこむナポレオンへとパス。
グラウンダーのボールを受け取ったナポレオンはそのままワントラップをしてから大きく右足を上げ。
しかし、その前にはここまで戻ってきた永琳が立ちはだかり、全身でシュートコースをブロックしている。

ガルトーニ「た……  た  す  け  て  え  ー  り  ん  !  」
永琳「そうそう簡単にゴールは許さない……!」
ナポレオン「(決める……! 決めてやる……! ここまでボールを繋がれて、決められねぇで何がストライカーだ!!
       食らいやがれ! これが俺の……!)」

ブワァァァアアアッ!!

ナポレオン「ハイメガキャノンシュートだァァァァアアッ!! うがあああああああああああらああああっ!!」

バゴッ……ギュガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンッ!!

永琳「うっ……ああああああああああああああああっ!?」
ガルトーニ「エ、エイリンさん……みぎゃあああああああああああああっ!?」

バギャガガァッ!! ズバアアッ!! ピピィイイイイイイイイイイイイイイーッ!!

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

だが、永琳はこのナポレオンのシュートを止める事は出来なかった。
メガキャノンシュートでは世界は取れない。
チームのストライカーとしての面子も保たれず、それどころか1点も取れないまま試合を終える可能性もある。
イタリア戦でそう感じ、幻想郷の反町、ウルグアイの勇儀、イタリアのフランのシュートを見た彼は。
この大会に向けて開発していたメガキャノンシュートを更に昇華させた。
威力を上げ、破壊力を増し、スピードを伸ばしたそのシュートはゴールネットを突き破り。
ゴールが決まった事を知らせる審判の笛が、高らかになったのだった。

フランスJrユース 1−0 アルゼンチンJrユース

437 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 18:34:55 ID:???
一旦ここまで。

438 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 18:41:29 ID:???
反町「良い特化だ感動的だなだが無意味だ」
バシュ!

439 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 18:43:04 ID:???
森崎板ルールにおける最適解、特化戦術で来たかー。
まあ、この世界じゃ実際にオータムがこれで大暴れしたもんな。

440 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 18:43:35 ID:???
どこかで見たような特化型チームだw

441 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 18:58:47 ID:???
早速パルス大佐が決め台詞だしてるw

442 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 19:18:33 ID:???
ハイメガキャノン…なんて聞き覚えのある名前w

443 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 19:19:29 ID:???
このナポレオンは妹いるなw

444 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 19:26:04 ID:???
ナポレオンはエロゲ顔負けのハーレムなのに鈍感っぽいw

445 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 19:48:58 ID:???
特化するとシステム的にはすげぇ強いからね
ポイズンさん側から対策用の特殊要素加えない限りw

446 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 20:35:36 ID:???
フランスわろたw

447 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 20:41:19 ID:???
ジョン「んなああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!?
    こっ、これは凄い! 凄まじいィッ!! フランス、前半6分、早くも先取点を挙げたァァァッ!!
    決めたのはフランスエースストライカー、ルイ=ナポレオン選手ッ!
    豪快なパワーシュートでアルゼンチン守備陣は呆気なく吹き飛ばされてしまったァァァッ!!」

観客「うおおおおおおおおおおお! フランス! フランス! フランス!!」「いいぞー、ナポレオーン!!」
  「きた! メインストライカーきた! これで勝つる!!」「アシストしたフェレーリもナイスだー!」
  「フランス最高や! イタリア戦の負けは間違いやったんや!」「負ける気せぇへん、地元やし」「ここから3タテあるで」

フェレーリ「ナイスゴール、ナポレオン!」
ナポレオン「ふん。 バンバン俺にボールを持って来い! この試合、まだまだ点を取るぞ!」
ピエール「……体力配分は間違えるなよ。 後半に入る前にガス欠になっては元も子もない」
ナポレオン「へいへい、わかってますよキャプテンさん」
こいし「ボーちゃんも25cmに負けないように頑張ってね!」
ボッシ「あ、ああ……(やっぱりナポレオンは凄いな……)」
さとり「(……いい流れです。 ですが、相手もこのまま終わりはしないでしょう)」

試合開始早々の先取点。今大会初めての得点とあって、フランスの士気は跳ね上がる。
ゴールを決めたナポレオンは晴れやかな笑顔で自身にボールを集めろと宣言し。
周囲の者たちもナポレオンを祝福しながら、いいムードで自陣へと戻り始める。
それをゴール前から見やりながらさとりは微笑み……次いでアルゼンチンの方へと視線を向けた。

448 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 20:42:37 ID:???
ガルバン「ぐ……く、くそっ! してやられた……!」
永琳「……これは少し予想外ね。 でも大丈夫、1点差程度跳ね返せる。 まだまだ時間があるこの状況なら……そうでしょう?」
ディアス「とーぜん! すぐに倍にして返してやるぜ!」
パスカル「……しかし、フランスの連中。 イタリア戦とはまるで動きが違うぞ。 別人みたいだ……」
永琳「そうね……それは不思議ではあるけれど……必要以上にそれを恐れる必要はない。
   確かにドゴール君のタックルは凄かったけれどディアス君なら油断しなければ抜ける。
   ジョルジュ君のパス、フェレーリ君のドリブルも凄かったけれど……恐らく彼らはそれしかできない。
   なら戦いようはいくらでもある。 それをさせなければいい。 守り方を考え、攻め方を考えれば対処できる」
ディアス「そういう事だな。 ……よし、いくぞみんな!」

ピィーッ! バムッ! バシッ!!

このフランスの先取点。そして、イタリア戦からは考えられない程の選手達の活躍に……。
しかし、永琳はあくまでも落ち着いて戦うべきだと一同を諌め、纏め上げた。
これにより落ち着いたアルゼンチンは、再びディアスを使っての攻勢に出る事となる。

シュバババッ! ダダダーッ!!

ナポレオン「うがあああっ!」
ピエール「くっ……!」
ボッシ「ああ……や、やっぱり駄目だぁ……」
ディアス「(そう簡単に止められるかよ!)」

449 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 20:43:49 ID:???
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

試合開始時のリプレイを見ているかのように、再びフランスの中盤を突破し始めるディアス。
ナポレオン、ボッシ、ピエールを鮮やかなフェイントで抜き去ったディアスの前に現れるのは。
ボランチの位置で守備についていた古明地こいしである。

こいし「(今度こそ止めるぞ〜)」
ディアス「(来たな……! だけど、同じ手はそう何度もくわねぇよ!)」

今度こそディアスを何が何でも止めてやると息巻いているこいしを見やりながら……。
ディアスはその右足を大きく振りかぶった。

グワァアッ!!

こいし「うえぇっ!?」

ジョン「あ、あああああっとぉ!? これはディアス君、ミドルシュートの体勢だァ!!
    そうです! ディアス君はそのドリブルだけではなく、ミドルレンジからのドライブシュートも持っているのです!
    距離はややありますが……しかし、無謀とは言えません! これは入るかァ!?」

バルバス「(そうだ、それでいい。 エイリン殿の話によれば、フランスのGKはミドルレンジからのシュートに弱い筈だ。
      体力的に不安もあるが……まずはこの1点を返す事が先決。 やれ、ディアス!)」

ディアス「いっけェェェェ〜ッ!!」

バシュウッ! ギュルルルルルルルルルルルルルルゥッ!!

こいし「あわわ……と、届かないィッ!」
さとり「(ミドルレンジからのドライブシュート……嫌な記憶が蘇りますね……)」

450 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 20:44:59 ID:???
この思い切ったディアスのシュートは、しかし、実の所理にかなっている選択だった。
古明地さとりの長所は、そのPA内での圧倒的な強さ。
一対一、至近距離からのシュートにめっぽう強いとされる彼女であったが……そんな彼女にも弱点がある。
それはさとりの心の目が届かない程、距離の離れた場所――PA外からのミドルシュートである。
この弱点を事前に永琳から聞いていたディアスは、だからこそここでミドルシュートを選択したのだ。
パスカットに長け、ダーティーなディフェンスで接触プレイもこなすこいしも、ことブロックではあまり役には立たない。
自らの頭上を越えて飛び上がるボールを見上げながらこいしが振り向けば、さとりは弾道を見極めようと腰を低くして拳を握っている。

ディアス「(入れ!)」
さとり「(……威力は反町君には大きく劣る。 これならば……!)」

渾身の力を籠めてシュートを放ったディアス。
そのシュートを止めるべく、ギリギリまで弾道を見極めようとするさとり。
2人の勝負は、意外な形で決着がついた。

ブラボー「ブラボーブロック!」

バッ! バシィィィィイイインッ!!

ディアス「な……なにィィィィッ!?」
さとり「ブラボー君!」
ブラボー「ブラボー……おお、ブラボー……!」

451 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 20:46:10 ID:???
ドライブシュートが落下し始めた段階で大きく飛び上がり、その背中でボールを弾き返すブラボー。
自称・攻める事でなく、守る事に特化をした力を持つ彼は、合宿中、幾度となくFWたちのシュートを弾き。或いは弾かれを繰り返してきた。
そんな彼がディアスの得意とするドライブシュートを止められたとしても何らおかしい事ではなく。
しかし、それでも完全に阻む事だけは出来なかったのかボールはこぼれ球となり、高く浮かび上がる。

ダダダダッ! バッ!!

パスカル「任せろ、ディアス! ボールはまだ生きている!」
ベルジェル「俺だけ特にキャラが立ってないが……負けてたまるかーっ!!」

バッ! バコォンッ!!

パスカル「うわぁあっ!?」

零れ球にあわせオーバーヘッドキックに向かうパスカルに相対し、共に飛び上がり――。
パスカルがボールを蹴るより早くクリアーをしたのは、ベルジェル。
名前的に考えて特にキャラを立たせにくい彼も、しかし、立派なフランスJrユースの一員。
タックルが上手いドゴール。ブロックが上手いブラボーに対抗をするように、彼は空中戦で存在感を発揮していた。

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

ジョン「こ……これは凄いッ! フランス、ディアス選手、パスカル選手の波状攻撃を防ぎましたァァァッ!!
    ドゴール選手だけじゃないッ! さとり選手だけでもない! フランス守備陣は……正に鉄壁!!
    強い、強いぞフランスJrユースッ!! 圧倒的天才、ディアス選手もこれには手も足も出ないかァッ!?」

観客「俺は夢でも見てるのか……強いフランスなんて……」「これが特化型の恐ろしい所なんですよ」
  「フランスの守備最高や! アモロなんていらんかったんや!!」「これは勝っただろ……流れ的に考えて……」

452 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 20:47:30 ID:???
ディアス「ちっ……戻るぞ、パスカル!」
パスカル「う……お、おう!」
永琳「(予想外、計算外、想定外……ね。 これは私の攻撃参加も検討しなくては……)」

ピエール「よし……ナイスディフェンスだ、ブラボー、ベルジェル!」
ナポレオン「とっととこっちに回しやがれ! もう1点取るぞ!!」
こいし「(みんなちゃんと練習でやった事をやってくれてる! 勝てる! 勝てるよ!!)」
さとり「(……皮肉なものです。 弱き者が強くなろうとして、あのチームの真似事をする事になろうとは)」

その後、フランスは二度目のカウンターアタックを決めて2点目を挙げる。
今度は右サイドのフェレーリではなく、中央のピエールが自ら果敢に攻め入って単独でゴールを決めた。
守備が安定した今、ピエールの攻撃力も存分に生かせるようになったのである。

2点差となって、再びアルゼンチンのキックオフで試合再開。
ここでアルゼンチンは攻撃パターンを変え、永琳を中心として攻め込み始める。
そして、永琳はミドルレンジでボールを持つとディアスと同様ドライブシュートを放つのだが……。

さとり「それは……通しませんッ!!」

バチィッ!!

永琳「くっ……。
   (ミドルレンジからの私のシュートでも通用しない……? ……四季映姫のロングシュートを弾き返したのは伊達ではないわね。
   これでは私たちクラスのシューターでは分が悪い……。 ……相性が悪すぎるわよ)」

しかし、ゴールはフランスの守護神――古明地さとりが許さなかった。
ミドルシュートを持つとはいえ、永琳もディアスも、どちらかといえばドリブラータイプの選手である。
それでも、かつてのさとりが相手ならば、永琳たちでもゴールを奪えていたかもしれない。
だが、さとりは過去からは考えられない程にまで大きく成長をしていた。
伊吹萃香にはまだ及ばないだろうが、それでも確実に過去よりも強くなっていた。

453 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 20:48:47 ID:???
そして試合はフランスペースで運ばれていく事となる。
前半25分、今度はピエールとナポレオンの高速ワンツーから一気にアルゼンチン深くまで切り込み。
ボールを預けられたボッシは、新必殺シュート『ネオサーブルノワール』でゴールを狙う。
だが、これはあっさりガルバンに弾かれ……た所を、詰めていたピエールがジャンピングボレーを決め、3点目。

アルゼンチンがせめて前半で1点でも返しておかなければと焦り攻勢に出てきた所を。
ようやくピエールがディアスのドリブルを止め、
フェレーリのドリブルでサイドを破ってからのサイドチェンジでジョルジュへとボールが渡り。
前半30分、ジョルジュの針穴を通すパスを受けたナポレオンが、ガルバンを振り切りノートラップキャノンを決め4点目。

ではディアスとパスカルのコンビネーションでは抜けないかと試してみれば……これはパスカットを得意とするこいしの餌食となった。
そのままこいしがボールを持って上がり、得意のパスでナポレオンに通し、
ナポレオンが再びハイメガキャノンシュートを放ち5点目。
これでナポレオンはハットトリックを達成した事となる。

それでも最後の最後、前半戦ロスタイム。
ディアスが意地を見せて中央を突破し、DF達を抜いてさとりとの一対一の場面となる。

ディアス「(これ以上好き勝手やらせてたまるか! 1点を取って……後半で逆転だ!!)」

これだけ好きにやられても、ディアスはまだあきらめていなかった。それを許される状況に、彼はなかったのだ。
天才は諦める事を許されない。天才は最後まで1人でも戦い抜かなければならない。
何よりも彼の天才としてのプライドが、前半無得点で終わる事を好しとしていなかった。

さとり「(……ドリブル!)」

だが、ゴールを守るさとりにもプライドがあった。一対一では絶対に負けないというプライドがあった。
ディアスの心を読み、行動を読んださとりは、迷いを見せず飛び出す。

454 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 20:49:49 ID:???
ダダダダッ! バッ!!

ディアスは足でボールを挟み、高く飛ぶ。さとりが届かない程に。

ディアス「抜い……」
さとり「てません!」

さとりはそれを読んでいた。だからディアスがさとりを飛び越える前に、最高度へと到達する前に、ボールに触れた。

ダンッ! バチィィッ!!

ディアス「なっ……!?」

結果、さとりはボールを奪取した。
天才ファン=ディアスは、古明地さとりを抜けなかったのである。

ピッピッピィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

そして、フランスボールとなった瞬間、審判の前半終了を告げる笛がフィールドに響いた。
5−0……攻撃力を最大の売りとしたアルゼンチンJrユースは、守備力が最大の課題とされたフランスJrユースを相手に。
しかし、前半戦で1点も取る事が出来ず、試合を折り返す事となったのであった。

永琳「(……これは、勝機は無いかしら。 ……ただ、諦める前に出来る事がある。
    ……決勝に上がる為の布石、打たせてもらいましょう)」

フランスJrユース 5−0 アルゼンチンJrユース

455 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 20:51:03 ID:???
一旦ここまで。今日中には判定無いシーン終えたいです。

456 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 21:14:49 ID:???
まともにフランスが勝ってるなあ
主審の活躍が無いのに

457 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 21:17:01 ID:???
特化チームは相性がはまって欠員がいなければ
(秋風がタックラー抜きで負けたように)強いもんねー。

458 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 22:03:49 ID:???
ただ、ここで『誰がどういうタイプか』を知れたことは大きいと思う。
守備はともかく、攻撃は作戦さえしっかり立てれば大分やりやすくなるんじゃないかな?
勿論、向こうも何らかの作戦は立てて来るだろうけど。

459 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 22:29:41 ID:???
弱点はえーりんが教えてくれるから大丈夫

460 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 22:38:30 ID:???
(弱点)おしえてえーりん!

461 :森崎名無しさん:2011/11/01(火) 22:41:53 ID:???
(弱点)おしえてめーりん!(無茶振り)

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