キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【行く者】キャプテンEDIT36【残る者】

399 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2012/06/01(金) 23:27:41 ID:???
村「大前さん、妙な所で格好付かないスねェ」

比良山「ふふふふふっ、浅村も言うじゃないか。……まあ、あえて真面目に返すとしたら、そんなものは杞憂だ。
お前は二年前と同じ、時々大ポカをやらかし、その度に気の毒なほど落ち込み、周りに尻を叩かれながらボールを蹴る馬鹿野郎だ」

大前「おい、真面目に返してそれかよ?」

比良山「だがなァ――それでも愚直に失敗を取り返し続け、ついには挽回どころか想像以上の大逆転をやってのけた。
馬鹿は馬鹿でも、無理難題をクソ真面目にやってのける稀代の大馬鹿。それがお前の本質だよ、大前」

すっと透き通った目で比良山が大前を見る。

比良山「何も不思議がることは無い。昔と同じことをしただけさ。
県外からひょっこり現れた、ちょいと背が高いだけの一年生が、三ヶ月で練習試合のスタメン。
そこで派手にやらかした落ちこぼれが、秋季地区大会では決勝でハットトリック。
夏の予選の決勝で一本も決められなくて半べそだった小僧が、一ヶ月後には全国得点王だ。このゴールも、それと同じなんだよ」

大前「今までと、同じ……」

相棒の言葉に、蟠っていたしこりの様なものが、ストンとあるべき場所に落ち付いた、気がした。

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0ch BBS 2007-01-24