キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【夢幻泡影】黄金のジノ13【エンドレスエイト】
1 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/10/27(土) 20:56:59 ID:qqqVOEoY
このスレは、『キャプテン森崎』のスピンアウト作品であり、イタリアを舞台に展開されています。
主人公は、綺麗になったヘルナンデス。
本家スレより少し後の時代を舞台にしており、キャラクターの色付けも本家スレとは異なりますので、ご注意下さい。
試合については旧ルールにて進行します。
211 :
森崎名無しさん
:2012/11/04(日) 19:24:07 ID:???
★こいつは
*クラブA*
★
212 :
森崎名無しさん
:2012/11/04(日) 19:33:47 ID:???
お、最後の最後で大逆転か?
213 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/11/04(日) 19:41:25 ID:???
★こいつは *JOKER* ★
JOKER…ACミランユースFW、涼宮ハルヒコ
男の分際で、カチューシャなんぞつけた変な野郎だった。
キョン「悪いか?」
???「別に。」
キョン「お前、名前は?見たところ日本人だが。」
ハルヒコ「涼宮ハルヒコだ。」
キョン「………………………………………」
俺は絶句した。確かにこいつは、ハルヒに良く似ている…………!
ハルヒコ「…………転校していった奴が、同じあだ名だったんだよ。だから、気になってよ。」
まさか、こいつは…………………!
キョン「…………まさか、そいつはポニーテールをした十人並みの顔の女で、世の中をやたら斜めに見ている、やぶにらみの女か?」
ハルヒコ「まさにそれだ!お前、知っているのか?!」
知るかーッ!
キョン「転校した理由は、虐め。それの主犯はお前…………だとは言わないよな?」
ハルヒコ「…………………………」
黙りやがった………!図星か?ということは……………
イタリアに違う時系列の俺達がいて、似た理由で、俺の女性体が消えた、というわけか?!
ハルヒコ「…………謝りたい…………謝りたい………………ッ!」
死ぬほど凹んでやがる…………。こいつ、絶対にハルヒだ。
キョン「ならよ、あやまっちまえ。そいつは、気にしてねぇよ。」
ハルヒコ「…………でもよ…………」
214 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/11/04(日) 20:50:29 ID:???
俺とハルヒはうまくいかなかったが、こいつらまでうまく行かせない理由はない。
キョン「構わねぇさ。あやまっちまえ。」
ハルヒコ「…………キョン…………」
ハルヒコは、俺の肩を抱くと叫んだ。
ハルヒコ「喜べ、キョン!お前をSOS団の雑用に任命してやる!」
キョン「死んじまえ。」
その言葉に、ハルヒコがギャーギャー騒ぐ。やれやれ。俺はSOS団から逃げられないらしいな。
古泉一姫、長門ユウキ、朝比奈みく先輩。古泉以外は、皆ミランユースにいる。
佐々木(男)、佐々木団の連中は、皆インテルユースだ。
これもまた、ハルヒや佐々木の馬鹿げた力なのかね。全く。何にせよ、楽しい高校生活になりそうだ。
ハルヒコ「で、キョン。お前、彼女と別れたか?ハルヒにしろ、ハルヒだ。」
キョン「佐々木と別れるなんてゴメンだ。」
ハルヒコ「うーわ。佐々木なんて、俺がこの世で一番嫌いな名前だぜ。」
キョン「人の彼女になに抜かすか!」
佐々木(男)「くっくっ。涼宮くんも、キョンを諦めたらどうだ?」
ハルヒコ「ふざけんな。こっちで位、キョンよこせ!」
佐々木(男)「くっくっ。私の女性版はキョンと愛し合っているからね。キョンは私と結ばれて然るべきさ。」
日本にいる、こいつらのそっくりさんについて喋ったら、このていたらくだ。
キョン「お前ら、頼むから死んでくれ。」
同性になったらなったで、ウゼェ事この上ねぇ。
キョン「やれやれ。」
今日も俺はこの一言を呟くのであった。
215 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/11/04(日) 21:09:14 ID:FKGoZ1m2
本日はここまでにします。
TSは、散々な目に遭ったハルヒ補完でもあります。
キョン子がどちらを選ぶかは、皆様の想像にお任せします。
ハルヒ達の扱いをどうするかは未定です。
キョンと、もう二度と会えない方向にするか、再会して和解する方向にするか。
こちらは、機会があれば投票にて決定したいと思います。
216 :
森崎名無しさん
:2012/11/04(日) 21:24:50 ID:???
俺は正直、この涼宮ハルヒ編自体を黒歴史でなかったことにしたいねえ。
217 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/11/05(月) 02:13:37 ID:Ksujqi4c
>>216
私の力量不足で、不快に思わせて申し訳ありません。
参加者に不快を与えるのは本意でありませんし、投票を設けたいと思います。
『3』票にて。
A 全てを黒歴史行き(ハルヒシリーズのキャラクター自体を登録抹消)
B 一部黒歴史行き(キョン、TSキャラクターのみ登場。女性キャラクターを全て登録抹消)
C 一部黒歴史行き(キョンのみ登場。CP要素無。言葉悪く言えば長沼の焼き直し)
D 一部黒歴史行き(キョン、TSキャラクターのみ登場。CP要素無)
E 現状を通す(黒歴史行きをしない)
F 歴史を書き換える(再投票。
>>207
に準じ、やり直し)
G その他
218 :
森崎名無しさん
:2012/11/05(月) 03:16:25 ID:eWwP+0ZI
E
219 :
森崎名無しさん
:2012/11/05(月) 05:15:59 ID://wr1bKI
B
220 :
森崎名無しさん
:2012/11/05(月) 05:51:14 ID:mOX33Yeo
A
221 :
森崎名無しさん
:2012/11/05(月) 05:57:47 ID:6s3jMOlQ
E
222 :
森崎名無しさん
:2012/11/05(月) 05:58:57 ID:s34+xeFg
B
223 :
森崎名無しさん
:2012/11/05(月) 06:42:13 ID:j1hDgVG+
E
224 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/11/05(月) 13:14:45 ID:???
E 現状を通す
これからキョンは、一試合だけ一軍で戦います。ぶっちゃけ、どこかの猫さんと同じく負けイベントです。
暫くは二軍で、軍曹に修正されています。彼のこれからに御期待下さい。
因みにモデナ二軍のフルメンバー。
―――〇―――太一
―――――――
―〇―――〇―ハサウェイ、カツ
―――〇―――サザ
――〇―〇――デスっぴ、シコルスキー
〇―――――〇バーニィ、アナベベ
――〇―〇――国辱、キョン
―――――――
―――〇―――ガゼちゃん
モデナ二軍は、愛すべきバカと愛されないバカ、そしてヘタレの素敵なチームです。
現状、頼れるのは太一だけです。
覚醒したら強キャラもいますので(どうしようもない奴もいますが)、『二軍の章』では軍曹になって鍛え直してあげて下さい。
225 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/11/06(火) 15:11:07 ID:a4LmiNj+
ちょっと半端なので、もう少し尺を取ります。
キョン「モデナって、バルサミコ酢が有名なんだな。」
モデナの二軍寮。……ま、寮っていや聞こえがいいが、ただの蛸部屋なんだがな。
同室の奴は………
先着一名様で。
★同室 ! card ★
JOKER…ハートマン先任軍曹二軍監督
ダイヤ…バーニィ
ハート…ハサウェイ
スペード…シコルスキー
クラブ…デスっぴ
クラブA…国辱
226 :
森崎名無しさん
:2012/11/06(火) 15:15:02 ID:???
★同室
ハート8
★
227 :
森崎名無しさん
:2012/11/06(火) 15:17:28 ID:???
ハサウェイ、彼女持ちと同室に激怒。
電子レンジに入れられたダイナマイト作戦決行。
228 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/11/06(火) 16:08:03 ID:a4LmiNj+
★同室 ハート8 ★
ハート…ハサウェイ
年頃は、俺と変わらない位の奴だ。
ハサウェイ「確か……日本人だよな。僕はハサウェイ。ハサウェイ・ノア。高校生だよ。」
ハサウェイ。こいつも高校生のようだ。
キョン「俺は○○。キョンって呼んでくれ。」
ハサウェイ「キョンか。」
部屋を見渡すと、テーブルの上に写真があった。水色の髪の可愛い子だ。
俺も佐々木の写真を飾るかね?
いや、キャラクターじゃねぇな。
『2』票にて。
A 他に高校生はいるのか?
B 二軍について教えてくれ。
C 食堂で飯でも食おうぜ。
D やっぱり佐々木の写真を飾るか。
E その他
229 :
森崎名無しさん
:2012/11/06(火) 16:21:26 ID:yFhRWoV+
B
230 :
森崎名無しさん
:2012/11/06(火) 16:35:26 ID:Td5sk1fw
B
231 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/11/06(火) 17:26:07 ID:???
B 二軍について教えてくれ
キョン「二軍について教えてくれ。」
ハサウェイ「二軍?ああ、正式にはプリマヴェーラって呼ばれていて、大体21歳位までのカテゴリーだよ。
ここでは便宜上、一軍のサテライトも兼ねているけど。
例えば、ローレンス。彼は一軍降格後に二軍に来た。そして太一。彼は日曜サッカーとして二軍にいる、パートタイマー。
太一は、実力では一軍クラスなんだけど、本人の希望で二軍にいる。本業は公務員。外交官だよ。」
キョン「がっ…………!」
外交官?!
ハサウェイ「妹が、日本の高校サッカーのファンでさ、妹が言うには、高校が東邦学園の特進。
一般入学だったけど、一年生から東邦の一軍で、黄金期の先鞭つけて、一年の冬から卒業まで、東邦の不動のCFW。
三年生の時は、前人未到の高校三冠、全てで得点王。プロ入りを蹴って、東大に現役で進学。
大学では、ユニバーシアード日本代表のキャプテンとして、世界大会優勝の立役者。そしてMVP。」
なんなんだ、その化け物は?本当に人間か?!そんな奴が何故?!
ハサウェイ「外交官を昔から目指していたから、夢を諦めきれないんだってさ。
本当は、ローマの二軍で日曜サッカーしていたけど、ローマが本契約しようとしてきたから、それが嫌でモデナなんだよ。」
キョン「化け物じゃねぇか!」
正真正銘の化け物だ!東邦学園の特進って、頭の良さでハルヒクラスがザラにいるぞ!東大って、佐々木やハルヒですら、志望は京大だぞ!
232 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/11/06(火) 17:40:07 ID:a4LmiNj+
ハサウェイ「それを全く鼻にかけない、すごい付き合いやすい奴だけどね。多分、キョンも好きになるよ。」
キョン「話だけ聞くと、そうは思えんがな。」
そんなスペックの奴が、高校生なんて相手にするか!
ハサウェイ「とりあえず、二軍で見込みある奴は一軍で使って貰える。
チャンスを活かした奴が、カミーユ。そして一乗寺賢。」
待て。一乗寺賢って、あの天才・一乗寺賢かよ……………!俺の年代なら、多分誰でも知ってるぞ。
どうやら、俺はとんでもない所に来たようだ。
ハサウェイ「とりあえずは、再来月にある、プリマヴェーラの大会。これに優勝して、大会で活躍したら上に行けるかもね。
この前の優勝が………」
先着一名様で。
★優勝チーム ! card ★
JOKER…バティン擁するフィオレンティーナ
ダイヤ…涼宮ハルヒコ擁するミラン
ハート…佐々木(男)擁するインテル
スペード…マルコ・クォーレ擁するユヴェントス
クラブ…トト擁するチェゼーナ
クラブA…シニョーリ擁するパルマ
233 :
森崎名無しさん
:2012/11/06(火) 17:41:32 ID:???
★優勝チーム
スペードA
★
ダイヤとハート以外ならなんでもいいや
234 :
森崎名無しさん
:2012/11/06(火) 17:42:01 ID:???
★優勝チーム
クラブ8
★
235 :
森崎名無しさん
:2012/11/06(火) 17:42:17 ID:???
★優勝チーム
スペード5
★
236 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/11/06(火) 17:59:19 ID:a4LmiNj+
★優勝チーム スペードA ★
スペード…マルコ・クォーレ擁するユヴェントス
ハサウェイ「マルコ・クォーレ擁するユヴェントス。イタリアの至宝と呼ばれる位、彼は凄い。」
キョン「マルコ・クォーレ………」
ハサウェイ「ミラン、インテル、パルマ、フィオレンティーナ、ローマ、ラツィオと総なめだったしね。
多分、高校生だと彼が世界一だと思う。」
キョン「高校生なのか?」
ハサウェイ「ああ。」
………世界には、とんでもない奴がいるんだな。
ハサウェイ「それじゃ、食堂行こうか。腹ごしらえだ。」
キョン「ああ。」
先着二名様で。
★食堂には ! card ★
★コックは ! card ★
JOKER…太一/五番町キリコ、秋山ジャン、小此木タカオ、楊セレーヌ
ダイヤ…バーニィ/秋山ジャン、小此木タカオ
ハート…アナベベ/楊セレーヌ、小此木タカオ
スペード…サザ/秋山ジャン、五番町キリコ
クラブ…国辱/ミスター望月
クラブA…ハートマン/伍 行壊
237 :
森崎名無しさん
:2012/11/06(火) 18:00:44 ID:???
★食堂には
スペード5
★
238 :
森崎名無しさん
:2012/11/06(火) 18:00:50 ID:???
★食堂には
JOKER
★
239 :
森崎名無しさん
:2012/11/06(火) 18:01:30 ID:???
くっ、6秒差か!
240 :
森崎名無しさん
:2012/11/06(火) 18:01:54 ID:???
★コックは
スペードA
★
241 :
森崎名無しさん
:2012/11/06(火) 18:10:18 ID:???
身の程をわきまえよ
242 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/11/06(火) 18:23:05 ID:???
>>241
サザ「すごく……黒いです(´・ω・`)」
★食堂には スペード5 ★
★コックは スペードA ★
スペード…サザ/秋山ジャン、五番町キリコ
食堂には、緑髪の男がいた。
目の前に並ぶ、沢山の中華料理……………
ハサウェイ「サザ。」
サザ「ハサウェイか。そいつは新入りか?」
サザというらしい。かなりのイケメンだ。
キョン「○○だ。キョンでいい。」
サザ「キョンか。サザだ。MFをしている。」
いい奴っぽいな。さて、俺もメシを喰うか。
???「カカカー!お前か、新入りはー!」
キョン「?!」
厨房を見ると…そこにいたのは、目付きの悪い男と爆乳の女だった。
???「ジャンっ!あんた……っ!」
ジャン「俺は秋山醤!こいつは五番町霧子だ!お前ら2軍の食事番をしてやってるぜ、カカカー!」
かなり傲岸不遜な奴だ。
キリコ「あんたはーッ!バカッ!」
あ、殴られた………。
ハサウェイ「………日本から、中華料理だけでなくイタリアンも学びたいということで、来たみたいだぜ。」
サザ「味は、どっちも美味いがな。毎日料理勝負ばっかりしてやがる。」
ジャン「料理は勝負だ!」
キリコ「料理は心だ!」
………なんつー傍迷惑な奴等だ………。
243 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/11/06(火) 18:31:21 ID:a4LmiNj+
ジャン「で、新入り。お前はどっちを食いたい?」
ここで俺に振るか?!
ジャン「俺の
生クリーム
かけ
回鍋肉
か……」
キリコ「私の
ホワイトソース
かけ
レバニラ炒め
か。」
キョン「(何のイジメだ?!)」
『2』票にて。
A ジャンのを食べる
B キリコのを食べる
C 普通の食事はないのか?!
D 両方食って判定してやる!
E この
すだち汁
かけ
ビックリマンチョコ
は失敗作だ。食べられないよ。
F 犬も食わぬなんとやら、だな。お前ら。
G その他
244 :
森崎名無しさん
:2012/11/06(火) 18:34:15 ID:yFhRWoV+
F
この手のあおりは小此木で慣れてそうだけど
245 :
森崎名無しさん
:2012/11/06(火) 18:40:23 ID:qwVhPNEI
D
246 :
森崎名無しさん
:2012/11/06(火) 19:09:00 ID:89rrEu4s
B
247 :
森崎名無しさん
:2012/11/06(火) 19:33:58 ID:pAHqZffA
D
248 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/11/06(火) 20:24:56 ID:a4LmiNj+
D 両方食って判定してやる!
キョン「オーケーわかった。両方食って判定すればいいんだな?」
その言葉に、ジャン達が笑った。
ジャン「料理は勝負………キリコ、吠え面かかしてやるよ!クカカ!」
キリコ「抜かせ!料理は心だ!」
………こいつら、絶対にのろけてやがる!
先着二名様で。
★生クリーム かけ 回鍋肉 ! numnum + ! card ★
★ホワイトソース かけ レバニラ炒め ! numnum + ! card ★
※クラブで『苦手な味付け』となり、クラブAで『嫌いな味』になります。
※数値が高いほうが勝ちです。ただし、負けた方から八つ当たりされます。
249 :
森崎名無しさん
:2012/11/06(火) 20:26:34 ID:???
★生クリーム かけ 回鍋肉
46
+
クラブQ
★
250 :
森崎名無しさん
:2012/11/06(火) 20:27:00 ID:???
★ホワイトソース かけ レバニラ炒め
32
+
ハート2
★
251 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/11/06(火) 21:28:04 ID:???
★生クリーム かけ 回鍋肉 46 + クラブQ (嫌いな味付け)=34★
★ホワイトソース かけ レバニラ炒め 32 + ハート2 =34★
引き分け
キョン「……………結論を言おう。まず、美味かったのは、ジャンの料理だ。」
キリコの顔が青くなる。
キョン「しかし、俺は、豆板醤が好きでない。」
ジャン「はァ?」
キョン「レバニラは、臭いが強くて苦手だったが、ホワイトソースで臭いが消されていて食べやすかった。
味はジャンの料理が美味かったが、心遣いでキリコが上回っていた。よって引き分けだ。」
ジャン、キリコ「…………………………………」
フン、とお互いがソッポを向く。
キョン「やれやれ。犬も食わぬなんとやら、だな。」
ジャン、キリコ「…………………………」
おい、サザ、ハサウェイ、顔色が悪いぞ?お前ら何を後ろなんか指差して………………
………後は言わなくてもわかるな?真っ赤になったキリコから殴られ、青くなったジャンから蹴られた。
やれやれ。メシ時も騒がしくなりそうだな。
後で、ハサウェイが教えてくれたんだが……前の料理人だったミスター望月ってのが、余りに酷かったようで、
ジャンとキリコは、イタリアンを学ぶ為と、そして望月の尻拭いに来たそうだ。望月?クビになったらしいが。
ジャンとキリコの友人…小此木と楊という奴は、ヌーベル・シノワの店をミラノでやっているらしい。
余暇は、四人でつるんで遊んでいるとの事だ。コモまでツーリングして、キャンプしながら四人でジビエ作ったそうだ。
………まぁなんというか。リア充爆発しろ。
252 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/11/06(火) 22:00:22 ID:???
他は、ハサウェイが二軍の選手について教えてくれた。
GKは、ガゼルマン。
DFは、アナベベ、バーナード・ワイズマン、ローレンス・ブランドー、デスマスク。
MFは、ハサウェイ・ノア、サザ、カツ・コバヤシ、シコルスキー。
FWは、八神太一。
他は名無しらしい。名無しって何だよ。
因みに、軍曹のつけたアダ名だが……
一部禁則事項になるから、公開は出来ねぇ。
誰も『アカのおフェラ豚』みたいな強烈なフレーズ聞きたくねぇよな?俺もだ。第一、練習だってヒデェぞ?
まず初日。ドリブル練習。
ハートマン「貴様、イモはボールを抱く。ボールを女の名前で呼べ。
貴様が遊べるマ○コは、本日はこれだけだ。
潮吹き女王メリーを、指で昇天させた………ピンク・パンティ越しの冒険は終わりだ。
今日の貴様の女房は、革と空気で出来たボールだ。浮気は許さん!」
だぜ?ったく、ここは軍隊かよ!ハサウェイ曰く、いい所もある人だが、とにかく口汚い。
あれだけ口汚いと思った、ハルヒがマシに思えるくらいだ!
ただ、質問したら、罵声がセットだが、必ず納得するまで教えてくれるらしいし…いい人ではあるのか?
初日が終わり、俺はハートマン先任軍曹二軍監督に呼び出しを受けた。
253 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/11/06(火) 22:37:06 ID:???
ハートマン「わたしが二軍監督のハートマン先任軍曹だ。話しかけられたとき以外は口を開くな。口でクソたれる前と後に“サー”と言え。
分かったか、ウジ虫!」
ウジ虫………だと?
ハートマン「ふざけるな!大声だせ!タマ落としたか!」
キョン「Sir, yes, sir!」
先任軍曹閣下はご満足頂けたか?俺は、ハートマン監督を見た。
ハートマン「貴様、雌豚が俺の訓練に耐えきれたら…貴様は一軍選手となる。DFはFWに祈りを捧げる、死の司祭だ。
その日まではウジ虫だ!地球上で最下等の生命体だ!貴様は人間ではない!両生動物のクソをかき集めた値打ちしかない!」
罵倒も、ここまで来ると気持ちいい位だな………
ハートマン「貴様は厳しい俺を嫌うだろう。だが憎めば、それだけ学ぶ。俺は厳しいが公平だ。人種差別は許さん。
黒豚、ユダ豚、イタ豚を、俺は見下さん。すべて平等に価値がない!
俺の使命は役立たずを刈り取ることだ 愛するモデナの害虫を!分かったか、ウジ虫!」
キョン「Sir, yes, sir!」
ハートマン「ふざけるな!大声だせ!」
キョン「Sir, yes, sir!」
やれやれ。とんだ熱血監督だぜ…………。
ハートマン「貴様については、上官殿から聞いている。貴様、一度身投げをしかけたそうだな?」
う………
ハートマン「それも含め、貴様の精神を叩き直す意味合いもあり、二軍からのスタートだ。先程も言ったが……俺は厳しいが公平だ。」
キョン「………………」
ハートマン「じっくりかわいがってやる。誰が貴様を笑おうと、貴様が泣いたりできなくなるまでな。」
軍曹の目は暖かい…………。この人は、実はむちゃくちゃいい人なのかも知れんな。むちゃくちゃ嫌な奴だが。
254 :
森崎名無しさん
:2012/11/06(火) 22:38:53 ID:???
ハートマン軍曹日本に派遣したいなー。
255 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/11/06(火) 22:57:27 ID:a4LmiNj+
>>254
多分、どこ行ってもすぐにクビでしょうw
ハートマン「貴様に質問を許そう。聞きたい事があれば言え。」
『2』票にて。
A 一軍に上がるには?
B 太一について
C 二軍のレベルは?
D ツンデレですか?
E 何故自分はモデナに拾われたか?
F その他
256 :
森崎名無しさん
:2012/11/06(火) 22:57:59 ID:89rrEu4s
E
257 :
森崎名無しさん
:2012/11/06(火) 23:00:33 ID:???
ハルヒ勢のグダグダを一喝して欲しいんじゃないの?
258 :
森崎名無しさん
:2012/11/06(火) 23:52:03 ID:Td5sk1fw
E
「上でCDFが足りない」とか言われると空しいけど一応。
259 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/11/07(水) 00:35:21 ID:???
>>257
ハルヒ達がイタリアに来て、佐々木、長門、みくるとキョンを取り合う可能性が出ますが、それで宜しければ……
>>258
それもあります。
E 何故自分はモデナに拾われたか?
キョン「………何故、自分はモデナに拾われたんですか?」
ハートマン「キョン。貴様、『DFの理想像』というものを知っているか?」
キョン「?」
ハートマン「近年は、アスレチックなカルチョが幅を利かせ、アスリート的なDFが多くなっている。しかし。上官殿の理想のDFは違う。
アスリート的なDFを使いたいならば、微笑みデブ(カナディ)を鍛えたら良いだけだ。
また、アスリートの素質と知性を併せた怪物…マリノス・リブタがトップチームにはいる。」
キョン「理想像は、リブタさんではないですか?」
ハートマン「確かにヤツは理想だ。『近代サッカー』ではな。」
近代サッカーでは?
ハートマン「上官殿の理想のDFとはな、ACミランのフランコ・ロッソ。そして我がモデナのカピトン、モンテゼーモロだ。」
キョン「ロッソさんに、モンテゼーモロさん?あの二人は、どちらかというと旧態然としたDFのような………」
ハートマン「ああ。足は遅く、フィジカルは強いとは言えない。しかし……………
あの二人は、カバーリングが上手く、1対1が異常に強い。近代サッカーでない、旧態然としたサッカー。
その残照を見せているのが、彼らだといえる。」
キョン「………………」
260 :
森崎名無しさん
:2012/11/07(水) 00:42:04 ID:???
それ一喝の効果ないじゃん(笑)
261 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/11/07(水) 01:00:56 ID:???
ハートマン「貴様は技術はあるが、足が遅く、フィジカルは並み以下。正直、プロとしてやるには、余りに身体能力が低い。
だがな。それは、現在のロッソ、モンテゼーモロと同じだ。奴らもベテランになり、フィジカルは衰えている。
それでも、奴等が一線を張れる理由は、老獪さもあるが、何よりチームを第一に考え、個人を考えない割りきりだ。」
キョン「割りきり、ですか?」
ハートマン「そうだ。自分が潰されようがかわされようが、味方が抜かれようが、最後に必ず止める。そういった姿勢だな。
ここがリブタなら、『自分が』止める、となる。
お前なら、『ここなら味方が』となる。
こうした部分だな。貴様が上官殿に拾われた理由は。」
キョン「………………」
ハートマン「あとは、チーム事情。CBの絶対数の問題に、補強に多額の金銭をかけられないので、どうしても安く上がる選手を取る。
貴様は元手ゼロ。そして留学扱いの為、補助金も出る。チームの金銭的な負担は非常に低い。
こうした事情もあった。
貴様を獲得した理由は、上官殿の好みに合い、チーム事情に合い、かつ獲得が安価だったからだ。」
キョン「ありがとうございました。」
ハートマン「質問はあるか?もう1つ位なら許す。」
『2』票にて。
A 一軍に上がるには?
B 太一について
C 二軍のレベルは?
D ツンデレですか?
E 自分は、そうなれるか?
F その他
※本日はここまでにします。
262 :
森崎名無しさん
:2012/11/07(水) 06:30:46 ID:Z0iLAoTs
B
263 :
森崎名無しさん
:2012/11/07(水) 07:06:07 ID:/HizZjxw
A
264 :
森崎名無しさん
:2012/11/07(水) 08:41:07 ID:mGffUUXw
B
265 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/11/07(水) 18:47:33 ID:???
B 太一について
キョン「………八神太一さん、についてですが……………」
ハートマン「太一か。…………ヤツは、選手としての墓場を求めてモデナに来ている。
これは、お前もいずれ考えなければならないことだが……
選手として、誰しもが納得いく終わり方が出来るわけではない、という事だ。」
キョン「………………」
ハートマン「ヤツは、夢を叶えた。外交官という夢。しかし、そうなると…ヤツはもうひとつの夢を叶えたくなった。
ユニバーシアード世界大会。ヤツはMVPを獲得した後、周囲が当然のように引退を勧めるのを、不思議に思ったそうだ。
周りからしてみると、当たり前だ。大学を卒業し、国のために尽くす公務員となるんだ。後は、地域の大会などに出たらいい。
それが当たり前だからな。
だが、ヤツは…まぁ、ヤツらしいと言えばそれまでだが、当然のように延長戦を選んだ。
自分の死に場所位、自分で選ぶ、と。まだ燃え尽きてなどいない、と。
勿論、前代未聞。サッカー選手と外交官なんて、両立出来るわけがない、とな。」
キョン「ば………馬鹿だ!本物の馬鹿だ………!」
ハートマン「確かに。しかし、現にヤツはやっている。公務をこなし、ローマから正式な獲得希望のオファーが来る位にな。」
………どうやら、底抜けの馬鹿ってのは、本当にいるようだ。バケモンかよ………!
266 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/11/07(水) 20:12:14 ID:UwJTY6PI
詳しい話は、本人に聞け。お前も太一を気に入るだろう。軍曹は、そう言い残して俺を部屋から出した。
一体、どんな奇人変人なんだ?
こうして、俺は眠りについた。
――――――――――――――――
学校では、相変わらずハルヒコがうざい。本当にこいつは、ハルヒそっくりだ。
序でに言うと……まぁ国木田、谷口のそっくりさんもいる。名前はイタリア式だがね。
隣のクラスには、佐々木(男)に、橘………まぁ、こいつが一番印象が変わっているんだが………
タニーナ「キョン、どっか行くの?」
オールバック……いや、カチューシャで髪を纏めた谷口…もとい、タニーナ。
キョン「学食だよ。」
クニキーニャ「ふーん。私のジュースも宜しく。」
クニキーニャ……本当に国木田そっくりだ。ヤツは元が女形だしな。ルックスの良さはタニーナよりはるかに上だ。
ハルヒコ「キョン、お前学食行くのかよ?」
キョン「あぁ。」
ハルヒコは、わざわざ俺の肩に手を回した。
ハルヒコ「ここの学食な…………」
先着一名様で。
★学食 ! card ★
JOKER、クラブA…ハルヒコ「『味皇』がいるぜ?」
ダイヤ…ハルヒコ「うめぇぞ。丸井って人がシェフだ。」
ハート…ハルヒコ「うめぇぞ。磯島って人がシェフだ。」
スペード、クラブ…ハルヒコ「やめとけ。犬の餌のほうがまだマシだ……!」
267 :
森崎名無しさん
:2012/11/07(水) 20:14:46 ID:???
★学食
クラブ4
★
268 :
森崎名無しさん
:2012/11/07(水) 20:15:08 ID:???
★学食
ダイヤ7
★
269 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/11/07(水) 20:33:16 ID:UwJTY6PI
★学食 クラブ4 ★
クラブ……………………
ハルヒコは、俺を真剣な目で見詰めている。正直、野郎にされるとかなりキモい。
ハルヒコ「やめとけ。」
ん?
ハルヒコ「シェフが変わって、本当にくそ不味くなったんだ。犬の餌のほうがまだマシだ………!」
そう言われると、逆に興味が湧くんだが?
ハルヒコ「あの大喰らいのユウキが、炒飯にケチつけて床に捨てた位だ!
古泉に至っては、春巻食べて吐き出した位……。お前、想像つくか?あの古泉が、だぞ?」
………いや、想像つかんな。食い物を粗末にする長門も、食べたものを吐き出す古泉も。
ハルヒコ「古泉か、クニキーニャ、タニーナにパンを分けてもらえ。お前は、俺に感謝する事になる。」
キョン「お前は?」
ハルヒコ「もう食っちまった。知ってりゃ少し分けたんだけどよ。」
ハルヒコがカラカラ笑う。……しかし、そんな不味い食堂か。逆に興味が湧くんだが……
『2』票にて。
A 古泉に分けてもらう
B クニキーニャ、タニーナに分けてもらう
C 佐々木(男)に分けてもらう
D 食堂に行く(小文字でハルヒコを道連れ)
E 仕方ない、一食抜くか
F その他
270 :
森崎名無しさん
:2012/11/07(水) 20:39:01 ID:QMLhuke2
B
271 :
森崎名無しさん
:2012/11/07(水) 20:45:07 ID:/HizZjxw
A
272 :
森崎名無しさん
:2012/11/07(水) 20:50:59 ID:CIjEHpro
A
273 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/11/07(水) 21:06:06 ID:UwJTY6PI
A 古泉に分けてもらう
キョン「…………古泉に分けてもらうか。」
この世界の古泉。女性になっているので、話しづらい所はあるんだがな。
ハルヒコ「おし、頼んでくる。」
ハルヒコは、古泉のクラスに向かった。
―――――――――――――――――
古泉「成る程。学食で食べようとしたのを、涼宮くんに止められたんですね。」
ああ。
古泉「確かに、酷いコックですよ。私のベトナム風春巻なんて、ただのゴミでした。
長門くんの炒飯なんか、油っぽすぎるし卵が炒めすぎ、味が均一に入ってない。……あれで料理のつもりなのか、疑問でしたね。」
うわぁ………。
端整な顔を崩さず、凄まじい酷評だ。
古泉「確かにあのような犬の餌を食べる位なら、私のパンのほうがマシでしょう。」
先着一名様で。
★古泉 ! zange ★
JOKER…古泉「んっふ。話したい事もありますし、中庭に行って食べましょう。」
クラブA…古泉「まぁ、物は試し。私は食べませんが、学食に行きますか。」
274 :
森崎名無しさん
:2012/11/07(水) 21:07:03 ID:???
★古泉
*JOKER*
★
275 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/11/07(水) 21:34:08 ID:???
★古泉 *JOKER* ★
JOKER…古泉「んっふ。話したい事もありますし、中庭に行って食べましょう。」
古泉「涼宮くん用のバケットもありますし……んっふ。話したい事もありますし、中庭に行って食べましょうか。」
古泉は、そう言うと優雅に立ち上がった。………あー、いや、こいつ、やっぱりルックスいいなぁ。
――――――――――――――――
古泉「ふふ。………以前は、彼女とよくこうして二人で食べていたんですよね。」
この世界での『俺』か。やっぱりこいつとは、親友だったのか。……嬉しい反面、寂しいな。
古泉「確か、海老が好きでしたよね。あなたは、この海老サンドに目がなくて……。」
キョン「………お前も好きで、たまにゲームしながら取り合いになったな、古泉。」
…………古泉は、変わらず笑顔だ。
古泉「………。本当にその方は、私に似ていたんですね。」
似ていた、じゃなくて同一人物だよ。俺ん中じゃな。
古泉「………話したい事というのは、それです。」
古泉は、笑顔を崩さずに俺を見た。
古泉「涼宮くんの世界改変で、私は彼女に取り返しのつかない過ちを犯しました。
あなたが引っ越してくる、三日前。彼女は私達に別れを告げに来ました。
………私は………涼宮くんの命令で、彼女を追い出しました。……彼女は……
『今までありがと。さよなら、いっちゃん。』
……と言い残し、以降消息が知れません。」
古泉は、下を見ている。こいつの事だ。事実が分かったあと、必死に『俺』を探したんだろう。
276 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/11/07(水) 22:06:53 ID:UwJTY6PI
この世界の『俺』が、どんな時間を過ごしたか、それは知らん。興味がない。
ただ、ひとつ言えるのは、『俺』は、俺と同じ同性の親友がいた、って事だけさ。
古泉「………私は、彼女によく似たあなたが、彼女にしか思えません。」
だろうな。俺もそうだよ。
古泉「聞いても、何もならない事を承知で聞きます。彼女にとって、私は…………あなたにとって『僕』は、どのような存在でしたか?」
俺は、海老サンドをひとつ口に入れた。
キョン「…………………………………そこは、自分で考えろ。」
古泉は、下を向く。
キョン「答えは、もう言ったはずだからな。」
古泉「…………え?」
嫌いな奴の好物なんて、誰が覚えるか。そんな酔狂じゃねぇよ。
それに、言葉の通りだ。俺はお前に感謝しかないんだぜ、古泉。
キョン「………やっぱりうめぇな。海老サンドは。」
俺の言葉に、古泉は…………泣いた。
ごめんなさい、と。ありがとう、と。
なぁ、古泉。お前が、こうした質問を『俺』にしているなら、言っとくぜ。
キョン「わざわざ言わすな、馬鹿が。」
とな。
暫くして、古泉は泣き止んだ。やれやれ、今日はバケットひとつが昼食か。とんだ厄日だな。
とりあえず……古泉に聞いておく事は………
『2』票にて。
A や、やっぱり森さんと………?
B 恥ずかしい事言わされた分、言わせてやる。お前にとって『俺』はなんだ?
C 機関の存在について
D 特にないな。
E その他
277 :
森崎名無しさん
:2012/11/07(水) 22:13:45 ID:QMLhuke2
A
278 :
森崎名無しさん
:2012/11/07(水) 22:16:02 ID:mGffUUXw
d
279 :
森崎名無しさん
:2012/11/08(木) 00:15:57 ID:vMZjif0g
A
280 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/11/08(木) 11:11:06 ID:zIr3LqRc
A や、やっぱり森さんと………?
目の前にいる、古泉…………俺が知る『古泉一樹』は、森さんと幸せになっていた。
では、この『古泉一姫』はどうなんだろう?下世話ながら興味が湧く。
キョン「なぁ、古泉。」
古泉「なんですか?」
キョン「お前、彼氏いたりとか………」
先着一名様で。
★これは ! card ★
JOKER…古泉「んっふ。生憎とフリーです。好きな人がいたものですから。」ホ泉改めレ泉……
クラブA…古泉「いますよ?多分、想像通りの方かと。」
281 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/11/08(木) 11:24:19 ID:zIr3LqRc
ミス。
先着一名様で。
★これは ! zange ★
JOKER…古泉「んっふ。生憎とフリーです。好きな人がいたものですから。」ホ泉改めレ泉……
クラブA…古泉「いますよ?多分、想像通りの方かと。」
282 :
森崎名無しさん
:2012/11/08(木) 11:28:03 ID:???
★これは
*クラブA*
★
283 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/11/08(木) 11:57:49 ID:???
★これは *クラブA* ★
クラブA…古泉「いますよ?多分、想像通りの方かと。」
古泉「いますよ?多分、想像通りの方かと。」
………森さんか。しかし、羨ましい。この古泉を好きに出来るなんて、ある意味最高に羨ましいぞ。
古泉「うーん……その顔を見ると、男女の友情は難しそうですねぇ。
彼女も、『僕』を見たら同じ感想でしょうか。」
近い近い近い。当たり前だ。同性からだと、ハルヒコや佐々木(男)だって気色悪いんだぜ?
お前は、慣れていたってのもあるがな。
古泉「困ったものです。」
そう言い、柔らかく笑う古泉。こいつが女性だと、ハルヒや佐々木と違い、物凄く大人びた感じになるんだな。いや、事実大人か。
まぁ行為を真似ただけでは大人になれないのは、俺が実証済みなんだが。
キョン「俺にとって、お前は『男』だからだよ。いきなり異性になられてみろ。お前の顔やスタイルだと、反応に困る。」
古泉「おやおや。思わぬ告白を頂きましたね。」
………確信した。こいつは、確実に『古泉一樹』の女性体だ。
キョン「昼休みとか、放課後、たまに空くよな?」
古泉「ええ。またボードゲームでも楽しみますか。」
キョン「パン賭けでな。」
古泉「私にダイエットは必要ないですよ。」
キョン「抜かせ。」
………こっちの古泉とも、仲良くなれそうだ。少しだが、嬉しいぜ。
284 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/11/08(木) 14:40:11 ID:???
――――――――――――――――
キョン子「あたしは、世の不条理を感じずにはいられない。」
あたしは、いっちゃんの男性体………古泉一樹とボードゲームをしている。
あのクソッタレハルヒコと、佐々木のクズから逃げたと思いきや、日本でも同じような、いや、同一人物に囲まれていた。
朝比奈センパイに憧れていた、ただの女子高生。タニーナとクニキーニャとつるんで遊んでいた、ただの女子高生なんだ。
ハルヒコの馬鹿が織り成す、超常的な現象に巻き込まれて、一方的に気に入られて、気が付けば徹底的に捨てられた。
そんだけの存在なんだが…………なんであたしは、またこいつらとつるむのか?
まぁ、またいっちゃんと話したりするのは、嬉しいんだけど。
古泉「僕も不思議でなりませんよ。」パチリ
いっちゃんは、相変わらず悪手しか打たない。ボードゲームの弱さは相変わらずか。
ハルヒコの超常的な現象に巻き込まれたというだけに、あたしといっちゃんは仲が良かった。
いっちゃんの憧れだった森さんと、いっちゃんが付き合った時は、他人事ながら大いに喜んだなぁ。
………それだけに、ハルヒコの改変は残念だった。
あいつは、馬鹿だから考えなしにやらかしたに決まっている。しかしな。あたしゃ、そんなに強くねぇんだよ。
見事に人間不信に陥り、あたしは日本に帰った。今のままの状況より、リセットしたほうが楽だから。
それに、あんな態度取られたら、未練もなくなるってもんよ。佐々木(男)も一枚噛んでいた、って知った時は、さすがに一発殴ったけど。
285 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/11/08(木) 20:36:24 ID:???
キョン子「どーしてこうなっちまうんだかなー…………王手。」
ハルヒコの女性体…ハルヒからSOS団に入団を打診され、気が向いたらたまにいっちゃんとボードゲームを楽しんでいる。
古泉「参りました。やはり強いですね。」
……あたしが来て、あたしに真っ先に話しかけてきたのは、いっちゃんだった。
どうやら、この世界の私は佐々木の手に堕ちたらしい。
何となくわかるよ。多分、あたしが知らないところで、佐々木と結ばれる『何か』があったんだろう。
あたしには、それがなかった。だから、佐々木もハルヒコも許せなかったんだし。
佐々木はあたしに、「敢えて何もしなかった」が、あたしは「助けて欲しかった」んだ。四面楚歌の中、誰かに。
だから、ハッキリ言って佐々木が信じられなかったし、誰も信じられない。SOS団も。
あたしがそう言った後、古泉くんは、俯いていた。その姿は、いっちゃんにだぶって見えた。
ハルヒコの改変があっても、いっちゃんは親友だと信じたかった。だから、彼はいっちゃんじゃないと分かっていても…
あたしは、古泉くんに、こう告げた。
いっちゃんは、あたしの親友だと今でも思う、と。『あたし』も、古泉くんにきっとそう思っている、と。
我ながら臭すぎるし、こっちの『あたし』が『あたし』であれば、なんだけどね。
古泉くんは、号泣しながらあたしに謝った。謝りながら、嬉しい、とも。
あっちの世界のいっちゃんも、こう思ってくれていたら、何も未練はないね。佐々木の手に堕ちたあたしがいるのは、癪な話だけど。
286 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/11/08(木) 22:09:26 ID:zIr3LqRc
2軍の章にて、誰かの展開を少しだけ見ます。
『2』票にて。
A コードカナダ〜反逆の国辱〜
B ポケットの中のカルチョ
C カツの惑星に愛を込めて
D 閃光のハサウェイ
E ジャングルの小鹿・ガゼちゃん
F そうよアタシは蟹座の男
G カルチョアドベンチャー
H アナベベと愉快な仲間達
I 身の程を弁えよ
J 北の国から
287 :
森崎名無しさん
:2012/11/08(木) 22:12:17 ID:9Uez7f0w
H
ズベタと来てるのか単身で出稼ぎなのかどっち?
288 :
森崎名無しさん
:2012/11/08(木) 22:16:03 ID:63181TFw
E
289 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/11/08(木) 22:18:29 ID:???
>>287
ズベタと来ています。
290 :
森崎名無しさん
:2012/11/08(木) 22:32:16 ID:uaZUg24E
E
291 :
森崎名無しさん
:2012/11/08(木) 22:32:32 ID:vMZjif0g
I
292 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/11/08(木) 22:50:33 ID:???
Eに決まったところで、続きはまた翌日に。
因みに、バーニィ、太一さん、アナベベは彼女または嫁あり。国辱は……まぁ頑張れ。サザとカツは、身の程を(ry
293 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/11/09(金) 12:40:39 ID:???
E ジャングルの小鹿・ガゼちゃん
タンザニア出身。超人レスリング正義超人軍、期待の星。ヘラクレス・ファクトリー第一期首席。
彼の輝かしい超人レスリング人生は、約束されたも同然だった。
しかし………堕落を覚えた彼は、いつしか落ちぶれはて……超人レスリング冬の時代も相成り、リストラされ、今に至る。
これは、そんな一匹の小鹿の物語………………
――――ジャングルの小鹿・ガゼちゃん――――
超人レスリング、冬の時代………………
あるものは、呑んだくれ………あるものは、建築など自らの技能を活かす道に行き………あるものは…………
ガゼルマン「サバンナに帰ろう………ガゼルの群れが俺を待っている………」
故郷を夢見て、都会に佇んでいた。物乞い同然にまで落ちぶれたガゼルマンは、ミラノの摩天楼の下で静かに息を引き取るかに見えた。
しかし………捨てる神あれば、拾う神がいる。
ザ・ファックス「ガゼちゃん!ガゼちゃんじゃないか!」
ガゼルマン「お…………お前は…………ザ・ファックス…………」
ガゼルマンを拾った神は、幼なじみのザ・ファックスであった。
ザ・ファックスは、小さな会社の事務員として暮らしていた。幼なじみの誼もあり、ザ・ファックスはガゼルマンの生計が立つまで、
ガゼルマンと共に暮らすことにした。
ガゼルマン「スマン、ザ・ファックス……」
ザ・ファックス「いいよ、ガゼちゃん。友達じゃないか。」
294 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/11/09(金) 13:08:05 ID:4YpWFS0w
友のため、ガゼルマンは再び立ち上がった。
ガゼルマンは、仕事を肉体労働系に絞り、余暇を見付けては公園でサッカーに勤しんだ。
腐っても鯛。ガゼルマンは元々のセンスもあり、半年もすれば、一端のキーパーとして開花した。
そんな彼を見付けたのは…………
アンコーナ監督(スカウト)、葛城ミサトであった。
ミサト「そこのあんた、いい顔してんじゃない!ね、ちょっちテスト受けてみない?ダメでも他見付けてあげるからさ!」
ガゼルマン「テスト?」
………結局、アンコーナのテストは不合格だったが………
ミサト「あなたが悪いんじゃなくて、チームの事情にそぐわなかっただけ。
ウチでは諸事情から取れないけど、実力的に、プロでもやっていけるわよ。
アンコーナ戦は手加減してねん?」
名スカウトに太鼓判を押されたガゼルマンは、確かな手応えを得、必死にトライアウトを続けた。
その頃………ザ・ファックスの会社は倒産した……………。
ザ・ファックス「む、無職………あばばばばばば」
ガゼルマン「とりあえずは、今は俺のバイトの金がある。当座は凌げるはずだが……」
ザ・ファックス「が、ガゼちゃん、確か今、サッカーのトライアウト受けてるんだよね?!僕もやってみるよ!」
ガゼルマン「…………え?」
あ、いや、それは無理かと………。心優しいガゼルマンは、そう言えなかった………。
先着一名様で。
★ザ・ファックスの才能 ! card ★
JOKER…ファンタジスタ……だと?
ダイヤ…人並み……かなぁ?
ハート…うーん………
スペード…諦めろ。試合終了だ。
クラブ…両生類の糞以下
クラブA…このド低能がァーッ!
295 :
森崎名無しさん
:2012/11/09(金) 13:08:39 ID:???
★ザ・ファックスの才能
スペード7
★
296 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/11/09(金) 16:36:15 ID:4YpWFS0w
★ザ・ファックスの才能 スペード7 ★
スペード…諦めろ。試合終了だ。
ガゼルマン「(ど、どうしよう……………)」
ガゼルマンは、ザ・ファックスには見えない位置に汗をかいた。
自分は、ガゼル型の超人。つまり、しなやかさこそ武器であり、それは肉体系のスポーツでは最大級の才能である。
黒人以上のバネ、そして超人的な運動能力。ミサトが獲得を渋ったのは、アンコーナではこの才能を伸ばせないからだ。
GKにはアモロがいる。二軍に使うにも、育成まで全て自分が関わるわけでない。だからだ。
対する、ザ・ファックス。
旧式のファクシミリをベースにした、家電型超人。鈍重な動きに、単純な機能。技能もサッカーに役立つものはない。
彼の必殺技の紙を使おうものなら、一発退場。そして彼の名が伝説として永遠に語り継がれるだろう。
『ピッチに紙を持ち込んで凶器にし、相手を襲ったクソ野郎』として。
ブルンジとの国境付近にだって、こんな野郎はいないだろう。
ガゼルマン「(ど、どうしよう………)」
彼に何を告げるべきか………ガゼルマンは、心の底から悩んだ………。
『2』票にて。
A 諦めろ。
B や、やってみて決めるのも遅くないさ!
C そ、そうだな!じゃあ、一緒に受けに行くか!
D また事務員の仕事があるさ!ほら、日本の765プロが募集してるぞ!
E その他
297 :
森崎名無しさん
:2012/11/09(金) 17:01:15 ID:877eBmKo
D
298 :
森崎名無しさん
:2012/11/09(金) 17:12:05 ID:q5bwMGFU
B
299 :
森崎名無しさん
:2012/11/09(金) 17:14:17 ID:xtUuBXng
B
300 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/11/09(金) 18:13:44 ID:4YpWFS0w
B や、やってみて決めるのも遅くないさ!
ガゼルマン「や、やってみて決めるのも遅くないさ!」
ガゼルマンの言葉に、ザ・ファックスは…………
ザ・ファックス「そ、そうだよね!何事も、やって決めないと!」
と言い、サッカー選手を目指した。
真に友を思うなら、止めを刺すのも、また優しさ。少しサッカーをしたら、ザ・ファックスも諦めるだろう。
ガゼルマンは、そう思い、彼のトレーニングに付き合った。
………スポーツというものは、残酷だ。
身体能力が出やすく、天分が出やすいサッカーは、特に顕著だ。
ザ・ファックスも頑張った。しかし、ガゼルマンとの実力差は離れる一方……………
そのうち、貯蓄も目減りし、その日暮らしの生活レベルとなった。
先着一名様で。
★ザ・ファックス ! card ★
JOKER…なんとサッカー筋が芽生えた!
ダイヤ、ハート…ザ・ファックス「大企業に就職が決まったよ。さよなら、ガゼちゃん。」
スペード、クラブ…ザ・ファックス「ガゼちゃん、君は本当に卑怯だなぁ。」
クラブA…ザ・ファックスは、伝説になった……
301 :
森崎名無しさん
:2012/11/09(金) 18:20:48 ID:???
★ザ・ファックス
スペード10
★
302 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/11/09(金) 20:45:28 ID:4YpWFS0w
★ザ・ファックス スペード10 ★
スペード…ザ・ファックス「君は本当に卑怯だなぁ。」
努力では越えられない壁がある………………。それが才能の壁だ。
才能の方向性。ガゼルマンは、サッカーに向いていた。ザ・ファックスは、向いていなかった。
事務処理では、ザ・ファックスにガゼルマンは逆立ちしても敵わない。
それと同じ理由で、ザ・ファックスはガゼルマンに逆立ちしても敵わなかった。
どうしても受ける、と言い、ついてきたモデナのトライアウト。
ガゼルマンは、ついにトライアウトに合格した。ザ・ファックスは、言うに及ばず………。
ガゼルマン「ザ・ファックス………」
ガゼルマンは、友に手を伸ばした。しかし、その手は払いのけられる。
ザ・ファックス「ガゼちゃん、君は本当に卑怯だなぁ。」
………その目は、深い憎しみに囚われていた。
ザ・ファックス「本当は、僕がサッカーに向いていない事がわかっていたんだよね?
あ、そうか………子どもの時に、ガゼちゃんを裏切った仕返しかぁ。」
ガゼルマン「違うっ!」
ザ・ファックス「いやいや、そうだよ。じゃないと………僕がガゼちゃんを裏切っても、ガゼちゃんは僕を裏切らないんだから……」
ザ・ファックスは、ゆっくり立ち上がると出口に歩んでいく。
ザ・ファックス「頑張ってね、ガゼちゃん。屍を踏み越えて進む道だ。…………せいぜい、踏み外さないようにね…………?」
ガゼルマン「ザ・ファックス…………」
それが、二人の別れになった。
先着一名様で。
★鬱展開注意 ! card ★
JOKER…なんと、765プロの事務員に!
ダイヤ…故郷のタンザニアに帰り、事務員として暮らした。
ハート…イタリアに残り、いい加減な事務にうんざりしながらも、まったり暮らした。
スペード…各地を転々とし、串カツ屋である超人と出会い、更正。DMPの事務員になった。
クラブ…故郷を夢見たが、叶うことはなかった。
クラブA…クラブ+放浪の果てに力尽き、胴塚に眠った。
303 :
森崎名無しさん
:2012/11/09(金) 20:46:10 ID:???
★鬱展開注意
ダイヤ3
★
304 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/11/09(金) 21:06:09 ID:???
★鬱展開注意 ダイヤ3 ★
ダイヤ…よかった…クラブじゃなくてよかった…
ザ・ファックスは、故郷のタンザニアに帰った。
小さな経理事務に従事し、毎日を忙しく過ごしている。
彼の毎日の小さな楽しみは、三日遅れで入る、イタリアのサッカー情報の新聞である。
いつか、ガゼルマンが新聞に載ったら、スクラップを重ねていこう。
今はまだ、遠い日の話になるだろう。
そんな日が来るのを、彼は楽しみに待ち続ける……………。
――――ジャングルの小鹿・ガゼちゃん、了――――
※カタルシスか、鬱展開か、迷った挙げ句カードにしました。
予定では鬱展開でしたが………さすがに気が引けまして……。
本日はここまでにします。気分を替える為にも金曜ロードショー見てきます。
305 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/11/10(土) 10:36:05 ID:???
――――メッシーナ短編――――
モデナ戦から、一夜………………
守崎「…………ちゅうわけやが………」
リーグから発表されたのは、ホーム三試合使用禁止、そして暴動の引き金を引いたアシタカの、六試合出場停止処分であった。
パズー「なんだよ、そりゃあーッ!」
まず、激昂したのはパズーであった。
バロン「落ち着け、パズーくん。」
パズー「何で落ち着いていられるんだよ!アシタカだけ処分かよ!」
ポルコ「馬鹿野郎。」
パズーの頭に、ポルコが拳骨を落とす。
ポルコ「これでも優しいほうだぜ。下手すりゃ、アシタカの半年の出場停止処分もあったしな。」
バルス「その通り。私達も手を尽くしたが、これがリーグ機関からの最大限の譲歩だったのだよ。」
バルス、バロン、守崎、ユパ、ポルコには、深い疲労の色が浮かんでいる。
試合終了後、アシタカに説教した後、彼らはすぐにローマに飛んだ。
アシタカの処分の軽減を求め、リーグの機関に直接掛け合ったのだ。
結果的に、見せしめとして半年の出場停止処分を考えていた機関を翻意させられたが……散々な辛苦を味わった。
アシタカ「…………わたしのせいだ。すまない……………」
アシタカが俯く。ミルファクは、アシタカの肩を抱いた。
ミルファク「………なぁ、皆。チーム状態は、今が底。ここから逆転出来たら………カッコいいよな。」
ミルファクの芝居の利いた言葉に、ポルコが顔をしかめ、苦笑し、バロン、ユパ、バルスが苦笑した。
バロン「おいおい、ミルファクくん。私のセリフを取らないでくれ。」
バロンのジョークに、皆が笑う。雰囲気は、解れたものに変わりつつあった。
306 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/11/10(土) 10:55:33 ID:Bxq7wnyA
パズー「ちぇっ。僕はポルコに殴られ損かよ。僕の石頭は、ポルコより固いんだけどな。」
ポルコ「石が鉄に敵うか。」
ゴチン!と音がし、パズーが大袈裟にのたうち回る。それを見て、アシタカは少し笑った。
バロン「いざ、お供つかまつらん。ラピスラズリの鉱脈を探す旅に。」
ラピスラズリ。日本名、瑠璃。幸運のお守りである。
バルス「うむ。皆、アシタカくんの不在を乗り切る!メッシーナの底力、ペルージャに見せてやろうではないかね!」
皆「おう!」
※短編の視点を決めます
『2』票にて。
A アシタカ
B パズー
C ミルファク
D 皆大好きモブGK
E バロン
F ポルコ
G ユパ
H ハク
I バルス
J 守崎拓
307 :
森崎名無しさん
:2012/11/10(土) 10:58:34 ID:4y3AKnY+
B
308 :
森崎名無しさん
:2012/11/10(土) 10:58:43 ID:onAgGpHo
H
309 :
森崎名無しさん
:2012/11/10(土) 11:17:20 ID:AF7HJzmg
C
310 :
森崎名無しさん
:2012/11/10(土) 11:30:20 ID:z8o30SWM
B
311 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/11/10(土) 13:15:59 ID:Bxq7wnyA
B パズー
ペルージャに移動し、アウェイでの試合。アシタカもチームに帯同し、バスの中で皆、寛いでいる。
ん?飛行機じゃないのかって?ウチのチームにそんなお金ないよ。
バロンなんか真っ先に文句言うと思ったけど、まるで天蓋付きのベッドに寛いでいるかのように、気品ある姿を見せている。
いちいち気取っているけど、それが様になっていてカッコいいんだ、あの男爵様は。
反面、うるさいのはポルコとユパ。カードやって小銭かけて遊んでいる。レートは1ユーロ固定らしい。
大ベテランなんだけどね、この二人。
ハクは、大体寝ているか、僕やアシタカやシータと話す。
バルスはミルファクとミステルと、ずっと戦略や戦術について話し合っている。
他といえば………
先着一名様で。
★他の選手 ! card ★
JOKER…湯婆婆の息子
ダイヤ、ハート…ハウル、トトロ
スペード、クラブ…とんぼ、トトロ
クラブA…とんぼ、あべくん
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