キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【バグサッカー】きれぼしサッカー【やりまーす】

1 :きれぼし ◆fM2NOXdVR. :2012/11/19(月) 23:28:30 ID:???
この作品はフィクションです。実在の人物・団体等とは一切関係がありません。

ワールドユース大会にて全日本ユースが初優勝してから1週間後の物語、です。


7 :森崎名無しさん:2012/11/25(日) 20:47:43 ID:???
作成しましたー
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/101.html

8 :きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/11/27(火) 12:00:11 ID:???
>>7
ありがとうございます。
遅くなりましたが、今日は少しですが投稿していきます。

9 :きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/11/27(火) 12:01:47 ID:???
中山「あのFWのヘディング、結構強いぞ」
赤井「ちょっとした必殺技ぐらいあるんじゃないですか?」
新田「(そこでこっち見んな)」


森崎「(あれで普通としたら、必殺技はいくらになるんだ?
   もしかしたらライトニングやサイクロン級……ちっ)」

翼「(試合の趨勢はこれで決まった。だけどキャプテンは負けが決まっても諦める事は許されない。
  レヴィン、君はこれからどうするんだ?)」


レヴィン「ラーソン、フェデリックス、こっちに来てくれ」手を振って両MFを呼び寄せる。
ラーソン「どうしたんだ?」
フェデリックス「もしかして何か打開策でも閃いたのか?」
レヴィン「まあ、そうだ。いいか……」


10 :きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/11/27(火) 12:03:43 ID:???
放送「スウェーデン、これで3度目のキックオフ!リュングくん、再びラベリくんとワンツーの態勢をとりました。
   真正面からキャプテンの尾崎000000000くんに向かいますが…尾崎000000000、今度も動きません」

尾崎000000000「………」

松山「何であいつは挑んでこないんだ?」
三杉「コンディションに問題があるのか、それとも……」

リュング「(まあいい、調子こいてる間に今度こそ決めてやるさ…
     うん、キャプテンのあのサインは)ラベリ、俺にボールをくれ!」
ラベリ「よし行けリュング!」

バッ!

リュング「サンキューラベリ!よーし行くぞ、ヒゲ野郎!」

グワッ!ブワアッ!

放送「リュングくんループシュート!高くそびえるDF陣を飛び抜けられるか?」

門門「この程度のボール、確実に止められる!」

ギュバンッ!
放送「門門くんあっさりとブロック!まさに名前のごとく頑強な門が、
   スウェーデンの攻撃を阻みとめてますっ!」

レヴィン「(…よし……)」


11 :きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/11/27(火) 12:17:31 ID:???
放送「前半もまもなくロスタイムを迎えるところまで進みましたが、試合展開は膠着状態が続いております。
   スウェーデンはFW、MFが代わり代わりにハイボールを多用して攻め立てていますが、
   ことごとくきれぼしJAPANの守備陣に阻まれ、未だキーパーにまで届いておりません」

フハハジーチャ「何度でも打ち上げてこい、何度でも俺が防ぎとめてやるよ!」

レヴィン「(そう、これまで攻撃は全て止められた……だがそんな事は問題じゃない。
     何の考えもなしに攻撃を、それも相手が得意なハイボールばかりで攻撃しているわけじゃない!)フェデリックス!」

バンッ!

放送「レヴィンくんフェデリックスくんにパス!ボールをトラップし…シュート態勢に入ったあ!
   これは本日初のお披露目となるテクニカルループシュート、30mもの距離を制することができるか?」

バシュルルルッ!

門門「来ましたよ!」
フハハジーチャ「毎度のボールのプレゼントご馳走さん!」

バッ!バッ!

放送「門門くんフハハジーチャくんジャンプ!フェデリックスくんの会心の必殺技も壁の高さにはば…」

ギィュウウウウン!

門門「なにぃ!」
フハハジーチャ「は、図りやがって!」

放送「おーーっと!これはシュートではない!門門くんフハハジーチャくんの前を横切るパスだったぁ!
   ボールの先にラーソンくんが滑り込む!」



12 :きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/11/27(火) 12:25:52 ID:???
ラーソン「(かかったなアホが!釣られたおかげで足元ががら空きだ!)これで1点だ!喰らえッ!」

ザシュゥウウウウウウウウウッ!
ズバァアアアアアアアン!

放送「撃ったぁあーッ!ラーソンくんの得意技スピードスライディングシュートだぁーッ!」

滑り込んだ勢いを叩きつけて放つラーソンのスピードスライディングシュート。
DFの足元をその名にふさわしく素晴らしい速度で潜り抜け、猛然とゴールへと飛びかかった。

???「ふあああああー……」
この切羽詰まった状況で、きれぼしJAPANのキーパーを務めるとこんは、他人事のように大あくびをかいていた。

とこん「(何か体の様子が変な気がするのう……)ようやくかい、それじゃ、そろそろいくか、よ」

ビュバッ!
パァンッ!

ラーソン「なにィ!」

気の抜けきった顔から一変し、瞬時にして相手の必殺シュートをキャッチした。
ほぼフリーの状態で撃ったシュートがやすやすと止められてラーソン含むスウェーデンユースはショックを受けたが、
ボールが手中に入ってからの事態の変化に比べれば、どうという事のものでもなかった。


13 :きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/11/27(火) 12:40:16 ID:???
今日はここまで。NPCばかりですみません。

14 :きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/11/30(金) 21:27:54 ID:???
放送「とこんくんラーソンくんのスピードスライディングシュートをワンハンドキャッチ!
不意を突いたスウェーデンの攻撃も奏功せず……おや、つむじ風でしょうか、とこんくんの姿が見え……」

ゾォン!

翼「(な…なんだ今の感覚は?)」
森崎「(ヤバい…なんだか分からんがヤバい!)」
日向「(馬鹿な……!)」
若林「(な…なんだこの絶望感(※)は!!)」


とこんの倒れこんだ場所から突如として砂埃が舞い上がり始めた。
フィールド上に風は吹いておらず戸惑っているスウェーデンユースと観客に対し、

伯疲レイ「来たか」
門門「…お久しぶりです」
フハハジーチャ「あーあ、敵さんご愁傷様」

煙幕は次第に薄くなり、少しずつ人の輪郭が見え始める。

ラベリ「お、おい、なんだアレ……」
リュング「さっきと服装が違うぞ……!」

だが、それはとこんの姿ではなかった。


15 :きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/11/30(金) 21:29:35 ID:???
(※)参考:http://www.nicovideo.jp/watch/sm13750309


16 :きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/11/30(金) 21:30:43 ID:???
ラーソン「赤いワフクみたいな服に、緑のオビ……」
フェデリックス「頭も髭も皮膚も違う……べ、別人じゃねーか!」
レヴィン「な、なんだ……!」

その老人はのろのろと足をボールに載せ、腰を低くかがめ、わずかに頬をほころばせた。

尾崎000000000「来るぞ!皆避けろ!」
王家ノノン「…お、おう!」
よしと「ひえっ」
ホホッモモ「ホホーウ!!」

有様を遠くから眺めていた尾崎000000000が急に号令をかけ、
フィールダーが蜘蛛の子を散らすように中央から離れ始めた瞬間。


ギュオン!


地を翔けた。


17 :きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/11/30(金) 21:34:07 ID:???
とこんらしき老人がボールを右足に挟んで持ち上げ、左足で地を蹴りあげる。
次に左足が地に着いた時、その体は既にセンターサークルにあった。

2歩目を踏み出した時、とこん?はスウェーデンのDF達を飛び越し、キーパーのガレリと真正面で向き合っていた。

ここにいたって、スウェーデンユースのフィールダー達は、何か尋常ならざる事が起こっていることを認識し始める。

ラベリ「あれ、ごーるまえにだれもいない……」
ラーソン「きゅ、急に突風が……」
ブローリン「なんで、キーパーが、いないんだ?」

各々の脳は電気信号を受け取ったばかり、全くの空白が生まれる。この状態は、ガレリの叫び声によって破られた。

ガレリ「…?…う、うわっ、うわああっ!」

ガレリは他のフィールダーと比べて、とこん?の軌跡を一番長く観察できる位置にいる。
その彼でも途中経路がほとんど見えぬまま、敵のキーパーが瞬時に目の前に現れた事で恐慌状態に陥った。

3歩目。とこん?は軸足の左脚を踏みしめ、右足に挟んだボールを落とす。
地面に触れる直前にシュートを放った時、老人は相手に挨拶をした。

とこん?「やっほ」

だが、ガレリがそれを聞くことはできなかった。


ブァガオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!


右足から蹴り放たれた瞬間、叫ぶ間さえなくガレリはボールに叩きつけられた。
そして衝突からほとんど威力を損じることなくキーパーを引きずりながらゴールネットを突き破り、さらに飛び抜け壁に激突した。
あまりの衝撃で壁面や広告板が吹き飛び、さながらスタジアムが爆撃されたかのようだった。


18 :きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/11/30(金) 21:37:46 ID:???
尾崎000000000「(これが奥義、まろうじん変化……)」
王家ノノン「ヒューッ、いつ見てもすげえなあ」
よしと「いや、ないでしょこれ。…こんなの普通じゃないよー」

しゅるるるううううぅ………

とこん「……ん?なんで目の前にゴールがあるんだ?しかも大穴あけ…お?」

再び煙幕が立ち込めて、まろうじんは再びとこんに戻る。
彼の姿が見え始めるのと同時に、スタンド壁面の粉塵も収まり始めた。
壁面の大穴にガレリの足が震える光景が目に映って、全ての人間が我に返った。

スウェーデンユース『ガレリィイイイイイイイイイイイイイイッ!!!!』

スウェーデンの選手達は皆駆け出した。血相を変えたスウェーデンの様子を見て、他の人間も我に返り始めた。

放送「…ハッ!な、何が起きたのでしょうか…?え、えっと、キーパーのとこん選手がボールをキャッチして……
   それから、いつのまにか知らないうちにフィールドを駆け抜けてゴールした……?」
放送席のほとんど独り言のような実況をつぶやき、観客に至ってはまだ事態が呑み込めずにざわめく。

スウェーデンユース「大丈夫かガレリ!?」「早く壁から引っ張り出すんだ!」「早くタンカを持って来てくれ!」

大慌てで彼の救出と対応にあたるスウェーデンユースの姿がアップにして映される。
が、そのままの状態のまま、画面が硬直した。


19 :きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/11/30(金) 21:41:04 ID:???
見上「ん?」
衝撃的な展開の後の急な画面停止に、一瞬の混乱が起こるも、すぐに画面が動き始めた。
ただしそのまま動き始めたのではなく、主審の笛が鳴り響き両チームが控室へと向かっていく姿が映し出されていた。

放送「前半が終了いたしまして、試合は3-0ときれぼしJAPAN優位で展開されております。
   特に3点目となるとこん選手のオーバーラップは言葉に表しがたい、衝撃とも驚異とも表現しがたいプレーでした。
   スウェーデンユースはこの相手に後半一矢報いることが出来るのでしょうか?」

全日本ユース『………………………………』
呆然とする全日本ユースメンバー達。オーバーラップだのプレーだの、
そういったレベルからかけ離れ極めた超常現象に言葉を失ってしまっていた。

森崎「(……こいつはヤベエな、何か言っておくか?)」


A 「はっ!俺達に挑戦するだけあって口だけじゃないようだな」 強気の姿勢を見せる
B 「サッカーは1人でするもんじゃないだろ」 チーム分析に入る
C 「つーか、あいつらどう見てもユース世代じゃないだろ!」 ですよねー
D  その他、自由回答(要3票)

ここから2票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。
IDが表示されるように(メール欄は空白に)投票してください。


20 :森崎名無しさん:2012/11/30(金) 21:45:05 ID:???
>ここから2票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。

この書き方だと先に2票入った選択肢で続行じゃなく
全体2票の中で一番多く票が入った選択肢で続行に見えるのぜ

21 :森崎名無しさん:2012/11/30(金) 21:47:10 ID:7z3U7IFI


22 :きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/11/30(金) 21:59:17 ID:???
>>20
これは失礼いたしました。おっしゃるとおり自分は先に2票入れた
選択肢で続行するつもりでした。いい加減な文によって混乱を
招きすみませんでした。


23 :森崎名無しさん:2012/11/30(金) 22:00:35 ID:???
>>22
ドンマイドンマイ!慣れないうちは仕方ないと思うよ!

24 :森崎名無しさん:2012/11/30(金) 22:03:07 ID:dudzO0WQ
C

25 :森崎名無しさん:2012/11/30(金) 22:18:34 ID:YKqyscJY
A

26 :森崎名無しさん:2012/11/30(金) 22:30:51 ID:mWfj0A1+



27 :きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/12/01(土) 20:29:10 ID:???
今日は用事がありまして更新はできません。
明日には更新します。

28 :森崎名無しさん:2012/12/02(日) 20:21:45 ID:???
乙でした!

29 :きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/12/02(日) 23:12:05 ID:???
B 「サッカーは1人でするもんじゃないだろ」
----------------------------------------------------------------------------

森崎「サッカーは1人でするもんじゃないだろ」

松山「そ、それはそうだが……」
早田「たった1人で、スウェーデンを圧倒しやがったんだぞ……」
若島津「それにキャプテンの尾崎って奴も桁外れじゃないか?あれだけのシュートが撃ててMFということは、ドリブルやパスも相当……」
森崎「だーかーら!2人や3人飛び抜けた奴がいれば
必ず勝つようなスポーツじゃないだろサッカーは!あのチームは穴だらけだ、勝てる!」

破壊的とも言えるきれぼしJAPANの攻勢に及び腰になるチームメイトに対し、喝を入れる森崎。
そうしたところで、笑みを漂わせた三杉口を開いた。

三杉「穴だらけ、って言ってたね」
森崎「そうだ、お前も何か気づいたところでもあるのか?」
三杉「そうだよ、ただ僕が先に言うとキャプテンの話す事が無くなりそうだから」
森崎「勿体つけずにさっさと言え、違えばハッハと笑ってやるさ」
三杉「そう、それじゃあ遠慮せずに発言させてもらうよ。
キャプテンの言っていた、きれぼしJAPANの穴についてだけど、1つ目はあの尾崎ってキャプテンかな」


30 :きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/12/02(日) 23:14:19 ID:???
政夫「な、なに言ってんだよ三杉!」
和夫「さっきのシュート見てなかったのかよ!」
若島津「俺にはあいつがシュート一辺倒の選手には見えないが…」
三杉「ああ、すまない、正確には『戦術面における尾崎の役割が穴だった』と言うべきだったかな。どうだろう、キャプテン?」
森崎「ああ」
相変わらずの調子にやや呆れながら、解説を行い始めた。

森崎「前半までの試合を見てきて、中盤のボール運びおよび前線へのパスは全て尾崎000…、あの尾崎って奴が担っていた。
それ以外のMFはスウェーデン相手にボールを奪われる事が多かったし、確保してもすぐボールを尾崎に渡してた。
要するにMFとしての働きは尾崎に依存しきってるんだ」

滝「中盤にあいつ1人しかいないようなもんか」
井沢「尾崎にパスが回らないようにして、尾崎とボール争いしなけりゃどうにかなる、ってことか」
三杉「そう。そして……」


先着(順番通りじゃない書き込みは無効。本スレにコピペ前の書き込みも無効です)で
★青年解説中… ! card★
と書き込んで下さい。マークで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。

ダイヤ:「きれぼしJAPANの穴はあと2つある」 まだまだ行くよー
ハート・スペード:「もう1つのきれぼしJAPANの穴は…」 まあまあえらい
クラブ:「もう特に言う事はないかな」 意外と節穴?
JOKER:「僕はきれぼしJAPANの全てを知っている。なぜなら僕がそのキャプテンだからだ!」 U・RA・GI・RIだぁーっ!!


31 :きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/12/02(日) 23:15:27 ID:???
今日はここまで。カードの神様、どうかジョーカーは出ませんように……

32 :森崎名無しさん:2012/12/02(日) 23:15:37 ID:???
★青年解説中…  ハートJ

33 :きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/12/06(木) 17:36:41 ID:???
★青年解説中…  ハートJ ★ 「もう1つのきれぼしJAPANの穴は…」 まあまあえらい
----------------------------------------------------------------------------

三杉「もう1つのきれぼしJAPANの穴は、DFが壁としてしか機能していない事だ」
森崎「そうだ。あいつらブロックやタックルは凄まじかったが、
取ったボールは全部ディフェンシブハーフの…
ホホッモモかココススモンメンって奴らにパスかスイッチで渡していた。
   パスやドリブルに自信の無いDFなんか、取られてもすぐに取り返せる」



34 :きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/12/06(木) 17:37:59 ID:???
早田「確かに、あいつらのドリブルやパスは1度も見たことねえな」
赤井「(他人事には思えない)」
森崎「そういう事だ。いくらでも攻め手を取りうる相手なんて、無敵とは程遠いんだよ」
石崎「だけどよー、あのとこんって奴どうすんだよ……人間なのか、アレ?」
次藤「正直、あんとごえぶりにはとまぐるったタイ…」(※)
森崎「それについてだが、あれはそうそう出来る芸当じゃないだろう。
   そうでなければ最初からあの老人姿で活躍すりゃいいことだし、
シュート撃ってすぐ元の姿に戻るところを見ると長時間あんな姿にはなれないのは間違いない
(あのキーパーのことはさっぱり分からんけど、言い切っておかないと動揺するからな)」

全日本ユースメンバー「そ、そうだな!」「神や悪魔と戦う訳じゃないんだ」「戦うに不足なし、だ!」

森崎と三杉の分析と解説により、意気消沈しかけていた全日本の士気が高揚した。
しかし、先の説明で彼らの戦力に対する不安が完全に払拭された訳ではなかった。

中山「(MFとDFはあの通りとしても、FWについては大丈夫だろうか?
   王家ノノンのヘディングはかなりの強さだったし、
   よしとは何かこう、得体のしれない不思議な力がシュートにかかっていたような気がする)」



*全日本ユースのきれぼしJAPANに対する感情が
全日本→(好敵手)→きれぼしJAPAN  になりました。
*全日本ユースの尾崎000000000と、とこんに対する感情が
 全日本→(脅威)→尾崎000000000・とこん  になりました。
*2人の解説により、初対峙時の動揺ぺナが DFのみ全能力−1に緩和しました。

(※)=「正直、あの暴れぶりにはビックリした…」


35 :きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/12/11(火) 21:49:12 ID:???
この頃どうも執筆の意欲が薄くなってきてなかなかキーを打てません。
構想はどんどん湧いてくるのですが……
今週は更新ができなくなるかもしれません。どうかご了承をお願いいたします。

36 :きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/12/18(火) 12:38:53 ID:???
一通り話も終わり再び画面を見ると、場面は後半戦が開始されようというところだった。

放送「さて、まもなく後半の試合が始まります。今度はきれぼしJAPANのキックオフ、
このまま試合を制するのか、それともスウェーデンが巻き返すのか、注目のキックオフです」

王家ノノン「(巻き返し?無理だろ)それっ、キャプテン!」

放送「王家ノノンくん、ボールを後ろへ戻しキャプテンの尾崎000000000くんにパス。
尾崎ゼ、おっと走り出した、これは単独中央突破を図るつもりでしょうか」

ラベリ「そこまでだ!」
リュング「お前を止めて今度こそ攻撃を決めてみせる!」

放送「当然の事ながらラベリくんとリュングくんが立ちはだかる!」


37 :きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/12/18(火) 12:40:50 ID:???
葵(こ、今度こそ……)
赤井(尾崎って奴の実力が分かる……)

テレビ観戦を行う面々の中、葵と赤井は食い入るように画面を見つめていた。
何かとんでもない事をやってくる、そんな嫌な気迫が2人の中にひしひしと迫ってきたのだ。
そんな彼らの予想は、ある意味では当たり、ある意味で外れる事になる。

尾崎000000000が向かってくる敵に顔を向けた。

ぴくっ

彼と2人の視線が合った瞬間、何故か2人の動きが止まった。
急に足が止まりぼんやりとした顔つきとなり、呆けたように立っていた。

ラベリ「………ん?」
リュング「………あ、あれ?」

両者が我に返った時、尾崎000000000は何の抵抗も受けることなく彼らの横を通り過ぎた。

フェデリックス「な…バ、バカヤロー!」
ラーソン「なにボーっとつっ立ってるんだよっ!」
ラベリ・リュング「え……えっ!?」


38 :きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/12/18(火) 12:43:04 ID:???
放送「こ、これはどうしたのでしょうか…?ラベリくんリュングくん、尾崎000000000くんを防ぎ止めるかと思いきや、
まるで出迎えに来たかのように立ち止まってやり過ごしてしまいました!
これはスウェーデン側の何らかの作戦なのでしょうか?」

レヴィン「(くっ、一体何が起きたんだ?!ラーソンとフェデリックスは…間に合わない、僕1人でなんとかするしかない!)」

ババババババババババババッ!

レヴィンの体がわずかに震える。動きが止まったと見えた瞬間、彼の体は7つに分裂した。

放送「おおっと、出たぞ7色のフェイント、これがレヴィンくんの必殺オーロラカーテンだ!
素早い動きで尾崎000000000のドリブルコースは塞がれたぁ!」

尾崎000000000の視界180度、全てレヴィンの残像が行く手を阻んでいる。
残像は絶え間なく位置を変え、四方からボールを奪わんと襲い掛かる。

だが、尾崎000000000には無意味だった。

尾崎000000000「ようがないよ」

ビュッ!

突如として掻き消え、

三杉「!」
翼「!!」

瞬きもせぬ間にレヴィンを抜き去っていた。


39 :きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/12/18(火) 12:46:05 ID:???
放送「こ、これはっ!尾崎000000000くん、事もなげにレヴィンくんを突破してしまいましたっ!
瞬時にして姿を消してしまっては、さすがのレヴィンくんも対処できなかった!」

レヴィン「(違う!あいつはただ超スピードで駆け抜けていっただけだ!
僕のオーロラカーテンのわずかな隙を見つけて、あっさりと………)」

トーマ「ゲ、ゲエッ!」
ニルソン「キャ、キャプテン!?」
ミルド「(レヴィンの必殺ボールカットが、あっさり……)」
レーン「(どうする、どうする俺?!)」

ブローリン「聞け!!」
怒号を上げ、動揺を抑えつける。

ブローリン「トーマ、ニルソン、お前達は敵FWをマークしろ!ミルドとレーンは俺と一緒にオザキを固めてつぶすんだ
(オザキ相手に1対1じゃ分が悪い!そしてミドルシュートを打たれる前にシュートコースを塞ぐんだ)!」
トーマ・ニルソン「わ、分かった!」
ミルド・レーン「お、おう、今度こそ止めてみせる!」

ブローリンの指示により、スウェーデンDF3人は死中に活を求め尾崎000000000を阻みに向かった。
後半開始時点で既に3点差、そして単独中央突破で追加点献上となると反撃を行う士気さえままならなくなる。
練習相手にこれ以上の屈辱は与えられたくない。

尾崎000000000は必至な顔の相手を見て、微苦笑する。


40 :きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/12/18(火) 12:51:25 ID:???
カカッ!ビュワッ!

尾崎000000000「遅い」
ブローリン「ぐうっ!」
顔色も変えずにブローリンをかわし、

ギュウンッ!

尾崎000000000「フェイントをかけるまでもない」
ミルド「ま、まt」
ミルドは構える間もなく振り切られ、

タッ、シュパッ!

尾崎000000000「鳥肌が出ている。ゆっくり休め」
レーン「う……」
レーンに至っては相手にもしていなかった。

驚くべき事に、尾崎000000000は3人同時でかかってきた相手に対し、
わざわざ1対1となるようにドリブル突破を行い、
1人抜いた後残りのDFに向かって抜くという荒業をし続けてみせた。

放送「抜いたーっ!尾崎000000000くんこれで6人抜き!
電光石火の勢いで立て続けに襲いかかるスウェーデン選手を次々と突破してしまったぞーっ!」


41 :きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/12/18(火) 12:52:42 ID:???
葵「(そ、そんな……あれじゃあ……!!)」
赤井「(間違いない!あいつの力は……!!)」

イタリアサッカー所属コンビが人知れず驚愕に打ち震えている時、画面に映るキーパーは恐怖に支配されていた。
ガレリはまろうじんの魔弾により負傷退場させられ、途中出場した。
そのガレリの苦悶を見てしまった彼の脳裏は、ガレリと同じく
殺人シュートでスタジアムに叩きつけられる自分の姿であふれていた。

キーパー「う、うわあああああああああーっ!!」
それでも金切り声を振り上げながら、尾崎000000000へ向かって走り出した。
半狂乱になりながらセービングに向かえた精神力は、賞賛できるものであろう。

キーパー「わあああああ、あああ、あ………?」

キーパーが尾崎000000000と対峙した瞬間、キーパーの視界が濁った。
意識も混濁し、歩みを止めて立ち止まる。
立ち止まった瞬間に覚醒して顔を上げたときには誰もおらず、
振り返ると尾崎000000000はゴールエリアライン沿いに立っていた。

尾崎000000000「御苦労」
言い終わった後、軽く足元のボールをつつく。ボールは緩やかにゴールへと転がり、完全にラインを越えて、止まった。

ヴウワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!

放送「ゴ、ゴール!後半開始からたったの1分で、きれぼしJAPANキャプテン尾崎000000000くんが4点目を挙げました!
まるで無人の野を駆けるが如く軽々と7人を抜き去っての4点目!これはもう完全に試合は決したといってよいでしょう!」


42 :きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/12/18(火) 12:55:37 ID:???
今日はここまで。次回あたりでスウェーデン戦の描写は終わると思います。
この調子ではいつ肝心の全日本VSきれぼしJAPAN戦が書けるやら……

43 :きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/12/21(金) 18:35:23 ID:???
葵「や、やっぱり……」
スタジアム内が大喚声で爆発する中、小声ながらもはっきりとした声が葵の口から発せられた。

新田「ん、あいつらの事知ってるのか?」
葵「いえ、そうじゃないんです……僕の所属するインテルのあるミラノはACミランの本拠地でもあって、
  ミランとはよく試合をしていたんだけど…」
新田「何なんだよ、もっとはっきり言えって」
葵「……尾崎って選手の実力は、ミランカルテットにも引けを取らないよ」


新田「……え?」
松山「ミランカルテット並み……!?」
三杉「(そんな…いや、あれぐらいの実力の持ち主なら確かに匹敵してもおかしくないか…)」

一旦は静まった筈の空気に、再び切迫感と危機感が籠りはじめる。
世界に冠たるサッカー大国イタリアで頂点に君臨するACミラン。
そのミランのキャプテンであるマルコ・ファンベルグと、レム・フーリア、ヤコブス・ニスケンス、
ジャン・ピエール・ピピンの4人組はミランカルテットと称されている。
彼らは最高度の実力を完備し盛名を轟かせ、世界中のフットボーラーからの畏敬を集めている。
尾崎000000000はそんな彼らと互角というのだ。

赤井「俺もそう思います。サンプドリアがミランと戦った事は何回もあって、
   俺もその人達に立ち向かったんですけど、全然歯が立たなかった……
   真正面からわたり合った時に感じた気迫が尾崎を見た時にも伝わってきました………」

森崎「(止められるか止められないかじゃない、止めるんだ。何が何でも止める!止めるんだっ……!)」
日向「(……チッ、こんなフザけた野郎に負けてたまるか!ヒゲもろともまとめて吹き飛ばしてやる!)」

圧倒的な力の前に、再び緊迫感が場に張り詰める。だがハーフタイムと異なり、戦意はかえって高まってきている。
意気軒昂とした彼らはより相手を探るべく画面へと視線を戻したが、それ以降は見るべきものを見ることが出来なかった。

きれぼしJAPANによる一方的な試合展開となったためである。


44 :きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/12/21(金) 18:36:45 ID:???
放送「ココススモンメンくん、前方へロングパス!中盤を省略して前線のよしとくんで得点を狙いに行くかぁ!」

レヴィン「止めろーっ!!」

よしと「折角ボール渡してくれたし、よっ、と」
飛びあがって宙に飛ぶボールをキックする。

よしと「ロックす!」

ガバアアアアアアン!

ミルド「うわがっ!」
レーン「あばぶっ!」
キーパー「あぎゃああーっ!」

ギュウウウウウウウウウウン!
ピイイイイイイイイイイイイイイッ!

後半24分、よしとの必殺ボレーシュートで5点目。スウェーデンはこれ以上の失点を避けるべく、
全員が守備に専念していたが、得点の間隔をわずかに伸ばしたに過ぎなかった。


45 :きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/12/21(金) 18:40:58 ID:???
放送「撃ったーっ!レヴィンくんキックオフでボールを受け取るなりいきなりのレヴィンシュート!」

やけくそになりながらレヴィンがキックオフレヴィンシュートを放つも、

とこん「どいてくれ門門、こいつは儂が止める!」
門門が体を避けた後、とこんは殺人シュートに嬉々として飛びかかり、

とこん「低い球は儂のご馳走じゃあ!」

バシィィィン!

ボールの横っ腹が殴られ、レヴィンシュートは叩き落とされた。

レヴィン「…………ぐっ…………!」

自棄気味ではあるが渾身の力を込めて放った必殺シュートがまたもあっさりと阻まれた。
もうどうやっても一矢報いる事すらできない。そう思うとともにレヴィンの体から力が抜け、膝が地に落ちた。


46 :きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/12/21(金) 18:44:19 ID:???
放送「ロスタイムまで残り数分、打ち上げられた高い球に王家ノノンくんが飛びかかる!
   スウェーデンの選手達も反応しますが動きが鈍い!」

ブローリン「(なんなんだ…一体なんなんだあいつらは!)」
王家ノノン「(こんな試合でこいつを使うのは勿体ない気もするが、
       キャプテンとよしとはもう2点も挙げちまったし、とこんでさえ取っちまったんだ。俺も決めねえとな)
       俺からの土産だ、受け取れスウェーデンユース!」

王家ノノンは頭を引いてヘディングの態勢をとる。まさに撃ち下されようとする瞬間、磨かれたような彼の頭が光輝いた。
実際には太陽とスウェーデン選手とを結ぶ直線上になるように彼が飛び上がっただけなのだが、
スウェーデンユースには後光がさしたように見えた。

バッギャアアアアアアアアアアアアン!

フェデリックス「ぐえっ!!」
ラーソン「うわあっ!」

MF2人は当然のように薙ぎ払われ、

ブローリン「こんなものぐぶふぁっ!?」
ブローリンは自慢の筋肉など無意味とばかり弾き飛ばされた。

哀れキーパーは自らの天命を悟り、導きのおもむくままに従い天空を舞った。

ビリィイイイイイッ!
ピイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!

放送「ゴールッ!王家ノノンくんの強烈すぎるヘディング!
   スウェーデン選手を4人も吹き飛ばしネットも切り裂く、破壊的なヘディングだ!
   尾崎000000000くんやよしとくんに勝るとも劣らない火砲の存在をスウェーデンに見せつけました!」


47 :きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/12/21(金) 18:48:50 ID:???
中山「(やっぱり、あいつのヘディングは強かった!よほど気を引き締めてかからないと……)」
森崎「(サイクロンやオムニゾーン並みか…?クソッ、ほんと一体何なんだあいつら!)」
岬「(やっぱり凄いねあの選手達。これで…)」

スウェーデンユース『………………………』

岬「(士気………レヴィンは意識さえなくなりそうだよ。何と言うか、ご苦労様。)」

その後スウェーデンは魂が抜けたような状態となり、
きれぼしJAPAN側も適当に流すのみであったため、時間のみが流れ、笛が鳴った。

放送「試合終了!きれぼしJAPAN、スウェーデンユースを6-0で圧倒しました!
   強豪国であるスウェーデンを完膚なまでに叩き潰した彼らは、
   国籍年齢一切不明の謎のチーム、正体が気になって仕方がありません。
   それにしてもここまでの大敗を喫したスウェーデンユースはここから立ち直る事ができ……」

ピッ。

画面は止まった。皆が向きを戻したのを見届けて、見上は口を開く。
見上「ビデオは以上のようだ。蛇足ではあるが、この後スウェーデンのキャプテンであるレヴィンは
   この大敗のせいか失踪してしまい、現在も行方がつかめていないそうだ。
   残りのメンバーも士気が振るわなくなり、スウェーデンはワールドユースには上がることが出来なかった。
   ……だがそんな事はどうでもいい、我々は勝たねばならない。このことをよく肝に銘じて、試合に臨め。
   ……ミーティングは以上だ、森崎を除いて、ウォーミングアップを開始せよ」


48 :きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/12/21(金) 19:08:12 ID:???
今日はここまで。ようやく、ようやくにしてスウェーデン戦が終わりました。
しかしながら、私事により来週から忙しい日(元日を含める)が続くので、
明日からの3連休が終わった後、しばらく投稿が出来なくなってしまいます。
どうかご理解とご了承をお願いいたします。

49 :森崎名無しさん:2012/12/21(金) 19:22:44 ID:???
ここまで強い相手は初めてかも
燃える展開だ

50 :きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/12/23(日) 18:20:47 ID:???
>>49
ありがとうございます。その一言が日々の励みです。



51 :きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/12/23(日) 18:31:50 ID:???
森崎を除くチームメンバーが全員グラウンドに向かったのを見届けた後、見上は口を開いた。

見上「これから対きれぼしJAPAN戦についてのフォーメーションを考えていく訳だが、
   その前に情報源の吟味をしておかなくてはならない」
森崎「(わざわざ小難しく言う必要はねえだろうが)情報源というと、あのビデオのことですね」
見上「そうだ。それについてだが……」


先着(順番通りじゃない書き込みは無効。本スレにコピペ前の書き込みも無効です)で
★ 見上監督の見立て! card★
と書き込んで下さい。マークで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。


JOKER:「お前達が気付いていない事が1つある」
クラブA:「おまえたちに かちめはない」 
その他:「あのビデオでは分からない事が多い。柔軟に対処できるフォーメーションを考えよう」


52 :森崎名無しさん:2012/12/23(日) 18:33:10 ID:???
★ 見上監督の見立て クラブ4

53 :森崎名無しさん:2012/12/23(日) 18:40:40 ID:???
どうでもいいですが
>本スレにコピペ前の書き込みも無効です
は無くてもいいと思いますよ

54 :きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/12/23(日) 18:58:58 ID:???
>>53
うわっ、すみません!
転載する際テンプレート文を手直しせずそのまま写してしまいました。
粗忽な事をしてしまい、すみませんでした……

55 :きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/12/23(日) 21:06:41 ID:???
★ 見上監督の見立て クラブ4 ★ 「あのビデオでは分からない事が多い。柔軟に対処できるフォーメーションを考えよう」
----------------------------------------------------------------------------

森崎「確かに……弱点を晒すためにビデオを送りつける訳がないですからね」
見上「うむ、あの派手な内容から考えると、自らの力を誇大に見せて戦意を削ぐ事、
   そして試合展開から自らの戦法や特徴を「推察」させ、彼らに有利となる戦術を
   とらせるよう間接的に誘導しようとしているとも考えられる。その事も踏まえて
   フォーメーションと出場選手を考えなければならない」
森崎「(うーん、どうするか)」


A 「3-5-2です。中盤を支配して相手の攻守を制しましょう」
B 「4-2-4です。点を入れ守りきれれば問題ありません」
C 「4-4-2です。相手の様子を見極めるまでですが」
D その他のフォーメーション、自由回答(要3票、理由を添えない回答は無効とします)

2票選ばれた選択肢で続行します。


56 :森崎名無しさん:2012/12/23(日) 21:19:08 ID:1vV9p66I
C

57 :森崎名無しさん:2012/12/23(日) 21:19:49 ID:AMC4lBxg
C

58 :きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/12/24(月) 20:46:07 ID:???
C 「4-4-2です。相手の様子を見極めるまでですが」
----------------------------------------------------------------------------
見上「4-4-2か」
森崎「はい、なにしろ確かな情報がほとんどないならば、実際に戦って確かめるまで、守備に努めましょう」
見上「うむ……」


先着で★ 見上監督いかに! card★
と書き込んで下さい。マークで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。

ダイヤ・ハート・スペード:「4-4-2にもいろいろある、どうしようと考えている?」(さらに分岐)
クラブ8〜K、JOKER:「いや、4-4-2より4-2-4だ」
クラブA〜7:「いや、4-4-2より3-5-2だ」


59 :森崎名無しさん:2012/12/24(月) 20:47:54 ID:???
★ 見上監督いかに ダイヤ10

60 :きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/12/24(月) 21:18:41 ID:???
★ 見上監督いかに ダイヤ10 ★ 「4-4-2にもいろいろある、どうしようと考えている?」
----------------------------------------------------------------------------
森崎「はい、それは………」

A 「フラット型です」
B 「ダイアモンド型です」
C 「ボックス型です」
D 「トリプルボランチ型です」

※左から順に、フラット型、ダイアモンド型、ボックス型、トリプルボランチ型。

−−−−− −−−−− −I−J− −I−J−
−I−J− −I−J− −−−−− −−−−−
−−−−− −−H−− −G−H− −−H−−
EF−GH −F−G− −−−−− −EFG−
−−−−− −−E−− −E−F− −−−−−
AB−CD AB−CD AB−CD AB−CD
−−−−− −−−−− −−−−− −−−−−
−−@−− −−@−− −−@−− −−@−−


61 :きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/12/24(月) 21:20:34 ID:???
今日はここまで。予告通り年末年始は更新ができませんので
御了承ください。ただ、質問ぐらいならここ数日ぐらいに限り
答えられるかもしれません。

62 :森崎名無しさん:2012/12/24(月) 21:33:00 ID:???
私はどのスレでもフォーメーションを決める時はスルーなのですが
ここの試合における重要度は戦術が大きい感じですか?

63 :きれぼしサッカー#義人:2012/12/24(月) 21:34:23 ID:???
追伸
先程の選択肢の最後に
「2票選ばれた選択肢で続行します」
を入れ忘れていました。

64 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2012/12/24(月) 21:41:43 ID:???
トリップとなる文字をうっかり晒してしまいましたので、
勝手ながら変更させていただきます。

>>62
うーん、実を言えば私のサッカーのフォーメーションに対する知識は
wikipediaで拾ってきた程度であまり詳しくなく、またサッカーの描写方法に
ついてもまだ定まっていないので、フォーメーション設定については
実験的段階です。今のところはフォーメーションを自分たちで細かく
設定できるという楽しみ要素の方が強いです。

65 :森崎名無しさん:2012/12/24(月) 21:46:02 ID:KUxDdjEE
分かりました、ありがとうございます
じゃあ気楽に選びます
D

66 :森崎名無しさん:2012/12/24(月) 22:26:59 ID:qKl03kDw
D

67 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2013/01/08(火) 20:11:08 ID:???
皆さん、遅くなりましたが新年あけましておめでとうございます。


その新年にいきなり申し訳ないのですが、こちらの都合によりまして、
またしばらく執筆する余裕がない状態で、投稿ができない状態になってしまいました。
済みませんが、もう1・2週間ほどかかることを報告したいと思います。
誠に申し訳ありませんが、続きはもうしばらくお待ちください。

68 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2013/01/19(土) 10:06:47 ID:???
D 「トリプルボランチ型です」
----------------------------------------------------------------------------

見上「ほう……」
森崎「毒を食らわば皿までという訳ではありませんが、守備を固めておくなら
   徹底的に固めておこうと思いました。」
見上「それだと攻撃はどうなる?チャンスを無碍にするのは下策、さらには相手の
   守備陣の本当の実力も測れなくなるが」
森崎「それは、うちの攻撃陣で機を見てあたってみます。ビデオを見る限り、
   スウェーデンの攻撃力はブラジルやイタリア、ドイツに比べて1段劣りますし、
   何とかやっていけるのではないかと」
見上「ふむ……」

先着で★ 見上監督いかにpart2! card★
と書き込んで下さい。マークで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。

クラブA、JOKER:「……いや、別のフォーメーションの方が良いだろう」
それ以外:「分かった。4-4-2のトリプルボランチ型で行くとしよう」


69 :森崎名無しさん:2013/01/19(土) 10:12:43 ID:???
★ 見上監督いかにpart2 クラブQ

70 :森崎名無しさん:2013/01/19(土) 10:19:53 ID:???
おお、お帰りなさいです!

71 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2013/01/19(土) 14:13:50 ID:???
>>70
お久しぶりです、いや、他の作者達は私と違って真面目に執筆していて
すごいです。しっかりしないと……

それ以外:「分かった。4-4-2のトリプルボランチ型で行くとしよう」
----------------------------------------------------------------------------

見上「そして、フォーメーションにおける具体的な人員の配置だが、まずは
   FWからだ。何か意見はあるか」
森崎「そうですね……」

−I−J−

A I:日向 J:翼
B I:日向 J:葵
C I:日向 J:新田
D I:日向 J:山森
E その他(要3票)

2票選ばれた選択肢で続行します。


72 :森崎名無しさん:2013/01/19(土) 15:49:15 ID:S6fx1ARM


73 :森崎名無しさん:2013/01/19(土) 16:04:15 ID:30xUi+rU


74 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2013/01/19(土) 20:26:33 ID:???
B 「Iに日向、Jに葵でいきましょう」
----------------------------------------------------------------------------

見上「ふむ、日向は当然として、葵は?」
森崎「日向のパートナーに翼を使ったら中盤に穴ができますし、
   かといってスウェーデンをぼこぼこにした相手です。
   それ相当の戦力を当てていかないと選手の無駄遣いです。
   (山森じゃ相手になりそうにないし、新田は日向の足引っ張る
   だけで終わりそうだしな)」
見上「ふむ……」


先着で★ FW構成思案中! card★
と書き込んで下さい。マークで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。

クラブ:「いや、FWは立花兄弟でいこう」
それ以外:「…ではMFはどう考える」


75 :森崎名無しさん:2013/01/19(土) 20:29:23 ID:???
★ FW構成思案中 スペード8

76 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2013/01/20(日) 22:23:15 ID:???
★ FW構成思案中 スペード8 ★ 「…ではMFはどう考える」
----------------------------------------------------------------------------

森崎「FWはこれでいいって事ですか?」
見上「そうだ。FWはこれ以外のメンツでは相手にならん」
森崎「……そうですね。えっと、きれぼしJAPANとわたり合うMFは……」


−−H−−
−EFG−


A E:岬 F:松山 G:三杉 H:翼
B E:岬 F:中山 G:三杉 H:翼
C E:岬 F:三杉 G:中里 H:翼
D EFGH:それ以外(要3票)


77 :森崎名無しさん:2013/01/20(日) 22:25:18 ID:7kp2upIM
A

78 :森崎名無しさん:2013/01/20(日) 22:38:58 ID:O/35QcSQ
A

79 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2013/01/20(日) 22:42:10 ID:???
追記:A〜Cは要2票です。

80 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2013/01/22(火) 12:47:19 ID:???
A「Eに岬、Fに松山、Gに三杉、Hに翼としましょう」
----------------------------------------------------------------------------

森崎はMF面の布陣について思うところを述べる。見上はその構想を淡々とノートに書き留める。
普段であれば喧々諤々の議論が行われるところだが、そういった気配さえ見えない。
さらさらとノートを書き終えた見上が、かすかに目元を張り続きを催促する。

AB−CD

A A:中里 B:中山 C:次藤 D:早田 
B A:赤井 B:中山 C:次藤 D:早田 
C A:赤井 B:中山 C:若島津 D:次藤 
D A:赤井 B:中山 C:若島津 D:早田 
E それ以外(要3票)

2票選ばれた選択肢で続行します。


81 :森崎名無しさん:2013/01/22(火) 14:52:25 ID:tyEA5StU


82 :森崎名無しさん:2013/01/22(火) 16:21:29 ID:ahi+M+Ys


83 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2013/01/22(火) 19:35:16 ID:???
A 「Aに中里、Bに中山、Cに次藤、Dに早田はどうでしょうか」
----------------------------------------------------------------------------

森崎「両サイドに中里と早田を置いて、機を見て攻撃に参加する選択肢を残しておくべきだと思います」
見上「ふうむ……」


先着で★ DF構成思案中! card★
と書き込んで下さい。マークで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。

クラブ:「いや、Aに赤井、Bに中山、Cに若島津、Dに次藤だ、専守防衛で行く」
クラブ以外:「臨機応変が今回の戦略の主眼だ、そうしよう」


84 :森崎名無しさん:2013/01/22(火) 19:47:18 ID:???
★ DF構成思案中 クラブ9

85 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2013/01/23(水) 12:55:45 ID:???
★ DF構成思案中 クラブ9 ★ 「いや、Aに赤井、Bに中山、Cに若島津、Dに次藤だ、専守防衛で行く」
----------------------------------------------------------------------------

森崎「とことん守りにこだわる、って事にしますか」
見上「うむ。尾崎000000000、王家ノノン、よしと。
彼らの攻撃力はちょっとやそっとで抑えられるものではない。
さらにビデオに出てこない隠し玉の存在も考えなければならない」
森崎「隠し玉?あのコインブラみたいな奴が、きれぼしJAPANにもいると?」
見上「コインブラとまではいかんが、相当程度の実力者がまだ控えていると考えても、用心が過ぎるという事はない。
肝心の試合で、攻め手はMF含めても3人、MFの柱はたった1人など、心細いにも程がある。おそらく何らかの補強があるだろう。
もしある場合は、DF4人総がかりで守らねば対処しきれなくなるだろう」
森崎「分かりました」
見上「キーパーは森崎、お前だ。そうなるとフォーメーションはこうなるな」

見上は白板に手早く布陣図を書き入れる。

−I−J− I日向 J葵
−−−−−
−−H−− H翼
−EFG− E岬 F松山 G三杉 
−−−−−
AB−CD A赤井 B中山 C若島津 D次藤
−−−−−
−−@−− @森崎

見上「以上だ。もうお前も皆と同じくトレーニングに励んでよい」
森崎「はい!」


86 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2013/01/23(水) 20:54:12 ID:???
森崎が監督とミーティングを行っている間のグラウンド。
翼はスタジアムの観客席を見まわしていた。メインスタンド、バックスタンド、ゴール裏……
各面を見渡していくたび、顔に憂色が深まる。

岬「もうすぐ試合だよ、翼くん」
翼「…岬くん」
チームメイトから呼びかけられても気はそぞろで、翼から悔悟の念さえ漂いはじめている。
  
岬「早苗ちゃんのこと、だよね」
翼「……うん」
  
ワールドユースアジア予選前の悲劇的な破局を迎えてからしばらくして、
翼の恋人であった中沢早苗は姿を消し行方不明になってしまった。
南葛高校のマネージャー仲間である久美やゆかりが中心になって市内をくまなく捜索し、
骨川が父親のコネを使ってTV局により全国情報提供を呼びかけたものの、
今日にいたるまで手がかりすら掴めていなかった。
  
翼がその事を知ったのはワールドユース大会優勝の翌日であった。
試合に悪影響が出る事を恐れ緘口令が敷かれていたのだが、
その懸念通り翼は驚愕し、悲憤し、慙愧した。
滅多矢鱈に拳で自らを殴りつける翼を無理矢理押さえつけた後も、自責の念により沈み込んでしまっている。
  
翼「全て俺のせいなんだ、あんなことを言ったせいだ、俺なんかと出会ってしまったから、俺が……」
岬「翼くん」
ギュッと上腕を強く掴み、語調を強めて言葉を発した。
岬「翼くんが僕でないように、早苗ちゃんも翼くんとそのまま同じ人間じゃない。
  早苗ちゃんも芯の強い人、きっと元気な姿で会えるよ」

翼「岬くん……」
岬「信じよう、早苗ちゃんを」
翼「……ありがとう」
ようやくにして顔に笑みが浮かび、穏やかになった翼と岬は、それぞれの位置へと向かっていった。


87 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2013/01/23(水) 20:59:03 ID:???
秘書「そういえば、今回の『警告』の事で気になる事があるのですが」
片桐総合グループ本社会長室。片桐宗義は秘書と共にテレビを観戦している。
ただまだ試合前の長々とした全日本ユースのワールドユース大会の軌跡や各選手への解説といった段階であったため、
数十年もの間自らの影であり続けている秘書と雑談をしていた。

宗義「『警告』か」
秘書「あ、いえ、別に『そういった事』ではありません。ただどうして防弾ガラスがたった一発で破られたのかが不思議で……」
宗義「その事か。あの後でガラスを納入した業者に尋ねさせてみた。相手はこう答えたよ。
  『重力によって弾丸は放物線を描く。通常なら防弾ガラスの性質により、
   入射角がわずかでも垂直からずれて衝突しさえすればどんな弾丸でも弾く』とね。
   だが実際には貫通した。この事について問いただすと『考えられるとすれば、
   上向きに射撃しガラス面が放物線の頂点に来るようにすれば、
   ちょうど弾丸が垂直に入り、防弾ガラスでも貫通することができるだろう。
   そんな弾道を計算し、思うままに狙撃できるなどプロではない、怪物だ』
   と言っていたよ、はは、全くその通りだ」

秘書「す、凄いですねそのゴ…」
宗義「やめておけ、不用意に呼ぶんじゃない。怪物に人はかなわん」
秘書「す、すみません」
宗義「ともかく、怪物に人はかなわんのだ。下準備の段階は終わった。後は『もう1人』の怪物が全日本を食い破るのを待つのみ」
秘書「もう1人?」
宗義「そうだ。全日本は獅子のごとく力と威厳を兼ね備えている。なまなかな事では相手にならん。
   だが中心部に入り込めば、あとは虫でも獅子を倒せる。
   …………何としても『今の』全日本ユースを食い破ってもらわねばな。我が片桐グループの未来のために」


88 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2013/02/04(月) 20:46:47 ID:???
片桐会長とその秘書の雑談から時間を戻す。

霞ヶ丘スタジアム内では全日本ユースがウォーミングアップが終わり、
本格的(といってもこれから試合が控えているので調整的要素が大きいが)な練習が始まろうとしていた。
正確には始めようとしていたところでキャプテンの森崎が合流したため、練習は暫時猶予の形となった。

森崎「集まれー!」
キャプテンの号令の下、メンバー達が集まる。

早田「もうフォーメーション発表するのか?」
森崎「それもある、ただその事は後で話す。今伝えたい事は、相手がもうすぐやってくる、って事だけだ」

葵「相手って言うと…」
赤井「きれぼしJAPAN、ですよね」
森崎「そーだあいつらだ。監督によるともう来てもおかしくない時間らしいから、念のために心の準備をしておけ…あ、来た」

森崎が反射的に声を上げ、それにつられて皆が指差した方向を見ると、
全日本と向かい合って反対側の入口から、多種多様なきれぼしJAPANのメンバーが姿を現した。


89 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2013/02/04(月) 20:48:56 ID:???
異形の集団が黙々と全日本に近づいてくる。
スウェーデン戦のビデオから彼らの能力を見た彼らは、一言も発せずに対峙していた。

集団の中から1人歩み出てくる。左腕にキャプテンマークを付けた褐肌緑髪の大男が、森崎の方へ近づき、声をかけた。

尾崎000000000「お前が全日本ユースのキャプテン、森崎有三か?」
森崎「ああ、そうだ」

尾崎000000000「試合の前に一言伝えたいと思って来た。
我々との試合要請を快く受け入れた事について、きれぼしJAPANを代表して深く感謝している」
森崎「(『快く』ねえ……)」


A 「光栄に思うんだな、世界一のユースチームと戦えてよ」 居丈高に返事する
B 「こっちこそ、手応えのありそうな相手と戦えて嬉しいぜ」 ある程度友好的な返事をする
C 「俺も今のうちに言っておくぜ、俺はお前達には1点たりとてやらせない、ってな」
D 「なーにが『快く』だ!無理矢理断れないようにしてきやがって!」 没義道ぶりをなじる
E 「…お前達って、どう見てもユース世代じゃないだろ」 当然の疑問を口にする
F 「お前ってなんでそんなにゼロが好きなんだ?」 尾崎000000000の背番号に指をさし尋ねる
G その他、自由回答(要3票)


2票選ばれた選択肢で続行します。


90 :森崎名無しさん:2013/02/04(月) 21:07:30 ID:68SDCM92
F

91 :森崎名無しさん:2013/02/04(月) 21:27:54 ID:enMarBfo
F

92 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2013/02/04(月) 23:43:13 ID:???
今日はここまで。本調子とは程遠いですが、何とか続けて書けて
いけるようになりたいです。後発のパラレル代表記さんに早々と追い越されてしまっていますし……

話は変わりますが、なぜキャプテン翼では我が国のユースチームを「日本ユース」ではなく、
「全日本ユース」と全をつけるのでしょうか?分かりません。


93 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2013/02/06(水) 19:47:29 ID:???
F 「お前ってなんでそんなにゼロが好きなんだ?」
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背中をのぞくように体を傾ける森崎。サッカーを続けて10年以上、その間
国内外のさまざまなチームとわたりあってきたが、ただの1人として0番なる背番号を付けた選手などいなかった。

尾崎000000000「ゼロは神を最も簡潔に表す概念だからだ」

森崎「神ィ?」

尾崎000000000「そうだ。まずゼロはあらゆる数の中で最も強力な数だ。ゼロを分母として除法を行うだけで、
       基本構造と論理の枠組みを破壊できる。ゼロをコンピュータープログラムに組み込むことで、
       数十発の魚雷を浴びても沈まぬ戦艦でさえ機能停止させられる。これほどの力を持つ数は他にない」

森崎「お、おう(こいつは……)」

尾崎000000000「次に、ゼロは数の中で初めて、純粋な意味での知性によって生み出された数だからだ。
        森崎、お前は買い物をしたことがあるか?」

森崎「あるに決まっているだろ」

尾崎000000000「そうだな。では、ボールを0個買った事はあるか?」


94 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2013/02/06(水) 19:51:26 ID:???
森崎「ゼロ個?」
突拍子もない事を尋ねられ戸惑う森崎。元々返事を待つ気はなかったか、
森崎がおまえは何を言っているんだと返す間もなく、尾崎000000000によるゼロ講義が再開された。

尾崎000000000「ないだろうな。ゼロの重要な点は、日常の営みの中では使う必要が無かったということだ。
        高尚な思考様式にゼロが必要なために生み出された文明的な数だ」

森崎「(この感じは……どこかで……)」


95 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2013/02/06(水) 19:57:34 ID:???
尾崎000000000「そして何よりもゼロは偉大な数だ。ゼノンのパラドックスから始まって、
        光の波動説、ブラックホール、ビックバン、超ひも理論……
        既存の概念への矛盾提起は常にゼロが介添人となっていた。そしてそれら矛盾が
        克服された時、科学は新たな段階へと進んでいく。
        ここでお前たちに聞きたいが、強力で、知性に溢れ、偉大な存在を見つけた時、
        それを神と見なすのは誤っているだろうか?」

森崎「(…そ、そうだカルロスだ!この確信してタガが外れた感じは……)」

森崎の頭に浮かんだのは、サッカーボールを親友であり師であるとしているブラジルユースキャプテン、カルロス・サンターナだった。
部分部分ではまともであるが全体の概念が途方もなく歪んでいる。
尾崎000000000はカルロスのように口角泡を飛ばして語ってはいなかったが、微塵の疑いもなく自らの理念を語る姿は、
森崎にはカルロスと重なって仕方がなかった。

尾崎000000000「………」

森崎「(今度はこっちに返答を求めてるみたいだな、どう答える?)」


A 「そんなにゼロが好きなら、お前は試合に出なくていいんじゃないか」 揶揄してみる
B 「そんなにゼロにこだわっていたら、勝ち目もゼロになるぜキャプテンさん?」 揶揄その2
C 「なに、強力で、知性に溢れ、偉大な存在…それじゃあやっぱり俺の事じゃねえかーっ!」 ここだ、ここで神宣言だ!
D 「そうかい、それじゃあ俺がお前らの攻撃全て封じて、神とやらをみせてやるよ」 強気にでる
E その他、自由回答(要3票)

2票選ばれた選択肢で続行します。


96 :森崎名無しさん:2013/02/06(水) 20:05:54 ID:h86rYW0A
A

97 :森崎名無しさん:2013/02/06(水) 21:18:38 ID:Vxk6D3hA
C

98 :森崎名無しさん:2013/02/06(水) 21:59:17 ID:qlaS3CUQ
E うんっ!そうだなっ! (笑顔で)

99 :森崎名無しさん:2013/02/06(水) 22:09:00 ID:i/KJHN1I


100 :森崎名無しさん:2013/02/06(水) 22:46:23 ID:???
完璧超人か何か

101 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2013/02/07(木) 00:20:14 ID:???
今日はここまで。今週はいつもより少しは執筆できそうです。

102 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2013/02/10(日) 15:18:31 ID:???
C 「なに、強力で、知性に溢れ、偉大な存在…それじゃあやっぱり俺の事じゃねえかーっ!」
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森崎は叫んだ。森崎にはこういう形而上学に関する関心は皆無である。
下手をすれば際限なく続くであろう議論を振り払おうと頭を回転させている時、突如として気づいた。
強い力、知性、偉大性……こうしたものはもう自分の中に備わっていると。

尾崎000000000「お前が神、か」
森崎「そうだ、俺達がワールドユースで優勝するまで、サッカーは日本であってないような扱いだった。
   プロサッカーもなく強くなることさえ壁に阻まれてたんだ。それでも俺達は頑張って頑張って頑張って、
   壁を蹴破りオランダイタリアブラジルとなぎ倒して世界一になった。そのチームをここまで支えてきたのが俺だ、
   俺には力がある」

尾崎000000000「ほう……」
森崎「全日本は仲良しこよしの集まりじゃない、反りが合わないのは勿論
   寝首をかこうとする奴もごまんといる。だがそうだといって押さえつけて
   たら世界とは戦えねえ。あいつらの敵対心も活用して戦力にしてきたんだ
   無能とはいわせん」

尾崎000000000「………」
森崎「力と知恵を発揮して破天荒の栄冠を勝ち取ったんだ。偉大だと言っても当然だ」
語り終えてニヤリと笑みを浮かべ胸を張る森崎。それに対して尾崎000000000は……


先着で★ 森崎有三かく語りき! card★
と書き込んで下さい。マークで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。

ダイヤ・ハート「気位も負けてはいないようだな」 一応の評価
スペード「もうめんどうみきれよう」 軽くあしらわられる
クラブ 「私が語っていたはゼロだが、お前達は0だ」 勝利宣言
JOKER ……すでに尾崎000000000は立ち去ってしまっていた もはや眼中になし


103 :森崎名無しさん:2013/02/10(日) 15:51:37 ID:???
★ 森崎有三かく語りき ハートA

104 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2013/02/10(日) 17:49:48 ID:???
★ 森崎有三かく語りき ハートA ★ 「気位も負けてはいないようだな」
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森崎「気位?」

尾崎000000000「そうだ。こちらの力を知らしめるためのPVをそっちへ送ったはずだ、
        あれの反応が知りたくてな、我が崇拝対象たるゼロへの関心を量るついでに
        少々高調子で反応を見て判断しようと考えたのだ」

森崎「ゼロ話でか?」

尾崎000000000「その通り、お前はへそ曲がりと聞いたからな、まっとうに問うても
        駄目と見た。だから思いもよらないであろう質問をして確かめてみたが…
        杞憂のようだな」

森崎「(なーんだ、偽キチガイか)けっ、つまらねえ心配しやがって、案ずる心配はないさ、
   俺が全部防いでやるからな」

尾崎000000000「ふっ、いい返事だ。期待しておこう」
わずかに目が笑った後、ふいと後ろを向き立ち去る。ある意味で共に
奇天烈と言えるキャプテンとの初めての対面が終わった。


*森崎と尾崎000000000との関係が
森崎→(食わせ者)←尾崎000000000 になりました。

105 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2013/02/19(火) 19:32:07 ID:???
森崎が尾崎000000000のゼロ談義に付き合わされている間、彼ら以外の全日本・きれぼし両陣営の面々も交流が始まっていた。
もっとも喧嘩を吹っかけた張本人とその相手が友好的になれる筈もなく、一部の選手達の間では険悪な空気さえ漂い始めている。

日向「なんだお前は」

とこん「全日本ユースで虎を飼っているって聞いたから見に来たわい。なるほど腹が減ったらネズミでも引き裂いて喰ってそうだ」

日向「何をほざきやがる」

日向の前で喧嘩を売るのはきれぼしJAPANキーパーのとこんだ。腕を組んで不敵な笑みを浮かべ、上から目線で挑発する。
ただとこんの身長が相手より2回り以上も小さいためか、傍目ではどうしても滑稽な絵面となってしまっていた。

とこん「そしてもうすぐ何もできずにここからお帰りいただくという訳だ。
    結果が知れているんだ、とっとと試合なんかやめて脇毛にたまったシラミでもとっておけ」

日向「…ウォーミングアップも終わったところで、ちょうど目の前に蹴りごたえのありそうなボールがあるな。撃つとする…」

門門「ストップ、ストップ!落ち着いてください!」

火花が散りそうな2人の間に割って入ったのは、きれぼしJAPANのサイドバックである門門だった。
飄々とした体で間に立ち、腕を振りながら仲立ちを始めた。門門は困惑した顔つきをしていたが、
表情の変化が薄く、仲裁が日常と化していると推察される。


106 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2013/02/19(火) 19:34:07 ID:???
門門「とこんさん、また言わなくて良いことを言ってしまうんですか。まるで挑発しなきゃ試合に出れないみたいに!」

とこん「挑発?どうせあと数時間もすれば2度と会わん奴らだ。
    今のうちに儂の威光を拝ませてやるぐらいのサービスぐらいくれてやっても良いだろう」

門門「それを挑発っていうんですよ!私達はこの戦いに勝っても、日本代表としての品格が問わ…」

日向「あーいい、どいてろ赤マリモ。俺もこのチビと同意見だからな」

門門「えっ?」

日向「あと数時間もすれば2度と会わん奴らに、俺の威光を拝ませてやる…見ろ」
日向は向かい側のゴールに向けて指差し、とこんに下した。

日向「お前は成すすべなく俺のシュートで吹き飛ばされる。
   そして芝生で這いつくばり、俺の後姿を仰ぎ見る栄誉を与えてやるさ」

とこん「と、全日本の猛虎改め子猫ちゃんが申していたのは本日まで。
    明日よりはとこん様を仰ぎ見て、命惜しさにおののくのでありました」

門門「だから何言ってるんですか!もう下がりますよ!」

これは駄目だと判断した門門は、とこんを捕まえ日向の元から立ち去った。
距離が遠ざかる間、日向ととこんは睨み合う。どう見ても穏当な試合は望めそうにない。


*日向→とこん、とこん→日向の感情がそれぞれ以下のようになりました。
日向→(ゴール前の的)→とこん
とこん→(格好の獲物)→日向


107 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2013/02/19(火) 19:36:52 ID:???
中山「(こいつらは……)」

日向ととこんが挑発合戦を繰り広げている頃、中山は相手チームの観察にあたっていた。

中山「(風貌は皆奇々怪々だが、どの選手も闘気がみなぎっている……)」

つい先週まで世界の強豪と鍔迫り合いをしていたため、彼らの気迫が並大抵でない事を改めて感じ取った。
すなわちこの試合は対ブラジル・イタリアなどのように気の抜けない戦いとなる事も同時に心で理解できた。
だがワールドユースとは異なり、この試合に負ければすべてを失ってしまう。
その事が思い出されてきた時、彼の後ろに何者かが回り込んだ。

早田「かみそりちょっぷ」

ポコッ。

中山「おうっ!?そ、早田か…」
早田「なーに油切れのブリキ人形みたいに硬くなっちゃってるの。ドロシーはどこにもいないんだぜ」
中山「そ、そうか、ごめん」

仲間による不意のアクションによりまごつきながらも、少しホッとする中山。
安心により出た少しの溜息と共に思うところを口に出してみた。

中山「いや、この戦いは激しい戦いになりそうだと思っていたんだ」


???「え、ハゲ!?」

早田ではない。きれぼしJAPAN側のとある選手がふいに反応し、大声をあげて中山へと駆けだした。


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