キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【皇帝は】キャプテン森崎45【王国に挑む】
1 :
代理
:2013/06/13(木) 23:55:33.63 ID:iMHL0ZcB
キャプテン森崎は、高橋陽一氏作のサッカー漫画「キャプテン翼」の二次創作です。
大空翼に代わって主人公になった森崎有三を読者の投票によって操作していき、
他のキャラクター達と交流を深めながらサッカー選手として大成するのが目的の
読者参加型企画です。いわゆるゲームブックを想像して頂ければ分かり易いかも。
基本は毎回出る選択肢の中から読者が投票によってどれかひとつを選ぶ事によって
森崎の各数値が上下したり結果が分岐し、その結果によって森崎が活躍したり
しなかったりして物語が進んでいく…といった展開です。例えば敵にシュートを撃たれたら、
森崎の能力値+ある程度のランダム要素によってゴールを守れたり守れなかったりします。
投票や判定では2ch式(注:似ているだけで2chとは別サーバー)の掲示板で
ID付の投票書き込みを行ったりスクリプトでカードやダイスを引いてもらったりします。
過去スレのログはこちらのまとめページで見られます↓
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/11.html
ミス指摘、質問以外の雑談は下のURLの雑談スレでお願いします。
本スレでも更新毎に30レス程度までの反応レスなら問題無しとしています。
尚、30レスを超え雑談スレへの誘導が始まったら速やかに誘導に従って下さい。それがルールです。
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1368769203/
2ちゃんねるとは別の場所の板なので、ブラウザによっては外部板登録が必要です。
なんらかの理由で雑談スレが落ちている時は、本スレでも遠慮なく雑談をどうぞ。
【前スレまでの簡単なあらすじ】
第一回フランス国際Jrユース大会でMVPとなった若き日本サッカー界の星、森崎有三!
サッカー王国ブラジルに留学した彼はリオカップ、ジャパンカップ、ワールドユースアジア予選と言った
数多の激戦を経てワールドユースの出場権を勝ち取り、全日本ユースのキャプテンと正GKとして
ワールドユース本大会に殴りこんだ!予選グループを勝ち点7の1位で突破した彼らは
準々決勝でオランダユース相手に3−0で快勝。しかし準決勝の相手、イタリアユースは
主力2人が退場しても尚1−1で食らいついてくる程の難敵だった!後半40分で
イタリアボールと言う状況で、攻め疲れした日本は失点の危機に追い込まれている…
…こんな感じで話は進んでいます。
364 :
代理です。
:2014/01/15(水) 12:58:06.75 ID:LvPjOZcC
フライハイト「(この流れで決めさせてはいけない!押し返すんだ!)」
クランケ「(こんなタイミングでリードを失って堪るか!)」
ダダダッ!バッ!バッ!
マウリシオ「よーし、同点ゴールを貰っちゃうぜ!ドライブオーバーヘッドだ!」
ダダダッ!バッ!
マウリシオ「うぉおおおおおおおおおりゃっ!!」
クランケ「しまった!」
フライハイト「…不覚!」
バッゴォオオオオオオオオオオオオオオオオン!
ギュゥウウウウウウウウウウウウウン!!
マウリシオは前半と同じくドライブオーバーヘッドを放った。
チーム全体の士気の差が影響したのかフライハイトとクランケはこれを阻止するのが間に合わず、
逆さまのドライブ回転がかかったシュートが勢いよくドイツゴールに向かう。
放送「マウリシオくんのドライブオーバーヘッド!」
ドイツメンバー「(くそっ、また撃たれた!)」「(それでもミューラーなら…)」「(ミューラーならなんとかしてくれる…)」
365 :
代理です。
:2014/01/15(水) 13:06:34.58 ID:LvPjOZcC
この時ドイツユースの選手達は撃たせてしまった事を後悔しつつも、これまで通りミューラーが防いでくれると
当たり前の様に思っていた。実際にこれまでカルロスのファントムシュート以外は全て防いでくれたのだから
ファントムシュートに比べれば数段落ちるマウリシオのドライブオーバーヘッドならきっと問題ない。
そう思ってしまうのもある意味当たり前ではある。
だが、彼らは思い知る事になる。ミューラーに負担をかけ過ぎた代償を。
ミューラー「フン、またこれか………ッ!?」
ズシィン…
シュナイダー「!!?」
ブラジルメンバー『 ( 計 画 通 り ) 』
ミューラー「ぬ…おおおっ!」
バッ!
バコォオオオオオッ!
この時もミューラーはパンチングでマウリシオのシュートを弾く事に成功した。
だがそれは今までの余裕すら伺わせる力強さとは程遠い、第一歩の踏み出しが遅れ
今までより明らかに鈍い飛びつき方の不恰好なセービングだった。
放送「しかしこれも入らず〜っ!不意をつかれたかやや反応が遅れた様にも見えましたが
結局防いでしまいました!流石と言わざるを得ませんこの鉄壁っぷり!」
ドイツメンバー「(ち、違う!不意なんか突かれていない!)」「(ミューラーの様子がおかしい!)」
ミューラー「(なんだこれは…何故だ!?何故体が重く感じる…!何故息が苦しい!)」
366 :
代理です。
:2014/01/15(水) 13:07:41.03 ID:LvPjOZcC
若林「なにィ!どうしたんだミューラーは!?」
翼「明らかに動きが鈍った!」
日向「…ケガでもしやがったのか?」
森崎「いや、これは…!まさか、スタミナ切れなのか!?」
大半の観客には分からなかったであろうミューラーの変調だったが、フィールドの当事者の22人はすぐに気付いた。
しかし何が起きたか分からないドイツユースの選手達とこれを想定し待ち構えていたブラジルユースの選手達では
咄嗟に取れる対応の巧みさに巨大な差があった。差がありすぎた。
そしてその差は値千金の同点弾となって形作られた。
カルツ「(ど、どうしちまったんだミューラーは…ケガか、ケガなのか!?)」
ボールをフォローしたカルツは激しく動揺していた。自分が動揺している事を隠す事すら出来ない程動揺していた。
後日彼はこの瞬間をサッカーをやっていて最も後悔した瞬間の一つに挙げる程隙だらけだった。
カルロス「もらった!」
バシッ!
カルツ「あああっ!?」
放送「このこぼれ球を拾ったのはカルツくん…と思いきやカルロスくんがあっという間に奪ったァ!」
367 :
代理です。
:2014/01/15(水) 13:09:29.95 ID:LvPjOZcC
ドイツメンバー「ヤ、ヤバい!」「カルロスがーーーっ!!」「止めろ、止めるんだ!」
ドドドドドドッ!!
カルロスがカルツからボールを奪った直後、ドイツユースの選手達は思わず四方八方から殺到せずには居られなかった。
前半終了間際に彼が似た様な位置でボールを奪い、そこからゴールを奪った事を思い出さずには居られなかったのだ。
カルロス「…ザガロ!やれ!」
パコン!
ドイツメンバー「(ここでザガロ?)」「(いや、カルロスよりは有難い…!)」
故にカルロスがザガロに低い浮き玉のパスを上げた時彼らは安堵せずには居られなかった。
カルロスにファントムシュートを撃たれるよりはザガロのダブルイールの方が幾分マシだと。
ザガロ「フッフッフッフッフッ…」
ダダダッ!
バッ!
グワアアアアアアッ!
放送「カルロスくん囲まれそうに…なりつつも逆サイドにパス!これに飛びこんだのはザガロくんだーっ!」
ドイツメンバー「なにィ!?」「あいつにダイレクトシュートがあったのか!?」「そんなァ!」
だがザガロはボールをトラップせずにそのままダイレクトでボレーシュートに行こうとしていた。
これが何を意味するか分からない者はドイツユースには居ない。
安全牌だと思っていたザガロにも切り札があったのだ。当然ダブルイールよりも強力な。
368 :
代理です。
:2014/01/15(水) 13:10:31.24 ID:LvPjOZcC
ザガロ「串刺しにしてやるぜ!これが俺のエリアルダブルイールだァ!!」
ブワッギュァアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!
ギュルギュルギュルギュル!!
エリアルダブルイール。それは低空のボールをボレーシュートで放つダブルイール。
言葉で言ってしまえばただそれだけだが、駆け込み飛びつく勢いを乗せたシュートとはそれだけで
厄介な物であり、ただでさえ重く速いダブルイールがそうなるのだから十二分に脅威と言える。
ミューラー「くっ!こんな物ォオオ!!」
バッ!
ガチィイイイイッ!!
ミューラーは必死に飛びついた。重く感じる拳でシュートコースに挟み込んだ。
ミューラー「こ、こんなもの…!」
ググググググッ…
ミューラー「こん、な…うぁあああああああっ!!!!」
バァアアアアーーーーン!
ギュルンッ、ドサッ!グタッ…
バリィイイイイイッ!!
ミューラー「ガ、ハッ…」
ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!
だが彼は負けてしまった。拳を跳ね上げられ、身体を横転させられ、地面に叩きつけられた。
その衝撃で息を吐き出させられた彼にはネットが破れる音も笛の音も良く聞こえなかったが、失点した事だけは痛い程分かった。
369 :
代理です。
:2014/01/15(水) 13:11:23.15 ID:LvPjOZcC
.
ブラジル 2−2 ドイツ
大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
10ゴール シュナイダー、ストラット
9ゴール カルロス、日向
8ゴール ディアス
7ゴール ザガロ
5ゴール 火野、ビクトリーノ
4ゴール 翼、カペロマン、森崎、ランピオン、カマーチョ
3ゴール ポブルセン、ナポレオン、ピエール、チャンドラー、ロリマー、ミハエル、サトルステギ
2ゴール トニーニョ、マーガス、李邦内、李邦坤、アルシオン、イスラス、レンセンブリンク、三杉
1ゴール ルーク、肖、岬、山森、フライハイト、ネイ、ロペス、ガルシア、クライフォート、
カイザー、マッハー、クリスマン、政夫、ディウセウ、マウリシオ
大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
6アシスト アルシオン
5アシスト サンタマリア
4アシスト 岬
3アシスト カルロス、マーガス、翼、ダ・シルバ、ネイ、チャンドラー、火野、パスカル、ランピオン、
2アシスト カペロマン、バンビーノ、カルツ、ピエール、王、森崎、トニーニョ
1アシスト フライハイト、カルツ、メッツァ、テイラー、飛、山森、早田、ビクトリーノ、エスパダス、クリスマン、イスラス、
シェスター、バビントン、クライフォート、カイザー、和夫、ジェトーリオ
.
370 :
代理です。
:2014/01/24(金) 07:35:46.71 ID:KM299Lig
放送「ゴ…ゴール!ゴール!ゴールだぁあああああああああああああ!!!
後半22分、カルロスくんのアシストからザガロくんがボレーシュートでダブルイールを放ち
ミューラーくんを豪快に吹き飛ばして待望の同点弾を決めてくれたぁあああ!
2−2!2−2です!前半2点リードされた時はどうなる事かと悲嘆にくれた
全ブラジル国民を歓喜に湧き上がらせる有難すぎるゴールがたった今決まりました!」
ウワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!
観客「よくやったぞザガロォオオオオオオオオオオオオ!!」「やっと活躍したか!待たせやがって!」
「それでこそセレソンのストライカーだ!」「とうとう同点だ!見たかドイツ、ざまあみろ!」
「ザーガーロ!」「ザーガーロ!」「ザーガーロ!」「ザーガーロ!」「ザーガーロ!」「ザーガーロ!」
中山「ど、同点か!これは形勢逆転と言える、が…」
早田「…おい次藤、今の…エリアルダブルイールつったか?あれ、どう思う?」
次藤「うーん…かなり強力なシュートばってん、ネオファイヤーとかに比べるとのう…」
赤井「俺も同感ッス。ミューラーがあそこまであっさりやられたのはおかしいです!」
日向「だったら答えはシンプルじゃねーか。ミューラーに何かが起きたんだろ」
翼「急に動きが鈍っていた。それなら可能性は二つ。ケガか、それとも森崎が言っていた様に…」
森崎「…スタミナ切れだ。間違いない。あれは疲労によるスピードダウンだ!」
ミューラーの異常に気づいた者は最初はほとんど居なかった。観客たちは劇的な同点ゴールに
大騒ぎするのに忙しく、注目の的は敵のミューラーではなくヒーローのザガロだったのだ。
全日本ユースの面々はミューラーの異常にいち早く気付いたが、彼らが気付いたからと言って何かが変わる訳ではない。
371 :
代理です。
:2014/01/24(金) 07:36:22.49 ID:KM299Lig
ミューラー「ぐっ…うううっ…!」
ドイツメンバー「ど、どうしたんだミューラー!」「しっかりしろ!」
ルディ「くっ…タンカだ!ドクター、来てくれ!」
ブラジルメンバー「(フッ、今頃慌てたってもう遅いぜ)」「(なんならサブキーパーでも入れるか?)」
ロベルト「(おー、ゲルティスの言う通りだった。よっしゃよっしゃ、これで勝った!)」
コインブラ「(…馬鹿な。本当に、ミューラーに、そんな弱点が…!?)」
観客「あれっ?ドイツゴール前がなんかおかしいぞ?」「ミューラーがケガでもしたのか?」
だが何時までも気付かれない訳もなく、滝の様な汗を流しながら立ち上がれないでいるミューラーに
ドイツの選手達やベンチスタッフが駆けつければ自然と観客達の注意もそこに向かう。
放送「あっと、喜びに沸き立つブラジルユースとは対照的にドイツユースはなにやら非常事態の模様!
ミューラーくんが苦しげに立ち上がれないで居ます!これは先程のセービング失敗で負傷したのでしょうか?」
ルディ「どこだ、どこを痛めたミューラー!」
ミューラー「何処も…何処も痛めてなどいない…」
ルディ「強がるな!すぐに交代させるとは限らん、正直に言え!」
ミューラー「本当だ…俺は怪我などして、いないんだ…!」
ルディ「ええい、ドクター!」
372 :
代理です。
:2014/01/24(金) 07:37:13.01 ID:KM299Lig
最初ドイツユースはミューラーが負傷したのだと勘違いし、チームドクターにチェックを行わせた。
だがチームドクターはミューラーの体を調べていく内に見る見る困惑の表情を浮かべた。
ルディ「どうですか」
ドクター「いえ…何処も負傷していません。彼の言う通りです」
ルディ「なっ…そんな馬鹿な!こんなに苦しそうにしているのに!」
ドクター「…これはただの疲労です。スタミナが切れたのです」
ルディ「はあ…?」
ドイツメンバー「えっ、スタミナ切れ?」「有り得ないだろ!こいつ何時も持久練習でトップクラスだったじゃないか!」
審判「…あの。負傷でないのなら、スタッフはピッチの外に出て下さい」
ルディ「くっ…わ、分かりました…」
放送「今ピッチレポーターから報告が来ました。ミューラーくんは負傷したのではなく
疲労していただけとの事。ドイツは特に選手交代をする様子もありません」
観客「なんだ、スタミナ切れか?」「あんだけシュート浴びてりゃなあ」「でもなんか早くないか?」
ミューラーは負傷したのではなくただ単に疲労しただけだった。
まるで予想していなかった事態に困惑するドイツだったが、ルール上負傷ではないのなら時間を止めては貰えない。
ドイツユースは予想外のピンチに急きょ対処を問われる事になった。
373 :
代理です。
:2014/01/24(金) 07:38:02.32 ID:KM299Lig
シュナイダー「(こ、これか…!?これがさっきまでの違和感の正体だったのか?
だが何故だ。ミューラーに持久力の欠如が伺えた事なんてなかった。確かにシュートをひたすら
浴び続ければ限界を迎えるのは当たり前だが、後3本程度は持って良かった筈だ…
何故だ?大会で蓄積した疲労か…?いや、今重要なのは何故ではない!
今何が起きていて、それを踏まえてどうするかだ!それが俺のキャプテンとしての義務だ!)」
この時チームをまとめるのはやはりキャプテンのシュナイダー以外は居ない。
彼はいち早く原因の究明よりも現状の把握と対応が大事だと判断し、
前線からドイツゴール前に戻りつつ素早く周囲を見回した。
当然彼が見たのは喜びに沸き返り、ザガロを祝福するブラジルユースの選手達である。
ディウセウ「やったなーザガロ!良いタイミングの同点ゴールだぜ!」
ザガロ「フン、当然だ。あんな奴相手にノーゴールで終わって堪るか」
ジェトーリオ「今まで散々苦労していた癖にね〜。ぶっちゃけ、切り札のお蔭でしょ」
サンタマリア「よせジェトーリオ。ストライカーは結果を出せばそれが全てだ」
ザガロ「ククク。運が良かったな、今の俺は機嫌が良い」
彼らが何を言っているかは距離があった為聞こえなかったが、雰囲気と様子は観察できた。
それだけでシュナイダーは2つ分かった事があった。
シュナイダー「(ミューラーが苦しんでいると言うのに、それを驚く様子も喜ぶ素振りもない…
そうか、奴らにとってはこれは想定していた事態か。どうやってそれを予測していたかは
分からないが、奴らは作戦を成功させた。だが…その作戦には代償もある!)」
まだ勝ち目は十分にある。それを確信したシュナイダーは味方達を鼓舞す為に自陣ゴール前に辿り着いた。
374 :
代理です。
:2014/01/24(金) 07:39:13.21 ID:KM299Lig
シュナイダー「しっかりしろ皆。ミューラー、まだやれるな?」
ミューラー「…当たり前だ!」
ドイツメンバー「シュナイダー…」「で、でもこれからどうしたら…」
シュナイダー「確かにこれは予定外のトラブルだ。ピンチと言って良いだろう。今までの様に
シュートを撃たれ続ければあっさり逆転される。ただし、今までの様に撃たれ続ければの話だ」
マーガス「そりゃ、撃たれなければ問題はないだろうけど…この試合ずっとシュート数で圧倒されているのに…」
カルツ「…いや、これからはそうとは限らんぞ」
プッ!
最初に立ち直ったのはカルツだった。シュナイダーとの付き合いが長い彼はシュナイダーが
何を言わんとしているかをいち早く察知し、気合を込めて爪楊枝を吐き出した。
カルツ「ブラジルは攻撃しまくり、シュートを撃ちまくった。つまり攻め疲れが必ず発生する。
そういう事だろう、シュナイダーちゃんよ?(ジャパンカップを思い出すぜ)」
シュナイダー「そうだ。さっき奴らの様子を確認してきた。今まで均等にシュートを
撃ち分けさせていた分目立たなかったが、よく見ればシューターの誰もがもう少し疲労したら
動きが鈍り出す状態になっている。フィールダー全般の疲労量では明らかに向こうが上回っているんだ」
シェスター「なるほど。向こうは今までの様に撃ちまくりたかったら更に疲労が深まるって訳か!」
カペロマン「だが、それでも後半終了くらいまでは持ち堪えそうだぞ。どうするんだ?」
ポブルセン「まさか時間稼ぎをするなんて言わねえだろうな…!」
375 :
代理です。
:2014/01/24(金) 07:40:19.69 ID:KM299Lig
シュナイダー「時間稼ぎではない。持久戦だ」
ポブルセン「ああん?」
シュナイダー「確かにパスで逃げ回ればこのまま同点で延長戦に逃げ込めるかも知れない。
だがそれでは奴らも回復してしまう。ミューラー1人が回復するよりもブラジルのシューター達…
オーバーラップの可能性を除外しても6人か。6人が回復するペースの方が断然早い。
延長戦に逃げ込んでも結局同じくミューラーを消耗させられる展開になってしまう」
フライハイト「…つまり、選択肢は一つ。奴らを消耗させつつミューラーを休ませる。
ボールキープだけを最優先し消極的に逃げ回るのではなく、積極的に中盤で戦い奴らを
脅かしつつボールキープし、フィールダー同士の持久戦を挑むしかない」
シュナイダー「そういう事だ。奴らがミューラーの消耗を狙うのなら、こっちは奴ら全員を消耗させる。
無論相手がこの持久戦に乗ってこない事は有り得ない。そんな事をしたら折角消耗させたミューラーを
むざむざ休ませた上に、こっちに後半終了間際のノーリスクの総攻撃チャンスを与えてしまう訳だからな」
メッツァ「うーん…前線の守備力も高いブラジル相手にそんなマネできるの?」
シュナイダー「お前がそんな弱気でどうする。この作戦で最も活躍しないといけないのはメッツァ、お前なんだぞ」
メッツァ「うえっ!僕ぅ!?」
カルツ「いい加減やる気出せコラ。どうせやる事は何時もと変わらん、自慢のパスで相手を翻弄してりゃいいんだよ」
カペロマン「それにお前だけじゃない。俺やカルツ、シェスター、フライハイトも中盤で戦うんだろ、シュナイダー?」
シュナイダー「ああ、それにマーガス」
マーガス「ああ、俺もやるぞ!ピンチになったら俺に上げろ、仕切り直しのチャンスを作ってみせる!
大丈夫だ、アマラウもディウセウも中盤だと俺についてこない。もしついてきたら逆に俺が2人引き受けているって事だぜ」
376 :
代理です。
:2014/01/24(金) 07:40:51.32 ID:KM299Lig
クランケ「分かった!俺達もやるぞ!」
ヨハンセン「今まで役に立っていなかった分を取り返す!」
ポブルセン「…そういう事か。同点で逃げようってハラじゃねえんなら別にいい」
ミューラー「(くそっ…こんな形で他人に頼る羽目になるとは…師匠、まだまだ俺は甘かった…)」
フライハイト「シュナイダー、お前は体力節約も兼ねて前線に居てくれ。お前と言う驚異が居続ける限り
ブラジルのDFも大胆なオーバーラップはしにくい。それにお前が疲労したら3点目も取り辛い」
シュナイダー「分かっている、そのつもりだ。よし行くぞ皆。ドイツに底力勝負を挑んだ事を後悔させてやるんだ!
サッカーは強い者が勝つんじゃない、勝った者が強いんだ!俺達の強さは俺達の勝利で証明するぞ!」
ドイツメンバー『おおおおおおおっ!!』
シュナイダーがこの状況で見出した光明。それはミューラーを疲れさせる為にブラジルのフィールダー達が
ドイツのフィールダー達よりもより激しく疲労していると言う事実だった。
相手の作戦が成功したのは仕方ない、ならばその作戦の為に支払った代償に弱みにつけこむ。
“強い者が勝つのではない、勝った者が強い”と言う信条を持つリアリストの彼らしい作戦と言えよう。
ネイ「おっ、向こうさんまだまだやる気だねえ。同点だから当然か」
トニーニョ「この程度で諦めてくれる程甘い相手じゃない。だが奴らの次の手は分かっている」
サンタマリア「ああ。ミューラーを休ませつつ俺達を走らせ、隙あらば得点を狙ってくるだろう」
カルロス「つまり、純粋な体力勝負及びボール争いだ。良いだろう、走り合いでも俺達は負けないぞ」
ただしブラジル側にとってこの作戦は特に意外な物でもなかった。
お互いの手の内が分かった末での真っ向勝負の行方に後半の、そして試合の行方が託される展開となった。
377 :
代理です。
:2014/01/27(月) 18:47:23.46 ID:rHi1mXlV
ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!
放送「とうとう2−2となりましたこの試合、4度目のドイツのキックオフです!
前半の貯金を使い果たしてしまったドイツはPK戦を狙うのでもない限り攻撃に出なければいけません!
さあ彼らは一体どうするのか?まずはシュナイダーくんからカペロマンくんへ」
ジェトーリオ「はいはい、いらっしゃーい」
カペロマン「そういう訳にもいかないんで、なっ!」
バコッ!
放送「あっとカペロマンくん、いったんボールをカルツくんに戻しました。カルツくんここから直進!」
カルツ「どけっ!」
ドガアッ!
マウリシオ「うわあ〜っ!!」
サンタマリア「(カルツのキレが増した…これがあいつの底力か。だが恐らく俺を抜きにはかからない筈)」
カルツ「(このまま愚直にサンタマリアに突っ込むのもリスキーだな…)」
バコッ!
放送「カルツくんこのまま上がって…いかない!シェスターくんに展開!シェスターくんは更に
メッツァくんに繋ぎます。ドイツ、ここは時間をかけてじっくり攻めるつもりの様です」
378 :
代理です。
:2014/01/27(月) 18:49:18.96 ID:rHi1mXlV
ルディ「(うむ…それしか選択肢がない。多分ブラジルにも読まれているだろうが、
ここはなんとか遅攻で押し勝つんだ!そうすればまだまだ試合は分からん!)」
ロベルト「(なんだよ、焦って速攻とかしてくれればよかったのに…まあ大丈夫だろ
ボール争いでも体力勝負でもウチの方が有利だ。ミューラーが回復しきる前に奪えばそれで勝ちだ)」
若林「これは…ドイツはフィールダー同士での勝負を仕掛けに来たか…」
早田「なるほどな。ミューラーを休ませながら少しずつ戦線を上げていくのが狙いか」
次藤「パスだけで逃げ回っちゃ押し込まれるけん、危険じゃしの」
三杉「同時にブラジルの体力を削る狙いもあるだろうね。ただ、もうしばらくは持ちそうだが」
松山「上手くいくのか、これ?この試合、中盤争いはブラジルが終始リードしていたじゃないか」
岬「いや、ドイツはブラジルを止めるのには苦労していたけど、ブラジルを攻める事自体は出来ていたよ」
中山「この状況では確かにこれが最善の手だ。だけど…これ、ブラジルの思う壺なんじゃないか?」
日向「ああ、読まれているだろうな。ただでさえ決して有利な戦い方とは言えねえのによ」
翼「前半2点リードされて尚この盛り返しぶりと試合運び…これが、ブラジル…」
森崎「(…もしブラジルが決勝の相手だとしたら…俺も、同じ事をやられたら…!)」
379 :
代理です。
:2014/01/27(月) 18:50:07.01 ID:rHi1mXlV
その後ドイツは必死に走り回った。逃げ回るのではなく相手を疲弊させる為に。
シュナイダー「(まだだ…これでは全然時間が足りていない…!)」
アマラウ「(くそっ、こいつがここに居るせいで前に加勢できねえ!)」
ドトール「(焦るな。焦ったら負けだ。皆を信じるんだ)」
オフサイドラインぎりぎりの位置でブラジルDFを牽制しつつ後ろを見守るシュナイダーの表情は
隠し切れない焦りを無理やり押さえつけていた為か何時も以上に鋭く険しくなっていた。
この時ドイツで最も活躍したのはメッツァだった。
バシュルルルルルルル!!
ネイ「くそっ!こういう展開の時は本当にうざったいタイプだなお前!」
メッツァ「褒めても何も出ないよ〜(ああんもう、なんで僕がこんな責任重大な目に…)」
トニーニョ「(メンタルは弱いと見ていたが…まだミスはしてくれないか?)」
アンドレアス・メッツァと言う選手は生粋のパサーである。ドリブルもそれなりに得意ではあるが、
彼の取り柄はトレードマークのトップスピンパスであり、成功率の高いそれに頼って
ひたすらパスを供給する事を最優先するのが彼のプレイスタイルである。
はっきり言ってかなり消極的なプレイスタイルであり、それは責任を問われるのを嫌う
自分勝手で弱気な性格の賜物だったが他に優秀な攻撃要員が居るならばチーム貢献度は高い。
相手チームからすれば彼にボールが渡ると高確率で危険なパスを通されてしまうが、
かと言ってマークで人数を割いたりしても本人はパス以外の形では攻撃に関わろうとしない為
結果として他の選手達を活かされてしまうのは変わらないのである。
380 :
代理です。
:2014/01/27(月) 18:50:47.16 ID:rHi1mXlV
そして勿論、時間を稼ぐ状況ではメッツァの存在感は増す。
相手チームは早くボールを奪わないといけない為、メッツァにボールが渡る度に
パスで逃げられる事を覚悟の上でメッツァに駆け寄らなければいけない。
ポジション上マッチアップの機会が多いネイとトニーニョは煮え湯を飲まされる事になった。
無論ドイツはメッツァ一人に頼りきりだった訳ではない。
カペロマン「サイドは俺の戦場だ…そう簡単に渡して堪るか!」
ババッ!
キキッ!
バッコォオン!
サンタマリア「くっ!」
マウリシオ「し、しまった!」
ジェトーリオ「(う〜ん、マーガスが嫌な位置に居るなあ。迂闊に突っ込めない…)」
カペロマンは右サイドでボールキープに貢献し。
バッ!
バコォン!
マーガス「よし!拾ってくれ!」
シェスター「オーケーだ!」
381 :
代理です。
:2014/01/27(月) 18:51:47.76 ID:rHi1mXlV
ディウセウ「(畜生〜、あそこまで下がられると間に合わないぜ)」
マーガスはボールを奪われそうになった時の緊急避難先として機能し。
カルツ「どけっ!今のワシに近寄るんじゃねえ!」
ガガガガガッ!
ドガアッ!
ザガロ「ぐああああああっ!!」
カルロス「がはぁあああああっ!!」
カルツは中央で何度も暴れ周り。
フライハイト「そこだ」
シェスター「右、来ているぞ!」
クランケ「走れ走れ!」
ヨハンセン「ここまで来て負けて堪るか!」
バコッ!バシーン!
ポーン!ダダダダダッ!
その他の選手達も主に中継地点となる事で上記4人が過不足無く動ける様走り回っていた。
382 :
代理です。
:2014/01/27(月) 18:52:49.14 ID:rHi1mXlV
ポブルセン「(ちっ、まだかよ…早くブラジルの奴らを血祭りに上げてえのに…)」
シュナイダー「(神経が削られる思いだ…だが俺が迷いを見せる訳にはいかない。
チームメイトを信じるのもキャプテンの仕事だ。耐えろ、耐えるんだカール・ハインツ・シュナイダー!)」
消耗の激しいポブルセンとシュナイダーはDFラインを脅かしつつ休んでいた。
目先のキープ率を優先すれば3点目を奪う力が無くなってしまうが故の苛立ちと戦いながらの休憩である。
彼らの神経戦が功をなしたか、ドイツは未だブラジルにボールを奪われずに済んでいた。
カルロス「(見事だドイツ!お前達は強かった。それも予想以上に!だがそろそろ終わりだ。
この期に及んでここまでキープされ続けたのは屈辱だが、所詮時間稼ぎは時間稼ぎでしかない。
いずれは攻撃パターンが読まれる物なんだ。後ほんの少し…後ほんの少しだ!)」
ズズッ…
カルロス「(くっ…足が重くなり始めたか。だがまだだ!まだ俺は戦える!)」
カルロスがもうすぐボールを奪えると自信を得たのと、彼が足を引きずり始めたのはほぼ同時だった。
383 :
代理です。
:2014/01/30(木) 12:37:37.86 ID:734SOkaz
この持久戦の終焉はメッツァのトップスピンパスからだった。
放送「後半33分!ドイツが懸命にボールキープしながらじりじりと戦線をブラジル側に
押し上げています!次の3点目が恐らく決勝点となるのは間違いない所、
両チーム共意地を張り合う踏ん張り所ですが、まだこれと言った動きは見られません!」
観客「何やってんだ、まだ奪えないのか!」「折角ミューラーがヘバッているのに!今がチャンスなんだぞ!」
「運動量落ちてるぞ!根性見せろ!」「いかん、前半から攻めまくっていたツケが来ている…」
ルディ「(よしっ!このまま40分くらいまで粘れれば…!)」
ロベルト「(あわわわわ…まだか?まだ奪えないのか?)」
放送「ここでメッツァくんにボールが渡った!彼のパスはこの試合中何度もブラジルの選手達を
良い様に翻弄しています!今回もマーカー達が振り切られてしまうのか?」
メッツァ「(あ〜もうまた僕!?さっさと逃げちゃえ!)」
グワアッ…
バシュルルルルル!
ネイ「(くそーーーっ、またか!)」
トニーニョ「(ええい、このままでは本当にこっちの体力が…!)」
シュタタタタッ!
バッ!グルンッ!
カルロス「ここだああっ!」
バチィッ!
384 :
代理です。
:2014/01/30(木) 12:38:27.74 ID:734SOkaz
メッツァ「あああーーーっ!?」
ヒューーーーーーン…
放送「あーーーっと、ここでカルロスくんのムーンサルトパスカット!メッツァくんの
トップスピンパスの軌道があらぬ方向に変わりました!このこぼれ球の行方は!?行方はどうなる!?」
カペロマン「や、やばいっ!」
ダダダダダッ!
カペロマン「よ、よし…」
ジェトーリオ「はい、毎度有難う御座います!」
グイッ!
バシッ!
カペロマン「うわっ!?き、貴様―っ!」
それはメッツァに頼り過ぎた弊害か、それともカルロスを褒めるべきか。ドイツユースが仕掛けた持久戦は
約10分続いた後にカルロスが弾いたボールをカペロマンが奪われる事で終わってしまった。
放送「カペロマンくんがフォロー!しかしジェトーリオくんがすぐさま奪い取った!
とうとう待望のブラジルボールになりましたァ!!」
ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!
観客「よっしゃーーー!良くやった!」「待ってましたァ!」「そのまま3点目を決めるんだーっ!!」
385 :
代理です。
:2014/01/30(木) 12:39:06.62 ID:734SOkaz
シュナイダー「くそっ!やらせん!」
ダダダダッ!
この時シュナイダーはメッツァのパスが弾かれたのを見た瞬間に走り出していた。
このタイミングでボールを失ったらピンチになる事が分かりきっていた為、
何としてでもボール争いに参加しなくてはならないと瞬時の判断の賜物だった。
ジェトーリオ「おー怖い怖い、炎の皇帝様が来ちゃったよ。でもね…」
グワアアッ!
バシュルルルルル!
シュナイダー「なっ!?これは、ドライブパス…!」
ジェトーリオ「残念!サンタマリアが教えてくれたよ、君パスカット下手だってね♪」
しかしここに到ってジェトーリオも今まで見せなかったドライブパスを披露し、
シュナイダーの好判断を無に帰した。そしてボールは無事トニーニョに渡る。
トニーニョ「よし!ネイ!」
ネイ「何時でもいいぜ、相棒!」
パンッ!ダダッ!パンッ!ダダッ!
放送「ジェトーリオくんここでドライブパス!魅せます美技!そしてこれを受け取った
トニーニョくんが…出たーーーっ!!トニーニョくんとネイくんのゴールデンコンビ!
遂に奪えたボールを早速ゴールチャンスに変えるべく速攻をしかけます!」
386 :
代理です。
:2014/01/30(木) 12:39:48.83 ID:734SOkaz
ボールを奪えたブラジルは当然の如く速攻を仕掛けた。ミューラーが回復しきらない内に
シュートを撃ち3点目を奪ってしまいたい彼らに遅攻は百害あって一利無しだからだ。
パンッ!ダダッ!
フライハイト「し、しまった!」
フライハイトがあっと言う間に抜かれ。
パンッ!ダダッ!
カルツ「畜生ぉおおっ!」
カルツも為す術も無く抜かれ。
シェスター「くっ!ニンポー・ホウセンカ!」
ビチッ!
トニーニョ「むっ。粘ったな」
ネイ「だが、無駄な足掻きだぜ!」
カルロス「良くやったネイ、トニーニョ。後は任せろ」
ドイツメンバー「あーーーーっ!?」「よりにもよってカルロスにー!?」
シェスターは辛うじて足先にかすらせ連続ワンツーを終わらせたが、そのこぼれ球はあっさりカルロスに拾われてしまった。
387 :
代理です。
:2014/01/30(木) 12:40:20.93 ID:734SOkaz
放送「速攻!速攻!これは…上手くいった!カルロスくんが良い位置でボールを持ったぞーっ!」
クランケ「くそっ、まだだ!まだ俺達が居る!」
ヨハンセン「ここを通して堪るかァ!」
カルロス「…お前たちでは俺を止められない!」
ブゥウウウウウウン…
シュパアッ!
クランケ「な、なにィ!」
ヨハンセン「そんなァ!」
放送「そしてカルロスくんあっさりドリブル突破しPA内に突入!ミューラーくんと一対一だァーーーッ!!」
ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!
観客「決まれーっ!」「行けーっ!!」「カルロス頼むぞ!」「ここだ!ここで逆転だ!」
全日本メンバー「き、決まるのか!?」「天国と地獄の分かれ目だ…!」
森崎「……………」ゴクリ
後半38分、ついに試合の分岐点が来た。
388 :
代理です。
:2014/01/30(木) 12:41:28.60 ID:734SOkaz
シュナイダー「(大丈夫だ!)」
この時シュナイダーは必死に己に言い聞かせた。チームメイト達と共に自陣に向かって走りながら
焦りと諦めと戦い、自分を奮い立たせる材料を探した。
シュナイダー「(カルロスのスピードが僅かだが落ちている!もうファントムシュートを撃てる状態じゃない!)」
カルロス「(くっ…やはりファントムシュートを撃つには体力が足りないか…)」
そこで目をつけたのはカルロスがこぼれ球を拾った時、既にPA少し外と言うシュートを撃つのに適した位置に
居たのにも関わらずファントムシュートを撃たず、分身ドリブルでPA内に切り込んだと言う事実だった。
今の息切れしたミューラー相手ならファントムシュートを撃てば決まる確率は高い。
にも拘わらずわざわざDF二人を抜き去り一対一を挑みに行ったのは、ファントムシュートを撃てないからだ。
そうシュナイダーは判断し、実際にその判断は当たっていた。
カルロスも自分の体力の残量を計算し、今ファントムシュートを撃っても失敗するだろうと結論付けていた。
だがそこから先に描いた二人の想像図は大きく違っていた。
シュナイダー「(ここでミューラーが分身ドリブルを止めてくれれば、失点は阻止される!
そこから残り時間全てを総攻撃に費やせば、俺達の勝ちが見えてくる!)」
ミューラー「(来る…分身ドリブルが!止めてみせる!疲労がなんだ、師匠の地獄のしごきに比べれば屁でもない!)」
カルロス「(止むを得ん…出し惜しんだ末の敗北と、実力を見せつけての勝利!どちらが良いか、考えるまでもない…!)」
シュナイダー、そしてミューラーはカルロスが分身ドリブルで抜きにかかると思っていた。
カルロスが今まで見せた事がない一対一用の新必殺シュートを隠し持っているかも知れない。
その可能性をドイツの二人が考えなかったのは、無意識に考えたくないと言う感情のせいだったのか
それとも心身ともに限界でそこまで警戒する余裕がなかったせいなのか。
389 :
代理です。
:2014/01/30(木) 12:42:13.16 ID:734SOkaz
ブゥウウウウウウウウウウン!!
ミューラー「(来たっ!だが見切れる…!体は動く!間に合う!)」
ヒュンッ!
いずれにせよ、カルロスが分身ドリブル特有の緩急自在の横の動きを開始し
それを阻止すべく腰を落として距離を詰めたミューラーが。
ミューラー「なっ!!?」
ガクン!
シュナイダー「(な、なんだ!?どうしたミューラー!)」
急に体勢を崩し、何もない所に所に手を伸ばした時、シュナイダーには何が起きたのか最初は分からなかった。
パスッ…
コロコロコロ…
カルロス「…俺のもう一つの切り札、ステルスシュートだ。覚えておけ」
ミューラー「………!!!」
シュナイダー「そん、な…」
ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!
カルロスは分身ドリブルの動作中に何時の間にかボールをゴールに蹴り込んでいた。
ミューラーはそれを阻止しようとし、間に合わなかった為に何もない所に手を伸ばす羽目になった。
シュナイダーがそれを理解できたのはゴールの笛を聞いてからだった。
390 :
代理です。
:2014/01/30(木) 12:43:11.43 ID:734SOkaz
.
ブラジル 3−2 ドイツ
大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
10ゴール カルロス、シュナイダー、ストラット
9ゴール 日向
8ゴール ディアス
7ゴール ザガロ
5ゴール 火野、ビクトリーノ
4ゴール 翼、カペロマン、森崎、ランピオン、カマーチョ
3ゴール ポブルセン、ナポレオン、ピエール、チャンドラー、ロリマー、ミハエル、サトルステギ
2ゴール トニーニョ、マーガス、李邦内、李邦坤、アルシオン、イスラス、レンセンブリンク、三杉
1ゴール ルーク、肖、岬、山森、フライハイト、ネイ、ロペス、ガルシア、クライフォート、
カイザー、マッハー、クリスマン、政夫、ディウセウ、マウリシオ
大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
6アシスト アルシオン
5アシスト サンタマリア
4アシスト 岬
3アシスト カルロス、マーガス、翼、ダ・シルバ、ネイ、チャンドラー、火野、パスカル、ランピオン、
2アシスト カペロマン、バンビーノ、カルツ、ピエール、王、森崎、トニーニョ
1アシスト フライハイト、カルツ、メッツァ、テイラー、飛、山森、早田、ビクトリーノ、エスパダス、クリスマン、イスラス、
シェスター、バビントン、クライフォート、カイザー、和夫、ジェトーリオ
391 :
代理です。
:2014/02/05(水) 07:29:50.85 ID:ckgZB5C+
ォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!
観客「やったーーーーッ!!」「ゴールだ!ゴールだ!逆転だァ!!」「イヤッホォオオオオオオオオオ!!」
「やっとか!待たせやがって!」「散々気をもませやがって!どうしてやろうかと思ってたぞ!」
「素晴らしいタイミングでの逆転だ!」「見たかドイツ!これがサッカー王国・ブラジルの力だ!」
「今の見たか!?」「見た見た!分身ドリブルの最中にシュートしてた!」「くそっ、見逃しちまった!」
「カルロス!」「カルロス!」「カルロス!」「カルロス!」「カルロス!」「カルロス!」「カルロス!」「カルロス!」
放送「ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーールッッッ!!!!
マイクの力を借りて叫んでも尚かき消されかねない程の大歓声によってブラジルの逆転ゴールが
たった今、後半38分に祝福されています!決めたのは勿論この人、ブラジルユースの
キャプテンにしてエースストライカーのカルロス・サンターナ!本日2点目のゴールで
一時期は絶望的とすら思えた試合を見事引っくり返してみせた英雄に嵐の如く拍手と歓声が降り注ぎます!
そしてゴールの仕方も極めてスタイリッシュで映える物でした!ムーンサルトパスカットで
相手のパスワークを断ち切り、そのまま速攻に参加し、こぼれ球を拾ってゴール前に切り込み、
そして分身ドリブルかと見せかけて目にも止まらぬ早業でボールをドイツゴールに蹴り込んだのです!
前半の1点目とこの3点目が合わさればまさに獅子奮迅にして一騎当千の活躍ぶり!
最早英雄と言う言葉すら物足りなく感じてしまいます!これがカルロス・サンターナなのです!!」
ロベルト「(よっしゃ!よかったー、結局コインブラ抜きでも勝てそうだ。いやーヒヤヒヤした)」
放送「ピッチレポーターによると今までにじっと見守るだけだったロベルト監督も
ここに来てやっとガッツポーズをしたそうです。前半で2点リードされると言う大ピンチに陥りながらも
自分の選手達と戦術を信じ続け戦い続けたその好判断と精神力は賞賛に値する名将ぶりと言えるでしょう!」
ロベルト「(おっといかんいかん、名監督は勝利を確信してもニヤニヤしたりしない。監督らしいクールな無表情っと)」
392 :
代理です。
:2014/02/05(水) 07:30:23.97 ID:ckgZB5C+
サンタマリア「ナイスゴールだ、カルロス!」
カルロス「ああ、決まってホッとしたよ。ケチらずにステルスシュートを使って良かった」
ジェトーリオ「ま、君が本気になればこんなもんだよね」
カルロス「そうとも限らない。ミューラーが疲弊していなかったらあるいはな」
ザガロ「チッ。ゴールを決めた直後に謙遜なんぞしやがって…」
ディウセウ「怒んなよザガロ。世の中おめえみたいな意地っ張りばっかじゃねえんだって」
ネイ「くそっ、また見切れなかった。一体何時撃ったんだよ…」
トニーニョ「タネが分かっていても尚タイミングが分からない。恐ろしい技だ」
マウリシオ「それは置いとくとして、そろそろドイツも諦めてくれますかね?」
アマラウ「そいつは油断大敵って奴だ。こうなった以上形振り構わず攻めてくるだろうからな」
ドトール「ただしもう気力も冷静さも残っていないだろう。流石にダメージは深い筈だ」
カルロス「その通りだ。丁寧にボールを奪ってからキープに努めればそれで終わりだ。後もう一踏ん張り頑張るぞ!」
ブラジルメンバー『おう!!!』
393 :
代理です。
:2014/02/05(水) 07:31:46.98 ID:ckgZB5C+
試合を引っくり返す逆転ゴールを後半終盤に決めると言う最高の展開を迎えたブラジルユースと
その味方は言うまでも無い程喜んでいた。あれ程苦しみながらも最初のプラン通りに
攻撃権を支配し、ミューラーを疲弊させ、大量得点に成功したのだから愉快でない訳がない。
こうなってしまえば2失点と言う苦難と恐怖も勝利の美酒を引き立てるスパイスに成り下がると言う物である。
コインブラ「(…バカな)」
そんな大喜びのブラジルユースの中で、唯一コインブラのみは喜びではなく驚愕に打ちのめされていた。
コインブラ「(ドイツの方が強い…俺はそう見ていた。なのに、これは…)」
彼は昨夜、カルロスとの会話で彼抜きならばブラジルは2−3でドイツに負けると言い放っていた。
売り言葉に買い言葉の状況ではあったが、その予想はその場の感情に任せたいい加減な物ではなく
コインブラの経験・知識・眼力に基づいた自信のある予想だった。
だがスコアは3−2で、勝っているのはブラジルだった。
一時期は0−2と言う絶望的なピンチに陥りながら、彼には見出せなかったミューラーの弱点を突く事で
劇的な逆転を成功させた。これは同時にブラジルユースの選手達が彼の予想を覆した事も意味する。
コインブラ「(サッカーにこんな事が…こんな事が…)」
今まで超越者として絶対の自信を持っていたコインブラがこの時人知れず初めて“敗北”を味わっていた。
394 :
代理です。
:2014/02/05(水) 07:32:47.72 ID:ckgZB5C+
若林「…なるほど。左右の往復の2回目で撃っていたな。こういうシュートもあるのか」
早田「ゲッ、お前今の何時撃ったか見えていたのか!?得意の洞察力か」
若島津「(ハッタリ…じゃないな。こいつなら見切れるか。今更ながらGKとしての差を感じるな…)」
次藤「(いかん…何が起きたのか解説されるまでいっちょん分からんかったばい…)」
中里「ぬうっ、分身ドリブルにこの様な使い方があったとは…恐るべし!」
赤井「ヤバいッスね、カルロスって。こうすれば止めやすいって手段がないですよ?」
中山「強いて言えばパスはそれほどでもないが…パス力が問われる役割じゃないからな」
葵「凄いな〜。前半2点リードした時はもうこれドイツが勝つだろって思ったのに…」
松山「徹底して攻撃し続けたのが功を為したんだが、なんて精神力だ…」
三杉「多分ミューラーの消耗も最初から計算に入れていただろうね。見事の一言だ」
岬「流石にドイツもこれではダメかな。もう体力も気力も時間も足り無さそうだ」
翼「うん…ブラジルが試合を逆転させた上に流れまで支配した。これは大きすぎるよ」
日向「そもそもリードを守り切れなかった時点でドイツの負けだ。もう奴らに攻める力は残ってねえ」
森崎「…シュナイダー…」
同時にこの場で数少ない中立の立場である全日本ユースの選手達も全員試合の決着を予感していた。
ドイツユースの強さを良く知る彼らも、この窮地を更に覆せるとは到底思えなかったのだった。
395 :
代理です。
:2014/02/06(木) 13:39:45.89 ID:KWl1HRX2
シュナイダー「(なんて…事だ…!)」
事ここに到ってはドイツユースにもう余裕など欠片もなかったのは言うまでもない。
それはシュナイダーも例外ではなかった。
シュナイダー「(無様…無力!くそっ、何を間違えたんだ…?…違う!
もうミスを嘆いている暇はない、ここからどう挽回するかを考えなくては!
だがどうすればいいんだ…ロスタイムを入れても残り時間は精々10分。
攻撃陣の体力も残り少ない…そしてなにより、皆の精神力が…!)」
ドイツメンバー「う、ううっ…」「くそっ、くそっ!」「……………」
彼自身はまだある程度冷静だった。だがそれを他者に分け与える事は出来なかった。
無論チームメイト達も全員焦りと絶望に抗うのに忙しく、これではいくら彼が
キャプテンシーを持って味方を鼓舞そうとしても大した意味はない。
シュナイダー「(やはり…皆もうボロボロだ。このままでは喝を入れても
“やるだけやってみよう”だの“最後まで諦めずに頑張ろう”だのと言った
後ろ向きの闘志しか得られない…それでは駄目なんだ!そんな状態で
ヤケクソの攻撃をしかけても早く終わって欲しい、もうダメだと言う意識がつきまとう!
“まだ勝ち目はある、負けて堪るか”と皆に意識させなければいけないんだ…
だがどうやって?一体何を言えば、何をすればそんなムードを作る事が出来る?)」
ドイツメンバー『シュ、シュナイダー…』
カルツ「(やべえ…シュナイダーですらもうゲキを飛ばせないのか?
だけどこのままじゃ…誰かが何かを言わなくちゃ、俺達は戦わずして負け犬になっちまう…!)」
シュナイダー「(いかん…何か、何か言わなければ…!)」
396 :
代理です。
:2014/02/06(木) 13:42:03.37 ID:KWl1HRX2
当然彼が悩み黙っていたらそれだけチームの士気も余計に下がり続ける。
黙っていたら状況が悪化するので早く何か言わなくてはいけない。
しかし悪化した状況に対し何を言えばいいか分からないから黙ってしまう。
この負のスパイラルに陥ったシュナイダーは絶望に飲み込まれそうになった。
シュナイダー「(ダメだ…皆を奮い立たせられる材料がない!ただの精神論ではダメなのに
皆に希望を持たせられる材料がない!このままではヤケクソに攻めるだけになってしまう!
だがそんな攻め方でブラジルを倒そうだなんて神頼みとなんら変わらない!
何か…何か無いのか!何か絶望を希望に変えられるキッカケは!?たった一つでいい、
何か小さなキッカケでいい!それだけでヤケクソの攻撃を不屈の覚悟に変えられる!
何か、何か、何かないのかァアアアアアアアアアアアアア!!!?)」
シュナイダーは戦い続けた。もう諦めて単純に“最後まで諦めるな”と空虚な言葉を
発したい誘惑に抗い続け、プレッシャーに潰されずに希望の種を探し続けた。
彼が不撓不屈に努めた甲斐はあった。
フライハイト「!?これは…間違いない!」
ポブルセン「あん?どうしたてめえ、狂ったか?」
フライハイト「皆聞け!天はドイツに勝てと言っている!天は俺達の味方だ!」
カペロマン「おいおい、この期に及んで神頼みかよ…」
シュナイダー「………!?」
それはフライハイトの突拍子もない発言だった。
その内容は彼を知らない者からすればオカルト染みた世迷いごとにしか聞こえなかったが、
バイエルンで彼と組んできたシュナイダーにはその意味が分かった。
シュナイダー「天…天だと?」
397 :
代理です。
:2014/02/06(木) 13:44:07.53 ID:KWl1HRX2
マーガス「お、おいシュナイダーお前まで…」
メッツァ「ダメじゃんこれ…もう諦めてもいいよね?」
シュナイダーが綺麗に晴れた空を仰いだ時、いよいよドイツユースの士気は再起不能のレベルまで落ちそうになった。
DFラインの要に続いてキャプテンまで困った時の神頼みに走ったのかと思うと彼らの反応も無理はなかった。
ミューラー「…いや、これは…」
最初にフライハイトとシュナイダーが何を言い出したか気付いたのは山暮らしが長いミューラーだった。
ポツッ。
シェスター「ん?」
ポツッ、ポツッ。
ポタポタポタ…
シュナイダー「そうか…こういう事かフライハイト!」
フライハイト「そうだ!正しくこれは干天の慈雨なのだ!!天はドイツに勝てと言っている!」
ドイツメンバー「あ…雨!?」「雨だ!」「マジかよ!」「太陽が出ているのに!」
その後すぐに誰もが気付いた。晴天であるのにも関わらず雨が降り出した事に。
いわゆる“天気雨”の発生にフライハイトがいち早く気付いていた事に。
放送「おおおっ!?たった今雨が降り始めました!降水など有り得ないと思われた晴天でしたが
非常に珍しい天気雨が発生した様です!場内の皆さまは風邪をひかない様ご注意下さい」
観客「うわっ、雨か!?」「なんだよ、こんな時に…」「まあ暑かったから別にいいけどな」
398 :
代理です。
:2014/02/06(木) 13:46:44.31 ID:KWl1HRX2
観客達はこの天気雨の影響にすぐには気付かなかった。
だが分かる者達は分かっていた。
全日本メンバー「雨!?」「おい、雨と言えば…!」「ドイツのあいつが…!」
カルロス「なにィ!?よりにもよってこんなタイミングで雨だと…!」
サンタマリア「…まずい!これは…!」
ゲルティス「…ドイツの士気回復を確認。警戒が必要と認」
この雨が死にかけていたドイツを生き返らせてしまう事を。
カルツ「シュナイダー!」
シュナイダー「ああ」
カルツに促されたシュナイダーは力強く頷き、ワンテンポ置いてからチームメイト達に言い放った。
シュナイダー「全員攻撃!残る力を全て注ぎ込み同点弾を叩き込む!そして延長に逆転だ!
ブラジルがやっとの思いで掴み取った逆転を幻の塵にしてゲルマン民族の誇りと強さを見せつけろ!!」
ドイツメンバー『ぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!』
TO BE CONTINUED IN THE NEXT THREAD…
.
399 :
代理です
:2014/02/06(木) 13:48:55.09 ID:KWl1HRX2
キリが良い所なのでこのスレはここで終わらせ、
430レスまで次スレのサブタイトルを募集します。
このスレは、ご覧のスポンサーの提供でお送りしました。
2ちゃんねる
ヒューガー(株)
若林財閥
片桐総合グループ
すしおだチェーン
大空マリンカンパニー
若堂流空手
メンズアパレル・バルバス
ピエールファミリー
次スレもよろしくお願いします。
400 :
創る名無しに見る名無し
:2014/02/06(木) 13:52:31.54 ID:KWl1HRX2
【スーパー】キャプテン森崎46【ストライカー】
【決戦の時】キャプテン森崎46【来る】
【俺が】キャプテン森崎46【No.1だ】
【森崎】キャプテン森崎46【革命軍】
【優勝するのは】キャプテン森崎46【俺達だ】
401 :
創る名無しに見る名無し
:2014/02/06(木) 15:01:31.43 ID:yflYT8xE
【天は勝てと】キャプテン森崎46【言っている】
402 :
創る名無しに見る名無し
:2014/02/06(木) 17:30:46.41 ID:KWl1HRX2
【打倒】キャプテン森崎46【ブラジル】
【世界一の】キャプテン森崎46【座をかけて】
【MVPは】キャプテン森崎46【俺のもの】
403 :
創る名無しに見る名無し
:2014/02/06(木) 18:50:14.83 ID:XcCsCHzJ
【スーパー頑張り】キャプテン森崎46【ゴールキーパー】
404 :
創る名無しに見る名無し
:2014/02/06(木) 22:56:03.93 ID:LjOz1eXg
シュナイダーにはまだあれがあるから同点になるな〜
ここでコインブラでてこないとベストのブラジルにもならないし
残り10分、いや延長戦楽しみだな〜
405 :
創る名無しに見る名無し
:2014/02/07(金) 01:23:42.44 ID:Zz6GaSx3
【世界の】キャプテン森崎46【果てへ】
【最後の】キャプテン森崎46【戦い】
406 :
創る名無しに見る名無し
:2014/02/07(金) 03:42:10.41 ID:KdCgIlQR
【神様と】キャプテン森崎46【フットボール】
【サッカーの】キャプテン森崎46【殿堂】
【悪夢】キャプテン森崎46【スーパーストライカー】
【絶対的ストライカーの】キャプテン森崎46【絶対的存在】
407 :
創る名無しに見る名無し
:2014/02/07(金) 07:25:56.46 ID:LuCsYtyX
【俺がゴールを】キャプテン森崎46【守って奪う】
408 :
創る名無しに見る名無し
:2014/02/07(金) 16:57:54.63 ID:R+xBN2iA
【皇帝】キャプテン森崎46【無惨】
409 :
創る名無しに見る名無し
:2014/02/07(金) 19:04:00.64 ID:XgAmfyR3
【サッカー小僧達の】キャプテン森崎46【激突】
【吠えろ!】キャプテン森崎46【森崎有三】
410 :
創る名無しに見る名無し
:2014/02/07(金) 22:30:54.38 ID:UIBh9B5w
【WY編】キャプテン森崎46【最終決戦】
【コインブラ】キャプテン森崎46【出陣】
【ブラジル】キャプテン森崎46【最強の男】
411 :
創る名無しに見る名無し
:2014/02/08(土) 02:03:34.31 ID:iEwkClhA
【思えば遠くへ】キャプテン森崎46【来たもんだ】
【ぼくらの】キャプテン森崎46【決戦前夜】
【世界を】キャプテン森崎46【この手に】
412 :
創る名無しに見る名無し
:2014/02/08(土) 09:59:38.01 ID:ac/GK6zk
【セレソンの】キャプテン森崎46【10番】
【ジャイロが】キャプテン森崎46【見た景色】
413 :
創る名無しに見る名無し
:2014/02/08(土) 12:00:54.31 ID:mQQKDH0T
【最強の】キャプテン森崎46【証明】
【若きサッカー王の】キャプテン森崎46【誕生】
【代表と】キャプテン森崎46【いうものは】
414 :
創る名無しに見る名無し
:2014/02/08(土) 12:47:24.55 ID:NT8GtUpj
【真の】キャプテン森崎46【勝者へ】
415 :
創る名無しに見る名無し
:2014/02/08(土) 16:47:12.53 ID:NT8GtUpj
【ロベルト】キャプテン森崎46【テンションMAX】
416 :
創る名無しに見る名無し
:2014/02/08(土) 18:27:52.80 ID:tbjGBP65
【セレソンの伝統】キャプテン森崎46【ヒャッホー!】
417 :
創る名無しに見る名無し
:2014/02/08(土) 18:29:34.06 ID:AWq+k4Gq
【マラカナンで】キャプテン森崎46【釈迦寝ポーズ】
418 :
創る名無しに見る名無し
:2014/02/09(日) 08:20:37.70 ID:ramcWYWp
【ロベルトは】キャプテン森崎46【動かない】
419 :
創る名無しに見る名無し
:2014/02/09(日) 10:21:34.99 ID:8LFqgJDG
【燃えて青春】キャプテン森崎46【駆け抜けろ】
420 :
創る名無しに見る名無し
:2014/02/09(日) 11:38:17.07 ID:pfLxncs8
【ジャイロ伝説】キャプテン森崎46【再び】
【伝説の再来】キャプテン森崎46【スーパーストライカー】
【伝説の】キャプテン森崎46【勝負請負人A】
421 :
創る名無しに見る名無し
:2014/02/09(日) 18:47:57.64 ID:2uMAqLXg
【サッカーを知る者と】キャプテン森崎46【楽しむ者】
422 :
創る名無しに見る名無し
:2014/02/09(日) 19:56:58.90 ID:bE2jfKGn
【最終決戦】キャプテン森崎46【二つの決着】
【スーパーストライカー】キャプテン森崎46【コインブラ】
423 :
創る名無しに見る名無し
:2014/02/09(日) 22:33:52.93 ID:QUaTwwCG
【夢への】キャプテン森崎46【トビラ】
424 :
創る名無しに見る名無し
:2014/02/09(日) 23:36:46.49 ID:ramcWYWp
【緑のフィールドでは】キャプテン森崎46【一人じゃないさ】
425 :
創る名無しに見る名無し
:2014/02/10(月) 08:33:40.47 ID:5r2c55Ar
【ワールドユース1991】キャプテン森崎46 【ファイナル】
426 :
創る名無しに見る名無し
:2014/02/10(月) 08:48:53.04 ID:TfANi9D3
【恋人】キャプテン森崎46【宣言】
【僕等だけの】キャプテン森崎46【未来】
427 :
創る名無しに見る名無し
:2014/02/10(月) 09:15:29.91 ID:Q3pJrJjr
【ボスラッシュの末の】キャプテン森崎46【シュートラッシュ】
428 :
創る名無しに見る名無し
:2014/02/11(火) 00:10:35.89 ID:qBsFfOI8
【ここでまさかの】キャプテン森崎46【サリナス登場】
429 :
創る名無しに見る名無し
:2014/02/11(火) 11:37:44.98 ID:AbXJgt9a
【ロベルト本郷】キャプテン森崎46【死す】
430 :
創る名無しに見る名無し
:2014/02/11(火) 15:36:13.05 ID:BvhPz1bM
【最終】キャプテン森崎 46【決戦】
【決戦!】キャプテン森崎 【マラカナンスタジアム】
431 :
創る名無しに見る名無し
:2014/02/12(水) 21:10:02.60 ID:4qhSMXZF
スレタイワロタw
432 :
創る名無しに見る名無し
:2014/02/12(水) 22:31:52.26 ID:HCZocbS2
次スレです
【マラカナンで】キャプテン森崎46【釈迦寝ポーズ】
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