キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【新たなる】ライ滝第二十七話【門出】

1 :ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2013/07/27(土) 00:05:49 ID:???

『キャプテン森崎』のスピンアウト作品。
色々あってサッカー部のない高校に入ってしまった滝一がサッカー部を創って全国を目指すお話です。
基本的には本編と同じくカードを引いたり選択肢の中から皆さんに一つを選んでもらう事で進行していきます。
サッカー選手権大会編も遂に決着。舞台は新章に移りますよー。


【これまでのあらすじ】
片桐にそそのかされ南葛高校への進学を止め独り立ちをした滝。だが入学した生田(仮)高校はサッカー部のない高校だった。
色々あって無事仲間を集めサッカー部を創部した滝だったが、裏で練習施設の使用許可と引き替えに世にはびこる悪と戦うことになる。
その後幾度もの戦いや合宿を経、遂に冬の高校サッカー選手権の予選が開幕。生田(仮)は見事全国へと駒を進める。
そして遂にやってきた決勝戦。
前半苦戦したりサビチェビッチが乱入したり色々あったものの終わってみれば7-3という大差で生田(仮)が勝利!
てな感じで進んでいます。


264 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/14(水) 22:13:07 ID:???
>>258
実際その通りだから仕方がないですねw
>>259-260
ガチで進めるとファイアーヘルブラザレム編だけで数年かかりそうなんで勘弁してくださいw
>>261-262
聖戦で金庫番だとするとアー様みたいに留守番するポジションになるんでしょうかねw
>>263
サビチェビッチ「どうしてこうなった」

265 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/14(水) 22:14:12 ID:???

岬君、超重要分岐ですよ→クラブ8
→岬父「太郎、不味いことになった……」


岬「父さん? どうしたんだい一体」

 部室の中で岬を待っていたのは他でもない岬父であった。
 一体なぜ彼がここにやってきたのだろうかと首をかしげる岬だったが、すぐに父の表情が普段より深刻である事に気付く。

岬「……仕事の方で何かあったんだね、父さん」

岬父「そうだ。裏ルートの情報だが、私の贋作の製造と脱税の事が露見したらしい。
   もう間もなくK察が私をしょっ引きにやって来るだろう。その前に国外に逃亡するぞ」

岬(やはりそういう事か。全く、裏取引を暴露されるなんて我が父ながらツメが甘い)

 深刻そうな父の表情からそんな事だろうと予測を立てていた岬は、至極冷静に眼前の父の迂闊さに侮蔑の感情を抱いていた。
 だがそんな嘲りの感情はすぐに脳の片隅に追いやり、岬は極めて素早く今後についてのロジックを組み立て始める。

岬(さて、問題は僕の身の振り方だな。このまま何も知らないふりをして父さんに着いていくか、
  それともここで父さんを踏んじばってポリスメンに突き出すか、だ。
  今ならまだ子供の僕が父さんのやっていた事を知らなかったと白を切る事も十分可能。
  幸い貯えもあるから父さんがいなくても生活はどうとでもなる。
  一方、ここで父さんに付き合って海外に出ればフランス以外の人間ともパイプを形成する事が出来る可能性があるな。
  ローリスクで今の生活を守るか、それともハイリスクハイリターンを狙うか。中々見極めの難しいところだね)

266 :森崎名無しさん:2013/08/14(水) 22:15:14 ID:???
逮捕!逮捕!

267 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/14(水) 22:15:25 ID:???

 極めてブラックな事をさらりと考えながら、岬の出した結論は――


行動を選択してください

A:ごめんね父さん、僕の平穏な人生の礎になってもらうよ
B:よし、海外逃亡だ☆
C:その他

先に二票入った選択肢で続行します
ID表示でお願いします。非表示ではカウント出来ません

268 :森崎名無しさん:2013/08/14(水) 22:15:41 ID:o0rBP4uk
B

269 :森崎名無しさん:2013/08/14(水) 22:16:28 ID:HcCKYP8w
B 逃げ出した先は地獄兄弟編だったとさ…

270 :森崎名無しさん:2013/08/14(水) 22:17:12 ID:u9YsSVus
C K察に賄賂を渡す

271 :森崎名無しさん:2013/08/14(水) 22:17:32 ID:???
逃げ切れず逮捕か?地獄兄弟編突入か?

272 :森崎名無しさん:2013/08/14(水) 22:19:25 ID:kvmiC6RE
B 逃げ出した先は地獄兄弟編だったとさ…

273 :森崎名無しさん:2013/08/14(水) 22:36:44 ID:???
滝さん滝さん
オーバーレイとかアヴリエルは手に入れましたか?
何処を回ってもアヴリエルが手に入りません
オーバーレイはもう3枚目です
たすけて

274 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/14(水) 23:06:30 ID:???
>>266
引き次第では(親父が)逮捕される可能性もありますね
>>269>>271-272
そんなに言うなら分岐を用意してやるってばよ!(後先考えてない)
>>273
ごめんなさい。私現在はバトスピ完全に見る専なのです

B:よし、海外逃亡だ☆


岬「(どうせこのまま燻っていても「案外大したことなくてもネームバリューだけ一流男」のレッテルを剥がすことは出来ない。
   それならここはハイリスクだけどリターン狙いで父さんに着いていくことにしよう。
   もし捕まっても「父さんの犯罪行為は知らなかった」or「知ってたけど情にほだされて突き出せなかった」で白は切れる。
   そうと決まれば……)
   分かったよ父さん。ただ少しだけ待ってくれないかな」

 そういうと岬は懐からメモ帳を取り出し、
『突然父さんが海外で絵を描きたくなったらしく、それについていく事になった。急な話ですまないがみんな元気でね』(要約)
というような旨の文章を素早く書き上げ、部室のデスクのわかりやすい位置に置いた。

岬「――よし、これで良いね。それじゃあ行こうか、父さん」

岬父「うむ」

 そしてお茶を淹れてきた早苗が部室を訪れた時には、すでに二人の姿は部室から忽然と消えていましたとさ。

275 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/14(水) 23:07:37 ID:???

【分岐】
先着一名様で、

【岬君、そんなに急いでどこへ行く→! card】

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの絵柄で分岐します
【〜】が最初から最後まで正確にコピペされていない書き込みは無効になります

ダイヤ→イングランド
ハート→カメルーン
スペード→残念、空港で岬父はタイーホされてしまった!
クラブ→ユグドラル大陸だってばよ!
JOKER、クラブA→げんそーきょー

276 :森崎名無しさん:2013/08/14(水) 23:07:45 ID:???
【岬君、そんなに急いでどこへ行く→ ハート8

277 :森崎名無しさん:2013/08/14(水) 23:08:29 ID:???
ざんねーん

278 :森崎名無しさん:2013/08/14(水) 23:11:25 ID:???
これから岬は判定の度、クラブは大陸でお願いします(希望

279 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/14(水) 23:15:18 ID:???
>>277
私的には少しほっとしておりますw
>>278
ええいやってやるってばよ!(自暴自棄)


岬君がカメルーンに行っちゃった所で今日はここまで
明日には三杉や東邦の描写をやって、海外組まで少しは行けると良いんですがそこは筆の進み具合ですかね
ではでは〜

280 :森崎名無しさん:2013/08/14(水) 23:19:01 ID:???
おいベストイレブン、乙しておけ

281 :森崎名無しさん:2013/08/14(水) 23:21:09 ID:???
MVP(笑)をバネにしたHONDAとベストイレブン(笑)で心が折れたペテン師。
何が彼らを分けたというのか・・。

282 :森崎名無しさん:2013/08/14(水) 23:23:34 ID:???
岬が地獄兄弟に合流していたら烈火の剣の馬車ユニットで地獄の金庫番
武器はトルネコのようにソロバン、せいごのそろばんじゃなくてじごくのそろばん
と勝手に予想してみるw

283 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/15(木) 17:41:28 ID:???
>>280
乙感謝ですー
岬「高杉はいつか社会的に抹殺してやる(#^ω^)」ビキビキ
>>281
逆境に対する耐性の差とかそんなんでしょうかね
>>282
岬「マリナスポジションとか完全に壁役じゃないですか! やだー!」

岬君、そんなに急いでどこへ行く→ハート8
→カメルーン


 こうして国外逃亡を図った岬親子は無事に飛行機に乗り込むことに成功。
 一路父の仕事仲間がいるカメルーンへと高飛びするのだった。
 その後岬がカメルーンでチャンドラーやカマーチョといった世界レベルの選手とコネを持てたかどうかは神のみぞ知るところである。

▼ミサキーヌが日本からログアウトしました

284 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/15(木) 17:42:30 ID:???

〜神奈川・???〜

三杉「ここが例の医者のいるという病院だね。ありがとう弥生、よく探し出してくれた」

弥生「はうぅ、感激ですご主人様♪」

 こうして岬がまさかの海外行きを果たしていた頃、三杉は傍らに弥生を伴い神奈川のとある病院にやってきていた。

弥生「でも大丈夫なんですか? 例のお医者さん、確かに有名スポーツ選手を何人も見てきた実績ある人みたいですけど、
   怪しい人体実験をやっているっている噂もありますよ。犠牲者も何人か出ているらしいですし……」

三杉「それは承知の上だよ。だがそれ位の危険は覚悟しないとWユースの代表に選出されるのは不可能だろう。
   心配してくれるのは嬉しいけどね」

弥生「あうぅ☆」

 なんかもうすっかり後戻りできない状態になってしまっている弥生を可愛がりながら、三杉は目当ての医者のいる病室へと向かう。
 そこにいたのは――

285 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/15(木) 17:43:35 ID:???

ダイジョーブ博士「ハーイ! ワタシハ世界的すぽーつ医学ノ権威、ダイジョーブ博士デース!」

げどー君「ギョギョ」

 丸い眼鏡と妙に短い頭身、そして波平ヘアーといういかにも怪しい姿の医者。ダイジョーブ博士だった。
 傍らには相変わらず暗幕のようなものを被った謎の物体、げどー君も一緒である。

三杉「貴方がダイジョーブ博士ですか。お噂はかねがね聞いています。
   なんでも負傷などで伸び悩んだ選手達を一流のアスリートに鍛えあげる名医師だとか」

ダイジョーブ博士「オー、ソノ通リデース! ワタシ悩メルすぽーつ選手ノ味方。
         ドンナ凡人モタチドコロニ一流あすりーとニ改造シテアゲマース!
         タダシ科学ノ発展ニ犠牲ハツキモノデース。万一科学ノ礎ニナッタトシテモワタシハ一切関知シマセーン」

三杉「……ええ、覚悟の上です。ですからお願いします。僕の体を鍛えなおしてください」

ダイジョーブ博士「オウ! アナタ、覚悟シテイル人デスネ! 分カリマシタ。
         デハワタシノ持テル技術ノ粋ヲ結集シテアナタヲ改造シテアゲマース! 奥ヘドーゾ!」

げどー君「ギョギョ」

三杉(さて、鬼が出るか蛇が出るか……)

弥生「頑張って下さいね、ご主人様!(はぁと)」

 その後、病室の奥から三杉の絶叫が聞こえたり、それを聞きつけた弥生がナイフ片手に病室に突撃をかけたりと色々あったが、
とりあえず三杉の強化手術は成功に終わったそうである。どっとはらい。


▼三杉がパワーアップしました

286 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/15(木) 17:44:36 ID:???

〜東邦学園〜

日向「てめえら! ちんたら腑抜けた練習してるんじゃねえ! 雷獣シュートの壁にするぞ!」

虎丸「ゼェゼェ……は、はい!」

瀬文「あの大会以降、日向の奴すっかりスパルタに目覚めやがったな……ま、無理もないが」

 東邦学園のグラウンド上では、日向が味方に対して檄を飛ばしていた。
 今までは自分にしか興味のなかった日向がここまでするというのは、それだけ決勝戦での大敗に腹を据えかねているという証左であろう。

反町(決勝でも俺のバイパードライブは通用した。俺のFWとしての方向性は間違っていないはずだ。
   だとすれば今はまず基礎能力を伸ばすのが最適だろうな)

若島津(牙龍三角飛びのおかげで純粋なセービングにもある程度は自信がついたが、問題は体力方面だ。
    また決勝のように倒れるような事があってはならない!)

沢田(厳しい指導をする日向さんかっこいい!)

 そしてそんな日向の姿に刺激され、東邦サッカー部は全体的に大きくレベルアップしていた。

日向「……」

 無論、パワーアップしているのは反町達だけではない。
 日向もまた生田(仮)を叩き潰す為に新たな技を身に着けようとしていた。

287 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/15(木) 17:45:36 ID:???

【分岐】
先着一名様で、

【どれだろうが必殺シュートが増えます→! card】

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの絵柄で分岐します
【〜】が最初から最後まで正確にコピペされていない書き込みは無効になります

ダイヤ、ハート、スペード→ダイレクトで打てる強力なシュート。今の俺に必要なのはそれだ
クラブ→あの剣崎って奴には負けん。雷獣シュートを超える威力のシュートを編み出さなくては!
JOKER→両方

288 :森崎名無しさん:2013/08/15(木) 17:45:52 ID:???
【どれだろうが必殺シュートが増えます→ ダイヤ5

289 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/15(木) 18:41:40 ID:???
どれだろうが必殺シュートが増えます→ダイヤ5
→ダイレクトで打てる強力なシュート。今の俺に必要なのはそれだ


日向(あの試合では敬介とかいうクリアー一芸野郎のせいで俺へのパスが何度か潰された。
   この先もああいう手合いと戦う機会は増えるはずだ。だとすれば今の俺に必要なのは……ダイレクトで打てる強力なシュート!)

 この先ストライカーを目指すのであれば、グラウンダーシュートと同等の威力を持つダイレクトシュートは必要不可欠。
 これまでの試合からそう結論を出し、日向は新たなダイレクトシュートを編み出そうとしていた。

日向(問題はどうやって威力のあるシュートを打つか、だ。
   地面がない以上雷獣シュートの理論は使えんしオーバーヘッドはどうも蹴りにくい)

 だが、いざダイレクトシュートを身に着けようと考えても日向にはいいアイディアが思い浮かんではいなかった。
 空中で放つ以上地面を擦って威力を増す雷獣シュートの理論を応用することは出来ず、
またオーバーヘッドキックは打つ事こそ出来るものの生粋のパワープレイヤーである日向にとって相性の悪い代物であったからだ。
 では一体どうすれば良いのかと日向はここしばらく考え続けていたが、生憎といい案は思い浮かんでいなかった。
 しかし、そんな彼の悩みは突然解消される事となる。

沢田「あ、日向さん見てくださいよ。秋田の山奥で人語を話す二匹の猿が捕獲されたんですって。
   なんでも捕獲に来た猟友会の人達を踏み台にするアクロバティックな逃げ方をしてたらしいですけど、
   結局麻酔弾でやられてしまったそうですよ」

日向「タケシてめえ……そんなもん読んでる暇があったら練習を……!」

 何故か新聞を片手に話しかけてきた沢田に怒りを露わにしようとする日向だったが、
そこでふと一つのアイディアが彼の脳内に舞い降りた。

290 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/15(木) 18:42:55 ID:???

日向「(踏み台……そうだ、踏み台を利用してクリアー要因を飛び越せば……!)タケシ!」

沢田「は、はい!」

日向「お前ちょっと踏み台になれ」

沢田「踏み台!? ……し、仕方ないですね、やってあげますよ!
  (なんだかわからないけど日向さんが僕を足蹴にしてくれるのか!)」ハァハァ

 日向の突然の命令に渋々(?)従う沢田。
 そして――

日向「うおおおおおっ!!」

沢田「ブグェ」

 遠慮なく沢田を踏み台にした日向は勢いよく空中に飛び上り、モブ部員に上げさせたセンタリングをトラップ。
 着地と同時に足を振りぬき、ゴール目がけて勢いよく雷獣シュートを放った。

日向「よし、出来たぞ!」

 踏み台を利用して高く飛ぶ事でクリアー要因をかわし、更に着地と同時に出の早い雷獣シュートを放つ。
 これこそが日向の編み出したセンタリング対応シュート、名付けて降臨雷獣シュートであった。

291 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/15(木) 18:43:59 ID:???

日向「こいつを使えばハイボールには十分対応できる。ククク、見ていやがれ滝!」

沢田「ま、僕が踏み台になってあげたおかげですね!(日向さんかっこいい!)」

若島津「流石です日向さん!」

反町(あれ? 踏み台必須だとするとひょっとして実戦じゃ俺が台座になるんじゃないか!?)


▼日向が「降臨雷獣シュート」を習得しました


といった所で一旦ここまで
続きは少々お待ちください

292 :森崎名無しさん:2013/08/15(木) 19:04:16 ID:???
降臨雷獣シュートってハイボールのシュートなの?着地しての地上シュートじゃんw

293 :森崎名無しさん:2013/08/15(木) 19:06:42 ID:???
それよりダイジョーブ博士の改造手術なのに判定ないのが違和感感じるw

294 :森崎名無しさん:2013/08/15(木) 19:07:04 ID:???
漫画だと飛び越えられないように下がれば簡単に対応できるみたい
よくみろ、地獄に行ってもこんな残念なシュートは見られんぞぉ

295 :森崎名無しさん:2013/08/15(木) 19:27:57 ID:???
漫画だと雷獣シュート自体が残念なシュートになってるし…

296 :森崎名無しさん:2013/08/15(木) 19:28:41 ID:???
降臨は相手に知られたら2度と使えん
反町の背中を地面代わりにしてのジャンピング雷獣にしておけ(外道)

297 :森崎名無しさん:2013/08/15(木) 19:32:57 ID:???
メカボディで怪我をしない空手の背中を地面代わりにすれば
怪我人を出さずにジャンピング雷獣を撃ち放題というわけかぁ
空手のFWコンバートをはやくしろっ!間に合わなくなってもしらんぞーーーっ!

298 :森崎名無しさん:2013/08/15(木) 22:09:19 ID:???
というか味方使うなら反町あたりに強制でポストプレイやらせとけよw
珍しく味方を使ったのに、こうなるのが日向らしいがw

299 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/15(木) 22:54:35 ID:???
>>292
一応ここではハイボールのダイレクトシュート(条件付き)な扱いとなっています
>>293
そこは世界(スレ)の都合というか松山グッバイが確定した弊害というかそんな感じですごめんなさい
>>294
なので条件付きで使用可能になる特殊シュート扱いだったりします
>>295
個人的には一応威力強化の理由がある分ライタイより好きなんですけどね
>>296-297
ヒント:反町は改造人間


 こうして生田(仮)の躍進によって大なり小なり国内サッカー事情が騒がしくなっていた頃、
海外にいる旧ユースメンバーはどうしていたのか。
 今回はそれを少し見てみようと思う。

〜ブラジル・サンパウロ市 グアルーリョス国際空港〜

 その日、サンパウロ最寄りの空港にはバビントン以下サンパウロユースの選手たちが大勢詰め寄せていた。
 その理由はたった一つ。

ペペ「うぅ……カザミィ〜、アマゾン〜……」

風見「そんな顔をするな、ペペ。
   これまではデストロンの様子見も兼ねて一緒にサッカーの練習もできたが、俺達には世界の平和を守る使命があるんだ。
   ここブラジルからデストロンの脅威が去ったとはいえ、世界にはまだ奴らの勢力がうろついている可能性がある。
   いつまでも俺達がここにいるわけにはいかないんだ」

 世界平和を守るためにブラジルから去ることになった風見とアマゾンの見送りである。

300 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/15(木) 22:55:40 ID:???

風見「なぁに、これが今生の別れになるわけじゃない。
   それに万一に備えてジャスピオンはしばらくここに残ってくれる。
   俺達だってなにかあればすぐに駆けつけるさ」

アマゾン「アマゾン、みんな、トモダチ」

バビントン「カザミ……アマゾン……」

風見「だから皆、次会う時まで練習を怠るんじゃないぞ」

ドトール「その点は心配ご無用だ」

アマラウ「カザミがいなくなるからって腑抜けになったりはしないぜ。
     次会うときは数段レベルアップして驚かせてやるからな!」

風見「ハハ、そいつは楽しみだ」

 ドトール達の言葉に笑みを浮かべる風見だったが、そこでふとこの輪の中に一人の男がいない事に気付く。

風見「……ん? 翼がいないみたいだな」

ジウ「ああ、あいつなら一人で練習してるよ」

プラトン「一応誘ったんだけど『そんな暇があったら練習してた方が有意義だ』ってにべもなく断ってきた」

リマ「ほんと空気読めないよなアイツ」

 風見の問いに翼への悪感情の籠った返事を返すサンパウロメンバー。
 元々ストイック過ぎかつ監督に贔屓されていた事に加え、
周りが風見病に感染する中一人風見に対して懐疑的な思考を持っていた翼はこの時点でチーム内から完全に孤立していたのである。

301 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/15(木) 22:56:40 ID:???

風見「おいおい、練習を第一に考えるのは間違っちゃいないだろ。あんまり翼を悪く言っちゃ駄目だぜ」

マリーニ「けどカザミ……」

風見「今日に至るまであいつの心を開く事の出来なかった俺が言えた義理じゃないが、あまり翼を排除しようと考えるのは駄目だ。
   翼に問題がないとは言わないが、それを理由にしてあいつを孤立させちゃいけない。
   お前たちはチームメイトなんだからな」

ペペ「……まぁ、カザミがそう言うなら」

風見「ああ。頼んだぞペペ、それに皆。少しずつでも歩み寄ってやってくれ。
   じゃあ、行ってくるぜ!」

アマゾン「アマゾンも行く。皆、またな」

 渋々といった様子ではあったがペペが自分の言葉に頷いてくれた事を確認すると、
風見、そしてアマゾンはサンパウロFCの面々に手を振りながら空港の奥へと消えていった。

タハマタ「さようならカザミ、アマゾン!」

バチスタ「また会おうな〜!」


▼風見とアマゾンがブラジルからログアウトし、日本に帰りました

302 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/15(木) 22:57:41 ID:???

 こうして風見とアマゾンが昭和の最終回のように飛行機に乗って飛び立っていたのと同時刻、
話題の翼は一人サンパウロFCのグラウンド練習を続けていた。

翼(くそっ、何が風見だ! あんなふざけた男にどいつもこいつも心酔して!)

 自分が必死に練習に打ち込む中、いつも笑顔でサンパウロFCの練習に混ざってきた風見(と他二名)の事を思い出しながら、
翼は苛立たしげにボールをネットに叩き込む。
 そして、彼のイライラの理由はそれだけではなかった。

翼(そしてそんなふざけた男と付き合いを持っている滝!
  そんな滝に全国一を奪われた皆! どいつもこいつも一体なんなんだ! 腹立たしい!)

 既に風見から全国サッカー選手権の結果を聞かされていた翼は、見限った相手である滝が全国制覇を果たした事、
滝程度に敗れた日向達に対して言い様のない怒りを抱いていたのである。

翼(くそっ、どいつもこいつも駄目な奴ばかりだ! むしゃくしゃする!)

 完全に八つ当たりといった様子で翼はひたすらにボールを蹴り続ける。
 と――

303 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/15(木) 22:58:41 ID:???

【分岐】
先着一名様で、

【闖入者→! card】

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの絵柄で分岐します
【〜】が最初から最後まで正確にコピペされていない書き込みは無効になります

ダイヤ、ハート→???「お前、なんだその不快なプレイは。見ちゃいられんな」 なんか片目を隠したラスボスチックな男が割り込んできた
スペード、クラブ→???「ボールは友達。そんな事をしちゃ可哀想だよ」 ドレッドヘアの男が割り込んできた
JOKER→両方


といった所で今日はここまで
ちなみににこのスレのブラジルは原作テクモ混合チームなので最終的にはどっちも出てきます
上記の人にペペ、他にもレオやアルベルト、(八割方サブですが)サリナスが加わったりしますね
ではでは〜

304 :森崎名無しさん:2013/08/15(木) 23:00:08 ID:???
【闖入者→ ダイヤ5

305 :森崎名無しさん:2013/08/15(木) 23:12:35 ID:???
おいベストイレブン、乙しておけ

306 :森崎名無しさん:2013/08/17(土) 20:49:11 ID:???
嘘から出たまことで本当にサンパウロに怪人が暗躍してたんだっけ
そのときの悪事は誘拐だったか?

307 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/17(土) 23:41:28 ID:???
>>305
乙どもです〜
岬「高杉はマジで〆る」(ニコッ)
>>306
誘拐というかプロ候補生の身体能力に優れた有望な少年達を洗脳して特殊部隊を作ろうとしていた感じですね
ここで(試合で宿舎にいなかったロベルトと翼を除き)物理的に危機を救った為サンパウロの皆さんは風見病患者になりました

308 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/17(土) 23:42:39 ID:???

闖入者→ダイヤ5
→???「お前、なんだその不快なプレイは。見ちゃいられんな」 なんか片目を隠したラスボスチックな男が割り込んできた


???「なんだ、サンパウロFCに中々面白い日本人がいると聞いてわざわざ見に来たというのに……
    随分と不快なプレイだ。とてもじゃないが見ちゃいられんな」

翼「……誰だ?」

 突然グラウンド外から大声でそんな台詞が聞こえ、翼は練習を止めて声のした方に視線を送る。
 そこには恐らく翼と同年代であろう、何か並々ならぬオーラを湛えた一人の少年の姿があった。

???「俺の事などどうでもいいだろ。
    とにかく、俺はここにシロー・カザミとかいう面白い奴がいると聞いてわざわざ見に来たんだ。
    まさかとは思うが、カザミっていうのはお前の事じゃないだろうな?」

翼「(またアイツの話か……もういなくなったっていうのに!)風見さんなら今日日本に帰ったよ。俺は大空翼だ」

 気に入らない男の名前を出されイライラを再燃させながらも、翼は出来るだけ平静を装ってそう答える。
 すると、少年は心底残念そうな表情を浮かべた。

???「そうか、それは残念だ。
    シロー・カザミはどんな時でもサッカーを楽しむ好漢だと聞いてプレイを見るのを楽しみにしていたんだが。
    代わりに見るに堪えないものを見せられてしまった」

翼「なんだと……!」

 いよいよ我慢ならなくなってきたのか翼の声に怒気が混じり始めるが、少年は務めて平静な様子で言葉を続ける。

309 :森崎名無しさん:2013/08/17(土) 23:42:53 ID:???
ベストイレブン()を地獄送りにしたい(乙させる間もなく

310 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/17(土) 23:43:40 ID:???

???「さっきも言ったが不快なんだよお前のプレイは。ボールに雑念をぶつけやがって。
    チームメイトを見下す姿勢と独りよがりな思考回路が透けて見えるぜ」

翼「いきなり現れて好き勝手言って……お前に何がわかる! 俺は力を示さないといけないんだ!
  あいつみたいに笑って遊んで楽しんでいる余裕なんてないんだよ!」

 ロベルトの推薦でサンパウロに入団した翼に嫌がらせをする者は少なくない。
 Jrユース大会のアルゼンチン戦での失態やベストイレブンに入る事が出来なかったという実績を考えれば尚の事である。
 ロベルトのお気に入りだからここにいるという風評や嫌がらせを黙らせるには、とにかく実力を示す必要があったのだ。
 だからこそ、翼は必死になっている自分の横でサッカーを楽しむ風見にも必要以上の憎悪を抱いたのであろう。
 そんな自分の立場などまるで理解していない少年の言葉に遂に翼は激昂した。
 が、少年の平静な態度は変わらない。

???「生憎俺に読心の才能はない。お前の気持ちなんてそりゃ分らないな。
    まあ一つ分かるとすれば、力を示すと息巻く割にお前の実力が大した物じゃないって事ぐらいだ」

翼「な、なんだとっ!? ふざけるな! 俺のどこが大したことがないっていうんだ!」

???「そうだな……折角だし口じゃなくて実演で教えてやるよ。そっちの方が分かりやすいだろ」

翼「(この男……潰してやる!)行くぞ!」

 頭を掻きながらグラウンド内に足を踏み入れる少年に、敵意を剥き出しに勝負を挑みかかる翼。
 ――10数分後、彼はアルゼンチン戦以来の絶望に打ちのめされる事になる。

311 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/17(土) 23:44:41 ID:???

 一方、同じサンパウロ市内にあるパルメイラス所属の森崎はと言えば――

森崎(しっかし、まさか滝の野郎が全国制覇をしやがるなんてなぁ。夏に東邦をボコボコにしたってのは一軍の話だったのか)

 彼は数日前に陽子から聞いた全日本サッカー選手権の結果について思いを馳せていた。
 順当に東邦、あるいは南葛が優勝すると思っていたのによもや独り立ちした滝が優勝を掻っ攫うなど、
さしもの森崎にとっても寝耳に水の事態であった。

森崎(おまけにMVPは滝のチームのケンドーだか面堂だかって奴だったらしいし、日本サッカーは一体どうなってやがるんだ?
   所詮日向達もぽっと出にやられる程度だったって事か。なんにしても……)


【分岐】
先着一名様で、

【森崎君思考中→! card】

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの絵柄で分岐します
【〜】が最初から最後まで正確にコピペされていない書き込みは無効になります

ダイヤ、ハート、スペード→「これで滝の野郎が調子に乗ると面倒だな」
クラブ→「俺のシンパの滝が急成長したってのは予想外だが悪くない状況だな」
JOKER→???

312 :森崎名無しさん:2013/08/17(土) 23:45:54 ID:???
【森崎君思考中→ スペード7

313 :森崎名無しさん:2013/08/17(土) 23:51:24 ID:???
数日後、そこにはアーサーという名のボールに話しかける翼の姿が…

314 :森崎名無しさん:2013/08/18(日) 00:05:23 ID:???
スレ主さんは逆転裁判5のDLCやりましたか?
弁護対象で盛大に吹いたwww

315 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/18(日) 00:49:00 ID:???
>>313
カルロス大歓喜な事になりそうですねw
>>314
まだやってないですね
出来れば魔装3とOE3章が来る前にはやろうと思っているのですが

森崎君思考中→スペード7
→「これで滝の野郎が調子に乗ると面倒だな」


 今まで小間使いをしてきた者が急に力をつけた場合どうなるか。
 森崎はその可能性を考慮出来ない程能天気ではなかった。

森崎(これで滝の野郎が調子に乗ると面倒だな。
   あいつはキャプテンやってるって話だったし、MVPになった円道だか勉三って奴も俺らと同学年。
   万一Wユース選抜にあいつのシンパが何人か紛れ込んだ場合、キャプテン争いが面倒になる可能性がある。
   もしそうなった場合、裏工作が出来ない以上実力で滝派閥を屈服させる必要が出てくるわけだ)

 森崎はグローブに手を通すと、不敵に笑みを浮かべる。

森崎「面白え、俺に従順なままならそれでよし。刃向うようなら力の差を見せつけるまでだぜ。ケケケ」

 こうして、滝の飛躍は森崎の練習に対するモチベーションを更に上げる切っ掛けとなるのだった。


▼森崎に強化フラグが立ちました

316 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/18(日) 00:50:04 ID:???

〜ドイツ〜


 滝の飛躍に森崎が練習意欲を増加させ翼が苛立っていた頃、海外組最後の一人である若林はといえば――


【分岐】
先着一名様で、

【バヤシの情報源はTAKASUGIです→! card】

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの絵柄で分岐します
【〜】が最初から最後まで正確にコピペされていない書き込みは無効になります

ダイヤ→高杉の怠慢でそもそも日本の状況をまるで知らなかった
ハート、スペード→高杉から簡潔な近況を伝えられていた
クラブ→高杉から詳細な情報を伝えられていた
JOKER→結局喧嘩に明け暮れてしまいハンブルガーSVを解雇されていた

317 :森崎名無しさん:2013/08/18(日) 00:50:29 ID:???
【バヤシの情報源はTAKASUGIです→ スペードQ
かいーこ

318 :森崎名無しさん:2013/08/18(日) 00:50:38 ID:???
【バヤシの情報源はTAKASUGIです→ ハート3

319 :森崎名無しさん:2013/08/18(日) 01:43:53 ID:???
とりあえず海外勢がへたれてないようで良かった

320 :森崎名無しさん:2013/08/18(日) 02:08:13 ID:???
おいベストイレブン、乙しておけ

321 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/18(日) 03:13:01 ID:???
>>317
残念
>>319
まあ海外勢は強くないと張り合いがないですからね
>>320
もうちょっとだけ続くんじゃ

バヤシの情報源はTAKASUGIです→スペードQ
→高杉から簡潔な近況を伝えられていた


 不幸な事に、彼の元には日本の詳細な近況は伝えられていなかった。
 見上が日本にいる現在、彼の情報源は高杉からの手紙のみだったのだが、その高杉が簡潔な情報しか送らなかったからである。

若林(高杉の手紙じゃ滝の作ったチームが全国制覇をしたって話らしいが……日向の奴も存外大したことがないな。
   いや、日向の実力でも若島津程度のGKしかいないんじゃどうしようもなかったと考えるべきか。
   なんにしても滝程度が急造で作ったチームが頂点を取れるんだ。日本の連中はやはり十把一絡げだと考えるべきだな。
   今はプラン通り森崎に勝つ事を第一に考える。裏切り者の滝の始末なんざついでで充分だろう)

 よもや滝が世界レベルの選手になっている事や、日本国内のサッカーレベルが異様に上昇していることなどいざ知らず、
若林は今日も打倒森崎に向けて体を鍛え上げ続けるのだった。

カルツ(うーむ。ワカバヤシの奴、最近は真面目だし実力も上がっているのに何故か地雷コースを爆走している気がするのう)


▼若林が滝に対して特に警戒心を抱きませんでした

322 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/18(日) 03:15:29 ID:???
―宇宙空間―

 さて、ここまで冬のサッカー選手権の結末とそれに伴う少年たちの動きを見てきたが、
ここで一度視点を地球周辺の宇宙空間に移してみたいと思う。
 何故か? 丁度三月のこの時期に、滝達の今後を左右するとある出来事が起こったからである。

 三月の某日、当然の事ながらその日も宇宙は静寂に包まれていた。
 だが突然その静寂は破られることとなる。それまで何もなかった空間に、突然巨大な渦のような物が出現したのだ。
 やがてその渦の中から巨大な物体が姿を現し始めた。
 それは全体が真っ赤に染め上げられた、海賊船としか言いようのない外見をした一隻の宇宙船だった。
 そして渦の中から宇宙船の全体が抜け出すと渦は忽然と姿を消し、その場には宇宙船だけが取り残されることとなった。

赤いスーツを着た男「ふぅ、ようやく宇宙嵐を抜けたか。おい、お前ら全員無事か?」

 取り残された宇宙船のコクピットでは、赤いスーツに身を包んだ一人の男がやれやれといった様子で舵輪にもたれ掛り、
船内の居住区に向けて通信を送っていた。
 するとそれに答え、コクピット正面のモニターに居住区の姿が映し出される。

クールそうな男「なんとかな。こっちは全員無事だ」

オウム型ロボット「オイラも無事だよ〜」

おっとりとした女性「しかし、今の宇宙嵐はなんだったのでしょう? 何の前触れもなく突然発生したように思えましたが」

勝気そうな女性「今まで結構旅してきたけどあんなのは初めてよね。所でハカセ、今の座標は?」

金髪パーマの男「ちょっと待っててね。え〜っと……」

テンションの高い男「み、み、み、皆さ〜ん! ちょっと窓の外を見てください!」

 ハカセと呼ばれた金髪パーマの男が居住区内の計器を操作し始めると、突然窓際にいたテンションの高い男が素っ頓狂な声を上げた。
 それにつられ他の乗組員達も窓の外に目をやり、そして一様に驚き、そして訳が分からないといった表情を浮かべる。

323 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/18(日) 03:16:32 ID:???
おっとりとした女性「あれは……地球、でしょうか?」

クールそうな男「確かに地球に見えるな」

勝気そうな女性「でもあたし達地球から何光年も離れた所にいたはずじゃなかった?
        いくら宇宙嵐に巻き込まれたっていったってそんな距離を流されるはずないじゃない」

テンションの高い男「やっぱりそうですよね。どういう事なんでしょう、マーベラスさん?」

赤いスーツを着た男『俺が知るか』

 コクピット内のモニターでも確認したのか、マーベラスと呼ばれた男はテンションの高い男に素っ気なくそう返した。
 と、そこでハカセが口を開いた。

ハカセ「……ひょっとしたらだけど、僕らさっきの宇宙嵐で平行世界にワープしちゃったのかも知れない」

マーベラス『平行世界? どういう事だ?』

ハカセ「今ガレオンの計器で目の前の地球を調べてみたんだけど、前僕らがいた地球と細かい地形データが違うんだ」

 なお【ガレオン】というのは彼らの乗っている宇宙船、ゴーカイガレオンの事である。

クールそうな男「だったら別の星って可能性もあるんじゃないのか?」

ハカセ「ううん。本当に細かい所しか違わないし、宇宙全体から見た座標は地球で合ってるんだ。
    だからこれは別の世界の地球に飛ばされたって考えるのが一番妥当だと思う」

勝気そうな女性「ふぅん、別の世界ねぇ」

おっとりとした女性「だとすると、先程わたくし達が巻き込まれたのは宇宙嵐ではなかったのかも知れませんね」

テンションの高い男「皆さん、大変な事に巻き込まれたかもしれないのに冷静ですね。らしいといえばらしいですけど」

324 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/18(日) 03:17:45 ID:???
 周囲の様子にテンションの高い男が苦笑をすると、突然船体が大きく揺れ始めた。

オウム型ロボット「うひゃ〜! なんだなんだぁ!?」

マーベラス『おいハカセ! どうなってる!』

ハカセ「な、なんかこの近くに物凄いエネルギー反応が! 何かワープしてくるみたい!」

マーベラス『なにィ』

 次の瞬間、ゴーカイガレオンの近くの宇宙空間が一瞬眩い光を放ち、銀色の鎧のような物を纏った光の巨人が突然姿を現した。

光の巨人「――ここか。最近の頻発してた時空の乱れの中心点は……ん?」

 光の巨人は最初眼前の地球へと視線を送っていたが、やがてゴーカイガレオンの存在に気付くとそちらへと視線を向ける。

光の巨人「海賊船……? 誰か乗ってるのか?」

マーベラス「おう、乗ってるぜ」

 巨人の声に答え、マーベラスはガレオンの甲板に乗り出してきた。
 どうやら彼の身に纏ったスーツは宇宙空間でも活動できる代物らしい。

光の巨人「お前はこの星の住人なのか?」

マーベラス「いいや。宇宙嵐に巻き込まれたと思ったらここにいた。仲間の話じゃ別の世界にワープさせられたらしいな」

光の巨人「そうか……やはりこの世界では何かが起こっているみたいだな。いったい何が……」

???「それについては俺が説明しよう」

マーベラス&光の巨人「「っ!?」」

325 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/18(日) 03:18:45 ID:???

 突然割り込んできた謎の声に二人が慌てて声のした方に視線を向けると、
そこには漆黒のロボットが佇んでいた。

マーベラス「ったく、今日はわけのわからない事ばっかり起きやがるな」

光の巨人「お前は一体何者だ!?」

ギリアム「俺はギリアム・イェーガー。この世界を含め様々な平行世界を守る事を使命としている者だ。
     この世界に起こっている異変についても熟知している。それについてはこれから説明しよう。
     そして出来れば君たちの力を貸してほしい。この世界に迫っている滅びの運命を変える為に。
     海賊戦隊ゴーカイジャー、そしてウルトラマンゼロ」

マーベラス「……」

ウルトラマンゼロ「……」


 ――この出会いを滝達が知ることになるのは、もう少し先の事となる。


326 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/18(日) 03:19:46 ID:???

といった所で、今日の更新&第一部的なものはここまでとなります
明日からは以前から言い続けていたように新章に突入する予定です
新章は色々変わる所もありますが、何はともあれ今後ともよろしくお願いいたします
ではでは〜

327 :森崎名無しさん:2013/08/18(日) 06:08:27 ID:???
キャプテン翼世界の絶対的ルール「なにィ!?」

328 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/18(日) 15:51:10 ID:???

神「皆さんこんにちわ。神だよ!
  今回からこのスレは新章に突入するわけなんだけど、まずは前から言っていた各キャラクターの技・スキルの調整をするみたいだね。
  まずブロック以外の技についてだけど、変更が入るのは下の方々です!」

【必殺技の変更点】

・「不意打ちタックル」の補正を3→1に変更


・「アクセルクリムゾンスマッシュ」の補正を5→4に変更
・「強化クリムゾンスマッシュ」の補正を6→5に変更
・上記の下方修正に伴い、巧の基礎タックル値を+1

明石
・「クライマックスシュート」の補正値を5→4に変更
・「デュアルクラッシャー」の補正を8→10に変更。ガッツ消費は300のまま変更なし
・「ゴールデンクラッシュ」の補正値を2→4に変更


・「ビッグマグナム」の補正を3→4に変更。ガッツ消費は120のまま変更なし

真司
・「超強引なドリブル」の補正値を4→5に変更
・「ドラゴンライダーキック」の吹っ飛び係数を4→3に変更
・「ドラグクローファイヤー」の補正を4→6に変更、吹っ飛び係数4を追加。ガッツ消費が120から200に上昇
・「ど根性タックル」の発動率を3/4に変更。吹っ飛び係数を5→3に変更
・「ドラグセイバー」の内容を(1/4でパスカット+3)に変更

329 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/18(日) 15:52:10 ID:???

神「技についてはこんな感じだね。それじゃあ次はブロック技の変更!
  これは本スレと同じようにガッツ消費量の増大とそれに伴う補正値の上昇がメインになるかな。
  各々の変更点はこんな感じになるみたいだよ」


【ブロック技の変更点】

【ハリネズミブロック】(1/4でブロック+4) ガッツ消費100

天道
【カウンターシュート】(1/4でブロック+10。ブロック成功時は相手シュート値に+10してシュートを打ち返す) ガッツ消費300
【プットオン】(1/4でブロック+6) ガッツ消費150

良太郎
【ダイビング顔面ブロック】(1/4でブロック+8)ガッツ消費200 ▼全形態で使用可
【顔面ブロック】(1/4でブロック+6)ガッツ消費150 ▼全形態で使用可

K良太郎
【突っ張りブロック】(1/4でブロック+4) ガッツ消費100(ガッツ消費1.5倍なので実質180消費)

剣崎
【オリハルコンエレメント】(1/4でブロック+6) ガッツ消費150

ミライ
【メビュームダイナマイト】(1/4でブロック+10) ガッツ消費250
【メビウスディフェンサークル】(1/4でブロック+6) ガッツ消費150
【GUYSの誇り(Pride of GUYS)】(1/4でブロック+4) ガッツ消費100

330 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/18(日) 15:53:21 ID:???


【反転ブロック】(1/4でブロック+4) ガッツ消費100

明石
【アクセルテクター】(1/2でブロック+6) ガッツ消費150
【アドベンチャーブロック】(1/4でブロック+4) ガッツ消費100


【グランインパクト】(1/2でブロック+4。対浮き球シュート時更に補正+2) ガッツ消費120
【強化グランインパクト】(1/4でブロック+6) ガッツ消費150

ユウスケ
【紫のクウガ】(1/4でせりあい+3。及びブロック時+6) ブロック時ガッツ消費150

ジロー
【デンジ・エンド】(3/4でブロック+6) ガッツ消費150


【ブルーフラッシュ・スパーク】(1/2でブロック+6) ガッツ消費150


神「ブロックはこんな感じだね。相変わらず超凶悪なキンタとミライ、あと巧やジロー、大なんかも結構強くなったみたい。
  あ、ちなみに天道は何気にブロック値チーム2(キンタの次。ミライや大より上)だから全く弱体化してないんだってさ。
  本当に升だよねー。それじゃあ最後にスキルの変更された人たちを紹介しまーす」

331 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/18(日) 15:54:23 ID:???

【スキルの変更点】

・「サイドの魔術師」の内容を以下に変更
【サイドの魔術師】(ライン際の時のみオフェンス時の能力+3、ディフェンス時の能力+2)
・「打倒ふらの魂」削除
・「マジンパワー」の補正を2→1に変更。ガッツ消費は1.5倍のまま

天道
・「ハイパーキャストオフ」の内容を以下に変更
【ハイパーキャストオフ】(全能力、浮き球補正+1。特殊技解放。
判定時カードを二枚引き、より良い結果となる方が採用される(覚醒判定は最初の一枚目のみ有効))▼ガッツ消費2倍
※発動条件:前半フルタイム出場をし、自チームが負けている状態になった時。ハーフタイムや後半中に任意で発動可

U良太郎
・「千の偽り、万の嘘」の補正を4→3に変更

剣崎
・「ライダーの資格」の内容を以下に変更
【ライダーの資格】(自分と相手の絵柄がスペードの時、相手の数字/2(端数切捨て)を自分の数値に+する)
・「ジャックフォーム」の内容を以下に変更
【ジャックフォーム】(全能力+1。高浮き球補正+1、低浮き球補正+2)
※発動条件:自分がスペードのJ、Qを引いた場合or前半フルタイム出場をした場合ハーフタイムや後半中に任意で発動可
▼前半フルタイム出場で任意発動をさせた場合、ガッツ消費が1.5倍に変更
・「キングフォーム」の内容を以下に変更
【キングフォーム】(全能力+3。特殊技解放)
※発動条件:自分を含める味方がスペードのKを引いた場合

332 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/18(日) 15:55:24 ID:???

ミライ
・「バーニングブレイブ」の内容を以下に変更
【バーニングブレイブ】(全能力+2、自分のみ相手の吹っ飛び係数を+1。特殊技解放)▼ガッツ消費1.5倍
※発動条件:前半フルタイム出場。ハーフタイムや後半中に任意で発動可


・「ワイルドカリス」の内容を以下に変更
【ワイルドカリス】(全能力+2、高低浮き球補正+1。特殊技解放)
※発動条件:自分がスペードのJ、Qを引いた場合or前半フルタイム出場をした場合ハーフタイムや後半中に任意で発動可
▼前半フルタイム出場で任意発動をさせた場合、ガッツ消費が1.5倍に変更


・「大体わかった」の内容を以下に変更
【大体わかった】(自分がフィールドにいるとき、相手が使った必殺技を1/4でコピー。
         ただしコピーした技は試合終了時に忘れる)


・「夢の守人」の内容を以下に変更
【夢の守人】(ディフェンス時、通常消費ガッツが20になる)
・「ファイズブラスター」の内容を以下に変更
【ファイズブラスター】(全能力、高、低浮き球補正+2)▼ガッツ消費2倍(夢の守人と重複するのでディフェンスの消費は40)
 全ての接触プレイに吹っ飛び係数6が付加
 アクセルクリムゾンスマッシュ使用不可。代わりに強化クリムゾンスマッシュ(1/2でタックル+5)が使用可
※発動条件:前半フルタイム出場。ハーフタイムや後半中に任意で発動可


・「精神統一」の内容を以下に変更
【精神統一】(数値勝負を二度行うごとに全能力が+1。最大+4。試合終了まで有効)

333 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/18(日) 15:56:25 ID:???

神「スキルについてはこんな感じだね。
  主に強化フォームの下方修正がメインだけど基本皆結構強くなってるからこれでも行けるはずって中の人が言ってた。
  とまあ能力周りの変更点は以上となります。これを踏まえて皆この先も頑張ってね〜」


といった所で一旦ここまで
本編の方は少々お待ちください

334 :森崎名無しさん:2013/08/18(日) 15:57:28 ID:???
K良太郎
【突っ張りブロック】(1/4でブロック+4) ガッツ消費100(ガッツ消費1.5倍なので実質180消費)

実質ガッツ消費150ではないでしょうか?

335 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/18(日) 18:04:04 ID:???
>>327
レス返し忘れすいませんでした
「なにィ」は鉄板ですよねw
>>334
修正しておきます。ご指摘ありがとうございました


 サッカー部のない高校に入ってしまったものの、紆余曲折の末に初年度でいきなり全国制覇を果たしてしまった滝。
 普通に考えればそんな偉業を果たした彼の前途は明るいと考えるべきなのだろうが、
 後に彼は高校二年度の事についてこう語ったという。

滝「え、高校二年目? あー、あそこまで波乱万丈っていうかツイてなかったのは後にも先にもあの年だけだったと思うわ」

 ――と。
 そんな高校二年目の春、滝達生田(仮)が直面した最初の問題。それは――

滝「部員が入ってこねえ……」

 深刻な新入生の部員不足であった。
 不幸なことに県予選の優勝はあくまでビギナーズラック的なものと思われていたらしく、
全国制覇を果たした時には既に生田(仮)は願書の受付を終えていた(早い気もするが気にしてはいけない)為、
今年の新入生にサッカー部への入部を希望はする者は皆無、というか0だったのである。

光太郎「まあ興味がないのに全国一になったサッカー部に入ろうとする勇気のある奴なんてそうはいないよなぁ」

剣崎「それに裏の活動(怪人退治)を考えれば変に普通の部員が入ってこなかったのは逆に良かったのかも知れないし、
   あんま気を落とすなって」

滝「ぐぬぬ」

336 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/18(日) 18:05:05 ID:???

 そうは言っても新戦力が入ってこないのは困る。
 どうしたもんかと頭を悩ませる滝だったが、幸いな事にこれに関しては僅かだが光明が見える事となる。

アマゾン「アマゾン、来た。よろしく頼む」

茂「お、やっと来たな」

敬介「これで全員集合、か」

 新入生ではなかったものの、色々な意味で新しい戦力が二人加わったのだ。
 一人はアマゾン。彼に関しては本郷や敬介の後輩の仮面ライダーの一人であるらしく、
ブラジルでサッカーの経験も積んできたという事である意味来るべくして来た人材であると言えた。
 そしてもう一人は――

アラタ「え〜っと、悪い奴らと戦いながらサッカーやってるのって君たちだよね?
    俺はアラタ。君達と同じでこの星を護る為に戦っている護星天使なんだ。
    良かったら俺も仲間に入れてくれないかな?」

丈瑠「アラタとは前に一度一緒に戦った事がある。頼りになるはずだ」

 丈瑠の推薦で入部を希望してきたアラタという男だった。
 なんでも彼も悪しき魂と呼ばれる悪の組織達と戦っていたらしく、丈瑠から生田(仮)の話を聞き仲間に加わりに来たとの事だった。

滝「ふむ(なんかミライっぽい雰囲気の奴だな。天然系というか。
     ……っていうかさらっと聞き流しちゃったけど天使って言わなかったか? 神の同類か?)」

 なんにしても入部希望な上に戦力になるというのならば断わる理由はないと、滝は快く二人の入部を認めるのだった。


▼アマゾン、アラタ(どちらも二年)が味方に加入しました

337 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/18(日) 18:06:05 ID:???

 という事で新戦力に関しては多少どうにかなった物の、生田(仮)――というか滝の受難はここからが本番であった。
 それは四月も半ばに差し掛かったある日の練習の事である。

滝「ふはははは! 襲い遅い!」

アマゾン「滝、速い」

巧「くそっ、あいつのドリブルは本当に手が付けられねえな!」

 その日は丁度練習試合という事で、滝はいつもの様にサイドアタックで敵陣をズタズタにしていた。

滝「よし、コーナーまで来たな。さぁて今回は……よし、今回は直接狙ってみるか」

茂「滝の奴、ありゃ直接打つ気だな……来るなら来い!」

滝「要望に応えて行ってやるぜ! うなれ、サイドワインダー!」

 そして滝はゴールに狙いを定めると必殺のサイドワインダーを放ち――

338 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/18(日) 18:07:20 ID:???


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           γ ⌒ ⌒ `ヘ
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        / (   ⌒    ヽ  )ヽ
        (      、 ,     ヾ )
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  _ _i=n_ ._ [l_ .._....,,. .-ー;''!  i;;;〜−ヽ_ii_i=n_ [l h__
  /==H=ロロ-.γ ,〜ー'''l ! |'''ーヾ  ヾ 「!=FH=ロロ
  ¶:::-幵-冂::( (    |l  |    )  )=HロΠ=_Π
  Π=_Π「Uヾ、 ⌒〜"""''''''⌒〜'"´ ノ;;'':::日lTΠl:::....
 Д日lTl,,..:''''"   ""'''ー-┬ーr--〜''""   :::Д日lT::::
 FH=n.:::::'            |   |         :::FL日l」:::::
 ロΠ=:::::.:.        ノ 从 ゝ        .::田:/==Д::
 口=Π田:::.                   .::::Γ| ‡∩:::::
 Γ| ‡∩Π::....                ...:::Eヨ::日lTlロ::::
 Д日lTlロ_Π::::.......            ...::::::::田:凵Π_=H:::
 =Hロ凵Π=_Πロ=HロΠ:::.................:::::::::::口ロロH「l.FFl


 直後、滝の右足首は爆発した。(物理的な意味ではない)
 昨年度の大会時に散々痛めつけられ、ぺナがかからないからと調子に乗って動き続けたツケがここで降りかかったのだ。
 あれだけ酷使すれば無理からぬことである。

339 :森崎名無しさん:2013/08/18(日) 18:07:22 ID:???
おお、嵐のスカイックパワー参戦か

340 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/18(日) 18:08:20 ID:???

滝「うーむ……ん、ここは……」

 足首の爆弾の爆発で気を失った滝が目覚めると、そこは今まで見たこともなかった空間であった。
 辺りは一面真っ暗闇であり、自分以外には何も存在していない。
 正に漫画やアニメなどでたまに見かける真っ黒空間そのものとしか言えない場所であった。

滝「……」

 そんな場所で一人目覚めた滝は――

滝「なんだ夢か。もう一回寝るかな」

 現実逃避をの末に再び眠りにつこうとするのだった。

???「残念やけど夢ちゃうねん。だから起きーや」

 だが、そんな滝の現実逃避は関西弁の女らしき声に阻まれる。

滝「む?」

 目を開けた滝が声のした方を見ると、そこには神によく似た一人の女の姿があった。

341 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/18(日) 18:09:20 ID:???

滝「神のそっくりさんだと? なんだお前」

サッカーの神「ウチはサッカーの神やねん。齧歯類の神共々よろしゅうな」

滝「(これ、何故関西弁なのかは突っ込むべきなんだろうか)で、そのサッカーの神が一体俺に何の用だ?」

サッカーの神「単刀直入に言うとな、あんさんさっき練習試合で足をやってしもうてん。
       で、サッカー選手としては再起不能になってしもうたんや」

滝「な、なにィ!?」

 唐突にとんでもない爆弾発言を聞かされ、滝は慌てて立ち上がるとサッカーの神に詰め寄る。

滝「いやいやいや、再起不能とかギャグだろ? だって今もこうやって普通に動けるわけだし」

サッカーの神「そりゃここ精神世界やし。たとえ体がバラバラになっても普通に動ける世界やで。
       で、残念ながら再起不能なのはマジや。冬に脚酷使しすぎたのがアカンかったな」

滝「orz」

 容赦ない宣告にがっくりと膝を突く滝。
 と、サッカーの神はそんな滝の肩にポンと手を置いた。

サッカーの神「ああでも安心してええで。なんやこの先あんたのサッカースキルがどうしても必要になる事態が起こるらしくてな。
       特別にあんたの足首治して来いって上の方から指示を受けてんのよ、ウチ」

滝「っ! ほ、ほんまでっか!」

 そんなサッカーの神の言葉に、滝は思わず関西弁になりながら顔を上げる。

342 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/18(日) 18:10:20 ID:???

サッカーの神「おう、ほんまやで。ただな、流石に再起不能になった足を治すんは神様のウチでも結構キツいねん。
       神力(パワー)がちょっとだけ足りひんとかそんな感じやな」

 そこで――と、サッカーの神はズイッと滝に顔を近づける。

サッカーの神「悪いけど足りない神力をあんたのサッカースキルで補填させてもらうわ。悪く思わんといてや」

滝「な、なにィ……」

 要は足を治す代わりになんか能力吸い取るぞと言われているわけであり、流石に滝も即答に躊躇してしまう。
 が、かといってこのまま再起不能になるわけにもいかないわけで。

滝「(ええい、背に腹は代えられんか!)……分かりました。俺の能力を使ってください」

 渋々ながら滝はサッカーの神の要求を呑むのだった。

サッカーの神「ごめんな。せやけどしっかり脚は治すさかいそこは安心しぃや。
       で、持ってくサッカースキルやけどな――」

343 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/18(日) 18:12:24 ID:???

【分岐】
先着一名様で、

【これ予定調和イベントなのでご容赦ください→! card】

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの絵柄で分岐します
【〜】が最初から最後まで正確にコピペされていない書き込みは無効になります

ダイヤ、ハート、スペード→「サイドワインダー」もってかせてもらうわ
クラブ→「サイドワインダー」と「ヤマアラシクラッシャー」もってかせてもらうわ
JOKER→「サイドワインダー」もってかせてもらうわ。その代りと言っちゃなんやけど……


サイドワインダーに関しては最初から高校サッカー編一年目の救済技として用意していた物だったので、
ここで失うのは最初から予定していたイベントでした。ご容赦ください


>>339
はい、嵐のスカイックパワーのアラタです
敬介と同系統のクリアー型選手なので大事に使ってもらえると幸いです

344 :森崎名無しさん:2013/08/18(日) 18:13:26 ID:???
【これ予定調和イベントなのでご容赦ください→ スペードJ


345 :森崎名無しさん:2013/08/18(日) 18:24:44 ID:???
なるほど滝は自分なりの必殺シュートを身につけなきゃいかんということか


346 :森崎名無しさん:2013/08/18(日) 18:33:41 ID:???
修正かかっても強いからしょうがないね。自分なりのシュートを身につけるか
開き直ってドリブル特化するかのどちらかか

347 :森崎名無しさん:2013/08/18(日) 18:47:03 ID:???
やっぱりミドルは必要だ
滝がサイドワインダーを身に着けたことで滝を無視してPAに引きこもるって選択肢がなくなるのはデカいからな
サイド限定で補正10消費200ぐらいのシュートを身に着けないといけないな


348 :森崎名無しさん:2013/08/18(日) 19:20:07 ID:???
黄金の右足のパワーにカーブ系を混ぜたパワーカーブシュート
名前はハリケーンパワードリフトだーw

349 :森崎名無しさん:2013/08/18(日) 21:23:25 ID:???
「これがブーメランシュートだぁー!」
ばしゅー がしっ!
「案外大したことないな」「なにぃ」
ブーメランシュート自体はいいシュートなんだけど、岬の罪は重いw

350 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/18(日) 21:24:04 ID:???
>>345
そんな感じですね。サイドワインダーって蛇ですしw
>>346
対若林の事を考えるとミドルは覚えて損はないはずですが、どう育成するかは皆さんの方向性にお任せします
>>348
確か烈の貴重な必殺技でしたよね

これ予定調和イベントなのでご容赦ください→スペードJ
→「サイドワインダー」もってかせてもらうわ


サッカーの神「ほな、サイドワインダーもってかせてもらうわ。
       これが一番足にダメージが来る奴やし、神力の補填にも役立つねん。堪忍してな」

滝(うぐっ、何気にきついものを……けど仕方ねえか)

サッカーの神「そんじゃちゃっちゃと始めるでー」

 よりにもよって攻撃の主柱の一つを持っていかれる事を苦々しく思いつつも、他に手段がない以上は仕方がない。
 苦々しくも納得した滝を尻目に、サッカーの神は早速滝の足首の修正を始めた。

サッカーの神「むうううううう……おんどりゃー! 治らんかーい!」

滝「うぎゃあああああ!!」

 しばらく何やら精神統一をしていたサッカーの神は気合いの籠った掛け声と共に滝に向けてビームの様な物を発射。
 それを受けた滝はビリビリと感電し、意識を失った。


351 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/18(日) 21:25:05 ID:???

滝「……ハッ! ドリームか!?」

 次に滝が目を覚ましたのは、練習場の隅のベンチ内であった。
 どうやら練習試合をしていた時間に戻ってきたようである。
 これはひょっとしたら変な夢を見ていただけではないかと淡い期待を抱く滝だったが――

神「いやー。残念だけど夢じゃないんだよね、これが」

滝「なにィ」

 その期待は横にいた神の言葉であっさりと粉砕された。

神「一応滝はシュートを打つ時うっかり芝生に脚を滑らせて頭を打って気を失ったって感じに記憶操作はしておいたけど、
  滝の足首が爆発したのは本当だから。再起不能の危機になったのもね」

滝「ってことはサイドワインダーは……」

神「使えなくなってるね。しかも最初覚えるときに使った資料をもう一回見ても再習得は出来ないんだってさ。
  だけどその代り足首はちょっとやそっとの怪我じゃびくともしない位強靭にしてくれたみたいだから」

滝「それだけが幸いだな。はぁ、沁みるわ〜」

 こうしてあまりにも突然、滝は必殺のミドルシュートを失ってしまうのだった。


▼滝が「サイドワインダー」を忘れました。再習得は非常に難しいです

352 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/18(日) 21:26:05 ID:???

 そしてこの翌日、早速滝の身に次の不幸が舞い降りる。

滝「なにィ、士とユウスケと夏海ちゃんがいなくなっただとぉ!?」

 なんと士とユウスケ、更には夏海の三人が「ちょっとやることが出来た。しばらくしたら戻る」
という書置きを残し忽然と姿を消したのである。

真司「俺が聞き込みした限りだと、ちょっと前に士達が真っ黒い鎧みたいなのを着た奴と話をしてるのを見た人がいるみたいだな。
   ひょっとしたらそれが関係あるのかも」

光太郎「黒い鎧の人物……か」

滝(な、なんかこう四月に入ってから厄い事ばっかり起きてる気がするんだけど気のせいでしょうか!?)

 結局書置きが残っていた事もありひとまずこの件は様子見という事になったが、
昨日の今日でこんな目に遭った滝は胃に何か重いものを感じるのだった。

353 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/18(日) 21:27:05 ID:???

 そしてこの事件から数日後、滝は矢的に呼ばれ職員室にやってきていた。

滝「監督、話というのは?」

矢的「うん、実は……って、大丈夫か滝? なんだかやつれているように見えるけど」

滝「ここ最近色々ありましたから……けど大丈夫です。話の方を聞かせてください」

矢的「わ、分かった。実は、須派炉歩学園から五月の連休に一週間の合同合宿をしないかという話があったんだ」

滝「合同合宿?」

矢的「ああ。なんでもウチ、須派炉歩、鉄之城、頑駄無の四校でインハイ予選を見据えたハイレベルな合宿を行いたいんだそうだ。
   どうする? OKなら俺の方から向こうに連絡を入れておくが」

滝「そうですね……
 (なんか最近色々あったし、一週間サッカーの事だけ考えてられるってのは願ったりかなったりだな。
  それにインハイ前に他の連中の新戦力を見とくのも悪くない)
  俺の方でも問題ないです。部員の方には俺から伝えときますね」

矢的「分かった。よろしく頼む」

 こうして滝達生田(仮)はGWに他三校との合同合宿を行う事となった。
 これが後々の滝一行の運命を決定付ける事となるのだが、この時の滝はそんな事を知る由もなかった。

354 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/18(日) 21:28:06 ID:???

といった所で判定も選択肢もありませんが今日はここまで
今回登場したアマゾンとアラタのスペックなんかはもう少ししたら公開するのでもう少しお待ちくださいませ
ではでは〜

355 :森崎名無しさん:2013/08/18(日) 21:40:51 ID:???
おいベストイレブン、乙しておけ

356 :森崎名無しさん:2013/08/19(月) 21:45:40 ID:???
よそのスレで俺の青春を歌ったウサギが優勝
これは合宿の打ち上げあたりで光太郎のカラオケ優勝フラグw

357 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/19(月) 23:53:54 ID:???
すいませんが区切りの良いところまで書けなかったので今日は更新を休ませていただきます
レス返しも明日行いますのでご了承ください

358 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/20(火) 23:23:33 ID:???
今日も選択肢までの文章が書きあがりませんでした。申し訳ありません
何とか終わりは見えてきたので明日には更新できると思います

359 :森崎名無しさん:2013/08/21(水) 19:30:16 ID:???
おいベストイレブン、暑中見舞い乙しておけ

360 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/21(水) 22:24:12 ID:???
>>355
今更ながら乙どうもです〜
>>356
天才の宇宙的狂気に打ち勝ったのは流石としかw
また伝説が誕生してしまいましたね
>>359
残暑見舞い乙どもです
岬「この挨拶を定着させた高杉は絶対に許さない」


 そしてやってきたGW、滝達生田(仮)の面々は合同合宿の集合場所である須派炉歩学園にやってきていた。

滝「ここに来るのはリュウセイと一対一の勝負をした時以来か。久しぶりだな」

魁「へぇ、そんな事やってたのか」

アラタ「リュウセイっていうのはここのGKだったよね。それで勝負はどんな感じだったの?」

滝「あの時は完敗だったよ。だが今やれば俺が勝つな」

リュウセイ「お、言ってくれるじゃないか。ならいつでも相手になるぜ」

 キリッと恰好をつけながら滝が勝利宣言をすると、丁度そこにリュウセイたち須派炉歩学園の面々も姿を現す。

滝「ふふん、要望通り秋の借りはこの合宿中に利子つけて返してやるぜ」

ミスト「俺もいるぞ滝君!」

滝「なんだまだいたのか」

 そして須派炉歩学園の者達を皮切りにして、他校の者達も続々と集まり始める。

361 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/21(水) 22:25:12 ID:???

鉄也「久しぶりだな、滝」

甲児(Z)「一週間よろしく頼むぜ!」

デューク「ただでご飯が食べられるなんて最高だな!」

滝(ぶれないなこの宇宙仮面)


シン「よう」

滝「おう」

神(あ、滝が悪い笑顔を浮かべてる)

カミーユ(シンの奴、滝との勝負を楽しみにしていたからな。全く、随分といい顔をしてるよ)

 こうして集合時間には参加を呼びかけられていた四校の主力選手達が無事全員揃い、
まずはこの合宿を企画したという須派炉歩学園のキャプテン、ギリアムが開幕の挨拶を行う事となった。


362 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/21(水) 22:26:12 ID:???

ギリアム「ギリアムだ。まずは今回俺の発案した合同合宿に参加してくれた事に感謝の言葉を述べたい。ありがとう。
     この合宿が各々のとって大きな糧となる事を祈っている」

 最初に軽い謝辞を述べると、続けてギリアムは合宿のシステムについての説明を始める。

ギリアム「それでは早速だが、全員今から俺の発表する10人前後のグループに分かれてくれ。
     その上で、グループ毎にそれぞれ別の場所で合宿をしてもらう」

ミライ「え、グループ毎に合宿場が違うんですか?」

ギリアム「ああ。全員が同じ場所で練習を行ってはグループ分けをする意味がなくなってしまうからな。
     合宿中は己の学校ではなく、自分のグループの事だけを考えて行動してもらいたいのだ」

アムロ「成程、趣旨はわかった。だが10人前後ってのはどういうことだ?
    チームを組むのならば最低11人は必要なはずだぞ」

ギリアム「その点も問題はない。流石にここの面子だけでバランスよくメンバーを振り分けるのが難しかったんでな、
     11人に満たないグループには合宿場に俺の知己の者達を送っているのだ。
     無論サッカーの実力も十分な連中だ。彼らを加えれば全てのグループが11人以上のメンバーになる」

光太郎「成程、流石はギリアムだな!」

良太郎(でもそれって合同合宿の本末転倒な気がするけど……)

 ともあれ、滝達はギリアムの指示に従いいくつかのグループに分かれる事となった。

363 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/21(水) 22:27:12 ID:???

ギリアム「滝、君はグループBだ」

滝「分かりました」

神「あ、私と同じチームじゃん。よろしくねー」

滝「よろしくもなにもお互いこの中じゃ一番顔合わせてる奴じゃねえか。代わり映えしないなおい」

ギリアム「フッ……これで全員のグループ分けが終わったな。
     そして日程に関してだが、これはグループ毎に違うのでそれぞれ合宿場に日程表を用意しておいた。
     各々合宿場に着いてから確認してくれ。
     では解散! 各々校舎前に用意したグループ毎のバスに乗り込んでくれ!」

滝(えらい用意周到というか気合い入ってるなぁ)

 そんな事を考えながら、滝は「B」と書かれたバスに乗り込む。
 そしてBグループに選ばれた全員がバスに搭乗すると、バスは一路合宿場へ向け走り出すのだった。

運転手「フフフ、メタルジェノサイダー……」

滝(……この運ちゃんいろんな意味で信用して大丈夫なんだろうか?)

364 :ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/21(水) 22:28:19 ID:???

 こうしてバスに揺られる事数十分、滝一行は山奥に建造された小さなサッカーグラウンドに到着した。
 近くにはログハウスも建っている。どうやらそこで宿泊しろ、という事らしい。

神「おおー! なんか合宿場って感じだねー!」

滝「確かにな。さて、ギリアムさんの話じゃここに誰かいるはずだけど……」

 グループBに選ばれた者は滝と神を含めて10人。ならば最低でも一人はギリアムの知り合いという人物がいるはずである。
 滝がきょろきょろと周囲を見渡すと、件の人物はすぐに発見できた。

???「よお、来たな。待ってたぜ」

 その人物は滝達を発見すると威勢の良い声を上げ、向こうからこちらに近づいてきた。

滝「えーっと、あなたがギリアムさんの知り合い?」

ゼロ「おう、俺の名前はゼロだ。よろしくな!」

 ゼロと名乗った青年は明朗快活な性格らしく、にこやかに笑みを浮かべると滝に向けて手を差し出してきた。

滝「滝だ。こっちこそよろしくな」

 当然断る理由もないので滝の方も手を差し出し、二人は軽く握手を交わす。

滝「んでもって俺以外のメンバーだが……」

 そして滝に促され、Bグループに指名された他のメンバーも各々自己紹介を始めた。

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