キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【紅い満月】鈴仙奮闘記11【永遠の夜】

1 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/10(木) 23:11:09 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。

内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで師匠を超えるために努力する物語です。
また、ストーリーやカードの展開次第で、いくつかのキャプテン森崎のキャラクターも、
それぞれの思惑を持ちながら、幻想郷の住人との交流を通じてサッカーを極めていくことになるでしょう。

他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆
【私のお小遣いは】鈴仙奮闘記10【53万です】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1379590471/

☆攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html

(※このスレの目標や今後の予定、ゲーム進行の流れなどが分かります。
  過去ログもありますので、初めて来て下さった方は、一読すればより楽しめると思います!)

☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠、八意永琳に並ぶ選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。

妖怪の山FCとの試合は、反町一行の愛の力による覚醒、椛のスーパープレー(ヨーヨーの)、
雛の的確なパスカル潰し、そして――我らが射命丸文の後半の復調によって大きく盛り上がるも、
最終的にはにとりがボロボロになった事で守備は決壊。4−2の大差でルナティックスの勝利となった。
(鈴仙はなんか最大ガッツ減らしたり反則したりしてた)
そんな中、試合終了後、悩みを見せる中山さんがわさビーフに導かれて姿をくらましてしまう。
慌てる鈴仙だったが、今度は紅魔館のメイド長・十六夜咲夜が現れて永琳と会談。
そして、永琳から告げられたのは―――名門・紅魔スカーレットムーンズとの練習試合の決定!
果たして鈴仙は、そして中山達は――真の一流の壁を超えられるのか!?

92 :森崎名無しさん:2013/10/14(月) 01:04:00 ID:gnDy/tPE
A

93 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/14(月) 14:21:02 ID:/vo7YqS+
こんにちは。今日はゆっくりタップリ更新していきたいと思います。
―――――――――――――――――――――――――――――
A:ええ、当然コンビプレイの練習よ!

鈴仙「気づいてみれば、もう大会まで日が無いしね。 萃香さんみたいな
強豪GKを相手にするには、やっぱりアレの完成は最重要よ!」

てゐ「そうだねぇ……最近練習もやってなかったし。 そんなら善は急げ、だね。
幸い、鈴仙ちゃんの要望にお応えするために時間やら道具やら準備してきたし、
前よりかは効率的に練習出来ると思うよ」

鈴仙「(てゐ……遊んでいるように見えて、こうしたさりげない気配りや準備をしてるトコが
大人なんだよねぇ……)――そ、そうなの! だったら練習ね!」

そうして、鈴仙とてゐは永遠亭から少し外れた場所に作られた
簡素なサッカーコートへと向かい、簡単なワンツーから練習を開始していく。

鈴仙「(今まであんまし上手くいってなかったものねぇ…今日は上手く行けばいいけど)」

そして、練習の成果は―――?

先着1名様で、

★鈴仙とてゐのコンビプレイ練習→! dice★

と書き込んでください。数値の合計が経験点にプラスされます。(現在3ポイント)

94 :森崎名無しさん:2013/10/14(月) 14:21:49 ID:???
★鈴仙とてゐのコンビプレイ練習→ 5

95 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/14(月) 15:33:02 ID:/vo7YqS+
★鈴仙とてゐのコンビプレイ練習→ 5 ★
→5ポイント獲得!(現在8/20ポイント)

鈴仙「えいっ!」

てゐ「てやっ」

バシッ! バシッ! バシッ! バシッ!

前回までの失敗を教訓にして、焦って技に走らず、
基礎のワンツーから互いの連携を密にしていく鈴仙とてゐ。
その方針が幸いしてか、練習は終始良い雰囲気で進行していき…。

てゐ「よしっ。 それじゃあ――いくよっ!」

バシュッ!! ギュンギュンギュンギュン!!

練習のクライマックスにてゐが放ったエンシェントデューパー。
鈴仙はそのパスに動きを合わせ――。

鈴仙「(きっとここで――!)」

バッ!

大きく跳躍して右足を振りかぶる。そのインパクトをボールに合わせて……

96 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/14(月) 15:34:16 ID:/vo7YqS+
ブウウウン……――チッ!

鈴仙「あっ…!(は、早すぎた――!)」

――振り抜こうとするも、あと僅かのタイミングを読み切る事が出来ず、
ボールは右足を掠めただけに留まる。
しかし、今までボールに触れることすらできなかった鈴仙にとって、これは大きな進歩。

てゐ「おおっ、やるじゃん鈴仙! これなら、ひょっとして大会予選にも間に合うかもだよ!」

鈴仙「えへへ…。 でも、今日の練習のお陰で、大分形が見えて来たような気がするわね。
てゐ、ありがと。 いっつも悪いわね」

てゐ「ま――まあ。 それはお互い様って事でね……(裏では鈴仙ちゃんには色々お世話になってるからねぇ…)」

鈴仙の純粋な笑顔にてゐは僅かに顔を背けながらも、彼女もまた、
今日の練習の成果をしっかりと噛みしめているのだった。

*コンビプレイの経験値が5上昇しました。現在8/20で、20になると技を未完成状態で習得します。

97 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/14(月) 15:35:45 ID:/vo7YqS+
〜8月2週・自由行動フェイズA〜
鈴仙「昨日は有意義な練習が出来て良かったわね! さて、今日だけど……何をしようかしら?」

現在の能力値
選手   ド  パ  シ   タ  カ   ブ  せ  総   高/低 
鈴仙  48  49  50  47  46  43  47  330  2  2 

最大ガッツ:860
現在のおこづかい:10710
永琳印象値:31
人気:33
狂気度:22
所持アイテム:伝説の眼鏡(使用するとセーブ力+1、使いたい人に手渡す必要アリ)、焼き芋無料券(妖怪の山焼き芋屋で使用可)、
オフェンス解説書(攻撃系(ドリブル・パス・シュート)練習時、判定に+! dice/2される。1回まで使用可)

A:永遠亭に居る(さらに分岐)
  主に永遠亭に居るチームメイトと交流をします。
  評価値を上げたり特別なイベントを起こしたりできます。
B:外出する(さらに分岐)
  買い物をしたり、永遠亭に居ないチームメイトや、
  その他の幻想郷の住人と交流できるチャンスがあります。
C:気晴らしに玉兎通信でもしてみる。(さらに判定)
  ランダムで、色々な情報が入ります。運が良ければ必殺技フラグも入手できるかも…
D:狂気度を使用する(さらに分岐)
  貯めた狂気度をスキルなどに替えることができます。この行動では時間が経過しません。
×:アイテムを使用する
  所持しているアイテムを使用します。この行動では時間が経過しません。(現在ここで使用可のアイテム:無し)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*時間帯を考慮し、スムーズに2票決とします。(すぐに票が入るようでしたら3票決に戻します。)

98 :森崎名無しさん:2013/10/14(月) 15:43:55 ID:lVZjEdHw
B
人里に行ってパチュリーに会いに行こう。

99 :森崎名無しさん:2013/10/14(月) 15:44:09 ID:xSNcux9k


100 :森崎名無しさん:2013/10/14(月) 15:47:08 ID:L298FZbs
B

101 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/14(月) 15:52:44 ID:/vo7YqS+
B:外出する(さらに分岐)

鈴仙「昨日は永遠亭の敷地内に居たから、今日は外に出てみましょうか。
情報収集には、やはり現場に足を運ぶ必要があるからね」

A:人里
B:霧の湖
C:紅魔館
D:冥界
E:迷いの竹林付近
F:太陽の畑
G:妖怪の山
H:地底
I:命蓮寺
J:香霖堂
K:魔法の森
L:博麗神社
M:無縁塚

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。


102 :森崎名無しさん:2013/10/14(月) 15:53:57 ID:g/7VGRoU

紅妹は人里でいいんだよね?

103 :森崎名無しさん:2013/10/14(月) 15:54:24 ID:lVZjEdHw
A

104 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/14(月) 16:09:33 ID:/vo7YqS+
>>102
妹紅の事でしたらそれで間違いありません。
最初にアナウンスすれば良かったのですが、それ関連も含めてwikiのスケジュール表をちょっと更新しましたので、
そちらもご確認頂ければと思います。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
A:人里

鈴仙「今日は一人で人里に行きましょうか……」

鈴仙はスイと空を飛んで、案外楽に人里へとたどり着く。
人里は相変わらずの盛況であったが、人々の話に耳を傾けると、
サッカーに関する話題が多いような気がする。

鈴仙「(そういえば、大会ももう一カ月半後かぁ…。 やっぱり、自然と盛り上がって来ているのね。
さて、人里でする事と言えばだけど―――)」

A:本屋で買い物をする(練習に役立つアイテムが買えます)
B:雑貨屋で買い物をする(生活に役立つアイテムが買えます)
C:兵具屋で買い物をする(戦闘・弾幕勝負に役立つアイテムが買えます)
D:ぶらぶらする(ランダムで誰かと会います)
E:慧音に会いに行く(さらに分岐)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

105 :森崎名無しさん:2013/10/14(月) 16:12:23 ID:lVZjEdHw
E

106 :森崎名無しさん:2013/10/14(月) 16:13:47 ID:gnDy/tPE
E

107 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/14(月) 16:33:19 ID:/vo7YqS+
E:慧音に会いに行く(さらに分岐)

鈴仙「(そうねぇ…。 前に妹紅を連れてパチュリーさんのトコへ行くって約束してたし。
予定が空いてる今の内に掛けあってみるのも良いかも!
――とはいえ、これも急件という訳ではないのだけれど)」

鈴仙は慧音と会う用事があった事を思い出し、テクテク歩いて慧音の住んでいる、
人里でも比較的小奇麗な民家へと訪問する。
鈴仙がコンコンと軽く家の引き戸をノックすると―――。

慧音「……ああ! 鈴仙じゃないか。 はるばると人里まで、どうしたのかな?」

鈴仙「こんにちは、慧音さん! えっと、今日の要件なんだけど――」

A:「この前の試合で言ってた、妹紅をパチュリーさんの元へ連れて行くって用事なんですが…」
B:「特に無いんですが、少し雑談でもと思いまして…」
C:「最近の人里FCって、どうなっているんですか?」
D:「実は、バイトを探しておりまして…」
E:「サッカーについて、練習とかどうかなぁ、って…」
F:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

108 :森崎名無しさん:2013/10/14(月) 16:35:26 ID:D//GbLjs
A

109 :森崎名無しさん:2013/10/14(月) 16:35:47 ID:g/7VGRoU


110 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/14(月) 17:12:24 ID:/vo7YqS+
A:「この前の試合で言ってた、妹紅をパチュリーさんの元へ連れて行くって用事なんですが…」

慧音「ああ…ああ! 覚えていてくれたのか、鈴仙! いや、非常にかたじけない」

鈴仙「いえいえ、そこまで礼を言われなくとも大丈夫ですよ!
(それに、一応は次の対戦相手だから、承諾してくれるかは分からないしねぇ…。
――パチュリーさん以外の人達的な意味で)」

恐らく、人に物を教えるのが大好きなパチュリーの性格を考えると、
元々の鈴仙との親交も相まって、断る事なく喜んで協力をしてくれるだろう。
だがしかし――彼女の周囲の人物。例えばレミリアや咲夜が、情報の漏えいを嫌って
関係者以外を立ち入り禁止に処する事もあるかもしれない。

慧音「妹紅の方は、私から呼びつけておく。 だから、鈴仙は一足先に紅魔館へと行って、
簡単に了解を取ってもらえないかい? 無論、駄目だったとしても私や妹紅は何一つ文句を言うつもりはない。
――君のコネあっての、今回の行動だからね」

鈴仙「は――はいっ!(だ、大丈夫かしら…? 急に不安になって来ちゃった……)」

慧音は暖かく鈴仙に肩を載せながら語りかけてくれるのだが…少しだけ不安になる。
そして不安を抱いたまま、鈴仙は一足先に紅魔館に向かうと、そこには―――。

先着1名様で、

★紅魔館の様子→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

ダイヤ・ハート・スペード→大丈夫! 問題無くパチュリーに面会出来るぞ!
クラブ→美鈴「特に何も言われてはいませんが、試合前ですし何となくここは通しません!」
クラブA→レミリア「残念だったわね。 パチェは只今、面会謝絶中よ」
JOKER→小悪魔「すみません、パチュリー様は只今喘息の治療の手術中でして…」

111 :森崎名無しさん:2013/10/14(月) 17:13:30 ID:???
★紅魔館の様子→ ダイヤ9

112 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/14(月) 18:26:22 ID:/vo7YqS+
★紅魔館の様子→ ダイヤ9 ★
ダイヤ・ハート・スペード→大丈夫! 問題無くパチュリーに面会出来るぞ!

――結論から言うと、鈴仙の心配は全くの杞憂に終わった。

美鈴「面会謝絶? はて、そんな話は全く聞いておりませんけど…」

鈴仙「えっ、良いんでしょうかそれは……。 だって、私達って一応次の対戦相手になるんだし……」

美鈴の何時も通りの牧歌的な対応に、鈴仙は驚き目を丸くする。
そんな鈴仙を見て、美鈴は訳知り顔で頷いて、

美鈴「お嬢様は、そんな事を気にするお方ではありませんよ。
咲夜さんやパチュリー様がどう仰るかは分かりませんけど、
少なくともそこまで大げさな事をやったりはしないと思います」

鈴仙「(――つまりは、多少の探りを入れられても勝てる自信がある、って訳ね…。
流石、幻想郷きっての名門チーム、懐が広いわ)」

鈴仙は美鈴の説明に納得しつつも、
やはりそれを許す相手チームの底知れぬ脅威を感じざるを得ない。
しかし、とりあえず第一の関門は通ったと鈴仙は安堵して……

慧音「やあ、…どうやらその表情を見ると、大丈夫だったみたいだな」

妹紅「今日は宜しくね、鈴仙!」

慧音と妹紅の一行が、鈴仙のすぐ後ろから駆け寄って来る。
どうやら、慧音の方も問題なく妹紅と合流出来たようである。

美鈴「それでは、パチュリー様に宜しく伝えておいて下さいね〜…ぐぅ」

113 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/14(月) 18:27:34 ID:/vo7YqS+
そうして美鈴の見送り(?)を受けて、紅魔館の門を開く一行。
暗い廊下を歩きながら、慧音はそっと鈴仙に近寄り、事情を説明してくれる。

慧音「(ボソ)今日は妹紅には『サッカーの戦術について講習を受ける』
――という名目で話をしておいてある。 だから悪いが…そう口裏を合わせておいてくれないか」

鈴仙「(ボソ)う、うん…(――って事は、あんまりサイドバックがどうとかこうとか、
私の方から口出ししたら不自然になるかもって事ね。 気をつけなくちゃ)」

そして、三人は無事に図書館に辿りつき―――。

パチュリー「美鈴から話は聞いたわ。 …中々殊勝な考えね、三人共」

鈴仙「今日は宜しくお願いします、パチュリーさん(もう既に顔がニヤついているのは、
指摘すべきなのかしら……?)」

慧音「人里でも名高き賢者の知恵、今日は思う存分堪能させて頂きたく思う」

妹紅「私は正直あんまし難しい事は分からないけど……人生、なんでもチャレンジだしね!」

美鈴が伝令を飛ばしていたお陰か、既にパチュリーの座る書斎には
勉強会の用意が整えられており。
三人分のチェアに、まだ熱い紅茶とシフォンケーキ。そして研修用のプリント3部が用意されていた。

小悪魔「(パチュリー様……張り切り過ぎて、空回りしなければ良いんですが……)」

パチュリー「(何でも、『現代サッカーにおけるサイド攻撃の重要性』について説明すれば良かったのよね。
――はてさて、この子達は…どう育てますかね)じゃあ、始めるわね。
ケーキと紅茶については、遠慮なく食べても良いから」

114 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/14(月) 18:28:44 ID:/vo7YqS+
鈴仙「(パチュリーさん、ケーキまで用意して……本当に、私達が教えを乞いに来るのが楽しみだったのね。
――なんとか、良い結果になると良いんだけど……)」

そして、講義の内容は……。

先着1名様で、

★パチェのパーフェクトサイドバック教室→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

ダイヤ→良い内容だ! 妹紅も納得して頷いている!
ハート・スペード→良い内容だ! …と思っていたら鈴仙に質問が飛んできたぞ!
クラブ→少し眠いぞ…! あの慧音先生が若干船を漕いでいるくらいだ!
クラブA→パチュリー「まあ、そんな事よりも私の賢者っぷりについて説明した方が、きっと皆の為になるわね…」
JOKER→ダイヤ+慧音「――む。 この戦術。 私にも扱えそうだな……」

115 :森崎名無しさん:2013/10/14(月) 18:31:28 ID:???
★パチェのパーフェクトサイドバック教室→ ハート2

116 :森崎名無しさん:2013/10/14(月) 18:31:55 ID:???
★パチェのパーフェクトサイドバック教室→ ダイヤ3

117 :森崎名無しさん:2013/10/14(月) 20:27:29 ID:???
何この魔女かわいい。質問は選択形式かな

118 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/14(月) 20:33:50 ID:/vo7YqS+
★パチェのパーフェクトサイドバック教室→ ハート2 ★
ハート・スペード→良い内容だ! …と思っていたら鈴仙に質問が飛んできたぞ!

パチュリー「現代サッカーにおいては、中盤の司令塔っていうのはもはや、
過去までの絶対性を持った存在では無くなって来ているわ。
その理由として、サイド攻撃が重要視される事があったからなんだけど…鈴仙」

鈴仙「(パチュリーさん。 良い事言うわねぇ……って、)わ、私ですか!?」

パチュリー「――やはり、ここは戦術的に上級者たる貴女に答えて貰いたいもの。
大丈夫よ、簡単な問題だから」

鈴仙「は、はあ……」

―――講義は概ね順調に進んでいたが…前回鈴仙が眠っていたのを
気にしていたのか、パチュリーはここで生徒を指名する事で緊張感を煽る作戦に出る。

パチュリー「で――質問だけど。『サイドのポジションを任せられた者は、何を特に意識すべき』だと思う?」

鈴仙「(え、ええー。 こりゃあまた、漠然とした質問ねぇ……!
でもまあ、ここは気楽に答えれば良いのかしら?)えっと……」

A:「隙あらば前に上がって行こうとする、攻撃意識の高さでしょうか?」
B:「献身的に守備に向かう、守備意識の高さでしょうか?」
C:「常にパスコースを見極める、空間意識の高さでしょうか?」
D:「やはりポジションにかけるモチベーションです。 自分のポジションこそ最重要と認識する必要があります」
E:「はい! パチュリーさんは賢者です!(よく分からないし、とりあえずおべっか使っときましょ)」
F:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

119 :森崎名無しさん:2013/10/14(月) 20:39:26 ID:lVZjEdHw
A
サイド攻撃が重要視されるといっているし。

120 :森崎名無しさん:2013/10/14(月) 20:42:19 ID:nI2WcS+A
c

121 :森崎名無しさん:2013/10/14(月) 20:42:19 ID:???
B サイドアタックが増えるのであれば、逆にサイドの守備が重要になる

122 :森崎名無しさん:2013/10/14(月) 20:44:27 ID:gnDy/tPE
B 前方との連携も必要だけど、まずここから

123 :森崎名無しさん:2013/10/14(月) 20:45:41 ID:???
フィジカルの強さと戦術眼でしょうけど、どれが正解なんでしょうね。

124 :森崎名無しさん:2013/10/14(月) 20:51:49 ID:???
時代背景やもこたん達の意識を考えると中央突破やファンタジスタ信仰はまだ高いから、
そこらへん考えて答えれば正解に近くなるかな?
どれも重要事項だけど、何が欠如すると一番困るかで答えてもいいと思う。

125 :森崎名無しさん:2013/10/14(月) 20:55:05 ID:???
ABC全部必要なんだよね。一番無くて困るのはBかな。

126 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/14(月) 20:57:59 ID:???
>>123-125
リアルサッカーの戦術が関わる選択肢でしたが、
作者はサッカーの知識はネットや本で調べたレベルですので、かなり素人です(汗)
一応作者なりの正解はありますが、ツッコミ所満載かもしれません…ご了承ください。
後で、どうして作者がその選択を正解と判断したかの根拠を示しますので、
そちらについてツッコミ所がありましたら、指摘して頂ければ助かります。
ただ、2票決ですし、間違えても悪い事は起きず、(作者の考える)正解を選んだ場合にボーナス…
というかなり甘い裁定で行こうと思っています。

裏設定的な感じで恐縮ですが、幻想郷サッカーでは
未だに中央至上主義が栄えており、ファンタジスタ・守護神伝説を信仰している者が
大多数です(某スレ様をパク…インスパイアしている設定です)。
ただしかし、パチュリーや慧音、永琳など一部の知識人は現代サッカーの素養が高いです。
(キャプ翼時空ではまだ外界は1980年代なんじゃ? …などのツッコミはご遠慮ください(爆))

127 :森崎名無しさん:2013/10/14(月) 20:58:28 ID:???
一応、サイドバックの重要性ってことでいいのでしょうか?
パッチェさんの言葉だとサイドですが、これはサイド全般のことでしょうか?

128 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/14(月) 21:01:27 ID:???
>>127
パチュリーは『サイドのポジションを任せられた者』が重要とすべき事について
聞いていますので、サイドバックとは限りません。サイド全般の事を指します。

129 :森崎名無しさん:2013/10/14(月) 21:09:39 ID:a7TjCiCE
A

130 :森崎名無しさん:2013/10/14(月) 21:14:02 ID:???
F
知ったことか! そんなことよりケーキよ!ケーキ!! ムシャムシャ

131 :森崎名無しさん:2013/10/14(月) 21:14:22 ID:???
>>128 
ありがとうございます。そう考えるとAの前に上がるが分からないのですが…
滝は積極的に攻撃に絡むのですが、滝みたいなプレイをこと前に上がるでいいのでしょうか

132 :森崎名無しさん:2013/10/14(月) 21:18:34 ID:???
サイドのスペースを突くって事なんじゃないかな。

133 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/14(月) 21:19:24 ID:???
Aが選ばれたので、作者がどう考えて正解を導きだしたかを書いていきます。

A:サイドハーフ、それにサイドバックというポジションについては、
  当然の如く献身的に動くという事が前提として重視されている。
  それ以上に、中央の選手にとって都合の良い位置に存在し、攻守の幅を広げる事が大事。
  特に、攻撃時に、タイミングを見て前に上がるのは非常に効果的。
  相手のマークを撹乱し、優位に攻撃に向かう事が出来る。
  これはサイドのポジションに就く者にとって重要な考え方。

B:当然、強力な相手をマークし、攻撃を防ぐという役目も地味ながら重要。
  特にSBの守備意識はやはり重要。
  タックルとボールキープに秀でたSBが居る事で、守備の安定感は大いに増す。
  (……が、今回の質問は『サイドのポジションを任せられた者』なので、若干ピントがずれる)

C:パスコースを見極めるというのも大事だが、その能力は中盤のMFの方により求められる。
  サイドの選手は、パスを出す事もそうだが、如何に良い位置でパスを受けられるかという、
  自分のポジショニングを意識する必要がある。なので空間意識の高さが重要なのは間違いない。

……という風に作者は考えてAが一番良い正解と判断しました。
次にベターな正解選択はC、その次はB……と、なります。
(ちょっとCの書き方が悪かったかな? と反省しております。
 なお、Fで運動量の多さ、体力の高さ等についても言及して下されば、また別にほんの少しだけボーナスがありました)

ですが、仰るとおり全て大事な事ですので、言ってしまえばABC全部が正解でした(汗)
折角考えて下さった方は申し訳ございません。

>>131
うーん、確かにそう言われると書き方が悪かったかもですね。
中盤での守備・攻撃に留まらず、積極的に上がって行きセンタリングやシュートを放つイメージを
『前に上がる』と表現したのですが…。 ですので、滝みたいなプレイは『前に上がる』ですね。

134 :森崎名無しさん:2013/10/14(月) 22:03:03 ID:???
>>133
サイド=滝、もしくはSBという意識が強くありましたから、失礼しました。
SHだと中盤のイメージが強かったもので、結構イメージに支配されてますね。
中央至上主義に陥った理由が初めて分かったよ…勉強になったよパッチェさん……

135 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/14(月) 22:08:51 ID:???
>>132
仰るとおり、攻撃に有利になるような位置取りをするという行為そのものも『前に上がる』に当てはまりますね。
……と、言うよりも自分で書いたAの欄を見る以上、
『前に出る=攻撃時に、位置取りで優位を確保する』
という定義の方が整合性が取れているような風にも思えます。

>>131さんへの返信の内容自体も間違ってはいないと思うのですが、
(滝等の選手も、積極的に攻撃に絡む事で、結果的にプレッシャーを掛けているのは間違い無いと思いますので)
前述の観点が抜けておるため、少し誤解を招きかねない表現だったかもしれません。失礼致しました。

A:「隙あらば前に上がって行こうとする、攻撃意識の高さでしょうか?」

鈴仙「(うーん……例えば中央から師匠が突破するとして……)」

鈴仙は実際の試合の様子を思い出しながら考える。
もしも自分がサイドの選手だったとしたら、どう動く事がより効果的かと。

鈴仙「(幾ら師匠でも、霊夢とか咲夜さんとかみたいな一流の選手に囲まれるとマズイ。
だからこそ、サイドの選手を利用する事で突破をより効率的にしようとする訳でしょうけど…)」

もしも、中央突破に全てを託すとなると、攻撃は容易に対処され、
その芽は潰されてしまう。(最も、永琳レベルの選手ではごり押しも充分通用するのが現状だが…)
だからこそサイドは大事だという事なのだろうが…

鈴仙「(ここで前に出て……攻撃に積極的に絡んで行けば)」

仮に中央の選手が囲まれたとしても、その前方サイド際に選手が居れば。
そうすれば、無理に中央突破をする必要もなく、スムーズに攻撃を繋げられる。

鈴仙「(当然守備意識やパスの出し方も大事でしょうけど……。
サイドの選手でしか出来ない考え方って、これなんじゃないかしら?)」

136 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/14(月) 22:11:13 ID:???
守備意識の高さ、空間意識の高さもまた当然重要だが……
守備意識、となるとややサイドバックよりの内容となってしまうし、
空間意識、となるとそれは中央の選手にも言える事とも思える。

だからこそ鈴仙は……

鈴仙「隙あらば前に上がって行こうとする、攻撃意識の高さでしょうか?」

――と、回答する。
パチュリーはその鈴仙の回答を聞き――。

パチュリー「そう。 それは確かにその通りとも言えるわね。
サイドの選手は、空間における優位性を確保し続けなくてはならない。
その時に、攻撃時のサイドハーフ・サイドバックが前方に上がってパスを要求したり、
時には得点に絡んで行くのは非常に重要になるわ。
そうなると、相手にとっては非常に嫌な攻め方となる。
――誰が攻めてくるのかも解らない、守ろうにも攻撃の数で押し切られる。
これは、圧倒的能力を持った選手一人ではできない。
集団の『戦術』が働くからこそ出来る攻撃方法よ」

137 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/14(月) 22:12:34 ID:???
そこから話を発展させていく。
それが絶対的な回答であるか否かはさておいても、少なくともパチュリーにとっては
期待していた答えの一つであった事は間違いないようであるため、

パチュリー「(フフ……流石私の弟子ね。 よく分かっているじゃない。
こうなれば、あの子に秘蔵の『パチェノート』を手渡す日も近そうね……)」

鈴仙「(あ、パチュリーさんご機嫌そうだ。 良かったぁ〜…)」

少なからずパチュリーのご機嫌を取る事には成功した鈴仙なのであった。

妹紅「(――それにしても、サイドバックも意外と奥が深いんだなぁ…。
今まで凄い地味なポジションだと思ってたけど)」

そして、良い流れの授業は、他の生徒――具体的には妹紅にも好印象を齎し。
彼女の頑なな偏見を僅かに払しょくする事に成功していた。

*パチュリーの評価値がやや上がりました。
*妹紅の授業理解度が上昇しました。次の判定での結果が有利になります。

138 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/14(月) 22:13:37 ID:???
そして、昼も夜も分からない図書館での時間は溶けるように過ぎて行き……

パチュリー「……というわけで、今日の講義はこれでおしまい。
ちゃんと出席カードに授業の感想を書いて私に手渡すのよ。 ――ケホ、ケホ」

慧音「ありがとうございました。 …いや、こちらが生徒となって教えを頂くのは何分久しぶりで、
大変新鮮な経験をさせて貰ったよ、パチュリー殿」

鈴仙「(出席カードって何だろう…?)――あ、ありがとうございました」

パチュリーは軽くせき込みつつも授業の終わりを告げる。
慧音は恭しくパチュリーに頭を下げて感謝し、鈴仙は少しだけ伸びをしながらも
パチュリーに軽く頭を下げる。

妹紅「…………」

慧音「(さあ妹紅……! どうだった。 少しはサイドバックへの偏見は抜けたか…?)」

139 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/14(月) 22:15:15 ID:/vo7YqS+
そして、慧音は祈るように妹紅の方を振り向く。
慧音自身、充実した授業を聞けた事には満足していたが、
あくまで本来の目的は妹紅のSB嫌いを少しでも改善する事である。
そんな慧音の様子などお構いなしに、笑顔で語りかける妹紅の感想は―――?

先着1名様で、

★もこたんの学習結果→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

ダイヤ・ハート→「いやぁ、良かった! 私、これからSBも頑張ってみる!」
スペード・クラブ7以上→「うん、授業は凄く良かったんだけど……まだまだよく分からないなぁ。 でも、やる気は出たよ」
クラブ2〜6→「ううーん。 いや、言ってる事は分かるんだけど…」
クラブA→妹紅「これは罠だ! 輝夜が私をSBに定着させるために仕組んだ罠だ!
          だってこんな良い講義だったのに輝夜が出ていないじゃないか! それが罠だという証拠!」
       バン! バン!
      慧音「駄目だ……こいつは殺さなきゃだめだ……」(*殺せません)
      妹紅「慧音ェーーー! 誰を撃ってる!? ふざけるなーッ!」喧嘩が始まったぞ!?
JOKER→ダイヤ+妹紅「ついでに新しい技も閃いたわ!」
       パチュリー「(妹紅……この子には見どころがありそうね! きっと磨けば光るダイヤの原石に違いない!)」

140 :森崎名無しさん:2013/10/14(月) 22:15:46 ID:???
★もこたんの学習結果→ ダイヤ10

141 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/14(月) 22:57:42 ID:/vo7YqS+
★もこたんの学習結果→ ダイヤ10 ★
ダイヤ・ハート→「いやぁ、良かった! 私、これからSBも頑張ってみる!」

慧音「も、妹紅……!」

妹紅の明るく、しかし意思の籠った返答に慧音は思わず目を潤ませる。
あの頑固な妹紅が、ようやく意図を理解してくれた。
妹紅と最も近い位置にて、数か月越しの苦労をしていた慧音だからこそ、
その喜びは、鈴仙の比では無かった。

鈴仙「(妹紅…慧音さん……! ああ、本当に良かった…!
これで、ポジションがどうなってもその事で爆発! …って事にはならなさそう。
パチュリーさん、ほんっとうにありがとうございます…!)」

とはいえ鈴仙も、実際に輝夜と妹紅の喧嘩の中心に放り込まれた経験がある身。
今日の行動の余りの実りの多さに、鈴仙もまた涙を流す。

妹紅「…っていうか、私が意地張ってたせいで、慧音と鈴仙に迷惑かけちゃってたわね。
本当に――ごめん」

慧音「いいんだよ、妹紅。 上手く伝えられない私も悪かった」

妹紅「……本当は、今日講義を受ける前からも、
「永琳は、本当に輝夜の差し金で私をSBにしたのか?」って疑問に思っていて。
それで、今日の講義で確信したんだ。
永琳は、私の能力的適性を見込んで私をSBに任命したんだなって」

鈴仙「そうよ、妹紅! 幾ら姫様の命令と言えども、
師匠が無茶な事ばっかりする訳が――(ボソ)あるかもしんないけど」

142 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/14(月) 22:59:17 ID:/vo7YqS+
そして…パチュリーという第三者からの解説は、
妹紅の永琳に対する疑心暗鬼をも払い去る切欠となった。
そもそも妹紅のサイドバック嫌いの原因の一つが
この誤解であったため、幾ら慧音や鈴仙がサイドバックの良さを
解説した所で説得力に欠けているきらいがあった。
そのため――パチュリーを介して妹紅を説き伏せた今回の方法は、
大成功であったとも言えるだろう。

パチュリー「(何か仲間外れにされてて哀しいわね…。
でも大丈夫。 私は賢者だから。 賢者は常に孤高だから……)」

小悪魔「(パチュリー様。 皆さんの輪に入りたいならそう仰れば良いのに……)」

*妹紅のサイドバック嫌いが解消されました。
*関係、妹紅→(輝夜の犬)→永琳 が消滅しました。
*妹紅の評価値が上がりました。
*慧音の評価値が大きく上がりました。
*パチュリーの評価値がほんの少し上がりました。

143 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/14(月) 23:01:10 ID:/vo7YqS+
そして、三人が笑顔で帰って行ったのを確認した後に…
一羽のコウモリがパチュリーの眼前へと飛んで来た。
パチュリーは小悪魔を呼び、紅茶を二杯分淹れされて、
一つを自分の手元に、もう一つをその向かいに置くと、
コウモリは向かいの席に飛び立ち――。

レミリア「……随分と余裕だな。 
我が紅魔館の誇る頭脳が、その叡智を安売りするのはどうかと思うのだけれど」

そのコウモリは、人間のような外見の、可愛らしい少女の姿を取る。
彼女――レミリア・スカーレットはどうやら、一連の流れを監視していたようだった。

パチュリー「だって、禁じなかったでしょう?
それに――もし私が一切の情報を封印していたら、貴女は私を評価していた?」

レミリア「しなかった。 ――多分、『敗北を恐れるとは、紅魔の者として恥知らずだ』
とか罵ってたと思うわね」

パチュリー「……でしょうね」

レミリアはクスクス笑い、パチュリーはその小さな唇をニヤリと歪ませる。
そうしてレミリアは丁寧な仕草で紅茶を少しだけ飲み…。

レミリア「――それで良い。 我々は『貴族』。 持つ者は、持たざる者に対して、
施しをしなくてはならないもの。 それが義務なのだから、仕方が無い」

レミリアはごく当たり前、と言わんばかりに傲慢な語り口で話す。
しかし、その口調には侮蔑や蔑視は驚くほどに含まれていない。
それが、彼女にとっての常識だったからである。

144 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/14(月) 23:02:17 ID:/vo7YqS+
パチュリー「……そうね。 ―――まあ、あの子達なら、レミィの期待を裏切らない試合を
してくれると思うわ」

レミリア「パチェもそう思う? ――もっとも、咲夜は内心疑わしそうにしてたけど」

パチュリー「あの子は、あの年頃の人間にしては完璧だけど、所詮は人間だしね。
仕方が無いと思うわ。 ―――で、話はそれだけじゃあないんでしょう?」

レミリア「ああ、当然。 …今日は、知識人様にお伺いを建てに来たのよ」

パチュリー「…いつもは全然頼ってくれない癖に。 まあいいわ、話してごらんなさい」

ふてぶてしい態度でレミリアに続きを促すパチュリー。
彼女は、紅魔館付の知識人であると同時にレミリアの第一の友人である。
それ故、見る者全てが震えあがる吸血鬼である当主に対して
対等に物が言える数少ない人物の一人だった。
そのため、レミリアはその態度を全く気にとがめる事も無く、

レミリア「……我がチームの助っ人を、次の試合で起用しようと思うのだけど」

―――気の合う友人に対して、相談内容を打ち明けた。

145 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/14(月) 23:08:29 ID:/vo7YqS+
〜8月2週・練習フェイズ〜
鈴仙「紅魔スカーレットムーンズの試合まで…あと練習は4回! 悔いの無いようにしなくっちゃね!」

現在の能力値
選手   ド  パ  シ   タ  カ   ブ  せ  総   高/低 
鈴仙  48  49  50  47  46  43  47  330  2  2 

所持中のフラグ:パスカット(10/20)、てゐとのコンビプレイ(8/20)、
オフサイドトラップ(9/20)、タックル(10/20)、(浮き玉成長フラグ・空中プレーでの覚醒時に判定で回収)

最大ガッツ:850

ルナティックレッドアイズ(1/4でドリブル+2)
ラビットスターター(1/4でドリブル+2、吹飛2)
マインドシェイカー(シュート+5、1/4で敵GKにバランス崩しペナ(−2))160消費 
マインドブローイング(シュート+7、1/4で敵GKにバランス崩しペナ(−2)、吹飛5)200消費
マインドスターマイン(空シュート+4、1/4で敵GKにバランス崩しペナ(−2))200消費
月人師弟コンビ(パス+2の連続ワンツー、要永琳)60消費
タイガーバニーシンフォニア(パス+2の連続ワンツー、要星)80消費
スキル・狂気の瞳LV3(全判定につき、スート(色)一致時敵能力−2(マーク一致時敵能力−3と選択可))
スキル・心象操作LV1(自分が反則時の判定1段階緩和)

A:基礎能力を上げる(更に分岐)
B:必殺技の練習をする(更に分岐)
C:スタミナをつける(判定で最大ガッツが上がります)
D:コーチングをする(更に分岐)

☆現在一緒に練習できる選手(()内は所持フラグ、数値は所得経験値(10で技習得))☆
無条件で参加…輝夜、妹紅、慧音、てゐ(パス0、パスカット0)、中山(ドリブル0)、佳歩(ドリブル0、タックル0)、
          ウサギB、ウサギC、ウサギD、ウサギE(ドリブル0、成長ボーナス・タックルorせりあいorガッツ)
コーチングの為不参加…永琳(タックル0、ワンツー0、シュート0)、パスカル(成長ボーナス・守備系、特殊スキル0、空シュート0)
(*パスカルは判定で練習可能)

146 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/14(月) 23:09:30 ID:/vo7YqS+
【補足・備考・注意点】

・一緒に練習したい選手がいる場合、選択肢の後にその選手の名前を記してください。
(例:A(一人で基礎能力練習の場合)、B妹紅(妹紅と必殺技練習したい場合))

・【誰かと一緒に練習をする場合】、もう一人の選手の能力値も上昇し、評価値も上がりますが、
 【鈴仙自身の成長効率は下がります】。
(基礎練習では上がりやすさ1段階ダウン、必殺技練習では! dice→! dice/2に)
なお、もう一人の選手の成長効率には影響がありません。

・コーチングは、鈴仙よりも総合能力の低いキャラを二人まで選び、
好きな能力値を上昇させることが出来ます。ですが鈴仙自身の能力自体は上昇させることはできません。
選択肢の後にその選手の名前を記してください。(例:D 佳歩、ウサギB)

・永琳、パスカルの能力値は基本的に上昇させることはできませんが、代わりに名無しウサギなど
能力値の低い仲間の能力をランダムで少し上昇させてくれます。

・「オフェンス解説書」等のアイテムは、使用できる選択があった場合にアナウンスがかかります。
「使いたい人に手渡す必要のある」アイテムは、練習フェイズでは使用できず、自由時間等での会話時に、
 目の前に居るキャラに対してのみ使用できます。                                   

先に3票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
(前のレスとこのレスの間にある選択も有効になります)

*3票決に戻しました。ご注意ください。

147 :森崎名無しさん:2013/10/14(月) 23:11:31 ID:lVZjEdHw
D 輝夜 妹紅

148 :森崎名無しさん:2013/10/14(月) 23:12:24 ID:a7TjCiCE
D 輝夜 妹紅

149 :森崎名無しさん:2013/10/14(月) 23:12:34 ID:gnDy/tPE
D 輝夜、妹紅

150 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/14(月) 23:24:52 ID:/vo7YqS+
D 輝夜 妹紅

鈴仙「(ど――どうしよう。 姫様と、妹紅かぁ……一緒に練習させたらどうなるのかしら……?)」

来月の試合に備えて、輝夜のセーブ力を鍛えたい。その一方で、妹紅の能力ももう少し詰めていきたい。
そうするためには、いつものようにコーチングを行って行くのが最適だと鈴仙は考えたのだが…
輝夜と妹紅とを同時に練習…? そんな難題、果たして自分が出来るのだろうか…?
サイドバックの問題は解決したが、二人が根本的に仲直りした訳ではないのだから、
また喧嘩に巻き込まれて文字通り命を削ることになりかねない。

鈴仙「(い、いや…! でも、@まずは姫様の練習を見てあげる! A次に妹紅の練習を見る!
――なら、なんとか可能かも。 凄く疲れちゃうけど!)」

しかし、それでもやると決めたのだから…と、鈴仙は『別々に二人をコーチングする』という
計画を立てて、まず輝夜の方へと声を掛ける。

鈴仙「姫様…今日、練習しませんか?」

輝夜「…まあ、正直あの吸血鬼に吹き飛ばされるのは死なないとはいえ御免だからね。 やるわ」

そして輝夜の了解を取り次第、次に鈴仙は妹紅の方へと向かい――。

鈴仙「妹紅! ごめん、今日の練習後、少しだけ残ってくれない?
前の試合でも言ってたみたく、一緒に練習したくて」

妹紅「え? 今じゃあ駄目なの?」

鈴仙「う、うん…。 ちょっと、師匠から姫様の練習見てくれって命令されてて…」

妹紅「ふうん…じゃあいいわよ。 待ってるから」

鈴仙「あ、ありがとう妹紅!(こ、これで妹紅が姫様にイチャモン付けに行ったら、私死んでた……!)」

151 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/14(月) 23:28:25 ID:/vo7YqS+
続けて妹紅に練習の了解を得る。
鈴仙は精神の最大ガッツがガリガリと削られて行くのを感じつつも、
二人に対して行う練習を考えて……。

今週重点的に鍛える能力値を選んでください。カッコ内は現在の能力値です。

輝夜の練習は…(括弧内は現在の能力値)

A:セーブ力(46)   上がりにくい
B:せりあい(46)   上がりにくい
C:フィールダー能力(更に分岐)

妹紅の練習は…

A:ドリブル  普通
B:パス    上がりやすい
C:シュート  上がりにくい
D:タックル  上がりにくい
E:パスカット 上がりやすい
F:ブロック  上がりやすい
G:せりあい  上がりにくい

先に3票入った選択肢で進行します。 輝夜と妹紅の練習内容は同時に選択し記入してください。
(例:AA(鈴仙ドリブル、妹紅ドリブル)、CG(鈴仙シュート、妹紅せりあい))

*現在、「オフェンス教則書(攻撃系(ドリブル・パス・シュート)練習時、判定に+! dice/2される。1回まで使用可)」
      ……が使用可能です。
 【使用する時は、選択肢の後に、 『アイテム使用・○○(キャラの名前)』 と書き込んで下さい。】
(例:BC アイテム使用・妹紅 輝夜せりあい、妹紅シュートで、妹紅にアイテムを使用します)
*この投票は【部分一致制】となっております。輝夜/妹紅への投票をそれぞれを独立した物とみなしますのでご注意ください。
(例:@AA、AAB、BBC …といった投票があったとすると、Aの時点で鈴仙のAは確定でBのBは無効、妹紅はABC1票ずつ)

152 :森崎名無しさん:2013/10/14(月) 23:29:28 ID:o+U9abSA
AA

153 :森崎名無しさん:2013/10/14(月) 23:30:05 ID:gnDy/tPE
AA

154 :森崎名無しさん:2013/10/14(月) 23:30:33 ID:lVZjEdHw
AA

155 :森崎名無しさん:2013/10/14(月) 23:31:06 ID:xSNcux9k
AA

156 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/14(月) 23:34:38 ID:/vo7YqS+
AA
→輝夜セーブ力、妹紅ドリブル

鈴仙「(姫様は、レミリアさんのシュート! ……とは言わずとも、
咲夜さんや美鈴さんのシュートを防げるようにはなって頂きたいし、
妹紅は、SBとしては平凡な突破力を鍛えて貰わないと)」

練習の方針を決めた鈴仙は火の車で動き、
至極効率の悪い方法で二人の練習の手助けを行った。

先着2名様で、

★輝夜のセーブ力練習→! card★
★妹紅のドリブル練習→! card★

と書き込んでください。数値・マークで分岐します。

〜輝夜の結果表〜
JOKER→+2&必殺フラグ習得!(フラグがある場合は回収)
7〜13→+1!
1〜6→効果が無かった。

〜妹紅の結果表〜
JOKER→+2&必殺フラグ習得!(フラグがある場合は回収)
13→+2!
2〜12→+1!
1→効果が無かった。

157 :森崎名無しさん:2013/10/14(月) 23:35:02 ID:???
★輝夜のセーブ力練習→ スペードA

158 :森崎名無しさん:2013/10/14(月) 23:35:32 ID:???
★妹紅のドリブル練習→ ハート10



159 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/14(月) 23:42:06 ID:/vo7YqS+
姫様のセーブ力は上がらず、妹紅はなんとかドリブル+1!
…と、いったところで今日の更新はここまでにしようと思います。
>>134
確かにSHっていうと岬君とかも当てはまりますしね…。
SHと言っても中盤に絡んで来るタイプや、滝のようにひたすらサイドアタックで来るタイプも
おりますし、一口に「サイド」と言っても難しかったですね…。

それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。

160 :森崎名無しさん:2013/10/15(火) 00:58:42 ID:???
個人のプレイスタイルからポジションに当てはめてフォーメーションをつくるのか
全体のフォーメーションから個人を置いていくのか。
チームが最大の力を発揮するフォーメーション
それとも敵の戦術に対応するフォーメーション?
狂気の瞳でオカシクナリソウデスネ

161 :森崎名無しさん:2013/10/15(火) 01:34:41 ID:???
レミリアが素直にトップ下やFWになってくれるとありがたいけど、どう出てくるかな。
ブラジルタイプの亜種で攻めて来られると対処しにくい。
今思ったけど、ルナティックスはブラジルタイプと相性いいな。
妄想試合で試してみる価値あるかも。

162 :森崎名無しさん:2013/10/15(火) 18:41:04 ID:???
中山さんのイベント4週目までだけど早めにいったほうがいいかな?

163 :森崎名無しさん:2013/10/15(火) 18:51:04 ID:???
いつ行っても変わらないならそうだね。一回休みみたいなバットイベントあるとしゃれにならんし。
どのくらい時間かかるか分からないけど、偵察と妄想試合、中山さんのイベントでカツカツかな。

164 :森崎名無しさん:2013/10/15(火) 18:56:31 ID:???
中山さんのイベントが一回で終わるとは限らないしね。
戦闘あるのかな?あるなら、武器買ってから行った方がいいかな。

練習については、中山さんと姫様は既に軒並み上がりにくいになっているから、
他の人に回した方が良いかも。
鈴仙のパスカットが、ぎりぎり普通だから、特訓前に上げたいな。
後は、佳歩の悩みを解決してあげるのと、人里で戦術の本を仕入れること、
パスカルの練習くらいかな、思い付くのは。
それ以外では、度々作者様が触れているあまり行かないようなところに行ってみると、
思わぬ発見があるかも? ということだから、始めの頃に瞬殺された無縁塚や、会ってない友人の妖夢に会ったりとかしてみたい。
あんまり行動回数に余裕がないことが問題ですけど。

165 :森崎名無しさん:2013/10/15(火) 20:51:29 ID:???
買い物行くなら先に練習試合して少しでも金を稼いでいたほうがいいんじゃないかな?

166 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/15(火) 21:39:20 ID:yIe2MA1A
こんばんは、今日も更新を始めて行きたいとおもいます。
>>160
そこら辺を考えていくと奥深くて面白いですが、中々難しいですね…。
戦術とかフォーメーションとかの重要度とかの設定付けは、
上手いスレ様が沢山おりますので、参考にしたいと思っています。
>>161
偵察や情報収集や練習試合観戦(あったら)で、大方は分かるようにはしたいと思いますが、
基本スカーレットムーンズは奇策よりも王道で攻めてくるかな……と思います。
(まだ分かりませんので信用しないで下さい(汗))
脳内試合は、そうしたフォーメーションのチェックにも有効ですね。
>>162-164
運が良ければ1回で良い結果を出せますが、運が悪いと何度も無駄足を運ぶ事になるかもです。
結構長めに期間を取っていたのは、それが理由だったりします。
バッドイベントは少し軽めにしようかな…と思います。
貴重な自由行動1回で成果を挙げられなかった、というのはそれ自体が既にバッドイベントですからね。

行きづらい場所には、確かに徒労だったり妖怪にKOされたりと言ったデメリットがありますが、確率は低いです。
(無縁塚は1発KOされましたが、霖之助がアドバイスしたように、道具持ち込みが前提の難易度だったのもあります)
その代わりに、安定した行動を取るよりも数倍のメリットがあります。

行動回数の余裕の無さは…ゲームとしての仕様です。ご了承ください。
(その代わり、どの選択肢を選んでも基本的に何らかのプラスはあるようにはしているつもりです)
ただ、まだ未定ですが大会に入ってからも自由行動は入れて行きたい…と考えています。

>>165
現状でもお金は一杯ありますし、週頭のランダムバッドイベントで不意に失う可能性も
(ごく僅かながら)ありますので、どちらが正解とは言い切り難いですね。
リスクが少ない、リターンが大きいと思う方を選んで頂ければと思います。

167 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/15(火) 21:40:49 ID:yIe2MA1A

★輝夜のセーブ力練習→ スペードA ★
→効果が無かった。
★妹紅のドリブル練習→ ハート10 ★
→ドリブル+1!

鈴仙「じゃあ姫様、行きますよ!」

グワアアアアアアアッ! ――バシュウウウウウウッ!

輝夜「なんの! パンチングよっ!!」

バッ! ――バチイイイッ!

鈴仙の放つシュートを、辛うじてではあるが弾いて見せる輝夜。
既に下手な必殺技並みの威力を持つそれを、永琳抜きで対等以上な勝負に持って行けた輝夜は、
既に三流を脱し、二流クラスまでに達していたと評価するに値するほどだが――。

輝夜「ふぅ…良い汗かいたわ……。
イナバの全力シュートも楽々セーブ出来るようになったし。 今日の練習はこれでおっけーね!」

鈴仙「まだ一発しかシュートを撃ってません、姫様……。
ついでに言うと、さっきのは半分肩慣らしの普通のシュートです……」

輝夜「えっ…? マジで?」

鈴仙「マジです(素で驚かないで下さい、姫様……)」

168 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/15(火) 21:41:49 ID:yIe2MA1A
好奇心旺盛な半面、非常に飽きっぽい輝夜はそれで満足してしまったのか、
そこからの上達が思うように進まない。
鈴仙はやきもきした気持ちで練習を終えるが――次は妹紅の用事がある。
早々に部屋へと戻った輝夜を尻目に鈴仙はフィールドの入り口で待っていた妹紅に声を掛け、
今度は妹紅にドリブルの基礎を教える。

妹紅「よっ…ほっ……!」

妹紅はこれまでの感性頼りのドリブルに上乗せするイメージで、
鈴仙の教える教科書的なドリブルをマスターしていく。
元々感性だけでも下手な選手並みのドリブル力を持っていた妹紅はみるみる上達し。

鈴仙「うん…! 良いと思うわ、妹紅!」

妹紅「いやぁ、今まで感情に任せるままやってたけど。 こうして見ると、ドリブルも意外と奥が深いのね」

流石に即戦力…とまでは行かずとも、そこそこの突破力を発揮してくれる妹紅。
これならば、タックルの苦手な選手が相手ならば、充分勝負になるだろうと言う水準にまで達したのだった。

*妹紅のドリブルが+1されました。

169 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/15(火) 21:45:00 ID:yIe2MA1A
〜8月3週 ランダムイベントフェイズ〜

鈴仙「お盆も過ぎ…たけどまだまだあっついわねぇ…。 『暑さ寒さも彼岸まで』って、どういう意味だったかしら…?」

170 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/15(火) 21:48:53 ID:yIe2MA1A
鈴仙がずりずりと永遠亭の廊下を歩く。するとそこには…
先着1名様で、

★ランダムイベント→! card★

と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マーク・数値で分岐します。

カードの数値が……

ダイヤ・ハート・スペードで…

K→来客だ!(さらに分岐)
Q→姫様が何か話があるようだ!
J→師匠から話があるようだ!
10→てゐが相談だって!何だろう!?
9→中山さんと会話した!その内容は…
8→慧音さんが訪ねてきた!
7→来客だ!(さらに分岐)
6→パスカルと雑談した!
5→ウサギ達がやってきたぞ!!
4→妹紅に会って普通にオシャベリした。
3→来客だ!(さらに分岐)
2→ゆ〜っくり過ごせた!最大ガッツUP!
1→来客だ!(さらに分岐)
JOKER→綿月姉妹が遊びに来た…?

クラブで…

クラブ8〜K→薬売りのお仕事だ!
クラブ2〜6→バッドイベント発生!(さらに分岐)
クラブA→露鈴兎・本後宇院・イナバ(全裸)「ヒャッホー!!」
*クラブ4・9・Kの場合、イベント後さらに中里による覗きイベントが発生します。

171 :森崎名無しさん:2013/10/15(火) 21:49:15 ID:???
★ランダムイベント→ クラブK

172 :森崎名無しさん:2013/10/15(火) 22:02:48 ID:???
妹紅の評価値って上がらないのかな?

173 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/15(火) 22:19:45 ID:yIe2MA1A
★ランダムイベント→ クラブK ★
クラブ8〜K→薬売りのお仕事だ!

永琳「イナバ、ちょっと話が」

鈴仙は廊下の曲がり角にて永琳に呼びとめられ、研究室へと入れられる。
その時の永琳の表情は怒っているようにも、呆れているようにも見えない。

鈴仙「(何かシリアスな表情ね…。 何か問題でも起きたのかしら?)
――あの、師匠? 何か異変でも起きたのでしょうか?」

その様子を察知した鈴仙は、研究室内にて永琳に呼びかける。
永琳は一瞬強張っていたが、そのすぐ後にふう、と軽くため息を吐き、

永琳「そう言われれば、そうかもね。 …ほら、御覧なさいウドンゲ」

永琳は鈴仙に、壁に掛かっている一つのグラフを見るよう指示する。

鈴仙「? 何か新しい実験のデータでしょうか……?」

そのグラフは、単純な棒グラフであるようで、10本くらいの直線が引かれている。
そのそれぞれが、若干の大小による差異はあるものの並立している中…

鈴仙「――あっ! 師匠。 この一本だけ異常に値が低い線が問題なんですね!」

鈴仙はその中に一本、惨めに地を這う直線を見つけ、永琳に問いかける。
永琳が静かに頷いたのを見て、鈴仙は。

鈴仙「(きっとこれは何かの計測結果で、この内の1本のサンプルに突然変異が起きて――。
って感じね。 そして私が今までに培った薬学の知識を駆使して、師匠のお役に立つ、と! くぅぅ…。 私、評価されてるよぉ……)」

と、都合の良い展開を妄想するが―――。

174 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/15(火) 22:20:50 ID:yIe2MA1A
永琳「――ウドンゲ。 その異常に値が低い線…の下に書いてある単語を読み上げてみなさい。
ついでに、グラフのタイトルも」

永琳はそんな鈴仙を窘めるように冷たく言い放つ。
そんな師匠の態度に水を差された鈴仙は、少しだけむくれるも――。
グラフ下の単語とタイトルを読み上げた後、氷水をぶっかけられたように表情を蒼ざめさせる。

鈴仙「第XX期上半期、営業実績……そんで、この異常に低い線には…私の名前。
これは、師匠、つまり―――」

永琳「――つまり。 営業実績に対して大いに足を引っ張っているアンタに、喝を入れに来たのよ」

鈴仙「そ、そんなぁ〜〜〜!!」

永琳「今日売れなかったら……お仕置きするから。 
それが嫌なら、せめてノルマ以上は売ってくる事ね。 ウチだってボランティアじゃないのよ」

鈴仙「(あ、あれ……? ウチって確か『よく聞く薬を安値で販売して、人里の人間に非常に重宝されている』
――的な受け売りだったような……?)」

永琳「はいそこ! 考えているヒマがあるなら身体を動かす!」

鈴仙「す、すみませ〜ん!?」

175 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/15(火) 22:21:51 ID:yIe2MA1A
――と、まるでサラリーマンのような格好で鈴仙は人里へと飛ぶ。
果たして、企業戦士鈴仙に明日はあるのだろうか…?

先着2名様で、

★鈴仙の交渉力→5 + (! card)=★
★お客さんの財布の堅さ→(! dice) + (! card)=★

と書き込んでください。
【鈴仙の交渉力】−【お客さんの財布の堅さ】×100円が、鈴仙の歩合給になります。
(ただし、最大は1500円、最小は0円となります。固定給は500円です)
*鈴仙のカードのマークがJOKERの時、歩合給が2000円固定となり、鈴仙の交渉力が+1されます。

176 :森崎名無しさん:2013/10/15(火) 22:22:24 ID:???
★鈴仙の交渉力→5 + ( スペードA )=★

177 :森崎名無しさん:2013/10/15(火) 22:23:31 ID:???
★お客さんの財布の堅さ→( 1 ) + ( クラブA )=★
哀れすぎるて言葉もない

178 :森崎名無しさん:2013/10/15(火) 22:24:14 ID:???
これ多分お客さんが同情してくれただけだよね

179 :森崎名無しさん:2013/10/15(火) 22:25:31 ID:???
クラブAだし、同情以外の何者でもないな。
うどんちゃんあわれやでぇ…(笑)

180 :森崎名無しさん:2013/10/15(火) 22:38:13 ID:???
これは無駄に凄い確立だな 1000分の1未満じゃないのか

181 :森崎名無しさん:2013/10/15(火) 22:40:45 ID:???
1014分の1の確率?
逆に人里で薬が必要な事態になっている可能性も……

182 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/15(火) 23:22:04 ID:yIe2MA1A
★鈴仙の交渉力→5 + ( スペードA )=6★
★お客さんの財布の堅さ→( 1 ) + ( クラブA )=2★

ウサギB「おじいちゃん、大丈夫ですか?」
                                                       鈴仙「…………」
老人「ああ…いつも済まないね、ウサギBちゃん」

ウサギB「これ…いつものお薬です」
                                                       鈴仙「…………」
老人「おお…。 ? ――これは?」

ウサギB「今日はおじいちゃんのお誕生日だって、前に話してくれました。
だからこれはサービスです!(ニコッ)」

老人「ううっ……ありがとよぉ…ウサギBちゃん。 こんなじじいに優しくしてくれて……!
そうじゃ! そうなら儂もお返しじゃ。 この滋養薬、もう一本おくれ。
隣のばあさんにも宣伝しといてやるぞ」
                                                       鈴仙「…………!」
ウサギB「ええっ! い、良いんですか…! ありがとうございます!」

タッタッタッ……

鈴仙「…………」

鈴仙はまず、少しでも営業のノウハウを得るべく、
ウサギ達の中でもトップの業績を誇るウサギBを付け回し、その営業方法をこっそり観察する手段に出る。
そこで、彼女の得意客である老人との会話をジト目で観察していた鈴仙は。


鈴仙「(人間かよ……! それでも……!)」(*人間じゃありません)

183 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/15(火) 23:23:05 ID:yIe2MA1A
―――と、彼女の営業スキルの高さと、そのさりげない気配りの上手さに一種の絶望感を覚える。

鈴仙「(だって無理でしょう…! お誕生日覚えるとか……! 守矢の祟り神様か、あんたはっ……!
そしてプレゼント……? 何それ……? びっくり箱……?)」

しかし、ウサギBの高いスキルを妬む一方で。
――思えば、自分の行う薬売りには『コミュニケーション』が無かったと感じる鈴仙。
元々人見知りで、薬を売る際にも最低限度の会話しかしてこなかった鈴仙。

鈴仙「(駄目なのよ、鈴仙…! やっぱり、世の中コミュニケーションが出来る奴が勝つのよ!
私も気配り出来なくちゃいけないのよ!!)」

そうして、鈴仙はほんのちょっぴりの気配りを魅せて、出来る女アピールをする事を決意する。
それが最終的には大勝利に繋がると信じて……。

――しかし、現実は厳しい。

鈴仙「あっ、お兄さん! 疲れてるでしょ! ビールどうぞっ!(ニコッ)」

若者「何で大工が昼から酒を飲まなきゃいけないんだよ!」


鈴仙「お爺さん! 荷物お持ちします!」ダッ!

老人「ああ、いや別に――」

鈴仙「大丈夫、お安いご用です! (ゴツン)……って、みぎゃあああ!!」

ゴロゴロゴロ! バリーン!

老人「あああ、ばあさんの形見の壺がぁ……!?」

184 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/15(火) 23:24:31 ID:yIe2MA1A
―――と、行った感じで失敗ばかり。
そしてそのまま……鈴仙の気配りは空回りする一方で、時間は刻一刻と過ぎて行く。
気づけば、もうすぐ日も暮れてしまいそうな時間となり……

鈴仙「……はあ、今日もダメだったよぉ。 私は営業向いてないのかなぁ……?」

鈴仙はトボトボと、人里から竹林へ向かう道を進んで行く。
きっと帰ったら永琳にお仕置きされるだろうなぁ……と思うと足が思うように進まないが、
でも帰らないとそれはそれで門限破ったら怖いし……。

と、そんな感じで歩いていた鈴仙に、救いの手を差し伸べる存在が一人。
それは―――?

先着1名様で、

★あんまりな結果だったので、ささやかなボーナス→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

ダイヤ→パスカル「…何やってるんだ、レイセン?」
ハート→ミスティア「あれ? お〜い、ウサギさ〜ん♪」響子「ウサギさ〜ん♪」
スペード→沢田「…………」(仲間を見る目)
クラブ→鈴仙のファンの篤志家さんが、憐れんで薬を買ってくれた!
クラブA→謎の向日葵仮面「か、勘違いしないでよねっ!? アンタがそんなつまらない事で野たれ死にされたら、
                  私の立場が無いからってだけだからねっ!?」
JOKER→露鈴兎(全裸)「全裸になれるおくすりください」

185 :森崎名無しさん:2013/10/15(火) 23:24:53 ID:???
★あんまりな結果だったので、ささやかなボーナス→ クラブ7

186 :森崎名無しさん:2013/10/15(火) 23:41:08 ID:???
全裸になるのにおくすりが要るのか…

187 :森崎名無しさん:2013/10/15(火) 23:45:28 ID:???
永琳「ウドンゲ、LESSON4よ。"敬意を払え"」

188 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/15(火) 23:47:53 ID:yIe2MA1A
★あんまりな結果だったので、ささやかなボーナス→ クラブ7 ★
クラブ→鈴仙のファンの篤志家さんが、憐れんで薬を買ってくれた!

???「あっ! うどんちゃんですよね! おーい、うどんちゃーん!」

鈴仙「(うどんちゃんってあんまし呼ばれたくないのに……、 きっと新手のイジメね……)」

鈴仙の背後から聞こえる、透き通った印象のある女性の声。
その声に鈴仙は若干の効き覚えがあったが、どうせ勘違いと無視を決め込んでいた所…

鈴仙のファン「――うどんちゃん! 無視しないでくださいっ! 私、貴女のファンなんです!
ホラ、いつも試合で『うどんちゃん』って言ってる」

その女性は鈴仙の元へと駆け寄り、明るく元気に声を掛ける。
どうやらファンであるのは嘘では無いらしく、手荷物にはルナティックスのロゴの入った
お手製の鞄があったり、鈴仙の兎耳をあしらった可愛らしいストラップがあったりした。
それに加えて、鈴仙を最初期から応援してくれている……という事実にも
心当たりがあったため、鈴仙は少しだけその警戒を解く。

鈴仙「――そう言えば、私がダメダメな時でもずっと「うどんちゃん!」
…って応援してくれる人が居たような。 …貴女だったのね」

鈴仙のファン「ええ、ええ! そうですよ、うどんちゃん!
ルナティックスの試合は、結成以降ずっと見に行ってますから!!」

鈴仙「えっ、そうなんだ…! ありがたいなぁ…!」

鈴仙のファン「大丈夫ですよ、うどんちゃんっていつも応援してあげたくなるオーラ発してるし。
――そして今も発しているようでしたけど…。 大丈夫ですか?」

鈴仙「あ、うん。 実は……」

189 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/15(火) 23:50:18 ID:yIe2MA1A
何となく打ち解けた気持ちになった鈴仙は、思い切ってこの女性に
今日の一連の流れを打ち明ける事にした。
永琳に薬をノルマ以上売るよう命令された事、だけどダメダメだった事、
自分の後輩ウサギ達の方が自分よりも何倍も上手く商売していた事など…。
その全てを鈴仙のファンは親身になって聞いてくれた。

そして……彼女はなんと、鈴仙にとって思いもかけない提案をしてくれる。

鈴仙のファン「ふうん、そうなんだ…。 ――じゃあうどんちゃん、私がお薬買ってあげるね!」

鈴仙「え…ええっ!? でも……!」

鈴仙のファン「いつもうどんちゃんに励まされてるし、これはお礼よ。
だから、もしも申し訳ないって思うんだったら、次の試合でも、絶対活躍してね!」

鈴仙のファンは何と、鈴仙の為にノルマ、いや――それ以上に大量の薬を購入してくれた。
後で彼女は、人里でもそこそこ名の通った名家の娘らしく、
裕福な生活をしているから大丈夫だ、と釈明してくれたが……それでも、鈴仙は非常に嬉しく思う。
こうして、自分の為に私財を投げ打ってくれる人物が存在する事に。

鈴仙「(ううっ…! やっぱり、見てくれる人は見てくれるのね……! 今まで生きてて良かった…!)」

そして鈴仙は……何とか笑顔で永遠亭に戻る事が出来た。
目標以上の売り上げを見せた事で、永琳の機嫌も元通りになり一件落着。

鈴仙「(今度、お礼しに行きたいなぁ…。 あの子、どこの家の子なんだろ?)」

そして鈴仙は、ファンという存在のありがたみに改めて触れる良い機会を得て、
終始ほっこりとした表情をキープしていた。

*所持金が増えました。10710→11610
*鈴仙がファンの女の子と仲良くなりました。彼女がこれから物語に絡むかは未定です。

190 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/15(火) 23:53:08 ID:yIe2MA1A
〜8月3週・自由行動フェイズ@〜
鈴仙「昨日は、つくづくファンのありがたみに救われたわね…! ――よし、次の試合も頑張りましょう!
……で、今日は何をしようかしら? 色々としたい事は山積みだけど…」

現在の能力値
選手   ド  パ  シ   タ  カ   ブ  せ  総   高/低 
鈴仙  48  49  50  47  46  43  47  330  2  2 

最大ガッツ:860
現在のおこづかい:11610
永琳印象値:31
人気:33
狂気度:22
所持アイテム:伝説の眼鏡(使用するとセーブ力+1、使いたい人に手渡す必要アリ)、焼き芋無料券(妖怪の山焼き芋屋で使用可)、
オフェンス解説書(攻撃系(ドリブル・パス・シュート)練習時、判定に+! dice/2される。1回まで使用可)
シズハのしるし(秋限定で各練習時、判定に+! dice/2される。 1回まで使用可)

A:永遠亭に居る(さらに分岐)
  主に永遠亭に居るチームメイトと交流をします。
  評価値を上げたり特別なイベントを起こしたりできます。
B:外出する(さらに分岐)
  買い物をしたり、永遠亭に居ないチームメイトや、
  その他の幻想郷の住人と交流できるチャンスがあります。
C:気晴らしに玉兎通信でもしてみる。(さらに判定)
  ランダムで、色々な情報が入ります。運が良ければ必殺技フラグも入手できるかも…
D:狂気度を使用する(さらに分岐)
  貯めた狂気度をスキルなどに替えることができます。この行動では時間が経過しません。
×:アイテムを使用する
  所持しているアイテムを使用します。この行動では時間が経過しません。(現在ここで使用可のアイテム:無し)

先に3票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

191 :森崎名無しさん:2013/10/15(火) 23:54:52 ID:jzHoghGQ
A

192 :森崎名無しさん:2013/10/15(火) 23:55:02 ID:???
応援してくれる人がいるのは嬉しい事なんだけど、なんか鈴仙がダメにしてくれそうな人来ちゃった…
佳歩ライバルでいいやぁ

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