キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【合宿終了】ライ滝第三十三話【新章開幕】
508 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2015/02/21(土) 23:32:56 ID:???
A:滝「どうしてギリアムさんは世界が滅びるって確信を持っているんですか?」
滝「しかし、色々と分からない事だらけなのにギリアムさんはなんで世界が滅びるって確信を持っているんですか?
しかも願いの内容までしっかり把握してますし」
世界を改変した人物もデッドコピー品の詳細も知らないのに何故ギリアムはここまで確信を持って世界が滅亡すると断言しているのか。
滝が疑問を抱くのも当然だろう。
これに対してのギリアムの答えは、またしても滝の予想の範疇外の物であった。
ギリアム「……信じ難いだろうが、俺には予知能力がある。
最も、突然脳内にビジョンが浮かび上がる上に狙って予知をする事も出来ない不安定な物だがな。
そして約一年前、俺の脳内に様々なビジョンが浮かんだ。
ブラジルのマラカナンスタジアム、優勝カップを掲げる森崎有三と大空翼、空に浮かび上がる黒い球体。
『願いの通り森崎と大空率いる全日本は優勝した。代償として世界を終わらせよう』という言葉。
そして全てが黒に飲み込まれた世界。
――余りにも鮮明かつ詳細なビジョンだった。俺は確信したよ。このままでは間違いなくこの予言は当たる。
そして何としてでもこの未来を阻止し、滅亡の道を辿ろうとしているこの世界の運命を破壊しなければと。
それこそが俺が今この世界にいる理由なのだとな」
滝「……」
先程片桐のいった通り、ギリアムの言葉は常人であれば正気を疑う物であった。
そして世界の滅亡という未来は、全てギリアムの予知の産物。
ギリアムの言葉を与太話だと一蹴してしまえば、向こうには反論する手立てはない。余りにも胡散臭すぎる話である。
ギリアム「さっきも言ったが、信じ難い話だと思う。俺の正気を疑うのも無理はない。
だがもし信じてくれるというのであれば、俺達に力を貸してほしい。頼む」
その事はギリアムも重々承知しているのだろう。彼は深々と頭を下げて滝に協力を求めてきた。
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0ch BBS 2007-01-24