キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【楽園の未来】鈴仙奮闘記31【映す試合】

1 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/26(水) 00:17:11 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで師匠を超えるために努力する物語です。
他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆
【影の役者】鈴仙奮闘記30【天才の相棒】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1435582878/
☆過去ログ・攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html

☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠、八意永琳に並ぶ選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。

全幻想郷代表選抜大会で活躍し、代表メンバーの一員となる事を夢見てきた鈴仙はある日、
自身が『プロジェクト・カウンターハクレイ』のキャプテン候補に選ばれている事を知る。
それは霊夢や紫達幻想郷に敵対し、以て幻想郷の価値観を覆すという壮大な計画。
更に鈴仙は、全幻想郷代表の下部組織、『リアル・幻想・セブン』の一員として、
乱心した八雲紫と幻想郷を救って欲しいと紫の式・八雲藍から懇願された。

結論を出せず思い悩む鈴仙の心の隙を突く悪しき者も居た。
幻想郷の人心を把握し暗躍する豊聡耳神子とその一派は、ありとあらゆる手段で鈴仙を苦しめる。
幸いにも鈴仙は仲間を信じる事で、彼女達による魔の手を乗り切り準決勝を突破したが、
紫の弱みに付け込み責任を逃れた神子達は未だ潜伏を続け、『ハイパーカンピオーネ』計画の成就を狙う。

そんな中、準決勝第二試合。紅魔スカーレットムーンズ対博麗連合2015の対戦が幕を開けた。
総合力と大技で押し切り、前半で2点のリードを奪った博麗連合は一見順風満帆。
しかしその影で、キャプテンの霊夢は大きな挫折と劣等感に苦しむ親友・霧雨魔理沙との距離感に悩んでいた。
一方、紅魔スカーレットムーンズは点差を前にしてもますます結束を強め、後半戦でも好プレーを見せる。
――が。体力の消耗を悟った風なパチュリーは、仲間のパスを突然カットして……?

2 :森崎名無しさん:2015/08/26(水) 00:19:17 ID:???
現在の能力値
選手   ド  パ  シ   タ  カ   ブ  せ  総   高/低 
鈴仙  52  51  53  50  49  45  51  351  2  3 
所持中のフラグ:シュート(10/20)、タックル(10/20)、スルー(15/20)、
オフサイドトラップ(18/20)、フェアプレイ精神(17/20)

最大ガッツ:970

ルナティックブラスト(1/4でドリブル+4)
ラビットスターター(1/4でドリブル+2、吹飛2)
マインドシェイカー(シュート+5、1/4で敵GKにバランス崩しペナ(−2))160消費 
マインドブローイング(シュート+7、1/4で敵GKにバランス崩しペナ(−2)、吹飛5)200消費
マインドスターマイン(空シュート+4、1/4で敵GKにバランス崩しペナ(−2))200消費
マインドエクスプロージョン(シュート+9、1/4で敵GKにバランス崩しペナ(−2)、吹飛2、常時使用不可)250消費
インビジブルデューパー(シュート+12、要てゐ(※)、1/4で失敗)250×2消費
真実の友情(シュート+14、要佳歩、てゐ(※)、ポスト・枠外無効)250×3消費
 ※発動の起点はてゐ。発動には(佳歩と)てゐと鈴仙がゴール前まで上がっている事が必要。
リフレクトバレット(低シュート+6、要パスカル、200×2消費)
月人師弟コンビ(パス+2の連続ワンツー、要永琳)60消費
タイガーバニーシンフォニア(パス+2の連続ワンツー、要星)80消費
アイドリングウェーブ(1/4でタックル+2)
アキュラースペクトル(1/4でパスカット+2)
スキル・狂気の瞳LV3(全判定につき、スート一致時で敵能力−2)
スキル・心象操作LV1(自分が反則時の判定1段階緩和)
スキル・足が速い(細かい判定で有利になるかも?)

現在のおこづかい:1770
永琳印象値:53
人気:86
狂気度:28

3 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/26(水) 00:21:26 ID:???
所持アイテム:
焼き芋無料券(妖怪の山焼き芋屋で使用可)
コーヒー無料券(人里の喫茶・ミラクルフルーツで使用可)
ファルコンスパイク(1試合の間、シュートがポストにならない。枠外は発生する)
ふわたり手形(無くなるまで、バイト類での給料が0に)
ボロボロのボール(各練習時、判定に-! diceされるが…?)現在LV4
愛のハチマキ(持っているだけで、全員に対する評価値の上昇幅が少しアップ、輝夜に渡すと、輝夜の評価値が大幅アップ)
案外大したことない世界の理(戦闘時に使用すると敵のカード・ダイス値を1/2)
耐熱イヤリング(持っているだけで、灼熱地獄跡の熱気ペナを完全無効化、イベントでのガッツ消費量軽減)

4 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/26(水) 00:22:32 ID:???
☆サッカーのルールについて☆

@カードの強弱及びJOKERの扱い
カードの強弱は、基本的には、ダイヤ>ハート>スペード>クラブとします。
試合中の判定ではダイスの数値が能力値に加算され、
カードはマーク毎の必殺技発動判定などに使われます。
『JOKERが出た場合はダイスの数値を無視して、マークはダイヤ、数値は15として扱います』。

A試合中の覚醒について
鈴仙を含む味方選手、名無しの敵選手は、判定のダイスで11以上を出す度に、
その行動に応じたフラグを獲得します。

さらに、もう一回同じ行動で11以上を出すと、フラグを回収、
行動に応じたスキルや必殺技を習得して覚醒し、該当能力が+1されます。
(注意:プレイヤーキャラである鈴仙含めた一部キャラクターのみ、フラグ回収時の能力アップはありません)

カードでJOKERが出た場合は、ダイスの数値を『15』に変えられ、
更に一発でその行動に応じたスキルや必殺技を習得でき、該当能力が+1されます。
(注意:プレイヤーキャラである鈴仙含めた一部キャラクターのみ、JOKERでの能力アップはありません)

ただし、この成長が行われるのは攻撃側は≧2以上で勝った場合のみ、
守備側は最低でも こぼれ玉に出来た場合のみです。そうでない場合は成長しません。

また、名無しの味方・敵選手は覚醒を2回することで名有り選手に昇格し、更にボーナスを得る事ができます。

例外として、JOKERで負けた場合または名無し選手が負けた場合、該当能力のフラグ習得までは認めることとします。
ですが、フラグ回収にはJOKERでも通常と同じように、判定で勝つ必要があります。

Bガッツの自然回復とペナルティについて
試合中5分経過する毎に20回復し、ハーフタイム時に150回復します。
300以下になると全ての行動に(−1)のペナルティがかかります。
200以下で(−2)、100以下で(−3)、0以下で(−5)と、ペナルティは激しくなっていきます。

5 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/26(水) 00:23:45 ID:???
Cフリーキック補正
フリーキック、もしくはフリーキック同様のノーマークでゆっくり狙いを定めて蹴れる状況では
キッカーのシュート力とパス力に+2されます。

D人数補正
守備側の選手たちは判定に参加した人数に応じてプラスの補正を受け有利になります。
具体的には2人か3人で+1、4人〜6人で+2、7人以上で+3です。
キーパーのセービングのみ例外でDFが何人居ても補正はつきません(飛び出しならつきます)。

Eマークについて
このスレでは、マークの効果を「タックル判定の増加」としてのみ扱います。
特定のスキルが無い限り、マークによって補正・ペナルティを受けることはありません。

Fスルーについて
シュートを撃つと見せかけてボールに触れない行動です。素のシュート力に+3した状態で
判定が行われ、成功するとキーパーにバランス崩しペナ(−2)をつけることができます。
バランス崩しペナがついている時にもう一度スルーをすると、転倒ペナ(−4)をつけることができます。
ただし、成功してもボールが敵選手に渡ったりフィールドの外に出てしまう事もあります。

Gポストプレイについて
このスレのポストプレイは、敵PA内で行われる、浮き玉のパス全般を指すこととします。
数値は、【(競り合いの数値+パスの数値)÷2+浮き玉補正】(端数切り上げ)とします。
ポストプレイが成功すると、パスの受け手である味方は補正が付くなど、有利な状況でシュートができます。

H反則について
基本的には、接触プレイ時に攻撃側と守備側両方が判定時にクラブを引いた時に反則が発生します。
この時反則を犯すのはカードの数値が低かった方です(同数の場合は守備側になります)。
反則は、止めない方が反則を受けた側にとって有利な場合などは、流されることもあります。

6 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/26(水) 00:24:56 ID:???
Iコンディション別の各状況に置けるケガ発生率

ケガの深度 非接触 接触 反則受 シュート 接触 反則受
                       吹飛  吹飛  吹飛
万全の状態  無   無   中    小    中   大
なおりかけ    無   小   中    中    中   大
軽傷治療済  小   中   中    中    大   大
軽傷未治療  中   中   大    大    大   危
重症治療済  中   大   大    大    危   必
重症未治療  大   危   必    必    必   必
プレイ不能   必   必   必    必    必   必

無=怪我は発生しない 小=クラブの4か9か13
中=クラブの偶数     大=クラブ
危=クラブかスペード  必=必ずケガをする

(*本スレと同様になります)

7 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/26(水) 00:26:17 ID:???
Jシュート時ポストに当たったり枠外に行く確率
シューターとキーパーのカードの数字の和が14の場合シュートはゴールポストに当たり、
更にカードのマークまで一致した場合は枠外になります。
また、これは一対一においても適用されます(ドリブル時は適用外)。しかし、ゴールが空っぽの時はポスト・枠外はありません。
ただし、ツインシュート等の場合はシューター同士のマークが一致でポスト、数字も一致で枠外となります。
キーパーとの和が14になってもシューター同士のマークが違えばポストに当たりません。

KPKについて
PKでは、シューターとキーパーのマークが一致時のみ、
キーパーにセービングのチャンスが与えられることとします。
ポスト・枠外判定については通常のシュートと同様となります。

Lブロック失敗時のシュート威力減少
ブロック時・クリア時にシュートをブロック(クリア)しきれなかった場合でも、
シュート力−ブロック(クリア)力=2〜4だった場合は
シュートの威力が−1されます。この効果は重複されます。

M判定の順番について
このスレでは、『地上における守備判定は上から優先、空中戦における判定は同時に判定をする』こととします。
(ワンツーやツインシュート等攻撃判定は最大値を採用します)
上から優先の場合、二番目以降の判定の結果の方が一番目の結果よりも良い結果であったとしても、
一番目の判定結果が優先されます。
その場合、二番目以降の判定は行われないため二番目以降のキャラのガッツ消費等はありません。
同時に判定をする場合、順番に関わらず最大値を出したキャラの判定を有効とします。

N未記載事項について
その他未記載事項は、原則として本スレに準拠することとします。
また、それだけでは対処しきれない場合が生じた場合には、他の外伝スレや慣例、参加者様のご意見などを
参考としながら、スレ主が決定することとします。

8 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/26(水) 00:29:12 ID:???
【登場人物紹介】
鈴仙・優曇華院・イナバ
所属:永遠亭ルナティックス
配置:FW、特にCFW、OMFもできる
特徴:狂気の瞳による錯乱能力、ストライカーとして高い能力、豊富で強力なコンビプレイ
性格:気弱で単純だが、ひたむきな性格? 参加者の皆さま次第。
概要:永遠亭ルナティックスのFWであり、天才八意永琳の弟子兼相方。
   しかしその実力は永琳と比べ大きく劣る。しかし、奮起による特訓の成果、
   必殺シュートを習得し、なかなかのストライカーとなった。
   てゐとの特訓の成果、幻想郷でも最強クラスのシュートを放てるように。
   仲間を心から信じる事で、佳歩、てゐとの最強シュート・『真実の友情』を編み出した。

八意 永琳
所属:永遠亭ルナティックス
配置:CMFだが、正直どこでもできる(GKも)
特徴:桁外れの基礎能力、豊富な必殺技、常に冴えわたる思考力、強靭なスタミナ、天才
性格:基本的には温厚で面倒見がいいが、時折冷酷な一面も垣間見える。輝夜を溺愛している
概要:永遠亭ルナティックスの司令塔であり、鈴仙の師匠兼相方。
   しかしその実力は鈴仙とは比べ物にならず、幻想郷でも指折りの実力者。
   輝夜の気分に応えてサッカーをしているため、サッカーそのものへのやる気は薄い。でも強い。
   鈴仙に対しては、不器用ながらも愛情を向けている事が分かった。

因幡 佳歩
所属:永遠亭ルナティックス
配置:SMF、FW
特徴:頭脳的で直情的で華麗なドリブル、強力なミドルシュートと一対一シュート、守備は軽い
性格:思い込みが激しく考え込みやすい。鈴仙の事を尊敬し心から慕っている。
概要:ルナティックスにて、鈴仙の片割れとなる2トップのFWの一人だったが、
   パスカルの入団によりFWを追いやられる。FWを志望しパスカルを若干ライバル視していたが、
   その後もたゆまぬ努力によりとうとう覚醒。一流クラスの突破力と決定力を得る。
   鈴仙への信望が人一倍熱く、その想いが鈴仙に信じる力を与えた。

9 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/26(水) 00:30:26 ID:???
因幡 てゐ
所属:永遠亭ルナティックス
配置:SMF、MF
特徴:軽やかな身のこなし、奇想天外な軌道を描くパス、相手を出し抜くプレイは一流、本気を出すと強い
性格:計算高く悪だくみやイタズラが大好き。しかしなんだかんだで情にも流されやすい…?
概要:ルナティックスのMF。日常ではよく鈴仙をからかっているが、心のそこでは仲間として
   常に彼女のことを思いやっているウサ。今大会最強の、鈴仙とのコンビシュートのキーパーソン。
   ウサギ達はみなてゐのことを慕っている。永遠亭の外との交流も意外と深いらしい。

藤原 妹紅
所属:人里FC→永遠亭ルナティックス
配置:CMF、ボランチ、SB、FW?
特徴:特殊なタックル技、堅牢な高いクリア、キープ力もそこそこ、爆発的で変幻自在な不滅のシュート
性格:どこかすれた所もあるが、基本お人よしでどちらかというと熱い性格。でも輝夜は大嫌い,、KY疑惑?
概要:慧音とともにチーム乗っ取りを目指しルナティックスに練習試合を仕掛けたが敗北しこちらの軍門に下った。
   当初は輝夜との諍いも多かったが、今となっては妹紅も輝夜と同レベルの戦いを繰り広げるようになり、
   ある意味仲良しこよしにも見える。強烈なクリアでシュートを弾き、輝夜の体力の無さをカバーしている。

上白沢 慧音
所属:人里FC→永遠亭ルナティックス
配置:CB
特徴:高いDF能力、豊富なディフェンス技、器用貧乏?
性格:常に落ち着いた理知的な性格だが、怒ると怖い。
概要:人里FCのキャプテンだったが、妹紅を振り切ることができずルナティックスと試合をし、
   共に永遠亭の軍門に下ることとなった。今は妹紅と輝夜のトラブルが人里に飛び火しないかが心配。
   でも妹紅とは親友。「なかったこと」について突っ込まれるとキレる。
   タックルやブロックにおける成長がようやく実を結びつつあるが、本人はまだまだこれからだと思っている。

10 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/26(水) 00:31:49 ID:???
蓬莱山 輝夜
所属:永遠亭ルナティックス
配置:GK
特徴:一、五流ゴールキーパー、永琳がいて一流ゴールキーパー、とびだしは微妙に上手くて一対一も二流に
性格:我儘で好奇心旺盛な面もあるが、基本面倒くさがり屋。飄々として掴みどころがない面も?
概要:永遠亭ルナティックスのキャプテンにして正GK。でもキャプテンは実質永琳。
   最近の猛特訓(?)の成果で、永琳込みだと幻想郷でも名折りのレベルのGKにまで成長した。
   特にそのセーブ力は、一流にも充分通用しており、並み居る強敵の強力なシュートの殆どを
   (えーりん込みの)実力で防いできた。 一対一が苦手だったが、ゴールを冥王星にブン投げることで克服した。

アラン・パスカル
所属:アルゼンチンJr.ユース→国内クラブチーム→人里FC→永遠亭ルナティックス
配置:FWだが、SHやSBに転向も?
特徴:幻想郷でも高水準の能力、守備やゲームメイクもこなせるFW、こぼれ球の高いフォロー力
性格:礼儀正しく、常識があり、頭の回転も速い。天才へのコンプレックス?
概要:アルゼンチンから偶然幻想郷に迷い込んだ、天才の相棒。
   天才から離れ、そして別の天才と対峙したことで、新たな何かを掴もうとしている。
   ディアスとプレースタイルの似ている来生に興味を持ち、新たな力「オールドタイプ」を得た。
   しかし依然、FWとしての確固たる出番は厳しい。勝負強さに定評があり、
   聖徳ホウリューズ戦ではディアス譲りの『クリップジャンプ』を見せ、流れを変えてみせた。

中山 政男
所属:大友中学→永遠亭ルナティックス
配置:MF・DF全般
特徴:超高水準の能力、現実的で幻想的な各種必殺技、後天的ファンタジスタ
性格:強いメンタル、異常なまでのストイックさ、そしてサッカーへの情熱
概要:復活し、再び森崎と肩を並べ、強敵達と戦うことを夢見て、自力で幻想郷入りし、
   そして成り行きでルナティックスに入団した。スカーレットムーンズ戦ではその道を切り開く能力を発揮し、
   GK陸を苦しめるも…その後、負傷で退場。鈴仙のフォローもあり、精神的には回復しているが、
   彼は一人チームを離脱。 幻想郷の各地で道場破り的に実力を磨き、ルナティックスに復帰した。

11 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/26(水) 00:33:01 ID:???
因幡 つかさ
所属:永遠亭ルナティックス
配置:CB
特徴:性格とは真逆の根性溢れるブロックにボールキープ、ウサギDへの親愛の情
性格:普段は冷静で理知的な淑女。しかし、守るべき物の前では情熱的で根性に溢れる
概要:ルナティックスの名無しCBとして永らくゴールを守り続けてきたが、
    雑魚妖怪チームとの戦いでとうとう覚醒、名前を得た。
    鈴仙との交流では無く、自身の覚悟により大きく成長を遂げた点が佳歩と大きく異なる。
    ブロックだけなら慧音以上の実力者だが、まだまだ総合力は低いためこれからである。

ウサギ達
永遠亭ルナティックスに所属する、名も無き妖怪兎達。一応性格やポジションに特徴がある。

ウサギB:MF。大人しく真面目だが、意外と情報通で新聞好きなデータマン。本気になると怖い。
      能力が平均して高い。パスフラグ、タックルフラグ、ドリブルフラグ持ち。

ウサギC:DF。マイペースな性格。悪いことはあまり気にしないタイプ? お菓子が好きでドリブルがちょっと得意。
      タックルフラグ持ち。

ウサギD:DF。試合に出るウサギ達の中では一番幼い。ウサギEの妹的存在。 パスカットがちょっと得意。
       つかさとのコンビプレイフラグ持ち。

ウサギK:GK。古武術の腕前を鈴仙に認められてルナティックス入りした。
       しかし、実力の低さと輝夜の退場可能性の低さから出番が少なく、不遇。セービングフラグ持ち。

12 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/26(水) 00:34:27 ID:???
チルノ
妖精大連合のキャプテンを自称する、熱い性格の氷の妖精。
バカであるが、そのド根性と顔面ブロックは本物。

来生 哲兵
妖精大連合の監督らしいが、ドリブル以外殆ど何もやってない。
……しかし、そんなフリーダムな環境が彼の才能を開花させた。

ジノ・ヘルナンデス
八雲紫の陰謀によって、妖精チームに急遽追加された助っ人。
高いセーブ力と冷静な思考力を持つが、妖怪の山FC戦ではPKで1失点を喫した。今は来生と同じく人里の住居に住む。

聖 白蓮
命蓮寺ロータスのキャプテンにして、人里外れの妖怪寺・命蓮寺の住職。
一見物腰穏やかな女性だが、怒ると10円にされるほど怖いらしい。

寅丸 星
命蓮寺ロータスのエースストライカーで、輝夜からハットトリックを奪った。
鈴仙とはヒューガーズとの一件から親交を深めており、先日の試合を通して強い友情を
築きあげた(特訓は失敗したが…)。温厚な性格だが感情的で迂闊。
『プロジェクト・カウンターハクレイ』のメンバー候補として、謎の女性からスカウトを受けていた。

射命丸 文
妖怪の山FCのキャプテンにして名物選手。幻想郷最速を誇るドリブルは兎に角ド派手で
見る者全てを魅了するが……地獄に落ちかけたり案外大した事ないとか言われていた。
そのせいで天狗社会での風当たりが強くなり、追放の罰が与えられようとしている。

反町 一樹
妖怪の山FCのしがないFW。当初は自殺目的で入った森で偶々幻想入りするほどに不幸だったが、
たまたま偶然で秋の神様達とラブラブになり、能力も向上する。しかし、それでもやっぱり地味……。
魔王の力に憧れたりもするが、今の彼は力よりも大事な物を既に持っている。

13 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/26(水) 00:38:47 ID:???
レミリア・スカーレット
紅魔スカーレットムーンズのキャプテンにして、幻想郷最強のFWの一角。
その呼び名に違わず、先の試合でもハットトリックを見せたカリスマ溢れる紅帝。
大会に向けて更なる力を得、名実ともに幻想郷トップクラスのストライカーに君臨する。
豪胆さとカリスマ、それと少しの愛嬌でチームを引っ張る名実ともに「紅帝」。

パチュリー・ノーレッジ
紅魔スカーレットムーンズの参謀兼切り札にして、幻想郷最強のMFを自称する。
……試合では、案外大したことないプレーも見せるが、最後の最後にシュートを決めて帳尻を合わせた(?)
自分を頼ってくれる鈴仙を弟子として可愛がっており、鈴仙も彼女の事を尊敬している。
博麗連合との試合でも、知識と策略でレミリアやチームをサポートしていたが……?

博麗 霊夢
博麗連合のキャプテンであり、幻想郷きってのスーパー・シューティング・プレイヤーと評される。
本人も、最初は練習に乗り気でなかったが、今回のサッカー大会が「異変」に絡んでいると知り、サッカーに触れ始める。
幻想郷の秩序を乱す外敵である中山と鈴仙を、サッカーで討伐するよう紫から指示を受けているが、
彼女にも彼女なりの考えがあるようだ。

霧雨 魔理沙
博麗連合のエースストライカー。FWとしての実力はレミリアに勝るとも劣らないとも評されるが、
その実力は、彼女の不断の隠れた努力に由来している。
新必殺シュート・『ファイナルスパーク』を開発したが、それは彼女の脚をも破壊する失敗作だった。
霊夢と並び立ちたいという想いが強く、それ故現在の状況に大きな焦りと苛立ちを募らせている。

魂魄 妖夢
西行寺亡霊連合のFWで、鈴仙の友人。
かつては鈴仙と同等の実力を持つ中堅FWだったが、現時点では鈴仙に実力を大きく離されており、スランプ中。
鈴仙や幽々子に甘えてしまう弱い自分が嫌いで、強くなるために、豊聡耳神子の計画・『ハイパーカンピオーネ』に加担する。
仲間と共に成長する鈴仙の姿に嫉妬と羨望を覚え、とうとう幻想郷から失踪する。

14 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/26(水) 00:39:58 ID:???
風見 幽香
雑魚妖怪チームのトップ下にして、泣く子も黙る大妖怪。
その正体は謎の向日葵仮面という説もあるが、誰も信じていない。(信じてる、って言ったら大変な事になるから)
自然を好み、浮き世もまた自然たるべきという哲学がある。謎の向日葵仮面要素はありません。

レティ・ホワイトロック
雑魚妖怪チームのCBにして、温かみある雪女。
現在は太陽の畑にある幽香の私邸に居候して家事手伝いをしており、その性格から子どもの妖怪に慕われている。
自分と同じような努力型の選手である鈴仙の事を気に入っている。

古明地 さとり
地霊殿の当主にして旧地獄の盟主、地霊殿サブタレイニアンローゼスのキャプテン。
かつては引きこもりがちで鬱屈とした性格だったが、仲間や従者達の温もりやサッカーの自由さに触れる事で、
物静かだが熱い心を持った、けど鬱屈とした少女へと生まれ変わった。 矢車との恋愛関係を全力で否定する。

松山 光(矢車 想)
地霊殿サブタイレイニアンローゼスに隠された秘密兵器。
矢車想とは、松山という不安定な主人格を守る為に生まれた第二の人格。しかし二人とも地獄の住人。
松山は自分自身において高い理想を抱きすぎた結果、心を閉ざしてしまったらしい。さとりと仲が良い?

カグヤファンの皆さん
幻想郷中(と、フランスとスウェーデンとブラジル)から集められたならず者達。ならず者の割りには礼儀が良い。
カグーヤ王女バイバーイ! 旗代わりにゴールポストを振り回して今日も姫様を応援する。

15 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/26(水) 00:49:52 ID:???
八雲 紫
幻想郷の管理者にして妖の賢者。おぞましいまでの美貌と冴え渡る頭脳、溢れるまでの妖力を誇る彼女であるが、
とある事情によりその力を減退させているためか、幻想郷を維持するという一種の妄執に囚われている。
それ故に中山や鈴仙を敵対し、チルノ達妖精の結束にすら警戒を払っている。
【リアル・幻想・セブン】という計画を立ち上げ、鈴仙のように最近台頭して来た人妖を捨て駒にする気でいる。

八雲藍
幻想郷の管理者・八雲紫の忠実なる式神。紫の事を忠実に思うが故に紫に反発する。
【リアル・幻想・セブン】計画の転覆と、幻想郷の真なる安寧と平和を望み、危険を辞して鈴仙に接触を図った。

日向 小次郎
外界きっての大企業・ヒューガーの社長にして全日本Jr.ユースの絶対的ストライカー。
性格は傲慢不遜だが、それに見合うだけの実力・権力・知力を兼ね備える。
【プロジェクト・カウンターハクレイ】の計画に携わり、幻想郷の変革と利権の確保を狙う。

豊聡耳 神子
最近復活して幻想郷入りした聖人であり、正体はかつて日本を統治した稀代の政治家・聖徳太子その人。
自身の手下を巧みに操り、謎の計画・【ハイパー・カンピオーネ】を成就させ幻想郷を乗っ取ろうと考えている。
全幻想郷選抜大会では準決勝にて永遠亭ルナティックスに敗北したものの、
八雲紫の計画に乗り、部分的な庇護を得て生き延びるなど、しぶとく着実に勢力を拡大している。

岬 太郎
復活した神子に連れ去られてそのまま部下となった悲運の詐欺師。
とはいえ神子とは通ずる所も多く、当初は【ハイパー・カンピオーネ】計画に加担し、
思い悩む妖夢をスカウトしたり、積極的に反則へ向かうなど黒い面もあったが、後に神子により体よく切り捨てられた。
鈴仙に対しては当初、佳歩や永琳への疑念を植え付けたが、
それは後の鈴仙の成長に繋がってもいて、敵か味方か判別が付きづらい存在。

16 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/26(水) 00:51:02 ID:???

☆鈴仙に係る人物相関図☆

鈴仙→(強い友好)←佳歩、てゐ、中山、パスカル、妖夢、星、パチュリー、慧音
鈴仙→(友好)←妹紅、反町、秋姉妹、来生、ヘルナンデス、白蓮他命蓮寺メンバー、
          アリス、お燐、にとり、つかさ、名無しウサギ達、パルスィ(?)、さとり
鈴仙→(友好?)←永琳、輝夜
鈴仙→(敵意等)←紫、霊夢(?)

☆その他人物相関図☆

永琳→(共闘)←夢美、日向
星→(敵意)←日向
反町→(恋人)←秋姉妹
さとり→(友好?)←松山(矢車)
岬→(利害関係)←神子
来生→(信頼関係)←妖精達

17 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/26(水) 00:52:23 ID:???
☆各種数値について☆  ※各種数値は、第二章終了時をもって廃止します。お金、狂気度のご利用はお早めに※
@永琳印象値
0〜100で変化します。主に師匠である永琳に媚びへつらうこと、試合や日常生活で、
永琳の指示を聞き活躍することによって上昇します。
逆に意味もなく永琳に逆らった行動をとったり、試合や仕事で大失敗すると低下します。
高ければ高いほど試合での活躍の場が増えたり、キャプテン就任のチャンスが出来たりします。

また、印象値が一定値に達する度に、任意で鈴仙以外の1名を『特訓』させることができます。
(25、35、45、55、65…と10毎に1回。一度下げてまた上げなおした場合は無効)

逆に低いと試合だけでなく、日常生活までも雑な扱いをうけるようになります。
そして、試合前の印象値が10を切ると試合に出してもらえなくなり(輝夜キャプテン時)、
0を切ると鈴仙が永琳の手によって『良い子』となります。(ゲームオーバーです)

A狂気度 
0〜100で変化します。試合中や日常生活において狂気的な行動
(試合開始キックオフシュートをする、意味不明な受け答えをする、混沌について想いを馳せるなど)
をしたり、狂気的な展開や結末を迎えると上昇します。
逆に常識的な行動をしたり、特定のアイテムを使用すると低下します。

鈴仙は狂気度を消費して人の波長を操る『狂気の瞳』の力を成長させることができます。
ただし、狂気度を上げすぎて100に達すると鈴仙は完全な狂人となり、
残りの一生を永遠亭の隔離病棟で過ごすこととなります
(ゲームオーバーとなり、かなりのペナルティ)。

また、狂気的な行動をすると、当然ながら周りの人物からは白い眼で見られますし、
100に達せずとも、狂気度が高まるにつれて狂気は鈴仙の日常を脅かしていきます。
(40を超えた状態ではスキル・不定の狂気を習得します。
これを直すためには狂気度を39以下にする必要があります。80以上で…?)
しかし、狂気度を高めることにより得られるメリットはとても強力ですので、
余裕のある時は狂気的な行動に出てみることもアリかもしれません。

18 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/26(水) 00:53:35 ID:???
B評価値

他のキャラクターが鈴仙のことをどう思っているかを示す値です。一緒に練習をしたり、
日常で雑談をすることで上がります。また、頼まれごとを引き受けて達成すると大きく上がります。
この値が一定以上に達すると、特訓イベントが発生したり、特殊なスキルを獲得することができます。

C人気度

0〜100で変動します。チームとしてではなく、鈴仙自身の人気と定義します。
この値が低すぎると大会終了時点で全幻想郷代表入りしなくなり、強制ゲームオーバーになります。
70以上が一つの目安となります。大会終了時に90を上回っているとボーナスがあります。
また、この値が大きければ大きいほど、人里等での鈴仙の地位が向上し、ボーナスイベントがあるかも…?

人気度を上げるには、試合に勝つだけでは足りません。
永琳等強豪選手に任せきりにせず、鈴仙自身が積極的に試合の勝利に関わっていかなくてはなりません。
また、その性質上、永琳の指示を無視しても活躍すれば人気度は上がり、
逆に指示通りにした結果でも情けないプレーを見せてしまえば人気度は下がるため、
時には永琳の指示に逆らってみるのもプラスに働くかもしれません。

Dお金

鈴仙のおこづかいです。
主に置き薬の仕事を引き受けたりすることで増えます。
薬やアイテムを買うにはお金が必要なので、お金が多いに越したことはありませんが、
おこづかいですので、無くても生活は出来ます。

19 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/26(水) 00:55:48 ID:???
☆狂気度を消費して得られる商品リスト☆

・浮き玉補正+1(高低選択)   …… 25P(*下がりました!)

・スキル【狂気の瞳】のレベルアップ…… 65P     *最大レベル5まで
 現在:LV3(スート一致時、敵能力−2(LV2と選択可)+『マインド〜』系の必殺シュート威力+1)
    →LV4(『マインド〜』系の必殺シュートで、ダイヤ時の敵GKペナが強化+『ルナティック〜』系の必殺ドリブル威力+1)

・スキル【心象操作】       …… 20P     *最大レベル3まで
(常時発動。試合中の鈴仙に対する審判の判定が甘くなる)
 現在:LV1(自分が反則時の判定1段階緩和)
    →LV2(自分が反則時の判定2段階緩和)

・スキル【洗脳】         …… 20P
(このスキルを使用すると、特定のキャラクターの鈴仙に対する評価値を大きく上げることができます。
 *一度使うと消滅)

・スキル【狂気のファンタジスタ】 …… 95P        *使い切り
(2D6が2→12、3→11となる)

・スキル【うどんジスタ】     …… 120P         *使い切り
(全ての鈴仙の判定の数値の強弱は逆になる)

・脳内練習試合開催権       …… 10Pより
(脳内で練習試合を開催できます。脳内ですが味方の覚醒はなぜか現実に反映されます。
 さらに、勝利時には鈴仙に能力ボーナスとおこづかいが授与されます。選択時さらに分岐)
*練習試合を開催すると、自由行動フェイズが1回分消費されます。ご注意ください*
【試合ルールは前後半30分ハーフ、交代3名、引き分けはPKです(普通の練習試合と一緒です)】
【この試合は基本妄想なのでポジションによる紛争はなく、皆鈴仙の言うコトを聞きます】

20 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/26(水) 00:57:02 ID:???
☆脳内練習試合相手リスト☆
×スウェーデンJr.ユース→撃破済み!
×ふらの中学サッカー部→撃破済み!
×イタリアJr.ユース→撃破済み!
×フランスJr.ユース→撃破済み!
DドイツJr.ユース
 必要狂気度:30P
 勝利ボーナス:鈴仙の全能力+1、おこづかい10000円
 解説:Jr.ユース大会時のドイツ代表です。
    強力な一流のタレントに恵まれています。しかも雑魚選手まで、
    幻想郷の強豪選手クラスの能力を持っています。勝利はなかなか困難でしょう。


21 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/26(水) 00:58:47 ID:???
☆練習について☆

@練習フェイズでの練習
練習フェイズでは、基礎練習、必殺技練習、フィジカル練習、コーチングの四種類を選ぶことができます。
さらに、誰かを誘って練習することもできます。
誰かを誘って練習した場合は、自分の成長効率が下がりますが、その選手の評価値も一緒に上昇します。
コーチングの場合、鈴仙は練習できませんが、二人分の能力と評価値を上げる事ができます。

<練習による各能力の上がりやすさ>

<幻想郷のサッカーレベル:5>(第一部ではこれ以上上がりません)
(フィールダー用)
  数 値  練習での上がりやすさ  評価     
S54〜   上がらない        神域
A52〜53 かなり上がりにくい   超優秀
B49〜51 上がりにくい       優秀
C46〜48 普通            普通
D43〜45 上がりやすい      やや弱い
E40〜42 かなり上がりやすい   弱い
(GK用)
 数 値  練習での上がりやすさ 評価     
S54〜   上がらない        神域
A52〜53 凄く上がりにくい     超優秀
B48〜51 上がりにくい       優秀
C44〜47 普通            やや弱い〜普通
D40〜43 上がりやすい       弱い

A特訓イベントでの練習
特定のキャラの評価値が一定以上になった時、週の終わりに自動的に発生します。
二人の能力値の合計で上昇値が決定します。
また、自分のチームに所属していない選手の、特訓での伸びしろは低くなります。

22 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/26(水) 01:00:48 ID:???
☆オマケ・難題について☆

輝夜は鈴仙向けの『5つの難題』を発表しました。
これらの難題を幻想郷の何処かで発見した暁には、輝夜の評価値が大きく上がるうえ、
ボーナスも貰えます。幻想郷の住民達と交流する片手間に、難題探しもしてみることをおすすめします。
思わぬ難題の手掛かりが、思わぬ場所で見つかるかも…?
もちろん、見つけられなかった場合のペナルティは一切ありません。

☆☆☆蓬莱山輝夜プレゼンツ 新・五つの難題(イージーモード)☆☆☆

@威光「毘沙門天の宝塔」:攻略済み!

A友達「しゃべるボール」
難易度:C
ボーナス:ドリブル+1、パス+1

B執恋「愛のハチマキ」:攻略済み!

C禁忌「メイド長のP○D」
難易度:A
ボーナス:タックル+4、タックル必殺技(1/4でタックル+4、吹飛3)習得

D「風見幽香の日傘」
難易度:S
ボーナス:ドリブル・シュート・タックル・せりあい各+2、
     最大ガッツ+100、
     ドリブル必殺技(1/4でドリブル+3、吹飛0)習得、
     スキル(全ての接触プレイに吹飛係数1)習得


23 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/26(水) 01:08:01 ID:???
(参考:大会決勝トーナメント以降のスケジュール)
        午   前        午   後
15日目   永遠×聖徳    紅魔×博麗(準決勝)←今ココ
16日目   休   み       休   み
17日目   休   み      聖徳×紅魔(三位決定戦)
18日目   休   み      永遠×博麗 ※予定

19日目   休   み      ブリッツ決勝
20日目   休   み       休   み →第三章へ続く

※試合のあるコマは固定イベントです。
――――――――――――――――――――――――――
――と、いったところでこのスレのテンプレは以上です。
スレタイを考えてくださった前スレ>>754さん、>>755さん。前々スレ>>959さん、>>960さん。
本当にありがとうございました。今回は>>960さんのスレタイを採用しました。

今日は時間が時間ですので更新せずにお休みしますが、
このスレでは第二章のラスボスにして、2年以上続いた第一部のクライマックス……の、前夜(?)
くらいになるかと思います。
ストーリーを盛り上げて、伏線を回収し、決勝までワクワクできるような話にしたいと思っていますので、
今後とも拙作を宜しくお願いいたします。皆様、本日もお疲れ様でした。

24 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/26(水) 01:12:10 ID:???
>>23の最後が、疲れているのかいつにも増して日本語がおかしいので訂正します(汗)


この31スレ目は、2年以上続いた第一部のクライマックス……の、前夜(?)的なパートになると思います。
ストーリーを盛り上げて、伏線を回収し、決勝までワクワクできるような話を作っていきたいと思いますので、
今後とも、拙作を宜しくお願いいたします。

今日は時間が時間ですので、更新はお休みさせていただきます。皆様、本日もお疲れ様でした。

25 :森崎名無しさん:2015/08/26(水) 01:22:13 ID:???
スレ建て乙です

ワクワクしてきました
ストーリー的にも、博麗のヤバさ的にも
つかさとの特訓は重要そう、だけどカードはどうにもならぬ
人気、狂気度、永琳印象値どれも微妙に足りないのも悩み所

26 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/27(木) 00:33:48 ID:???
すみません、今帰ったので今日は更新をお休みします。
>>25
スレ建ての乙をありがとうございました。ワクワクして頂いて嬉しいです。
このイベントが終わったらつかさとの特訓が入りますね(備忘)

決勝までに自由行動は4回あります。
ここまで来たら出来る事は限られて来るかもしれませんが、
つかさがチルノに会いたがっているフラグや、レミリアがシュート練習を見てあげるというフラグや、
評価値が実はかなり高い秋姉妹の焼き芋屋に行くとか、
色々と行動の指針自体はあるかと思いますので、優先順位を立てて考えて頂ければ幸いです(現状整理)

それでは、(できれば)また明日宜しくお願いします。

27 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/28(金) 00:44:14 ID:???
ザワザワ……ザワザワ……

実況「……え、えー。一旦状況を整理しましょう。
全幻想郷選抜大会準決勝第二試合、紅魔スカーレットムーンズ対博麗連合2015の試合。
現在は後半12分で、スコアは0ー2、博麗連合が2点をリードしております。
そして満を持して迎えた後半戦、スカーレットムーンズは天子選手の大型シュートを防ぎ、
チャンスを掴んだかと思いきや……!」

魔理沙「……何のつもりだよ。勉強のし過ぎで頭がおかしくなったんじゃないのか?」

パチュリー「ゴホッ、ゴホッ……。――ちょっと、考え方が変わっただけよ。あんたの真似をしようと思っただけ」

スッ……。タッ。

小悪魔「な、なんで……! なんでパチュリー様がレミリアお嬢様へのパスをカットしてるんですか!?」

ボールの位置はセンターサークル付近、やや左サイド寄りの場所。
フランドールとレミリアが共に上がり目の位置に居るのに反し、
パチュリーの位置はFWとして高いタックル力を誇る魔理沙の目の前。
更には先程パスカットに向かった霊夢やアリスもすぐ近くに居る。
これから逆転に向けて攻めるには、あまりに不利な位置取りであり、これが秘策とは思えない。
咳き込みながら、パチュリーはニヤリと唇を歪ませてこう言った。

パチュリー「あんたは昔、私にこうご高説をのたまってくれたわよね。
『お前みたいな魔法使いと比べたら、人間の寿命は短い。
だからこそ、一瞬……だけど、閃光のように輝いてみせる』……って。
その言葉。人間だけの専売特許だと思っているんだったら……それは全くの傲慢よ。
――私は死ぬ前に……一瞬。だけど……閃光のように、輝いてみせる……!」

タッ……!

28 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/28(金) 00:46:08 ID:???
魔理沙「それがお前らしくもないスタンドプレーの理由か?
――霊夢もお前も、最近なーんか妙に変わったよな。何だか暑苦しいぜ!」

スッ、ズザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

そして、パチュリーと魔理沙は同時に跳ねた。
疲労が見え隠れしながらも、尚も『芸術的なドリブル』を操るパチュリーと、生き急ぐようにそれに激しくぶつかる魔理沙。
二人の勝負は一瞬だけ互角のように見えたが、今回はパチュリーの閃光の方が強かった。

――シュッ、パァァァンッ!

パチュリー「ゴホッ、ゴホゴホッ……!」

実況「パチュリー選手、魔理沙選手を一対一で圧倒!
そのまま左サイドへと逸れ、ガラリと空いたスペースを猛スピードで爆走していきます!」

霊夢「どうしちゃったのよ、アイツ。……これも何かの作戦?」

アリス「でしょうね。……と、言いたいところだけど。彼女が喘息を克服する為に発動していた魔法――
『フォトシンセシス』が、今は発動していないのよ。
理知的でリスクを嫌うパチュリーが、わざと魔法の効果をストップさせるとは思い難いし。
もしかしたら、本当の本当に持病の喘息が悪化して、魔法も使えない程、理性を失いつつあるとか……」ブツブツ

針妙丸「ねえねえアリス。さっきから人形に話しかけてるけど、霊夢はそんなんじゃ話聞いてくれないと思うよ?」

アリス「う、うるさいわね小人風情が! 私のオートマタ技術に口を挟まないで頂戴!?」

29 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/28(金) 00:47:39 ID:???
オーバーラップの影響で、衣玖と天子はパチュリーに対しタックルへと向かえない。
そのままパチュリーはバイタルエリアへと到達。
レミリアとフランドールは戸惑いながらも、「まあきっとこれもパチェの作戦ね!」と喜んだ表情で
普段の調子でパチュリーに対してボールを要求しており……困惑するのは、博麗連合の番になった。

萃香「う、うーーん? これ、どうするの、森崎? 定石は、レミリアにラストパスを出させない事だと思うけど……」

森崎「(……なんか、WY決勝の三杉を思い出すな。あんときの三杉は割とガチだったが。――今のコイツも、そうなのか?)」

森崎はパチュリーの顔をもう一度見つめ直す。彼女の表情は真剣な苦悶に満ちていた。

パチュリー「……私はね。……ゴホッ。昔からずっと思っていたのよ。
どうして私だけが、こんな喘息なんてつまらない病気で苦しまなくちゃいけないのかって。
どうしてレミィだけが、名だたるゴールキーパーと勝負できて、私は出来ないのかって」

しかし、身に纏う魔力の層が次第に剥がれて行くと、その表情には苦悶に加えて狂気も見え隠れて来た。
パチュリーは血が出る程の大きな咳を何度も繰り返しつつ、こう森崎達に向かって吐き捨てて――。

パチュリー「ゴホッ……! 何故なのっ!何故私には好きなだけ鍛えられる体が無いのっ!何故こんな弱弱しくて
邪魔にしかならない肺しか無いんのっ! 何故サッカーの才能なんか持ってるのっ!
何故サッカーなんか始めたんだ、何故サッカーなんてあるの……何故何故ナゼナゼナゼッ!!」

タッ!

――その瞬間。人間離れをした速度と技巧で、彼女はペナルティエリアの中へと突っ込んで行った。

中里「い、行ったでゴザる!? これはよもや――体力切れを見越した最後の特攻ではなかろうか!?」

萃香「ちぇっ。そんなら、私も行くしかないか!」

ダダッ!

30 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/28(金) 01:01:24 ID:???
パチュリー「ニクイニクイニクイ…苦シメ! オ前モ苦シメ! 地獄ヘ一緒ニ落チロ!!」

ビュンッ! シュシュシュッ!ヒュンッ!

実況「パチュリー選手、今度は博麗連合のDFすらも抜いた〜〜〜!
レミリア選手へと届く筈のパスを奪ってから、まさかの単独特攻で紅魔スカーレットムーンズに
貴重な1点を得る大チャンスが到来しました〜〜〜!!」

パチュリー「ゲホッ、ゴホオッ!?」

フラン「きゃーっ! パチェの口から血が出てるー!?」

森崎「……ちいいっ! おい、何数行で抜かれてんだあいつ等! もう実質俺だけじゃねーか!?
(――あまりに演技が生々しくて、特攻に見せかけた搦め手と決め撃ちするには尚早な気がして来たな。
喘息のフリをするとして、その為にマジで血痰を吐く様な奴……そう居ないぞ?)」

レミリア「…………」

パチュリー「ゴホッ。ゼー、ゼー……ヒュー、ヒュー……!」

タッ……!

実況「パチュリー選手走って行く! これはもう、森崎選手が止めるほかありません!」

森崎「(……分からねぇ。奴がドリブルで来るのか、ここでシュートを決めに来るのか。
それとも、今までのは全部奇策で、実は冷静にバックパスなりレミリアにパスなのか?)」

パチュリーは森崎と一対一で対峙せんと猛スピードで向かって来る。
その真意が何であるか、森崎には推し量る事は出来なかった。
何故なら、この時のパチュリーの表情からは、まさしく先程自身で言ったとおり。
『閃光のように輝いてみせる』という強い意志しか感じられなかったからだ。

31 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/28(金) 01:04:55 ID:???
パチュリー「はぁ……! ハァ……! ゼヒィー、ゼヒィー……!」

そこには、森崎が得意とする損得勘定や権謀術数は全く存在しない。
意地の塊が何も加工されず、そのままぶつかって来たような錯覚を覚えた。

森崎「(……アリスがボソボソ呟いた情報によると、アイツは――パチュリーは今、
持病の喘息を防ぐ魔法も使わず――もしくは使えずに、ここまでやって来た。
だとすると、これはちょっと凄い覚悟だ。……そして、覚悟のある奴って、大体強いんだよな)」

だからこそ、その正体が策であれ単なる特攻であれ。
森崎はパチュリーが自分に対し見せてくれた意地を評価し、
自分もまた同じ意地で対決したいという気持ちを抱くに至り。

森崎「(――だったら、面白れェ。普段秀才ぶった奴のクソ意地を見るだけでも楽しいが、
それを更にブチ破った後の顔を見るのは、もっともっと面白れェ筈だ!
……となれば、今こそ――『超モリサキモード』の出番だな!)……ハァァァァァァッ………!!」

ゴオオオオッ! ゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!

森崎は目を閉じ大きく息を吸いこんで―――。

森崎「 ――――カ ッ!」

ゴウッ!!

一言と共に気合を解き放つと同時に、自身の体内に潜む潜在能力を、限界以上に解放させる。
彼は――超モリサキは、今や自信の眼前にまで接近したパチュリーに対して人差し指をくいくいと引きつつ、
こう挑発してやった。


超モリサキ「――来いよ、自称賢者。ぶっつぶして、下剤を盛って、
その上で肺にコークスクリューブローでも掛けて、後悔させてやる。……この俺様に、刃向った事をな!」

32 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/28(金) 01:14:13 ID:???
…と、いったところで今日の更新はここまでです。
本日もお疲れ様でした。

33 :森崎名無しさん:2015/08/28(金) 03:29:36 ID:???
乙です
これはわざと吐血をして血で森崎の足を滑らせるという賢者の作戦に違いない!
フッ、我ながら先の展開が分かっちまうこの俺様の頭脳が憎いぜ(キリッ

34 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/29(土) 02:01:19 ID:???
こんばんは、ちょっとだけ更新します。
>>33
乙ありがとうございます!
判定アリで森崎ピンゾロとかだったら、真面目にそんな展開も良かったかもですw


35 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/29(土) 02:03:16 ID:???
そこからの睨み合いはまさしく一瞬。
しかし対峙するパチュリーと超モリサキにとっては永遠にも等しい時間だった。
ドリブルで突破するか、シュートに向かうか。はたまたキックフェイントで本命はレミリアか。
理性を捨てた獣の如く、両者は言葉も忘れて感覚を研ぎ澄ませ――。

パチュリー「……―――!!」

 グワアァァァァッ……!!

まず最初に動いたのはパチュリーだった。
眼光を光らせ、理性を失った状態でも尚的確なコースを瞬時に割り出し、
全く無駄の無い、効率的で洗練されたシュートフォームを取る。
その動きこそは地味であるが、威力は絶大。
パチュリーの秘密兵器とも称される、『クワッドスパーク』の構えだった。

超モリサキ「……チッ。シュートか!」

そしてそれは、ドリブルに備えていた超モリサキにとっては悪い知らせだった。
このコンマ数秒で既に全身はドリブルボールを包み込むよう大きく飛び出ており、
通常の動きではパチュリーのシュートに対応するのは不可能に思えた。

咲夜「(今の動き……超モリサキ君はドリブルに備えた!
そしてあの体格を見るに。
彼はセービングは一流でも、フィジカルの強弱や体格が大きな差を生む、一対一までもが得意かどうかは怪しい!
――パチュリー様の意図が未だ掴めませんが。これは――とうとう私達に貴重な1点が―――!?)」

――そのため、紅魔スカーレットムーンズを含めた周囲の者が、今の咲夜のように考えるも当然だった。
パチュリーは自分の身体をも犠牲にした策略――あるいは純粋な思いの爆発により、
今大会最強GKを打ち負かす事ができる。出来るに決まっている……と。

超モリサキ「ぐおおお……っ!」

36 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/29(土) 02:04:31 ID:???

しかし、そんな希望的観測には、当然の如くいくつか間違いがあった。
まず、超モリサキは一対一が苦手では無い。
圧倒的なセービングの影に隠れてはいるが、彼は一対一の技術においても世界クラスの名手。
小柄な身体による制約は確かに大きいが、超モリサキがそうした生まれつきのハンディキャップを甘受する訳が無い。
そしてもう一つ。
超モリサキは野心家で傲慢である一方、強者を素直に強者と認め、
必要とあらばその教えを乞う程の謙虚さと誠実さも持ち合わせていた。
そして超モリサキの所属していたチームには、運の良い事に、
一対一を得意とする幻想郷でも最高峰のゴールキーパーが居た。彼はその好機を見逃す筈が無かった。

萃香「おっ。アレをやる気だね、森崎ったら。アレは元々私の専売特許なんだから、くれぐれもミスるなよ」

超モリサキ「(萃香さん……。アンタは正直、俺がこのチームの正GKを獲る為の障害でしかなかった。
だけど俺は、勝つためなら道中の障害を拾って自分の武器にする男だ!
技では無いが、真似させて貰うぜ! アンタの――『不羈奔放の古豪』に相応しいプレーをな)」

――不羈奔放(ふきほんぽう)とは、世間のしきたりに囚われず、思いのままに振舞う事が原義。
それはある意味、サッカーの既存の枠組みに囚われぬ超モリサキにとって相性の良い言葉だった。
だからこそ、超モリサキは途方も無い努力の末に身に付けた。人間離れした執念で、運命ごと全てを捻じ曲げるプレーを。



超モリサキ「―――だぁあああああああああああああああっ! ふざっけんなああああああ!!!!!!」

ドンッ! ガチッ! グギッ、グリィィィッ……………! ブンッ!
 ……バチイッ。―――ガイイイイイイイン、ポーーーーーーーーーーンッ!


パチュリー「…………!?」

37 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/29(土) 02:05:35 ID:???
実況「……し、信じられない! 森崎選手! パチュリー選手のシュートに身体が追いつかないと見るや、
咄嗟の判断で間接を外して骨を伸ばし、腕の長さを無理矢理に拡張して見せた!
そして……ボールは森崎選手の腕を掠め、僅かに軌道を外し、ゴールポストにぶち当たります!
自分の身体を犠牲にしてでもゴールを防ぐ一連のプレー! まさしくこれが森崎選手の『がんばりフォートレス』!
森崎選手、セービングだけでなく一対一においても超一流のプレイヤーである事を証明してしまいました〜〜!!」

パチュリー「ゴホッ、ゴホッ…! ほ、ほんとうに……ゴホッ。信じ……信じられない……!」

ゴリッ、ガリガリッ。……ゴキッ。

超モリサキ「――良いねその反応。その表情。俺が一番好きな種類のヤツだぜ」

フラリ……。

超モリサキ「アイテテ……。やっぱり脳内麻薬が効いてても、痛いモンだな。ま、念じとけば治るか」

小悪魔「ば、化け物……。悪魔です……!」

僅かによろめく身体を自分で抱きしめながら、超モリサキはパチュリーに絶対的な絶望を叩き付けた。
パチュリーが持病の喘息を押してまで一対一に向かった覚悟と同じ
――いや、もしくはそれ以上の覚悟を、超モリサキは持ち合わせていたのだ。

パチュリー「……フフ。ウフフ……」

ドサリッ……。バタンッ。

小悪魔「ぱ、パチュリー様ーーーーーーーーーーーーーっ!?」

パチュリーは後方に飛ぶボールと、超モリサキのバランスを崩した身体との両方を見てから、
虚ろに笑いながら、糸が切れた人形のようにフィールドに倒れ臥した。
ボランチの小悪魔は思わず駆け寄りたくなるが、しかし試合中に自由に持ち場を動いてはいけない。
天才でありながら、チーム戦術と理論に拘った主人の誇りを、自分が汚してはいけないと思った。

38 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/29(土) 02:09:23 ID:???
森崎の新一対一スキル・『がんばりフォートレス』が発動し、パチュリー敗北!? 森崎はやはり完全無欠!?
……と、言ったところで今日の更新はここまでです。
この技の元となった萃香さんのスキルは
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1368371724/909に載ってるヤツでした。
それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。

39 :森崎名無しさん:2015/08/29(土) 02:25:55 ID:???
乙です

輝夜「セービングだけじゃなく一対一も最強なんて反則よ反則!」

40 :森崎名無しさん:2015/08/29(土) 02:54:06 ID:???
乙です
これはズームパンチ!?まさか森崎は波紋の呼吸をマスターしていたのか!?
師匠!酒!波紋!このキーワードから森崎は高い酒の入ったグラスをもって一滴も零さないという
セービング練習をしていたのか!

41 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/30(日) 01:15:01 ID:???
こんばんは、そしてすみません。
遅くなりましたがちょっとだけ更新しようと思ってたのですが、
キリの悪いところまでしか書き進められなかったので、明日に回します(汗)
>>39
乙ありがとうございます。森崎の能力は、姫様の大体上位互換みたいな感じですね。
>>40
乙ありがとうございます。そういやズームパンチみたいでしたねw
「がんばる」を突き詰めたらこういう感じになるかなと描写しました。

明日は予定が無いので、沢山文章を書きたいです……。
それでは皆様、また明日宜しくお願いいたします。

42 :森崎名無しさん:2015/08/30(日) 13:14:59 ID:???
一対一必殺技と思ってたがスキルか。

43 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/30(日) 15:23:16 ID:???
こんにちは、更新再開します。
>>42
扱い的には発動時強制的に消費ガッツが発生するスキル、と考えていたのですが、
確かにそれだと必殺ブロックとかと変わらないような気もしますね……。
表記の仕方については、また変わるかもしれません(汗)

44 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/30(日) 15:24:36 ID:???
中里「(幻想郷に来てからの森崎は、前にも輪を掛けて無茶なプレーをするようになった。
無論、それは確かな技術に裏打ちされてのプレーではゴザるが)」

超モリサキの人間離れしたプレーを、中里は比較的離れた位置で冷静に観察していた。
後半戦も間もなく折り返しという地点での相手側――紅魔スカーレットムーンズによる奇行。
その真意が未だ不明としても、相手は今回の攻撃に相当強い想いを抱いていた筈だ。
それを完膚無きまでに叩きのめした超モリサキに対し、中里は改めて畏敬の念を抱くとともに、
超モリサキがこれまでどのような気持ちで幻想郷でのサッカーに取り組んでいたのか。
その気持ちの一端が理解できたような気がした。

中里「(本来の森崎は、ブラジルで才能も熱意も一流の選手達と一緒にサッカーをしていた。
だが、それが今はあの八雲紫とか言う妖怪の都合で幻想郷に呼ばれ、
才能はありつつもノンビリとした連中と、決して良いとは言えぬ環境でのサッカーに追われている。
……一方で、自身の宿命のライバルが今も恵まれた環境で、恵まれた仲間達と共に
サッカーの技術を伸ばしているというにも関わらず。
――だから、森崎はきっと……この幻想郷でずっと、「焦り」続けていたのかもしれないでゴザるなぁ)」

焦っていたからこそ、超モリサキは幻想郷においてもライバルに取り残されず、
ここでしか出来ない努力を重ね、新たな力を幾つも得る事ができた。
そして、焦っていたからこそ、超モリサキは限界を四、五周程超える負荷を自身に与え、
才能の欠如という事実との矛盾から生じる、絶対的な破綻の到来を早回しにしていたとしたら。
超モリサキは焦っているという推測を基に、中里は一瞬、森崎に訪れる残酷な将来を予見しかけていたが――。

バシュンッ!

中里「――なっ! 今視界を横切ったのは……!?」


――幸か不幸か、彼の思考は空を走る一つの影により遮られた。

45 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/30(日) 15:26:39 ID:???
*****

パチュリー「……フフ。アハハハ……!」

超モリサキ「とうとう狂いやがったか。これまでも俺にボロ負けして取り乱す自称天才はゴロゴロいたが、
試合中にフィールド上に突っ伏して爆笑するヤツはそうそういなかったぜ」

中里が影を見たほんの少し前の時間。
勝者となった超モリサキは、地面に倒れ伏したガラスの天才を見下し嘲笑していた。
咳をこらえながら、壊れた人形のように笑う少女は既に賢者と呼ぶべき要素は一つもない。
……しかし。にも関わらず、友人に負けず劣らずプライドの高いその魔女は、
超モリサキに対し、相変わらずの自信タップリな態度でこう言いかえした。

パチュリー「違うわ。私が笑っていたのは、そんなバカな理由なんかじゃない……」

超モリサキ「……何だ? まだ言い訳か?」

そんな態度に超モリサキは更なる挑発で答える。
パチュリーはそれを聞き、我が意を得たりと言った表情で解説を始める事にした。

パチュリー「……こう考えてみてはどうかしら。
今の私の命を削った特攻が、仕組まれていたものだとしたら。
圧倒的に不利な私達が、点を取る為の策の一部であるとしたら……と」

超モリサキ「――何をいまさら。その程度の可能性、何度もシミュレート済みだ。
そして結論として、お前は無策にも突っ込んで来た。
体力温存の為の魔法を掛けず、フェイントの余地があったのにしなかったのがその証拠だ。
お前の特攻は、策があると見せかけての無策だったんだろ?」

パチュリー「……そこで思考を終わらせていたとしたら。あんたはまだまだ青二才ね」

超モリサキ「……あ?」

46 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/30(日) 15:28:46 ID:???
バシュンッ!

パチュリーの語った意図を改めて説明するかのように、超モリサキの頭上に一つの影が浮かぶ。
――超モリサキは、ここで初めての動揺を見せた。
パチュリーはゼーゼーと呼吸困難に陥りながらも……超モリサキと自分の友人に、こう得意げに言ってやった。

パチュリー「私が実際に死にかけてまで突っ込んだのは、そうでもしないと策を看破されると見越していたから。
前半戦、あんたがレミィのスルーパスをアッサリと看破したのと同じようにね。
――実力と策謀の両方を併せ持つあんたに勝つには、私達は真正面から戦わない。
奇行に勝つのは奇行。奇行がお得意なあんたも、自分が奇行をされるには慣れてなかったみたいね。
――ね。レミィ」

                バアアアアアアアアアアアアアアッ!

レミリア「ええ。全く私の予測していた運命通りの結末になったわ。――ダンケシェン、パチュリー」

超モリサキ「――なんだよ。最初からここまで、全部が全部布石だったとでも言いたいのか?
わざとI番(パチュリー)に失敗させ、そこからの攻撃を防いだ上で、正当に反撃すると見せかけて奇行に走らせる。
そしてその奇行は概ね成功するが、最後にゴールキーパーに辛うじて弾かれ……」

レミリア「――そして、他のDFのジャマが入らず、お前も適度にバランスを崩した体勢で居る内に、
私が再び『バイシクルレッドサン』を放つ。ここまで全てが、私達の秘策だったって事だ」

超モリサキ「そんなの、作戦でも何でもねぇよ。単なる希望的観測じゃねえか!
最初に天子の『全人類の緋想天』が入っていたらオシマイだし、
I番に奇行させるにしろ、ピッタリ俺が辛うじて弾く事になる確率だなんて、数パーセントも無いぞ!」

レミリア「全体を取ればそうかもしれない。……だが、咲夜達が天人の必殺シュートを防ぐ確率。
パチェが博麗連合の中盤を突破する確率。そしてお前が、バランスを崩しつつも一対一でパチェを防ぐ確率。
それぞれ一つひとつは、充分起こり得る事ばかりのつもりだぞ?
紅魔スカーレットムーンズの皆が。そして、博麗連合のお前達が全力だったならば、
今の状況は、当然起こり得る可能性が高い―――そう思ったまでだ」

47 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/30(日) 15:30:36 ID:???
超モリサキ「自分や仲間達だけじゃない。敵の可能性すら信じてた上の策って事か。
……成程な。だとしたら――今のは最高の奇策だな」

レミリアは既に空中で大きく回転していた。ボールは彼女の小さな足の先にあった。
このまま彼女が動けば、ボールは凄まじい勢いと熱量で、博麗連合のゴールを焼き尽くすだろう。
そして、超モリサキは先程パチュリーの『クワッドスパーク』を全力で防いだ反動で体勢を崩している。
また、これまでのパチュリーの特攻によって、先ほどは鮮烈なカウンターシュートを放った萃香や、
強力なブロック技を持つ天子は既に駆逐されている。

レミリア「とりあえず、借りの半分――いや、これから逆転するんだし3分の1かな――は、返させて貰おうか。
何か言い残した事はあるかね、人間?」

空中から紅い悪魔が降って来る。
超モリサキは覚悟を決めた死刑囚のような爽やかな表情で、レミリアに対しこう胸を張って言って見せた。

超モリサキ「ありがとよ。今のお前等の奇行……次に俺様が奇行をする際の、参考にさせて貰うぜ」

レミリアはそんな超モリサキのあっけらかんとした態度に応える代わりに、――短く、しかし大きく吼えた。

レミリア「――――――――――H A!!」

バッ、ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!
ドギュルウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!
                  ……ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!

―――ズバアアアアアアアッ! ピピイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!


全幻想郷選抜大会準決勝第二試合、後半14分。
この大会で超モリサキに初の失点を与えたのは、奇しくも彼の好敵手とよく似た称号。
――『紅帝』とも称される、吸血鬼の少女だった。

48 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/30(日) 15:34:34 ID:???

紅魔スカーレットムーンズ 1 − 2 博麗連合2015


大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
13ゴール レミリア
12ゴール 鈴仙
9ゴール  フランドール、射命丸
8ゴール  魔理沙
7ゴール  勇儀
6ゴール  来生、屠自古
5ゴール  星、諏訪子、霊夢
4ゴール  森崎、神子、反町
3ゴール  早苗、謎の向日葵仮面
2ゴール  神奈子、ピエール、メルラン、天子、赤蛮奇、空、佳歩、岬
1ゴール  妹紅、咲夜、美鈴、サニー、リリーB、ぬえ、響子、永琳、萃香
       影狼、藍、幽々子、幽香、針妙丸、パチュリー、小田、椛、パスカル


大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
6アシスト パチュリー、霊夢
5アシスト 小町
4アシスト てゐ、神子
3アシスト 早苗、ピエール、小悪魔、マミゾウ
2アシスト 森崎、反町、はたて、岬、空、お燐、ウサギB、レミリア、アリス
1アシスト 鈴仙、影狼、大妖精、橙、諏訪子、佳歩
       衣玖、針妙丸、リリーW、ルナサ、ぬえ、永琳、妹紅

49 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/30(日) 15:39:20 ID:???
一旦ここまでです。続きは書き次第更新します。

50 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/31(月) 00:42:55 ID:4P85cf0A
実況「……決まった〜〜〜!! ゴーーーール!
紅魔スカーレットムーンズ、ここで起死回生のゴール! 1−2!
後半15分でとうとう待望の初得点、紅魔スカーレットムーンズ!!
味方のパスをカットするというパチュリー選手の奇行からの、
その結末を読み切ったレミリア選手の痛烈なねじ込み!
森崎選手も恐るべき一対一スキルを見せるなど実力を見せましたが、
ここはスカーレットムーンズの方が僅かに一枚上手でした!!」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
「あれ、なんだ」「紅魔もやるじゃねーか」「このまま同点だー!」「魔理沙―、ファイナルスパーク出せー!」

レミリア「あーあ、そんなに血を吐いちゃって。別に、『フォトシンセシス』は切らなくても良かったのに」

パチュリー「そんな中途半端な演技だったら、森崎にねじ込みを警戒されてたわ。
それにどっちにしろ、『クワッドスパーク』を撃った時点で私はもうガス欠。
――後は、レミィ。任せたわよ……」

レミリア「分かってる。心配しなくても、後2点取ってやるからさ。――私とフランがね」

フラン「とうとうアレの出番ね、お姉様!」

小悪魔「(さっきの行動は、表面的な理論や理屈だけに囚われていては絶対にできない。
人間の感情や局面局面での相性。その全てを読み切った上で、
しかもレミリアお嬢様を信じきっていないと、今の得点はならなかった。
……パチュリー様は、本当に凄い御方です)」

咲夜「(そして、今の身体を張った得点劇は、臆病なメイド妖精達にも幾許かの勇気を与えたみたい。
幾ら鼓舞していても拭えなかった、チーム全体に蔓延する諦めムードが、今ので完全に消えた。
――パチュリー様は、もうボールキープ位しか出来ないでしょうし、お嬢様の体力もやや不安が残る。
だけど、それでも。さっきのような絶望感はもう無くなった……!)」

51 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/31(月) 00:44:47 ID:4P85cf0A

シュウウウウ……。
ズキッ。ズキズキッ……!

森崎「……ッ!(――ぐ、ぐあっ……!? やべぇっ、無理しすぎたか)」

霊夢「……ドンマイ、森崎。今の失点はしゃあないわ。私でも多分取られてたし」

森崎「……あ、当たり前だろ? 萃香だったら、今頃2、3失点はしてるだろうな
(よし。痛みはまた引いたな。今度、どこかで看て貰った方が良いかもな……)」

萃香「へっ。人間風情が偉そうな事を言うねぇ〜。……ま、妥当な実力診断だと思うけどさ」

衣玖「――とはいえ、状況は依然こちら有利です。
あちらは1点を引き換えに、中盤の要であるパチュリー・ノーレッジを犠牲にしました。
後はそれぞれがそれぞれの仕事さえすれば、負ける事は無いと思いますが」

紅魔スカーレットムーンズが明らかに今のゴールで調子づき、士気を向上させた一方。
博麗連合は依然余裕を失ってはいなかった。
レミリア達は確かに森崎を一枚上回る策で点を奪ったが、
逆に言えば彼女達ですら、自らの身を削った奇策でしか点を奪えなかった。
その森崎の体力も大きく削られたが、まだ大きなプレーに支障が出る程ではない。
衣玖が言ったとおり、焦らず各自の仕事をこなしていれば、勝利は充分容易いのである。

魔理沙「…………」

霊夢「――先に言っておくけど、キックオフで『ファイナルスパーク』は無しよ。
そんな事しよう物なら、こっちから先にタックルでボールを奪っちゃうんだから」

そんな中、レミリア達の華々しい活躍を苦々しげな表情で眺めていた魔理沙は、
焦りとも苛立ちとも取れる表情でボールへと向かったところで、霊夢に制止された。
魔理沙は再び親友への悪態を何か考えようと唇を噛んでいたが――今回は喧嘩に発展する事は無かった。

52 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/31(月) 00:45:50 ID:???
森崎「(……そうだ。ここは――)……おい、作戦会議でもしようぜ。――3点目を、取りに行く為のな」

霊夢「――え?」

魔理沙「……何だって?」

霊夢と魔理沙の間に、森崎が割って入って来たからだ。
普段からして様々な形で作戦を提案してきた森崎がこの場に入る事は、そこまで不思議ではない。
二人の険悪さを織り込み済みの上で、森崎は次のキックオフにおける動きを提案する。

森崎「何、簡単な事さ。ここからキックオフシュートは色んな意味でも論外。
リスクに反して、リターンの見込みが無さ過ぎる。
だが、ここでひよって攻めに行かないのもまた危険。
サッカーにおいて、1点差なんてセーフティリードでも何でもないからな。
だからさ、次のキックオフなんだが――」

霊夢と魔理沙は自然と食い入るように森崎の提案を聞き込んでおり。
――そしてそれ故に、次の森崎の発言に対して……二人は仲良く突っ込んだ。


森崎「――なあ。次さ。俺がオーバーラップして攻めれば良いと思うんだが、どうかな?」

霊夢・魔理沙「「……それって、自分が目立ちたいだけでしょ(だろ)! いい加減にしろ!」」

53 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/31(月) 00:47:31 ID:???
森崎「目には目を。奇行には奇行だ!」
……と、言ったところで今日の更新はここまでです。時間があったのに結局あまり書けなかった…(汗)
それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

54 :森崎名無しさん:2015/08/31(月) 20:46:31 ID:???
レミリアお嬢様はルーマニアではなくドイツ出身だった……?

乙です

55 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/01(火) 00:40:51 ID:???
こんばんは、ほんの少しだけ更新します。
>>54
乙ありがとうございます。お嬢様は割とノリで生きてる方なのでどこ出身でも大丈夫です。

56 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/01(火) 00:41:55 ID:???
森崎の提案は当然の如くあっさりと却下された。
何せ森崎は、1点差がセーフティリードでも何でも無いとか言っておきながら、
実際はその安全でないリードを詰めるような危ういプレーを提案している訳である。
適当に理論武装しといて、結局は自分が目立ちたいという下心が丸見えだ。

魔理沙「……あのな。私は真剣に考えてるんだよ! この次どうしようかって――」

森崎「んで、出た結論がキックオフシュートか? だとしたらお前、魔法使い止めた方が良いぜ。知性が少なすぎる。
魔法使いってのは往々にして、チームの参謀役として、どんな時でもクールに最適解を求めるモンだろ?
あっちのチームのパチュリーって奴の、爪の垢でも煎じて飲んだ方が良いぞ」

魔理沙「……そ、そこまで言う事ないだろ! 私だって……」

スッ……。

魔理沙「(あ。あれ……。森崎の今の仕草。何だか共感を覚えるような……?)」

魔理沙は当然ながら森崎に反発した。
偉そうに語っているが、要するにあいつも霊夢と同じく、高みの位置から自分を見下しているだけだと思ったからだ。
今日の試合開始からずっと拗らせていた霊夢への歪んだ想いが、魔理沙の思考をネガティブにしていた。
――森崎が無意識の内に見せた仕草が、魔理沙の眼に入るまでは。

森崎「(――はあーあ。腰の痛みにも慣れちまって来たなぁ。ジンジン痛むのが、気持ちよくなってきそうだ)」

魔理沙「(――森崎が無意識に腰をさすっている。まるでそこが痛むみたいに!
もしかして。……私が『ファイナルスパーク』の力を制御できないのと同じように。
森崎もまた、自分のガッツを限界以上に解放する大技に……身体が、追いついていないとか……?)」

57 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/01(火) 00:44:48 ID:???
それは魔理沙にとって都合の良い妄想。森崎はこれまで自分の仲間だったから、きっと自分と同じ苦痛を抱えているはずだ。
きっと自分と同じく、どうしても越えられぬ才能の壁の前で、身を削りながらもがいているはずだ。
先ほどまでは森崎を霊夢と同じと否定しつつも、魔理沙は森崎に対し、心の奥でそうした願望を抱き続けていた。
だからこそ――きっかけは妄想であったとしても、魔理沙は森崎の腰痛に気が付いた。

魔理沙「(もしそうだとしたら。森崎もまた、『がんばりセービング』の副作用で私と同じく身を削っているとしたら。
……だとしたら、私はなんて恥ずかしい奴だったんだ。なんせ私が自分の事を考えている間。
森崎は何一つ悩まず、それよりもチームの勝利を優先に考えていたんだからな。
成程。――森崎。お前、私よりもずっと魔法使いに向いてそうだ)……いや。
やっぱり、オーバーラップ作戦についても考えてみるのも良いかもな」

霊夢「……え、マジ?(私が色々言っても逆ギレするだけなのに。森崎が相手だとヤケに素直ね……)」

魔理沙は森崎の真意を察し、彼の提案したオーバーラップ作戦に力強く頷く。
それに目を丸くしたのは霊夢だったが、あの頑なな魔理沙が賛成した事への驚きと
これまでの実績により芽生えた森崎への信用から、強く否定はしなかった。

霊夢「まぁ、それなら……。私からは、ここからのオーバーラップの意義について。
どういう考えか、聞かせてくれるかしら、森崎?」

森崎「……相変わらずの上から目線だな。本当にどっかの誰かさんを思い出すぜ。その爽やかなまでの傲慢さ。
――いいさ。教えてやるよ。この俺様の考えた、良い所どりの攻撃プランをな」

霊夢もまた、森崎の創り出した輪の中には入っていく。
考えてみれば、霊夢にとって自分以外の人物が中心になる機会は新鮮に思えた。

霊夢「(……思えば最初っからコイツはいけ好かない奴だったし。
勝手に派閥を作ったり私のイメージダウン工作を仕掛けてきたり、とんでも無いヤツだと思っていたけど。
――なーんか、憎めないのよねぇ)」

そして不思議な事に、森崎の言い分は勝手かつ傲慢、自己中心的で弱者を顧みないため、
一般的に言えば腹立たしい事が多いのだが――それも含めて、霊夢はこの時間を楽しんでいた。

58 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/01(火) 00:48:25 ID:???
……と、いったところで今日の更新はここまでにします。
皆さま、本日もお疲れ様でした。

59 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/02(水) 00:26:05 ID:???

――ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!

魔理沙「(よし。始まった……!)」

そうしてキックオフのホイッスルが鳴った。
有力選手が大きく消耗した紅魔スカーレットムーンズは、
0トップの布陣のまま大きく攻める様子は見受けられない。
そんな様子を確認して――森崎の手筈通り、まずは魔理沙が動いた。

魔理沙「……う、うおおおおおおお〜〜!」

ダッ! ダダダダダッ……!

実況「お〜〜っと! ここでとうとう霧雨魔理沙選手が動いた〜〜〜!!
後半15分に1点を追われる状況での、博麗連合のキックオフ!
1−2に傾いた試合を1−3の圧倒的状況に戻すため、ここはもしや……!
霧雨魔理沙選手が第一回戦でも魅せた圧倒的シュート・『ファイナルスパーク』が
出るのでは無いでしょうか〜〜〜〜!?」

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ……!!

フラン「だってさ。どうするの、お姉様?」

レミリア「無い無い。あれはどう見てもブラフだ。
大方魔理沙が蹴るフリをして、後ろから霊夢か……もしかしたら例の小人あたりが
ドリブルで突っ込むんでしょうよ」

フラン「ふーん。まあ確かにシュートを撃つにしても、それならあそこまで大袈裟に叫ばないよね。
魔法使いのクセに演技がヘタだもの、魔理沙ったら」

60 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/02(水) 00:28:10 ID:???
センターサークルからシュートを撃つように、後方からダッシュでボールへと駆ける魔理沙。
しかしそれを見ても、紅魔スカーレットムーンズは動じようとしない。
元々レミリアやパチュリーが大きく消耗したため、逆転するにも暫く守勢に回るのは必定だったが、
魔理沙の突進がシュートでは無いと言う意図は、彼女達から見ても容易にわかる事だった。
――が。

魔理沙「うおおおおおおおっ……っと、頼むぜ! ―――森崎!!」

森崎「おう!」

バシッ……ポムッ。  スッ………タタタタタタタタタタタタタタッ!

レミリア「いつもはパチェを立てる為にあえて気を遣ってるけど、
本当は知力においてもこの私が紅魔館ではナンバーワンなのよね。
フッ……妹よ。私は時々、この悪魔のような自分の知能と才覚が恐ろしくなる…――って、アレ?」

パチュリー「ゴホッ、ゴホッ……!(――私の体力と気力さえまだ残っていれば、
オーバーラップを警戒するよう伝えられたのに……! 
レミィったら、本当に、こういう肝心な時に限って間が抜けているんだから……!)」

この時レミリアは迂闊にも失念していた。
博麗連合には霊夢と互角のドリブラーが一名居る事。そしてそのドリブラーは、普段はGKを務めている事を。
魔理沙が予想通りシュートフェイントで右サイドに流したボールは、霊夢でも、針妙丸でも、アリスですらなく。
……いつの間にかゴールを全力疾走で抜け出して来た、森崎によりフォローされた。

実況「あ〜〜っと! ここはシュートでは無く、森崎選手によるオーバーラップでした!
そういえば、森崎選手が外界で活躍していた際も、ゴールキーパーであるにも関わらず、
頻繁にオーバーラップでのドリブル突破を繰り返し、並みのFW以上の実績を挙げていたという噂があります!
そして確かに幻想郷においても、森崎選手は大会前半をFWとして4ゴール2アシストの活躍を遂げている!
これは間違い無く奇策ですが、この奇策はよもや、紅魔スカーレットムーンズに大きく刺さるかもしれません!」

61 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/02(水) 00:30:37 ID:???

観客席「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!??」
「す、すげえ……博麗連合のFWが4人になってるよ」「噂は本当だったんだ…」「この幻想郷では常識(ry」
「というか外の世界の方が幻想的じゃね?」「中里とかも分身するしな…」「何でも良い、勝て〜!」

鈴仙(観客席)「失敗したら2点差どころか、同点だってあり得るのに。……ねぇ、中山さん。あの森崎ってのは正気なの?」

佳歩(観客席)「う〜ん。奇襲を狙うのは良いとしても、オーバーラップまで必要だったんでしょうか……?」

中山(観客席)「何、心配は要らないさ。森崎は意味の無い奇策はしない。
奴の行動にはきっと、何らかの深い意図があっての事だよ。……た、たぶん」

霞(観客席)「(あの中山さんですら自信無さげだなんて。規格外の人であるのは間違いなさそうだけど……怖いなぁ)」

観客席のどよめきやざわめきを全て自分への美辞麗句だと思っているのか。
森崎は周囲の歓声に恭しく一礼をして、それからスカーレットムーンズの面々を品定めするように見比べて。

森崎「本当は本気――『超モリサキモード』でドリブルに行きたかったんだけどな。
まあ、雑魚が相手だったら……通るだろ!」

      ――――シ ュ バ ッ !

――短い挑発と同時に彼は右サイドにボールを流して……。
そこからレミリア達が気付いた頃には、スカーレットムーンズの守備陣は。
――森崎一名により、ほぼ半壊状態となっていた。

62 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/02(水) 00:34:51 ID:???
バシュッ! クルルッ……!

レミリア「……!(早い……! そして――巧い!)」

レミリアは森崎の機転を利かせた『頭脳的なドリブル』に対処できず。

……シュンッ、シュパパパパッ……!

メイド妖精G「こ、こんな時こそ『妖精特攻スライディング部隊』よ!」

メイド妖精B「了解よ、Gちゃん! ……って、アレ。もう抜かれてるー!?」

メイド妖精達は徒党を組んで強大な個に挑もうとしたが、
決起した際には既に、森崎の『やや華麗なドリブル』の毒牙に沈められていた。

咲夜「……私は、そう簡単に突破させないわ。だって、通せませんもの」

美鈴「私だって同じです! 最後の最後まで諦めず全力で。これが紅魔の掟ですから!」

森崎「ふうん。忠誠心が強い奴らだな。ま、いいぜ。何せ俺も、これ以上突破する気はねぇからな。
その代わり――」

グワァァッ、バシュウウッ!

咲夜「!?(こうして近くで見ると……彼、パスも上手い! パチュリー様には及ばないまでも、
基礎力では小悪魔を凌駕する程度に……彼の。森崎のパスは危険!)」

63 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/02(水) 00:37:39 ID:???
森崎「俺様は楽々アシストを稼がせて貰うからな。……おい、魔理沙! 今度はぬかるなよ!」

魔理沙「おう、でかした森崎! さっそく決めてやるぜ!」

小町「Zzz……」

陸「だーっ! お前ら何やってるアルかー!?」

ダッ! スタタタタッ……!

そして最後に、咲夜と美鈴によるプレスが森崎による綺麗なパスで遮られると、
紅魔の残された壁は、森崎によく似た顔をした中国人・陸とメイド妖精若干名のみとなっていた。
待望の得点によって紅魔に生まれた一瞬の隙を見つけ、圧倒的な力で尽き穿つ。

レミリア「(……ふん。私とした事が一瞬たりともアイツの危険性を見過ごすなんて。本当に失態だわ)」

パチュリー「(……まさかここまでアッサリ、私達の守備陣を突破されるなんて。
森崎有三。まさか貴方が、ここまでの実力者とは思わなかったわ……!)」

捨て身だがそれ故に危険な森崎の策は見事に嵌り、紅魔は劇的な得点劇から僅か1分半後。
あっという間に、更なる失点の危機の瀬戸際へと立たされていた。

64 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/02(水) 00:41:31 ID:???
……と、いったところで今日の更新はここまでです。
皆さま、本日もお疲れ様でした。

65 :森崎名無しさん:2015/09/02(水) 00:45:25 ID:???
乙です

イタリア戦、空っぽのゴールにシュート、ゲームオーバー。
……頭の中でなにかが?

66 :森崎名無しさん:2015/09/02(水) 00:47:50 ID:???
慢心はダメ(頭の中の声)

67 :森崎名無しさん:2015/09/02(水) 03:39:57 ID:???
森崎選手、パスと思ったがシュートだったー!
全く違和感がない。
乙でした

68 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/03(木) 00:51:11 ID:???
すみません、今日は更新をお休みします。
分量的にはそこそこ書けたのですが、次のシーンは長々続いたこの試合のクライマックスという事で、
一括で挙げた方が良いかな……という考えです。

>>65
乙ありがとうございます。
常識的に考えればゲームオーバーになる方が普通ですが、多分何とかなります。
>>66
判定だったらメイド妖精にドリブル止められてそうですね…
>>67
乙ありがとうございます。今回はガッツ的に厳しくシュート出来なかった、という事でお願いしますw

それでは、みなさま、また明日宜しくお願いします。




69 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/04(金) 00:49:25 ID:???
こんばんは、今日は書き上げる予定でしたが、
仕事が遅かったのと東方紺珠伝をやってた事もあり、最後までは行きませんでした。
それでも分量がたまったので更新していきます。

70 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/04(金) 00:50:27 ID:???
バッ! ……グワァアアアアアアアッ!

魔理沙「低いセンタリング……! 『ブレイジングスター』を撃つには丁度良い位置取りだ!」

魔理沙は森崎によって出された的確なパスに動きを合わせ、シュートへと向かっていた。
一見粗雑で無神経な風な森崎だったが、そのセンタリングの軌道は驚く程繊細。
厳しい修練は当然として、パスを受ける仲間の位置や性格をしっかりと把握し、
かつ場面場面ごとの適切なタイミングを考えていなければ、こうしたパスを放つ事は出来ないだろう。

魔理沙「(――何だか、私よりもずっと魔法使いって感じだな、森崎。
普段はずうずうしいけれど、要所要所で思慮に満ちた細やかさも見せて。
それで出す策はオーバーラップみたいな奇行なんだが、その策の裏には確かな勝算と打算がしっかりと根付いている。
ただがむしゃらに努力してるだけじゃない。
森崎は、きちんと考えている。勝つために。強くなり続けるために……)」

――ァァァアアアアアッ……!!

陸「――体力がチト厳しいが、文句はいっとれんアル! ……アチョ〜〜! 『襲爪雷斬脚』〜〜〜〜!!」

バアアアアアッ! ズバシュウウウウウウッンッ!

魔理沙がボールにインパクトするとほぼ同時に、陸が大きく飛び出した。
必殺の『襲爪雷斬脚』が、魔理沙の右脚から迸る閃光に接近していく。

魔理沙「(――『ファイナルスパーク』を覚える前、ちょっとしたスランプだった時。森崎に聞いた事があるっけか。
『お前はどうして、そこまで頑張れるんだ? 何回でも勝ちたい、ナンバー1になりたい、頂点に立ちたい……。
これらの目標を目指し続けるには、終わりない努力が必要だ。そして努力する為の精神力は有限で、補給が必要だ。
お前を前に走らせ続けるのは一体何だ? 教えてくれないか……?』って)」

バッ……ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!
バギュルルルッ、ビイイイイイッ……ンンッ!!
ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!

71 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/04(金) 00:51:52 ID:???
魔理沙も負けじと飛び込みながら右脚を振り抜き、白い虹色の熱線を撃ち放った。
それは大きな雷を帯びた陸の右脚と互角にぶつかりあい、火花を周囲に撒き散らしながらせめぎ合う。

魔理沙「(……そうだ。でも、その時の森崎の答えは全く論理的でも何でも無かったんだ。
『理屈じゃないな。勝ちたいって言うのは感情や本能であって、それがそのまま精神力になっている』
――とか言って。その時は私もえらく怒ったモンだ。そんなの、当たり前すぎるじゃないか! とか言ってさ)」

ドゴゴゴゴゴゴゴゴ………バチバチバチッ……グググッ……!

陸「ア、ググ……!」

勝負は僅かに魔理沙の優位だった。
元々『ファイナルスパーク』に拘らずとも、彼女のシュート力は幻想郷でもトップクラスだったし、
陸の方は前半のオーバーワークによる疲れが回復仕切っていなかった。
そのため、ペナルティエリアでの攻防は、少しずつ魔理沙の放った光の方が大きく膨れていった。

魔理沙「(……だけど。その後森崎に同じ事を逆に聞かれた時。あの時の私は何も答えられなかった)」

――そして同時に、これまで心の中に膨れ上がっていた、自分の心の中の蟠りの原因も、
シュートが放つ一瞬の閃光に照らされて、ハッキリと明らかになっていった。
霊夢への苛立ち。『ファイナルスパーク』への拘り。幻想郷一のFWであり続けたい理由。
それは全て、森崎によるこの問いかけに対する答えに繋がっていた。

72 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/04(金) 00:53:08 ID:???


           ――魔理沙。そういうお前はどうして努力を続けているんだ?
        才能に限界を覚えつつも。人間という幻想郷では弱い種族でありながらも。
           どうして今もまだ、サッカーに、魔法にしがみつこうとするんだ?



73 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/04(金) 00:54:27 ID:???


魔理沙「その答えは――言うまでもないっ!」



 ゴオオオ―――――――――――ガシイイッ!

魔理沙は利き足とは逆の左脚を出して、今や陸をも超えてゴールへと迸らんとする閃光を止めた。
――自分のシュートを、自分で止めてみせたのである。
……無論、そのような無茶が収まらず、ボールは乱暴に空高く放り出される。

フラン「えっ! ぼ、ボールが……勝手にこぼれ球になっちゃった!?」

レミリア「……いや。むしろこれはチャンスよ、フラン!
ゴールキーパーが不在の今なら、ゴールから60メートルという滅茶苦茶な距離からでも、
『トランシルヴァニア』を撃てば、充分決まるぞ!」

タタタタッ……ドタタタタッ……!

魔理沙「……ふん、決まるかよ。お前達じゃあ、どうあっても決めらんないぜ!」

その動きを、当然レミリアは見逃さなかった。
早々に森崎にドリブル突破をされた後、ボールのフォローもしくは『カウンターシュート』
――紅魔スカーレットムーンズの得点策の一つである――の為に、
フランドール共々下がり目の位置に戻っていた事が功を奏した。


74 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/04(金) 00:55:45 ID:???

フラン「えっ、ホント!? 私……やっとお姉さまの、皆の役に立てるのね!」

タッ! ……バッ!

レミリア「(皆の役に立てる……か。――フラン。やはり貴女は、先の聖徳ホウリューズ戦での退場を気にして。
だけど……)――フランドールッ! ストライカーにそうした女々しい感情は不要だ!
あんたはあんたらしく、どこまでも純粋に力強く撃ち抜いて――点を取る事だけ考えろ!」

――バァァッ!

キックオフ早々にオーバーラップをした森崎は当然戻り切れておらず、
その為距離があろうともシュートコースはかなり広い。
萃香の『三歩壊廃』があろうとも、それを無視して任意のコースにシュートを決められる見込みがある。
競り合いに向けて、レミリアとフランは魔理沙が打ち上げたボールに動きを合わせる。

霊夢「(……魔理沙。あんたはやっぱりそうするのね。
鳥が空を飛ぶように、虫が地を這うように。あんたは、閃光のように生きなきゃ、おかしくなっちゃうもん。
……だとしたら、そんなあんたの生き方を決めつけて、押し付けるのは。
――それは果たして、あんたにとっての幸せになるのかな。……なんて、柄にも無い事考えちゃってるけど)」

75 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/04(金) 00:57:41 ID:???
フラン「行くよ、お姉様!」

                                            レミリア「決めるわ、フラン!」

グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!
                         グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!
  ――――バッ、ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!!
   バギュウッ! ゴゴオオオオッ、バリバリバリ……ドドドドドドドドッ………!

霊夢「(…………)」

霊夢は魔理沙の異変とその意図に気付き、呆けたように空を見つめていた。
それはレミリアとフランが即席の力業で創り上げた空中ツインシュートが、
今まさに霊夢の四肢を粉々に破壊しようとしていても同じだった。

パチュリー「(……巫女はずいぶんと余裕綽々ね。言っておくけれど、あの二人のシュートこそが、
今回の大会における我々の最終兵器。星熊勇儀の『三歩必殺』にも匹敵する超威力かつ、
ツインシュート特有のブレを含みながら発射するリーサルツイン!
――確かに、大会開始直後では動きが合わず失敗する事もあったけれど。
大会中の様々な出来事で外に大きく心を開いたフランと、その姉であるレミィとの連携は
今大会でも最高峰。だから、この位置からでも……森崎さえいなければ充分入り得る!)」

その様子を慢心と取る者も居た。それは仕方の無い反応だった。
魔理沙が急遽打ち上げたボールを、霊夢は目でしか追いかけておらず、
いざレミリア達がこれ見よがしにシュートに向かっても、クリアやブロックに入る様子すらない。

魔理沙「(霊夢ならきっと分かってくれる筈だろ? 私が、本当の本当に望んでいる事を)」

……しかし、それでも魔理沙は悪戯っぽい笑みを消さなかった。

76 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/04(金) 01:00:18 ID:???

霊夢「(――魔理沙はきっと、この次に私がどう出るかを知ってた上で。
それで今、こうしてボールを打ち上げたのね、きっと。
……私が一番したくない事をやると思うなんて。頭がどうかしているわ)」

フワッ……。

純粋な笑顔を浮かべる魔理沙に対し、今度は霊夢の表情が濁る。
それは罪悪感か、それとも自身への嫌悪感か、あるいは博麗の巫女としての「機能」によるものか。
兎に角ハッキリ言って嫌な感覚だったが、魔理沙はそれでも自分を認めるように笑ってくれている。
そう考えると、霊夢は緩慢に空へと浮かびながらも、どこか安心したように、天性を夢想へと委ねた。


ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ……!!


地響きを上げながら時速三百キロの速さで動く真紅の光条。
レミリアとフランドールが放った『トランシルヴァニア』は、例え森崎が相手であっても、
5割以上の確率でゴールを割られるのでは無いかと霊夢は思った。
……が。その可能性は自分が居る限り存在しない事も知っていた。
その証明のため、霊夢は無機質な表情でこう呟いた。
  

          ―――霊夢「……『カウンターシュート』」


オオオオオッ…………バギュンッ! ギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウンッ!

地響きをそのままひっくり返したような爆音。
それは霊夢の一言によって、そのベクトルを大きく180度変換させた。
そして、このシュートこそが――魔理沙がこの試合で出した答えに対する、霊夢なりの返事だった。

77 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/04(金) 01:03:39 ID:???
……と、言ったところで今日の更新はここまでです。

チラシの裏になりますが、紺珠伝は勿論鈴仙……では無く早苗さんでイージーをクリアをしました。
今回のシステムはいつもの残機制ではなく、ミスったらその地点からやり直しと特殊なのですが、
個人的には合ってたような気がします。ノーマルで血ヘドを吐いてないので分かりませんがw
最近はあまり考えず、いつでもどこでも誰でもサクッと遊べるゲームも増えましたが、
東方に限らず、色々試行錯誤したり、じっくりと腰を据えてやれるゲームというのは大事にしていきたいですね。

それでは皆さま、本日もお疲れ様でした。

78 :森崎名無しさん:2015/09/04(金) 01:06:11 ID:???
乙です
うーん、つまり超森崎のがんばり改と5割をあたりまえで返すと考えると・・・
大体自分ピンゾロでも余裕で返せるってことか
いいねぇ、でももっと無茶苦茶な難易度にしてもいいのよ?

79 :森崎名無しさん:2015/09/04(金) 08:15:51 ID:???
まぁ、リーサルの補正値はすごいしな。
(最終章でないのに超補正シュートをだすのもちょっともったいない気もするがw)

80 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/05(土) 02:03:36 ID:???
こんばんは、更新再開します。
>>78
乙ありがとうございます。
霊夢のカウンターシュートは、色々と状況が重なったのと、演出補正もあるので実際はそこまで強くないですw
決勝戦は難しくはあっても、無理ゲーにはしたくないと思っています。
>>79
リーサルって書いちゃいましたが、実際の補正はリーサルツインより低いです(爆)
それでもファイヤードライブ位は強いです。


81 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/05(土) 02:04:42 ID:???

――ギュウウウウウウウウウウウウウウ…………ッ!

森崎「……滅茶苦茶な試合だな、オイ」

霊夢が放ったカウンターシュートによる風圧で軽くよろめきつつも、森崎は皮肉気に唇を歪める。

森崎「ゴールキーパーがオーバーラップし、フォワードはそれをシュート……と、思いきや。
血迷ったか、そのボールを後方に蹴り出してしまうし。
敵のFWもFWで、そこから無理やりにダイレクトシュート――しかも滅茶苦茶な威力の
――に向かってくるし。……センターサークル付近なのによ。
それで……」

――ウウウウウウウウウウウウウウウウウ……ッ!

メイド妖精「「きゃ、きゃあ〜っ!? 今のシュートだったの!?」」

咲夜「(今の不自然なまでに予定調和な動きは……きっと、霊夢の『博麗の巫女』としての天性。
幻想郷の理を司り、妖なる者に打ち克つ為に、遺伝子レベルにまで組み込まれた才能の賜物……でしょうね)」

パチュリー「(……しかも今回、凄いのは霊夢の才能だけじゃない。
ボールを持たない他のチームメンバーの動きの練度も、隠れていたけれど優れていた。
レミィ達のジャンプと同時に、MF・DF合わせて――霊夢以外にも6人が、
多少の体勢の崩れはあれどブロックに行ける体勢になっていたし。
少なくともシュートコースを狭める程度の役には立っている。
他の仲間達の、こうした献身的な動きが無ければ、霊夢が仮に才能を発揮していても、
カウンターシュートは成功しなかったかもしれなかった。 ……だから、ここは認めましょう。私達の完敗を)」

霊夢の放ったカウンターシュートを止められる者は、紅魔スカーレットムーンズの中には居なかった。
咲夜が、パチュリーが、美鈴が、小悪魔が。
……それぞれが悔しさや諦めや畏怖を抱きながら、フィールドに吹く一陣の風を見送るだけだった。

82 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/05(土) 02:05:50 ID:???
森崎「(こと幻想郷に住む人間や妖怪その他諸々と対峙する際に取り分け光る、『博麗の巫女』としての才能。
それに、巫女としてでは無く。霊夢の……アイツ自身の、分け隔てなく人を呼び寄せる不思議な力。
その両方が発揮されて放たれた、必殺の『カウンターシュート』。
正直、これが嵌っちまったら、俺が敵の立場でも止められる気はあまりしないな。面白くねぇ)」

魔理沙「(ああ……。やっぱり、綺麗だな)」

霊夢によるまさしく「奇跡のカウンターシュート」に対し、
森崎は自分では一生辿り着く事の出来ぬ才能と、単純に自分が目立て無かった事への嫉妬を膨らませる中。
対照的に魔理沙は……そのシュートを惚れ惚れとした表情で見つめていた。

魔理沙「(……ありがとな、霊夢。試合前やら試合中は、カリカリして八つ当たりして、悪かったよ。
――だけど、もう大丈夫。私、思い出したよ。これは――森崎のお蔭、かな? けどアイツへのお礼は別にいいや)」

――そして、それと同時に、魔理沙は霊夢に感謝していた。
何故なら、魔理沙は直観的に理解していたからだ。
このシュートは、『博麗の巫女』としての霊夢から放たれたのと同時に、
『魔理沙の親友』としての霊夢から放たれたのだという事を。
そして、それが何を意味するかについては――この次の展開が示していた。

――ウウウウウウウウ……ッ! ――スカッ!

陸「あ、アイヤ〜〜〜!? やっぱり外したアル〜〜〜〜!?」

陸がなけなしの体力で放った『雷斬脚』を外した事について狼狽していたが、それは大した事実では無い。
問題は、その次の瞬間だった。


ギュウウウ………、 ガイイイイイイイイイイイイイイイイインッ!!


83 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/05(土) 02:07:44 ID:???
針妙丸「ご………ゴール、ポストだ!?」

小町「Zzz……え? ポスト? ポストプレイ!? あたいの出番かい??」

美鈴「この人は何を寝ぼけてるんですか。肝心な局面で居眠りとは、敵ながら感心しませんね!」

小町「アンタだけには言われたくないねぇ、それは」

美鈴「わ、私はアレよ。ワークライフバランスを大事にしてるだけですし!」

小悪魔「美鈴さん、低次元な言い争いをしている場合じゃないです! 早くボールをフォロー……!」

――霊夢の『カウンターシュート』は、盛大にポストを叩いたのである。
ゴール周辺の選手がこの意外な展開に思わず慌てふためき、取り乱しすらする中で。
……ただ一人だけ、この結果を始めから分かっていた者だけが淀みなく動いた。

魔理沙「……それには及ばないぜ」

シュンッ! ――バアアアッ……ポムッ!

実況「魔理沙選手、ポストによって弾かれたボールをいち早くにトラップしフォロー!
紅魔スカーレットムーンズのゴール前にて、絶好の形でボールを持ちました!!」

魔理沙「……要するに、今の『カウンターシュート』は、壮大なパスだったんだ。
わざとボールをポストに当てて、私がゴール前でグラウンダーのシュート
――それでも、さっきのに負けない程スゴいシュートを放つ為の、引き立て役だな」

実況や観客、他のチームメイトや敵を無視するかのように、魔理沙は呟き始めた。
本来ならば問答無用で、ペナルティエリア内での乱戦が発生するべき場面だったが。
彼女の周囲で渦巻く狂気にも似た純粋な感情の渦が、思わず他の者の足を留めていた。


84 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/05(土) 02:15:58 ID:???
     魔理沙「……私はどうして努力を続けるのか。どうして何度挫折をしても、辛い目に遭っても。
  自分の才能の無さに絶望しても。それでも尚、希望を持ち続けられたのか。その理由は、こうだったんだ」

          ………グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!

          魔理沙が静かに、しかし決意と覚悟を持ってその右脚を振り上げた。

     魔理沙「私は……小さい頃から自分こそが、この物語の主人公だと信じて疑わなかった。
       だけどそれは同時に、「本当の主人公」に対する、憧れでもあった……んだと思う。
     自分も主人公になれば、そいつと対等に話せる。対等に戦える。対等にサッカーが出来る。
           ――きっと、心の奥底では、そんな事を夢見ていたんだと思う」

         霊夢「――知ってたけど。こうして聞くと……あんたって、ほんとバカね。
        ……そんなあんたにボールを渡しちゃってる私も、かなりのバカだと思うけど」

        魔理沙はそこで、悲しそうな眼で自分を見つめる霊夢に視線を合わせる。
        口先では相変わらず皮肉を呟いてはいたが、表情には躊躇いがあった。
         気にせず、魔理沙は振りかぶった足に魔力を籠めながら語り続けた。

                ゴオオオオオオオオオオオオオオッ……!

        魔理沙「私が努力を続ける理由。それは――私が、「本当の主人公」に……。
               霊夢。お前に並び立てる存在でありたいからだ!」

          オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ……!

   魔理沙「私が今から放つこのシュートは――お前の『カウンターシュート』や『夢想封印・瞬』や。
                もしかしたら『夢想天生』にも負けない威力がある。
           つまりさ……このシュートはこれまで叶えて来た私の夢の中でも、
           最高に大きくて、最高に幸せな夢である事に間違いないんだよ!」

85 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/05(土) 02:17:29 ID:???
       オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ……!!

    魔理沙「だから。……例えこのシュートが私の身体を破壊したとしても、それでも良い!
      これまで家族や、友達や、色々なものを犠牲にしてでも、夢を掴もうとしたんだ。
          今更自分自身を犠牲にしたって……ちょっとだけしか怖くないぜ!」

      霊夢「……結局、怖いんじゃないの。だったら、止めたら良いんじゃない?」

           魔理沙「……今更、止めらんないよ。だって―――!!」


                ――――だって。これが、私だから。


               その言葉は、霊夢には聞こえなかった。
     ゴールへと向かって蹴り出されたボールの放つ爆音があまりに大きすぎ、
         魔理沙の絞り出すような声を掻き消してしまった為である。

     バッ……ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!
 バギュウウウウウウウウウウウンッ! ドギュルルルルルルルルルルルルルルルルルッ……!
        ―――カッ!  チュドゴーーーーーーーーーーーーーーンッ!
        ビイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ………ンン!!
         ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド…!!

           ―――文字で表現するにも困難なまでの大音量は、
    バランスを崩しながらも果敢にパンチングに出た陸の存在自体をも掻き消した。
  そして、笛の音すら掻き消された状態のまま……博麗連合はどうやら、後半18分に3点目を得た。

86 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/05(土) 02:19:08 ID:w+5RN9Lg
紅魔スカーレットムーンズ 1 − 3 博麗連合2015


大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
13ゴール レミリア
12ゴール 鈴仙
9ゴール  フランドール、射命丸、魔理沙
7ゴール  勇儀
6ゴール  来生、屠自古
5ゴール  星、諏訪子、霊夢
4ゴール  森崎、神子、反町
3ゴール  早苗、謎の向日葵仮面
2ゴール  神奈子、ピエール、メルラン、天子、赤蛮奇、空、佳歩、岬
1ゴール  妹紅、咲夜、美鈴、サニー、リリーB、ぬえ、響子、永琳、萃香
       影狼、藍、幽々子、幽香、針妙丸、パチュリー、小田、椛、パスカル


大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
6アシスト パチュリー、霊夢
5アシスト 小町
4アシスト てゐ、神子
3アシスト 早苗、ピエール、小悪魔、マミゾウ
2アシスト 森崎、反町、はたて、岬、空、お燐、ウサギB、レミリア、アリス
1アシスト 鈴仙、影狼、大妖精、橙、諏訪子、佳歩
       衣玖、針妙丸、リリーW、ルナサ、ぬえ、永琳、妹紅


87 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/05(土) 02:22:02 ID:???
魔理沙が夢を叶えたところで、今日の更新はここまでです。
これだけ描写してると、魔理沙はこのシュート撃った時点で死にそうですが、
まだ次の決勝戦までは持つので、少なくともゲーム的には大丈夫です。

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

88 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/06(日) 00:03:49 ID:???
すみません、明日は早朝から仕事があるので今日は更新をお休みします。
明日は夕方くらいから更新できればと考えています。

89 :森崎名無しさん:2015/09/06(日) 09:53:41 ID:???
ゲーム的には大丈夫ってw
お疲れさまでっす!

90 :森崎名無しさん:2015/09/06(日) 21:31:15 ID:???
魔理沙も森崎の腰といっしょさ。
多分この試合終わったら森崎と魔理沙二人で仲良く治療行きだな。

91 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/07(月) 00:11:07 ID:???
こんばんは、少しだけですが更新再開します。
>>89
お気遣い頂きありがとうございます。
ジャパンカップ編の森崎みたいなイメージですね。
>>90
大筋としてはそんな感じです。

92 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/07(月) 00:12:23 ID:???
――ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア……ッ!

実況「先ほどのキックオフからおよそ数十秒。
……僅か間でしたが、凄まじい乱戦が繰り広げられました。

森崎選手のオーバーラップを交えた奇襲からの、魔理沙選手へのアシスト。
しかし魔理沙選手は敢えてシュートを撃たず、後方にクリア。
そのボールはレミリア選手とフラン選手が捕捉しツインシュートに向かいましたが、
それは霊夢選手の『カウンターシュート』により防がれます。
――ですが、それで攻撃が終わりでは無かった!

ボールはポストを叩き、魔理沙選手の足元へと転がって……絶対無敵の新技・『ファイナルスパーク』が、
とうとう唸って、紅魔スカーレットムーンズのゴールを突き破りました!!
1−3! 様々な結果が予測されましたが、最後に勝ったのは博麗連合!
後半も半ばを過ぎた現在の状況で、点差を2に広げたのは非常に大きいでしょう!!
ゴールを決めた霧雨魔理沙選手も、今ゴールを決めた喜びを、仲間達と分かち合っ、て……!?」


魔理沙「あ……が、がぁぁぁああああっ………!!」

フラリ……ドサッ。


アリス「ま、魔理沙!」

針妙丸「え……? そ、そんなに痛いの! あのシュート……?」

天子「ちょっとちょっと! アンタ私より目立ち過ぎでしょ……って、もしかしたらヤバい?」

実況や観客達が魔理沙の異変に気が付いたのは、
混沌としたキックオフから鮮烈なゴールまでの複雑な流れを消化してからとなった。
そしてその頃にはもう、チームメイトは地面に倒れ右脚を抱えて悶絶する魔理沙を取り囲んでいた。

93 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/07(月) 00:15:32 ID:???
小町「こりゃ酷いね。今は辛うじて形を保っているけど。
多分一枚皮を剥がしたらミンチみたいになってるよ、この右脚」

衣玖「……普通の人間ならば、このレベルの痛みを受ければショック死すると聞きます。
私からしてみれば、まだ貴女が生きてる事自体が奇跡ですよ」

中里「取りあえず、忍法仕込の骨接ぎ施術はしてみたが。これ以上の試合続行は無理でゴザろう……」

過去に霊夢が推察した通り、魔理沙の『ファイナルスパーク』は絶大な威力と引き換えに、彼女の脚を破壊する代物だった。
実際に、深夜での練習にて始めて放った一回目、地霊殿サブタレイニアンローゼスとの対戦で放った二回目。
そして今放たれた三回目のシュートと、回を重ねるごとに魔理沙への負荷は重くなっている。
中里が漏らしたように、通常ならば少なくとも、これ以上の試合続行は不可能。
できる事なら、今後シュートは永久に封印した上で、数か月は絶対安静にすべきレベルの症状の魔理沙を見て、
チームメイトの多くは同情を感じたのか嘆息した。
――しかし、魔理沙本人が現在抱いていた感情は、およそ普通の感性を持つ者には理解しがたいものだった。

霊夢「………」

スッ。

そして、数少ない魔理沙の理解者は、穏やかな笑みで魔理沙に歩み寄る。
彼女だけが知っていた。魔理沙は今、苦悶の表情を浮かべつつも笑っているという事に。
霊夢は分かっていた。だから、悩みつつ――そして、最後には決断した。
魔理沙のサッカー生命を延ばす事よりも、魔理沙がサッカーを通じて叶えたい夢の手伝いをしよう、と。
霊夢は本心から、魔理沙に優しくこう言った。

霊夢「……あんたと居ると、本当にいっつもいつもハラハラさせられて。
だけど、今みたいに純粋に凄いと思わせるようなトコもあって。
――うん。やっぱり私の相棒には、あんたしか居ない。言葉でなく態度でそれが伝わった」

94 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/07(月) 00:17:02 ID:???

魔理沙は霊夢の言葉を聞いて、苦痛にゆがんだ顔を更に歪めて笑顔を作り。
目から一筋の涙を零しながら、こう誇らしげに言ってやった。

魔理沙「まあな。なんせ私はお前の相棒で、この物語の主人公なんだから。
――この位、……ッ、普通だぜ!」

今も痛みをこらえていて、明らかに普通では無い表情と声色と態様の魔理沙。
その姿は客観的に見て惨めで哀れなものだったに違いない。
しかし、それでも――『霊夢に並び立ち活躍すること』を夢として来た彼女にしてみれば、
今はまさしく、彼女の夢が叶った瞬間だった。だが、欲張りな魔理沙はこれだけでは飽き足らない。

魔理沙「(――これで終わりじゃない。まだこの試合だって20分近くあるし、
一番大事な事として、まだ決勝戦や、大会後の世界大会が控えているんだ。
まだまだこれから。このまま点差を維持してレミリアにほえ面をかかせて。
決勝戦でも活躍して、うどんげの奴をぎゃふんと言わせてやって。
それで……私が霊夢と肩を並べられる名プレーヤーである事を世界に証明しなくちゃ……な)」

パタリ。

激痛と疲労により薄れゆく意識の中、遠い未来の戦いにまで想いを馳せながら。
如何なる逆境や状態であっても全力以上の力を発揮する『不屈の主人公』は、
その物語の最終章を目の前にして、まずは一旦の休息に入った。

95 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/07(月) 00:19:02 ID:???
……と、言ったところで今日の更新はここまでです。
皆さま、本日もお疲れ様でした。

96 :森崎名無しさん:2015/09/07(月) 00:40:32 ID:???
鈴仙「駄目だぁ、どう考えても魔理沙の方が主人公だあ……」
てゐ「私はあんなズタボロになってまで主人公になりたくないけどねえ」

乙です

97 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/08(火) 00:42:31 ID:???
こんばんは、短いですが更新再開します。
>>96
乙ありがとうございます。
博麗連合戦では、鈴仙の主人公としての素質が改めて問われると思います。

98 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/08(火) 00:44:43 ID:???

レミリア「……あんな茶番で、戦意をまるで削がれた奴は居ないな?」

担架に運ばれて退場する魔理沙を見送りつつも、紅魔の軍勢は未だ勝利を諦めてはいなかった。
状況は最悪、攻める駒は体力不足、時間は残りわずか。
2点差になった以上、ここで魔理沙が退場して名無し妖精が入ったとしても何ら有利はない。
それでも勝利を諦めないのは彼女達の流儀。
レミリアは厳しく言い放ちチームメイトを鼓舞し、彼女達もまた無言でそれに従った。

――しかし、運命はこれ以上、スカーレットムーンズの味方をする事は無かった。



……ピイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!

キックオフのホイッスルが鳴った。
魔理沙を代償として、後半18分に2点のリードを得た博麗連合はこれ以上は攻めなかった。
元々パス力の高い中盤を厚くする事で、スカーレットムーンズはボールの所有する事すら困難となった。
死に物狂いでボールを奪いに猛進するレミリアや咲夜、フランドールがボールを奪取する事は
度々こそあれども、そこから得点につながる有効打までは出ない。

後半30分に、レミリアとパチュリーがワンツーで中盤を突破し、
フランドールが『495年の波紋』をペナルティエリア内で放てた機会も一度はあったが。
――それはDFの位置にまで下がっていた霊夢や、競り合い強さでは幻想郷で一、二を争う萃香により
威力を減衰され、森崎のパンチングにより防がれる。

99 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/08(火) 00:46:48 ID:???
レミリア「………!」

ズザアアアアアアアアアアアアアアアアッ!

霊夢「――悪いけど、私はここで負ける訳にはいかないの。……『ヒールリフト』っ!」

グッ、ポーーーーーーーーーーンッ、シュパァァッ!

後半ロスタイム。体力切れであるにも関わらず恐ろしい動きでボールを刈りに向かうレミリアを、
霊夢は華麗な『ヒールリフト』であっさりと受け流す。
実際には、今のレミリアのタックルは疲労により洗練されたのか鋭く、
霊夢も一瞬奪われる事すら覚悟したが。
――それでも、彼女の『博麗の巫女』としての才能は、どんな綻びも逃がさない。
霊夢は自然と最良の体勢で放り投げたボールをトラップしており。

霊夢「……友達とは、互いに違う道を行こうとも、自分を理解してくれる存在。――これって、誰が言ってたんだっけ」

咲夜「――霊夢。勝負が終わっていないのに独り言とは、あまり関心しないわね!」

霊夢「……じゃま」

ブウンッ!

咲夜「……ッ!」

その後に飛び出した咲夜を自慢の『博麗幻影』で軽く抜き去った後。

100 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/08(火) 00:48:29 ID:???

霊夢「私には友達って良く分からないけれど。
皆で同じ道を行った方が、色々と楽しいんじゃないのかなぁ。――普段の宴会みたいに」

グワアアッ、バシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!

自分の友人とは、できるだけ最後まで同じ道を歩みたいと思いつつ、
霊夢は大きくボールを蹴り出して―――。


――ピッ、ピッ、ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ……!



紅魔スカーレットムーンズ 1 − 3 博麗連合2015  試合終了!

101 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/08(火) 00:55:21 ID:???
漸く大会準決勝が終わったところで、今日の更新はここまでです。
明日は試合後の描写をちょっとしてから、とうとうつかさの特訓に入りたいと思います。
前に選択をやっていたのが8月10日なので、約1か月くらい文章だけでした(汗)

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。


102 :森崎名無しさん:2015/09/08(火) 21:00:33 ID:???
乙です。
完全に主人公が代わりましたねぇw

103 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/09(水) 01:11:36 ID:???
こんばんは、少しだけ更新します。
>>102
魔理沙は色々な覚悟やら信念やらを背負っているのに対し、
鈴仙は果たしてどうなのか、という事が次の試合のテーマになるかと思います。
それを経て、第二部では鈴仙が真の意味での主人公として活躍してくれる……と信じています。

104 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/09(水) 01:12:56 ID:???
〜大会15日目・特別イベント〜
【鈴仙とつかさ。ファンキーガッツ特訓!】

鈴仙「……今日の試合、凄かったね」

つかさ「そうですね。ハッキリ言って、今回の大会の博麗連合は、これまでの比ではないと思います」

――紅魔スカーレットムーンズ対博麗連合の準決勝戦が1−3で決着を見せ、
試合を観戦していた鈴仙達永遠亭ルナティックスのメンバーは
口々に感想を語らいながら、妖怪の山モリヤスタジアムを後にしていた。
鈴仙は普段こうした時、てゐや佳歩と他愛の無い話をするか、
それともパスカルや中山と戦略的な話をしているのかのどちらかが多かったのだが、
今回は珍しく、つかさと二人で帰路に就いていた。

つかさ「……けれども、燃えてきました。
私、立ちはだかる障害が大きい程、テンションが上がっちゃうタイプみたいです」

鈴仙「知ってる。つかさはいつも、冷静なお姉さんに見えて、強敵に対しては
真っ先に叫び声上げて飛び込んで行くタイプだもんね。
――そんなつかさだからこそ、私に声を掛けたんでしょう? 今日の夜、二人で特訓をしようってさ」

つかさ「そ、そうですけど……。 ――強敵に対して、そんなに叫んでたでしょうか? 私……。
確かに、気持ちが昂ると、周りが見えづらくなるきらいはあると思いますが」

鈴仙「――今まで気付いて無かったのね。別に恥ずかしがる事じゃあないと思うけれど」

つかさ「いえっ。多少は気になります! その。はしたない、ですから……!」

鈴仙「(ここまで来ると、もはや二重人格ねぇ……。――ま、そのギャップが可愛いんだけど)」

105 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/09(水) 01:15:48 ID:???
可愛らしく上品に頬を膨らませるつかさの頭を撫でたい衝動に駆られつつも、
鈴仙はもう一つ気になる事を聞いた。

鈴仙「……ところで、Dちゃんは良かったの? いつも一緒だったじゃない。
てっきり、今日の特訓にもDちゃんを誘うのかと思っていたけれど」

つかさ「――Dちゃんは置いていきます。練習はしましたが、
ハッキリ言って、あの子は付いて来れないと思いますから」

つかさは毅然とした表情で答えた。
それは普段ウサギDを妹や娘のように可愛がっているつかさとはかけ離れているが、
鈴仙にはそれが、どんなに厳しい特訓をしてでも、博麗連合という壁に打ち克ちたいという、
つかさの決意とウサギDに対する愛情の表れであると思えた。

鈴仙「(……つかさも凄いわね。自分よりも強い者に対して、
卑屈になる事も諦める事も無く、ただひたすらに勝ちたいと思う。ぶつかってみたいと思えるなんて。
私も勿論その覚悟がある――と、思っていたけれど。それは本物なのかしら……)」

――つかさが明確な意思を見せる一方。
鈴仙は、今日の博麗連合の試合を見てモヤモヤとした感情を抱いていた。
強い意志と高い実力を持ち、たゆまぬ努力を重ねる選手達の姿を見て。
自分は果たして今、彼女達のように輝けているだろうかと自問自答を重ねていた。

106 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/09(水) 01:19:31 ID:???
鈴仙「(――これまで中山さんと。皆と走って来た私だったら。
こうして思い悩んで立ち止まりそうになった時は、兎に角練習をして、無理矢理にでも前に進み続けて来たんだっけ)」

そして何か事ある度に悩んでいた鈴仙は、こうした時にどうすれば良いかも流石に学習していた。
――とにかく、やるしかないのだ。
道を切り開くのは、他の誰かでも無く自分自身。努力を重ねれば、きっと必ず道が見えて来る筈だ。……と。

鈴仙「……つかさ。今夜の特訓。一緒に頑張ろうね。諦めずにやれば、きっと、何かが見えてくる筈なんだから……」

鈴仙はつかさに対してか、自分に対してか、そう堅く告げる。
それは信念というよりは、努力に対する信仰に近いと思ったが、
鈴仙は敢えてその感想を自身の奥に封じ込める事にした。


――そして、その日の夜。
二人は夜分遅くに永遠亭のサッカーコートに集合し特訓を重ねた。果たして、その結果は……。


先着2名様で、

★鈴仙の意地→! card★
★つかさの意地→! card★

と書き込んでください。数値の合計で分岐します。

35→彼女らに一体何が…? ガッツ+50、全能力+3、更に更に…?/ガッツ+100、全能力+3、更に更に…?
31〜34→超進化!!     ガッツ+30、全能力+2、更に…?/ガッツ+50、全能力+2、更に…?
26〜30→進化!        ガッツ+10、全能力+1、攻撃系or防御系各+1/ガッツ+30、全能力+1、攻撃系or防御系各+1
16〜25→特訓は成功だ!    ガッツ+10、全能力+1/ガッツ+30、全能力+1
10〜15→そこそこの成果だった。ガッツ+10、攻撃系各+1/ガッツ+30、防御系各+1
2〜9  →残念な感じだった…。 ガッツ+0、防御系各+1/ガッツ+10、攻撃系各+1
*次のレスにて特訓判定の注意書きを掲載しますが、レスとレスの間にある判定も有効とします。

107 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/09(水) 01:20:46 ID:g/Ix9O0E
*左が鈴仙の結果表、右がつかさの結果表です。
*攻撃系=ドリブル・パス・シュート・せりあい で、防御系=タックル・パスカット・ブロック・せりあい です。
*マークか数値が一致した場合、判定に+5されます。これらの効果は重複しません。
*合計値が21以上の時、フラグ習得!(既にあれば回収。無い時は、鈴仙は選択可で、相手は判定)
*合計値が26以上の時、必殺技習得!(分野は鈴仙は選択可で、相手は判定)
*攻撃系の合計と防御系の合計を比較して、低い方=2〜9 高い方=10〜15 で表示しております。
*JOKERが出た場合は『ダイヤの15』として扱います。オールマイティにはなりません。

――――――――――――――――――――――――――
……と、いったところで今日の更新はここまでです。
皆さま、本日もお疲れ様でした。

108 :森崎名無しさん:2015/09/09(水) 01:21:07 ID:???
★鈴仙の意地→ スペード7

109 :森崎名無しさん:2015/09/09(水) 01:21:28 ID:???
★つかさの意地→ クラブQ
またドラゴンボールネタw

110 :森崎名無しさん:2015/09/09(水) 01:21:48 ID:???
★つかさの意地→ ダイヤ9

111 :森崎名無しさん:2015/09/09(水) 14:02:12 ID:???
魔理沙さんの足の具合(中身)についてももっと詳しく描写をしてほしいと思いました。
決勝で期待してます(笑)

112 :森崎名無しさん:2015/09/09(水) 20:50:06 ID:???
ウサギD、カ・ガーミンじゃなくてチャオズだった

113 :森崎名無しさん:2015/09/09(水) 21:27:35 ID:???
むしろつかさ的にはユウスケかと

114 :森崎名無しさん:2015/09/09(水) 22:23:40 ID:???
乙です

ウサギD「さよならつかさちゃん。どうか死なないで」

シリアスにしれっとまざるDB要素である。
この後はつかさをチルノに会わせる方向でいいかな?


115 :森崎名無しさん:2015/09/09(水) 22:34:52 ID:???
しゃべるボールがもう少しで完成っぽいしコーチでいいから練習2回くらいやってみては?
個人的にはてゐのシュートが低くてあがりやすそうなはずだから面白い気がする
ただの絶妙なループシュートが+7は高すぎじゃけん

とりあえずはつかさチルノでいいと思うけど

116 :森崎名無しさん:2015/09/09(水) 22:47:31 ID:???
しゃべるボール完成→アリスさんと友達にしてボールで買収→決勝が12対10になる

テニヌでも買収くらいなら普通にやってたし別におかしくないおかしくない

117 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/09(水) 23:28:12 ID:g/Ix9O0E
こんばんは、更新していきます。
今日はなんと、選択肢がありますので是非参加して頂けると幸いです(爆)
>>111
詳しく描写すると別のジャンルになりそうですが、熟れたトマトみたいな感じですね。
決勝は多分もっとぶっ飛んだ感じになると思います。
>>112
ウサギD「さよならつかさちゃん! さらばサッカー!」→霊夢と魔理沙の脚を折り無事退場ですね、わかります。
>>113
私のディケイドは地獄兄弟が出てきてアッサリ退場したあたりで終わってますね…。
>>114
乙ありがとうございます。
多分JOKERが出たらDちゃんが魔理沙の肩に張り付いて爆発します。
>>115
しゃべるボールの事もありますね。
カルツ君が森崎からゴールを奪いかけた位ですし、強いと思います>ループシュート
>>116
アリスさんは頭脳派なので多分大丈夫だと思います(震え声)


>>107注意書きに記載が漏れていたのと、前の特訓から結構間が空いたので追記しますが、
今回の特訓においても、これまで同様伸ばせる能力値の限界がありまして、
今回ですと特訓では「52」以上の能力値については上昇しない事としております。
そのため、結果表を見ると全能力+1ですが、
鈴仙のドリブルとシュートについては今回上昇しませんので、ご了承ください。

参考として、特訓後の鈴仙の能力値を載せておきます。

選手   ド  パ  シ   タ  カ   ブ  せ  総   高/低 
鈴仙  52  52  53  51  50  46  52  356  2  3 
最大ガッツ:980/980

……と、なります。それでは、更新を再開します。

118 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/09(水) 23:29:29 ID:g/Ix9O0E
★鈴仙の意地→ スペード7 ★
★つかさの意地→ クラブQ ★
7+12=19
16〜25→特訓は成功だ!ガッツ+10、全能力+1/ガッツ+30、全能力+1

鈴仙「食らいなさい、『マインド……エクスプロージョン』!!」

つかさ「うらあああああああああああああああああああああっ!」

バシュウウウッ、ゴオオオオッ―――ドガアアアアアアアッ!!

つかさ「あべしっ!? も、……もう一回! もう一回です鈴仙さま!」

鈴仙「ええ。何度でもやってやるわ! 追撃の……『マインドエクスプロージョン』!」

バシュウウウッ、ゴオオオオッ―――ドガアアアアアアアッ!!

つかさ「ゲボハァーーーーッ!? ……こ、この程度! 鈴仙さま、次はもっと近づいて下さい!」

鈴仙「えっ? 今でも充分至近距離だったと思うけど……」

つかさ「ダメです! 鈴仙さまはあの『ファイナルスパーク』の威力を忘れましたか!
――ああ、もう! もはやボールの存在すらもどかしいです! 鈴仙さま、私を蹴って下さい!」

鈴仙「いやいやいや! そんな。つかさの――女の子の顔を真正面から蹴るなんてできないわよ!」

つかさ「良いんです! さあ! 私の事はスイカ割りのスイカか何かだと思って!」

鈴仙「それって、蹴ったら赤いのがパックリブシャーっていっちゃうじゃない! 嫌な例え止めてよ!
……えーい! もう。そんな目しないでよ。 だったらヤケよ! お望み通りやってやろうじゃない!」

119 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/09(水) 23:30:34 ID:g/Ix9O0E
――ゲシッ、ガシッ、ボガボガッ! ドガッ、バギッ、ボゴッ!

つかさ「ぐ、グワアアッ!も、もっと……もっと……です、鈴仙さま。この程度じゃ、終われませんっ!」

鈴仙「ええ、言われなくても分かってるわよ!(――ところで、何の練習だったっけ。これ。
というかそもそも、これって何かの練習なんだっけ……?)」

――鈴仙とつかさとの特訓はシンプルながらも熾烈を極めた。
軽い総合練習の様相を示していたのはごく最初だけであり、
実戦形式のシュート/ブロック練習が鈴仙とつかさの互いの熱情に火を付けて、
最終的にはボールも使わず鈴仙がつかさの顔面にキックを繰り返すという、
傍目には鈴仙による一方的リンチとしか思えないような惨状となった。

つかさ「はぁ。はぁ……はぁ……! もう少し。もう少しです……!」

鈴仙「(つかさ……凄い。あれだけ撃ち込まれて、まだガッツを残している。
実戦においてはそこまで体力がある方とは言えないつかさだけど。
だったら現に今発揮している、あの子の底知れぬガッツの源は一体何なの?
……何だか、知れば知るほど、余計に底知れなくなるわね。つかさったら)」

先ほどあれだけはしたないのは嫌と言っておきながら、
いざサッカーとなると自らの身を全く厭わず、自身を傷つけてまで鍛えようとするつかさの姿勢に、
鈴仙は畏怖の念すら覚えるも――結果として、この特訓らしき何かは効果があった。
それが分かったのは、鈴仙がつかさの顔面に千度目のダイレクトシュートを撃ちこんだ時の事だった。

120 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/09(水) 23:38:46 ID:g/Ix9O0E
鈴仙「はぁ、はぁ……どおっせーーーいっ!」

つかさ「うりゃああああああああああっ!!」

グワアアアアッ、バギイイイイッ……! ―――チイイイッッン!

鈴仙「――い、痛ッ!」

既にその時点で東の空は白み、血塗れになったつかさの首からは生気が若干抜けかけていた。
しかしそれでも尚、シュートを求めるつかさに対し鈴仙が大きく右脚を振りかぶり、
急所を撃ち抜いたところ――つかさの顔面がまるで鋼鉄のように固くなったと感じた。

つかさ「そ、そう。この……感覚です」

鈴仙が痛みに顔を顰めるのを見て、つかさはこの特訓で初めて納得したように頷いた。
そして、独り言を話すように虚空に向かって成果を語りだす。

つかさ「――具体的に何か技やそのきっかけを掴んだ訳じゃないけれど。
何度も痛みや苦痛を受けて、だけどそれでも折れずに立ち向かう。
……今までの私は、そんな覚悟がどこかで欠けていましたが。
だけど、今。少しだけ、そんな心構え――DFとして、最低限の心構えが出来たような気がしました」

鈴仙「(あれだけ蹴られまくって「最低限」だったら、
多分全宇宙のDFやってるサッカー選手は皆、DF失格なような気がする……)」

鈴仙は思わず冷静なツッコミを入れてしまいたくなるが、しかしつかさにとってはきっとそれは真実に違いなかった。
つかさは一見淑女に見えるが、その実はご覧の通りのファンキーガッツウーマン。
理屈や理論では語れない、彼女なりの精神論が組み込まれているようだった。
そして、精神に存在の多くを依拠する妖怪兎にとって、そうした精神論は彼女のメンタリティだけでは無く、
身体能力を高める事にも役立っていたらしい。

121 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/09(水) 23:40:20 ID:g/Ix9O0E

つかさ「……鈴仙さま。最後にもう一度、総合的な練習をしませんか?
きっと、今の私なら、もっとうまく出来るような気がするんです」

――そう言ったつかさの感覚は当たり、実際に鈴仙が見る限りつかさのサッカー能力は
ブロック以外の分野においても著しく成長していたのだ。
しかも更に不思議なのは、鈴仙自身も同様に一定の基礎技術の向上が見られた事だった。

鈴仙「(私は月の兎で、永遠亭の妖怪兎とは違うから。そんな精神論だけで上手くはなれないと思うけれど……。
――それでも、ガッツ溢れるつかさの姿を見て。
余計な心配事とかが解れた分、ノビノビと動けるようになった……のかな)」

今回の特訓で、鈴仙はつかさにも救われていた事を実感する。
博麗連合との試合で感じたモヤモヤが、それだけで完全でないにしろ、大きく晴れた気がした。
そしてそのふわりとした感覚こそが、今回の特訓で得た鈴仙の宝に違いなかった。


*鈴仙の全能力(ドリブル、シュート除く)が+1され、最大ガッツが+10されました。
*つかさの全能力が+1され、最大ガッツが+30されました。

122 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/09(水) 23:45:21 ID:g/Ix9O0E
〜大会16日目・午前〜

鈴仙「はぁ、はぁ。昨日は色んな意味でキツい特訓だったわね……成果があったから良かったけど。
――さて、今日は何をしようかしら。
試合の時にした約束通りつかさの部屋に行って、チルノに会いに行くとか。
前にレミリアさんが言ってた好意に従って、紅魔館に行ってシュートを見てもらうとか。
秋姉妹やらお燐やら、割と仲の良い人に会いに行くとか、……アリスさんと友達になってみるとか。
それとも、ボロボロのボールが喋りださないか練習の場で観察するとか。
やりたい事自体は一杯あるけれど、やれる事は限られるのよねぇ」

A:自由行動をする(自由行動フェイズに移ります。更に分岐)
B:練習をする(一人か仲間で練習したり、コーチングをします。更に分岐)
C:狂気度を使用する(更に分岐。一部を除き、この行動では時間を消費しません)鈴仙の狂気度:28
D:現在の能力値を確認する(この行動では時間を消費しません)(※1票決)
×:アイテムを使用する(この行動では時間を消費しません)
  ※「ボロボロのボール」など、練習用アイテムはCの練習の選択時に使用してください。

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

(参考:大会16日目〜大会18日目(決勝戦終了)までのスケジュール)
        午   前     午   後
16日目   休   み←今ココ休   み
17日目   休   み    聖徳×紅魔(三位決定戦)
18日目   休   み    永遠×博麗

※試合のある時は、鈴仙は自由行動ができません。
※新聞イベントについては今回省略して、博麗連合戦時に役立つ情報を少し開示する、
  などという形を取る事で代用したいと思います。

123 :森崎名無しさん:2015/09/09(水) 23:49:18 ID:dGVF+h0U


124 :森崎名無しさん:2015/09/09(水) 23:50:35 ID:HqL1CVFE


125 :森崎名無しさん:2015/09/10(木) 00:02:18 ID:???
私はどうやらサッカーを甘く見ていたようだ(震え声)

126 :森崎名無しさん:2015/09/10(木) 00:04:13 ID:???
顔面を蹴ればブロックが鍛えらる・・・
つまりあまりに蹴られすぎて金属みたいに伸びて面積を広くするのか!

127 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/10(木) 00:05:55 ID:bGgmmqqA
A:自由行動をする(自由行動フェイズに移ります。更に分岐)

鈴仙「――とりあえず、今日は自由行動ね。
……あ。さっき>>122で挙げた内容とかについて、いちいち二回も三回も選択して貰うのは
テンポも悪いし手間だから、ショートカットキーを作ってみたわ。
だけど勿論、このキーに入っていないけれど有益な行動やイベントは他にもあるから、
無理してキーの中から選ばなくっても良いのよ?」

A:永遠亭に居る(さらに分岐)
  主に永遠亭に居るチームメイトと交流をします。
  評価値を上げたり特別なイベントを起こしたりできます。
B:外出する(さらに分岐)
  買い物をしたり、永遠亭に居ないチームメイトや、
  その他の幻想郷の住人と交流できるチャンスがあります。
C:気晴らしに玉兎通信でもしてみる。(さらに判定)
  ランダムで、色々な情報が入ります。運が良ければ必殺技フラグも入手できるかも…
D:現在の能力値を確認する(この行動では時間を消費しません)(※1票決)

<ショートカットキー>
E:先の試合での約束通り、つかさがチルノに会いに行く手伝いをする。
F:紅魔館で、レミリアにシュートの練習を見てもらう。
G:妖怪の山ふもとに行き、焼き芋を無料で買いつつ秋姉妹達に会う。
H:地霊殿に行き、お燐やさとりに会いに行き交流を深める。
I:その他 作者は失念しているがこうしたイベントがあった筈だ! ……などありましたら、一発で繋ぐよう配慮します(汗)


先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

128 :森崎名無しさん:2015/09/10(木) 00:06:12 ID:???
サッカーは格闘技とはあくまでもたとえ話じゃなかったのか…(震え声)

129 :森崎名無しさん:2015/09/10(木) 00:06:50 ID:pKmsyvao


130 :森崎名無しさん:2015/09/10(木) 00:09:37 ID:OHpkzcUs


131 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/10(木) 00:19:41 ID:???
Eが選ばれたところで、今日の更新はここまでです。
久しぶりの選択肢でしたが、積極的に相談や投票をしてくださりありがとうございました(汗)

>つかさ式ブロック特訓について
顔面ブロックの練習をするにあたってどうするのが一番効率が良いのかを追求した結果、
ボールは不要という結論に至りました。原作キャプ翼っぽい爽やかな狂気が表現出来てればうれしいです。

それでは、皆様、本日もおつかれさまでした。


132 :森崎名無しさん:2015/09/10(木) 00:20:42 ID:???
これ爽やかだったのかw

133 :森崎名無しさん:2015/09/10(木) 17:29:58 ID:???
らんま2/1を思い出す特訓描写だったんですがそれは

134 :森崎名無しさん:2015/09/10(木) 22:56:58 ID:???
ウサギDが置いていかれたのはわかったけどウサギCは置いていかれたことにすら気づいていない…
セグウェイフォーエバー 無駄にいろいろ考えた(ネタ)名前フォーエバー

135 :森崎名無しさん:2015/09/10(木) 23:36:16 ID:???
今回のチルノに会うのがすんなりいくのか次第だけど、残り三回の自由行動をどうしようか。

>>127のF〜Hの他には、しゃべるボールの完成を目指すくらいだと思うけど。
あとは狂気度がドイツ戦に微妙に足りないから、試合直前に使っておこう。
ドイツ戦に届かなければ、浮き球、洗脳もしくは印象操作。
洗脳はゆかりんに使えると依然アナウンスされてた。
印象操作はフェアプレイ精神を覚えればたぶん不要かな。一応マリーシアされた場合は効果ありそう。

後は永琳印象値が次の特訓まで2足りないけど、師匠に会ってそこまで行くかは不透明。

しゃべるボールを完成させる場合どうするか
鈴仙のドリブル、パス、シュートはすごく上がりにくいだから厳しい
上がりやすさと必要な能力を考慮すると候補はこんなところかな。

○必殺フラグの完成
オフサイドトラップ(18/20)、フェアプレイ精神(17/20)

○仲間のコーチング
佳歩 タックル 47
てゐ シュート 47
霞  タックル、カット 46
慧音 タックル、カット 50 ブロック 51
妹紅 タックル 49
つかさ タックル 47 カット 45 ブロック 50
姫様 せりあい 49 (1対1+2あり)

136 :森崎名無しさん:2015/09/10(木) 23:39:17 ID:???
どれもこれも必要な能力なはずなのに50も行ってないのばっかり…

137 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/10(木) 23:53:05 ID:???
こんばんは、更新していきます。
>>132
何となくいい話っぽい感じに終わったので、多少血塗れになってても大丈夫かな…とか思ってました。
>>133
転がる岩石を避けながらボールキャッチとかも、描写次第によってはかなりのスプラッタになると思います。
>>134
Cちゃんはドラゴンスフィア読んでましたね。

138 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/10(木) 23:55:46 ID:???
E:先の試合での約束通り、つかさがチルノに会いに行く手伝いをする。

鈴仙「……よし、特訓までした間柄だしね。今日はつかさに付き合いますか」

先の聖徳ホウリューズ戦の合間にて、気になる選手としてチルノの名前を挙げたつかさ。
今度つかさがチルノに遭いに行く際の同行を約束した鈴仙は、
早速約束を果たしに行こうとつかさの部屋の襖をノックする。

つかさ「はい……あっ。鈴仙さま。昨日はどうも、ありがとうございました」

静かに襖を開け、ワンピースの裾をつまみながらペコリとお辞儀するつかさ。
そこには叫びながら顔面キックを要求する、クレイジーガッツマンの要素は全く消え失せていた。
真っ赤なトマトのようになっていた顔は既に元の端正な美少女の顔立ちに戻っており、
鈴仙はつかさの豹変ぶりに恐怖すら覚えた。

鈴仙「えっと……その。ねぇ、つかさ。こないだの約束の事なんだけど……今から早速、出かけてみない?」

つかさ「――! は、はい。喜んで!」

部下に恐怖しているという事実を隠す為に、鈴仙は無表情を貫いて早口でつかさに申し出た。
つかさはそんな鈴仙のある意味では素っ気ない態度。
しかしその中でも約束を果たそうとする誠意と優しさを感じ取ったつかさは、鈴仙の言葉に大きく喜んだ。

つかさ「でも、本当に良いのですか? 鈴仙さまだって、練習とか、したい事もあるでしょうに……」

鈴仙「……別に良いのよ。私だって、昨日はあれでもつかさに救われたんだから」

それは嘘では無かった。
昨日の試合で霊夢と魔理沙が魅せた信念を、レミリアとパチュリーが示した誇りを前にして、
自分は果たして彼女達のように輝けているのか、鈴仙は少し自信を失いかけており。
そんな後ろ向きな発想をする自分を、とりあえず前へ前へと推し進めてくれたのは間違いなく、
つかさの華奢な身体に溢れる「ガッツ」だったからだ。

139 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/10(木) 23:57:32 ID:bGgmmqqA
鈴仙「――さ。それよりも、さっさと探しに行きましょ、チルノの事。
取りあえず、霧の湖とか、魔法の森とか。妖精達の遊び場で有名な場所をしらみつぶしに回りましょうか」

つかさ「はい。そうですね……! 鈴仙さま、今日は宜しくお願いいたしますわね」

何となく湿っぽい雰囲気になったと思って、鈴仙は口調を変えてつかさの出発を促す。
つかさも鈴仙の意を汲んだのか、あるいは昨日の特訓での醜態を思い出し恥ずかしくなったのか。
話題を打ち切って、もっぱら今日の探索――チルノ探しに意識を向ける事にした。
半刻程経って、準備を終えた二人は並んで竹林を飛び立つ。その結果は……。


先着1名様で、

★妖精クエスト→! card★

と書き込んでください。数値で分岐します。

JOKER→ロリ・コンナンデス「ブヒヒ! 性に目覚めていないJY(女子妖精)萌へ〜!」チルノ「は、離せよぉ…!」
       なんと、ヘルナンデスが再びロリコン化しチルノに襲い掛かっていた!
ダイヤ→霧の湖で仲間と遊んでいるチルノを見つけた!
ハート→魔法の森で迷子になってる大妖精を見つけた。
スペード→人里で曲芸をしている来生を見つけた。
クラブ→残念ながら、チルノも関係者も誰も見つけられなかった……。

140 :森崎名無しさん:2015/09/10(木) 23:58:14 ID:???
★妖精クエスト→ ハート6

141 :森崎名無しさん:2015/09/10(木) 23:58:22 ID:???
★妖精クエスト→ スペード7

142 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/11(金) 00:50:35 ID:mN6bWhT+
★妖精クエスト→ ハート6 ★
ハート→魔法の森で迷子になってる大妖精を見つけた。

〜霧の湖・ほとり〜

鈴仙「えっ、居ないの?」

サニー「そうよ! チルノは私にキャプテンの座と預金通帳を預けてこう言ったの。
『あたいはもうだめだ。サニー様、後は貴方様に全てを任せます』……ってね」

スター「まあサニーの言ってる事は全部ウソなんだけどね。
チルノなら、ここに居ないんだったら魔法の森ででも遊んでるじゃないかしら?」

ルナ「(チルノの預金通帳……。凍らせた蛙とかしか入ってなさそう)」

運の悪い事に、妖精大連合がいつも練習をしていた霧の湖周辺において、チルノは不在だった。
大会で敗北した事で飽きっぽい妖精達のサッカー熱は冷めて、
それぞれがそれぞれでやりたい遊びをやるべく、チームは一旦解散したらしい。

サニー「ま。私達とかみたく、未だにサッカーやってる子も結構居るけどね。だって楽しいし」

ルナ「そういや、カントクさんも最近来てないね。サッカーに飽きちゃったのかな?」

スター「その可能性……結構高いわね。最近幻想入りした、『せぐうぇい』ってオモチャに嵌ってるみたいだし」

リリーW「最近人里で『セグウェイ天パ』っていうオカルトが流行してるらしいですよー」

つかさ「……鈴仙さま。取りあえず魔法の森に行ってみませんか?」

相変わらずフリーダムな妖精達の身の上話を聞き流しつつ、
鈴仙とつかさはこの中で唯一得た有益な情報――チルノは魔法の森で遊んでいるのではないか
――を頼りに、チルノ探しを続行する事にした。

143 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/11(金) 00:51:35 ID:mN6bWhT+
〜魔法の森・上空〜

つかさ「鈴仙さま、見つかりましたか?」

鈴仙「うーん、こっちは全然ね」

――しかし。いや、やはりと言うべきか。
その程度の証言のみをもって、広い森の中からひとりの妖精を発見するのはかなり困難だった。

鈴仙「……どうする。今日は諦める?」

つかさ「そうですね。また日を改めれば、あの子も湖まで戻ってるかもしれないですし……」

探索開始から数時間が経過するも、青い髪の氷精は見つからず。
代わりに凶暴化した向日葵妖精の群れに出くわし撃退したりして、鈴仙とつかさはかなり消耗していた。
そのため、そんな弱気な提案が口をついて出てしまいそうになった所で――。


???「……あ、あのう! 迷子になってしまったので、助けてくれませんかー?」


――空を飛ぶ鈴仙達の足元で、そんな声が聞こえる。鈴仙達は有無を言わせずに、その声に従う事にした。

144 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/11(金) 00:53:36 ID:mN6bWhT+
〜魔法の森・奥部〜

大妖精「ありがとうございます。あの森の瘴気は、私にとってはちょっと強すぎるから。
鈴仙さんが駆けつけてくれなければ、今ごろ一回休みになってました」

鈴仙「空も満足に飛べないなんて、結構な重症よ。……ほら、もっと水で流し込んで。
お師匠様の薬は万能薬だけど、苦いのが玉に瑕だからね」

鈴仙達を呼んだ大妖精は、暗い森の中を長時間さまよっていたらしく、
この森にただよう強い瘴気も相まって、大きく疲弊していた。
気の毒に思えた鈴仙はポケットに常備している永琳の薬を一限、水筒とともに大妖精に渡していた。

つかさ「……でも、どうしてそんな状態になるまで森の中に居たんですか? 迷子って仰ってましたが」

大妖精「ええ。その。……迷子になったというか。迷子を探しているといいますか……」

背丈ではつかさの方が大妖精よりも少し大きいが、温厚で丁寧な性格は二人とも共通していた。
薬を飲んで元気になった大妖精は鈴仙達に対し、これまでの経緯を説明してくれる。

大妖精「私、最初はチルノちゃんと一緒に森に入ったんです。
『一緒に魔法使いごっこをやろう。大きいキノコを採った方が勝ちね』……って言って。
それで、始めたばかりの時は互いが見える場所に居たんですけど、途中から分からなくなって。
それでもどの時は、外に出ればいつかは合流できるって甘い考えだったんですけど。
外への出口が掴めないまま、森の瘴気に充てられて空が飛べなくなって……」

鈴仙「――それで、今に至る……ってワケね」

――そして、大妖精の話は鈴仙達にとって朗報だった。
チルノが今、この森かあるいは周辺にいる可能性がいよいよ濃厚となったからだ。

145 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/11(金) 00:54:57 ID:mN6bWhT+
鈴仙「じゃあさ、それなら――」

鈴仙はここぞとばかりに、「自分達も実はチルノを探していた。一緒に協力して探さないか」
と提案をしようとするも――。

つかさ「……待ってください、鈴仙さま」

鈴仙「――えっ、どうして、つかさ」

それはつかさの控えめな声により押し留められる。

つかさ「薬は飲みましたけれど、今は大妖精さんの容態が心配では無いですか?
今はとりあえず、私達で大妖精さんを外まで案内してあげた方が良いかと思うのですが。
それにそうしたら、出口でチルノと鉢合わせになる可能性だって、あるかもしれませんし」

鈴仙「うーん、そうねぇ。確かに無理して探検させて、寝込ませちゃったりもしたら。
仮にそれでチルノに遭えたとして、勘違いされて喧嘩になっちゃうかもしんないし」

鈴仙はつかさの的を射た発言に関心しながらも、同時に取るべき選択肢の幅を検討していく。

鈴仙「チルノは一旦諦めて、大妖精を私達の力で外まで案内する。
チルノの探索を重視して、このまま大妖精と一緒にチルノを探す。
それと、他にも……そうだ。外に出ないにしろ。
魔法の森にある、アリスさんとか魔理沙の家とかに一時入れて貰って、
大妖精の容態を回復させてからチルノを探すってのも良いかもしれない。
アリスさんはかつて光の三妖精も泊めた事があるって聞くから、妖精の扱いには慣れてそうだし。
むしろ運が良ければ、そこで難なくチルノと合流できちゃうかもしれないわね。
でも逆に、魔理沙の家になんて……妖精が来るのかしら?
私が前訪問した時は、魔導書やら森で採れた実験用の触媒とかがゴロゴロしてたけど。
――でも、好奇心旺盛なチルノだったら……ワンチャン、居たりするかも?」

146 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/11(金) 00:56:57 ID:mN6bWhT+

鈴仙の脳内で、選択肢はおよそ4つ程度に絞り込まれた。
どの方針を取れば、大妖精の――もしかしたらチルノの、迷子問題について解決できるのか。
あるいは、高い確率で解決できるよう動かせるのか。
ポカンと口をあけて鈴仙の言葉を待つ大妖精に対し――鈴仙は、こう提案をした。

A:とりあえずは休養が大事だ。大妖精を外まで案内してあげる。
B:目的が同じなら協力しよう。一緒にチルノを探そうと提案する。
C:何をするにも一旦休養だ。近くにあるアリスの家に行き、休息を取らせて貰うようお願いする。
D:何をするにも一旦実験だ。近くにある魔理沙の家に行き、休息?を取らせて貰うようお願いする。
E:その他 自由選択枠

鈴仙のガッツ:980/980

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。


――――――――――――――――――――――
……と、言ったところで今日の更新はここまでです。
皆さま、本日もお疲れ様でした。

147 :森崎名無しさん:2015/09/11(金) 00:59:00 ID:+MA3Qwfw


148 :森崎名無しさん:2015/09/11(金) 01:03:23 ID:KDXLELn2
C

149 :森崎名無しさん:2015/09/11(金) 22:49:05 ID:???
アリスの家に行ってもチルノはいませんでしたが代わりに
ヤンデレアリスに監禁された森崎がいましたとさ

150 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/12(土) 00:43:01 ID:xyT/n8C2
こんばんは、少しだけになりましたが更新再開します。
>>149
アリスさんはちょっとプライドが高くて寂しがりやなだけですから、多分大丈夫です(震え声)

151 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/12(土) 00:44:19 ID:xyT/n8C2
C:何をするにも一旦休養だ。近くにあるアリスの家に行き、休息を取らせて貰うようお願いする。

鈴仙「……外に出ても合流できる保証はないし。
それなら、ここ付近で休める場所に行った方が良いかもしれないわね……」

大妖精「で、でも。瘴気が立ち込める上、光もロクに射さない暗い森に、そんな都合の良い場所なんて……」

鈴仙「――確かに少ないけれど。あてならあるわ」

鈴仙はそう言って、過去に自分が魔法の森を訪れた時の事を思い出す。
確かに魔法の森は普通の人間や妖怪なら寄り付くべき場所ではないが、
しかしそんな森にも、物好きによる住まいはある程度あった筈だという事を。

鈴仙「アリスさんの家がここから近かった……ような気がするわ。そっちに行きましょ」

つかさ「人形師さんの家に行くんですね。
人里の子ども達からは、誰とも慣れ合わないクールな人と思われてるみたいですけど。
だけど、悪い魔法使いじゃないと思いますし。私は賛成です」

鈴仙「(そんな風に思われてるんだ……アリスさん。
きっと友達を作りたいけど、プライドの高さがそれを邪魔してるんだろうなぁ。
――提案しといてなんだけど。本当に大丈夫だったかなぁ……アリスさんちに行くの)」

七割の期待の中に三割の不安を抱きながらも、
しかし今さら退けないような気分になって、鈴仙は撤回せずに大妖精とつかさを連れて、
魔法の森の中でも少し明るく綺麗な場所にある、洋風の一軒家へと飛んで行った。

152 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/12(土) 00:45:54 ID:xyT/n8C2

*****


アリス「あら……。こんな所に来客とは珍しい。どうしたの、迷子?」

鈴仙「アリスさん。台詞はクールですけど顔がニヤけてますよ」

アリス「う、五月蠅いわね! これは脊髄反射よ!
……そ、それより。そうした事なら放っておけないわね。上がりなさいな」

タッ! シュパッ! ススススッ!

つかさ「(凄い! 外面は平静(?)を装いつつも、テキパキとした動きで来客をもてなす準備をしているっ!?)」

――そして結論として、アリスは鈴仙達一行を快く受け入れてくれた。
氷精とはぐれた迷子の妖精を保護したが、酷く弱っている。暫く休ませてほしい――。
そうかいつまんで状況を話した鈴仙を尻目に、アリスはウキウキとした様子で、
無駄に大量に並んでいるお洒落なマグカップに積もった埃を落としたり、
何故かある簡易ベッドのメイキングまで始めていた。

鈴仙「あ、あのー。私達はちょっと休憩させて欲しいだけで、別に泊まったりするわけじゃ――」

アリス「あら? 何か言ったかしら?」

鈴仙「(い、言い辛い……。あんなに楽しそうな顔をしている人の期待を、裏切りたくない……)」

明らかに鈴仙達の要求以上の好意を示してくれるアリス。
根っこがごく普通の小市民的な鈴仙は、こういう善意を踏み倒す事がすこぶる苦手である。
言いたい事も言えずにそうこうやっている間に、アリス宅の小奇麗な狭いリビングは、
ちょっとしたティーパーティ会場へと様変わりしていた。

153 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/12(土) 00:47:15 ID:xyT/n8C2
つかさ「れ、鈴仙さま……どうしましょう。なんか――帰り辛いです!」ヒソヒソ

鈴仙「う、うう……ん。取りあえず、今鼻歌を歌いながら作ってるマドレーヌ位は食べないと、
帰りたくっても帰してくれなさそうねぇ……」

大妖精「(くんくん……いい匂い。チルノちゃん、匂いに釣られてやって来ないかなぁ……。
折角食べるんだったら、一緒に食べたいなぁ)」

アリスが来客をもてなすお菓子作りに入り、大妖精は妖精らしくその甘い香りに夢中になる中、
鈴仙とつかさは焦っていた。
このままでは、チルノを探すどころか、これから丸一日、いや、もしかしたらそれ以上、
アリスの家という空間から抜け出しづらくなるのではないか――と。

鈴仙「(こ、これ……果たして本当に正解だったの?)」

自分の下した選択に後悔しつつある鈴仙。果たして本懐のチルノ探しはどうなるのか―――。

先着1名様で、

★妖精クエスト2→! card★

と書き込んでください。数値で分岐します。

JOKER→アリス「ウフフ……私たち……ズッ友だょ……」チャキッ 鈴仙、お人形(隠喩)になる!
ダイヤ→魔理沙「おーい、アリス。そっちに迷子が来て無かったか?」魔理沙が訪ねて来た。
ハート・スペード→チルノ「おおーっ、大ちゃん!」いい匂いに釣られたチルノと合流できた!
クラブ→アリスさんとこのまま無為な時間を過ごす。チルノは後日無事救出された。

154 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/12(土) 00:51:35 ID:???
……と、言ったところで今日の更新はここまでです。
鈴仙は疑問に思ってますが、アリスさん宅訪問はそこまでハズレでは無いです。
クラブでもアリスさんとか大ちゃんと仲良くなれますし。

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。

155 :森崎名無しさん:2015/09/12(土) 00:52:21 ID:???
★妖精クエスト2→ クラブ9

乙です

156 :森崎名無しさん:2015/09/12(土) 13:09:02 ID:???
アリス(ここで二人を足止めしてチルノに会わせないことで、つかさのパワーアップを阻止するのよ!
さすがね私! 後でチームのみんなに褒めてもらわなくちゃ!)

157 :森崎名無しさん:2015/09/12(土) 13:48:49 ID:???
絶交

158 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/12(土) 18:17:04 ID:???
すみません、今日はちょっと更新できなさそうです。
明日は更新できると思います。
>>155さん、乙ありがとうございます。最近更新ペースが遅くてすみません。
>>156
やはりアリスさんは頭脳派だった!
>>157
残念な所もありますが、基本的には優秀で面倒見の良い方なので、
付き合っててメリットもあります……た、たぶん(汗)

159 :森崎名無しさん:2015/09/12(土) 22:39:26 ID:???
この空回り具合、これは友達作れませんわぁ・・・

160 :森崎名無しさん:2015/09/13(日) 01:31:48 ID:???
これではしゃべるボールしか友達できなさそうですね
いや、ボールにも振られたりして

161 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/13(日) 15:38:55 ID:???
こんにちは、今日は更新をしていきます。
>>159-160
本人はこんな感じですが、実際は言う程嫌われてる訳ではないと思うので、大丈夫です(推測)

162 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/13(日) 15:39:55 ID:???
★妖精クエスト2→ クラブ9 ★
クラブ→アリスさんとこのまま無為な時間を過ごす。チルノは後日無事救出された。

鈴仙「あのう、アリスさん……」

机の上に並べられるパーティ料理を前に、
鈴仙は勇気を出して、おずおずと上目遣いでアリスに口を開くも。

アリス「フフ、気にせず食べなさい。そうね……。
今日は夜から雨が降るかもしれないから、泊まって行っても良いわよ?」

鈴仙「え。いや、そう言う話をしたい訳では……」

久しぶりに友人(と信じている人)と昼食を共にすることへの喜びに満ちた、
アリスの輝かしい瞳を前に、その口は自然と閉じていった。

つかさ「アリスさん。ご飯とお菓子は喜んで頂きたいと思います。
ですが、私達、昼から別の用事がありまして――」

アリス「あら、そうなの。だけど魔法の森は危険よ。
今はとりあえず、自分達の身を第一に考えた方が良いわ」

大妖精「そ、その危険な森にチルノちゃん――友達が、独りでいるんですけど……」

アリス「と、友達……トモダチ……。――わ、私は孤独なんかじゃないっ!?」

ガシャーンッ!

大妖精「きゃ、きゃあっ!?」

鈴仙「(どうしよう、これ……)」

163 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/13(日) 15:41:11 ID:???
つかさと大妖精も鈴仙の援護に回り、
自分達には用事があるため長居はできないという事を伝えようとするが、
意図が伝わらなかったり、アリスの繊細な心の琴線に触れてしまったりして、話は中々進まない。
そのうち、「とりあえず、暫くはアリスのペースに合わせておいて、機を見計らって外に出よう」
という暗黙の合意を経て、鈴仙達は暫く、アリスとの楽しい昼食会に興じる事にした。

アリス「(フフフ……気の合う友人達が訪問して、都会派なガールズトークに明け暮れる……。
――これだわ。これこそが私の憧れていた暮らしだわ……)うっ、うっ……。
お母さぁん……、わたし、今まで生きててよかったぁ……」

鈴仙「ま、まぁまぁ泣かないで、アリスさん。ほらっ、このマドレーヌとか カルボナーラ とか凄く美味しいですよ!
(そんなに私達が来てくれたのが嬉しかったんだ……)」

つかさ「でも……本当に大丈夫? もしも本当にチルノの事が心配だったら、
鈴仙さまとも相談して、無理矢理にでも外に出られるようにするけれど……?」ヒソヒソ

大妖精「うーん……そこまでしたら、凄く迷惑をかけちゃいますし、大丈夫です。
それに、チルノちゃんはその辺りの妖怪よりも強いですし。
――最悪、妖精は万一があっても暫くしたら復活できますから。
だけど、どういう言い訳をするべきかは、今のうちに考えておいた方が良いかもですよね……」ヒソヒソ

――なお、アリスは感極まって泣きじゃくり、鈴仙はそれを窘めるのに必死になり。
つかさと大妖精は苦笑しつつも、如何にして穏便にこの場を抜け出すかの計画を練っているような昼食会が、
果たして本当に楽しいのか否かについては議論の余地があった。

164 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/13(日) 15:42:33 ID:hy6RxmoI

*****

アリス「悪かったわね、長時間引き留めてしまって。次はもっときちんとした用意をしておくわ」

鈴仙「あ、あはは……(次……あるのかなぁ)」

つかさ「(つ、疲れた……! 決して悪い人では無いと思うのだけれど……)」

大妖精「(チルノちゃん、結局来なかったし。なんかきっともう、一人で帰ってるような気がする……)」

鈴仙達が結局解放されたのは、アリスの家に入ってからおよそ4時間後の午後二時半。
三時のおやつを作ろうとしたアリスが手元の材料を使いきった事に気づき、
それを口実につかさが鈴仙よりも上手い口八丁で、帰る理由を捻りだせた事がきっかけだった。

つかさ「鈴仙さま……これから、どうしましょうか」

鈴仙「そうね。思った以上にアリスさん家で時間を食っちゃったし……」

大妖精「私も元気にはなったので、空を飛んで一人でチルノちゃんを探すなり、
一旦森の出口や、湖に戻ってみるなりは出来そうです」

つかさ「――私としては、これ以上鈴仙さまにお時間を取らせるのも恐縮ですから、
チルノに会いに行くのはまた後日となっても良いのですが。
――大妖精ちゃんも、さっきの昼食会の時に約束してくれましたし」

大妖精「ええ。チルノちゃんは見つからなかったけれど、薬を貰ったりお世話になりましたから。
だから、もしもつかささんがチルノちゃんに会いたいと言うなら、お手伝いします!」

また、大妖精とつかさの会話を聞くに、アリスの家で過ごした時間は必ずしも全くの無駄では無かった。
昼食会で体力を回復し、ある程度つかさと心を通わせた大妖精は、
鈴仙達が今すぐにチルノ探しを手伝わずとも良く、また、後日でも彼女に会えるよう便宜を図ると言ってくれている。

165 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/13(日) 15:46:13 ID:hy6RxmoI
鈴仙「(……うーん。そういう事なら、ここは大妖精の好意に甘えて、午後は別の事をしていようかしら?
それともここまで来たからには、最後まで大妖精に付き合っておくべきかしら?
別にどっちを選んだからって、私への評価値がどうなるとかも無いとは思うけれど。ここは――)」

A:このままチルノ探しを続行する。(午後の自由行動フェイズを消費します。必ずチルノは見つかります)
B:今日は諦めて、一旦永遠亭に帰る。
  (午後は普通通りに自由行動や練習等できます。また、次回は必ずつかさをチルノに会わせる事ができます)


先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*アリスの評価値が大きく上がりました。
*大妖精の評価値がやや上がりました。
*つかさの評価値がやや上がりました。

166 :森崎名無しさん:2015/09/13(日) 15:49:31 ID:OIhxJrqg
A

167 :森崎名無しさん:2015/09/13(日) 15:57:03 ID:???
A

168 :森崎名無しさん:2015/09/13(日) 15:57:03 ID:???
A

169 :森崎名無しさん:2015/09/13(日) 16:03:33 ID:y7P1/qlE
A
すみませんまちがえました。

170 :森崎名無しさん:2015/09/13(日) 17:08:15 ID:???
Cトモダチのためにお菓子の材料を買ってくる

171 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/13(日) 17:24:52 ID:hy6RxmoI
A:このままチルノ探しを続行する。(午後の自由行動フェイズを消費します。必ずチルノは見つかります)

鈴仙「(――まぁ、でも。乗りかかった舟だしね)……いや。つかさ。
私の予定については気にしなくても良いわ。探しましょ、チルノの事」

つかさ「えっ……ほ、本当に良いんですか?」

鈴仙「――まぁ、特段の用事もないしね。だったら、善は急げとも言うし。
それに、私の都合的な意味でも、チルノには早く会えた方が良いっていうか」

大妖精「――すみません、ありがとうございます」

ペコリと頭を下げ感謝の意を伝える大妖精に鈴仙は照れながらも、
このままチルノ捜索は続行される事となった。
……が、幸運な事にチルノはその後、想像以上にアッサリと見つかった。

大妖精「……あ、あれは!」

鈴仙一行がアリスの家から出てから数分。
暗い森の中でも一際目立つ鮮やかな水色のワンピースが目に入った。
大妖精が真っ先に駆けだして行くと、
それは右手に直径50センチもの巨大キノコを剣のように持って行進しているチルノだった。

チルノ「あっ、大ちゃん! ごめんごめん置いてきちゃって!
白黒の家からキノコ貰おうと思ってたら、そのまま長居しちゃってた!」

大妖精「そっか。チルノちゃんは魔理沙さんの家に居たのね。
私はアリスさんの家で、その、ちょっと……ゆっくりしていたから大丈夫だよ」

172 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/13(日) 17:25:55 ID:hy6RxmoI
つかさ「良かったですね、見つかって」

チルノ「……ん。なんだお前は。ちっこいな」

暫くは二人で無事を祝っている妖精達だったが、
後ろで見守るつかさと鈴仙の存在に気付いたチルノは、つかさを見上げながらそう言った。

つかさ「実は、私も貴女の事を探していたのよ。私、貴女のファンですから」

チルノ「えっ、あたいのファン! あんた、中々妖精を見る目があるじゃないの!」

訝しげにつかさを睨んでいたチルノだったが、「ファン」という言葉を聞くやいなや態度は一変。
目立ちたがり屋な氷精は嬉々揚々とはしゃぎ回り、
誰に向けてかは知らないが、兎に角誇らしげに小さい胸をえっへんと張っている。

つかさ「……それで、お願いがあるのだけど」

チルノ「ふふーん。何かね弟子一号よ! 三回回ってワンと鳴いても良いのよ!」

チルノの中で、「ファン」とは弟子という意味らしい。
大妖精を無視してキノコをブンブン振り回すチルノに対して、
つかさはあくまで謙虚に、かつ畏敬の念を持って、こう願い出た。

つかさ「――もし良ければ。私の近くで、貴女のブロックを見せて欲しいの」

チルノ「え……あたいの……蛙? 凍らせたやつ?」

大妖精「チルノちゃん、それはブロックじゃなくてフロッグだよ。ブロックはサッカーで、シュートを防ぐための動きの事だよ」

チルノ「あれ、そうだっけ。――ま、それなら別にいーけど。減るもんじゃないし」

173 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/13(日) 17:28:41 ID:hy6RxmoI
鈴仙「(そういえば、前の試合でも言ってたものね、つかさ。
『先の試合でも見せた、チルノの心の強さ。そのガッツの原動力はどこに来ているのかを確かめたい』……って。
実際のシュートブロックを見て、その本質を見抜きたいって気持ちなのかな。……つかさらしいや)」

大妖精がツッコミを入れつつ、チルノはあまり考えずにつかさの提案を受け入れる。
ここまでは概ね鈴仙も想定した通りの流れだった。
――しかし、ここでふと疑問がよぎる。

鈴仙「(……あれ。でも、練習をするにしても。ブロックの為のシュートって誰がするんだろう。
あと、ボールってちゃんとあるのかな。まさか……夕べの特訓みたいな展開は無いよね)」

つかさ「あの……という訳で……鈴仙さま、また夕べの特訓みたく、お願いしますっ」

チルノ「氷の塊で出来たあたいの顔面が、兎のダイレクトシュートなんかに負ける訳がなーい!」

大妖精「え? 今からここで練習するの? え、でも、ボールは……ぐえっ!」

バシッ、バターンッ!

つかさ「……大妖精ちゃんにはまだ辛いでしょうから。暫く眠って貰いました」

チルノ「ハッキリ言って大ちゃんじゃあ、これからのあたいのブロックに着いてこれないものね!」
……そのまさかだった。
始めからこの意図で鈴仙を呼んだのだと言わんばかりに頭を下げるつかさの熱い要望を受け。
鈴仙は、なし崩し的に昨夜の謎の特訓――果て無き顔面へのシュートラッシュを、
今度は二人相手に実施しなくてはならなくなった。

174 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/13(日) 17:32:32 ID:hy6RxmoI
チルノ「さあバッチコーイ! あたいの顔面にやられて、脚を折ってもしらないかんねー!」

グワアアアアッ、バシュッ、バシコーンッ!
グワアアアアッ、バシュッ、バシコーンッ!

チルノ「ぐはああああああっ!?」

つかさ「……!」

鈴仙「(ほ、ホントに効果が出るのかしら、コレ……。
っていうか、アリスやら魔理沙やらに見られたらどう弁解すれば良いのよぉ……
でもつかさったら、食い入るように見て何かを感じ取ってるし……)」

――鈴仙はあらゆる物を金繰り捨てる気持ちで、チルノに対してシュートを撃ちこみ続けた。
そして、その結果……?

先着2名様で、
★つかさの特別ブロック練習(?)→! card★
★チルノによるコーチング(?)→! card★
と書き込んでください。数値の合計で分岐します。

35→つかさ、ガッツオーバーマインドになる。 最大ガッツ+309、全能力+1、ブロック+1、「本家顔面ブロック」習得
31〜34→つかさ、ガッツオーバーロードになる。 最大ガッツ+200、全能力+1、ブロック+1、「本家顔面ブロック」習得
26〜30→つかさ、ガッツクイーンになる。  最大ガッツ+150、ブロック+1、「本家顔面ブロック」習得
16〜25→つかさ、ファンキーガッツウーマンになる。 最大ガッツ+100、「本家顔面ブロック」習得(フラグ回収)
10〜15→つかさ、ガッツウーマンになる。 最大ガッツ+100
2〜9  →つかさ、くっ、ガッツが足りない! 最大ガッツ+50
*マークか数値が一致した場合、判定に+5されます。これらの効果は重複しません。
*JOKERが出た場合は『ダイヤの15』として扱います。オールマイティにはなりません。
*どの結果が出た場合でも、つかさは
 「スキル・ド根性(ガッツが0になるまでペナを受けない。しかしガッツが0以下になると強制退場)」 を習得します。

175 :森崎名無しさん:2015/09/13(日) 17:35:02 ID:???
★つかさの特別ブロック練習(?)→ ダイヤ2

176 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/13(日) 17:36:03 ID:???
いったんここまでです。
文字数の関係で省略しましたが、26以上の結果が出た場合、
つかさのブロックフラグは回収されず継続します。

177 :森崎名無しさん:2015/09/13(日) 17:39:47 ID:???
★チルノによるコーチング(?)→ スペードK

178 :森崎名無しさん:2015/09/13(日) 17:49:36 ID:???
おのれディケイド!貴様のせいでせっかくのチルノのKが破壊されてしまった!

179 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/13(日) 23:02:34 ID:hy6RxmoI
★つかさの特別ブロック練習(?)→ ダイヤ2 ★
★チルノによるコーチング(?)→ スペードK ★
10〜15→つかさ、ガッツウーマンになる。 最大ガッツ+100

鈴仙「で、でりゃああああっ!」

グワアアアアッ、バシュッ、バシコーンッ!
グワアアアアッ、バシュッ、バシコーンッ!

チルノ「……いってぇええっ! いや、痛くないもん!」

鈴仙「ど……どおっせーいっ!」

グワアアアアッ、バシュッ、バシコーンッ!
グワアアアアッ、バシュッ、バシコーンッ!

チルノ「へ、平気平気ぃ! この程度痒いくらいね!」

鈴仙「はぁ、はぁ……ま、まだまだぁ〜っ!」

グワアアアアッ、バシュッ、バシコーンッ!
グワアアアアッ、バシュッ、バシコーンッ!

チルノ「ごぶほっ! ……ふーんだ、こんなの楽勝よっ!」

鈴仙「……(あ、脚が痛い……! こいつ、どんだけ石頭なのよぉ……!?)」

グワアアアアッ、バシュッ、バシコーンッ!
グワアアアアッ、バシュッ、バシコーンッ!

チルノ「ら、楽勝楽勝、あたいさい……きょ……――――」

180 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/13(日) 23:04:02 ID:hy6RxmoI
パタン。

鈴仙「……はぁ、はぁ。やっと、やっと気絶した……!」

いざ顔面ブロックの練習を開始してみると、鈴仙の予想以上にチルノはしぶとかった。
つかさの時もそうだったが、チルノはそれ以上に負けん気が強かった。
どうしても負けない、弱い所を見せたくない、最強でいたい。
そうした思いから発せられる、子供らしい小生意気な強がりは、しかし終盤になると鈴仙にとって恐怖に感じた。

鈴仙「……信じられない。三千回は全力で顔面を蹴り飛ばしたのに、
一回休みにすらならず、意識を失う寸前まで全然気力が衰えてなかったわよ。
普通の人間だったら今頃、良くて植物人間。悪けりゃ死んでるな筈なのに」

つかさ「……そうか。分かりましたよ鈴仙さま」

そして、鈴仙にとってはおぞましかったチルノの挙動は、つかさにとっては至極納得の行く道理であったらしい。
ぐったりと倒れ込んだチルノの横顔を見つめながら、つかさは興奮を抑えながら鈴仙に語ってくれた。

つかさ「――要するに、「やる気」なんです。彼女の場合は」

鈴仙「は?」

が。小一時間の暴力の末に得たつかさの気付きは、たったの一言。
温厚な鈴仙は思わず威圧的な口調で問い返してしまうくらい、その結論は単純だった。

つかさ「――単純に、彼女はやる気、気合、根性……全てにおいて、優れているんです。
そして、その引き金となる動機も多い。
種族妖精として感じる、他種族へのコンプレックス……。最強になりたいという願い、大妖精さんを守りたいという想い、
ライバルである光の妖精に負けたくない意地、密かに憧れている来生さんに追いつきたいという目標、
――色々な気持ちがあるからこそ、彼女は強いんです」

鈴仙「な、成程……(今のでそこまで分かったんだ……覚り妖怪か何か?)」

181 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/13(日) 23:05:37 ID:hy6RxmoI
無論、こうして正確に話を聞けばつかさは一連のチルノの頑張りに、明確な意義を見出しているようだった。
チルノの強さを語った後、つかさは自分の弱さについて鈴仙に語ってくれた。

つかさ「私は……今にして思うと、彼女程色々な気持ちが無く。
また、一意に専心する事こそが最上だと考えていました。
私はただ守る。Dちゃんを、姫様、チームの皆を守る。ただそれだけだ……と。
勿論、こうした気持ちは大事です。だけど、私はそう考える事で、甘えを許していた気がするのです。
『皆を守る事さえ出来れば、自分は最強で無くとも構わない。弱くとも構わない』。
一つの考えに固執する事で、私は他の考えを深める努力を怠っていたのだと思います」

鈴仙「他の考えを、深める努力……か。――何だか、中山さんみたいな事を言うのね、つかさったら」

つかさ「鈴仙さま程じゃないですよ。鈴仙さまはチルノ以上に行動で示していますよ。
中山さんが教えてくれた、道が無くてもなお、もがこうと努力する事の大切さを。
……兎に角、私は分かりました」

ゴオオッ……!

つかさがそう呟くと同時に、風のようなうねりを上げて強烈な妖力が渦巻いた。
それはこれまで鈴仙が片鱗のみ感じていた、
つかさの体内に眠る「ガッツ」のポテンシャルそのものだった。

つかさ「サッカーにおける「ガッツ」とは、純粋な体力では無いのです。
刻一刻と変わりつつづける状況下で、最善のプレーを維持する為の精神力。
ごく一瞬のチャンスに、如何に食らいついていけるかの集中力。
心技体全てが揃って初めて、ガッツというものは満たされるのです!」

そう豪語するつかさの佇まいにハッタリは無く、
実際に彼女からはこれまでよりも更に一回り上の、瑞々しい「ガッツ」に溢れていた。

鈴仙「(うんうん。何か色々酷い事もあったような気もするけれど。
結果的にはつかさが更に成長できるきっかけを掴んだみたいで、めでたしめでたしね……多分)」

182 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/13(日) 23:06:45 ID:hy6RxmoI
――そして、鈴仙は二点程忘れていた。

つかさ「――さあ、鈴仙さま! 次は私です!
夕べは千回が限界でしたが、今日はまだまだ夜が長いですからね。
チルノに合わせて三千回……いえ! チルノに勝つべく五千回! 五千回です!
私を蹴って蹴って蹴りまくって下さい! そしてブロックの極意を私に掴ませて下さいませ!」

バッ!

鈴仙「わ、ちょ。土下座までしないでよ……!」

まず一つに。
普段は淑女であるが、サッカーの場においてはクレイジーとも呼べるガッツウーマンであるつかさが、
他人の練習光景を見ただけでは納得する筈が無いという事を。
そしてもう一つに――。

ザッ、ザッ……。

アリス「ふう。今日は買いすぎちゃったわね。小麦粉を三十キロに、砂糖を8キロに、卵を4ダースに……。
これだけあれば、きっと次のティーパーティは大丈夫よね、ウフフ……」

鈴仙「あ、アリスさん!? 結局あの後買い物に行ってたんですか……?」

183 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/13(日) 23:08:45 ID:hy6RxmoI
アリス「あ……あら。鈴仙じゃない。まだそこに居たの。素直じゃないわね。
やっぱりお茶とお菓子が欲しいならそう言えば良かったのに……って。あら? その血だまりは……」

鈴仙「!? わ、私じゃない……私じゃなーーーーいっ!?
私だけど、私じゃなかったーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!?」

……鈴仙のすぐ近くに、チルノを中心とした大きな血だまりが出来ていて。
更にそこには気絶した大妖精が倒れている上、
血濡れの足元には、つかさが跪いて許しを乞うている(ように見える)ような。
もしもそんな光景を、第三者が見た場合、どのような感想を抱くのが普通であるか、という事を――。


――なお、アリスは「友達」である事を理由に鈴仙を通報せず、
事情をしっかり聴いてくれた上でチルノを介抱してくれたので大事には至らなかった。
友達の大切さが身に沁みた鈴仙だった。

*つかさの最大ガッツが+100されました。
*更につかさがスキル・ド根性(ガッツが0になるまでペナを受けない。しかしガッツが0以下になると強制退場)を
  習得しました。
*つかさの評価値が大きく上がりました。

184 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/13(日) 23:18:12 ID:hy6RxmoI
〜大会17日目・午前〜

鈴仙「昨日はアリスさんのお蔭で助かったわね……。
もしも目撃してたのが魔理沙とか別な人だったら今頃私、永遠亭の地下牢にでも放り込まれてたわ……。
――さ、さて。今日はどうしようかな。
決勝戦がいよいよ明日に近づいた事だし、最終調整にでも入った方がいいかしら。
それとも、幻想郷でやれる事を済ませておこうかしら……・?」

A:自由行動をする(自由行動フェイズに移ります。更に分岐)
B:練習をする(一人か仲間で練習したり、コーチングをします。更に分岐)
C:狂気度を使用する(更に分岐。一部を除き、この行動では時間を消費しません)鈴仙の狂気度:28
D:現在の能力値を確認する(この行動では時間を消費しません)(※1票決)
×:アイテムを使用する(この行動では時間を消費しません)
  ※「ボロボロのボール」など、練習用アイテムはCの練習の選択時に使用してください。

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

(参考:大会17日目〜大会18日目(決勝戦終了)までのスケジュール)
        午   前      午   後
17日目   休   み←今ココ聖徳×紅魔(三位決定戦)
18日目   休   み     永遠×博麗

※試合のある時は、鈴仙は自由行動ができません。
※新聞イベントについては今回・明日分も省略して、博麗連合戦時に役立つ情報を少し開示する、
  などという形を取る事で代用したいと思います。
※予定として、決勝後から残り時間までは、行動の指針を示す為にも新聞イベントを復活して、
  ついでに最初の方にやっていた選択式に戻そうかと考えています。

185 :森崎名無しさん:2015/09/13(日) 23:20:25 ID:d1P4yHPU


186 :森崎名無しさん:2015/09/13(日) 23:21:39 ID:???
狂気度が上がってもおかしくない光景ですね(震え声)

レミリア様のシュート講座
しゃべるボール完成

どちらか?

187 :森崎名無しさん:2015/09/13(日) 23:26:04 ID:???
狂気の沙汰ほど面白い(白目)

188 :森崎名無しさん:2015/09/13(日) 23:27:13 ID:OIhxJrqg
B

189 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/13(日) 23:31:58 ID:hy6RxmoI
B:練習をする(一人か仲間で練習したり、コーチングをします。更に分岐)

鈴仙「……よし。今日は決勝前日だからね。最終調整を進めていきましょうか」

現在の能力値
選手   ド  パ  シ   タ  カ   ブ  せ  総   高/低 
鈴仙  52  52  53  51  50  46  52  356  2  3 
所持中のフラグ:タックル(10/20)、スルー(15/20)、オフサイドトラップ(18/20)、フェアプレイ精神(17/20)

最大ガッツ:980

(必殺技リスト)
→たくさんあるので省略。>>2を参照してください。

A:基礎能力を上げる(更に分岐)
B:必殺技の練習をする(更に分岐)
C:スタミナをつける(判定で最大ガッツが上がります)
D:コーチングをする(更に分岐)※記号の後にコーチしたい選手名を記載してください。(例:DウサギA、ウサギB)

☆現在一緒に練習できる選手☆
妹紅、慧音、てゐ、中山、輝夜、佳歩、霞、ウサギC、ウサギD、つかさ、永琳、パスカル:無条件で参加

☆コーチング可能な選手☆
永琳、パスカル、中山を除く全選手

(続きます)

190 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/13(日) 23:34:08 ID:hy6RxmoI
【補足・備考・注意点】

・一緒に練習したい選手がいる場合、選択肢の後にその選手の名前を記してください。
(例:A(一人の場合)、B妹紅(妹紅と練習したい場合))

・【誰かと一緒に練習をする場合】、もう一人の選手の能力値も上昇し、評価値も上がりますが、
 【鈴仙自身の成長効率は下がります】。
(基礎練習では上がりやすさ1段階ダウン、必殺技練習では! dice→! dice/2に)
なお、もう一人の選手の成長効率には影響がありません。

・コーチングは、鈴仙よりも総合能力の低いキャラを二人まで選び、
好きな能力値を上昇させることが出来ます。ですが鈴仙自身の能力自体は上昇させることはできません。
選択肢の後にその選手の名前を記してください。(例:D ウサギA、ウサギB)

・「ボロボロのボール」等のアイテムは、使用できる選択があった場合にアナウンスがかかります。
「使いたい人に手渡す必要のある」アイテムは、練習フェイズでは使用できず、自由時間等での会話時に、
 目の前に居るキャラに対してのみ使用できます。                                   


先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
(前のレスとこのレスの間にある選択も有効になります)

191 :森崎名無しさん:2015/09/13(日) 23:34:58 ID:d1P4yHPU
D てゐ 輝夜

192 :森崎名無しさん:2015/09/13(日) 23:41:34 ID:OIhxJrqg
D てゐ 霞

193 :森崎名無しさん:2015/09/13(日) 23:45:08 ID:gRUNcvDM
D てゐ 霞

194 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/13(日) 23:59:40 ID:hy6RxmoI
D てゐ 霞

鈴仙「(まあ、最終調整って言っても。私は何だかんだでつかさとも練習しているのよね。
それだったら、他の選手の――そうね、MFのてゐと霞あたりの練習をコーチングする方が良いかも。
今度の博麗連合戦でも、師匠や中山さんの脇を固める存在として重要になりそうだしね……)」

自主練よりもコーチングの方が今は必要と考えた鈴仙は、
明日の試合でとりわけ重要な立ち位置となるであろうてゐと霞を呼び出して、
二人の最終調整のコーチングを行う約束を取り付けることにした。

195 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/14(月) 00:01:36 ID:Zyj2D+QU
今回重点的に鍛える能力値を選んでください。カッコ内は現在の能力値です。

てゐの練習は…
A:ドリブル(51)  上がりにくい
B:パス(52)    上がりにくい
C:シュート(47)  普通
D:タックル(49)  上がりにくい
E:パスカット(50) 上がりにくい
F:ブロック(44)  上がり易い
G:せりあい(46)  普通

霞の練習は…
A:ドリブル(49)  上がりにくい
B:パス(49)    上がりにくい
C:シュート(47)  普通
D:タックル(46)  普通
E:パスカット(46) 普通
F:ブロック(48)  普通
G:せりあい(45)  上がり易い

先に2票入った選択肢で進行します。 てゐと霞の練習内容は同時に選択し記入してください。
(例:AA(てゐドリブル、霞ドリブル)、CG(てゐシュート、霞せりあい))

*現在、「ボロボロのボール(各練習時、判定に-! diceされるが…?)」
      ……が使用可能です。
 【使用する時は、選択肢の後に、 『△△(アイテムの名前)・○○(キャラの名前)』 と書き込んで下さい。】
(例:BA ボロボロのボール・鈴仙→妹紅はアイテム無しでせりあい、鈴仙はボロボロのボールを使用してドリブル)
 ※同じアイテムを重複して利用する事はできません。
(例:BA ボロボロのボール・輝夜 ボロボロのボール・てゐ は不可)
*この投票は【部分一致制】を採用します。(例:AC、ADと入っている場合は、Aを2票で確定としCDを1票ずつとする)

196 :森崎名無しさん:2015/09/14(月) 00:05:08 ID:1sB0lhMQ
CDボロボロのボール・霞

197 :森崎名無しさん:2015/09/14(月) 00:06:05 ID:Obv4dYBo
CD ボロボロのボール・てゐ

198 :森崎名無しさん:2015/09/14(月) 00:07:51 ID:Pj+DdlKI
DDボロボロのボール・霞

199 :森崎名無しさん:2015/09/14(月) 00:08:14 ID:UXm+iOrA
CD ボロボロのボール・てゐ

200 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/14(月) 00:12:49 ID:Zyj2D+QU
CDボロボロのボール・霞
→てゐはシュート練習。霞はタックル練習で「ボロボロのボール」を使用

先着3名様で、

★てゐのシュート練習→! card★
★霞のタックル練習→! card-! dice★
★ボールくんの様子LV3→! card★

と書き込んでください。数値・マークで分岐します。

〜てゐ・霞の練習結果表(共通)〜
JOKER→+2&必殺フラグ習得!(フラグがある場合は回収)
13→+2!
2〜12→+1!
1→効果が無かった。

〜ボールくんの様子〜
JOKER・ダイヤ・ハート・スペード→ボール「レイセン イツモツカッテクレテ アリガトー」鈴仙「しゃ、喋った!?」
クラブ→特に何も無かった…と思う。

201 :森崎名無しさん:2015/09/14(月) 00:16:14 ID:???
★てゐのシュート練習→ クラブ10

202 :森崎名無しさん:2015/09/14(月) 00:17:55 ID:???
★霞のタックル練習→ ダイヤ10 - 2

203 :森崎名無しさん:2015/09/14(月) 00:18:37 ID:???
★ボールくんの様子LV3→ ダイヤ3

204 :森崎名無しさん:2015/09/14(月) 00:20:42 ID:???
ボール「こんごともよろしく」

205 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/14(月) 00:23:12 ID:Zyj2D+QU
練習は無事に成功し、ボール君も漸くしゃべった! ……と、いったところで今日の更新はここまでです。
今回投票は部分一致という事で、>>197まででCDが確定しており、
>>198において「ボロボロのボールを霞に使う」……という事について2票入ったという事としております。

>>186
多分ガチで集計したら、物語序盤くらいで鈴仙の狂気度はカンストしてたと思います。
>>187
陽一先生と比べたら、まだまだ正気だと思います。

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。



206 :森崎名無しさん:2015/09/14(月) 20:16:40 ID:???
前に話で出たヴェルディのキャプテン井林、ゴール決めてフィギュアと勝利GETですね

207 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/15(火) 00:18:04 ID:fhSJ7/9c
こんばんは、更新再開します。
>>204
多分すぐに姫様の元へと里ボールに出されちゃいますね…
>>206
この話って地味に周囲の方々の理解が素晴らしいと思います。
私も職場で堂々と早苗さんフィギュアとか貰いたいです。

208 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/15(火) 00:19:22 ID:fhSJ7/9c
★てゐのシュート練習→ クラブ10 ★
→シュート+1!
★霞のタックル練習→ ダイヤ10 - 2 ★
→タックル+1!
★ボールくんの様子LV3→ ダイヤ3 ★
JOKER・ダイヤ・ハート・スペード→ボール「レイセン イツモツカッテクレテ アリガトー」鈴仙「しゃ、喋った!?」

てゐ「は〜、最終調整ねぇ。そんなら私は敢えて、シュートでもやってみっかねぇ」

霞「では、私はタックルを。決勝戦では、ドリブラーに対して少しは対抗できるようにしたいですから」

鈴仙「ふむふむ……。その二つなら私でも教えられそうだし。調整しつつ、コーチングもさせて貰うね」

鈴仙はてゐと霞の調整に付き合う形で、二人のシュート、タックル技術の基礎を固めていった。

*てゐのシュートが+1されました。
*霞のタックルが+1されました。

209 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/15(火) 00:20:52 ID:fhSJ7/9c
*****

鈴仙「……はい。じゃあ今日はここまで、お疲れ様」

てゐ「ふいー、いい汗かいた。部屋に帰って りんごジュース でも飲もうっと」

霞「鈴仙さま、今日はありがとうございました」

――そして数時間後。
てゐと霞の動きが丁度良く洗練されたタイミングを見計らい、鈴仙は練習を打ち切った。
ひたすらな修練は大切だが、不要な反復作業は正確なフォームを乱す。
それに何より、自分達には午後から大会の三位決定戦
――聖徳ホウリューズ対紅魔スカーレットムーンズの試合を見に行く予定がある。

霞「あっ、私、後片付け手伝いますよ」

鈴仙「良いってば。霞には今日の三位決定戦のデータを集計するっていう、大切な仕事があるでしょ?
……っていうか、霞ったら寝不足でしょ。
てゐから聞いたけど、データ集計用に藍さんの付けてたスカウターを拝借して改造してるとか……」

霞「河童じゃあるまいし、私は改造までできませんよ。自爆機能を取り除いてただけです」

鈴仙「(それだけでも、他の妖怪兎の事を考えればスゴいと思うけどね……)」

片づけを手伝いたがる霞の申し出を丁重に断り、鈴仙は一人で練習後の片づけに入る。
(てゐは当然の権利のごとくサッサと帰っていた)
所詮は三人での練習、それも軽い調整が主だったため片づけは楽だった。

鈴仙「さてと。あと片づけるのはこのボールだけかしら……っと」

鈴仙は練習開始早々にフィールド隅に転がっていた「ボロボロのボール」を手に取る。
これが最後のボールだ、と思って丁寧に屈んでそれを胸元にまで持って行った時――。

210 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/15(火) 00:21:53 ID:fhSJ7/9c
ボール「……セン」

鈴仙「ん? 誰か何か言った?」

誰も居ない永遠亭の練習場に、小さい男の子の声が聞こえた気がする。

鈴仙「……き、気のせいよね。幽霊か亡霊か何かでしょ、多分。……亡霊だったらわりと物騒だけど」

が、気のせいではなかった。
鈴仙はボールを籠まで持って行き、他の練習用ボールと一緒くたに片づけようとしたところ。

ボール「レイセン キミハ マチガッテイルヨ カグヤガ タダシイヨ」

鈴仙「……ボ、ボールがしゃべったぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?」

――常識に囚われない出来事が度々起こる幻想郷においてはそこまで珍しくないにせよ。
それでも鈴仙にとっては中々に珍しい出来事が起こって腰を抜かして、
鈴仙はそのまま興奮の余り、午後の試合観戦の集合時刻に遅刻してしまうのだった。


*鈴仙がアイテム「しゃべるボール(各練習時、判定に+! dice/2。無くならない)」を入手しました。

211 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/15(火) 00:23:42 ID:fhSJ7/9c
〜大会17日目午後・固定イベント〜
【決勝トーナメント三位決定戦】

ボールが突然喋りだす等の紆余曲折がありながらも、何とか辿り着いた妖怪の山モリヤスタジアム。
しかしそこには鈴仙の予想以上に興ざめな出来事が待ち受けていた。

輝夜「ハァ? 試合は紅魔スカーレットムーンズの不戦勝ですってぇ!?」

早苗「私にツバ吐きながら怒鳴られても困りますよー。
だって、聖徳ホウリューズのメンバーが一人を残して全員行方不明なんですもん。
かな……大会運営委員会も、興行的な収入が削られてヒイヒイ言ってますし。とにかく、こっちも大変なんです!」

観客「ブウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!」「なんだそりゃー!」
「レミリアお嬢様の得点王が確定しないじゃないか!」「太子様ー! 私達を見捨ててどこへー!?」

スタジアム入口で鈴仙達観客集団を待ち構えていたのは、
大会運営委員会側として派遣されたらしい守矢の風祝だった。
ただし、彼女は世間知らずさ故か頭を下げる事がどうにも苦手なようで、
逆に今日の試合を楽しみにしていた観客の神経を逆なでしている風にしか見えない。

永琳「守矢は肝心な時に、しばしば人選を見誤るようね……。――仕方ない。姫様、ここは帰りましょう」

輝夜「はあーあ。この私の貴重な体力が無駄に奪われちゃったじゃない。
妹紅、慰謝料として燕のウン子安貝持って来て! あんたのパパが白目剥きながら握ってたヤツ!!」

妹紅「何で私なんだよ! 後私のパパは職人の給金をケチっただけだろ! いい加減にしろ!!」

慧音「(真面目に本物を得ようとした結果、燕のフンを握っちゃった石上麻呂さんの方が、
妹紅の父上よりも人格的には立派な気がするんだよなぁ……)」

212 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/15(火) 00:25:40 ID:???
鈴仙「(一人を残して全員行方不明。まさかその一人って、岬君……?)」

鈴仙は鈴仙で、未だにその行動の真意が掴めぬ少年に思いを馳せていた。
しかし勿論、この場に少年の――岬太郎の姿は見えない。

鈴仙「(彼は豊聡耳神子の手下でありながら、彼女に完全に従っている訳では無かった。
そのままトカゲの尻尾切りで、ここに捨てられたのだとしたら……ちょっと可哀想かも)」

無論、岬の様々な行為――妖夢を神子の【ハイパーカンピオーネ】計画に引き込み、
パチュリーを悪質な反則で何度も吹き飛ばし、狂言で鈴仙と佳歩の絆を引き裂こうとする等については、
仮に神子の命令であったとしても完全に許せるものでは無いかもしれない。
しかし、そうであっても鈴仙はせめてもう一度、岬と話をしたいと思っていた。

レミリア「…………」

佳歩「あっ、レミリアさんが選手口から出て来ました」

早苗が温泉旅館「森屋」の無料宿泊券をばら撒いた事で、漸く観衆達の不満が幾らか和らいだ頃。
佳歩が不機嫌そうな顔でスタジアムを後にするレミリア達紅魔スカーレットムーンズ一行の姿を視認した。
しかし、ここ最近紅魔館の連中とは親しい鈴仙であったとしても、
彼女達の物々しい雰囲気を前に、それ以上の声を上げる事は憚られた。
それでも、そんな鈴仙だからこそ、彼女達の姿からある程度の「違和感」を見つける事もできた。

パチュリー「――ふぅ。どうしようかしら……」

鈴仙「(……パチュリーさんが変な感じね。普段はレミリアさんと並んで偉そうにしているのに、今日は珍しく遠慮してるような)」

――とはいえ。この段階でレミリアが何を考え、
パチュリーが何故躊躇いの表情を見せているかについて、鈴仙が推測するには困難が過ぎた。
聖徳ホウリューズの行方。岬の真意とこれから。レミリアとパチュリーとの軋轢。
全幻想郷選抜大会の三位決定戦は、爽やかなスポーツマンシップも、一流としての矜持も見せる事もなく、
ただ鈴仙の前に新たな謎を提示しただけで、幕が開く事なく終わってしまった。

213 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/15(火) 00:29:58 ID:???
紅魔スカーレットムーンズ * − * 聖徳ホウリューズ  紅魔の不戦勝!

……と、なったところで今日の更新はここまでです。
紅魔と聖徳の再戦を期待されてた方がおりましたら、申し訳ないです。
この三位決定戦は、元々かなりさっくり終わらせるつもりでした。

明日は最後の行動選択……の前に、
大会前夜という事で森崎のイベントを少し入れたいと思います。
準決勝は概ね魔理沙と霊夢のターンで、これまでの自由行動が鈴仙のターンだったので、
次は森崎と中山さんのターンになればいいなと思ってます。

それでは、みなさん、本日もお疲れ様でした。

214 :森崎名無しさん:2015/09/15(火) 00:34:25 ID:???
乙です

三味線引いてわざとあっけなく負ける程度かと思ったら、まさか不戦勝とは
この海のリハクの目を持ってしても(略)

215 :森崎名無しさん:2015/09/15(火) 00:57:09 ID:???
乙でした

ボール君が思ってたより有用だった
姫様に渡すよりそのまま友達で居たほうが良いかもしんない
ボールとレイセンゎ……ズッ友だょ……!!

216 :森崎名無しさん:2015/09/15(火) 06:10:14 ID:???
(そうしないとまた1ヶ月くらい空きそうだから)仕方ないね

217 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/16(水) 00:39:52 ID:???
こんばんは、今日は文章だけになってしまいそうですが更新します。
>>214
乙ありがとうございます。
私も最初はあっけなく試合終了を考えてたんですが、色々考えた結果不戦敗にしましたね。
>>215
乙ありがとうございます。
難題アイテムは普通に使っても有利な性能をしています。
ただ第三章では練習の仕様を変えようと思っているので、
第二章終了までには姫様に渡した方が得かもしれません。
>>216
紅魔VS博麗は時間が掛かろうとも必要な描写と信じて書いておりましたが、
三位決定戦を濃く書いてもテンポが悪くなるだけですよね。
自分の中での描写の濃淡付けはやっていきたいと思っています。

218 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/16(水) 00:41:06 ID:???
〜大会17日目午後・固定イベント〜
【大会前夜の邂逅】

三位決定戦が中止と分かり、興を削がれたルナティックスメンバー。
しかし、帰宅した彼女達を待っていたのは更なる急展開だった。

ウサギF「あっ、鈴仙さま達が帰ってきたー!」

ウサギG「うわーん、永琳さま、鈴仙さま、てゐさま、助けてー!?」

てゐ「どうしたんだい、アンタ達。留守番中に何かあった?」

輝夜「(しれっと私だけ省かれた!?)」ガーン

鈴仙達が永遠亭の玄関に入ると、留守番組のウサギ達が慌てた様子で駆けつける。
ただごとでないその様子に、訊き返すてゐの口調からも普段の鷹揚さが消えていた。
慌てふためき要領を得ない彼女達を落ち着かせつつ、鈴仙達は状況を確認していく。

ウサギF「あの……あの……。永遠亭に、知らない男の人がムリヤリ入ってきて……」

中山「男の人がムリヤリ……? それって、強盗じゃないか!」

ウサギG「あと、良く分からない要求を沢山してきて……私達、怖くって……!」

鈴仙「……乱暴をさせられてる子が居るかもしれない。私、見て来るね!」

タッ!

話を聞けば聞くほど、事が深刻であると思った鈴仙は思わず駆け出していた。
単なるゴロツキか、ヒューガーの手の者か、もしかしたら岬か。
何か新しい陰謀が自分達の身に及んでいるのではないかと、鈴仙は身構える。

219 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/16(水) 00:42:15 ID:???

ウサギH「あっちです! あの襖の向こうに!!」

鈴仙「分かったわ! ……どおっせーーーいっ!」

バターンッ!

そして入口近く、永琳が人間向けの診療所として開放している部屋を、
鈴仙は軍隊仕込みの鋭い蹴りで思いっきり打ち破る。するとそこには……。


森崎「……お、おいおい。幻想郷では襖は引き開けるんじゃなくて、蹴破るのが常識なのか?」


鈴仙「あ、あんたは……森崎。森崎、有三じゃないの……!!」

おどけた様子で、しかし恐らく内心では冷や汗たらたらで、診療所の座布団に森崎は座っていた。

220 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/16(水) 00:43:36 ID:???
*****


永琳「……成程ね。臨時休業の札を掲げていたにも関わらず、
貴方は無理やり診察を受けに来た。そして「自分は急患だ」「客だから茶でも寄越せ」
……などと要求をしていた所、妖怪ウサギ達にクレーマー扱いされた訳ね」

森崎「全くだぜ。ここの職員教育はどうなってるんだ。
こっちは悲運を抱えて病院だけが頼りと思って受診してるのに、それを無碍にするなんてよ」

鈴仙「(自分の非は棚に上げ、ひたすらスタッフの非礼をまくし立てる……。
これが今外の世界で有名な「もんすたーぺいしぇんと」ってヤツかしら)」

色々と意思疎通に齟齬があったりもしたが、取りあえず一患者として治療を受けに来たという森崎。
事情を聴いた永琳は辟易とした表情も見せていたが、患者に貴賤は無いとして、
助手の鈴仙を残してメンバーを解散させた後は、こうして森崎の話を聞きつつ問診を始めていた。

永琳「それで? 今日はどうしてこちらを受診されたのですか?」

事務的で冷静な永琳の口ぶりに、森崎は全く恥じる事なくこう答えた。

森崎「何。前の試合から少し腰が痛くてな。
明日のお前等との決勝に備えて、念のために看て貰おうと思ったんだよ」

鈴仙「……腰が痛い? どのように痛むのですか?」

森崎「おう。何というか、例えばサッカーで大きな動きをすると、ズキズキ痛むというか。
いや、具体的にどこが痛いって訳じゃあ無いんだけどな」

221 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/16(水) 00:45:03 ID:???
鈴仙「ふうん……触ってもいいですか?」

森崎「何だ? 俺に惚れたか? てっきりお前は中山のコレだと思っていたんだけどな」

鈴仙「え? 小指がどうしたんですか? そこも痛いとか? もしかして、指切りげんまん?」

森崎「お前、どうやら俺と合わないっぽいな……俺はトロい奴や暢気な奴は嫌いだからな」

鈴仙「は、はぁ……すみません(どうして私が勝手に嫌われなくちゃいけないんだろ……)」

永琳の了承を得て、まずは鈴仙が森崎の容態を確認する。
森崎は悪態を垂れつつも素直に鈴仙の指示に従ってくれた。

永琳「どうかしら、ウドンゲ?」

鈴仙「……疲労骨折の前兆が見られます。このままだと、腰椎分離症の恐れがあると思います」

永琳「そう。それは困ったわね」

森崎「他人事っぽく言ってんじゃねーぞお前等。大体なんだよ、そのようつい……ぶんりしょうってのは?」

永琳「簡単に言えば、背骨の腰の部分がグラグラになっていて、
その分周りの靭帯や筋肉の負担が増して腰痛が頻繁に起きる様になる症状よ。
10代前半のスポーツ選手がなりやすいのだけれど、話を聞くに、
貴女の場合は中学時代とその後――幻想郷に来てからどんどんトレーニングを激しくしていったそうだから、
今になってやってきたのかも知れないわね」

森崎の喧嘩腰にも臆せず、永琳は機械のように淡々と症状を説明する。
かくも冷徹だと、幾ら診断が正確でも、患者の心境としてはあまり嬉しくないかもしれないと鈴仙は思った。

222 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/16(水) 00:46:14 ID:???
森崎「……分かったよ。じゃあドクター。一つだけ聞かせてくれ。……俺は明日の決勝戦に出られるのか?」

ゴクリ……。

単刀直入な森崎らしい質問だったが、その豪胆さとは裏腹に彼は大きく唾を飲みこんでいた。
しかしどうやら、本人はその音を発したのは自分では無いと強く信じているようだった。
永琳はそんな森崎の心の機敏を気にせず、単刀直入に応えた。

永琳「ええ、出られるわよ。もっとも、安全は保障できないけどね」

森崎「……!」

無慈悲に森崎の心を抉る永琳。しかし、森崎もまたこの程度で引き下がる男では無かった。

森崎「じゃあ、薬を出してくれ。俺が明日も、これからも戦えるような、劇的な完治薬を。
……あらゆる薬を作る程度の能力、天才。なんだろ? その位チョロイ筈だぜ」

森崎は名医であり名薬剤師である八意永琳の評判を知っていた。
だから、最悪ここで自分の腰がどうしようも無かったとしても、何とかなると信じていた。
かつて彼女が、中山の全身を一瞬にして癒したように。実際、永琳も首を縦に振った。

永琳「ええ、出来るわ。全てで貴方の今の腰を改善させる薬位、幾らでも調合出来るでしょう」

森崎「! だったら……」

しかし、薬の処方を迫らんと立ち上がった森崎を制するように、永琳はもう一つ付け加える。

永琳「……だけど。次に貴方がサッカーをした場合。
貴方の腰は再びその強烈な衝撃によって、間違い無く歪むでしょう」

森崎「なっ……!」

223 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/16(水) 00:47:38 ID:???

永琳は淡々と説明をする。
曰く、森崎の腰はもはや、彼の限界を超えたスーパーセーブに伴い生じる負担に耐えられない。
これまでは恐らく、痛覚を遮断して負担にも辛うじて耐えて来たようだが、
今となりとうとう、森崎の成長に腰が物理的に追いつかなくなった。
だから、薬があろうとも、森崎が今のプレーを続ける限りは……問題は解決しない、と。

永琳「……貴方がまだブラジルに居たとしたら。その成長速度は緩やかである代わりに、
腰の痛みもここまで致命的に至らなかったかもしれないけどね」

森崎「…………」

そんな不都合な事実を突きつけられても、森崎は未だ気丈だった。
これは彼の人並み外れた精神力の賜物であるかもしれない。
しかし森崎は永琳の結論を聞くと黙って立ち上がり、診療所を後にした。

鈴仙「あ……あのっ! せめてお薬なら、今でも処方できますけど……」

森崎「いらねーよ。そんな薬飲んだら、却って痛みに耐えられなくなる」

タッ……。

そう冷静に言ってのける森崎だったが、その後ろ姿には先程までに感じられた覇気が無く。
どちらかと言えば、自分のような凡人にも近いような、焦りとか不安と言った要素すら感じられた。

224 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/16(水) 00:56:03 ID:???
中山「――森崎」

森崎「……なんだ。中山、聞いていたのか。滑稽だっただろ?」

その様子を、中山は診療所の襖越しに全て聞いていた。
盗み聞きなどという男らしくない行為を中山は嫌っていたが、
しかしそれよりも、親友の容態の方が今は大事だった。
そんな中山を尻目に、森崎はふざけた風に語る。

森崎「全く滑稽だ。俺は結局、努力しても天才に追いついちゃいけないっていう決まりがあるみたいだ。
あーあ、中山。お前は良いよなぁ。治療して貰ったら、後はそのままガタも来ず、才能を発揮できるみたいでよぉ」

中山「……もしも本気でそう思っているならば、森崎。俺はお前を殴らせて貰うぞ」

それは中山の良く知る森崎の様子ではなかった。
彼の知る森崎は、どんな絶望的な壁に四方を阻まれていても、
その強靭な精神力と努力で無理やりに壁を破壊し、自分の道を切り開ける男だった。
そんな彼ならば、今のような困難すらも、乗り越えられる筈――で、あるにも関わらず、
中山の眼前の少年は、年相応に自身の抱える爆弾に怯えていた。

森崎「……なーんてな」

中山「……は?」

森崎「冗談だよ。第一、俺が試合に出なかったら、明日の決勝はボロ負けだろうからな」

――が、中山の心配は杞憂だと言わんばかりに、森崎は舌を出した。
そこからの彼の口調や仕草は、中山の好きな森崎そのものだった。

225 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/16(水) 01:04:34 ID:???
森崎「ケガをしないスポーツ選手なんて何処にも居ないんだ。大事な試合の為には無茶をするのもプロの仕事の内だぜ」

中山「……ならば、最初からこんな所、来なくても良かったんじゃないか?
勝つためならあらゆる手段を尽くすお前が、決勝戦の敵の居城に行き、
自身の症状と弱点をカミングアウトするなんて事、する筈がない」

何となく騙されたような気がして、中山は負け惜しみのようにそう言った。
無論、そこには中山が純粋に感じた疑問も紛れていたが。
森崎は意気揚々とそれに応えてくれた。

森崎「それは簡単だ。まず一つに、お前が信頼して長期宿泊しているようなここの真面目な住民が、
今更セコイ真似をして症状を誤魔化す事や、試合本番になって弱点を集中的に突いて来る事は無いからだ」

仮にそうして来てくれた方が、だまし討ちのし甲斐があって助かるけどな…と、
森崎は暫く冗談っぽく笑う。しかし、その直後に彼の表情は真剣になる。
「こういうのはあまり俺らしくないが――」と、彼らしくない前置きに、
中山は再び表情を曇らせるが、それこそ杞憂だった事を悟る。


森崎「宣戦布告だよ、中山。全国サッカー大会の県大会決勝戦。あれの決着を付けようじゃないか」


何故なら、その時の森崎の表情からは、最大最強の親友にしてライバルと対峙する事への、
この上ない喜びと戦意の高ぶりが感じられたからだ。

226 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/16(水) 01:05:58 ID:???
…と、行ったところで今日の更新はここまでです。
明日は決勝戦前最後の行動選択に入ります。
皆さま、本日もお疲れ様でした。

227 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/16(水) 23:04:14 ID:???
更新再開します。
もうちょっと描写をしたいので、1〜2レスだけ書いてから行動選択に移ります。

228 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/16(水) 23:05:50 ID:???
森崎「……つーか。止めたりしないんだな。俺の腰が明日、爆発したらどうすんだ」

中山「逆に聞くが、俺が止めたらお前は明日の試合、辞退するのか?」

森崎「そんな訳ねーだろ。無駄な事聞くなよ」

中山「そう言われると思ったから、止めなかったんだ」

森崎「へっ。流石は中山、俺の事を良く分かっているな。
……愚問だろ? くだらない塩試合ならともかく、明日はお前達との試合だ。
俺の最強っぷりを全世界はおろか全異世界にも広める為にも、お前達は絶好のカモなんだよ」

――それから、森崎と中山は永遠亭の玄関口にて男同士の会話を暫く楽しんだ。
そしてやはりと言うべきか、どうあっても話題が明日の試合にループしてしまう事に気付いた二人は、
ここらが潮時という風に、名残惜しくも暫しの別れを交わし合う。

中山「――森崎。明日の試合は手加減しないぞ」

森崎「当たり前だろ、そりゃ。それより中山。お前こそ、ウサ耳の素敵なガールフレンド、大事にしろよ。
外の世界じゃ、お前のペースに糞真面目に付き合ってくれるような単純で暢気な女、そうは居ないからな」

中山「ウサ耳の素敵な……? ――って、おいおい。鈴仙さんとはそんなんじゃないぞ!」

森崎「あれ? ここにはウサ耳の素敵な女の子なんて沢山居たのに、どうして個人の名前が出て来るんだ?」

中山「えーい。からかうのはやめてくれ!」

森崎「ハハハッ。この情報は俺様の支持率アップの為、遠慮なく使わせてもらうぜー!」

タタタッ……。

229 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/16(水) 23:07:33 ID:f6Bpxc++
普段から冷静な中山も、森崎のこのおちょくりには腹を立てる。
しかし、そう言って追いかけようと思った頃には、森崎は既に満月の竹林の中へと消えていた。
(後で聞いた事だが、森崎は霊夢を騙して退魔グッズを大量に押収していたらしく、
 そのため一人で竹林などを徘徊していても問題無かったらしい)

中山「(森崎……相変わらずだったな。しかし、鈴仙さん。鈴仙さんかぁ……)」

永琳と鈴仙は恐らくまだ、診療所の片づけと衛生作業に追われている。
中山は一人ポツンと夜の竹林に取り残されて、何となく森崎が最後にかました冗談に意識を奪われていた。

中山「(俺の中で鈴仙さんって、何なんだろうな……)」

普段は永琳と共に年長者らしいポジションを務める事の多い中山だったが、
森崎と話した事で、久しぶりに年頃の少年らしい思考に傾いていたのかもしれない。
中山は改めて、普段接する事の多い鈴仙について思いを馳せていた。

先着1名様で、

★基本的にフラグは立たないです→! card★

と書き込んでください。数値・マークで分岐します。

JOKER・ハートK→中山「もしかして、俺は鈴仙さんの事が……?」鈴仙にフラグが立つ!?※鈴仙本人は無自覚
それ以外→中山「(いやぁ。やっぱ、放っておけない妹というか、むしろ娘って感じだなぁ)」いつも通り!
クラブA→JOKER+パスカル「ちょっと待て! レイセンは俺の女だ!」佳歩「いえ私の女です!」
       鈴仙「みんなー! 私の為に争うのはやめてー! ぐへへへ……」そんな、夢をみた。

230 :森崎名無しさん:2015/09/16(水) 23:08:51 ID:???
★基本的にフラグは立たないです→ ハート3

231 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/16(水) 23:23:57 ID:f6Bpxc++
★基本的にフラグは立たないです→ ハート3 ★
それ以外→中山「(いやぁ。やっぱ、放っておけない妹というか、むしろ娘って感じだなぁ)」いつも通り!

中山「(――普通のラブコメとか青春ものなら、ここで俺が鈴仙さんの異性としての魅力にふと気づく流れなのだろうが……)」

異世界ファンタジーの世界にやって来て、女の子だらけの空間に放り込まれて。
しかしそれでもサッカーをやり続けた(一時期失踪した)中山は、
あの程度の漫画的雰囲気で騙されるような軟派な男ではなかった。

中山「(いやー、無理だな。良く考えて、放っておけない妹とか、娘とか。そんな感じだなぁ……)」

とはいえ、そうした色恋沙汰に元々疎く、言ってしまえばサッカーと森崎が恋人のような中山が、
鈴仙に対して既に枯れたような印象すら抱いてしまうのは、致し方の無い事かもしれなかった。


*特に何もありませんでした。

232 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/16(水) 23:25:11 ID:f6Bpxc++
〜大会18日目・午前〜

鈴仙「……夕べは森崎が乱入するっていうアクシデントもあったけれど。
いよいよ今日が、大会の決勝戦。博麗連合との対戦ね……!
――確か昼前に、師匠が最終ミーティングを開くって言ってたから。
練習なり自由行動なりが出来る時間は、ある程度限られちゃうけれど……どうしようかな」

A:自由行動をする(自由行動フェイズに移ります。更に分岐)
B:練習をする(一人か仲間で練習したり、コーチングをします。更に分岐)
C:狂気度を使用する(更に分岐。一部を除き、この行動では時間を消費しません)鈴仙の狂気度:28
D:現在の能力値を確認する(この行動では時間を消費しません)(※1票決)
×:アイテムを使用する(この行動では時間を消費しません)
  ※「ボロボロのボール」など、練習用アイテムはCの練習の選択時に使用してください。

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

(参考:大会17日目〜大会18日目(決勝戦終了)までのスケジュール)
        午   前      午   後
17日目   休   み    聖徳×紅魔(三位決定戦)
18日目   休   み←今ココ永遠×博麗

※試合のある時は、鈴仙は自由行動ができません。
※「自由行動が出来る時間が限られる」と鈴仙は言っていますが、
 これは描写的な意味であり、ゲーム的には通常通り行動できます。

233 :森崎名無しさん:2015/09/16(水) 23:25:57 ID:NHzdWERs
A

234 :森崎名無しさん:2015/09/16(水) 23:27:06 ID:hdmoRkXY


235 :森崎名無しさん:2015/09/16(水) 23:32:36 ID:jusxP9IA
A

236 :森崎名無しさん:2015/09/16(水) 23:32:43 ID:HCn3R5Ms
A

237 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/16(水) 23:41:40 ID:f6Bpxc++
A:自由行動をする(自由行動フェイズに移ります。更に分岐)

鈴仙「最後だから、練習は止めて自由行動にしましょうか。
ショートカットキーは前のベースで残しておいたし、よく分からない人はE以降で選べば良いと思うわ。
ただ、スキル・フェアプレイ精神やスキル・オフサイドトラップの経験値を上げたり、
有用なアイテムを買ったり、名無しウサギの能力値を上げたり、
他にもめっちゃ有用なイベントがAとかBの中に潜んでいるかもしれないわね……」

A:永遠亭に居る(さらに分岐)
  主に永遠亭に居るチームメイトと交流をします。
  評価値を上げたり特別なイベントを起こしたりできます。
B:外出する(さらに分岐)
  買い物をしたり、永遠亭に居ないチームメイトや、
  その他の幻想郷の住人と交流できるチャンスがあります。
C:気晴らしに玉兎通信でもしてみる。(さらに判定)
  ランダムで、色々な情報が入ります。運が良ければ必殺技フラグも入手できるかも…
D:現在の能力値を確認する(この行動では時間を消費しません)(※1票決)

<ショートカットキー>
E:魔法の森で、アリスさんのひとりティーパーティに参加する。
F:紅魔館で、レミリアにシュートの練習を見てもらう。
G:妖怪の山ふもとに行き、焼き芋を無料で買いつつ秋姉妹達に会う。
H:地霊殿に行き、お燐やさとりに会いに行き交流を深める。
I:その他 作者は失念しているがこうしたイベントがあった筈だ! ……などありましたら、一発で繋ぐよう配慮します(汗)


先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

238 :森崎名無しさん:2015/09/16(水) 23:48:43 ID:NHzdWERs
G

239 :森崎名無しさん:2015/09/16(水) 23:49:10 ID:hdmoRkXY


240 :森崎名無しさん:2015/09/16(水) 23:51:49 ID:FvzDsTJE
G

241 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/17(木) 00:23:59 ID:O8bUNuM2
G:妖怪の山ふもとに行き、焼き芋を無料で買いつつ秋姉妹達に会う。

鈴仙「――そういえば」

鈴仙はふと、ポケットに突っ込みっぱなしになってくしゃった紙切れを取り出した。

鈴仙「そういや、大分前の新聞にクーポンがついてたけれど。
これ、ぜんっぜん使ってないわね……」

それは秋姉妹(と反町)が妖怪の山ふもとで経営している焼き芋店の、無料チケットだった。
可愛い絵柄の静葉と穣子が笑顔で「来てね!」と言っているのが微笑ましくも涙ぐましい。
というか今もちゃんと経営しているのだろうか。地上げ屋さんとかに脅されてないだろうか。
そんな不安もあり、久しぶりに旧友と語らいに行きたい気持ちもあり、鈴仙は空を飛んだ。


*****


穣子「落ち葉焼き〜〜芋! おいも〜〜〜♪」

静葉「は〜やくしないと……ウフフ……いっ……ちゃうよぉ……?」チャキッ

穣子「いっちゃだめぇ、お姉ちゃん! ていうか刃物でお客さんを脅しちゃ捕まるよぉー!?」

反町「(静葉さんのこのキャラ、もう治ったっていう設定じゃなかったか……?)」

鈴仙「――良かった。まだやってたのね、このお店」


242 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/17(木) 00:25:06 ID:O8bUNuM2
鈴仙の不安は、結論から言えば半分杞憂だった。秋姉妹の焼き芋屋は未だに存続していた。
ただし、さつま芋のシーズンであるにも関わらず、客はほぼ不在だったため、
「まだ」存続しているだけに過ぎないのかもしれないが。

穣子「もぉー! 久しぶりに来てくれたと思ったら。鈴仙って冷たいのね!」

静葉「まぁまぁ穣子。折角好意でやって来てくれたのだから。……おいくつですか?」

鈴仙「……あー。と言っても。私はチケットを使いに来ただけなのよね」

鈴仙はそう言って、くしゃくしゃになった新聞の切れ端を二人
……いや、後ろで言いたい事も言えずに黙っている反町を含めると三人に突きつける。
秋の神々二柱と交際しているにも関わらず、彼はどこまでも謙虚だった。

穣子「あ! それまだあったんだ! 良いよ〜! ……はい、どうぞ!」

そうしている間に、穣子は元気よく鈴仙に焼き芋を一つ手渡してくれた。
流石に無料なだけあって、サイズは慎ましやかだったが文句は言えない。
そんな鈴仙に対し、間髪入れずに静葉は流暢にセールストークを始める。

静葉「……宜しければ焼き芋、他にも買っていきませんか?
滋養強壮、虚弱体質の改善にも繋がる、当店の栄養満点焼き芋。
身体の弱い子が食べたら、体力やフィジカルが、ほんの少しだけ強くなる! ……かも、しれないわよ?」

穣子「あくまでおまじない程度だけどね〜。鈴仙みたくタフな子が食べても、あんまし意味無いかも……」

反町「(買わないにしろ、俺達と雑談でもいいぞ! ……とか、明るく言えた方が男らしいのかなぁ)」

鈴仙「(ワイワイガヤガヤ……ってのは主に反町君のせいで違うけれど。
この三人。本当に仲良さそうで良いわねぇ……何と言うか、永遠亭のウサギ達並に癒しだわ。
――静葉さんがたまにチャキって来そうで怖いけど)」

243 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/17(木) 00:28:19 ID:O8bUNuM2
静葉は三人の中でも特に親しげな様子で鈴仙に歩み寄り、
穣子も静葉程では無いが、素の性格もあって鈴仙に対してフレンドリー。
三人の中で、反町だけが一歩退いた様子で様子を見ているが……特段敵意がある訳でも無さそうだ。
鈴仙は三者三様の醸し出す雰囲気に若干気圧されながらも、三人に対してこう申し出た。

A:追加で焼き芋を買いたい。(更に買う個数で分岐)※焼き芋1個… 2 00円
B:三人と仲良く雑談したい。
C:「オータムスカイラブ」の原理について、話を聞きたい。
D:博麗連合に関する情報について、話を聞きたい。
E:三人に対し、最近何か変わった事が無かったか、話を聞きたい。
F:反町は結局静葉と穣子どっち派なのか、話を聞きたい。
G:その他 自由選択枠

鈴仙の所持金:1770


先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*焼き芋(おいしい。食べたらガッツや競り合いが増えるかも?)を1つ入手しました。
*秋姉妹と反町の評価値がやや上がりました。

244 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/17(木) 00:31:57 ID:O8bUNuM2
……と、言ったところで中途半端ですが、今日の更新はここまでです。
焼き芋については、一回につきひとつしか仲間に渡せない、という風にしたいと思います。
なので、安いからと言って7個も8個も買っても、逆に余ってしまうかもしれません。
明日はこのイベントを終わらせて、いよいよ決勝戦のミーティングに移ろうと思います。

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

245 :森崎名無しさん:2015/09/17(木) 00:33:14 ID:AHRUZGV+
なんだろう、この三角関係刺激しまくってギスギスさせまくって大変なことにしたい自分がいる

G焼き芋は冷めるとまずくなる、この場で食べる

246 :森崎名無しさん:2015/09/17(木) 00:44:51 ID:DtFpwKZk
B

乙です
決勝戦後も第三章に入るまでは狂気度使えるかな?
仮にドイツ戦はどういう扱いになります? やっぱり脳内試合はなしかな?

247 :森崎名無しさん:2015/09/17(木) 01:43:49 ID:0l12ms56
B

248 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/18(金) 00:40:39 ID:TcPu/oe2
こんばんは、更新していきます。
>>245
原作設定的にもありえそうですけど、たぶん大丈夫です。たぶん。
>>246
乙ありがとうございます。
狂気度等のパラメータは第三章で廃止されますが、それまでは有効です。
決勝戦〜第二章完までは2日分猶予があるので、狂気度が溜まれば脳内試合は可能です。


249 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/18(金) 00:41:56 ID:TcPu/oe2
B:三人と仲良く雑談したい。

鈴仙「……ところで。妖怪の山FCは今どうなってるのよ。
新聞を見る限りじゃ、例のブン屋(射命丸)が失脚してチームはクビ。今後外界へ追放予定!
……とか、色々穏やかじゃない雰囲気だったけれど」

穣子「天狗達の詳しい事情なんて、私達には良く分からないよ。
でも確かに、前よりも練習が楽しく無くなったなぁ。惰性でやってる感じっていうか」

静葉「元々天狗や河童や神々とか、色々な立場の人達を集めたのは、
射命丸さんの顔の広さと求心力もあったから。
今は副キャプテンの姫海棠さんが頑張って纏めようとしているけれど、正直、彼女じゃ力不足ね……」

反町「(実力的な意味で、俺にもキャプテン選出の声が上がったけれど。断ってしまったんだよなぁ……)」

焼き芋を買う気は無かったが、暫くは話を聞いていたい鈴仙は世間話を始める事にした。
我ながら若干セコい気もしたが、神が良いからか、単に能天気なだけか。
静葉達は何も言わずに雑談に付き合ってくれた。

穣子「実はさ。私達にも夢があるんだよね〜。――ね、一樹君?」

反町「……え、えっ!?」

静葉「穣子。言いたい事を言っても良いのかどうか、反町君が困っているわよ」

穣子「む、むぐぐ〜。お姉ちゃんに大人の余裕見せつけられた〜……。
ごめんね一樹君。でもほら最近一樹君って、言いたい事はもちろん、
言いたくない事とか言っても良い事まで言わない感じだったからさ」

鈴仙「(それって言いたい事を言わないっていうか、単なる無口キャラなんじゃ……)」

250 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/18(金) 00:43:13 ID:TcPu/oe2
反町「……ご、ゴホン。実は、その――新しくチームを作りたいと思っていて」

鈴仙「えっ、チーム?」

ここで今日初めて反町の声を聞いた鈴仙は、その内容についても少し驚き尋ね返す。
別に無口キャラでも無い反町は、会話に三点リーダをつけすぎる事も無く、
彼の――もしかしたら彼らの目標について、ごく普通に話してくれた。

反町「妖怪の山FCは、俺の実力を正当に評価してくれて、気の合う仲間も居て。
俺が前居たチーム――東邦学園と比べても、本当に素晴らしいチームだと思っていた。
だけど一方で、妖怪の山FCは大天狗達の政治的な思惑も大きく絡んだチームでもある。
だから、チームの設備は充実していたけれど、どこか息苦しい所もあった。
……それは皮肉にも、俺が前居たチームでも感じた雰囲気だった」

静葉「――私達はほぼフリーランスの神様だったから、それほどでも無かったけれど。
それでもきっと、ストレスを感じる選手も結構居たと思うわ。
個人個人は仲が良いとしても、仕事だとそれだけの理屈じゃあ回らないもの」

穣子「だから、こないだ話してたんだよね。
私達三人で、一樹君の『皆でサッカーを楽しむ、和を大切にするサッカーチームを作ろう!』……って」

無口で気弱そうに見えた反町は、穣子の言葉を聞いて一転、力強く頷いた。

251 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/18(金) 00:44:45 ID:TcPu/oe2

反町「例えどんなに強くたって、設備や環境が整っていたって。
チームメイト同士の仲が悪ければ。そうでなくても、色んなしがらみがあれば、サッカーだって楽しくない。
穣子さんの言う通り。俺は、この幻想郷で。皆でサッカーを楽しむ、和を大切にするチームを作りたいんだ!」

鈴仙「……!」

普段の鈴仙だったら、そんな甘ったれた事出来る筈が無い、と一蹴していただろうか。
それとも素直に凄いと思っていただろうか。
しかしそう語った彼の横顔は、そんな単純な感想すら許されぬ程決意に満ちていた。

静葉「……もしも全てが終わったら。鈴仙、貴女もこのチームに入ってくれるかしら?
もっとも、今は11人揃えるどころか。道端の妖精一人勧誘するのにも苦労してるのだけどね」

穣子「私達、人脈ないしねぇ……。いや、神脈かな?」

冗談っぽくチームに勧誘する静葉に、トホホと肩を竦める穣子。そんな二人を笑顔で見守る反町。
何の根拠も無いが、今のこの三人なら、きっと良いサッカーチームが出来るのではないかと思った。
だから鈴仙は、素直な気持ちでこう言った。

鈴仙「今はルナティックスで頑張りたいけれど。もしも……そうね。
全てが終わったら、そっちにお邪魔してみるのも良いかもしれない、かな」


*秋姉妹の評価値が上がりました。
*反町の評価値が上がりました。
*秋姉妹の評価値が一定以上になりましたので、18日目の終わりに特別イベントが発生します。
*鈴仙が秋姉妹のチームに入る……という展開は、今作の本編中はありません。

252 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/18(金) 00:46:29 ID:TcPu/oe2
〜大会18日目・午後・固定イベント〜
【大会決勝戦。 VS博麗連合】

――ひとしきり会話が盛り上がったところで、
事前に定められたミーティングの開始時刻まで後僅かとなった。

鈴仙「……っと、ごめんね。私、もう行かなくちゃ。
決勝戦は開始前にセレモニーやら公開練習があるから、色々忙しいのよ」

穣子「そ、そうなんだー。あーあ、私達も決勝行きたかったなぁ」

静葉「……フフ、それは新しいチームでね。――頑張って、鈴仙。
貴女とは色々縁や恩もある事だし。私達も微力ながら、応援しているわ」

反町「鈴仙さん、ヒューガー戦の事は忘れてないですよ。貴女は俺の中で、最高のキャプテンでした」

鈴仙「……!(――昔の私だったら、こんな風に声を掛けてくれる人なんて居なかった。
本当、ここまで長い道を進み続けて来たんだなぁ。……うん。今日は、頑張らなきゃね)」

三人から最後のエールを受けた鈴仙は、目頭がかあっと熱くなるのを抑えて、
黙って妖怪の山ふもとから永遠亭へと向かって行った。
もうやり残した事はない。後は戦うだけだ。鈴仙は道すがらそう自身を奮い立たせ――
そして、大会会場の準備の都合上、永遠亭で行われるミーティングの場へと身を投じる。

253 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/18(金) 00:48:21 ID:???
【ミーティング】
(BGM:キャプテン翼2のブラジル戦前ミーティング)
https://www.youtube.com/watch?v=VzmgpbQHsjA&index=16&list=PL921EA5BBB4F1BDDC

輝夜「よし みんなきけ。博麗連合の情報は永琳達が話すわ」

開口一番重々しくそう告げた輝夜は、早速二番目以降を永琳に丸投げした。
結局輝夜はサッカーの実力以外、最初から何も変わっていなかった。

永琳「……今回の試合情報の調査は困難を極めたわ。
それでも、草の根で新情報が無いかを嗅ぎ回ったてゐや、
データや統計、新聞を駆使して情報を分析してくれた霞のお蔭で、何とか形として揃える事ができたわ」

永琳はそう前置きして、各選手の概略を示したペーパーを各選手に配る。
普段通りの光景も、決勝戦という場にまで上がってこれた今、鈴仙にとっては感慨深く思えた。
ペーパーにはこう記されていた。


霧雨 魔理沙
突破力:B 得点力:S ボールカット:A ゴール前:A スタミナ:S
怪物シュートを引っ提げて復活した幻想郷NO1FW。体力が無い程力を増す、不屈の主人公。

小野塚 小町
突破力:C 得点力:B ボールカット:D ゴール前:A スタミナ:B
ポストプレイが得意で、ゴール前からほぼ動かない。ダイレクトシュートも苦手では無い。

森崎 有三(フィールダーとして出場の場合)
突破力:S 得点力:B ボールカット:D ゴール前:B スタミナ:A
全力時は霊夢をも凌駕するドリブル突破力が脅威。パスやシュートも意外と強いが、守備は軽い。

254 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/18(金) 00:49:35 ID:???
博麗 霊夢
突破力:S 得点力:S ボールカット:S ゴール前:A スタミナ:A
全分野において優れたスーパーシューティングプレイヤー。対抗する事は考えない方が良い。

アリス・マーガトロイド
突破力:A 得点力:C ボールカット:A ゴール前:B スタミナ:A
器用なパスでチャンスを幾度も演出する。頭脳的なプレーにも長けるチームのブレイン。

少名 針妙丸
突破力:B 得点力:B ボールカット:C ゴール前:D スタミナ:A
能力値は発展途上だが小回りが利きドリブル突破とミドルシュートを連発してくる切り込み隊長。

永江 衣玖
突破力:A 得点力:D ボールカット:B ゴール前:D スタミナ:B
DMFとして地味に輝く仕事人。空気を読んだ上手いアシストは、シューターの能力を底上げさせる。

伊吹 萃香
突破力:C 得点力:C ボールカット:B ゴール前:S スタミナ:S
鋼鉄の小さな巨人の本職はDFだった!? 圧倒的なクリアとカウンターシュートが恐ろしい。

中里 正人
突破力:A 得点力:C ボールカット:A ゴール前:B スタミナ:A
高いボールキープ力と身軽で器用な守備が自慢の変態忍者。戦闘時は意外と冷静。

比那名居 天子
突破力:C 得点力:A ボールカット:B ゴール前:A スタミナ:S
負けん気の強さとパワープレイが自慢の不良天人。オーバーラップが大好き。

玄爺
突破力:E 得点力:E ボールカット:C ゴール前:B スタミナ:B
博麗連合では一番の明確な穴。しかし決して雑魚では無い。

255 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/18(金) 00:55:52 ID:???
森崎 有三
セーブ力:S 一対一:A 飛び出し:B
セーブ力は他の追随を許さない。一対一も弱点では無く、あまり飛び出さない為隙が無い。

伊吹 萃香(ゴールキーパーとして出場の場合)
セーブ力:A 一対一:S 飛び出し:S
森崎を引き摺り下ろしたとしても彼女が居る。並のシュートで彼女は砕けない。


ルナティックスメンバー「「「「「……………」」」」」

誰もがこのレジュメに書いてある内容を見て黙りこくった。
これまでのチームとは違い、博麗連合には無名の選手は全く居らず。
一段劣る玄爺ですらも、並の妖精や河童等とは比べ物にならぬ守備力を持ち。
普通のチームでは準エース格の衣玖や小町、針妙丸は見劣りして感じられ。
天子やアリス、萃香に中里など、他チームではエース格たりうる選手であっても、
このチームにおいて、彼女達は脇を固める一選手でしかないのだから。

中山「そして、この中でとりわけ別格なのは、博麗霊夢。霧雨魔理沙、そして――」

鈴仙「――森崎有三。だからFW、MF、そしてGK。タテのラインにそれぞれ超一流の選手が居るという事ね……」

てゐ「甘いね、鈴仙。それを統括するMFの博麗霊夢の能力は他全員の更に上を行くんだからさ。
超一流の上に、もう一つか二つ超を付けてあげないと釣り合わないよ」

パスカル「モリサキのセービング技術についても、同じ事が言えるがな」

霞「魔理沙さんのシュートについても同じです。――私達、本当に勝てるんでしょうか……?」

ふと口をついた霞の言葉が余りに的を射ていたため、チームは再び暗くなる。
しかし、無論彼女達は分かっていた。それでも自分達は勝たなければならないのだと。
そして、勝つ為にすべき事は、こうして分かり切った困難を並べ立てて絶望する事ではない、と。

256 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/18(金) 00:57:17 ID:???
――と、いったところで今日の更新はここまでです。
明日は新聞効果による敵チームの情報開示(運が悪く無ければ)と、
それを踏まえた作戦選択に入りたいと思います。

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

257 :森崎名無しさん:2015/09/18(金) 12:10:20 ID:???
乙でした!
わくわくしてきたぞ!

258 :森崎名無しさん:2015/09/18(金) 13:20:40 ID:???
玄爺 カメェェェーッ!

259 :森崎名無しさん:2015/09/18(金) 21:40:39 ID:???
>>258 向日葵仮面とでも戦ったのだろうか

ギルガメとかもいるし第2世界の亀は強敵ぞろいだよね

260 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/19(土) 00:45:36 ID:???
こんばんは、遅い時間ですが次の選択肢まで更新します。
>>257
乙ありがとうございます!
物語全体はまだ続きますが、この試合は第一部のクライマックスとして盛り上がる試合にしたいですね。
>>258-259
どっちかと言えば向日葵仮面のセリフですね…w
ギルガメの居る洞窟は怖くて入れませんでした(リアルタイム時)

261 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/19(土) 00:56:07 ID:uD2ygJ66

鈴仙「――大丈夫。私達だってこの大会に向けて、チーム全員で努力してきた。
今なら総合力でだって、博麗連合と負けていない筈だわ」

不安に怯えるチームメイトを制したのは鈴仙だった。
ここ数試合でキャプテンシーを成長させていった鈴仙は、
全く気取らずに、しかし毅然とした態度でそうチームメイトに言ってのける程成長していた。

てゐ「……ま、それはどーだか分かんないけどね。だけど私らだって、今回の情報はこれだけじゃないよ」

自分達は決して博麗連合に負けていない。
そんな鈴仙の想いを肯定するかのように、てゐと霞は協力して追加でとあるレジュメを配布し始めた。
それはこれまで数日の花果子念報における、博麗連合特集のスクラップだった。

霞「私達サイドの分析とは別に、天狗の新聞でも博麗連合の研究記事は沢山ありました。
今から、そっちの方も参考としてお配りします」

チームメイトが更なる情報の提示に、騒然としつつも希望を見出そうと資料に食い入る中。
鈴仙も合わせて記事に目を通すと―そこには、こんな記事があった。

262 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/19(土) 00:57:37 ID:uD2ygJ66

先着3名様で、

★花果子念報情報@→! card★
★花果子念報情報A→! card★
★花果子念報情報B→! card★

と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マーク・数値で分岐します。

カードの絵柄が……

ダイヤ・ハート→カードの数値に対応した、下記テーブルの選手の能力値、要注意スキル・必殺技等が判明。
スペード→カードの数値に対応した、下記テーブルの選手の要注意スキル・必殺技等が判明。
クラブ→特にめぼしい情報は掴めなかった。

<公開テーブル表>
(クラブ以外で)カードの数値が……
K・Q→相手チームのスターティングオーダーが判明
J→針妙丸
10→霊夢
9→魔理沙
8→アリス
7→小町
6→衣玖
5→萃香
4→中里
3→天子
2→玄爺
1→森崎
JOKER→フリー選択権

263 :森崎名無しさん:2015/09/19(土) 00:58:15 ID:???
★花果子念報情報@→ ハートK

264 :森崎名無しさん:2015/09/19(土) 00:59:41 ID:???
★花果子念報情報A→ ダイヤA

265 :森崎名無しさん:2015/09/19(土) 01:02:45 ID:???
★花果子念報情報B→ ダイヤ2

266 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/19(土) 01:51:18 ID:uD2ygJ66
★花果子念報情報@→ ハートK ★
K・Q→相手チームのスターティングオーダーが判明
<博麗連合2015 予想スターティングフォーメーション>
−−@−− @森崎
−−A−− A玄爺
B−D−C B天子 D萃香 C中里
−−−−−
E−I−G E衣玖 I霊夢 Gアリス 
−−−−−
−−−J− J針妙丸  
F−H−− F小町 H魔理沙
博麗連合2014:4−3−3

★花果子念報情報A→ ダイヤA ★
★花果子念報情報B→ ダイヤ2 ★
→森崎、玄爺の能力値等を公開

選手名  ド ..パ シ ..タ  .カ  ..ブ  せ  総 高/低  ガッツ 才
玄爺   41  43 .41  47  45  49  49  315 1 / 1  700  4

解   説:博麗連合の古参にして一番影の薄い亀プレーヤー。
       能力値的には名無しに毛が生えた程度だが、パワー溢れるタックルや
       亀特有の重厚感を活かしたブロックに優れており、油断できない。
要注意技:ヘビーブロック(1/4でブロック+6)150消費

選手名  ド ..パ シ ..タ  .カ  ..ブ  せ  総 高/低  ガッツ 才
森崎   54  52 .50 ..46  46  46  52  346 2 / 2  850  4 パンチング59、キャッチ57

解   説:突然幻想郷に現れた、常識に囚われないミラクルゴールキーパー。
       そのセーブ力は他の選手よりも群を抜いて強く、超一流のシューターでも不利を強いられる。
       ドリブル突破力も幻想郷トップクラスであるため、FWとしての起用もあり得る。
要注意技:がんばりセービング・改(キャッチ+7)200消費、スキル・一対一+2

267 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/19(土) 01:52:31 ID:uD2ygJ66
慧音「おお……予想フォーメーションが載っているのか、これは助かる」

妹紅「相手がどんな陣形で来るのかを読めていれば、こっちの戦術も立てやすいしね。
――って、またハクレイタイプかぁ。博麗連合は」

パスカル「(ブラジルタイプじゃないのか……?)――この陣形だったら、
J番の針妙丸って子が攻撃のキーになりそうだな」

つかさ「少名針妙丸……。これまであまり見なかった子ですが、一定水準の突破力と決定力が持ち味の選手らしいですね。
博麗連合は、序盤で彼女を使い倒すつもりかもしれません」

ウサギD「ということは、この形のままで、J番の位置に霊夢さんとかが入って来る可能性もある……って事だよね?」

佳歩「(この子。なんとなく、私とポジションが似通ってるような気がする……)」

てゐ「ていうか、この森崎のセーブ力ってマジ? 必殺セーブの威力は置いといても、
全力じゃないパンチングですら佳歩ちゃんの「ラビットテイル」と互角とか、ヤバすぎるよ!」

輝夜「全体的に私を三回りくらい強くした感じよね、この森崎ってヤツ。チートでも使ってるんじゃないの?」

永琳「鬼にでもしごかれた結果か、以前よりも基礎的な競り合い能力を大きく伸ばしているようね。
それに準決勝でも見せた、狂気的な一対一での行動転換。
――他のDFの存在も考慮すると、単にドリブルで突破すれば良い、……という風にもならなさそうかしら」

中山「……俺としては、森崎のオーバーラップが気になります。失敗すればこっちの大チャンスである反面。
型に嵌れば、ただでさえ厄介な博麗連合のフィールダーが、10人から11人になってしまう」

ウサギC「そんなら、姫様もお〜ば〜らっぷすればいいんじゃね?」

輝夜「その手があったか!」

妹紅「ないよ! 頼むから止めてくれよ!? ねぇ!?」

268 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/19(土) 01:58:01 ID:uD2ygJ66
鈴仙「(――皆。流石にこの場はそれぞれなりに、しっかりと考えているみたいね……)」

てゐ達が作ったレジュメは、チームの議論を一歩進める為に効果があった。
ただ絶望するだけでなく、具体的にどの点が絶望的なのか。
どうした点を改善すれば、こちらの有利に持っていけるのか……など。
チームの雰囲気が冷静に傾いていったのを、鈴仙は感じ取っていた。

鈴仙「(――だとしたら。私もこの場で、色々と提案をしなくちゃいけない。
以上の事実を知った上で、試合開始時はどの様な布陣で攻めるべきなのか。
とりあえずは、選手を当てはめていくところだけど―――どうしようかな)」

そのため、鈴仙も具体的な布陣を決定するにあたり、陣形について提案をしようと考える。
4−3−3のハクレイタイプを駆使し、恐らくは積極的な攻勢に当たるであろう博麗連合。
それに対し、永遠亭ルナティックスはどう立ち向かうべきか。
こちらも手数を増やし、乱打戦を目指すか。それともカウンターの布陣を敷き、確実なチャンスを狙うか。
あるいは中盤を数で支配し、ボールキープ率での勝負に回るか。もしくは勝ち目の無い中盤を放棄してしまうか。
様々な選択肢と可能性が脳裏に浮かぶ中――鈴仙はこう言った。

A:「4−4−2で、バランス良く人を配置して、手広く備えましょう!」
B:「4−3−3で、攻め手を増やして、森崎や敵のDFを兎に角疲弊させるのよ!」
C:「5−3−2で、DFに人数を掛けて、敵の攻撃を確実に防げるようにしましょう!」
D:「5−4−1で、中盤と最終ラインを厚くして、攻勢に出るべきチャンスを見計っていきましょう!」
E:「3−5−2で、霊夢の能力に対抗するべく、中盤を熱くして数で封殺するのよ!」
F:「3−2−4ね。中盤はいっそ放棄して、ドリブルでもシュートでも、とにかく手数を特化させましょう!」
G:その他 自由選択枠 人数構成だけでなく、具体的なフォーメーション案がありましたらどうぞ。


先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*博麗連合の能力値等が、一部開示されました。

269 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/19(土) 01:59:24 ID:???
――と、いったところで今日の更新はここまでです。
皆さま、本日もお疲れ様でした。

270 :森崎名無しさん:2015/09/19(土) 01:59:46 ID:IwHDiIF2
G
−H−F− H鈴仙 F佳歩
−−−−− 
−−J−− Jパスカル
G−−−E Gてゐ E永琳
−−I−− I中山
−CBA− C妹紅 B慧音 A霞
−−D−− Dつかさ
−−@−− @輝夜

前回とおんなじだけど、これで大体は対策できてるはず

271 :森崎名無しさん:2015/09/19(土) 10:50:57 ID:???
カメェェェーッ!という呪文を唱えたら玄爺の能力が見えるようになったのだ

272 :森崎名無しさん:2015/09/19(土) 16:16:45 ID:???
よく見たら攻撃特化、人数足りてないな

273 :森崎名無しさん:2015/09/19(土) 16:36:52 ID:x9MtQTrQ
G
−H−F− H鈴仙 F佳歩
−−−−− 
G−−−A Gてゐ A霞
−J−E− Jパスカル E永琳
−−−−− 
−CIB− C妹紅 I中山 B慧音 
−−D−− Dつかさ
−−@−− @輝夜

霞は守備に回すよりパスを生かせる位置に。
基本は打たせる前に止める。
中盤の中央はある程度仕方ないにしてもサイドは好きにさせない。
攻撃も両サイドを使う。
妹紅は小町対策。

274 :森崎名無しさん:2015/09/19(土) 16:37:12 ID:gME5Nr5U
A

275 :森崎名無しさん:2015/09/19(土) 17:21:24 ID:LhxZWtbs
G
−H−F− H鈴仙 F佳歩
−−−−− 
−−J−− Jパスカル
G−−−E Gてゐ E永琳
−−I−− I中山
−CBA− C妹紅 B慧音 A霞
−−D−− Dつかさ
−−@−− @輝夜

276 :森崎名無しさん:2015/09/19(土) 18:01:55 ID:???

−H−−− Hファンバステン
−−−I− Iマルコ(ファンタジスタ)
−−F−− Fシンプソン(LOSTMAN)
J−−−G Jロナウド Gコインブラ
−−E−− Eマツモト(LOSTMAN)
C−−−A Cディッテンベルガ A中山
−D−B− Dクスタ B肖
−−@−− @ノイアー

さあ、勝負だ

277 :森崎名無しさん:2015/09/19(土) 18:29:56 ID:???
玄爺は死んだときに地震はなってくるからできればレビテト使える奴がいれば安心
ぶっちゃけ地震以外物理攻撃しかないからナイトのかばう+まもり+ほか瀕死+ボーンメイル+なんかマントみたいなやつ(名前忘れた)
で完封できるからナイトは絶対必須、あとはブリザガ持ちがいれば完璧
つまりフォーメーションは

ナイト(対物理要員)、吟遊詩人(レクイエム)×2、時魔導士(レビテト)
で挑めば多分勝てるはず。念のため白魔法のアビリティがあればなおやりやすいかと

チキンナイフ+なにかで二刀流サンダガ乱れうちで瞬殺できるオメガや
バーサク+ゴーレム+ブリンク+サンゴの指輪で完封できる神龍に比べて用意するものがめんどくさい
のって明らかにヤバいでしょこの亀


・・・あれっ、ゲーム違う?

278 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/19(土) 21:59:05 ID:???
こんばんは、今日も更新していきます。
>>271
謎の向日葵仮面さん凄いですね
>>276
メンバーは師匠が工面できそうなので良いとしても、せめて鈴仙をどこかに出してあげてください…w
>>277
FF5は初見だと勝ち目が無さそうに見えても、攻略法を見つけたら楽勝…というボスが多いですよね。
もちろん私は初見殺しさせられまくりました。

279 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/19(土) 22:00:33 ID:???
G>>270

鈴仙「……あの、皆。私に今日の陣形について、案があるんだけど――」

鈴仙は提案を頭の中で整理しながら立ち上がり、あらかじめ用意してあったホワイトボードに陣形を書き込んでいく。

永遠亭ルナティックス:4−4−2
−H−F− H鈴仙 F佳歩
−−−−− 
−−J−− Jパスカル
G−−−E Gてゐ E永琳
−−I−− I中山
−CBA− C妹紅 B慧音 A霞
−−D−− Dつかさ
−−@−− @輝夜

鈴仙「……これ、実は前の試合の後半戦とおんなじですけど。この布陣で行くのはどうでしょうか」

鈴仙が提示したのはオーソドックスな4−4−2の陣形。
鈴仙と佳歩のツートップに、パスカルをトップ下に置いたダイヤモンド型の中盤。
サイドよりも中央、ペナルティエリア寄りに密集させた最終ラインの布陣は、
先の大会準決勝戦、聖徳ホウリューズの後半戦でルナティックスが取ったものと同じだった。

永琳「ふむ……。けれど、この4−4−2という陣形で、そしてこの布陣となると。
前半戦としては、まずは相手――博麗連合の動きを様子見。
速攻しシュート数を増やす事も、もしくは遅攻しカウンターをかける事も狙わず、
相手の攻め方に応じ、柔軟に攻守を切り替えていく。……と、言う戦い方を想定しているのかしら?」

鈴仙「は、はい。えっと……(師匠はつまり、何か個別の行動方針とか、マークの設定は必要無いのか?
――と、いう事について聞いているのよね、きっと。うーん、どうかしら……・。
確かに実際の試合での指示やサインだけじゃあ間に合わない事もあるから、多少は必要かもだけど。
だからと言って、色々決め過ぎるのも、柔軟な対応の邪魔になるかもしれないし……)」

280 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/19(土) 22:02:38 ID:uD2ygJ66
チームからは布陣自体について、反対の声は出なかったが、
代わりに永琳から、大まかな動きやマークに関する質問があった。
――鈴仙は少し考えて、こう答える事にした。

A:「――はい、その通りです。状況に応じて臨機応変に対応してもらいます」
B:「霞には積極的に上がって貰い、オーバーラップからのパスを活かします」
C:「てゐには積極的に上がって貰い、『インビジブルデューパー』などを撃つチャンスを狙います」
D:「パスカル君には高いタックル力を活かし、霊夢へのマーカーとしても活躍して貰います」
E:「手数と得点チャンスを増やすため、中山さんには積極的に攻撃参加して貰います」
F:その他 自由選択枠 B+C、B+C+D+E など、A以外については複数選択も可能です。


先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

281 :森崎名無しさん:2015/09/19(土) 22:09:40 ID:7rAcgi3k
C

282 :森崎名無しさん:2015/09/19(土) 22:14:12 ID:Tt5Bvvdg
C

283 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/19(土) 22:55:14 ID:uD2ygJ66
C:「てゐには積極的に上がって貰い、『インビジブルデューパー』などを撃つチャンスを狙います」

鈴仙「――基本的には、その通り。皆には臨機応変に対応して貰うべきと思います。
ですが、森崎と対峙し。そして点を取る為にはひとつ、必要な事があると考えます」

永琳「……と、言うと?」

鈴仙「はい。それは――てゐに上がって貰う事です」

てゐ「言うと思った。……『インビジブルデューパー』や、『真実の友情』を果敢に狙って行くんだね」

おどけたようにそう言ったてゐに対し、鈴仙は頷きながら続ける。

鈴仙「新聞での情報が正しければ。
森崎有三が全力を出した際のセーブ力は、お師匠様の『爆宙アポロ』をも五分以上で防ぐ程。
そんな規格外のゴールキーパーから点を奪うには、方法が二つしかありません。
一つは手数を増やす事で、体力を消耗させて疲労した所を撃つ方法。そしてもう一つは――」

中山「規格外のゴールキーパーをも上回る、超規格外のシュートで対抗する事……か。
成程、確かに鈴仙さん達の『インビジブルデューパー』ならば、森崎とも五分以上に戦えるし、
佳歩を交えた『真実の友情』を防ぐとなれば、流石の森崎でも全力以上を出さなくては
――いや、全力以上を出してもなお、森崎が不利となるだろうしな。あながち、間違った提案ではない」

パスカル「――勿論、相手も全力でそれを警戒して来るだろうけどな」

つかさ「強烈なカウンターシュート――『四天王奥義・三歩壊廃』を持つ伊吹萃香さんの存在も怖いです。
ですが……そうしたリスクに怯えている隙は無いと思います」

佳歩「も、もしも『真実の友情』を出す場合は、私も頑張りますっ!!」

妹紅「それにてゐだったら『インビジブルデューパー』以外にも、必殺パスで普通にアシストを演出したり、
『ロビングシュート』で相手の不意を突いて決めに行く事も出来るしね。良いんじゃないかな?」

284 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/19(土) 22:57:00 ID:uD2ygJ66
幸いにも、鈴仙の提案はすんなりと聞き入れてくれた。
勇儀の『零歩必殺嵐』や、レミリアの『バイシクルレッドサン』をも防いだ森崎の守備力の高さは全員共通の理解であり。
それらのシュートにも見劣りしない鈴仙達の『インビジブルデューパー』や、
それらのシュートをも超えた、間違い無く幻想郷一の威力を誇る『真実の友情』に対して、
永琳を含めたチームメイト全員が、希望を抱いていた事は間違い無かった。

鈴仙「(うん。それだけに私達の――てゐと佳歩との連携が、この試合において重要になって来るのよね。
何時にも増して責任重大だけど……頑張らなくっちゃ)」

そんな雰囲気を何となく感じ取った鈴仙は、作戦が受け入れられた事に喜ばず、
むしろ一層の覚悟と責任を抱きながら、厳粛に大きく頷いた。

*試合において、てゐが攻撃意識を高く持つ事になりました。

285 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/19(土) 23:03:00 ID:uD2ygJ66
永琳「……さて。作戦について他に離すべき事はあったかしら?
無ければ、永遠亭での事前ミーティングは終えて。
スタジアムに向かうまでの僅かな時間は、一旦自由行動にしたいと思うのだけれど」

輝夜「細かい位置の調節とか、やりたいんだったら今しかないわよ! 例えば妹紅をトイレ掃除当番にするとか」

妹紅「全然細かくねぇよ! いい加減にしろ! というかもはやサッカー関係ないじゃんそれ!?」

慧音「(この二人は何時からこんな漫才コンビみたくなったんだろうか……。解せないな……)」

鈴仙「(姫様と妹紅がなんか色々言い合ってるけれど。
――さて、どうしよう。他に細かい微調整とか、何かする事は無かったかな……?)」


A:「(……うん。これで問題ない。特に言うべき事はないわね)」
B:「……ここについては、こうしましょう」(自由選択枠)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*Bについては、細かい修正(配置の入れ替え、ウイングの設定など)及びマークの設定のみにしてください。
 大きな修正(例:4−3−3を5−3−2の陣形にする等、これまでの選択を覆すような修正)及び、
 詳細かつ具体的な指示(例:霊夢が来たらバックパス、アリスだったらドリブル突破するようにする…など)は出来ません。

286 :森崎名無しさん:2015/09/19(土) 23:03:38 ID:IwHDiIF2


287 :森崎名無しさん:2015/09/19(土) 23:06:33 ID:7rAcgi3k
A

288 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/19(土) 23:13:29 ID:uD2ygJ66
A:「(……うん。これで問題ない。特に言うべき事はないわね)」

鈴仙「(やるべきの事はやった。人事を尽くして天命を待つ、とは良く言うけれど。
後はその通り。試合開始までに疲れないように、モチベーションを維持しておく位……かな)

妹紅と輝夜が相変わらず実の無い言い争いを繰り返す以外に鈴仙を含めチームメイトの方から意見は出ず。
永琳もその雰囲気を感じ取ったのか、入場前のミーティングを一旦切って自由時間を設けた。

永遠亭ルナティックス:4−3−3
−−H−J H鈴仙 980/970 Jパスカル 840/840
F−−−− F佳歩 800/800
−−−−−
G−I−E Gてゐ 680/680 I中山 820/820 E永琳 900/900
−−−−− 
−BDC− B妹紅 910/910 D慧音 750/750 C霞 640/640
−−A−− Aつかさ 790/790
−−@−− @輝夜 730/730

鈴仙「(――多分、決勝前のミーティングは決意表明とか、そんなモチベーションを高め合う雰囲気になるでしょうし。
他愛の無い話をするんだったら、今のうちにやっといた方が良いかしら……?)」

周囲のメンバーが荷づくりを始めたり、改めて試合の緊張をほぐそうとしている中、
鈴仙もまた同様に手持ち無沙汰な風になり、誰か話し相手を求める事にした。

A:メンバーと会話する(選択肢の後に話しかけたいキャラを明記してください。例:A 輝夜)
B:特に何もない。出発の時を待つ。
C:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*あと2回まで行動できます。
*いつもより行動可能回数が1回少なく、観客席での交流が出来ませんが、ご了承ください。

289 :森崎名無しさん:2015/09/19(土) 23:15:41 ID:x9MtQTrQ
A 慧音

290 :森崎名無しさん:2015/09/19(土) 23:21:30 ID:IwHDiIF2
A輝夜

291 :森崎名無しさん:2015/09/19(土) 23:27:07 ID:7rAcgi3k
A輝夜

292 :森崎名無しさん:2015/09/19(土) 23:54:24 ID:???
いつの間にか4−3−3になってる
これも鈴仙って奴の仕業なんだ

293 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/19(土) 23:56:24 ID:uD2ygJ66
A輝夜

鈴仙「あ、姫様……」

輝夜「ん。どーしたのよイナバ、そんな暗い顔して。ひょっとして、緊張してる?」

鈴仙「まあ、はい。……姫様はいつも通りですね」

輝夜「当たり前よ。私はこう見えても色んな修羅場を潜り抜けてるからね。
今更こんなサッカーの試合で緊張する方がおかしいのよ!」

鈴仙「(うーん。そうは言いつつ、いざ試合で必殺シュートが飛んで来ると大慌てしそうだけど。
……まぁ、それは今日に始まった話じゃないし。ぶれなさという意味では、信頼できる……のかな?)」

鈴仙はこれから遠足に行く子どものように天真爛漫な笑顔をした輝夜に対し、こう言った。

A:「すみません。少し話し相手になって頂きたくって……」雑談する。
B:「姫様。今日の試合、ファンの皆さんもきっと期待していますよ!」カグヤファンについて話す。
C:「姫様とあの森崎って、なんか似てませんか?」森崎について話す。
D:難題「しゃべるボール」を手渡す。
E:アイテム「焼き芋」を手渡す。
F:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

294 :森崎名無しさん:2015/09/19(土) 23:58:27 ID:IwHDiIF2


295 :森崎名無しさん:2015/09/20(日) 00:01:16 ID:OmUvO9b6
D

296 :森崎名無しさん:2015/09/20(日) 00:01:36 ID:???
>B:「姫様。今日の試合、ファンの皆さんもきっと期待していますよ!」カグヤファンについて話す。
期待(笑)

297 :森崎名無しさん:2015/09/20(日) 00:04:09 ID:???
姫様の新たな相棒、ボール君
てっきり姫様の相棒はポスト君になると思ったんだが

298 :森崎名無しさん:2015/09/20(日) 00:11:22 ID:???
鈴仙「さあ、貴方が正しいと言った主の下へいきなさい」
ボール「ヒョットシテネニモッテル?」

299 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/20(日) 00:31:04 ID:dQNJ5iYo
D:難題「しゃべるボール」を手渡す。

鈴仙「あ、そう言えば」

鈴仙は思い出したという風に手を叩き、良い機会と思って自室へ戻り、
古びてボロボロになったボールを輝夜に手渡した。

輝夜「……何のつもりかしら、これは?」

勿論、鈴仙のその唐突な行為に流石の輝夜も訝しむが、
彼女の鈴仙に対する怪訝な視線はすぐに収まった。何故なら。

ボール「カグヤ キミハマチガッテイルヨ ブローリンガ タダシイヨ」

輝夜「き、きぃぇぁぁぁぁああっ! 喋ったー! マジで!?」

鈴仙「あはは……やっぱり、これってそうですよね」

輝夜の手元に置かれたボールは早速、意味ありげな言葉を紡ぎ始める。
その内容の是非はさておいて、これは幻想郷においてもそこそこレベルの怪異だった。

輝夜「ふーん。捨てられたボールの怨念が、こいつを拾ってやって、
練習してあげた事によって適度に取り除かれて……。
そんでもって、コミュニケーション可能な付喪神化したとか。そんな感じの現象かしらねー」

鈴仙「付喪神って言ったら、捨てた持ち主に悪さをするとか言いますけど。
大丈夫ですかね、こんなの持ってて……」

輝夜「このままボロボロの状態で放置してたら、そんな風になってたかもしれないけど。
――ま、大丈夫なんじゃない?」

300 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/20(日) 00:34:17 ID:dQNJ5iYo
博麗の巫女よりも適当な解釈を垂れる輝夜だったが、
ボールが喋った経緯についてはあながち間違っていないような気もする。

輝夜「――で。これを私に見せたって事は。
難題の一つとして、これを私に献上する……っていう意味で捉えて良かったわね?」

鈴仙「はい、お願いします」

鈴仙は頭を下げて、輝夜にボールを引き渡した。
ボールが若干寂しげに「レイセン キミハマチガッテイルヨ」と言っていたのが心を締め付けたが、
輝夜もきっと、自身に与えられた宝物は大事にする事だろう。……たぶん。

輝夜「イナバにしてもご苦労さん。こんなん見つかる筈無いって思ってたのに、良く見つけて来たわね」

鈴仙「いやー。本当に苦労しましたよ。無縁塚の奥地まで入ったり、練習を繰り返したり……。
でも、今考えてみたら、それがまた私の力になってるような気もします」

労いの言葉を受けながら、鈴仙は同時に自身の確かな成長も実感していた。
しゃべるボールを手に入れる為に。また、喋るようになるまで使い続けた労力は。
改めて振り返ると、それもまた自身がここまでたどり着く為には欠かせぬ試練だったのだと、今の鈴仙には思えた。

*鈴仙のドリブルが+1、パスが+1されました。
*輝夜の評価値が大きく上がりました。

301 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/20(日) 00:36:28 ID:dQNJ5iYo

鈴仙「――あれ? 今見たら、さっき決めた布陣と別な陣形がホワイトボードに書いてあるんだけど。
やだなあ、ボケかしら……。今、きちんと直しておいたから、確認をお願いね。
――さて。皆と話せる時間も残り少ないみたいだけど……?」

(参考:今のルナティックスフォーメーション)
永遠亭ルナティックス:4−4−2
−F−H− H鈴仙 980/980 F佳歩 800/800
−−−−− 
−−J−− Jパスカル 840/840
G−−−E Gてゐ 680/680  E永琳 900/900
−−I−− I中山 820/820
−BDC− B妹紅 910/910 D慧音 750/750 C霞 640/640
−−A−− Aつかさ 790/790
−−@−− @輝夜 730/730

A:メンバーと会話する(選択肢の後に話しかけたいキャラを明記してください。例:A 輝夜)
B:特に何もない。出発の時を待つ。
C:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*あと1回まで行動できます。
>>292さん、陣形の間違いについてご指摘頂きありがとうございました(汗)

302 :森崎名無しさん:2015/09/20(日) 00:37:08 ID:???
控えウサギたちのコーチ
姫様への突っ込み役
しゃべることはできるから姫様と一緒にゲーム実況動画をつくる

まだまだ、ボール君の出番はありそう

303 :森崎名無しさん:2015/09/20(日) 00:38:23 ID:dnFWs3fo
A 中山

304 :森崎名無しさん:2015/09/20(日) 00:39:05 ID:OmUvO9b6
A 慧音

305 :森崎名無しさん:2015/09/20(日) 00:57:15 ID:W9evGbOA
A 中山

306 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/20(日) 01:07:31 ID:dQNJ5iYo
A 中山

鈴仙「……ねぇ、中山さん」

中山「――どうした、鈴仙さん。やはり緊張しているようだが」

鈴仙「やはりって何よ、やはりって。……そう言う中山さんは、余裕そうだけどね」

中山「まさか、俺こそ内心では冷や汗ダラダラさ。果たして俺の力は森崎や、霊夢さんに通用するのか。
俺がここまで切り開いて来た道は、間違いでは無かったか。……そんな他愛の無い不安で一杯だよ。
だけど、それを表に出しては、皆まで同じ気持ちにさせてしまう。
知ってたかい? サッカー選手は、感情を操る職業なんだよ」

鈴仙「(感情を操る職業……ねぇ。まるで人里で流行りの易者さんみたいな事を言うわね。
まあ、中山さんのこの芯の強さは、易なんかよりも不確かな物でも無く、紛れも無い本物なんでしょうけど。
――さてと。中山さんとはどんな事を話そうかなぁ……?)」

A:「あはは……ごめん。何となく、お喋りしてないと落ち着かなくて」雑談する。
B:「いよいよ森崎との対戦ね……!」森崎について話す。
C:「中山さん。何か悩んでたりとかって……してないわよね」中山の悩みについて聞く。
D:アイテム「焼き芋」を手渡す。
E:その他 自由選択枠


先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。


307 :森崎名無しさん:2015/09/20(日) 01:09:04 ID:dnFWs3fo


308 :森崎名無しさん:2015/09/20(日) 01:17:18 ID:F2tLGg4k
C

309 :森崎名無しさん:2015/09/20(日) 01:22:27 ID:9KYresWo


310 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/20(日) 01:46:18 ID:???
B:「いよいよ森崎との対戦ね……!」森崎について話す。

鈴仙「――いよいよ、森崎との対戦ね……!」

中山「! ……ああ、そうだな」

鈴仙の予想通り、中山は森崎というキーワードに対し敏感に反応した。
当然鈴仙としても度々凄い噂を何度も聞く森崎と対戦する事は、不安ばかりでなく楽しみでもあったが。
そんな凄い噂を嬉々として語る中山が、今日の試合をどれだけ楽しみにしているかは聞くまでも無い。

中山「鈴仙さん、きっと君も耳にタコが出来る位聞いたと思うが敢えて言う。
森崎は本当に凄い選手だ。才能やセンスこそ、一握りの一流からしたら圧倒的に欠けているが、
それを補って余りある気迫と負けん気。そして狡賢さと発想力にも長けている」

鈴仙「……試合中は、森崎の奇策に引っかかるな、って事よね」

中山「その通りだ。挑発や罵倒、オーバーラップ程度は可愛い部類で、
森崎はともすればフィールドで寝釈迦ポーズを取ったり、ゴールバーで懸垂をしたり。
本人曰くだが、タイムマシンで過去に戻ったり、儀式をして竜巻を起こした事すらあるらしい」

鈴仙「(……えっと。その森崎ってのは早苗のお兄さんか何か……?)」

話題が森崎の奇行に飛んだ辺りで、その常識に囚われなさっぷりに頭が痛くなるも。
しかしそれが改めて、森崎有三という選手の底知れなさを演出している。
彼は決してただの小物では無いし、単なる天才とかエリートとか英雄だとか、そう言ったものでもない。
会話の終わり際。中山がポツリと、しかし重々しく残した忠言は、鈴仙の耳に何時までも残った。

中山「……霊夢さんを英雄に例えるとすると、森崎は狂王だ。
――鈴仙さん。決してどんな事が起きようと、あいつだけは舐めて掛からない方が良いぞ」

*中山の評価値が上がりました。
*鈴仙は森崎の奇行に耐性ができ、試合中森崎が奇行を行って来た場合に悪い影響を受ける確率が減りました。

311 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/20(日) 01:56:17 ID:???
……と、言ったところで今日はここまでです。
明日は一つ選択と無判定シーンを挟んだのち、
いよいよ決勝戦に入る事が出来ればいいな…と思っています。

>>296
一体何を期待しているんですかね…
>>297-298
ポスト君とはもう二、三本程度と仲良くなってますから…(ブルノ、レナート、アモロ等)。
しかしこう考えると姫様はやはりファンや相棒が多いですね。アリスさんが嫉妬しそうです。

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。

312 :森崎名無しさん:2015/09/20(日) 01:56:41 ID:???
なるほど、話を聞いて耐性ができるなら
中山さんは奇行をされても動揺しないということかなぁ、
森崎ならそれでも裏をかきそうでもあるがw

313 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/20(日) 12:08:00 ID:???
こんにちは。今日は時間があったので、選択肢のところまで今から更新します。
>>312
まあ、確率が下がるというだけですのでw
森崎には姫様にも負けない常識に囚われなさを発揮して欲しいと思います。

314 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/20(日) 12:09:25 ID:???

輝夜「さ、そろそろ時間よ皆! バナナはおやつに入んないんだからね!」

鈴仙「姫様、遠足に行くんじゃないんですよ。もっと緊張感を持ってください!」

パスカル「なに。決勝の大舞台でここまで緊張しないゴールキーパーも、逆に頼もしいじゃないか」

――そうして、時間となった。
玄関に集まった永遠亭ルナティックスのメンバーは、緊張をほぐす為の軽い談笑を楽しみつつ、
そのまま徒歩で妖怪の山モリヤスタジアムへと向かう。
長い距離ではあったが、妖怪や人間とすれ違う事は殆ど無く。
恐らく、その全てが今日の決勝戦を観戦しに、既に出払って居る事が推察された。


〜妖怪の山モリヤスタジアム・エントランス〜

ワイワイ、ガヤガヤ……

佳歩「う。うわぁ……凄い人だかりです。今までとは、比べものにはならない位……!」

慧音「人間や妖怪、神々や亡霊までもが集まっているな。
地平線が人で埋め尽くされている光景なんて、私は始めて見たぞ」

鈴仙「(狭いスタジアム中に萃まる、雑多だけど膨大な感情のエネルギー。
これが……サッカー。これが……中山さんやパスカル君。森崎達にとっての戦場……)」

そしてその推察通り、スタジアムは幻想郷や冥界、旧地獄に魔界など。
様々な種類の人間や妖怪達が一同に会していた。
何千種類もの気質や波長が入り乱れて混じり合うその光景は、
さながら大魔術を行う為の壮大なサバトか何かのようにすら鈴仙には思えた。
――と、そんな中。鈴仙の耳に、元気だが優しげで、温もりのある女性の声が聞こえて来た。

315 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/20(日) 12:10:26 ID:???
星「おーいっ、鈴仙! それにルナティックスの皆さんも!」

タタタッ…

ナズーリン「ご主人、こんな人ごみを走ると危ないよ。転んで宝塔を無くしてしまうかも……って」

星「うっきゃーっ!?」

ドンガラバッターン! ポーンッ。 ……パシッ。

鈴仙「……応援に来てくれたのね、星。ありがと」

星「たはは……いきなりカッコ悪い所をお見せしましたね。
――鈴仙、今日の試合は貪欲にゴールを狙って行くんですよ」

放り投げられた宝塔を器用にキャッチして手渡しつつ、鈴仙は星の声援に優しく応えた。
後ろには彼女の従者であるナズーリンを始め、星が在籍する命蓮寺の門徒が揃って
スタジアムへの入場を並んで待っており、にこやかに会釈をしてくれた。

ナズーリン「命蓮寺の面々と、それに私自身にも。君には感謝してもし足りない恩があるからね。
今日の試合は、全力で応援させて貰うよ」

鈴仙「……ええ。今日の試合、楽しみにしててね」

――恩を恩で返す彼女達の流儀に対し、鈴仙は心強さを感じた。

316 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/20(日) 12:11:41 ID:???
幽々子「………あら〜。今日の試合、頑張ってね」

鈴仙「幽々子さん、応援ありがとうございます。あの、その……」

幽々子「妖夢はあれから、全く音沙汰が無いわ」

従者を引き連れず独りで試合観戦に臨む幽々子の姿は、どこか寂しげであるように鈴仙には思えた。
勿論底の知れない彼女は、表面的な顔色や口調でそれを悟られないよう振る舞うが、
妖夢を良く知る友人であった鈴仙には、僅かにその感情を見せてくれた。

幽々子「――この試合を機に、幻想郷は大きく変わるわ。それが良い方向か、悪い方向かは分からないけれど。
だけど。……貴女だけは、そんな変わりゆく幻想を愛してあげてね」

鈴仙「……?」

列がはけ、幽々子が受付へと向かう直前。彼女はそんな呟きを残した。
その内容は普段の彼女らしく抽象的で曖昧で、誰に宛てて寄せられた言葉であるかすら不明だったが。
しかしその言葉は真実味を伴って、鈴仙の心の底に残っていった。


317 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/20(日) 12:15:38 ID:???
穣子「あっ! れいせ〜ん! きたよ〜〜!」

静葉「やっぱり、挨拶だけじゃあ名残惜しくって。……家財を質に入れてまで、応援に来たわ」

反町「(うう、今月も赤字だァ……)」

鈴仙「(家財を質に入れないと、チケットすら買えないんだ……。結構安かった気もするけど)」

ウサギが書いてある旗を振りながら、穣子は鈴仙に再度エールを送ってくれた。
元々妖怪の山麓に在住する彼女達にとって、モリヤスタジアムへ観戦に行くのは容易だった。
……観戦する為のチケット代等を払えるかについては、困難もあったが。


矢車「お前、今俺を笑ったな?」

里人A「ひ、ひいいいっ!? 笑ってませーんっ! 俺達はただ談笑していただけで……」

矢車「談笑、だと……? ――ま、眩しいんだよ、お前は!!」

さとり「勇儀さん、ボディに一発入れといてください」

勇儀「ウス!」

グワッ、ドゴオオオオッ!

矢車「ぐわーーーーーっ!」

空「ほら見てお燐! あれが等速直線運動って言うんだよ!
矢車さんが一定の加速度で移動してるから、グラフを使えば変位だって一発で分かるよ!」

お燐「それは文系なあたいへの嫌がらせかい? ……っと、あ。病院のお姉さんだ〜。がんばれ〜」

318 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/20(日) 12:16:53 ID:???
鈴仙「お疲れさま、お燐。……相変わらずあんたの所はマイペースねぇ。あんた含めて」

地霊殿サブタイレイニアンローゼスのメンバーもまた、チームで試合観戦へと向かっていた。
消し飛ぶ矢車を尻目に、どんな局面でも変わらぬ彼女達旧地獄の住民の騒ぎっぷりに辟易としつつも。

さとり「ふふ……」

鈴仙「(さとりさん、笑ってる。いつもは陰険なジト目しかしてない癖に……)」

さとり「――そこ。心の声が五月蠅いですよ」

鈴仙「しゃ、喋ってないのに理不尽っ!?」

――変わる事の無い彼女達の気楽さに、ほんの少し妬ましさを感じる鈴仙だった。


パチュリー「……残念ね。決勝では感動的な師弟対決をしたかったのだけれど」

鈴仙「私も残念です(パチュリーさんの言う「感動的な」ってのが、どんなのか気になるけどね……)」

レミリア「私には貴女達が通る運命がとっくに見えてるんだけど。
それを言ったらツマラナイから敢えて隠しといてあげるわ」

咲夜「あの、お嬢様。今日の試合がどうなるか分からないのなら、先にそう仰った方が……」

レミリア「う、うるさいわね! ……オホン。兎に角、今日の試合、期待してるわ」

鈴仙「はい、ありがとうございます」

319 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/20(日) 12:18:00 ID:???
レミリア「ま、私としては霊夢にも活躍して欲しいんだけどね。どっちを応援するか、本当に悩ましい試合だわ」

鈴仙達が控室に入る前、最後に声を掛けてくれたのはパチュリーとレミリアを中心とする、
紅魔スカーレットムーンズのメンバーだった。
後一歩で惜しくも決勝戦を逃れた彼女達だったが、それに対する悔しさ等の感情は既にない。
負の感情を引きずるよりも、新たな楽しさに夢中になるべきだ。
それはレミリアらしい、ある意味では潔い強者の理論だった。


――そして、鈴仙以外にもかつてのライバルと交流を深める者も居た。

チルノ「おい、そこのノッポ兎! あたいの弟子を名乗るからには、絶対負けんじゃないわよ!
白黒の『ファイナルスパーク』なんて、全然大した事無いに決まってるんだから!」

つかさ「――勿論よ。貴女から教えて貰ったガッツの力で、どんなシュートも防いでみせるから」


里人@「慧音さん、妹紅さん。貴女がたも頑張ってください。
貴女は永遠亭ルナティックスの頼れる壁であると同時に、我ら人里の住民にとっても希望の星なのですから」

慧音「勿論だ。……子ども達の希望となれるよう、精進する(――とは言うが。
今日の対戦相手はこれまで以上の強敵。果たして、今の私の力でどこまで行けるか……)」

妹紅「竹林でならず者同然の生活をしていた私に職と立場を与えてくれたのは、
人里の皆の理解と協力もあってこそ。今日は、恩返しのつもりで試合に臨みますよ」

慧音「(妹紅は妹紅で、凄い優等生的な台詞を喋っているが……。
――人里の皆に、普段の妹紅と姫君との会話を聞かせたらどう思うだろうか)」

320 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/20(日) 12:21:40 ID:???

カグヤファン「カグヤ カグヤ カグヤ カグヤ」

輝夜「だーーーっ! アンタ達は一体私の何だって言うのよ!? 私が一体何か悪い事をしたって言うの!?」

カグヤファン「おれならとれたな」

輝夜「何を!?」

カグヤファン「サイクロンでこい! カグヤ!!」

輝夜「撃てないよ!! 通用しないドライブシュートすら撃てないよっ!?」

ボール「カグヤ キミハマチガッテイルヨ ブルノガ タダシイヨ」

輝夜「間違いしかないよっ! ブルノさんとか、存在自体が間違いだよ!?」

てゐ「あのー、お師匠様。姫が嫌がってるんですけど、放置して良いんですかい……?」

永琳「……輝夜にも、良いお友達が出来たみたいで。
私としては寂しいけれど、下手に保護者が干渉する訳にもいかないし…」

佳歩「(こ、この方……! 人の心の機敏をイマイチ分かり切っていない……!?)」

321 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/20(日) 12:22:50 ID:???

来生「ヒャッホーーーっ!」

スーッ、トン。ツーーーーーーッ

ウサギC「す、すごい……! あのひと、ぼーるにのってどりぶるしてる……!」

ウサギD「す、凄いかなぁ……?」

ヘルナンデス「(くそっ。どうしてキスギはああも小さい女の子にモテるんだ。うらやまし……いや。ダメだ。
これ以上その事を考えたら、俺が、俺で無くなってしまうような。そんな気がする……!)」


ピエール「……はてさて。本当に面白い場所だな、ここは」

パスカル「ああ。練習設備や環境は正直、クラブチームよりは劣ってはいるが。
――それでも、ここで過ごした半年は俺にとっていい刺激になったと思う」

早苗「ピエールさんっ! お喋りしてないで手伝ってくださーい! 人手アンド人手が足りないんです〜っ!」

ピエール「ああ分かった、すぐ行く!」

タッ……

パスカル「(――確かピエールって、守矢みらくるずのサッカーの助っ人として呼ばれたんだったよな。
――何で試合が終わったのに、普通にボランティアとして働いてもいるんだ……?)」

諏訪子「(いやぁ、ピエール君って人選は結果的に絶妙だったねぇ。
サッカーの実力は勿論だけど、お人好しだから雑用とかでもこき使い易いし)」

322 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/20(日) 12:24:13 ID:???
藍「あれ、君。良いスカウターを持っているね。自分で作ったのかい?」

霞「えっと、その……(これって、藍さんがかつて爆発させたスカウターを改造したんだったっけ。
怒られないかなぁ……)」

中山「――ああ、これは河童のバザーで売っていたのですよ」

藍「ほう、河童の……(彼が中山政男か。噂通りの品行方正な好青年だが……。
――彼は果たして本当に、紫様のおっしゃる通り、幻想郷の秩序を破壊する異変の首謀者なのか?)」

霞「(中山さん、本当に頼りになるなぁ……)」


これまで出会った数多もの幻想郷の人妖が、その結果はどうあれ、
この大会の決勝戦について只ならぬ興味を示していた。
そんな楽園の未来を映すべき、未曽有の大一番たる試合が始まるまで、
時間は一時間と残されていなかった。



〜永遠亭ルナティックス控室〜

永琳「ゲームキャプテンは、今回も鈴仙。貴女に任せるわ」

鈴仙「……はい」

試合開始直前の最終ミーティング。
大まかな陣形や作戦について既に打ち合わせていた鈴仙達永遠亭ルナティックスは、
各選手の動きについて再確認を行い、最後に永琳が従来通り鈴仙をゲームキャプテンとして指名した所で終わった。

323 :森崎名無しさん:2015/09/20(日) 12:25:05 ID:???
カグヤファン「カグヤ カグヤ カグヤ カグヤ」
ドールマン「カグヤのどこかにあたってくれ〜〜っ!」

漫画で発見した期待の(でくの棒的な意味で)大型新人も追加しておきますね

324 :森崎名無しさん:2015/09/20(日) 12:29:41 ID:???
乙です

永琳「あの子が今さらあなたの奇行程度で惑わされるとでも?」
輝夜「それはイナバの経験を過小評価し過ぎね」
てゐ「私達を人間の常識程度でとらえてもらっては困るね。気が遠くなるほどの年月、あの手この手でいたずらしてきたからね」
佳歩「ぷるぷる……」
矢車「あいつ(鈴仙)、やはり地獄を見てきたか……」
中山「……」(同情の眼差し)
ブルノ「俺には敵わないけどな!」

鈴仙「分かってるなら自重してください!」

325 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/20(日) 12:29:48 ID:dQNJ5iYo

輝夜「ホントは私がキャプテンなんだけどね。ゲームキャプテンって言うけど、
イナバなんて実質的キャプテン代理に過ぎないんだからねっ!」

てゐ「はいはい」

負け惜しみなのか自己アピールなのか、どちらにも取れない輝夜の念押しがあり、
チームは入場まで残り15分を持て余すのみとなった。

鈴仙「(……最後に何か、言っておきたい事はあるかな。
――折角私が実質的キャプテンなんだし、
皆を締めるような一言でも言っておいた方が良いわよね。うーん。どうしようかな……)」

微妙に気まずい静寂の中、鈴仙はそれを打ち破るかのように、仲間達に向かってこう言い放った。


A:「よし、いこう、いこうぜ、みんな!」無難に号令をかけるだけにする。
B:「私はまだ弱い。だけど、皆を信じる事ならできる。だからお願い、力を貸して!」ヒロインっぽく。
C:「私達の勝利は確定的に明らか。だから自信を持って全力でぶつかるのよ!」強気にいく。
D:「博麗連合は個々の力は強いけれど、チームワークなら私達の方が上よ!」チームワークを強調。
E:「永遠亭ルナティックス出撃! 月見の準備をするのよ!」敢えて笑いを取る。
F:「幻想郷サッカーの伝統を凌辱するわよ!」凌辱発言!


先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

326 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/20(日) 12:32:18 ID:dQNJ5iYo
…と、いったところで一旦ここまでです。続きは投票が入り次第、また夕方〜夜ごろに再開します。

327 :森崎名無しさん:2015/09/20(日) 12:33:48 ID:+hrKhmNw
A

328 :森崎名無しさん:2015/09/20(日) 12:35:57 ID:OmUvO9b6
D

329 :森崎名無しさん:2015/09/20(日) 12:36:22 ID:l2Ca9lJA


330 :森崎名無しさん:2015/09/20(日) 12:36:54 ID:dnFWs3fo


331 :森崎名無しさん:2015/09/20(日) 12:39:34 ID:IjaMyRbk
やっぱりここはびしっと決めたいよな


332 :森崎名無しさん:2015/09/20(日) 12:40:57 ID:???
更新に気づかずコメントを途中に入れてしまいました、すみませんでした。

333 :森崎名無しさん:2015/09/20(日) 12:41:31 ID:9KYresWo


334 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/21(月) 00:27:11 ID:VL8Z4LzM
こんばんは、本を読んでいたら再開が遅くなりました(汗)
>>323
キャプ森世界だったらヘルナンデスの次くらいに強豪GKだったのに…(泣)
>>324
乙ありがとうございます。
確かに言われてみれば鈴仙も割と耐性ありそうですが、森崎も森崎で奇行の天才だと思いますね。
>>331
びしっと凌辱するんですね、わかります。
>>332
コメントありがとうございます、お気になさらずです!

335 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/21(月) 00:28:23 ID:VL8Z4LzM
A:「よし、いこう、いこうぜ、みんな!」無難に号令をかけるだけにする。

鈴仙「――よし、いこう! いこうぜ、みんな!!」

チームメイト「「「「「   お う ! ! !   」」」」」

鈴仙は気の利いた演説を色々考えた結果、結局何も思いつかなかったので、
勢いに任せて全力で号令をかけるだけにした。
それに対し、ルナティックスメンバーも全力で応えてくれた。
鈴仙にとっては、それだけで充分だった。そして――。

*****

〜妖怪の山モリヤスタジアム・フィールド〜

実況「……さあ〜! 試合開始まで残り5分に迫ってきました、
幻想郷サッカー史上最大にして最高の大一番! 全幻想郷選抜大会の決勝戦!
王者・博麗連合2015対! 挑戦者・永遠亭ルナティックス!!
幻想郷中は勿論、冥界や旧地獄、天界、更には外の世界をも巻き込んだ、前代未聞の大規模大会!
全16チーム、スタメンだけでも計176名もの有名無名選手が集ったこの争いの頂点が! 今!
この場にて決まるという歴史的局面! ここに集まった約一万もの人間、妖怪、妖獣、神霊、神、その他種族!
あなたがたこそが、その歴史の証人となるのです!」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」

実況「――さあ……そして! 今選手が入場してきました! 幻想郷の頂点を争う22名の登場です!
まずは先に、永遠亭ルナティックスのスターティングメンバーを紹介いたします。
FWに鈴仙選手と佳歩選手、MFにパスカル選手、永琳選手、てゐ選手、中山選手。
DFに慧音選手、妹紅選手、霞選手、つかさ選手。GKの輝夜選手がキャプテンですが、
実際は鈴仙選手がゲームキャプテンとして動くようです。
DFをペナルティエリア側に詰め、MFをダイヤモンド型にした、4−4−2の布陣で戦います。
次に選手を個人別に見ていきましょう!!」

336 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/21(月) 00:30:06 ID:VL8Z4LzM
実況「――まずはFWの鈴仙選手! 彼女は今大会にかけて大きく成長した新進気鋭のストライカーで、
これまでに12ゴールを挙げ、レミリア選手に次いで得点王争いで2位につけています。
彼女の持ち味は何と言っても、仲間と力を合わせたコンビシュートの爆発的威力!
今日の試合の見所は、鈴仙選手達のスーパーシュートが、森崎選手にどこまで通用するかになりそうです」

鈴仙「(ううっ。改めてこう紹介されると照れるっていうか、緊張するなぁ……。でも、やるしかない――のよね)」

実況「佳歩選手は鈴仙選手の相棒として名を馳せ、これまでも小回りの利いたドリブルやシュートを活かし、
ルナティックスにおけるセカンドストライカーの地位を確固たるものとしています。
聖徳ホウリューズ戦では、『真実の友情』の発動役としても活躍した事もあり、彼女も要警戒選手の一人です!」

佳歩「(私がただのウサギAだった時から、遠くまで来ちゃったなぁ。……でも、これがゴールじゃない。スタートなのよ!)」

実況「この試合、トップ下として登録されたのはパスカル選手です!
一見すると意外な人選にも見えますが、彼の特長はFW・MF・DFなんでもこなせるプレーの柔軟さ!
『オールドタイプ』とも称される視野の広さも相まって、司令塔としての仕事をキッチリこなしてくるでしょう!」

パスカル「(こんな紹介されてるのをディアスに知られたら、腹を抱えて笑われそうだが。いい土産話にもなりそうだ)」

実況「右サイドハーフとして暗躍するのは、皆さまご存じの天才・八意永琳選手です!
圧倒的なドリブル突破力に万能的な能力値、そして月のファンタジスタたる独創的な動きで、
博麗連合の攻撃をどこまで食い止め攪乱してくれるか、今からその活躍が楽しみです!!」

永琳「(……色々と考えるべき事もあるけれど。今はとりあえず、この試合を楽しませて貰いましょうか)」

実況「左サイドハーフを守るのは、これまた曲者の因幡てゐ選手!
MFとして万遍無く高い能力と高いパス力は勿論厄介ですが、彼女は鈴仙選手の超必殺シュート、
『インビジブルデューパー』の発動役としても有名! 試合の隠れたキーパーソンです!」

てゐ「(隠れた実力者的な扱いは好きだけど、ちょいと目立ちすぎちゃったかなぁ。なんてね)」

337 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/21(月) 00:31:27 ID:VL8Z4LzM
実況「ボランチを任されたのはやはりこの人、中山選手です!
今大会での出場回数は守矢みらくるず戦と聖徳ホウリューズ戦の2回のみと少ないですが、
その圧倒的な実力の高さは皆さまご存じのとおり! 霊夢選手との頂上対決の行方が気になるところです!」

中山「(森崎、見ていろよ。俺が選んだ道を。俺が切り開いた運命の結果を)」

実況「ディフェンスラインの指揮役として活躍するのは、上白沢慧音選手!
バランス良く高いDF能力と冷静で的確な判断力で、最終ラインの統率には定評があります。
今日の試合、博麗連合からの失点を防ぐには彼女の力が必要不可欠でしょう!」

慧音「(統率力への評価は嬉しいが、裏を返せば実戦での実績が少ないという事だ。今日は実戦でも活躍したいが……さて)」

実況「ブロッカーとして近日、大きな評価を得ているのがCBのつかさ選手です。
ガッツに溢れる『ソウルブロック』や『顔面ブロック』で、幻想郷の強豪選手のシュートを防いで来た彼女。
必殺シューターが非常に多いこのチームにおいて、つかさ選手のブロックはまさしく生命線です!」

つかさ「(Dちゃんと一緒に出られなかったのは気がかりだけど。……見ていてね、私のガッツを)」

実況「藤原妹紅選手は幻想郷きっての弾き返し屋!
これまで様々なダイレクトシュートをクリアして来た彼女はまさしく、空からの敵を決して逃さぬ無敵の不死鳥です!
オーバーラップやセットプレイからのミドルシュートにも優れているため、要所要所での活躍に事欠かないでしょう!」

妹紅「(長く生きて来て、こういう俗世的なスポーツには枯れたと思ってたが。中々どうして、サッカーはこうも奥深い)」

実況「4人目のDFは因幡霞選手! 全体的にオールラウンドな能力値を持ち、
これまでもルナティックスのポジションの穴を埋めて来ましたが、最近になりパスの精度を中心に急成長!
最終ラインからの『ピンポイントパス』は、ルナティックスを救う、一発逆転のトリガーとなるかもしれません!」

霞「(今日の私達の勝率は……ちょうど50%。勝つか負けるか分からないけれど、それが勝負だもの、仕方ないね)」


338 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/21(月) 00:33:15 ID:VL8Z4LzM
実況「そしてゴールキーパーを務めるのは蓬莱山輝夜選手!
セービングにあたり他人の助けを得ている、一対一で不利になるとゴールを投げ飛ばすなど、
熱心なサッカーファンからは碌な評判を聞かない彼女ですが、実力と人気は一流! 単なるマスコットではありません!」

輝夜「(なんか私の紹介だけ酷くない……? いや、事実なんだけどさ、ほら、もっと言い方があるって言うかぁ……)」



実況「そして……博麗連合の方も準備が整い、今選手が入場してきました!
博麗連合は準決勝の時と同じく、ハクレイタイプを軸にした4−3−3の陣形で勝負を挑みます。
FWには魔理沙選手、小町選手、そして一段下がったウイングの位置に針妙丸選手。
MFにはキャプテンの霊夢選手、衣玖選手、アリス選手。DFには萃香選手、天子選手、中里選手、玄爺選手。
GKにはあの森崎有三選手が入るようです!」

――ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

鈴仙「うわっ、歓声が更に三割増しになった! ……やっぱり、人気の面では博麗連合には負けるわねぇ」

中山「観衆は何だかんだで強者を好むからな。何、気にする事は無いさ。きっと試合終了後には評価がひっくり返ってる。
……さ。選手の紹介でも改めて聞いておこうか」

実況「GKの森崎選手は外界から連れられて来た人間ですが、
キーパーとしての実力は外界でもナンバーワンであり、現に幻想郷においても吸血鬼や鬼など、様々な強豪を下してきました!
また、ドリブラーとしても世界トップレベルであるため、オーバーラップによる攪乱も馬鹿にはできません!」

森崎「(本当はもっと褒めちぎって欲しかったんだがな。ま、これも試合が終わるまで辛抱だな)」

実況「玄爺選手は博麗連合に昔から所属する由緒正しきブロッカーです。
過去最高とも言えるメンバーを加えた、今回の博麗連合において彼の実力は最下位ですが、
それでもいぶし銀あふれるプレーで、古参のファンを喜ばせてくれるでしょう!」

玄爺「……………!」グッ

339 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/21(月) 00:35:56 ID:VL8Z4LzM
実況「中里選手は外界では絶滅した、ニンジャという種族の生き残りです。
分身、変わり身、縮地……様々な忍術を活かした器用なプレーは博麗連合にとって、縁の下の力持ち!
永遠亭ルナティックスは今日の試合、彼の動きにどこまで着いてこれるでしょうか!」

中里「(外の世界でスポーツ忍者となる夢こそ敵わなかったでゴザるが。こうして森崎とまたサッカー出来るのは、僥倖でゴザった)」

実況「天子選手は天界からの参戦です! 天人特有の固さを活かしたディフェンスも脅威ですが、
オーバーラップからの強烈なミドルシュートもまた、彼女の恐ろしさであります!
また、性格的にも中々の暴れ馬という事もあり、博麗連合の攻めの起爆剤となる事は間違いないでしょう!」

天子「は? 私を馬なんかと一緒にしないで欲しいわね。馬鳥だったらギリ許すけど」

実況「博麗連合のDFに立ちはだかる大きな壁。それこそがCBの萃香選手でしょう!
準決勝戦でも見せた強烈なカウンターシュートは勿論の事ですが、クリアやタックルなど、その他守備についても本職顔負け。
更には森崎選手が体力切れとなった際のGK出場の可能性についても気になります!」

萃香「(さーてと。鈴仙……だったけか。お前のシュート、どれだけのモンか見せて貰うよ)」

実況「3名の精鋭を並べる博麗連合のMF。左サイドハーフを務めるのは衣玖選手です。
ボランチが本職の彼女ですが、空気を読んだ独特のパスには定評があり、
影のゲームメイカーとして活躍出来るポテンシャルは十二分に秘めております!」

衣玖「(この試合が終わったら、溜まってた有給でも消化しましょうかね……)」

実況「反対側、右サイドハーフを守るのはアリス・マーガトロイド選手!
彼女の人形細工のように緻密なパスやパスカットは勿論ですが、
オフサイドトラップやファストブレイクなど、様々な戦術でもルナティックスを苦しめてくれるでしょう!」

アリス「(フフフ……この大会で知名度を上げて、そして……友達を100人作るのよ!)」

340 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/21(月) 00:38:45 ID:VL8Z4LzM
実況「中央にどんと陣取る、博麗霊夢選手についてはもはや説明不要でしょう!
絶対的な万能性を持つ幻想郷のスーパーシューティングプレイヤーたる彼女は既に、
5ゴール6アシストと圧倒的な実績を残しております。彼女は――強い!!」

霊夢「(「強い」……かぁ。昨日の準決勝でも思ったけれど。強いって一体何なのかしらね)」

実況「ハクレイタイプでは、MFとFWの間に選手がウイングとして入り、そのポジションの選手が
攻撃面で大きな役割を果たすと言いますが……そのウイングとなったのが、この少名針妙丸選手です!
小さい身体に大きなパワーを秘めたプレーで、ルナティックスの守備を切り刻んで駆逐していく事が期待されます!」

針妙丸「小さいけれど、舐めて貰っちゃ困るんだからね!」

実況「不動のポストプレイヤーとして、静かな人気が出ている小野塚小町選手。
元々はパスとミドルシュートを兼ね備えたバランス型のFWでしたが、今大会でプレースタイルを大きく変えました!
その結果が吉と出たか凶と出たかにつきまして、これまで彼女が5アシストもの実績を上げ、
アシストランキングでパチュリー選手、霊夢選手に次ぐ2位にランクインしている事から読み取れるでしょう!」

小町「(ふああ……森崎が寝たりしたら、あたいも隠れて添い寝させて貰おうかな。眠いし)」

実況「そして最後に紹介するのは……幻想郷の元祖ストライカー!
パワー溢れる必殺シュートで、多くの人妖の心をわしづかみにして来たスーパーヒーロー!
霧雨魔理沙選手です! 先日の試合では、シュートを撃って倒れるという素振りも見せましたが、
元気に入場しているこの様子を見ると、今日も『ファイナルスパーク』に期待が持てそうです!!」

魔理沙「(なけなしの素材をはたいて、半ば禁呪めいた痛み止めを打っといたからな。……ま、試合終了までは持つだろ)」

341 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/21(月) 00:39:56 ID:VL8Z4LzM
鈴仙「(魔理沙……やっぱりあんたも試合に出るのね。今日の試合が、自身のサッカー生命の終了を告げるとしても。
あんたは一瞬でも、閃光のように輝き続ける事を選んだ……と、いう事かしら)」

アナウンスによる紹介が終わると、観客達の歓声は更にもう一段階大きくなる。
キックオフまで、残された時間は本当に僅かとなっていた。
そしてそんな中。最後に紹介された魔理沙の決然とした視線を、鈴仙は食い入るように見つめていた。
自分がもし同じ立場だったら、彼女のように強く居られるだろうか、鈴仙には自信が無かったからだ。

魔理沙「………」

スッ……。

その際、視線がたまたま合った事が理由だろうか。
そして、コイントスをする為、霊夢と輝夜がそれぞれセンターサークルへと向かったのを見計らって、
魔理沙は鈴仙に一歩歩みより、こう口を開いた。

魔理沙「……よう、うどんげ。悪いけど今日の試合、お前には負けて貰うぜ。
チームとしての勝敗は勿論、FWとしての戦いにおいても、な」

鈴仙「……いきなり、ずいぶんなご挨拶ね」

魔理沙「悪いな。だけど、お前と違って私は色々と忙しいんだよ」

いつも通りの不敵で皮肉っぽい攻撃的な笑みを浮かべる魔理沙だったが、
彼女がそうも今日勝ちたがる理由をおぼろげに知っていた鈴仙は、
決して彼女が安い挑発や罵倒の為にそう振る舞っている訳では無いと知っていた。

鈴仙「(魔理沙……)」

342 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/21(月) 00:44:34 ID:VL8Z4LzM
鈴仙は魔理沙とそこまでは親しく無いが――ライバルとして、掛けるべき言葉が全くない訳は無い筈だ。
そう思って、鈴仙は言葉を選びつつ……魔理沙に対してこう答えた。

A:「私にも目標がある。負けられないのは、こっちだって同じよ」闘志を籠めて返す。
B:「私はあんたほど強くないかもしんない。だけど、負ける気は毛頭ないわ」強気に返す。
C:「……深くは突っ込まないわ。ただ、良い試合にしましょう」あくまで試合だと言う。
D:「あんたが森崎有三ね、負けないわよ!」魔理沙を無視して森崎に話しに行く。
E:「ガチョーンっ!」一発ギャグで相手のペースを崩す!
F:その他 自由選択枠


先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

343 :森崎名無しさん:2015/09/21(月) 00:46:27 ID:8bplPLSg
A

344 :森崎名無しさん:2015/09/21(月) 00:46:58 ID:rCLYxtPM


345 :森崎名無しさん:2015/09/21(月) 00:48:50 ID:VtMbEXd2
Fそう、がんばってね

346 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/21(月) 01:29:01 ID:???
A:「私にも目標がある。負けられないのは、こっちだって同じよ」闘志を籠めて返す。

鈴仙「……色々と抱えているのは自分だけだって。そう思われちゃあ困るわね。
私にも目標がある。負けられないのは、こっちだって同じなんだから」

魔理沙「ふうん。じゃ、聞かせて貰おうか、お前の目標とやらを」

鈴仙の闘志を籠めた静かな言い方に、魔理沙は若干の嘲りを籠めて返した。
鈴仙は魔理沙の言葉に対し、胸を張ってこう答えた。

鈴仙「私の目標。それは――師匠と。永琳様と肩を並べるような選手になる事よ」

魔理沙「……!」

そんな鈴仙の目標を聞いた魔理沙は一瞬驚きで目を見開き。
そしてその次にニヤリと唇を歪め、好戦的な笑みでこう言い放った。

魔理沙「――なんだ。じゃあやっぱり私の勝ちだな」

鈴仙「……どういう事よ」

次に誇らしげに胸を張るのは魔理沙の番だった。
先の紅魔スカーレットムーンズ戦で吹っ切れたのか、臆する事無く魔理沙はこう言ってのけた。

魔理沙「だって、私も同じだからな」

鈴仙「えっ? 魔理沙も師匠と肩を並べられる選手になりたいの?」

魔理沙「違うって。お前はどうでも良い所で天然だなぁ。
……私は、霊夢と肩を並べるような選手になる事が目標。いや……夢だったんだ」

347 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/21(月) 01:30:17 ID:???
鈴仙「霊夢と……? 今も肩を並べてるじゃないの」

鈴仙にとって、霧雨魔理沙は霊夢の相棒としての認識しか無かったため、魔理沙の告白には違和感があった。
そしてこうした鈴仙の反応は、魔理沙にとって恐らく想定内だったようだ。
魔理沙は特別詰まる様子や困った雰囲気も無く、こう自身の限界を語ってくれた。

魔理沙「……私は何の才能も無い単なる人間。方や霊夢は才能の塊みたいな博麗の巫女。
元々のスタートが違う。これまでも私は、何でもやって来て、霊夢に追いつこうとして来て。
そのお蔭で今はたまたま並んでいるように見えてるだけだ。何もしなきゃ、すぐに追い抜かれる」

自分に才能が無い。そう言ってのける魔理沙だったが、
それは多くの凡才が言い訳で使うような諦めとは一線を画している事は明らかだった。

魔理沙「だけど……これまで何とか乗り越えて来たハードルも、
今回は酷く高くなっちまった。――超える為には、私の脚が吹っ飛ぶ必要があるんだからな」

鈴仙「――それって、『ファイナルスパーク』の反動の事?」

魔理沙は黙って首肯し。
そして、暫くの沈黙を間に挟んだ後、鈴仙に対して逆にこう問いかけて来た。

魔理沙「うどんげ。私はお前に逆に聞きたい。お前は……目標の為には、どこまでやれる?
自分自身の身体を壊し、大事な物を捨ててまで、目標や夢を叶えるという覚悟があるか?」

鈴仙「…………」

鈴仙は即答できなかった。
魔理沙が指摘した内容こそが、常々鈴仙が自分に欠けている物であると認識していたからだ。
自身の脚を捨ててまで霊夢と並ぶという一瞬の夢に殉ずる事の出来る魔理沙に対し、
鈴仙はこの時、純粋な畏怖と尊敬の念を抱く事しか出来なかった。

348 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/21(月) 01:31:42 ID:???

魔理沙「――もしも、私の言う事が間違っているとか。
自分にも同じような覚悟があるだとか。そう言いたいんだったら、試合でそれを示すことだな。
……でなきゃ、一旦は私の勝ちって事にさせて貰うからな」

クルリ。タッ……!

鈴仙「あっ、ちょっと……! ――って、行っちゃった」

鈴仙の姿に満足したのか、魔理沙は悪戯っぽく笑いながら、自身の陣形へと戻って行く。

鈴仙「(でも……ちょっと意外だったな。私と魔理沙で、考えてる目標が割と同じだったなんて……)」

魔理沙が霊夢を目指す為の努力と、鈴仙が永琳を目指す為の努力との間には似通ったものがある。
だからこそ、永年同じ目標を掲げ続けて生きて来た自分の方が、ここ最近に同じ目標を掲げた鈴仙よりも想いの力で勝る筈だ。
魔理沙がそう考えるのも、あながち不自然では無いと鈴仙は思った。
しかし、それで安易に敗北を認める程、鈴仙も甘ったれてはいない。

鈴仙「(確かに私は……魔理沙みたいに、自分の体を犠牲にする覚悟は無いかもしれない。
だけど――目標への想いとか覚悟って、そんなものだけじゃない筈よ。上手く言葉に出来ないけれど……)」

生憎と自分は気の利いた言葉を持っていない。だからこそ、行動で魔理沙に自分の想いを示したい。
改めてそう考える鈴仙だった。

*特に何もありませんでした。

349 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/21(月) 01:37:40 ID:VL8Z4LzM
……と、言ったところで力尽きたので今日の更新はここまでです。
明日はコイントスからやって、とうとう試合開始まで持っていければ思っています。
更新の円滑化のため、コイントスの結果だけ今のうちにひいて下されば助かります。


先着1名様で、

★コイントスの結果→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

ダイヤ・ハート→ルナティックスボール
スペード・クラブ→博麗ボール
JOKER→そのとき、ロベルト本郷(全裸)の ダーティディフェンス が輝夜の顔面に直撃!!
       (*ヒャッホー系が出たらJOKERでなくてもこの分岐に強制的に行きます)


それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。

350 :森崎名無しさん:2015/09/21(月) 01:40:40 ID:???
★コイントスの結果→ クラブ8

351 :森崎名無しさん:2015/09/21(月) 01:40:57 ID:???
★コイントスの結果→ クラブ3

352 :森崎名無しさん:2015/09/21(月) 01:44:57 ID:???
ロベルト本郷(全裸)の ダーティディフェンスw

353 :森崎名無しさん:2015/09/21(月) 01:54:13 ID:???
汚いな(意味深)

354 :森崎名無しさん:2015/09/21(月) 02:07:37 ID:???
乙です
同じ夢を持って、同じく外の世界の人に感化して
片や賛同して同じくボロボロになり、片や諭されて臆病兎を受け入れ他者と強く結んで
異なる道を行き、そしてどちらが到達点に…

…って話より、なんていうかスタートとゴールが同じなこと自体が本体というか。
要はこれまでのルート選択が魔理沙ルートって感じかな?夢はいいけど、これからどうする?夢と共にいく?的な

355 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/21(月) 17:09:52 ID:VL8Z4LzM
こんにちは、今日は久しぶりに多めに更新できればと思います。
>>352-353
何が汚いのか気になりますね(震え声)
>>354
乙ありがとうございます。
外界の人間(キャプ森キャラ)に影響を受け成長したのは、鈴仙も魔理沙も一緒なのですが、
その過程や考え方は大きく異なっています。
この試合はその対立を越えて、鈴仙がどうなっていくか? …という点がテーマになると思います。多分。

356 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/21(月) 17:11:28 ID:VL8Z4LzM
★コイントスの結果→ クラブ8 ★
スペード・クラブ→博麗ボール

霊夢「あんたは良いわよね、いつもなんか楽しそうで」

輝夜「辛い事とかメンドイ事を考えない方が長生きするのよ。
いや、長生きしてるから辛い事とかメンドイ事を考えなくなったのかな?」

霊夢「私もねぇ、出来ればそうしていたいんだけど。最近はどうも、それだけじゃ済まなくなっちゃって」

輝夜「それは若さの証拠よ。良いわねぇ、若いって。私も旧石器時代の頃は……」

霊夢「はいはい、年寄りの長いお説教は紫で充分だってば。――さ、ちゃちゃっと始めましょ」

鈴仙と魔理沙が互いの想いを賭けて対峙していたその頃。
両チームのキャプテンは軽口を叩き合いながらコイントスに興じていた。
元々世俗から超越しており、飄々とした所のある霊夢と輝夜は意外に気が合いそうだったが、
互いに気を通じ合わせるのも面倒だという事もあり、会話は最小限に留まる。

実況「さあ! 運命のコイントスです! 博麗連合のキャプテンである霊夢選手が
コインを気怠く放り投げて、その結果は――どうやら! 博麗連合が先攻権を手にしたようです!
永遠亭ルナティックスはいきなり守勢を強いられる恰好となりそうですが、
両者ともに全力を尽くして頑張って欲しいものです!」

357 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/21(月) 17:14:06 ID:VL8Z4LzM

永琳「……ウドンゲ」

鈴仙「……? どうしたんですか、師匠?」

コイントスも終わり、時間は11時59分。
開始まで後1分を残し、メンバーもほぼ全員が持ち場についた中、永琳はふと鈴仙に近づいて来た。
一体どうしたのか訝しむ鈴仙を気にする素振りも無く、永琳は事務的にこう告げた。

永琳「――この試合が終わったら。私は貴女に問うわ。果たして貴女が、どちらの道を往きたいと考えているかを」

鈴仙「…………!」

それは鈴仙が今まで保留にして来た問題。
大会後、幻想郷を守る側に着くか、幻想郷を変える側に着くかという、
究極の二者択一への回答期限が間近に迫っている事に関する通告だった。

鈴仙「(……私には、まだ分からない。
『プロジェクト・カウンターハクレイ』の一員として、幻想郷の秩序に一石を投じる側になるべきなのか。
『リアル・幻想・セブン』の一員として、幻想郷の秩序を内側から守り良くしていく側となるべきなのか。
――だけど、一つだけわかる事がある!)」

永琳は既に元のポジションへと戻っている。
観客達は固唾を呑んでセンターサークルに置かれたボールに視線と意識を向けている。
審判は時計を見ながらホイッスルを口に咥えて、試合を開始すべき瞬間を見計らっている。
そして、チームメイト達は、ライバル達は、既にこれから始まる70分余りの戦いへと意識を没入させている。
だとしたら、鈴仙が考えるべき事は一つだった。


鈴仙「(まずはこの試合を全力で戦い抜く。そうしないと、私はきっと、私の望む答えを見つける事はできない……!!)」



358 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/21(月) 17:15:36 ID:VL8Z4LzM


試合開始まで残り3秒、2秒、1秒。
最大の敵、博麗連合を前にし、自身の夢を賭けた、我らが鈴仙・優曇華院・イナバの。
そして、永遠亭ルナティックスのファイナルゲームが――。

紫「――今、始まる。この楽園の未来を賭けた壮絶なる戦い。
その開始を告げる、史上最も壮大で、史上最も些細な前哨戦が……」

――ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

実況「――博麗連合のキックオフで試合開始です!」

――空高く試合の趨勢を見守る妖の賢者の静かな宣言の下、ここに幕を開けた。



359 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/21(月) 17:17:00 ID:VL8Z4LzM
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ヨッチャン「3カ月ぶりですね。ヒント神・ヨッチャンです!
今回の試合はとうとう第二章のファイナルバトル! 博麗連合との試合です!
連載開始からここまで何と2年半。当初予定では1年でここまで行く予定だったので随分と遅くなりました。
ですが、この試合は更新開始当初からずっと色々考えて来た試合でもあるので、
まだ終わりでは無いけれども、ここまで書く事ができて本当に嬉しいです。

博麗連合に関する情報は、殆どこれまで描写して来た通りだと思います。
なので敢えて詳しい説明を省きますが、本当にこれまでのチームとは一回りも二回りも強い!
正直に言って、勝てるとは安易に断言できません。もしかしたら、負ける確率の方が高いかもしれません。
ですが、決して勝ち目の無い戦いではありませんので、全力で試合に臨んでくれれば幸いです」

−−@−− @森崎
−−A−− A玄爺
B−D−C B天子 D萃香 C中里
−−−−−
E−I−G E衣玖 I霊夢 Gアリス 
−−−−−
−−−J− J針妙丸  
F−H−− F小町 H魔理沙
博麗連合2014:4−3−3
永遠亭ルナティックス:4−4−2
−F−H− H鈴仙 980/980 F佳歩 800/800
−−−−− 
−−J−− Jパスカル 840/840
G−−−E Gてゐ 680/680  E永琳 900/900
−−I−− I中山 820/820
−BDC− B妹紅 910/910 D慧音 750/750 C霞 640/640
−−A−− Aつかさ 790/790
−−@−− @輝夜 730/730

360 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/21(月) 17:18:22 ID:VL8Z4LzM
ヨッチャン「博麗連合の選手の詳細については説明を省きますが、
一つだけヒントを言うと、このチームの選手は、大体3つの選手層に分類する事が出来ます。

一つは、霊夢選手、魔理沙選手、森崎選手からなる超一流軍団。
これに正面から当たる事は無謀なので、何か対策を練るべきです。

二つは、アリス選手、天子選手、萃香選手、中里選手からなる一流軍団。
彼女達には弱点を突くか、ルナティックスの一流選手をぶつける事で対処しましょう。

そして三つは、小町選手、針妙丸選手、衣玖選手、玄爺選手からなる準一流〜二流軍団。
この辺りの選手への対処は容易ですが、いずれも一芸に秀でた選手ばかりですので、
油断は禁物。彼女達を自由に動かしては後々大きな失点に繋がる! ……かもしれません。

実際の試合では個別の対応を取る事は難しいでしょうが、
選手の特長や格を大まかに理解しておく事は、決して損ではありません。
色々と考えて、より良い方策を立てて頂ければ幸いです。

最後に。【この試合は勝っても負けても話が進みます】。
当然勝った方がレイセンにとって良い展開とはなるでしょうが、
敗北したからと言って、レイセンのこれまでのがんばりが否定される訳ではありません。
なので是非とも、試合が終わる最後の一秒まで気を抜かず、諦めずに参加をして下さればうれしいです。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

361 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/21(月) 17:20:54 ID:???
バシッ……ポムッ。

霊夢「……さてと」

実況「キックオフでボールを持ったのはトップ下の霊夢選手!
彼女は説明無用のスーパープレイヤーではありますが、
仲間を活かす事にも長けた理想的トップ下の側面も持ち合わせています。
果たして彼女の天才的な勘は、どういった戦術を描き出しているのでしょうか!?」

霊夢「(ふーむ。最初は様子見が良いかしらね。それとも……)」

針妙丸「霊夢! 私、まず行ってみたい!」

霊夢「針妙丸か。……そうね。あんたのサイドアタックはウチの常套戦術だしね。よし、行ってみなさいな!」

バシュッ、パシッ。

針妙丸「ようし! 行くぞ〜っ!」

タッ! スタタタタタッ……!

実況「霊夢選手、ここは自分で上がらず右サイド側のウイングの少名針妙丸選手にパス!
針妙丸選手はすばしっこい動きで、右サイドへと大きくはけて行きます!
博麗連合の切り込み隊長とも称され、一人で小人約4000人分の戦力を持つとされる彼女が今、
永遠亭ルナティックスの右サイドを進撃していく〜〜〜!!」

362 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/21(月) 17:26:45 ID:VL8Z4LzM
鈴仙「(右サイド……! ここだったら、佳歩はともかく、私も走ればタックルに行けそうな感じね。
勿論、ここは通して、右サイドハーフの師匠にお任せするという手もあるんだけど。
フォロー要員として同じく上がって来ている霊夢の存在がちょっと怖いかも。
針妙丸のドリブルは豪胆だけど粗い。その粗さを突けば、私独りでも充分止められそうではあるけど……?)」

A:タックルに向かう!(鈴仙のタックル:51)
B:少し下がって、自分はフォローに備える。
C:大きく下がって、自分も永琳と一緒に守備に行けるようにする。
D:ここは様子見の為、うごかない。
E:その他 自由選択枠

鈴仙のガッツ:980/980

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

363 :森崎名無しさん:2015/09/21(月) 17:28:25 ID:RcCIKIBM
D

364 :森崎名無しさん:2015/09/21(月) 17:29:33 ID:c4k6/ENA
A

365 :森崎名無しさん:2015/09/21(月) 17:42:23 ID:8bplPLSg
A

366 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/21(月) 17:49:15 ID:VL8Z4LzM
A:タックルに向かう!(鈴仙のタックル:51)

鈴仙「――ここは先手必勝よ! 前線ですぐにボールを奪い返してやるわ!」

タッ、ズザアアアアアアアアアアアアアッ!

実況「鈴仙選手、同じく右サイドに向かう針妙丸選手を追いかけ、単身タックルに向かいます!」

針妙丸「小さいと思って馬鹿にしちゃだめだよ。けちょんけちょんにしてやる!」

タッ! ……ダダダダダダッ!

鈴仙「(足元の技術は自己流なのか疎かだけど……やっぱり、早くて力強い!
こりゃあ、油断したら吹っ飛ばされそうね……!)――とるっ!」


先着2名様で、

★針妙丸→ドリブル 49 (! card)(! dice + ! dice)=★
★鈴仙→タックル 51 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→針妙丸、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(霊夢がフォロー)(博麗のスローイン)(永琳がフォロー)
≦−2→ルナティックスボールに。
【補足・補正・備考】
針妙丸のマークがダイヤ・ハートの時、「進撃の小人(+4、吹飛2)」が発動します。
鈴仙のマークがダイヤの時、「アイドリングウェーブ(+2)」が発動します。
鈴仙のマークと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳LV3により敵の数値が−2されます。

367 :森崎名無しさん:2015/09/21(月) 17:50:57 ID:???
★針妙丸→ドリブル 49 ( ダイヤ5 )( 5 + 4 )=★

368 :森崎名無しさん:2015/09/21(月) 17:51:55 ID:???
★鈴仙→タックル 51 ( JOKER )( 4 + 5 )=★
スクラム組もうぜ!というか、いつのまに鈴仙がこっちのサイドになってんの

369 :森崎名無しさん:2015/09/21(月) 17:53:35 ID:???
最高の出足

370 :森崎名無しさん:2015/09/21(月) 17:54:57 ID:???
小柄だけど吹っ飛びあるのか、こえー

371 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/21(月) 18:00:34 ID:???
……と、いったところで一旦ここまでです。
続きは暫くしてから再開したいですが、また遅くになるかもしれません(汗)

>>368
すみません、私自身も途中まで間違えてたのですが、
よくよく>>359のフォーメーションを見てみると、表の選手配置に対応する名前が逆になってました。
なので正しい配置は以下のとおりであるため、鈴仙が右サイドの針妙丸に対しタックルに出られる、という風にしました。
永遠亭ルナティックス:4−4−2
−F−H− F佳歩 800/800H鈴仙 980/980
−−−−− 
−−J−− Jパスカル 840/840
G−−−E Gてゐ 680/680  E永琳 900/900
−−I−− I中山 820/820
−BDC− B妹紅 910/910 D慧音 750/750 C霞 640/640
−−A−− Aつかさ 790/790
−−@−− @輝夜 730/730

>>369
まさかいきなりJOKERとは思いませんでしたね。
>>370
佳歩の直情的なドリブルみたいな感じですね。
能力値は低いですが、性能の良い技が数個あるので、そこそこ脅威にはなると思います。>針妙丸

372 :森崎名無しさん:2015/09/21(月) 18:02:35 ID:???
>>270と違うって意味です
やはり鈴仙の仕業か

373 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/21(月) 18:06:54 ID:???
>>372
すみません、本当ですね(汗)どうやらミスがあったようです…。
結果としてはルナティックス側有利ですし、もう既に選択・判定してしまったのを戻すのも手間な為、
私のミスの手前大変恐縮ですが、>>371のフォーメーションで進めさせていただこうと思います。

374 :森崎名無しさん:2015/09/21(月) 20:24:02 ID:???
一旦乙です

霊夢が来るぞー!
霊夢「ドリブル力たったの53か……ゴミめ」

375 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/21(月) 22:16:59 ID:VL8Z4LzM
こんばんは、更新再開します。
>>374
一旦乙ありがとうございます。
ドリブル力53は本スレ換算で言うと75なので、実際かなり凄いです(汗)
技もあるので一概には言えませんが、鈴仙のオフェンス能力は幻想郷トップ選手と比べてもかなり高いです。

376 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/21(月) 22:18:21 ID:VL8Z4LzM
★針妙丸→ドリブル 49 ( ダイヤ5 )( 5 + 4 )+(進撃の小人+4)+(狂気の瞳-2)=60★
★鈴仙→タックル 51 ( JOKER )( 4 + 5 )(*JOKERよりダイヤ15)+(アイドリングウェーブ+2)=68★*フラグ習得&回収!
≦−2→ルナティックスボールに。

針妙丸「駆逐してやる……一人残らず……!」

バッ! ヒューーーーーーーーーン、ズバアアアアアアアアッ!

実況「で、出た〜〜!! 少名針妙丸選手の必殺技! 『進撃の小人』だ〜〜!
全身をバネにした大ジャンプで、空高く飛んで目標の持つボールを立体的に機動し捉える!
小柄さ故の高いバランス感覚で鈴仙選手の周囲を飛び回りつつ、今!
鈴仙選手という巨人の首筋を掻っ切りに向かった〜〜!」

鈴仙「……成程。幾らドリブルの技術が粗くても、地面を蹴って空中戦に持ち込めば関係無い。
後は重力と推進力を活かしたパワーで相手を吹っ飛ばせば良い。考えたわね。だけど――」

―――カッ!

針妙丸「う、うわぁあっ! ば、バランス感覚が……」

グラッ、……ドンンッ。

鈴仙「――その一本気で純粋な気質だけで、私に勝てると思ったら大違いなんだからっ!」

スーッ。 ……ズザアアアアアアアアッ! ―――バシイイッ!

針妙丸「そ、そんなァ!?」

377 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/21(月) 22:20:13 ID:VL8Z4LzM
実況「――ですが、この勝負は鈴仙選手の勝ち!
狂気の瞳で針妙丸選手のバランスを崩した上で、得意の時間差タックル――『アイドリングウェーブ』を駆使し、
針妙丸選手からボールを完璧に奪い去ってしまいました〜〜〜!!」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
「ま、マジかよ!」「針ちゃーん! 負けてもかわいいーー!」「鈴仙って案外凄くね?」「いや、まだ霊夢さんが……!」

レティ(観客席)「……完璧ね、鈴仙。前に一緒に練習していた時以上に、タックル技術に磨きがかかっている」

幽香(観客席)「私としては、あの小人の子のドリブルを褒めたいわね。中々見所があったわ。
(首筋狙いというのが少しぬるいけどね。私だったら心臓を握りつぶすドリブルにアレンジするかしら。
 ――あ、でも手を使うのはハンドだからダメなんだっけ)」



霊夢「……結構いい線行ってたと思うのに、やるわね鈴仙」

タッ……!

鈴仙「あっ……! れ、霊夢がこっちに来た……!」

実況「さあ、右サイドでボールを奪った鈴仙選手ですが……次は霊夢選手が鈴仙選手に寄ってきた!
このままドリブル突破をするか、もしくはパスでサイドチェンジをするとなると、鈴仙選手は霊夢選手との対決は避けられない!
先ほどは完璧なプレーを見せてくれた鈴仙選手ですが、ここはどう動くのか〜〜〜!?」

378 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/21(月) 22:22:02 ID:VL8Z4LzM
鈴仙「(まずいわね。私だってドリブルやパスには自信があるけど、それでも霊夢に絶対勝てるかと言えば微妙なところ。
それに霊夢のあの何からも浮いたような感じ。
……あれじゃあ、さっきの針妙丸みたく狂気の瞳で平衡感覚を操ったりするのも無理そうね。
だからと言ってバックパスをしても、タックラーの魔理沙が幅を利かせてるから、必ずしも安泰じゃないし。
うーん、ここは……どうしようかなぁ……?)」

A:霊夢が相手だろうがもう何も怖くない! このままドリブル突破だ!(鈴仙のドリブル:53)
B:霊夢が相手だろうが仲間が居れば怖くない! 佳歩とワンツー突破だ!(鈴仙側のパス:53)
C:思い切ってここはサイドチェンジ。 左サイドのてゐへのロングパスだ!(鈴仙のパス:53)
D:ここは一旦バックパス。パスカルに預けて様子を見る。
E:ここは一旦バックパス。永琳に預けて代わりに突破して貰う。
F:ここは大きくバックパス。ボランチの中山に預けて溜めを作る。
G:その他 自由選択枠 ここからシュートを撃ちたい場合はこちらで

鈴仙のガッツ:940/980

*鈴仙がタックルフラグを習得&回収!『アイドリングウェーブ』の発動率が1/2になりました。
*完璧なプレーを見せた事で人気があがります。86→87

379 :森崎名無しさん:2015/09/21(月) 22:30:16 ID:8bplPLSg
F

380 :森崎名無しさん:2015/09/21(月) 22:32:27 ID:PvI1B3+s
C

381 :森崎名無しさん:2015/09/21(月) 22:33:13 ID:ERjcm1MY
C

382 :森崎名無しさん:2015/09/21(月) 22:44:09 ID:???
とりあえずれーむとはまともに戦わない方針がよさげだね。

383 :森崎名無しさん:2015/09/21(月) 22:44:45 ID:???
てゐと鈴仙が離れてしまったけどブースターは大丈夫なんですかね

384 :森崎名無しさん:2015/09/21(月) 22:47:41 ID:???
試しに霊夢とパスで勝負か

385 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/21(月) 22:59:47 ID:VL8Z4LzM
>>383
事前に設定した発動条件としては「てゐと鈴仙がゴール前まで上がっている事」なので、
ポジションの近さによる発動しやすさには変わりない事としています。
ただポジションについては、それぞれ一長一短あり、今回は上手く行ったため良かったですが、
私が間違って進めてしまった事もあるので、プレーが止まった時にでも確認修正の機会を持たせたいと思います。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
C:思い切ってここはサイドチェンジ。 左サイドのてゐへのロングパスだ!(鈴仙のパス:53)

鈴仙「(ここは霊夢のプレッシャーが怖いけれど。
――左サイドのてゐにボールを渡す事さえ出来れば、一気に『インビジブルデューパー』への可能性が高まる!
ここは思い切って、てゐに向かってパスを……出してみるのよ!)」

タッ、グワァァァッ……!

霊夢「へぇ、パスで来るんだ。てっきり尻尾を巻いて逃げ出すと思ってたけど……」

フワッ……スーッ。

鈴仙「(れ、霊夢がパスカットに飛んだ! 相変わらずスゴい飛距離ねぇ……。
――と、感心してる場合じゃなく。……通りなさい!)え〜〜いっ!」

バシュウウウウッ………!

実況「鈴仙選手、ここは思い切ったロングパスだ〜〜〜!!
中央の霊夢選手を越えて、左サイドのてゐ選手へと大きく繋ぐ!
綺麗なパスだが、これは果たして通るでしょうか!?」

386 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/21(月) 23:01:59 ID:VL8Z4LzM
霊夢「………うん。取れそうね」


先着2名様で、

★鈴仙→パス 53 (! card)(! dice + ! dice)=★
★霊夢→パスカット 53 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→てゐ、パスキャッチ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(佳歩がフォロー)(パスカルがフォロー)(アリスがフォロー)
≦−2→博麗ボールに。

【補足・補正・備考】
鈴仙のスキル・狂気の瞳は霊夢のスキル・空を飛ぶ程度の能力により無効化されます。
霊夢はスキル・博麗の巫女により、ダイスで2が出た場合数値を12、3が出た場合数値を11とします。(※)
(※幻想郷の住人(=東方キャラ)との対戦時限定)
霊夢のマークがダイヤ・ハートで「ホーミングパスカット(+3)」が発動します。

387 :森崎名無しさん:2015/09/21(月) 23:02:37 ID:???
★鈴仙→パス 53 ( クラブ2 )( 2 + 2 )=★

388 :森崎名無しさん:2015/09/21(月) 23:03:35 ID:???
★霊夢→パスカット 53 ( ハート8 )( 6 + 5 )=★

389 :森崎名無しさん:2015/09/21(月) 23:03:43 ID:???
★霊夢→パスカット 53 ( ダイヤ9 )( 3 + 3 )=★

390 :森崎名無しさん:2015/09/21(月) 23:04:11 ID:???
鈴仙に2が3つ出たから3カードで鈴仙の勝ちね(意味不明)

391 :森崎名無しさん:2015/09/21(月) 23:05:36 ID:???
パスで真っ向勝負は厳しいみたい

392 :森崎名無しさん:2015/09/21(月) 23:14:34 ID:???
東方キャラ限定のスキルだからパスカルと中山をぶつけてよかったのかもね

393 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/21(月) 23:22:59 ID:VL8Z4LzM
★鈴仙→パス 53 ( クラブ2 )( 2 + 2 )=57★
★霊夢→パスカット 53 ( ハート8 )( 6 + 5 )+(ホーミングパスカット+3)=67★
≦−2→博麗ボールに。

バシュルルルッ……ポムッ。

霊夢「はい、おしまい」

鈴仙「なっ……!(まるで最初っから、ここにボールが来る事を分かって……いや、違う!
あの動きはまさしく、ボールの動きに合わせて、自分を移動させたような、そんな感じじゃないの!?)」

実況「霊夢選手、自身がホーミングアミュレットの如く空中を自在に動き、
鈴仙選手が放ったパスをアッサリカット! 博麗の巫女名物・『ホーミングパスカット』の面目躍如です!」

パスカル「くっ……馬鹿な! そう簡単にやられてたまるか!」

タッ……ズザアアアアアアアアアアッ!

佳歩「わ、私も居ますっ! 頑張りますっ!」

タッ、タタタタタタタッ……!

実況「ですがルナティックスもまだ終わらない! 羽毛のように着地した霊夢選手に対し、
トップ下のパスカル選手が猛然とタックルに向かいます! 霊夢選手、これはパスで逃げる事は出来ないぞ!
しかもそのパスカル選手を援護するように、佳歩選手もドリブルコースを防ぎに来ています!」

鈴仙「(パスカル君のタックル力は、永遠亭ルナティックスでも中山さんに次ぐ高さ!
それに佳歩の援護があるなら――霊夢にだって、勝てるかもしれない……!)」

394 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/21(月) 23:24:40 ID:VL8Z4LzM
霊夢「……遅いわね」

タッ……――ヒュンッ!

先着2名様で、

★霊夢→ドリブル 54 (! card)(! dice + ! dice)=★
★パスカル→タックル 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 佳歩→タックル 47 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→霊夢、ボールキープ成功。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(魔理沙がフォロー)(てゐがフォロー)(永琳がフォロー)
≦−2→ルナティックスボールに。
【補足・補正・備考】
霊夢のマークがダイヤで「博麗幻影(+5)」が発動します。
霊夢のマークがハートで「ヒールリフト(+4)」が発動します。
霊夢のマークがスペードで「華麗なドリブル(+3)」が発動します。
霊夢はスキル・博麗の巫女により、ダイスで2が出た場合数値を12、3が出た場合数値を11とします。
霊夢のスキル・博麗の巫女はパスカル相手には通用せず、正規のダイス目を適用します。
パスカルのマークがダイヤ・ハートで「クリップタックル(+3)」が発動します。

395 :森崎名無しさん:2015/09/21(月) 23:25:17 ID:???
★霊夢→ドリブル 54 ( クラブ7 )( 6 + 5 )=★

396 :森崎名無しさん:2015/09/21(月) 23:28:20 ID:???
★パスカル→タックル 52 ( スペード9 )( 5 + 6 )+(人数補正+1)=
 佳歩→タックル 47 ( クラブK )( 3 + 1 )+(人数補正+1)=★

397 :森崎名無しさん:2015/09/21(月) 23:30:48 ID:???
中山が真の主人公だと教えてやるわ
関係ないけどゴンの方の中山さん現役復帰しましたね

398 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/21(月) 23:54:29 ID:VL8Z4LzM
★霊夢→ドリブル 54 ( クラブ7 )( 6 + 5 )=65★
★パスカル→タックル 52 ( スペード9 )( 5 + 6 )+(人数補正+1)=64
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして魔理沙がフォロー

霊夢「――どいて。邪魔なの」

スッ、シュパァァァァァァァァァァァァァァァッ……!

パスカル「(彼女のドリブルテクニック……まさしく完璧だ!
技術も、速度も、力も……どれも万遍無く完璧に備わっている! だが……!)
――完璧なプレーには、俺も見慣れてるんでね。もうプラスワンが無いとな!」

ズザアアアッ……グッ。バシィイイッ!

霊夢「……え?」

実況「なんと! 人里の希望の星! アラン・パスカル選手が霊夢選手に大金星〜〜!
霊夢選手の超速ドリブルを先読みした、テクニカルでスピーディなタックルで、
ボールをこぼれ球にしてしまいました! これは……これは本当に凄い!!」

――ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!

霊夢「(今の私は、完璧に『博麗の巫女』としての力を出せていたと思ってたけれど。
――この外来の人間には、それが効かなかった……? これまで、そんな事、無かったのに……)」

パスカル「心底驚いた顔をしているが……きっと君がそうした表情になるには、それなりの理由があるのだろう。
だが一つ言っておきたい。
――サッカーとは、君が想像しているよりも、ずっとずっと複雑なスポーツだ」

霊夢「……そうかもね。でも、大丈夫? あの弾かれたボール、後ろの方に転がっていったけれど」

パスカル「それも大丈夫さ。なんせ、後ろには――俺達のヒーロー様がおいでになるんでね」

399 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/21(月) 23:55:29 ID:VL8Z4LzM

ポーンッ、バシッ。

魔理沙「良し、フォローしたぜ!」

中山「そうか、それは良かったな。だが、それは俺達のものだ。返させて貰うぞ!」

タッ……!

実況「パスカル選手に弾かれたボールは後方に転がり……!
そのまま博麗連合のFW、霧雨魔理沙選手がフォローしました!
ですがここは中盤の底! 慌てて中山選手も単身、猛烈なタックルへと向かいます!!」

魔理沙「――ふんだ。このボールは主人公たる私にこそふさわしい。
死ぬまで……じゃダメだから。ゴールするまで貸して貰うぜ!」

ダッ! ドドドドドドドドドド!

中山「これは手癖の悪い娘さんだ。だったら俺が世話を焼かせて貰おうか!」

グワッ、ズザアアアアアアアアアアアアアッ!

400 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/21(月) 23:56:33 ID:VL8Z4LzM
先着2名様で、

★魔理沙→ドリブル 52 (! card)(! dice + ! dice)=★
★中山→タックル 54 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→魔理沙、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(小町がフォロー)(霞がフォロー)(妹紅がフォロー)
≦−2→ルナティックスボールに。
【補足・補正・備考】
魔理沙のマークがダイヤで「サングレイザー(+4、吹飛2)」が発動します。
魔理沙のマークがハート・スペードで「強引なドリブル(+2、吹飛2)」が発動します。
中山のマークがダイヤで「アッシュタックル(+4)」が発動します。
中山のマークがハートで「バーニングタックル(+3、吹飛2)」が発動します。
中山はスキル・後天性ファンタジスタにより、ダイスが2の時数値を10、3の時9とします。

401 :森崎名無しさん:2015/09/21(月) 23:57:11 ID:???
★魔理沙→ドリブル 52 ( ハート4 )( 2 + 1 )=★

402 :森崎名無しさん:2015/09/21(月) 23:57:15 ID:???
★魔理沙→ドリブル 52 ( スペード9 )( 5 + 4 )=★

403 :森崎名無しさん:2015/09/21(月) 23:57:34 ID:???
★魔理沙→ドリブル 52 ( ダイヤ6 )( 6 + 3 )=★

404 :森崎名無しさん:2015/09/21(月) 23:58:08 ID:???
★中山→タックル 54 ( クラブ6 )( 3 + 3 )=★

405 :森崎名無しさん:2015/09/22(火) 00:01:32 ID:???
やっぱ中山さんは最高や!

406 :森崎名無しさん:2015/09/22(火) 00:06:36 ID:???
まぁ相手がヘタレてなかったら危なかったな

ああ、この世界でもへたれるのか

407 :森崎名無しさん:2015/09/22(火) 00:09:19 ID:???
マリーサ王女バイバーイ!

408 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/22(火) 00:32:35 ID:fuPCVXgE
★魔理沙→ドリブル 52 ( ハート4 )( 2 + 1 )+(強引なドリブル+2)=57★
★中山→タックル 54 ( クラブ6 )( 3 + 3 )=60★
≦−2→ルナティックスボールに。

魔理沙「そこをどけーーーっ!」

ドガドガドガドガッ!

実況「魔理沙選手、『強引なドリブル』だ〜〜〜〜!
中山選手の存在すら気にせず、自慢の直線的ドリブルで正面突破を図ります!」

中山「………」

実況「しかし中山選手は全く動じず、まるで居合抜きを行う剣道の達人の如く、
明鏡止水の静けさで魔理沙選手に相対し……!」

中山「――そこッ!」

バシュウウウウウウウウウウウ、バチッ!

魔理沙「――なっ……! さ、流石はあの森崎が絶賛してた中山さんだぜ……」

中山「森崎が何と言っていたかは若干気になるが。それは試合後のお楽しみとしようか」

実況「中山選手、一閃の動きで魔理沙選手のボールを完全に止めた〜〜!
博麗連合に霊夢選手が居るならば、ルナティックスには中山選手あり!
そう言わんばかりの圧巻のプレイでした!」

中山「(しかし……何だか似ていたな。
魔理沙さんのあの、色んな悩みや苦悩をごちゃ混ぜにして、だけどひたすら進み続ける意思の強さが現れたドリブル……。
あれはプレースタイルこそ大きく違えど、鈴仙さんのそれと酷似しているような気がしたぞ)」

409 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/22(火) 00:35:56 ID:fuPCVXgE
霊夢「(成程ね。紫の言う通り、確かに彼は別格みたい。
少なくともサッカーの強さで言えば、間違い無く6ボスクラスの強さだもの)
――だったら、私は謙虚に守りに入らせて貰おうかしら」

スッ……。

アリス「(霊夢が自陣に戻って行った……という事は、私達も守勢に入るべきね。
私は永琳の突破に備えるとして……)――衣玖、貴女も少し下がって。
因幡てゐがこの試合、何時になく攻撃的な位置に居るのが怖いわ」

衣玖「かしこまりました」

スッ、ススッ……

実況「――さあ、ボールを奪われた博麗連合が守勢に回り、
中盤底では中山選手がボールの渡し手を誰にするかで逡巡しているようですが、
ルナテイックスは一体ここから、どのような攻め方を見せてくれるのでしょうか!」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
「中山さーん! そのまま突っ走れー!」「いや、次はうどんげだ!」「いや永琳だ!」
「カグヤ カグヤ カグ……」「いや、それは無い」「博麗の動きもすげぇな。洗練されてる」

410 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/22(火) 00:37:10 ID:fuPCVXgE
鈴仙「(……む。やっぱり敵チームの中山さんに対する警戒は凄いわね!
こうなると、中山さんを起点とする攻撃も中々構築しずらいけれど――どうしよう。
私の方から中山さんに何か指示を出すべきかしら…………?」

A:「中山さん! 前方の私にスルーパスで持ってこい!」
B:「中山さん! 右サイドの師匠(永琳)にパスを出して!」
C:「中山さん! 左サイドのてゐにパスを出して!」
D:「中山さん! このままドリブルで上がっちゃって!」
E:「前方のパスカル君にショートパスよ! トップ下の位置からゲームメイクをして貰いましょう!」
F:「ここは暫く遅攻にしましょう、中山さん!」
G:「ここは妹紅にオーバーラップをさせて、奇襲を狙いましょう!」
H:「ここは姫様にオーバーラップをさせて、ファンにサービスしましょう!」
I:「(いや、ここは何も言わず。中山さんの判断に全てを委ねましょう……!)」
J:その他 自由選択枠

鈴仙のガッツ:940/980

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

411 :森崎名無しさん:2015/09/22(火) 00:38:22 ID:G3qJdAGM
I

412 :森崎名無しさん:2015/09/22(火) 00:38:45 ID:WtW7fpuA
E

413 :森崎名無しさん:2015/09/22(火) 00:38:51 ID:838hWJ7k
B

414 :森崎名無しさん:2015/09/22(火) 00:41:43 ID:???
H 新入りのドールマンくんにサービスサービス

415 :森崎名無しさん:2015/09/22(火) 00:43:15 ID:Axef+Bx6


416 :森崎名無しさん:2015/09/22(火) 00:43:25 ID:VhiQE6SE
B

417 :森崎名無しさん:2015/09/22(火) 00:45:08 ID:vbuL9A0o


418 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/22(火) 01:01:33 ID:fuPCVXgE
E:「前方のパスカル君にショートパスよ! トップ下の位置からゲームメイクをして貰いましょう!」

鈴仙「(中山さんの能力は絶大。だから頼りたい気持ちは大いにあるけれど……。
中山さんの体は一つしか無いから、無暗に上がらせる訳にもいかない。
それに、ロングパスになるとボールカットに行ける面子がどうしても増えてしまうから、ちょっと危険。
だったら――トップ下に、ゲームメイクをお願いするしかないわね!)……中山さん! パスカル君に出して!」

中山「成程、パスカルか。……了解した、鈴仙さん! 頼むぞ、パスカル!」

バシュウッ……パシッ。

パスカル「あいよ、任された!」

実況「中山選手、パスを出して……受け取ったのはパスカル選手だ!
博麗連合の中盤が軒並み下がったことにより、何ら無理なくボールを受け取る事の出来たパスカル選手!
試合は早くも前半5分を過ぎたところで、ここからどんなゲームメイクが飛び出るか非常に楽しみです!」

パスカル「(本来ならば、こういう判断はナカヤマの方が向いてるんだろうが。
……だが、俺の所に来たならば、俺は俺の仕事。ナカヤマには出来なくて、俺にはできる事を探して、
それを全力でこなすまでだ。そうだな、ここは――)」

先着1名様で、

★パスカルのゲームメイク→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→「(……ん? モリサキが無駄にオーバーラップをしているぞ?)」
ダイヤ→「(俺がドリブルでアリスさんを抜けば、永琳さんへと安全にパスが出来る!)」
ハート→「(敵のE番(衣玖)。彼女ならば俺のパスで抜いて、てゐに渡せるか……?)」
スペード→「(そうだ。佳歩を使おう。危険な正面突破だが、俺の能力で多少はフォロー出来る筈だ)」
クラブ→「(一か八かだが……霊夢さんを抜く。フォロワーの心配はないし、成功した時のメリットが大きい筈だ)」

419 :森崎名無しさん:2015/09/22(火) 01:06:53 ID:???
★パスカルのゲームメイク→ クラブ4
やっぱりアリスのパスカット危なかったのね

420 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/22(火) 01:07:11 ID:???
……と、いったところで今日の更新はここまでにします。
>>390
さっきのJOKERの反動みたいな引きでしたね…。
>>397
私の子ども時代だと、30代半ばくらいで引退なイメージでしたが最近は凄いですね…。
>>405-407
まだ判定1発目だからどう転ぶか分かりませんが、
東方原作でもベジータ特有の連続エネルギー波連打みたく、
魔理沙が前方へとマスパを撃ちまくるスペカがありましたね……。
>>414
バヤシさん並みのパンチング力を持つ筈のドールマン君が、
一体どうしてこんな事になったんでしょうね……

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。

421 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/22(火) 16:47:24 ID:fuPCVXgE
こんにちは、今日は深夜に更新できないので今のうちにちょっと更新します。
>>419
見返してみると情報量少な目だったかもですが、
アリスさんのパスカットは霊夢程じゃないにせよかなり高いですね。
中山さんも強いので危険という程では無いですが、ややハイリスクハイリターンだったかもです。

422 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/22(火) 16:49:00 ID:fuPCVXgE
★パスカルのゲームメイク→ クラブ4 ★
クラブ→「(一か八かだが……霊夢さんを抜く。フォロワーの心配はないし、成功した時のメリットが大きい筈だ)」

パスカル「(普通に考えて、中央突破は危険だ。
右か左のサイドにボールを散らし、広いスペースで攻撃を行うのが吉の筈。だが――ここは一か八か!)
――ぬくっ!」

スッ、タタタタタタッ……!

霊夢「……こっちに来たわね」

実況「中山選手からボールを受け取ったパスカル選手、ここは何と中央突破を選択!
霊夢選手を避け、広い視野を活かしたパスをすると思われていただけにこの選択は意外!
ですが効果はあります。佳歩選手や鈴仙選手など、ルナティックスのフォロワーが集まる中で、
霊夢選手はパスカル選手との一対一の勝負を強いられました!」

霊夢「さっきは負けちゃったけれど。今回は取らせて貰うわ」

ヒュンッ、シュパァァァァァァァァァァァァッ……!

パスカル「(凄い。まるで滑空しているかのように滑らかなタックルだ。
だが――軽さも目立つ。
これならば、俺も全力を尽くせば………充分、抜ける筈だ!)」

423 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/22(火) 16:51:26 ID:fuPCVXgE
先着2名様で、

★パスカル→ドリブル 52 (! card)(! dice + ! dice)=★
★霊夢→タックル 52 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→パスカル、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(鈴仙がフォロー)(佳歩がフォロー)(アリスがフォロー)
≦−2→博麗連合ボールに。

【補足・補正・備考】
パスカルのマークがダイヤの時、「クリップジャンプ「(+5)」が発動します。
パスカルのマークがハートの時、「華麗なドリブル「(+3)」が発動します。
霊夢のマークがダイヤ・ハートの時、「パスウェイジョンニードル(+3)」が発動します。
霊夢のスキル・博麗の巫女はパスカル相手には通用せず、正規のダイス目を適用します。

424 :森崎名無しさん:2015/09/22(火) 16:52:31 ID:???
★パスカル→ドリブル 52 ( ダイヤ5 )( 5 + 5 )=★

425 :森崎名無しさん:2015/09/22(火) 16:54:09 ID:???
★霊夢→タックル 52 ( ハート10 )( 6 + 5 )=★

426 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/22(火) 17:21:43 ID:fuPCVXgE
★パスカル→ドリブル 52 ( ダイヤ5 )( 5 + 5 )+(クリップジャンプ+5)=67★
★霊夢→タックル 52 ( ハート10 )( 6 + 5 )+(パスウェイジョンニードル+3)=66★

パスカル「(……軽いと言ったが、速度も技術も一流だ。ここは一発で決めなくては、刈られる!)
――『クリップジャンプ』だ!」

ガシッ、バアアアアアッ……!

霊夢「その動きはもう知ってる。――封魔の針に刺されなさい!」

シュンッ、ギュウウウウウウウンッ………バチイイイッ!

パスカル「?!(そ、そんな。『クリップジャンプ』が完全に入ったのに。
完全に奪われなかったとは言え何だ。今の不可解な動きは……!)」

霊夢「……?(――やっぱり、何か変。今のも完全に奪えた実感があったのに。
実際はボールを捉えきれず、後ろに転がしてしまった。こんな事、これまで無かったのに。
この現象が。博麗の巫女としての調整機能をも上回るバグのような現象こそが。
紫の言う『異変』という事なのかしら……)」

実況「霊夢選手、針の如く鋭いタックルでパスカル選手の行く手を阻みましたが、
ボールの奪取は能わず! そのまま霊夢選手の後方へと流れたボールは……」

427 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/22(火) 17:22:56 ID:fuPCVXgE
コロコロ……パシッ。

鈴仙「パスカル君……凄い! あの霊夢と一度ならず、二度までも互角の勝負をするなんて……!」

実況「そのボールは、鈴仙選手がフォローしました!
位置は博麗連合のバイタルエリア手前。後数メートルを走り切れば得点チャンスです!」

森崎「(チッ。霊夢の奴、あんな影の薄いパスカルなんか負けやがって!
だが仕方無い。――さて、ここはどうすべきかな……)」

中里「(森崎、ここは拙者が様子を見ようか)」サッ

森崎「(――ん。中里の奴が飛び出すサインを出しているな。
うーむ……。本当は俺が指示を出したい所だが、まずは様子見も必要か。
あの鈴仙って奴の実力がどれ程か、いっぺん間近で見てみたかったしな)
――よし分かった。中里、一度鈴仙に当たってみろ!」

中里「御意!」

タッ! タタタタタッ……!

鈴仙「(――右のSB……中里が上がって来た! パスに行ける余裕もないし。
ここはボールキープで対処しないといけないみたいね)――き、来なさい!」

タッ!

実況「ボールをフォローした鈴仙選手ですが、
その元には博麗連合の忍者SB・中里選手が猛スピードで飛び出しタックルに向かいます!
鈴仙選手、ここを抜き去り得点チャンスへと持って行く事ができるでしょうか〜!?」

428 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/22(火) 17:24:40 ID:fuPCVXgE
先着2名様で、

★鈴仙→ドリブル 53 (! card)(! dice + ! dice)=★
★中里→タックル 51 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→鈴仙、突破成功! シュートチャンスに!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(佳歩がフォロー)(てゐと衣玖で競り合い)(天子がフォロー)
≦−2→博麗連合ボールに。
【補足・補正・備考】
鈴仙のマークがダイヤで「ルナティックブラスト(+4)」が発動します。
鈴仙のマークがハートで「ラビットスターター(+2、吹飛2)」が発動します。
鈴仙のマークと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳LV3により敵の数値が−2されます。
中里のマークがダイヤ・ハートで「疾風迅雷脚(+2)」が発動します。

429 :森崎名無しさん:2015/09/22(火) 17:31:33 ID:???
★鈴仙→ドリブル 53 ( クラブQ )( 1 + 2 )=★

430 :森崎名無しさん:2015/09/22(火) 17:31:59 ID:???
★中里→タックル 51 ( クラブ9 )( 2 + 5 )=★

431 :森崎名無しさん:2015/09/22(火) 17:33:17 ID:???
エースは削られる運命

432 :森崎名無しさん:2015/09/22(火) 17:35:23 ID:???
中里さんェ…

433 :森崎名無しさん:2015/09/22(火) 17:37:22 ID:???
大ブーイング発生

434 :森崎名無しさん:2015/09/22(火) 17:39:41 ID:???
紫「これはどう見てもマリーシアね。平和を乱す
テロリストらしい薄汚いことをしてもバレバレよ!」

435 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/22(火) 17:52:27 ID:fuPCVXgE
★鈴仙→ドリブル 53 ( クラブQ )( 1 + 2 )=56★*反則受&負傷!
★中里→タックル 51 ( クラブ9 )( 2 + 5 )+(狂気の瞳-2)=56★*反則!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。……なる筈が、中里の反則で鈴仙が負傷!?

鈴仙「……ところで、あんた。試合以外のどっかで見たような気がするんだけど」

中里「ぎ、ギクッ!?(永遠亭……そ、そういやそんなトコで風呂を除いていた記憶があるでゴザる!?)」

ガシッ、スッターーンッ! バギイイッ! グキッ!

鈴仙「ぎゃ、ぎゃふんっ!?」

――ピッ、ピィイイイイイイッ!

狂気の瞳を使うよりも先に、中里は勝手に体勢を崩し倒れ込んだ。
そして進行方向上に居た鈴仙は当然、その下敷きとなってしまった。
グキリと右脚を捻った音がする。激痛を覚えながら鈴仙はぶっ倒れてしまい、
審判は慌てて中里の方へと駆け寄った。

実況「お……おっと! これはどうやら中里選手、
転んでしまい鈴仙選手を押し倒してしまったようです!
しかも鈴仙選手は脚を挫いたようで、右脚を抱え込み悶絶しています!
得点圏まであと一歩の局面での反則は、例え故意でないにせよ印象が悪い!
中里選手、これはカードすら覚悟しないといけないかもしれません!」

天子「まあ所詮忍者だからね。アンタ調子ぶっこき過ぎてた結果よ?」

森崎「なんで味方のお前が嬉しそうにしてるんだよ……。
(――しかし、中里の奴も何やってんだ! アイツにOKサインを出した俺がどうかしてたぜ)」

中里「(む、むぐぐ〜〜。これは一族の恥ナリ……)」

436 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/22(火) 17:54:06 ID:fuPCVXgE
審判「―――」

実況「審判は中里選手に注意を促しております。そして果たして、中里選手の運命は……!?」


先着1名様で、

★中里の運命→! card★

と書き込んでください。カードのマークや数値で結果が分岐します。

JOKER→永琳「(ここでウドンゲが負傷したら面白くないし……)ハイパーキャストオフ!」
       謎パワーでタイムトラベルした永琳のお蔭で色々何とかなった。
J〜K→お咎め無し
7〜10→厳重注意
2〜6→イエローカードが出た!
1→レッドカード!

437 :森崎名無しさん:2015/09/22(火) 17:54:56 ID:???
★中里の運命→ クラブK

438 :森崎名無しさん:2015/09/22(火) 17:55:20 ID:???
★中里の運命→ ダイヤ8

439 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/22(火) 17:58:26 ID:???
と、いったところで一旦ここまでにします。
続きはできれば1、2時間後に更新したいですが、できないかもしれません。

鈴仙の負傷ですが、今年のお正月に貰ったアイテム・お守り「交通安全」が
まだ使われてなかった筈なので、今回は無効となります。
(すみません、テンプレのアイテム欄から抜けてました)


440 :森崎名無しさん:2015/09/22(火) 18:37:13 ID:???
相手怪我したのにお咎めなしとか絶対買収しただろ……
汚いなさすが忍者汚い
あもりにも卑怯すぎるでしょう?

ホント、まだ序の口なのにエースが負傷なんて、こっちにとって結構なダメージだよ。
他の選手だとそう切り崩せそうにないのに……

441 :森崎名無しさん:2015/09/22(火) 18:53:06 ID:???
お咎め無しか。注意ぐらいはあると思ったのだが。

442 :森崎名無しさん:2015/09/22(火) 19:03:50 ID:???
御守りあって良かったね。

443 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/22(火) 19:56:04 ID:fuPCVXgE
こんばんは。更新を再開しますが、
その前に一点、後述のとおりアナウンスと確認投票をさせて頂きます。

>>434
クラブAとかでそれも考えましたが、出たら色々と大変そうなのでやめましたw
>>441
今回は厳しめの判定テーブルでしたが、悪運が良かった感じですね……。
>>442
実は負傷するまで失念してました。


【アナウンス&確認投票】
すみません、これは私が確認とアナウンスを失念していた事ですが、
鈴仙は現在アイテム「ファルコンスパイク(1試合の間、シュートがポストにならない。枠外は発生する)」
を所有しています。
ですが、第三章以降においては狂気度やお金等各種数値と共に、
アイテムシステムについても廃止を検討しています。

そのため、「ファルコンスパイク」については、
(脳内試合でドイツ戦を選ばない限り)これ以上所持していてもあまり意味が無く、
もし良ければ今試合において、自動で使用扱いにしようと思います。
が、ドイツ戦で使いたい方も居るかもしれないので、今ここで投票で確認を取らせて頂こうと思います。


●鈴仙はこの試合、アイテム「ファルコンスパイク」を……

A:使う!
B:ドイツ戦で使いたいので、使わない!
C:その他 ご意見ご質問等ある場合も、こちらでお願いします。


先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

444 :森崎名無しさん:2015/09/22(火) 19:57:46 ID:VFU/5+PQ
A

445 :森崎名無しさん:2015/09/22(火) 20:02:32 ID:Axef+Bx6


446 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/22(火) 20:28:01 ID:fuPCVXgE
●鈴仙はこの試合、アイテム「ファルコンスパイク」を……
A:使う!
★中里の運命→ クラブK ★
J〜K→お咎め無し

審判「本来ならばイエロー……いや、レッドカードすらあってもおかしく無い事例だが。
スタジアムの不備もあったのかもしれない。ここはお咎めなしとしよう」

中里「はい、すみません(――ホッ。ここでレッドカードでも貰っていたら、
きっと森崎に一族郎党諸共焼き討ちにされていたでゴザる……)」

佳歩「えっ、そんな……! そんなのあんまりです! だって鈴仙さま、ケガしちゃったのに……!」

鈴仙「佳歩。いくら相手に非があったとしても、審判に不要に噛みつく必要は無いわ。
それに――私の負傷は、何とかなりそうだから」

永琳「……ふむ。さっきは凄い音がしていたから。
少なくとも捻挫か、酷い場合は脱臼でもしているんじゃないかって思ったけれど、確かに何ともないわね。
――不思議な事もあるものだわ」

鈴仙「そ、そうですねぇ……。
(――あ。でも、スカートのポケットに何時の間にかあったお守りが壊れてる。もしかしたら、これのご利益なのかしら。
……あと、描写が無かったけれど私今、ファルコンスパイクって靴履いてるから! ポスト無効化だからね!)」

*鈴仙の負傷は、アイテム「お守り・交通安全」により無効化されました。
*「お守り・交通安全」は無くなりました。
*また、アイテム「ファルコンスパイク」により鈴仙はこの試合でのポストを無効化します(枠外は有り)
*「ファルコンスパイク」は無くなりました。

447 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/22(火) 20:30:46 ID:fuPCVXgE

パスカル「まあ、無事に済んだという事ならいいじゃないか。
――それより今は、このフリーキックの事でも考えようぜ」

鈴仙「そうね……。私が反則を貰った位置は、ゴールからきっかし30メートル位の位置。
これなら充分、シュートを狙っていける距離だけど……」

永琳「――それはウドンゲの『マインドエクスプロージョン』だったら、という前提付きね。
佳歩の『ラビットテイル』や、妹紅の『ネオフジヤマヴォルケイノ』で様子を見ても良いけれど、
敵のDFにはカウンターシュートを持つ伊吹萃香が居るし。少し厳しいかもしれないわ」

パスカル「てゐに渡して、『インビジブルデューパー』や『真実の友情』も狙えるなら狙いたいが……。
――敵もそれを警戒している以上、これもちょっと難しいか。
少なくとも、敵のパスカットやタックルをいくつか超える必要が出て来る」

佳歩「ショートパスにして、お師匠様にドリブル突破して頂くというのも、アリかもしれません。
博麗連合も人数を掛けて守って来るでしょうけど、お師匠様のドリブルなら勝てると思います。
――失敗しちゃったら、お師匠様が上がった穴を敵が突いて来るのは必定だと思いますけど……」

中山「これが絶対正解、という案は無いだろうな。どの案にもそれぞれ一長一短がある」

運良く審判から特段の注意を受けず、ほっと胸を撫で下ろす中里を尻目に、
鈴仙達永遠亭ルナティックスは、ここからのフリーキックをどうするかの作戦を立てていた。
無論、相手は一流の守備陣を擁する博麗連合。
どれが正解という策は当然出はしないのだが、鈴仙達には何か一つを決める必要がある。

448 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/22(火) 20:32:14 ID:fuPCVXgE

鈴仙「(今は……前半7分。ここで先制点を挙げられたら、試合は一気に優勢に傾く。
そうした意味では、ここは大チャンスなのだけれど――。
このゴールから30メートル地点でのフリーキック、どうすれば良い……かしら?)」

A:自分が行く! 先手必勝、『マインドエクスプロージョン』だ!(威力:62+1/4で敵GKに転倒ペナ)250消費
B:佳歩に任せる! 速攻の『ラビットテイル』だ!(威力:59)
C:妹紅に任せる! パワーの『ネオフジヤマヴォルケイノ』だ!(威力:60)
D:パスカルが『バナナパス』でてゐに託し、『インビジブルデューパー』を狙う!
E:永琳にパスし、ドリブルで博麗連合を突破して貰う!
F:その他 Dでパスの出し手を永琳にしたい場合などもこちらで


鈴仙のガッツ:880/980


先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

449 :森崎名無しさん:2015/09/22(火) 20:37:16 ID:RmZeKcgY
A
何度もシュートチャンスがあるか分からないし。

450 :森崎名無しさん:2015/09/22(火) 20:40:07 ID:Axef+Bx6


451 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/22(火) 21:14:41 ID:fuPCVXgE
A:自分が行く! 先手必勝、『マインドエクスプロージョン』だ!(威力:62+1/4で敵GKに転倒ペナ)250消費

鈴仙「……確実に決めようとしてボールを回して。それで逆に奪われてしまっては相手の思う壺。
ここはやはり、不確実でもシュートを撃つ事で、相手にプレッシャーを与えるべきだと思います」

永琳「――と、いう事は。貴女が撃ちに行くわけね、ウドンゲ」

鈴仙「はい」

鈴仙は力強く頷いた。他に手段が無いという事もあったが、
自分自身、「あの森崎」と戦ってみたいという気持ちが無かったかと言えば嘘になる。
鈴仙の気持ちは、臆病な彼女らしくも無く高揚していた。

中山「そうか。頑張れよ鈴仙さん。――森崎は、強いからな」

そんな鈴仙の気持ちを察してか、中山は一言だけ重々しく告げた。
鈴仙はやはり震えてしまう鼓動を押さえながら、中山に対して辛うじて親指を立てる事が出来た。
そして――。


――ピィィィィィィイイッ……!

実況「さあ! 永遠亭ルナティックスのフリーキックで試合再開です!!
キッカーはどうやら……鈴仙選手、鈴仙選手です!
ゴールから然程離れていないこの位置で鈴仙選手が蹴るとなると……これは、直接狙いが濃厚でしょう!」

452 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/22(火) 21:16:05 ID:fuPCVXgE
森崎「チッ。やっぱり来るか。――おいお前等、こんな序盤で俺様を疲れさせるなよ!」

中里「ぎょ、御意(さっきの穴埋めとなるプレーが出来れば良いが。ブロックは苦手でゴザるよ……)」

天子「何いきなり話かけて来てるわけ?
心配しなくてもあんたの出番なんて私の活躍のせいで、最初からゼロに決まってるじゃないの!」

玄爺「………!」

萃香「――ふうん。この気質を見るに、前にチームを組んだ時よりも中々成長はしてるようだね。
あはっ、こいつぁ楽しみだ! 血沸き肉躍る、楽しい戦いをしようね、鈴仙!」

衣玖「(霊夢さんとアリスさんはカウンターや、敵のMFにボールが渡った際の壁となる必要があります。
ならばここは、私が中盤に転がったボールのフォロー役となるべきでしょう)」

実況「博麗連合はDF4人を壁として配置し、
周囲にはMFの衣玖選手を中心に、アリス選手と霊夢選手が控える恰好!
対するルナティックスも、パスカル選手や佳歩選手がねじ込みやフォローに備えて上がり目の位置にいます!
さあ、このフリーキック、果たして結果はどうなるのか!? 鈴仙選手が今、置かれたボールに走り出し……!」

鈴仙「……何も言う事は無い、プレーであんたをギャフンと言わせてみせる。
喰らいなさい、これが私の感情の爆発。――『マインドエクスプロージョン』よ〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

            バッ……ゴォオオオォオオオオオオオオオオオオオオン!!
             ―――ギュン……ギュンギュンギュンギュン………!!

森崎「(……! パンチングは流石に厳しそうだ。『がんばりダイビング』でも良いが。
ここは決勝戦初プレイだし、折角だからぬかりなく………!)
よし。さっそくお前をじっくりいたぶって楽しませて貰うぜ、鈴仙とかいうヤツ!……これが俺の――――全力だ!」

         ―――    バ     ッ    !!


453 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/22(火) 21:17:45 ID:fuPCVXgE
実況「鈴仙選手、必殺シュートを撃った〜! ですが森崎選手も負けじと全力でのセービングに向かいます!
これは……これは凄い! どちらのプレーも余りの気迫に、周囲の空間が歪んで見えます!
この頂上対決、第一ラウンドを制するのは……果たして、鈴仙選手と森崎選手、一体どちらなのでしょうか〜〜〜!」


森崎「止まれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!」       鈴仙「いっ……けぇぇぇぇぇぇぇぇえええええええ〜〜〜〜!!」


先着4名様で、

★鈴仙→マインドエクスプロージョン 62 ( ! card )+( ! dice + ! dice )+(フリー補正+2)=★
★萃香→ブロック 52 (! card)+(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 中里→ブロック 50 (! card)+(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★
★天子→ブロック 51 (! card)+(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 玄爺→ブロック  49 (! card)+(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★
★森崎→がんばりセービング・改 64 (! card)+(! dice + ! dice)+(30m補正+2)=★
と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−MAX【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(佳歩がねじ込み)(パスカルがフォロー)(衣玖がフォロー)
≦−2→博麗連合ボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→鈴仙のマインドエクスプロージョンが博麗連合ゴールに爆発する!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(佳歩がねじ込み)(ルナティックスのコーナーキック)(パスカルがフォロー)
≦−2→博麗連合ボールに。

【補足・補正・備考】
(長くなったので次レスに続きます)※このレスと次レスとの間の判定も有効とみなします。

454 :森崎名無しさん:2015/09/22(火) 21:18:46 ID:???
★鈴仙→マインドエクスプロージョン 62 ( ダイヤ9 )+( 2 + 5 )+(フリー補正+2)=★

455 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/22(火) 21:19:39 ID:fuPCVXgE
【補足・補正・備考】
鈴仙の『マインドエクスプロージョン』には吹飛係数2があります。
鈴仙のマークがダイヤで、敵GKに転倒ペナ(−4)が発生します。
鈴仙のスートと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳LV3により敵の数値が−2されます。
萃香のマークがダイヤで、「四天王奥義・三歩壊廃(+11、350消費、成功時敵シュート撃ち返し)」が発動します。
萃香のマークがハート・スペードで「ミッシングパープルパワー」(+6、150消費)が発動します。
中里のマークがダイヤ・ハートで「変り身の術」(+4、100消費)が発動します。
天子のマークがダイヤ・ハートで「無念無想ブロック」(+8、250消費)が発動します。
玄爺のマークがダイヤで「ヘビーブロック」(+6、150消費)が発動します。
玄爺のマークがハートで「パワーブロック」(+4、100消費)が発動します。

456 :森崎名無しさん:2015/09/22(火) 21:21:16 ID:???
★萃香→ブロック 52 ( ハート10 )+( 3 + 5 )+(人数補正+2)=
 中里→ブロック 50 ( スペード2 )+( 5 + 6 )+(人数補正+2)=★

457 :森崎名無しさん:2015/09/22(火) 21:24:05 ID:???
★天子→ブロック 51 ( スペード9 )+( 2 + 3 )+(人数補正+2)=
 玄爺→ブロック  49 ( ダイヤJ )+( 5 + 6 )+(人数補正+2)=★

458 :森崎名無しさん:2015/09/22(火) 21:24:43 ID:???
★天子→ブロック 51 ( クラブA )+( 1 + 6 )+(人数補正+2)=
 玄爺→ブロック  49 ( クラブQ )+( 3 + 4 )+(人数補正+2)=★

459 :森崎名無しさん:2015/09/22(火) 21:25:02 ID:7Y30A3Y6
★森崎→がんばりセービング・改 64 ( ダイヤ10 )+( 4 + 4 )+(30m補正+2)=★

460 :森崎名無しさん:2015/09/22(火) 21:25:29 ID:???
★森崎→がんばりセービング・改 64 ( ダイヤ5 )+( 3 + 6 )+(30m補正+2)=★

461 :森崎名無しさん:2015/09/22(火) 21:25:39 ID:???
決まった?

462 :森崎名無しさん:2015/09/22(火) 21:28:26 ID:???
見事に減衰させられてるな...
DFも良引きだとこうなるし,セービングの勝負もキツイ。
一対一にシフトしてみたいところだが,,,

463 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/22(火) 21:28:44 ID:???
すみません、萃香は狂気の瞳を無効化しますので、補足としてこの一文を追加願います。
(似たような立場の勇儀の場合、能力値公開にも抜けていたのですが、設定的に付けたいと思っていまして…)

萃香はスキル・鬼の四天王により鈴仙のスキル・狂気の瞳は無効化されます。

464 :森崎名無しさん:2015/09/22(火) 21:30:30 ID:???
決まってない?

465 :森崎名無しさん:2015/09/22(火) 21:32:22 ID:???
鈴仙がダイヤ引けたから森崎、−6もくらっちゃうの

466 :森崎名無しさん:2015/09/22(火) 21:33:07 ID:???
萃香が減衰しているけど、森崎の引きが悪いから見事に決まっているよ


467 :森崎名無しさん:2015/09/22(火) 21:35:05 ID:???
萃香乙
なかざとくん ふっとばされた!
てんこくん ふっとばされた!
げんじいくん ふっとばされた!
もりさきくん ふっとばされた!
ぶるのくん ふっとばされた!

468 :森崎名無しさん:2015/09/22(火) 21:35:38 ID:???
鈴仙が62+7+2=71
萃香が52+8+6+2=68
中里が50+11+2=63
天子が51+5+2=58
玄爺が49+11+6+2-2=66
森崎が64+8+2-2-4=68
これで萃香が1減衰してるから70対68できっかりゴールかな。

469 :森崎名無しさん:2015/09/22(火) 21:37:24 ID:???
相手の守備陣もがんばったけど鈴仙が運よくダイヤ引けてスキル発動しまくったのが全て
これだけ運よかったのにぎりぎりなのがこえー

470 :森崎名無しさん:2015/09/22(火) 21:39:10 ID:???
ぎりぎりではあったがここで敵を吹っ飛ばしてゴールできたのは大きいな。

471 :森崎名無しさん:2015/09/22(火) 21:40:22 ID:???
さらに危ないことに森崎一つずれてたらブルノが降臨してたことだな
ギリギリだけどまさかの先制大金星
友情なんていらなかったんや!

472 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/22(火) 21:48:51 ID:???
★鈴仙→マインドエクスプロージョン 62 ( ダイヤ9 )+( 2 + 5 )+(フリー補正+2)=71★
★萃香→ブロック 52 ( ハート10 )+( 3 + 5 )+(人数補正+2)+(ミッシングパープルパワー+6)=68*減衰!
 中里→ブロック 50 ( スペード2 )+( 5 + 6 )+(人数補正+2)=63★
★天子→ブロック 51 ( スペード9 )+( 2 + 3 )+(人数補正+2)=58
 玄爺→ブロック  49 ( ダイヤJ )+( 5 + 6 )+(人数補正+2)+(ヘビーブロック+6)+(狂気の瞳-2)=66★
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
★鈴仙→マインドエクスプロージョン 62 ( ダイヤ9 )+( 2 + 5 )+(フリー補正+2)+(減衰-1)=70★
★森崎→がんばりセービング・改 64 ( ダイヤ10 )+( 4 + 4 )+(30m補正+2)+(転倒ペナ-4)+(狂気の瞳-2)=68★
≧2→鈴仙のマインドエクスプロージョンが博麗連合ゴールに爆発する!

……と、いう結果となり、鈴仙がなんといきなり森崎からゴールを奪ったところで、
今日の更新はここまでにしようと思います。
明日は早朝から夜まで出張しますので、多分更新できないと思います。

>萃香の瞳無効化スキルについて
>>463がちょっと言葉足らずと思うので補足します。
先の勇儀との試合で、鈴仙は一度も勇儀と判定を共にしなかったため、スキル発動機会が無かっただけであり、
設定的には勇儀にも当初から瞳無効化は付いています。能力値公開時に入れ忘れたものです。
(幽香とかも幽々子とかも同様に、能力値公開時に入ってないです……すみません)
誤解を招いてしまっていたら申し訳ありません。今後の能力値公開時は気を付けます。

>結果について
ややこしくなってすみませんが、森崎は鈴仙のスキルを特段無効化する力が無いのが大きかったですね。
森崎も悪い引きでは無かったのですが、今回は鈴仙の引きが良かった(後ブロッカーの引きがやや悪かった?)
という事になると思います。この一点は本当に大きいですね。
むろん、博麗連合もこれだけで勝てる程甘くないですし、森崎のガードもまだまだ堅い筈なので、
油断せず、適度な緊張感を持って選択等して頂ければ幸いです。


それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

473 :森崎名無しさん:2015/09/22(火) 21:58:17 ID:???
玄爺、ひっくり返って動けなくなった カメェェェーッ!

474 :森崎名無しさん:2015/09/23(水) 00:09:30 ID:???
萃香乙

475 :森崎名無しさん:2015/09/23(水) 21:16:08 ID:???
フィギュアパートナー契約によりゴールを決めた鈴仙選手にコトブキヤから中山さんフィギュアが贈られます

476 :森崎名無しさん:2015/09/23(水) 21:30:19 ID:???
更に豪華副賞として、鈴仙選手に協賛スポンサーのステファン・レヴィン氏から『レヴィンシュート習得書』が贈られます

なお、森崎選手にもレヴィン氏から『レヴィンシュート一日体験券』が贈られます

477 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/25(金) 00:52:02 ID:???
こんばんは、今日はほんのちょっとだけですが更新します。
>>474さん、萃香乙ありがとうございました!
――――――――――――――――――――――――――――
★鈴仙→マインドエクスプロージョン 62 ( ダイヤ9 )+( 2 + 5 )+(フリー補正+2)=71★
★萃香→ブロック 52 ( ハート10 )+( 3 + 5 )+(人数補正+2)+(ミッシングパープルパワー+6)=68*減衰!
 中里→ブロック 50 ( スペード2 )+( 5 + 6 )+(人数補正+2)=63★
★天子→ブロック 51 ( スペード9 )+( 2 + 3 )+(人数補正+2)=58
 玄爺→ブロック  49 ( ダイヤJ )+( 5 + 6 )+(人数補正+2)+(ヘビーブロック+6)+(狂気の瞳-2)=66★
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
★鈴仙→マインドエクスプロージョン 62 ( ダイヤ9 )+( 2 + 5 )+(フリー補正+2)+(減衰-1)=70★
★森崎→がんばりセービング・改 64 ( ダイヤ10 )+( 4 + 4 )+(30m補正+2)+(転倒ペナ-4)+(狂気の瞳-2)=68★
≧2→鈴仙のマインドエクスプロージョンが博麗連合ゴールに爆発する!


萃香「ちょこざい、ミッシングパープルパワー……って、うわああっ!?」

ドゴオオオンッ!

中里「あ、あの萃香殿が……ぐ、グアーーーッ!?」

天子「ふざけんじゃないわよ、この程度のシュートなんて楽勝……キャーーッ!?」

玄爺「……………!!」

バゴドゴドゴオッ!

鈴仙と森崎との初勝負は――まずはその前提として、森崎の間に控えるDF陣はほぼ存在意義を失っていた。
あまりにも鈴仙のシュートが強すぎたからだ。
鬼の髄力と疎密を操る能力をフル活用した萃香が漸く、そのシュートの威力を若干減衰した位で、
他のDF陣は木端のごとく鈴仙の放つ強烈な波長の爆発に巻き込まれていった。
そして自然と――勝負は鈴仙と森崎との一対一の様相を醸し出した。

478 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/25(金) 00:53:12 ID:???
鈴仙「(勝つ……勝ちたい。師匠や姫様の命令でも何でもなく。
私は。中山さんと近しい、この森崎という存在を越えてみたい……!!)」

――ゴオオオッ……! ギュンギュンギュンギュン!

森崎「(……このシュート。俺のセービングや中山のブロックと似てるな。
ただ巧いだけじゃない。熱と心のある、強いシュートだ。だが……)――その程度で俺を超えると思うなっ!」

ギュン……ゴオオオオオオオオオオッ!

森崎「……うおおおおおおおっ!」

バアアアアアアアアアアッ、グワアアアアアアッ!!

シュートが急加速してゴールネットに飛び込む直前。
森崎は全身をバネのように使い、無理やりに身体をボールへとねじ込んだ。
萃香による一瞬の減衰が無ければ不可能だったその芸当は、しかし依然不可能に近い。
森崎はバネにした全身を鋼のように固める事で、漸くそのボールの進行を防いでいた。

鈴仙「……決まって。……きまってぇぇぇぇぇっ!」

森崎「ふざけんな。……あきらめん。……あきらめん、あきらめん……!!」

空中でボールに全身を押し込みながら、森崎は執念でゴールを防ぐ。
音速を越えた波長を放ち回転するボールはさながらプラズマ弾の如き高熱を放ち、
鈴仙の呼び掛けに応じて森崎の全身を焦がしていくが、しかしそれでも森崎は諦めない。
だが――それは鈴仙も同じである。勝負は最終的に、二人の意地比べとなった。

479 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/25(金) 00:56:27 ID:???
鈴仙「(このシュートは、私が悩んで。仲間に助けて貰って。そして漸く自分のモノに出来たシュート!
誰にも止めさせたくない。止めさせてやるもんですか……!!)」

森崎「(男とか女とか。人間とか妖怪とかは関係ねぇ。
俺はただ単に、こんなヒョロくて甘っちょろいガキに負けたくないだけだ!
俺は森崎有三。世界のサッカーを凌辱し支配する男だ。
……お前も等しく、俺の栄光の為の糧となるべきだ……!)」

鈴仙はこれまでの思い出や経験をひとつのシュートに詰め込んだ。
森崎は、これからの栄光を胸にひとつのシュートへと向かった。
そして、こと今回の勝負に限って言えば、鈴仙の過去の方が、森崎の未来よりも質量の点で上回っていた。
……森崎がボールにぶつかってから数秒の時間が経過した頃。

――グラッ……。

森崎「(ぐっ……!?)」

ゴゴゴ……ドオオオオオオオオオオオオンッ!
――ズバアアアアアアアアアアアアッ、ピピィイイイイイイイイイイイイイッ!

鈴仙のシュートから放たれた、一際強烈な波長。それを受けた森崎は僅か一瞬の隙を見せてしまう。
しかし、勝負の世界においてその一瞬こそが命取りだった。
そこからコンマ数秒後――森崎は無様にフィールドに倒れ。鈴仙のシュートはゴールに鮮やかに突き刺さっていた。

森崎「……正直に告白してやる。――全く、屈辱だぜ。
この俺様が、こんなにアッサリとやられちまうなんてよ」

森崎は過去の敗北よりも未来の勝利に意識を置く男である。
そんな彼だったが――それでも、この時ばかりは誰にも聞こえないよう、小さくそう毒づいた。

480 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/25(金) 01:00:46 ID:AGuQ0xWE

永遠亭ルナティックス 1 − 0 博麗連合2015


大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
13ゴール レミリア、鈴仙
9ゴール  フランドール、射命丸、魔理沙
7ゴール  勇儀
6ゴール  来生、屠自古
5ゴール  星、諏訪子、霊夢
4ゴール  森崎、神子、反町
3ゴール  早苗、謎の向日葵仮面
2ゴール  神奈子、ピエール、メルラン、天子、赤蛮奇、空、佳歩、岬
1ゴール  妹紅、咲夜、美鈴、サニー、リリーB、ぬえ、響子、永琳、萃香
       影狼、藍、幽々子、幽香、針妙丸、パチュリー、小田、椛、パスカル


大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
6アシスト パチュリー、霊夢
5アシスト 小町
4アシスト てゐ、神子
3アシスト 早苗、ピエール、小悪魔、マミゾウ
2アシスト 森崎、反町、はたて、岬、空、お燐、ウサギB、レミリア、アリス
1アシスト 鈴仙、影狼、大妖精、橙、諏訪子、佳歩
       衣玖、針妙丸、リリーW、ルナサ、ぬえ、永琳、妹紅

481 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/25(金) 01:02:54 ID:AGuQ0xWE
実況「ゴ……ゴ〜〜ッル! 鈴仙選手フリーキックで1点先制!!
しかも相手はあの森崎有三選手! あの勇儀選手やレミリア選手からのシュートを全て防ぎ!
これまで決まったのは、パチュリー選手の不意打ち的な一対一による1点だけでした奇跡のゴールキーパー、森崎有三選手!
彼の牙城を崩したのは天才でも何でもない、只の月の兎だった〜〜〜!!」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア………!!」

森崎「………ケッ」

鈴仙「(……え。き、……決まった? 決まってる……? 決まったのよね……!
だって、ゴールにボールが入っているし。実況や観客が絶叫しているし。掲示板が1−0ってなってるし。
だからきっと。きっと……そうなのよね……!!)」

鈴仙はこの時一瞬、自分がゴールを決めたという事実を信じ切れないでいた。
しかし、これまでのストライカーとしての経験から、信じ切れないでいたのは一瞬だけで済んだ。
ほんの少しだけ悔しそうにこちらを見る森崎を尻目に――鈴仙は、こう言った。

A:「いやったぁぁぁぁぁっ! 決まったぁぁぁぁぁぁっ!」気にせず無邪気に。
B:「分の悪い賭けだったけど。どうやら今回は私の勝ちみたいね」冷静に。
C:「――今でも、一歩遅かったら防がれていた。森崎有三はやはり強敵よ……」謙虚に。
D:「どうかしら。これであんたも私に釘づけになったんじゃない?」好戦的に。
E:「いえーーい! 皆ありがとーー!」観客に向かって。
F:「皆。博麗の守備はザルよ。撃てば入るわ!」挑発だ!
G:「萃香乙」とりあえず萃香乙してみる。
H:その他 自由選択枠


鈴仙のガッツ:630/980

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

482 :森崎名無しさん:2015/09/25(金) 01:03:45 ID:96gYjnDc
D

483 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/25(金) 01:05:56 ID:???
…と、いったところで今日の更新はここまでです。
>>473
カメェェェーと言ったのは謎の向日葵仮面なので大丈夫ですね。
>>475
コトブキヤ品揃えが幅広すぎませんか…w
>>476
姫様とレヴィンシュートは相性が良いですね。

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。


484 :森崎名無しさん:2015/09/25(金) 01:06:21 ID:OE5N1MjQ
D

485 :森崎名無しさん:2015/09/25(金) 01:07:29 ID:yrX5nN6o
C


486 :森崎名無しさん:2015/09/25(金) 13:44:52 ID:???
巫女は外界の空を飛べず、狂王は波長で狂ったか。紫が危惧するのはこういう事なのか
運良く能力が噛み合ったとはいえ、東方コンビや森崎FW化もあるから油断できそうにないな

487 :森崎名無しさん:2015/09/25(金) 14:40:54 ID:???
とりあえず萃香乙

488 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/26(土) 01:04:39 ID:???
こんばんは、今日も帰りが遅くなりましたが更新していきます。
>>486
霊夢はパスカルに、森崎は鈴仙に出し抜かれてしまいましたね。
博麗連合は攻撃の方法も沢山あると思うので、まだまだこれからですね。あ
>>487
とりあえず萃香乙ありがとうございます。
萃香さんも選手としての格はかなり高い筈なのですが…w






489 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/26(土) 01:20:36 ID:???
D:「どうかしら。これであんたも私に釘づけになったんじゃない?」好戦的に。


鈴仙「――永遠亭ルナティックスは、中山さんだけのチームでは無い。
よそ見をしてるんだったら。その隙に私の瞳で、あんたを火傷させてあげるよ」

鈴仙はここで、敢えて仲間に対してでも無く、自分自身に対してでもなく、森崎に対して勝気にそう言い放った。
それはこれまで森崎が自分では無く中山に対して注目を向けていた事への、ちょっとした嫉妬だったのかもしれない。
赤い瞳を輝かせて、鈴仙は森崎を見つめながらこう続けた。

鈴仙「……ここまで言えば。あんたも、私に釘づけになったんじゃない?」

森崎「ああ、なったよ。お前のあまりの痛さと残念さにな。
なんだよ、あんたを火傷させるって。今時、中学二年生でもそんな痛いフレーズ思いつかないぞ」

鈴仙「な、なんですって……。私のセンスは月でも評判だったのよ!?」

それに対し森崎は不敵に笑いながら悪意を籠めつつ、しかし短く応える。
過剰に反応をすれば鈴仙を喜ばせる結果になる事は、これまでの経験上良く分かっていたからだ。
そして案の定、攻撃はともかく口撃は未だ不得手だった鈴仙は、あっさりと崩れて狼狽えていた。
――しかし。
そんな中でも鈴仙のこのシュートは。この力強い一言は。森崎の意識を知らずの内に大きく変えていた。

森崎「(やってくれるぜ。だが……次はない。
次こそ、お前がショックで失禁するシーンを見て、爆笑してやるぜ。――鈴仙)」

森崎は心の中で眼前の少女の名をハッキリと呼んだ。
森崎にとっての鈴仙は、中山の周囲に転がる路傍の石では無くなっていた。

*森崎の評価値が上がりました。
*鮮やかなゴールを決めた事で、人気が大きく上がります。87→90
*貴重な先制点を挙げた事で、永琳印象値が上がります。53→54

490 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/26(土) 01:35:27 ID:???


パスカル「……ああ、レイセン。丁度良い所に」

鈴仙が自陣が戻った頃、ルナティックスメンバーは簡単な動きの確認をしていた。
それはある意味では恒例の光景だったが、今回は一点違う所があった。
今回の議題はチーム全体の動きでは無く、フォーメーションに関する不備の確認だった。

慧音「いや。ミーティングの時と今実際のフォーメーションが、少し違っていた気がしてな。
具体的には、佳歩と鈴仙の位置が反対だったのでは無いかと思ったのだが……」

てゐ「う〜ん。……確かに気付かなかったけど、『インビジブルデューパー』を撃つには、
私と鈴仙の位置を近づけといた方が、ワンツーとかで攻め上がり易い分撃ち易くなる気がするしなぁ」

中山「無論、今回の試合開始直後のように、
タックルも長けた鈴仙さんがウイング側の位置に居たからこそ取れるボールがある。
また、『インビジブルデューパー』を撃つ事だけに限れば、
鈴仙さんとてゐさんは、必ずしも近づきあっている必要は無い。
だから、今の布陣が完全に不利であるとは言えないが……少し妙だな。
内容の是非というよりは、一度決めた内容とは別の内容が平然とまかり通っているという事実が」

輝夜「……だれかが、右側と左側の境界とかを弄ったのかしらね。
だとしたら、恵まれた能力に反して、悲しい程にせせこましいイタズラだけど」

永琳「今は、原因について議論する時間では無いわ。
ウドンゲと佳歩の位置を入れ替えるか、否か。
キックオフまで時間も無い事だから、それだけ判断しておきましょう。……ね、ウドンゲ」

鈴仙「は……はい(――やっぱり、決めるのは私なんだなぁ……)」

491 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/26(土) 01:37:27 ID:CBx1yvxI
永琳の指示もあり、鈴仙は次のキックオフまでの短い時間で、フォーメーションの確認を迫られる。
鈴仙と佳歩の位置を入れ替えるか否か。もしくは、他に細かい点で変更すべき箇所はあるか。
僅かな逡巡の後、鈴仙はこう判断を下した。

A:佳歩と鈴仙の位置を入れ替える。
B:その他 自由選択枠 細かい位置の変更・マークの設定等があればこちらで
C:特に変更は必要無い。試合再開だ!

鈴仙のガッツ:630/980

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。



(現在のフォーメーション)
永遠亭ルナティックス:4−4−2
−F−H− F佳歩 H鈴仙 630/980
−−−−− 
−−J−− Jパスカル
G−−−E Gてゐ E永琳
−−I−− I中山
−BDC− B妹紅 D慧音 C霞
−−A−− Aつかさ
−−@−− @輝夜 730/730


492 :森崎名無しさん:2015/09/26(土) 01:41:39 ID:8W58b+xI


493 :森崎名無しさん:2015/09/26(土) 01:41:59 ID:Tu1a/CCo
A

まったくせこい大妖怪もいたものだ(すっとぼけ)

494 :森崎名無しさん:2015/09/26(土) 01:46:09 ID:EAOIcMIU


495 :森崎名無しさん:2015/09/26(土) 01:57:57 ID:???
>>493 これも全部鈴仙ってやつの仕業なんだ
奴は霊夢を倒し幻想郷を変えるというテロを起こすために参加者すら騙し点を取った
だからみんなのためにもお互いのためにこの点は無効にするべきではないかしら?
フェアに行きましょうフェアに


496 :森崎名無しさん:2015/09/26(土) 01:59:35 ID:???
おのれ鈴仙

497 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/26(土) 02:22:52 ID:CBx1yvxI
A:佳歩と鈴仙の位置を入れ替える。

鈴仙「――何だか気味が悪いし。最初に決めた配置に戻しときましょ」

鈴仙は結局、気兼ねなしにそう言った。
検討はしたが、やはり今回の試合において鈴仙とてゐとの『インビジブルデューパー』。
そして場合によっては、佳歩とも連携して放つ『真実の友情』の存在もまた、森崎対策の為に大きい。
ならば、そのキーマンであるてゐとより連携の取りやすい布陣が先決である。
そんな鈴仙の考え方に反対する者は居なかった。

パスカル「細かい戦術については……考えても無駄か。
その場その場でキャプテンの指示に合わせれば良いし、それより――」

霞「――博麗連合の攻撃はまさしく多彩で変幻自在。
現状ではまだ、対策なんて立てようがありませんよ……」

永遠亭ルナティックスはキックオフに備えて変更した陣形へと並んでいく。
……霞が最後に呟いたとおり。
僅か1点のリードのみをもって、博麗連合への警戒を怠る者は一人として居なかった。

*鈴仙と佳歩の位置を入れ替えました。

(現在のフォーメーション)
永遠亭ルナティックス:4−4−2
−H−F− H鈴仙 630/980 F佳歩
−−−−− 
−−J−− Jパスカル
G−−−E Gてゐ E永琳
−−I−− I中山
−BDC− B妹紅 D慧音 C霞
−−A−− Aつかさ
−−@−− @輝夜 730/730

498 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/26(土) 02:24:15 ID:CBx1yvxI
魔理沙「――さーて。こりゃマズいな」

霊夢「……そうは言いつつ、明るいじゃないの」

魔理沙「当たり前だろ? だって、こんな逆境にあってこそ、
それを打ち砕くストライカーの存在は輝くんだ。要するに主人公の面目躍如って奴だぜ」

霊夢「面目が丸つぶれにならなきゃいいけどね」

対する博麗連合はこの失点を受け、鈴仙のファインプレーに感嘆する声こそあれど、
狼狽し慌てふためくなどと言う事はしなかった。
それは王者の余裕でもあったし、もしかしたら霊夢の暢気さが伝播したからかもしれない。

霊夢「…………(前の準決勝とは打って変わって。憑き物が取れたかのように明るいわね、魔理沙。
本当に心の底から、最期になるかもしれないサッカーを楽しんでいるのか、それとも……。
――って、やめやめ。私らしくも無い事、考えすぎ)」

しかしその一方で、親友との楽しいサッカーに戸惑いを覚えている自分が居る事に、霊夢は気が付いていた。
自分は魔理沙の選ぶ道を尊重したい。尊重する以上、自分は魔理沙が選んだ道
――自分のサッカー生命を犠牲にしてでも、霊夢と並び続けたい――を、止める事ができない。
だが、それにより友人が命すら投げ捨てる様子を諸手を挙げて応援しても良いのか。
何事にも中立である筈の、博麗の巫女らしからぬ邪な考えに、霊夢は思考を妨げられていた。

アリス「……次のキックオフはどうしましょうか。何か、意見のある者は居ないかしら?」

そのため、博麗連合の作戦立案のブレーンは自然と霊夢からアリスへとシフトしていた。
元々補佐役として作戦の指揮を行う事の多い彼女がこの立場に立つ事は何ら不自然では無く、
他のチームメイトも普段の行いもあってか、あの霊夢がまさか深く思い悩む事は無いだろうと信じていたため、
少なくとも表面上は平静は保たれていた。

499 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/26(土) 02:25:32 ID:CBx1yvxI
――そしてそんな中、次のキックオフに関して名乗りを挙げる者が居た。
それは……

先着1名様で、

★博麗連合の作戦→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→謎の向日葵仮面「カメェェェェーーッ!」謎の向日葵仮面が宿敵玄爺を追って試合に乱入だ!
ダイヤ→針妙丸「私、もう一回攻めたい! さっきは失敗したけど、次は行けるって!」
ハート→天子「ここは私しかないわね。リベロ的な活躍で、1点をゲットしてやるんだから!」
スペード→霊夢「……私が暫くボールを持って、それからゲームメイクするわ」
クラブ→森崎「待ちな。俺様に良い考えがある」
クラブA→紫「待ちなさい。私に良い考えがあるわ、霊夢」

500 :森崎名無しさん:2015/09/26(土) 02:27:36 ID:???
>>495
早苗「ただいま、放送内容にお見苦しい点があったことを、大会組織委員としてお詫び申し上げます」

紫「貴女、人間なのに何様なのかしら。あのテロリストに味方するつもり…」

早苗「現人神ですが、な・に・か」(ニッコリ)

紫「」

諏訪子「早苗って、怒らせるとめちゃくちゃ恐ろしい笑顔になるんだよね…」

501 :森崎名無しさん:2015/09/26(土) 02:29:18 ID:???
★博麗連合の作戦→ スペード10

502 :森崎名無しさん:2015/09/26(土) 02:29:35 ID:???
★博麗連合の作戦→ クラブ5
カメェェェェーーッ!w

503 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/26(土) 02:29:54 ID:CBx1yvxI
……と、いったところで今日の更新はここまでです。
>>495-496
鈴仙じゃなくて私のせいなので許してあげてくださいw
紫が本気出したら、勝利と敗北の境界を操って逆転勝利とかできそうです。
>>500
これがメッセ顔早苗ですか(違)

それでは皆さま、本日もお疲れ様でした。

504 :森崎名無しさん:2015/09/26(土) 02:32:16 ID:???
選手の交代をお知らせします 玄爺くんにかわりギルガメくん

505 :森崎名無しさん:2015/09/26(土) 08:09:17 ID:???
玄爺アンデッド化してもうたんか(すっとぼけ)

506 :森崎名無しさん:2015/09/26(土) 08:10:48 ID:???
ガチメタ必須の強ボスじゃねーか!(悲鳴)
えーと、レビデド、ゴーレム、ブリンク、あとなんだっけ・・・魔法攻撃はダメだったっけ?

507 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/27(日) 00:04:50 ID:GpgZTJCY
こんばんは、ほんの少しになりますが更新再開します。
>>504-506
そっちの方が強そうですねw
最初ギルガメッシュさんかと思った私はきっとFF5にわかです。

508 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/27(日) 00:06:25 ID:GpgZTJCY
★博麗連合の作戦→ スペード10 ★
スペード→霊夢「……私が暫くボールを持って、それからゲームメイクするわ」

霊夢「……それなら。私が」

アリス「――霊夢」

名乗りを挙げたのは霊夢だった。
先ほどまでどこか惚けて虚ろだった風に見えた彼女は、既に正気を取り戻していた。

霊夢「私が暫くボールを持つ。それで敵を少しでも釣り出せたら良し。
そうじゃないにしても、確実に攻め上がれる環境を作れればなお良し。
――自惚れじゃないと思うけど、私が一番こういうチャンスメイクが得意だからね」

アリス「的確に自身を評価しているのね。だったら任せるわ」

霊夢「ありがと」

霊夢は短くアリスにそう言って、センターサークル近くへと向かっていく。
そこにはもう、友人との距離の置き方に悩む、不器用な思春期の少女の姿は無く。
ただ中立的に、機械的に秩序を保つひとつの装置が在るのみだった。
そして――。


509 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/27(日) 00:07:37 ID:GpgZTJCY

……ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!

魔理沙「頼むぜ、相棒」

バシッ……ポムッ。

霊夢「はいはい」

実況「さあ! 試合再開です! 前半7分で早くも1点を奪われた博麗連合ですが、
そこに焦りは全く無く、キックオフから魔理沙選手がトップ下の霊夢選手にボールを渡し。
そのまま霊夢選手を中心に、堅実なボールキープとパスワークで溜めを作ります。
ルナティックスとしても攻めづらいこの状況で、時間だけで刻々と過ぎていきます!」

バシッ、バシッ、バシッ……。

アリス「それっ、霊夢!」

バシュッ……ポムッ。

霊夢「(……今は――前半の10分か。そろそろ、かしらね)」

スッ……。

鈴仙「……!(――さっきまでパスワークが中心だったけれど、少しずつ霊夢がボールを持つ時間が長くなっている!
これはもしかして、攻め時を見計らっているんじゃないかしら……)」

佳歩「どうしますか、鈴仙さま……?」

510 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/27(日) 00:12:30 ID:GpgZTJCY
鈴仙「佳歩……(どうしますか、って言うのはつまり。
『霊夢に動かれる前に、私達でボールを刈ってしまいますか?』……って言う意味でしょうね。

――確かに、霊夢にこれ以上ボールを持たれるのは危険。
でも、焦って奪いに行く事で中盤のラインまで上げてしまったら、十中八九その隙を突かれる。
だから、もしもこの状況で何かが出来るとしたら。
それは最前線の私達が何とかタックルに行くしかない……ってこと。
どうしようかな。ここは霊夢に勝負を挑んでみるべきかしら……?)」

A:一人でタックルに向かう。(鈴仙のタックル:51)
B:佳歩と一緒にタックルに向かう。
C:パスカルに上がって貰い、タックルに行って貰う。
D:このまま様子を見る。
E:その他 自由選択枠

鈴仙のガッツ:650/980


先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

511 :森崎名無しさん:2015/09/27(日) 00:13:47 ID:s4MVuE/Y


512 :森崎名無しさん:2015/09/27(日) 00:14:21 ID:qB3Haols


513 :森崎名無しさん:2015/09/27(日) 00:14:29 ID:P9Zg1pxQ
C

514 :森崎名無しさん:2015/09/27(日) 00:23:55 ID:aLQzV5/c


515 :森崎名無しさん:2015/09/27(日) 00:24:04 ID:4s6qTpd2
B

516 :森崎名無しさん:2015/09/27(日) 00:24:18 ID:JdKGs/FI
B

517 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/27(日) 00:36:48 ID:GpgZTJCY
B:佳歩と一緒にタックルに向かう。

鈴仙「(大丈夫。失敗しても師匠やパスカル君が居てくれる。だったらここは――)勝負よ、霊夢!」

タッ! ……サッ。

佳歩「(鈴仙さまのあの手の動き。あれは『私(佳歩)も一緒に上がれ』のサイン!)
――鈴仙さま、お供しますっ!」

タッ! タタタタッ!

実況「鈴仙選手と佳歩選手、霊夢選手が長くボールを持った隙を見計らい、タックルに向かった!」

霊夢「(最前線の二人しか炙り出せなかったか。ま、いっか。……私が、ドリブルでここを凌ぎさえすれば、問題無いしね)
――随分と血の毛が早いのね、鈴仙。あんたは私みたく、もっと暢気な性格だと思ってたけど」

鈴仙「昔はそうだったかもしれないわね。だけど、人は変わるものなのよ! ……私、ウサギだけど」

佳歩「それに私だっています! 油断しないでくださいっ!」

タッ、ズザアアアアアアアアアアアアアッ!!

霊夢「……抜くわ。一瞬で、慈悲無く」

スッ、ヒュウウウッ……!

518 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/27(日) 00:37:49 ID:GpgZTJCY
先着2名様で、

★霊夢→ドリブル 54 (! card)(! dice + ! dice)=★
★鈴仙→タックル 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 佳歩→タックル 47 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→霊夢、ボールキープ成功。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(小町がフォロー)(パスカルがフォロー)(永琳がフォロー)
≦−2→ルナティックスボールに。

【補足・補正・備考】
霊夢のマークがダイヤで「博麗幻影(+5)」が発動します。
霊夢のマークがハートで「ヒールリフト(+4)」が発動します。
霊夢のマークがスペードで「華麗なドリブル(+3)」が発動します。
霊夢はスキル・博麗の巫女により、ダイスで2が出た場合数値を12、3が出た場合数値を11とします。
鈴仙のマークがダイヤ・ハートの時、「アイドリングウェーブ(+2)」が発動します。
鈴仙のスキル・狂気の瞳は霊夢のスキル・空を飛ぶ程度の能力により無効化されます。

519 :森崎名無しさん:2015/09/27(日) 00:39:55 ID:???
★霊夢→ドリブル 54 ( クラブQ )( 4 + 4 )=★

520 :森崎名無しさん:2015/09/27(日) 00:40:24 ID:???
★鈴仙→タックル 51 ( ハート10 )( 6 + 3 )+(人数補正+1)=
 佳歩→タックル 47 ( スペード8 )( 4 + 1 )+(人数補正+1)=★

521 :森崎名無しさん:2015/09/27(日) 00:41:29 ID:???
敵が浮き足立っているうちに攻めろ攻めろ

522 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/27(日) 01:09:06 ID:GpgZTJCY
★霊夢→ドリブル 54 ( クラブQ )( 4 + 4 )=62★
★鈴仙→タックル 51 ( ハート10 )( 6 + 3 )+(人数補正+1)+(アイドリングウェーブ+2)=63
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして永琳がフォロー

鈴仙「……!!」

ズザアアアアアアアアアアアアアッ……!

霊夢「――動きが一本気すぎよっ!」

シュンッ、シュンシュンッ!

実況「霊夢選手凄まじい動き!
鈴仙選手と佳歩選手のタックルの嵐をグレイズしながら掻い潜り進んでいきます!
しかし……!?」

鈴仙「――舐めないで。私は単に真っ直ぐ進み続けた訳じゃない!」

ズザアアアアア……ピタッ。――バシュッ!

霊夢「(これは……急停止タックル!)――ッ!」

シュッ、バシィッ! ――コロコロコロ……。

実況「――ここで鈴仙選手のテクニカルタックルが火を吹いた!
急停止フェイントタックル、『アイドリングウェーブ』で霊夢選手の不意を打った!
無論霊夢選手もこの程度でやられる程甘くは無く、咄嗟に回避行動に出ましたが、
それでも僅かの差で間に合わない! ボールは中央から右サイドへと流れていきます!
ですがそこは……!」

523 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/27(日) 01:10:43 ID:GpgZTJCY

パシッ。

永琳「やるわね、ウドンゲ。いや、霊夢がしくじったのかしら?」

スッ……!

針妙丸「う、うひゃああっ! なんかヤバそうなのにボールが渡っちゃった〜!?」

アリス「竹林の天才・八意永琳か。こんな所で会いたくは無かったわね。
で、できれば今度のティーパーティとかで……」

永琳「――何を言っているのか分からないけれど、ここは突破させて貰うわよ」

――タッ!

実況「そう、右サイドは天才八意永琳の住処!
鈴仙選手の成長や中山選手の登場があっても尚も色褪せぬ天才は今、
ボールを持ちながら、アリス選手と針妙丸選手を標的に捉えました!」

針妙丸「え〜いっ! こんなヤバそうな奴を倒してこそ、真の下剋上よ! 絶対に倒すっ!」

アリス「(……まずいわね。私はタックルはあまり得意でないのに)」

タタタッ、ズザアアアアアアアアアアアアアアアッ!

実況「それに対してアリス選手達もタックルに向かいますが……。
果たして、あの永琳選手に勝つ事ができるのでしょうか〜!?」

524 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/27(日) 01:12:04 ID:GpgZTJCY
先着2名様で、

★永琳→ドリブル 54 (! card)(! dice + ! dice)=★
★アリス→タックル 49 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 針妙丸→タックル 47 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→永琳、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(パスカルがフォロー)(ルナティックスのスローイン)(魔理沙がフォロー)
≦−2→博麗連合ボールに。

【補足・補正・備考】
永琳のマークがダイヤで「月の頭脳的ドリブル(+5)」が発動します。
永琳のマークがハートで「月面リフトターン(+4)」が発動します。
永琳のマークがスペードで「月面ドリブル(+3)」が発動します。
永琳は、スキル・蓬莱人により絶対に負傷しません。
永琳のダイスの合計が2の時、スキル・月のファンタジスタが発動し数値を12とします。

525 :森崎名無しさん:2015/09/27(日) 01:13:05 ID:???
★永琳→ドリブル 54 ( スペードK )( 6 + 6 )=★

526 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/27(日) 01:13:09 ID:???
……と、行ったところで今日の更新はここまでです。
皆さま、本日もお疲れ様でした。

527 :森崎名無しさん:2015/09/27(日) 01:15:06 ID:???
★アリス→タックル 49 ( ハート8 )( 4 + 3 )+(人数補正+1)=
 針妙丸→タックル 47 ( ダイヤK )( 6 + 2 )+(人数補正+1)=★

528 :森崎名無しさん:2015/09/27(日) 02:36:54 ID:???
乙です
あれ?なんか流れが完全に味方してるぞ

ちなみにギルガメは魔法はシェルかかってるからあんま効かない
やるなら魔法剣がオススメ
あとゴーレムとブリンクはやってもいいけどかばうまもり3人瀕死のほうがはるかに楽
ゴーレムは一一貼りなおしてるのめんどいし

529 :森崎名無しさん:2015/09/27(日) 07:20:53 ID:???
おおっと、物理限定ボスであったか、なにせもうプレイしたのが5〜6年前だから記憶がガラフ並にガバガバで・・・

ここで貫禄の6ゾロ出すあたりやっぱ師匠はすごい

530 :森崎名無しさん:2015/09/27(日) 14:33:40 ID:???
乙ロットー!

前の試合は逆に相手が良すぎて危うくゲームオーバーになるとこだったからね、揺り返しが怖い
とはいってもここで二点差にできればそうとう楽だけど
博麗はこっちと違っていくらでも攻めようがあるからねえ

531 :森崎名無しさん:2015/09/27(日) 17:23:45 ID:???
早めに鈴仙で抑えられたけど、パスカルと中山さんを真ん中にいるこの安心感よ。
霊夢相手にこぼれ球なら、陣形的に中盤のフォロー率はこちらが上、霊夢のいない中盤で師匠が蹂躙できる
このまま突撃してもいいし、こっちもパスワークで溜めてもいい。上手くいけば天子をパスで躱してズドンだ

532 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/27(日) 21:39:55 ID:???
こんばんは、更新再開します。
>>528
霊夢が鈴仙に弾かれてしまったのが意外でしたね。
>>529
まあ勝てるかなー、とも思ってましたが、これだけの差は意外でした。
FF5だとガラフさんが一番好きでしたね。
>>530
乙ありがとうございます。
聖徳戦は引きが意外過ぎて描写に困る部分が結構ありましたねw
今回もこのまま二点差になったら……どうしましょう(爆)
>>531
ルナティックスメンバーも色々あって皆強くなっているので、
こちらも色々な攻め方ができると思います。色々考えて選択して頂ければ幸いです。

533 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/27(日) 21:41:31 ID:???
★永琳→ドリブル 54 ( スペードK )( 6 + 6 )+(月面ドリブル+3)=69★
★アリス→タックル 49 ( ハート8 )( 4 + 3 )+(人数補正+1)=57
 針妙丸→タックル 47 ( ダイヤK )( 6 + 2 )+(人数補正+1)=56★
≧2→永琳、ドリブル突破。

永琳「……この程度!」

グッ……スッ。ブウウウ……ンッ!

アリス「――ッ!(この独特の、タイミングのずらた宇宙的なステップ。八意永琳の『月面ドリブル』ね!)」

針妙丸「うわーんっ! 動きがキモいよ〜!?」

――シュパッ、シュパァァァァァァッ!!

実況「あ〜っと永琳選手、ここは圧倒的なドリブルテクニックで、
アリス選手と針妙丸選手を全く寄せ付けません! 軽々と中盤右サイドを突破していく〜!」

森崎「だ〜っ! 何やってんだアイツら! もっとちゃんとしやがれ!」

中里「(……これは危険でゴザる。パスカットやタックルに行けるよう、少し上がっておくべきか!)」

衣玖「(『インビジブルデューパー』を狙って来るでしょうか。だったら私はDF並みに下がってでも、因幡てゐを警戒しなくては)」

萃香「さっきは失敗したけれど。今度こそ良い闘いがやりたいねぇ」

天子「それより私の活躍シーンはまだなのー? 何でも良いからさっさと何かやんなさいよ!」

玄爺「…………」

永琳「(……相手のDF陣は自己主張が激しい者が多そうだけど。
それでも何となくで、きちんとした役割分担が出来ている印象ね。さて。ここは……)」

534 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/27(日) 21:44:19 ID:GpgZTJCY
鈴仙「(――師匠が立ち止まって何か考えておられるみたいね。
でも確かに、霊夢達を抜いても尚、博麗連合がそうアッサリシュートを撃たせてくれるとも限らないしね。

例えばてゐにはこの試合、上がり目の位置に居て貰ってるけど
――それに合わせて、左サイドハーフの衣玖が大きく下がっている。実質的なマンマークに近いわね。
他にもさっき反則を取られた中里とか、逆サイドの天子とかも、隙あらば飛び出しに行きそうな雰囲気だし……。

どうしよう。この場で師匠に何か指示を出しておいた方が良いのかな……?)」

A:「師匠! このままゴールまで突っ込んで下さい!」
B:「師匠、私にパスを。決めて見せます!」
C:「師匠、てゐに大きく渡して下さい。『インビジブルデューパー』を狙います!」
D:「佳歩が前に居ます。佳歩にドリブルで切り込んで貰いましょう!」
E:「パスカル君に預けて、さっきのようなゲームメイクに期待しましょう!」
F:「ここは無理せず、中盤のパスワークで一旦試合を落ち着けましょう!」
G:「(何も言わなくて良いわね。師匠の判断に任せましょ……)」
H:その他 自由選択枠

鈴仙のガッツ:650/980

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。


*永琳のドリブルは成長限界に達しているため、フラグは習得しません。

535 :森崎名無しさん:2015/09/27(日) 21:45:31 ID:qB3Haols
A

536 :森崎名無しさん:2015/09/27(日) 21:51:22 ID:4TXJnHZY
D

537 :森崎名無しさん:2015/09/27(日) 21:52:32 ID:5F32Ppxk
A

538 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/27(日) 22:35:30 ID:GpgZTJCY
A:「師匠! このままゴールまで突っ込んで下さい!」

鈴仙「(博麗の守備はおそらく固い。だけど、師匠のドリブル突破力はあの霊夢にも匹敵する!
それに、今は前線に私、佳歩、そしててゐが居るから数でも負けていない。
零れ球になっても、無理矢理ボールを押し込む事だって出来る。だから――)師匠! このままゴールまで突っ込んで下さい!」

永琳「そう。やっても良いのなら……一度、突破させて貰おうかしら!」

タッ。――タタタタタタタッ!

実況「永琳選手、鈴仙選手の声掛けを受けて、
そのまま猛然と右サイドからゴールへとドリブルに向かいます!
これはもしかして、久しぶりに天才永琳のドリブル劇場が見られるのでしょうか〜!?」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
「永琳! 永琳!」「森崎対永琳か。どっちが勝つかな」「天子ちゃんだって居るぞ!」「中里さーん!」

森崎「(――ゲッ。ディアスみたいな憎たらしいドリブルをする奴が突っ込んで来やがったか!)
――おい、DF共! ここは一旦ペナルティエリアに退いて、全員掛かりで止めにかかれ!
ねじ込みは気にしなくて良い。俺が止めてやる!」

中里「(ぺ、ペナルティエリア……。また反則してPKになって、それで失点でもしたら。
拙者、この場で森崎に自害を命ぜられそうでゴザるよ……)――ぎょ、御意!」

天子「ふん。この私に掛かれば楽勝ね。私パンチングマシンで100とか普通に出すし!」

萃香「パンチングマシンで100とかショボくない? 私だったら 541 位は楽勝だよ!」

玄爺「……………!」

タッ。タタタッ……。――ズザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

539 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/27(日) 22:38:37 ID:GpgZTJCY
実況「博麗連合のDF陣は、森崎選手の指示に従い……永琳選手を全員がかりで迎え撃ちます!
博麗連合の最終ラインを司る選手はいずれもタックルの名手。
それが4人がかりとなると、流石の永琳選手も厳しい所があるでしょうか!?」

永琳「いかに不利な条件であっても、私は当然に貴方達を弱者として蹂躙しなくてはならない。
何故なら、それこそが天才の義務であり権利だから。
……地上の民よ、括目しなさい。――これが天才・八意永琳のドリブルよ!」

タッ! シュパァァァッ………!!

先着3名様で、

★永琳→ドリブル 54 (! card)(! dice + ! dice)=★
★中里→タックル 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 萃香→タックル 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★
★天子→タックル 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 玄爺→タックル 47 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→永琳、ドリブル突破。森崎と一対一に!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(鈴仙がねじ込み)(佳歩がフォロー)(衣玖とてゐで競り合い)
≦−2→博麗連合ボールに。

(【補足・補正・備考】は次レスに続きます。このレスと次レスの間の判定も有効とします)

540 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/27(日) 22:40:32 ID:GpgZTJCY
【補足・補正・備考】
永琳のマークがダイヤで「月の頭脳的ドリブル(+5)」が発動します。
永琳のマークがハートで「月面リフトターン(+4)」が発動します。
永琳のマークがスペードで「月面ドリブル(+3)」が発動します。
永琳は、スキル・蓬莱人により絶対に負傷しません。
永琳のダイスの合計が2の時、スキル・月のファンタジスタが発動し数値を12とします。
中里のマークがダイヤ・ハートで「疾風迅雷脚(+2)」が発動します。
萃香のマークがダイヤ・ハートで「鬼縛りの鎖(+3)」が発動します。
天子のマークがダイヤ・ハートで「天地開闢プレス(+3、吹飛3)」が発動します。
玄爺のマークがダイヤで「パワータックル(+2、吹飛4)」が発動します。

541 :森崎名無しさん:2015/09/27(日) 22:43:11 ID:???
★永琳→ドリブル 54 ( JOKER )( 2 + 1 )=★

542 :森崎名無しさん:2015/09/27(日) 22:43:38 ID:???
ひええw

543 :森崎名無しさん:2015/09/27(日) 22:47:03 ID:???
★中里→タックル 51 ( クラブ5 )( 6 + 2 )+(人数補正+2)=
 萃香→タックル 51 ( クラブ8 )( 5 + 4 )+(人数補正+2)=★

544 :森崎名無しさん:2015/09/27(日) 22:50:23 ID:???
★天子→タックル 52 ( クラブ5 )( 6 + 4 )+(人数補正+2)=
 玄爺→タックル 47 ( ハート4 )( 2 + dice)+(人数補正+2)=★

545 :森崎名無しさん:2015/09/27(日) 22:50:52 ID:???
★天子→タックル 52 ( ダイヤ6 )( 3 + 2 )+(人数補正+2)=
 玄爺→タックル 47 ( スペード5 )( 1 + 6 )+(人数補正+2)=★

546 :森崎名無しさん:2015/09/27(日) 22:51:38 ID:???
★天子→タックル 52 ( スペード6 )( 2 + 3 )+(人数補正+2)=
 玄爺→タックル 47 ( スペード10 )( 3 + 3 )+(人数補正+2)=★

547 :森崎名無しさん:2015/09/27(日) 22:53:10 ID:???
ウンメイノー

548 :森崎名無しさん:2015/09/27(日) 23:08:50 ID:???
久しぶりの天才ぶり

しかし天子のタックル強いね

549 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/27(日) 23:37:10 ID:GpgZTJCY
★永琳→ドリブル 54 ( JOKER )( 2 + 1 )(*JOKERよりダイヤ15)+(月の頭脳的ドリブル+5)=74★
★中里→タックル 51 ( クラブ5 )( 6 + 2 )+(人数補正+2)=61
 萃香→タックル 51 ( クラブ8 )( 5 + 4 )+(人数補正+2)=62★
★天子→タックル 52 ( ダイヤ6 )( 3 + 2 )+(人数補正+2)+(天地開闢プレス+3)=60
 玄爺→タックル 47 ( スペード5 )( 1 + 6 )+(人数補正+2)=56★
≧2→永琳、ドリブル突破。

永琳「――――!」

ブンッ、シュンッ。ババババババッ!

先ほどの発言に違わず、永琳が見せたドリブルはまさしく天才と表するに相応しいものだった。
コンマ数秒単位で世界に現存する数百ものフェイント技術を入れ替えながら、
緩急を入り混ぜたり、突如止まってみたり。不意にリフティングを繰り返したりと、先の見えない奔放さも見せる。
永琳のドリブルは人智をを大きく越えていた。

中里「(な……何故だ……。金縛りか? 全く動く事ができぬ……!)」

萃香「(……アレ。まさか――この私が。鬼の四天王でもあるこの私が?
本能的にあの薬師の存在を恐怖している? そんな、まさかだよ………!)」

タックルに向かって勢いよく駆け出した中里と萃香は、
永琳が見せる動き。そしてそこから垣間見える外宇宙的なプレッシャーに動きを止めていた。
人間と鬼と、種族こそ違えど互いに種族最高クラスの力を持ち、臆病風に吹かれるような気質でも無いにも拘わらず。
彼ら2人の脳は生存の為強制的に、前方の神的存在への干渉をシャットアウトしていた。

天子「何よ、こっちが謙虚に出ていたら大人しくつけあがっちゃって!
そっちが舐めた態度取るんだったら私だって――相応の対応を取らせて貰うわよっ!」

バシュンッ、ゴオオオオオオオオオオオオオオッ!

550 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/27(日) 23:39:37 ID:GpgZTJCY
その為、永琳に対して動けるのは天人である天子のみだった。
これは種族としての力も関係していたかもしれないが、単純に彼女が無鉄砲だった事の方が強かった。
しかし結論から言うと、ボールを要石に見立てた勢いの良いドロップキック――『天地開闢プレス』も、
永琳の前には通用しなかった。

永琳「……それっ!」

ヒュンッ! ―――スカッ。 ……ポムッ。

天子「――て。ちょ、ちょーーーいっ!? どうして私の技が決まんないのよ。今のハメでしょ!?」

永琳「あら。貴女の所じゃあノーカンだったかしら。でも御免なさいね。
月から見れば、地上も天界も同じだもの。そんなローカルルール、とても覚えてられないわ」

天子「……非想非非想天を、そんな田舎の地方都市みたいに扱うヤツ、初めて見たわ」

永琳は天子のタックルを予期しており、彼女がボールを刈りに行く瞬間、
これまでの細かい動きを止めて大きくヒールリフトでボールを運んでいた。
圧倒的な速度とパワーで為されたタックルに自信を持っていた天子も、
流石にこの場面では狼狽していたが、もはや永琳には関係無かった。

森崎「……あいつら、本当に使えねーな。俺が忙しくなる筈だぜ」

永琳「貴方が森崎君ね。中山君から良く話を聞いているわ」

天子を抜いた直後に玄爺も容易く抜いた永琳の眼前には、もはや森崎しか残って居なかった。
森崎は容易く突破されたDF陣に失望している様子だったが、そこに焦りは感じ取れない。
むしろ、強敵の首を今から刈り取る事に喜びと高揚感を抱いているようだった。

551 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/27(日) 23:40:48 ID:GpgZTJCY

森崎「アンタの名は良く聞いている。幻想郷の天才だってな」

永琳「私も貴方を知っているわ。外の世界で最強、いや最狂のゴールキーパーですって」

森崎「狂っている? ……まぁ、多くの有象無象はそう言うかもな。俺にとっては褒め言葉だが」

永琳と森崎は暫し、ゴール前にて一対一で対峙する。
無駄を省いた二人の会話は機械的であったにも関わらず、一触即発の危うさがあった。
――二人はその後、一瞬もしくは長くの沈黙を続け……。


森崎「――良い事を教えてやろう。まず、天才とか最強という言葉は、この俺以外には相応しくない。
そして俺は、俺以外で天才とか最強とか言ってる奴を叩き潰して。
それでそいつが悔しそうな顔をしているのを見るのが……最高に好きなんだよ!!」

バアアアアアアッ!

永琳「……貴方の積み重ねて来た狂った歴史。そんなもの、私の歴史で割れば、ゼロよ。
永久から見れば貴方は須臾。――そんな貴方の須臾の煌めき。この私が観測させて貰うわ!」

タッ……!


実況「つ、ついに来た〜〜……!? 森崎選手、永琳選手と一対一に!?
前半12分! ここで決めれば博麗連合は2点のビハインドと、圧倒的不利になるこの局面!
森崎選手、果たして守りきる事ができるのでしょうか〜〜〜〜!!」

552 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/27(日) 23:42:22 ID:GpgZTJCY
先着3名様で、

★永琳の選択→! card ダイヤかハートかスペードならドリブル、クラブならシュート
 森崎の選択→! card ダイヤかハートかスペードならドリブルに備える、クラブならシュートに備える★
★永琳 ドリブル/シュート 54/50 (! card)(! dice + ! dice)=★
★森崎 そなえる 54 (! card)(! dice + ! dice) =★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→永琳、流れに乗って追加点を決める!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(鈴仙がねじ込み)(佳歩がねじ込み)(衣玖がフォロー)
≦−2→森崎、何とかゴールを守る!

読みが一致すればGKに+2の補正、読みが不一致ならGKに−2の補正です。

【補足・補正・備考】
永琳がドリブルで、マークがダイヤの時「月の頭脳的ドリブル(+5)」が発動します。
永琳がドリブルで、マークがハートの時「月面リフトターン(+4)」が発動します。
永琳がドリブルで、マークがスペードの時「月面ドリブル(+3)」が発動します。
永琳は、スキル・蓬莱人により絶対に負傷しません。
永琳のダイスの合計が2の時、スキル・月のファンタジスタが発動し数値を12とします。
森崎はスキル・がんばりフォートレスにより、読み外し時のペナが無効化されます。ただし、読み外し時はガッツを追加で40消費します。


*永琳のドリブルは成長限界に達しているため、フラグは習得しません。

553 :森崎名無しさん:2015/09/27(日) 23:43:24 ID:???
★永琳の選択→ ダイヤ4  ダイヤかハートかスペードならドリブル、クラブならシュート
 森崎の選択→ ハートA  ダイヤかハートかスペードならドリブルに備える、クラブならシュートに備える★

554 :森崎名無しさん:2015/09/27(日) 23:44:07 ID:???
★永琳 ドリブル/シュート 54/50 ( ダイヤ2 )( 2 + 4 )=★

555 :森崎名無しさん:2015/09/27(日) 23:46:23 ID:???
★森崎 そなえる 54 ( ハート9 )( 1 + 2 ) =★

556 :森崎名無しさん:2015/09/27(日) 23:46:44 ID:???
ウンメイノー

557 :森崎名無しさん:2015/09/27(日) 23:48:26 ID:???
あっさり決まっちゃった…

558 :森崎名無しさん:2015/09/27(日) 23:49:11 ID:???
流れという波に完全に乗っちゃったね

559 :森崎名無しさん:2015/09/27(日) 23:55:50 ID:???
?林「森崎……おまえも仲間になれ」

師匠大暴れ、やっぱ強いね
まだ油断はできないけど余裕できた

560 :森崎名無しさん:2015/09/28(月) 00:00:22 ID:???
データベースでもジュニアユース後の森崎の
1対1はスキルを考慮してもセーブ力に劣っているありさまだし...
ドリブル最強クラスに突っ込まれるとこぼれ球以上が結構な高確率だしまぁ妥当。

561 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/28(月) 00:05:41 ID:???
永琳がゴールを決め、なんと前半半ばにも行かずに2点差!
……と、なったところで今日の更新はここまでにします。
当初の想定以上に点が入る試合展開ですが、博麗連合は攻めの手を全く出せていない状況ですし、
2点差程度ならひっくり返せる可能性もありますので、是非次のキックオフからは頑張ってくれればと思います(懇願)

>>548
もっと格下のパルスィさんに苦戦していたのが嘘みたいですね…。
博麗連合はタックラーが粒ぞろいなので、4人がかりで守ればほぼドリブルゴールは防げる!
……と、思っていた時期が私にもありました。
>>557
森崎の一対一は「苦手では無い」レベルのため、永琳と一対一になった場合あっさりと決まる事も想定はしていたのですが、
それを防ぐ為のDF陣まで、こうもあっさりと抜かれるとは想定してませんでした……(滝汗)
>>558
前の試合とは逆の意味で展開に困る試合になりそうですw
>>559
今回は割とアレでしたが、鈴仙の時はヘタれて無かったから……
>>560
このスレでの能力値は能力値スレをベースにちょっと弄ってはいますが、大体の傾向は同じ(の筈)です。
これでも一対一は強化したのですが、永琳を相手にするには厳しかったですね。


それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

562 :森崎名無しさん:2015/09/28(月) 19:43:24 ID:???
キックオフシュートある?

563 :森崎名無しさん:2015/09/28(月) 23:15:15 ID:???
やはり聖徳がラスボスか・・・
紫も霊夢も森崎も所詮は小物よ・・・

564 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/28(月) 23:53:41 ID:???
こんばんは、更新します。
>>562
キックオフファイナルスパークだと、今の姫様だったら割と防げちゃうかもしれないですね。
>>563
このままだと一番苦戦したのが聖徳チームになりそうですね…w


565 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/28(月) 23:54:44 ID:???
★永琳の選択→ ダイヤ4  ダイヤかハートかスペードならドリブル、クラブならシュート
 森崎の選択→ ハートA  ダイヤかハートかスペードならドリブルに備える、クラブならシュートに備える★
★永琳 ドリブル/シュート 54/50 ( ダイヤ2 )( 2 + 4 )+(月の頭脳的ドリブル+5)=65★
★森崎 そなえる 54 ( ハート9 )( 1 + 2 ) +(読み当て補正+2)=59★
≧2→永琳、流れに乗って追加点を決める!


現実の勝負がそうであるように、ここまで盛り上がった永琳と森崎との勝負の決着は一瞬だった。

森崎「(こいつは生粋のドリブラーだ。
勿論、シュートも苦手では無いだろうが、それ以上にドリブルの巧さに自信があるって顔だ。
だったら良いぜ。外したらその時だ!)――でりゃあああああああああっ!」

バアアアアアッ!

森崎は不毛な読み合いを放棄して、ドリブル一本のみに決め撃ちして飛び出した。

永琳「成程。貴方はその年の割には賢いようだけど……。
――残念ながら、月の頭脳を上回るにはまだまだ年月が必要みたいね」

――シュッ……ピタッ。

森崎「(と、止まった!? しまった、俺とした事が焦ったか……!)」

永琳はそんな森崎の動きを予測していたかの如く、
あと指一本でボールが触れられない位置まで来ると動きを止めた。
全身をバネにして飛んだ森崎では、永琳に追いつけなかった。
そこから先は、更にあっけなかった。

566 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/28(月) 23:55:44 ID:???
永琳「――はい、おしまい」

永琳は森崎を一足飛びのクリップジャンプで超えると、
無人のゴールに向かって優雅にボールを蹴り転がした。
そのボールがネットを揺らすや否や、審判は……大きなホイッスルを吹いた。

――ピイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!


永遠亭ルナティックス 2 − 0 博麗連合2015


大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
13ゴール レミリア、鈴仙
9ゴール  フランドール、射命丸、魔理沙
7ゴール  勇儀
6ゴール  来生、屠自古
5ゴール  星、諏訪子、霊夢
4ゴール  森崎、神子、反町
3ゴール  早苗、謎の向日葵仮面
2ゴール  神奈子、ピエール、メルラン、天子、赤蛮奇、空、佳歩、岬、永琳
1ゴール  妹紅、咲夜、美鈴、サニー、リリーB、ぬえ、響子、萃香
       影狼、藍、幽々子、幽香、針妙丸、パチュリー、小田、椛、パスカル

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
6アシスト パチュリー、霊夢
5アシスト 小町
4アシスト てゐ、神子
3アシスト 早苗、ピエール、小悪魔、マミゾウ
2アシスト 森崎、反町、はたて、岬、空、お燐、ウサギB、レミリア、アリス
1アシスト 鈴仙、影狼、大妖精、橙、諏訪子、佳歩
       衣玖、針妙丸、リリーW、ルナサ、ぬえ、永琳、妹紅

567 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/28(月) 23:59:18 ID:LYzKZy1w

実況「き……きまった〜〜〜! ゴ〜〜〜〜〜〜〜〜ル!
鈴仙選手の次は、永琳選手が魅せてくれました!! 圧倒的なドリブルでの、7人抜きゴールです!
これで試合は2−0! 信じられるでしょうか、この試合はまだ前半の13分にも満たないのです!
多くの下馬評を覆し……永遠亭ルナティックスが、この試合博麗連合を完全に圧倒している〜〜!!」

観客「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!?」
「な、なんだこの試合?!」「俺の金返せー!」「永琳! 永琳!」「霊夢さん……どうしたんだ?」

永琳「…………皆、決めたわ」

佳歩「お師匠様、それはちょっと事務的過ぎます。あんなに凄かったのに!」

てゐ「やっぱお師匠様だけは敵に回しちゃいかん。今回のでそれがよ〜く分かったよ」

パスカル「どこかで見た事のある光景だったが……まさかこの決勝の大一番で見れるとはな」

永遠亭ルナティックスサイドは、間違い無く今回の得点で大きく沸いていた。
先ほどの鈴仙の得点の時点では、試合開始直後の1点目という事もあり、
チームメイトの中では祝福よりも緊張感を募らせる者が多かったが、今回は違う。
セーフティリードに近づいた2点差となると、チームメイトが純粋に盛り上がるのも当然と言えた。

568 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/29(火) 00:05:25 ID:tAvHytU2

鈴仙「(うん。皆中々明るい雰囲気になったわね。……ちょっと浮足立った感もあるけれど。
――どうしよう。ここは普通に師匠を祝福した方が良いのかしら?
それともこの機会を利用して、次のキックオフ以降の作戦を皆に示しといた方が良いかしら……?」

過度の盛り上がりは時に大きな隙の原因となるし、
同時に、後はこの2点を守りきるだけ……という考え方が博麗連合に通用するとは言い難い。
しかし、次のキックオフに向け、攻めと守りの方針を示す事は役立つ筈だ。
そんな事を色々と悩んだ末に――鈴仙はこう言った。

A:「師匠、ナイスプレーです!」無難に祝福する。
B:「皆、師匠に続いてこの調子でガンガン攻めるのよ!」攻めっ気たっぷりで行く。
C:「皆、これで博麗は死ぬ気で攻めて来るわ。守りを固めて!」守りの意識を高める。
D:「博麗連合って案外大したことなくね?」案外大したことない宣言だ!
E:「ようし、とりかごだ!」とりかご宣言だ!
F:その他 自由選択枠

鈴仙のガッツ:610/980

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

569 :森崎名無しさん:2015/09/29(火) 00:07:59 ID:mafHLqIM
C

570 :森崎名無しさん:2015/09/29(火) 00:08:48 ID:ixSHBURc


571 :森崎名無しさん:2015/09/29(火) 00:09:00 ID:ClKmEZSk


572 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/29(火) 00:31:51 ID:tAvHytU2
C:「皆、これで博麗は死ぬ気で攻めて来るわ。守りを固めて!」守りの意識を高める。

鈴仙「……皆。これで博麗は死ぬ気で攻めて来るわ。守りを固めるべきよ」

鈴仙は鼓舞するというよりも、慎重に呟くようにそう言った。
その一言で、根拠の無い安心感に包まれてつつあった場の雰囲気が、少しだけ収まった。

中山「――鈴仙さんの言う通りだな。2点のビハインドを少しでも縮める為、
博麗連合はこの次如何なる手段を使ってでも、点を取りに来るに違いない」

つかさ「具体的には――キックオフシュートとか……ですか?」

中山「……それは分からない。だが、敵チームには森崎が居る。
今日の試合は既に2失点をしたが、それであいつの悪知恵が鈍る訳が無い。
だが――何が来ても大丈夫なよう、守備意識を高める事は決して悪い事では無い筈さ」

永琳「――その通りね。博麗連合がここで終わるチームとは、考えづらいもの」

鈴仙の次に中山、そして永琳が同意をした事により、
チームメンバーから鈴仙の発言に異を唱える者はいなくなった。

鈴仙「(――不気味ね。博麗連合は……今の失点を受けても、殆ど沈んでいないみたい)」

鈴仙は遠くで集合し、何やら作戦を練っている博麗連合のメンバーを遠巻きに観察していた。
勿論この位置からでは、彼女達が何を言っているのか、何を企図しているのかは全く分からない。
しかし、博麗連合は一筋縄で行くチームでは無い。
そう鈴仙に印象付けるには充分な程、彼女達は異様なまでの落ち着いたムードを形成しているように見えた。


*次のキックオフ時における、ルナティックスメンバーの守備意識が高まりました。

573 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/29(火) 00:35:44 ID:???
……と、行ったところで今日の更新はここまでです。
明日は博麗連合の描写をしてからキックオフに入りたいですが、
更新の円滑化のため、先に判定だけしてくださればうれしいです。

先着1名様で、

★博麗連合の作戦2→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→紫「こうなったら、この私が助っ人を召喚するしかないわね! 来なさい、 ジョアン !!」
ダイヤ→小町「ねえさ。もう縦ポンであたいに落としてくれれば良いんじゃないの?」
ハート→霊夢「――魔理沙。『東方コンビ』で一気に攻めましょ」魔理沙「――ああ、分かったぜ」
スペード→衣玖「私と総領娘様とで攻めてみる、というのは如何ですか? 案外敵の裏を掻けるかと思いますが」
クラブ→森崎「今の陣形と作戦じゃダメだ。俺に一から作り直させろ」


それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。



574 :森崎名無しさん:2015/09/29(火) 00:36:31 ID:???
★博麗連合の作戦2→ クラブQ

575 :森崎名無しさん:2015/09/29(火) 00:37:02 ID:???
選手じゃなくて監督が助っ人か、何気に一番いい人選だと思う

576 :森崎名無しさん:2015/09/29(火) 00:38:45 ID:???
霊夢と小町のツインタワーで妹紅一人では対処できなくするとか?すごい困る

577 :森崎名無しさん:2015/09/29(火) 02:01:58 ID:???
乙です

永琳「うどんげが祝福してくれない……ぐすん」
てゐ「!?!?」

578 :森崎名無しさん:2015/09/29(火) 11:52:28 ID:???
森崎采配が始まるか・・・!

579 :森崎名無しさん:2015/09/29(火) 12:13:07 ID:???
森崎の作戦って相手の良さを消すってやり方がうまいイメージがある。

580 :森崎名無しさん:2015/09/29(火) 17:33:17 ID:???
>>576
それやられるとセンタリングやバイタルエリアからのパスはきついね
縦ポンならされてから対応できそうだけど
代わりに中盤が弱くなるからどうだろう?

なんにせよ森崎がどんな手を打ってくるのか気になります!

581 :森崎名無しさん:2015/09/29(火) 18:09:07 ID:???
え?ゴール前で寝釈迦ポーズしてるんじゃないの?

582 :森崎名無しさん:2015/09/29(火) 18:18:55 ID:???
森崎のことだから盟友の2人を投入してこうするんじゃないかな?もうだめだ、おしまいだぁ…

−−@−− @森崎
−−D−− D萃香
B−K−C B天子 Kターク・ハル C中里
−−G−− Gアリス 
E−L−J E衣玖 Lてつを(RX) J針妙丸
−−−−−
−−H−− H魔理沙
−F−I− F小町 I霊夢

てつを(RX)
突破力:S 得点力:S ボールカット:S ゴール前:S スタミナ:無限
要注意技:俺の青春シュート(シュート力+14、要森崎)300×2消費

583 :森崎名無しさん:2015/09/29(火) 18:55:09 ID:???
この采配の何がやばいって、どの場所でも数的有利を作られていることだ・・・
しかもストーリーモード仕様のRX、もうだめだぁ、おしまいだぁ・・・!

584 :森崎名無しさん:2015/09/29(火) 19:13:27 ID:???
このRX、4人に増えるぞ!一人用のPODで避難の準備だぁ!

585 :森崎名無しさん:2015/09/29(火) 19:29:47 ID:???
に゙がざん゙!(PODごと相手を吹き飛ばしたあと)
これも鈴仙の仕業に違いない!
悪に生きる道はないと思いしれ!
幻想郷はこの仮面ライダーBLACKRXが守る!

紫「もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな」


586 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/30(水) 00:35:14 ID:???
こんばんは、今日もちょっとだけですが更新します。
>>575
割と納得な人選ですよねw
>>577
乙ありがとうございます。
ゲーム的には何か言った方が良いですが、永琳的にはちょっとかわいそうでしたね。
>>582-585
人数的不利を、12人目の選手を導入する事で補う森崎の天才的頭脳がさく裂していますね…w
>森崎采配について
色々考えましたが森崎っぽいかどうかは良く分かりません(汗)
ただ、色々考えた結果、ルナティックスにとっては苦しい布陣に出来たと思います。
リアルサッカーの理論とかはおそらく完全に無視してますが(爆)

587 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/30(水) 00:36:47 ID:???
★博麗連合の作戦2→ クラブQ ★
クラブ→森崎「今の陣形と作戦じゃダメだ。俺に一から作り直させろ」

天子「あー、苛立たしいわね。この私がぜんっぜん、活躍出来てないじゃない!」

衣玖「(総領娘様の隠れM……失礼、負けん気の強さが出て来ましたね。
ですが、それだけでは勝てるかどうか……)」

中里「――無念。拙者も所詮、この程度の選手だったと言う事か……」

萃香「いやはや、強い奴を見るのは楽しいねぇ!
……当の自分がその強い奴に蹂躙されてなけりゃ、もっと楽しいのにさ」

森崎「…………」

アリス「――厳しい状況ね。私達は碌に攻める事すらできず、
頼みの中盤や、最終ラインすらもルナティックスに圧倒されて、2点差を付けられてしまった。
他のメンバーは勿論として、流石の森崎も、どうやら憔悴し切っているようだし――」

鈴仙から見れば落ち着いて見えた博麗連合サイドも、その実ある程度は苦しんでいた。
先の永琳のドリブルも全く防げなかったDF陣は露骨に苛立ちや悔しさ、諦めを見せており、
あの森崎も、失点以来、全く口を開かないでいた。
そのため、アリスは肩を竦めて辟易した風に、そう語ったのだが――。

588 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/30(水) 00:38:35 ID:???
魔理沙「――森崎が憔悴? いや、それだけは無い。もうちょっとアイツの様子を見てな」

アリス「……え?」

森崎「――よし! 今ので思いついたぞ! ルナティックスに対抗できる新しい陣形を!」

魔理沙「……だろ? アイツは挫折を経験したら、それで凹むなんていう無駄な時間は一切取らず、
次の悪巧みか練習プランを練りだすに決まっているんだ」

森崎は全く苦しんでいなかった。
当然魔理沙やアリスの存在など気にせず、先ほどの失点の事すら気にせず、
新たな知恵が湧いて来るなり純粋な喜びを見せた。

アリス「そ……そうなの(魔理沙ってば、どうして森崎の事にそんなに詳しいのよぉ……?
魔理沙は私から森崎に乗り換えたのね……?)」

霊夢「――アリスが色んな意味で残念な表情をしているのは置いといて。
大丈夫なの? あんたの話なんて聞いて。普段から偉そうな口を叩いているけれど、
今日のあんたは前半13分で2失点。とても発言に実力と実績が伴っているとは言い難いわ」

しかし、このチームのキャプテンは森崎では無いし、彼以外にも発言力の高い選手は居る。
実際にキャプテンである霊夢は、この森崎の案に対して懐疑的だった。

森崎「ふん。その位分かってるよ。――で、お前等はこのまま指を咥えて今の布陣に固辞し、
ルナティックスに何度も同じ穴を突かれて負けたいか? 俺は嫌だね」

霊夢「…………」

森崎「俺は勝つためなら何だってやる。失敗? 知った事か。
そんな事を恐れているんだったら、お前、サッカー辞めた方が良いぜ。
――おい皆聞け。俺様の考えた布陣について説明するぞー」

589 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/30(水) 00:40:44 ID:???

そんな霊夢の不信をよそに、森崎は力強くそう答えると、
誰も頼んでも居ないのに自身の考えた布陣について語り始めた。
猿山では声の大きい猿がボスになると言うが、
そうした意味では森崎は霊夢よりもよっぽどボスに向いていた。

霊夢「……ま、いいけど。どうせ負けるにしても、色んな方法を試してから負けた方が楽しいしね」

森崎「――ふざけろ。俺の辞書には敗北という文字は無い。勝利と、次の勝利があるだけだ」

霊夢の懐疑的意見を押しつぶす大声で、チームメイトを鼓舞する森崎。
こうした姿こそが、彼が外界で演じ続けて来た『キャプテン』なのだろうか。
こうした方法で、今まで彼は外界でのチームの秩序を維持し続けて来たのだろうか。

霊夢「(やっぱり変な奴。傲慢で実力主義で厭味ったらしくて、奇行が大好きだけど。
それでいて冷静で計算高い努力家で、ある程度の人望もある。
――あいつが外の世界の人間なんて信じられない。あれじゃまるで、幻想郷の――)」

……そこまで考えて、霊夢はこれ以上森崎に突っ込むのはどうでも良くなった。

森崎「ようし。それじゃ最後の動きについて確認するぞ! まず、FWは……」

森崎は結局、失点の事実など知った事かと開き直り、その強引な押しも利用した上で、
この次のキックオフに係る選手・フォーメーション等をゼロから考え出していく。
選手達の中には反発もあったが、しかしそれに対し逐一それなりに納得の行く理由を返していくと、
自然とそうした声も小さくなって行き、いつしかメンバーは森崎の下、自発的に新たな布陣を敷いていった。
そして――。

590 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/30(水) 00:44:47 ID:???
******

――ワアアアアアアアアアアアアアアアアアッ……!!

次のキックオフへの期待を胸に、素直な歓声を送る両チームのファンたち。
そんな彼ら彼女らの純真さは、慌てふためいた実況の解説によって無残にも打ち砕かれた。

実況「さあ、ルナティックスに続き、博麗連合もやや長いミーティングを終えて、
再び戦場であるフィールドへと向かいましたが……博麗連合、この様子を見ると〜〜。
――なんという事でしょう。この局面でフォーメーションをチェンジしています!!
ご覧ください、以下の陣形図を!」

−−@−− @森崎
−A−−− A玄爺 D萃香
B−−D− B天子
−E−−− E衣玖
−−−C− C中里 
−−G−− Gアリス 
−H−I− H魔理沙 I霊夢   
J−−−F J針妙丸 F小町
博麗連合2014:3−3−4
永遠亭ルナティックス:4−4−2
−H−F− H鈴仙 F佳歩
−−−−− 
−−J−− Jパスカル
G−−−E Gてゐ E永琳
−−I−− I中山
−BDC− B妹紅 D慧音 CウサギB
−−A−− Aつかさ
−−@−− @輝夜

591 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/30(水) 00:49:25 ID:???

観客「わ、ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ……!?」
「なんだこれは!」「これもモリサキの作戦か?」「勝てるのかよ、これで!」

実況「博麗連合の新しいフォーメーションは、変則的な3−3−4!
FW的な位置に、魔理沙選手、霊夢選手、針妙丸選手、小町選手を入れています。
これはつまり、速攻で点を取りまくる! ……という、博麗連合の策略なのでしょうか〜!?

鈴仙「こ、これは……!」

パスカル「随分な手の入れようだな。さっきと全然違うじゃねぇか」

佳歩「でも、私には何を意図しているのか、全然分かりませんよ……?」

中山「(こんな凝ったフォーメーションを考える奴なんて、絶対森崎しか居ないぞ。
――ならば、楽しみにさせて貰おうか。森崎、お前の考えた采配を!)」

博麗連合の大胆な新布陣は、観客達は勿論の事、ルナティックスメンバーにも少なくない衝撃を与えていた。
先ほどは守備を固める、という方向で一致を得た彼女達であったが、
どうやって攻めて来るのか分からない相手の新布陣により、その方向性に亀裂が入った事は間違いない。

592 :森崎名無しさん:2015/09/30(水) 00:49:45 ID:???
最終ラインがめちゃくちゃだからオフサイドトラップはまずできなさそう

593 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/30(水) 00:56:52 ID:???

そして――。

――ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!

実況「さあ、ホイッスルが鳴らされました!! 博麗連合のキックオフで試合再開です!!」

霊夢「――それっ、アリス!」

バシュッ、ポムッ。

アリス「ありがとう、霊夢。――それじゃ、作戦通りに……!」

グワアアアアアアッ、バコンッ! ギュウウウウウウウウウウッ……!

実況「布陣変更によりトップ下の位置についたアリス選手!
試合開始数秒で敵チームは鈴仙選手以外追いつけないような強烈なパス
――自慢の『アーティクルサクリファイス』を打ち放った〜〜〜〜!」

佳歩「この風向き――左サイドへの強烈なスルーパス!?」

パスカル「それも、試合開始直後にか!?
――くそっ、ここまでサイドに振られては、中央の俺ではパスカットに行けないぞ!」

594 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/30(水) 00:58:14 ID:MPQcnNxk
鈴仙「(――い、いきなりパスで前に出して来たわね!
シュートならある意味予想してたけど、ここまで攻めッ気にパスを使うなんて。
このままパスを素通ししたら、ボールは左サイド……J番の針妙丸に行ってしまうでしょうね。
ここは私が、パスカットに向かうべきかしら?
――とはいえ、近くに魔理沙が居るのが気になるのよね。
魔理沙のタックルは一流クラス。私のドリブルじゃあ、確実に勝てるか分からないもの。
……く、くうっ。流石中山さんの親友なだけあるわね、森崎ったら。中々考えるじゃないの……!?)」

A:パスカットに向かう!(鈴仙のパスカット:50)
B:ここはカットに向かわず、様子を見る。
C:ここはカットに向かわず、大きく下がる。
D:ここはカットに向かわず、大きく上がる。
E:ここはカットに向かわず、寝釈迦ポーズで相手を挑発!
F:その他 自由選択枠

鈴仙のガッツ:610/980

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

595 :森崎名無しさん:2015/09/30(水) 01:01:25 ID:grZ8+QkU
C

596 :森崎名無しさん:2015/09/30(水) 01:02:42 ID:u7njkbmY


597 :森崎名無しさん:2015/09/30(水) 01:04:06 ID:Bw5t3IcU


598 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/30(水) 01:09:36 ID:???
……と、いったところで今日の更新はここまでにします。
森崎布陣の狙いについて色々考えて頂ければ嬉しいですが、
リアル理論との齟齬については、多少は甘く見て頂ければ幸いです(汗)

>>592
現実だったらそうなのかもしれませんが、
このスレにおいては単純に、「スキルを持っているキャラが居る場合は、布陣に関わらず常に発動の機会がある」
……という風に扱わせて頂こうと思います。
それに伴い起きるあまりに極端な不具合(例:0−0−11でもオフサイドトラップが発動するのはおかしい)
については、そうした展開が起きないようにGM側で制御したいと思います。

それでは皆さま、本日もお疲れ様でした。



599 :森崎名無しさん:2015/09/30(水) 02:06:31 ID:???
乙です
鈴仙を集中マークすれば合体シュートは大体止められそうですね・・・
インビジブルデューパー発動の機会は果たしてあるのだろうか、そしてカホロットに活躍の場はくるのだろうか

600 :森崎名無しさん:2015/09/30(水) 04:45:13 ID:???
この布陣だと師匠のドリブル突撃に弱そうな気がするけど、どうだろうか


601 :森崎名無しさん:2015/09/30(水) 18:18:40 ID:???
なーんか見たことあるような気がするなこの陣形
似たような奴ってだけかもしれんけどもし思った通りなら多分弱点はわかる

これはGKが強いからこそ通じるタイプ
ミドルやロングを撃てば
二流くらいまでならいける気がするけど森崎相手じゃ分が悪いし多分無理
どこにいても必ず守備が来て2人以上の勝負を仕掛けられる
そんで守備に時間かけてるとまた波状攻撃みたいにどんどんくるタイプ
前線からドリブル突破は無理そうだし
右サイドに師匠を置いてドリブル突破させて引きつけて逆サイドの鈴仙にパス
もしあっちにマークいるならドリブルでまた1VS1狙えると思う



602 :森崎名無しさん:2015/09/30(水) 18:43:03 ID:???
んでそれは向こうの攻撃にも言えるって事か
サイドでキープして天子達で奪うか前に出る、霊夢達がバイタルエリアを占領して数で押す感じだろう
ここは1点もぎ取らせるための代償を高く払って貰うか。魔理沙か霊夢のシュートで終わってほしい所だが

603 :森崎名無しさん:2015/09/30(水) 18:57:13 ID:???
個々の実力は博麗が上なんだから、常に攻めに向かって押し込んでしまえ。
こちらよりも先に相手の守備陣が疲労してボロボロになるか、その前に大量得点だって戦法かな

永琳へのパスは中里がカット
てゐがボール持ったら即座に天子が刈り取る。衣玖がすぐさまパスでカウンター。
超化すれば一対一でも森崎有利、エンシェント以外のシュートなんざ撃たせとけって感じかな

攻撃はアリスのパスを起点に霊夢でも小町でもポストかトラップして一対一でも、針妙丸に突っ込ませても
魔理沙が撃ってもいい。止められても前線ですぐさま奪って攻めろ

厄介なのは当たってたとしても、でどうやって止める?
ってところだけど。
守備を固めて現状凌いで、カウンターでもう一点取れればさすがに相手もきついとは思うけど

604 :森崎名無しさん:2015/09/30(水) 19:34:17 ID:???
師匠かパスカルにもボランチに回ってもらって、ダブルボランチにするかね
中山さんをCBに下げるのもありかもしんない
こっちが2点リードしている以上、守備的に行っても問題無いと思う

605 :森崎名無しさん:2015/09/30(水) 19:40:05 ID:???
守備的に行くのはいいけどカウンター色は強めで
今回はもう鈴仙さげちゃったから難しいかもだけど

606 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/30(水) 23:33:28 ID:MPQcnNxk
こんばんは、更新再開します。
>>599
乙ありがとうございます。
インビジブルデューパーは威力の分ハードルが高いですね。
佳歩のラビットテイルの威力は59と森崎には心許ない気もしますが、
出しやすいため意外と牽制にはなると思います。

>森崎戦法への対処法について
色々考えてくださりありがとうございます。大体お見込みのとおりです(汗)
具体的なコンセプトについては、また描写していければなと思います。

607 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/30(水) 23:34:51 ID:MPQcnNxk
C:ここはカットに向かわず、大きく下がる。

鈴仙「(――ヤバい気がするわね。焼け石に水かもだけど、
ここは下がってフォローやカットに備えておいた方が良いかも……!?)」

タッ……。

パスカル「(おっ、レイセンが下がったか。これで少しは楽に……なったのか?)」

実況「鈴仙選手はパスカットに行かず、代わりにパスカル選手らMFと連携できる位置へと大きく下がります。
事前に守備を強調していた事もあり、鈴仙選手のこの動きに対し、チームメイトも混乱する様子はありません。
むしろますます警戒を強め、ボールの行き先やフォローに全神経を集中させている!」

バシュルル……パシッ。

針妙丸「ようし! 次こそ突破してやるぞーっ!」

ダダダダッ……!

てゐ「――ちぇっ。メンドくさそうなのと当たっちゃったなぁ」

実況「そんな中! 左サイドのFWとして配置された少名針妙丸選手が……アリス選手から、今、ボールを受け取りました!
パスカル選手や中山選手がタックルに向かえない内に、先手必勝! そのまま真正面のてゐ選手を抜きに掛かります!」

針妙丸「死ねい!」

てゐ「こらこら、そう簡単に人に死ねって言うモンじゃないよ。全く、近頃の若いモンは躾がなってないねぇ……。
――そんな悪い子は、このお姉さんがオシオキしてあげようか」

タッ! ……ズザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!


608 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/30(水) 23:36:30 ID:MPQcnNxk
先着2名様で、

★針妙丸→ドリブル 49 (! card)(! dice + ! dice)=★
★てゐ→タックル 49 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→針妙丸、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(魔理沙がフォロー)(博麗連合のスローイン)(鈴仙がフォロー)
≦−2→ルナティックスボールに。
【補足・補正・備考】
針妙丸のマークがダイヤ・ハートの時、「進撃の小人(+4、吹飛2)」が発動します。
てゐのマークがダイヤの時、「シロウサギチャージ(+2、吹飛4)」が発動します。

609 :森崎名無しさん:2015/09/30(水) 23:40:35 ID:???
★針妙丸→ドリブル 49 ( ハートK )( 6 + 1 )=★

610 :森崎名無しさん:2015/09/30(水) 23:40:57 ID:???
★てゐ→タックル 49 ( ダイヤ3 )( 6 + 1 )=★

611 :森崎名無しさん:2015/09/30(水) 23:41:12 ID:???
★針妙丸→ドリブル 49 ( クラブJ )( 4 + 6 )=★

612 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/01(木) 00:11:30 ID:Jc954CfI
★針妙丸→ドリブル 49 ( ハートK )( 6 + 1 )+(進撃の小人+4)=60★
★てゐ→タックル 49 ( ダイヤ3 )( 6 + 1 )+(シロウサギチャージ+2)=58★*吹き飛び!
≧2→針妙丸、ドリブル突破。

針妙丸「はあっ!」

バシュッ! シュルルルルル……!

実況「再び出ました! 針妙丸選手の得意の立体機動ドリブル、『進撃の小人』!
全身をバネのようにしならせ、てゐ選手の周囲を高速でブンブン飛び回ります!
先ほどは鈴仙選手の前にやられてしまったこの技ですが〜〜……!?」

スカッ!

てゐ「ち、ちいっ……! 『シロウサギチャージ』を外しちゃった! あとちょっとだったのに……!」

針妙丸「駆逐してやる……一匹残らず……」

ビューーーン、ドガアアアアアアアアアアアアッ!!

てゐ「うっぎゃーーーっ!? じゅ、寿命が縮むーー!?」

実況「今回は決まりました!! 空高くから、てゐ選手の首筋を狙った慈悲無き踵落とし!
巨人の全身をも斬り裂くそれはてゐ選手の脊椎を確実に仕留めており、
流石のてゐ選手もあまりの痛みに吹き飛び悶絶している〜〜〜〜!?
なお、今のプレーはボール越しであったため反則ではありません」

中山「くそっ、ボール越しか! 直接脚が触れていたら反則だったのに!」

鈴仙「(サッカーの反則って、そんな判定方法だったっけ? なんか違うような……?
――いや、やめときましょ。私の勝手な予想で皆を混乱させたくないし……)」

613 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/01(木) 00:14:35 ID:Jc954CfI

慧音「――それよりも。……中山君、皆。危ないっ!
針妙丸のバックパスを受けた魔理沙が、ボールを霊夢に……!?」

バシュルルル……パシッ。

魔理沙「天子が意気込んで走ってるけど。……アイツの出番、無いかもしれないな」

霊夢「――そうね。だって、これ、最期かもしんないし。一発で抜かなきゃ、嫌な思い出になっちゃう」

 魔理沙「はは。それもそうだ。――じゃ、いくぞ」

              霊夢「うん。……ちゃんと私について来てね?」

    魔理沙「心配しなくても、死ぬまで付き纏ってやるぜ。――死ぬまではな」

                   霊夢「――そ。良かった。怨霊にでもなられたら、退治しなくちゃいけないし。面倒だもの」


            スッ……。           ―――スッ。サッ……!


          魔理沙「――霊夢っ!」             霊夢「――魔理沙っ!」

        バシュウウッ!        ――――パシッ。バシュウウウウウウッ!
         ――パシッ、バシュッ!            パシッ、バシュッ!


614 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/01(木) 00:15:50 ID:Jc954CfI

鈴仙「こ、これは……霊夢と魔理沙の息が合った連続ワンツー。
幻想郷きってのゴールデンコンビの連携プレー。……『東方コンビ』!!」

パスカル「――成程、確かに凄いパスワークだ。だがこれで分かった事があるな。
……F番(針妙丸)にサイドを突破させたのは要するに。
下がって来た俺と、中盤の要衝であるナカヤマを、パスカットで抜く為だったという事か!」

中山「――来るぞっ! 鈴仙さん、パスカル。手を貸してくれ!」

鈴仙「ええ!」 パスカル「おう!」

バッ! バババッ!

実況「針妙丸選手のドリブル突破から間髪入れず!
今度は霊夢選手と魔理沙選手が中盤をこじ開けに向かった〜〜!!
多くの博麗連合メンバーがルナティックスのバイタルエリアに飛び込んで行く中、
カットに向かえた中山選手、パスカル選手、鈴仙選手はここでカウンターに転ずる事ができるでしょうか〜!?」

霊夢・魔理沙「「――絶対に……抜く!」」


615 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/01(木) 00:16:51 ID:Jc954CfI
先着3名様で、

★霊夢→東方コンビ 57 (! card)(! dice + ! dice)=
 魔理沙→東方コンビ 52 (! card)(! dice + ! dice)=★
★鈴仙→パスカット 50 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 パスカル→パスカット 49 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
★中山→パスカット 53 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→霊夢と魔理沙、中盤を突破! そして……!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(アリスがフォロー)(中里がフォロー)(妹紅がフォロー)
≦−2→ルナティックスボールに。しかし……!?
【補足・補正・備考】
霊夢はスキル・博麗の巫女により、ダイスで2が出た場合数値を12、3が出た場合数値を11とします。
霊夢のスキル・博麗の巫女は中山・パスカル相手には通用せず、正規のダイス目を適用します。
鈴仙のマークがダイヤで「アキュラースペクトル(+2)」が発動します。
鈴仙のスキル・狂気の瞳は霊夢のスキル・空を飛ぶ程度の能力により無効化されます。
(※霊夢が判定に居る限り、他のキャラ(今回は魔理沙)に関しても、スキル・狂気の瞳は無効とします)
中山のマークがダイヤ・ハートで「クイックダッシュカット(+2)」が発動します。
中山はスキル・後天性ファンタジスタにより、ダイスが2の時数値を10、3の時9とします。

616 :森崎名無しさん:2015/10/01(木) 00:17:39 ID:???
★霊夢→東方コンビ 57 ( ダイヤ2 )( 2 + 2 )=
 魔理沙→東方コンビ 52 ( ダイヤ6 )( 6 + 4 )=★

617 :森崎名無しさん:2015/10/01(木) 00:17:41 ID:???
★霊夢→東方コンビ 57 ( ダイヤ5 )( 6 + 1 )=
 魔理沙→東方コンビ 52 ( ダイヤ5 )( 2 + 5 )=★

618 :森崎名無しさん:2015/10/01(木) 00:18:33 ID:???
★鈴仙→パスカット 50 ( クラブ10 )( 3 + 4 )+(人数補正+1)=
 パスカル→パスカット 49 ( クラブ2 )( 6 + 5 )+(人数補正+1)=★

619 :森崎名無しさん:2015/10/01(木) 00:20:17 ID:AJEuIYjg
★中山→パスカット 53 ( ハート4 )( 1 + 6 )+(人数補正+1)=★

620 :森崎名無しさん:2015/10/01(木) 00:20:46 ID:???
後詰めも来ていたし派手な混戦になってしまった

621 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/01(木) 00:35:51 ID:Jc954CfI
★霊夢→東方コンビ 57 ( ダイヤ2 )( 2 + 2 )=61
 魔理沙→東方コンビ 52 ( ダイヤ6 )( 6 + 4 )=62★
★鈴仙→パスカット 50 ( クラブ10 )( 3 + 4 )+(人数補正+1)=58
 パスカル→パスカット 49 ( クラブ2 )( 6 + 5 )+(人数補正+1)=61★*フラグ習得!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そしてアリスがフォロー

魔理沙「それっ、えいっ!」

バシッ、バシッ。

霊夢「あんたったら、ホントに楽しそうねぇ……」

バシッ、バシッ……!

魔理沙「えへへっ。何でも楽しむのが私のモットーだからな。――今まで随分と長い間、忘れていたけれど」

バシッ……!

霊夢「魔理沙……――って、しまった。蹴り損じた」

バシュッ……

鈴仙「(れ、霊夢が蹴り損じたぁ!? そんな河童が川で溺れたようなニュース、今まで聞いた事もないわよ!
――ま、それでも私は取れないんだけど……レベル高すぎて。いや、でも。この位置なら確かパスカル君が――!)」

パスカル「……感傷に浸っている所悪いが。それなら、弾くくらいは……!」

ビュンッ! バチイイッ……!

魔理沙「お、おーい、霊夢さーん! 何やってるんだぜ〜……」

霊夢「……わ、悪かったわね」

622 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/01(木) 00:37:03 ID:Jc954CfI
実況「霊夢選手と魔理沙選手! 超ハイレベルなワンツーでルナティックスの中盤を切り込みますが……!
それは途中でパスカル選手に遮られました!
ですがそのボールは後方に転がって、トップ下のアリス選手がフォロー。博麗連合、更なるチャンスを狙います!」

アリス「(このパスが決まれば、私にも友達が出来る筈よ!)
――食らいなさい、人形遣いの真髄を。……魔符・『アーティフルサクリファイス』!」

グワァァッ、バシュウウウウウウウウウウウウウッ、ギュルルルルル……!

中山「(博麗連合……。まるでカウンターをされても気にしません、と言わんばかりに中盤を上げているな。
これでは体感、3−3−4というか。もはや萃香さんと玄爺さんを残した、2−0−8に近い感覚だ……!
――森崎め。まさかお前が、自分以外の選手もオーバーラップさせるようになったとは思わなかったぞ)」

バァァッ!

実況「そしてそのアリス選手が、左サイドの端を際どく狙ったパスを放ちました!
それに食いつけるのは、中盤の底に陣取る中山選手だけだ!」

中山「悪いが、取らせて貰う!」

623 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/01(木) 00:38:26 ID:Jc954CfI
先着2名様で、

★アリス→アーティフルサクリファイス 54 (! card)(! dice + ! dice)=★
★中山→パスカット 53 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→針妙丸、パスキャッチ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(天子がフォロー)(妹紅がフォロー)(永琳と中里で競り合い)
≦−2→ルナティックスボールに。
【補足・補正・備考】
中山のマークがダイヤ・ハートで「クイックダッシュカット(+2)」が発動します。
中山はスキル・後天性ファンタジスタにより、ダイスが2の時数値を10、3の時9とします。


*パスカルがパスカットフラグを習得。次に11以上で勝った場合、フラグを回収します。

624 :森崎名無しさん:2015/10/01(木) 00:39:19 ID:???
中山が63で−1じゃないの?

625 :森崎名無しさん:2015/10/01(木) 00:39:24 ID:???
★アリス→アーティフルサクリファイス 54 ( ダイヤ5 )( 3 + 2 )=★

626 :森崎名無しさん:2015/10/01(木) 00:40:09 ID:???
★中山→パスカット 53 ( スペードK )( 5 + 3 )=★

627 :森崎名無しさん:2015/10/01(木) 00:41:29 ID:???
★中山→パスカット 53 ( クラブ8 )( 1 + 6 )=★

>>624さん
このスレは先にこぼれ球以上になった場合そっちが採用されます

628 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/01(木) 00:41:44 ID:Jc954CfI
>>624
すみません、MAX【守備側】と判定には書いてあったのでややこしいのですが、
このスレは本スレと違って上から判定を採用しています。(>>7参照)
そのため、これで合っています。

629 :森崎名無しさん:2015/10/01(木) 00:41:49 ID:???
中山さんフィギュアの売り上げアップ

630 :森崎名無しさん:2015/10/01(木) 00:45:23 ID:???
>アリス「(このパスが決まれば、私にも友達が出来る筈よ!)
エターナルぼっち確定

631 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/01(木) 00:50:39 ID:???
中山さんが見事パスカットに成功!
しかし博麗連合は半ばヤケクソで上がっているから、まだ分からないぞ!?
……と、いったところで今日の更新はここまでにします。
>>627さん、説明していただきありがとうございました。

>>629
そろそろ信仰を帯びて神的な何かになりそうですね…。>中山さんフィギュア
>>630
あれがフラグだったとは思いませんでしたw

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

632 :森崎名無しさん:2015/10/01(木) 00:51:17 ID:???
\アリス、私がいるじゃない!/

633 :森崎名無しさん:2015/10/01(木) 00:53:33 ID:???
アリスさんにもカッターナイフを装備した方がよさそうだな。
ただ彼氏持ちの妹がいない以上、本当に刺しそうだから
やっぱりやめた方がいい?

634 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/01(木) 23:42:40 ID:???
こんばんは、更新していきます。
>>632
上海人形かな?
>>633
アリスさんはめんどくさいだけできっと無害です(チャキらないとは言ってない)

635 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/01(木) 23:44:14 ID:???
★アリス→アーティフルサクリファイス 54 ( ダイヤ5 )( 3 + 2 )=★
★中山→パスカット 53 ( スペードK )( 5 + 3 )=★
≦−2→ルナティックスボールに。

バシュルルルルル……パーンッ!

中山「(高空で更に一段階ホップした! 只でさえ正確なパスなのに、これは厄介だ。
だが――)この程度、基礎が出来ていれば何も恐れる必要はないっ!」

バッ! ――バシッ。

アリス「わ、私の友情へのレインボーロードパスが!?」

実況「アリス選手、見事なパスでしたが、これは超一流の中山選手には及びません!
火薬を仕込んだ人形の如く、空中で跳ねるボールの軌道を読みきられトラップされてしまいます!
ですが、博麗連合の攻撃はこれで終わりでは無い!」

ダダダダダダッ……。

魔理沙「へへッ。アリスが時間を稼いでくれたお蔭で助かったぜ。これで心おきなく、タックルに行けるな!」

霊夢「……勝負よ。中山政男!」

実況「ボールをフォローした中山選手のすぐ近くには、
先ほどワンツー突破に失敗した霊夢選手と魔理沙選手が既に詰め寄っていた!
特に魔理沙選手は、幻想郷でもトップクラスのタックラーとも称されています!
だがしかし! これだけでは! これだけでは無いのです、博麗連合の刺客は!
すぐ後ろをご覧ください!」

636 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/01(木) 23:50:47 ID:???
タタタタタタッ……!

天子「追いついたわ。普通ならまだつかないような時間だったかしら?」

衣玖「お言葉ですが、総領娘様。別にそんな早くは無かったと思いますよ。
だって、ほら。私が総領娘様に追いつけてますし。その時点でお察しと言いますか」

天子「アンタは五月蠅いわね! 空気読みなさいよ、空気!
孔子だって言ってるでしょ。『其の位に在らざれば、其の政を謀らず』って。
――緋想の剣持ってない奴は内藤って意味よ!」

ダッ! ダダダダッ!

衣玖「(うむうむ。今ので天子様のM心……じゃなくて負けず嫌いに、良い感じに火を付けられたでしょうか。
我ながら空気を読んだ、ナイス行動ですね。――ところで内藤って誰でしょうか)」

実況「霊夢選手達に、大きくオーバーラップをしていた天子選手と衣玖選手の二人が、
間もなく合流しようとしています! 装備自慢を繰り返す一級の天人を後ろで支える竜宮の使い。
博麗連合の隠れた名コンビは果たして、中山選手の牙城を崩す事ができるのでしょうか!?」

中山「(――随分と無茶な勝負だ。だが……価値はある。敵のタレントを豪快に投げ捨てたこの勝負。
勝ってしまえば、実質的に3点目を奪ったと等しいからだ!)――いくぞっ!」

タッ……!

霊夢「……ボールキープね。良いわ。なら、受けて立とうじゃない!」

魔理沙「お前からボールを奪えば、正真正銘この私が主人公だよな!」

衣玖「私の仕事は人数合わせです。……ですが、そう思って油断しては、痺れてしまいますよ?」

天子「サッカーではSBだけど、リアルでは格ゲータイプなのよ、私は!」

637 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/01(木) 23:53:01 ID:???
ダッ、ザッ。……ズザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

実況「霊夢選手、魔理沙選手、衣玖選手、そして天子選手。
総勢4人に囲まれた中山選手は……ボールキープを試みようとしています! 果たしてどうなる〜〜!?」

先着3名様で、

★中山→ドリブル 53 (! card)(! dice + ! dice)=★
★魔理沙→タックル 53 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 霊夢→タックル 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★
★衣玖→タックル 48 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 天子→タックル 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)+(隠れMLV1+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→中山、ボールキープ成功。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(パスカルがフォロー)(針妙丸がフォロー)(小町がフォロー)
≦−2→博麗連合ボールに。

【補足・補正・備考】
中山のマークがダイヤの時、「フローディアンフェイント(+5)」が発動します。
中山のマークがハートの時、「バニッシュドリブル(+4、吹飛3)」が発動します。
中山のマークがスペードの時、「消えるフェイント(+4)」が発動します。
中山はスキル・後天性ファンタジスタによりダイスの合計が2の時数値を10、3の時数値を9とします。
魔理沙のマークがダイヤ・ハートの時、「スターダストレヴァリエ(+3、吹飛4)」が発動します。
霊夢のマークがダイヤ・ハートの時、「パスウェイジョンニードル(+3)」が発動します。
霊夢のスキル・博麗の巫女は中山相手には通用せず、正規のダイス目を適用します。
衣玖のマークがダイヤの時、「龍魚ドリル(+2、吹飛5)」が発動します。
天子のマークがダイヤ・ハートの時、「天地開闢プレス(+3、吹飛3)」が発動します。

638 :森崎名無しさん:2015/10/01(木) 23:53:56 ID:???
★中山→ドリブル 53 ( ハート8 )( 3 + 5 )=★

639 :森崎名無しさん:2015/10/01(木) 23:54:18 ID:???
★魔理沙→タックル 53 ( クラブ7 )( 3 + 3 )+(人数補正+2)=
 霊夢→タックル 52 ( ダイヤ5 )( 4 + 1 )+(人数補正+2)=★

640 :森崎名無しさん:2015/10/01(木) 23:55:58 ID:???
★衣玖→タックル 48 ( クラブ8 )( 2 + 2 )+(人数補正+2)=
 天子→タックル 52 ( スペード9 )( 5 + 1 )+(人数補正+2)+(隠れMLV1+1)=★

641 :森崎名無しさん:2015/10/01(木) 23:57:29 ID:???
魔理沙「クソマァー!」霊夢「クソマァー!」衣玖「クソマァー!」天子「クソマァー!」

この包囲網、本当に突破しちゃうんだ…

642 :森崎名無しさん:2015/10/01(木) 23:57:57 ID:???
全員吹っ飛び、1人怪我か、最高の引きだ

643 :森崎名無しさん:2015/10/01(木) 23:59:41 ID:???
霊夢「あんたら手抜きすぎ」
魔理沙「霊夢も技こそ出してるけどダイス低いぞ……」

644 :森崎名無しさん:2015/10/02(金) 00:01:07 ID:???
もう簡単に速攻でブースターシュートが撃てる、博打に負けて高すぎるリスクが襲いかかる
とりあえず中山さん人形買ってくる

645 :森崎名無しさん:2015/10/02(金) 00:17:38 ID:???
もう真実の友情出しても良いかな?
これ以上の好機まずないだろうし、森崎は超化してくると思うし

646 :森崎名無しさん:2015/10/02(金) 00:30:06 ID:???
あ、あれ?
なんであの守備にきつくとってもすぐにガンガン取りに来る
厄介なところあっさり勝ってるの?

647 :森崎名無しさん:2015/10/02(金) 00:31:37 ID:???
これも鈴仙って奴の仕業なんだ

648 :森崎名無しさん:2015/10/02(金) 00:34:41 ID:???
聖徳戦であれほど苦戦したのがウソのようだ

649 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/02(金) 00:51:16 ID:???
★中山→ドリブル 53 ( ハート8 )( 3 + 5 )+(バニッシュドリブル+4)=65★
★魔理沙→タックル 53 ( クラブ7 )( 3 + 3 )+(人数補正+2)=61*吹き飛び!
 霊夢→タックル 52 ( ダイヤ5 )( 4 + 1 )+(人数補正+2)+(パスウェイジョンニードル+3)=62★*吹き飛び!
★衣玖→タックル 48 ( クラブ8 )( 2 + 2 )+(人数補正+2)=54*吹き飛び&負傷!
 天子→タックル 52 ( スペード9 )( 5 + 1 )+(人数補正+2)+(隠れMLV1+1)=61★
≧2→中山、ボールキープ成功。

***

森崎「(そうだ。それで良い。中山だけはチームの持ち得る全力で当たるんだ。
アイツが相手となると、そうでもしないと勝てないからな)」

博麗連合でも選りすぐりの4人がこぞって中山へとタックルを仕掛けた時、森崎は満足気に頷いた。

森崎「(FWの人数を増やし、DFをオーバーラップさせる事で、
普通中盤で行われる筈の混戦をもっと前に持って行く。
そうすると万一失敗した時の失点リスクは恐ろしく高まるが、それ以上に嵌った時の得点チャンスが爆発的に増える。
その上、こうする事で――一番厄介な中山を、完璧に封殺する事ができる!)」

森崎が考えた策は単なる攻撃特化の布陣では無い。
サイド及び中盤底での争いを増やす事による、中山封じの意図も籠められていた。

森崎「(他の選手はそれぞれの弱点を突けば何とかなる。
あの八意永琳だけは厄介だが――そこは中里をマンマークさせる事で対処する。
そうして最小限にまで削ったリソースを、得点と対中山に集中させる!
どうだルナティックス。この俺が考えた一点特化の戦術は……!)」

それはセービングに特化し、オーバーラップからの攻撃に特化した、森崎らしい戦法だった。
要するに森崎は、自分のチームをも布陣を入れ替える事で、自分らしく塗り替えたのである。
一点特化の守備と、オーバーラップを活かした圧倒的な攻撃。
これは博打であるが、利を最大限にまで追求した、計算高い博打だった。

650 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/02(金) 00:52:42 ID:???
中山「(――森崎。お前は強い力を持ち、それを誇っていながら、全く驕らない。妥協をしない男だ!
だから攻撃においても守備においても、突き詰めると決めたら完璧に突き詰める。
不必要と判断したものは、何であっても容赦なく切り捨てる。だがな、森崎――)」

――そして、森崎のその企みの意図を理解していた中山は、
最も簡単な方法で森崎の計画を破綻させる事に成功した。

――スッ。 ……ブウウン。

魔理沙「き、消えた……のぜ?」

天子「急用を思い出したとか?」

霊夢「そんな筈は無い。ただの消えるフェイントよ!」

衣玖「空気の流れが変わった。これは……!?」


中山「(……俺はここまでの経験で学んだ。人間は。もしかしたら妖怪も。
完全に何かを切り捨てる事なんてできない。いや、切り捨てるべきものなんてどこにもない。
だから、全てを切り捨てた強さは一見鋭利で恐ろしいが――必ず、綻びが生じるのだと!)――うおおおおおっ!!」

651 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/02(金) 00:53:48 ID:???
シュンッ! バギイイイッ!

魔理沙「――ッ!?」

キインッ! バゴオオオッ!

霊夢「キャッ!?」

ギュンッ! ドガアアアアッ!

衣玖「……ぼ、暴力反対ー!?」

バビュンッ! ドゴオオオオッ!

天子「……こ、これで勝ったと思わないでよね!」

森崎「――なにィ?」

博麗連合屈指のタックル力を持つ魔理沙や天子がアッサリと吹き飛ばされ、森崎は始めてこの状況の異様さを認識した。
中山は一歩も動かず、軸足とキックコントロールを活かした
消えるフェイントと強引なボールキープを組み合わせた大技――『バニッシュドリブル』を使い、
続く霊夢と衣玖を含めた4人を簡単に吹き飛ばしたのだ。

中里「そ。そんな……! 信じられんでゴザる!」

永琳「(先の4人の実力は間違い無く幻想郷……いえ、世界的にもトップクラス。
だけど、あまりの超攻撃的布陣への慣れは乏しく、どうしても浮足立った所もあった。
中山君は、そこを活かして不動のボールキープでいなしたのね)」

小町「ええーっ。せっかくやる気が出て来たのに。あたいの出番はまた延期かい?」

針妙丸「な、なんで霊夢が負けてるのー!?」

652 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/02(金) 00:58:45 ID:???
ほぼ完璧に近い守備が破られて、常勝の象徴たる巫女はフィールドに跪く。
その光景のあまりの異様さに、まず観客席よりもフィールドの選手たちが慌てふためいた。
そしてそこから遅れて、状況を認識した観客の声が爆発した。

実況「え……ええ〜! 中山選手、博麗連合のほぼベストメンバーによるタックル攻撃を……。
ほぼ動かずに、完璧に防いでしまいました!! こ、これは……信じられません!
しかしもっと信じられないのは、これで博麗連合には残り萃香選手と玄爺選手2名にしか、
守備の手が残されていないという事実です! ルナティックス、得点への大大チャンスだ〜!」

観客「――ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!????」
「な、何が起こっているんだ…?」「お、おい。博麗連合、全然自陣に人が居ないけど」「まさか、もう3点目…?」


鈴仙「(……う、うそっ!? アレに勝っちゃうの、中山さん!?
――って、私が慌ててどうするのよ。今は兎に角チャンスなんだから。
もはやボールカットに向かえる選手も、右サイドの中里、中央のアリスさん、そして左サイドの針妙丸程しかいないんだし。
今は前半の15分。ここはバイタルエリアまで、どうやってボールを運んで貰おうかしら?)」

A:「中山さん、そのままドリブルで中央突破よ!」
B:「中山さん、左サイドのてゐにパスよ!」
C:「中山さん、右サイドの師匠にパスよ!」
D:「私に持ってこい! このまま私が颯爽と中央をドリブル突破するから!」(鈴仙のドリブル:53)
E:「これもう勝ったわね……。よし、今の内に森崎に向かってお尻ペンペンで挑発よ!!」
F:その他 自由選択枠

鈴仙のガッツ:590/980

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

653 :森崎名無しさん:2015/10/02(金) 01:00:46 ID:TpmxHOsU
A

654 :森崎名無しさん:2015/10/02(金) 01:01:53 ID:tvQ4M+ak
A

655 :森崎名無しさん:2015/10/02(金) 01:02:15 ID:HXeytwyo


656 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/02(金) 01:02:44 ID:???
……と、いったところで今日の更新はここまでです。
>>641-648
零れ球位は全然あり得ると思ってましたが、ここで完勝するのはちょっと予想外でした(汗)
森崎の視点で見ると悪夢みたいな試合だと思います。

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

657 :森崎名無しさん:2015/10/02(金) 02:09:55 ID:???
やはりこの時期の森崎は大敗をする運命なんだろうな。
パルメイラスの時もカードの力で戦略が理不尽に叩き潰された。
敵ボールになったらオーバーラップして流れを無理矢理変えてほしいかな...


658 :森崎名無しさん:2015/10/02(金) 02:42:00 ID:???
森崎板にはなんか準決勝の方が苦戦したり良い勝負になるという謎のジンクスがあっての
まあこんな事言って油断してるとあっさり巻き返されるかも知れんが

659 :森崎名無しさん:2015/10/02(金) 13:35:21 ID:???
一応残りの障害は前に行ったように固いGKだけだな
DFもかたいから困る

・・・なんか3点目余裕で行けそう感じだけど

660 :森崎名無しさん:2015/10/02(金) 14:14:18 ID:???
油断なく容赦なく息の根止めてやれ

661 :森崎名無しさん:2015/10/02(金) 21:08:53 ID:???
三点目取れたら寝釈迦を決めながら鳥カゴで凌辱しつくしてくれるわ〜!

662 :森崎名無しさん:2015/10/02(金) 23:46:29 ID:???
バニッシュドリブル使った後はデスドリブルで行こう、バニシュデス

663 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/03(土) 00:59:58 ID:???
こんばんは、今日はほんの少しになりますが更新再開します。
>>657
森崎の作戦も悪くなかった筈ですが、このままだと失策っぽく見えてしまいますね…。
>>659
一応数値差的には五分五分くらいだと思いますが、これまでの流れを見るとそうは思えないですよねw
>>662
バニッシュドリブルの時点で、消えるというより消すって感じのイメージですね。中山さん怖い。

664 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/03(土) 01:01:44 ID:???
A:「中山さん、そのままドリブルで中央突破よ!」

鈴仙「乗っている時は流れに乗る! 中山さん、そのままドリブルで中央突破よ!」

中山「……よし。それならやってみるか!」

ダッ!

実況「中山選手、博麗連合の凄まじい攻勢を切り抜け更にドリブルで突破する!
この獅子奮迅の大活躍を止める者は、果たして居るのでしょうか!」

アリス「(わ、私のパスが失敗したせいで、こんな事になったんじゃあ……?
――や、ヤバイわ! このまま失点で敗北となると、間違い無く私は村八分にされる!
ここは反則してでも、さらばサッカーしてでも止めなくちゃ……!?)――そ、そこは通さないわ!」

ダッ、ズザアアアアアアアアアアアッ!

実況「いや……ここで、中盤でフォロワーに徹していたアリス選手が立ちはだかりました!
普段の都会派でクールな態度を崩してでも、チームのために泥臭くタックルに向かいます!」

中山「――言葉は要らない。ぬくっ!」

ダッ! タタタタタッ!

665 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/03(土) 01:03:06 ID:O/Ro7dmg
先着2名様で、

★中山→ドリブル 53 (! card)(! dice + ! dice)=★
★アリス→タックル 49 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→中山、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(パスカルがフォロー)(中里がフォロー)(小町がフォロー)
≦−2→博麗連合ボールに。

【補足・補正・備考】
中山のマークがダイヤの時、「フローディアンフェイント(+5)」が発動します。
中山のマークがハートの時、「バニッシュドリブル(+4、吹飛3)」が発動します。
中山のマークがスペードの時、「消えるフェイント(+4)」が発動します。
中山はスキル・後天性ファンタジスタによりダイスの合計が2の時数値を10、3の時数値を9とします。

666 :森崎名無しさん:2015/10/03(土) 01:04:38 ID:???
★中山→ドリブル 53 ( クラブ9 )( 1 + 4 )=★

667 :森崎名無しさん:2015/10/03(土) 01:05:12 ID:???
★アリス→タックル 49 ( クラブ5 )( 2 + 5 )=★

668 :森崎名無しさん:2015/10/03(土) 01:05:15 ID:???
★アリス→タックル 49 ( クラブ5 )( 6 + 6 )=★

669 :森崎名無しさん:2015/10/03(土) 01:06:29 ID:???
自分でもそうする、余裕でレッドでもそうする

670 :森崎名無しさん:2015/10/03(土) 01:07:23 ID:???
これは作れないどころか距離おかれるな
反則多いな
カウンターだし流してくれりゃいいけど

671 :森崎名無しさん:2015/10/03(土) 01:08:48 ID:???
レッド→ロッカールームでぼっちの刑
とはいっても、審判がまともなら絶対流すだろうけど、後でカレー券のプレゼントつきで

672 :森崎名無しさん:2015/10/03(土) 01:11:31 ID:???
紫「これは凶器の瞳で狂わせた鈴仙の仕業よ!」

673 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/03(土) 01:21:04 ID:O/Ro7dmg
★中山→ドリブル 53 ( クラブ9 )( 1 + 4 )=58★
★アリス→タックル 49 ( クラブ5 )( 2 + 5 )=56★
≧2→中山、ドリブル突破。 ……の筈がアリスの反則!?

中山「(泥臭いタックルには、直線的な突破で対応だ!)」

アリス「(こんな事、本当は死んでもしたくないんだけど……)……え、えーいっ!」

ダッ! ズザアアアアアッ! ――ガシイィィッ!

中山「ぐっ……!(彼女。無理やり当てて来たか。だがこうしたラフプレイに慣れていないのは明白!
この程度の軽い当たりならば……!)」

グルンッ! バシイイッ! ――シュパァァァァッ!

実況「中山選手、アリス選手と激突!
ですが中山選手は倒れながらも無理やり上体をひっくり返し、そのままボールキープを続けています!
今のプレーは恐らくは反則ですが、今はルナティックスのカウンター中でもあります。
審判、ここはアドバンテージを取るでしょうか? それとも……!?」

審判「―――!」

先着1名様で、

★審判の判断→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→ダイヤ+玄爺「とうとう キーガン 互換でもある、ワシの本気を出す時が来たようですな」
ダイヤ→審判「(今のプレーは明らかに反則だ。プレーが止まった際、反則を取るか)」
ハート・スペード→審判「(今のプレーは怪しいが、負傷はないし、故意でもなさそうだ。ここは流すか)」
クラブ→審判「(いや、ここはプレーを止めるべきだ)」

674 :森崎名無しさん:2015/10/03(土) 01:22:02 ID:???
★審判の判断→ ダイヤ5

675 :森崎名無しさん:2015/10/03(土) 01:23:05 ID:???
カレー券 present for you

676 :森崎名無しさん:2015/10/03(土) 01:24:09 ID:???
おじいちゃん、それ何にも変わらないよ

677 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/03(土) 01:24:31 ID:???
プレーは止まらず、アリスさんは後で反則判定!
……と、なったところで今日の更新はここまでにします。
玄爺がキーガンさん互換なのは何となくしっくり来る気がしますねw
>>672
目から包丁とか飛び出してそうですね…>凶器の瞳

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

678 :森崎名無しさん:2015/10/03(土) 01:30:58 ID:???
やっぱり玄爺はギルガメと交代するしかないか…

679 :森崎名無しさん:2015/10/03(土) 01:34:32 ID:???
ボール「アリス キミハマチガッテイルヨ ナカヤマガ タダシイヨ」

とうとうボールにも友達になってもらえなかったアリスでしたとさ

680 :森崎名無しさん:2015/10/03(土) 01:39:07 ID:???
キーガンさんは強いから・・・
カルロスのミラージュ止めたから・・・

681 :森崎名無しさん:2015/10/03(土) 02:04:15 ID:???
乙です

アリスさん有言実行の反則からのダイヤと引きがマッチしすぎ……
すごく優勢だけど逆の状態もあったと考えるとやっぱり流れって怖い
さっさと止めと得点王を決めてしまいたいところ

★鈴仙→真実の友情 67 ( クラブA )+( 1 + 1 )=69★
★萃香→ブロック 52 ( ダイヤ10 )+( 1 + 1 )+(人数補正+1)+(三歩壊廃+11)=66*減衰!
 玄爺→ブロック  49 ( JOKER )+( 1 + 1 )(*JOKERよりダイヤ15)+(人数補正+1)+(ヘビーブロック+6)=71★

≦−2→博麗連合ボールに。

ミラージュを止めたキーガンさん互換ってこうですか、分かりたくありません。

682 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/03(土) 23:19:47 ID:???
こんばんは、今日も更新していきます。
>>679
今のプレーは間違ってましたね…
>>680
ストラットのメガロゾーンとかは止められませんでしたね…
>>681
乙ありがとうございます。これから鈴仙がピンゾロ出すかもしれないから…(震え声)
折角の決勝ですし、博麗連合的にも全然攻められてない(1本もシュート撃ててない)ので、
3点差になってももうちょっとは普通に続けたいと思っています。
というかピンゾロVS6ゾロorジョーカーじゃないと真実の友情に勝てないんですね、玄爺さん……

683 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/03(土) 23:21:23 ID:???
★審判の判断→ ダイヤ5 ★
ダイヤ→審判「(今のプレーは明らかに反則だ。プレーが止まった際、反則を取るか)」

審判「……(今のプレーは明らかに反則だ。しかし、ここでプレーを止めると試合の趨勢が大きく変わる。
ここは流して、プレーが止まった際に反則を取るべきか)」

実況「審判は、ここでは笛を吹きません! プレーが止まった時に反則を取るのか、
それとも重大性・悪質性は少ないと考え、純粋に流したのかは分かりませんが、
とにかく結果として、ルナティックスのチャンスタイムはまだまだ継続です!」

森崎「あ、アリスの奴。あんな中途半端な事しやがって……!
友達欲しさに焦ってやったのが見え見えなのは良いとして、やるならもっと徹底的にやれよ……!?
――いや、中山には負傷をして欲しくは無いが。でもよぉ……?」

萃香「――森崎。どうするのさ。お前さんの策が完全に間違ってたとは私は思わない。
しかし、幾ら偶然でも不運でも、アンタは策の失敗によるリスクを支払わなきゃいけないよ。
……勿論、私も全力で抵抗はさせて貰うけどね」

森崎「チッ、分かっているさ。一応――本当の一応ではあるが、こうした事態については想定済みさ。
前線の奴らが、もうちょっと粘ってくれる前提ではあったがな」

中山が無慈悲にも突進していく様子を見て、森崎は苦々しくも毒づいた。
かつて負傷して再起不能と思われていた親友がこうして再起したのは嬉しいが、
勝利主義者の森崎にとって、今の中山の存在は嬉しさ余って憎さ百倍だった。

森崎「(……このまま行けば、間違い無くあの『インビジブルデューパー』。
もしかしたら準決勝で聖徳ホウリューズ相手に披露したという、『真実の友情』が俺の下に飛んで来る。
アレが来たら、玄爺は勿論、幾ら萃香さんが全力を出そうが、非常に分が悪い!)」

684 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/03(土) 23:23:27 ID:???
だから、森崎は判断し決心した。
今から自分に飛んで来るシュートは、全力を超える全力を出さないと、
――あるいは出したとしても――自分を上回る速度とスピードで、容赦なく蹂躙しにかかる。
敵を凌辱する事はサッカーにおける楽しみの一つであるが、自分が凌辱される事は死んでも御免だ。

ゴオオッ……!

森崎「(あいつらはもう信用ならん。――俺が止めるしかない。俺が……どんな手を使ってでも!)」

鈴仙というふざけた格好の女が、その取り巻きらしいウサギ達が、
そして自分の策を真正面から破る、頼もしくも憎らしい親友が、
森崎と萃香、そして玄爺の潜むペナルティエリアへと接近してくる。
その姿を見て、森崎は一言そう呪詛めいた風に呟きながら、闘志を爆発させ――。

         超モリサキ「――そう何度も、抜かれて、たまるか………!!」

                     ゴオオオオッ……!!


685 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/03(土) 23:25:29 ID:O/Ro7dmg
鈴仙「(――も、森崎の周辺の波長が変わった。いや……増えた!
気質はそのままに、ひたすら鋭く、早く、そして強くなった!
さっきまでも勿論、超一流に相応しい雰囲気を醸していたけれど、
この大ピンチでとうとう本気を出して来た――みたいな感じかしら)」

てゐ「――鈴仙。今ならいけるよ、『インビジブルデューパー』!」

佳歩「鈴仙さま。もし良ければ、私も仲間に入れてください。私も大丈夫です!」

超モリサキが前半にして最大のクライマックスを前に全力を解放したと同時に、
鈴仙とてゐ、そして佳歩も今や、自身の全力――『インビジブルデューパー』や『真実の友情』を
満足に放てる状況を得た。博麗連合のDFは今や2名。精々がフリーにさせない程度の動きしか出来ず、
てゐや佳歩はおろか、鈴仙のボールキープにすら抵抗出来る選手が存在しない。
そして後ろには中山がボールを持って控えている。

鈴仙「(これは本当に。本当の本当にまたとない得点のチャンス!
ゴールキーパーの森崎は全力を出して、やっぱり高い壁ではあるんだろうけど。
それでも、今の私達なら――充分に打ち破れる力がある! ここは……!!)」

A:――勝負をつける。『インビジブルデューパー』だ!(威力:65)250×2消費
B:――全力全壊、佳歩を交えて『真実の友情』だ!(威力:67)250×3消費
C:ここは敢えて、中山さんにそのままドリブル突破させる!
D:ここは敢えて、てゐにドリブル突破させ奇襲を狙う!
E:その他 自由選択枠 マインドエクスプロージョンやラビットテイルを撃ちたい場合はこちらで

鈴仙のガッツ:590/980

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

686 :森崎名無しさん:2015/10/03(土) 23:26:05 ID:4ZK39L8U
B

687 :森崎名無しさん:2015/10/03(土) 23:26:06 ID:fI+dHrIY
B いくぞー!

688 :森崎名無しさん:2015/10/03(土) 23:26:17 ID:DJ9uUm22
B

689 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/04(日) 00:00:06 ID:62WsjysQ
B:――全力全壊、佳歩を交えて『真実の友情』だ!(威力:67)250×3消費

鈴仙「(森崎は全力でセービングに向かっている。
だからきっと、私とてゐの『インビジブルデューパー』でも、勝負は不利かもしれない。
だけど――今の私は一人じゃないし、てゐとの二人でも無い。私には他にも、信頼できる仲間がいる!)
てゐ、それと……佳歩! 行きましょう! ここは三人でゴールを決めるのよ!! ……中山さん、てゐにお願い!」

中山「(――行くのか、鈴仙さん。俺としては鈴仙さんにも森崎にも、どっちにも勝って欲しいが。
それでも、敢えて言おうか)分かった。……必ず勝てよ、鈴仙さん。
森崎を倒せるのは、君しか――いや、君達しかいない!」

バシュウウッ!

実況「中山選手、中盤上がり目の位置から左サイド側へとパス!
天子選手と衣玖選手が戻り切れていない為、このパスは安全に通ります! そして〜〜……!?」

           てゐ「(随分と呆気ない勝負になる……の、かねぇ)ありがと、中山君。
              ――さ。それじゃあ……準備は良いかな? 鈴仙。それと佳歩」

                 鈴仙・佳歩「勿論、大丈夫よ(です)!!」

      鈴仙と佳歩は一寸違わぬ動作でオーバーに頷くと、揃ってペナルティエリアへと駆けだした。
         萃香と玄爺は互いに腰を落として真っ直ぐ前方を見据えた。ブロックの体勢だ。

     超モリサキ「どうやら三人でおいでなすったか。色々と楽しい曲芸を練習していたようだが。
            ――何が真実の友情だ! そんな慣れ合いのお遊戯に、俺の努力が否定されて堪るか!」

                バアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!

       超モリサキは小柄な全身をバネのように縮ませ、その反動で銃弾の如く跳んだ。
    その速度はおよそ人間離れしており、成程これならば鬼のシュートすら封じられそうである。

690 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/04(日) 00:01:41 ID:62WsjysQ
              しかし、鈴仙達はこれを見ても全く躊躇しなかった。
      それだけ、てゐは鈴仙のキックコントロールの正確さを、鈴仙は佳歩の献身を、
       そして佳歩は二人が持てる全力を出すという事を信じ切っていたからだ。

           てゐ「――なんか、ヘンな感じだよ。こういうのって苦手だと思ってたけど。
               いざ自分がこんな立場に居ると、なんか、結構楽しいんだ」

              ―――バシュンッ! ギュン、ギュン、ギュン、ギュン……!
     
     鈴仙「一人だと、怖くて逃げ出していたかもしれない。二人でも、一緒になって縮こまっていたかもしれない。
        だけど、三人いれば、どんなに固い壁だって、恐ろしい敵だって、勇気を持って立ち向かえる!」
     
          グワアアアアアアアアアアアアッ、バシイイイイイイイイイイイイイイイッ!
       ギュォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!

      佳歩「鈴仙さま、佳歩さま。――森崎さん! 私達……きっと、負けません………!!」

     バシッ!―――ギュウウウウッ!  グィイイイイッ……ン!! ギュンギュンギュンギュンッ!!
          ズッゴォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!

            てゐが放ち、鈴仙が蹴り出したボールを、佳歩は更に捻じ曲げる。
     そうして放たれた幾何学模様のシュートを更に押し込もうと、鈴仙は前転の体勢でボールへと向かう。
       森崎はそんな鈴仙ごと、シュートを止めようとしていた。二人の目が合ったその刹那。
                     ――二人は同時にこう言い放った。

691 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/04(日) 00:03:11 ID:62WsjysQ

鈴仙「サッカーは無慈悲な戦争じゃない。――行くわよ、外界の少年。これが私達の友情よ!」

            超モリサキ「サッカーは友情じゃない、戦争だ。――来いよ、幻想の少女共。俺が戦争を教えてやる!」


先着3名様で、
★鈴仙→『真実の友情』 67 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★萃香→ブロック 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 玄爺→ブロック 49 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★
★超モリサキ→がんばりセービング・改 66 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(永琳がフォロー)(中里がフォロー)(森崎がフォロー)
≦−2→博麗連合ボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→鈴仙達の『真実の友情』が博麗連合ゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(永琳がフォロー)(ルナティックスのコーナーキック)(中里がフォロー)
≦−2→博麗連合ボールに。
【補足・補正・備考】
鈴仙のスートと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳LV3により敵の数値が−2されます。
萃香のマークがダイヤで、「四天王奥義・三歩壊廃(+11、350消費、成功時敵シュート撃ち返し)」が発動します。
萃香のマークがハート・スペードで「ミッシングパープルパワー」(+6、150消費)が発動します。
萃香はスキル・鬼の四天王により鈴仙のスキル・狂気の瞳を無効化します。
玄爺のマークがダイヤで「ヘビーブロック」(+6、150消費)が発動します。
玄爺のマークがハートで「パワーブロック」(+4、100消費)が発動します。

692 :森崎名無しさん:2015/10/04(日) 00:03:53 ID:vyAU24nI
★鈴仙→『真実の友情』 67 ( ハート9 )( 3 + 4 )=★

693 :森崎名無しさん:2015/10/04(日) 00:05:35 ID:???
★萃香→ブロック 51 ( ダイヤ2 )( 6 + 6 )+(人数補正+2)=
 玄爺→ブロック 49 ( スペード4 )( 1 + 1 )+(人数補正+2)=★

694 :森崎名無しさん:2015/10/04(日) 00:06:30 ID:???
なにィ!?

695 :森崎名無しさん:2015/10/04(日) 00:07:03 ID:???
★超モリサキ→がんばりセービング・改 66 ( ダイヤ2 )( 2 + 6 )=★

696 :森崎名無しさん:2015/10/04(日) 00:07:15 ID:???
★超モリサキ→がんばりセービング・改 66 ( ハート8 )( 4 + 2 )=★

697 :森崎名無しさん:2015/10/04(日) 00:08:44 ID:???
こらあかんで…!

698 :森崎名無しさん:2015/10/04(日) 00:09:07 ID:???
カグヤ カグヤ カグヤ カグヤ カグロットォォーーーーーーーーッ!!
ドールマン「カグヤのどこかにあたってくれ〜〜っ!」

699 :森崎名無しさん:2015/10/04(日) 00:09:25 ID:???
人数補正おかしくない?

700 :森崎名無しさん:2015/10/04(日) 00:10:17 ID:???
人数補正って二人のとき+2だっけ?

701 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/04(日) 00:19:28 ID:62WsjysQ
すみません、人数補正については+1のミスです。
で、本スレではカウンターシュートは2差以上で発動としているため、
打ち返しはなく、超モリサキがフォローとなります。失礼いたしました。


702 :森崎名無しさん:2015/10/04(日) 00:20:17 ID:???
でもクロスカウンターで失点の予感

703 :森崎名無しさん:2015/10/04(日) 00:20:44 ID:???
ぎりぎりセーフ。

704 :森崎名無しさん:2015/10/04(日) 00:22:46 ID:???
鈴仙が疲れてきてるし勝負はわからなくなってきた
せめて森崎を削れれば残りのメンバーの滅多打ちで攻略できたんだが

705 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/04(日) 01:03:29 ID:62WsjysQ
★鈴仙→『真実の友情』 67 ( ハート9 )( 3 + 4 )=74★
★萃香→ブロック 51 ( ダイヤ2 )( 6 + 6 )+(人数補正+1)+(三歩壊廃+11)=75
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして超モリサキがフォロー

鈴仙達と森崎との矜持を掛けた決戦。
試合の展開上もしかしたら実質的な最終対決ともなりかねないこの戦いに際して、
――博麗連合にも、森崎を助ける為動いた者が居た。

ゴ  オ  ッ! ――バギュウウウウウウウウウウン………!

鈴仙達が放った白い閃光と、森崎が放つ金色の閃光。
その間に青い稲妻が二度走り、シュートの勢いは完全に止まった。
本来放たれる筈であった三度目の閃光はあと僅かの所でボールを外したが、
それでも周囲はそのあまりにスケールの大きい出来事に目を丸くして沈黙した。

萃香「ここで決められちゃ、私が森崎にウソを付かせる事になっちゃうからね。
――森崎よ。私はあんたが大会MVPと最優秀ゴールキーパーと得点王とアシスト王を
総ナメするっていう約束、ま〜だ忘れてないんだからね?」

――そのシュートを止めたのは、博麗連合の誇る小さな鋼鉄の巨人。
普段見慣れぬポジションであるDFを務めるも、
先日の準決勝戦でも鮮烈なカウンターシュートを放ち活躍した伊吹萃香だった。
小柄であるにも関わらず、まさしく巨人の如き大声で彼女はそう笑いながら、
止まったボールを後方の超モリサキに流した。

超モリサキ「……前言撤回だ。やっぱり持つべき者は頼れる仲間だよな、うんうん」

鈴仙「ちょ、調子の良いヤツ。なんか、真面目に戦おうとした私がバカみたいじゃないの……!」

鬼からも気に入られているらしい勝気な少年は、ボールをトラップして訳知り顔で頷く。
そこに先程までの鬼気迫る表情は無く、再びかつての傲慢な笑顔を取り戻していた。
その立ち直りの速さを見て、鈴仙は呆れると共に、森崎の憮然とした態度に怒りすら覚えそうだった。

706 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/04(日) 01:05:02 ID:62WsjysQ
実況「これは凄い! 博麗連合の絶対絶命のピンチを、CBの伊吹萃香選手が
完全に防いでみせました! いえ……本来はむしろゴールまで打ち返すべき技である
『四天王奥義「三歩壊廃」』の性質を考えれば失敗かもしれませんが、
それでも、ここで3点目が決まらなかった事はあまりにも、あまりにも大きい!
これで博麗連合に、再び逆転の芽が生まれました〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
「す、すげえ。すげえ試合だよ……」「萃香さーん! カッコいいー!」「うどんちゃん達も頑張ったよ…!」

パスカル「く、くそっ。てゐと佳歩とレイセンの全員がシュートの反動で身動きが取れない。
エイリンさんはナカザトがマークしている。そして何より、博麗連合のメンバーが再び下がりながら、
中盤から前線の守備を組み立て直している! 何にせよ、一旦仕切り直しか……!」

中山「(――だが。森崎がこれだけで安心してくれるだろうか。
森崎はこういう綱渡りな局面でこそ、博打的な突進を好む傾向がある。
いや、ただ突進してくれるだけならば、俺やパスカルが連携して止められる分楽なんだが。
……悪巧みの天才でもある森崎の事だ。単なるオーバーラップはしてこないだろう。……たぶん)」

超モリサキ「(萃香さんの活躍であって、俺の活躍では無いってのがシャクだが。
それでも、観客の奴らも俺達に目を向け始めたみたいだな。
さーて。今まで散々苛立たせてくれた分、ルナティックスには仕返しをしてやりたい所だが……)」

――そして、超モリサキは早速幸運にも得たボールを持ちながら、生き生きとした表情で様々な策を考えていた。
様々な案が脳内で生まれては消えて行く中、超モリサキは最終的に、こうした策を選んだ。

707 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/04(日) 01:06:22 ID:62WsjysQ
先着1名様で、

★超モリサキの判断→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→ハート・スペード+超モリサキ「いやー良かった良かった。んじゃ、寝るとするか」
ダイヤ7以上→超モリサキ「こういう時こそ攻めるべきだな。オーバーラップだ!」
ダイヤ6以下・ハート・スペード→超モリサキ「天子の奴が戻りかけているな。パスを出してやるか」
クラブ→ハート・スペード+超モリサキ「(そうだ。折角オーバーラップをするなら……)」

708 :森崎名無しさん:2015/10/04(日) 01:06:51 ID:???
★超モリサキの判断→ スペード3

709 :森崎名無しさん:2015/10/04(日) 01:06:58 ID:???
★超モリサキの判断→ スペード4
おやすみ

710 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/04(日) 01:19:42 ID:62WsjysQ
★超モリサキの判断→ スペード3 ★
ダイヤ6以下・ハート・スペード→超モリサキ「天子の奴が戻りかけているな。パスを出してやるか」

天子「よし、結構戻って来れたわね。……衣玖、大丈夫? ちょっと怪我してない?」

衣玖「私の事はお気になさらず、総領娘様。しっかり後で治療手当と療養休暇は貰いますので」

タタタタタッ……。

超モリサキ「(お? 天子の奴が戻りかけてるな)」

ここで超モリサキは、本来左サイドバックである筈の天子がゴール前付近に戻りつつある事に気付いた。
そして都合の良い事に、本来そこを守るべきである筈のてゐが上がり目の位置におり、
更にはシュートを撃った直後であるため、守備が一段薄い状態となっていた。
よって、超モリサキはここを起点に攻めを構築していこうと判断した。

超モリサキ「(普通の奴ならここで大きく前に蹴り出したりする所だが、俺は違う。
今の状態での俺のパスは、並みのゲームメイカーのパスにも匹敵する!
本来はサイドアウトが怖いところだが、こういう厳しいコースでも――)それっ、天子。
そのまま吹っ飛ばされてるだけじゃ嫌だろ? もういっちょ暴れてこーい!」

バシュウンッ!

中山「しまった。これはフィード……というよりは、パスか!」

パスカル「てゐはシュートを撃ったばかりでカットに行けない。
ナカヤマより少し前にいた俺なら――追いつくかもしれん! 行ってみる!」

タタタタッ……!

711 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/04(日) 01:21:26 ID:62WsjysQ
超モリサキ「(よしよし。予想通り中山はカットにまでは来れないな。
パスカルの奴は、健気にも左サイドに走ってはいるが……。
――果たしてお前に、この俺様のパスがカット出来るかな?)」

パスカル「(とてもGKとは思えないパスだ。でも、幸運でも良い。
取れれば再び得点へのチャンスが生まれる。――ここは取るんだ!)」

バァァッ!

先着2名様で、

★超モリサキ→パス 54 (! card)(! dice + ! dice)=★
★パスカル→パスカット 49 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→天子、パスキャッチ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(博麗連合のスローイン)(衣玖がフォロー)(中山がフォロー)
≦−2→ルナティックスボールに。
【補足・補正・備考】
なし。

712 :森崎名無しさん:2015/10/04(日) 01:22:18 ID:???
★超モリサキ→パス 54 ( クラブ10 )( 3 + 3 )=★

713 :森崎名無しさん:2015/10/04(日) 01:22:38 ID:???
★パスカル→パスカット 49 ( ハート10 )( 1 + 6 )=★

714 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/04(日) 01:25:37 ID:???
天子にパスが通り、博麗連合の反撃が始まる!?
……と、言ったところで今日の更新はここまでにします。
森崎が止めてくれる可能性にはある程度期待していましたが、
ここで萃香さんが活躍するのはかなり意外でした(汗)

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

715 :森崎名無しさん:2015/10/04(日) 12:05:47 ID:???
乙です

輝夜「イナバしくじったわね。えっと魔理沙で三点、霊夢で二点、小人と天人と死神で一点ずつだから……こっちが勝つには」
輝夜「九点でいい。イナバ後七点取らないと勝ちはないと思いなさい!」キリッ

慧音「九点要求するキーパーとはどうなのだ……?」

716 :森崎名無しさん:2015/10/04(日) 18:05:05 ID:d1VYNt0w
7回も吹き飛ばされてもよいとは相当なドMですな姫様www
あ、あと小鬼のカウンターシュートがあるから8回か、
初代シュート破壊力測定器様は伊達ではないwwwww

717 :森崎名無しさん:2015/10/04(日) 22:58:44 ID:???
マズイ
流れが非常にマズイ
大技使って盛大に外したからもっとまずい

718 :森崎名無しさん:2015/10/04(日) 23:03:39 ID:???
こういうときこそサポーターの声援で流れを逆に押し返そう カグロットォォーーーーーーーーッ!!

719 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/04(日) 23:23:22 ID:???
こんばんは、更新再開します。
>>715-716
今の姫様の守備なら大丈夫です…たぶん。
魔理沙のファイナルスパークや霊夢の一対一とかはちょっと厳しいかもですが、
それ以外はそこまで悪い勝負では無いと思います。


720 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/04(日) 23:25:26 ID:???
★超モリサキ→パス 54 ( クラブ10 )( 3 + 3 )=60★
★パスカル→パスカット 49 ( ハート10 )( 1 + 6 )=56★
≧2→天子、パスキャッチ。

バシュウウウッ……

パスカル「駄目だ、届かない!」

パシッ!

天子「ふふん。漸くこの私の封印がとけられる時が来たようね!」

ダダダダッ!

実況「森崎選手の鋭いパスは、パスカル選手をも追い越し左サイドへ!
そして天子選手は当然の権利と言わんばかりにカカッとオーバーラップを始めます!」

衣玖「(ボールキープで試合を落ち着ける、という選択肢は無いんですね……。
まあ。これまでの展開に苛立っておりましたから、ある意味予想通りでしたが。
私は……負傷を心配してくれる空気はどこにも無いですし、このまま後方で控えていましょうか)」

スッ……。

721 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/04(日) 23:29:15 ID:62WsjysQ
アリス「天子。貴女がボールを持ちすぎるのは良くないわ。
ここは一旦、私に預けて針妙丸や小町を使ってゲームメイクを――」

天子「何か言ったかしら? 私のログには何も無いけれど!」

アリス「……そ、そう(む、無視された……!?
友達が出来ないどころか、とうとう苛めのターゲットにまでなってしまったの、私……!?)」

魔理沙「(そこはもっと押せよ、アリス……。なんであんな天子の奴なんかに気を遣ってるんだ?
――ま、いいか。私は私で、楽しくシュートチャンスを伺うだけだぜ!)」

タッ、タタタッ……!

鈴仙「(――まずいわね。中山さんに上がってて、てゐが戻り切れない状況。
放っておいたら天子がこのままシュートレンジに入ってしまう!
そして、タックルに向かえるのは……妹紅と、頑張れば慧音さん位しか居なさそう。
反面、博麗連合は4トップを活かして、中盤からゴール前に掛けて豪華な布陣を早速敷いちゃってるし……。
――どうしよう。ここはDF陣に対して、どんな風に指示を出したら良いのかしら?)」

A:「妹紅、天子へタックルに向かって!」
B:「妹紅、慧音さん。二人で天子へタックルに向かって!」
C:「皆、4人掛かりで天子へタックルに向かって!」
D:「皆、フリーにさせない程度でペナルティエリアを固めてシュートに備えて!」
E:「姫様、ここで一発ギャグです! バカウケギャグで博麗連合をズッコケさせましょう!」
F:その他 自由選択枠

鈴仙のガッツ:340/980

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

722 :森崎名無しさん:2015/10/04(日) 23:32:04 ID:vyAU24nI
B

723 :森崎名無しさん:2015/10/04(日) 23:32:07 ID:Ha0iFU2Q
A

724 :森崎名無しさん:2015/10/04(日) 23:34:47 ID:O9Um8tpE


725 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/04(日) 23:52:19 ID:62WsjysQ
A:「妹紅、天子へタックルに向かって!」

鈴仙「(博麗連合の豪華な攻撃陣を考えると、このまま好きに突破させる訳には行かない!)
――妹紅、天子にタックルに向かって!」

妹紅「鈴仙……。ああ、分かった。やってみるよ!」

ダッ、タタタタッ……。

実況「天子選手の怒涛のオーバーラップに、左サイド側のDFである妹紅選手が対抗します!
大チャンスから一転、大ピンチに追い詰められた永遠亭ルナティックス!
ここで何とか、博麗連合に傾きかけた流れを止める事ができるでしょうか〜〜!?」

妹紅「(彼女……やはりと言うべきか、ドリブルでの突破力も、かなり高い!
ここは全力以上のプレーを出さないと、やられる……!!)」

天子「へえ。あんたはどうやら、この私の強さを分かっているみたいじゃない。長生きするわよ?」

妹紅「生憎と、あんたよりも長生きさ。だけど、ただ単に老いさばらえてる訳じゃないよ!」

タッ、ダダダダッ! ……ズザアアアアアアアアアアアアアアアッ!

726 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/04(日) 23:54:11 ID:62WsjysQ
先着2名様で、

★天子→ドリブル 52 (! card)(! dice + ! dice)+(隠れMLV1+1)=★
★妹紅→タックル 49 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→天子、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(針妙丸がフォロー)(アリスがフォロー)(慧音がフォロー)
≦−2→ルナティックスボールに。

【補足・補正・備考】
天子のマークがダイヤの時、「勇気凛々の剣(+4、吹飛2)」が発動します。
天子のマークがハートの時、「強引なドリブル(+2、吹飛2)」が発動します。
妹紅のマークがダイヤで「正直者の死(+2、発動時妹紅には敵必殺ドリブル無効)」が発動します。
妹紅はスキル・蓬莱人により絶対に負傷しません。

727 :森崎名無しさん:2015/10/04(日) 23:55:03 ID:???
★天子→ドリブル 52 ( スペード10 )( 6 + 4 )+(隠れMLV1+1)=★

728 :森崎名無しさん:2015/10/04(日) 23:55:17 ID:???
★天子→ドリブル 52 ( クラブ2 )( 5 + 2 )+(隠れMLV1+1)=★

729 :森崎名無しさん:2015/10/04(日) 23:55:23 ID:???
★妹紅→タックル 49 ( ダイヤ10 )( 3 + 4 )=★

730 :森崎名無しさん:2015/10/04(日) 23:58:44 ID:???
あ、これヤバいわ

731 :森崎名無しさん:2015/10/04(日) 23:58:52 ID:???
これで突破力C?

732 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/05(月) 00:23:29 ID:yAvNMPLk
★天子→ドリブル 52 ( スペード10 )( 6 + 4 )+(隠れMLV1+1)=63★
★妹紅→タックル 49 ( ダイヤ10 )( 3 + 4 )+(正直者の死+2)=58★
≧2→天子、ドリブル突破。

天子「そりゃーーっ!」

ダダッ!

妹紅「ぐっ……! 力強いだけじゃなく、意外にすばしっこいな!」

実況「妹紅選手の勢い溢れるフェイントタックル――『正直者の死』をなんとジャンプで飛び越え、
天子選手はそのままバイタルエリアに入ります!」

天子「ふふふ。天はどうやら、私達に味方しているようね! まあ、そういう私が天的な存在なんだけど!」

慧音「(不味いな……。比那名居天子は恐らくここで必殺のシュートを放つだろう。
そして、これを完璧に取れなければ、得点時まで絶え間なく、シュートラッシュが続く!
――ブロックに行けるのは私とつかさ。霞はフォロワーになって貰うしかない。……厳しい状況だ)」

観客「ワアアアアアアアアアアアア!」「カグヤ カグヤ カグヤ カグヤ」

輝夜「(アレ? これってもしかして……止めないとヤバくない? 
観客席がちょっとだけ。ちょっとだけだけど、浮足立って来たような、そうじゃないような……?)」

733 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/05(月) 00:27:34 ID:yAvNMPLk
針妙丸「がんばってね、天人さん! 私もねじ込みを狙っちゃうんだから!」

タッ!

小町「あたいも、こっちに来たときは……ポストプレイでも狙ってみようかねぇ」

タタタッ……!

天子「何言ってるのよ。さっそうと駆け上がったこの私が、確実にゴールを決めてやるんだから。
それに、これだけに人や天や地が騒がしいんだもの。今日のシュートは特別に決まってる」

実況「博麗連合、このチャンスを逃すまいと、針妙丸選手、小町選手。
そこから少し離れて魔理沙選手がねじ込みに向かっております!
霊夢選手とアリス選手は、シュート失敗時に備えてやや下がり目!
そんな中、天子選手が大きくその右脚を振り上げました! これは〜〜!?」

      ブウンッ、ザクッ! ゴオオオオオオオオオオオオオオオッ………!
――グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア……ッ!!

     天子「このスタジアムに萃まる数万の気質よ、弾けて混ざって緋くなれ!
          喰らいなさい、これが私の――『全人類の緋想天』よ!」

          グワアアアアアアアアアアアアアアアアッ……!
      バッ、ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!
       バギュウッ、ビイイイイイイイイイイイイイイイイイ…………ン!

実況「これは……やはり出ました! 天子選手の必殺技、『全人類の緋想天』だ〜〜〜!!!!!」

734 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/05(月) 00:29:39 ID:yAvNMPLk
☆どのセービングをしてもらいますか?
 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

A:たすけてえーりん!(セーブ力に固定で+8されます)150消費
必殺キャッチです。1/4で「(えーりんが)とめる!」(+3)が発動します。
成功時獲得カリスマポイント:0

B:パンチング(セーブ力に固定で+4されます)80消費
ボールを弾きます。勝利しても自陣深くにボールが残ることが多いです。
1/4で「ブリリアントドラゴンバレッタ(+2)」が発動します。
成功時獲得カリスマポイント:1

C:キャッチング(セーブ力に固定で+2されます)40消費
ボールを掴みます。成功率が低い分、勝利時はこちらにより有利な判定となります。
成功時獲得カリスマポイント:3

D:カリスマセーブ(セーブ力に固定で+0されます)40消費
カリスマにワンハンドキャッチします。属性はキャッチと同じですが、成功したらカリスマ度が急上昇します。
また、JOKERが出た場合は数値差に限らず強制勝利となります。
成功時獲得カリスマポイント:5(失敗時でも+1)

E:ライフスプリングインフィニティ(セーブしません)100消費
輝夜が何か凄いオーラを発します。基本的には何も起きませんが2/13(+JOKER)でシュートを防ぎます。
吹き飛び判定はなく、ポスト判定は存在します。絶体絶命の時に一か八かで。
成功時獲得カリスマポイント:4

*ここでの「成功時」とは、こぼれ球以上の結果を指します。ポストの場合は成功とはみなしません。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
輝夜セーブ力:53
天子の『全人類の緋想天』の威力:60+(隠れMLV1+1)
輝夜のガッツ:730/730
輝夜のカリスマポイント:2/10(ポイントが溜まると難題が解放され、輝夜がパワーアップします。現在:LV2)

735 :森崎名無しさん:2015/10/05(月) 00:30:14 ID:Ga2VvHGE
A カグヤのどこかにあたってくれ〜〜っ!

736 :森崎名無しさん:2015/10/05(月) 00:30:35 ID:ITAqBSMg
A

737 :森崎名無しさん:2015/10/05(月) 00:30:46 ID:wWFBuXLw
A

738 :森崎名無しさん:2015/10/05(月) 00:30:50 ID:b2NgYQQk
A

739 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/05(月) 00:37:47 ID:yAvNMPLk
A:たすけてえーりん!(セーブ力に固定で+8されます)150消費

輝夜「(……まあまあの威力のシュートね。こりゃ全力を出すしかないか)
……たすけて、えーーーーーーーーーーーーーりーーーーーーーんっ!?」

バアアアアアッ!

実況「輝夜選手、いつも通りの絶叫を前に大ジャンプ! シュートに必死に食らいつきます!
前半17分、決まれば試合が大きく傾くこの大チャンスを、果たして天子選手はモノにする事ができるのでしょうか!?」

天子「モノにするんじゃない、モノにしてしまっているのが天人よ。良く覚えておきなさい!」

霞「(――比那名居天子さんのシュート力……60、いや、61ポイント。
魔理沙さんのファイナルスパークには劣るけれど、他のチームのエースストライカーに匹敵する代物です!
つかさちゃん、慧音さん、姫様。私もフォローを頑張りますから……止めてください!)」

740 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/05(月) 00:40:24 ID:yAvNMPLk
先着3名様で、

★天子→全人類の緋想天 60 ( ! card )( ! dice + ! dice )+(隠れMLV1+1)=★
★つかさ→ブロック 50 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 慧音→ブロック 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
★輝夜→たすけてえーりん! 61 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−MAX【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(魔理沙がねじこみ)(小町がフォロー)(霞がフォロー)
≦−2→ルナティックスボールに。

【シューター】−【キーパー】
≧2→天子の『全人類の緋想天』がルナティックスゴールを突き破る!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(針妙丸がねじこみ)(小町がフォロー)(霞がフォロー)
≦−2→ルナティックスボールに。
【補足・補正・備考】
天子の「全人類の緋想天」には吹飛係数2があります。
つかさのマークがダイヤで、「ソウルブロック(+8、250消費)」が発動します。
つかさのマークがダイヤで、「顔面ブロック(+6、150消費)」が発動します。
慧音のマークがダイヤで「三種の神器 鏡(+4、100消費)」が発動します。
輝夜のマークがダイヤで、「(えーりんが)とめる!(+3)」が発動します。
輝夜はスキル・蓬莱人により絶対に負傷しません。

741 :森崎名無しさん:2015/10/05(月) 00:41:54 ID:???
★天子→全人類の緋想天 60 ( クラブ3 )( 3 + 3 )+(隠れMLV1+1)=★

742 :森崎名無しさん:2015/10/05(月) 00:42:13 ID:???
★つかさ→ブロック 50 ( クラブA )( 6 + 1 )+(人数補正+1)=
 慧音→ブロック 51 ( ハート4 )( 5 + 3 )+(人数補正+1)=★

743 :森崎名無しさん:2015/10/05(月) 00:42:16 ID:???
★つかさ→ブロック 50 ( スペードJ )( 5 + 2 )+(人数補正+1)=
 慧音→ブロック 51 ( クラブ4 )( 5 + 1 )+(人数補正+1)=★

744 :森崎名無しさん:2015/10/05(月) 00:42:18 ID:???
★つかさ→ブロック 50 ( ダイヤ4 )( 5 + 5 )+(人数補正+1)=
 慧音→ブロック 51 ( JOKER )( 2 + 5 )+(人数補正+1)=★

745 :森崎名無しさん:2015/10/05(月) 00:43:58 ID:???
★輝夜→たすけてえーりん! 61 ( スペード6 )( 3 + 4 )=★

746 :森崎名無しさん:2015/10/05(月) 00:44:11 ID:???
★輝夜→たすけてえーりん! 61 ( クラブA )( 3 + 4 )=★


747 :森崎名無しさん:2015/10/05(月) 00:45:44 ID:???
霞フォローか
すぐにクリアには判定がいるだろうしバランス崩しの間にもう一発飛んでくることは覚悟すべきだろうな
あとディケイドはなぜか必殺出せないね。なんか地底戦行こう全く活躍してるイメージがない

748 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/05(月) 00:56:52 ID:yAvNMPLk
霞がフォロー、しかし危機はまだ続くぞ!
……と、いったところで今日の更新はここまでです。
>>731
試合前の評価は、具体的な数値基準は無くこちらで決めている事もあり、多少のブレが存在します。
天子はパス力・パス意識が低いため低めの評価としましたが、ドリブル一点だけはそこそこ強い設定でした。
>>747
1/4発動は出ないものとして考えた方が気が楽かもですね(遠い目)
私的には、地底戦が特別引きに恵まれてたようなイメージです。





749 :森崎名無しさん:2015/10/05(月) 19:48:06 ID:???
乙です

萃香「そうそう、1/4は出ないと思った方がいいよ。カウンターシュートはロマン技」

ブロックは高補正技を持ってる人がそれを引き当てて、初めて勝負できる感じだから仕方ないですね
かと言って任意発動にしたら強すぎてキーパー食うorあっというまにガッツ切れ
その弊害でブロック覚醒がなかなかできない
次藤や中山さんもブロック覚醒したことはたぶんなかったはず

霞「尋常に勝負です! パスで。ドリブルはノーサンキュー」

750 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/05(月) 23:25:20 ID:yAvNMPLk
こんばんは、更新します。
>>749
乙ありがとうございます。萃香さんのやつさっそく失念してました(汗)
ブロッカーはどうしても不遇になりがちですね…。
霞のドリブルも案外捨てたものじゃないので、場合によってはパスより良い勝負が出来たりもします。

751 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/05(月) 23:26:49 ID:yAvNMPLk
★天子→全人類の緋想天 60 ( クラブ3 )( 3 + 3 )+(隠れMLV1+1)=67★
★つかさ→ブロック 50 ( クラブA )( 6 + 1 )+(人数補正+1)=68*吹き飛び!
 慧音→ブロック 51 ( ハート4 )( 5 + 3 )+(人数補正+1)=60★*吹き飛び!
★輝夜→たすけてえーりん! 61 ( スペード6 )( 3 + 4 )=68★
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして霞がフォローあ

天子が放った『全人類の緋想天』は、単なる強烈なパワーシュートではない。
スタジアムに萃まる様々な人間、妖怪、妖精……その他諸々がそれぞれ持つ気質を一点に集中させ、
それを純粋なエネルギーの束として打ち放つという性質があった。
加えて、それを媒介する「緋想の剣」には相手の気質を見極めその弱点を選定する能力がある。
つまり――。

ゴオオオオオッ……! ドガアアッ! ドガバゴオオッ!

慧音「うっ……!」

つかさ「が、『顔面ブロック』を出す暇もありませんでした……!」

永遠亭ルナティックスのDF――慧音とつかさは、このシュートに何ら太刀打ちできなかった。
本来ならば充分弾くか、そうでなくとも威力を減衰させる程度の実力を持つ彼女達は、
その本来の力の半分も出せずじまいに、緋色に渦巻くエネルギーの渦に巻き込まれていった。

天子「――このシュートは強いだけじゃなくて。敵DFの苦手なコースや取り辛い速度。
それら全てを完璧に突いた状態で、打ち放たれてるって事よ。
本当に強い奴は強さを口で説明しない。口で説明する位なら、私は牙を剥くでしょうね。
……私、必殺シュートで威力61とか普通に出すし!!」

衣玖「(さっそく口で説明してるじゃないですか……)」

752 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/05(月) 23:28:00 ID:yAvNMPLk
――が。天子がこうして口で説明をしたからか、それとも単なる打ち損じか。
このシュートは完璧には威力を出し切れていなかった。
ゴールをぶち抜くよりも早く、萃まった気質は勢いを一段と落とし、
それは永琳の助けを借りた輝夜が利用するには充分だった。

輝夜「どおっせーい! それ言ったら私だって必殺セーブで61くらい出すわーい!」

バァァァッ……バチイイッ! ポーン、ポン、ポン……。

実況「輝夜選手ナイスセーブ! 博麗連合第一発目のシュートは、辛うじてではありますが、
それでも弾いて前方へ流す事に成功しました。そしてボールは霞選手がフォロー!」

霞「姫様、ありがとうございます!(でも……状況はまだ厳しい。
今すぐ前にクリアをするにも、今回の攻撃に参加しなかった霊夢さんがプレッシャーを掛けている。
霊夢さんを相手に、クリアを成功させる確率は……およそ10%未満! それだったら、むしろ……)」

永琳「……そろそろ、退屈になって来たわね」

中里「何をおっしゃる。拙者はいつ何時、貴殿に首を落とされるのか、ハラハラしているのでゴザるが」

霞「(右サイドでマークをされてる、永琳様にボールを渡そうとして見る方が、勝率は高い!
それでも多分、勝率は33.4%程度だろうけど……でも、ここは賭けるしかない!)
――お、お師匠様! これを……受け取ってください!」

グワァァッ!

霞「ピンポイントパスです!」

バシュウウウッ! ギュウウウウウウウウウウン!

753 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/05(月) 23:29:44 ID:yAvNMPLk
実況「あ〜っと! 霞選手もここでパサーとしての意地を見せた!
ボールはクリアせず、そのまま人の薄い右サイドへとグラウンダーのパス!
ですがこれに追いつけるのは、恐らくパスの受け手であろう永琳選手。
そして、その永琳選手をマークしている中里選手以外おりません!」

中里「むう。斯様な所で奪われてたまるか!」

バッ! シュンッ!

実況「そして中里選手、忍者を想起させる素晴らしい動きで、
この永琳選手へのパスへと全速力で向かっていきます!
果たして、ルナティックスはここに勝利し、長引きそうな泥沼を越えられるか〜!?」

先着2名様で、

★霞→ピンポイントパス 51 (! card)(! dice + ! dice)=★
★中里→パスカット 51 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→永琳、パスキャッチ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(慧音がフォロー)(アリスがフォロー)(霊夢がフォロー)
≦−2→博麗連合ボールに。
【補足・補正・備考】
中里のマークがダイヤの時、「韋駄天の術(+3)」が発動します。
中里のマークがハート・スペードの時、「縮地法(+2)」が発動します。

754 :森崎名無しさん:2015/10/05(月) 23:30:13 ID:???
★霞→ピンポイントパス 51 ( クラブ2 )( 6 + 4 )=★

755 :森崎名無しさん:2015/10/05(月) 23:30:19 ID:???
★霞→ピンポイントパス 51 ( ダイヤ4 )( 2 + 1 )=★

756 :森崎名無しさん:2015/10/05(月) 23:33:02 ID:???
★中里→パスカット 51 ( ダイヤA )( 5 + 5 )=★

757 :森崎名無しさん:2015/10/05(月) 23:34:06 ID:???
前のスレの242でBが選ばれたはずなのに…これも鈴仙の仕業か

758 :森崎名無しさん:2015/10/05(月) 23:43:05 ID:???
見返してみると
49で、パスを選んで+2で素の値が51
ピンポイントパスが+2で53でしょうか?

まあそうだとしても霊夢がフォローで大ピンチには変わり無さそうですけど

759 :森崎名無しさん:2015/10/05(月) 23:44:12 ID:???
いや霊夢がフォローなら中山がきっと間に合うはず

760 :森崎名無しさん:2015/10/06(火) 00:02:42 ID:???
>>757参加者の意見を反映させるためにもう一度試合をやり直しましょう!

761 :森崎名無しさん:2015/10/06(火) 00:03:25 ID:???
君は何を言ってるんだ

762 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/06(火) 00:14:56 ID:???
>>757-759
すみません、霞の能力値アップを反映させていなかったようです。
正しくは53で合っているので、結果で反映させます。
ただ、霊夢は比較的前目でボールを得ているため、中山さんが即タックル可…にはなりません。
それでも戻って来る時間はあったでしょうから、フォローには充分参加可能です。







763 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/06(火) 00:33:57 ID:w9p0TU06
★霞→ピンポイントパス 53 ( クラブ2 )( 6 + 4 )=63★
★中里→パスカット 51 ( ダイヤA )( 5 + 5 )+(韋駄天の術+3)=64★
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして霊夢がフォロー

バシュウウッ……!

中里「確かにこれは正確で厄介なパスでゴザる。だが、――速さでは、まだ拙者の方が上ナリ!」

――ギュンッ! バチイッ!

霞「あっ……! あと少しだったのに!」

実況「霞選手の放った、永琳選手への『ピンポイントパス』は僅かの所で中里選手が弾きます!
ボールは再び前方、ルナティックスゴール側へと流れて行き、博麗連合側の優勢は変わりません!」

中山「(今のパスの動き、そして狙いは悪く無かった。純粋に、中里が実力者であっただけか。
だがお蔭で時間が稼げた。このまま後少し走れば、少なくともフォローには回れる!
……とはいえ。)」

――スッ。 パシッ。

霊夢「……取ったわ」

妹紅「ちぇっ。霊夢に取られてしまったか(――中山さんやパスカル君が戻って来てくれたようだけど、
もう遅いか。敵はこういう事を見越して、霊夢を敢えて、FW的な位置に置いたのかもね)」

慧音「なんとか体勢は立て直したが……。
ペナルティエリア付近には魔理沙が。ペナルティエリア内には死神と小人が、相変わらず詰めて来ている。
もう一度、このシュート攻勢を凌ぎきる必要があるという事か!」

つかさ「それでも、中山さん達が戻ってらっしゃった分、先ほどよりは楽です。頑張りましょう!」

764 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/06(火) 00:36:50 ID:w9p0TU06

実況「……博麗連合の優勢を証明するかのように、中里選手に弾かれたボールは、
バイタルエリアから一歩だけ下がっていた霊夢選手がしっかりとフォローしました!
霊夢選手、このまま得点に向けてじりじりと上がり、このまま1点を狙おうと躍起になっております!」

魔理沙「霊夢! お前は何だかんだで結構バテてる筈だけど。私はまだ全然元気だ! だから、私に――」

霊夢「(――魔理沙。そうね……確かにルナティックスの中盤は今、戻りつつあるけれど。
その一方で魔理沙へのグラウンダーのパスを撃つ分には、影響は殆ど無い筈。
だからここは、魔理沙の「ファイナルスパーク」に期待するのが、戦略的には最善でありそうだけど――)」

先着1名様で、

★霊夢の判断→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→超モリサキ「来い、俺に持ってこい!」霊夢「……なんであんたがPA内に居るのよ!?」
ダイヤ→霊夢「ううん。ここは私が撃って牽制する。神霊――『夢想封印』!」
ハート・スペード→霊夢「魔理沙、……お願い。「ファイナルスパーク」で決めて!」
クラブ→霊夢「ドリブルで一対一を狙うわ。その方が確実に点を奪える筈よ」

765 :森崎名無しさん:2015/10/06(火) 00:37:57 ID:???
★霊夢の判断→ スペード4

766 :森崎名無しさん:2015/10/06(火) 00:39:16 ID:???
カグヤ カグヤ カグヤ カグヤ カグロットォォーーーーーーーーッ!!

767 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/06(火) 00:46:27 ID:???
霊夢は魔理沙にパス。そしてとうとう繰り出されるファイナルスパーク!
……と、言ったところで中途半端ですが、今日の更新はここまでにします。
>>766
次回はカグヤファンが大活躍します(たぶんうそ)

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

768 :森崎名無しさん:2015/10/06(火) 00:48:04 ID:???
けーね つかさ けーね つかさ カホロットォォォーッ!

769 :森崎名無しさん:2015/10/06(火) 01:31:56 ID:???
魔理沙の足が...熟れたトマトのような足が...
 は じ け た ! ! (フライング)
乙でした

770 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/07(水) 00:28:01 ID:Ec6Jaiqs
こんばんは、今日は帰りが遅かったので、ちょっとだけ更新します。
>>768
流石にカホロットは今回活躍しませんね…w
>>769
ネタバレすると、まだ大丈夫です。
乙ありがとうございます。


771 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/07(水) 00:29:11 ID:Ec6Jaiqs
★霊夢の判断→ スペード4 ★
ハート・スペード→霊夢「魔理沙、……お願い。「ファイナルスパーク」で決めて!」

霊夢「……」

霊夢はこの時、迷っていた。
純真な顔でパスを要求する自分の相棒に、果たして本当にボールを渡して良いのか。
それが彼女の破滅に繋がると知っていても、またそれが彼女の夢であると知っていても、
霊夢の脚は一旦止まってしまっていた。

中山「(霊夢さんが動きを止めた。このままなら、タックルに行けるか!?)」

タタタタッ……!

魔理沙「お、おい。霊夢! どうしたんだよ。迷ってる暇は無いってば!」

そうする間にも、中山は霊夢の元へと下がりつつあった。
先程は攻撃の為に中盤上がり目の位置にまで上がっていた中山だったが、
天子のオーバーラップから霞のパス。そして霊夢のフォローとまで来れば充分に余裕は出来ていた。

霊夢「(この試合は単なる退屈な大会の、退屈な決勝戦じゃない。
紫が言うに、この試合は幻想郷の秩序を、理を安定させる為に組まれた壮大な異変解決の儀式。
だったら、私はどんな手を使ってでも、成功させなくてはいけない。
……だから、魔理沙の脚がどうなろうが知ったこっちゃない。私は勝てればそれで良い。それだけの筈なのに)」

しかし霊夢はまだ躊躇いを見せていた。
それは幻想郷の秩序を守る博麗の巫女として、これまで数多の人妖を屠って来た彼女らしからぬ行為だった。
――が、結論から言うと最後には霊夢はボールを蹴り出した。

772 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/07(水) 00:31:04 ID:Ec6Jaiqs

バシッ……。

霊夢「魔理沙、……お願い。『ファイナルスパーク』で、決めて……!」

純粋に勝率を計算し、また、魔理沙の脚も後数回の『ファイナルスパーク』なら耐えるだろうと考えての、
冷徹な打算だったとこの時の霊夢は思った。友人の望みを叶えてあげた気持ちは毛頭なかった。
それが真実であるかは置いておいて、とにかく魔理沙にボールが渡った。

ざわっ……!

歓声すらも忘れて息を飲み騒然と見守る観客席。
彼らは先の試合で数度放たれた『ファイナルスパーク』の威力を知っていた故に、恐怖していた。
あれはただのシュートでは無いと、当事者でない赤の他人連中ですら何となく感じていた。

魔理沙「(――そうだよ。この頭を撃ち抜かれたような幸福感。
一人だけど、一人じゃない。私には、私を分かってくれる仲間が居る。
私には、私を尊重してくれる親友が居る! そう思えるこの快感……!
これこそが。霊夢と並び立って、最強のチームを作る今こそが! ……やっぱり、私の夢だったんだ!)」

魔法使いになりたい。弾幕ごっこが上手くなりたい。世界の真理を解き明かしたい。
様々なお宝を手に入れたい。外の世界を探検してみたい。自宅の店を立派にしたい。
霧雨魔理沙は様々な夢を持ち、多くの欲望を持ち合わせる少女だった。
しかし、今の彼女は気付いていた。この色々な自分の夢は全部同じ。一つの原始的な欲求から来ていると思った。

魔理沙「(私は――結局、誰かに……霊夢に。認められて欲しかったのかもしれないな。今みたいにさ)」

773 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/07(水) 00:32:10 ID:Ec6Jaiqs
         ――グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ……!!

        そして魔理沙は思考を中断し、その右脚を大きく乱暴に振り上げた。
  年頃の少女らしからぬそのワイルドな姿勢に、観客席の一部は別の意味で唾を飲んだ。

                  慧音「まずいっ、来る……!!」

    つかさ「ブロッカーは私達2人だけ、ですか。――心細いけれど、ガッツで行きます!」

       魔理沙「安心しな。2人でも3人でも4人でも。……何人いても同じだからな」

                     つかさ「なっ……!!」

          ――ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ……!!

  魔理沙の静かな挑発に対するつかさの反論は、直後に響いた大きな風切り声により遮られた。
        人間では物理的に不可能な、音速を越えたボールへのインパクト。
  普通の魔法使いである彼女は、それを幾重にも重ねた努力と蛮勇で、現実のものとしていた。

          ……オオオオオオオオオオオオオオオオオオオ………ッ!!

                 輝夜「…………これ、取れるの?」

     観客「カグヤ カグヤ カグヤ カグヤ……!」(←静かに盛り上がる何かへの期待)

        輝夜は思わずあんぐりと口を開けていた。風を巻き込み、大地を揺るがし、
        そして海をも二つに割らんと振り落される魔理沙の脚は、白く輝いていた。
     どこまでも純粋で、どこまでも危ういその光に、輝夜もファン達も目を奪われていた。

774 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/07(水) 00:36:00 ID:Ec6Jaiqs

           霞「(シュート力61……62……63……64……! け、計測不能!
     魔理沙さんのこのシュートは少なくとも、鈴仙さまの『インビジブルデューパー』と互角……!
         姫様が無事ゴールを守られる確率は、えっと……。に、25%以下……!?)」

  中山「(凄い。一人でこんな大技を創るなんて。まるで森崎を女にしたみたいな奴だな、霧雨魔理沙という少女は!
       これは俄然、彼女にも興味が湧いて来た。……ああ、どうして俺はここでブロックに行けないんだ!)」

      周囲の選手達も、既にこれから放たれるであろう奇跡的なシュートに夢中になっていた。
           それだけに、このシュートは――このシュートを編み出した魔理沙は――
         美しく気高く、そして危うい少女だと、誰もが自然にそう思わざるを得なかった。
  そしてシュートが放たれる直前。魔理沙は、最後にスタジアム全体に響き渡るような大きな声で、こう宣言した。


             魔理沙「遊びなんかじゃない。サッカーは……私の夢だ!!」


        バッ……ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!
    バギュウウウウウウウウウウウンッ! ドギュルルルルルルルルルルルルルルルルルッ……!
            ―――カッ!  チュドゴーーーーーーーーーーーーーーンッ!
           ビイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ………ンン!!
            ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド…!!


775 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/07(水) 00:38:01 ID:Ec6Jaiqs
☆どのセービングをしてもらいますか?
 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

A:たすけてえーりん!(セーブ力に固定で+8されます)150消費
必殺キャッチです。1/4で「(えーりんが)とめる!」(+3)が発動します。
成功時獲得カリスマポイント:0

B:パンチング(セーブ力に固定で+4されます)80消費
ボールを弾きます。勝利しても自陣深くにボールが残ることが多いです。
1/4で「ブリリアントドラゴンバレッタ(+2)」が発動します。
成功時獲得カリスマポイント:1

C:キャッチング(セーブ力に固定で+2されます)40消費
ボールを掴みます。成功率が低い分、勝利時はこちらにより有利な判定となります。
成功時獲得カリスマポイント:3

D:カリスマセーブ(セーブ力に固定で+0されます)40消費
カリスマにワンハンドキャッチします。属性はキャッチと同じですが、成功したらカリスマ度が急上昇します。
また、JOKERが出た場合は数値差に限らず強制勝利となります。
成功時獲得カリスマポイント:5(失敗時でも+1)

E:ライフスプリングインフィニティ(セーブしません)100消費
輝夜が何か凄いオーラを発します。基本的には何も起きませんが2/13(+JOKER)でシュートを防ぎます。
吹き飛び判定はなく、ポスト判定は存在します。絶体絶命の時に一か八かで。
成功時獲得カリスマポイント:4

*ここでの「成功時」とは、こぼれ球以上の結果を指します。ポストの場合は成功とはみなしません。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
輝夜セーブ力:53
魔理沙の『ファイナルスパーク』の威力:65
輝夜のガッツ:580/730
輝夜のカリスマポイント:2/10(ポイントが溜まると難題が解放され、輝夜がパワーアップします。現在:LV2)

776 :森崎名無しさん:2015/10/07(水) 00:38:30 ID:91DbuRbg
A

777 :森崎名無しさん:2015/10/07(水) 00:39:05 ID:IXJ5BNwg


778 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/07(水) 00:40:04 ID:Ec6Jaiqs
A:たすけてえーりん!(セーブ力に固定で+8されます)150消費

先着3名様で、

★魔理沙→ファイナルスパーク 65 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★つかさ→ブロック 50 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 慧音→ブロック 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
★輝夜→たすけてえーりん! 61 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(針妙丸がねじこみ)(小町と妹紅で競り合い)(中山がフォロー)
≦−2→ルナティックスボールに。

【シューター】−【キーパー】
≧2→魔理沙の『ファイナルスパーク』がルナティックスゴールを消し去る!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(針妙丸がねじこみ)(小町がねじ込み)(中山がフォロー)
≦−2→ルナティックスボールに。
【補足・補正・備考】
魔理沙の「ファイナルスパーク」には吹飛係数1があります。
つかさのマークがダイヤで、「ソウルブロック(+8、250消費)」が発動します。
つかさのマークがダイヤで、「顔面ブロック(+6、150消費)」が発動します。
慧音のマークがダイヤで「三種の神器 鏡(+4、100消費)」が発動します。
輝夜のマークがダイヤで、「(えーりんが)とめる!(+3)」が発動します。
輝夜はスキル・蓬莱人により絶対に負傷しません。

779 :森崎名無しさん:2015/10/07(水) 00:40:59 ID:???
★魔理沙→ファイナルスパーク 65 ( ハート4 )( 6 + 6 )=★

780 :森崎名無しさん:2015/10/07(水) 00:41:14 ID:???
★魔理沙→ファイナルスパーク 65 ( ハート3 )( 4 + 3 )=★

781 :森崎名無しさん:2015/10/07(水) 00:41:19 ID:???
★魔理沙→ファイナルスパーク 65 ( ダイヤJ )( 5 + 5 )=★

782 :森崎名無しさん:2015/10/07(水) 00:41:22 ID:???
★魔理沙→ファイナルスパーク 65 ( ハート9 )( 4 + 4 )=★

783 :森崎名無しさん:2015/10/07(水) 00:43:16 ID:???
★つかさ→ブロック 50 ( ハート9 )( 6 + 1 )+(人数補正+1)=
 慧音→ブロック 51 ( ダイヤA )( 1 + 4 )+(人数補正+1)=★

784 :森崎名無しさん:2015/10/07(水) 00:43:34 ID:???
★輝夜→たすけてえーりん! 61 ( JOKER )( 2 + 2 )=★

785 :森崎名無しさん:2015/10/07(水) 00:44:45 ID:???
カグヤ カグヤ カグヤ カグヤ ホーライカグヤ!

786 :森崎名無しさん:2015/10/07(水) 00:45:12 ID:???
カグロットおおおおおおおおおおおおおお!!!姫様が主人公やあああああ!!!
カグーヤ王女バンザーイ!!!

787 :森崎名無しさん:2015/10/07(水) 00:45:54 ID:???
うおおおおおおお!!!
カグヤ!カグヤ!カグヤ!カグヤ!

788 :森崎名無しさん:2015/10/07(水) 00:47:22 ID:???
魔理沙「もうだめだ、おしまいだぁ…!」マリーサ王女バイバーイ!!

789 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/07(水) 00:47:23 ID:???
魔理沙が6ゾロで威力77を叩きだすも、姫様がJOKER(ダイヤ15)で威力79を出して防いだ!?
……と、いったところで今日の更新はここまでです。
博麗連合サイドは霊夢も上がり目になった以上、中盤がやや貧弱なのでまたルナティックスのチャンスが来そうですね…(汗)
それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。


790 :森崎名無しさん:2015/10/07(水) 00:48:38 ID:???
乙ロット!

791 :森崎名無しさん:2015/10/07(水) 00:51:03 ID:???
ええええ!!!111
6ゾロ出た時はポスト様にお祈りとか考えたけど、うわーまさかまさか

792 :森崎名無しさん:2015/10/07(水) 00:56:59 ID:???
乙なのです!

魔理沙の6ゾロ もうだめだ、おしまいだあ
→姫様ジョーカー なにぃ!? 思わず変な笑いが出ました

姫様、カードに愛されてるなあ

793 :森崎名無しさん:2015/10/07(水) 01:07:04 ID:???
奇跡が起きているぞ

794 :森崎名無しさん:2015/10/07(水) 01:09:50 ID:???
これは見事なカウンター誘いからのクロスカウンター

795 :森崎名無しさん:2015/10/07(水) 02:30:31 ID:???
ボール「マリサ キミハマチガッテイルヨ カグヤガ タダシイヨ」

796 :森崎名無しさん:2015/10/07(水) 06:54:51 ID:???
カグーヤ「ふふふ、太陽系で一番隕石が落ちる衛星ミランダで特訓した甲斐があったわね。火花は隕石には勝てない、これぞ宇宙の定石!」
ファン「カグーヤ! カグーヤ! カグーヤ! カグーヤ!」

797 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/08(木) 00:40:13 ID:???
こんばんは、文章だけになりましたが更新再開します。
>>790
乙ロットありがとうございます!
>>792
乙ありがとうございます!
ダイヤ6ゾロかJOKERでないと防げないところをピンポイントで引いて来るあたり、
何か持ってると思います。

798 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/08(木) 00:41:57 ID:???
★魔理沙→ファイナルスパーク 65 ( ハート4 )( 6 + 6 )=77★
★つかさ→ブロック 50 ( ハート9 )( 6 + 1 )+(人数補正+1)+(顔面ブロック+6)=64*吹き飛び!
 慧音→ブロック 51 ( ダイヤA )( 1 + 4 )+(人数補正+1)+(三種の神器 鏡+4)=61★*吹き飛び!
★輝夜→たすけてえーりん! 61 ( JOKER )( 2 + 2 )+(えーりんがとめる!+3)=79★
≦−2→ルナティックスボールに。


――カッ! バギュウウウウウウウウウウウンッ!!

つかさ「……、だ、だめ……! 抑えきれない……!!」

慧音「これが本当に、人間の放ったシュートだと言うのか!? 信じられない……!」

ゴオオオオオオオオオッ……!

輝夜の前を守るつかさと慧音の二人は、霧雨魔理沙が命を賭して放った
『ファイナルスパーク』の光に触れる事すらできなかった。
光速に限りなく近い速度で放たれ、気体がプラズマ化する程の超高温のオーラを纏った魔砲は、
並の、いやそれ以上のDFであっても、周囲に居るだけで吹き飛ぶ程の威力を秘めていた。

魔理沙「(やった……! できた。これは私の人生でも最高最大のシュートだ……!)」

このシュートは魔理沙の実力で出せる範囲を当然に超える物であるが、
今回に限っては、決勝という場やこれまでの状況、そして霊夢からのパスである事もあり、
普段の限界の、更にそれ以上の出力をもって放たれていた。
故に、慧音やつかさが全く勝負にならないのも詮無き事だった。

永琳「……姫様っ!」

ギュウウンッ、バギイイッ!
 ――ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ……!

799 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/08(木) 00:43:49 ID:???

永琳「(駄目だわ。……あまりに強烈すぎて、全力を出した私の手では止められない!
そしてそれはつまり、地上のあらゆる生物はこのシュートを防ぐ事ができないという事を意味している。
――もうおしまいね。姫様は……輝夜は、きっと死ぬ。あのシュートに粉々にされて……)」

すかさず瞬間移動した永琳が輝夜を助けるため、
全力でのブロックを試みるも、魔理沙のシュートを防ぐには至らない。
シュートはほぼ放たれた時のままの威力と速度で、輝夜の鼻先にまで近づいていた。

輝夜「あ、あわわわわ……。えーりんですら防げないなんて。どんな原理のシュートなのよ……!?」

流石の輝夜も、茫然としてシュートがゴールネットを突き破るのを見守る事しかできない。
博麗連合が貴重な1点目を挙げる。そしてこれから火が付いたように逆転。試合結果は10−0。
鈴仙や永琳が得点した事を忘れてしまう程に、輝夜の脳裏はそんな暗いビジョンで覆われていた。

輝夜「(今まで色々強がってたけど。所詮私はえーりんが居ないと単なるお笑いゴールキーパーなのよ。
幻想郷のガルトーニ君を自称してたけど、別に今の私そんなに飛び出し強くないし。
所詮私はアモロ君レベル。いや、ブルノさんレベルよ。人気投票で皆がフルネームで記載される中、
一人だけ『カグヤさん』呼ばわりされて、投票1位という名の公開処刑が行われるに決まってるのよぉ……!)」

普段は好奇心旺盛で傲慢で強気な輝夜も、この時ばかりは絶望していた。
それまでに、魔理沙の『ファイナルスパーク』が凄まじかった。
――だから、始めどこからかこうした声が聞こえた時、輝夜はそれを幻聴だと思った。

……おれなら……とれたな……

輝夜「!?」

それは幻聴では無かった。ポストから聞こえる、カグヤファンからのエール。
共に天を倶かずとも、志を同じくする仲間達からの種々のメッセージが、輝夜を鼓舞してくれていたのだ。

800 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/08(木) 00:45:06 ID:???
偽レナート「カグヤ。――とれっ!」

輝夜「あんたは守矢みらくるずの試合に出てたポスト……!」

その声は一つや二つでは無い。周囲から伝播するように、輝夜へのエールは増していく。

メオン「俺にドライブシュートは通用せん! サイクロンで来い! マリサ!!」

アモロ「ぼ、僕の分も頑張ってください……! 応援してます!」

ブローリン「カグロットォォォォーーーーーーーーーーーーーーッ!!」

ガルトーニ「カグヤ。お前がナンバーワンだ!」

ワチャラポン「ワチャーー! ワチャワチャーーー!!」

ガレリ「地獄に行ってもこんな面白い殺戮ショーは見られんぞ」

ドールマン「俺はこっち側じゃない……俺のパンチングはワカバヤシと互角なんだ……」

ノーウッド「USA! USA!!」

輝夜「あ、あんたら……! 皆してロクなメンバーが居ないじゃないの……!?
ワチャラポン君とかキャラ崩壊してるし」


801 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/08(木) 00:46:29 ID:???

気付けば輝夜の周囲には人だかりが出来ていた。
輝夜のカリスマに導かれ、ポストから生まれた不思議な少年たち。
彼はそれぞれの個性を持っていたが、皆が輝夜の事を慕っていた。

ブルノさん「これがお前の力だぜ、カグヤ」

輝夜「あんたは……ブルノさん! 正直、今まで脳内から存在を抹消してたわ」

数十人、数百人にもなるカグヤファンの一団。その先頭に立つのがブルノさんだった。
偉そうに腕を組み、根拠も無く自信満々に吠えるその姿はまるで自らを映す鏡のようだったが、
輝夜はその事実を必死に否定していた。

ブルノさん「ポストがゴールを守るように、俺が失点をするように、
世のあらゆるモノには何かしらの価値があるものさ。
カグヤ、お前はこうしてザルキーパーや伝説の超スウェーデン人を集める事が出来る。
……それは、お前だけにしか出来ない価値じゃないのか?」

輝夜「価値じゃなくて負債だけどね。……結局、アンタは何が言いたいのよ?」

ブルノさん「何。単に忠告してやってるのさ。
こうした危機が訪れたら、お前はもっと、俺達を頼れば良いってな」

――パチン。

ブルノさんは髪を掻き揚げながらパチリと指を鳴らした。
掻き揚げた髪からフケや毛じらみがポロポロ溢れたので、輝夜はそれを拾ってブルノさんの目玉に突っ込んだ。
しかし、問題はそこでは無かった。――そこには、信じられない光景が広がっていた。

802 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/08(木) 00:47:55 ID:???
偽レナート「とるっ!」

バッ! ドゴオオオオオオオオオオッ!

実況「偽レナートくん、ふっとばされた〜〜〜!!」

アモロ「た、たすけてぴえーる!?」

バッ! ドゴオオオオオオオオオオッ!

実況「アモロくん、ふっとばされた〜〜〜!!」

ブローリン「どうぉおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」

バッ! ドゴオオオオオオオオオオオッ!

実況「ブローリンくん、ふっとばされた〜〜〜!!」

ワチャラポン「ワチャワチャ〜〜〜、ポーーーーン!!」

バッ! ドゴオオオオオオオオオオッ!!

実況「ワチャラポンくん、ふっとばされた〜〜〜!!」

バッ、ドゴオオオオオオオオオオオオオッ!

実況「ガルトーニくん、ふっとばされた〜〜〜!」

バッ、ドゴオオオオオオオオオオオオッ!!

実況「萃香くん、ふっとばされた〜〜〜!!」

803 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/08(木) 00:51:31 ID:???
輝夜「あ、あんたら……! 私の代わりに、身体を張って……!
――ていうか今、博麗連合のメンバーの奴まで吹っ飛んで無かった?」

ブルノさん「簡単な事さ。一人のゴールキーパーが防げないなら、
二人のゴールキーパーが防げばいい。それでもだめなら、三人で、四人で。五人で。
――俺達一人一人の力は弱くても、こうして数百人でセーブに向かえば、いつかはシュートは止められる。
……ま、困った時はお互いさまって事よ」

輝夜「……悪いわね」

ブルノさんがそう示したとおり、観客席から、ポストから、どこからかゴキブリのように湧いて出たカグヤファンは
魔理沙のファイナルスパークに何度も当たり続け………そして、その威力を少しずつではあるが弱めていた。

ドールマン「ヘルナンデスの黄金の右腕と互角な、俺のパンチングを食らえ〜〜〜!!」

バッ! ……バチイイイイン!!

――そして百八十六人目のゴールキーパー。
新入りのドールマンによる、世界トップクラスのパンチングが冴えに冴えわたり、
魔理沙のファイナルスパークはついにその威力を完全に殺され、空高く跳ねた。

ブルノさん「今だ、掴み取れ! お前自身が掴んだ、ザルキーパーとしての、最後の誇りを……!」

輝夜「ブルノさん……! あんた口ばっかりで何も動いて無かったわよね……!」

バアッ! ……バシイッ!

輝夜はブルノさんがポストの角に頭をぶつけて死ぬ事を切に願いながら、
浮き上がったボールに手を伸ばす。それは容易く輝夜の掌中に収まった。

804 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/08(木) 00:57:53 ID:???
実況「……輝夜選手、霧雨魔理沙選手のボールを――完全に、キャッチした〜〜〜〜〜!!」


輝夜「――(えーりんやらみんなが)守ったぞォ!!!!!」


――輝夜によって引き起こされた、ゴールキーパーによる感動の友情劇。
一人一人は弱くとも、結束する事で見せた奇跡のセービング。それに湧かない観客が居る筈も無い。

観客「……カグヤ。カグヤ」

カグヤファンでも無い一人の少年が、小さくそう呟くと、
その呟きはあっという間に、モリヤスタジアム中に広がっていった。

観客「……カグヤ、カグヤ」「カグヤ! カグヤ! カグヤ!」「……カグヤ! カグヤ! カグヤ! カグヤ!!」
「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
「カグヤ! カグヤ! カグヤ! カグヤ! カグヤ! カグヤ! ホウライ・カグヤ!!」
「カグヤ! カグヤ! カグヤ! カグヤ! カグヤ! カグヤ! ホウライ・カグヤ!!」
「というか、今のって選手乱入だよね。反則じゃ「カグヤ! カグヤ! カグヤ! カグヤ!!」」
「カグヤ! カグヤ! カグヤ! カグヤ! カグヤ! カグヤ! ホウライ・カグヤ!!」

――辺り一面を埋め尽くす、カグヤコール。
今やカグヤファンは一部のザルキーパーやスウェーデン人のみならず、
スタジアムに揃った数千数万の人妖達全てを指す言葉になっていた。

中山「……凄い。皆が輝夜さんに夢中になっている」

パスカル「これがかつて男を狂わし、帝をも虜にしたかぐや姫の魅力って奴か。
――今や磨きがかかって、老若男女、ボールにポストにザルまで、何から何まで虜にしちまってる。
(でもこれって、やっぱり反則なんじゃ……。――いや、でも、皆盛り上がってるしなぁ……)」

805 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/08(木) 00:59:45 ID:???
――と、カグヤファンが無駄に大活躍したところで中途半端ですが今日の更新はここまでにします。
姫様のフラグ回収内容は、彼らを使った新セービング技になると思います。
それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

806 :森崎名無しさん:2015/10/08(木) 01:01:04 ID:???
そりゃもう盛大なネタにするしかないですよねw乙ロット!

807 :森崎名無しさん:2015/10/08(木) 01:03:16 ID:???
ネタ枠(文字通り)に防がれる金髪の子かわいそう

808 :森崎名無しさん:2015/10/08(木) 01:04:01 ID:???
というか、これから姫様がゴールされる度にポスト全員吹っ飛ぶのかwww

809 :森崎名無しさん:2015/10/08(木) 01:07:49 ID:???
キン肉マンばりの友情パワーを見せてもらったぞ、乙ロット!

810 :森崎名無しさん:2015/10/08(木) 01:14:32 ID:???
なんてことだ、魔理沙のシリアスが姫様のカリスマで吹き飛んでしまった!
美しい光景かもだけど、姫様が本気出す度に彼らが吹き飛ばされることが決定した瞬間かも!

あと萃香乙

811 :森崎名無しさん:2015/10/08(木) 01:43:30 ID:???
にとり「ひゅいいい…」きっと、にとりも今のに力を貸してくれてたはず。友情って偉大。萃香乙。

812 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/08(木) 23:33:15 ID:???
すみません、今日は仕事が忙しかったので更新をお休みします。
明日は普通に更新できる……と思います(汗)
>>806
乙ロットありがとうございます!
姫様なら何でも出来そうなのでネタにしやすいです。
>>807
マッハシュートをブルノさんに止められたようなものですね。
>>808
失敗したらそうなりますね。(成功してもそうなる)
>>809
乙ロットありがとうございます!
キン肉マンは理屈で考えたらメチャクチャな事を、説得力がある感じに見せるのが凄く巧いと思います。
>>810
一番の被害者は魔理沙さんですね…w
萃香乙ありがとうございます。
>>811
そういえば忘れてました…>にとり
盟友(カグヤファン)つながりで吹っ飛ばされてそうですね。

813 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/10(土) 00:42:28 ID:vcXDN/gs
こんばんは、今日こそ更新したかったのですが力尽きてしまい、
更に明日も午後から外出するので、更新は明日の午前に回したいと思います。
そのため今日は輝夜がボールを得、フィードを出した後の展開についてのみ事前に判定して頂ければと思います。

先着1名様で、

★ボールの行方→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→ボールはグングン飛んでいき、バイタルエリア前で鈴仙がフォローした!?
ダイヤ→中盤でパスカルがフォロー。ルナティックスの反撃だ!
ハート→中盤で衣玖がフォロー。しかし相手は手負いの状態だ!
スペード→中盤下がり目で中山がフォロー。アリスが向かっているが越えれば反撃だ!
クラブ→中盤右サイドで永琳と中里が競り合い。勝てれば一気にカウンターだ!

それでは皆さま、また明日宜しくお願いいたします。

814 :森崎名無しさん:2015/10/10(土) 00:43:38 ID:???
★ボールの行方→ クラブK

815 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/10(土) 11:31:59 ID:vcXDN/gs
魔理沙「そ、そんなのって無いぜ! 私の夢の価値はゴールポスト168本分こっきりしか無いのかよ!
(――でも。よし。痛みは……ちょっと右脚の皮が全部剥がれてヒリヒリする程度しかない。
 試合前の痛み止めが効いているみたいだ。これなら――まだ走れる!)」

霊夢「あんたが落ち込んでないで、ホッとしたわ。あんたにはこの試合、まだまだ走って貰うんだからね」

魔理沙「へへっ、当然だぜ! シュートを止められて悔しい気持ちは、次のシュートでお返しする。それが一流のストライカーだからな!」

タッ、タタタッ……!!

輝夜の超反則セービングに観客席が湧く一方、対する博麗連合も諦めない。
痛みを堪えて気丈に走る魔理沙と、どうあっても冷静な霊夢を中心に、
審判に抗議等することも混乱することもなく、守備に向かう為の体勢を整えていた。

輝夜「さあ、えーりん。そしてイナバとか他の大勢! ここまで来たら、10−0を目指すのよ!
そして幻想郷サッカーの伝統を凌辱してやんなさい! ……それーっ!!」

グワッ、バゴオオオオオオオオオオッ!

実況「今しがたサッカーのルールを完膚なきまでに凌辱した輝夜選手、
次はチームメイトにも凌辱を指示しつつボールをフィードします!
ボールはそのまま中盤、右サイドに僅かに逸れていき……!

永琳「姫にはあまり凌辱などという乱暴な言葉は謹しんで欲しいのだけど。誰のせいかしらね」

中里「無駄口を叩いている暇はゴザらんぞ! 喰らえ『忍法・二段跳び』!
(――ここで拙者が競り勝てば、天秤は再びこちらに傾く! 勝たなくては……!)」

816 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/10(土) 11:33:20 ID:vcXDN/gs
先着2名様で、

★永琳→高い競り合い 56 (! card)(! dice + ! dice)=★
★中里→忍法二段跳び 54 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→永琳が競り勝つ!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(パスカルがフォロー)(ルナティックスのスローイン)(アリスがフォロー)
≦−2→博麗連合ボールに。
【補足・補正・備考】
永琳は、スキル・蓬莱人により絶対に負傷しません。
永琳のダイスの合計が2の時、スキル・月のファンタジスタが発動し数値を12とします。

817 :森崎名無しさん:2015/10/10(土) 11:36:44 ID:???
★永琳→高い競り合い 56 ( ダイヤ10 )( 5 + 3 )=★

818 :森崎名無しさん:2015/10/10(土) 11:41:39 ID:???
★中里→忍法二段跳び 54 ( クラブ9 )( 2 + 6 )=★

819 :森崎名無しさん:2015/10/10(土) 11:43:45 ID:???
永琳が競り勝ち、ルナティックスの得点チャンスだ!
……と、言ったところで今日の更新はここまでにします。

820 :森崎名無しさん:2015/10/10(土) 12:36:08 ID:???
フラグ回収技名が気になる…
乙でした!

821 :森崎名無しさん:2015/10/10(土) 13:16:56 ID:???
乙です。

ところで、
魔理沙「そ、そんなのって無いぜ! 私の夢の価値はゴールポスト168本分こっきりしか無いのかよ!」
なに、自分の能力が昆布1枚と同じと宣告されたはせ……マダオさんに比べればまだマシだwww


822 :森崎名無しさん:2015/10/10(土) 13:55:31 ID:???
たしかにポスト168本分はひどいかもしれない・・・
でも確実にどんなシュートも防ぐSGGP168本分だとしたら?

823 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/11(日) 23:17:15 ID:???
>>820
乙ありがとうございます。すみません、フラグ回収のアナウンスを忘れてました。次の分岐でアナウンスします。
名前は割と直球で、たすけてえーりんの強化版になります。
>>821
乙ありがとうございます。
ポストだって昆布だって世の中に貢献してるから…
>>822
リアルにポストが168本立ってたら普通に名ゴールキーパーになれると思います。

824 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/11(日) 23:19:50 ID:6P+Uz3ZE
★永琳→高い競り合い 56 ( ダイヤ10 )( 5 + 3 )=64★
★中里→忍法二段跳び 54 ( クラブ9 )( 2 + 6 )=62★
≧2→永琳が競り勝つ!

バァァァッ……! ――パシッ!

永琳「――悪いわね」

中里「……だ、駄目でゴザるか!?」

永琳と中里は互いに自らの最善を尽くして飛んだ。
その結果、純粋な跳躍力とポジショニングにおいて優れる永琳が順当に勝利した。

実況「輝夜選手のフィードを受けた、中盤右サイドでの競り合いは永琳選手が勝利!
前半19分、既に2点のリードを得ている中、ルナティックスが再びチャンスを掴みます!」

アリス「(……まずいわね。私達の陣形は4トップによる絶大な攻撃力を代償に、
中盤と最終ラインを実質的に放棄している。天子がオーバーラップから戻りきれない中、
守備に行けるのは私と衣玖、そしてDFの萃香と玄爺だけ。
しかしこの位置取りからして、八意永琳が右サイドを突っ走ると言うのなら、
私と衣玖の存在価値は薄くなる。だけど問題はMFのことだけじゃないわ……!)」

超モリサキ「萃香! 玄爺! 鈴仙をマークしろ!
もう一人のFW(佳歩)は……多少はフリーにしてしまっても構わん! 俺が止める!
それと中盤は『インビジブルデューパー』を一応警戒だ!
相手も疲労してるだろうが、撃ってこない可能性はゼロじゃないから、しっかりパスカットに向かえよ!」

萃香「へ〜い(DFが少ないってのは困るねぇ。普段は目立たないけど、
こういう時にFWをフリーにしてしまわないようにする為にも、せめて3人は欲しいトコなのにさ)」

衣玖「かしこまりました(私の負傷の事は当分無視されそうですね……。というか大丈夫でしょうか。
あの因幡佳歩という選手も、所属チームによっては不動のエースストライカーになれる程の実力はあった気が)」

825 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/11(日) 23:23:09 ID:6P+Uz3ZE
博麗連合は再び、自身の敷いた超攻撃的布陣のツケを支払う事を強いられていた。
MF、DFが足りない中、ルナティックスの豊富な攻撃陣に手広く備える事は困難。
超モリサキはそれでも数点に決め撃ちし、可能な限り最善と思われる指示を出してはいたが、限界はある。

鈴仙「(――来たわね。再び私達のチャンスが……!
バイタルエリア手前には私とてゐ、そして佳歩にパスカル君が上がっている。
その反面、博麗連合の守備はかなり手薄! 色々な攻め方が考えられるけれど、森崎も流石に全力で警戒してる。
ただ、私やてゐも割と疲れているのよね。試合はまだまだあるんだし、ペース配分を考えた方が良いのかしら……?)」

A:「師匠! このままドリブルで一対一を狙いましょう!」
B:「師匠、てゐに必殺パスでサイドチェンジです。『インビジブルデューパー』を狙います!」
C:「師匠、てゐに必殺パスでサイドチェンジです。もう一度『真実の友情』を狙います!」
D:「私に直接ください! 『マインドエクスプロージョン』で決めます!」
E:「佳歩がフリーです。試しに『ラビットテイル』を撃たせてみましょう!」
F:「佳歩がフリーです。ドリブル突破で一対一を狙わせてみましょう!」
G:「……ここは点を狙う必要はありません。一旦戻して、遅攻を狙いましょう」
H:その他 自由選択枠

鈴仙のガッツ:340/980

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*輝夜がセービングフラグを回収し、「たすけてみんな!(セーブ+10、キャッチ属性)200消費」を習得しました。
 ※「たすけてみんな!」では「(えーりんが)とめる!」は発動しません。

826 :森崎名無しさん:2015/10/11(日) 23:25:00 ID:jNOF/Nv2


827 :森崎名無しさん:2015/10/11(日) 23:25:54 ID:3R0U6ga6
E

828 :森崎名無しさん:2015/10/11(日) 23:31:30 ID:???
たすけてポストだと思ってた

829 :森崎名無しさん:2015/10/11(日) 23:52:44 ID:???
>>822 その質問は文字通り矛盾している
    その前提だとあのシュートの価値はポスト一本もないという計算になる

830 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/11(日) 23:56:45 ID:6P+Uz3ZE
E:「佳歩がフリーです。試しに『ラビットテイル』を撃たせてみましょう!」

鈴仙「(……でも。私やてゐが疲れているという事は、博麗連合だってきっと同じ。
特に一度全力のセービングを放った森崎と、さっきカウンターシュートを撃ちかけた萃香さんについては、
後半に支障を来すレベルで、疲労が蓄積していてもおかしくはない!
だから、遅攻は相手にとっても有り難い筈よ。そして敵である私達は、その相手が嫌がる……)――速攻よ!」

永琳がボールを持つや否や、鈴仙は開口一番こう大きく叫んだ。
その声にさしもの永琳も驚いて鈴仙を見つめていぶかる。鈴仙はこう付け足した。

鈴仙「佳歩がフリーです。試しに『ラビットテイル』を撃たせてみましょう!」

永琳「主砲の一撃の次は、副砲の連射を狙う……と、いう訳ね。分かったわ。――佳歩!」

バシュウッ! パシッ!

佳歩「あ、ありがとうございます! 頑張りますっ!」

そこまで聞いて、永琳は鈴仙の意図を理解して佳歩に縦方向のパスを放つ。
これには中央のMFであるアリスや衣玖が追いつける筈もない。
果たしてボールはすんなりとバイタルエリア付近で佳歩が手に入れた。

――ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア……!!

実況「さあ! ルナティックスはここで、ボールを佳歩選手に渡しました!
鈴仙選手と違ってこの試合そこまで消耗していない佳歩選手は現在フリー!
この位置からのミドルシュートが大きく期待されます!」

831 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/11(日) 23:59:41 ID:6P+Uz3ZE
玄爺「……!!」

萃香「おっ、次はこっちか。新進気鋭の選手と聞いているけど、ここは古参の私がいっちょ、締めてやろうかねぇ!」

超モリサキ「いや、萃香さん! ここは俺と玄爺がやる! アンタはフォローに備えてくれ!」

萃香「えーっ。お前さんも風情が無いねぇ。ここは若者対老人の熱い戦いを盛り立てるトコだろうに」

超モリサキ「――相手の狙いは恐らく、DF陣と俺の消耗がメインだからな。
俺が倒れた後、代理のGKが居なくなると困るだろ?
それに、そのナリで老人と言われてもなぁ……。俺が見るに、どっこいどっこいだぞ?」

萃香「そうかなぁ。私の方が若干背が高いと思うけれど。
……ま、分かったよ。その代わりここで決められたら、承知しないからなー?」

タッ……!

佳歩「(森崎さんは……さっきの『がんばりセービング・改』じゃなくてパンチングの構え。
そしてDFはパンチングのフォローに備えてか、玄爺さん一人だけ。
だけど、それなら全力の時なら無かった筈の隙を突く事だって可能な筈よ……!)
鈴仙さま。永琳さま。見ていてください! ――天まで駆けろ、『ラビットテイル』!」

グワアアアアアア……ッ!
――バッ、シィィィィィィン! ギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!

佳歩「いっけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえええ〜〜〜っ!!」

実況「きた〜〜! 佳歩選手、やはりここはシュートに向かった!
自慢のフォームと脚の速さを活かした『ラビットテイル』で、博麗連合のゴールを一直線に狙います!!」

832 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/12(月) 00:00:53 ID:+EqeOY0s
超モリサキ「(来たか。……たしか、因幡佳歩とか言う名前だったか。
実力的には鈴仙よりも格下だろうが、俺は決して油断はせん。……止める!)」

グッ……! ――バッ!

先着3名様で、

★佳歩→ラビットテイル 59 ( ! card )( ! dice + ! dice )+(フリー補正+2)=★
★玄爺→ブロック 49 (! card)(! dice + ! dice)=★
★超モリサキ→パンチング 61 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(鈴仙がねじ込み)(パスカルがフォロー)(超モリサキがフォロー)
≦−2→博麗連合ボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→佳歩の「ラビットテイル」が博麗連合ゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(鈴仙がねじ込み)(ルナティックスのコーナーキック)(衣玖がフォロー)
≦−2→博麗連合ボールに。
【補足・補正・備考】
玄爺のマークがダイヤで「ヘビーブロック」(+6、150消費)が発動します。
玄爺のマークがハートで「パワーブロック」(+4、100消費)が発動します。
森崎のマークがダイヤ・ハートで「するどいパンチング」(+3)が発動します。

833 :森崎名無しさん:2015/10/12(月) 00:01:35 ID:???
★佳歩→ラビットテイル 59 ( ハート9 )( 5 + 3 )+(フリー補正+2)=★

834 :森崎名無しさん:2015/10/12(月) 00:01:55 ID:???
★佳歩→ラビットテイル 59 ( スペードJ )( 3 + 5 )+(フリー補正+2)=★

835 :森崎名無しさん:2015/10/12(月) 00:05:54 ID:???
★玄爺→ブロック 49 ( クラブ2 )( 4 + 2 )=★

836 :森崎名無しさん:2015/10/12(月) 00:06:00 ID:???
★玄爺→ブロック 49 ( ダイヤ4 )( 6 + 3 )=★

837 :森崎名無しさん:2015/10/12(月) 00:06:16 ID:???
★超モリサキ→パンチング 61 ( ダイヤ3 )( 3 + 1 )=★

838 :森崎名無しさん:2015/10/12(月) 00:07:23 ID:???
>超モリサキ「(来たか。……たしか、因幡佳歩とか言う名前だったか。
実力的には鈴仙よりも格下だろうが、俺は決して油断はせん。……止める!)」

油断いただきました〜!
ねじ込みだしこれは相手ガッツ無駄遣いで勝てるやろ

839 :森崎名無しさん:2015/10/12(月) 00:07:29 ID:???
よし!ねじ込みだ

840 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/12(月) 00:22:39 ID:+EqeOY0s
★佳歩→ラビットテイル 59 ( ハート9 )( 5 + 3 )+(フリー補正+2)=69★
★玄爺→ブロック 49 ( クラブ2 )( 4 + 2 )=55★
★超モリサキ→パンチング 61 ( ダイヤ3 )( 3 + 1 )+(鋭いパンチング+3)=68★
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして鈴仙がねじ込み

――シュウウウウウウンッ!!

超モリサキ「(パワーよりも速度を重視したシュートか。性質は新田の『隼シュート』に似ているが、
この局面で撃たせるだけあって、流石にシュートコントロールが洗練されてるな。嫌な所を狙いやがる!
だが――)そう何度も取らせるかぁっ!!」

グアッ、バチイイッ!

実況「森崎選手、佳歩選手がフリーで放ったシュートをパンチング!
しかし佳歩選手のシュートが手元でノビた事もあり、完全にはとらえきれない!
そのボールは低い軌道を描いて……!」

ポーンッ!

鈴仙「――私の、トコに来たわね……!」

実況「これは鈴仙選手にねじ込みのチャンスが到来です!!
鈴仙選手が零れた低いボールに動きを合わせました!」

萃香「こりゃあマズいか。――森崎、ここは流石に動かせてもらうよっ!」

バアッ!

超モリサキ「す、すまん。頼む!(後半さえなければ、『がんばりダイビング』で行きたいが。
このバランスを崩した状況でそれは無茶か? パンチングにはやや不安が残るんだがな……!)」

841 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/12(月) 00:23:41 ID:+EqeOY0s
実況「そしてそれを追いかけるのは、先ほどのシュートには参加しなかった伊吹萃香選手です!
小柄ですが鬼の中でも最強クラスのパワーを持った彼女の競り合いは超人級!
体力の制約があるからか、見たところ本気中の本気では無いようですが……!
それでも単身、圧倒的な存在感を放ちながら鈴仙選手に競り合っていきます!!」

鈴仙「ぐっ……!(萃香さんが居なければ、森崎がバランスを崩している今、有利に一対一に向かえたのに!
萃香さんの低いクリア力は、今の私のクリア力を上回っている。
運が良くないと競り勝つ事は難しいけど、ここはトラップに向かうべきかしら。
それとも――久しぶりの『マインドスターマイン』で、森崎を狙い撃つべきかしら……!)」

A:トラップして一対一だ!(鈴仙のトラップ:55)
B:このまま直接『マインドスターマイン』だ!(威力:60+1/4でGKにバランス崩しペナ)200消費

鈴仙のガッツ:340/980

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

842 :森崎名無しさん:2015/10/12(月) 00:24:57 ID:lwdZ1O02


843 :森崎名無しさん:2015/10/12(月) 00:25:07 ID:yg//QJNY
B

844 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/12(月) 00:37:52 ID:+EqeOY0s
B:このまま直接『マインドスターマイン』だ!(威力:60+1/4でGKにバランス崩しペナ)200消費

鈴仙「(……四の五の言ってる場合じゃないわね。ここは私の出来る全力でいくのよ!)……えーいっ!」

タッ! クルンッ! ポーン!

実況「鈴仙選手、一旦捕らえたボールを脚で空に上げて、そこから前転しつつのダイビングヘッドに向かいます!
これはもしや、久方ぶりの必殺ダイレクトシュート・『マインドスターマイン』が飛び出すのでしょうか〜!?」

萃香「成程、そう選んだか。若いねぇ。……だけど、私だってまだまだ負けちゃいないよ!」

バッ!

超モリサキ「(ハァ、ハァ……! くそっ。もう若干息が上がりかけてやがる。
こうなった以上、ここは防いで漸く及第点以下。決まりでもしたら、俺は大損だ。
――だが、この程度の逆境。乗り越えられないで、何が最強だ……!)うおおおおっ!!」

グッ……! ―――バアアアアアアアアアアッ!

実況「鈴仙選手のシュートに対し、萃香選手と森崎選手が同時に跳んだ!
何としてもこのシュートは止めてみせる。その面持で二人は鈴仙選手の戦いに挑みます!!」

鈴仙「……森崎! さっきの勝負では曖昧になっちゃけど。今こそもう一度引導を渡してあげるわ!
――爆ぜろ幻影! 幻爆『マインドスターマイン』ッ!」

バアアアアアアアッ!! バシュウウウウウウウン!!

845 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/12(月) 00:39:04 ID:+EqeOY0s
先着3名様で、

★鈴仙→マインドスターマイン 60 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★萃香→低いクリア 56 (! card)(! dice + ! dice)=★
★超モリサキ→パンチング 61 (! card)(! dice + ! dice)+(バランス崩しペナ-2)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(パスカルがねじ込み)(てゐがフォロー)(超モリサキがフォロー)
≦−2→博麗連合ボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→鈴仙の「マインドスターマイン」が博麗連合ゴールに炸裂する!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(パスカルがねじ込み)(ルナティックスのコーナーキック)(衣玖がフォロー)
≦−2→博麗連合ボールに。
【補足・補正・備考】
鈴仙のマークがダイヤで敵GKにバランス崩しペナ(−2)が発生します。
鈴仙のスートと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳LV3により敵の数値が−2されます。
萃香はスキル・鬼の四天王により鈴仙のスキル・狂気の瞳を無効化します。
森崎のマークがダイヤ・ハートで「するどいパンチング」(+3)が発動します。

846 :森崎名無しさん:2015/10/12(月) 00:41:52 ID:???
★鈴仙→マインドスターマイン 60 ( クラブ7 )( 6 + 6 )=★

847 :森崎名無しさん:2015/10/12(月) 00:41:59 ID:???
★鈴仙→マインドスターマイン 60 ( スペード2 )( 2 + 3 )=★

848 :森崎名無しさん:2015/10/12(月) 00:43:08 ID:???
★萃香→低いクリア 56 ( ダイヤ8 )( 2 + 1 )=★

849 :副キャプテン半田:2015/10/12(月) 00:43:42 ID:???
★超モリサキ→パンチング 61 ( ダイヤ3 )( 3 + 4 )+(バランス崩しペナ-2)=★


850 :森崎名無しさん:2015/10/12(月) 00:44:11 ID:???
決まった!!

851 :森崎名無しさん:2015/10/12(月) 00:44:13 ID:???
★萃香→低いクリア 56 ( スペード2 )( 2 + 3 )=★

852 :森崎名無しさん:2015/10/12(月) 00:44:55 ID:???
よし3点目!

853 :森崎名無しさん:2015/10/12(月) 00:47:30 ID:FzVT498Q
6ゾロと三点目美味しいです

854 :森崎名無しさん:2015/10/12(月) 00:52:20 ID:???
三点目&単独得点王&空シュートフラグ、これはいいな
ガッツが心配だけど、逆に鈴仙と姫様以外はあまり疲れていないはず

ところで真実の友情って一試合で一回のみではなかったでしたっけ?

855 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/12(月) 00:52:55 ID:+EqeOY0s
決着を付けたのは鈴仙のマインドスターマイン! 永遠亭ルナティックス、前半20分でとうとう博麗連合に3−0!
……と、なったところで今日の更新はここまででにします。試合はまだダイジェストにはしません。
また、503kbと容量が結構なところまで行ったので、今のうちに新スレのスレタイも募集したいと思います。

【】鈴仙奮闘記32【】

の形で考えて下さると幸いです。
次スレは、永遠VS博麗戦が終わって、試合後の様々な(予定)イベントに入るかな、と思っています。
前々から言っていました、第二部でのルート選択
(プロジェクト・カウンターハクレイで反体勢勢力として動くか、リアル・幻想・セブンで内部から幻想郷を良くしていくか)
についても、もしかしたら入るかもしれません。(時期が近づいたら、もっと判断しやすいよう情報を開示・再整理します)

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

856 :森崎名無しさん:2015/10/12(月) 00:54:24 ID:???
なんだこの引きは・・・準決勝の運のゆり戻しが来ていると言うのか!

857 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/12(月) 00:55:25 ID:???
>>854
前スレ>>467で自分から宣言しておいて忘れてました…(汗)その通りです。
今回は選ばれず、また戦術的にも選ばれる可能性は低いと思いますが、次回以降注意します。
ご指摘ありがとうございます。

858 :森崎名無しさん:2015/10/12(月) 01:02:05 ID:???
【ゴールポスト】鈴仙奮闘記32【私と従者と時々ブルノさん】
【変わりゆく】鈴仙奮闘記32【者たち】
乙でした

859 :森崎名無しさん:2015/10/12(月) 01:27:32 ID:???
【巫女は外飛べず】鈴仙奮闘記32【狂王は狂う】
乙でした

860 :森崎名無しさん:2015/10/12(月) 11:11:46 ID:???
【最強チームの】鈴仙奮闘記32【幻想】

861 :森崎名無しさん:2015/10/12(月) 11:53:03 ID:???
【その時】鈴仙奮闘記32【歴史が動いた】
【紫の苦悩】鈴仙奮闘記32【霊夢の困惑】
【もう昨日には】鈴仙奮闘記32【戻れない】

3点差になったがまだまだ安心できない、ディアスじゃないけど少なくとも5点差はいかないと。
キーパーが変わっただけで3点差から同点になった試合(第1次ハンブルグ戦)や、
現実世界でも黒い霊夢というべきエウゼピオが0-3から
1人で4点あげて逆転した(1966年W杯のポルトガルVS北朝鮮)ケースがあるんだから。

862 :森崎名無しさん:2015/10/12(月) 17:02:12 ID:???
乙です

レミリア「なにやってんのよ霊夢。このままじゃ私達まで弱く見られちゃうじゃない」
森崎「ストラットの代わりに鈴仙を敵視する」
紫「鈴仙は優勝チームのゲームキャプテンで得点王だけど、今までの実績を考慮して選抜からは外すわ」

実際三点差を逆転する可能性はありますからね。博麗の攻撃陣はガッツ余ってるでしょうし
こっちは鈴仙と姫様以外も、てゐと佳歩も結構疲れてますし(忘れてた)
めったにないことだから、逆転劇は記憶に残りやすいとも言えますけど

【一つの物語の終わりと】鈴仙奮闘記32【新たな始まり】
【それぞれの】鈴仙奮闘記32【行く道】
【月の賢者と】鈴仙奮闘記32【楽園の賢者】
【幻想郷選抜大会】鈴仙奮闘記32【フィナーレ!】

863 :森崎名無しさん:2015/10/12(月) 19:48:15 ID:???
さあ、アリスさんにイエロー渡して死体蹴りだ

864 :森崎名無しさん:2015/10/12(月) 20:19:17 ID:???
いやここはレッドカードでエターナルぼっちだ!そうすれば人気投票でも
ネタ枠で上位になって人気者になれるぞ!

……そんなアリスさんに対して、
励ましてくれる人: ロベルト(全裸)
友達になってくれる人: 佐野
もてあそびに来る人:


……御母堂も御姉様方、どうかその節は励ましてやってください。

865 :森崎名無しさん:2015/10/12(月) 20:21:14 ID:???
ロベルト(全裸)…ヒャッホー!

866 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/12(月) 22:59:15 ID:???
こんばんは、更新を再開します。
(このスレは埋めネタをせず、最後まで埋めようと思います。)
>>858
乙とスレタイ提案ありがとうございます!
>>859
乙とスレタイ提案ありがとうございます!
>>860
スレタイ提案ありがとうございます!
>>861
スレタイ提案ありがとうございます!
博麗連合も引きが良ければこれから逆転不可能という訳ではないので、もうちょっと続けたいですね。
霊夢がこれから4点取れるかは分かりませんがw
>>862
乙とスレタイ提案ありがとうございます!
てゐは色々使いやすいですが、最大ガッツの低さがネックですね。
実は博麗チームも割と消耗していたりします。これで1点取れてれば必要経費だったのですが…(泣)
>>863
アリスさんの反則もそうですが、衣玖さんの負傷もあるので、博麗連合はかなりきついですね。
攻めたくても攻められない状況が続きそうです。
>>864-865
ここでロベルト(全裸)が出るあたり持ってますね。
持ちすぎてレッドカードにならないと良いのですが…W

867 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/12(月) 23:01:03 ID:???
★鈴仙→マインドスターマイン 60 ( クラブ7 )( 6 + 6 )=72★*フラグ回収!
★萃香→低いクリア 56 ( ダイヤ8 )( 2 + 1 )=59★
★超モリサキ→パンチング 61 ( ダイヤ3 )( 3 + 4 )+(バランス崩しペナ-2)+(鋭いパンチング+3)=69★
≧2→鈴仙の「マインドスターマイン」が博麗連合ゴールに炸裂する!

バシュウウウウウウウウウッ、クッ――スカッ!

萃香「ちいいっ、外したか!」

超モリサキ「何やってるんだ! この程度――それっ!」

バアアアアッ! ブウウンッ!!

鈴仙がダイレクトに放ったシュートは萃香の全身を僅かに越えた。
このこと自体は、元々鈴仙の方が速度と技術において優れていたために、さしたる驚きは無かった。
そして次に、超モリサキが体勢を崩しながらも鮮やかなセービングに向かえた事も、
準決勝までの彼の根性溢れるパフォーマンスを知るファンからしては、ごく当然の事だった。

鈴仙「(――な、なんでこんな無茶な体勢から、こんな綺麗なパンチングが出来るのよ……!)」

シュートを撃った直後の鈴仙も最初は、今回は超モリサキのセービングに舌を巻かざるを得ないと思っていた。
2−0のこの局面、相手としても死力を尽くして守って来るのは明らか。
ここは素直に、相手の実力を評価するしかないと、内心でどこか諦めのような気持ちが渦巻いていた。

鈴仙「(さっきの『マインドエクスプロージョン』が決まったのは本当にマグレ。
やっぱり、森崎を相手に真正面から攻めるのは、厳しかったかしら……?)」

そう思った鈴仙を尻目に、森崎がしたり顔で小ぶりな右腕を力強く振り下ろす。
――しかし。

868 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/12(月) 23:02:20 ID:???
鈴仙「(……いや、待って。真正面のセービングじゃなかったら?)」

万事休すと思った矢先に、鈴仙の脳裏に別の考えも浮かんでいた。
眼前に高い壁があるならば、別の視点から攻められないか。
そう発想した時点で、鈴仙は無意識に森崎に弾かれつつあったボールを脚でトラップし直していた。

タッ……ガシッ。

超モリサキ「……!!」

鈴仙「(森崎はセービングに比べ、一対一での動きがやや甘い!
そして、森崎の体型からして、本来のフィジカルはあまり強くない!
ここまで分かっていたら、この局面でもゴールを決められる手段が……あるじゃないの!)」

思えば、こうした窮地において諦めないという気持ちは、以前の鈴仙には無いものだった。
それが今、彼女の頭は最後の最後までゴールにしがみ付くという強い想いを抱いていた。

鈴仙「(私がこれまでのサッカーで学んだのは、友情だけじゃない!
いや、これはむしろ、これまでの私を支えてくれた原動力とも言える気持ち。
私も、中山さんやパスカル君のように、最後まで、諦めずに……やってみる!)」

超モリサキ「ダイレクトシュートと見せかけての一対一か?
言っておくが、一対一は俺の弱点じゃあ無い。超一流のドリブラーが相手ならともかく、
お前程度のドリブルで、そう簡単にゴールを揺らせはせんぞ!」

鈴仙「知ってる。だけど、それだけで諦めると思って!?」

ダッ! グワアアアアッ、バシュウウウウウウウウウウッ!

1メートル程度の距離でマインドエクスプロージョンを撃ち放つ。
踏み込みの距離、加速度、コントロール幅。ミドルで撃つよりもそれらは劣る。
しかし、それでも尚このシュートには超モリサキを倒せる可能性があると信じての事だった。

869 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/12(月) 23:05:34 ID:???
ギュン、ギュンギュンギュン……!

超モリサキ「この程度……!」

――バッ!

超モリサキは当然にシュートを両手でガッシリと包み込む。しかし、それ以降が続かなかった。

――ギュンッ、グググッ……バシイイッ!

シュートは森崎の腕から跳ねあがった。
通常真っ直ぐな軌道を描くマインドエクスプロージョンと違い、短距離でゴールを目指すそれは、
普段の数倍の浮力が働いていた為に、僅かにホップアップして超モリサキの身体を弾き飛ばした。
無論、それでもいつもの超モリサキならば子ども騙しも良い所と、改めて防ぐか、せめて弾く程度の事は出来た筈だった。
しかし、今回は超モリサキにとって状況は不利に働いた。

超モリサキ「ふざ、けるな……!!」

グッ……!

まず第一に、超モリサキは一連の攻撃により大きく消耗しつつあったこと。そして第二に。

ググ……! ――ズキィイイイイッ!!

超モリサキ「――!!(――こ、腰が……! 腰がまた、痛みやがった……!!)」

一連の動きに加えた、体勢を崩した状況からのセービング。
そしてそれを更に取り返す為の無茶なダイビングにより、
永遠亭での治療により一旦は鎮めていた腰の痛みが、再び呼び起こされた事が大きかった。

870 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/12(月) 23:25:45 ID:???
バシュッ。ズバアアアッ!   ――ピピィイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

しかし、如何に超モリサキが普段の実力を発揮し、
慢心は無かったと擁護するにしても、超モリサキは間違い無く、鈴仙に一度ならず二度も敗北した。
その事実だけは、如何なる言葉を用いたとしても、覆す事は不可能だ。
勢いよく揺れたゴールネットと、審判のホイッスルは、彼に対し残酷にもそう宣告していた。


永遠亭ルナティックス 2 − 0 博麗連合2015

大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
14ゴール 鈴仙
13ゴール レミリア
9ゴール  フランドール、射命丸、魔理沙
7ゴール  勇儀
6ゴール  来生、屠自古
5ゴール  星、諏訪子、霊夢
4ゴール  森崎、神子、反町
3ゴール  早苗、謎の向日葵仮面
2ゴール  神奈子、ピエール、メルラン、天子、赤蛮奇、空、佳歩、岬、永琳
1ゴール  妹紅、咲夜、美鈴、サニー、リリーB、ぬえ、響子、萃香
       影狼、藍、幽々子、幽香、針妙丸、パチュリー、小田、椛、パスカル

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
6アシスト パチュリー、霊夢
5アシスト 小町
4アシスト てゐ、神子
3アシスト 早苗、ピエール、小悪魔、マミゾウ
2アシスト 森崎、反町、はたて、岬、空、お燐、ウサギB、レミリア、アリス
1アシスト 鈴仙、影狼、大妖精、橙、諏訪子、佳歩
       衣玖、針妙丸、リリーW、ルナサ、ぬえ、永琳、妹紅
(※新スレに続きます:http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1444659859/

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