キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【もう昨日には】鈴仙奮闘記32【戻れない】

1 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/12(月) 23:24:34 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで師匠を超えるために努力する物語です。
他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆
【楽園の未来】鈴仙奮闘記31【映す試合】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1440515816/
☆過去ログ・攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html

☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠、八意永琳に並ぶ選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。

永遠亭ルナティックスがついに迎えた、全幻想郷選抜大会決勝戦・博麗連合との大一番!
友人との距離に悩みつつも依然幻想郷一のプレーヤーたる博麗霊夢、
コンプレックスに自身の力で打ち克ち、夢と共に散る覚悟を決めた霧雨魔理沙、
そしてあらゆる逆境をも笑い飛ばし、自身こそが最強と信じて疑わぬ狂王・森崎有三…
彼らを中心に、技術でも精神面でも優れた博麗連合メンバーに対し、しかしルナティックスも負けておらず、
鈴仙や永琳やカグヤファンなどの力により優位に攻め切り、前半20分で3−0と圧倒的なリードを得た。

一方、そんな中でも新たな計画は着々と進んでいる。
霊夢を倒し、幻想郷の秩序の変革を狙う『プロジェクト・カウンターハクレイ』。
八雲紫が企む『リアル・幻想・セブン』計画に、それを利用した内部改革を意図する紫の式・八雲藍。
そして鈴仙の親友・妖夢をも利用し覇権を握るべく暗躍する、豊聡耳神子を中心とした『アナザーカンピオーネ』計画……。
鈴仙はいずれ、その何れかに与し、あるいは敵対しなくてはならないだろう。

果たして試合の行方は。鈴仙の選ぶ道は。そして幻想郷と外の世界の未来は。
もう昨日には戻れないにも拘わらず、彼女達は何の為に、何を夢見て戦うのだろうか。

292 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/27(火) 00:46:49 ID:???
★てゐ→ドリブル 51 ( スペード6 )( 4 + 5 )=60★
★アリス→タックル 49 ( スペード5 )( 5 + 6 )=60★
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そしてルナティックスのスローイン

アリス「う、うわーーん!? あんたなんか友達でも何でもないんだからーーーっ!?」

てゐ「な、なんかこのヒト怖いっ!? しかもちょっと泣いてるし……って、あっ!」

――バチイッ! ポーン、コロコロコロ……。
――ピィイイイッ!

実況「アリス選手、普段のテクニックを捨て、鬼気迫るタックルを見せますが……!
ここでボールはサイドラインを越えました。ルナティックスのスローインです!」

てゐ「ホッ……後ちょっとで完全に取られてたよ。全くもう、怖いなぁ」

アリス「(また、友達が出来なかった……)」

妹紅によって弾かれ、てゐがフォローしたボールはアリスによって突破を阻まれ、スローインとなる。
結果的にはルナティックスの手元にボールが戻ったものの、
スローインの僅かな隙を縫って上がり目の針妙丸と霊夢が戻り、陣形を立て直されたため、
試合は再び振りだし。後半開始直後の様相に戻りつつあった。

小町「おーい。折角だからちょっと担架呼んどくれ〜」

しかし、一点だけ先程と違う点があった。
小町が地面に寝っ転がって暢気な表情で助けを呼んでいる。
どうやら、先程のポストプレイ時に負傷したらしい。

293 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/27(火) 00:51:16 ID:LM+HDGw2
魔理沙「本当かよ。試合サボリの口実を見つけただけじゃないのか?」

萃香「仮に本当にケガだとしても、普段の言動を顧みると助けは来ないだろうねぇ〜」

中里「まさしくオオカミ少年……いや、オオカミ死神でゴザるな」

小町「あ、あんた達さぁ、どんだけ薄情なんだよ〜! 今日はホントにケガだってば〜!?」

実況「おっと、試合再開にも関わらず、小町選手が相変わらず立ち上がろうとしません。
これはどうやらサボリ……では無く。小町選手はどうやら負傷した模様です!
サボリと思って一向に助けに来ない仲間達をよそに、駆けつけた医務班により捻挫と診断された小町選手、
只今応急処置の為にベンチへと入っていきました!!」

森崎「(あいつ。前半はさんざゴール前で休んでおいて、いざ出番が来たと思ったらボロ負けの上負傷退場だと?
答えを知った上で敢えて訊きたいが。……やる気あんのか?)」

日頃の怠惰が祟ってか、誰も小町の負傷を信じず、負傷が真実と知っても同情はほぼ全くない。
そんな少しだけ悲しい茶番を横目に、小町は医務班の担架に乗って優雅にベンチへと舞い戻る。
仲間の反応も気にせずに、治療を受けつつノンビリ リポビタンD を啜っているあたり、幸か不幸か傷はそこまで浅くないようだ。

鈴仙「(小町が負傷で搬送されたみたいだけど……あの様子なら、きっと5分程度で戻って来るわよね。
――さて。次のスローインでボールは恐らくパスカル君あたりに移ると思うけど。
これから私達は、どうやって攻めに入っていこうかしら?
さっきも危うく霊夢にゴールを奪われかけたように、二点差だけだとやっぱり安心出来ない。
だから出来れば、安全に攻勢に回れるチャンスを伺いたいところだけど……?)」

294 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/27(火) 00:52:23 ID:LM+HDGw2

試合は後半の6分、得点は3−1でルナティックスが依然として有利。
そんな中で、鈴仙が選んだ次なる作戦は……。

A:パスカルにドリブルでボールキープして貰い、時間を稼ぐ。
B:パスカルの『バナナパス』で、鈴仙まで長距離のスルーパスを通し、前線にボールを運ぶ。
C:FWの佳歩に渡して、ドリブルで正面突破を狙う。
D:左サイドのてゐに戻し、再びドリブルでサイド突破を狙う。
E:てゐの『バックスピン兎玉』で、鈴仙まで長距離のスルーパスを通し、前線にボールを運ぶ。
E:右サイドの永琳に渡して、ドリブルでサイド突破を狙う。
F:ボランチの中山に渡して、ドリブルで正面突破を狙う。
G:その他 自由選択枠

鈴仙のガッツ:450/980

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

――――――――――――――――――――――――――
と、言ったところで今日の更新はここまでにします。
皆さま、本日もお疲れ様でした。

295 :森崎名無しさん:2015/10/27(火) 00:54:33 ID:7Chno4vA
C

296 :森崎名無しさん:2015/10/27(火) 00:54:34 ID:8c78+wJA
A

297 :森崎名無しさん:2015/10/27(火) 00:55:40 ID:BbRqLus6


298 :森崎名無しさん:2015/10/27(火) 00:57:53 ID:3dY0mV82
A

299 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/28(水) 01:10:44 ID:gyulW3+M
A:パスカルにドリブルでボールキープして貰い、時間を稼ぐ。

鈴仙「(……いや。ここで焦って攻めに出ちゃうと相手の思う壺。
ここはやっぱり、初志を貫徹して――)パスカル君、ここはもう一度ボールキープよ!」

パスカル「――分かった。相手も恐らく攻めたがらない今の状況だ。きっと問題無くボールキープは出来ると思う」

……ピィイイッ!

てゐ「お二人さん、笛が鳴ったよ!」

鈴仙「それじゃ、パスカル君。宜しく頼むわね!」

そう言って鈴仙は前線へと上がり、てゐはサイドラインから手筈通りパスカルへとボールを渡す。
そこから、永遠亭ルナティックスは後半開始時と同じようにパスワークを続けた。

魔理沙「くっそー。イライラするなぁ。もっと攻めに来いよ!」

霊夢「そんな風に熱くなりやすい誰かさんを釣り出す意図に決まってるでしょうに。
……でも、どうしようかしらね。針妙丸だけでもぶつけてみるか、様子見するか。それとも……」

先着1名様で、

★博麗連合の反応→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→アリス「うぉぉぉおおおおおおお〜〜!」アリスが突然、アルゼンチン戦の翼っぽく暴走してきた!
ダイヤ→霊夢「(やっぱり今、無暗に攻めるのは危険ね)」博麗連合も様子見!
ハート・スペード→針妙丸「一人じゃ不安だけど……私がいく!」針妙丸がタックルに向かう!
クラブ→ハート・スペード+魔理沙「ええーい! いつまでも調子に乗ってるんじゃないぜ!」
            痺れを切らした魔理沙がタックルに向かう!

300 :森崎名無しさん:2015/10/28(水) 01:11:33 ID:???
★博麗連合の反応→ ハートJ

301 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/28(水) 01:29:26 ID:gyulW3+M
★博麗連合の反応→ ハートJ ★
ハート・スペード→針妙丸「一人じゃ不安だけど……私がいく!」針妙丸がタックルに向かう!

一刻も早く点が欲しいが、しかし無暗に攻め入る訳にはいかない。
霊夢が柄にも無く考えあぐねている中で声を掛けたのは、
最近半ば霊夢のペット的な存在と化しつつある小人の針妙丸だった。

針妙丸「――一人じゃ不安だけど、私が行く! あのサボリ死神でも弾けたんだし、余裕だよ!」

霊夢「そういうあんたはさっき、その小町よりも動けてなかったじゃないの。
……ま、確かにあんた一人だったら突破されても問題無いからね。行ってみなさいな」

針妙丸「へへっ、さっすが霊夢。話が分かるねぇ〜」

半分面倒くさそうに、しかしその半分では僅かな期待を籠めながら、霊夢は針妙丸に突撃を指示する。
そして霊夢の指令を受けてウキウキになった針妙丸によって、試合は再び動いた。
パスカルにボールが渡ってから少しだけ時間が経った後半8分。
永琳からのソツのないパスを受け取ったパスカルに対し、針妙丸は大きくプレスを掛けて行く。

タタタタタタッ……!

パスカル「……む。やはり来たか!」

実況「パスカル選手が本職MF顔負けの器用なパスワークとボールキープで時間を稼ごうとする中!
博麗連合の切り込み隊長、針妙丸選手がタックルに向かう〜〜!!」

302 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/28(水) 01:30:39 ID:gyulW3+M

針妙丸「相手が強くたって、何度もぶつかれば勝てるんだ! 下剋上の力、見せてやる!」

パスカル「――始めから何度でもチャンスがあると考えているようでは甘いぞ! 来るなら一撃で来い!」

先着2名様で、

★パスカル→ドリブル 52 (! card)(! dice + ! dice)=★
★針妙丸→タックル 49 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→パスカル、ボールキープ成功。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(鈴仙がフォロー)(魔理沙がフォロー)(霊夢がフォロー)
≦−2→博麗連合ボールに。

【補足・補正・備考】
パスカルのマークがダイヤの時、「クリップジャンプ「(+5)」が発動します。
パスカルのマークがハートの時、「華麗なドリブル「(+3)」が発動します。

――――――――――――――――――――――
…と、言ったところで今日の更新はここまでです。
皆さま、本日もお疲れ様でした。

303 :森崎名無しさん:2015/10/28(水) 01:31:54 ID:???
★パスカル→ドリブル 52 ( クラブ4 )( 2 + 1 )=★

304 :森崎名無しさん:2015/10/28(水) 01:32:30 ID:???
★針妙丸→タックル 49 ( クラブ10 )( 3 + 3 )=★

305 :森崎名無しさん:2015/10/28(水) 01:33:21 ID:???
パスカル「来るなら一撃でいくぞ!(仕留める気満々)」
ダイスもカードもひどいなパスカルここんとこww

306 :森崎名無しさん:2015/10/28(水) 01:33:42 ID:???
DOした!?パスカル!こんなのHA計算外DA☆ZE!!

307 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/28(水) 23:32:08 ID:???
こんばんは、今日は早く帰ってこれました(汗)
>>305-306
パスカル君は前の試合で活躍してたから…

308 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/28(水) 23:34:01 ID:gyulW3+M
★パスカル→ドリブル 52 ( クラブ4 )( 2 + 1 )=55★*反則!
★針妙丸→タックル 49 ( クラブ10 )( 3 + 3 )=55★*負傷!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。……の筈がパスカルの反則で針妙丸が負傷!?

強者として針妙丸のタックルを受けるパスカル。
弱者としてパスカルのボールキープに詰め寄る針妙丸。
この二人の間には確かに、その程度の実力差があった。
パスカルが順当に勝利するか、それとも針妙丸が宣言通り下剋上を果たすか。
観客の期待が俄かにフィールド中央の二人へと集まったものの
――今回限りは、それはあまりに興ざめな形で終わった。

針妙丸「てーいっ!」

パスカル「くっ……南無三!」

想像以上の速度でスライディングタックルに向かった針妙丸にパスカルは耐え切れず、
思わずアルゼンチン人とは思えない悪態を吐きながらも急旋回を試みる。
しかし、この時パスカルは不運にも芝生に脚を絡ませてしまい――。

グラッ……バターンッ!

針妙丸「きゃあ〜っ!?」

――ピピィイイイイイイイイイッ!!

実況「あ〜っと! パスカル選手が針妙丸選手を躱しきれずに衝突だ!
これはパスカル選手の反則でしょうか、審判が近づいていきます!!」

パスカル「(し、しまった!? こんなところで……!)」

309 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/28(水) 23:35:29 ID:gyulW3+M
そのまま、(サッカー用に)小槌の力で人間の子どもサイズまでに大きくなった
針妙丸を押し倒すような形で、パスカルは不格好にもフィールドに倒れ伏してしまう。
これには審判も慌てて笛を吹いて……。

先着1名様で、

★パスカルの運命→! card★

と書き込んでください。カードのマークや数値で結果が分岐します。

JOKER→お咎めなし。しかし……
       針妙丸「こ、この人変態です!」パスカル「そ、それでも俺はやってないーっ!?」
J〜K→お咎め無し
7〜10→注意!
4〜6→厳重注意!
A〜3→イエローカード!
クラブA→一発でレッド!?

310 :森崎名無しさん:2015/10/28(水) 23:36:09 ID:???
★パスカルの運命→ ハート4

311 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/29(木) 00:03:26 ID:pYJsq/xc
★パスカルの運命→ ハート4 ★
4〜6→厳重注意!

審判「プレーが少し注意力散漫だったね。
故意では無いにせよ、そうした危険なプレーを続けるならば、カードも覚悟しておきなさい」

パスカル「はい、大変申し訳ございませんでした」

パスカルの紳士然とした対応に毒気を抜かれた審判は、
即座にカードを出しはしなかったが、しかしそれでも厳重に注意を促す。
恐らく次はカードだろうと、パスカルは胸を撫で下ろしつつも一筋の冷や汗を流した。


*パスカルが厳重注意を受けました。

312 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/29(木) 00:05:43 ID:pYJsq/xc
針妙丸「うわーん! 痛いよ霊夢、私足くじいちゃったーー!」

霊夢「はいはい。だったら私がベンチまでおぶってあげるわ。
だから、わんわん泣くのはやめてよね。みっともないし。分かった?」

衣玖「医務班の天狗さんの言う事をよく聞いて、しっかり治すんですよ?」

中里「針妙丸殿は我らの切り込み隊長でゴザるからな。戦略上外せぬ存在でゴザル故、しっかり養生されい」

小町「(あれ……何だろう。あたいと小人との、この扱いの違い。
あれ……職場の事を思い出して目から汗が……割と自業自得だから良いけど)」

――そして、今しがたの反則を受けて負傷した針妙丸の存在や、
後数分で軽傷の治療が終了する小町の存在を捨て置いても、
ここからの博麗連合のフリーキックは、ルナティックスにとって恐ろしい。

アリス「――ゴールまで50メートル。ここから直接狙うのは、ちょっと現実的じゃないわね。
ただでさえFWが居ない分、ねじ込みやシュートからの攻撃も難しいし。
ここは少なくとも、小町が戻ってくるまではパスワークで時間を潰すのが安定かしら」

魔理沙「……いや。だけど私のシュートなら。『ファイナルスパーク』なら、この位置でも――」

霊夢「――魔理沙。今はまだその時では無い……と思うわ。
それに攻めるなら、私のドリブル突破だって有効だと思うけど?」

森崎「……(このフリーキックは僥倖だが。しかし俺でもどうするかは迷う所だな、こりゃ)」

衣玖「(………さて、どうしたものか。そろそろ総領娘様のご機嫌が斜めりそうなので、
何かいいプランを立てたい所ですが、ここは発言すべき空気かどうか、微妙ですねぇ)」

313 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/29(木) 00:07:33 ID:pYJsq/xc

博麗連合の中盤の要であるメンバーが数名集まって、
簡単ではあるが次のフリーキックの方針について考え合っている。
ここは無理に奇策を捻る必要も無いと思っているのか、
森崎も様子を見ているようで、珍しく口出しはしない。そんな中、彼女達が出した結論は――。

先着1名様で、

★博麗連合のフリーキック→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER・クラブA→小町「(やべっ、四季様が試合見に来てる!?)ごめんあたい今怪我完治したしついでに本気出すから!」
ダイヤ→魔理沙「この上ないチャンスだ。やってやるぜ、『ファイナルスパーク』……!」
ハート→アリス「小町が戻って来るまで様子を見ましょう。チャンスはそれから私が作るわ」
スペード→衣玖「小町さんが戻るまでは様子見として。折角ですし、ここは私が奇襲を掛けるというのは如何でしょうか」
クラブ→霊夢「私がゴールまで突っ込むわ。一番それが勝率高そうだし」

314 :森崎名無しさん:2015/10/29(木) 00:08:20 ID:???
★博麗連合のフリーキック→ ダイヤ7

315 :森崎名無しさん:2015/10/29(木) 00:08:40 ID:???
★博麗連合のフリーキック→ ダイヤ8

316 :森崎名無しさん:2015/10/29(木) 00:25:41 ID:???
カグヤ カグヤ カグヤ カグヤ

317 :森崎名無しさん:2015/10/29(木) 00:26:55 ID:???
遂に技名が判明するのか

318 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/29(木) 00:55:30 ID:pYJsq/xc
★博麗連合のフリーキック→ ダイヤ7 ★
ダイヤ→魔理沙「この上ないチャンスだ。やってやるぜ、『ファイナルスパーク』……!」

魔理沙「……膠着仕切った状況を、最強の必殺技で打ち砕く。それこそが、ストライカーの。――いや、主人公の務めだろ?」

アリス「……!」

霊夢「――魔理沙。あんたはどうして……!」

魔理沙「前半にも一発、もう撃ってただろうが。
あの時は輝夜のお仲間に止められたけど、感触は最高だったんだ。
もしもあれをもう一発、この場で撃つ事ができたら……!」

魔理沙はアリスや霊夢の言外の制止を振り切り、静かな情熱を秘めて言った。
明るくおどけた風に話す事が多い普段の魔理沙とは違い、そこには切実な覚悟があった。
そしてその覚悟の背景を博麗連合のメンバーは理解していた為に、真っ向から否定する事は出来なかった。

衣玖「……お言葉ですが魔理沙さん。貴女の『ファイナルスパーク』は諸刃の剣。
絶大な威力と引き換えに、あのシュートは貴女の選手生命を損ねる代物と聞いています。
前半に一度放っただけでも本来は危険だと言うのに、どうしてこの場面で急ぐ必要があるので?」

魔理沙「別に。決めたいからシュートチャンスに貪欲になり、決めたいからシュートを撃つ。それだけだぜ。
私の脚の事情なんて、お前達は考えなくて良いからさ。撃たせてくれよな、頼むよ。
ルナティックスのボール回しにウンザリしてたんだ、私はさ」

その内心がどうかは計り知れない。
しかし少なくとも魔理沙は今の普段の彼女らしい台詞を、ごく自然に言い放てる程には強かった。

319 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/29(木) 00:58:31 ID:pYJsq/xc
アリス「……あんたの脚を放っておいたとしても、この局面で大量消耗するシュートは頂けないわ。
輝夜がもしまた、あの反則セービングを公然と使って来るようだったら、私達の勝機は薄いのだから」

魔理沙「だけど、この位置からシュートを撃って仮に万一失敗したとしても、FWを上げない分、すぐに守備に戻れるだろ?
それに、自分で言うのもヘンだけど、私は逆境に立ってこそより力を発揮できると思うんだ。
それも……自分の限界すら超えて。本来なら撃てないシュートも、撃てるまでに。
――だから、撃たせてくれ、頼む」

アリス「………困ったわね(どうしよう。ここはOKする方が親密度は上がるのかしら?
それともやっぱりダメって言った方が、後々の友好イベントに繋がるのかしら……)」

霊夢「……駄目よ。――って言っても聞かないのがあんただからね。こっちも困った困った」

魔理沙「困ってくれるが良いぜ。特に意見が無い限り、私は撃つからな」

霊夢「(本当は止めたい……ような気もするけど。どうしても、言葉が思いつかない)
――分かった分かった。そこまで言うなら私は止めないから。そのかわり、決めなさいよ」

魔理沙「――霊夢。ありがとう。恩に着るぜ」

後半の方はもはや論理を欠いた、魔法使いを志す魔理沙らしからぬ暴論だった。
そんな切羽詰まった魔理沙に対し、アリスは返答に窮し、
霊夢は予想はしていつつも悩みと戸惑いを覚えるも、しかし器用だが不器用な彼女はその感情を言葉に出来ない。
霊夢達はそのまま、急かすように笛を吹く審判の指示に従い持ち場に付いて――。


                      ピィイイイイイイイイイッ!
          ――グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ……!

       笛の音が鳴り終わるのと、魔理沙が右脚を振りあげるのはほぼ同時だった。



320 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/29(木) 01:00:05 ID:pYJsq/xc
         パスカル「――な、なにィ……! まさか、ここから狙うって言うのか!?」

中山「(俺とシューターとの位置はおよそ30メートル。この距離を利用し、『ソウルブロック』を全力解放出来れば……!)」

            つかさ「う、うおおおおおっ! も、燃えて来たぁあああっ!!」

               慧音「ただの数合わせで、終わって堪るか……!」

     そして、この位置からの直接シュートを想定していなかったルナティックスメンバーのうち、
      中央に居た選手達は全て、嫌が応にもシュートの射程から抜け出す事ができない。


           魔理沙「――何人いようが同じだ。纏めて掛かってきやがれ!!」

    ――アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!




321 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/29(木) 01:01:28 ID:pYJsq/xc

            霧雨魔理沙が吼えた。それは飢えた瀕死の虎にも近かった。
        そして野生の獣は得てして、瀕死の時こそ真の力を発揮するものだった。

      輝夜「(吹っ飛びたくはない……だけどブルノさんとかの力は死んでも借りたくない。
                   どうする……どうする……私!?)」
      一部観客「カグヤ カグヤ カグヤ カグヤ(何かを誘うかのような優しい声色)」

         魔理沙は輝夜を見ておらず、ただゴールの枠内のみを見て再度吼える。
   しかしその咆哮の内容は、どこまで行っても年頃の少女らしい、未熟だが切実な言葉だった。

         魔理沙「何度だって言ってやる。サッカーは……私の夢だ!!」


        バッ……ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!
    バギュウウウウウウウウウウウンッ! ドギュルルルルルルルルルルルルルルルルルッ……!
            ―――カッ!  チュドゴーーーーーーーーーーーーーーンッ!
           ビイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ………ンン!!
            ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド…!!


322 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/29(木) 01:04:28 ID:pYJsq/xc
☆どのセービングをしてもらいますか?
 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
A:たすけてみんな!!(セーブ力に固定で+10されます)200消費
超必殺キャッチです。強力ですが、「(えーりんが)とめる!」は発動しません。
使用時獲得カリスマポイント:−1(0以下にはならず、ポイントが0でも使用可です)

B:たすけてえーりん!(セーブ力に固定で+8されます)150消費
必殺キャッチです。1/4で「(えーりんが)とめる!」(+3)が発動します。
成功(=こぼれ球以上)時獲得カリスマポイント:0

C:パンチング(セーブ力に固定で+4されます)80消費
ボールを弾きます。勝利しても自陣深くにボールが残ることが多いです。
1/4で「ブリリアントドラゴンバレッタ(+2)」が発動します。
成功時獲得カリスマポイント:1

D:キャッチング(セーブ力に固定で+2されます)40消費
ボールを掴みます。成功率が低い分、勝利時はこちらにより有利な判定となります。
成功時獲得カリスマポイント:3

E:カリスマセーブ(セーブ力に固定で+0されます)40消費
カリスマにワンハンドキャッチします。属性はキャッチと同じですが、成功したらカリスマ度が急上昇します。
また、JOKERが出た場合は数値差に限らず強制勝利となります。
成功時獲得カリスマポイント:5(失敗時でも+1)

F:ライフスプリングインフィニティ(セーブしません)100消費
輝夜が何か凄いオーラを発し、2/13(+JOKER)でシュートを防ぎます。吹き飛び判定はなく、ポスト判定は存在します。
成功時獲得カリスマポイント:4
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
輝夜セーブ力:53+(50m補正+4)
魔理沙の『ファイナルスパーク』の威力:65+(フリー補正+2)
輝夜のガッツ:580/730
輝夜のカリスマポイント:2/10(ポイントが溜まると難題が解放され、輝夜がパワーアップします。現在:LV2)

323 :森崎名無しさん:2015/10/29(木) 01:05:08 ID:uJiUBVJE
Aライフカード

324 :森崎名無しさん:2015/10/29(木) 01:06:07 ID:7QIPuxV+
A

325 :森崎名無しさん:2015/10/29(木) 01:06:38 ID:oII1sVKs
B

326 :森崎名無しさん:2015/10/29(木) 01:07:33 ID:???
>魔理沙「何度だって言ってやる。サッカーは……私の夢だ!!」
この夢はマジモンの呪いですわ。色々と達成できないままのろわれ続けそう
あとついでにどこぞの友達作りも呪いの域に達してるねw

327 :森崎名無しさん:2015/10/29(木) 01:08:46 ID:???
カリスマポイント:−1って、思わず笑ってしまった
さすがブルノさんやでぇ

328 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/29(木) 01:10:40 ID:pYJsq/xc
…と、言った所で今日の更新はここまでですが、先に判定だけして頂けると助かります。

先着3名様で、
★魔理沙→ファイナルスパーク 65 ( ! card )( ! dice + ! dice )+(フリー補正+2)=★
★パスカル→ブロック 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 中山→ブロック 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)+(30m補正+2)=★
★つかさ→ブロック 50 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)+(40m補正+3)=
 慧音→ブロック 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)+(40m補正+3)=★
★輝夜→たすけてみんな!! 63 (! card)(! dice + ! dice)+(50m補正+4)=★
と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(霞がフォロー)(妹紅がフォロー)(輝夜がフォロー)
≦−2→ルナティックスボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→魔理沙の『ファイナルスパーク』がルナティックスゴールを消し去る!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(博麗のコーナーキック)(霞がフォロー)(妹紅がフォロー)
≦−2→ルナティックスボールに。

【補足・補正・備考】
魔理沙の「ファイナルスパーク」には吹飛係数1があります。
中山のマークがダイヤで、「ソウルブロック(+8、250消費)」が発動します。
中山のマークがハートで、「フォーリングブロック(+6、150消費)」が発動します。
つかさのマークがダイヤで、「ソウルブロック(+8、250消費)」が発動します。
つかさのマークがダイヤで、「顔面ブロック(+6、150消費)」が発動します。
慧音のマークがダイヤで「三種の神器 鏡(+4、100消費)」が発動します。
輝夜はスキル・蓬莱人により絶対に負傷しません
中山はスキル・後天性ファンタジスタにより、ダイスが2の時数値を10、3の時9とします。

329 :森崎名無しさん:2015/10/29(木) 01:13:03 ID:???
★魔理沙→ファイナルスパーク 65 ( クラブ2 )( 2 + 1 )+(フリー補正+2)=★

330 :森崎名無しさん:2015/10/29(木) 01:13:25 ID:???
★魔理沙→ファイナルスパーク 65 ( ダイヤ9 )( 5 + 5 )+(フリー補正+2)=★

331 :森崎名無しさん:2015/10/29(木) 01:13:27 ID:???
★パスカル→ブロック 51 ( スペード2 )( 3 + 5 )+(人数補正+2)=
 中山→ブロック 52 ( クラブQ )( 1 + 2 )+(人数補正+2)+(30m補正+2)=★

332 :森崎名無しさん:2015/10/29(木) 01:13:43 ID:???
★パスカル→ブロック 51 ( JOKER )( 5 + 4 )+(人数補正+2)=
 中山→ブロック 52 ( ハート8 )( 5 + 3 )+(人数補正+2)+(30m補正+2)=★

333 :森崎名無しさん:2015/10/29(木) 01:14:21 ID:???
あっ(察し)
★つかさ→ブロック 50 ( スペード9 )( 5 + 4 )+(人数補正+2)+(40m補正+3)=
 慧音→ブロック 51 ( クラブ6 )( 5 + 5 )+(人数補正+2)+(40m補正+3)=★

334 :森崎名無しさん:2015/10/29(木) 01:14:24 ID:???
★つかさ→ブロック 50 ( スペードJ )( 3 + 1 )+(人数補正+2)+(40m補正+3)=
 慧音→ブロック 51 ( ハート7 )( 5 + 4 )+(人数補正+2)+(40m補正+3)=★
そのシュートなかったことにしてやる!

335 :森崎名無しさん:2015/10/29(木) 01:15:41 ID:???
★輝夜→たすけてみんな!! 63 ( ハート2 )( 1 + 4 )+(50m補正+4)=★

336 :森崎名無しさん:2015/10/29(木) 01:17:09 ID:???
とどめだ!召喚したカグヤファン全員をそのまま魔理沙たちにつっこませてからのさらばサッカー!さよならみんな!!

337 :森崎名無しさん:2015/10/29(木) 01:26:42 ID:???
必殺出せば止められるのに味方DFはなぜか相変わらず仕事しないなw
どっかのGKたちみたいに吹っ飛ぶのが仕事じゃないでしょうにw
まぁ結果的には相手が体力使いまくってくれたことになるからすごく助かったんだからいいけどさw

338 :森崎名無しさん:2015/10/29(木) 01:30:39 ID:???
あれだけシリアスしてたファイナルスパークがギャグ技に完全連敗w

339 :森崎名無しさん:2015/10/29(木) 01:40:48 ID:???
乙でした
こちらはフリーキックのため味方はほとんど自陣内、
相手は前線が霊夢のみで魔理沙はボロボロ、しかも相手FW二人はフィールド外にいる…

鈴仙「鳥かごよ!鳥かごをするのよ!……いえ、ちょっと名前が悪いわね。
   そう、これはシンデレラケージ〜カゴメカゴメ〜。たすけてみんなからのカグヤカグヤ(?)よ!」

340 :森崎名無しさん:2015/10/29(木) 01:47:22 ID:???
魔理沙は疲れるとパワーアップするんか?

341 :森崎名無しさん:2015/10/29(木) 14:24:00 ID:???
ファイナルスパークの消費が400ならスタミナがSとしても
最後まで動ないとしてあと1発撃てるかどうかかな。

342 :森崎名無しさん:2015/10/29(木) 20:58:37 ID:???
あのキーパーなかなかできるぞ

343 :森崎名無しさん:2015/10/29(木) 23:31:06 ID:???
カグヤファン「おれならとれたな(ここで有限実行)」

344 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/30(金) 01:15:13 ID:???
こんばんは、更新再開します。
>>339
乙ありがとうございます。シンデレラケージってそういう…(違)
魔理沙も結構割と凄いスキルを持ってたりしますので、ここでシュートを撃っても案外何とかなります。

345 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/30(金) 01:16:51 ID:???
A:たすけてみんな!!(セーブ力に固定で+10されます)200消費

★魔理沙→ファイナルスパーク 65 ( クラブ2 )( 2 + 1 )+(フリー補正+2)=70★
★パスカル→ブロック 51 ( スペード2 )( 3 + 5 )+(人数補正+2)=61*吹き飛び!
 中山→ブロック 52 ( クラブQ )( 1 + 2 )+(人数補正+2)+(30m補正+2)=59★*吹き飛び!
★つかさ→ブロック 50 ( スペード9 )( 5 + 4 )+(人数補正+2)+(40m補正+3)=64*吹き飛び!
 慧音→ブロック 51 ( クラブ6 )( 5 + 5 )+(人数補正+2)+(40m補正+3)=66★*減衰!&吹き飛び!
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
★魔理沙→ファイナルスパーク 65 ( クラブ2 )( 2 + 1 )+(フリー補正+2)+(減衰-1)=69★
★輝夜→たすけてみんな!! 63 ( ハート2 )( 1 + 4 )+(50m補正+4)=72★
≦−2→ルナティックスボールに。

――魔理沙はサッカーを自分の夢と呼んだ。
そしてこのシュートは彼女のその発言を具現化したかのように、まさしく夢のシュートだった。

バギュルルルルルル……! バギドガグシャアアッ!

パスカル「ぐっ……! な、何だこの威力!?」

中山「ブロックをする隙すら与えんとは……!?」

速度は音の数倍早く、威力は下手な核兵器に匹敵する。
高温と高速により白く輝くシュートはまさしくプラズマ砲そのものであり、
パスカル達はその気体とも液体ともつかぬ物質と化したボールに近づくだけで吹き飛ばされてしまった。

つかさ「――格が、違いすぎる………!」

慧音「――だが、それでも勇気を持って戦うべきなのが、私達DFだ。私は行くぞ!」

346 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/30(金) 01:17:57 ID:???
バッ! ババッ!  ――バシュウウウウウウウウウウンッ!

つかさ「あ、あああっ……!」

慧音「(ボールに触れる事ができた! ……だが、触れるだけだった。
恐らく、精々がシュートの威力を僅かに弱めただけだろう。――やはり、駄目だったか……!)」

普段は勇猛なつかさが屈し、冷静な慧音が窮地の力を発揮する程に、そのシュートは優れていた。
――自分の夢が、お前達みたいな凡百の有象無象どもに、防がれて堪るか。
果敢にブロックへと出たつかさと慧音を等しく平等に吹き飛ばす程に豪快で無残なシュートは、
DF陣の間を通り抜ける際、そんな事を言っていたような気がした。
ただ単に強く早いだけではない。シュートに籠められた信念と意志の力の強さにおいても、
魔理沙の『ファイナルスパーク』は、他のシュートと比べて抜きんでていた。

輝夜「…………いや、普通に死ぬでしょ。コレ」

輝夜はこの時点で覚悟を決めていた。
今は自分のカリスマやらプライドよりも、純粋に自分の命の方が大切に思えた。
死なない蓬莱人とは言えども、やはり数千度の熱で全身を焼かれるのは痛いのである。
それに、チームプレイたるサッカーにおいて、
自分のプライドを理由に失点するというのはちょっとマズいかなとも一毛位は考えていた。

輝夜「――くぉら〜っ、ファン共! もっかいさっきみたくシュート防ぎなさい!!」

――それ故に、輝夜は半ば開き直ったようにそう叫んだ。
そうすると、まるでそれを予見していたかのように……観客席が割れた。

347 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/30(金) 01:19:22 ID:???
          バ           ッ!

ブルノさん「さあ行け、我が眷属共よ!!」

―――ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!

実況「で、出た〜〜! 輝夜選手、自分ではシュートは防げないと見ると、
観客席に援護を要請してシュートを止めに向かった〜〜〜!
観客席の大勢のカグヤファンたちは、先導するブルノさんをわざと踏みつけながら、
第一回を超える総勢三百人がかりでシュートブロックに向かいます!」

ジュスト「止めるぜ!」

バッ! ドゴオオオオオオオオオオッ!

実況「ジュストくん、ふっとばされた〜〜〜!!」

ガレリ「カグーヤ王女バンザーイ!!」

バッ! ドゴオオオオオオオオオオオッ!

実況「ガレリくん、ふっとばされた〜〜〜!!」

にとり「なんで私まで吹っ飛ばされてるの〜!? あんな奴、盟友でも何でもないのにーっ!?」

バッ! ドゴオオオオオオオオオオッ!!

実況「にとりくん、ふっとばされた〜〜〜!!」

バッ、ドゴオオオオオオオオオオオオオッ!

実況「萃香くん、ふっとばされた〜〜〜!!」

348 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/30(金) 01:20:24 ID:???

魔理沙「……安心しろ、輝夜。私は今更になって、『このセーブって反則だよね?』
……なんて野暮ったい事は言うつもりはないからな」

輝夜「え、良いの? 真面目に突っ込まれたら素直に謝ろうって思ってたのに」

魔理沙「――別に良いさ。お前がゴール前に千本、二千本のポストを立てて来ても。
この私が、全てブチ破ってへし折ってやるからな!」

輝夜「……へぇ。面白いわね。やってみたら? ――やれるモンなら、ね」

宣言通りに背骨ごと全身をへし折られるザルキーパー達が百を越した頃、
魔理沙は輝夜に向かってそう宣言する。
しかし残念な事に、これは魔理沙の虚勢である事を輝夜は既に悟っていた。

輝夜「……痛むんでしょ? 脚。それも今しがたからじゃない。
後半戦開始時からずっと。――ヤケに焦りが見えたからね。
最初はMFとしての経験不足かな? とも思ってたけど、今のフリーキックで確信したわ。
ああ、こいつは自分の脚にまだ感覚がある間に、シュートを撃ちたいんだな……ってさ」

魔理沙「………輝夜、お前……!」

――知っていたのか、と言わせる前に輝夜は語る。
二人を隔てるポストは残り三十本程度しか残されていなかったが、
輝夜にとっては三十本『も』あるという感覚だった。

輝夜「無駄よ。僅か十数年の生で得られる程度の知恵では、私の前に隔たる難題は壊せない」


349 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/30(金) 01:21:53 ID:???

バッ! ドゴオオオオオオオオオオオッ!

実況「トーマスくん、ふっとばされた〜〜〜!!」

バッ! ドゴオオオオオオオオオオオッ!

実況「プアジェルくん、ふっとばされた〜〜〜!!」

魔理沙「今二本程壊れたぜ、お前の難題」

輝夜「……うっさいわね。二本くらい誤差よ、誤差! ――それに。次位でしょうしね」

メオン「(――さっきよりも、シュートの減衰が大きい! これならば……!)――ハッ!」

グワアアッ、バチコーンッ!

実況「メオンくん、パンチング〜〜!! 魔理沙選手とのシュート対決は、輝夜選手が制した!
ボールは勢いを完璧に削がれ、輝夜選手の手中に落ちて行きます!」

魔理沙「――ちっ。もっとコースを絞るべきだったか!」

輝夜「……違うわね。あんたのシュートが、さっきよりも弱かったのよ。
それこそ、ウチのポスト達でも簡単に威力を減衰出来る程度にね。
……右脚、力入って無かったんじゃない?」

魔理沙「……う、っ、ぐっ……!!」

メオン「サイクロンでこい! マリサ!」(←煽り)

350 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/30(金) 01:25:16 ID:XYX/uyDo
――ボールを両手で抱えた輝夜に対し、魔理沙はそれ以上反論できなかった。(メオンの煽りは無視した)
右脚の痛みが今のシュートを機に大きく爆発したからだ。
足先から付け根までに無数の釘が打ち付けられているかのような痛みを受け、
何も言わずに中盤のMF陣と合流することしかできなくなっていた。

鈴仙「(なんか、魔理沙が可哀想に思えてくるわね……あれだけ身体を張ったシュートが、
姫様のギャグでしかない技に、ああも止められちゃうなんて。
――でも、お蔭で1点差になっちゃう危機は免れたわね。
……さて。今は後半の9分で試合は3−1と、私達のリードなんだけど。
――ここは姫様に指示を出して、4点目を狙って攻め込んでみようかな?
それとももう鳥かごにして、少しでも時間を稼げるようにすべきかしら?)」

――そして、輝夜の(?)獅子奮迅の活躍っぷりにすっかり飲まれてしまった鈴仙は、
地味でもコツコツ、これからの作戦について考えていた。
博麗連合はシュートをミスしたが、長距離からのフリーキック故に守備体勢は概ね整っている。
中盤やや上がり目の位置に立つ鈴仙は、輝夜に向かってこう指示を出す事にした。

A:「姫様! 私に持ってこい!」※中盤やや上がり目の位置の鈴仙までフィードを上げて貰います。
B:「ボランチの中山さんに渡して下さい。ボールキープとロングパスでチャンスを作って貰いましょう!」
C:「左サイドのてゐが空いてます。ドリブル突破で一気に攻め入りましょう!」
D:「霞を使いましょう。DFの霞からFWの佳歩までパスを通し、そこから正面突破を狙うんです!」
E:「ようし、鳥かごだ! このままパスワークで時間を稼ぎましょう!」
F:「もうこの試合は楽勝ね! 姫様! 敵にハンデをあげたいので、ブルノさんと交代して下さい!」
G:その他 自由選択枠

鈴仙のガッツ:450/980

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

351 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/30(金) 01:26:20 ID:???
…と、言ったところで今日の更新はここまでです。皆さま、本日もお疲れ様でした。

352 :森崎名無しさん:2015/10/30(金) 01:27:53 ID:xyIuIWac


353 :森崎名無しさん:2015/10/30(金) 01:28:27 ID:l1qJGvCs
E にとり乙萃香乙

この世界のルールだと相棒の雲と一緒にGKやっていても合法なんだから
姫様も相棒のポストとGKやっても合法

354 :森崎名無しさん:2015/10/30(金) 01:28:53 ID:jDuDisCc
サイクロンなんて使ったらそれこそもっと足が使い物にならなくなるじゃないですかやだー!



>魔理沙も結構割と凄いスキルを持ってたりしますので、ここでシュートを撃っても案外何とかなります。

なんだろう、ガッツが100以下になるたびに全回復+全ペナ無効くらいかな?
ひとまず最低でも全回復とシュートペナ無効くらいは考えて工

355 :森崎名無しさん:2015/10/30(金) 01:28:57 ID:vORHQuDk
D

356 :森崎名無しさん:2015/10/30(金) 01:37:08 ID:???
萃香がふっとばされて戻りきれないうちに速攻!w

357 :森崎名無しさん:2015/10/30(金) 07:46:36 ID:???
あれは自分の体を分けて作った分身体だから!多分!きっと!おそらく・・・

358 :森崎名無しさん:2015/10/30(金) 12:32:44 ID:???
このセービング見てるだけで狂気度あがりそう

359 :森崎名無しさん:2015/10/30(金) 20:27:23 ID:???
G:「もうこの試合は楽勝ね! 姫様! 敵にハンデをあげたいので、ブルノさんを敵にプレゼントしてください!」
人気1位を加入させてあげる余裕

360 :森崎名無しさん:2015/10/30(金) 22:41:19 ID:???
つまり森崎がFWに専念するようになる・・・!
敵は3−4−4の超攻撃的布陣で追い上げてくるわけだ、これはすごい余裕だぞ!

361 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/31(土) 00:27:46 ID:???
こんばんは、更新再開します。
>>353
にとりと萃香乙ありがとうございます。
姫様はポストのこと相棒と認めてないのでまだダメですね。
>>354
割と凄いとは言いましたが、ガッツ全回復&ペナ無効となると流石にチート臭い&嵌ると無理ゲー化するので大丈夫ですw
>>356-357
謎原理によりその辺は大丈夫です。
>>358
そういえば姫様JOKER出した時は、狂気度プレゼントしても良かったですね…
>>359
今人気投票やったら姫様が1位になりそうですねw
あと、ブルノさんをプレゼントは妨害工作です。
>>360
ダイス目によっては姫様が炎上しそうですね…

362 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/31(土) 00:28:48 ID:???
C:「左サイドのてゐが空いてます。ドリブル突破で一気に攻め入りましょう!」

鈴仙「――姫様、ここはてゐにボールを渡しましょう。
博麗連合のFWが揃って不在の今なら、一気にボールを前線へと押し出す事ができます!」

輝夜「良いわよ。このまま鳥かごして勝利ってのも面白くないしね! ……それーっ!」

ポーン、ポムッ。

てゐ「姫様、ナイススロー! ……んじゃ、行くかァ!」

タッ。――タタタタタタタタッ……!

実況「後半10分! 輝夜選手がナイスキャッチしたボールはそのまま左サイドの因幡てゐ選手へ!
てゐ選手は永琳選手に比べると警戒度が低くなりがちですが、
今回もそうした身軽さを武器に、FWが負傷で不在の博麗連合陣地へボールを押し上げていきます!」

アリス「魔理沙、タックルに行けそう?」

魔理沙「す、すまん。アリス。……ちょっと、今は無理だ!」

アリス「……そ、そう。分かったわ(きょ、拒否された……!
これは私なんか友達じゃないっていう、魔理沙からの隠れたメッセージ……?)」

衣玖「いや、普通にシュートの反動が大きすぎるだけかと思いますが。
……でしたらアリスさん。ボランチの私がお供しましょうか」

アリス「えっ? そ、それって……?」

衣玖「――残念ながら、トモダチだからじゃありません。
だけど、友達って色々共同作業していく過程で、そういう空気になるもんじゃないですか。
だから、将来には見込みアリかもしれませんよ?」

363 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/31(土) 00:30:36 ID:???
アリス「……! ――ふ、ふん。勝手にすればいいわ。足手纏いにはならないでね?」

衣玖「およよ……それは怖い(――恐らく照れ隠しなんでしょうが、協調性ゼロなこの態度。
やっぱし面倒くさそうですねぇ、この人……。こりゃ将来にも見込みナシですわ)」

タッ。タタタタタッ……。

てゐ「(! ……あのボランチの、小町とは別な意味でやる気なさそうなヤツ(衣玖)が上がってる。
『インビジブルデューパー』を撃たれる前に、少しでも前のラインで止める気かな?)」

実況「そしててゐ選手の前に立ちはだかるのは、博麗連合の左サイドハーフのアリス選手に加えて……。
――これは珍しく、ボランチの永江衣玖選手が上がっています!」

霊夢「(衣玖が空気を読んで、良い感じに動いてくれてるわね。……これなら、今の内に私も守備に回れそう。
永琳は相変わらず中里がマークしてくれてるし。
ここを通したとしても、森崎がトチるか天子が暴走しなけりゃ大丈夫……かな)」

スッ……。


アリス「――フッ。孤独にも単身ドリブルに向かう貴女が哀れね。この私達の、友情パワーの錆にしてくれるわ!」

衣玖「(結局勝手に友達認定してるし……)――まぁ、そこそこに止めて見せますよ。そこそこにね」

タッ、ズザアアアアアアアアアアアアアアアッ!

364 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/31(土) 00:31:50 ID:ADDLrgpQ
てゐ「やる気があるのか無いのか分からん、ヘンなコンビだね。――でもま、通させて貰うよ!」

ダッ! ダダダダダダダッ!

先着2名様で、

★てゐ→ドリブル 51 (! card)(! dice + ! dice)=★
★アリス→タックル 49 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 衣玖→タックル 48 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)+(軽傷治療済-1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→てゐ、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(パスカルがフォロー)(ルナティックスのスローイン)(博麗のスローイン)
≦−2→博麗連合ボールに。
【補足・補正・備考】
てゐのマークがダイヤ・ハートの時、「シロウサギドリブル「(+3、吹飛2)」が発動します。
衣玖のマークがダイヤの時、「龍魚ドリル(+2、吹飛5)」が発動します。

365 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 00:32:25 ID:???
★てゐ→ドリブル 51 ( ハートA )( 5 + 1 )=★

366 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 00:34:22 ID:???
★アリス→タックル 49 ( ダイヤ9 )( 1 + 6 )+(人数補正+1)=
 衣玖→タックル 48 ( ハートJ )( 4 + 3 )+(人数補正+1)+(軽傷治療済-1)=★

367 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 00:38:02 ID:???
>>360
真面目な話GKがゴールにいるかどうかでは1VS1の時に反則が起こるかどうかのこともある
それにオフサイドの存在も考えるとブルノさんプレゼントはどう見ても失策
ただし突然オーバーラップしてオウンゴールする可能性も考えてみると・・・うむ
悪くないかやはり

368 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 00:48:57 ID:???
友情パワー、よわっ

369 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 00:58:43 ID:???
脆くも儚い友情であったとさ

370 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 01:00:04 ID:???
真実のかけらもない友情だからね、しょうがないね。

371 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/31(土) 02:06:42 ID:ADDLrgpQ
★てゐ→ドリブル 51 ( ハートA )( 5 + 1 )+(シロウサギドリブル+3)=60★
★アリス→タックル 49 ( ダイヤ9 )( 1 + 6 )+(人数補正+1)=56*吹き飛び!
 衣玖→タックル 48 ( ハートJ )( 4 + 3 )+(人数補正+1)+(軽傷治療済-1)=55★*吹き飛び!
≧2→てゐ、ドリブル突破。

アリス「そっちよ、衣玖!」

衣玖「そっちってどっちですか。もっと具体的に指示してくれないと分かりませんよ」

アリス「あ、貴女……!? 私の友達じゃなかったの……?」

衣玖「だから友達じゃないって言ってたじゃないですか」

ギャーギャー、グダグダ……

てゐ「――幾らなんでも、そんなチグハグな連携に負けてらんないよ!」

バッ! ――ドガッ! ドガドガッ!!

アリス「そ、そんなーっ!?」

衣玖「やっぱり駄目でしたか。霊夢さん、後はお願いしますよ」

実況「てゐ選手、ここは冷静にアリス選手達のタックルに対応!
兎特有の跳躍力で二人を吹き飛ばしながら、サイドをそのまま正面突破していきます!
そしててゐ選手は単身、博麗連合のバイタルエリアやや手前までやって来ました!」

鈴仙「てゐ、良くやったわ! だけど……」

てゐ「うん。――こっから先をどうするかが問題だね」

372 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/31(土) 02:09:04 ID:ADDLrgpQ
スッ――。

霊夢「――とりあえず、アリスも時間稼ぎ程度には役立ってくれたみたいね……」

てゐが指し示したのは中盤の下がり目。
先ほどまで衣玖が居た筈の場所には、ちょうどその場所を入れ替わるようにして霊夢が立っていた。

鈴仙「――魔理沙にシュートを撃たせると決めた時点で、霊夢はこういう展開を想定していたのかもね。
だから、自分を除くMFにプレスを掛けさせつつ、自分は守備に回れるように立ち回った……」

パスカル「――しかし、こうなると攻めのプランが一気に立てづらくなるな。
『インビジブルデューパー』を撃つには、もう少しドリブルで前に進む必要がある。
必殺パスでレイセンまで繋ぐ手もあるが――そうなるとてゐが上がり切れず、
レイセン一人で撃てる『マインドエクスプロージョン』に頼らざるを得なくなる。
……いずれにしても、やはり確実性は落ちるだろうな」

てゐ「他にも、お師匠様までサイドチェンジするって手もあるけどね。
でもそっちは例の忍者(中里)がマークしてるし、あの天人崩れも居るから、余計に攻めづらいかも」

鈴仙「なるほど……。う〜ん、悩ましいわね」

霊夢「悩んでるヒマは無いけどね。このままウダウダしてたら、魔理沙が戻って来るわよ?
あいつはあれでも、今みたくへこたれてる時程強い奴なんだから」

鈴仙「む、むぐぐっ……その位分かってるってば。余計なお世話よっ!」

373 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/31(土) 02:10:34 ID:ADDLrgpQ

自分の少し後ろに居る霊夢の挑発を受け流しつつ(あまり受け流せてないけど)、
てゐやパスカルを通じて情報を得ながら、鈴仙は得点機一歩手前での立ち回りを考える。
このままてゐに突破させるか。自分で撃つべく必殺パスを頼むか。あるいはパスカルや永琳の手を借りるか。
鈴仙はほんの暫くの間に頭脳をフル回転させ、そして――こう指示を出した。

A:「てゐ、今のあんたなら霊夢も抜けるわ! ドリブル突破よ!」
B:「てゐ、私にパスを。『エンシェントデューパー』なら、霊夢のパスカットにも勝てる筈よ!」
C:「パスカル君に渡して。『バナナパス』を使っててゐに戻せれば、『インビジブルデューパー』が打てるわ!」
D:「師匠にサイドチェンジよ。師匠のドリブル力なら、霊夢達が相手でも勝てるわ!」
E:「……私とパスカル君のワンツーからの、『リフレクトバレット』は? あれなら意表を突いてシュートに行けるかも……」
F:「……ここは分が悪い。一旦バックパスで中山さんに戻して、遅攻に戻りましょう」
G:その他 自由選択枠 佳歩に撃たせたい場合、パスカルの判断に任せたい場合などはこちらで

鈴仙のガッツ:470/980

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

374 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/31(土) 02:11:42 ID:???
…と、言ったところで今日の更新はここまでです。
皆さま、本日もお疲れ様でした。

375 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 02:12:07 ID:97i6BE4w
A

376 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 02:12:56 ID:198BKMPU

乙でしたー

377 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/31(土) 17:52:39 ID:ADDLrgpQ
こんばんは、ゆっくりペースになりそうですが更新していきます。
>>376
乙ありがとうございます!
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
A:「てゐ、今のあんたなら霊夢も抜けるわ! ドリブル突破よ!」

てゐ「……げ。マジで言ってんの、鈴仙?」

鈴仙「えっ。そこは「おう!」……って快諾してくれる場面じゃなかったの?」

てゐ「そりゃあね。だって、相手が相手だもん。運が良く無けりゃ勝てないよ。それに……」

霊夢「――どうやらやられる覚悟が出来たみたいね! ――一緒に来て、玄爺!」

玄爺「……!」

ダッ! ――シュパァァッ!

実況「てゐ選手はパスに向かわず、このままドリブルを続けるようです!
そしてそんなてゐ選手の前には、ボランチ寄りの位置に立つ霊夢選手と……
DFの玄爺選手の二名が飛び出してタックルに向かいます!!」

てゐ「――それに。流石の相手だってここを通しちゃえばどうなるかは勉強してる!
二対一はちょっと厳しいけど……まぁ。幸運の素兎が運がどうこう言ってるのもカッコ悪いしね。
しゃあない、ここは運よく通させて貰うよ!」

ダッ! ダダダダダダッ!

378 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/31(土) 17:57:28 ID:ADDLrgpQ
霊夢「幾ら森崎に実力があろうとも、ここを通せば私達は厳しい。
それは今までの点差が証明してくれてるもの。――仕事として、ボールを刈らせて貰うわ!」

玄爺「………!!」

先着2名様で、

★てゐ→ドリブル 51 (! card)(! dice + ! dice)=★
★霊夢→タックル 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 玄爺→タックル 47 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→てゐ、ドリブル突破。得点チャンスだ!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(パスカルがフォロー)(鈴仙がフォロー)(天子がフォロー)
≦−2→博麗連合ボールに。

【補足・補正・備考】
てゐのマークがダイヤ・ハートの時、「シロウサギドリブル「(+3、吹飛2)」が発動します。
霊夢のマークがダイヤ・ハートの時、「パスウェイジョンニードル(+3)」が発動します。
霊夢はスキル・博麗の巫女により、ダイスで2が出た場合数値を12、3が出た場合数値を11とします。
玄爺のマークがダイヤで「パワータックル(+2、吹飛4)」が発動します。

379 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 17:58:36 ID:???
★てゐ→ドリブル 51 ( スペードA )( 4 + 5 )=★

380 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 18:01:18 ID:???
★霊夢→タックル 52 ( スペード4 )( 6 + 1 )+(人数補正+1)=
 玄爺→タックル 47 ( ハート4 )( 2 + 2 )+(人数補正+1)=★

381 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 18:12:30 ID:???
鈴仙がフォローかドリブルで1対1を狙うべきかな?

382 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 18:15:36 ID:???
敵がどう動くかだけど、鈴仙で1対1がコストパフォーマンスはいいと思う
当然敵も警戒するだろうから、場合によっては佳歩を頼るのもありかも

383 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/31(土) 19:49:17 ID:ADDLrgpQ
★てゐ→ドリブル 51 ( スペードA )( 4 + 5 )=60★
★霊夢→タックル 52 ( スペード4 )( 6 + 1 )+(人数補正+1)=60
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして鈴仙がフォロー

てゐ「――でりゃっ!」

霊夢「そこっ!」

――バシュウウウウウッ……バチイイッ!

てゐと霊夢は互いに技も使わず、純粋に自らの身のこなしをもって対峙した。
柔と柔のその争いには、激しいぶつかり合いもあっと目を引く大技も見えず、
一見味気ない勝負のようにも思えるが、その実は違う。

てゐ「(なんてこったい。全然隙が見えないよ……!)」

霊夢「(単なるすばしっこさが取り柄の奴だと記憶していたけど。
細かい動きもかなり上手くなってるわね、こいつ……!)」

てゐは霊夢の放つ四方八方のプレッシャーに怯え。
一方の霊夢も、永琳や中山には無いてゐ独特のリズム感や、熟達した足元の技術には内心で舌を巻く。
そんな中でなされた勝負は呆気なくとも、しかし一瞬の隙すら許さぬ緊張感に満ちており。

ポーンッ! ポンッ、コロコロコロ……。

384 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/31(土) 19:50:32 ID:ADDLrgpQ
てゐ「――しまった、後ちょっとでキープ出来たのに!」

霊夢「……私としたことが。完全に奪えなかったわ」

実況「てゐ選手と霊夢選手との対決! てゐ選手、ここはかなりの奮闘を見せましたが、
やはりタックルにおいても一流クラスの霊夢選手に勝利するのは厳しく、
ボールを前方に零す事が精いっぱいでした。しかし、ルナティックスの攻勢はまだ続く!
何故なら、その零れたボールをフォローしたのは……!」

コロコロコロ……パシッ。

鈴仙「――と、取ったわ! これで、あとちょっと進めば……!」

実況「ボールをフォローしたのは、なんとここでFWの鈴仙選手!
今試合でも森崎選手から2ゴールを決め、今大会での得点王がほぼ内定している、
まさしくルナティックスのエースにして点取り屋が、バイタルエリアにてボールをフォローしました!」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」

森崎「……ちっ。どいつもこいつも使えない奴め! しょうがない、今の内に……!」

――カッ! ゴゴゴゴゴゴゴ……!

超モリサキ「――よし。これで一対一になっても俺が有利だ。
だが……頼むぜ、天子、萃香さん。ここで俺の体力を消耗させないでくれよ」

385 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/31(土) 19:51:33 ID:ADDLrgpQ
天子「ふん。あんたにお願いされる筋合いなんて無いんだから。
だけど、まぁ……展開が遅くてちょっとイラついてたトコだし。
だからここは、この私が華麗にボールを奪い取ってあげるわ!」

ダッ! ズッザアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

萃香「鈴仙はかつてとは比べものにならん位の強敵だ。
だけど、私だってそう簡単に負けてあげる程、優しい性格はしてないもんでね!」

ダッ! グワッシャーーーーッ!

実況「――ですが、博麗連合としても、ここは鈴仙選手を潰したいところ!
残されたDFの天子選手と萃香選手! この二人が協力して速攻プレスへと向かいます!」

鈴仙「き、来たわね……!(相手は天人と鬼。種族的にも、これまでの力関係的にも、
彼女達は私にとって高みの存在だった。でも……そう、こっちだって下剋上よ!)」

――タッ! シュパァァァ……ッ!

実況「鈴仙選手、ここは……決然とした面持ちでボールキープを敢行だ〜!!
シュートだけでなくドリブルにおいても、鈴仙選手は存在感を見せつける事ができるでしょうか〜!?」

386 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/31(土) 19:53:17 ID:ADDLrgpQ
先着2名様で、

★鈴仙→ドリブル 53 (! card)(! dice + ! dice)=★
★天子→タックル 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 萃香→タックル 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→鈴仙、ボールキープ成功。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(佳歩がねじ込み)(パスカルがフォロー)(玄爺がフォロー)
≦−2→博麗連合ボールに。

【補足・補正・備考】
鈴仙のマークがダイヤで「ルナティックブラスト(+4)」が発動します。
鈴仙のマークがハートで「ラビットスターター(+2、吹飛2)」が発動します。
鈴仙のスートと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳LV3により敵の数値が−2されます。
天子のマークがダイヤ・ハートで「天地開闢プレス(+3、吹飛3)」が発動します。
萃香のマークがダイヤ・ハートで「鬼縛りの鎖(+3)」が発動します。
萃香はスキル・鬼の四天王により鈴仙の狂気の瞳が通用しません。

387 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 19:53:45 ID:???
★鈴仙→ドリブル 53 ( ダイヤ8 )( 6 + 6 )=★

388 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 19:53:46 ID:???
★鈴仙→ドリブル 53 ( スペード10 )( 6 + 3 )=★

389 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 19:55:35 ID:???
★天子→タックル 52 ( クラブ6 )( 6 + 5 )+(人数補正+1)=
 萃香→タックル 51 ( スペードJ )( 2 + 2 )+(人数補正+1)=★

390 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 19:59:45 ID:???
???「下剋上!?あのへたれウサギが言うようになったな、それでこそ我が同志たりうるな!」
↑の上位互換?「乗り越えた後の相手は丁寧に潰しておきませんと。でないと
        殺し損ねた蛇は時機を得て龍になり、こちらを噛み殺してしまいますわ」

391 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/31(土) 21:11:01 ID:ADDLrgpQ
★鈴仙→ドリブル 53 ( ダイヤ8 )( 6 + 6 )+(ルナティックブラスト+4)=69★
★天子→タックル 52 ( クラブ6 )( 6 + 5 )+(人数補正+1)=64
 萃香→タックル 51 ( スペードJ )( 2 + 2 )+(人数補正+1)=56★
≧2→鈴仙、ボールキープ成功。

天子「でりゃーーっ、ボール寄越しなさーいっ!!」

萃香「死ねい、鈴仙!」

鈴仙「(萃香さんに死ねって言われると、ホントに死にそうな気がして怖いんだけど……)
――び、ビビってなんか無いんだからね!」

タッ、クルンッ……!

実況「鈴仙選手、天子選手と萃香選手のパワフルなタックルにもめげずに、
丁寧にボールをキープし対抗! そしてそのまま……!」

鈴仙「抜く……! ――赤眼解放、『ルナティックブラスト』よ!」

――ギュンッ! カッ! ゴオオオッ……!  グンッ! ブウウンッ!

天子「……み、見えなくなった。いや違う。私の認識が……意図的に歪められてる!」

萃香「この鬼の四天王たる私の目すら眩ますか、鈴仙。凄い力を持ったな……!」

実況「鈴仙選手、素晴らしい……! 自身の力を最大限に発揮しつつ、
テクニック・スピードにおいても最高水準のドリブルで、天子選手達を圧倒しています!!
これまではシュートで活躍していた鈴仙選手ですが、足元の技術も決して疎かではありません!
そして博麗連合の残された壁は森崎選手のみとなり。ルナティックスは、とうとう4点目が見えてきました〜!」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」「すげえーっ!」「て、天子ちゃーん!?」
「萃香乙」「鈴仙! 鈴仙!」「モロサキー! なんとかしろー!」「モロサ モロサ」「流石に無理があるだろ、それ」

392 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/31(土) 21:14:50 ID:ADDLrgpQ
超モリサキ「だから何でこうなるんだよ! ……ああもう、来い! どうせ俺が防いじまえば終わりだ!」

後半も13分から14分に差し掛かり、鈴仙と超モリサキはここに幾度目の対峙を迎えた。
超モリサキはこれまで鈴仙に二度戦い、その二度とも全てにおいて敗北を喫している。
しかしそれにも関わらず、彼の表情や佇まいから自信が失われる事は全く無い。
彼は3失点しても尚、不敗の要塞の顔を崩さず、鈴仙の眼前に高く聳えたっていた。

鈴仙「(――もうアイツと私の間に選手は居ない。
後はこのまま一対一で突っ切るか、それとも1ポイントでも威力の高いシュートを、
アイツの鼻っ柱にぶつけてやるだけ。それで兎に角4点目を取って……試合を終わりにする!)
――さあ、行くわよ。森崎……!」

鈴仙は残った勇気を振り絞り。
ついでにあの中山さんの親友のクセして、似ても似つかず小憎らしい森崎をぎゃふんと言わせたいとも思いつつ。
ゴール前においてどう攻めるかの最終判断を下した。それは……。

A:このままドリブルで一対一を狙う!(鈴仙のドリブル:53)
B:このまま必殺一対一シュート、『マインドベンディング』を狙う!(威力:58)120消費
C:ここから『マインドエクスプロージョン』を放つ!(威力:62)250消費
D:てゐに渡して、『インビジブルデューパー』で決める!(威力:65)250×2消費
E:てゐと佳歩に合図して、『真実の友情』で終わらせる!(威力:67)250×3消費
F:佳歩に渡し、佳歩に一対一を狙わせる。
G:てゐに渡して『インビジブルデューパー』…と見せかけて、てゐに一対一を狙わせる。
H:その他 自由選択枠

鈴仙のガッツ:430/980

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*強敵相手に圧倒的なドリブルを見せたため、人気度が上がります。91→92

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