キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【道は】鈴仙奮闘記41【違えど】

794 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/09(火) 00:13:36 ID:???
A:「私達の乗った列車は、途中下車できない。何があろうと、道を切り開いて進み続けましょう!」

鈴仙「――私達の乗った列車は、途中下車できない。何があろうと、道を切り開いて進み続けましょう!」

鈴仙は、自らを奮い立たせながら、こう言い切った。
しかし勿論、仲間達はそう言った鈴仙の内心は良く分かっている。

さとり「……鈴仙さん。別に無理はしなくとも良いんですよ。
    私は戦いたいと思っていますし、それを、貴女に強制するつもりはありませんから」

文字通り心を読む能力を持つさとりは、鈴仙の内心に潜む大きな不安を理解しているが故に、そう優しく告げる。

てゐ「……本当にバカだよ、鈴仙。今の自分がボロボロなのにも気づいていないんだ。
   そりゃあ、私だってこのままじゃ悔しいし、もっとこのチームで戦いたい気持ちはあるけどさ。
   それでも、鈴仙が無理しっぱなしじゃ、何の意味なんて無いのに」

能力など無くとも以心伝心の相棒であるてゐもまた、鈴仙のその悲痛さすら感じる決意に異を唱えた。
鈴仙はそんな彼女達の想いを充分に汲んだ上で――、

鈴仙「…………誤解しないで。確かに不安な気持ちは本当だし、お家に帰って休みたい気持ちだってある。
    でも、私は……それでも。このまま、逃げたくはないの。ただ、それだけよ」

繰り返し、そう思いを告げた。

佳歩「鈴仙、さま……」

つかさ「お言葉ですが……!」

鈴仙の言葉を肯定的に捉えて俯いた佳歩に対し、試合中以外は慎み深い性格のつかさは、声を荒げて反論した。

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