キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【道は】鈴仙奮闘記41【違えど】

796 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/09(火) 00:16:34 ID:???
鈴仙「(これまでは。私は”がんばって”、”無理をして”、中山さんみたいになろうと思ってた。
    強い選手として、キャプテンとして、皆を引っ張っていく必要があると思ってた。
    でも……今の私って、そんなに、無理してないや)」

不安が全く消えた訳では無い。ただ、それ以上に戦いたい、道を切り開きたい気持ちが強いだけだった。

さとり「(……! 鈴仙さんの思考が、変わった……? いや、これは違う。本来の感情が表出したと言うべきか……)」

好都合な事に、そんな鈴仙の想いを寸分違わず認識し理解できる者も傍にいた。
心を読める覚妖怪のさとりは、鈴仙が表出させた強い感情を前に、驚きを隠せない。

てゐ「……(鈴仙。あのプライドだけはいっちょ前で、泣き虫でヘタレだった奴が、こんな顔するなんてなァ)」

いや。 覚妖怪でなくとも、分かっていた。今の鈴仙は、決して単なるハッタリやカラ元気で、
こんな前向きな発言をしているのではない、と。鍛えられた強靭な精神に基づき、そう断言しているのだ……と。
だからこそ、当初は鈴仙の発言に反発していた者達も、次第にその矛を収めていき――。

パチュリー「……あんたが単なるやすっちい自己犠牲精神や、単純なヒロイン願望でそう言ってる訳じゃないってのは、
        もう充分分かったわ。分かった。私もあんたがそう言うなら、止めない。
        でも、……無理は禁物よ。なんせ、全盲の選手が晴眼者と混じってサッカーをするなんて、
        これまで見たどの文献にも無いんだからさ。何があっても、知らないわよ」

弟子を想う気持ちがある故か、最後まで鈴仙の参戦に反対していたパチュリーもとうとう折れる。

静葉「……相変わらず鈴仙は凄いわね。本当に、強い子になったわ」

にとり「(目が見えないのにサッカーするなんて狂気の沙汰だけど……。
     でも、そんな事が出来るんだったら、どてっぱらに穴が空いたとしても、何とかなる気がしてきた)」

アリスさん「(こ、このままオドオドしてたら、鈴仙に置いて行かれちゃうわ! そうなると私のトモダチ100人計画が……!?)」

ナズーリン「鈴仙。……君は実に馬鹿だよ。あまりに馬鹿すぎるから……様子を見続けないと心配だ」

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