キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【赤と8ビットの】キャプテン岬【物語《ロマン》】

200 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/03/17(土) 23:26:43 ID:hI6TfS7w
あずみ「どうだった?アタリのゲームは?面白かったでしょ」

僕をジッと見つめている。面白いと言ってほしいのだろう。素直に称賛を期待している顔だ。
正直なところ、まだどれも1度ずつしかプレイしていないとはいえ、ゲームに惹かれるものが有った。
ただ面白いというだけでなく、テンペストのようにゲームには何か別の魅力もあるような気がした。
雰囲気だろうか世界観だろうか、現実とは違う世界に行けるような感覚が、ゲームをしている時に感じていた。
そういう事を口にしようかと思っていた時、奥の方の筐体の異様に気が付いた。

幾つかの筐体が巨大なビニール袋に覆われ、それぞれ貼り紙で「Do not use」と書かれている。
使われている気配はない。

岬「(何だろうあれ……『DIG DAG』『POLE POSITION』『GALAGA』『NEW RALLY X』
   ……『Pac-Man』!日本でも見たことがある)あれ、何だろう」

謎のビニール筐体に向けて指をさして尋ねてみる。
その途端、あずみの顔が急に曇りだす。

あずみ「あれは、もうすぐここから他所へ持って行かれるんだ。帰るって言った方が……」

声まで元気がなくなっている。帰ると言いかけて首を振り、

あずみ「そんな事より、どう、面白かった!?」

語気を強くして僕に尋ねる。どこか虚勢を張っているような気さえ感じたが、今それを
聞いてはいけないと感じていた。

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