キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【赤と8ビットの】キャプテン岬【物語《ロマン》】

427 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/06/17(日) 17:22:02 ID:QCQZ6oE6
僕と聖薇は校庭の草取りをしながら、昔話に花を咲かせていた。
僕は日本でのサッカー大会での様子を、若干の誇張と誘導を交えてエキサイティングに話す。
相手は僕の話に興味を持ってくれた。それだけではなく僕の話題の誘導の事もあってか、
僕が優勝のキープレイヤーであったと思うようになってくれた。

聖薇「そうです。たとえ他の人が信じなくても、私は信じます。岬君がいなければ南葛小は優勝できなかった」

いつしか聖薇の手は止まり、真顔で僕を見て話していた。

聖薇「そんなあなたと友達になれた事を、私は誇りに思います」

顔を真っ赤にして告げてきた。ここまではっきりと敬意を告げられると
何回か経験したことがあるといえ、可愛い子からの好意的な反応は心に来るものがある。
そう思って聖薇を眺めてみると、はたと異変に気付いた。
照れているにしては顔以外の体も赤くなっており、残暑が厳しいにも関わらず、体から汗が流れていない。

聖薇「あ、うう……」

そう思っているうちに聖薇が草の上に倒れてしまった。
日射病だ。何十分も日なたで草刈りをしていたせいだ。
急いで彼女を抱き起こして日陰に運び、それから窓口に行って適当な理由をつけて
コップとうちわを借り、水道からなみなみと水を入れる。
聖薇の元に戻って口を開けさせ水を注ぎ、うちわであおぎながら、手持ちのハンカチで手足首元に顔、
さらに脇や腰にお腹と、異性として接触が辛うじて許される範囲を拭けるだけ拭いて、彼女の体力の回復を待った。
幸いにしてすぐに口がきけるようになるまで回復したらしく、僕の方を向くと、申し訳なさそうな顔をして謝った。

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0ch BBS 2007-01-24