キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【花の都の】キャプテン岬2【色物達】

1 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/09/09(日) 12:46:00 ID:xc04KWKg
『はじめに』
この物語はフィクションです。
現実世界で実在する人物も登場いたします。また1983年から91年までの史実を踏まえてはいます。
ただ物語の展開上脚色や私的設定付与も多々あり、純然たる歴史的事実からは離れてしまっております。

またキャプテン翼のキャラクターのみならず、非サッカー漫画以外のキャラクターも多く
登場しておりますが、実在人物同様、物語に沿う形での脚色や設定付与が多く、どうかご寛恕を願います。

最後に、この物語の主人公は岬太郎です。
ここの岬君は原作を参考にしたり、本編をチェックしてみたり、自身の願望を当てはめてみたりと、
どれにもピタリとは当てはまらない、大変面妖な様相をとっております。
それでも彼の物語として、読み進め楽しめてもらえれば幸いです。

【前スレまでの簡単なあらすじ】
1983年8月、岬太郎はパリに来仏。
日本人学校の都合により10月1日まで投稿できなくなった岬は、
サッカー部員全員を相手に勝負をしたり、人知れぬ共産趣味的商店に訪れたり、
テレビゲームに目覚めたり、パリ特別市第一書記と会食したり、ぶん投げられてパリの空を舞ったり、
トラックに轢かれそうな男の子を助けたりとパリの夏休みを満喫中。現在は学校で
ナムコの誇るレースゲーム、ポールポジションの3本勝負をしようとしています。

116 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/07(日) 11:57:38 ID:eMYNqhWQ
先着2名様で以下のように書き込んでください。数値で分岐します。

★第4コーナー(岬中速内側、接近時)! num★
9・0→「スローイン・ファストアウト」発動、2(3∸1)秒で経過!
8→何とか内側で回り切った、3秒経過!
6・7→遠心力で中央へ寄ってしまった。4秒経過!
4・5→遠心力で外側へ移ってしまった。5秒経過!
3・4→水たまりに入って足を取られた!6(3+3)秒経過!
2→看板に衝突してしまった!9秒経過(3+6)!
1→真美の車と衝突してしまった!9秒(3+6)秒経過!

★第4コーナー(真美中速中央、接近時)! num★
9・0→ラウダ走法発揮、3(4∸1)秒でコーナーを抜けた!
8→ロイテマン走法発揮、3(4∸1)秒でコーナーを抜けた!
6・7→順調にコース中央を曲がり切れた、4秒経過!
5→遠心力でコース外側へ移ってしまった、5秒経過!
3・4→水たまりに入って足を取られた!7(4+3)秒経過!
2→看板に衝突してしまった!10秒経過(4+6)!
1→岬の車と衝突してしまった!10秒(4+6)秒経過!

117 :森崎名無しさん:2018/10/07(日) 12:58:26 ID:???
★第4コーナー(岬中速内側、接近時) 6

118 :森崎名無しさん:2018/10/07(日) 13:15:02 ID:???
★第4コーナー(真美中速中央、接近時) 2

119 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/07(日) 14:57:31 ID:eMYNqhWQ
★第4コーナー(岬中速内側、接近時) 6 ★→遠心力で中央へ寄ってしまった。4秒経過!
★第4コーナー(真美中速中央、接近時) 2 ★→看板に衝突してしまった!10(4+6)秒経過!
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
亜美「第4コ→ナ→!真美はそのまま、に→ちゃんは内側から入る!さあ、食らいつけるか?」
岬「よっと(このスピードで曲がろうとする。普通なら遠心力に逆らいきれず、外側へ出される。そうなると)」

ギャアアアアアッ!

真美「うわっ、兄ちゃん危ないってば!」
岬「前、危ないよ」
真美「え?あっ!ってうぎゃー!」

すぐ目の前に水たまりが向かってくる。僕のすぐ横を通り抜けた水を真美は右回りに膨らんでかわすが、
急な回転で軌道が大きく膨らみすぎ、思い切り看板に衝突してしまった。


*岬の残り時間が43→39秒。真美の残り時間が44→34秒。時間差は5秒、岬のリードとなりました。

120 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/07(日) 14:58:51 ID:eMYNqhWQ
亜美「おおっと!ここで真美が派手にクラッシュ!富士スピードウェイに大きな花火が上がりました!
これにより岬兄ちゃんが1位に躍り出る!真美と大差をつける事に成功しました!」

真美「うあうあ→!ざけんな→!絶対に追い付いてやる→!」
岬「(よし、このまま差を保てれば勝ちだ。第5コーナーはどうしていくか)」


A:全速力。最も速いが曲がりにくい。
B:標準速度。曲がりにくさもそこそこ。
C:低速。

A1 内側ターン:最も速いがコースを外れる可能性が高い。
B1 中央ターン:速度も安定性もそこそこ。
C1 外側ターン:さらに遅いがコースは外れない。
D1 研究ターン:最も遅いがコースは外れず、裏技を2分の1の確率で見つけ出す。共通して7秒経過。

共に1票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
両方とも投票しても、速度かカーブ方法だけの投票でも構いません。

121 :森崎名無しさん:2018/10/07(日) 15:03:31 ID:utm6lLQc
B B1

122 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/07(日) 15:30:17 ID:eMYNqhWQ
B 標準速度。曲がりにくさもそこそこ。
B1 中央ターン:速度も安定性もそこそこ。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
           |    |
         |     |■
      ■|   〜  |
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    |  〜    |
  |       |
 |    〜  |■
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|  〇    |
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|       |
|       |
|    ☆  |

〇(岬の車)☆(真美の車)〜(水たまり)■(看板)

123 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/07(日) 15:31:33 ID:eMYNqhWQ
亜美「岬兄ちゃんのリードで迎えました第5コーナー、このまま勝てば長年にわたる亜美真美一年戦争も決着がつくでしょう」
真美「こら→!なに勝手に白黒つけるわけ?岬兄ちゃんはかんけ→ないじゃん!」
亜美「師匠に勝る弟子など存在しない。先の戦いの後で兄ちゃんが亜美に教えを乞うた以上、
   亜美>岬兄>真美なのは確定的に明らかなのだよ」
岬「(いろいろとツッコミしたいけど、今はどうするかだ。このコーナーは攻略しないと)」


先着2名様で以下のように書き込んでください。数値で分岐します。

★第5コーナー(岬中速中央)! num★
9・0→「スローイン・ファストアウト」発動、4(5∸1)秒で経過!
7・8→遠心力に負けず中央を回り切った、5秒経過!
5・6→遠心力で外側へ移ってしまった。6秒経過!
3・4→水たまりに入って足を取られた!8(5+3)秒経過!
1・2→看板に衝突してしまった!11(5+6)秒経過!

★第5コーナー(真美中速中央)! num★
0→「スローイン・ファストアウト」発動、4(5∸1)秒で経過!
9→ラウダ走法発揮、4(5∸1)秒でコーナーを抜けた!
8→ロイテマン走法発揮、4(5∸1)秒でコーナーを抜けた!
7→遠心力に負けず中央を回り切った、5秒経過!
5→遠心力で外側へ移ってしまった。6秒経過!
3・4→水たまりに入って足を取られた!8(5+3)秒経過!
1・2→看板に衝突してしまった!11(5+6)秒経過!

124 :森崎名無しさん:2018/10/07(日) 15:34:54 ID:???
★第5コーナー(岬中速中央) 7

125 :森崎名無しさん:2018/10/07(日) 15:44:28 ID:???
★第5コーナー(真美中速中央) 6

126 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/07(日) 15:53:58 ID:eMYNqhWQ
※真美のところで6が抜けていますが、ここでは「遠心力にまけず中央を曲がり切った」
 事にします。後だしで岬に有利な方に捻じ曲げた、という事の予防です。抜けがありまして
 大変申し訳ありませんでした。


★第5コーナー(岬中速中央) 7 ★→遠心力に負けず中央を回り切った、5秒経過!
★第5コーナー(真美中速中央) 6 ★→遠心力に負けず中央を回り切った、5秒経過!
*岬の残り時間が39→34秒。真美の残り時間が34→29秒。時間差は5秒、岬のリードのままです。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
岬「お、ほっ、おっと」
亜美「岬兄ちゃん、巧みなテクニックで水たまりをかわしていく!後続のまみはどうか?」

真美「ぬん!ふん!おりゃ!」
亜美「こちらもスイスイと突破していくぞ!しかし差は全く埋まらない、このまま兄ちゃんの勝利で決まりか!」
岬「(さあ、最後のコーナーだ。今度こそ勝つぞ)」


A:全速力。最も速いが曲がりにくい。
B:標準速度。曲がりにくさもそこそこ。
C:低速。

A1 内側ターン:最も速いがコースを外れる可能性が高い。
B1 中央ターン:速度も安定性もそこそこ。
C1 外側ターン:さらに遅いがコースは外れない。
D1 研究ターン:最も遅いがコースは外れず、裏技を2分の1の確率で見つけ出す。共通して7秒経過。

共に1票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
両方とも投票しても、速度かカーブ方法だけの投票でも構いません。

127 :森崎名無しさん:2018/10/07(日) 16:12:23 ID:utm6lLQc
C B1

128 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/07(日) 16:23:18 ID:eMYNqhWQ
C 低速。
B1 速度も安定性もそこそこ。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
           |    |
         |     |■
      ■|   〜  |
     |       |
    |  〜    |
  |       |
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|       |
|  〇    |
|       |
|       |
|       |
|       |
|    ☆  |

〇(岬の車)☆(真美の車)〜(水たまり)■(看板)

129 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/07(日) 16:25:36 ID:eMYNqhWQ
亜美「さあ泣いても笑っても最後のコ→ナ→!このまま岬兄ちゃんは逃げ切れるでしょうか?それとも真美が奇跡の大逆転か?」

★第6コーナー(岬低速中央)! num★
9・0→「スローイン・ファストアウト」発動、5(6∸1)秒で経過!
4〜8→何事もなく中央を回り切った。6秒経過!
3→障害物をよけるため外側へ移らざるを得なかった、7秒経過!
2→水たまりに入って足を取られた!9(6+3)秒経過!
1→看板に衝突してしまった!12(6+6)秒経過!

★第6コーナー(真美中速中央)! num★
0→「スローイン・ファストアウト」発動、4(5∸1)秒で経過!
9→ラウダ走法発揮、4(5∸1)秒でコーナーを抜けた!
8→ロイテマン走法発揮、4(5∸1)秒でコーナーを抜けた!
7→遠心力に負けず中央を回り切った、5秒経過!
5・6→遠心力で外側へ移ってしまった。6秒経過!
3・4→水たまりに入って足を取られた!8(5+3)秒経過!
1・2→看板に衝突してしまった!11(5+6)秒経過!

130 :森崎名無しさん:2018/10/07(日) 16:29:20 ID:???
★第6コーナー(岬低速中央) 2

131 :森崎名無しさん:2018/10/07(日) 16:31:28 ID:???
★第6コーナー(真美中速中央) 2

132 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/07(日) 17:12:55 ID:eMYNqhWQ
★第6コーナー(岬低速中央) 2 ★→水たまりに入って足を取られた!9(6+3)秒経過!
★第6コーナー(真美中速中央) 2 ★→看板に衝突してしまった!11(5+6)秒経過!
⇒勝負終了、岬勝利!
(*終了時の岬の残り時間が34→25秒。真美の残り時間が29→18秒。時間差は7秒)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
岬「(後はミスさえしなければ勝ちだ。落ち着いて)」
真美「どいてどいてどいて→っ!」

大事をとって速度を落として曲がろうとする。そこへ真美が速度を落とさぬまま急接近してくる。
ここで抜かねば負けは確定、大人しくしてくれるはずもない。

岬「(危ないなあ、まった……あっ)」
真美「うわああああっ!」
亜美「お→っと!激ちく衝突するかと思われたが兄ちゃんかわす!だがそのまま水たまりだあっ!
   真美も外に流され看板ダイブだ!一足先に立ち上がったは兄ちゃん!爆炎を上げている真美を尻目に加速して……」

ブオオオオオオオオオン!

亜美「ゴ→→→→→→ル!岬兄ちゃん、圧倒的な差をつけてゴ→ル!」
岬「よしっ!(これで年下相手に一方的に舐められずに済んだぞ)」

133 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/07(日) 17:14:14 ID:eMYNqhWQ
真美「ぬあ→→→!負けた→→→っ!」
亜美「真美もここでゴ→ル!この亜美と互角の戦歴を繰り広げていた真美、まさかの7秒差大敗!
   まるでサーキットの魔物が襲い掛かったかのように、2度も看板に衝突してしまった!」
真美「そんなそんなそんな〜!ありえないよ〜!まだ1回も必殺技出してなかったのに→!!」
岬「(負けて相当悔しそうだ、このままだと面倒が起きるかもしれない。今のうちにどうにかするか?)」

A 岬「出せなかったんじゃない。出さないように僕が計らったんだ。
   勝負事は相手の事を考えないと、サッカーのようにね」 諭すついでに、自分語りも交えてみる
B 岬「勝負は時の運、たまたまだよ」 謙譲の意を示し、おごらぬ姿を見せる
C 岬「(ここは何もせず、黙ってみてみよう)」
D 岬「必殺技かあ。僕を助けると思って、教えてくれない?」 真美に教えを乞う形で自尊心をくすぐる
E その他、自由回答(要2票)

先に1票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。


勝利ボーナスです!先着1名様で以下のように書き込んでください。数値で分岐します。!とnumの間の隙間は埋めてください。
★絵理の緊張緩和具合(現在100)  ! num+ ! num +! num★

絵理の緊張度緩和による分岐具合(現在は100)
絵理との対戦時に90以上:緊張に耐えかね、絵理が逃走してしまった!
(↑真美との対戦終了後)
80以上90未満:顔をこわばらせながらも対戦に応じる。とても会話が出来そうにない。
60以上80未満:真美、亜美を介してなら何とか話が出来るようになった。

134 :森崎名無しさん:2018/10/07(日) 17:40:55 ID:utm6lLQc
A

135 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/07(日) 17:47:52 ID:UekxpMk+
用事が出来ましたので、席を離れます。続きは7時位に
なると思います。

136 :森崎名無しさん:2018/10/07(日) 18:45:31 ID:???
★絵理の緊張緩和具合(現在100)  4 + 0 + 4

137 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/07(日) 20:20:13 ID:eMYNqhWQ
A 岬「出せなかったんじゃない。出さないように僕が計らったんだ。
勝負事は相手の事を考えないと、サッカーのようにね」 諭すついでに、自分語りも交えてみる

★絵理の緊張緩和具合(現在100)  4 + 0 + 4 ★=8
よって絵理の緊張度は、100∸8=92→緊張に耐えかね、絵理が逃走してしまった!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
真美「うあ→!せっかくラウダ走法とかロイテマン走法とか、かっちょいいキメ技覚えてきたのに、あれさえ決まってれば」
岬「真美ちゃん」

語に力を込めて、目の前の相手の動きを制止する。急に縛られたように真美の動きが止まり、いかにも不満げにつぶやきを吐く。

真美「なにさ、ちょっと1回勝ったからってさ。真美が真の力をだせばきっと」
岬「そう思っている限りは、僕に勝つ事は出来ないよ」

迷いなく言い切る。ここまで言われるとは思わなかったのだろう。うっと言葉がのどに詰まっている。

岬「僕だけじゃない。今のままじゃ互角だった亜美ちゃんにも」
真美「な、なんでさ!なんで今日始めたばかりの岬兄ちゃんがそこまで言えるのさ、真美の何がいけないって言うの!?」
岬「いけない、というよりは勘違いといった方が良いかな。
  真美ちゃん、技が出せなかったって言ってたけど、あれは出せなかったんじゃない。
  真美ちゃんが技を出さないように、僕が計らったんだ」

138 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/07(日) 20:21:47 ID:eMYNqhWQ
真美「ほえっ!?」

素っ頓狂な声を上げる。自由意思で操作していたと思っていたら
実は誘導されていたと言われ、戸惑いを隠せないようだ。
畳みかけるように真美制御論を続ける。

岬「確かに僕は今日初めてポールポジションをプレイした。真美ちゃんは随分前から何回も走っている。
  腕前の差は明らかだ。だからその技を発揮されないように、進路をふさいでみたり勢いよく近づいて牽制させ、
  動きを止めてみせたんだ(一部はただの操作ミスだけどね)」

真美「ほえーっ……」

毒気が抜けたというか、思いもよらなかった手段を聞かされて、だいぶ勢いが中和されたようだ。
しばらくして、落ち着いた真美が僕に尋ねる。

真美「なかなか思いもよらぬ手を使いましたなー岬兄ちゃん。どうやってそんな事を思いついたの」
岬「サッカーからのちょっとした応用だよ」

真美「サッカー?」
岬「そう。サッカーも1人だけでするものじゃない。それも味方だけじゃなくて敵の思惑も頭に入れないと。
  かなわないなら反則も構わずというところもあるし、
  僕達をフィールド奥へ攻め込ませ合法的にボールを手に入れる相手もいる。
  相手の特徴をとらえてないと、サッカーも勝てないんだ」
真美「サッカーすげえ」

目を丸くして素直に驚いている。うん、説得は成功した。これで大丈夫。

真美「サッカーってただの球蹴りかと思ってたけど、めちゃくちゃ頭使うんだね」
岬「そう。こういう工夫は応用次第で別のところにも使える。
  真美ちゃんが今まで手に入れてきたゲームの技術や心得も、きっと他の事でも役に立つよ」

139 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/07(日) 20:27:33 ID:eMYNqhWQ
真美「そうかー、ふむふむ……」

考え込むそぶりを見せながら、くるりと回ってしまう。そうだそうだと独り合点した後、
またくるりとこちらを振り向き、今度は右腕を僕との間に斜めへ突き出した。

真美「決めた、兄ちゃんは今日から真美の友達だよ!」
岬「え?」
真美「今まではあずみ姉ちゃんの友達だったから付き合ってたけど、あの、なんていうか、
そんなんなくても兄ちゃんは良い人だとはっきり分かったから、これからは直に真美と友達。いいでしょ」
岬「うん、ありがとう。友達になれて嬉しい」

真美「おっしゃ!それじゃ、友達の証に兄ちゃんも腕を真美のと交差させて!友情の×サインだよ!」
岬「うん」

言われた通り、右腕を真美の腕に重ねる。しっかりくっついたのを確認して、真美が歌いだした。

真美「腕切りげんまんウソついたらアタリパックマン(※)千本の〜ます、腕切った!」

勢いよく腕に力をこめ、腕切りの後にこれまた勢いよく腕を離す。

真美「これで友達になったよ!」

得意げにグッと親指を立てている。その表情は年下との交流窓口を得たという収穫の喜び以外の、
どこかしらホッとする感覚を感じさせてくれた。


*真美の岬に対する感情が以下のようになりました。
真美→(友達)→岬

140 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/07(日) 20:30:32 ID:eMYNqhWQ
取りあえず途中までですが投稿しました。筆の乗り具合ではもう少し
書き進められるかもしれませんし、ここで終わりかもしれません。

141 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/07(日) 21:10:41 ID:eMYNqhWQ
亜美「ほほー真美とは和解し、しかも麗しき友情まで築かれた、善きかな善きかな。さ、
   我ら双海シスターズとの戦いは終わって、いよいよえりちん」

亜美の声が聞こえる。これから真打、水谷絵理との勝負が始まるのだろう。
そう思って振り向いてみようとする途中で、亜美の声が止まった。

亜美「……やべえ」
絵理「……ひぃ……ひっ……ひぅ……」

亜美の顔が固まる。その視線の先には次第に青みを増していく絵理の姿があった、
口から息を出しているらしく、唇が動くたびに体が小刻みに動いている。

絵理「ひぅううううううっ!」
亜美「うわっ!」

悲鳴を上げて立ち上がると、飛ぶような速さで部屋の外へ出て行ってしまった。あまりに急だったため、亜美が椅子から転げ落ちる。
引き留めようと僕も立ち上がると、後ろで真美が裾をつかんで引き留める。

真美「兄ちゃんが行っちゃダメ。今親しい人以外につかまれたら、えりちん気絶しちゃうよ」
岬「でも危ないんじゃあ」
真美「大丈夫。初めての事じゃないから。亜美、えりちんと仲良くなって長い事たつからそろそろって思ったけど、ダメだったね」

142 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/07(日) 21:11:55 ID:eMYNqhWQ
亜美「そうだねー、おしゃべりできない事は想像してたけど、まさかゲームする前に逃げ出すなんて。えりちんがだよ?
   家でプレイしたいからって、ギャラクシアンのコードを手打ちして作っちゃう、あのえりちんがだよ?」
岬「(うーんどうしよう、彼女について聞いてみようかな?いや、これはデリケートな事だ。
   あんまり触れたくない事かもしれないし、下手したらせっかく築いたこの姉妹との仲も悪くなりかねない。どうする)」

A 岬「(今のところはきかないでおこう)」
B 岬「(きいてみよう、今しかきけるチャンスなんてないんじゃないか?)」
C 岬「アタリフォース、やってみようか
   (話を聞き出すにしても、まずは緊張をほぐした方がより良くはなしてくれるだろう)」
D その他、自由回答(要2票)

先に1票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

143 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/07(日) 21:22:30 ID:eMYNqhWQ
と、いうところで今日は終わりにいたします。

139の※=パックマン自体の人気や、ATARI2600との抱き合わせ販売で700万本も売れたが、
    2600の普及台数以上に作り過ぎ、また移植の質が悪くて返品も多く、
    最後にはたたき売りのような形で投げ売りされていた。

144 :森崎名無しさん:2018/10/07(日) 21:27:43 ID:utm6lLQc
A

145 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/08(月) 21:07:01 ID:4wlHTh8w
A 岬「(今のところはきかないでおこう)」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
岬「(今日のところは2人と友好的な関係を築けたところで止めておこう。
   それにここに入ってからもう 94 分も経ってしまっている。あんまりあれこれ手を出すと
   学校を回る時間も無くなるから、ここは黙っていよう)」

こうして情報室内は先程までの騒がしさが一変して、マイコンから音が細々と流れるばかりとなった。
こうなってみると沈黙で居たたまれなくなる空気も漂いはじめてくる。
そんな空気を振り払おうとするように、スクッと亜美が立ち上がり、ブンブンと腕を振り回して声を上げた。

亜美「あ→も→やめやめ!こんなインキ臭い感じは亜美のガラじゃないよ!さ、パッパといこ!」
真美「パッパって、どうやって?」
亜美「もう忘れたの?アタリフォースにへんちんして、嫌な空気もろとも兄ちゃん、もとい悪の宇宙人をやっつけるのだ!」
真美「そ、そうだね!兄ちゃん、準備は良い?良くなくても行くけどね!」

ことさらに元気よく、亜美が次の遊びへの移行を宣言する。
沈鬱な空気の脱出口を見つけた真美も、飛びつくように話に乗る。

岬「そうだね。精一杯たたかおうか(ワイワイさわいで動き回って、イヤな空気を発散してもらおう。
  あんまり読んではいないけど、そこはそれらしい雰囲気とノリでいけばいいや)」
亜美「よ→し、んじゃ、いくよ→!」
真美「アタリフォース、ゴ→!」

146 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/08(月) 21:09:02 ID:4wlHTh8w
亜美「終わった。ようやくこの愚かで醜く、そして悲しい闘いの日々が」
真美「マテル星人、マグナ星人、フェア星人にエマー・ソン軍団……
   彼らの魂も、この美しい宇宙の魂に化した事だろう。ようやく彼らも救われるのだ」

亜美と真美、いやアタリフォースレッドとブルーは、
前方の黒板に広がる星々が輝く大宇宙を前に、長き戦いを終えて感無量という面持ちをしていた。
彼女達の中では宇宙鷹や巨大戦艦の雨あられと降り注がれる弾丸の雨をかいくぐったり、
殺人ロボ軍団をなぎ倒しながら要塞内を脱出する姿が見えていたりするのだろう。

岬「(おっといけない、そろそろ出ないと)フフフ、それはどうかな」
レッド(亜美)「はっ、貴様は!」
ブルー(真美)「コレコ星人!バカな、テルスタープラネットで倒したはず!」

コレコ(岬)「フッフッフ、甘かったなアタリフォース。死んだと思ったはただの肉体、
       貴様らがノコノコ外へ去っていった後、精神はテルスタープラネットの禁断の聖地、
       イーストエデンで復活の時を待っていたのだ」
レッド(亜美)「ふ、ふんだ!今更生き返ったところで、亜美、じゃなかったアタリフォースの敵じゃないよ!」
ブルー(真美)「そうだよ、あのころと比べて、フォースは何倍もパワーアップしてるだかんね!」

コレコ(岬)「何倍、か(ここで芝居気たっぷりに笑いこける、と)」

ハッハッハと大きく両腕を左右に広げながら、わざとらしく大きな声で笑ってみせる。

ブルー(真美)「何がおかしいのさ!」
コレコ(岬)「それがお前の遺言か、冴えないセリフだな。
       (えーッとこの次は何だっけ、人の名前とかよく覚えていないけど、
        そこんところはアドリブだ。ノリが良ければなんとかなる)
        ただ蘇っただけだと思っていたのか?精神のみとなりながらも、私はイーストエデンの呪術師
        ヨコ・イグンペやミヤモー・シゲイルの力を借り、霊獣の神力を我が物とする事に成功したのだ。見よ!」

147 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/08(月) 21:10:32 ID:4wlHTh8w
手元の椅子を2つ引き寄せ、それぞれに足をのせる。
そうして両手を握りしめながら巨大化しているのだという態で、ゆっくりと立ち上がってみせる。

レッド(亜美)「な、な、なにこれ……」
コレコ(岬)「(何だっけ?登場後のシーンはあまり読めてないからなあ)
        はーっはっは!アタリフォース!これでもうお前たちは終わりだっ!」

両手を天(井)に届かんばかりに大きく広げ、幼い姉妹を威嚇してみる。
いかにも絶望に覆われたという表情で僕を見上げる姉妹に、内心感心しながら眺めていた。
この演技力なら将来役者にでもなれるかもしれない。

ブルー(真美)「大猿……大猿の化け物、コレコング!は、はるか昔に途絶えたはずの禁呪の秘法」
コレコ(岬)「(猿だったか)知っていたか。ではさらに絶望してもらおう。
        今の私はエデンの神力により、以前の十倍のパワーがあるのだ!」

ブルー(真美)「そ、そんな、ここまで来てやられるっていうの?今までのアタリフォースの戦いは何の意味も」
レッド(亜美)「まだだ!あたし達が負けたら宇宙の未来が終わってしまう!負ける訳にはいかないんだあ!」
コレコ(岬)「フフフその通り、お前たちこそ我が最後の障害、今日こそ踏みつぶしてやるわ!」

148 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/08(月) 21:12:10 ID:4wlHTh8w
コレコ(岬)「おしまいのようだな」
レッド(亜美)「いや、まだだ!この命を賭けてでも、お前を、倒す!」
ブルー(真美)「命!?ダメだ、その技だけは!2度と生き返らなくなっちゃうよ!」

運命の戦いを(学校で)繰り広げる事 24 分。
コレコングは圧倒的なパワーの他にアタリフォースの必殺技を即座に吸収できるという設定があるらしく、
得意技を封じられた2人は追い詰められていた。

レッド(亜美)「分かってる。でもここでコレコングが野望を遂げてしまったら、
        例え1億年生きていても意味のない、暗黒の世界になってしまう。
        醜くも美しいこの世界を、外道の好きにはさせない!」

わずかな沈黙の後、覚悟を決めた顔で真美も決心する。

ブルー(真美)「分かった、わたしもあの技、やってみる」
レッド(亜美)「ダメだよ!あの技を使えば死ぬ、ブルーだけでも生き残って」
ブルー(真美)「いや、わたしはレッドのいない世界なんてつまらない。死ににいくなら1人よりも2人の方が楽しいでしょ!」

コレコ(岬)「(ここで状況を読み黙っておくのが人気の秘訣)」
レッド(亜美)「ブルー!分かった!それじゃ行くよ!E!」
ブルー(真美)「T!」
亜美・真美「エクストラ・テラストリアル!とあーっ!」

149 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/08(月) 21:14:16 ID:4wlHTh8w
勢いよく掛け声を上げた後、僕の両脇に姉妹が飛びつき、ギュッと体を抱きしめる。
いよいよクライマックス、必死な攻撃にも大丈夫な風を見せつける。

コレコ(岬)「無駄だ、あらゆる技を吸収するといっただろう」
レッド(亜美)「その吸収が命取りなんだよ→分かってね!」
コレコ(岬)「なん、だ、と、う!か、からだが」
ブルー(真美)「この技は自らの体を腐らせ、その後に大爆発を起こす究極の自爆技!
        それを取り込んだ時点でお前の負けは決まったんだ!」

ゆっくりと椅子から足を外し、ぶるぶると腰を下ろしながら叫ぶ。

コレコ(岬)「そんな、そんな馬鹿なー!」
亜美・真美「ドカ→→→→→→ン!」

爆発音を二人が大きく発した後、共に腕を伸ばして天に昇るそぶりを見せる。

レッド(亜美)「綺麗だね」
ブルー(真美)「うん、でも何もなくなっちゃった」
レッド(亜美)「いや、残っているよ。この世界を愛し、よりよくしていこうとする人達が残っている。
        それで良かったんだ。それでこそ勝利なんだ」
ブルー(真美)「そうか。そうだね。それさえあればいつか私達の事も思い出してくれるはず」
レッド(亜美)「その時まで一緒に遊ぼう。なに、すぐに来るさ」
ブルー(真美)「そうだね!それじゃ、行こう!」

150 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/08(月) 21:15:22 ID:4wlHTh8w
そうして亜美と真美は2人で手をつなぎ、1歩1歩ドアへと歩いていく。
ドアに着いた時に2人は振り向きパンと手を叩いた後、僕の方へ駆け寄って抱き着いてきた。

亜美「いえ→い!アタリフォース最終作戦、大成功!」
真美「岬兄ちゃんやるねえメッチャノリ良かったじゃん!」
岬「ははは、結構楽しかったよ(良かった。すっかり元気になってくれた)」

絵理による暗い雰囲気はすっかり払拭できた。これでもう大丈夫だ。

岬「それじゃ悪いけど、僕はそろそろ失礼するよ。そろそろ(交流を広げる)時間だから」
亜美「えー、もっと遊ぼーよ」
真美「用事があるならちかたないよ。じゃーね兄ちゃん」
岬「じゃあね真美ちゃん、亜美ちゃん、また遊ぼう」
亜美・真美「じゃあね→!」


*第17話『プリンセス・イン・マイコンワールド』が終了いたしました。

151 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/08(月) 21:17:38 ID:4wlHTh8w
岬「ふう、結構長い時間がかかったけど、あの姉妹の心もつかんだし、良しとしよう。さて次はどこへ行こうかな」


★移動時間 ! dice★
現在時刻は17:04、門限は18:00です。

A:岬「(僕が学ぶ6年生の教室に行こう)」
B:岬「(下級生の教室をぶらぶら見に行こう)」
C:岬「(中等生の教室をぶらぶら見に行こう)」
D:岬「(音楽室に行ってみよう)」
E:岬「(美術室に行ってみよう)」
F:岬「(校庭をのぞいてみよう)」
G:その他、自由回答(要2票)


移動先についての選択は先に1票入った選択肢で進行します。移動時間は先着順です。
移動先についてはメール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

152 :森崎名無しさん:2018/10/08(月) 21:19:44 ID:E2gI/fu6
A

★移動時間  4

153 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/08(月) 21:30:31 ID:4wlHTh8w
A:岬「(僕が学ぶ6年生の教室に行こう)」
★移動時間  4 ★→現在時間は17:08
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
*今日はこれまでに致します。最後に下の選択肢を入れてください。!とnumの間の空白は埋めてください。


★誰か何してる? ! num★
0→(自由回答、先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください)
9→聖薇が長い筒とランドセルを担ごうとしている。大きな手提げバッグも持っているぞ
8→あずみが何人かの女子クラスメイトと机を囲んでいて、学帽の中に何個かサイコロを回している
7→あずみと聖薇が何やら話し合いをしている(さらに分岐)
6→千早と聖薇が何やら話し合いをしている(さらに分岐)
4・5→千早が1人で歌の練習をしている
1〜4→誰もいなかった

154 :森崎名無しさん:2018/10/08(月) 21:32:41 ID:???
★誰か何してる?  6

155 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/09(火) 22:32:52 ID:F+3IlQoY
★誰か何してる?  6 ★→千早と聖薇が何やら話し合いをしている(さらに分岐)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
★何をしている? ! num★

9→E
7・8→D
5・6→C
3・4→B
1・2→A
0→@

上の選択肢が決定された後で、下の選択肢に投票をお願いします。
選択肢の詳細は次レスにて開示いたします。
下の選択についてですが、先に1票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

A 岬「こんにちは、お邪魔していいかな?」
B 死角から軽く咳き込みをしてみて、誘い出してみる(さらに分岐)
C そのまましばらく様子を見る
D その他、自由回答(要2票)

156 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/09(火) 22:34:08 ID:F+3IlQoY
@
聖薇「人はそんな一部の特徴で価値が決まるものではありません!」
千早「それは持つ者の思い上がりよ!持たざる者がどれだけ苦労しているか分かってない!」
岬「(真剣だけど、実のない論議をしてるなあ)」

A
千早「明日の取り締まりはヴォルテール通りのアタリでどうかしら」
聖薇「良いでしょう。あそこは学校の生徒がよく来ます。生徒としての本分を思い出させなければ」
岬「(ありゃりゃ、これは止めるべきかな。それともあずみちゃんにこの事を知らせた方がいいかな)」

B
聖薇「Atari2600、Colecovision、Interigent television……Commodore 64にZX Spectrum」
千早「最近はゲーム電卓とかゲームウォッチとか、持ち運びできるものもあるらしいわ」
岬「(ゲーム機とかマイコンの名前を書き込んでいる。リストアップか?)」

C
聖薇「ある夏の夜 静かな森を ひとり歩くとき」
千早「何処(いずこ)ともなく ただようその香(か) すずらんの花よ」
岬「(歌って……いや、机からも音がする。あの機械はル・エストでみたCDプレーヤー?)」

D
聖薇「どうしました?今日は元気がありませんが」
千早「実は優に、私の弟に嫌われてしまって……プレゼント選びを間違えたばかりに……」
岬「(結構気に病んでいる顔だ。何があったんだ)」

E
千早「どうしたの、相談って」
聖薇「……今度入ってくる転校生のことだけど、如月さんはもう会った?」
岬「(転校生、僕の事か。結構真剣な表情だぞ)」


本日はこれで終わりと致します。

157 :森崎名無しさん:2018/10/09(火) 22:40:42 ID:???
★何をしている?  9

158 :森崎名無しさん:2018/10/09(火) 22:44:47 ID:???
やばい、大事になってる

159 :森崎名無しさん:2018/10/10(水) 20:37:35 ID:A776wepc
A

160 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/13(土) 14:54:32 ID:cZcytna6
第18話『柔らかいのに堅く、堅いのに柔らかい』


★何をしている?  9 ★
千早「どうしたの、相談って」
聖薇「……今度入ってくる転校生のことだけど、如月さんはもう会った?」
岬「(転校生、僕の事か。結構真剣な表情だぞ)」
A 岬「こんにちは、お邪魔していいかな?」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
気付かれないようにこっそりと教室を見回す。室内には千早と聖薇の2人の他に人はいない。
より詳しく状況を説明すると、聖薇が机と椅子を千早の所へと持ってきていて、向かい合いながら話をしている。

千早「どうしたの、相談って」
聖薇「……今度入ってくる転校生のことだけど、如月さんはもう会った?」

室内の具合を把握したので、次は2人の具合を確認する。
千早の方はこれといった表情の変化は見えないが、聖薇はル・エストで見た時とは別人のように見える。
キリリとして一切の無駄のなく隙の見えない空気。
これまで何十回も転校を繰り返してきたが、あんな空気を発する同い年の少女など見た事が無い。
東京に住んでいた頃父さんの画展を開くビルに面する大通りを闊歩していた、
ビジネススーツを着こなしていた淑女達を見かけた時のような、美しく制御された人間がいた。

岬「(転校生、僕の事か。結構真剣な表情だぞ。
   なんとなくだけど、このまま黙っているとマズい気がする。ここは僕も参加しよう)
   こんにちは、お邪魔していいかな?」

千早「あら、岬君」
聖薇「っ、岬、さん」

一瞬、思わぬ来客で慌てたのかのように息が詰まる音が聞こえたが、
すぐに表情がいかめしいものとなり、すっくと立ちあがって僕と対面した。

161 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/13(土) 14:59:18 ID:cZcytna6
岬「(おや、右腕に何か巻かれて、あ、文字も書いてある。風)」
聖薇「ようこそ遠く日本からお越しになりました。風紀委員長早乙女聖薇、
   日仏文化学院パリ日本人学校への転入を、全ての生徒と教員に代わり心より歓迎いたします」
岬「(うわっ、これは面倒くさいぞ)」

厄介な事になりそうだと、心の中でそっとため息をつく。
いかにも品行方正な優等生といった風を知らず知らずになびかせている。

岬「(いやな予感がする。こんな相手が僕の行動に喜んで便宜を図ってくれるとは思えない。
   何とか知り合った時のような様子に戻せられれば良いんだけど。
   それともこのまま様子をうかがった方が良いかな?
   普段とは違う側面をとらえておくのも大事だし……どうしようかな?)」


A 岬「(このまま黙って様子を見よう)」
B 岬「如月さん、優君は大丈夫だった?
   (千早に話しかけてみよう。彼女は大きな借りがあるんだし、僕の味方になってもらえるよう働きかけてみよう)」
C 岬「聖薇さんはもう大丈夫?(取りあえずこの間の事から切り出してみよう)」
D 岬「(調子を変えるには言葉では駄目だ。直接接触して聖薇を変えよう)」(さらに分岐)
E 岬「休みの間あちこち回っていたんだけど、僕よりも気を付けた方が良い人がいるよ
   (何とか矛先をそらさないと。その人の情報も聞けるかもしれないし)」(さらに分岐)
F 岬「もし良ければ自己紹介代わりに、僕の得意なところを見てもらえませんか
   (この2人にはサッカーの腕前を見せてない、そろそろ披露して敬意を集めておこう)」(さらに分岐)
G その他、自由回答(要2票)

先に1票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

162 :森崎名無しさん:2018/10/13(土) 17:48:54 ID:QsKbL74A
B

163 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/13(土) 22:15:55 ID:cZcytna6
今日は文章がなかなか書き進めなかったので、ここまでに致します。

>>158
これから岬君への風紀委員長としての生活面への指導が始まります。
勉強面や生活面に関する事で10月以降の選択に制約が生じる可能性があります。
とは言いましても岬の選択によってそういった事態を回避する事も出来ますし、
もし受け入れる事になっても、関係が進展したり様々な情報を得る事が出来たり、
プラス面もありますし、サッカーができなくなるという事もありません。
また、岬の選択次第では、思いもよらない展開になるかも……?
(いや、まだ良く展開を練れていないだけなのですが)

164 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/14(日) 11:25:53 ID:pD/LglpY
B 岬「如月さん、優君は大丈夫だった?」
(千早に話しかけてみよう。彼女は大きな借りがあるんだし、僕の味方になってもらえるよう働きかけてみよう)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
岬「如月さん、優君は大丈夫だった?お医者さんにも診てもらった?」

厄介事が起こるのならば、少しでも早く準備をしなくてはいけない。
ここでは少しでも味方を増やす事、弟の命を助けた恩義をあてにして、千早をこちら側に引き込んでみようとする。

千早「ええ、どこにも異常は見られないって言ってもらえました。レントゲンも撮ったりしました。
お陰様でずっと変わらず元気に過ごせています、本当にありがとうございました」

にこやかな笑顔で返事をしてくれる。良い顔だ。
少なくとも聖薇の肩を持つばかりではなく、自分の言葉にも好意的に耳を傾けてくれるだろう。
そう思っているうちに風紀委員長は眼鏡を人差し指で軽く整えた後、僕に向かって要件を告げてきた。

聖薇「今日は岬君に、これからの事について話したい事があります。この学校への入学まであと2週間となりましたが、
日本からパリ、慣れない環境で皆さんと馴染んでいくまでの間、様々なトラブルが起こる事が予想されます。
最悪の場合、あってはならない事ですが、何らかの嫌がらせを受けたりイジメに遭ったりしてしまう可能性も否定できません。
風紀委員長として、このような事態は到底望ましいものでは無く、何らかの予防策を講じる必要があると考えます」

そこまで言った後、委員長は自分のカバンを取り出し、中から教科書などを取り出す。
その中から大きく「France」と書かれた本を目の前に向け、再び口を開く。

聖薇「転入生が入ってきてつまづきやすいのが勉強です。日本国内の転校でも勉強の進み具合は異なり、
   もし前の学校より進んでいた場合は追い付くのに手間取ってしまいます」

165 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/14(日) 11:28:21 ID:pD/LglpY
聖薇「それに加え、ここは外国。言葉の差は大きく、コミュニケーション能力を身に付けなければ
   活動範囲も狭いままとなってしまいます。そこで」

ここまで語った後、視線を僕の目に合わせ、宣言した。

聖薇「この私が、学校生活が軌道に乗るまでの間責任をもって、勉強とフランス語、
   マンツーマンで指導させていただきます!」

千早「ええ、聖薇さんが」

突然の申し出に隣人にとっても寝耳に水であったようで、目を丸めている。
突然の動揺を悟られないよう、平静を装いながら思考を働かせる。

岬「(まいったな、こんな調子じゃ堅物だろうし、監視の目があったら行動も行いづらくなる。
   まあこの人と親密になるならこれ以上ないチャンスだろうけど、どうしようか)」


A 岬「一緒になって噂されると恥ずかしいし……」 言葉を濁し、まるで恋仲みたいに見られると匂わせる
B 岬「僕は日本で何十回も転校を繰り返してきたんだ」 これまで何事も無かった事を言葉で説明する
C 岬「すぐに仲良くなれる秘訣、知りたくない?」 校庭に出向いてサッカーの腕前を見せる
D 岬「僕よりも指導した方が良い人はいるんじゃない?」 D1で双海姉妹、D2で絵理を指名。
                           Dだと特定の名指しはせず漠然と答えた事にします
E 岬「せめて、9月中に一気に済ませたいな(家でなら噂もかき立てられないし、色々聖薇働きかける事もできる)」
F 岬「(まだどうなるか分からない、このまま黙って様子を見よう)」
G その他、自由回答(要2票)

先に1票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
なお、どの選択肢でもクラブ以外で千早からの援護があります。そして選択に対する聖薇の反応についての判定もあります。

166 :森崎名無しさん:2018/10/14(日) 12:08:05 ID:rZGMzmPg
E

167 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/14(日) 12:32:29 ID:pD/LglpY
★千早のフォロー ! card★
JOKER→千早「受けてあげて、聖薇なりの必死に考えたお誘いなんだから」
    岬「(お前は何を言っているんだ)」
ダイヤ〜スペード→千早「そうね、入学以降も続けるとなると、
            聖薇の負担も大きいわ」
クラブ→千早「この 豚汁コーヒー おいしいわね……」 話を聞いていなかった


!とcardの間の空白は埋めて投稿してください。

168 :森崎名無しさん:2018/10/14(日) 12:48:48 ID:???
★千早のフォロー  クラブA

169 :森崎名無しさん:2018/10/14(日) 12:59:09 ID:???
もはや難聴

170 :森崎名無しさん:2018/10/14(日) 13:02:17 ID:???
小学生だからしかたない、って言えるのかな?

171 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/14(日) 14:29:14 ID:???
E 岬「せめて、9月中に一気に済ませたいな(家でなら噂もかき立てられないし、色々聖薇働きかける事もできる)」
★千早のフォロー  クラブA ★→千早「この 豚汁コーヒー おいしいわね……」 話を聞いていなかった
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
岬「せめて、9月中に一気に済ませたいな。できれば学校じゃなくて家で済ませられればいいんだけど」
 (家でなら噂もかき立てられないし、色々聖薇に働きかける事もできる。ただ)

これ以上自分から話すと変に生々しくなり、下手をするといらぬ誤解を招きかねない。
ここは同性の相手からそれとなく不安を解く言葉をかけてもらって、余計な警戒をせずに済むようにしたい。
そんな願いをこめて千早の方にそっと視線を移したのだが。

千早「この豚汁コーヒーおいしいわね……」

ご覧のあり様である。2人が話しているのを尻目に、自分はどこから出したのか、
豚汁コーヒーを幸せそうな顔ですすっている。

岬「えっと、如月さん」
千早「あ、えっと、フランス語を駆使して買った食べ物は美味しいです」

慌てて取り繕おうとしてキリッとした顔になり、トンチンカンな言葉を口にする。こんな調子では助けは期待できそうにない。


*千早の属性「はらぺこちーちゃん」が発覚しました!交流時に美味しい物をあげると好感度が上がりやすくなります。

172 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/14(日) 14:31:25 ID:pD/LglpY
聖薇「済みません、今日は風紀委員の仕事が重なって如月さんにも無理をさせてしまって、ろくに昼食を取る時間も無かったのです」

岬「如月さんも風紀委員?」
聖薇「はい。委員会とクラブは皆どこかに所属しなければならない、というのがこの学校の校則ですから」

千早についての情報が得られたとはいえ、そんな食いしん坊少女のフォローを聖薇が行うという、
こちらの願いとは正反対の方向のやり取りとなってしまった。
それはともかく、フォローが終わった後で本題についての反応が聖薇から返ってきた。


先着1名様で以下のように書き込んでください。スートと数値で分岐します。

★聖薇の返事 ! card★
JOKER→ハート絵柄+聖薇「母は日本に帰国していて寂しいのです……」
ハート→聖薇「確かにそうですね。それではこれから毎日、家で一緒に勉強しましょう」
       ※絵柄でル・エスト、数字で岬の家になります。
ダイヤ・スペード→聖薇「確かにその通りですが、勉強は学校で行いましょう」
クラブ→聖薇「いえ、勉強は学校で、10月いっぱい行います」

173 :森崎名無しさん:2018/10/14(日) 14:32:49 ID:???
★聖薇の返事  ダイヤ10

174 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/14(日) 14:59:35 ID:pD/LglpY
★聖薇の返事  ダイヤ10 ★→聖薇「確かにその通りですが、勉強は学校で行いましょう」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
聖薇「私事で申し訳ないのですが、私はただいま風紀委員長という大役を担っております。
   勉強のために外へ出向いてしまってはその間目が行き届かなくなり、
   校内の風紀に支障をきたす恐れがあるので、毎日ここで勉強会を行わせてもらえないでしょうか。
   それにここなら万一私では上手く教えられない箇所があったとしても、少し歩いて先生方に教えを乞う事もできるでしょう」

岬「(それはマズいんだよなあ)」

周囲の視線も気になるが、それより毎日学校に通うとなると9月いっぱい練習も散策も出来なくなる。
せっかくの自由な時間を勉強だけに使いたくはない。

岬「(どうやって切り抜けようか。ただ下手に答えると折角良くした聖薇の心象を損ねるかもしれない。
   大人しく受けて彼女との固い友好関係を築くべきなのかもしれない。どうするか)」


A 岬「(大人しく学校で勉強するとしよう)」
B 岬「心配いりません、僕はこの休みの間多くの人と親しくなってきました」 これまでの交流関係をあげる
C 岬「僕だって勉強はできる方ですよ、試してみましょう(小テストで学力をチェックし、安心させよう)」
D 岬「1人で勉強はきちんとできます、信じてください」 ギュッと聖薇の手を握りながら、情に訴える
E 岬「もっと皆さんを信じてあげてください。みんな野獣ではないですから」 聖薇の言い分は他人を信用していないと暗に言い聞かせる
F その他、自由回答(要2票)

先に1票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

175 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/14(日) 15:02:56 ID:pD/LglpY
追記:なお、どの選択肢も選択に対する聖薇の反応についての判定があります。

176 :森崎名無しさん:2018/10/14(日) 15:03:18 ID:rZGMzmPg
A

177 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/14(日) 15:16:00 ID:oya7cCZQ
済みません、所要につき席を立ちます。
続きは4時代に投稿出来ると思います。

178 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/14(日) 16:13:11 ID:pD/LglpY
A 岬「(大人しく学校で勉強するとしよう)」
*9月第3週の練習・自由時間が消滅し、第4週は練習・自由時間が1回ずつとなりました。
 詳細については後述いたします。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ここで無理をするよりは聖薇との交流に集中しよう。
風紀委員長というそれなりに責任のある立場にいる事も分かったし、時間をかけて篭絡すれば長い目で見てプラスになるかもしれない。

岬「分かりました。それではよろしくお願いします」

こう算段して受諾の返事を受けた聖薇の反応はというと……


先着1名様で以下のように書き込んでください。スートと数値で分岐します。

★女教師(仮)聖薇 ! card★
JOKER→聖薇「不束者ですが、よろしくお願いいたします」
ハート絵柄→聖薇「……10月の最後の日には、私の家で勉強しましょう」
それ以外→聖薇「それでは明日から、ここに来てください」

179 :森崎名無しさん:2018/10/14(日) 17:03:07 ID:???
★女教師(仮)聖薇  ハートK

180 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/14(日) 17:09:13 ID:pD/LglpY
ええ、このハート絵柄の「10月最後の日」は「9月最後の日」の誤りです。失礼いたしました。
あと、この一連の勉強会について、岬一郎さんからの説明がありますので、皆様ぜひお読みください。


岬父「皆様こんにちは、この物語の主人公を勤めております愚息、岬太郎の父、一郎です。
   話の成り行きで太郎が勉学の助けを受ける事となりました。これよりその影響と具体的な流れを紹介いたします。

岬父「先程のレスでも示されましたが、個人学習を受ける事になった影響で、
   第3週と第4週の練習・自由時間がそれぞれ1回分消費される事となり、その分計4回勉強会が行われる事となります。
   勉強会では国語算数理科社会の4教科とフランス語を同時に受ける形となります。
   まず最初にテストを受け点数を確定した後、各教科のどれかを優先して学習する形をとり、
   最終勉強会での確認テストの結果で、学習成果を判定します。
   各回の勉強会で学習の判定後に会話選択があり、早乙女のお嬢さんと交流する機会が得られます」

181 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/14(日) 17:10:38 ID:pD/LglpY
岬父「第4週のが全て消える訳ではないのは、早乙女さん達は学校で授業を受けていて午前中は忙しい事、
   風紀委員長としての仕事があって放課後みっちりと講義を行える訳ではないからです。
   さて、勉強会の成果についてですが、実のところ勉強も語学もこの物語においては特に必要のない要素です。
   私に似ずよくできた息子で、1人でもきちんと自分を律して勉強に取り組み、きちんとした成績を収めている子です。
   ですのでここでは高い成果で早乙女さんの歓心を得る事、そして勉強の機会をへて会話の機会をも得る事が、
   勉強会のフィードバックとなります。上手く行けば更なる関係の進展と新情報が入手できるかもしれません」

岬父「ちなみに、今日帰宅後の太郎に私から早乙女さんについて、伝える事があります。
   物語の大筋にも関わる、かもしれませんので、どうかお楽しみに。それではこれにて説明を終わります。
   最後に、ここまで太郎の物語を読み進めてもらえまして、太郎とスレ主に代わり厚く御礼申し上げます」

182 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/14(日) 17:41:43 ID:pD/LglpY
★女教師(仮)聖薇  ハートK ★→聖薇「……10月の最後の日には、私の家で勉強しましょう」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
聖薇「こちらこそ、拙くはありますが、精一杯指導を行わせていただきます。それと如月さん」

そこまで言ってチラリと千早の方を向く。ちなみにもう食事は済ませている。

千早「何かしら」
聖薇「後々のために証人になってもらえないでしょうか。何もやましい意図はなかったと」

千早「証人?」
聖薇「はい。といいますのも、ちょっと岬君にお願いしたい事がありまして」
岬「お願い、というと」
聖薇「はい、最後の勉強指導は私の家で行わせてほしいのです。
   その位に家の前のマロニエを収穫して調理するので、良かったら食事でもと」

わずかに恥ずかしげな顔をして顔をそらす。
その時だけ、ル・エストや校庭で見た聖薇の表情に戻ったような気がしたが、すぐに風紀委員長の顔に戻って話を続けた。

聖薇「勉学や語学のためとはいえ、貴重な自由時間を私が使えなくなってしまう事へのお詫びです。
   家に連れ込んでいかがわしい事をしようとか、ふしだらな事ではない事を、
   万一の際には如月さんに証言してほしいのです」

183 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/14(日) 17:43:24 ID:pD/LglpY
話を聞いた千早は神妙な面持ちで依頼に耳を傾けていたが、
話が終わると嬉しそうな、期待の表情を浮かべて、委員長に告げた。

千早「その食事会、私も参加していいかしら」
聖薇「え!?え、いやこれは勉強会で、如月さんは成績が良いですから」
千早「確かに勉強会だと確認するには、私もその場にいれば確実でしょう?
   邪魔にならないようにするし、マロニエの調理は私も手伝いますから」

両手をあごの下にのせて、ウキウキとした表情で語りかける。どう見てもマロニエを食べたくて仕方ないといった風だ。

岬「(断ろうかな。いや、よく考えれば千早とはこれといった交流もない。いい機会だからその日だけ参加させようか)」


A 岬「僕は良いと思いますよ。友達は多ければ多いほど楽しいですから」
B 岬「大丈夫です。マロニエ料理は後で必ず送りますよ」

先に1票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

184 :森崎名無しさん:2018/10/14(日) 17:51:05 ID:rZGMzmPg
A

185 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/14(日) 20:00:17 ID:pD/LglpY
A 岬「僕は良いと思いますよ。友達は多ければ多いほど楽しいですから」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
岬「僕は良いと思いますよ。友達は多ければ多いほど楽しいですから、ねえ早乙女さん」

そう自らの見解を明らかにした後、聖薇へ同意を求める。このはらぺこ少女の事はまだほとんど分かっていない。
交流の機会を設けて彼女とも友好的関係を築いておくのも悪くない。

聖薇「ええと、そ、そうですね。あくまで勉強会ですし、友達が多く来るのは母も喜ぶでしょうし……」

どことなく歯切れが悪い。歓迎していないのかとも思ったが、そもそも同じ風紀委員とは言え、
わざわざ2人きりの時に懸念事項について話し合おうとしていたのだ。千早と仲が悪いとは考えにくい。
ともあれ、勉強会の実施と9月末日の食事会は決まった。

聖薇「とにかく、如月さんも家に来て大丈夫です。歓迎します」
千早「わあい」

無邪気な笑顔を浮かべて喜ぶ千早と、どことなく浮かない様子の聖薇。好対照な2人の表情を眺めながら、
明日からの勉強開始時間や学習予定について話す聖薇の言葉のメモを取る。

取り終わったところで時間も遅くなっていたので話し合いはここで終わりとなり、帰宅の途につく事となった。
家に返ると、父が3枚の写真を床に置き、思いつめた表情で写真を見つめている。

186 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/14(日) 20:02:30 ID:pD/LglpY
岬「父さんただいま」
岬父「おかえり。太郎、こっちに来なさい」

父が僕を呼びつけた。やってくると、父は写真を取り上げて僕の目の前に写真を持ってくる。

岬父「ここに写っている人に、見覚えはあるか」

写真へと目を移し、次の瞬間にハッとする。ここに写っている3枚の写真はどれも同じ人が中心に写されている。
1枚目は品の良いスーツを優雅に、それでありながら
キビキビと着こなしていて、いかにも聡明で仕事のできそうな印象を受けた。
2枚目は大勢の黒服の人達を付き従えて、どこかのビル内を闊歩している姿だ。
男達の姿は皆中央の人物より倍以上は年を取っているが、誰もかれも貫禄があり
着ているものも良い。重役達を引き連れて歩いているのだろう。
最後の写真は株主総会かなにかの会議または発表会で壇上に上がっている人物の姿だ。
威風堂々とした様子で並みいる銀髪の群れに対する姿を見て、今にも討議の声が聞こえてきそうになる。

だが一番驚いたのはそこに写っていた人物だ。
フランスに着いてから初めて目にした、同一人物のはずなのに、似ても似つかない人。
父も表情の変化で確信に至ったらしく、僕に向かって驚きの言葉を投げつけてきた。

岬父「そうだ。ここに写っている人物こそお前がル・エストであった妙齢の女性、早乙女愛。
   早乙女財閥の次期後継者であり、日本国内大手電機企業の早乙女電子株式会社『元』代表取締役だ」

187 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/14(日) 20:09:52 ID:pD/LglpY
聖薇との勉強会決定、そして聖薇母についてまさかの正体判明!といった所で今日はここまでといたします。

>>169
>>170
可愛らしく食べ物を頬張る千早さんの姿が書きたくなってこんな選択肢を設けましたが、
よく考えるとお菓子ならともかく豚汁を学校に持ってくる小学生もいませんね。ですが後悔はしてません。
後悔するとしたら、可愛い姿を描写できなかったスレ主の筆力の無さについてでしょう。

188 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/20(土) 15:51:23 ID:zTo+GjvE
第18−19話間挿話『岬と聖薇の勉強会』


パリの空は明るい。日本にいた頃はとっくに日が暮れているはずの空が、明るいどころかまだ日が落ちてさえいない。

落ち葉が増え始めた並木道を歩き学校に向かいながら、昨日の事について考えていた。



岬父「大財閥の後継者が娘と共に、パリでひっそりと暮らしている」

部屋の傍らに散在する新聞や雑誌記事の切り抜きを取り出して断言する。それらをめくり取って
ル・エストで肖像画を冗談にしていた若奥様の姿と照合させる。

岬「確かに、姿は瓜二つって言っていいぐらい似てる。でもなぜ?」
岬父「記事からは一切分からなかった。分かっていれば大騒ぎになっていただろう。
   私の『仕事仲間』にも調べさせてもらったが、動向の形跡や財閥の異変も見当たらなかった。だが」

そこまで語った後、胸ポケットから煙草とライターを取り出し、火をつける。
しばし煙をくゆらせた後、中断した語りを再開した。

岬父「父さんとしてはこう考える。財閥の都合ではなく、何かプライベートな理由で、母子2人隠れ住んでいると。
   直接的な根拠はない。早乙女財閥一連の企業に動きが見られない事と、『匂いがする』からだ。
   とにかく詳しい事はこちらでも分かっていない。だからだ」

切り抜きを脇に置き、父は僕に頼み込んだ。

岬父「それとなく、この母親の素性について探ってきてくれるか」

189 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/20(土) 15:52:41 ID:zTo+GjvE
岬「(無茶言うなあ、そんな漫画みたいな事を。早乙女ぐらいのところなら隠れ家ぐらいどうとでもなるだろうし、
   本物だとしてもそう正体を教えてくれる訳もなし。ま、一応は覚えておきますか)」

無体な依頼をさっと頭の片隅に片づけた後、学校の門をくぐり抜け、
周囲の目を気にしつつ歩きながら、目的地の教室へたどり着く。
既に聖薇は席についている。「風紀委員長」と記された腕章を右腕に巻き付けながら。

岬「こんにちは」
聖薇「こんにちは、学習に使うプリントはこちらで用意しました。さあこちらへ」

机が聖薇と向かい合う形で2つ重ねてあった。その机の上にはA4紙が何枚も重なっている。
紙には国語や算数などのテスト形式の設問集が明らかに手書きで書かれていた。

岬「(これ程書き上げるのは何時間もかかっただろうに、頑張ったなあ)」
聖薇「今日は国語算数理科社会フランス語、5教科のテストを受けていただきます。
   そのテストの結果をもとに、これからどこを重点的に見直していくか、話し合いの上決めていきます。最終回、つまり」

一瞬視線をそらした後、コホンと軽く咳き込みをして、話を続ける。

聖薇「私の家で行う勉強会は、これまでの成果の確認のため、もう一度テストを行います。
   このテストで基準を満たさなければ、1教科につき1週間、10月を過ぎてからも勉強を行ってもらいます」
岬「(うわっ、学校はじまってからもか。周りに見つかると大変だ)テストの基準って、どれ位」
聖薇「そうですね、岬君にはこの位までできるようになってほしいです」

190 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/20(土) 15:54:21 ID:zTo+GjvE
先着2名様で以下のように書き込んでください。スートと数値で分岐します。!とcardの間の空白は埋めてください。

★聖薇指定の合格ライン ! card★
JOKER→ダイヤ〜スペード+聖薇「フランス語の学習の際は、実地練習も共にしましょう」(さらに分岐)
ダイヤ〜スペード→聖薇「フランス語を除き平均80点、フランス語は70点を目標とします」
クラブ5〜K→聖薇「全教科平均90点を目指してもらいます」
クラブ2〜4→聖薇「全教科平均90点、ただし1教科でも80点を下回ってはいけません」
クラブA →聖薇「当然、全教科100点満点です!」

★国語の成績 70+! num点
算数の成績 70+! num点
理科の成績 70+! num点
社会の成績 70+! num点
フランス語の成績 ! numnum点★

191 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/20(土) 15:57:37 ID:zTo+GjvE
岬父「太郎の父、一郎です。ここで早乙女のお嬢さんとの勉強会の流れについて、補足させていただきます。
   今日のテスト回のあとは勉強(9月第3週)、勉強(9月第4週)、確認テスト(9月第4週)という順に勉強会が行われます。
   3週と4週の「勉強」では、国語からフランス語までどの強化を優先して勉強するかを、
   投票で選択した後、判定に進みます。優先科目は学習具合がより進み、目標に達成しやすくなります。
   例えば太郎が社会科を選択した場合、判定は以下のようになります」

★国語 ! num点
算数 ! num点
理科 ! num点
社会 ! num+!  num点
フランス語 !  num点★

岬父「また、テスト回、勉強回共に勉強の判定が終わった後、会話フェイズになり、
   最低1回はこちらから話しかける事が出来ます。
   説明は以上になります。これからも太郎をよろしくお願いします」

192 :森崎名無しさん:2018/10/20(土) 16:02:22 ID:???
! numだと1桁しか出ないからほぼ無理じゃ・・・

193 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/20(土) 17:10:05 ID:zTo+GjvE
>>192
返信が遅くなってすみませんでした。
結果についてですが、確かにフランス語で10か20程度になってしまった時、
! numだけでは到底足りません。
ですのでフランス語については学習結果を以下のようにして判定いたします。

初回テストの成績が10点未満:!  num+!  num+!  num+!  num+!  num
10点以上30点未満:!  num+!  num+!  num+!  num  30点以上50点未満:!  num+!  num+!  num
50点以上70点未満:!  num+!  num  70点以上:!  num

その他教科についてもシビアになり過ぎないよう条件を緩和いたしました。
どうかこちらの判定をそれぞれ回答してもらえないでしょうか。

★聖薇指定の合格ライン ! card★
JOKER→ダイヤ〜スペード+聖薇「フランス語の学習の際は、実地練習も共にしましょう」(さらに分岐)
ダイヤ〜スペード→聖薇「フランス語を除き平均80点、フランス語は70点を目標とします」
クラブ→聖薇「全教科平均80点を目指してもらいます」
クラブA →聖薇「当然、全教科100点満点です!」

★国語の成績 70+! num点
算数の成績 70+! num点
理科の成績 70+! num点
社会の成績 70+! num点
フランス語の成績 ! numnum点★

194 :森崎名無しさん:2018/10/20(土) 18:19:38 ID:???
★聖薇指定の合格ライン  クラブQ

195 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/20(土) 18:26:23 ID:OPnbCuJo
済みません、私用で席を外します。
早くてもこの午後6時代には続きを投稿出来ないかと思われます。

196 :森崎名無しさん:2018/10/20(土) 18:44:06 ID:???
★国語の成績 70+ 1
算数の成績 70+ 8
理科の成績 70+ 9
社会の成績 70+ 0
フランス語の成績  89 点★

197 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/20(土) 21:26:20 ID:zTo+GjvE
★聖薇指定の合格ライン  クラブQ ★→聖薇「全教科平均80点を目指してもらいます」
★国語の成績 70+ 1 点→71点
算数の成績 70+ 8 点→78点
理科の成績 70+ 9 点→79点
社会の成績 70+ 0 点→70点
フランス語の成績→89 点★
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
聖薇「全教科平均80点を目指してもらいます。入学前にその程度は出来てもらわなければ
   年齢にふさわしい学力を身に付ける事はできません。
   フランス語は初めてでしょうが例外ではありません。早く身に付けなければ外の世界を知る事も難しくなるのです」

ル・エストで母と2人きりで過ごしていたのは誰だとは思ったが、水を差しても良い事はないのでやめておいた。
勉強についてだが、話を合わせるには知識が必要となる。ルネサンス期の時代背景を知らずにミケランジェロやラファエロは語れない。
父さんとの「仕事」を手伝う際に自分が何を話しているか理解しろと言われ、また頭が悪いと軽蔑される事を防ぐため、
随分と頑張ってきたつもりだ。そのお陰でどこの学校でも十指に入るぐらいの成績は確保して、
周囲から一定の敬意を払ってもらえるようになっている。しかし、ここに出された問題は今までとは難易度が異なっていた。


〈国語〉
キキは立ち止まりました。
「おまえさんは、明日の晩4回宙返りをやるつもりだね」
「ええそうです。」
「死ぬよ。」
「いいんです。死んでも。」
「おまえさんは、お客さんから大きな拍手をもらいたいという、ただそれだけのために死ぬのかね。」

岬「(僕は絶対にごめんだな、称賛は実利を覆い隠す衣、衣服のために死んでたまるか)」

198 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/20(土) 21:27:26 ID:zTo+GjvE
〈算数〉
B 次の方程式を解きなさい。
(1)x+6=−9 (2)6x=−18

(3)9x−17=10 (4)∸3x−8=7

(5)6x−16=2x (6)5x+15=1−2x

(7)7−9x=x−11 (8)3x+4=32+10x

岬「(方程式?それにxって見た事がない。いや待て□とか△とか使って、
   こういう等式の計算をした事があったな、あれと同じだろう)」

〈理科〉
@物質の状態が変化する時に、変わらないものを次のア〜ウから一つ選びなさい。
ア体積  イ質量  ウ密度

A同じ物質同じ体積で、液体と気体を比べると、どちらのほうが密度が大きいか。

B固体から気体に昇華する身近な物質の例をあげなさい。

岬「(昇華?聞いた事があるような無いような。
   液体にならずにいきなり気体になる物質ならドライアイスがあるな。それを書こう)」


〈社会〉
1592年、豊臣秀吉が朝鮮に出兵した際、朝鮮南部で水軍により
日本軍の補給路を攻撃し、日本の行動に打撃を与えた朝鮮の将軍の名前を答えなさい。

岬「(そんなのいたっけ?)」

199 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/20(土) 21:28:30 ID:zTo+GjvE
〈フランス語〉
男性と女性の定冠詞と不定冠詞を単数・複数に分けて答えなさい。

岬「(男性の定冠詞単数はle複数はles。不定冠詞単数umは複数はdesだ。
   女性の方の定冠詞単数はla複数はles。不定冠詞の方の単数はume複数はdes。
   ちゃんと家で勉強した甲斐があったな)」


聖薇「採点が終わりました。国語71点、算数78点、理科79点、社会70点、フランス語89点。
   フランス語がここまで出来ているとは思いませんでした。これならフランス語の勉強は当面大丈夫ですね」
岬「いや、たまたま勉強したところが当たっただけです。それにしても日本にいた時より難しかったような」
聖薇「学校で学ぶ勉強は質量ともに物足りません。それにこれからさらに少なくなると聴きました。
   本来はこれ位知っておくべきです。それより、この結果を踏まえて、次の勉強日は何を中心に教えましょうか?」
岬「(それよりって、これはなかなか厳しいぞ。さっさと勉強済ませて切り上げられるようにしないと。
   あとは全て済んだ後の話しかけだ。これだけ時間をかけたんだから。これ位は罪じゃないはず。どうしようかな)」

200 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/20(土) 21:30:57 ID:zTo+GjvE
A 国語
B 算数
C 理科
D 社会

A1 岬「風紀委員ってどんな事をしてるの?」
B1 岬「早乙女さんはどうしてパリに来たの?」
C1 岬「早乙女さんの母さん、早乙女電子の社長さんって聞いたけど、本当?」
D1 岬「今度の休みに、一緒にどこか出かけない?」(さらに分岐)
E1 岬「お母さんとは仲良さそうだね」
F1 岬「サッカー部に入ろうかと思うんだけど、何か知ってることってある?」
G1 岬「天ケ瀬先輩ってどんな人?サッカー部のキャプテンってこと以外知らなくて」
H1 岬「早川さんって女の子なのにとってもサッカー上手いよね」
I1 岬「如月さんってどんな人?一緒に風紀委員してるみたいだけど」
J1 岬「如月さんの弟の優君、凄く絵が上手いね、ビックリしたよ」
K1 岬「双海っていう双子の女の子、イタズラ好きだよね」
L1 岬「水谷さんの話聞いたけど、大丈夫なのかな」
M1 岬「弓の方はどう?忙しそうだけどさ」
N1 その他、自由回答(要2票)

共に1票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
両方とも投票しても、学習教科か話題選択だけの投票でも構いません。

201 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/20(土) 21:38:45 ID:zTo+GjvE
以上で今日の投稿を終わらせていただきます。

なお、聖薇の出した問題は以下の教科書を参考にしています。
中学1年の教科書ばかりなのは、近隣の図書館では80年代前半頃の教科書が入手できなかった事、
入手できたものがいわゆるゆとり教育期の内容で、80年代より少なくなってしまっている事が予想されるので、
1学年上の教科書で代用いたしました事を、申し上げておきます。

<国語>
三省堂『中学生の国語 一年』2012年
<算数>
教育出版『中学数学1』2002年
<理科>
大日本図書『中学校理科1上』2002年
<社会>
東京書籍『新しい社会 歴史』2003年

202 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/20(土) 21:51:26 ID:zTo+GjvE
追記:フランス語は染木布充『フランス語の秘密』2016年より参照いたしました。

追記その2:宣伝となりますが執筆にあたって参考にもなりそうでしたので紹介させてください。
     スマートフォンでPlayストアを開ける人は、ゲームアプリ提供会社のADJ technologiesには
     ミサイルコマンド、ピットフォール、アトランティス等といったアタリ2600の名作ソフトや
     どうやって許可を取ったのか、ゼビウス、グラディウス、ライフフォース(沙羅曼蛇)も
     用意されております。興味のある方はぜひどうぞ。

追記その3:現在カスタムキャストというアプリでキャラクター作成にはまっています。
     何とかあずみや聖薇達を作ろうとするものの、中々思い通りにいかない(涙)

203 :森崎名無しさん:2018/10/21(日) 11:31:15 ID:chBeuGn+
A A1

204 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/21(日) 13:43:41 ID:ur/Lvl7k
A 国語
A1風紀委員ってどんな事をしてるの?」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
岬「次は国語を中心に勉強しようと思うよ。思ったより成績が悪かったから」
聖薇「そうですか、分かりました」
岬「それにしても早乙女さんは偉いなあ、風紀委員長なのにこんな事もしてくれて、あ、そう言えば風紀委員ってどんな仕事をするの?」

話の流れで思いついたといった風に、彼女の学校の役割について尋ねてみた。
彼女の仕事が僕の行動について制約を与えるものなら、説得するなり篭絡するなり何らかの処置を取らねばならない。
そんな思惑を感ずるはずもなく、風紀委員長は眼鏡を正した後、問いに答える。

聖薇「風紀とは学校生活の秩序を保つ秩序の事。それが守られるように努めるのが風紀委員です。
   学校をちらかす生徒がいれば行ってよく説き清掃の習慣を身に付けさせ、
   詰まらぬ事で他人をいじめる物がいれば教え諭し、それでも分らぬなら罰を用いてでも害悪を取り除く。
   また悩み苦しむ人がいれば傍に向かってサポートして立ち上がる意志を取り戻させる。
   内容は多様かつ重要な仕事を任されているのが、風紀委員なのです」

岬「それは凄いなあ、色々あるみたいだけど、具体的にはどんな事をしているの?」
聖薇「そうですね。よくある事は服装や廊下で走る者がいないかのチェック、
   授業を妨げる人への注意、生徒の本分に背く行為の予防、などがあります。たとえば」
岬「(ん?いま)」

キラリと眼鏡が光った。仕事ぶりからしていい話とは思えない。嫌な予感程よく当たるというが、続いてくる言葉はまさにその通りだった。

205 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/21(日) 13:45:26 ID:ur/Lvl7k
聖薇「最近、パリ市内でのゲームセンターに出かける生徒が多く見かけるとの事で、
   現在取り締まりを強化しています。あんなところにいては教育上、よろしくありません」

岬「(うわっ、そう来たか。知らない人間はそうだろうな。ここで発言して誤解を正しておくか?
   いや、下手に言うと藪蛇になりかねない。より深い信頼関係になるまで黙っておくか?)」


A   今は黙っておく
B 岬「僕もゲームセンターに行ってるって聞いたら、どう思う?(結構信頼は築いているはずだ。押し通ってみよう)」
C 岬「そうかな?良い事もあるよ(あずみちゃんと双海姉妹の交流や優・シャルポワペアの事でも話してみよう)」
D 岬「今度一緒に行ってみる?そう目くじらを立てるものじゃないよ(一緒にエスコートして誤解を解いてみよう)」
E 岬「将来を見てよ。いつかはゲームセンターが美術館になる(理解してくれるであろう観点から、説得してみよう)」
F 岬「そこまでやったら早乙女さん倒れるんじゃない?他の人に任せた方がいい
   (聖薇が来なければいい、他の人ならなんとかなるだろう)」
G その他、自由回答(要2票)

先に1票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

206 :森崎名無しさん:2018/10/21(日) 14:07:18 ID:tTVGPHM6
A

207 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/21(日) 15:16:11 ID:ur/Lvl7k
A   今は黙っておく
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
黙っておこう。今はまだ打ち明けて説得しても方針をかえてくれるほど、付き合いが深い訳ではない。
そう思って特に賛成も反対もせずに言葉を受け止める。その後は特にこれといった会話もなく、家に返る事となった。


*聖薇をはじめとした風紀委員達が、パリ中のゲームセンターで見回りをしている事が判明しました。


数日後、再び授業を受けに教室へ行く。今日も聖薇が先に座っていて準備万端で待ち構えている。
早いところ済ませようと中に入り、彼女の講義を受けた。

先着1名様で以下のように書き込んでください。!とnumの間の空白は埋めて投稿してください。

★国語 ! num+! num点 現在70点
算数 ! num点 現在78点
理科 ! num点 現在79点
社会 ! num点 現在71点
フランス語 !  num点 現在89点★

208 :森崎名無しさん:2018/10/21(日) 15:26:38 ID:???
★国語  9 + 6 点 現在70点
算数  2 点 現在78点
理科  5 点 現在79点
社会  1 点 現在71点
フランス語 ! num点 現在89点★

209 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/21(日) 15:36:01 ID:ur/Lvl7k
>>208
お手数ですが、フランス語についての判定が行われておりませんので、
もう一度引いてもらえないでしょうか。既に合格ラインではありますが、描写に影響がありますので、
どうかお願いします。

210 :森崎名無しさん:2018/10/21(日) 15:50:31 ID:???
★国語  3 + 6 点 現在70点
算数  6 点 現在78点
理科  1 点 現在79点
社会  6 点 現在71点
フランス語  7 点 現在89点★

211 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/21(日) 16:22:57 ID:ur/Lvl7k
★国語  3 + 6 点 現在70→79点
算数  6 点 現在78→84点
理科  1 点 現在79→80点
社会  6 点 現在71→77点
フランス語  7 点 現在89→95点★
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
国語を除く教科は指定された範囲を家で学び、その成果を確認する事になっている。でなければ膨大になり過ぎ、満足に覚えられない。
そして以前に指定した国語も順調に学ぶ事ができ、終わる頃には
テストで足りなかった分の学習を終えられたと、実感できるようになった。

岬「(随分と巻いていたような気もするけど、ようやく会話できるチャンスが出来たぞ。
   これが無ければ来るものか。さて、何を話そうか)」


B1 岬「早乙女さんはどうしてパリに来たの?」
C1 岬「早乙女さんの母さん、早乙女電子の社長さんって聞いたけど、本当?」
D1 岬「今度の休みに、一緒にどこか出かけない?」(さらに分岐)
E1 岬「お母さんとは仲良さそうだね」
F1 岬「サッカー部に入ろうかと思うんだけど、何か知ってることってある?」
G1 岬「天ケ瀬先輩ってどんな人?サッカー部のキャプテンってこと以外知らなくて」
H1 岬「早川さんって女の子なのにとってもサッカー上手いよね」
I1 岬「如月さんってどんな人?一緒に風紀委員してるみたいだけど」
J1 岬「如月さんの弟の優君、凄く絵が上手いね、ビックリしたよ」
K1 岬「双海っていう双子の女の子、イタズラ好きだよね」
L1 岬「水谷さんの話聞いたけど、大丈夫なのかな」
M1 岬「弓の方はどう?忙しそうだけどさ」
N1 その他、自由回答(要2票)

先に1票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
なお、この設問の後どれを選んでもさらに分岐します。
……と言っておきながらA1で分岐項目を出しておりませんでした。
申し訳ありません。次こそはちゃんと分岐が出せるようにします。

212 :森崎名無しさん:2018/10/21(日) 16:40:57 ID:tTVGPHM6
J1

213 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/21(日) 17:37:03 ID:ur/Lvl7k
J1 岬「如月さんの弟の優君、凄く絵が上手いね、ビックリしたよ」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
何の会話をしよう。こういう時は他人の話だ。自分の事を警戒する人でも他人の事は話したがるものだ。
そう思い定めた後は誰について話すかだ。あれこれと頭の中で検討していた時、優の顔が思い浮かんだ。
やはりゲームセンターの中での絵描きが相当衝撃に残っていたのだろう。
あまり待たせてもいけないので、聖薇に話しかけた。

岬「そういえば、如月さんの優君、凄く絵が上手いね、ビックリしたよ」

知人の親戚について、彼女がどう答えたかというと……


先着1名様で以下のように書き込んでください。スートと数値で分岐します。!とcardの間の空白は埋めてください。

★優君と聖薇さん ! card★
JOKER→ダイヤ・ハート+聖薇「日本美術大学付属中学校の推薦文を母が書いてくれました」
ダイヤ・ハート→聖薇「確かに素晴らしい絵でした。きっとあの子は大成します」
スペード→聖薇「ええ、優君、如月さんと仲がよくて羨ましいです」
クラブ→聖薇「そういえば、如月さんと何かギクシャクしてましたね。まるでケンカした後のようでした」
クラブA →+聖薇「ですが、異性との関係が……マリアという女性まで引き込んで……」
     岬「(ああ、やっちゃったなシャルポワさん)」

214 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/21(日) 17:38:28 ID:ur/Lvl7k
少々食事や家事のため、この場を離れます。

215 :森崎名無しさん:2018/10/21(日) 18:36:02 ID:???
★優君と聖薇さん  ハート5

216 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/21(日) 19:58:04 ID:ur/Lvl7k
★優君と聖薇さん  ハート5 ★→聖薇「確かに素晴らしい絵でした。きっとあの子は大成します」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
聖薇「如月優くん。ああ、知っています。たしかにあの子の絵は素晴らしい」

僕が優の話を振ってみると、風紀委員長としての威厳ある顔が和らぎ、
ル・エストで見せて物静かな少女の顔に戻っていた。

聖薇「背景や建物の遠近感や色彩、陰影など家で、いや家の近くの美術館で見た絵画のような、美しい絵でした。
   上手い絵を描く人なら日本の…いや学校でもいますが、優くんのは違います。
   説明は難しいのですが、はるかかなた遠方への憧れが感じられます。
   宇宙船で宇宙を飛ぶ絵、レーシングカーで地平線に向けて走る絵、かすかに見える山脈に向けて飛ぶ飛行機……
   確かに素晴らしい絵でした。きっとあの子は大成します」
岬「僕もそう思う。次行く時が楽しみです
 (話からしてギャラクシアン、ポールポジション、ゼビウスかな?
  ゲームに偏見気味の聖薇がここまで褒めるとは、相当感動したんだな)」

聖薇「それが良いです。じっくり見て褒めてあげてください。今日はもう時間ですが、機会があればまた話しましょう」

こうしてすっかり緊張も解けた僕達は(ところどころ詰まった事にはあえて触れずに)、
幸せな気分で学校を出る事が出来たのだった。


*登場人物の感情が判明いたしました。
聖薇→(敬意)→優

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