キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【花の都の】キャプテン岬2【色物達】

326 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/12/15(土) 17:46:31 ID:7MzI+t9+
のんきな様子で僕に告げた後、手早く僕の衣服を上下ともに脱がせ取り、代わりに別の服を着せていた。
いつも着る服に比べてゆったりとした感じがする。時々腰のあたりから
引っ張られる感覚からして、紐のようなものでズボンか何かを締めているようだ。
その後で両手が僕の頭に乗り、わさわさと髪の毛をかき回したと思うとずしりと重みが加わった。
どうやら何かカツラでもつけられたようだ。結構長いらしく背筋に時折髪の毛がかかってくる。
こうして全ての準備が整ったのであろう。ポンポンと勢いよく沙織さんが僕の肩をたたく。

沙織「うん、これでよし!やっぱり私が見込んだ通り、太郎くんに素質があると思ったわ。これで参拝者にもうけるはずよ」

大変ご満悦といった様子だ。何を着せたのだと不安がますます高まる。
そう思っているうちに父が戻って来たらしく、ドスンと大きな音を出して鏡台を置く。

沙織「ありがと。もう少し右に置いて。そうそこ。うん、それじゃ、目隠し取るわね」

するすると布を取り除き、僕は自分の姿が目に映った。

上半身には白い小袖が身に付けられており、まだ腰に入るか入らないか位の高さから
やわらかい色合いの緋袴がスラリと足先にまで伸びている。
短く整えていたはずの髪は肩よりも下へ、一本にまとめられて長く伸びている。


典型的な、巫女装束である。僕は巫女にされてしまった。

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