キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【花の都の】キャプテン岬2【色物達】

370 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/01/20(日) 18:02:43 ID:yKt/9G66
岬父「死ぬって言われたんだぞ。お前の神おろしでのお告げは外れた事が無い、なのにどうして」
沙織「決まっているからよ」

父さんの狼狽に対し水面のような穏やかさで応じている。
カチャリと手に持っていたナイフとフォークを皿に揃え口元をハンカチで拭った後、
僕達に向けて遺言ともなるであろう言葉を語りはじめた。

沙織「どんな内容でもお告げはお告げ。バタバタと見苦しくしてたら
   それこそご先祖様から『何だ沙織、好き勝手生きた末路がそれか』ってお叱りを受けちゃうわ。
   それに今まで三十余年、思うままやりたいように生きてきたんだから、後悔とかそんなのもない。
   心配する事じゃないのよ。私の事は。心配しなきゃいけないのは太郎くんの方ね。
   いやはや、大変な役目を背負わされちゃったわね」

まるで他人事のように語る相手の気安さに感化されたか、少し緊張が解けたのかもしれない。
僕はこれからのするべき事を、沙織さんに尋ねてみた。

岬「3人仲間集めて敵にあたれ、というお告げみたいなのですが、集まった後どうすればいいのか。
  いくら何でも、素手で得体のしれない相手に立ち向かうなんて……」
沙織「その事だけど太郎くん。3人の仲間を見つけたらなるべく早く私の所に連れてきなさい。その人達と太郎くんに
   特訓をつけてあげるわ。そうすれば私程とまではいかなくても、
   最低限自分の身を守る術は身につくはず。何としても呼んできなさいね」

はいと返事をすると、心底安心したといった笑顔で良かったと言葉を返し、身を乗り上げて僕の頭を撫でてくれた。
どういう心情で頭を撫でてくれたのか、僕にはついに分からなかった。

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