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キャプテン森崎
[717]1 ◆BPXgDhLGHk :05/02/05 16:15:02 ID:eSwRvHrt >「はい・・それは・・」メガネはもうひとつの共通点を語り始めた。 メガネ 「はい・・それは・・ここにいるほとんどの人間がサッカー経験者、もしくは選手・・ しかもゴールキーパーなんです・・」 森崎 「な・・なにィ!!」 メガネの発言を聞いて、森崎は改めて室内を見回す。 先程の糖尿病に苦しんでいたという『関西弁の巨漢』、 (こいつはGKというようりは相撲取りが向いていると思うのだが・・) 黒髪長髪の『精悍な顔つきをした』少年、 そして、地味なので気が付かなかったが、部屋の隅に 関西弁には敵わないが、同じく大きめの体をした『地味な男』。 さらには『不敵な笑みを浮かべる金髪の少年』・・つーか、こいつ外人か、瞳が青いしな。 ・・他にも一目見て外人と思える人間が三人ほどいる。 これまた大きな体をして『頬に傷のある男』、『肌の黒く目つきの鋭い長髪男』、『金髪の優しげな男』。 ・・計8人か。(森崎除く) 動揺してさっきまで見逃していたが、皆 森崎と同じくらいの年代の少年ばかりだ。 森崎「こいつら全員がゴールキーパーだっていうのか?あん?」 メガネ「ははは・・・はいいい・・」
[718]1 ◆BPXgDhLGHk :05/02/05 16:26:51 ID:eSwRvHrt 森崎 「てめえ・・適当な事言って俺様を誤魔化そうったってそうはいかねえぞ! 大体、日本人はともかく 明らかに外人の奴らにはどうやって事情を聞いたんだよ! やっぱり貴様、悪魔の使者だろう?白状しやがれ・・」 メガネ 「ちちち・・違いますよう! 自慢じゃないけど、僕、六ヵ国語がペラペラなんですっ! だから事情を聞いたんですって!」 森崎「うそくせー なーんかうそくせー ・・・フン!だが、まあいい。とりあえずその話は置いとこう。 それよりおまえ、『ここにいる全員がゴールキーパー』だって言ったよな?」 メガネ「はい・・君はどうだかしらないですけど・・」 森崎「何を隠そう、この俺様もGKなんだよ!」 メガネ「ええ~っ!?」 森崎「ええ~っ!?ってなんだよ。 つーか、全員って言ったら、おまえもキーパーなのか? それが一番うさんくせーぞ!」 メガネ「ぼぼぼ・・・僕は、一応サッカー部に所属してたんですけど あまりに下手なもんだから、他のボジションを任せてもらえなくって、 とりあえず立ってるだけでいいからって・・キーパー役を・・・」
[719]1 ◆BPXgDhLGHk :05/02/05 16:31:39 ID:eSwRvHrt 森崎の脳裏に苦い思い出が蘇る・・・ そう、森崎もその「他にやる場所がないから、とりあえず・・」と キーパーというポジションに回されたのがGKになったきっかけだったからである。 森崎「・・・ケッ!もうどうでもいいや。 で、どうしたらこっから出られるんだ?つーか、何なんだこの部屋は! それが一番の問題だろーが!」 メガネ「さ・・さあ、そこまではさすがに僕にも・・・」 と、その時であった。 「♪ちょっと あれみな~ エースがとお~る~」 突如、奇妙な音程で歌声が流れ始めた。 森崎「・・んあ?誰だこんな時に歌を歌ってる奴は!?」 しかし、歌っているのは人では無かった。 部屋の中心にある黒球である。
[720]1 ◆BPXgDhLGHk :05/02/05 16:35:57 ID:eSwRvHrt そこに居合わせた人間全てが驚きの表情で 黒球を見つめていると、さらに球体は光を発して まるで亀裂が入ったかのように球体の周りに光の筋がいくつも刻まれた。 森崎「な・・・なんじゃあ!こりゃあ・・!!」 カッ!! 球体は一瞬、一際眩しく光り輝いたかと思うと、その輝きを止めた。 再度、球体を見てみると、まるでサッカーボールのように 球体に光の筋が模様となって刻み込まれている。 森崎「・・・・もうわけわからん・・・」 ガコン!! メガネ「うわっ!」 さらに球体の両端が開き、アタッシュケースのような箱が飛び出してきた。 関西弁「な・・・なんなんやコレは・・・」
[721]1 ◆BPXgDhLGHk :05/02/05 16:38:44 ID:eSwRvHrt 森崎 「・・・こいつは一体・・・!?」 A これに何か秘密があるに違いない。飛び出してきた箱を開けてみた。 B いや、これは孔明の(?)罠だ!君子危うきに近寄らず。誰かが動くのを待った。 C いやいや、こんな馬鹿げた話があるか。全てが夢だ。(よみうりランドへ戻る)
[722]1 ◆BPXgDhLGHk :05/02/05 16:42:21 ID:eSwRvHrt 今日はここまで・・・明日は微妙だなあ。 訂正 "../test/read.cgi/morosaki/1099964894/718" >>718 ×他のボジション ○他のポジション 何だよ、ボジションって・・
[723]名無しかわいいよ名無し:05/02/05 16:49:17 ID:pHGMdoL+ C
[724]名無しかわいいよ名無し:05/02/08 00:33:23 ID:M97lK9Ro "../test/read.cgi/morosaki/1099964894/1" >>1さんは何処へ・・・ (´・ω・`)イナモトー
[725]名無しかわいいよ名無し:05/02/08 03:06:33 ID:dbj0qfge のんびり1さん待ち
[726]1 ◆BPXgDhLGHk :05/02/08 10:16:13 ID:hawbRGiU >いやいや、こんな馬鹿げた話があるか。全てが夢だ。(よみうりランドへ戻る) 森崎「う・・うう~ん・・」 駅員A「おいっ!君っ!大丈夫かぁ!?」 森崎「・・・・・うん?あれ・・ここは?」 駅員A「ここはよみうりランドの駅だ。大丈夫かい?」 森崎「・・・あれっ?ワンルームマンションにいなかったですか?俺。」 駅員B(不安な顔で) 「・・・やっぱり頭を打ったらしいな。君はホームからホームへ飛び移ろうとして 頭から地面に激突したんだよ。しっかりしたまえ!」 森崎「・・・・・さっきのはやはり夢幻だったか・・」 駅員A「さっきまで駅内を騒がしていた双子の少年も、君の仲間も先によみうりランドの方へ 行ってしまったけど、君は行かなくていいのかい?」 森崎「な・・なにィ!?」 あわてて時間を見れば、集合時間はもう とうに過ぎている。 森崎「・・・修哲トリオの野郎・・俺を置き去りにしていくとは・・なんてやつらだ・・」 森崎は駅員を突き飛ばすと集合場所へと向かった。
[727]1 ◆BPXgDhLGHk :05/02/08 10:34:11 ID:hawbRGiU 森崎「ハァハァ・・・やっと着いたぜ・・」 森崎がようやく集合場所にたどり着くと、なにやら部屋の中からざわめきが聞こえてきた・・ 森崎「・・・ん?なにがあったんだ・・?」 ---------------------------------------------- ~南葛SC控え室~ 城山監督。 「・・・みんな、集合しろ!話があるっ!!」 石崎 「なんだなんだ・・もうすぐ試合だってのに・・・」 城山監督 「・・・試合前に発表するのもどうかと思ったんだが・・・おまえらに重大な発表がある。」 浦辺 「監督、いったい何なんですか・・?重大な話って?」 城山監督 「・・・・・・うむ。 ・・・先程、若林の父親から電話があってな。 理由はよくわからんが、若林は急遽、西ドイツへ留学する事になって 今日、飛行機で飛び立ったそうだ。」 高杉「な・・・なんだってぇ!?」 滝「そ・・そんな、俺達に何の別れも告げずに・・!?」 井沢(心の声)「そ・・そんなに森崎に敗れたのがショックだったのか!?」 城山「・・・つまり、全国大会に若林の出場は望めん。ここからGKは森崎一本で行く。」 石崎「ええ~っ!?そ・・そんなァ!?」 ---------------------------------------------- 聞き耳を立てていた森崎 「・・そんなァ!?っておめーは補欠のくせして無礼な態度だなあ・・ この『正』ゴールキーパー、森崎様に・・・ しかし、あのケンカが こんな事態に発展するとは・・」 A 「みんな!心配するな!俺が若林さんの分も頑張ってプレイしてみせるぜ!」と 控え室のドアを開けた。 B 「みんな!心配するな!若林なんて雑魚の事は忘れて、俺の完璧な守備に任せとけ!」と 控え室のドアを開けた。 C まだしばらく聞き耳を立てて、中の様子を伺った。
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0ch BBS 2007-01-24