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キャプテン森崎 雑談用スレ2
[734]森崎名無しさん:2008/05/05(月) 22:14:40 ID:??? キャプテン森崎外伝 「スペースキャプテン森崎」 その日、地球に一つの流星がやってきた。 だがその事には世界の人びとは気づくことなく、日常を過ごしていた。 ほんのわずかな一部の者たちをのぞいて。 +++++ ジュニアユース大会が終わり、南葛中学に戻った森崎はキャプテンの座を山森へと譲り今後の進路のことを考えていた。 このまま南葛高校へ進学し、国内でbPを目指すか。翼や若林のように海外で自分を試すか。 そんなある日、電話が鳴った。 森崎「もしもし、森崎です」 見上「森崎か 私だ。見上だ」 森崎「見上監督……じゃないか、見上さん? どうしたんですか?」 見上「うむ、極めて重大な用件だ。迎えをよこすから急ぎ日本サッカー協会本部まで来てもらおう」 森崎「え、いや急に言われても……」 見上「すまないと思うが、これは全てに優先されることなのだ。学校や家族にはきちんと説明がいくから安心したまえ」 森崎「いったい何だっていうんですか?」 見上「それは君がこちらに来てから話そう。急いでくれ」
[735]森崎名無しさん:2008/05/05(月) 22:15:54 ID:??? ガチャ ツーツーツー 森崎「なんだってんだよ……まったく」 森崎が受話器を戻した時、玄関の外で車が止まる音がした。 +++++ 東京都文京区にある日本サッカー協会。 その建物の一室に森崎は案内された。プロジェクターが中央に設置された一般的な教室ほどの部屋。 そこには森崎以外にも先客がいた。 森崎「日向、それに三杉!」 日向はチラリとこちらを見たが、いやな物を見たとでも言いたげに舌打ちするとそっぽを向いた。 三杉は友好的にやあ、と声を掛けてくる。 森崎「おまえらも呼ばれていたのか」 三杉「ああ、どうやら他にも呼ばれている者がいるみたいだ」 森崎「呼ばれたのはジュニアユースの代表メンバーなのか。何かまた試合でもやるのか?」 三杉「いや、この時期それは少し考えにくい。それに東邦から呼ばれたのは日向一人だけみたいなんだ」 森崎「なに?」
[736]森崎名無しさん:2008/05/05(月) 22:17:14 ID:??? 三杉はなにか考え込むように答えなかった。 彼もまたこの召集に不審を感じているようだ。 そういえば自分以外の南葛メンバーもいない。 カチャ 松山「お、森崎! 三杉、日向もか」 そして再び部屋のドアが開かれた。 入ってきたのは松山。 森崎「松山、おまえもか?」 松山「ああ、いきなり学校でヘリに乗せて連れてこられたんだ……いったい」 見上「私語はそれまでだ」 情報交換を始めようとした森崎たちを遮る声。 それはいつの間にか教室の教壇の位置に立っていた見上だった。 見上「全員揃ったようなので説明を始める」 森崎「全員?」
[737]森崎名無しさん:2008/05/05(月) 22:22:13 ID:XEZxTABI 携帯から失礼 連投規制にかかってしまいました どうやらしばらく投稿できないようです 無念……
[738]森崎名無しさん:2008/05/05(月) 22:23:09 ID:H9VijeT2 ズコー
[739]森崎名無しさん:2008/05/05(月) 22:23:41 ID:??? タイトルでワクワクしてきたぜw
[740]森崎名無しさん:2008/05/05(月) 22:25:35 ID:??? 部屋の中には見上を除くと森崎、日向、三杉、松山の四人しかいない。 いずれもジュニアユース日本代表の主だったメンバーであるが…… 見上「今回の突然の召集で戸惑っている者がほとんどだろう。かくいう私も平静とは言いがたい」 見上は少し口ごもる。 この先を説明するのを躊躇っているようだ。 ただならぬ雰囲気に呑まれ、声を発することができない森崎たち。 そして意を決したように見上が口を開いた。 見上「今、我われの地球は狙われている!!」 「「「「 な 、 な ん だ っ て ーーー ッ !! 」」」」 衝撃発言に思わずハモる森崎たち。 しかし思わず乗ってしまったものの見上の発言は現実的に考えるとあまりに突飛な内容だった。 森崎(あのおっさんとうとうボケたか?) もし本当の話だというならば、そんなことを一介の中学生サッカー選手に話してどうするというのだ。 口にはしないが誰もがそう思ったとき、見上は深くため息をついた。 見上「君たちの反応は充分に予測できたことだった。だがこれは冗談でも私がボケたのでもドッキリ企画でもない。 順を追って説明しよう」
[741]森崎名無しさん:2008/05/05(月) 22:27:05 ID:??? そして森崎たちは信じがたい話を聞かされることとなった。 昨日、DB星系からやってきたという宇宙人が世界各国の首脳に同時に接触したのだという。 宇宙人は地球を侵略するためにやってきたのだ。 彼らは威嚇としてなんと金星を消滅させてしまった。 これは世界中の気象天文台が同時にそれを確認している。 しかも金星消滅による地球への影響もきっちり防いでしまったのだ。 急遽国連にて各国のホットラインを繋いだ緊急会議が開かれることとなった。 だがそのあまりの科学力の差に地球人がいくら力を合わせようと敵うべくもない。 即時無条件降伏が採択される……はずだった。 三杉「はずだった?」 見上「うむ、だが採択はされなかった」 森崎たちは聞いているのもバカらしいという表情で右から左へと聞き流していたが、 三杉だけは真剣そのものの表情で聞いていた。 見上「宇宙人たちはある条件を突きつけてきたのだ」 そういうと見上は部屋の電灯を消し、プロジェクターを起動させた。 スクリーンに映し出されたのは緑色の肌を持つ禿頭の宇宙人だった。額には二本の触覚のようなものがついている。 森崎「な、なんだこいつ!?」 見上「宇宙人……DB星系軍のトップだ。ピッコロ元帥と名乗っている」
[742]森崎名無しさん:2008/05/05(月) 22:29:04 ID:??? ピッコロ『ぐわははははは、ご機嫌如何かな、地球人の諸君! 我われの力は充分に解かってもらえたことと思う。 だが我われは戦いは好きだが、殺し合いは好きではないのだ。我われに被害は出ないとはいえ、一方的な虐殺は本意ではない。 しかし君たちに無条件降伏されては戦うことができないだろう? それもまた本意ではない。だから別の方法を提案したい』 心底地球人をバカにしたような口調でおどけたようにそんなことを言ってくる。 ピッコロ『戦闘以外の方法、それは【スポーツ】だ! 我われは今日のために君たち地球のことを調査していた。 そして数あるスポーツの中から厳正なる抽選の結果、ある一つのスポーツを選び出したのだ!!』 そこまで来ると森崎たちにも後の流れが読めた。 ピッコロ『サッカー! 君たちの世界の伝統的な球技、フットボールの一つ【サッカー】にて戦おうではないか!』 森崎(正気かこの宇宙人? てかやっぱり壮大なドッキリなんじゃないのか?) そんな森崎の感想も知らずピッコロはノリノリで説明を続ける。 ピッコロ『ああ、安心したまえ。君たち地球人と我われDB星系人は科学力に差はあれど身体能力的にはさほど差はない。 ぐっふふふ、まぁ何がしかの特殊能力などを持っている連中は居るがね。それはさして重要な部分ではない』 森崎(いや、重要だろ!!)
[743]森崎名無しさん:2008/05/05(月) 22:31:05 ID:??? ピッコロ『超能力は使わせないように指導するから安心したまえ。そして我われは少年兵の育成に力を入れていてね 今回の勝負でも少年兵を派遣する予定だ。そこで君たちには公平に15歳までを中心としたチームを作って戦ってもらうことになる。 ああ、君たちと我われは同じヒューマンタイプの為か寿命も同じくらいでね。年齢による能力差も大体同じだから問題はない』 森崎(本当かぁ? あやしすぎるぜ……) ピッコロ『この提案が受け入れられなかった場合、明日の陽が昇る頃には各国の首都には大きなクレーターができていることと思う。 懸命な判断を諸君らに期待しよう。それでは』 そしてスクリーンは黒く染まった。 見上「この提案を国連は受け入れた」 三杉「まぁ…当然でしょうね」 これは脅迫による強制以外の何ものでもない。受け入れるほかに選択肢はないのだ。 見上「我われは世界中のジュニアユースの有力選手を招集し、世界選抜チームを作ることとなった。 練習場所はアメリカ合衆国が提供し、コーチ陣や監督はブラジルから選ばれることとなった。 場所と監督は揉めかけたのだが、世界の危機に揉めている場合ではないと候補の中から多数決により決議された。 日本からは君たち四人が選抜合宿へと参加してもらうこととなる。申し訳ないが、これは強制だ」
[744]森崎名無しさん:2008/05/05(月) 22:33:13 ID:??? 三杉「FW、MF、DF、GKから各一人ずつ……か、まぁ妥当な選出かもしれませんね」 松山「翼や岬なんかはどうなるんです?」 見上「うむ、翼は今回のフランス大会には参加しなかったブラジルユースの選抜メンバーとともに参加する。 岬は春から日本へ戻ってくるようだが今はまだフランスに残っている。そのためフランスとともに参加することが決まっている。 若林もドイツの選抜メンバーに選ばれているようだ」 日向「その世界選抜合宿に参加するのは全部で何人くらいになるんですか?」 レギュラー争いを念頭においているのだろう。質問する日向の目が鋭く光る。 見上「世界中のサッカー有力選手が集まるため、おそらく100人以上が参加するだろう。 そこから振るいをかけ、ベンチ入りの選手23名まで絞り込まれることとなる。 これは私の予想だが、この合宿では能力の高い者をいかに効率よく使うかが問題となる。 よってポジションのコンバートなどが入り乱れる非常に競争率の高い合宿となるだろう」 三杉「合宿の期間は?」 見上「DB星系軍との勝負は約一ヶ月後だ。君たちには明日から合宿に参加してもらい、3週間そこでしのぎを削ってもらうこととなる。 そして選ばれた23名で残りの一週間はチームワーク訓練や調整試合を行い、決戦に挑むということだ」 森崎(なんてゆーか……どうやら本当に本気で宇宙人と試合することになるようだな……) +++++
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0ch BBS 2007-01-24