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【来生じゃない】キャプテン森崎23【来生じゃない】
[555]代理コピペ:2008/07/10(木) 16:31:38 ID:??? マリーニョ「な…なんだと!?」 ゴルバテ「そんな、バカな!」 放送「こ、これはどうした事か!?真正面にそのまま突撃したディアスくんをイタリアの誰一人として止めに行かない! あっと言う間にヘルナンデスくんと一対一になってしまったァ〜〜〜!!」 ヘルナンデス「な、なんだ、何が起きたんだ今!?くそーーーーーっ!!」 慌てて飛び出すヘルナンデス。流石と言うべきか、彼はこの想像の範疇外の出来事の中でも本能的に ディアスの脚の動きとボールの流れを瞬時に捕捉し、自分が何をすべきか選択した。 ガッ! ヘルナンデス「(かかとと足首でボールをはさんだ!ヒールリフトだ!)」 自分の頭上を越えようとする筈のボールを捕らえる為、上を向き両腕を天に伸ばすヘルナンデス。しかし… スカッ… ヘルナンデス「(な…無い?ボールが、無い!?)」 ヘルナンデスの手は空を切った。そしてそのまま前のめりに倒れながら彼は見た。 倒れ伏す自分の上を飛び越えていく、ボールを両足の間に挟んだままのディアスの姿を。 ズバッ… ピィイイイイイイイイイイイイイイイイ!!
[556]代理コピペ:2008/07/10(木) 16:33:00 ID:??? 放送「ゴ…ゴーーーーール!!か、開始1分…にすらなっていません!いきなりアルゼンチンが先制点を奪いましたァ!! じ、実況しなければいけない立場の私ですが…一体何が起きたのか分かりません!ただただディアスくんが いきなりの中央突破で誰一人のチェックにも会わず、動揺したせいか体勢を崩したヘルナンデスくんの上を飛び越えて イタリアゴールの中にボールを運び入れてしまいました!昨日のイタリア対日本の試合で見られた ゴールキーパー・森崎くんのドリブルゴール以上に衝撃的かつ電撃的なゴールシーンが飛び出てきました!!」 ディアス「見たかァ!俺が天才、ファン・ディアスだ〜〜〜っ!!」 ヘルナンデス「そ、そんな…ま、まさか、奴は…」 森崎「し、試合が再開する前に言っておくッ!」 ある者はざわめき、ある者は言葉を失うスタンドの中、森崎は呆然としているチームメイト達に向けて喋り出した。 いや、それは彼自身にも向けた考えるよりも早く口から出たうわ言だったのかも知れない。 森崎「俺は今奴の実力をほんのちょっぴりだが観察した。い…いや…観察したと言うよりは全く理解を超えていたのだが… あ…ありのまま、今起こった事を話すぜ!『キックオフボールを受け取ったディアスが単独突破を始めたと思ったら いつの間にかゴールしていた』な…何を言っているのかわからねーと思うが俺も何をしやがったのか分からなかった… 頭がどうにかなりそうだった…奇襲だとか超個人技だとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。もっと恐ろしい物の片鱗を味わったぜ…」 今のシーンに受けた戦慄を思わず包み隠さず話し出してしまった森崎。そしてその一言が切欠となったのか 他の者達も口々にしゃべり始めた。 日向「バ、バカ野朗!あんなのただの開始直後の博打に決まってる!確かに動きは早かったが、それだけだ!」 松山「で、でも…不可解な事が多すぎる。なんでイタリアの選手達が、四方を囲んだ筈の選手達が誰も捕まえられなかったんだ?」 早田「そりゃ、お前…あいつらもう予選敗退が決まった様なモンだからだろ!元々やる気が無かったんだよ!」
[557]マロン名無しさん:2008/07/10(木) 16:34:08 ID:??? 岬「いや…現実的な確率じゃないけど、イタリアにも予選突破の可能性は残されていたよ」 若林「そうだ…僅かな希望にすがる奴らが、開始直後に集中力を切らしている筈が無い。一体何が…」 三杉「ひょっとしたら、四方を囲んだ事で”抜ける筈が無い”と考えた選手達は”前にそのまま全速力で来る”と言う選択肢を 無意識に排除してしまったのかも知れない。だけど彼は、ファン・ディアスは、それを見抜いていたと言うのか…?」 口々に己の考えを披露する全日本の選手達。そして、満を持して翼が口を開いた。僅かに全身を震わせながら。 翼「そういえば、ロベルトから聞いた事がある。世界には、ほんの僅かな数だけサッカーの神に 祝福されたプレイヤー達が居る。誰も想像できない、理屈じゃないプレイを瞬時に閃き、 ありとあらゆるサッカーの戦術を無に帰す事が出来るプレイヤー達…彼らに与えられる称号は…」 ヘルナンデス「ファンタジスタ…!」 ジェンティーレ「嘘だ…嘘だ!イタリアが喉から手が出る程出現を待ち望む存在が…こんな所に!」 ランピオン「…おお、サッカーの神よ。貴方は何故ここまで不公平なんだ…」 シュナイダー「ファン・ディアス…!」 ピエール「お、恐るべし…!」 パスカル「ナイスゴール、ディアス。まず一点だな」 ディアス「ああ、後3点は取らないとな。ガンガン行こうぜ」
[558]マロン名無しさん:2008/07/10(木) 16:34:17 ID:??? 支援
[559]マロン名無しさん:2008/07/10(木) 16:39:55 ID:??? ?
[560]マロン名無しさん:2008/07/10(木) 16:49:38 ID:??? "../test/read.cgi/morosaki/1214058808/558" >>558 残念ながらとりあえず557までです。 代理の人は「ここまでコピペ」みたいなのいれたほうがいいかもしれんね。 と、先に気付いたけど携帯だったから人任せにした俺が言ってみた。 >>代理人乙
[561]マロン名無しさん:2008/07/10(木) 17:42:26 ID:??? ディアスは原作以上の化け物になりそうだな
[562]マロン名無しさん:2008/07/10(木) 18:28:09 ID:??? 是非ともアルゼンチン戦は来生を・・・ッ! 俺は天才ファン・来生だあ!
[563]マロン名無しさん:2008/07/10(木) 19:39:38 ID:??? イタリアメンバー「くそっ、たった1点くらいで!」「マグレだけで勝てると思うなよ!」 ピィイイイイイイイイイ! 放送「衝撃的なオープニングの余韻を残したままイタリアのキックオフです!すかさず伝統の素早いパス回しで 堅実に攻め上がり、アルゼンチンの守備網を崩しにかかります!」 森崎「おっ、始めたか…アルゼンチンも振り回されているな」 三杉「組織力ならイタリアが上と言う事だろう。徐々に攻めあがっている…が、僕達とやった時と同じ問題もある」 バルバス監督「想定していた展開だ。なんら問題は無い…」 コンティ「(ここだ!ここで切り込むんだ!)」 ダダダダダッ! 放送「ここでコンティくんドリブルを開始した!見事アルゼンチンPA内に潜入したが、巨漢スイーパーガルバンくんが立ちはだかる!」 コンティ「(こういうタイプはスピードが無い筈だ!抜ける!)」 ダダッ、キキッ、ダダダダッ! 素早い切り返しによってガルバンを振り切ろうとするコンティ。しかしガルバンは見事その動きについていった。 コンティ「な、なにィ!?何故だ!」 ガルバン「ディアスのドリブルと比べたら、蝿が止まりそうだぜ。おりゃあ!」 ドガッ! コンティ「ぐわあーっ!」
[564]代理:2008/07/10(木) 19:40:08 ID:??? 放送「ダメだ、コンティくん抜けない!組織力でここまで持ち込んだイタリアでしたが個人技の勝負ではアルゼンチンが上か!」 ヘルナンデス「ま、不味い…」 放送「前半12分、またしてもイタリアがパスワークでチャンスを作りました。ディモスくんのサイドアタックから…センタリング!」 ディモス「頼むぞタルデリ!」 タルデリ「任せろ!」 ガルバン「甘い、甘すぎるぞ!」 ガッ!ドゴオッ! タルデリ「ぐわあっ!」 放送「高い!ガルバンくん、その巨体を生かした見事なクリア!」 次籐「ぬぅ…ワシにもあんなスピードとテクニックばあれば…」 放送「しかしセカンドボールはイタリアが素早く奪った!フレッドくんがさっきとは逆のサイドをえぐり、再びセンタリング!」 フレッド「(あのデカブツを避けた場所に上げれば良い!)」
[565]代理:2008/07/10(木) 19:40:22 ID:??? ガルバン「(監督の予想通り俺を避けてきたな)出番だぞ、ガルトーニ!」 ガルトーニ「おう!」 ダダダダッ、バッ!ガシッ! マルコ「そ、そんなァ!」 放送「おおっとこれはタルデリくんにではなく前線に飛び込もうとしてきたマルコくん向けのセンタリング…だった様ですが、 アルゼンチンGKガルトーニくんの素早い飛び出しによってキャッチされてしまいました。イタリア、またもやチャンスを生かせず」 バルバス監督「昨日の日本戦でイタリアの自主的な攻撃パターンはこの二つしかないのは分かっていた。そしてどちらも ガルバンとガルトーニに任せておけばなんら問題なく防げる。そしてこうなったイタリアが次に取って来る手段が命取りとなる」 ランピオン「ダメだ…こっちから仕掛けても勝ち目は無い。つまり…」 ジェンティーレ「昨日と同じく、リードされているのにカウンター頼みになるのか…ハッ、もう笑うしか無いぜ」 ランピオンとジェンティーレの推察通り、ヘルナンデスはカウンター狙いの布陣を敷けと指示し同時にコンティに ディアスをマンマークさせた。この効果でアルゼンチンも決定的なチャンスが作れなくなり、 時折FWのパスカルがシュートを放つ物のそれらはヘルナンデスが確実に処理する。 こうしてイタリアはしばらく持ちこたえたが、前半終了間際にルーズボールをディアスに拾われてしまった。 バババッ!ダッ! ディアス「おっと、そっちじゃないぜ!」 コンティ「く、くそっ!」
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0ch BBS 2007-01-24