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キャプテン森崎 雑談用スレ5
[727]森崎名無しさん:2008/08/28(木) 21:22:49 ID:??? 山みたいになってればいいのなあ
[728]森崎名無しさん:2008/08/28(木) 22:09:04 ID:??? 出目操作云々で騒いでるやつは過去ログ見てきて言ってるのか? あの時点で解決したろう
[729]キャプテンアモロ(仮):2008/08/28(木) 22:31:38 ID:??? 外伝スレの方ではブライトさんが順調にレスを伸ばしているし、 残りも少ないのでこっちに投下します。 ではどうぞ。 その日、フランスのとあるグラウンドにて、貧相な顔立ちの少年が走り回っていた。 ウッシーオ「遅い! 俺がポカリっつったら1分以内に持ってこい!」 アモロ「す、すみません(クソ、正GKだからって図に乗りやがって……)」 このパシリの名はアモロ。 将来フランスの守護神として君臨する彼だが、今は名も無き第2GKに過ぎなかった。 アモロはチームの正GK・ウッシーオにパシリという名の雑用係としてこき使われていた。 そんなアモロにチームメイト達は皆同情的であったが、 腕力に長けたウッシーオには逆らえないというのが実情であった。 *** アモロ「ふう…… やっと終わったぜ」 練習後のロッカールーム。 日課であるウッシーオの靴磨きを終え、アモロは一息ついた。 アモロ「腹減ったな…… どっか寄ってくか」 帰り道、何か適当な店はないかと探しながら歩くアモロ。 やがてひなびた路地裏に、屋台が出ているのを発見した。 のれんには「千年庵」と漢字で書かれている。 文字は読めないが、おそらく東洋系の店だろうとなんとなく感じたアモロはその屋台に寄ってみることにした。
[730]キャプテンアモロ(仮):2008/08/28(木) 22:33:18 ID:??? 店主「へいらっしゃい!」 アモロ「え〜と…… 何があるんだ?」 店主「へい、メニューはこちらで」 店主の渡したメニューを見ると、たぬきうどん、きつねうどん、肉うどんといった 色々なうどんがずらりと並んでいた。どうやらここはうどん屋らしい。 その中で一際異色を放つメニューにアモロの目は釘付けになった。 アモロ「練乳いちごキャラメル肉うどん……?」 店主「ああ、それは特別メニューです。 お客さん達、その格好からしてサッカーやってると思うけど、 それならそれがオススメですよ」 アモロ「なんで?」 店主「そのうどんは東洋の知られざる名GKがこよなく愛していたうどんでしてね。 不幸なことにそのGKは若くして病魔に冒され、サッカー選手としては再起不能となってしまった。 しかしそのうどんを糧に、相撲という新たなスポーツで復帰を果たしたんです。 だからそのうどんには彼の熱い思いが込められているんですよ」 アモロ「ふーん…… でもなんか不味そうだな……」 店主「皆さんそう言われるんですよ、おかげで今まで一度もお出ししたことがなくて……」 苦笑する店主。 しかしアモロは店主の話に何かを感じたのか、じっと考え込んでいた。 アモロ「……よし、練乳いちごキャラメル肉うどんひとつ」 東洋の名GKの好物を食べれば自分も名GKになれるかもしれない。 そんな旨い話があるわけもないが、ちょっとだけあやかりたいとアモロは思ったのだ。
[731]キャプテンアモロ(仮):2008/08/28(木) 22:33:39 ID:??? 店主「へいお待ち!」 アモロ「うっ…… やっぱり不味い……」 凄まじい甘味に吐き気を覚えるアモロ。 それでも頑張って食べているうちに、アモロの耳にどこからか声が聞こえてきた。 ???「(やっと食べてくれる奴が現れたんか…… もう待ちあきてたところや、助かったで)」 アモロ「ん? おっちゃん、なんか言った?」 店主「いえ何も」 アモロ「空耳かなあ」 屋台の中に、他に人はいない。 気のせいかと首をかしげるアモロであったが、声はまたしても聞こえてきた。 ???「(わいが諦めざるを得なかったサッカーへの思い、夢…… それらをお前の身体を使って完全燃焼させてもらうで! これからは二心同体や、よろしくな!)」 アモロ「……まだ空耳が聞こえるなあ」 ちょっと薄気味の悪くなってきたアモロであったが、これを最後に声は聞こえなくなった。 そして不味いうどんに四苦八苦しながらもなんとか完食した頃には、 アモロはこの声のことはもう忘れてしまっていたのであった。
[732]キャプテンアモロ(仮):2008/08/28(木) 22:34:12 ID:??? 翌日は練習試合だった。 一応準備はしているが、結局今日も出番はないままだろう。 そうアモロが思っていた矢先、監督から衝撃的な話が飛び出た。 監督「実は昨晩、ウッシーオが入院してしまったそうだ」 チームメイト「ええ!? なんで?」 監督「何でも木の葉がすべてサッカーボールに見える奇病にかかってしまったらしい…… そんなわけで、ウッシーオはしばらくプレイできん。 よってアモロ、当面はお前にGKを任せる!」 アモロ「へぇっ? い、いや、はい!」 戸惑いながらも元気よく返事するアモロ。 こうしてめでたく試合に出ることのできたアモロであったが、所詮は控え。 前半5分に早くも失点すると、その後も失点を重ね、前半を4失点で終えた。 アモロ「(あー、やっぱ俺ってダメなんかな…)」 ハーフタイム、ベンチでがっくりと肩を落とすアモロ。 そんなアモロの耳に、再びあの声が聞こえてきた。
[733]キャプテンアモロ(仮):2008/08/28(木) 22:35:06 ID:??? ???「(何やっとんのや。こんなザルキーパー見たことないで)」 アモロ「え? 誰かなんか言ったか?」 ???「(ザルキーパーって言ったんや! 全く、ようやく宿主が現れたと思うたのに、こんなヘボとは泣きたくなるわ)」 アモロ「だ、誰だ? どこから話しかけているんだ?」 ???「(んなことより、後半始まるで。さっさと準備せえや)」 アモロ「あ、もう始まるのか……」 気がつけば、もう他のメンバーはピッチに出ている。アモロも急いでピッチに戻った。 謎の声の主が気になるアモロであったが、すぐにそんなことはどうでもよくなってしまった。 後半もまた、相手チームは怒涛の攻めを見せてきたからである。 アモロ「(ああやばい、またあの9番にボールが回っちまった…… あいつに2点取られてんだよな…… どうしよう……)」 度々見舞われるピンチに、思考停止気味のアモロ。 そんなアモロの頭の中に、再びあの声が響いた。 ???「(ボケッ、DFをうまく使わんか! ニアサイドのシュートコースを塞ぐんや! お前はそのままシュートに備えい!)」 アモロ「へっ…… あ、ああ、DF! ニアサイドのコースを塞いでくれ!」 DF「おう!」 アモロの指示により、シュートコースを塞ぐDF。 それを見た9番は開いているファーサイドにシュートを切り替えたが、そこはアモロの守備範囲。 アモロはがっちりこのシュートをキャッチした。
[734]キャプテンアモロ(仮):2008/08/28(木) 22:36:04 ID:??? アモロ「やった!」 ???「(ボーっとするな、カウンターのチャンスや! さっさとパスせえ!)」 アモロ「お、おう!」 慌ててロングパスを送るアモロ。 そしてこのカウンターが見事にはまり、アモロのチームは1点を返した。 その後、試合の流れは一変した。 アモロは的確な指示を出して相手の攻撃を食い止め、再三カウンターのチャンスを作り出した。 結局前半の大量失点が響いて試合は負けたものの、 後半に見事な立ち直りを見せたアモロの評価は上昇した。 この試合以降も、一向に奇病の完治しないウッシーオに変わり、アモロはスタメンで出場し続けた。 経験を積むに連れ、アモロは試合の雰囲気にもなれ、好プレイを見せるようになっていった。 そしてついに、GKの人材不足に泣くフランスJr.ユース入りの話も出始めたところで……事件は起こった。 その日の相手チームには、プレイヤーとしてもトラブルメーカーとして名高いルイ・ナポレオンが所属していた。 このナポレオンの猛攻をアモロ率いるDF陣はよく守り、前半を1‐0でリードして折り返した。 しかしそれにプライドを傷つけられたナポレオンは、後半早々に勝負を仕掛けた。 あっという間にペナルティエリア付近まで単独突破すると、その位置からシュートを撃ってきた。
[735]キャプテンアモロ(仮):2008/08/28(木) 22:36:16 ID:??? ナポレオン「くらえェ キャノンショットだァ!」 ボッシ「ぐえぇっ!」 ルスト「うわあああっ!」 ブロックに入ったボッシとルストをふっとばし、ボールは一直線にゴールへと向かう。 アモロ「来た! ここは落ち着いて……」 ???「(アホ、落ち着いてる場合か! それはお前じゃ止められん、変われ!)」 アモロ「へっ? 変わる?」 ???「(早くせえ……ってもう無理や、間に合わん!)」 ドガァァァッ! アモロ「ぎゃあああああああっ!!!」 キャノンショットを真正面から喰らい、アモロは吹っ飛ばされた。 そしてアモロの記憶はここで途絶えた。
[736]キャプテンアモロ(仮):2008/08/28(木) 22:36:42 ID:??? 目を覚ますと、そこは見知らぬ家の布団の中だった。 アモロ「……ここどこだ?」 確か自分は今日も元気に試合に出場していたはずだ。 しかしナポレオンのシュートににふっとばされて…… その後の記憶がない。 アモロ「……と、ルストとボッシもいるじゃないか」 周りを見渡すと、同じように敷かれた布団の中でルストとボッシが眠っていた。 そういえばあの時、ブロックに入ったこの二人もふっとばされていたのを見た記憶がある。 三人仲良く気を失っていたらしい。 アモロ「おーい、起きろ起きろ」 ルスト「んん……」 ボッシ「あー、なんだアモロか……」 ゆっくりと身体を起こす二人。 眠そうな顔をしているが、特に身体に異常はないようだ。 ルスト「ようアモロ。で、ここは?」 アモロ「わからん。俺も今起きたところでな。多分誰かが介抱してくれたんだろうが…」 ??「あ、お目覚めですか?」 後から聞こえてきた声に、振り向く三人。 そこには妙に露出度の高い衣装に身を包んだ金髪の美少女がいた。
[737]キャプテンアモロ(仮):2008/08/28(木) 22:37:05 ID:??? アモロ「あんたが俺達を助けてくれたのか? ここどこだ? それとあんた誰?」 ??「えーと、ひとつずつ説明しますね。 まず、あなた達を助けたのは私じゃないです。 知らない人が倒れてるって、お師匠サマが運んでくれたんです」 アモロ「ほうほう、それはあとで礼を言っておかなくちゃな」 ??「で、ここはデュエルモンスターズ界です。 あなた方の住む世界とは別の次元にある、デュエルモンスターズの精霊が集う異世界です。 きっとあなた方はふっとばされすぎて、別次元から飛んできちゃったんですね」 アモロ「デュ……? なんだそりゃ?」 首をひねるアモロ。すかさずボッシがフォローを入れる。 ボッシ「最近世界中で人気のカードゲームだろ。ジャポンのキングカズキが作ったとかいう……」 ルスト「それならカード持ってるぜ、俺。 つか、よく見りゃこの人ってそのゲームの人気キャラにそっくりだわ。 それってブラックマジシャンガール(BMG)のコスプレですよね?」 BMG「よくご存知ですね! でもコスプレじゃないですよ。 私は本物のブラックマジシャンガールですから」 アモロ「いや、本物とか言われても…… それって単なるゲームだろ? その精霊が集まる世界? 何言ってんだ?」 ますます首をひねるアモロ。 その様子を見て、BMGは杖を取り出した。 実際に現実世界と違うところを見せたほうが早いと判断したらしい。
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0ch BBS 2007-01-24