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【皇帝への】キャプテン森崎27【挑戦】
[759]2 ◆vD5srW.8hU :2008/10/22(水) 12:14:33 ID:??? 森崎「どうなんだ、翼の状態は?」 岬「うん、脛の軽い出血だから止血してテーピングを固めれば戻ってこれるって」 三杉「ただし、キックオフまでに止血を終わらせる事は無理だ。つまり数分間10人で戦わないといけない」 次藤「そうか。こんなに早く翼ば交代させる訳にもいかんしのう」 松山「この先取点の御代は後々響いてくるかもな…くそっ」 早田「まあいいじゃねえか、良い時間帯でリードできたんだ。次の数分間をしのげば楽になるぜ?」 森崎「(楽になる、か…普通はそうなんだけど…)」 チラと敵陣の方を見る森崎。その視線の先にはミューラーに近づいていくシュナイダーの背中があった。 森崎「(あいつが大人しくしてる訳ないよな〜…)」 ミューラー「(バカな…何故、この俺がこんなにあっさりと…)」 ミューラーは地に手を着き愕然としていた。まさかの早い時間帯での失点にショックを受けるその姿を 矢の様な視線が観客席から射抜いていた。視線の持ち主は赤茶けた土の様な色の肌に いくつも刻まれた皺が荒れた銀髪と共に歳月を語っている老人だったが、備長炭の様に細く固い四肢と 頑固翁と言わんばかりの顔つきが並大抵の若者など噛み殺してしまいそうな雰囲気を出していた。 彼こそがミューラーに全てを教えたミューラーの師匠である事を知る者はここに居ない。
[760]2 ◆vD5srW.8hU :2008/10/22(水) 12:14:51 ID:??? 老人「(侮ったなミューラー。お前は自分がゴールを奪われる事など有り得ないと思っていた。 その心の隙を突かれたのだ。あのボレーが放たれた直後にドライブ回転がかかっていると見切れたのは良かった。 だが最初から心の隙が無ければ全身を反らせるシュートフォームから更に一瞬早く軌道を見切れただろう。 それが出来なかったお前はまだ甘いな。余裕を持つのは良いが敵を侮るとこう言う目に会うんだ)」 師匠から送られる無言の説教。今のミューラーにはそれに気付ける程の心の余裕は無かったが、 ザッザッと音を立ててシュナイダーが近寄ってきた時は顔を上げざるを得なかった。 シュナイダー「ミューラー」 ミューラー「…シュ、シュナイダー」 ざわっ… シュナイダーが普段から他人に厳しく自分には更に厳しいスパルタ主義者であるのは チーム内では周知の事実である。予想外に早くも失点してしまったキーパーに対し どんな叱責を下すかチームメイト達が唾を飲み込むが、シュナイダーの次の言葉は彼らの度肝を抜いた。 シュナイダー「気にするな」 ミューラー「…な、なんだと?」 シェスター「(えっ、あのシュナイダーが慰めの言葉をかけた!?)」 マーガス「(あいつの場合、黙っているだけで済めば優しい方だろ!?)」 カルツ「(皆分かってないぜ。シュナイダーちゃんはそんな奴じゃないんだよ)」
[761]2 ◆vD5srW.8hU :2008/10/22(水) 12:15:13 ID:??? シュナイダー「何時如何なる時も必ず得点できるストライカーが居ない様に、永久にゴールを奪われないキーパーも居ない。 ましてやお前が自惚れているのは昨日の試合から分かっていた。予想していたよりは早かったが、お前がこうやって 日本にゴールを奪われ自信と油断の違いを学ぶ事になる確率が高いとは思っていた。ただそれだけの事だ」 ミューラー「!!…随分な物言いだな。お前自身はまだボールに触れてすらいない癖に」 反発を誘っているとしか思えないシュナイダーの発言にミューラーが立ち上がりシュナイダーを睨み付ける。 先ほどまで戸惑いに覆われていた瞳は落ち着きを取り戻し、更に今までは無かった闘志で燃えていた。 シュナイダー「俺はこれからゴールを奪ってこの試合をひっくり返すさ。それが出来なければ俺は弱者と嘲られるだけ… お前も同じだ。これ以上失点しなければ英雄とされ、それが出来なければ敗因として罵られる。それがサッカー選手の宿命だ」 ミューラー「フン…それならさっさとキックオフしてこい。言うだけなら誰にでも出来る」 カルツ「(ほーらな。皇帝ってのは君主論に則ってないとやっていけないんだよ)」 シェスター「(思いっきり納得した)」 マーガス「(全く、こいつ程味方にしても恐ろしく敵に回すと尚恐ろしい奴は居ないぜ…)」 老人「(ほう…ミューラーの背中が変わった。何を言われたかは分からんが、キャプテンに恵まれた様だな)」 ピィイイイイイイイイイイイイ!! 放送「先制された西ドイツがキックオフ!ボールはシュナイダーくんがキープしています」 西ドイツ応援団「まだたった一点だ!焦るな!」「シュナイダー、早く俺達の溜息を下げてくれ!」
[762]2 ◆vD5srW.8hU :2008/10/22(水) 12:15:30 ID:??? 放送「尚、先制点を奪った日本の10番大空翼くんは負傷の治療の為ピッチの外に居ます。 復帰には後数分かかるとの事です。西ドイツは11対10の内に積極的に攻めておきたい所でしょう!」 ギンッ! シュナイダー「そろそろ行かせてもらうぞ、全日本!」 ダダダダッ! 見上「遂に来た!」 翼「シュナイダーが…」 森崎「きやがるか!」 放送「シュナイダーくん走り出した!先制されてその闘志に火がついたか、凄まじい勢いでドリブル開始! これを迎え撃つのは日本の猛虎日向くんとフィールドのアーティスト岬くんだ!」 日向「調子に乗るんじゃねェぞシュナイダー!」 岬「ここは通さないよ!」 シュナイダー「………」
[763]2 ◆vD5srW.8hU :2008/10/22(水) 12:15:48 ID:??? 【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1208529482/l50にて !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。 (ageでもsageでも構いませんが、指定通りに一行全文コピペして下さい。そうでない場合は無効です) 先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で シュナイダー→ !card ドリブル 49+(カードの数値)+(皇帝の怒り+1)= 日向→ !card タックル 49+(カードの数値)= 岬→ !card タックル 46+(カードの数値)= と書き込んで下さい。数値で分岐します。 MAX【攻撃側】−MAX【守備側】 ≧2→シュナイダー、ドリブル突破。 =1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に (シェスターがフォロー)(松山がフォロー)(三杉がフォロー) ≦−2→全日本ボールに。 【"../test/read.cgi/morosaki/1223331495/19" >>19以外の補足・補正・備考】 シュナイダーのマークがダイヤで「カイザーマルシュ(+5&吹っ飛び係数2)」、ハートで「クライフターン(+4)」、 スペードで「強引なドリブル(+2&吹っ飛び係数2)」が発動します。 日向のマークがダイヤかハートで「タイガータックル(+3&吹っ飛び係数2)」が発動します。
[764]マロン名無しさん:2008/10/22(水) 12:22:12 ID:??? ミューラーから先取点奪って誰も感情値動かないとは…
[765]マロン名無しさん:2008/10/22(水) 12:26:48 ID:??? "../test/read.cgi/morosaki/1223331495/764" >>764 シッ!余計な事を言うな!
[766]マロン名無しさん:2008/10/22(水) 12:27:49 ID:??? 三杉ぐらいは動くかなと思ったけど 翼は全体的に感情値高いからかな しかしシュナイダーちゃんに即点を取り返されないかと怖くてしょうがねぇぜ
[767]マロン名無しさん:2008/10/22(水) 12:30:24 ID:??? FWが点取って動かないってことは 森崎が防いでももう動かないのだろうか
[768]マロン名無しさん:2008/10/22(水) 12:31:15 ID:??? 割とあっさりと獲れたのと 怪我でそれどころじゃなかったんじゃないか
[769]2 ◆vD5srW.8hU :2008/10/22(水) 13:48:22 ID:??? シュナイダー→ ハートJ ドリブル 49+(カードの数値)+(皇帝の怒り+1)+(クライフターン+4)=65 日向→ ダイヤ4 タックル 49+(カードの数値)+(タイガータックル+3)=56 岬→ ダイヤ7 タックル 46+(カードの数値)=53 MAX【攻撃側】−MAX【守備側】≧2→シュナイダー、ドリブル突破。 【"../test/read.cgi/morosaki/1223331495/19" >>19以外の補足・補正・備考】 シュナイダーのマークがハートで「クライフターン(+4)」が発動します。 日向のマークがダイヤかハートで「タイガータックル(+3&吹っ飛び係数2)」が発動します。 ------------------------------------------------------------------------- ズシャアアアアアアアアアアッ!! シュナイダー「調子に乗るだと?」 土埃を巻き上げ日向がシュナイダーの足元のボールに向けて足を突き出す。それをシュナイダーは冷静に一瞥した後、 利き足でボールを軸足の後ろを通しそのまま反転して日向の真横を通り過ぎて行った。 日向「な、なんだと!」 シュナイダー「それはお前達の事じゃないのか?」 バババッ、ダッ! 岬「うっ…!」 そして反転した動作をそのままボールの上を足で跨いで岬を戸惑わせ、重心を崩した一瞬を見計らって突破した。 シュナイダー「まさか、もう勝ったと思っている訳ではあるまい!」
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0ch BBS 2007-01-24