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【入学準備】TSUBASA DUNK3【はじめました】
[748]森崎名無しさん:2008/10/28(火) 22:59:41 ID:I9oqyF7g >>729 三重県の松阪に牛乳カレーラーメンを出す店があったよ。 怖くて注文しなかったけど
[749]森崎名無しさん:2008/10/28(火) 23:25:22 ID:AhFMp3g+ A
[750]TSUBASA DUNK:2008/10/29(水) 21:00:45 ID:4up+fnQs >F 国立の見舞いに行く(医者に薬の効能を見てもらえます) 放課後。なんとなく、帰るのがおっくうで翼は教室で自分の席に座ったままでいた。 椅子を前後に傾けながらグラウンドを眺める。 何気なく、ポケットの中に手を入れると、例の薬瓶があった。 翼「これ、なんの薬なんだろう?」 瓶を夕日にかざしてみるが、当然何も分からない。 翼「……そうだ、あの医者の先生はすご腕らしいし、薬にも詳しいかもしれない」 翼の頭に浮かんだのは中山を見事に復活させ、国立も治療する、あのBJという医師だった。 誰でもそうであるように、翼も病院という場所は苦手であるが、あの医者の住まいは 病院の雰囲気があまりなく、行きやすい気がした。 翼「そんなに遠くないし、今からでも行けるな」 翼は先ほどまでの怠惰な感情をどこかに押しやると、すぐに立ち上がり廊下を駆けながら 昇降口に向かった。
[751]TSUBASA DUNK:2008/10/29(水) 21:02:56 ID:4up+fnQs 前回と同じように、朝田にもらった地図を見ながら病院を探す。複雑な道ではないが、一度住宅街を 抜けるため、それぞれが個性を主張しているようで、実は似通った(おそらく同じガーデニングの 雑誌でも読んだのだろう)庭をいくつも見せられ、自分がどこにいるのか分かりにくい。朝田の アドバイスにあったコカコーラの自販機だけが本当の目印になり、この一画で唯一の個性のように思えた。 翼(朝田は何回くらい通ったのだろう?あれほど簡単に地図を描けるんだ、だいぶ通ったんだろうな。 国立のことを本当に尊敬していたんだろう) そんなことを考えつつ、住宅街を抜け、海の匂いを纏ってしばらく歩くと例の病院兼住宅に到着した。 翼「すみませーん」 大きな声でドアの外から叫ぶ。インターフォンの類がないためだ。すると、間もなく例の医師が顔を出す。 BJ「ああ、君か。入りたまえ」 国立の部屋へと翼を案内するBJ。国立以外に入院している患者はいないのだろうか?診察や(ここで行うのか 分からないが)手術室などを考えると部屋数は多いとは思えなかった。 国立の部屋の戸をノックしてから開ける。
[752]TSUBASA DUNK:2008/10/29(水) 21:04:50 ID:4up+fnQs 翼を部屋に送り届けたので、自室に戻ろうとするBJを翼が引きとめる。 翼「先生……今日は先生にも用事があるんです」 ポケットから薬瓶を出す。 翼「この薬……『が伸びる薬』って書いてあるんです。なんの薬だ分かりますか?」 BJ「これは……下條製薬!ま、まさか。しかし……」 ひとりでブツブツつぶやいているBJを見てなんとなく翼は不安になる。なんとなく良い兆候には 見えなかったからだ。BJの言葉を待てず、翼はもう一度質問する。 翼「なんの薬ですか?」 BJ「うむ。たぶん、間違いないと思うが……一度、部屋で調べる。少し待っていてくれ」 そう言うとBJは自室に引っ込んでしまった。待っていてもしょうがないので、翼は国立と話すことにした。
[753]TSUBASA DUNK:2008/10/29(水) 21:05:04 ID:4up+fnQs 翼「やあ、どうだい調子は?」 国立「先輩、この前来たばっかりじゃないですか。変わりませんよ」 翼「そうだよな。はははっ」 国立「今の薬はなんなんですか?」 翼「いや、何かが伸びる薬らしいんだけど……何が伸びるのか分からなくてさ。もし、身長が伸びたら国立の治療に使えるかもしれないし」 国立「そんな便利な薬があればいいんですけどね」 翼「あるわけないか」 そこで薬の話は終わり、翼は別の話題を探すことにした。
[754]TSUBASA DUNK:2008/10/29(水) 21:05:23 ID:4up+fnQs 翼「そうだ、国立……」 A アメリカのバスケの話をしてくれよ。 B 南葛中バスケ部のことをどう思っているんだ? C 日本のバスケのことをどう思っているんだ? D どうしたらバスケが上手くなれる? E その他(自由に書いてください。誰かの意見に同意するときは分かるようにしてください) (先に2票入った選択肢で続行。ageでお願いします。)
[755]キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2008/10/29(水) 21:05:56 ID:82sHR/8Y A
[756]森崎名無しさん:2008/10/29(水) 21:06:08 ID:7G6K6fiw A
[757]TSUBASA DUNK:2008/10/29(水) 21:38:04 ID:4up+fnQs >A アメリカのバスケの話をしてくれよ。 翼「なあ、国立。俺にアメリカのバスケのこと教えてくれよ」 国立「いいですけど、そんなに期待しないでくださいよ。翼先輩が日本の相撲事情について 聞かれたって困るでしょ?」 翼「俺は相撲はやっていないけど、国立はバスケやってたんだろう」 国立「そこまで過度に期待されちゃ困るってことですよ。俺のいた街についてくらいでよかったら いくらでも話しますよ」 翼「ああ、頼むよ」 国立「俺のいた街は結構バスケが盛んでしたよ。街のいたるところにバスケのコートがあって、 やりたい時に場所や相手に困ることはなかったですね」 翼「おー、いかにもアメリカって感じだな」
[758]TSUBASA DUNK:2008/10/29(水) 21:40:34 ID:4up+fnQs 国立「でも、最初はやっぱり差別はありましたね。日常生活では白色人種と有色人種。バスケではまず黒人、 次に白人……俺たちアジア人はいてもいなくても同じ、いや、いない方がマシくらいに見られていました」 翼は『人種差別』という単語は知っていたが、誰かの経験として聞くのは初めてだった。いや、本当にそういった ことが行われていると正直なところ思えなかったのだ。だが、それは中学生の翼には仕方のないことかもしれない。 国立「俺たちは黒人や白人とチームを組めないんです。親が金を持っていると思っているからクラブチームには 入れてもらえます。そうすると2軍からスタートします。2軍にはアジア人……しかもほとんど日本人しか いないんです。なぜだか分かりますか?」 翼は意味を理解はしていたが口を挟めなかった。 国立「1軍から落ちた選手は3軍に、そして、3軍から1軍に選手が補充されます。2軍からは誰も落ちないし、 決して1軍に上がることもない。2軍は『クラブの銀行』って呼ばれているんです。日本人の子供を入れて おけば親からお金が入ってくるって。大事にしているふりをしながら『今は2軍ですけど、いずれは1軍 ですよ』って親には伝えるんです」
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0ch BBS 2007-01-24