※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【頂上】キャプテン森崎28【決戦】
[314]マロン名無しさん:2008/11/01(土) 12:22:47 ID:??? 会話シーンはプレイヤーの参加はできないけど、何だか感慨深いな 原作と見比べるとなおよし
[315]2 ◆vD5srW.8hU :2008/11/01(土) 15:04:38 ID:??? 一方その頃の西ドイツJrユースの控え室は決して穏やかな雰囲気ではなかった。なにせ監督が怒号を上げていたのだから。 ギルド「…前半、お前達は何をしていた…?」 西ドイツメンバー「…………」 ギルド「シュナイダーは決定的なチャンスを2回も浪費し!マーガスはポストプレイを急造DFに封じられ! カルツとシェスターは何度も主導権を奪われ、ミレウスとマックスはロクにフォローも出来ていない! マイヤー、ハルドリッヒ、ハイン、マガトゥー!お前達の仕事は何だ、ゴール前にかかしの様に突っ立っているだけか! そしてミューラー、あれだけ大きな事を何度も言っておきながらたった11分で失点とは良い身分だな!!ハァッ、ハアッ…」 息を切らす程一気に雷を降ろすギルドの姿には歴戦の猛者揃いの西ドイツJrユースの選手達も怯まずには居られなかった。 ミューラーは口をへの字に結び目を閉じ、DF達は悔しさに俯き、ミレウスとマックスは視線を逸らし、 シェスターは眉間に皺を寄せ、カルツは楊枝を苛立たしげに噛み締め、マーガスは両拳を握り締める。 その後数秒間続いた誰も発言できない空気を破ったのはやはりシュナイダーだった。 シュナイダー「おっしゃる通りです。このまま負けてしまえば、俺達は西ドイツサッカーの歴史に泥を塗る事になるでしょう。 だが、俺はおめおめとそんな恥さらしに成り下がる気はありません。そしてそれは皆も同じ気持ちでしょう」 ギルド「…ならばどうするつもりだ、シュナイダー。前半のままでは逆転できんぞ」 僅かに声をやわらかくしながらも厳しく問い詰めるギルド。ところがシュナイダーは平然と予想外の答えを返してみせた。 シュナイダー「いえ、前半のままで勝算が立ちます。何も変える必要はありません」 ギルド「なんだと!?」
[316]2 ◆vD5srW.8hU :2008/11/01(土) 15:04:54 ID:??? カルツ「あの時とおんなじなんだよなァ〜、日本って」 楊枝を人差し指でつつきながらカルツが喋りだす。先程とは違い彼の顔は何時もの不敵な笑みを浮かべていた。 シェスター「あの時…ハンブルグと戦った時の事だな?」 マーガス「だが、どう見てもあいつらはビデオで見たあの時よりはるかに強くなっているぞ」 カルツ「いやいやいや、それじゃないんだ。どーも日本は全力を出す時は飛ばしすぎるクセがあるみたいなんでなあ…」 ギルド「何の事を言っているのだ?」 カルツの勿体ぶった物言いにシュナイダー以外全員が顔に疑問符を浮かべる。いち早く容量を得たのは意外にもミューラーだった。 ミューラー「あのやたらとフィジカルが弱そうな24番か」 カルツ「ビンゴ〜♪ミスギって奴だけどよ、あいつの実力なら本来毎試合スタメンでもおかしくないよな?」 シェスター「それは俺も気にかかっていた。アルゼンチン戦の後半以外は何故か出てこなかったな」 マーガス「以前言ってたスタミナ不足疑惑か?確かに何かおかしいと言えばおかしいが…」 シュナイダー「ハッキリしている事は、日本は勝負を急いでいるフシがあると言う事だ。それが前半は良い方向に作用したが、 そのツケが後半になって返ってくる可能性は高い。また、ミューラーからゴールを奪ったツバサも怪我をしている。 その影響は決して無視できる物じゃない…悲観するな皆。前半俺達は確かに日本に押されていた。 だがそれは誤差で済ませられる様なほんの僅かな差なんだ。後半逆転し、俺達の方が強いと言う事を証明してやろう」 西ドイツメンバー「おう!!」
[317]2 ◆vD5srW.8hU :2008/11/01(土) 15:06:07 ID:??? ギルド「(シュナイダーの言葉一つでこうも変わる物か。だが確かに勝負はこれからだ…ならば彼らに任せるのが私の仕事か)」 シュナイダーの主張に皆が賛同し、掛け声で気合を入れる。そしてカルツがゴミ箱に近寄り、プッと楊枝を吐き出した。 西ドイツメンバー「カルツ!」「楊枝を吐き出すのか!」「いよいよ本気か!」 マーガス「ようやくか。そのスロースターターぶりはいい加減直せよ」 カルツ「いやはや、大変長らくお待たせしちまってごめんなすって〜の。ここからの俺はマジだぜェ」 カルツがおどけたセリフにおどけたポーズを合わせ、チームメイト達が吹き出す。西ドイツの士気は確実に上がってきていた。 シュナイダー「(全日本…今度勝つのは俺達だ。思い知らせてくれよう、ゲルマン魂の何たるかを!)」 こうしてハーフタイムが終了し、後半戦の時が来た。 放送「さァ両チーム選手再び入場です。泣いても笑っても後30分、世界一の栄冠を手にするのは果たして 今リードしている日本かそれとも逆転に賭ける西ドイツか!?両チームともハーフタイムでの選手交代はありません」 観客「頼むぞ日本!西ドイツの天下を阻め!」「負けるな西ドイツ!欧州サッカーの伝統を守れ!」「どっちもとにかく頑張れ!」 ロベルト「このままなら1000ドルは私の物ですね」 バルバス「ああ、それ位なら現金であげよう。苦労しているみたいだしな」 ロベルト「…ぐっ………」
[318]2 ◆vD5srW.8hU :2008/11/01(土) 15:07:27 ID:??? とりあえずここまで。夜また来れたらお会いしましょう。
[319]マロン名無しさん:2008/11/01(土) 18:18:22 ID:??? ついに来たか本気カルツ
[320]マロン名無しさん:2008/11/01(土) 23:18:14 ID:??? 岬「三杉くん、無理だけはしないでね(大会で死者が出たりしたら一大スキャンダルだしね)」 三杉「ああ、流石に命を賭ける気は無いよ(それっぽいフリはするが)」 この二人は真っ黒ですねw
[321]2 ◆vD5srW.8hU :2008/11/02(日) 01:05:55 ID:??? 〜同時刻の日本、静岡県南葛市の大空家〜 長野「いよいよだな…」 岩見「後半が始まる…」 小田「後30分凌げば日本の勝ちだ!」 骨皮「(勝って下さいよ〜、キャプテン。日本サッカー協会のスポンサーになる様にパパを説得しちゃったんですから)」 早苗「(翼くんに負けて欲しくない。でもそれ以上に怪我して欲しくない)」 奈津子「(翼…子供の頃からの夢を叶えているのね…)」 〜同じく中里家〜 真弓「頑張っているわね、あの子。これなら本当にスポーツ忍者になれるんじゃない?」 中里父「う〜ん、今一活躍していない気もするが…なんとか長老を説得できそうかな? このままでは中の里は資金難と規模縮小でいずれは滅んでしまうから、そこらへんを強調すれば大丈夫だと思うが…」 〜同じく森崎家〜 森崎母「変われば変わる物ね…貧弱な体をなんとかしようと始めさせて、他に出来そうなポジションが無いからって理由で GKになったサッカーで、あの子が今や日本代表…2年前の時グレて引きこもったのも今では良い思い出だわ…グスッ」 森崎父「来年は少し奮発してサッカーの名門校に入れてやるか」
[322]2 ◆vD5srW.8hU :2008/11/02(日) 01:06:37 ID:??? 〜同じく若林邸〜 若林家当主「結局源三の出番はロクに無しか…」 若林夫人「全く、若林の名をなんだと思っているのかしら」 若林長男「わざわざ西ドイツに留学してこの体たらくか」 若林次男「せめてサッカーでは名を上げて欲しかったんですがね」 若林家女中「(ぼっちゃまのワガママぶりには悩まされたけど、この環境でまっすぐ育つ訳無いわよね…かわいそうに…)」 〜神奈川県横浜市山岡家〜 美子「あ〜ん、岬様最高!もっともっと美技を見せて下さい!美子は貴方様の虜です!僕です!」 裕二「ど、どうするんだおい…言えないまま引き伸ばしてきたらこんな事に…」 由美子「だ、大丈夫よ、フランスに居るんだからどうせ実際に会う事は無いし…」 〜東京都武蔵区某所〜 三杉淳FC会員「えっ、ちょっと後半も出るみたいよ!」「えーっ、30分以上は出ちゃいけないんじゃなかったの!?」 「三杉さん、無理をしないで!」「もう1点リードしているんだからこれ以上出る必要無いじゃない!」 弥生「(キャ、キャプテン…本気でやるつもりなんですか…)」
[323]2 ◆vD5srW.8hU :2008/11/02(日) 01:07:03 ID:??? 〜東京都ヒューガー(株)本社ビル貴賓室〜 日向母「今日も小次郎は頑張ってるねえ」 日向家次男「兄ちゃんすげーな。あ、フォアグラもう無いや」 日向家長女「こらっ、それは私のキャビアよ!」 日向家三男「もう食べちゃったもんねー!」 日向母「喧嘩はやめなさい。そんな物いくらでもあるんだから」 〜埼玉県若道流空手道場母屋〜 若島津父「全く、サッカーなんぞに現を抜かしおって。これで結果を出せなかったらどうするつもりだったんだ、馬鹿息子が」 〜北海道ふらの市〜 小田「あ、今1−0だってさ」 山室「へー。まあどーでもいいかあ」 加藤「イイクニツクロウ…なんだっけ?」
前
次
写
0ch BBS 2007-01-24