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【地獄合宿】TSUBASA DUNK 4【ふみいりました】
[21]森崎名無しさん:2008/11/05(水) 20:07:45 ID:I3Dq7qio C
[22]森崎名無しさん:2008/11/05(水) 20:07:45 ID:/mSfwLVc A
[23]TSUBASA DUNK:2008/11/05(水) 20:23:59 ID:CymFRDPM 森崎は……う〜ん、選ばれていたら夢オチくらいで書いていたかもしれないですね。 *** >A 監督だろう!(小・中どちらかの監督に会いに行けます) 翼「お世話になったと言えば監督だろう!だけど、ひとりにしか会いに行く時間はないぞ ……誰にしよう?」 A 古尾谷監督(南葛中学の監督) B 城山監督(南葛SCの監督) C 三上監督(ジュニアユースの監督) D 山本晋也(深夜バラエティ「トゥナイト2」に出演していた監督) (先に2票入った選択肢で続行。ageでお願いします。)
[24]森崎名無しさん:2008/11/05(水) 20:24:26 ID:S7IAJjxI B
[25]森崎名無しさん:2008/11/05(水) 20:30:09 ID:82iJZUcU B
[26]TSUBASA DUNK:2008/11/05(水) 21:15:33 ID:CymFRDPM >B 城山監督(南葛SCの監督) 翼「俺にとっての初めてのチーム、初めての監督……城山監督に会いに行くか」 翼は現在の南葛SCが練習しているという公園に行くことにした。 翼「今までのグラウンドは使えないって聞いたけど、何かあったのかな?」 公園では城山がひとりで掃除をしていた。子供たちが走り回ってボコボコにした地面を均している ようだ。近くにはゴミ袋があり、半透明のビニールからはきちんと分別されていることが分かった。 城山は屈んだまま掃除に夢中でなかなか翼に気が付かない。翼が目の前に立ってようやく顔を上げた。 城山「おお、翼!久し振りだな。なんだ、くるならもっと早くこいよ。お前が俺の教え子だって ところを見せれば、子供たちももっと俺を尊敬したのに。あいつら、俺が翼や岬たちを指導した って言ってもあんまり信じてくれないんだよなぁ」 翼「ははっ、相変わらず戦術とか技術の指導はできないんですか?」 城山「まあな。勉強しなくちゃって気持ちはあるんだが……なかなか1歩が踏み出せなくてな」 翼「でも、城山監督はそのままでいいですよ。……俺は初めてのチームが南葛SCで、そして、 初めての監督があなたで本当によかったと思ってます」 城山「はあ?俺みたいなダメ監督のどこがいいんだ?明らかな嘘は良くないぞ。高校生になるなら もっとお世辞は上手くなった方がいいな。怖い不良とかいるから」
[27]TSUBASA DUNK:2008/11/05(水) 21:17:35 ID:CymFRDPM 翼「お世辞じゃないですよ。あなたの下でやってきたサッカーは戦術も作戦もあったもんじゃ なかった。だけど、全員で攻めて、全員で守って……みんなで1つのボールを追い回す ことの楽しさを知ることができた。幼少のころから戦術にこだわるのは悪いことじゃない。 でも、それよりももっと大切なことを学んだ。サッカーは楽しい、と」 城山「ふ〜ん」 翼「ま、俺の勝手な思い込みですけどね。へへっ」 翼が照れくさそうに笑う。本人の目の前で、その人がどれだけ素晴らしいか力説してしまったの だから当然の反応である。 城山「そりゃそうだ。俺はそんなに素晴らしい人間じゃないよ。ところで、翼。お前、サッカーが できなくなったらしいな」 めずらしく、城山が真剣な表情を見せる。 翼「はい。でも、だいぶ吹っ切れました。俺、高校に入ったらバスケをやるんです。そして、誰にも 負けないバスケ選手になるんです!」 城山「相変わらず熱いな、お前は。まあ、がんばれ。でも、あんまり気張りすぎるなよ。世の中には サッカーやバスケなんかより楽しいことがたくさんあるんだ」 翼「サッカーの監督がそんなこと言っていいんですか?」 城山「俺はダメ監督だからな。何を言っても許される。どうせ偉い人には相手にされないし」 えっへん、と威張ってみせる。
[28]TSUBASA DUNK:2008/11/05(水) 21:19:21 ID:CymFRDPM 翼「何があります?楽しいこと」 城山「そうだなぁ。異世界を冒険してみたり、巨大ヒーローになって怪獣と戦ってみたり、 スポーツ用品店のおねえちゃんにバールで殴られたり……」 翼「いったい、どんな夢を見てるんですか……」 さすがに翼も呆れる。 城山「これが現実だったら?」 城山がニヤリと悪ガキのように笑う。 翼「俺も体験してみたいですよ」 城山「言ったな?いつか、そんな夢の世界に連れていってやるからな。後悔するなよ?」 翼「最後のやつだけは勘弁ですよ。バールがどうこうってやつ」 城山「あれが一番手軽なのに……」 翼「ってゆーか、それは楽しいんですか?」 城山「ヒリヒリって言うか、ジリジリって言うか……生きてるって感じがするな」 翼「かほ○さんですか」 城山「お、分かるのか?中学生のくせに感心だな」 翼「普通は褒めませんよ」 その後も少し談笑し、翼は城山と別れた。なんだか心が軽くなった気がした。
[29]森崎名無しさん:2008/11/05(水) 21:49:29 ID:??? 城山…ちょっとジンときた
[30]TSUBASA DUNK:2008/11/05(水) 21:58:35 ID:CymFRDPM 翼「次は……」 翼が思い浮かべたのはマネージャーの中沢早苗だった。小学生の時、応援団長として 力いっぱい応援してくれたアネゴ。中学ではさすがに大人しくなったが、3年間、 マネージャーとして部員全員に平等に尽くしてくれた。翼のことを好きな気持ちを抑えつつ。 しかし、彼女が心の中に秘めたそんな想いに、いくら翼がサッカー馬鹿だとはいえ、 気づいていないはずがなかった。 翼「俺はきちんとケリをつけなくちゃいけない。男として」 部活の終了時間が遅くなってしまったときに家の前まで送ったことがあったので、 彼女の家までは道に迷うことなく着くことができた。しかし、インターフォンのボタンに 乗った指はそのままで、もうひと押しすることができなかった。 翼(俺は……弱い。傷つけることで、自分が傷つくのが怖いんだ。卑怯な奴だ。くそっ、 こんな男じゃ、俺のことを想ってくれていた彼女にも申し訳ないじゃないか!) 意を決するとボタンを押す。スピーカーの向こうから聞こえる「はーい、どちらさま ですか?」の声は早苗のものだった。 翼「マネージャー、俺だけど……翼」 翼が全てを口にする前に早苗が外に飛び出してくる。 早苗「翼くん!どうしたの?」 翼「うん、話があるんだ。少し歩かないか?」 早苗が玄関の鍵を閉めるのを待ち、2人で歩き始める。
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0ch BBS 2007-01-24