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【さらば】キャプテン森崎29【友よ】
[497]マロン名無しさん:2008/11/23(日) 01:52:38 ID:??? 藤沢はただのツンデレだろ 腹黒キャラは岬の女がいるからもういらん
[498]マロン名無しさん:2008/11/23(日) 01:55:15 ID:??? てめえのいるいらないなんて(ry
[499]マロン名無しさん:2008/11/23(日) 10:40:47 ID:??? あとは若林かな? あいつドイツで叩かれてるだろうなァ・・・・・ 練習試合の5失点はテレビ放映されて西ドイツの国辱キーパーになり 日本戦では大口叩いた挙げ句ディアスのシュート一本も止められず3失点で日本の国辱キーパーにもなったが
[500]マロン名無しさん:2008/11/23(日) 12:47:08 ID:??? 俺が若林だったら死にたくなる
[501]2 ◆vD5srW.8hU :2008/11/24(月) 00:39:36 ID:??? 森崎「ま、当分あいつらと同じチームになる事も無いだろうし、どうでもいーか」 翼「どうでも…って、4年後のワールドユースでまた一緒になる筈だぞ。アジア予選もあるんだから実際は3年後だ」 森崎「3年ねえ…果たしてお前、そんだけ長くブラジルで持つのか?」 翼「そのセリフ、そっくりそのまま返すのも面倒臭いな」 何時も通り決して友好的とは言えない会話をかわしあいながら何時の間にか南葛中に来ていた二人。 こっそり覗き見していると南葛中と大友中の練習試合が行われていたが、両チームのメンバーは 彼らが見慣れていた自分達ではなく新しい世代になっていた。 新田「南葛にV4は有り得ん!この新田瞬様が静岡に居る限りなあっ!」 山森「悪いが俺は負ける訳にはいかない!先輩達の常勝伝説は俺たちが引き継ぐんだ!」 古尾谷「プレス甘いぞ!皆もっともっと走れ!」 森崎「おー、やってるなあ。スコアは…前半15分で、1-0でうちがリードか」 翼「山森の年代には大した奴が居ないから、来年も南葛中が全国制覇できるかな」 森崎「(古尾谷先生も相変わらず当たり障りの無い指示しかださねーな。俺としちゃ有り難かったんだが)」 翼「ん?なんだあの女の人は。試合を見たいのならあんなにコソコソ木の陰に隠れたりしなくてもいいのに」 森崎「!………関わり合いにならない方が良いぞ。それにそろそろ時間だ」 琴音「あああ~…山森くぅ~ん…」
[502]2 ◆vD5srW.8hU :2008/11/24(月) 00:40:19 ID:??? ひとしきり南葛市内を見て回った二人は幾分余裕を残しながらバス停にたどり着く。 だが、そこで二人を待つ様に立っていた人影が目に入るに連れ二人の足が止まった。 翼「あれは…」 森崎「…チッ、しょうがねえな。3分時間を潰してきてやる、それまでに済ませろよ」 翼「…すまない」 森崎が踵を返すのを確認してから翼は自分を待っていてくれた早苗に駆け寄った。 一方で仏頂面のままわき道に入った森崎は、今度は自分を待っていてくれた存在を発見する。 中山「おっ、そっちから来てくれたか。助かったぜ」 森崎「中山!なんでこんな所に…」 中山は補助用の杖を地面に突き立てながら壁に寄りかかっていた。足下には使い古した感じが強いボールがある。 中山「いや、見送りに来ようと思ったらあの娘…南葛のマネージャーで翼の彼女だよな?先に来てたみたいでさあ」 森崎「彼女かどうかは知らんが…ま、あの場所には居たくないよな。独り者としちゃ」 中山「違いないな。ハハハ」 森崎「やれやれだぜ。ハハハ」
[503]2 ◆vD5srW.8hU :2008/11/24(月) 00:41:14 ID:??? 中山「おっといけない。後どれくらい時間があるんだ?」 森崎「ん~…約束の時間に空港につくバスがここに来るまで後3分ってトコだな」 中山「そうか。それじゃ急がないとな…」 森崎「………」 二人の間にもどかしくもどこか心地良い沈黙が流れる。 中山「なんだか、色々言いたい事はあったんだが…実際に会っちゃうとどうでも良いって気分になるな」 森崎「でも、ブラジルへの国際電話は高いぜ~?郵便代だってバカにはならないし」 中山「マジかよ。そりゃ地球の反対側だからある意味当然かも知れないが…」 森崎「だから、言いたい事があるならさっさと言っといた方が良いぞ。あ、餞別も大歓迎だ」 中山「ん~…そうだな。じゃあ、俺に出来る最高の餞別をさっさと済ませちゃうか」 森崎「?」 中山は壁から背を離し杖の両端を両手で持った。そしていぶかしむ森崎が見守る中、右足を振り上げ… パキャッ! 乾いた破裂音と共に杖を真っ二つに割った! 森崎「なっ…!」
[504]2 ◆vD5srW.8hU :2008/11/24(月) 00:42:26 ID:??? 呆気に取られた森崎を尻目に中山は駆け出した。足下のボールと共に。杖を使わず、自らの足で。 中山「待っているぞ、森崎!3年後の全日本ユース合宿で、また会おう!」 そのドリブルは森崎から見れば下手だった。Jrユース大会では雑魚以下とされただろうし、 かつての中山自身のドリブルにあったキレや優雅さは影も形も無かった。 だが、今この瞬間の中山のドリブルを止める事は誰にも出来ないだろう。森崎は何の根拠も無くそう思った。 森崎「ハッ…バ、バカヤロー!!治ったんならさっさと言え、今の今まで心配していた俺はなんだったんだー! このスカポンタン!そんなお子様ドリブルが世界に通用すると思ったら大間違いだぞー!ちゃんと練習しやがれえっ!!」 翼「おい、森崎!バスが来たぞ、早くしろ!」 森崎「なにィ!てめえの都合で時間潰させやがった癖に…どいつもこいつもバカばっかりだ、畜生!」 数分後、森崎と翼はガラガラのバスに乗っていた。事実上の貸切状態なのを良い事に お互い通路の反対側の二人用の椅子を一人で独占している。 翼「さっきはなんだったんだ?急に叫びだしたりして」 森崎「ふん、なんでもねえよ。お前こそ一体何の話だったんだ?」 翼「…ケジメをつけただけだよ」 森崎「ケッ…そうやって女に現を抜かしていやがれ。ブラジルで通用しなけりゃさっさと日本に帰って再会できるぞ」 翼「何を言っても負け犬の遠吠えにしか聞こえないって、自覚してるのか?」 運転手「(なんだこのやかましいガキどもは。あ~あ、朝から厄介な客乗せちまったぜ)」
[505]2 ◆vD5srW.8hU :2008/11/24(月) 00:44:00 ID:??? 今夜はここまで。明日はいよいよエンディングが終了する!…筈。
[506]マロン名無しさん:2008/11/24(月) 00:54:29 ID:??? 中山さああああうわああああん!!!!11
[507]マロン名無しさん:2008/11/24(月) 00:59:27 ID:??? 今日も笑いと感動をありがとう、乙です!
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0ch BBS 2007-01-24