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【最恐の姉】TSUBASA DUNK 5【降誕しました】
[129]TSUBASA DUNK：2008/11/20(木) 00:22:08 ID:CzMZ74ZE 何かの振動で翼は目を覚ます。 蛭川「あ、翼くん。気がついた？よかったぁ」 まだモヤがかかったように晴れない頭でなんとか返す。 翼「ああ。ここは？」 蛭川「俺の家の車の中。目を覚ます前に移動させちゃって悪いと思ったんだけど、時間も時間なんで 連れてきちゃった」 蛭川の言葉につられて外に目をやる。リムジンの窓から見える町並みはすでに夜の姿に衣装替え していた。翼は今日の出来事を思い出そうとする。 翼（今日は合宿最終日で、練習のあと馬場くんの家に……そうだ、あのお姉さんと！） 翼はようやく自分がなぜ寝ていたかを思い出した。 翼「俺がやられた後は、どうなった？猪狩は？」 蛭川「猪狩くんは無事だったよ。というか、あのお姉さんをやっつけちゃった。まあ、翼くんが 作った隙を突いた感じだから本人も満足はしていないみたいだけど」 翼「猪狩が……なんだかんだで強いんだな」 蛭川「でも、その後が大変だったんだよ……」
[130]TSUBASA DUNK：2008/11/20(木) 00:23:25 ID:CzMZ74ZE 〜回想〜 猪狩と蛭川が、気を失った馬場姉と翼を家の中に運んでくる。そして、馬場を含めた負傷者３人を 蛭川が応急処置をする。 蛭川「馬場くんと翼くんはそれほどひどい怪我はないよ。見た目は派手だけど、ダメージの 残りにくい攻撃をしてくれてたみたい。まあ、自分の弟やその友達相手に本気出す人もいないと 思うけどね」 猪狩「馬場くんの姉ちゃんの方はどうだ？」 蛭川「うん……翼くんの打撃を止めた左手の骨が悲惨なことになってる。こんな怪我の仕方は 初めて見るよ。翼くんはいったいどんな技を」 見た目は一番怪我のひどそうな翼の顔を見る。 猪狩「さあな。まぐれか何かは分からんが、そのおかげで俺たちは助かったんだ。左手が壊れて いたから俺の最後のビンタが防げなかったのさ」 馬場「でも、姉ちゃんが気絶するところなんて初めて見たよ。姉ちゃんは親父より強いんだ」 猪狩「え！？だって、親父さんって日本１のプロレスラーだろ？」 馬場「ああ、そうさ」
[131]TSUBASA DUNK：2008/11/20(木) 00:26:24 ID:CzMZ74ZE 〜さらに回想〜 今から３年前。 さいたまスーパーアリーナ内に設置された記者会見場。その真ん中の席には屈強そうな大男が 遠慮がちに座っていた。その男こそ、馬場姉弟の父である。そして、この日、総合格闘技のリングで 伝説の男ヒクンソ・クレイジーを破り、世界最強の男の称号を得た。（時代考察は不要です） 記者「馬場さん、世界１になった訳ですが、今まで闘ってきた中で最も手ごわかった相手は 誰ですか？」 馬場「……娘です」 その答えは会場に笑いを与えた。朴訥な人柄で知られる馬場が、世界１になった舞台で見せた ジョークは微笑ましいニュースとして取り上げられた。プロレスラーも子守にギブアップと。 しかし、その年の流行語大賞まで取ったその言葉はただの冗談ではなかった。馬場はそんな 器用な口は持ち合わせていなかった。 その３ヶ月前。中学に入学したばかりの娘とリングでスパーリングしていた。娘も女性へと 変化していき、そろそろこうやってリングで向かい合うこともできなくなるな……そんなことを 口にした夜のことだった。 娘は思った。（父とスパーリングができなくなる。その前にどちらが強いかハッキリさせたい）と。 そして、その夜。父は負けた。
[132]TSUBASA DUNK：2008/11/20(木) 00:27:11 ID:CzMZ74ZE 猪狩「そんなことがあったのか」 猪狩は驚きを隠せない。 馬場「父はそこから再起して、３ヵ月後にヒクンソを倒したんだ。その後、父と姉が戦ったという 話は聞かない」 姉「しゃべりすぎよ」 馬場「ね、姉ちゃん！起きてたの」 姉「おしゃべりな弟の声がうるさくてね。それだけ元気ならもう一度、スパーリングする？（ニコッ）」 馬場「い、いやぁ。今日は友達もいるから」 姉はハッと何かを思い出したという顔をして、猪狩の方を見る。 姉「私は、馬場凉子です。知ってるでしょうけど、そこにいる馬場は私の弟です。あなたは？」 猪狩「俺は猪狩だけど」 姉「猪狩さん。お願いです。私をお嫁さんにしてください。はしたない姿を見せてしまいましたが まだ綺麗な体です」 猪狩「はあ！？」
[133]TSUBASA DUNK：2008/11/20(木) 00:28:47 ID:CzMZ74ZE そして、現在に戻る。 蛭川「馬場くんのお姉さんは、自分より強い男に会ったらお嫁さんにしてもらうのが夢らしい」 翼「そんなことが」 蛭川「猪狩くんもほとほと困ってしまって、すぐに帰ろうって言い出したんだ。それで、翼くんも 連れて帰ってきたんだよ。今は猪狩くんの家からの帰りさ」 翼「凉子さんは諦めてくれたのかい？」 蛭川「う〜ん。なんとか逃げることが出来たけど、あの様子だとまた追ってくるんじゃないかな？」 翼「練習も見にきたりしてね」 蛭川「有り得るよ。お姉さんも海南の生徒なんだってさ」 翼「……もうひと波乱ありそうだな」 蛭川「甘いよ。あと２０から３０波乱くらいは覚悟しないと」 翼「違いない。はははっ」 蛭川「はははっ」 猪狩はその後、その１０倍以上の波乱を味わうことになるのだが、それはまた別のお話。
[134]森崎名無しさん：2008/11/20(木) 00:48:19 ID:??? 羨ましい
[135]TSUBASA DUNK：2008/11/20(木) 01:07:24 ID:CzMZ74ZE そして、日常に戻る。 ５月第２週 練習パート ※高校生編では練習パートと週末パートに分かれます。練習パートでは文字どおり練習します。 練習は週ごとにオフェンス能力（シュート、ドリブル、パス）とそれ以外を交互に行います。 １週につき、３つか４つの能力上昇判定を行ってもらいます。 また、他のキャラは部内戦かイベントでしか能力は上がりません。（練習パートはなし） 翼「今週はオフェンス練習の週だ。合宿では守備ばっかりだったから、ここで伸ばしたいな」 先着３名で 翼のシュート練習→ !card 翼のドリブル練習→ !card 翼のパス練習→ !card と(！とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。 なお、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。ご了承ください。 行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。 カードの数値の合計が…… １１〜１３→該当の能力＋２（ただしシュートの時は＋１と補正＋１） ８〜１０→該当の能力＋１（ただしシュートの時はランダムで補正が＋１） １〜７→効果なし JOKER→さらに能力アップイベント（ボーナスたくさん？？）
[136]森崎名無しさん：2008/11/20(木) 01:08:40 ID:??? 翼のシュート練習→ ハート10
[137]2 ◆vD5srW.8hU ：2008/11/20(木) 01:08:48 ID:??? 翼のシュート練習→ ダイヤ8
[138]森崎名無しさん：2008/11/20(木) 01:09:45 ID:??? あんま好みじゃなかったのに 他人のものになったらムカッ腹が立ってきたぜ 新しいヒロイン候補カモン！
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0ch BBS 2007-01-24